JP3254893B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP3254893B2
JP3254893B2 JP08450894A JP8450894A JP3254893B2 JP 3254893 B2 JP3254893 B2 JP 3254893B2 JP 08450894 A JP08450894 A JP 08450894A JP 8450894 A JP8450894 A JP 8450894A JP 3254893 B2 JP3254893 B2 JP 3254893B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置に関する
ものであり、特に情報トラックの幅がトラックピッチの
1/2以下の領域1と、情報トラックの幅がトラックピ
ッチの1/2以上の領域2を持つ光ディスクを備えた光
ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクを用いた情報記録再生
装置として、ビデオディスクやオーディオディスクやデ
ータファイルが製品化されつつあるが、最近1枚のディ
スクに再生専用領域と記録可能領域とを合わせ持ついわ
ゆるハイブリッドディスクが実用化段階にはいってい
る。図15はハイブリッドディスクの例である。図15
において、(a)はハイブリッドディスクの構成を示す
図、(b)は再生専用領域の情報トラックの構成を示す
拡大図、(c)は記録可能領域の情報トラックの構成を
示す拡大図である。図15において、5はハイブリッド
ディスク、5aはハイブリッドディスク5の内周にある
再生専用領域、5bはハイブリッドディスク5の外周に
ある記録可能領域、201は保護材、202は再生専用
領域5aの保護材201に付けられた記録材、203は
記録材202に形成された凸型の記録ピット、204は
記録可能領域5bの保護材201に付けられた記録材、
205は記録材204に形成された凸型の案内溝グルー
ブ、206は情報記録マーク、207はトラックピッ
チ、208は情報トラックの中心線、209は案内溝2
05の間の凹型のランドである。再生専用領域5aで
は、再生専用情報がその幅がトラックピッチ207の1
/2以下のピット203によって記録されている。再生
専用領域では再生専用情報にディスクの位置情報が含ま
れて記録される。記録可能領域5bでは、その幅がトラ
ックピッチ207の1/2以上のグルーブ205に、光
ビームスポットをあてて情報記録マーク206を記録す
る。記録可能領域ではグルーブ205は蛇行して形成さ
れており、ディスクの位置情報はグルーブ205半径方
向の形状の変位により記録されている。従って位置情報
はトラッキングエラー信号に重畳して検出される。この
位置情報によって記録情報を記録可能領域5bの目的の
領域に選択的に記録することが可能である。
【0003】以下に、従来の技術の光ディスク装置につ
いて説明する。図16は従来の技術による光ディスク装
置のブロック図を示すものである。
【0004】構成の説明を行なう。図16において、5
はハイブリッドディスクであり図11を用いて説明した
ものと同一構成であるので同一番号を付して詳しい説明
は省略する。ハイブリッドディスク5はディスクモータ
22の回転軸にとり付けられている。1はレーザダイオ
ードである。2はレーザダイオードの光路上に固定され
たコリメータレンズである。3はレーザダイオードとコ
リメータレンズ2の光路上に固定されたビームスプリッ
タである。4はレーザダイオード1とコリメータレンズ
2とビームスプリッタ3の光路上に、後述するトラッキ
ングアクチュエータとともにハイブリッドディスク5の
半径方向に可動なようにとりつけられた対物レンズであ
る。6はハイブリッドディスク5で反射された光がさら
にビームスプリッタ3により反射された光の光路上に固
定されたレンズである。7はレンズ6の焦点に固定され
た光検出装置である。光検出装置7は信号を後述する第
3のスイッチに出力する。光検出装置7はハイブリッド
ディスク5の半径方向に2分割されており、7aはその
内周側の光検出器、7bはその外周側の光検出器であ
る。8は光検出器7aの出力が非反転入力に入力され光
検出器7bの出力が反転入力に入力された差動増幅器で
ある。13は差動増幅器8の出力と0電位と後述する指
令装置の出力が入力された第1のスイッチである。14
は第1のスイッチ13の出力が入力された第1の制御回
路である。15は第1の制御回路の出力が入力され、対
物レンズ4とともにハイブリッドディスク5の半径方向
に可動にとり付けられたトラッキングアクチュエータで
ある。16は差動増幅器8の出力と後術する指令装置の
2つの出力が入力された第2のスイッチである。17は
第2のスイッチ16の出力が入力された第2の制御回路
である。18は第2の制御回路17の出力が入力された
シークモータである。19はシークモータ18の回転軸
に取り付けられた後述する歯部と噛合するシークギアで
ある。図16においてシークギア19は断面図であらわ
している。20はレーザダイオード1、光学素子2、ビ
ームスプリッタ3、対物レンズ4、トラッキングアクチ
ュエータ15、レンズ6および光検出装置7を備え光デ
ィスク23の半径方向に移動可能なように後述する歯部
がシークギア19に噛合する光ピックアップである。2
4は後述する信号処理回路の出力が入力され、かつ第1
のスイッチ13および第2のスイッチ16に第1の制御
信号を出力し、かつ第2のスイッチ16に第2の制御信
号を出力し、かつ後述する第3のスイッチと信号処理回
路に第3の制御信号を出力する指令装置である。25は
光検出装置7の出力信号と差動増幅器8の出力と指令装
置24の第3の制御信号が入力された第3のスイッチで
ある。26は第3のスイッチの出力と指令装置24の出
力する第3の制御信号が入力され指令装置24に信号を
出力する信号処理回路である。40は光ピックアップ2
0に固定され、シークギア19に噛合し、ハイブリッド
ディスク5の半径方向に移動可能なようにとりつけられ
た歯部である。歯部40は、図12において断面図であ
らわしている。
【0005】以上のように構成された従来の光ディスク
装置について動作を説明する。レーザダイオード1より
出力されるレーザ光は、コリメータレンズ2を通り平行
光になる。さらにビームスプリッタ3を通り、対物レン
ズ4で集光され、ハイブリッドディスク5に達する。本
発明の目的と直接関わらないので詳しい説明は省略する
が、通常対物レンズ4は光軸方向に可動にとりつけら
れ、合焦制御が行われている。ハイブリッドディスク5
で反射された光ビームは、対物レンズ4およびビームス
プリッタ3を通りレンズ6に入射する。光ビームはレン
ズ6で集光され光検出装置7に入射し光検出装置7から
電気信号が出力される。差動増幅器8はプッシュプルト
ラッキングエラー信号を出力する。
【0006】まず、記録再生する場合について説明す
る。指令装置24は第1の制御信号により第1のスイッ
チ13を切替え、プッシュプルトラッキングエラー信号
を第1の制御回路14に出力する。第1の制御回路14
はプッシュプルトラッキングエラー信号に応じた駆動信
号をアクチュエータ15に加え対物レンズ4を移動し情
報トラックに追従する。また、指令装置24は第1の制
御信号により第2のスイッチ16を切替え、プッシュプ
ルトラッキングエラー信号を第2の制御回路17に加え
る。第2の制御回路17はプッシュプルトラッキングエ
