JP4672558B2 - ディスク判別方法及びディスク判別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスクの種別を判別するディスク判別方法及びディスク判別装置に関する。
従来の光ディスク再生装置が実行する光ディスクの種別を判別する処理を、図9のフローチャートを参照して説明する。まず、従来の光ディスク再生装置は、メモリ等のワークエリアに一時記憶されているゲイン設定値とCD−RW判定カウンタを初期化し(ステップ81)、次に、トラッキングアクチュエータを用いてピックアップを最内周に一旦移動させ、最内周への到達を検出した後、内周付近のディスクの信号記録部分にピックアップを移動させる(ステップ82)。その後、光ディスク再生装置は、ピックアップに設けられているレーザ発光部から発光したレーザ光をディスクに照射させる(ステップ83)。次に、光ディスク再生装置は、光ディスクを上下に移動させる外乱用フォーカス信号をフォーカスアクチュエータに出力し、ピックアップの受光素子が得た反射光からフォーカスずれを示すフォーカスエラー信号を生成する。
従来の光ディスク再生装置は、フォーカスエラー信号を生成すると、この信号をモニタし、その最大値、最小値から振幅を測定し(ステップ84)、次に、フォーカスエラー信号用閾値と前記振幅を比較し、ゲインの切り替えが必要であるか否かを判定する(ステップ85)。光ディスク再生装置は、ゲインの切り替えが必要であると判定した場合には(ステップ85;YES)、フォーカスのゲインの切り替えを行い(ステップ86)、ステップ87に処理を移行し、一方、ゲインの切り替えが必要でないと判定した場合には(ステップ85;NO)、トラッキングのゲインを仮設定する(ステップ87)。その後、光ディスク再生装置は、フォーカスのサーボをONにして(ステップ89)、ディスクの回転を加速し(ステップ89)、十分な加速時間が経過するとスピンドルサーボをONに設定する(ステップ90)。
従来の光ディスク再生装置は、スピンドルサーボをONに設定すると、光ディスクの内外周方向に対してピックアックを移動させる外乱用トラッキング信号をトラッキングアクチュエータに出力する。その後、光ディスク再生装置は、ピックアップの受光素子が得た反射光からトラッキングエラー信号を生成してこの信号をモニタし、その最大値、最小値から振幅を測定する(ステップ91)。次に、光ディスク再生装置は、トラッキングエラー信号用閾値と入力されたトラッキングエラー振幅を比較し、ゲインの切り替えが必要であるか否かを判定する(ステップ92)。光ディスク再生装置は、ゲインの切り替えが必要と判定した場合には(ステップ92;YES)、トラッキングのゲインの切り替えを行い(ステップ93)、ステップ94に処理を移行し、一方、必要でないと判定した場合には(ステップ92;NO)、フォーカスゲインとトラッキングゲインの設定値からディスクがCD−DAであるかまたはCD−RWであるかの判定を行う(ステップ94)。
従来の光ディスク再生装置は、ディスクがCD−RWであると判定した場合には(ステップ94;CD−RW)、カウンタ値Nに1を加算し、その後、カウンタ値Nが、カウンタ閾値(3)未満であるか否かを判定する(ステップ95)。光ディスク再生装置は、カウンタ値Nがカウンタ閾値(3)未満であると判定した場合には(ステップ95;YES)、ステップ82に処理を移行し、上述したと同様な処理を続行する一方、カウンタ値Nがカウンタ閾値(3)以上であると判定した場合には(ステップ916;NO)、ステップ96に処理を移行する。ステップ94において、光ディスク再生装置は、光ディスクがCD−DAであると判定した場合には(ステップ94;CD−DA)、トラッキングサーボをONに設定し(ステップ96)、通常再生処理へ移行し、ディスク判定処理を終了する。
つまり、従来のディスク判別方法においては、CD−RWディスクを再生する場合、ディスクの局部的な低反射個所による判定ミスを防止し、判定精度を高めるため、ステップ82からステップ95までの処理をカウンタ閾値の回数実行する方法が採用されている。
上述したように、従来の光ディスク再生装置では、光ディスクに記録された情報を読み出すときに実行する光ディスクの判別処理において、フォーカスエラー信号のゲイン及びトラッキングエラー信号のゲインを設定するために複数回の一連の動作が必要であるため、光ディスクの判別に時間がかかる。その結果、CDプレーヤの音声の出力開始が遅くなってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、短時間でディスクの種別を判別することができるディスク判別方法及びディスク判別装置を提供することを目的とする。
本発明のディスク判別方法は、光ディスクの種別を判別するディスク判別方法であって、フォーカス方向に対してピックアップに外乱を与えるフォーカスドライブ信号に基づき生成されるフォーカスエラー信号及び光ディスクの内外周方向に対してピックアップに外乱を与えるトラッキングドライブ信号に基づき生成されるトラッキングエラー信号のいずれか一方のエラー信号の振幅を複数回測定する測定ステップと、測定ステップにおいて複数回測定した後、測定した前記いずれか一方のエラー信号の振幅と前記閾値とを比較する比較ステップと、前記比較ステップの比較結果に応じて前記光ディスクの種別を判別し、前記比較ステップに戻るか否かを判定する判別ステップと、を有し、前記比較ステップは、比較結果に応じて前記エラー信号の増幅利得を変更するか否かを判定し、比較に用いた閾値に基づいて前記エラー信号の増幅利得を変更するステップと、前記エラー信号の振幅が所定の閾値より大きい場合、前記エラー信号の増幅利得を前記所定の閾値に対応する所定の増幅利得に変更し、前記エラー信号の振幅が前記所定の閾値以下の場合、前記エラー信号の振幅と前記所定の閾値を前記所定の増幅利得より大きな増幅利得に対応する閾値に変更し当該大きな増幅利得に対応する閾値との比較を繰り返し、前記エラー信号の振幅が当該大きな増幅利得に対応する閾値より大きくなったときに当該大きな増幅利得に対応する閾値に基づいて前記エラー信号の増幅利得を前記所定の増幅利得より大きな増幅利得に変更することを特徴とする。
