JP4838126B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転している円盤状の情報担体(以下、「光ディスク」と称する。)に対するデータの記録、および光ディスクに記録されたデータの再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置に関する。特に本発明は、規格の異なる複数種類の光ディスクから選択された光ディスクの種別を的確に判別することのできる光ディスク装置に関している。
光ディスクに記録されているデータは、比較的弱い一定の光量の光ビームを回転する光ディスクに照射し、光ディスクによって変調された反射光を検出することによって再生される。
再生専用の光ディスクには、光ディスクの製造段階でピットによる情報が予めスパイラル状に記録されている。これに対して、書き換え可能な光ディスクでは、スパイラル状のランドまたはグルーブを有するトラックが形成された基材表面に、光学的にデータの記録/再生が可能な記録材料膜が蒸着等の方法によって堆積されている。書き換え可能な光ディスクにデータを記録する場合は、記録すべきデータに応じて光量を変調した光ビームを光ディスクに照射し、それによって記録材料膜の特性を局所的に変化させることによってデータの書き込みを行う。
なお、ピットの深さ、トラックの深さ、および記録材料膜の厚さは、光ディスク基材の厚さに比べて小さい。このため、光ディスクにおいてデータが記録されている部分は、2次元的な面を構成しており、「情報面」と称される場合がある。本明細書では、このような情報面が深さ方向にも物理的な大きさを有していることを考慮し、「情報面」の語句を用いる代わりに、「情報層」の語句を用いることとする。光ディスクは、このような情報層を少なくとも1つ有している。なお、1つの情報層が、現実には、相変化材料層や反射層などの複数の層を含んでいてもよい。
光ディスクに記録されているデータを再生するとき、または、記録可能な光ディスクにデータを記録するとき、光ビームが情報層における目標トラック上で常に所定の集束状態となる必要がある。このためには、「フォーカス制御」および「トラッキング制御」が必要となる。「フォーカス制御」は、光ビームの焦点(集束点)の位置が常に情報層上に位置するように対物レンズの位置を情報面の法線方向(以下、「基板の深さ方向」と称する場合がある。)に制御することである。一方、トラッキング制御とは、光ビームのスポットが所定のトラック上に位置するように対物レンズの位置を光ディスクの半径方向(以下、「ディスク径方向」と称する。)に制御することである。
従来、高密度・大容量の光ディスクとして、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM,DVD−RAM,DVD−RW,DVD−R,DVD+RW,DVD+R等の光ディスクが実用化されてきた。また、CD(Compact Disc)は今も普及している。現在は、これらの光ディスクよりも更に高密度化・大容量化されたブルーレイディスク(Blu-ray Disc;BD)などの次世代光ディスクの開発・実用化が進められつつある。
これらの光ディスクは、その種類に応じて異なる多様な構造を有している。例えば、トラックの物理的構造、トラックピッチ、情報層の深さ(光ディスクの光入射側表面から情報層までの距離)などが異なるものがある。このように物理的な構造の異なる複数種類の光ディスクから適切にデータを読み出し、あるいは、データを書き込むためには、光ディスクの種別に応じた開口数(NA)を有する光学系を用いて適切な波長のレーザ光を光ディスクの情報層に照射する必要がある。
図1は、光ディスク200を模式的に示す斜視図である。参考のため、図1には、対物レンズ(集束レンズ)220と、この対物レンズ220によって集束されたレーザ光222が示されている。レーザ光222は、光ディスク200の光入射面から情報層に照射され、情報層上に光ビームスポットを形成する。
図2(a)、(b)、および(c)は、それぞれ、CD、DVD、およびBDの断面の概略を模式的に示している。図2に示される各光ディスクは、表面(光入射側表面)200aおよび裏面(レーベル面)200bを有し、それらの間に少なくとも1つの情報層214を有している。光ディスクの裏面200bには、タイトルやグラフィックスのプリントを含むレーベル層218が設けられている。いずれの光ディスクも全体の厚さは1.2mmであり、直径は12cmである。簡単のため、図面中にはピットやグルーブなどの凹凸構造は記載していないし、反射層などの記載も省略している。
図2(a)に示されるCDの情報層214は、表面200aから約1.1mmの深さに位置している。CDの情報層214からデータを読み出すには、赤外レーザ(波長:785nm)を集束し、その焦点が情報層214上に位置するように制御する必要がある。レーザ光の集束に用いる対物レンズの開口数(NA)は、約0.5である。
図2(b)に示されるDVDの情報層214は、表面200aから約0.6mmの深さに位置している。現実のDVDでは、約0.6mmの厚さを有する2枚の基板が接着層を介して張り合わせられている。2層の情報層214を有する光ディスクの場合、表面200aから情報層214までの距離は、それぞれ、約0.57mm乃至約0.63mm程度であり、近接している。このため、情報層214の数によらず、図面では1層の情報層214のみを記載している。DVDの情報層214からデータを読み出し、データを書き込むには、赤色レーザ(波長:660nm)を集束し、その焦点が情報層214上に位置するように制御する必要がある。レーザ光の集束に用いる対物レンズの開口数(NA)は、約0.6である。
図2(c)に示されるBDは、表面200aの側に厚さ約75μm乃至100μmの薄いカバー層(光透過層)が設けられており、情報層214は表面200aから約0.1mmの深さに位置している。BDの情報層214からデータを読み出すには、青色レーザ(波長:405nm)を集束し、その焦点が情報層214上に位置するように制御する必要がある。レーザ光の集束に用いる対物レンズの開口数(NA)は、0.85である。
このように多様な光ディスクが流通している状況においては、1つの光ディスク装置によって多くの種類の光ディスクの記録/再生が可能なことが求められている。これを実現するには、光ディスク装置が複数種類の光ディスクに対応可能な光源および光学系を備えるとともに、光ディスク装置に装填された光ディスクの種別を適切に判別することが必要になる。
特許文献1に記載の光ディスク装置は、光ディスク装置に装填された光ディスクの情報層の深さを光学的に検出することにより、光ディスクの種類を判別する。図3(a)は、光ディスク200の表面200aと対物レンズ220との間隔が徐々に小さくなる様子を模式的に示している。この光ディスク200は、レーザ光に対して透明な基板本体212と、基板本体212上に形成された情報層214と、情報層214を覆う保護層(カバー層)216とを備えている。図示されている光ディスク200はBDに相当し、カバー層216の厚さは約0.1mmである。光ディスクの裏面200bには、画像や文字がプリントされたレーベル層218が存在する。なお、レーベル層218の厚さは誇張して大きく描かれている。