ラー信号の低域成分に応じた駆動信号をモータ18に加
え光ピックアップ20を移動し情報トラックに追従す
る。まず、再生専用領域5aを再生する場合、指令装置
24は第3の制御信号により第3のスイッチ25を切り
換え、光検出装置7が出力する再生情報信号を信号処理
回路26に出力する。信号処理回路26は指令装置24
の出力する第3の制御信号により再生専用領域であるこ
とを判断した場合、再生情報信号よりディスクの位置情
報を検出し指令装置24に出力する。一方、記録可能領
域5bを記録再生する場合、指令装置24は第3の制御
信号により第3のスイッチ25を切り換え、差動増幅器
8が出力するプッシュプルトラッキングエラー信号を信
号処理回路26に出力する。信号処理回路26は指令装
置24の出力する第3の制御信号により記録可能領域で
あることを判断した場合、プッシュプルトラッキングエ
ラー信号よりディスクの位置情報を検出し指令装置24
に出力する。
【0007】一方、シーク動作する場合は、指令装置2
4は第1の制御信号により第1のスイッチ13を切替
え、0電位を第1の制御回路14に加える。第1の制御
回路14は0電位に応じた駆動信号をアクチュエータ1
5に加え、対物レンズ4を光ピックアップ20との相対
位置を一定に保つ。また、指令装置24は、第2のスイ
ッチ16を第1の制御信号によって切り換え、第2の制
御回路17に目標位置まで光ピックアップ20を移動さ
せるのに対応した第2の制御信号を出力する。制御回路
17は駆動信号をモータ18に加え光ピックアップ20
をディスクの半径方向に移動する。
【0008】ところで、図15を用いて説明したように
光ピックアップ20が再生専用領域5aにある場合ディ
スクの位置情報は再生情報に含まれており、記録可能領
域5bにある場合ディスクの位置情報はプッシュプルト
ラッキングエラーに重畳している。
【0009】したがって、シーク動作終了してトラッキ
ング制御をかけた後に前述の再生情報信号かプッシュプ
ルトラッキングエラー信号を用いて、現在ビームスポッ
トが位置している領域が、再生専用領域か記録可能領域
かを判断している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シーク動作
中やトラックジャンプ動作時のようにトラッキング制御
がかかっていない時は位置情報が読みとれないため、現
在ビームスポットが位置している領域が、再生専用領域
か記録可能領域か判断するためにトラッキング制御をか
けて再生情報信号かプッシュプルトラッキングエラー信
号を用いて領域を判別しなければならない。そのため移
動後に位置情報を直ちに得ることができないという問題
があった。
【0011】本発明は上記従来の問題を解決するための
もので、シーク動作中であっても常に光ピックアップが
情報トラックの幅がトラックピッチの1/2以下の再生
専用領域と、情報トラックの幅がトラックピッチの1/
2以上の記録可能領域のどちらにあるかを判別できるの
で、移動後に直ちに目標位置の位置情報を得ることがで
きる光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の光ディスク装置は、情報トラックの幅がトラ
ックピッチの1/2以下の領域1と、情報トラックの幅
がトラックピッチの1/2以上の領域2を持つ光ディス
クをそなえた光ディスク装置であって、プッシュプルト
ラッキングエラー検出手段と、全反射光量検出手段と、
ビームスポット移動方向に応じて、プッシュプルトラッ
キングエラー検出手段から出力されるプッシュプルトラ
ッキングエラー信号の位相と、全反射光量検出手段から
出力される全反射光量信号の位相とを比較する位相比較
手段を備えた構成を有している。
【0013】
【作用】上述した構成により、ビームスポット移動方向
に応じて、プッシュプルトラッキングエラー信号の位相
と、全反射光量信号の位相とを位相比較し、位相比較結
果を得る。この検出信号に基づいてビームスポットが領
域1または領域2のどちらにあるかをビームスポットの
移動後の位置で判別する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施例における光デ
ィスク装置の構成を示すブロック図である。以下同図に
したがって本実施例の光ディスク装置の構成の説明を行
なう。図1において、1はレーザダイオード、2はコリ
メータレンズ、3はビームスプリッタ、4は対物レン
ズ、5はハイブリッドディスク、6はレンズ、7は光検
出装置、7a,7bは光検出器、8は差動増幅器、13
は第1のスイッチ、14は第一の制御回路、15はトラ
ッキングアクチュエータ、16は第2のスイッチ、17
は第2の制御回路、18はシークモータ、19はシーク
ギア、20は光ピックアップ、22はディスクモータ、
25は第3のスイッチ、26は信号処理回路、40は歯
部であり、以上は図15および図16を用いて説明した
従来例の構成要素と基本的に同じであるので、同一部分
には同一符号を付して詳細な説明は省略する。9は光検
出器7aの出力と光検出器7bの出力が入力された加算
器である。10は加算器9の出力が入力された微分器で
ある。11は、差動増幅器8の出力と、微分器10の出
力と、後述する指令装置の出力する第2の制御信号が入
力された乗算器である。12は乗算器11の出力と、0
電位が入力され、出力を後述する指令装置に出力する電
圧比較器である。21は信号処理回路26の出力が入力
され、かつ第1のスイッチ13および第2のスイッチ1
6に第1の制御信号を出力し、かつ第2のスイッチ16
および乗算器11に第2の制御信号を出力し、かつ第3
のスイッチ25と信号処理回路26に第3の制御信号を
出力し、かつ電圧比較器12の出力が入力された指令装
置である。50は差動増幅器8の出力と加算器9の出力
と指令装置21の出力する第2の制御信号が入力され、
微分器10と乗算器11と電圧比較器12により構成さ
れた位相比較手段である。
【0016】以上のように構成された光ディスク装置に
ついて以下その動作を説明する。差動増幅器8は従来例
と同様にプッシュプルトラッキングエラー信号を生成
し、第1のスイッチ13と、第2のスイッチ16と、第
3のスイッチ25と、乗算器11に出力する。光検出器
7aの出力は加算器9の入力され、光検出器7bの出力
は加算器9に入力され、加算器9は全反射光量信号を微
分器10に出力する。
【0017】ここで図を用いてプッシュプルトラッキン
グエラー信号と全反射光量信号の関係について説明す
る。図2,図3および図4において4は対物レンズ、7
a,7bはハイブリッドディスク5の半径方向に2分割
された光検出器で、7aはその内周側の光検出器、7b
はその外周側の光検出器、5はハイブリッドディスク、
8は差動増幅器、9は加算器であり以上は図1に示した
実施例の構成と同一の構成部分であり、同一番号を付し
てある。400はハイブリッドディスク5からの反射光
のビームである。701,702,703,704,7
05,706,707はディスク5によって反射された
反射光の強度分布を示す曲線である。5aは再生専用領
域、203はピット、5bは記録可能領域、205はグ
ルーブ、208は情報トラックの中心線、209はラン
ドであり、図15を用いて説明した構成と同じであるの
で、同一番号を付してある。
【0018】図2の構成図はハイブリッドディスク5の
半径方向の断面図である。図2においては、原理を簡略
