JP2008059686A - 球面収差及びフォーカスオフセット調整方法、それを用いた情報記録再生装置 - Google Patents

球面収差及びフォーカスオフセット調整方法、それを用いた情報記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】処理工数/処理時間を削減し、所定工数の後に一意的に球面収差補正値及びフォーカスオフセット値の決定が可能な球面収差及びフォーカスオフセット調整方法及び情報記録再生装置を提供する。
【解決手段】トラック横断信号特性(評価指標1)と再生信号特性(評価指標2)のSA補正値依存性及びフォーカスオフセット依存性に関して光ピックアップ固有の特徴を示す情報として装置に予め記憶させる。そして球面収差補正値の一点におけるフォーカスオフセット依存性を評価指標1、2に関して測定し、この結果と記憶している情報から近似直線L1、L2を算出し、その交点から球面収差補正値及びフォーカスオフセットの最適値を検出する。
【選択図】図6

Description

本発明は、光ディスク等の情報記録媒体に情報を記録又は再生する分野において球面収差及びフォーカスオフセットを調整する方法、及びそれを用いた情報記録再生装置に関するものである。
近年、情報量の増大と共に情報記録再生装置の光ディスクの記録密度を高くすることが求められている。そこで、光ディスクの情報記録層における線記録密度を高めることやトラックの狭ピッチ化によって光ディスクの高記録密度化が行われている。この光ディスクの高記録密度化に対応するためには、光ディスクの情報記録層上に集光する光ビームのビーム径を小さくすることが必要である。
光ビームのビーム径を小さくする方法としては、光ディスクを記録再生する光ピックアップ装置の集光光学系の対物レンズの開口数(NA:Numerical Aperture)を大きくすることや、光ビームの短波長化がある。光ビームの短波長化に関しては、光源を赤色半導体レーザから実用化の道が開かれてきた青紫色半導体レーザへ変更することにより実現可能と考えられる。
一方、高開口数の対物レンズを実現する手法としては、対物レンズに半球レンズを組み合せて、2枚のレンズ(2群レンズ)で対物レンズを構成することで高開口数を実現する手法、或いは単レンズの高NA化が提案開発されている。
一般に、光ディスクでは、埃や傷から情報記録層を保護するために、情報記録層はカバー層で覆われている。従って、光ピックアップ装置の対物レンズを透過した光ビームは、カバー層を通過してその下にある情報記録層上で集光されて焦点を結ぶことになる。このように光ビームがカバー層を通過すると、カバー層厚の違いにより球面収差が発生する。
球面収差は、球面収差∝t×NA4(t:カバー層の厚さ、NA:対物レンズの開口数)で示され、カバー層の厚さt及び対物レンズのNAの4乗に比例する。通常、対物レンズはこの球面収差を相殺するように設計されているので、対物レンズとカバー層を通過した光ビームの球面収差は十分に小さく情報記録面に収束される。
しかしながら、カバーガラスの厚さが、予め定められた値からずれると、情報記録層に集光された光ビームには、球面収差が発生し、記録時の熱分布の変化及び、再生分解能の低下を起こし、情報を正しく読み書きすることができなくなる。
上記カバーガラス厚さ誤差Δtによって発生する球面収差の誤差は、カバー層の厚さ誤差Δtに比例する。即ち、カバーガラスの厚さ誤差Δtが大きくなればなるほど、球面収差の誤差が大きくなる。更に、NAの4乗に比例するために、高NA化によりカバー層の厚さ誤差Δtに対する球面収差の発生はより大きなものとなる。これにより、情報を正しく読み書きすることができない場合がある。
従来の光ディスクにおいては、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)の場合、光ピックアップ装置の対物レンズの開口数NAは0.6程度である。従って、カバーガラス厚さ誤差Δtによって発生する球面収差の誤差は比較的小さく、情報記録層に光ビームを十分小さく集光することができる。
一方、光ディスクの厚さ方向へ記録情報の高密度化を進めるために、情報記録層を積層化して形成された多層光ディスクが開発され、例えば、情報記録層が2層のDVDが既に商品化されている。このような多層光ディスクでは、積層された情報記録層毎に光ディスクの表面(カバー層表面)から各情報記録層までの厚みがそれぞれ異なり、光ビームが光ディスクのカバー層を通過する際に発生する球面収差量が、各情報記録層で異なることになる。
この場合、前述したように隣接する情報記録層で発生する球面収差の差異は、隣接する情報記録層の層間距離厚tに比例する。従って、この層間距離厚tに相当する球面収差が発生することになるが、DVDの光学系及びDVDディスクの層間厚さ規定の場合は、特に球面収差補正を行うことなく、記録再生特性を維持できる状況にある。
しかし、DVDを更に高密度化する技術開発が各社で進められており、その光源の波長は405nm程度、対物レンズのNAは0.85等で進められている。前述したようにカバー層の厚さ誤差Δtが等しくても、NAが大きくなるほど大きな球面収差が発生する。球面収差値はNAの4乗に比例することから、例えば、カバー層の厚さ誤差Δtにおいては、NA=0.6に比べて、NA=0.85では約4倍の球面収差が発生する。従って、NA=0.85のように高NAになればなるほど、カバー層の厚さ誤差Δtによって発生する球面収差が大きくなることが分かる。
また、多層の記録層を持つ光ディスクの場合も同様であり、隣接する情報記録層の層間距離tが等しくても、光ヘッド装置の対物レンズのNAが大きくなるほど大きな球面収差の差異が発生する。例えば、上述したように同じ厚さ誤差Δtに対しても、NA=0.6に比べて、NA=0.85では、約4倍の球面収差の差異が発生する。よって、NA=0.85のように高NAになればなるほど、各情報記録層の球面収差の差異が大きくなってしまう。
従って、高NAの対物レンズでは、球面収差の誤差の影響が無視できず、情報の記録及び読み取り精度の低下を招くという問題が生じる。そのため、高NAの対物レンズを用いて高記録密度化を実現するためには球面収差を補正する必要性が発生し、球面収差補正機構、補正手段が開発・検討されている。