従来、フォーカスエラー信号の振幅を1回測定し、閾値と比較し、その後、トラッキングエラー信号の振幅を1回測定し、閾値と比較し、光ディスクの種別を判別するという一連の処理を複数回繰り返していたのに対し、上記構成によれば、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号のいずれか一方のみの振幅を複数回測定し、測定した振幅と閾値との比較結果に応じて光ディスクの種別を判別することにより、従来の一連の処理を繰り返すことなく、複数の振幅に基づいて光ディスクの種別を判別することができる為、従来の方法より短時間でディスクの種別を判別することができる。
また、本発明のディスク判別方法は、前記測定ステップが、前記光ディスクの異なる位置で測定を行うものである。
また、本発明のディスク判別方法は、前記測定ステップが、前記光ディスクを回転させることにより異なる位置で測定を行うものである。
また、本発明のディスク判別方法は、前記測定ステップが、トラバースを移動させることにより異なる位置で測定を行うものである。
また、本発明のディスク判別方法は、前記測定ステップが、前記フォーカスエラー信号を複数回測定し、前記比較ステップは、複数回測定したフォーカスエラー信号と複数の閾値とをそれぞれ比較し、比較結果に応じて、前記フォーカスエラー信号の増幅利得を、前記トラッキングエラー信号の増幅利得仮設定するものである。
また、本発明のディスク判別方法は、前記光ディスクの回転を加速する回転加速ステップを有し、加速された光ディスクにおいて、前記トラッキングエラー信号の振幅を測定し、測定したトラッキングエラー信号の振幅と前記閾値とを比較し、比較結果に応じて前記トラッキングエラー信号の増幅利得を変更するか否かを判定するものである。
また、本発明のディスク判別方法は、前記比較ステップが、複数回測定した前記エラー信号の振幅の平均値と前記閾値とを比較するものである。
また、本発明のディスク判別方法は、前記比較ステップが、複数回測定した前記エラー信号の振幅の最大値と前記閾値とを比較するものである。
また、本発明のディスク判別方法は、前記比較ステップが、複数回測定した前記エラー信号の振幅の1つと前記閾値とをそれぞれ比較し、全ての比較結果のうち最も多い比較結果を選択するものである。
また、本発明のディスク判別装置は、光ディスクの種別を判別するディスク判別装置であって、フォーカス方向に対してピックアップに外乱を与えるフォーカスドライブ信号に基づき生成されるフォーカスエラー信号及び光ディスクの内外周方向に対してピックアップに外乱を与えるトラッキングドライブ信号に基づき生成されるトラッキングエラー信号のいずれか一方のエラー信号の振幅を複数回測定する測定手段と、測定手段において複数回測定した後、測定した前記いずれか一方のエラー信号の振幅と前記閾値とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に応じて前記光ディスクの種別を判別し、前記比較に戻るか否かを判定する判別手段と、を有し、前記比較手段は、比較結果に応じて前記エラー信号の増幅利得を変更するか否かを判定し、比較に用いた閾値に基づいて前記エラー信号の増幅利得を変更する手段を複数含み、前記エラー信号の振幅が所定の閾値より大きい場合、前記エラー信号の増幅利得を前記所定の閾値に対応する所定の増幅利得に変更し、前記エラー信号の振幅が前記所定の閾値以下の場合、前記エラー信号の振幅と前記所定の閾値を前記所定の増幅利得より大きな増幅利得に対応する閾値に変更し当該大きな増幅利得に対応する閾値との比較を繰り返し、前記エラー信号の振幅が当該大きな増幅利得に対応する閾値より大きくなったときに当該大きな増幅利得に対応する閾値に基づいて前記エラー信号の増幅利得を前記所定の増幅利得より大きな増幅利得に変更することを特徴とする。
また、本発明のディスク判別装置は、前記測定手段が、前記光ディスクの異なる位置で測定を行うものである。
また、本発明のディスク判別装置は、前記測定手段が、前記光ディスクを回転させることにより異なる位置で測定を行うものである。
また、本発明のディスク判別装置は、前記測定手段が、トラバースを移動させることにより異なる位置で測定を行うものである。
また、本発明のディスク判別装置は、前記測定手段が、前記フォーカスエラー信号を複数回測定し、前記比較手段が、複数回測定したフォーカスエラー信号と複数の閾値とをそれぞれ比較し、比較結果に応じて、前記フォーカスエラー信号の増幅利得を、前記トラッキングエラー信号の増幅利得仮設定するものである。
また、本発明のディスク判別装置は、前記光ディスクの回転を加速する回転加速手段を有し、加速された光ディスクにおいて、前記測定手段が、前記トラッキングエラー信号の振幅を測定し、前記比較手段が、測定したトラッキングエラー信号の振幅と前記閾値とを比較し、前記判別手段が、前記比較結果に応じて前記トラッキングエラー信号の増幅利得を変更するか否かを判定するものである。
また、本発明のディスク判別装置は、前記比較手段が、複数回測定した前記エラー信号の振幅の平均値と前記閾値とを比較するものである。
また、本発明のディスク判別装置は、前記比較手段が、複数回測定した前記エラー信号の振幅の最大値と前記閾値とを比較するものである。
