JP4396707B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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本発明は光ディスク装置に関し、フォーカスエラー振幅の誤測定の頻度を減少してフォーカス外れを減少出来るように構成された光ディスク装置に関する。
近年において、光ディスクを高容量化するために複数の記録層を積層してなる光ディスクが提案されている。従来の光ディスクは、レーザを誘導するために透明基板上に同心円状又は螺旋状に溝のように刻まれているグルーブに情報信号を記録する。またこのグルーブは現在位置を知るためにウォブルと呼ばれるうねりが設けられている。溝が刻まれていない部分をランドといい、このランド部分に補助情報を記録するためのランドプリピットと呼ばれる情報記録部が形成されている。このランドプリピットを利用してアドレス情報を含む補助情報を記録できる。
特許文献1には、光ピックアップの対物レンズ駆動手段により、対物レンズを焦点方向に駆動させる動作を往復駆動により複数回行い、システム制御部が対物レンズを駆動してフォーカスエラー信号のS字状波形の振幅測定を行う。複数回の振幅測定結果の中間値を採用することにより、プリピットの影響や、光ディスクのごみや傷の影響を排除し、安定したサーボ制御を可能とする技術が開示されている。
特開2005−346867
記録可能な光ディスクには、前述のとおりランドとグルーブによって構成される。このランドとグルーブによる構造が物理的に異なる複数種類の光ディスクが大別して3種類ある。一つはDVD−RAMで、ランドとグルーブの両方にデータを記録し、ランド上に予めアドレス情報が記録されたプリピットと呼ばれる孤立点を有し、ウォブルと共に正確に現在位置を把握することが出来る。次にDVD−RW/DVD+RWは、データはグルーブのみに記録され、ランド上にはプリピットが規則的に設けられ現在位置を把握できる。次にDVD−R/DVD+Rは、前記のDVD−RAM、DVD−RW/DVD+RWに比べ、ウォブルが高密度に設けられており、これによって現在位置を把握するためランドにプリピットは設けられていない。
前述のランドとグルーブはそれぞれレーザ光に対する反射率が異なり、グルーブの反射率に比べてランドの反射率は高い。対物レンズを焦点方向に移動させたときのフォーカスエラー信号は、反射率の違いによる受光量の影響を受けない場合には、図4に示すようなグランドレベルをセンターとして、対称型のS字波形が得られる。しかしながら前述のDVD−RAMの物理的構造は、プリピットを有するランド部分の面積が大きいため、反射率の違いによって受光量に影響を受けてしまう可能性が高くなる。
図5〜7はDVD−RAMのように、物理的な構造によって受光量に影響を受けやすいディスクにおいて、対物レンズの合焦点付近でプリピット部が移動した場合のフォーカスエラー信号を表す。この場合、フォーカスエラー信号の振幅は、明らかに本来の振幅(溝状形状部の振幅)より大きな値になるため、フォーカスエラー振幅設定を実際に必要な振幅範囲より小さく設定してしまう可能性が生じる。
例えば、データ記録領域でのS字波形の振幅が1Vの光ディスクにおいて、一般的にサーボが働く電圧範囲はS字波形の真中にかけるので、振幅が1Vの場合は、グランドレベルをセンターとして0.5V振幅の範囲がサーボ動作可能な範囲となる。しかし、フォーカスエラー信号がプリピット部の影響を受けて、振幅が2Vになった場合には、サーボが働く電圧範囲はグランドレベルをセンターとして1V振幅の範囲がサーボ動作可能な範囲となる。
このようにサーボの異常を片側の振幅の1/2で判別する場合、S字状波形を測定した時にプリピットの影響で振幅が2Vと測定された場合の異常検出は0.5Vで行うことになり、本来の振幅1Vでは、サーボ外れが発生するまで異常が検出できないことになる。
また、光ディスクにごみが付着したり、光ディスクに傷が付いているような場合に、その部分で対物レンズを駆動すると、フォーカスエラー信号の振幅は、反射率の低下により本来の振幅より小さくなるため、このフォーカスエラー信号の振幅にて回路ゲイン設定してフォーカス動作を行ったりすると、フォーカス外れ等の不具合が生じることになる。
特許文献1に記載では、複数回S字信号振幅を測定し、それら複数回の測定結果の中間値を採用することにより、プリピットの影響や、光ディスクのゴミや傷の影響を受けることなくサーボ制御を行なう技術が開示されているが、複数回の測定結果の中間値を採用してもその複数回全てがプリピットの影響や光ディスクのゴミや傷の影響を受けた測定結果であった場合には、適切なフォーカスエラー振幅を設定できず、フォーカス外れを引き起こす可能性が依然として存在するという課題が残る。