また、情報記録再生装置における情報記録再生時には、光ヘッド装置がディスク上の情報トラックに沿って微小なビームスポットを常に一定に形成する必要がある。このため、光ヘッド装置はフォーカスサーボとトラッキングサーボを行う。フォーカスサーボはディスクに垂直な方向に対物レンズを追従させ、主に、ビームスポット径が最小となるように制御するものである。また、トラッキングサーボは最小のビーム径となったビームスポットを情報トラックに追従させるように制御するものである。
光ディスクの情報記録面上に照射される集束光の焦点深度は、波長λに比例し、対物レンズのNAの2乗に反比例する(焦点深度∝λ/NA2)。
従って、記録密度の向上を目指してレーザ光波長の短波長化及び対物レンズのNAを大きくした光学系においては、上述の焦点深度が現行DVD等に比べて大幅に浅くなることが分かる。このため、フォーカスサーボには高い追従性能が要求されることになる。
このように次世代光ディスクシステムにおいては、前述したカバー層厚誤差の影響及び多層化によるカバー層の厚さ差を吸収するために球面収差を補正する機構を導入することが提案されている。従って、カバー層厚の誤差及び、多層化によるカバー層厚の差を吸収するために、記録/再生装置では球面収差補正機構を何らかの形で調整制御することが必要となる。
加えて、球面収差における光スポットの形状変化は、前述のフォーカスサーボのオフセットにおける光スポットの形状変化と相補的な関係にある。そのため、フォーカス制御の精度の向上のみならず、球面収差補正及びフォーカスオフセットの調整制御において両者の最適点を探ることが必要となる。
このような高NA対物レンズを用いた光ディスクシステムにおけるフォーカスサーボのオフセットの最適化調整と球面収差補正機構の最適化調整の方法としては、例えば、特開2004−145987号公報に開示された方法がある(特許文献1)。
同公報には、光学系に生じる球面収差及びフォーカスオフセットを一つの評価指標を用いて最適点を検出し、調整する方法が記載されている。具体的には、予め定めるフォーカスオフセットを有した状態で球面収差補正値を変更し、各球面収差補正値対して評価指標値を検出し、その中から評価指標が最も良くなる球面収差補正値を検出し、球面収差補正値の最適化を行う。
その後、この検出した球面収差発生状態でフォーカスオフセットを発生させ、フォーカスオフセット値に対して評価指標の良否判定を行いフォーカスオフセット値の最適化を行う。或いは、球面収差補正値検出処理及びフォーカスオフセット検出処理を逆の順序で行い、これら最適球面収差値及び最適フォーカスオフセット値をドライブ装置の補償値として適用するものである。
特開2004−145987号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、記録を行い、その後、球面収差補正機構を何度か繰り返し駆動設定して、それに対応して再生を繰り返し、球面収差を調整する必要がある。また、同様にフォーカスオフセットの調整に対しても再生の繰返しによる調整が必要となる。記録または再生の繰返しによる測定には、記録/再生各々にディスク一回転分の時間を要することになる。
そして、前述のような短波長(ex.λ:405)、高NA(NA:0.85)の光ディスクドライブ装置において、これらの記録再生に関する各種パラメータの最適調整はディスク挿入時の必須条件とならざるを得ない。そのため、この調整において球面収差調整機構を幾度か駆動し、且つ、再生動作を行い、球面収差補正の最適化を行うことは、ディスク挿入時の立ち上げ所要時間を長くし、ユーザーの快適性を損なうものとなる。
本発明の目的は、処理工数/処理時間を削減し、所定工数の後に一意的に球面収差補正値及びフォーカスオフセット値の決定が可能な球面収差及びフォーカスオフセット調整方法、それを用いた情報記録再生装置を提供することにある。
本発明は、情報トラック横断信号品位を示す第1の評価指標と、情報再生信号品位を示す第2の評価指標に関して、各々球面収差補正値に対するフォーカスオフセット値依存性を示す第1、第2の情報を記憶手段に記憶させておく。
そして、第1の評価指標に関して、予め設定した一点の球面収差補正値に対してフォーカスオフセット依存性を測定し、第1の評価指標が最良の値をとるフォーカスオフセット値を検出する。また、第2の評価指標に関して、予め設定した一点の球面収差補正値に対してフォーカスオフセット依存性を測定し、第2の評価指標が最良の値をとるフォーカスオフセット値を検出する。
更に、記憶手段に記憶している第1、第2の情報と、検出された第1、第2の評価指標が各々最良の値をとるフォーカスオフセット値とから、第1、第2の評価指標に関して、各々球面収差補正値に対するフォーカスオフセット依存性を示す第1、第2の近似直線を算出し、第1の近似直線と第2の近似直線との交点から調整すべき球面収差補正値とフォーカスオフセット値を決定する。
また、本発明は、情報トラック横断信号品位を示す第1の評価指標と、情報再生信号品位を示す第2の評価指標に関して、各々フォーカスオフセット値に対する球面収差補正値依存性を示す第1、第2の情報を記憶手段に記憶させておく。
そして、第1の評価指標に関して、予め設定した一点のフォーカスオフセット値に対して球面収差依存性を測定し、第1の評価指標が最良の値をとる球面収差補正値を検出する。また、第2の評価指標に関して、予め設定した一点のフォーカスオフセット値に対して球面収差依存性を測定し、第2の評価指標が最良の値をとる球面収差補正値を検出する。
更に、記憶手段に記憶している第1、第2の情報と、検出された第1、第2の評価指標が各々最良の値をとる球面収差補正値とから、第1、第2の評価指標に関して、各々フォーカスオフセット値に対する球面収差依存性を示す第1、第2の近似直線を算出し、第1の近似直線と第2の近似直線との交点から調整すべき球面収差補正値とフォーカスオフセット値を決定する。
本発明によれば、球面収差補正機構を駆動することなく、球面収差補正値及びフォーカスオフセット値の最適点を求めることができ、最適点検出の処理工程を削減でき、処理時間を短縮することが可能となる。そのため、ディスク挿入時における装置立ち上げ時間を短縮でき、ユーザーの快適性を損なうことがない。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。図2は本発明の情報記録再生装置に用いる光ディスクの一例を示す断面図である。光ディスク1はポリカーボネートから成る基板2上に、例えば、相変化記録膜を含む情報記録層3が形成されている。なお、光ディスク1が再生専用ディスクの場合には、相変化記録膜の代わりに反射膜による情報記録層3が形成される。