また、本発明のディスク判別装置は、前記比較手段が、複数回測定した前記エラー信号の振幅の1つと前記閾値とをそれぞれ比較し、全ての比較結果のうち最も多い比較結果を選択するものである。
本発明によれば、従来、フォーカスエラー信号の振幅を1回測定し、閾値と比較し、その後、トラッキングエラー信号の振幅を1回測定し、閾値と比較し、光ディスクの種別を判別するという一連の処理を複数回繰り返していたのに対し、上記構成によれば、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号のいずれか一方のみの振幅を複数回測定し、測定した振幅と閾値との比較結果に応じて光ディスクの種別を判別することにより、従来の一連の処理を繰り返すことなく、複数の振幅に基づいて光ディスクの種別を判別することができる為、従来の方法より短時間でディスクの種別を判別することができる。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態に係る光ディスク再生装置の構成を示す構成図である。この実施形態のディスク判別装置は、図1に示すように、光ディスク30を載せたスピンドルを回転させるスピンドルモータ11と、ピックアップ12と、フォーカスアクチュエータ13と、トラッキングアクチュエータ14と、差分信号生成部15と、演算部16と、フォーカスサーボ回路17と、トラッキングサーボ回路18と、スピンドルサーボ回路19と、制御部20と、記憶部21と、ピックアップ検知部22とを備えて構成されている。
ピックアップ12は、信号読出し用の主ビームと2つの副ビームを光ディスク30に対して照射し、光ディスク30からの各反射光をそれぞれ独立に検出して3系統の読出し信号M−RF,E−RF,F−RFを出力する。フォーカスアクチュエータ13は、フォーカスドライブ信号によりピックアップ12をフォーカス方向に上下させる。トラッキングアクチュエータ14は、トラッキングドライブ信号によりピックアップ12を光ディスク30の内外周方向に動作させる。
差分信号生成部15は、ピックアップ12から出力された2つの副ビームの読出し信号E−RF,F−RFに基づいてトラッキングエラー信号を生成して出力するとともに、主ビームによって読み出された主読出し信号M−RFに基づいてフォーカスエラー信号を生成して出力する。
演算部16は、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号をそれぞれモニタし、それぞれの信号において信号の最大値の絶対値と最小値の絶対値とを加算した値をフォーカスエラー振幅値、トラッキングエラー振幅値とする計算を行い、算出したフォーカスエラー振幅及びトラッキングエラー振幅を制御部20に出力する。
フォーカスサーボ回路部17は、入力されたフォーカスエラー信号に基づき、ピックアップ12から照射する主ビームの焦点を合わせるフォーカスドライブ信号をフォーカスアクチュエータ13に出力する。トラッキングサーボ回路18は、入力されたトラッキングエラー信号に基づき、主ビームが光ディスク30のトラックピッチに的確に照射するようにピックアップ12を追随させるトラッキングドライブ信号をトラッキングアクチュエータ14に出力する。スピンドルサーボ回路部19は、入力されたフォーカスエラー信号に基づき、スピンドルモータ11の回転数を制御するスピンドルドライブ信号をスピンドルモータ11に出力する。
制御部20は、差分信号生成部15、演算部16、フォーカスサーボ回路部17、トラッキングサーボ回路部18、及びスピンドルサーボ回路部19を制御する。また、制御部20は、演算部16から入力されたフォーカスエラー振幅値に基づき、フォーカスゲインの判定及び設定を行うとともに、演算部16から入力されたトラッキングエラー振幅値に基づき、トラッキングゲインの判定及び設定を行う。また、制御部20は、トラッキングゲインに基づき、光ディスク30の種別を判定する。
記憶部21は、制御部20が実行する動作を記述する制御プログラムを記憶するROMと、処理において必要なデータを一時的に記憶するRAMとを有する。ピックアップ検知部22は、光ディスク30の最内周にピックアップ12にきたことを検知し、その検知信号を制御部20に出力する。
ここで、フォーカスサーボ回路部17及びトラッキングサーボ回路部18のそれぞれにより生成されるフォーカスドライブ信号及びトラッキングドライブ信号と、これらの信号に対するフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号について対応関係を説明する。図2はドライブ信号とドライブ信号に対するエラー信号の波形を示す図である。ドライブ信号50が、フォーカス方向に対してピックアップに外乱を与えるトラッキングドライブ信号の場合には、トラッキングドライブ信号は、トラッキングアクチュエータ14に出力される時間とゲイン(増幅利得)とが一定であり、かつ、一定時間毎に電圧が逆転する。すなわち、トラッキングドライブ信号は、主ビームが内周方向と外周方向とが順次切り替わる。トラッキングエラー信号は、主ビームの中心点の位置とトラックの中心との距離に応じた値をとる。ドライブ信号50が光ディスクの内外周方向に対してピックアップに外乱を与えるフォーカスドライブ信号の場合には、トラッキングドライブ信号と同様、フォーカスアクチュエータ13に出力される時間とゲイン(増幅利得)とが一定であり、かつ、一定時間毎に電圧が逆転する。すなわち、フォーカスドライブ信号は、主ビームがフォーカス方向に対して上下に順次切り替わる。フォーカスエラー信号は、レーザ光の焦点からのずれに応じた値をとる。