に説明するため光学系の構成を省略して述べる。
【0019】ハイブリッドディスク5によって反射され
た主ビーム400はファーフィールド強度分布701を
持ち、光検出器7aと光検出器7bに入射する。光検出
器7aと光検出器7bの強度分布701に応じた出力は
差動増幅器8に入力され、差動増幅器8は光検出器7a
の出力と光検出器7bの出力の差すなわちプッシュプル
トラッキング信号を出力する。同様に光検出器7aと光
検出器7bの強度分布701に応じた出力は加算器9に
入力され、加算器9は光検出器7aの出力と光検出器7
bの出力の和、すなわち全反射光量信号を出力する。
【0020】この様なプッシュプルトラッキングエラー
検出法および全反射光量検出法を前述のような前記ハイ
ブリッドディスクに用いた場合、再生専用領域5aと記
録可能領域5bとでプッシュプルトラッキングエラー信
号の極性は反転せず、全反射光量信号は極性が反転する
ことが知られている。
【0021】以下、これについて説明する。まず、再生
専用領域にビーム400がある場合について図3を用い
て説明する。図3の(a),(b),(c)はピットと
ビームとの位置を示した図である。図3の(d)はトラ
ックずれ量dに対するプッシュプルトラッキングエラー
信号の特性図である。図3の(d)はトラックずれ量d
に対する全反射光量信号の特性図である。
【0022】図3の(b)は情報トラックの中心線20
8の真上に、ビーム400の光軸がある場合である。こ
の場合反射光におけるピットの影響は左右対称であり、
光検出器7a、光検出器7bの出力に差はなく、プッシ
ュプルトラッキングエラー信号は図3の(d)のB点に
示すように0になる。また、ピット203による影響に
よりピット203の無い部分に比べて光強度は小さくな
るので、光検出器7aと光検出器7bの出力は低くな
り、全反射光量信号は図3の(e)のB点に示すように
再生専用領域5aの中で最小となる。
【0023】図3の(a)は情報トラックの中心線に対
してトラックピッチ207の1/4の距離dだけハイブ
リッドディスク5の内周側にビーム400がある場合で
ある。この場合反射光は、ビーム400の光軸に対して
左側が右側よりも大きくなり、光強度分布は702のよ
うになり、光検出器7aの出力は、光検出器7bの出力
よりも大きくなりプッシュプルトラッキングエラー信号
は図3の(d)のA点に示すように正の信号になる。ま
た、ピット203の影響によりピット203の無い部分
に比べて光強度は低くなるが、ビーム400の中にピッ
ト203がかかる量が図3の(b)に比べて小さいため
光強度は大きくなり、全反射光量信号は図3の(e)の
A点に示すようにB点よりも大きくなる。
【0024】図3の(c)は情報トラックの中心線に対
してトラックピッチ207の1/4の距離dだけハイブ
リッドディスク5の外周側にビーム400がある場合で
ある。この場合反射光は、ビーム400の光軸に対して
右側が左側よりも大きくなり、光強度分布は704のよ
うになり、光検出器7aの出力は、光検出器7bの出力
よりも小さくなりプッシュプルトラッキングエラー信号
は図3の(d)のC点に示すように負の信号になる。ま
た、ピット203の影響によりピット203の無い部分
に比べて光強度は低くなるが、ビーム400の中にピッ
トがかかる量が図3の(b)に比べて小さいため光強度
は大きくなり、全反射光量信号は図3の(e)のC点に
示すようにB点よりも大きくなる。
【0025】一方、記録可能領域にビーム400がある
場合について図4を用いて説明する。図4の(a),
(b),(c)はグルーブ205とビーム400の位置
を示す図、図4の(d)はトラックずれ量dに対する、
プッシュプルトラッキングエラー信号の特性図である。
【0026】図4の(b)は情報トラックの中心線20
8の真上に、ビーム400がある場合である。この場合
反射光におけるグルーブ205の影響は左右対称であ
り、光検出器7a、光検出器7bの出力に差はなく、プ
ッシュプルトラッキングエラー信号は図4の(d)のB
点に示すように0になる。また、グルーブ205による
影響はランド209の真上にビーム400がある場合に
比べて光強度は大きくなるので、光検出器7aと光検出
器7bの出力は大きくなり、全反射光量信号は図4の
(e)のB点に示すように記録可能領域5bの中で最大
となる。
【0027】図4の(a)は情報トラックの中心線に対
してトラックピッチ207の1/4の距離dだけハイブ
リッドディスク5の内周側にビーム400がある場合で
ある。この場合反射光は、ビーム400の光軸に対して
左側が右側よりも大きくなり、光強度分布は705のよ
うになり、光検出器7aの出力は、光検出器7bの出力
よりも大きくなりプッシュプルトラッキングエラー信号
は図4の(d)のA点に示すように正の信号なる。ま
た、ランド209の影響によりランド209の真上にビ
ーム400がある場合に比べて光強度は大きくなるが、
ビーム400の中にランド209がかかる量が図4の
(b)に比べて小さいため光強度は大きくなり、全反射
光量信号は図4の(e)のA点に示すようにB点よりも
大きくなる。
【0028】図4の(c)は情報トラックの中心線に対
してトラックピッチ207の1/4の距離dだけハイブ
リッドディスク5の外周側にビーム400がある場合で
ある。この場合反射光は主ビーム400の光軸に対して
右側が左側よりも大きくなり、光強度分布は707のよ
うになり、光検出器7aの出力は、光検出器7bの出力
よりも小さくなりプッシュプルトラッキングエラー信号
は図4の(d)のC点に示すように負の信号になる。ま
た、ランド209の影響によりランド209の真上にビ
ーム400がある場合に比べて光強度は大きくなるが、
ビーム400の中にランド209がかかる量が図4の
(b)に比べて小さいため光強度は大きくなり、全反射
光量信号は図4の(e)のC点に示すようにB点よりも
大きくなる。
【0029】したがって光ピックアップが再生専用領域
5aにあるか記録可能領域にあるかにかかわらずプッシ
ュプルトラッキングエラー信号の極性は変化せず、逆
に、全反射光量信号の極性は反転する。かつ、プッシュ
プルトラッキング信号と全反射光量信号の位相差は±9
0度であり、トラックずれ量に依存している。すなわち
ビーム400がハイブリッドディスク5の内周から外周
に向けて移動する場合と、外周から内周に向けて移動す
る場合と、(表1)に示すように位相差が反転する。
【0030】
【表1】
【0031】図1に戻って実施例の動作の説明を続け
る。微分器10は前記加算器9が出力する全反射光量信
号を微分して位相が90度すすみ、且つ直流成分の無
い、微分全反射光量信号を出力する。乗算器11は、前
記プッシュプルトラッキングエラー信号と、前記微分全
反射光量信号と、指令装置21から出力される第2の制
御信号を乗算し、乗算結果を乗算信号としてを電圧比較
器12に出力する。
【0032】乗算信号が再生専用領域5aで負の信号に
なり、記録可能領域5bで正の信号になることを説明す
る。
【0033】まず、再生専用領域5aにビーム400が
ある場合で、且つ内周から外周に向かってビーム400
が移動する場合について図5を用いて説明する。
【0034】図3の(d)を用いて説明したように、プ
ッシュプルトラッキングエラー信号は、情報トラックの
中心線208に対してビームスポットが内周側にある場
合正の信号、外周側にある場合場合は負の信号となる。
トラックずれ量dに対するプッシュプルトラッキングエ