図3(a)では、レーザ光222の焦点位置が光ディスクの表面200a上に位置する場合と、情報層214上に位置する場合と、基板本体212の内部に位置する場合とが同時に示されている。図3(b)は、レーザ光222の焦点位置が時間的に変化するときに得られるフォーカスエラー(FE)信号を模式的に示している。FE信号は、レーザ光222の焦点が光ディスク200の表面200aを通過するときに小さなS字状カーブを示すように変化する。これに対して、レーザ光222の焦点が光ディスク200の情報層214を通過するときは、FE信号が大きなS字状カーブを示すように変化する。図3(c)は、レーザ光222の焦点位置が時間的に変化するときに得られる再生(RF)信号の振幅を模式的に示している。RF信号の振幅がゼロではない有意の値を示し、かつ、FE信号がゼロとなるとき、レーザ光222の焦点が情報層214上に位置していると判断することができる。このような時にフォーカスサーボがON状態にはいると、常にFE信号がゼロとなるように対物レンズの位置が制御される。このように、情報面を求めてフォーカスサーチを行い、FE信号のS字カーブを検出したとき、その中央付近(FE信号のゼロクロスポイント付近)でフォーカスサーボをON状態にセットする動作を「フォーカス引き込み」と称することとする。
FE信号におけるS字状カーブが検出された時点における対物レンズの位置は、対物レンズの位置を制御するアクチュエータに供給する電気信号から求めることができる。これにより、情報層214の深さを検出できるため、情報層214の深さから光ディスクの種類を判別することが可能になる。
一方、再生のための比較的パワーの小さな光ビームで光ディスクを照射する場合でも、モータ回転数が低いと、書き換え可能な光ディスクにおける情報層のデータが破壊されるなどの問題が発生する場合がある。このような再生光による情報層の劣化は「再生光劣化」と呼ばれている。特許文献2は、目的トラックの検索時における再生光劣化を抑制する技術を開示している。
特開2004−111028号公報 特開平10−11890号公報(段落9〜47、図1、図2)
BD、DVD、およびCDでは、図2(a)〜(c)に示すように光ディスク200の表面200aから情報層214までの距離が異なるため、図3(b)に示すFE信号に現れる2つのS字カーブの間隔に基づいて、光ディスクの種類を判別することが可能である。
従来、このような光ディスクの判別は、CDの再生に必要な赤外の光ビームを用いて行うことが提案されていた。その理由は、CDにおける表面200aから情報層214までの距離が長いため、光ビームの集束点が光ディスク200の深い位置に存在する情報層214上に達するように光学系が設計されており、対物レンズ220の移動により、光ディスクの厚さ方向の略全体からFE信号を検出することが可能だからである。逆に、BDにおける表面200aから情報層214までの距離は短く、BD用の光学系を用いた場合、対物レンズの焦点距離が短いため、光ビームの集束点がDVDやCDの情報層にまで達することができない。
また、波長の短い青色光は、赤色や赤外の光に比べて高いエネルギーを有しているため、フォーカス制御を実行した状態で光ディスクを照射したとき、その光ディスクが記録可能なCDやDVDであると、情報層の記録状態が変化し、再生光劣化が特に生じやすくなる。このような再生光劣化を避けるためには、相対的にエネルギーの低い赤色または赤外の光ビームを用いてディスク判別を行う必要がある。逆に赤色や赤外の光ビームをBDに照射しても、収差が大きくビームがぼけているためにBDの記録層が劣化する可能性はほとんどない。
以上の理由により、光ディスクの判別には、焦点距離が長く、かつ、エネルギーの小さな長波長の光ビームを用いることが不可欠であると考えられていた。
しかしながら、本願発明者が赤色または赤外の光ビームを用いてディスク判別を実際に行ってみたところ、光ディスクの表面反射率のばらつきなどに応じて、ディスク判別に多くの誤りが発生することがわかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、ディスク判別の信頼性を向上させた光ディスク装置を提供することにある。
本発明の光ディスク装置は、複数種類の光ディスクからデータを読み出すこと、および前記光ディスクにデータを書き込むことを行う光ディスク装置であって、前記光ディスクを回転させるモータと、異なる波長を有する複数の光ビームを放射する光源、および前記光ディスクによって反射された光ビームの少なくとも一部に基づいて電気信号を生成する光検出器を有する光ヘッドと、前記光ヘッドおよびモータの動作を制御することにより、光ディスクの種類を判別する動作、フォーカス制御動作、およびトラッキング制御動作を実行する制御部とを備え、前記制御部は、前記光ディスク装置に光ディスクが装填された後、前記光ディスクの種類を判別する動作が完了する前において、前記モータによって回転させられている光ディスクの種類として候補に挙げられる複数の種類の光ディスクのうち、波長の最も短い光ビームでデータの記録または再生が行われる光ディスクの種類を選択し、当該選択された種類の光ディスク用の光ビームを前記光源から放射させるステップAと、前記選択された種類の光ディスクからデータの再生を行う場合における規格上の標準速度以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させるステップBと、前記光ディスク上に形成される前記光ビームのスポットが前記光ディスク上を前記標準速度以上の線速度で移動する状態で、フォーカス制御を開始するステップCと、前記フォーカス制御のもとで、前記光ディスクから反射された前記光ビームに基づいて前記光ディスクの種類を判別するための動作を実行するステップDとを実行する。
好ましい実施形態において、前記ステップAを実行した後、フォーカス制御またはトラッキング制御を開始する前に、前記光ビームのスポットを前記光ディスク上に形成し、前記光ディスクによって反射された前記光ビームに基づいて前記光ディスクの種類を判別するための動作を開始する。
好ましい実施形態において、前記制御部は、前記ステップAからステップDを実行した後、前記モータによって回転させられている光ディスクの種類が、前記光ビームでデータの記録または再生が行われる光ディスクの種類に一致していないと判定した場合、前記光ビームを、前記光ビームの波長よりも長い波長を有する第2の光ビームに切り替え、前記第2の光ビームを前記光源から放射させるステップA'と、前記第2の光ビームでデータの記録または再生が行われる光ディスクの規格上の標準速度以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させるステップB'と、前記光ディスク上に形成される前記第2の光ビームのスポットが前記光ディスク上を前記標準速度以上の線速度で移動する状態で、フォーカス制御を開始するステップC'と、前記フォーカス制御のもとで、前記光ディスクから反射された前記光ビームに基づいて前記光ディスクの種類を判別するための動作を実行するステップD'とを実行する。
好ましい実施形態において、前記ステップA'を実行した後、前記第2の光ビームのスポットを前記光ディスク上に形成し、前記光ディスクによって反射された前記第2の光ビームに基づいて前記光ディスクの種類を判別するための動作を開始する。