また、図2(a)に示すように、差分信号生成部15により生成されるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を示すエラー信号53は、ドライブ信号50の電圧が0から波線51及び波線52で示す電圧まで増大し、波線51及び波線52に示すそれぞれの電圧で最大、最小になり、それ以降印可する電圧が図中の符号A及び符号Bのそれぞれに示す最大電圧、最小電圧になるに従って、出力される電圧が徐々に小さくなり、最大電圧及び最小電圧のときの電圧が0となる。また、エラー信号53は、その後、ドライブ信号50が最大電圧及び最小電圧のそれぞれが波線51、波線52に示す電圧まで増大し、波線51及び波線52に示す電圧で最大になり、それ以降印可する電圧が0になるに従って、出力される電圧が徐々に小さくなり、電圧が0のとき電圧が0となる。ここで、ドライブ信号50の波線51及び波線52で示す電圧のとき出力するそれぞれのエラー信号の電圧をエラー信号の最大電圧及び最小電圧という。演算部16は、差分信号生成部15から出力したフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の最大値の絶対値と最小値の絶対値とを加算して得た値をフォーカスエラー振幅及びトラッキングエラー振幅として算出する。
また、図2(b)に示すように、エラー信号63は、ドライブ信号60の1サイクルに関して図2(a)に示す電圧と同様な出力波形を出力するが、それ以降のサイクルにおいて、印加されるドライブ信号60の符号Aに示す最大電圧及び符号Bに示す最小電圧のそれぞれが、エラー信号63が取り得るエラー信号の最大電圧、最小電圧を示す波線61及び波線62に対応する電圧であるため、最大電圧及び最小電圧になっても電圧が0になることなく、最大電圧及び最小電圧のそれぞれにおいてエラー信号63の最大電圧、最小電圧を出力し、しかも、エラー信号の最大電圧と最小電圧とを交互に出力する。
なお、波線51及び波線52、並びに波線61及び波線62に示す電圧より大きい電圧の部分が示す合焦点やオントラック点の中心点から離れている間は、測定期間としては不要な期間である。このため、フォーカスサーボ回路部17及びトラッキングサーボ回路部18は、この期間を省くために最初に最大値電圧及び最小値電圧を覚えておき、図2(b)に示すように、2回サイクル以降のドライブ信号60を出力する際には、出力する最大電圧及び最小電圧のそれぞれを、波線61、波線62が示す電圧にする。こうすることにより、測定時において不要な期間を省略でき、ディスク判別にかかる時間を更に短縮することができる。
次に、この第1実施形態の光ディスク再生装置が実行する光ディスク判別処理を説明する。
図3は第1実施形態に係る光ディスク再生装置が実行する光ディスク判別処理を示すフローチャートである。まず、制御部20は、記憶部21に記憶されているフォーカスゲイン値及びトラッキングゲイン値を初期化するとともに、記憶部21に設けられているカウンタに記憶されている前回光ディスク30を判別した際のカウントNを0に初期化する(ステップ11)。次に、トラッキングアクチュエータ14は、ピックアップ12を最内周に一旦移動させ、ピックアップ検出部19はピックアップ11が最内周に到達したことを検出し、その検出信号を制御部20に出力する。その後、制御部20は、内周付近の光ディスク30の信号記録部分にピックアップ12を移動させる(ステップ12)。ピックアップ12は、レーザ光をディスク30に照射する(ステップ13)。ドライブ信号生成部17は、フォーカスアクチュエータ13に外乱を与えてフォーカス方向に対して上下に移動させる。また、演算部16は、差分信号生成部15から出力されたフォーカスエラー信号をモニタし、その最大値の絶対値と最小値の絶対値を加算した値をフォーカスエラー振幅として複数測定し、測定した複数のフォーカスエラー振幅を記憶部21に記憶させる。その後、演算部16は、記憶部21に記憶されている複数のフォーカスエラー振幅を読み出し、これらの複数のフォーカスエラー振幅の平均値を算出して改めてフォーカスエラー振幅とする(ステップ14)。
次に、制御部20は、フォーカスゲインの切替えの基準値を示すフォーカスエラー信号用閾値と入力されたフォーカスエラー振幅とから、フォーカスゲインの設定とトラッキングゲインの仮設定を行う処理を実行する(ステップ15;この処理については後述する)。制御部20は、フォーカスゲインの設定値から反射率の比較的高いディスクであるかまたは反射率の比較的低いディスクであるかの判定を行う(ステップ16)。制御部20は、反射率の比較的高いディスクと判断した場合には(ステップ16;反射率の比較的高いディスク)、ステップ18に処理を移行し、一方、反射率の比較的低いディスクであると判定した場合には(ステップ16;反射率の比較的低いディスク)、カウンタの値Nに1を加算し、カウンタの値Nがカウンタ閾値未満であるか否かを判定する(ステップ17)。制御部20は、カウンタの値Nがカウンタ閾値未満であると判定した場合には(ステップ17;YES)、ステップ15に処理を移行し、上述したと同様の処理を続行し、一方、カウンタの値Nがカウンタ閾値以上であると判定した場合には(ステップ17;NO)、光ディスク30が反射率の比較的低いディスクであると判定し、処理をステップ18に移行する。ステップ18において、制御部20は、フォーカスサーボ回路部17からフォーカスドライブ信号を出力させ(ステップ18)、スピンドルモータ11の回転を加速させ(ステップ19)、十分な加速時間を経てからスピンドルサーボ回路19からスピンドルモータ11の回転を制御する制御信号を出力させる(ステップ20)。
