JP3553241B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、厚みの異なる種類の光ディスクに対して情報の再生を行う光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から大容量の情報記録媒体として光ディスクが使用されている。現在多く市販されている光ディスクは、基板の厚みが1.2mmで、片面に1層の記録層を有する。この光ディスクをより大容量化するためには、トラックピッチを狭くすることが有効であるが、そのためには、光源である半導体レーザの短波長化や対物レンズの開口数を大きくして、レーザスポットの径をさらに小さくする必要がある。しかしながら、光ディスクの傾きによって発生する収差は開口数の3乗に比例するので、開口数を大きくすることは難しかった。
【0003】
そこで、光ディスクの基板の厚みを薄くして、厚さを0.6mmとする光ディスクが提案されている。このように基板の厚さを薄くすると、光ディスクの傾き許容値が拡大し開口数を大きくすることができる。
【0004】
また、光ディスクの容量を増やす別の方法として、記録層の層数を増やす方法がある。これは、複数の記録層を持つ光ディスクに同一方向からレーザスポットを照射し、その焦点をそれぞれの記録層に移動しフォーカス制御することにより、複数の記録層から情報を再生するものである。記録層の数としては特に2層の光ディスクが提案されている。
【0005】
このようにして、光ディスクは、基板の厚みが1.2mmと0.6mmのものが混在し、さらに記録層が1層と2層のものが混在することになる。
【0006】
上記のような基板厚や記録層数の異なる光ディスクを、同一の光ディスク装置によって再生が行えるようにすることは、互換性の点からも重要な問題であり、そのためのさまざまな技術が開示されている。
【0007】
例えば、特開平7−65409号公報に基板厚の違いによる収差を補正する技術、特開平5−54396号公報に目的の記録層にフォーカスサーボをオンする技術がそれぞれ開示されている。
【0008】
上記特開平7−65409号公報に記載された収差補正技術は、予め設定された0.6mm用の対物レンズに対して、光ディスクが装着されたときにその基板の厚さを判別し、光ディスクの厚さが大きいときに対物レンズと半導体レーザとの間に凸レンズを挿入することによって、球面収差のない再生が行えるようにしている。また、光ディスクの厚さが小さいときには、対物レンズと半導体レーザとの間に凹レンズを挿入することによって、球面収差のない再生が行えるようにしている。
【0009】
このような補正を行うためには、まず、再生しようとする光ディスクが1.2mm基板なのか0.6mm基板なのかを判別する必要がある。この光ディスクの厚さを判別する技術には次のようなものがある。
【0010】
上記特開平7−65409号公報では、光ディスクが収納されているカートリッジにバーコードや孔部などで光ディスクの種類を示す情報を付加して、この情報を読み取ることにより光ディスクの識別を行っている。また、特開平4−162217号公報には、光ディスクの情報領域の特定の場所に、光ディスクの種類を識別するための情報を記録しておき、光ピックアップで読み取るものが開示されている。
【0011】
また、上記特開平5−54396号公報では、フォーカスエラー信号をパルス化し、フォーカスサーチの際にレーザ光の焦点が、記録層を通過するときの上記パルスを計数することにより、光ディスクが1層の記録層なのか2層の記録層なのかを識別している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の光ディスクカートリッジに情報を付加して基板厚を判別する方法では、カートリッジを使わない光ディスクには対応することができない。また、カートリッジに付加された情報を読み取るためには、反射センサなどの光ピックアップ以外の読み取り機構が必要になると共に、カートリッジに情報を付加するための工程が必要となるという問題を有している。
【0013】
また、光ディスクの特定の情報領域に判別情報を記録することにより基板厚を判別する方法では、光ディスクに記録された情報を再生するまで基板厚を判別することができないという問題を有している。つまり、光ディスクに記録された情報を再生するためには、まず基板の厚さの違いによる収差補正を行う必要があり、情報の再生前に光ディスクの種類の判別を行わなければならない。
【0014】
また、上述のフォーカスエラー信号をパルス化し計数して記録層数を識別する方法は、2層の記録層の間隔がフォーカスエラー信号のダイナミックレンジよりも十分に大きい場合には有効である。しかし、図9に示すように、記録層の間隔が狭い場合(数十μm以下)には、第1記録層のみによるフォーカスエラー信号FES1 と第2記録層のみによるフォーカスエラー信号FES2 とが互いに干渉しあって、実線で示されるフォーカスエラー信号FES’が生成される。
【0015】
したがって、しきい値電圧Vref ’と上記フォーカスエラー信号FES’とを比較しても、比較器から出力されるデジタル信号CPout ’は正しい記録層の数に対応したパルス信号とはならない。ここで、しきい値電圧Vref ’を低くして、第2記録層によるフォーカスエラー信号FES’を検出しようとしても、ノイズによる誤検出を招くことになるので、この場合も正しく記録層数を識別することはできない。
【0016】
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、光ピックアップ以外の読み取り機構を用いずに、光ピックアップから得られる信号を利用して、光ディスク基板の厚みを判別することができる光ディスク装置を提供することにある。
【0017】