ラー信号の特性は、図5の(a)に示す特性となる。
(表1)を使って説明したように、全反射光量信号とプ
ッシュプルトラッキングエラー信号の位相差はビーム4
00の移動方向によって異なる。従ってビーム400の
移動方向によって、微分全反射光量信号の極性は、プッ
シュプルトラッキングエラー信号に対して極性が反転す
る。内周から外周に向かってビーム400が移動する場
合、ピット203の内周側にある場合、図5の(b)の
A点に示すように負の信号となる。ピット203の真上
にある場合、図5の(b)のB点に示すように0とな
る。ピット203の外周側にある場合、図5の(b)の
C点に示すように負の信号となる。
【0035】指令装置21は光ピックアップ20を内周
から外周に向かって移動させる場合第2の制御信号に図
5の(c)に示すように正の信号を出力する。
【0036】これらを乗算器11により乗算することに
より、図5の(d)に示すように、負の乗算信号が得ら
れる。
【0037】一方、再生専用領域5aにビーム400が
ある場合で、且つ外周から内周に向かってビーム400
が移動する場合について図6を用いて説明する。
【0038】図5を用いて説明したのと同様に、図6の
(a)に示す特性となる。図5を用いて説明したよう
に、外周から内周に向かってビーム400が移動する場
合、ピット203の内周側にある場合、図6の(b)の
A点に示すように正の信号となる。ピット203の真上
にある場合、図6の(b)のB点に示すように0とな
る。ピット203の外周側にある場合、図6の(b)の
C点に示すように負の信号となる。
【0039】指令装置21は光ピックアップ20を外周
から内周に向かって移動させる場合第2の制御信号に図
6の(c)に示すように負の信号を出力する。
【0040】これらを乗算器11により乗算することに
より、図6の(d)に示すように、負の乗算信号が得ら
れる。
【0041】したがって、再生専用領域5aにビーム4
00がある場合、負の乗算信号が得られる。
【0042】さらに、記録可能領域5bにビーム400
がある場合で、且つ内周から外周に向かってビーム40
0が移動する場合について図7を用いて説明する。
【0043】図5の(a)を用いて説明したのと同様
に、図7の(a)に示す特性となる。(表1)を使って
説明したように、全反射光量信号とプッシュプルトラッ
キングエラー信号の位相差はビーム400の移動方向に
よって異なる。従ってビーム400の移動方向によっ
て、微分全反射光量信号の極性は、プッシュプルトラッ
キングエラー信号に対して極性が反転する。内周から外
周に向かってビーム400が移動する場合、グルーブ2
05の内周側にある場合、図7の(b)のA点に示すよ
うに正の信号となる。グルーブ205の真上にある場
合、図7の(b)のB点に示すように0となる。グルー
ブ205の外周側にある場合、図7の(b)のC点に示
すように負の信号となる。
【0044】指令装置21は光ピックアップ20を内周
から外周に向かって移動させる場合第2の制御信号に図
7の(c)に示すように正の信号を出力する。
【0045】これらを乗算器11により乗算することに
より、図7の(d)に示すように、正の乗算信号が得ら
れる。
【0046】一方、記録可能領域5bにビーム400が
ある場合で、且つ外周から内周に向かってビーム400
が移動する場合について図8を用いて説明する。
【0047】図5を用いて説明したのと同様に、図8の
(a)に示す特性となる。図7を用いて説明したよう
に、外周から内周に向かってビーム400が移動する場
合、グルーブ205の内周側にある場合、図8の(b)
のA点に示すように負の信号となる。グルーブ205の
真上にある場合、図8の(b)のB点に示すように0と
なる。グルーブ205の外周側にある場合、図8の
(b)のC点に示すように正の信号となる。
【0048】指令装置21は光ピックアップ20を外周
から内周に向かって移動させる場合第2の制御信号に図
8の(c)に示すように負の信号を出力する。
【0049】これらを乗算器11により乗算することに
より、図8の(d)に示すように、正の乗算信号が得ら
れる。
【0050】記録可能領域5bにビーム400がある場
合、正の乗算信号が得られる。したがって、乗算信号の
正負によりビームスポットが再生専用領域5aと、記録
可能領域5bとのどちらにあるか判別することができ
る。
【0051】電圧比較器12は乗算信号を0電位と比較
し、乗算信号が正の場合すなわち記録可能領域5bにビ
ーム400がある場合はHiレベル、負の場合すなわち
再生専用領域5aにビーム400がある場合はLowレ
ベルの判別論理信号を指令装置21に出力する。
【0052】このようにして位相比較手段50は、プッ
シュプルトラッキングエラー信号と全反射光量信号とビ
ーム400の移動方向の位相比較を行い比較結果を指令
装置21に出力する。
【0053】まず、通常記録再生時には、指令装置21
はあらかじめ各領域の位置情報を記憶装置に記憶し再生
した位置情報から現在ビームスポットが位置している領
域が、再生専用領域5aか記録可能領域5bかを判断
し、第3の制御信号を第3のスイッチ25と信号処理回
路26に出力し位置情報を得る。
【0054】一方、シーク動作時、指令装置21は判別
論理信号を判断する。Lowの時にはビーム400が再
生専用領域5aにあると判断し、Hiの時にはビーム4
00が記録可能領域5bにあると判断し、第3の制御信
号を第3のスイッチ25と信号処理回路26に出力する
ことができ、シーク動作後即座に位置情報を得ることが
できる。
【0055】したがってシーク動作中でも、ビーム40
0が再生専用領域にあるか記録可能領域にあるかを判別
することができ、どちらの領域においてもシーク動作の
目標位置で位置情報を検出することができ、情報の記録
再生をすることができる。通常記録再生時においては位
置情報を読みとることができるので、あらかじめ記憶装
置に記憶された位置情報にしたがって、ビーム400が
再生専用領域にあるか記録可能領域にあるかを判別する
ことができ、情報の記録再生をすることができる。
【0056】以上のように本実施例によれば、シーク動
作中でも、プッシュプルトラッキングエラー信号と、微
分全反射光量信号と、ビーム400の移動方向を示す第
2の制御信号を入力し、これらの信号を乗算し乗算信号
を出力する乗算器11を設けることにより、乗算信号の
正負によってビーム400が再生専用領域5aにあるか
記録可能領域5bにあるかを判別することができ、どち
らの領域においてもシーク動作直後に位置情報を検出す
ることができ、情報の記録再生をすることができる。
【0057】さらに、シーク動作終了直後にシーク目標
位置の確認が可能となるのでシーク時間の短縮化を図る
ことができる。
【0058】さらに、ディスクのトラックの径方向の幅
と凹凸だけにもとずいて判別を行なっているので、再生
専用領域5aの記録材202と記録可能領域5bの記録
材204はどの様なものでも領域を判別することができ
る。
【0059】本発明の第2の実施例について図9を参照
しながら説明を行う。図9において、1はレーザダイオ
ード、2はコリメータレンズ、3はビームスプリッタ、
4は対物レンズ、5はハイブリッドディスク、6はレン
ズ、7は光検出装置、7a,7bは光検出器、8は差動
増幅器、9は加算器、10は微分器、11は乗算器、1
2は電圧比較器、13は第1のスイッチ、14は第一の
制御回路、15はトラッキングアクチュエータ、16は
