JPH09147369A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH09147369A
JPH09147369A JP7306239A JP30623995A JPH09147369A JP H09147369 A JPH09147369 A JP H09147369A JP 7306239 A JP7306239 A JP 7306239A JP 30623995 A JP30623995 A JP 30623995A JP H09147369 A JPH09147369 A JP H09147369A
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optical disk
focus
optical
optical disc
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Tomiyuki Numata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ピックアップ以外の読み取り機構を用いず
に、容易な構成で、光ディスク基板の厚みを判別する。 【解決手段】 対物レンズ5から出射されるレーザ光P
の焦点を、光ディスク20の基板21の表面および記録
層22を含む範囲で光ディスク20の厚み方向に移動さ
せてフォーカスサーチを行う。レーザ光Pの焦点が、基
板21の表面を通過するときと、記録層22を通過する
ときとの、2分割フォトダイオード8から得られるフォ
ーカスエラー信号FESに生じるS字波形をコンパレー
タ17によってデジタル信号CPout に変換する。MP
U16は、デジタル信号CPout のパルス時間間隔を検
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厚みの異なる種類
の光ディスクに対して情報の再生を行う光ディスク装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から大容量の情報記録媒体として光
ディスクが使用されている。現在多く市販されている光
ディスクは、基板の厚みが1.2mmで、片面に1層の
記録層を有する。この光ディスクをより大容量化するた
めには、トラックピッチを狭くすることが有効である
が、そのためには、光源である半導体レーザの短波長化
や対物レンズの開口数を大きくして、レーザスポットの
径をさらに小さくする必要がある。しかしながら、光デ
ィスクの傾きによって発生する収差は開口数の3乗に比
例するので、開口数を大きくすることは難しかった。
【0003】そこで、光ディスクの基板の厚みを薄くし
て、厚さを0.6mmとする光ディスクが提案されてい
る。このように基板の厚さを薄くすると、光ディスクの
傾き許容値が拡大し開口数を大きくすることができる。
【0004】また、光ディスクの容量を増やす別の方法
として、記録層の層数を増やす方法がある。これは、複
数の記録層を持つ光ディスクに同一方向からレーザスポ
ットを照射し、その焦点をそれぞれの記録層に移動しフ
ォーカス制御することにより、複数の記録層から情報を
再生するものである。記録層の数としては特に2層の光
ディスクが提案されている。
【0005】このようにして、光ディスクは、基板の厚
みが1.2mmと0.6mmのものが混在し、さらに記
録層が1層と2層のものが混在することになる。
【0006】上記のような基板厚や記録層数の異なる光
ディスクを、同一の光ディスク装置によって再生が行え
るようにすることは、互換性の点からも重要な問題であ
り、そのためのさまざまな技術が開示されている。
【0007】例えば、特開平7−65409号公報に基
板厚の違いによる収差を補正する技術、特開平5−54
396号公報に目的の記録層にフォーカスサーボをオン
する技術がそれぞれ開示されている。
【0008】上記特開平7−65409号公報に記載さ
れた収差補正技術は、予め設定された0.6mm用の対
物レンズに対して、光ディスクが装着されたときにその
基板の厚さを判別し、光ディスクの厚さが大きいときに
対物レンズと半導体レーザとの間に凸レンズを挿入する
ことによって、球面収差のない再生が行えるようにして
いる。また、光ディスクの厚さが小さいときには、対物
レンズと半導体レーザとの間に凹レンズを挿入すること
によって、球面収差のない再生が行えるようにしてい
る。
【0009】このような補正を行うためには、まず、再
生しようとする光ディスクが1.2mm基板なのか0.