好ましい実施形態において、前記制御部は、前記ステップAからステップDおよび前記ステップA'からステップD'を実行した後、前記モータによって回転させられている光ディスクの種類が、前記第2の光ビームでデータの記録または再生が行われる光ディスクの種類に一致していないと判定した場合、前記光ビームを、前記ステップAで前記光源から放射された光ビームの波長よりも長く、かつ前記第2の光ビームの波長とは異なる波長を有する第3の光ビームに切り替え、前記第3の光ビームを前記光源から放射させるステップA"と、前記第3の光ビームでデータの記録または再生が行われる光ディスクの規格上の標準速度以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させるステップB"と、前記光ディスク上に形成される前記第3の光ビームのスポットが前記光ディスク上を前記標準速度以上の線速度で移動する状態で、前記フォーカス制御を開始するステップC"と、前記フォーカス制御のもとで、前記光ディスクから反射された前記光ビームに基づいて前記光ディスクの種類を判別するための動作を実行するステップD"とを実行する。
好ましい実施形態において、前記ステップA'を実行した後、前記第3の光ビームのスポットを前記光ディスク上に形成し、前記光ディスクによって反射された前記第3の光ビームに基づいて前記光ディスクの種類を判別するための動作を開始する。
好ましい実施形態において、前記制御部は、前記ステップAにおいて、前記光源から波長410nm以下の前記光ビームを放射させる。
好ましい実施形態において、前記制御部は、前記ステップBにおいて、5.28m/秒以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させる。
好ましい実施形態において、前記制御部は、前記ステップAにおいて、前記光源から波長410nm以下の前記光ビームを放射させ、前記ステップA'において、前記光源からDVD用の波長を有する前記第2光ビームを放射させる。
好ましい実施形態において、前記制御部は、前記ステップBにおいて、5.28m/秒以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させ、前記ステップB'において、3.87m/秒以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させる。
好ましい実施形態において、前記制御部は、前記ステップAにおいて、前記光源から波長410nm以下の前記光ビームを放射させ、前記ステップA'において、前記光源からCD用の波長を有する前記第2光ビームを放射させる。
好ましい実施形態において、前記制御部は、前記ステップBにおいて、5.28m/秒以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させ、前記ステップB'において、1.4m/秒以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させる。
好ましい実施形態において、前記制御部は、前記ステップAにおいて、前記光源から波長410nm以下の前記光ビームを放射させ、前記ステップA'において、前記光源からCD用の波長を有する前記第2光ビームを放射させ、前記ステップA"において、前記光源からしDVD用の波長を有する前記第3光ビームを放射させる。
好ましい実施形態において、前記制御部は、前記ステップBにおいて、5.28m/秒以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させ、前記ステップB'において、1.4m/秒以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させ、前記ステップB"において、3.87m/秒以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させる置。
本発明の光ディスク装置によれば、CD、DVD、BDなどの複数種類の記録型光ディスクを記録、再生する装置において、装填されたディスクを誤判別して、波長の短いレーザが発光されフォーカス制御が動作しても、起動時の回転数を所定以上の設定しておくため再生劣化によるデータ破壊を防止することができる。
本発明による光ディスク装置の好ましい実施形態では、前述の技術常識に反して、最初に短波長(好ましくは青色)の光ビームを用いてディスク判別を実行する。このとき、充分に高い速度(回転数)で光ディスクを回転させることにより、再生光劣化を避けることができる。
以下、本発明による光ディスク装置における動作の特徴を説明する。
本発明の光ディスク装置では、起動後、あるいは、光ディスクの装填後、その光ディスクの種類を判別する動作が完了する前において、まず、光ディスクの種類として候補に挙げられる複数種類の光ディスクのうち、波長の最も短い光ビームでデータの記録または再生が行われる光ディスク用の光ビームを光源から放射させる(ステップA)。好ましい実施形態(3波長マルチドライブ)において、候補に挙げられる複数の種類の光ディスクは、BD、DVD、CDの各規格に基づいて作製された光ディスクである。これらの光ディスクのうち、波長の最も短い光ビームでデータの記録または再生が行われる光ディスクはBDである。従って、この場合のステップAでは、青色用の光源から青色の光ビームを放射させることになる。
次に、好ましい実施形態においては、フォーカス制御またはトラッキング制御を開始する前に、光ビームのスポットを光ディスク上に形成し、光ディスクによって反射された光ビームに基づいて光ディスクの種類を判別するための動作を開始する。具体的には、対物レンズを光ディスクに対して垂直な方向に移動させながらフォーカスエラー信号を検出し、S字カーブの数をカウントする。このS字カーブの数によって、搭載されている光ディスクがBDか否かを判定することが可能になる。すなわち、BD用の光学系は開口数NAが高く、対物レンズから光ビームの集束点までの距離も短い。このため、対物レンズの軸方向移動(所定範囲の移動)に伴ってフォーカスエラー信号に現れるS字カーブがディスク表面によるものを除いて1つであれば、1つの情報層を備える単層BDであると判定でき、2つであれば2つの情報層を備える2層BDであると判定できる。これは、BDの記録・再生に用いられる光学系の場合、対物レンズから光ビームの集束点までの距離(焦点距離)が短いため、青色光ビームの収束点がDVDやCDの情報層にまで達せず、DVDやCDが装填されているときはフォーカスエラー信号にS字カーブが現れないからである。
このように青色の光ビームを用いると、赤色や赤外の光ビームを用いる場合に比べて、高い精度でディスク判別が可能になる。しかも、エネルギーの高い青色の光ビームを用いているにもかかわらず、フォーカス制御もトラッキング制御も開始していないため、再生光劣化を引き起こす可能性もほとんどない。