ここで、反射率の比較的高いディスクとは、CDにおいては、CD−DA等のプレスディスク、及び、CD−R等の追記型ディスク等が挙げられる。反対に、反射率の比較的低いディスクとは、CDにおいては、CD−RW等のような書き換え可能型ディスクが挙げられる。ここではCD−DAとCD−RWの判定についてのみ説明を行っているが、本発明はCD−DAとCD−RWの判定に限定されず、CD−RとCD−RWの判定等も同様の手法にて行うことができる。また、本発明はCD以外のDVD(ディジタル多用途ディスク),BD(ブルーレイディスク)等のディスク判定も同様の手法にて行うことができる。
なお、プレスディスクの反射率は、書き換え可能型ディスクの反射率の3〜4倍程度である。
トラッキングサーボ回路部18は、トラッキングアクチュエータ14に外乱を与えて光ディスク30の内外周方向に移動させる。また、演算部16は、差分信号生成部15により入力された、副ビームの反射光から作成されるトラッキングエラー信号をモニタし、その最大値の絶対値と最小値の絶対値を加算した値をトラッキング振幅として複数測定し、測定した複数のトラッキングエラー振幅を記憶部21に記憶させる。その後、演算部16は、記憶部21に記憶されている複数のトラッキング振幅を読み出し、これらの複数のトラッキング振幅の平均値を算出して改めてトラッキング振幅とし、この振幅を制御部20に出力する(ステップ21)。
制御部20は、トラッキングゲインの切替えの基準値を示すトラッキングエラー信号用閾値と入力されたトラッキングエラー振幅とから後述するトラッキング切替処理を行う(ステップ22)。その後、制御部20は、トラッキングサーバ回路部18からトラッキングドライブ信号を出力させ(ステップ24)、光ディスク30の判別処理を終了する。
なお、ステップ14からステップ18までの処理は、フォーカス(FO)ゲイン設定処理を示しており、また、ステップ21からステップ23までの処理は、トラッキング(TR)ゲイン設定処理を示している。
図4は図2中のステップ15に示すフォーカスゲインの設定及びトラッキングゲインの仮設定の動作を示すフローチャートである。制御部20は、フォーカスエラー振幅が予め記憶されている1倍閾値より大きいか否かを判定する(ステップ101)。制御部20は、フォーカスエラー振幅が1倍閾値より大きい場合には(ステップ101;YES)、ステップ102に移行し、一方、小さい場合は(ステップ101;NO)、フォーカスエラー振幅が予め記憶されている2倍閾値より大きいか否かを判定する(ステップ104)。制御部20は、フォーカスエラー振幅が2倍閾値より大きい場合には(ステップ104;YES)、ステップ105に移行し、一方、小さい場合は(ステップ104;NO)、フォーカスエラー振幅が予め記憶されている3倍閾値より大きいか否かを判定する(ステップ107)。制御部20は、フォーカスエラー振幅が3倍閾値より大きい場合には(ステップ107;YES)、ステップ108に移行し、一方、小さい場合には(ステップ107;NO)、フォーカスエラー振幅が予め記憶されている固定値である4倍閾値より大きいか否かを判定する(ステップ110)。制御部20は、フォーカスエラー振幅が4倍閾値より大きい場合には(ステップ110;YES)、ステップ112に処理を移行し、一方、小さい場合は(ステップ110;NO)、光ディスク30がないものと判定し(ステップ113)、ディスク判別処理を終了する。
ステップ101において、フォーカスエラー振幅が1倍閾値より大きい場合には(ステップ101;YES)、制御部20は、フォーカスゲイン設定を1倍に設定し(ステップ102)、更に、トラッキングのゲインを1倍に仮設定して(ステップ103)、フォーカスゲイン設定処理を終する。ステップ104において、フォーカスエラー振幅が2倍閾値より大きい場合には(ステップ104;YES)、制御部20は、フォーカスのゲイン設定を2倍に設定し(ステップ105)、更に、トラッキングのゲインを2倍に仮設定して(ステップ106)、フォーカスゲイン設定処理を終了する。ステップ107において、フォーカスエラー振幅が3倍閾値より大きい場合には(ステップ107;YES)、制御部20は、フォーカスのゲイン設定を3倍に設定し(ステップ108)、更に、トラッキングのゲインを3倍に仮設定する(ステップ109)。ステップ111において、フォーカスエラー振幅が4倍閾値より大きい場合には(ステップ110;YES)、制御部20は、フォーカスのゲイン設定を4倍に設定し(ステップ111)、更に、トラッキングのゲインを4倍に仮設定して(ステップ112)、フォーカスゲイン設定処理を終了する。
図5は図3中のトラッキングゲイン設定処理を示すフローチャートである。演算部16によりトラッキングエラー振幅が算出されると、制御部20は、上述したフォーカスゲイン設定処理中のステップ16により判定したCD−DA判定の結果に従い、光ディスク30がCD−DAであるか否かを判定する(ステップ201)。制御部20は、光ディスク30がCD−DAでないと判定した場合には(ステップ201;NO)、ステップ205に処理を移行し、一方、CD−DAであると判定した場合には(ステップ201;YES)、トラッキングエラー振幅が予め持っている1倍閾値より大きいか否かを判定する(ステップ202)。
制御部20は、トラッキングエラー振幅が1倍閾値より大きいと判定した場合には(ステップ202;YES)、トラッキングのゲイン設定を1倍に設定し(ステップ203)、トラッキングゲイン設定処理を終了し、一方、小さいと判定した場合には(ステップ202;NO)、トラッキングのゲインを2倍に仮設定し(ステップ204)、トラッキングゲイン設定処理を終了する。ステップ201において、制御部20は、光ディスク30がCD−DAでないと判定した場合には(ステップ201;NO)、トラッキングエラー振幅が予め記憶する2倍閾値より大きいか否かを判定する(ステップ205)。制御部20は、トラッキングエラー振幅が予め記憶する2倍閾値より大きいと判定した場合には(ステップ205;YES)、ステップ204に処理を移行し、一方、小さいと判定した場合には(ステップ205;NO)、トラッキングエラー振幅が3倍閾値より大きいか否かを判定する(ステップ206)。