本発明の目的は、プリピットの影響や、光ディスクのゴミや傷の影響を最小限にしてサーボ制御を行なう技術を提供することにある。
光ディスク装置において、記録領域中にプリピットでデータが記録された領域が存在する光ディスクへの情報記録及び記録情報の再生を行う光ピックアップと、前記光ディスクを回転駆動するためのスピンドルモータと、前記スピンドルモータを制御するためのモータ制御手段と、前記光ピックアップのフォーカスを制御するためのフォーカス制御手段と、フォーカスエラー信号振幅を測定するためのフォーカスエラー検出手段と、前記フォーカスエラー検出手段によって測定されたフォーカスエラー信号振幅からS字バランスを算出するためのS字バランス算出手段と、を有し、前記S字バランス算出手段によって、前記光ディスクの回転停止状態のS字バランスおよび前記光ディスクの回転状態のS字バランスをそれぞれ算出し、前記回転停止中と回転中の各々のS字バランスの差分の絶対値が20以下になるまで前記回転中のS字バランスを繰り返し算出し、前記回転中の前記差分の絶対値が20以下になったときに前記S字バランス算出手段が算出したS字バランスを最適S字バランスとして、前記フォーカス制御手段が、前記フォーカスエラー検出手段が測定するフォーカスエラー信号振幅が前記最適S字バランスになるようにフォーカスエラー信号振幅を調整してフォーカス動作を行うように制御する。
光ディスク装置において、光ディスクへの情報記録及び記録情報の再生を行う光ピックアップと、前記光ディスクを回転駆動するためのスピンドルモータと、前記スピンドルモータを制御するためのモータ制御手段と、前記光ピックアップのフォーカスを制御するためのフォーカス制御手段と、フォーカスエラー信号振幅を測定するためのフォーカスエラー検出手段と、前記フォーカスエラー検出手段によって測定されたフォーカスエラー信号振幅からS字バランスを算出するためのS字バランス算出手段と、を有し、前記S字バランス算出手段によって前記光ディスクの回転停止中のS字バランスおよび前記光ディスクの回転状態のS字バランスをそれぞれ算出し、前記回転停止中と回転中の各々のS字バランスの差分の絶対値が予め決定された閾値以下になるまで前記回転中のS字バランスを繰り返し算出し、前記回転中の前記差分の絶対値が前記閾値以下になったときに前記S字バランス算出手段が算出したS字バランスを最適S字バランスとして、前記フォーカス制御手段が、前記フォーカスエラー検出手段が測定するフォーカスエラー信号振幅が前記最適S字バランスになるようにフォーカスエラー信号振幅を調整してフォーカス動作を行なうように制御する。
光ディスク装置において、前記閾値が20でフォーカス制御を行なう。
前述のとおり構成することにより、最適なS字バランスを設定してサーボ外れのないサーボ制御が出来るよう作用する。
本発明によれば、サーボ外れを削減することか可能となる。さらに詳しくは、請求項1に記載の発明によれば、回転停止中と回転中のS字バランスそれぞれの差分の絶対値が20以下になるまで前記回転中のS字バランスを繰り返し算出し、前記回転中のS字バランスが20以下になったとき、該回転中のS字バランスによってフォーカスエラー信号振幅を調整してフォーカス動作を行なうように制御することでプリピットの影響や、光ディスクのゴミや傷の影響を最小限にしてサーボ制御することでサーボ外れを削減することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、回転停止中と回転中のS字バランスそれぞれの差分の絶対値が予め決定された閾値以下になるまで前記回転中のS字バランスを繰り返し算出し、前記回転中のS字バランスが前記閾値以下になったとき、該回転中のS字バランスによってフォーカスエラー信号振幅を調整してフォーカス動作を行なうように制御することでプリピットの影響や、光ディスクのゴミや傷の影響を最小限にしてサーボ制御することでサーボ外れを削減することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、前記閾値を25未満に設定することでサーボ外れを削減することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、前記閾値を20以下に設定することでサーボ外れをなくすことが可能となる。
なお、前記閾値を設定した根拠は、実施例において実験検証データと共に後述する。