なお、ユーザが誤ってCDを逆向きに装填した場合は、正装填のBDと同様に、光ビームの集束点に近い位置にCDの情報層が存在することになる。しかし、BD用の光源及び光学系は、基材厚に強く依存して変化する球面収差がフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号に与える影響が大きいため、逆向きに装填されたCDの情報層から生じるフォーカスエラー信号のS字カープの振幅は相対的に小さくなり、その対称性も変化する。このため、仮にCDが逆向きに装填された場合であっても、BD用の光源および光学系を用いてディスク判別を行うと、CDの逆装填をBDの正装填と誤って判定する可能性は低くなる。また、さらに判別しやすいように逆装填CDの場合に生じる球面収差を意図的に大きくすることもできるため、BDか逆装填CDの判別精度を高めることできる。まれなケースでは、誤って逆装填CDの情報層に対してフォーカス制御を開始する可能性もあるが、その後は、トラッキングエラー信号で確実にBDであるかどうかを判別することができる。
以下、BDが装填されている場合の説明を続ける。
この場合において、光ディスクの情報層に対するフォーカス制御を開始すると、光ビームの集束点が情報層上に常に位置するため、情報層に高いエネルギーが集中して与えられ、再生光劣化が生じやすくなるが、フォーカス制御を開始する前であれば、光ディスクの回転数によらず、再生光劣化は生じにくい。
次に、候補に挙げられる複数の種類の光ディスクからデータの再生を行う場合における規格上の標準速度以上の線速度が得られる回転数で光ディスクを回転させる(ステップB)。これは、フォーカス制御を実行する前において、光ディスクの回転数を充分に高めておき、それによって情報層の単位面積に与えられる照射エネルギーを低下させ、フォーカス制御中における再生光劣化を回避するためである。前述のように、フォーカス制御を開始すると、光ビームの集束点が情報層上に常に位置するため、情報層に高いエネルギーが効力的に与えられる。しかし、フォーカス制御を開始する前に光ディスクの回転数を充分に高めておけば、フォーカス制御およびトラッキング制御を実行しても、再生光劣化を抑制することができる。
規格で定められているビームスポットの標準線速度は、BD、DVD、およびCDについて、それぞれ、5.280m/秒〜4.554m/秒、3.46〜3.87m/秒、および1.2〜1.4m/秒である。青色光ビームを用いる場合、5.28m/秒の線速度に対応する回転数2100rpm以上の回転数(第1の回転数)で光ディスクを回転させる。
なお、ステップBは、ステップAの前に実行しても良い。重要な点は、フォーカス制御を開始する前にモータの回転数を充分に高めておくことにある。
次に、光ディスク上に形成される光ビームのスポットが光ディスク上を標準速度以上の線速度で移動する状態で、フォーカス制御を開始する(ステップC)。フォーカス制御のもとで、光ディスクから反射された光ビームに基づいて光ディスクの種類を判別するための動作を実行する(ステップD)。具体的には、光ディスクからトラッキングエラー信号を生成し、このトラッキングエラー信号の振幅に基づいて光ディスクが照射光に対応したものか否かを判定することができる。
例えば、青色の光ビームを情報層上に集束させ、フォーカス制御を実行しているとき、もしも光ディスクがBDでなければ、振幅が充分に大きなトラッキングエラー信号は得られないため、光ディスクはBDではなかったと判定されることになる。逆にトラッキングエラー信号の振幅が所定レベル以上の大きさに達していれば、装填されている光ディスクはBDであると判定することができる。なお、装填されている光ディスクがDVDまたはCDであったとしても、光ディスクの回転数が充分に高いため、DVDやCDの再生光劣化は生じない。特にCD−R/RWを逆装填した場合において、初期のディスク判別動作で誤ってBDと判定し、さらにはフォーカス制御を開始してしまった場合でも、本発明によれば、再生光劣化を充分に抑制することができる。
トラッキングエラー信号に基づいて、光ディスクがBDであると判定された後は、更に、光ディスクから情報を読み出し、光ディスクの種類を詳細かつ正確に決定することができる。具体的には、光ディスクからアドレス情報を読み出し、所定領域から管理情報を取得する。搭載ディスクがBDであることがわかっている場合、管理情報に基づいて、その光ディスクが、BD−ROM、BD−RE、BD−Rのいずれであるかを最終的に決定することができる。
こうして光ディスクの種類を決定した後、好ましい実施形態では、決定した種類に応じた回転数(第2の回転数)で光ディスクを回転させる(ステップE)。そして、その後は公知の方法によりデータの記録または再生動作を実行することになる。
このように本発明では、フォーカスエラー信号に基づいてフォーカス制御を実行するときには、その前に光ディスクの回転数を充分に高い値(第1の回転数)に設定する。そのため、青色光ビームのように波長が短く、エネルギーが高くとも再生光劣化を引き起こすことなく、高精度のディスク判別を行うことが可能になる。
光ディスクを高速に回転させた状態でフォーカス制御を開始するためには、光ディスクの仕様(基材厚、反射率など)が規格通りであることが必要である。現在の市場に流通しているCDやDVDには粗悪なものが含まれており、例えば3000rpm以上の高速で回転させると、フォーカス引き込みを行うことができない場合がある。しかし、BDの場合は、そもそも高い精度で製造されることが必要な高記録密度の光ディスクであるため、3000rpm以上の回転数で回転させても、フォーカス引き込みが可能である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を説明する。
(実施形態1)
ここでは、本発明による光ディスク装置の第1の実施形態を説明する。
まず、図4を参照する。図4は、本実施形態の光ディスク装置の構成を示している。
本実施形態の光ディスク装置は、複数種類の光ディスクからデータを読み出すこと、および、そのような光ディスクにデータを書き込むことを行うことが可能な光ディスク装置(3波長マルチドライブ)である。本実施形態の対応可能な光ディスクは、Blu−rayディスク、DVD−RW、DVD−RAMなどの書き換え型光ディスク、CD―R、DVD−Rディスクなどの追記型光ディスクを含んでいる。なお、光ディスク1には、ディスク上における物理的な位置を特定するためのアドレス情報が記録されており、個々のディスクに関する管理情報が特定領域(例えば「ディスク最内領域」)内に出荷時から記録されている。
本実施形態の光ディスク装置は、光ディスク1を回転させるモータ2と、光ディスク1に対して光学的にアクセスするための光ヘッド6と、光ヘッド6およびモータ2などの動作を制御する制御部とを備えている。
モータ1は、光ディスク1を所定の回転数(毎分)で回転させることができる。光ディスクの記録再生方式は、線速度一定で記録再生を行うCLV方式(ゾーンCLV方式を含む)と、角速度一定で記録再生を行うCAV方式(ゾーンCAV方式を含む)とに分けられる。音楽や画像情報等の記録再生は、一定のデータ転送レートで行うことが望ましく、CLV方式が適している。CLV方式は、線速度一定で記録再生を行うので、光ビームが内周側のトラック上を走査しているときには光ディスクの回転数が高くなるように制御し、光ビームが外周側を走査しているときには光ディスクの回転数が低くなるように制御する。一方ゾーンCLV方式は、光ディスクを半径方向に複数のゾーンに分割し、そのゾーン内では回転数を一定とし、各ゾーン間では回転数を変えることでゾーン内の平均的な線速度がゾーン間で一定となるように制御している。