また、本発明の他の目的は、半導体レーザ出射光量検出用光検出器にて生成される信号を利用して、光ディスクの記録層の層数を判別することができる光ディスク装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の光ディスク装置は、半導体レーザから出射されたレーザ光を対物レンズにて光ディスクに集光させる光ピックアップを有し、該光ピックアップにより光ディスクの記録層に記録された情報を再生する光ディスク装置において、上記対物レンズから出射されるレーザ光の焦点を、上記光ディスクの記録層および基板表面を含む範囲で光ディスクの厚み方向に移動させてフォーカスサーチを行うフォーカスサーチ手段と、フォーカスサーチの際にレーザ光の焦点が、基板表面を通過するときと、記録層を通過するときとの、上記光ピックアップから出力される信号波形の間隔を検出する検出手段とを備えることを特徴としている。
【0019】
上記構成によれば、光ディスクの記録層にレーザ光の焦点を合わせるために、フォーカスサーチ手段によりレーザ光の焦点を光ディスクの厚み方向に移動させてフォーカスサーチを行う。このとき、焦点の移動範囲を光ディスクの記録層および基板表面を含む範囲としている。
【0020】
レーザ光の焦点を移動させた場合、光ピックアップから得られる信号波形には、焦点が基板表面を通過するときと、記録層を通過するときとで、それぞれ何らかの変化が生じる。この変化の間隔を検出手段により検出する。光ディスクの基板の厚さが違う場合には信号波形の変化の間隔も異なるので、基板厚の判別を行うことができる。
【0021】
したがって、従来のように、反射型センサなどの光ピックアップ以外の読み取り機構を設けることなく、また、光ディスクやカートリッジに厚さ判別のための情報を付加することなく、基板の厚さを判別することができる。さらに、光ディスクに記録された情報を再生する前に基板の厚さを判別することができる。
【0022】
本発明の光ディスク装置は、この判別結果に基づいて、基板の厚さの違いによる収差の補正を行って、基板厚の異なる光ディスクに対する情報の再生を行うことが可能となる。
【0023】
本発明の光ディスク装置は、上記光ディスク装置の構成に加えて、上記検出手段が、光ピックアップから出力される信号を所定のしきい値と比較することによりデジタル信号を出力する比較手段と、該デジタル信号のパルス時間間隔を計数する計数手段とを有することを特徴としている。
【0024】
上記構成によれば、レーザ光の焦点が光ディスクの基板表面を通過するときと、記録層を通過するときとで、光ピックアップから得られる信号波形にそれぞれ何らか変化が生じると、比較手段は、このような変化を伴う信号と所定のしきい値とを比較してデジタル信号に変換し、計数手段に入力する。計数手段は、このデジタル信号のパルス時間間隔を計数する。
【0025】
したがって、光ディスクの基板の厚みが時間の関数として表されるので、容易に基板厚の判別を行うことができる。これにより、予め基板厚と計数時間との関係を調べておけば、容易に1つの光ディスク装置で基板厚の異なる光ディスクに対する情報の再生を行うことが可能となる。
【0026】
本発明の光ディスク装置は、上記光ディスク装置の構成に加えて、上記検出手段が、光ピックアップから出力される信号を所定のしきい値と比較することによりデジタル信号を出力する比較手段と、該デジタル信号に基づいて上記対物レンズを駆動するための対物レンズ駆動信号のレベルを検出するレベル検出手段とを有することを特徴としている。
【0027】
上記構成によれば、レーザ光の焦点が光ディスクの基板表面を通過するときと、記録層を通過するときとで、光ピックアップから得られる信号波形にそれぞれ何らか変化が生じると、比較手段は、このような変化を伴う信号と所定のしきい値とを比較してデジタル信号に変換し、レベル検出手段に入力する。レベル検出手段は、このデジタル信号のパルスに基づいて、対物レンズ駆動信号のレベルを検出する。
【0028】
したがって、光ディスクの基板の厚みが信号レベルで表されるので、容易に基板厚の判別を行うことができる。これにより、予め基板厚と信号レベルとの関係を調べておけば、容易に1つの光ディスク装置で基板厚の異なる光ディスクに対する情報の再生を行うことが可能となる。
【0029】
本発明の光ディスク装置は、上記光ディスク装置の各構成に加えて、上記光ピックアップから出力される信号が、光ディスクからの反射光によって光ピックアップを制御するためのサーボ信号検出用光検出器にて生成される信号であることを特徴としている。
【0030】
上記構成によれば、レーザ光の焦点が光ディスクの基板表面および記録層に達すると、サーボ信号検出用光検出器の出力信号レベルは光ディスクの反射光によって増加する。このようにして光ピックアップから出力される信号波形が変化するので、上記した光ディスク装置を容易に構成することができる。
【0031】
本発明の光ディスク装置は、上記光ディスク装置の構成に加えて、上記光ピックアップから出力される信号が、半導体レーザの出力光量を一定に保つための半導体レーザ出射光量検出用光検出器にて生成される信号であることを特徴としている。
【0032】
上記構成によれば、レーザ光の焦点が光ディスクの基板表面および記録層に達すると、半導体レーザ出射光量検出用光検出器の出力信号レベルは半導体レーザへの戻り光によって増加する。このようにして光ピックアップから出力される信号波形が変化するので、上記した光ディスク装置を容易に構成することができる。
【0033】
本発明の光ディスク装置は、半導体レーザから出射されたレーザ光を対物レンズにて光ディスクに集光させる光ピックアップを有し、該光ピックアップにより光ディスクの複数の記録層に記録された情報を再生する光ディスク装置において、上記対物レンズから出射されるレーザ光の焦点を、上記光ディスクの複数の記録層を含む範囲で光ディスクの厚み方向に移動させてフォーカスサーチを行うフォーカスサーチ手段と、フォーカスサーチの際にレーザ光の焦点が記録層を通過するときの、上記光ピックアップにおける半導体レーザの出力光量を一定に保つための半導体レーザ出射光量検出用光検出器にて生成される信号波形を計数する計数手段とを備えることを特徴としている。