6mm基板なのかを判別する必要がある。この光ディス
クの厚さを判別する技術には次のようなものがある。
【0010】上記特開平7−65409号公報では、光
ディスクが収納されているカートリッジにバーコードや
孔部などで光ディスクの種類を示す情報を付加して、こ
の情報を読み取ることにより光ディスクの識別を行って
いる。また、特開平4−162217号公報には、光デ
ィスクの情報領域の特定の場所に、光ディスクの種類を
識別するための情報を記録しておき、光ピックアップで
読み取るものが開示されている。
【0011】また、上記特開平5−54396号公報で
は、フォーカスエラー信号をパルス化し、フォーカスサ
ーチの際にレーザ光の焦点が、記録層を通過するときの
上記パルスを計数することにより、光ディスクが1層の
記録層なのか2層の記録層なのかを識別している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
光ディスクカートリッジに情報を付加して基板厚を判別
する方法では、カートリッジを使わない光ディスクには
対応することができない。また、カートリッジに付加さ
れた情報を読み取るためには、反射センサなどの光ピッ
クアップ以外の読み取り機構が必要になると共に、カー
トリッジに情報を付加するための工程が必要となるとい
う問題を有している。
【0013】また、光ディスクの特定の情報領域に判別
情報を記録することにより基板厚を判別する方法では、
光ディスクに記録された情報を再生するまで基板厚を判
別することができないという問題を有している。つま
り、光ディスクに記録された情報を再生するためには、
まず基板の厚さの違いによる収差補正を行う必要があ
り、情報の再生前に光ディスクの種類の判別を行わなけ
ればならない。
【0014】また、上述のフォーカスエラー信号をパル
ス化し計数して記録層数を識別する方法は、2層の記録
層の間隔がフォーカスエラー信号のダイナミックレンジ
よりも十分に大きい場合には有効である。しかし、図9
に示すように、記録層の間隔が狭い場合(数十μm以
下)には、第1記録層のみによるフォーカスエラー信号
FES1 と第2記録層のみによるフォーカスエラー信号
FES2 とが互いに干渉しあって、実線で示されるフォ
ーカスエラー信号FES’が生成される。
【0015】したがって、しきい値電圧Vref ’と上記
フォーカスエラー信号FES’とを比較しても、比較器
から出力されるデジタル信号CPout ’は正しい記録層
の数に対応したパルス信号とはならない。ここで、しき
い値電圧Vref ’を低くして、第2記録層によるフォー
カスエラー信号FES’を検出しようとしても、ノイズ
による誤検出を招くことになるので、この場合も正しく
記録層数を識別することはできない。
【0016】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、光ピックアップ以外
の読み取り機構を用いずに、光ピックアップから得られ
る信号を利用して、光ディスク基板の厚みを判別するこ
とができる光ディスク装置を提供することにある。
【0017】また、本発明の他の目的は、半導体レーザ
出射光量検出用光検出器にて生成される信号を利用し
て、光ディスクの記録層の層数を判別することができる
光ディスク装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1記載の光ディスク装置は、半導
体レーザから出射されたレーザ光を対物レンズにて光デ
ィスクに集光させる光ピックアップを有し、該光ピック
アップにより光ディスクの記録層に記録された情報を再
生する光ディスク装置において、上記対物レンズから出
射されるレーザ光の焦点を、上記光ディスクの記録層お
よび基板表面を含む範囲で光ディスクの厚み方向に移動
させてフォーカスサーチを行うフォーカスサーチ手段
と、フォーカスサーチの際にレーザ光の焦点が、基板表
面を通過するときと、記録層を通過するときとの、上記
光ピックアップから出力される信号波形の間隔を検出す
る検出手段とを備えることを特徴としている。
【0019】上記構成によれば、光ディスクの記録層に
レーザ光の焦点を合わせるために、フォーカスサーチ手
段によりレーザ光の焦点を光ディスクの厚み方向に移動
させてフォーカスサーチを行う。このとき、焦点の移動
範囲を光ディスクの記録層および基板表面を含む範囲と
している。
【0020】レーザ光の焦点を移動させた場合、光ピッ
クアップから得られる信号波形には、焦点が基板表面を
通過するときと、記録層を通過するときとで、それぞれ
何らかの変化が生じる。この変化の間隔を検出手段によ
り検出する。光ディスクの基板の厚さが違う場合には信
号波形の変化の間隔も異なるので、基板厚の判別を行う