また、情報記録層3上に厚さtのカバー層(光透過層)4が形成されている。カバー層4は厚さ:tのプラスチック材料であり、これが基板2上に形成された情報記録層3の上にシートとして接着或いは紫外線硬化樹脂でスピンコート形成されている。
図3は光ディスク1上への情報記録の様子を示す概念図である。光ディスク1の情報記録層3は螺旋状或いは同心円状の情報トラック5の上に形成されている。光ディスク1には、情報記録トラック5が物理的な凹凸による案内溝により形成され、凹部或いは凸部、又はその両方に情報が、例えば、相変化によるマークによって記録される。なお、光ディスク1が再生専用ディスクの場合には、情報記録トラック5はプリピットの配列により予め形成されている。
図1は本発明に係る情報記録再生装置の一実施形態を示すブロック図である。なお、図1では、主にフォーカスオフセット調整や球面収差調整に関する構成を示しており、その他の光ディスクに情報を記録する回路や再生する回路等については周知であるので省略している。
図中1は光学式情報記録媒体である光ディスクであり、スピンドルモータ7の駆動により回転する。光ディスク1の構造は図2の通りである。光ピックアップ6は光ディスク1に光ビームを照射し、情報の記録及び再生を行う。
記録及び再生動作時には、光ピックアップ6から光ディスク1に光ビームを照射し、その反射光を光検出器で受光する。その受光信号を電気信号に変換してフォーカス/トラッキング処理回路8及びRF信号生成回路9、或いはトラック横断信号処理回路13にそれぞれ供給する。
光ピックアップ6は、半導体レーザ61、コリメートレンズ62、ビームスプリッタ63、λ/4板64、球面収差補正光学系650、球面収差補正光学系用駆動機構651、対物レンズ660を含んでいる。また、フォーカス/トラッキングアクチュエータ661、集光レンズ67、光検出器68等から構成されている。
半導体レーザ61は所定の光パワーでレーザビーム光を発生し、このレーザビーム光はコリメートレンズ62、ビームスプリッタ63、λ/4板64を通って光ディスク1の透過基板の厚さ誤差に伴う球面収差を補正する球面収差補正光学系650に入射する。
球面収差補正光学系650は、例えば、凹レンズ650aと凸レンズ650bとの対で構成されたビーム拡大型のリレーレンズであり、通常は入射平行光に対してビーム径を拡大させた平行光を出射するように構成されている。そして、凹レンズ650aと凸レンズ650bとのレンズ間隔を変化させることによって、対物レンズ660に入射する光を発散光或いは集束光に変換し、対物レンズ660により球面収差を発生させ、且つ、調整することができる。
このレンズ間隔を調整する機構が球面収差補正光学系用駆動機構651である。これにより、球面収差補正光学系650を光ディスク1のカバー層厚のバラツキによる球面収差の補正を行う補正手段として機能させることができる。
対物レンズ660は球面収差補正光学系650からのレーザビーム光を、光ディスク1の記録面に形成されている情報トラック5上に集光する。そして、光ディスク1からの反射光は光検出器68で検出され、その出力によってフォーカスエラー信号(FES)とトラッキングエラー信号(TES)とが生成される。
フォーカス動作はFES信号に基づいてフォーカス駆動信号を生成し、フォーカス/トラッキングアクチュエータ661の駆動により対物レンズ660を光ディスク1のディスク面に対して垂直方向に変位させることで行う。また、トラッキング動作はTES信号に基づいてトラッキング駆動信号を生成し、フォーカス/トラッキングアクチュエータ661の駆動により対物レンズ660を光ディスク1の半径方向(トラッキング方向)に変位させることで行う。
FES信号とTES信号はフォーカス/トラッキング処理回路8で生成され、フォーカス駆動信号とトラッキング駆動信号はフォーカス/トラッキング駆動回路10にて生成される。
フォーカスエラー信号の検出方法としては、公知の非点収差法、ナイフエッジ法、スポットサイズ検出法等がある。フォーカスエラーの検出にどの方法を用いるかは本発明の本質とは関係ないため、どの方式を用いても良い。また、トラッキングエラー信号の検出方法としては、公知のプッシュプル法やDPD(Differential Phase Detection)法等がある。トラッキングエラー検出をどの方法を用いるかも本発明の本質とは関係ないため、どの方式を用いても良い。
コントローラ14は、光ディスク1の回転、半導体レーザ61の点灯、各サーボ系の制御、球面収差補正機構の駆動制御、各評価指標の演算処理、情報記録再生装置の情報の事前記憶、等の機能を有する。例えば、光ディスク1が情報記録再生装置に装填されると、光ディスク1をスピンドルモータ7の駆動により線速度一定或いは回転数一定制御等により回転駆動する。
コントローラ14は、光ディスク1の回転、半導体レーザ61の点灯等、事前処理の終了後、フォーカス/トラッキング駆動回路10を制御してフォーカス制御を開始する。その際、フォーカス/トラッキング処理回路8により位相補償等適切に処理された信号にてフォーカス/トラッキング駆動回路10を駆動しフォーカス制御を行う。また、フォーカスオフセット付加回路12に信号を入力することによりフォーカス制御のオフセット調整を行い、サーボ制御ループに意図的にオフセットを付加することで、ビームスポットのフォーカス状態を光ディスク1上で調整する。
また、コントローラ14はフォーカス/トラッキング駆動回路10を制御してトラッキング制御を行う。その際、フォーカス/トラッキング処理回路8により位相補償等適切に処理された信号にてフォーカス/トラッキング駆動回路10を駆動し、トラッキング制御を行う。また、フォーカス/トラッキング駆動回路10にトラックジャンプ信号を入力し、フォーカス/トラッキングアクチュエータ661のトラッキングコイルへトラックジャンプ駆動信号を出力させ、トラックジャンプ制御も行う。
球面収差補正機構駆動回路11の制御もコントローラ14の重要な役割である。また、本発明においては、球面収差補正値とフォーカスオフセット値の関係に関する光ピックアップ固有情報をメモリ15に読み書きする重要な役割を担っている。
一方、光ディスク1の情報記録層3からの再生信号は光ピックアップ6から出力され、RF信号処理回路9で処理後、コントローラ14へ送出される。
コントローラ14は、各種信号の評価指標の演算・判定を行う機能も有する。本発明においては、再生信号に関わる評価指標と、トラック横断に関わる評価指標を用いて、球面収差補正値及びフォーカスオフセット値の最適化を行う。
再生信号の評価指標としては、例えば、
1.再生信号振幅
2.再生信号アシンメトリ
3.タイミングジッタ計測