制御部20は、トラッキングエラー振幅が3倍閾値より大きくないと判定した場合には(ステップ206;NO)、ステップ208に処理を移行し、大きいと判定した場合には(ステップ206;YES)、トラッキングのゲイン設定を3倍に設定し(ステップ207)、トラッキングゲイン設定処理を終了する。制御部20は、トラッキングエラー振幅が3倍閾値より大きくないと判定した場合には(ステップ206;NO)、トラッキングエラー振幅が予め持っている固定値である4倍閾値より大きいか否かを判定する(ステップ208)。制御部20は、トラッキングエラー振幅が予め記憶する4倍閾値より大きいと判定した場合には(ステップ208;YES)、トラッキングのゲイン設定を4倍に設定し(ステップ209)、トラッキング設定手段の処理を終了し、一方、小さいと判定した場合には(ステップ208;NO)、光ディスク30がないと判定し、ディスク判別処理を終了する。
この実施形態の光ディスク再生装置によれば、FOゲイン設定処理のうちフォーカスエラー振幅を測定したのち、必要が有ればフォーカスゲインを切り替え、トラッキングゲインを仮設定したのち、光ディスク30の種別を判別することにより、従来の光ディスク再生装置における、フォーカスゲイン設定処理、TRゲイン設定処理等を複数回実行することにより初めて光ディスク30を判別する場合よりも光ディスク30の種別を迅速に行うことができる。
この実施形態の光ディスク再生装置によれば、演算部16により複数のフォーカスエラー振幅の平均値が算出されて改めてフォーカスエラー振幅とし、また、複数のトラッキングエラー振幅の平均値が算出されて改めてトラッキングエラー振幅とし、これらの改めて算出されたフォーカスエラー振幅とトラッキング振幅に基づき、フォーカスゲインを設定し、トラッキングゲインを仮設定することにより、光ディスク30に対する書き込み時にレーザパワーのばらつきがある場合や、同一ディスクにレーザパワーの異なる複数のドライブで書き込まれた場合等により生じる反射率のばらつきがあるディスク30の種別を判別する際に、光ディスク30の判別精度を高めることができる。
また、この実施形態の光ディスク再生装置によれば、例えば図6(a)、(b)に示すように、網掛けで示されているように一塊となっている汚れ31を有する光ディスク30においては、汚れ31中の符号A及びCに示す箇所にピックアップがあり、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー振幅が小さくなり、適切なゲイン設定やディスク判別ができない場合であっても、ピックアップ12を汚れがない符号B及びDに示す位置に移動させことにより、正常なエラー信号の振幅を測定できるので、光ディスク30の種別を判定することができる。
<第2実施形態>
図7は本発明の第2実施形態に係る光ディスク再生装置の処理を示すフローチャートである。この実施形態のディスク判別装置は、第1実施形態に係る光ディスク再生装置の構成と同様な構成を備えているので、処理を説明するにあたって必要となる構成部分の参照符号は、第1実施形形態に係る光ディスク再生装置のものと同一とする。しかしながら、第2実施形態の光ディスク再生装置の処理と第1実施形態の光ディスク再生装置の処理との違いは、図3に示す第1実施形態の光ディスク再生装置の処理において、フォーカスゲイン設定処理における光ディスクがCD−DAであるかまたはCD−RWであるかを判定するステップ16及びカウンタ値Nが3未満であるか否かを判定するステップ17が、図7に示す第2実施形態の光ディスク再生装置の処理において、TRゲイン設定処理におけるステップ43及びステップ44に移行した点にある。従って、この点を除けば、第2実施形態の光ディスク再生装置の処理は第一実施形態で説明した処理と同様であるため説明を割愛する。
この実施形態の光ディスク再生装置によれば、トラッキング(TR)ゲイン設定処理のうちトラッキングエラー振幅を測定したのち、必要が有ればフォーカスゲインを設定し、トラッキングゲインを仮設定し、光ディスク30の種別を判別することにより、従来の光ディスク再生装置における、フォーカスゲイン設定処理、TRゲイン設定処理等を複数回実行することにより初めて光ディスク30を判別する場合よりも光ディスク30の種別を迅速に行うことができる。
この実施形態の光ディスク再生装置によれば、演算部16により複数のフォーカスエラー振幅の平均値が算出されて改めてフォーカスエラー振幅とし、また、複数のトラッキングエラー振幅の平均値が算出されて改めてトラッキングエラー振幅とし、これらの改めて算出されたフォーカスエラー振幅とトラッキング振幅に基づき、フォーカスゲインを設定し、トラッキングゲインを仮設定することにより、光ディスク30に対する書き込み時にレーザパワーのばらつきがある場合や、同一ディスクにレーザパワーの異なる複数のドライブで書き込まれた場合等により生じる反射率のばらつきがあるディスク30の種別を判別する際に、光ディスク30の判別精度を高めることができる。