モータ2による光ディスク1の回転数は、回転制御部3で制御され、実際の回転数は回転数検出部4によって検出される。回転数検出部4は、検出した回転数を示す検出値信号をコントローラ5へ送出する。
光ヘッド6は異なる波長を有する複数の光ビーム8、21を放射する光源(赤色半導体レーザ7および青色半導体レーザ23)と、光ビーム8、21を集束する対物レンズ9、22と、光ディスク1によって反射された光ビーム8、21の少なくとも一部に基づいて電気信号を生成する光検出器16を有しており、移送台11に支持されている。本実施形態の光ディスク装置は、CDにも対応しているため、光ヘッド6は、CDの照射に用いられる赤外の光ビームを放射する赤外レーザ(不図示)をも備えている。しかし、簡単化のため、図示を省略している。
光源の赤色レーザ7および青色レーザ23は、それぞれ、赤色レーザ駆動部10および青色レーザ駆動部24に接続されている。赤色レーザ駆動部10は、赤色の光ビーム8のパワーが記録、消去および再生のレベルに適するように赤色半導体レーザ7を制御する。一方、青色レーザ駆動部24は、青色の光ビーム21のパワーが記録、消去および再生のレベルに適するように青色半導体レーザ23を制御する。
赤色の光ビーム8はDVDを照射するために用いられ、青色の光ビーム21はBDを照射するために用いられる。CDは、不図示の赤外レーザが放射する赤外の光ビームによって照射される。赤外レーザも、他のレーザと同様にして制御される。
コントローラ5を主たる構成要素とする制御部は、光ヘッド6、モータ2、および他の構成要素の動作を制御することにより、光ディスク1の種類を判別する動作、フォーカス制御動作、およびトラッキング制御動作を実行する。制御部の詳細な説明は後述する。制御部を構成する各機能ブロックは、ハードウェア的に実現されていても良いし、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせによって実現されていても良い。
上述した光ヘッド6は、移送台11により、ディスク径方向に沿って移動することができる。移送台11の動作は、移送制御部13によって制御される。通常、光ディスク1が光ディスク装置に装填されると、移送台11はディスク最内周側に移動し、光ビームの集束点を光ディスク1の最内周領域(管理領域)に位置させるように動作する。光ヘッド6の移動を高速に制御するためには、リニアモータを用いて移送台11を構成することが好ましい。ただし、耐衝撃性の観点から、ボールネジ送り機構を用いてもよい。
光ディスク1上に形成する光ビームスポットの径方向位置は、移送台11によって粗く決定された後、光ヘッド6内のレンズアクチュエータによって細かく決定されることになる。光ディスク1上における光ビームスポットの径方向位置は、移送台11に取り付けられた位置検出部12によって検出される。検出された径方向位置を示す検出値信号は、位置検出部12からコントローラ5へ送られる。コントローラ5から検索制御部19に移送命令が送られると、検索制御部19から移送制御部13と回転制御部3に信号が送られ、移送台11の移動およびモータ2の回転数が制御される。
フォーカス制御部14は、光ビーム8、21の集束点を光ディスク1の所望の情報層上に位置させ、トラッキング制御部15は、光ビーム8、21の集束点を目的トラック上に位置させる。フォーカス制御およびトラッキング制御により、光ディスク1が高速で回転している間も、光ビームの集束点が目的とする情報層の目的とするトラック上を常に追従することが可能になる。光ディスク1の回転に伴って、光ディスク1の面振れが発生するため、光ヘッド6と光ディスク1との距離が変動する。フォーカス制御が機能しているとき、光ヘッド6内のアクチュエータにより対物レンズの軸方向位置が微調整され、常に光ビームの集束点が目標とする情報層上に位置することができる。
光ビーム8、21の光ディスク1による反射光は、光検出部16で電気信号に変換される。この電気信号は、プリアンプ17で増幅された後に、情報を復調するために再生部18へ、フォーカスエラー検出のフィードバックのためにフォーカス制御部14へ、トラッキングエラー検出のフィードバックのためにトラッキング制御部15へと、それぞれ送られる。
フォーカス制御部14およびトラッキング制御部15は、それぞれ、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号の絶対値を最小化するように光ヘッド6内のアクチュエータを制御して、対物レンズ9、22の位置を制御する。
次に、図5Aおよび図5Bを参照しながら本実施形態の動作フローを説明する。
図1の光ディスク装置に光ディスクが装填されたとき、その光ディスクの種類は装置にとって不明である。本実施形態では、光ディスクの装填直後にコントローラ5が回転制御部3に初期の回転指令を送出するとともに、青色レーザ駆動部24に初期の再生パワーで発光するように指令を送出する。このとき、モータの回転数は例えば1000rpmに設定され得る。
ディスク1を上記の回転数で回転させた後、ステップS100においてコントローラ5は、青色レーザ駆動部24に信号を送り、青色レーザ23を発光させる。ステップS101において、コントローラ5は対物レンズ22をアクチュエータによって上下させ、フォーカスエラー信号(FE)や全光量信号(AS)のレベル、または、それらの組み合わせに基づいてディスク判別を実行する。本実施形態では、対物レンズを光ディスクに近づけながらフォーカスエラー信号に現れるS字カーブの数をカウントすることによりディスク判別(第1のディスク判別動作)を実行する。このとき、光ビームの集束点は光ディスクの情報層を短時間に通り過ぎてゆくため、モータ回転数が1000rpmという低い値であっても再生光劣化は生じない。
第1のディスク判別の結果、光ディスク1がBDであると判定された場合は、ステップS102において、モータの回転数を3800rpm(第1回転数)に設定する。この場合、ステップS102における判定を誤り、光ディスク1がBDではない場合があり得る。青色(波長405nm)の光ビームによって最も再生光劣化を生じさせやすい光ディスクはCD−Rであるため、光ディスク1が実際にはCD−Rであった場合、再生光劣化が発生する危険性が高まる。そこで、第1回転数は、装填されている光ディスク1がどのようなCD、DVD、またはBDであっても、フォーカス制御動作中に再生光劣化が生じない値に設定される。青色(波長405nm)の光ビームによって最も再生光劣化を生じさせやすいCD−Rの場合、規定された標準線速度は1.2〜1.4m/秒である。3800rpmの回転数で回転する光ディスクでは、線速度の最も低くなる値は9.54m/秒であり、規定された標準線速度よりも充分に高い。このため、第1回転数を3800rpmに設定しておけば、実際の光ディスク1が逆装填CDや基材厚の小さなDVDであったとしても、再生光劣化はほとんど生じない。