4.ビタビ復号における所定パス合流時の尤度差の統計処理値(SAM)
5.エラーレート測定
等が挙げられる。
1の再生信号振幅には再生信号最大振幅検出、更に異なるマーク長間の振幅比によるMTF検出等が挙げられる。
2の再生信号アシンメトリには、最小マーク信号振幅中心値と最大マーク信号振幅中心値との比、或いは、再生信号のAC結合時の“+”振幅と“−”振幅との比、等の検出が挙げられ、特にライトワンスメディアに有効な評価指標と考えられる。
3のタイミングジッタ計測には再生信号のサンプリングレベル値の補間処理によるタイミングジッタ計測、PLLの位相誤差情報を用いたタイミングジッタ計測等が挙げられる。
4のビタビ復号における所定パス合流時の尤度差の統計処理値(SAM)は再生信号処理にビタビ復号等の最尤復号を用いる場合、所定パス選択時、選択対象のパス間の尤度差を算出し、この値の統計値により信号品位を評価するものである。この評価指標はエラーレートと高い相関を持つことで近年研究が進められている。
5のエラーレート測定は既知の記録情報と再生情報とを比較し、ビット誤り率を計測するものである。
また、トラック横断に関わる評価指標として、トラック横断時のPush-Pull信号振幅が挙げられる。トラック横断信号処理回路13はトラック横断時のPush-Pull信号或いはPush-Pull信号に基づくトラック横断信号の信号振幅測定処理を行う回路であり、トラック横断信号処理回路13で処理後、コントローラ14へ送出される。
以上説明した構成に於いて、球面収差補正及びフォーカスオフセット調整に関する調整方法に関して説明する。
まず、本発明における球面収差補正及びフォーカスオフセット調整方法の基本となる特徴を説明する。
A.使用する評価指標は、球面収差補正値の変化に対するフォーカスオフセット値の最適点の依存性、或いはフォーカスオフセット値の変化に対する球面収差補正値の最適点の依存性が異なる、2つの異なる信号評価指標である。異なる評価指標が共に最適点となる球面収差補正値とフォーカスオフセット値が最終的な最適点となる。
B.上記Aの依存性において、依存性を示す近似直線の傾きが、光ピックアップに固有の値を示す。
の2つの特徴を利用して球面収差補正値及びフォーカスオフセット値の最適化調整を行うものである。
まず、上記Aの2つの異なる信号評価指標に関して説明を加える。第1の評価指標は情報トラックの横断信号の品位を表す評価指標である。この例として、Push-Pull、或いはPush-Pullに基づくDifferential Push-Pull、Push-Pullを和信号で正規化したDivided Push-Pull、等のトラック横断信号の振幅値が挙げられる。
次に、第2の評価指標であるが、これは再生信号の信号品位を表す評価指標であり、この代表例として上述のような再生信号振幅値、タイミングジッタ、ビタビ復号における所定パス合流時の尤度差の統計処理値、エラーレート等が挙げられる。
そして上記2つの評価指標においては、フォーカス最適点の球面収差補正値依存性或いは、球面収差最適点のフォーカスオフセット依存性が異なることが特徴として挙げられる。この特徴を利用し、2つの評価指標が共に最適点となるフォーカスオフセット値とその時の球面収差補正値を最適点として求めることを一つの特徴としている。
この特徴に関して、図4を用いて更に説明を加える。図中、横軸は球面収差補正値、縦軸は第1の評価指標及び第2の評価指標におけるフォーカスオフセットの最適点を示している。ここでは、第1の評価指標は、情報トラック横断信号を示すPush-Pull信号振幅であり、フォーカスオフセットの最適点とはPush-Pull信号振幅が最大値を取るフォーカスオフセット値を意味している。
また、第2の評価指標は再生信号振幅値であり、フォーカスオフセットの最適点とは再生信号振幅が最大値を取るフォーカスオフセット値を意味している。本願発明者らの検討によれば、図中、第1の評価指標及び第2の評価指標における近似直線の交点が球面収差補正値及びフォーカスオフセット値の組合せの中で、光ビームのエネルギー密度が最も高く、最も低いパワーで記録が可能であることが検証されている。また、再生信号振幅値が最も大きくなる点であることが検証されている。 即ち、この第1の評価指標及び第2の評価指標における近似直線の交点が球面収差補正値及びフォーカスオフセット値が最適点と考えられる。
更に、上述のBに示すように、検討により上記2つの評価指標に関して、図4に示すような球面収差補正値に対するフォーカスオフセット最適点の依存性を示す近似直線の傾きが、異なるディスクに依存することなく一定になる事を見出した。(後述する図10で説明する実施形態ではその逆で、フォーカスオフセット値に対する球面収差補正値最適点依存性)。その直線近似の傾きは、図4において、第1の評価指標:傾き1、第2の評価指標:傾き2として示す。
即ち、光ピックアップが特定されると、光ディスクのカバー層厚に変化が発生し、最適となる球面収差補正値、フォーカスオフセット値に変化が発生しても、上記2つの評価指標の依存性を示す近似直線の傾きは一定となる事を見出した。
次に、上記A、Bの特徴を基にした本発明の概略を説明する。まず、上述のようなBの特徴である2つの評価指標の傾きに関連する情報を予め装置(メモリ15)に記憶させておく。
光ディスクに対して球面収差補正値及びフォーカスオフセット値の最適化を行う場合、図5に示すように、上記2つの評価指標を用いてある一点の球面収差補正値に関するフォーカスオフセット依存性を測定する。そして、フォーカスオフセット値の最適点(SA1_1,f1o_1)、(SA2_1,f2o_1)を2つの評価指標に対して検出する。
そして、その2つの評価指標の傾きに関する情報、及び、検出した(SA1_1,f1o_1)、(SA2_1,f2o_1)から、2つの評価指標の球面収差補正値とフォーカスオフセット値の依存性を示す近似直線が特定できる。両者の近似直線が特定できれば、両者の交点は一意に決まり、前述したAの特徴から球面収差補正値及びフォーカスオフセット値の最適点が求まる。
以上が本発明の基本概要である。次に、情報トラックの横断信号の品位を表す評価指標にPush-Pull信号振幅、再生信号の信号品位を表す評価指標に再生信号振幅を例にとり、具体的に球面収差補正値及びフォーカスオフセット値の調整方法について説明する。本例では、一点の球面収差補正値に関して、フォーカスオフセット値を変更し測定を行い、フォーカスオフセット最適点を検出する場合の処理に関して説明する。