また、この実施形態の光ディスク再生装置によれば、例えば図6(a)、(b)において、網掛けで示されているように一塊となっている汚れ31を有する光ディスク30においては、汚れ31中の符号A及びCに示す箇所にピックアップがあり、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー振幅が小さくなり、適切なゲイン設定やディスク判別ができない場合であっても、ピックアップ12を汚れがない符号B及びDに示す位置に移動させことにより、正常なエラー信号の振幅を測定できるので、光ディスク30の種別を判定することができる。
第1の実施形態及び第2実施形態の光ディスク再生装置では、図4に示すようにステップ106及びステップ112に示すトラッキングゲインの仮設定の仕方がそれぞれトラッキングゲイン仮設定2、トラッキングゲイン仮設定4倍となっているが、それ以外として、図8に示すように、ステップ106に相当するステップ306がステップ303と同じ値をとり、前記ステップ112に相当するステップ312がステップ309と同じ値を取るようにしてもよい。このような処理を行ってもよい理由は、フォーカスゲイン設定処理が終了し、スピンドルサーボ回路部19によりスピンドルドライブ信号が出力された後にトラッキングゲインを仮設定するので、その精度が問われないからである。このように仮設定値を2種類の値に集約することにより、記憶領域を削減することができる。
また、第1の実施形態及び第2実施形態の光ディスク再生装置では、演算部16により複数のフォーカスエラー振幅の平均値が算出されて改めてフォーカスエラー振幅とし、また、複数のトラッキングエラー振幅の平均値が算出されて改めてトラッキングエラー振幅とし、これらの改めて算出されたフォーカスエラー振幅とトラッキング振幅に基づき、フォーカスゲインを設定し、トラッキングゲインを仮設定するという構成を有しているが、それ以外として、演算部16により複数のフォーカスエラー振幅の中の最大値を改めてフォーカスエラー振幅とし、また、複数のトラッキングエラー振幅の中の最大値を改めてトラッキングエラー振幅としてもよい。こうすることにより、これら改めて算出されたフォーカスエラー振幅とトラッキング振幅に基づき、フォーカスゲインを設定し、トラッキングゲインを仮設定するので、指紋などの汚れや傷等によりディスクの一部の反射率が低い通常ゲインの高い種別がCD−DAである光ディスク30に対し、光ディスク30の種別の判定精度を高めることができる。
また、それ以外として、複数のフォーカスエラー振幅及びトラッキングエラー振幅のそれぞれを閾値と比較し、その結果、判定対象になった閾値が一番多い閾値により示される増幅利得を選択し、エラー信号の増幅利得を選択した値に変更するようにしてもよい。こうすることにより、例えばCD−R、CD−RW等が書き込みドライブによって書き込まれたもので、その書き込み時にレーザパワーのばらつきがある場合、同一ディスクにレーザパワーの異なる複数のドライブで書き込まれた場合等により同一ディスク上で反射率にばらつきがあるディスク30の再生において光ディスク30の判定精度を高めることができる。
本発明は、従来、フォーカスエラー信号の振幅を1回測定し、閾値と比較し、その後、トラッキングエラー信号の振幅を1回測定し、閾値と比較し、光ディスクの種別を判別するという一連の処理を複数回繰り返していたのに対し、上記構成によれば、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号のいずれか一方のみの振幅を複数回測定し、測定した振幅と閾値との比較結果に応じて光ディスクの種別を判別することにより、従来の一連の処理を繰り返すことなく、複数の振幅に基づいて光ディスクの種別を判別することができる為、従来の方法より短時間でディスクの種別を判別することができる効果を有し、光ディスクの種別を判別するディスク判別方法及びディスク判別装置等に有用である。
本発明の第1実施形態に係る光ディスク再生装置の構成を示すブロック図 ドライブ信号とドライブ信号に対するエラー信号の波形を示す図 第1実施形態に係る光ディスク再生装置が実行する光ディスク判別処理を示すフローチャート 図3中のステップ15の処理を示すフローチャート 図3中のステップ22の処理を示すフローチャート 光ディスク上に汚れがある場合においても光ディスクの種別を判別することが可能であることを説明する図 本発明の第2実施形態に係る光ディスク再生装置が実行する光ディスク判別処理を示すフローチャート 図3中のステップ15の処理以外の処理を示すフローチャート 従来の光ディスク再生装置が実行する光ディスク判別処理を示すフローチャート
符号の説明
11 スピンドルモータ
12 ピックアップ
13 フォーカスアクチュエータ
14 トラッキングアクチュエータ
15 差分信号生成部
16 演算部
17 フォーカスサーボ回路
18 トラッキングサーボ回路
19 スピンドルサーボ回路
20 制御部
21 記憶部
22 ピックアップ検知部
30 光ディスク

Claims (18)

  1. 光ディスクの種別を判別するディスク判別方法であって、
    フォーカス方向に対してピックアップに外乱を与えるフォーカスドライブ信号に基づき生成されるフォーカスエラー信号及び光ディスクの内外周方向に対してピックアップに外乱を与えるトラッキングドライブ信号に基づき生成されるトラッキングエラー信号のいずれか一方のエラー信号の振幅を複数回測定する測定ステップと、
    前記測定ステップにおいて複数回測定した後に、測定した前記いずれか一方のエラー信号の振幅と前記閾値とを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップの比較結果に応じて前記光ディスクの種別を判別し、前記比較ステップに戻るか否かを判定する判別ステップと、を有し、
    前記比較ステップは、
    比較結果に応じて前記エラー信号の増幅利得を変更するか否かを判定し、比較に用いた閾値に基づいて前記エラー信号の増幅利得を変更するステップと、