次に図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明の実施形態における光ディスク装置を示すブロック図である。本発明の光ディスク装置について図1を用いて説明する。図1に示すように、本発明の光ディスク装置は、光ディスク101を回転させるためのスピンドルモータ103と、光ディスク101上に光ビームスポットを照射し、反射した情報光を検出する光検出器105を有する光ピックアップ107と、位置ずれが無い場合の情報光の量を基準として光ビームスポットとトラック(ここでは、グルーブ)との位置ずれを情報光の量の変化によって内周外周方向へ補正するプッシュプル法により検出してトラッキング信号を出力するトラッキングエラー検出手段109と、このトラッキングエラー検出手段109から出力されたトラッキングエラー検出信号に応じて光ビームスポットがトラックに追従するように光ビームスポットの位置を制御するトラッキング制御手段111と、光検出器105の出力から光ビームスポットとディスクの位置ずれを後述する非点収差法で検出するフォーカスエラー検出手段113と、光検出器105の出力信号からウォブル信号を検出するウォブル信号検出手段115と、ウォブル信号を二値化する二値化手段117と、フォーカスエラー検出手段113からの出力信号FEによりS字バランスを算出するためのS字バランス算出手段114と、フォーカス外れをS字バランス算出手段からの出力に基づいて修正するためのフォーカス制御手段119と、スピンドルモータ103の回転制御のための基準クロック発生手段121と、二値化手段117から出力されるウォブル信号の周波数および基準クロック発生手段121の出力をもとにスピンドルモータ103を回転制御するモータ制御手段123と、二値化ウォブル信号から記録時のビットクロックを生成するクロック生成手段125と、このクロック生成手段125から出力されるビットクロックに基づいて、映像データや音声データなどの記録データを所定のフォーマットに変換する記録処理手段127と、この記録処理手段127から出力されるフォーマット変換信号に基づいて、所定の記録波形に変換する記録手段129と、を有している。
なお、トラッキング制御手段111の出力信号によって光ピックアップ107のディスクの内周外周方向の動きを制御し、フォーカス制御手段119の出力信号によって、光ピックアップ107の上下方向の動きを制御している。また記録手段129から出力される記録波形信号に従って、光ピックアップ107がディスク101に映像データや音声データなどの記録データを記録する。
ここで非点収差法を説明する。図3に示す光検出器105の分割された受光領域で受光される受光量をそれぞれa、b、c、dとしたとき、受光領域全体に入射した光の像を表す手段として縦横比Hの計算式で表すと、H=((a+c)−(b+d))/(a+b+c+d)となる。縦横比Hの値が、H<0の時は横長の楕円となり、H>0の時は縦長の楕円となり、Hの値がゼロになるように制御を行なうことである。
次に図2を用いて、図1の光ピックアップ107をより詳細に説明する。図2の構成例において、光ピックアップ107には、光源131を構成するレーザダイオード203,205、回折格子207、ビームスプリッタ209,対物レンズ133、光ディスク213からの反射光を受光する光検出器105等が備えられ、さらに対物レンズ133の光軸方向(矢印m)の位置を制御する図示しない対物レンズ駆動装置が備えられている。この例では、2つのレーザダイオード203、205は、それぞれCD用レーザダイオードとDVD用レーザダイオードである。
光源131から出射したレーザ光は、回折格子207を通過した後ビームスプリッタ209によって対物レンズ133側に反射し、対物レンズ133によって光ディスク213に光スポットを結像する。光ディスク213で反射した光は、対物レンズ133とビームスプリッタ209を通過して光検出器105に入射し、電気信号に変換される。
図3は光ピックアップ107の光検出器105の詳細図面を表す。光ビームスポットを照射するための半導体レーザ等の光源131、光ビームスポットを光ディスク101に集光する対物レンズ133、光ディスク101のグルーブの接線方向とこれに直交する方向の分割線によって分割された4分割受光部A、B、C、Dを有し、光ディスク101に照射された反射光を検出する光検出器105及びこの光源131から出射された光を光ディスク101に集光または光検出器105に導く光学系とを一体化したものである。光検出器105の4分割受光部A、B、C、Dのうち、分割受光部Aと分割受光部Cとは互いに対角位置関係にあり、分割受光部Bと分割受光部Dとも互いに対角位置関係にある。また、A、B、C、Dの4分割受光領域で受光された受光量をそれぞれa、b、c、dと表わすものとする。
次に、図4、図5、図6、図7および図8を参照してプリピットによって発生するフォーカスエラー検出への影響について説明する。フォーカスエラー検出手段113から検出されたフォーカスエラー信号の最大値および最小値をそれぞれ、FEtopおよびFEbtmとする。