【0034】
上記構成によれば、光ディスクの記録層にレーザ光の焦点を合わせるために、フォーカスサーチ手段によりレーザ光の焦点を光ディスクの厚み方向に移動させてフォーカスサーチを行う。このとき、焦点の移動範囲を光ディスクの複数の記録層を含む範囲としている。
【0035】
フォーカスサーチによって、レーザ光の焦点が光ディスクの記録層に達すると、半導体レーザ出射光量検出用光検出器の出力信号レベルは半導体レーザへの戻り光によって増加する。この増加による信号波形を計数手段により計数する。この信号の増加は急峻であるので、記録層の間隔が狭くても信号が干渉しあうことはない。光ディスクの記録層の層数が違う場合には信号波形の増加の回数も異なるので、記録層数の判別を行うことができる。
【0036】
本発明の光ディスク装置は、この判別結果に基づいて、目的の記録層にフォーカスサーボをオンしたり、記録層数の違いによって回路ゲインの切り替えを行って、記録層数の異なる光ディスクに対する情報の再生を行うことが可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0038】
本実施の形態にかかる光ディスク装置は、図1に示すように、レーザ光Pを光ディスク20に照射することにより光ディスク20に記録された情報を再生するための光ピックアップ1を有する。
【0039】
光ピックアップ1には、レーザ光Pを出射する半導体レーザ2、半導体レーザ2からのレーザ光Pを平行光にするコリメータレンズ3、この平行光を透過するビームスプリッタ4、および平行光を光ディスク20に集光させてレーザスポットを形成する対物レンズ5が備えられる。
【0040】
さらに、光ピックアップ1には、フォーカスサーボを行うためのサーボ信号検出光学系として、光ディスク20からの反射光P’を後述の2分割フォトダイオード8方向に反射する上記ビームスプリッタ4、反射光P’を集光する集光レンズ6、反射光P’に収差を発生させるシリンドリカルレンズ7、反射光P’を受光する2分割フォトダイオード(サーボ信号検出用光検出器)8、および2分割フォトダイオード8からの各々の信号を差分してフォーカスエラー信号FESを生成する差動増幅器9が備えられる。なお、本実施の形態では差動増幅器9は光ピックアップ1内に配置されているが、光ピックアップ1の外に配置してもよい。
【0041】
上記光ディスク装置は、さらに、上記フォーカスエラー信号FESの位相を補償する位相補償回路12と、電力増幅器14とを備える。また、フォーカスアクチュエータ10は上記電力増幅器14に接続され、常時、対物レンズ5から出射されたレーザ光Pの焦点が光ディスク20の記録層22に合うように、対物レンズ5を制御する。すなわち、フォーカスエラー信号FESが位相補償回路12および電力増幅器14を介してフォーカスアクチュエータ10にフィードバックされることにより、フォーカスサーボが行われる。
【0042】
このフォーカスサーボを行うにあたり、まず、対物レンズ5を移動させ、レーザ光Pの焦点を光ディスク20の記録層22まで移動させるフォーカスサーチが行われる。これは、フォーカスエラー信号FESのダイナミックレンジが数10μmと小さいため、記録層22が対物レンズ5の焦点深度内に入るように、対物レンズ5を強制的に移動させる必要があるからである。本実施の形態では、このフォーカスサーチを用いて光ディスク20の基板の厚みの判別を行う。
【0043】
フォーカスサーチを行うために、上述の電力増幅器14およびフォーカスアクチュエータ10の他に、スイッチ回路13、D/A(デジタル/アナログ)変換器15、コントローラであるMPU(マイクロプロセッサ)16、およびコンパレータ17が設けられる。
【0044】
スイッチ回路13は、位相補償回路12とD/A変換器15とのどちらかを電力増幅器14に接続するための切り替え回路である。すなわち、スイッチ回路13の端子Bには位相補償回路12が接続される一方、端子AにはD/A変換器15が接続される。そして、フォーカスサーチの間は端子A側に接続し、図示しないフォーカス引き込み制御回路からの制御信号Fonによって、スイッチ回路13の接点を端子Aから端子Bに切り替え、フォーカスサーボをオンする。
【0045】
D/A変換器15は、MPU16からのデジタル信号である入力信号Dinに基づいて、アナログ信号である出力信号DAout を出力する。
【0046】
MPU16は、上記出力信号DAout の値を設定する。出力信号DAout の最小出力値DAmin は、対物レンズ5から出射されるレーザ光Pの焦点が光ディスク20よりも下方になるように決められる。また、出力信号DAout の最大出力値DAmax は、対物レンズ5が光ディスク20に衝突しない程度に設定される。
【0047】
また、MPU16は、フォーカスサーチの際に、対物レンズ5から出射されるレーザ光Pの焦点が、光ディスク20の基板表面を通過するときと、記録層22を通過するときとの、コンパレータ17からのデジタル信号CPout の波形の時間間隔を計測する計測手段を有している。
【0048】
上記コンパレータ17は、そのプラス端子に差動増幅器9から出力されるフォーカスエラー信号FESが入力される一方、マイナス端子にしきい値電圧Vref が印加される。そして、フォーカスサーチの際に、上記しきい値電圧Vref と、フォーカスエラー信号FESとを比較することによって、フォーカスエラー信号FESの変化をデジタル信号CPout として検出し、MPU16に入力する。ここで、デジタル信号CPout は、フォーカスエラー信号FESがしきい値電圧Vref より大きいときにはハイレベル(以下、Hレベルと略称する)、フォーカスエラー信号FESがしきい値電圧Vref より小さいときにはローレベル(以下、Lレベルと略称する)となる信号である。