ことができる。
【0021】したがって、従来のように、反射型センサ
などの光ピックアップ以外の読み取り機構を設けること
なく、また、光ディスクやカートリッジに厚さ判別のた
めの情報を付加することなく、基板の厚さを判別するこ
とができる。さらに、光ディスクに記録された情報を再
生する前に基板の厚さを判別することができる。
【0022】本発明の光ディスク装置は、この判別結果
に基づいて、基板の厚さの違いによる収差の補正を行っ
て、基板厚の異なる光ディスクに対する情報の再生を行
うことが可能となる。
【0023】請求項2記載の光ディスク装置は、請求項
1記載の構成に加えて、上記検出手段が、光ピックアッ
プから出力される信号を所定のしきい値と比較すること
によりデジタル信号を出力する比較手段と、該デジタル
信号のパルス時間間隔を計数する計数手段とを有するこ
とを特徴としている。
【0024】上記構成によれば、レーザ光の焦点が光デ
ィスクの基板表面を通過するときと、記録層を通過する
ときとで、光ピックアップから得られる信号波形にそれ
ぞれ何らか変化が生じると、比較手段は、このような変
化を伴う信号と所定のしきい値とを比較してデジタル信
号に変換し、計数手段に入力する。計数手段は、このデ
ジタル信号のパルス時間間隔を計数する。
【0025】したがって、光ディスクの基板の厚みが時
間の関数として表されるので、容易に基板厚の判別を行
うことができる。これにより、予め基板厚と計数時間と
の関係を調べておけば、容易に1つの光ディスク装置で
基板厚の異なる光ディスクに対する情報の再生を行うこ
とが可能となる。
【0026】請求項3記載の光ディスク装置は、請求項
1記載の構成に加えて、上記検出手段が、光ピックアッ
プから出力される信号を所定のしきい値と比較すること
によりデジタル信号を出力する比較手段と、該デジタル
信号に基づいて上記対物レンズを駆動するための対物レ
ンズ駆動信号のレベルを検出するレベル検出手段とを有
することを特徴としている。
【0027】上記構成によれば、レーザ光の焦点が光デ
ィスクの基板表面を通過するときと、記録層を通過する
ときとで、光ピックアップから得られる信号波形にそれ
ぞれ何らか変化が生じると、比較手段は、このような変
化を伴う信号と所定のしきい値とを比較してデジタル信
号に変換し、レベル検出手段に入力する。レベル検出手
段は、このデジタル信号のパルスに基づいて、対物レン
ズ駆動信号のレベルを検出する。
【0028】したがって、光ディスクの基板の厚みが信
号レベルで表されるので、容易に基板厚の判別を行うこ
とができる。これにより、予め基板厚と信号レベルとの
関係を調べておけば、容易に1つの光ディスク装置で基
板厚の異なる光ディスクに対する情報の再生を行うこと
が可能となる。
【0029】請求項4記載の光ディスク装置は、請求項
1、2又は3記載の構成に加えて、上記光ピックアップ
から出力される信号が、光ディスクからの反射光によっ
て光ピックアップを制御するためのサーボ信号検出用光
検出器にて生成される信号であることを特徴としてい
る。
【0030】上記構成によれば、レーザ光の焦点が光デ
ィスクの基板表面および記録層に達すると、サーボ信号
検出用光検出器の出力信号レベルは光ディスクの反射光
によって増加する。このようにして光ピックアップから
出力される信号波形が変化するので、請求項1、2又は
3に記載の光ディスク装置を容易に構成することができ
る。
【0031】請求項5記載の光ディスク装置は、請求項
1、2又は3記載の構成に加えて、上記光ピックアップ
から出力される信号が、半導体レーザの出力光量を一定
に保つための半導体レーザ出射光量検出用光検出器にて
生成される信号であることを特徴としている。
【0032】上記構成によれば、レーザ光の焦点が光デ
ィスクの基板表面および記録層に達すると、半導体レー
ザ出射光量検出用光検出器の出力信号レベルは半導体レ
ーザへの戻り光によって増加する。このようにして光ピ
ックアップから出力される信号波形が変化するので、請
求項1、2又は3に記載の光ディスク装置を容易に構成
することができる。
【0033】請求項6記載の光ディスク装置は、半導体
レーザから出射されたレーザ光を対物レンズにて光ディ
スクに集光させる光ピックアップを有し、該光ピックア
ップにより光ディスクの複数の記録層に記録された情報
を再生する光ディスク装置において、上記対物レンズか
ら出射されるレーザ光の焦点を、上記光ディスクの複数
の記録層を含む範囲で光ディスクの厚み方向に移動させ
てフォーカスサーチを行うフォーカスサーチ手段と、フ
ォーカスサーチの際にレーザ光の焦点が記録層を通過す
るときの、上記光ピックアップにおける半導体レーザの
出力光量を一定に保つための半導体レーザ出射光量検出