図4、図5、図6、図7および図8それぞれにプリピットを有する光ディスクDが図面上方に記載されている。内周から外周方向に向かって放射直線状に記載される点線がプリピットPを表す。光ピックアップの対物レンズの上下移動に伴って、光ディスクDの表面及び記録面の反射によってフォーカスエラー信号は図4のようにS字状波形を描く。図4ではフォーカスエラーピーク信号FEtopとフォーカスエラーボトム信号FEbtmがA、Bいずれも光ディスクDのプリピットPの存在しない箇所で検出されている。DVDメディアには、前述のとおりDVD−RAM、DVD−R、DVD−RW等のように様々な種類の光ディスクが普及しており、対物レンズを駆動することにより得られるフォーカスエラー信号のS字状波形の振幅は、光ディスクの反射率の変動等によるばらつき範囲に収まるので、図4のようなS字波形が検出できる。
しかしながら、DVD−RAMは、デスククID情報が記録されたプリピットが多く構成されている。このようなDVD−RAMディスクに対して対物レンズを駆動させたとき、得られるフォーカスエラー信号のS字状波形の発生部分に上記のプリピット部が存在した場合は、そのS字状波形の振幅が他のデータ記録領域部分の振幅より大きくなる。すなわち、前述したように、ピリピット以外の部分で得られるフォーカスエラー信号は、図に示すようなS字状の波形となり、プリピット部分で得られるフォーカスエラー信号は、図5,図6、図7および図8のようなS字状波形となる。
図6および図7ではA、Bのいずれかがプリピットの影響を受けており、フォーカスエラー振幅はプリピットの影響を受けない図4に比べて大きくなる。図8ではFEtopとFEbtmへ移行する途中でプリピットPの影響を受けている。図5においては、A、Bのいずれもプリピットの影響を受けており、フォーカスエラー振幅はプリピットの影響を受けない図4に比べて最も大きくなる。
次に、検出されたフォーカスエラー信号から算出されるS字バランスについて説明する。S字バランスは%で表され、算式(FEtop−FEbtm)/(FEtop+FEbtm)÷2×100で算出され、算出された値が小さければ小さいほど、S字バランスが取れていることを意味する。つまり、グランドレベルに対するS字波形の山の高さと谷の深さ、すなわち山と谷それぞれの絶対値の差分が小さいほど算出されたS字バランス数値は小さくなり、前記絶対値の差分が大きいほど算出されたS字バランス数値は大きくなる。
前記説明の通り、S字バランスが大きくなればなるほど、フォーカスオン性能が低くなり、フォーカス外れが発生しやすく、結果として再生画像が停止するという不具合が発生する。つまり、フォーカスエラー信号の山と谷のいずれかに偏ってプリピットの影響が出た場合には、S字バランスが大きくなり、山と谷に等しくプリピットの影響が出た場合にはS字バランスは小さくなる。従って、フォーカス制御への悪影響の強さを順番に並べると、図4及び図5<図8<図6及び図7の順で悪影響が大きくなる。
前記はプリピットの影響について説明したが、同様にゴミ等が光ディスクに付着した場合や、光ディスクに傷がついた場合には反射率が低下し、その場合S字状波形の振幅は小さくなる。
次に本発明に係る動作処理を図8のフローチャートを用いて説明する。ディスク停止中にフォーカスサーチを行い(ステップS901)、フォーカスエラー信号を検出して前述した算出式によってS字バランスを算出する(ステップS902)。このときに算出されたS字バランスをSBAL停とする。
次にディスクを回転させ(ステップS903)、フォーカスサーチを再び行い(ステップS904)、今度はディスク回転中のS字バランスを算出する(ステップS905)。このときに算出されたS字バランスを、SBAL回とする。
SBAL停とSBAL回の差分の絶対値を算出し、その算出結果が20以下かどうかを判断する(ステップS906)。判別結果がYESである場合には、そのときにS字バランス算出手段が算出したS字バランスを最適S字バランスとしてのSバランス調整を開始し(ステップS907)、次に、フォーカス制御手段が、前記フォーカスエラー検出手段が測定するフォーカスエラー信号振幅が前記最適S字バランスになるようにフォーカスエラー信号振幅を調整し(ステップS908)、フォーカスオンする(ステップS909)。
ステップS906でNOとなった場合には、ステップS904に戻りフォーカスサーチを行い、再びSBAL回を測定する。ここでステップS906でのSBAL停とSBAL回の差分の絶対値が20以下になるまで、フォーカスエラー信号を検出してSBAL回を算出する。