【0049】
なお、請求項に記載のフォーカスサーチ手段は、フォーカスアクチュエータ10、スイッチ回路13、電力増幅器14、D/A変換器15、およびMPU16により構成される。また、請求項に記載の比較手段は、コンパレータ17である。
【0050】
上記構成によれば、MPU16によりD/A変換器15の出力信号DAout を徐々に変化させて、スイッチ回路13、電力増幅器14、およびフォーカスアクチュエータ10を介して対物レンズ5を移動させ、フォーカスサーチを行う。
【0051】
図2は、横軸に時間をとってフォーカスサーチの様子を示したものである。同図(a)は対物レンズ5と光ディスク20との位置関係を示し、同図(b)はD/A変換器15の出力信号DAout 、同図(c)はフォーカスエラー信号FES、および同図(d)はコンパレータ17のデジタル信号CPout の信号波形をそれぞれ示している。なお本図において、記録層22は、基板21の厚み1.2mmの場合には記録層22aとし、厚み0.6mmの場合には記録層22bとして記載している。
【0052】
まず、光ディスク20の基板21の厚みがLa =1.2mmの場合について考える。
【0053】
時間t1 において、フォーカスサーチがスタートすると、D/A変換器15の出力信号DAout として最小出力値DAmin が出力される。このとき、フォーカスエラー信号FESはダイナミックレンジ外なので波形は現れない。
【0054】
MPU16によって徐々に出力信号DAout を大きくしていき、時間t2 になると、レーザ光の焦点Zが光ディスク20の基板表面21s上にくる。この基板表面21sの反射光によって、フォーカスエラー信号FESには合焦位置で0VとなるようなS字波形が現れる。フォーカスエラー信号FESがしきい値電圧Vref を越えると、コンパレータ17からデジタル信号CPout のパルスが検出される。
【0055】
時間t3 においては、焦点Zは光ディスク20の基板21の内部にあるので、フォーカスエラー信号FESに波形は現れない。
【0056】
時間t4 において、焦点Zは光ディスク20の記録層22aにある。この記録層22aの反射光によって、フォーカスエラー信号FESには、合焦位置で0VとなるようなS字波形が現れる。記録層22aでの反射光量は、基板表面21sでの反射光量より大きいので、フォーカスエラー信号FESの波形のピーク電圧は時間t2 のときより大きくなる。時間t2 の場合と同様に、フォーカスエラー信号FESがしきい値電圧Vref を越えたところで、コンパレータ17からデジタル信号CPout のパルスが検出される。
【0057】
時間t5 では、レーザ光は記録層22aを挟んで基板21とは反対側に形成された反射膜(図示せず)で反射され、その焦点Zは基板21の内部にあるので、フォーカスエラー信号FESに波形は現れない。
【0058】
その後、出力信号DAout は最大出力値DAmax となり、一連のフォーカスサーチは終了する。
【0059】
次に、光ディスク20の基板21の厚みがLb =0.6mmの場合について考える。
【0060】
時間t1 においては、厚みLa の場合と同様に、フォーカスエラー信号FESに波形は現れない。時間t2 では、厚みLa の場合と同様に、光ディスク20の基板表面21sでの反射光によって、フォーカスエラー信号FESにS字波形が現れる。時間t3 においては、基板21の厚みがLb =0.6mmなので、図2(a)の破線に示すように、記録層22bがこの時の合焦位置にある。そのため、同図(c)の破線に示すように、フォーカスエラー信号FESにS字波形が現れる。時間t4 ・t5 では、レーザ光の焦点Zは光ディスク20の基板21の内部にあるので、フォーカスエラー信号FESに波形は現れない。
【0061】
このように、光ディスク20の基板21の厚みの違いによって、フォーカスエラー信号FESに現れるS字波形の間隔が異なる。したがって、フォーカスサーチにおいて、対物レンズ5から出射されるレーザ光の焦点Zが、光ディスク20の基板表面21sを通過する際にコンパレータ17から出力される最初のパルスから、焦点Zが記録層22を通過する際にコンパレータ17から出力される2番目のパルスまでの時間をMPU16によって、計測することにより光ディスク20の基板21の厚みを判別できる。
【0062】
なお、フォーカスサーチは、光ディスク基板の厚みを判別するためのフォーカスサーチと、フォーカスサーボをオンするためのフォーカスサーチとをそれぞれ行う。まず、レーザ光の焦点Zが記録層22を越えるまでフォーカスサーチを行うことによって上述のように光ディスク基板の厚みを判別する。次いで、上記判別結果に基づいて収差補正を行う。その後、フォーカスサーボをオンする動作が行われる。つまり、レーザ光の焦点Zが記録層22に到達したとき、フォーカス引き込み制御回路からの制御信号Fonによって、前記スイッチ回路13の接点が端子Aから端子Bに切り替えられ、フォーカスサーボがオンされる。
【0063】
図3のフローチャートに基づいて、MPU16による時間計数動作を説明する。
【0064】
フォーカスサーチをスタートさせることによって、D/A変換器15の出力信号DAout は最小出力値DAmin から徐々に増加していく。S1では、MPU16内の時間計数用の変数Tをゼロにセットする。なお、D/A変換器15は、時間の経過(対物レンズ5の移動)とともに、入力信号Dinを決定するD/A変換器入力用データの変数Dが1カウントずつアップするように設定されている。
【0065】
次に、コンパレータ17からのデジタル信号CPout がHレベルかどうかを判断する(S2)。S2において、デジタル信号CPout がHレベルとなると、次にデジタル信号CPout がLレベルになるのを判別する(S3)。そして、デジタル信号CPout がLレベルとなるとS4に進む。すなわち、S2およびS3では、デジタル信号CPout がHレベルになり、ついで、Lレベルになるのを待つことによって、最初のパルスの立ち下がりエッジを検出する。