用光検出器にて生成される信号波形を計数する計数手段
とを備えることを特徴としている。
【0034】上記構成によれば、光ディスクの記録層に
レーザ光の焦点を合わせるために、フォーカスサーチ手
段によりレーザ光の焦点を光ディスクの厚み方向に移動
させてフォーカスサーチを行う。このとき、焦点の移動
範囲を光ディスクの複数の記録層を含む範囲としてい
る。
【0035】フォーカスサーチによって、レーザ光の焦
点が光ディスクの記録層に達すると、半導体レーザ出射
光量検出用光検出器の出力信号レベルは半導体レーザへ
の戻り光によって増加する。この増加による信号波形を
計数手段により計数する。この信号の増加は急峻である
ので、記録層の間隔が狭くても信号が干渉しあうことは
ない。光ディスクの記録層の層数が違う場合には信号波
形の増加の回数も異なるので、記録層数の判別を行うこ
とができる。
【0036】本発明の光ディスク装置は、この判別結果
に基づいて、目的の記録層にフォーカスサーボをオンし
たり、記録層数の違いによって回路ゲインの切り替えを
行って、記録層数の異なる光ディスクに対する情報の再
生を行うことが可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0038】本実施の形態にかかる光ディスク装置は、
図1に示すように、レーザ光Pを光ディスク20に照射
することにより光ディスク20に記録された情報を再生
するための光ピックアップ1を有する。
【0039】光ピックアップ1には、レーザ光Pを出射
する半導体レーザ2、半導体レーザ2からのレーザ光P
を平行光にするコリメータレンズ3、この平行光を透過
するビームスプリッタ4、および平行光を光ディスク2
0に集光させてレーザスポットを形成する対物レンズ5
が備えられる。
【0040】さらに、光ピックアップ1には、フォーカ
スサーボを行うためのサーボ信号検出光学系として、光
ディスク20からの反射光P’を後述の2分割フォトダ
イオード8方向に反射する上記ビームスプリッタ4、反
射光P’を集光する集光レンズ6、反射光P’に収差を
発生させるシリンドリカルレンズ7、反射光P’を受光
する2分割フォトダイオード(サーボ信号検出用光検出
器)8、および2分割フォトダイオード8からの各々の
信号を差分してフォーカスエラー信号FESを生成する
差動増幅器9が備えられる。なお、本実施の形態では差
動増幅器9は光ピックアップ1内に配置されているが、
光ピックアップ1の外に配置してもよい。
【0041】上記光ディスク装置は、さらに、上記フォ
ーカスエラー信号FESの位相を補償する位相補償回路
12と、電力増幅器14とを備える。また、フォーカス
アクチュエータ10は上記電力増幅器14に接続され、
常時、対物レンズ5から出射されたレーザ光Pの焦点が
光ディスク20の記録層22に合うように、対物レンズ
5を制御する。すなわち、フォーカスエラー信号FES
が位相補償回路12および電力増幅器14を介してフォ
ーカスアクチュエータ10にフィードバックされること
により、フォーカスサーボが行われる。
【0042】このフォーカスサーボを行うにあたり、ま
ず、対物レンズ5を移動させ、レーザ光Pの焦点を光デ
ィスク20の記録層22まで移動させるフォーカスサー
チが行われる。これは、フォーカスエラー信号FESの
ダイナミックレンジが数10μmと小さいため、記録層
22が対物レンズ5の焦点深度内に入るように、対物レ
ンズ5を強制的に移動させる必要があるからである。本
実施の形態では、このフォーカスサーチを用いて光ディ
スク20の基板の厚みの判別を行う。
【0043】フォーカスサーチを行うために、上述の電
力増幅器14およびフォーカスアクチュエータ10の他
に、スイッチ回路13、D/A(デジタル/アナログ)
変換器15、コントローラであるMPU(マイクロプロ
セッサ)16、およびコンパレータ17が設けられる。
【0044】スイッチ回路13は、位相補償回路12と
D/A変換器15とのどちらかを電力増幅器14に接続
するための切り替え回路である。すなわち、スイッチ回
路13の端子Bには位相補償回路12が接続される一
方、端子AにはD/A変換器15が接続される。そし
て、フォーカスサーチの間は端子A側に接続し、図示し
ないフォーカス引き込み制御回路からの制御信号Fon
よって、スイッチ回路13の接点を端子Aから端子Bに
切り替え、フォーカスサーボをオンする。
【0045】D/A変換器15は、MPU16からのデ
ジタル信号である入力信号Dinに基づいて、アナログ信
号である出力信号DAout を出力する。
【0046】MPU16は、上記出力信号DAout の値
を設定する。出力信号DAout の最小出力値DA
min は、対物レンズ5から出射されるレーザ光Pの焦点