図6は本発明の球面収差補正値とフォーカスオフセット値の調整方法を示すフローチャートである。このフローチャートに沿って説明する。なお、図6において、S3〜S5の処理は第1の評価指標に関する処理工程、S6〜S8の処理は第2の評価指標に関する処理工程、S9〜S11の処理は第1/第2の評価指標の測定結果及び記憶情報から最適点を算出設定する処理工程である。
まず、調整を開始すると、コントローラ14は光ピックアップ6を所望のテスト領域に移動させる。ライトワンスメディアにおいては再生振幅測定におけるクロストークの影響及びPush-Pull信号の記録/未記録状態の変動影響を排除するために、少なくとも隣接トラックが未記録状態のテストトラックを選択する。
消去可能なリライタブルメディアでは、同様に少なくとも隣接トラックが未記録状態のテストトラックを選択するか、或いは、使用するトラックを挟む3Tr以上の消去を行う。ROMメディアの場合は、特にテスト領域の指定する必要は無いが、指定される場合はそのトラックで行う(S1)。
次に、球面収差補正光学系用駆動機構651を球面収差補正機構駆動回路11によって駆動し、球面収差補正値を初期値SA0に設定する(S2)。
ここで、初期値に関して言及すると、光ディスク1の理想カバー層厚における球面収差補正値を初期値とすることが考えられるが、この限りでは無い。例えば、ディスク最内周のピックアップ光学系に関係なく、読み出し可能なバーストカッティング領域の情報を読み、ディスクメーカーやシリアルナンバー等を読み出す。そして、過去に使用したディスク種で球面収差補正値等の装置への登録がある場合には、装置に登録された球面収差補正値を初期値に設定することも考えられる。
次に、第1の評価指標であるPush-Pull信号のトラック横断時の振幅を評価指標とし、球面収差補正値に対するフォーカスオフセット依存性を測定する。設定した球面収差補正値SA0に対して、フォーカスオフセット依存性を測定し、この時のフォーカスオフセット最適点を求める(S3−1)。
まず、球面収差補正値SA0において1トラックを複数に分割し、各分割部においてフォーカスオフセットの設定値を所定範囲で変更するようにコントローラ14から制御する。これは、コントローラ14からフォーカスオフセット付加回路12を制御することで行う。
フォーカスオフセット値の制御後、1分割エリア内で“−1”隣接トラックへのジャンプ動作、或いは“+1”隣接トラックへのジャンプ動作を、初期トラックに戻るようにコントローラ14で制御を行う。この制御を行いながら同時にトラックジャンプ時のPush-Pull信号振幅の測定をトラック横断信号処理回路13で行う。
図7は1トラックを10分割し、各分割領域でトラックジャンプを行う様子の概略図を示す。図7(a)はコントローラ14からのトラックジャンプ指令(矢印で示す)、図7(b)はフォーカスオフセット量の変更の状態、図7(c)はトラックジャンプ時のPush-Pull信号変化を示している。
ここで、トラック横断信号処理回路13による振幅測定方法に関しては限定するものではなく、ピーク/ボトム検波によりピーク値/ボトム値のサンプリングによる測定が一例として考えられる。また、ROMメディアにおいても、例えば、波長λ:405nm/NA0.85の光学系においては、ピット深さに関係なくPush-Pull信号の変調度が得られることが知られているため、リライタブル/ライトワンス/ROMの各メディアに対して測定が可能である。
また、Push-Pull信号振幅は1トラック内で振幅バラツキを持つ場合があることが知られている。そのため、上述したフォーカスオフセット変更時の測定振幅変化への影響を低減するために、フォーカスオフセットを基準値に設定し、変更することなく、上記測定したトラックのPush-Pull振幅を同様に測定する。この測定結果を基準値として、上記測定結果を規格化し、この結果をフォーカスオフセット値に対するPush-Pull振幅依存性とする手法も考えられる(S3−2)。
これらの測定により、図8に示すようにフォーカスオフセット値の変更に伴うPush-Pull振幅変化依存性が得られる(S4)。そして、測定結果に対して多項式近似(ここでは2次近似)を行い、Push-Pull振幅値が最大となるフォーカスオフセット値f1o_1を算出し、(SA1_1,f1o_1)を求める(S5)。
なお、ここではトラックジャンプ動作によりトラック横断信号の振幅測定を説明したが、本発明はこの限りではない。例えば、トラックサーボオフ状態においてフォーカス/トラッキング駆動回路10に所定周波数のサイン波等を重畳し、対物レンズ660をトラック横断方向に駆動してトラック横断振幅を測定することも当然考えられる。
この場合、未記録状態トラックが多数必要となるが、例えば、ディスク情報等が溝信号のウォブル信号として記録された非記録領域である領域を使用することで安定した測定が可能になる。
次に、再生信号特性の信号振幅を評価指標とし、球面収差補正値に対するフォーカスオフセット依存性を測定する。この時、球面収差補正機構には上記トラック横断時のPush-Pull振幅を測定した状態を維持させる。
ここでは異なる評価指標に対して同じ球面収差補正値を選択してフォーカスオフセット依存性の測定を行う例を示しているが、必ずしもこの限りではなく、異なる球面収差補正値を適用しても特に問題は無い。
ROMディスクの場合、記録は不可能であるため再生のみにより評価指標の測定を行う。これに対し、記録が可能なディスクの場合には、記録動作を伴う測定を行う方がより高い精度で球面収差/フォーカスオフセットの依存性測定が可能である。
再生時の球面収差/フォーカスオフセットの変化は、光ビーム品位変化により光学的分解能を変化させ、再生信号品位を変化させる。
これに対して、記録動作を含む場合には、光ビーム品位変化による光学的分解能変化と共に光ビームのパワー密度の変化を起こし、記録マークの品位を変化させるため、記録/再生の相乗効果で再生信号品位を変化させる。従って、上述のように記録動作を伴う測定を行う方がより高い精度で球面収差/フォーカスオフセットの依存性測定が可能となる。本願発明者の検討によれば、記録動作を伴う場合には概ね2倍の検出感度を得られることが分かっている。
また、この際の記録パワーの設定値に関しては、振幅変化の記録パワー依存性がより大きなパワーが望ましい。しかしながら、本願発明者の検討によれば、振幅が飽和状態に近い最適記録パワー近傍の記録パワーを適用してもほぼ同等の検出感度を持って球面収差/フォーカスオフセット依存性の測定が可能であることを検証している。従って、特に記録パワーの値にこだわる必要性は低く、ディスク情報等に記載されている記録パワーを使用すればよい。