【0066】
S4では、デジタル信号CPout が再びHレベルになるまでの間、変数Tの値を1カウントずつアップする。そして、S5でデジタル信号CPout がHレベルとなると、次にLレベルになるまで、さらに変数Tの値を1カウントずつアップする(S6・S7)。すなわち、S4〜S7では、2番目のパルスを検出するまでの間、変数Tをカウントアップすることにより、最初のパルスの立ち下がりエッジから2番目のパルスの立ち下がりエッジまでの時間間隔が変数Tに計数されることになる。例えば、厚みLa =1.2mmの場合には変数Tの計数値はTa となり、厚みLb =0.6mmの場合には変数Tの計数値はTb となる(図2(d)参照)。
【0067】
次に、変数Tの計数値を予め決められた基準値Tref と比較する(S8)。S8において、変数Tの計数値が基準値Tref より大きい場合には基板21は厚み1.2mmと認識される(S9)。一方、S8において、計数値が基準値Tref より小さい場合には基板21は厚み0.6mmと認識される(S10)。ここで、基準値Tref は、1.2mm基板厚の光ディスク20での標準的な計数値Ta と、0.6mm基板厚の標準的な計数値Tb との中間値に決められている。
【0068】
以上のように、本実施の形態の光ディスク装置はサーボ検出用の2分割フォトダイオード8から出力される信号を用いているので、新たなセンサ等を光ディスク装置に付加することなく、光ディスク20の基板21の厚みを判別することができる。また、光ディスク20やそのカートリッジに厚さ判別のための情報を付加する必要もない。さらに、光ディスク20に記録された情報を再生する前に基板21の厚さを判別することができる。
【0069】
なお、上記のようにして基板21の厚みを検出する方法では、回転による光ディスク20の面振れがあると検出誤差となってしまう。そこで、このような検出は、光ディスク20を回転する前に行うか、面振れの少ない光ディスク20の内周側で行うことにより、検出精度を高めることができる。
【0070】
なお、本実施の形態では、MPU16を用いて、ソフトウェアによって時間計数を行っているが、パルスカウンタ回路等のハードウェアを用いて時間計数を行ってもよい。
【0071】
〔実施の形態2〕
本発明の実施の形態2について図2および図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と同一の部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0072】
本実施の形態の光ディスク装置のMPU16は、実施の形態1の計数手段の代わりに、コンパレータ17からのデジタル信号CPout に基づいて対物レンズ駆動信号のレベルを検出するレベル検出手段を有する。これ以外の光ディスク装置の構成は、実施の形態1と同様の構成である。
【0073】
上記対物レンズ駆動信号としては、D/A変換器15の入力信号Dinを用いる。入力信号DinはMPU16の出力信号なので、信号検出のためのハードウェアを用いずに入力信号Dinの値を知ることができる。
【0074】
図4のフローチャートに基づいて、MPU16によるレベル検出動作を説明する。
【0075】
まず、入力信号Dinを決定するD/A変換器入力用データの変数Dを最小値ゼロにセットする(S11)。次に、上記値をMPU16からD/A変換器15に設定する(S12)。
【0076】
S13では、コンパレータ17からのデジタル信号CPout がHレベルかどうかを判断し、Hレベルでないならば変数Dの値を1カウントアップして(S14)、D/A変換器15に再び設定する(S15)。そして、S13でデジタル信号CPout がHレベルと判断されると、ついでLレベルかどうかが判断される(S16)。S16において、Lレベルでない場合には変数Dの値を1カウントアップして(S17)、D/A変換器15に再度設定する(S18)。すなわち、S13〜S18では、最初のパルスを検出するまで、変数Dの値(D/A変換器15の設定)を1カウントずつアップし、対物レンズ5を光ディスク20に近づける。そして、デジタル信号CPout がHレベルとなり、ついでLレベルとなるのを待つことによって、最初のパルスの立ち下がりエッジを検出する。
【0077】
S19では、最初のパルスを検出したときの変数Dの値を変数D1 に記憶する。S20〜S25では、2番目のパルスを検出するまで、上記S13〜18と同様にして変数Dの値(D/A変換器15の設定)を1カウントずつアップし、対物レンズ5を光ディスク20に近づける。そして、デジタル信号CPout がHレベルとなり、ついでLレベルとなるのを待つことによって、2番目のパルスの立ち下がりエッジを検出する。
【0078】
S26では、2番目のパルスを検出したときの変数Dの値を変数D2 に記憶する。S27では、変数D1 と変数D2 に記憶された値の差を変数D2-1 に記憶する。すなわち、変数D2-1 の値は、最初のパルスの立ち下がりエッジを検出したときの対物レンズ駆動信号レベルと、2番目のパルスの立ち下がりエッジを検出したときとの対物レンズ駆動信号レベルとの差を表している。例えば、厚みLa =1.2mmの場合には変数D2-1 の値はDa となり、厚みLb =0.6mmの場合には変数D2-1 の値はDb となる(図2(b)参照)。
【0079】
変数D2-1 の値が予め決められた基準値Dref より大きい場合には1.2mm基板厚の光ディスク20と認識し(S29)、基準値Dref より小さい場合には0.6mm基板厚の光ディスク20と認識する(S30)。ここで、基準値Dref は、1.2mmの基板厚の光ディスク20での標準的な値Da と、0.6mmの基板厚の標準的な値Db との中間値に決められている。
【0080】