第2のスイッチ、17は第2の制御回路、18はシーク
モータ、19はシークギア、20は光ピックアップ、2
2はディスクモータ、25は第3のスイッチ、26は信
号処理回路、40は歯部、50は位相比較手段であり、
以上は図1を用いて説明した第1の実施例の構成要素と
基本的に同じであるので、同一部分には同一番号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0060】23は信号処理回路26の出力が入力さ
れ、かつ第1のスイッチ13および第2のスイッチ16
に第1の制御信号を出力し、かつ第2のスイッチ16と
後述する第4のスイッチに第2の制御信号を出力し、か
つ第3のスイッチ25と信号処理回路26に第3の制御
信号を出力し、かつ電圧比較器12の出力が入力され、
かつ後述する記憶手段と第4のスイッチに第4の制御信
号を出力する指令装置である。27は差動増幅器8の出
力と指令装置23の制御信号が入力された記憶手段であ
る。28は記憶手段27の出力が入力された反転アンプ
である。29は指令装置23から出力される第2の制御
信号と、記憶手段27の出力と、指令装置23から出力
される第4の制御信号が入力され、乗算器11に信号を
出力する第4のスイッチである。
【0061】以上のように構成された本実施例について
動作の説明を行う。シーク動作する場合、指令装置23
は第4の制御信号により第4のスイッチを切り換え、第
2の制御信号を乗算器11に加える。この場合、図1を
用いて第1の実施例について説明したのと同様であるの
で詳しい動作は省略する。
【0062】通常記録再生時、指令装置23は第4の制
御信号により、記憶手段27の動作を切り換え、記憶手
段27は差動増幅器8の出力するトラッキングエラー信
号の低域成分を、ハイブリッドディスク5の1回転分記
憶する。位置情報の再生については第1の実施例を説明
したのと同様な動作を行う。
【0063】通常記録再生時にトラッキング制御がはず
れた場合で、ビーム400の位置が判らなくなった場合
に付いて説明する。
【0064】指令装置23は第4の制御信号によって記
憶手段27の動作を切り換え、入力信号を無視し、通常
記録再生時に記憶したトラッキングエラー信号の低域成
分に対応した信号を出力する。反転アンプ28は、記憶
したトラッキングエラー信号を反転し信号を出力する。
トラッキングエラー信号は図3図4を用いて説明したよ
うに、ハイブリッドディスク5がビーム400に対して
内周側に移動したときは正の信号となり、外周側に移動
したときは負の信号となる。したがって反転アンプ28
から出力された信号はハイブリッドディスク5がビーム
400に対して内周側に移動したときは負の信号とな
り、外周側に移動したときは正の信号となる。すなわ
ち、反転アンプ28から出力された信号はビーム400
がハイブリッドディスク5に対して、どちらの方向にど
れだけ動いたかを示す信号であり、その極性は図5,図
6,図7,図8を用いて説明した第2の制御信号の極性
と同じである。第4の制御信号は第4のスイッチを切り
換えて記憶手段27から出力された信号を乗算器11に
出力する。これにより図1を用いて第1の実施例につい
て説明したのと同様再生専用領域5aにビーム400が
ある場合、負の乗算信号が得られる。記録可能領域5b
にビーム400がある場合、正の乗算信号が得られる。
乗算信号の正負によりビームスポットが再生専用領域5
aと、記録可能領域5bとのどちらにあるか判別するこ
とができる。
【0065】電圧比較器12は乗算信号を0電位と比較
し、乗算信号が正の場合すなわち記録可能領域5bにビ
ーム400がある場合はHiレベル、負の場合すなわち
再生専用領域5aにビーム400がある場合はLowレ
ベルの判別論理信号を指令装置23に出力する。
【0066】以上のように本実施例によれば、トラック
ジャンプ動作や、トラッキング制御がはずれた場合など
のように、シーク動作以外でビームスポットの位置が判
らなくなった場合にも、プッシュプルトラッキングエラ
ー信号と、微分全反射光量信号と、ビーム400の移動
方向を示す反転アンプ28の出力信号を入力し、これら
の信号を乗算し乗算信号を出力する乗算器11を設ける
ことにより、乗算信号の正負によってビーム400が再
生専用領域5aにあるか記録可能領域5bにあるかを判
別することができ、どちらの領域においてもシーク動作
直後に位置情報を検出することができ、情報の記録再生
をすばやく再開することができる。
【0067】本発明の第3の実施例について図10を参
照しながら説明を行う。図10において、1はレーザダ
イオード、2はコリメータレンズ、3はビームスプリッ
タ、4は対物レンズ、5はハイブリッドディスク、6は
レンズ、7は光検出装置、7a、7bは光検出器、8は
差動増幅器、9は加算器、10は微分器、11は乗算
器、12は電圧比較器、14は第一の制御回路、15は
トラッキングアクチュエータ、16は第2のスイッチ、
17は第2の制御回路、18はシークモータ、19はシ
ークギア、20は光ピックアップ、22はディスクモー
タ、25は第3のスイッチ、26は信号処理回路、40
は歯部、50は位相比較手段であり、以上は図1を用い
て説明した第1の実施例の構成要素と基本的に同じであ
るので、同一部分には同一番号を付して詳細な説明は省
略する。
【0068】30は差動増幅器8の出力と、後述する指
令装置の第2の制御信号と第5の制御信号が入力された
第5のスイッチである。31は後述する指令装置から出
力される第5の制御信号が入力された反転増幅器。32
は反転増幅器31の出力が入力され、後述する指令装置
33の第6の制御信号と第3の制御信号が入力され、乗
算器11に信号を出力する第6のスイッチである。33
は信号処理回路26の出力が入力され、かつ第5のスイ
ッチ30および第2のスイッチ16に第1の制御信号を
出力し、かつ第2のスイッチ16と第6のスイッチに第
2の制御信号を出力し、かつ第3のスイッチ25と信号
処理回路26に第3の制御信号を出力し、かつ第5のス
イッチと第2の反転増幅器31に第5の制御信号を出力
し、かつ第6のスイッチ31に第6の制御信号を出力
し、かつ電圧比較器12の出力が入力された指令装置で
ある。
【0069】以上のように構成された本実施例について
動作の説明を行う。シーク動作する場合、指令装置33
は第5の制御信号をに0電位を出力し、第1の制御信号
により第5のスイッチを切り換え制御回路14に0電位
を加える。指令装置33は第6の制御信号を用いて第6
のスイッチを切り換え第2の制御信号を乗算器11に加
える。この場合、図1を用いて第1の実施例について説
明したのと同様の動作であるので詳しい説明は省略す
る。
【0070】通常記録再生時、指令装置33は第1の制
御信号により、第5のスイッチ30を切り換えトラッキ
ングエラー信号を制御回路14に出力する。この場合、
図1を用いて第1の実施例を説明したのと同様な動作を
行う。
【0071】通常記録再生時にトラッキング制御がはず
れた場合で、ビーム400の位置が判らなくなった場合
に付いて説明する。
【0072】指令装置33は第1の制御信号により第5
のスイッチ30を切り換え、第5の制御信号を制御回路
14に加える。指令装置33は第6の制御信号により第
6のスイッチ6を切り換え、反転増幅器31の出力を乗
算器11に加える。第5の制御信号は回転周期すなわち
偏心周期よりも十分短い周期で、アクチュエータ15を
トラッキング方向に微動させるための信号である。第5