次に、ステップS103において、目的の情報層に対してフォーカス引き込みを実行し、フォーカスエラー信号の絶対値が常に最小化されるようにフォーカス制御を開始する。フォーカス制御がON状態に入った後、ステップS104において、光ディスクからトラッキングエラー信号を生成し、トラッキングエラー信号に基づいて光ディスクがBDであるか否かを確認する(第2のディスク判別動作)。BDであれば、所定レベルの振幅をもったトラッキングエラー信号が得られるが、BDでなかった場合は、適切なトラッキングエラー信号を得ることができない。このため、適切なトラッキングエラー信号が得られた場合は、光ディスク1をBDであると判定することができる。
ステップS104で光ディスク1がBDであると判定された場合は、更にアドレス情報を読み出し、光ディスク1の管理領域から読み出した情報に基づいて光ディスクのより詳しいデータを取得する。そして、ステップS105に進み、光ディスクに関する詳細なデータに基づいて、光ディスクの回転数を第2の回転数に設定することになる。その後、ステップS106において記録または再生動作に移る。第2の回転数は、第1の回転数に等しい場合もあれば、異なる場合もある。
ステップS106において、光ディスク1からデータを再生する場合は、フォーカス制御およびトラッキング制御が実行された状態で、青色の光ビーム21を光ディスク1に照射し、反射光を光検出器16で検知する。光検出器16の出力は、プリアンプ17を経て再生部18に入力される。再生部18では、不図示のデコーダにより複号され、光ディスク1のデータが再生されることになる。
なお、ステップS106において、光ディスク1にデータを記録する場合は、公知の記録部(不図示)から青レーザ駆動部24に信号を送出し、光ディスク1に記録すべきユーザデータに応じて青色の光ビーム21のパワーを変調する。光ビーム21の記録パワーを適切に変調することにより、光ディスク1の情報記録層上に記録マークを形成し、データの記録を実行することができる。
次に、ステップS101またはステップS104における判別の結果、光ディスク1がBDではないと判定された場合を説明する。この場合は、本実施形態では、ステップ108に進むことになる。ステップS108に進んだ段階では、光ディスク1の候補からBDが除外されるため、搭載されている光ディスク1として可能性のある光ディスクは、DVDまたはCDである。これらのうちで最も短い波長に対応している光ディスクはDVDである。
コントローラ5は、回転制御部3に第1の回転数を変更するための回転指令を送出するとともに、赤色レーザ駆動部10に初期の再生パワーで発光するように指令を送出する。本実施形態では、赤色レーザ7が所定パワーで発光したとき、装填されている光ディスク1がどのようなDVDまたはCDであっても、フォーカス制御動作中に再生光劣化が生じない値にモータ回転数を設定する。具体的には、第1の回転数を2300rpmに設定する。赤色(波長650nm)の光ビームによって最も再生光劣化を生じさせやすい光ディスクはCD−Rであり、規定された線速度は1.2〜1.4m/秒である。2400rpmの回転数で回転する光ディスクでは、線速度が最も低くなる場合でも、6.0/秒であり、規定された線速度よりも充分に高い。このため、光ディスク1がCDであっても、再生光劣化はほとんど生じない。
ステップS109においてディスク1を上記の回転数で回転させた後、ステップS110において、目的とする情報層に対するフォーカス制御を開始する。その後、ステップS111において、光ディスク1から得られるトラッキングエラー信号に基づいて光ディスクがDVDであるか否かを確認する。DVDであれば、所定レベルの振幅をもったトラッキングエラー信号が得られるが、DVDでなかった場合は、適切なトラッキングエラー信号を得ることができない。適切なトラッキングエラー信号が得られた場合は、アドレス情報を読み出し、管理領域から読み出した情報に基づいて光ディスクのより詳しいデータを取得する。
ステップS112では、光ディスクに関する詳細なデータに基づいて、光ディスクの回転数を第2の回転数に設定し、ステップS113において記録または再生動作に移る。このとき、第2の回転数は、第1の回転数に等しい場合もあれば、異なる場合もある。
次に、ステップS111における判別の結果、光ディスク1がDVDではないと判定された場合を説明する。この場合、図5Bに示すステップS114に進む。ステップS114に進んだ段階では、光ディスク1の候補からBD、DVDが除外されるため、搭載されている光ディスクとして可能性のある光ディスクはCDである。ステップS114では、赤外レーザから赤外の光ビームを放射させ、ステップS115で、フォーカス制御動作中に再生光劣化が生じない値にモータ回転数を設定する。具体的には、第1の回転数を2400rpmに設定する。
ステップS116でフォーカス制御を開始した後、ステップS117では、光ディスク1から得られるトラッキングエラー信号に基づいて光ディスクがCDであるか否かを確認する。CDであれば、所定レベルの振幅をもったトラッキングエラー信号が得られるが、CDでなかった場合は、適切なトラッキングエラー信号を得ることができない。適切なトラッキングエラー信号が得られた場合は、アドレス情報を読み出し、管理領域から読み出した情報に基づいて光ディスクのより詳しいデータを取得する。
ステップS118では、光ディスクに関する詳細なデータに基づいて、光ディスクの回転数を第2の回転数に設定し、ステップS119において記録または再生動作に移る。このとき、第2の回転数は、第1の回転数に等しい場合もあれば、異なる場合もある。
ステップS117でCDではないと判断された場合は、サポート外のディスクとして排出あるいはレーザ及びモータも停止するスピン動作をする。
なお、本実施形態では、ステップS104において「光ディスク1がBDではない」と判定された後、赤色の光ビームを用いてディスク判別を実行しているが、本発明はこのような場合に限定されない。ステップS104で「光ディスクがBDではない」と判定された後、図5BのステップS114に進んでも良い。その場合、ステップS117でCDではないと判定された後、図5AのステップS108に進むことになる。
また、ステップS108の後、フォーカス制御を開始する前において、赤色の光ビームを用いてフォーカスエラー信号のS字カープを検出し、光ディスク1の種類を付加的に判別する工程を行っても良い。更に、ステップS114の後、フォーカス制御を開始する前において、赤外の光ビームを用いてフォーカスエラー信号のS字カープを検出し、光ディスク1の種類を判別する工程を付加的に行っても良い。
このように本実施形態に特徴的な点は、青色の光ビームを用いて高速に光ディスクを回転させながらフォーカス制御を実行し、ディスク判別を実行することにある。
なお、装置起動後、フォーカス制御を開始する前においては、再生光劣化を危惧する必要が少ないため、光ディスクの回転数を低い値に設定できる。このため、ステップS101では、光ディスクの回転数を3800rpmのように高い値に設定する必要はなく、例えば1000rpmに設定した状態でディスク判別を行ってもよい。一方、このステップS101を実行する前において、光ディスクの回転数を第1の回転数(=3800rpm)に設定しても良い。重要な点は、フォーカス制御を開始する前において、光ディスクの回転数を充分に高めておくことにある。
(実施形態2)