以上のように、本実施の形態の光ディスク装置は、対物レンズ5から出射されるレーザ光の焦点が光ディスク20の基板表面を通過する際にコンパレータ17から最初のパルスが出力されたときの対物レンズ駆動信号のレベルと、焦点が記録層22を通過する際にコンパレータ17から2番目のパルスが出力されたときの対物レンズ駆動信号のレベルとの、レベル差を検出することによって光ディスク20の基板21の厚みを判別することができる。
【0081】
なお、本実施の形態では、MPU16を用いてソフトウェアによってレベル検出を行っているが、例えば、フォーカスサーチに低周波発信回路を用いてレベル検出を行ってもよい。
【0082】
また、対物レンズ駆動信号レベルとして、上記低周波発信回路の出力や電力増幅器14の出力電流を検出してもよい。しかしながら、現実にはソフトウェアによって処理を行ったほうが、部品点数を削減できるというメリットがある。
【0083】
なお、上記実施の形態1および2では、2分割フォトダイオード8の出力信号の差信号であるフォーカスエラー信号FESを用いたが、2分割フォトダイオード8の出力信号の和信号を用いてもよい。この場合、基板表面あるいは記録層22にレーザ光の焦点がきたとき、和信号にはS字波形ではなく反射光量に比例した信号波形が現れる。
【0084】
また、サーボ検出用の2分割フォトダイオード8の出力信号ではなく、ラジアルエラー信号検出用のフォトダイオードや、情報再生用のフォトダイオードの出力信号を用いてもよい。
【0085】
〔実施の形態3〕
本発明の実施の形態3について図5および図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と同一の部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0086】
本実施の形態の光ディスク装置は、半導体レーザパワー検出用の光検出器の出力信号を用いて、光ディスク基板の厚さを検出するものである。上記光ディスク装置は、図5に示すように、実施の形態1の構成に加えて、半導体レーザ出射光量検出用光検出器(以下、単に光検出器と略称する)11およびAPC(Automatic Power Control)回路18を備えた構成である。
【0087】
光検出器11は、半導体レーザ2から出射されたレーザ光Pをレーザパワー検出信号Mp として検出する。APC回路18は、レーザパワー検出信号Mp に基づいて、入出力特性の温度依存性が大きい半導体レーザ2の出射光量を一定に保つ制御、いわゆるAPC制御を行うものである。また、コンパレータ17のプラス端子には、レーザパワー検出信号Mp が入力される。
【0088】
上記構成によれば、半導体レーザ2から出射されたレーザ光Pは、ビームスプリッタ4によりその一部が反射されて光検出器11にモニターされる。光検出器11からのレーザパワー検出信号Mp は、APC回路18を介して半導体レーザ2にフィードバックされAPC制御がなされる。
【0089】
一方、図6に示すように、フォーカスエラー信号FESには、実施の形態1で説明したように、フォーカスサーチの際に対物レンズ5から出射されるレーザ光の焦点が光ディスク20の基板表面および記録層22を通過するときにS字波形が現れる。このとき、レーザパワー検出信号Mp は急峻に増加する。
【0090】
このように、合焦位置付近でレーザパワー検出信号Mp が急峻に増加する現象は、光ディスク20からの反射光の一部が半導体レーザ2に帰還し、光ディスク20が半導体レーザ発振器の外部鏡として作用する結合共振現象(スクープ効果)として理解されている(ビデオディスクとDAD入門:コロナ社)。ここで、図中のレベルVAPC は、APC動作によって半導体レーザ2の出射光量が一定に制御されているレベルである。
【0091】
上記レーザパワー検出信号Mp は、コンパレータ17に入力され、所定のしきい値電圧Vref と比較される。コンパレータ17からは、レーザパワー検出信号Mp がしきい値電圧Vref よりも大きいときにはHレベル、しきい値電圧Vref より小さいときにはLレベルのデジタル信号CPout が出力され、MPU16に入力される。
【0092】
MPU16では、実施の形態1と同様に、フォーカスサーチの際に、対物レンズ5から出射されたレーザ光の焦点が光ディスク20の基板表面を通過するときにコンパレータ17から出力される最初のパルスから、レーザ光の焦点が記録層22を通過するときにコンパレータ17から出力される2番目のパルスまでの時間間隔が計数される。これにより、実施の形態1と同様に、光ディスク20の基板21の厚みを検出することができる。
【0093】
ここで、半導体レーザ2の出射光量が、APC動作によって一定に制御されているにもかかわらず、このような合焦位置付近での増加が発生するのは、APC動作は半導体レーザ2の温度依存性を補償するものであって、その応答速度は遅く設定されているからである。したがって、APC動作は、フォーカスサーチによって合焦位置を通過することによる半導体レーザパワーの増加に対しては追従することができない。もし、高速なAPC動作によってフォーカスサーチによる半導体レーザパワーの増加が押さえ込まれている場合には、APC回路18内の半導体レーザ制御信号が変動するので、この信号を検出して用いればよい。
【0094】
なお、上記実施の形態1ないし3では、1.2mmの基板厚と0.6mmの基板厚との光ディスクの判別を行っているが、それ以外の基板厚の光ディスクの判別を行うことは言うまでもない。
【0095】
〔実施の形態4〕
本発明の実施の形態4について図7および図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態の図面に示した部材と同一の部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0096】