以下、記録動作を伴う場合に関して説明する。ROMディスク或いは再生動作のみ測定の場合は記録動作処理を割愛して考えればよい。
まず、球面収差補正値SA0の設定において、所定の記録パワーで記録動作中に1トラックを複数に分割し、各分割部においてフォーカスオフセットの設定値を所定範囲で変更するようにコントローラ14から制御する。これは、コントローラ14からフォーカスオフセット付加回路12を制御することで行う。従って、分割に対応して記録時のフォーカスオフセットが異なる記録列が形成される(S6)。
引き続いて、再生動作に移り、この時もS6と同様に球面収差補正値SA0において1トラックを複数に分割し、各分割部において記録時のフォーカスオフセットと同じ値を設定するようにコントローラ14から制御する。
ここでの分割数も2つの異なる評価指標に対して、同じ値に限定する必要性はなく、また、フォーカスオフセットの変更範囲も同じ値に限定する必要はない。そして、このフォーカスの制御動作と同時に各フォーカスオフセット値に対する再生信号の振幅値の測定をRF信号処理回路9で行う(S7)。
振幅測定方法に関してはとりわけ限定されるものではなく、ピーク/ボトム検波によりピーク値/ボトム値の検波値をサンプリングする測定等が考えられる。
ここでは再生信号振幅値の相対変化を測定する方法として、所定周期で再生信号をサンプリングして、このサンプリングした振幅値の標準偏差値を測定する方法を採用して説明を加える。なお、この測定はサンプリング領域に対して、再生信号のマーク/非マークが十分小さな範囲で周期性を持っているか、或いは、マーク/非マークがランダム性を持っていることが条件となり、このような記録信号を記録する必要がある。具体的には、モノトーン信号や、DSV(Digital sum value)が十分低く抑えられたランダム信号が挙げられる。
以下、説明を加える。各分割エリアにおいて、再生信号を記録データ列のチャネルクロック或いはその整数倍のクロックで所定数のサンプリングを行う。サンプリングクロックは特に再生信号に同期している必要はなく、非同期でも何ら問題ない。
各サンプリング値をXiとし、サンプル数をnとした場合、サンプリングした信号振幅の標準偏差値(Stdv)は以下の式により求められる。
Stdv=1/n{ΣXi−[(ΣXi)]/n}1/2 …(1)
式(1)に中に表現されているように再生信号振幅値にDC成分が含まれていても、サンプリング値の平均値が減算されているので、変調振幅値に相当する値が問題なく計算できる。
更に、この方法の最大のメリットは測定領域中の傷、ごみ、欠陥等による反射率の異常部分の影響を最小限に抑えて測定できる点にある。一般例として取り上げたピーク/ボトム検波の測定法においては、反射率異常を原因とした反射率が異常に大きい或いは小さい部位に対して、ピーク/ボトム追従してしまい、更にピーク値/ボトム値が時定数を持って収束してくる。そのため、この領域の振幅値が大きく測定され、振幅測定精度が低下する場合がある。
また、このStdvに所定の定数を乗算することで、振幅の絶対値の測定も可能である。ここでは、相対的な振幅関係を測定することが目的であるため、Stdv値そのものを採用した比較で十分である。
サンプリング値から算出した各分割領域のStdv値から、図9に示すようにフォーカスオフセット値に対する再生信号振幅依存性が得られる。更に、多項式近似(ここでは2次近似)を行い、再生信号振幅値が最大となるフォーカスオフセット値f2o_1を算出し、(SA2_1,f2o_1)を求める(S8)。
次に、図5に示す2種類の評価指標における、フォーカスオフセット最適点の球面収差補正値の近似直線を決定する。
これには、装置に記憶された球面収差補正値とフォーカスオフセットとの関係を示す情報と、上記検出した第1の評価指標における(SA1_1,f1o_1)、第2の評価指標における(SA2_1,f2o_1)を利用する。そして、2種類の評価指標における、フォーカスオフセット最適点の球面収差補正値の近似直線を決定する。
ここで装置に記憶された球面収差補正値とフォーカスオフセットとの関係を示す情報は、第1/第2の評価指標における球面収差補正値に対するフォーカスオフセットの最適点依存性を示す近似直線の傾き、或いは傾きを算出できる情報である。即ち、これは図4で説明した通りであり、例えば、図4の傾き1、傾き2が該当する。
前述の本発明の基本特徴Bで説明したように、本願発明者の検討によれば、第1/第2の評価指標において球面収差補正値に対するフォーカスオフセットの最適点依存性を示す近似直線の傾きは光ピックアップに固有の値を示すことが判った。
即ち、光ディスクのカバー層厚が変化し、球面収差補正値及びフォーカスオフセット値の最適点が変化しても、これら第1/第2の評価指標の球面収差補正値に対するフォーカスオフセットの最適点依存性を示す近似直線の傾きは変わらないことが判った。
従って、これら傾き情報と、これら近似直線上の1点となる測定結果(SA1_1,f1o_1)、(SA2_1,f2o_1)から第1の評価指標における球面収差補正値に対するフォーカスオフセットの最適点依存性を示す近似直線L1が一意に決定できる。また、第2の評価指標における球面収差補正値に対するフォーカスオフセットの最適点依存性を示す近似直線L2が一意に決定できる(S9)。
即ち、近似直線L1は傾きが1で(SA1_1,f1o_1)を通る直線、近似直線L2は傾きが2で(SA2_1,f2o_1)を通る直線である。
これらL1、L2の近似直線が決定すると、L1、L2の交点(SAo,fo)が算出できる。これにより、調整対象である光ディスクの最適球面収差補正値:SAo、及び、最適フォーカスオフセット値:foが求まる(S10)。
この光ディスク1の記録又は再生に当たり、情報記録再生装置に対して求めた球面収差補正値:SAo及びフォーカスオフセット値:foを設定し、以後の装置動作を進めていく(S11)。
ここで、予め装置(メモリ15)に記憶させる情報は、光学系設計上の特性として抜き取りサンプルを測定して決定した情報、或いは、個々の光ピックアップの特性として工場組み立て時や出荷時に検査測定して決定した情報等が考えられる。更には、ユーザー使用時の最初の駆動時や装置アイドリング状態時に測定を行い決定した情報、更に情報更新を行う等、様々な形態が考えられる。
なお、本実施形態では、フォーカスオフセットを10段階に変更して調整する例を示したが、本発明はこの限りではなく、設定速度や測定精度の観点から決定してもよい。