次に、図6を参照しながら、本発明による光ディスク装置の第2の実施形態を説明する。本実施形態における基本的な構成は、図1に示す構成と同様であるが、ディスクモータ2の近傍にスイッチ31が設けられている点で異なる。第1の実施形態における光ディスク装置と共通する構成要素については、ここでは説明を省略する。
第1の実施形態では、光ディスク1の装填後、光ヘッド6を移送台11によってディスク最内周近傍に移動させている。これは、光ヘッド6を光ディスクの面振れの影響が少なく、コントロールデータが記録されているリードインや、管理情報が記録されている領域にできるだけ近づけておくためである。
光ディスクの最内周領域には、管理情報が記録されているため、この領域でディスク判別動作を行うと、再生光劣化によって重要な管理情報を破壊する可能性がある。管理領域を破壊することは致命的である。本実施形態では、光ディスク装填後、移送制御部13によって光ヘッド6をディスク内周側へ移動させるとき、モータ2に取り付けたスイッチ31を押すまで光ヘッド6を移動させる。そして、その後、光ヘッド6がスイッチ31に当接した位置を基準に所定距離だけディスク外周側に光ヘッド6を移動させる。この移動は、移送台11がステッピングモータを使用するものである場合は、所定数のパルスをステッピングモータに印加することによって行う。また、移送台11がDCモータを使用するものである場合は、所定電圧をDCモータに所定時間だけ印加すればよい。
こうして、ディスク最内周位置から外周方向に光ヘッド6をシフトさせることにより、光ビーム照射位置を、管理情報が記録されている領域から外すことができる。
光ヘッド6のディスク最内周位置からのシフト量(移動量)は、ディスク偏心及び移送台11による光ヘッドの半径位置誤差などに応じて異なるが、本実施形態では、この移動量を5〜15mm(例えば約5mm以上)に設定する。
この後、実施形態1について説明した動作と同様の動作が実行される。このため、再生光劣化が仮に生じたとしても、重要な管理領域に記憶されている重要なデータが破壊される可能性が更に低減される。
上記の各実施形態における光ディスク装置は、BD、DVD、およびCDに対応しているが、本発明はこのような場合に限定されない。BDの代わりにHD−DVDに対応する光ディスク装置に対しても本発明を適用することが可能である。
HD−DVDでは、用いる光ビームの波長がDVDに用いる光ビームの波長に比べて短いが、ディスク表面から情報層までの距離はHD−DVDとDVDとの間で差がない。このため、青色の光ビームを用いるディスク判別を行うと、HD−DVD/DVDとCDとの判別は、上記の方法と同様に容易に行うことができるが、HD−DVDとDVDとの判別は、BDとDVDとの判別に比べて間違う可能性が高くなる。しかし、仮にDVDをHD−DVDであると誤って判定し、フォーカス制御を開始した場合は、青色光ビームによるトラッキングエラー信号の変調度がHD−DVDとDVDとによって異なるため、振幅によって装填されている光ディスクがDVDであると判断することが可能である。このとき、青色光ビームによるフォーカス制御がDVDの情報層に対して動作していても、回転数(線速度)が十分に高ければ、DVDに再生光劣化は生じない。
また、本発明は、BD、DVD、およびCDの少なくとも2つに対応する光ディスク装置に適用することもできる。BDおよびDVDに対応する光ディスク装置の場合、青色の光ビームによるディスク判別を行うことにより、装填されている光ディスクがBDではないと判定されたならば、青色の光ビームを赤色の光ビームに切り換えることになる。一方、BDおよびCDに対応する光ディスク装置の場合、青色光によるディスク判別を行うことにより、装填された光ディスクがBDではないと判定されたならば、青色の光ビームを赤外の光ビームに切り換えることになる。
本発明は、光ディスク装置のファームウェア等で実現することもできる。この場合、本発明を例えばコントローラ5等が実行できるプログラムで実装することで実現することができる。プログラムはあらかじめ光ディスク装置に組み込んでおいても良いし、記録媒体やネットワークを介してダウンロードし、光ディスク装置に組み込んでも良い。
本発明の光ディスク装置は、CD、DVD、BDなどの複数種類の記録型光ディスクを記録、再生する装置として有用である。
光ディスクと対物レンズとの配置関係を模式的に示す斜視図である。 (a)、(b)、および(c)は、それぞれ、CD、DVD、およびBDの断面の概略を模式的に示す図である。 (a)は、レーザ光222の焦点位置が光ディスクの表面200a上に位置する場合と、情報層214上に位置する場合と、基板本体212の内部に位置する場合とを同時に示す図、(b)は、レーザ光222の焦点位置が時間的に変化するときに得られるフォーカスエラー(FE)信号を模式的に示す図、(c)は、レーザ光222の焦点位置が時間的に変化するときに得られる再生(RF)信号の振幅を模式的に示す図である。 本発明による光ディスク装置の第1の実施形態を示す図である。 第1の実施形態における動作手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態における動作手順を示すフローチャートである。 本発明による光ディスク装置の第2の実施形態を示す図である。
符号の説明
1 光ディスク
2 モータ
3 回転制御部
4 回転数検出部
5 コントローラ
6 光ヘッド
7 赤色レーザ
8 光ビーム
9 対物レンズ(赤)
10 赤レーザ駆動部
11 移送台
13 移送制御部
14 フォーカス制御部
15 トラッキング制御部
16 光検出部
17 プリアンプ
18 再生部
19 検索制御部
21 光ビーム
22 対物レンズ(青)
23 青色レーザ
24 青レーザ駆動部
200 光ディスク
220 対物レンズ
222 レーザ光

Claims (13)

  1. 複数種類の光ディスクからデータを読み出すこと、および前記光ディスクにデータを書き込むことの少なくとも一方を行う光ディスク装置であって、
    前記光ディスクを回転させるモータと、
    異なる波長を有する複数の光ビームを放射する光源、および前記光ディスクによって反射された光ビームの少なくとも一部に基づいて電気信号を生成する光検出器を有する光ヘッドと、
    前記光ヘッドおよびモータの動作を制御することにより、光ディスクの種類を判別する動作、フォーカス制御動作、およびトラッキング制御動作を実行する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記光ディスク装置に光ディスクが装填された後、前記光ディスクの種類を判別する動作が完了する前において、前記モータによって回転させられている光ディスクの種類として候補に挙げられる複数の種類の光ディスクのうち、波長の最も短い光ビームでデータの記録または再生が行われる光ディスクの種類を選択し、当該選択された種類の光ディスク用の光ビームを前記光源から放射させるステップAと、
    前記選択された種類の光ディスクからデータの再生を行う場合における規格上の標準速度以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させるステップBと、