本実施の形態では、実施の形態3で述べた合焦位置付近で急峻に増加するレーザパワー検出信号Mp を用いて、記録層22が1層の光ディスクと2層の光ディスクとを判別する光ディスク装置について説明する。なお、記録層22が2層の光ディスクとは、基板21上に第1記録層および第2記録層が上下に所定の間隔を持って2層配置されたものである。
【0097】
上記光ディスク装置の構成は実施の形態3の構成と同様である。なお、MPU16は、フォーカスサーチの際に、対物レンズ5から出射されたレーザ光の焦点が光ディスク20の基板表面を通過するときにコンパレータ17から出力される最初のパルスと、レーザ光の焦点が第1記録層および第2記録層を通過するときにコンパレータ17から出力される2番目および3番目のパルスとを計数する計数手段を有する。
【0098】
図7(a)は、記録層22が1層の光ディスクの場合のレーザパワー検出信号Mp およびデジタル信号CPout の信号波形であり、これは実施の形態3で説明した通りである。記録層22が2層の光ディスクの場合には、図7(b)に示すようになる。つまり、フォーカスサーチの際にレーザ光の焦点が第1記録層および第2記録層を通過するときに、それぞれレーザパワー検出信号Mp が増加する。そこで、コンパレータ17からのデジタル信号CPout に現れるパルスの数を、MPU16で計測することにより、光ディスクの記録層22の数を判別することができる。
【0099】
図8のフローチャートに基づいて、MPU16のパルス数計数動作を説明する。
【0100】
まず、MPU16内の記録層数計数用の変数Kをゼロにセットする(S31)。そして、D/A変換器入力データ用の変数Dを最小値ゼロにセットし(S32)、その値をMPU16からD/A変換器15に設定する(S33)。
【0101】
S34ではコンパレータ17からのデジタル信号CPout がHレベルかどうかを判断し、デジタル信号CPout がHレベルと判断されると、ついでLレベルかどうかが判断される(S37)。S37において、Lレベルでない場合には変数Dの値を1カウントアップして(S38)、D/A変換器15に再度設定する(S39)。すなわち、S37〜S39では、デジタル信号CPout がHレベルになって最初のパルスを検出したら変数Dの値(D/A変換器15の設定)を1カウントずつアップし、対物レンズ5を光ディスクに近づける。ついで、デジタル信号CPout がLレベルとなるのを待つことによって、最初のパルスの立ち下がりエッジを検出する。
【0102】
S40では、パルスを検出したので、記録層数計数用の変数Kに1をプラスする。次に、変数Dの値が最大値であるかどうか、すなわち、フォーカスサーチが終了しているかどうかを確認する(S41)。
【0103】
一方、上記S34でデジタル信号CPout がHレベルでないと判断された場合には、変数Dの値を1カウントアップして(S35)、D/A変換器15に再び設定する(S36)。そして、S41へ進む。
【0104】
S41において、変数Dの値が最大値でなければS34〜S39を繰り返し、デジタル信号CPout の出力パルス数を計数する。一方、S41において、変数Dの値が最大値を示せば、変数Kの値が“2”であるか“3”であるかを判断する(S42)。
【0105】
S42において、変数Kの値が“2”であれば、光ディスク基板の表面でのパルスを差し引いて、記録層22は1層であると認識する(S43)。一方、S42において、変数Kの値が“3”であれば、同様に光ディスク基板の表面でのパルスを差し引いて、記録層22は2層であると認識する(S44)。
【0106】
以上のようにして、本光ディスク装置は、焦点の移動範囲を光ディスクの2層の記録層22を含む範囲とするフォーカスサーチを行い、レーザパワー検出信号Mp の信号波形を計数手段により計数することによって、記録層22の層数を判別することができる。また、第1記録層と第2記録層との間隔が狭い場合(数十μm以下)でも、各々の記録層によるレーザパワー検出信号Mp が干渉しないので、記録層22の層数を正しく検出することができる。
【0107】
したがって、この判別結果に基づいて、目的の記録層にフォーカスサーボをオンしたり、記録層数の違いによって回路ゲインの切り替えを行って、記録層数の異なる光ディスクに対する情報の再生を行うことが可能となる。
【0108】
なお、上記では、記録層数1の光ディスクと記録層数2の光ディスクとの判別を行っているが、2層以上の記録層を持つ光ディスクの判別を行うことができるのは言うまでもない。
【0109】
また、この方法を用いて、光ディスクの有無を判別することも可能である。つまり、この一連の動作の結果、変数Kの値が“0”であったならば、光ディスク装置に光ディスクが装着されていないと認識することができる。
【0110】
【発明の効果】
以上のように、本発明の光ディスク装置は、対物レンズから出射されるレーザ光の焦点を、上記光ディスクの記録層および基板表面を含む範囲で光ディスクの厚み方向に移動させてフォーカスサーチを行うフォーカスサーチ手段と、フォーカスサーチの際にレーザ光の焦点が、基板表面を通過するときと、記録層を通過するときとの、上記光ピックアップから出力される信号波形の間隔を検出する検出手段とを備える構成である。
【0111】
これにより、光ディスクの基板の厚さが違う場合には信号波形の変化の間隔も異なるので、基板厚の判別を行うことができる。この結果、基板の厚さの違いによる収差の補正を行って、基板厚の異なる光ディスクに対する情報の再生を行うことが可能となるという効果を奏する。
【0112】
本発明の光ディスク装置は、上記光ディスク装置の構成に加えて、上記検出手段が、光ピックアップから出力される信号を所定のしきい値と比較することによりデジタル信号を出力する比較手段と、該デジタル信号のパルス時間間隔を計数する計数手段とを有する構成である。
【0113】
これにより、光ディスクの基板の厚みが時間の関数として表されるので、容易に基板厚の判別を行うことができるという効果を奏する。