の制御信号はアクチュエータ15、すなわちビーム40
0がハイブリッドディスク5の内周側に移動させるとき
は正の信号、外周側に移動するときは負の信号を出力す
る。第2の反転増幅器31の出力の極性は、第5の制御
信号の極性の反転している。ビーム400がハイブリッ
ドディスク5の内周側に移動させるときは負の信号、外
周側に移動するときは正の信号を出力する。すなわち、
この出力信号はビーム400がハイブリッドディスク5
に対して、どちらの方向にどれだけ動いたかを示す信号
であり、その極性は図5,図6,図7,図8を用いて説
明した第2の制御信号の極性と同じである。これにより
図1を用いて第1の実施例について説明したのと同様再
生専用領域5aにビーム400がある場合、負の乗算信
号が得られる。記録可能領域5bにビーム400がある
場合、正の乗算信号が得られる。乗算信号の正負により
ビーム400が再生専用領域5aと、記録可能領域5b
とのどちらにあるか判別することができる。
【0073】電圧比較器12は乗算信号を0電位と比較
し、乗算信号が正の場合すなわち記録可能領域5bにビ
ーム400がある場合はHiレベル、負の場合すなわち
再生専用領域5aにビーム400がある場合はLowレ
ベルの判別論理信号を指令装置23に出力する。
【0074】以上のように本実施例によれば、トラック
ジャンプ動作や、トラッキング制御がはずれた場合など
のように、シーク動作以外でビームスポットの位置が判
らなくなった場合にも、プッシュプルトラッキングエラ
ー信号と、微分全反射光量信号と、ビーム400の移動
方向を示す反転した第5の制御信号を入力し、これらの
信号を乗算し乗算信号を出力する乗算器11を設けるこ
とにより、特に記憶手段などにより信号を記録してなく
ても簡単な構成で、乗算信号の正負によってビーム40
0が再生専用領域5aにあるか記録可能領域5bにある
かを判別することができ、どちらの領域においてもシー
ク動作直後に位置情報を検出することができ、情報の記
録再生をすばやく再開することができる。
【0075】なお、第3の実施例では偏心周期よりも十
分短い周期で、アクチュエータ15を移動させたが、偏
心周期よりも十分長い周期でアクチュエータ15を移動
させても良い。
【0076】また、アクチュエータ15を駆動しビーム
スポットを偏心周期で移動させ、その移動方向を偏心に
よるビームスポットのハイブリッドディスク5に対する
相対的な移動方向と同じ方向で移動させても良い。この
場合偏心によるビームスポットとハイブリッドディスク
5の相対的な移動量を利用できるので、相対的な移動量
が第3の実施例と同じであれば駆動のための電力が少な
くてすむ。
【0077】また、第1および第2の実施例において位
相比較手段として乗算器12を用いたが、プッシュプル
トラッキングエラー信号を電圧比較器によって極性を検
出し、3ビームトラッキングエラー信号を電圧比較器に
よって極性を検出し、これら検出信号を論理回路によっ
て判断することができる。この場合、乗算器を用いない
ので回路の規模を小さくすることができる利点がある。
【0078】また、第1,第2および第3の実施例にお
いて実施例全反射光量信号検出手段として光検出器7a
と光検出器7bの出力を加算器9を用いて加算すること
によって求めたが、光検出装置7から出力される情報信
号の低域成分を取り出して用いても良くこの場合加算器
9が不要となりより簡単な構成で実現できる。
【0079】また、第1,第2および第3の実施例にお
いて全反射光量信号検出手段として光検出器7aと光検
出器7bの出力を加算器9を用いて加算することによっ
て求めたが、反射光を光学的に2分し、分割されていな
い1個の光検出器を設けることによって全反射光量信号
を検出することもできる。
【0080】このことを、図11を用いて説明する。図
11において、3はビームスプリッタ、5はハイブリッ
ドディスク、4は対物レンズ、6はレンズ、7aは光検
出器、7bは光検出器、8は差動増幅器、208は情報
トラックの中心線、400は反射ビームであり、図1お
よび図2に示した構成要素と同一であるので、同一番号
を付して詳しい説明は省略する。
【0081】以上のように構成された、全反射光量検出
手段について図11を用いて説明する。91はビームス
プリッタ3で分離されたビーム400の光路上に、ビー
ムスプリッタ3とレンズ6の間にに固定されたビームス
プリッタである。すなわちビームスプリッタ91の1つ
の出射光路上にレンズ6が固定されている。92はビー
ムスプリッタ91の他方の出射光路上に固定されたレン
ズである。93はレンズ92の出射光路上に固定された
光検出器である。
【0082】図11の構成図はハイブリッドディスク5
の半径方向の断面図である。図11においては、原理を
簡略に説明するため光学系の構成を省略して述べる。
【0083】ビームスプリッタ91はビーム400を2
方向に所定の分光比で分離する。レンズ92はビームス
プリッタ91の出射する光を集光し光検出器93に集光
光を照射する。光検出器93は集光光の全光量に応じた
電気信号を出力する。
【0084】したがって、分割しない1個の光検出器を
設けることによって全反射光量信号を検出することがで
きる。
【0085】この構成により、光検出器7aおよび光検
出器7bの和信号得るための加算器が不要となり、電気
回路をより簡単な構成で実現できる。
【0086】また、第1,第2および第3の実施例にお
いて光検出器としてハイブリッドディスク5の径方向に
2分割された光検出器7aと光検出器7bよって求めた
が、多数に分割された光検出器を用いてプッシュプルト
ラッキングエラー信号や全反射光量信号を光検出器の出
力信号を演算することによって検出することも可能であ
る。
【0087】このことを、図12を用いて説明する。図
12において、3はビームスプリッタ、4は対物レン
ズ、5はハイブリッドディスク、6はレンズ、8は差動
増幅器、9は加算器であり、図1および図2に示した構
成と同一であるので同一の番号を付して詳しい説明は省
略する。
【0088】図12において、95a,95b,95c
および95dは、レンズ6の出射光路上に固定された光
検出器である。これらはハイブリッドディスク5の半径
方向に分割されており、かつハイブリッドディスク5の
円周接線方向にも分割されている。すなわち、これらは
4分割の光検出器を構成している。
【0089】95aは円内回転方向側に固定された光検
出器である。95bは円外回転方向側に固定された光検
出器である。95cは円内逆回転方向側に固定された光
検出器である。95dは円外逆回転方向側に固定された
光検出器である。
【0090】96は光検出器95aの出力と光検出器9
5cの出力が入力され、その出力が差動増幅器8の非反
転入力と加算器9に入力された加算器である。97は光
検出器95bの出力と光検出器95dの出力が入力さ
れ、その出力が差動増幅器8の反転入力と加算器9に入
力された加算器である。
【0091】図12の構成図はハイブリッドディスク5
の半径方向の断面図である。図12においては、原理を
簡略に説明するため光学系の構成を省略して述べる。
【0092】以上のように構成されたプッシュプルトラ
ッキングエラー信号検出手段と全反射光量検出手段に付
いて説明する。図2を用いて説明したのと同様ハイブリ
ッドディスク5からの反射光は半径方向に分割された光
検出器によってそれぞれ、その光量に応じて信号に変換
される。