更に、本実施形態では、評価指標の変更/測定範囲を1トラックとしたが、この限りでは無く、ディスクフォーマットに準拠した情報記録単位、例えば、測定範囲を整数倍のECCクラスター、1変更領域を1セクタ等に設定することも当然考えられる。
また、再生信号品位の評価指標として再生信号振幅を例に挙げたが、本発明は上述のようにこの限りではない。更に、本発明は記録層が複数層存在する多層構造の光ディスクへ適応することも当然可能である。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図10は第1/第2の評価指標に関してフォーカスオフセット値に対する球面収差補正値の最適点依存性の結果を示す。この場合も球面収差補正値に対するフォーカスオフセット値の最適点依存性と同様に、第1/第2の評価指標の依存性を示す近似直線の交点が球面収差補正値とフォーカスオフセット値の最適点を示している。
従って、図4〜図9で説明した実施形態では、球面収差補正値1点に対してフォーカスオフセットを変更して、第1/第2の評価指標のフォーカスオフセット依存性を測定する手法に関して説明したが、本実施形態ではこれとは逆とするものである。即ち、フォーカスオフセット1点に対して、球面収差補正値を変更して、第1/第2の評価指標の球面収差補正値依存性を測定しても同様な結果が得られる。もちろん、上述のように装置に記憶させる傾きに関する情報も逆とする。
以上のように発明では、トラック横断信号の振幅を示す評価指標及び再生信号品位を示す評価指標の2つの評価指標を利用し、当該評価指標に関する光ピックアップ固有の球面収差補正値とフォーカスオフセット値との関係を表す情報を装置に予め記憶させる。そして、球面収差補正値一点に対するフォーカスオフセット依存性或いはフォーカスオフセット一点に対する球面収差補正値依存性のいずれか一方の測定に基づく結果と記憶情報とから、フォーカスオフセット値と球面収差補正値との最適点が求められる。
そのため、フォーカスオフセット及び球面収差補正系の調整精度を損なうことなく、球面収差補正値及びフォーカスオフセット値の調整工程を削減できる。よって、球面収差補正の調整に要する時間を短縮でき、情報記録再生が可能になるまでの待ち時間が短く、ユーザーの快適性を損なうことがない。
本発明に係る情報記録再生装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明に用いる光ディスクの一例を示す断面図である。 本発明に用いる光ディスクの情報トラック構造を示す概念図である。 本発明に係るトラック横断信号振幅評価と再生信号振幅評価の球面収差補正値に対するフォーカスオフセット最適値の依存性を示す図である。 本発明の特徴を示すトラック横断信号振幅評価と再生信号振幅評価の場合の球面収差補正値に対するフォーカスオフセット最適値の依存性を示す図である。 本発明の調整工程を示すフローチャートである。 トラック横断信号測定の動作概念図である。 トラック横断信号振幅のフォーカスオフセット値の依存性を示す図である。 再生信号振幅のフォーカスオフセット値の依存性を示す図である。 トラック横断信号振幅評価と再生信号振幅評価の場合のフォーカスオフセット値に対する球面収差補正値最適点の依存性を示す図である。
符号の説明
1 光ディスク
2 基板
3 情報記録層
4 カバー層
5 情報トラック
6 光ピックアップ
7 スピンドルモータ
8 フォーカス/トラッキング処理回路
9 RF再生信号処理回路
10 フォーカス/トラッキング駆動回路
11 球面収差補正機構駆動回路
12 フォーカスオフセット付加回路
13 トラック横断信号処理回路
14 コントローラ
15 情報記憶メモリ
61 半導体レーザ
62 コリメートレンズ
63 ビームスプリッタ
64 λ/4波長板
67 集光レンズ
68 光検出器
650 球面収差補正光学系
650a 凹レンズ
650b 凸レンズ
651 球面収差補正光学系用駆動機構
660 対物レンズ
661 フォーカス/トラッキングアクチュエータ

Claims (12)

  1. 情報記録媒体の情報記録面に対して対物レンズを駆動して光ビームのフォーカスオフセットを調整するフォーカスオフセット調整と、前記情報記録面に照射された光ビームに発生する球面収差を調整する球面収差調整とを行う球面収差とフォーカスオフセットの調整方法において、
    情報トラック横断信号品位を示す第1の評価指標と、情報再生信号品位を示す第2の評価指標に関して、各々球面収差補正値に対するフォーカスオフセット値依存性を示す第1、第2の情報が記憶手段に記憶されており、
    前記第1の評価指標に関して、予め設定した一点の球面収差補正値に対してフォーカスオフセット依存性を測定し、前記第1の評価指標が最良の値をとるフォーカスオフセット値を検出する工程と、
    前記第2の評価指標に関して、予め設定した一点の球面収差補正値に対してフォーカスオフセット依存性を測定し、前記第2の評価指標が最良の値をとるフォーカスオフセット値を検出する工程と、
    前記記憶手段に記憶している前記第1、第2の情報と、前記検出された前記第1、第2の評価指標が各々最良の値をとるフォーカスオフセット値とから、前記第1、第2の評価指標に関して、各々球面収差補正値に対するフォーカスオフセット依存性を示す第1、第2の近似直線を算出する工程と、
    前記第1の近似直線と前記第2の近似直線との交点から調整すべき球面収差補正値とフォーカスオフセット値を決定する工程と、を含むことを特徴とする球面収差及びフォーカスオフセット調整方法。
  2. 前記記憶手段に記憶する情報は、情報トラック横断信号品位を示す第1の評価指標と、情報再生信号品位を示す第2の評価指標に関して、球面収差補正値に対して前記第1、第2の評価指標がそれぞれ最良の値をとるフォーカスオフセット値依存性を示す第1、第2の傾き情報であることを特徴とする請求項1に記載の球面収差及びフォーカスオフセット調整方法。
  3. 情報記録媒体の情報記録面に対して対物レンズを駆動して光ビームのフォーカスオフセットを調整するフォーカスオフセット調整と、前記情報記録面に照射された光ビームに発生する球面収差を調整する球面収差調整とを行う球面収差とフォーカスオフセットの調整方法において、
    情報トラック横断信号品位を示す第1の評価指標と、情報再生信号品位を示す第2の評価指標に関して、各々フォーカスオフセット値に対する球面収差補正値依存性を示す第1、第2の情報が記憶手段に記憶されており、