次に図10を用いて、フォーカスオンをする判断の閾値であるSBAL停とSBAL回の差分の絶対値を20以下に決めた根拠を補足説明する。図10は閾値を変更したときのフォーカス外れの回数を測定した実験検証データである。閾値のSBAL停とSBAL回の差分の絶対値を30.0、25.0および20.0に設定して、実際にフォーカスオン動作をさせた場合に、何回フォーカス外れが発生したかの頻度を記録した。使用した機器はX,YおよびZの5台、使用したディスクはA,B,C,D,およびEの5枚で、それぞれに対するすべての組み合わせにおいてテストを行なった。
図10の通り、閾値が30.0の場合は3回、25.0の場合は1回、20.0の場合は0回となっており、閾値が25.0未満の場合には、フォーカス外れの頻度が削減でき、20.0以下の場合にはフォーカス外れをなくすことが可能となることがわかる。前記のテストではフォーカス外れが発生しない最も小さい閾値、すなわちフォーカス外れが発生しないプリピットの影響の最大範囲を検証するために行なった。
本発明に係るブロック図を表す。 本発明に係る光ピックアップを表す。 本発明に係る四分割光検出器を表す。 本発明に係る第1のフォーカスエラー信号波形を表す。 本発明に係る第2のフォーカスエラー信号波形を表す。 本発明に係る第3のフォーカスエラー信号波形を表す。。 本発明に係る第4のフォーカスエラー信号波形を表す。 本発明に係る第5のフォーカスエラー信号波形を表す。 本発明に係る動作処理のフローチャートを表す。 本発明に係る閾値の実験検証データを表す。
符号の説明
101 光ディスク
103 スピンドルモータ
107 光ピックアップ
113 フォーカスエラー検出手段
114 S字バランス算出手段
119 フォーカス制御手段
123 モータ制御手段

Claims (4)

  1. 記録領域中にプリピットでデータが記録された領域が存在する光ディスクへの情報記録及び記録情報の再生を行う光ピックアップと、前記光ディスクを回転駆動するためのスピンドルモータと、前記スピンドルモータを制御するためのモータ制御手段と、フォーカスエラー信号振幅を測定するためのフォーカスエラー検出手段と、前記フォーカスエラー検出手段によって測定されたフォーカスエラー信号振幅からS字バランスを算出するためのS字バランス算出手段と、前記光ピックアップのフォーカスを制御するためのフォーカス制御手段と、を有する光ディスク装置において、
    前記S字バランス算出手段によって、前記光ディスクの回転停止状態のS字バランスおよび前記光ディスクの回転状態のS字バランスをそれぞれ算出し、
    前記回転停止中と回転中の各々のS字バランスの差分の絶対値が20以下になるまで前記回転中のS字バランスを繰り返し算出し、前記回転中の前記差分の絶対値が20以下になったときに前記S字バランス算出手段が算出したS字バランスを最適S字バランスとして、前記フォーカス制御手段が、前記フォーカスエラー検出手段が測定するフォーカスエラー信号振幅が前記最適S字バランスになるようにフォーカスエラー信号振幅を調整してフォーカス動作を行うように制御することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ディスクへの情報記録及び記録情報の再生を行う光ピックアップと、前記光ディスクを回転駆動するためのスピンドルモータと、前記スピンドルモータを制御するためのモータ制御手段と、フォーカスエラー信号振幅を測定するためのフォーカスエラー検出手段と、前記フォーカスエラー検出手段によって測定されたフォーカスエラー信号振幅からS字バランスを算出するためのS字バランス算出手段と、前記光ピックアップのフォーカスを制御するためのフォーカス制御手段と、を有する光ディス装置において、
    前記S字バランス算出手段によって前記光ディスクの回転停止中のS字バランスおよび前記光ディスクの回転状態のS字バランスをそれぞれ算出し、
    前記回転停止中と回転中の各々のS字バランスの差分の絶対値が予め決定された閾値以下になるまで前記回転中のS字バランスを繰り返し算出し、前記回転中の前記差分の絶対値が前記閾値以下になったときに前記S字バランス算出手段が算出したS字バランスを最適S字バランスとして、前記フォーカス制御手段が、前記フォーカスエラー検出手段が測定するフォーカスエラー信号振幅が前記最適S字バランスになるようにフォーカスエラー信号振幅を調整してフォーカス動作を行なうように制御することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記閾値が25未満である請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 前記閾値が20以下である請求項2記載の光ディスク装置。
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