【0093】図2の構成において7aに入射していた光
量は、光検出器95aと光検出器95cに入射する。加
算器96は光検出器95aの出力信号と光検出器95c
の出力信号とを加算し、径方向に分割された内周側の光
量に応じた信号を検出する。
【0094】同様に、図2の構成において7bに入射し
ていた光量は、光検出器95bと光検出器95dに入射
する。加算器97は光検出器95bの出力信号と光検出
器95dの出力信号とを加算し、径方向に分割された内
周側の光量に応じた信号を検出する。
【0095】差動増幅器8は、加算器96の出力信号と
加算器97の出力信号の差信号を出力する。これは、反
射光の内周側の光量と外周側の光量の差に応じた信号で
ある。したがって、差動増幅器8は図2を用いて説明し
たのと同様に、プッシュプルトラッキングエラー信号を
出力する。
【0096】加算器9は、加算器96の出力信号と加算
器97の出力信号の和信号を出力する。これは、反射光
の全ての光量に応じた信号である。したがって、加算器
9は図2を用いて説明したのと同様に全反射光量信号を
出力する。
【0097】本発明の目的と直接関わらないので詳しい
説明は省略するが、この構成のような4分割の光検出器
は非点収差法を用いて対物レンズを光軸方向に合焦制御
するために用いられることがある。
【0098】この構成により、他の目的のために多数に
分割した光検出器を用いても実施例に示したのと同様に
領域を判別できる。
【0099】また、第1,第2および第3の実施例にお
いて図15を用いて説明したようにハイブリッドディス
ク5は、情報トラックの幅がトラックピッチの1/2以
下のピット203による再生専用領域5aと、情報トラ
ックの幅が1/2以上のワイドグルーブ205に情報記
録マーク206を持つ構成であった。実施例で詳しく述
べたように情報の記録方法によらずディスクのトラック
の径方向の幅と凹凸だけにもとずいて判別を行なってい
る。
【0100】再生専用領域5aののかわりに図13の
(a),(b),(c)に示すような記録方式の領域で
も判別可能である。
【0101】図13の(a)は光ビームが照射される側
に対して凹で、トラックピッチの1/2以上の幅を持つ
ピット210を記録した例である。
【0102】図13の(b)は光ビームが照射される側
に対して凸で、トラックピッチの1/2以下の幅を持つ
グルーブに情報信号マーク206を記録した例である。
情報記録マーク206のかわりに凹や凸のピットを用い
てもよい。
【0103】図13の(c)は光ビームが照射される側
に対して凹で、トラックピッチの1/2以上の幅を持つ
ランドに情報信号マーク206を記録した例である。情
報記録マーク206のかわりに凹や凸のピットを用いて
もよい。
【0104】これらの領域において、実施例で説明した
再生専用領域5aと同様の位相のプッシュプルトラッキ
ングエラー信号および全反射光量信号が得られる。
【0105】また、記録可能領域5bののかわりに図1
4の(a),(b),(c)に示すような記録方式の領
域でも判別可能である。
【0106】図14の(a)は光ビームが照射される側
に対して凹で、トラックピッチの1/2以下の幅を持つ
ランドに情報信号マーク206を記録した例である。情
報記録マーク206のかわりに凹や凸のピットを用いて
もよい。
【0107】図14の(b)は光ビームが照射される側
に対して凸で、トラックピッチの1/2以上の幅を持つ
ピット211を記録した例である。
【0108】図14の(c)は光ビームが照射される側
に対して凹で、トラックピッチの1/2以下の幅を持つ
ピット212を記録した例である。
【0109】これらの領域において、実施例で説明した
記録可能領域5bと同様の位相のプッシュプルトラッキ
ングエラー信号および全反射光量信号が得られる。図1
5の(c)において、情報記録マーク206のかわりに
凹や凸のピットを用いてもよい。
【0110】また、第1,第2および第3の実施例にお
いて位相比較手段として乗算器12を用いたが、プッシ
ュプルトラッキングエラー信号を電圧比較器によって極
性を検出し、全反射光量信号信号を電圧比較器によって
極性を検出し、これら検出信号を論理回路によって判断
することができる。この場合、乗算器を用いないので回
路の規模を小さくすることができる利点がある。
【0111】また、第1,第2および第3の実施例にお
いて微分器10を用いて全反射光量信号の位相を変化さ
せたが、直接位相比較する構成でも、または、プッシュ
プルトラッキングエラー信号の位相を変化させ位相比較
する構成でも、または位相を変化させることができる他
の構成要素によって位相を変化させた後に位相比較する
構成でも実現可能なことはいうまでもない。
【0112】また、第1,第2および第3の実施例にお
いてビーム400の移動方向をしめす信号を乗算器11
で乗算したが、指令装置21によって、プッシュプルト
ラッキングエラー信号と全反射光量信号の位相比較結果
とビーム400の移動方向とをもとに判断し領域の判別
を行う構成でも実現可能なことはいうまでもない。
【0113】また、第1,第2および第3の実施例にお
いてプッシュプルトラッキングエラー信号をビーム40
0の移動方向を示す信号によって極性を反転し、全反射
光量信号と位相比較する構成でも実現可能なことはいう
までもない。
【0114】また、第1,第2および第3の実施例にお
いて全反射光量信号をビーム400の移動方向を示す信
号によって極性を反転し、プッシュプルトラッキングエ
ラー信号と位相比較する構成でも実現可能なことはいう
までもない。
【0115】また、第1,第2および第3の実施例にお
いて電圧比較器12は乗算信号の振幅がある一定値以上
の時の極性を判断するなどの対策をすることによって、
ノイズやトラッキングエラー信号の検出誤差があっても
乗算信号の極性を安定に判断することができる。
【0116】また、第1,第2および第3の実施例にお
いてプッシュプルトラッキングエラー信号がある一定値
以下の時に極性を判断した結果を保持し変化させないよ
うにラッチ回路などを設けることによって、ノイズやト
ラッキングエラー信号の検出誤差があっても乗算信号の
極性を安定に判断することができる。
【0117】また、第1,第2および第3の実施例にお
いて全反射光量信号の微分信号がある一定値以下の時に
極性を判断した結果を保持し変化させないようにラッチ
回路などを設けることによって、ノイズやトラッキング
エラー信号の検出誤差があっても乗算信号の極性を安定
に判断することができる。
【0118】また、第1,第2および第3の実施例にお
いてプッシュプルトラッキングエラー信号を微分する手
段を設け、その出力のプッシュプルトラッキングエラー
信号の傾きを示す信号がある一定値以下の時に極性を判
断した結果を保持し変化させないようにラッチ回路など
を設けることによって、ノイズやトラッキングエラー信
号の検出誤差があっても乗算信号の極性を安定に判断す
ることができる。
【0119】また、第1,第2および第3の実施例にお
いてビーム400の移動方向を示す信号として指令装置
21から出力される第2の制御信号を用いたが、領域判
別を行う場合の移動方向を限定してビーム400の移動
方向を示す第2の制御信号を用いず位相比較する構成で
も実現できる。この場合、間接的にビーム400の移動
方向を考慮して判断している。この構成によれば乗算器
11のような3入力の乗算器ではなく2入力の乗算器で
構成するができ、かつ簡単な構成で実現することができ