    前記エラー信号の振幅が所定の閾値より大きい場合、前記エラー信号の増幅利得を前記所定の閾値に対応する所定の増幅利得に変更し、
    前記エラー信号の振幅が前記所定の閾値以下の場合、前記エラー信号の振幅と前記所定の閾値を前記所定の増幅利得より大きな増幅利得に対応する閾値に変更し当該大きな増幅利得に対応する閾値との比較を繰り返し、前記エラー信号の振幅が当該大きな増幅利得に対応する閾値より大きくなったときに当該大きな増幅利得に対応する閾値に基づいて前記エラー信号の増幅利得を前記所定の増幅利得より大きな増幅利得に変更することを特徴とするディスク判別方法。
  2. 前記測定ステップは、前記光ディスクの異なる位置で測定を行う請求項1記載のディスク判別方法。
  3. 前記測定ステップは、前記光ディスクを回転させることにより異なる位置で測定を行う請求項記載のディスク判別方法。
  4. 前記測定ステップは、トラバースを移動させることにより異なる位置で測定を行う請求項記載のディスク判別方法。
  5. 前記測定ステップは、前記フォーカスエラー信号を複数回測定し、
    前記比較ステップは、複数回測定したフォーカスエラー信号と複数の閾値とをそれぞれ比較し、当該比較が行われる度に、前記比較結果に応じて、前記フォーカスエラー信号の増幅利得を、前記トラッキングエラー信号の増幅利得仮設定する請求項1記載のディスク判別方法。
  6. 前記光ディスクの回転を加速する回転加速ステップを有し、
    加速された光ディスクにおいて、前記トラッキングエラー信号の振幅を測定し、測定したトラッキングエラー信号の振幅と前記閾値とを比較し、比較結果に応じて前記トラッキングエラー信号の増幅利得を変更するか否かを判定する請求項記載のディスク判別方法。
  7. 前記比較ステップは、複数回測定した前記エラー信号の振幅の平均値と前記閾値とを比較する請求項1記載のディスク判別方法。
  8. 前記比較ステップは、複数回測定した前記エラー信号の振幅の最大値と前記閾値とを比較する請求項1記載のディスク判別方法。
  9. 前記比較ステップは、複数回測定した前記エラー信号の振幅の1つと前記閾値とをそれぞれ比較し、全ての比較結果のうち最も多い比較結果を選択する請求項1記載のディスク判別方法。
  10. 光ディスクの種別を判別するディスク判別装置であって、
    フォーカス方向に対してピックアップに外乱を与えるフォーカスドライブ信号に基づき生成されるフォーカスエラー信号及び光ディスクの内外周方向に対してピックアップに外乱を与えるトラッキングドライブ信号に基づき生成されるトラッキングエラー信号のいずれか一方のエラー信号の振幅を複数回測定する測定手段と、
    前記測定手段において複数回測定した後、測定した前記いずれか一方のエラー信号の振幅と前記閾値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に応じて前記光ディスクの種別を判別し、前記比較に戻るか否かを判定する判別手段と、を有し、
    前記比較手段は、
    比較結果に応じて前記エラー信号の増幅利得を変更するか否かを判定し、比較に用いた閾値に基づいて前記エラー信号の増幅利得を変更する手段を複数含み、
    前記エラー信号の振幅が所定の閾値より大きい場合、前記エラー信号の増幅利得を前記所定の閾値に対応する所定の増幅利得に変更し、
    前記エラー信号の振幅が前記所定の閾値以下の場合、前記エラー信号の振幅と前記所定の閾値を前記所定の増幅利得より大きな増幅利得に対応する閾値に変更し当該大きな増幅利得に対応する閾値との比較を繰り返し、前記エラー信号の振幅が当該大きな増幅利得に対応する閾値より大きくなったときに当該大きな増幅利得に対応する閾値に基づいて前記エラー信号の増幅利得を前記所定の増幅利得より大きな増幅利得に変更することを特徴とするディスク判別装置。
  11. 前記測定手段は、前記光ディスクの異なる位置で測定を行う請求項10記載のディスク判別装置。
  12. 前記測定手段は、前記光ディスクを回転させることにより異なる位置で測定を行う請求項11記載のディスク判別装置。
  13. 前記測定手段は、トラバースを移動させることにより異なる位置で測定を行う請求項11記載のディスク判別装置。
  14. 前記測定手段は、前記フォーカスエラー信号を複数回測定し、
    前記比較手段は、複数回測定したフォーカスエラー信号と複数の閾値とをそれぞれ比較し、当該比較結果に応じて、前記フォーカスエラー信号の増幅利得を、前記トラッキングエラー信号の増幅利得仮設定する請求項10記載のディスク判別装置。
  15. 前記光ディスクの回転を加速する回転加速手段を有し、
    加速された光ディスクにおいて、前記測定手段は、前記トラッキングエラー信号の振幅を測定し、前記比較手段は、測定したトラッキングエラー信号の振幅と前記閾値とを比較し、前記判別手段は、前記比較結果に応じて前記トラッキングエラー信号の増幅利得を変更するか否かを判定する請求項14記載のディスク判別装置。
  16. 前記比較手段は、複数回測定した前記エラー信号の振幅の平均値と前記閾値とを比較する請求項10記載のディスク判別装置。
  17. 前記比較手段は、複数回測定した前記エラー信号の振幅の最大値と前記閾値とを比較する請求項10記載のディスク判別装置。
  18. 前記比較手段は、複数回測定した前記エラー信号の振幅の1つと前記閾値とをそれぞれ比較し、全ての比較結果のうち最も多い比較結果を選択する請求項10記載のディスク判別装置。
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