【0114】
本発明の光ディスク装置は、上記光ディスク装置の構成に加えて、上記検出手段が、光ピックアップから出力される信号を所定のしきい値と比較することによりデジタル信号を出力する比較手段と、該デジタル信号に基づいて上記対物レンズを駆動するための対物レンズ駆動信号のレベルを検出するレベル検出手段とを有する構成である。
【0115】
これにより、光ディスクの基板の厚みが信号レベルで表されるので、容易に基板厚の判別を行うことができるという効果を奏する。
【0116】
本発明の光ディスク装置は、上記光ディスク装置の構成に加えて、上記光ピックアップから出力される信号が、光ディスクからの反射光によって光ピックアップを制御するためのサーボ信号検出用光検出器にて生成される信号である構成である。
【0117】
これにより、レーザ光の焦点が光ディスクの基板表面および記録層に達すると、サーボ信号検出用光検出器の出力信号レベルは光ディスクの反射光によって増加して、光ピックアップから出力される信号波形が変化するので、上記した光ディスク装置を容易に構成することができるという効果を奏する。
【0118】
本発明の光ディスク装置は、上記光ディスク装置の構成に加えて、上記光ピックアップから出力される信号が、半導体レーザの出力光量を一定に保つための半導体レーザ出射光量検出用光検出器にて生成される信号である構成である。
【0119】
これにより、レーザ光の焦点が光ディスクの基板表面および記録層に達すると、半導体レーザ出射光量検出用光検出器の出力信号レベルは半導体レーザへの戻り光によって増加して光ピックアップから出力される信号波形が変化するので、上記した光ディスク装置を容易に構成することができるという効果を奏する。
【0120】
本発明の光ディスク装置は、対物レンズから出射されるレーザ光の焦点を、上記光ディスクの複数の記録層を含む範囲で光ディスクの厚み方向に移動させてフォーカスサーチを行うフォーカスサーチ手段と、フォーカスサーチの際にレーザ光の焦点が記録層を通過するときの、上記光ピックアップにおける半導体レーザの出力光量を一定に保つための半導体レーザ出射光量検出用光検出器にて生成される信号波形を計数する計数手段とを備える構成である。
【0121】
これにより、光ディスクの記録層の層数が違う場合には信号波形の増加の回数も異なるので、記録層数の判別を行うことができる。この結果、目的の記録層にフォーカスサーボをオンしたり、記録層数の違いによって回路ゲインの切り替えを行って、記録層数の異なる光ディスクに対する情報の再生を行うことが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる光ディスク装置の構成を示す構成図である。
【図2】(a)はレーザ光の焦点位置を示す説明図であり、(b)〜(d)は(a)に示す位置関係の場合に対応する、D/A変換器の出力信号、フォーカスエラー信号、およびコンパレータの出力信号をそれぞれ示す波形図である。
【図3】上記光ディスク装置におけるMPUの時間計数動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかる光ディスク装置のMPUのレベル検出動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施の形態にかかる光ディスク装置の構成を示す構成図である。
【図6】上記光ディスク装置における、フォーカスエラー信号、レーザパワー検出信号、およびコンパレータの出力信号をそれぞれ示す波形図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態にかかる光ディスク装置における、レーザパワー検出信号およびコンパレータの出力信号をそれぞれ示す波形図であり、(a)は記録層が1層の光ディスクの場合、(b)は記録層が2層の光ディスクの場合である。
【図8】記録層数を検出する場合の動作を示すフローチャートである。
【図9】記録層が2層の光ディスクに対して従来の光ディスク装置を用いた場合のフォーカスエラー信号およびコンパレータの出力信号を示す波形図である。
【符号の説明】
1 光ピックアップ
2 半導体レーザ
5 対物レンズ
8 2分割フォトダイオード
10 フォーカスアクチュエータ
13 スイッチ回路
14 電力増幅器
15 D/A変換器
16 MPU
17 コンパレータ
20 光ディスク
21 基板
22 記録層

Claims (1)

  1. 半導体レーザから出射されたレーザ光を対物レンズにて光ディスクに集光させる光ピックアップを有し、該光ピックアップにより光ディスクの記録層に記録された情報を再生する光ディスク装置において、
    上記対物レンズから出射されるレーザ光の焦点を、上記光ディスクの記録層および基板表面を含む範囲で光ディスクの厚み方向に移動させてフォーカスサーチを行うフォーカスサーチ手段と、
    フォーカスサーチの際にレーザ光の焦点が、基板表面を通過するときと、記録層を通過するときとの、上記光ピックアップから出力される信号波形の間隔を検出する検出手段とを備え、
    上記検出手段は、光ピックアップから出力される信号を所定のしきい値と比較することによりデジタル信号を出力する比較手段と、該デジタル信号に基づいて上記対物レンズを駆動するための対物レンズ駆動信号のレベルを検出するレベル検出手段とを有し、上記レーザ光の焦点が上記基板表面を通過する際の対物レンズ駆動信号のレベルと、上記レーザ光の焦点が上記記録層を通過する際の対物レンズ駆動信号のレベルとの、レベル差を検出し、
    上記光ピックアップから出力される信号は、半導体レーザの出力光量を一定に保つための半導体レーザ出射光量検出用光検出器にて生成される信号であることを特徴とする光ディスク装置。
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