る利点がある。
【0120】また、第1の実施例では比較的長距離のシ
ーク動作をさせたが、比較的短距離トラックジャンプ動
作をさせることにより、判別することも可能である。こ
の場合でも十分に領域間を移動することが有り得るの
で、領域判別できることは有用である。
【0121】また、同様に渦巻状のトラックを持つ光デ
ィスクにおいて1本トラックジャンプして1トラック繰
り返し再生する場合にも判別可能なことはいうまでもな
い。
【0122】また、第2および第3の実施例では通常記
録再生時にトラッキング制御がはずれ場合について述べ
たが、同様の構成及び動作で、シーク動作やトラックジ
ャンプ動作の後でトラッキング制御をかける前に領域判
別することも可能である。この場合、アドレス情報から
領域を判別する処理を行わなくてすむので、通常記録再
生の動作開始までの時間を短縮することができる。
【0123】また、第2および第3の実施例では通常記
録再生時にトラッキング制御がはずれ場合について述べ
たが、同様の構成及び動作で、電源投入後はじめて通常
記録再生するときや、低消費電力下のための機能停止に
よる待機動作などで、はじめてトラッキング制御をかけ
る前に領域判別することも可能である。この場合、アド
レス情報を読みとりアドレス情報を保存し情報から領域
を判別する処理を行わなくてすむので、通常記録再生の
動作開始までの時間を短縮することができかつ記憶装置
を設けなくてすむ。
【0124】
【発明の効果】以上のように本発明はプッシュプルトラ
ッキングエラー信号の位相と、全反射光量信号の位相と
を比較し、ビームスポットの移動方向と位相比較結果に
より、情報トラックの幅がトラックピッチの1/2以下
の領域1と、情報トラックの幅がトラックピッチの1/
2以上の領域2のどちらにあるかをシーク中にも判別す
ることができる優れた光ディスク装置を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図2】同実施例におけるプッシュプルトラッキングエ
ラー検出法と全反射光量検出法の原理を説明するための
ブロック図
【図3】(a)は同グルーブとビームスポットの位置と
反射光の強度の関係を示すブロック図 (b)は同グルーブとビームスポットの位置と反射光の
強度の関係を示すブロック図 (c)は同グルーブとビームスポットの位置と反射光の
強度の関係を示すブロック図 (d)は同グルーブとビームスポットのトラックずれ量
dとプッシュプルトラッキングエラー信号の関係を示す
特性図 (e)は同グルーブとビームスポットのトラックずれ量
dと全反射光量信号の関係を示す特性図
【図4】(a)は同ピットとビームスポットの位置と反
射光の強度の関係を示すブロック図 (b)は同ピットとビームスポットの位置と反射光の強
度の関係を示すブロック図 (c)は同ピットとビームスポットの位置と反射光の強
度の関係を示すブロック図 (d)は同ピットとビームスポットのトラックずれ量d
とプッシュプルトラッキングエラー信号の関係を示す特
性図 (e)は同ピットとビームスポットのトラックずれ量d
と全反射光量信号の関係を示す特性図
【図5】同再生専用領域でビームが内周から外周へ移動
するときの乗算信号の特性図
【図6】同再生専用領域でビームが外周から内周へ移動
するときの乗算信号の特性図
【図7】同記録可能領域でビームが内周から外周へ移動
するときの乗算信号の特性図
【図8】同記録可能領域でビームが外周から内周へ移動
するときの乗算信号の特性図
【図9】本発明の第2他の実施例における光ディスク装
置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の第3の実施例における光ディスク装
置の構成を示すブロック図
【図11】プッシュプルトラッキングエラー検出法と全
反射光量検出法の原理を説明するためのブロック図
【図12】プッシュプルトラッキングエラー検出法と全
反射光量検出法の原理を説明するためのブロック図
【図13】(a)は情報トラックを拡大した斜視図 (b)は情報トラックを拡大した斜視図 (c)は情報トラックを拡大した斜視図
【図14】(a)は情報トラックを拡大した斜視図 (b)は情報トラックを拡大した斜視図 (c)は情報トラックを拡大した斜視図
【図15】(a)はハイブリッドディスクの構成を示す
正面図 (b)は同再生専用領域の情報トラックを拡大した斜視
図 (c)は同記録可能領域の情報トラックを拡大した斜視
【図16】従来の光ディスク装置の構成を示すブロック
【符号の説明】
7 光検出装置 7a,7b,7c,7d 光検出器 8 差動増幅器 9 加算器 10 微分器 11 乗算器 12 電圧比較器 13 スイッチ 14 トラッキングアクチュエータ制御回路 15 トラッキングアクチュエータ 16 スイッチ 17 シークモータ制御回路 18 シークモータ 19 シークギア 20 光ピックアップ 22 ディスクモータ 24 指令装置 50 位相比較手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/10 G11B 7/00 - 7/013 G11B 21/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報トラックの幅がトラックピッチの1
    /2以下である第1の領域と、情報トラックの幅がトラ
    ックピッチの1/2以上である第2の領域を持つ光ディ
    スクを備えた光ディスク装置であって、 前記光ディスクに照射した光ビームの反射光を受光しプ
    ッシュプル法によりトラッキングエラーを検出するよう
    に分割され配置された第1の光検出器と、 前記第1の光検出器の出力する信号が入力されプッシュ
    プル法によるトラッキングエラーを検出する第1の検出
    手段と、 前記第1の光検出器と兼用または独立に前記光ディスク
    に照射した光ビームの反射光の光量に応じた全反射光量
    信号を検出する第2の検出手段と、 ビームスポットの移動方向を示す信号の極性に応じて、
    前記第1の検出手段から出力されるトラッキングエラー
    信号の位相と、前記第2の検出手段から出力される全反
    射光量信号の位相とを比較する位相比較手段とを備え、 前記位相比較手段から出力される位相比較信号によりビ
    ームスポットが前記領域1または前記領域2のどちらに
    あるかを判別することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 記録再生時にトラッキングエラー信号情
    報を記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段に記憶した
    情報により、光ディスクに対するビームスポットの移動
    方向を検出することを特徴とする請求項1記載の光ディ
    スク装置。
  3. 【請求項3】 偏心周期と一致しない周期で光ディスク
    の径方向にビームスポットを移動させるか、または偏心
    周期で偏心による前記ビームスポットの前記光ディスク
    に対する移動方向と同じ位相で前記光ディスクの径方向
    に前記ビームスポットを移動させることにより、前記ビ
    ームスポットの移動方向を検出することを特徴とする請
    求項1記載の光ディスク装置。
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