    前記第1の評価指標に関して、予め設定した一点のフォーカスオフセット値に対して球面収差依存性を測定し、前記第1の評価指標が最良の値をとる球面収差補正値を検出する工程と、
    前記第2の評価指標に関して、予め設定した一点のフォーカスオフセット値に対して球面収差依存性を測定し、前記第2の評価指標が最良の値をとる球面収差補正値を検出する工程と、
    前記記憶手段に記憶している前記第1、第2の情報と、前記検出された前記第1、第2の評価指標が各々最良の値をとる球面収差補正値とから、前記第1、第2の評価指標に関して、各々フォーカスオフセット値に対する球面収差依存性を示す第1、第2の近似直線を算出する工程と、
    前記第1の近似直線と前記第2の近似直線との交点から調整すべき球面収差補正値とフォーカスオフセット値を決定する工程と、を含むことを特徴とする球面収差及びフォーカスオフセット調整方法。
  4. 前記記憶手段に記憶する情報は、情報トラック横断信号品位を示す第1の評価指標と、情報再生信号品位を示す第2の評価指標に関して、フォーカスオフセット値に対して前記第1、第2の評価指標がそれぞれ最良の値をとる球面収差補正値依存性を示す第1、第2の傾き情報であることを特徴とする請求項3に記載の球面収差及びフォーカスオフセット調整方法。
  5. 前記第1の評価指標は、プッシュプル信号に基づくトラック横断信号振幅であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の球面収差及びフォーカスオフセット調整方法。
  6. 前記トラック横断信号振幅は、測定トラック中においてトラックジャンプ動作を繰り返し、前記トラックジャンプ中にトラック横断信号振幅を測定することを特徴とする請求項5に記載の球面収差及びフォーカスオフセット調整方法。
  7. 前記第2の評価指標は、再生信号振幅値、再生信号アシンメトリ、情報再生信号におけるタイミングジッタ値、ビタビ復号における所定パス合流時の尤度差の統計値、又は情報再生におけるエラーレートであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の球面収差及びフォーカスオフセット調整方法。
  8. 前記再生信号振幅値は、チャネルクロックの整数倍のクロックで再生信号を同期或いは非同期でサンプリングしたサンプルデータ群の標準偏差値に基づく値であることを特徴とする請求項6に記載の球面収差及びフォーカスオフセット調整方法。
  9. 前記評価指標の測定は、測定領域中、フォーカスオフセット値或いは球面収差補正値を変化させずに行う第1の測定と、前記測定領域をフォーカスオフセット値或いは球面収差補正値を変化させて行う第2の測定とから成り、前記第2の測定の結果を前記第1の測定の結果で規格化した結果を、フォーカスオフセット或いは球面収差補正値依存性データとすることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の球面収差及びフォーカスオフセット調整方法。
  10. 前記第2の評価指標の測定は、記録/再生の両動作において同一の球面収差補正値及びフォーカスオフセット値を適用して測定を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の球面収差及びフォーカスオフセット調整方法。
  11. 情報記録媒体の情報記録面に対して対物レンズを駆動して光ビームのフォーカスオフセットを調整するフォーカスオフセット調整機構と、前記情報記録面に照射された光ビームに発生する球面収差を調整する球面収差調整機構とを有する情報記録再生装置において、
    情報トラック横断信号品位を示す第1の評価指標と、情報再生信号品位を示す第2の評価指標に関して、各々球面収差補正値に対するフォーカスオフセット値依存性を示す第1、第2の情報を記憶する記憶手段と、
    前記第1の評価指標に関して、予め設定した一点の球面収差補正値に対してフォーカスオフセット依存性を測定し、前記第1の評価指標が最良の値をとるフォーカスオフセット値を検出する手段と、
    前記第2の評価指標に関して、予め設定した一点の球面収差補正値に対してフォーカスオフセット依存性を測定し、前記第2の評価指標が最良の値をとるフォーカスオフセット値を検出する手段と、
    前記記憶手段に記憶している前記第1、第2の情報と、前記検出された前記第1、第2の評価指標が各々最良の値をとるフォーカスオフセット値とから、前記第1、第2の評価指標に関して、各々球面収差補正値に対するフォーカスオフセット依存性を示す第1、第2の近似直線を算出する手段と、
    前記第1の近似直線と前記第2の近似直線との交点から、調整すべき球面収差補正値とフォーカスオフセット値を決定する手段と、を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  12. 情報記録媒体の情報記録面に対して対物レンズを駆動して光ビームのフォーカスオフセットを調整するフォーカスオフセット調整機構と、前記情報記録面に照射された光ビームに発生する球面収差を調整する球面収差調整機構とを有する情報記録再生装置において、
    情報トラック横断信号品位を示す第1の評価指標と、情報再生信号品位を示す第2の評価指標に関して、各々フォーカスオフセット値に対する球面収差補正値依存性を示す第1、第2の情報を記憶する記憶手段と、
    前記第1の評価指標に関して、予め設定した一点のフォーカスオフセット値に対して球面収差依存性を測定し、前記第1の評価指標が最良の値をとる球面収差補正値を検出する手段と、
    前記第2の評価指標に関して、予め設定した一点のフォーカスオフセット値に対して球面収差依存性を測定し、前記第2の評価指標が最良の値をとる球面収差補正値を検出する手段と、
    前記記憶手段に記憶している前記第1、第2の情報と、前記検出された前記第1、第2の評価指標が各々最良の値をとる球面収差補正値とから、前記第1、第2の評価指標に関して、各々フォーカスオフセット値に対する球面収差依存性を示す第1、第2の近似直線を算出する手段と、
    前記第1の近似直線と前記第2の近似直線との交点から、調整すべき球面収差補正値とフォーカスオフセット値を決定する手段と、を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
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