    前記光ディスク上に形成される前記光ビームのスポットが前記光ディスク上を前記標準速度以上の線速度で移動する状態で、フォーカス制御を開始するステップCと、
    前記フォーカス制御のもとで、前記光ディスクから反射された前記光ビームに基づいて前記光ディスクの種類を判別するための動作を実行するステップDと、
    を実行するように構成されている、光ディスク装置。
  2. 前記ステップAを実行した後、フォーカス制御またはトラッキング制御を開始する前に、前記光ビームのスポットを前記光ディスク上に形成し、前記光ディスクによって反射された前記光ビームに基づいて前記光ディスクの種類を判別するための動作を開始する、請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記制御部は、前記ステップAからステップDを実行した後、前記モータによって回転させられている光ディスクの種類が、前記光ビームでデータの記録または再生が行われる光ディスクの種類に一致していないと判定した場合、前記光ビームを、前記光ビームの波長よりも長い波長を有する第2の光ビームに切り替え、前記第2の光ビームを前記光源から放射させるステップA’と、
    前記第2の光ビームでデータの記録または再生が行われる光ディスクの規格上の標準速度以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させるステップB’と、
    前記光ディスク上に形成される前記第2の光ビームのスポットが前記光ディスク上を前記標準速度以上の線速度で移動する状態で、フォーカス制御を開始するステップC’と、
    前記フォーカス制御のもとで、前記光ディスクから反射された前記光ビームに基づいて前記光ディスクの種類を判別するための動作を実行するステップD’と、
    を実行する、請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 前記ステップA’を実行した後、前記第2の光ビームのスポットを前記光ディスク上に形成し、前記光ディスクによって反射された前記第2の光ビームに基づいて前記光ディスクの種類を判別するための動作を開始する、請求項3に記載の光ディスク装置。
  5. 前記制御部は、前記ステップAからステップDおよび前記ステップA’からステップD’を実行した後、前記モータによって回転させられている光ディスクの種類が、前記第2の光ビームでデータの記録または再生が行われる光ディスクの種類に一致していないと判定した場合、前記光ビームを、前記ステップAで前記光源から放射された光ビームの波長よりも長く、かつ前記第2の光ビームの波長とは異なる波長を有する第3の光ビームに切り替え、前記第3の光ビームを前記光源から放射させるステップA”と、
    前記第3の光ビームでデータの記録または再生が行われる光ディスクの規格上の標準速度以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させるステップB”と、
    前記光ディスク上に形成される前記第3の光ビームのスポットが前記光ディスク上を前記標準速度以上の線速度で移動する状態で、前記フォーカス制御を開始するステップC”と、
    前記フォーカス制御のもとで、前記光ディスクから反射された前記光ビームに基づいて前記光ディスクの種類を判別するための動作を実行するステップD”と、
    を実行する、請求項2に記載の光ディスク装置。
  6. 前記ステップA’を実行した後、前記第3の光ビームのスポットを前記光ディスク上に形成し、前記光ディスクによって反射された前記第3の光ビームに基づいて前記光ディスクの種類を判別するための動作を開始する、請求項5に記載の光ディスク装置。
  7. 前記制御部は、前記ステップAにおいて、前記光源から波長410nm以下の前記光ビームを放射させる、請求項1に記載の光ディスク装置。
  8. 前記制御部は、前記ステップBにおいて、5.28m/秒以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させる、請求項に記載の光ディスク装置。
  9. 前記制御部は、前記ステップAにおいて、前記光源から波長410nm以下の前記光ビームを放射させ、前記ステップA’において、前記光源からDVD用の波長を有する前記第2光ビームを放射させる、請求項に記載の光ディスク装置。
  10. 前記制御部は、前記ステップBにおいて、5.28m/秒以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させ、前記ステップB’において、3.87m/秒以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させる、請求項9に記載の光ディスク装置。
  11. 前記制御部は、前記ステップAにおいて、前記光源から波長410nm以下の前記光ビームを放射させ、前記ステップA’において、前記光源からCD用の波長を有する前記第2光ビームを放射させる、請求項に記載の光ディスク装置。
  12. 前記制御部は、前記ステップBにおいて、5.28m/秒以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させ、前記ステップB’において、1.4m/秒以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させる、請求項11に記載の光ディスク装置。
  13. 複数種類の光ディスクからデータを読み出すこと、および前記光ディスクにデータを書き込むことの少なくとも一方を行う光ディスク装置の駆動方法であって、
    前記光ディスク装置は、
    前記光ディスクを回転させるモータと、
    異なる波長を有する複数の光ビームを放射する光源、および前記光ディスクによって反射された光ビームの少なくとも一部に基づいて電気信号を生成する光検出器を有する光ヘッドと、
    前記光ヘッドおよびモータの動作を制御することにより、光ディスクの種類を判別する動作、フォーカス制御動作、およびトラッキング制御動作を実行する制御部と、
    を備え、
    前記光ディスク装置に光ディスクが装填された後、前記光ディスクの種類を判別する動作が完了する前において、前記モータによって回転させられている光ディスクの種類として候補に挙げられる複数の種類の光ディスクのうち、波長の最も短い光ビームでデータの記録または再生が行われる光ディスクの種類を選択し、当該選択された種類の光ディスク用の光ビームを前記光源から放射させるステップAと、
    前記選択された種類の光ディスクからデータの再生を行う場合における規格上の標準速度以上の線速度が得られる回転数で前記光ディスクを回転させるステップBと、
    前記光ディスク上に形成される前記光ビームのスポットが前記光ディスク上を前記標準速度以上の線速度で移動する状態で、フォーカス制御を開始するステップCと、
    前記フォーカス制御のもとで、前記光ディスクから反射された前記光ビームに基づいて前記光ディスクの種類を判別するための動作を実行するステップDと、
    を実行する、光ディスク装置の駆動方法。
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