が光ディスク20よりも下方になるように決められる。
また、出力信号DAout の最大出力値DAmax は、対物
レンズ5が光ディスク20に衝突しない程度に設定され
る。また、MPU16は、フォーカスサーチの際に、対
物レンズ5から出射されるレーザ光Pの焦点が、光ディ
スク20の基板表面を通過するときと、記録層22を通
過するときとの、コンパレータ17からのデジタル信号
CPout の波形の時間間隔を計測する計測手段を有して
いる。
【0047】上記コンパレータ17は、そのプラス端子
に差動増幅器9から出力されるフォーカスエラー信号F
ESが入力される一方、マイナス端子にしきい値電圧V
refが印加される。そして、フォーカスサーチの際に、
上記しきい値電圧Vref と、フォーカスエラー信号FE
Sとを比較することによって、フォーカスエラー信号F
ESの変化をデジタル信号CPout として検出し、MP
U16に入力する。ここで、デジタル信号CPout は、
フォーカスエラー信号FESがしきい値電圧Vref より
大きいときにはハイレベル(以下、Hレベルと略称す
る)、フォーカスエラー信号FESがしきい値電圧V
ref より小さいときにはローレベル(以下、Lレベルと
略称する)となる信号である。
【0048】なお、請求項1記載のフォーカスサーチ手
段は、フォーカスアクチュエータ10、スイッチ回路1
3、電力増幅器14、D/A変換器15、およびMPU
16により構成される。また、請求項2および3記載の
比較手段は、コンパレータ17である。
【0049】上記構成によれば、MPU16によりD/
A変換器15の出力信号DAout を徐々に変化させて、
スイッチ回路13、電力増幅器14、およびフォーカス
アクチュエータ10を介して対物レンズ5を移動させ、
フォーカスサーチを行う。
【0050】図2は、横軸に時間をとってフォーカスサ
ーチの様子を示したものである。同図(a)は対物レン
ズ5と光ディスク20との位置関係を示し、同図(b)
はD/A変換器15の出力信号DAout 、同図(c)は
フォーカスエラー信号FES、および同図(d)はコン
パレータ17のデジタル信号CPout の信号波形をそれ
ぞれ示している。なお本図において、記録層22は、基
板21の厚み1.2mmの場合には記録層22aとし、
厚み0.6mmの場合には記録層22bとして記載して
いる。
【0051】まず、光ディスク20の基板21の厚みが
a =1.2mmの場合について考える。時間t1 にお
いて、フォーカスサーチがスタートすると、D/A変換
器15の出力信号DAout として最小出力値DAmin
出力される。このとき、フォーカスエラー信号FESは
ダイナミックレンジ外なので波形は現れない。
【0052】MPU16によって徐々に出力信号DA
out を大きくしていき、時間t2 になると、レーザ光の
焦点Zが光ディスク20の基板表面21s上にくる。こ
の基板表面21sの反射光によって、フォーカスエラー
信号FESには合焦位置で0VとなるようなS字波形が
現れる。フォーカスエラー信号FESがしきい値電圧V
ref を越えると、コンパレータ17からデジタル信号C
out のパルスが検出される。
【0053】時間t3 においては、焦点Zは光ディスク
20の基板21の内部にあるので、フォーカスエラー信
号FESに波形は現れない。
【0054】時間t4 において、焦点Zは光ディスク2
0の記録層22aにある。この記録層22aの反射光に
よって、フォーカスエラー信号FESには、合焦位置で
0VとなるようなS字波形が現れる。記録層22aでの
反射光量は、基板表面21sでの反射光量より大きいの
で、フォーカスエラー信号FESの波形のピーク電圧は
時間t2 のときより大きくなる。時間t2 の場合と同様
に、フォーカスエラー信号FESがしきい値電圧Vref
を越えたところで、コンパレータ17からデジタル信号
CPout のパルスが検出される。
【0055】時間t5 では、レーザ光は記録層22aを
挟んで基板21とは反対側に形成された反射膜(図示せ
ず)で反射され、その焦点Zは基板21の内部にあるの
で、フォーカスエラー信号FESに波形は現れない。
【0056】その後、出力信号DAout は最大出力値D
max となり、一連のフォーカスサーチは終了する。
【0057】次に、光ディスク20の基板21の厚みが
b =0.6mmの場合について考える。時間t1 にお
いては、厚みLa の場合と同様に、フォーカスエラー信
号FESに波形は現れない。時間t2 では、厚みLa
場合と同様に、光ディスク20の基板表面21sでの反
射光によって、フォーカスエラー信号FESにS字波形
が現れる。時間t3 においては、基板21の厚みがLb
=0.6mmなので、図2(a)の破線に示すように、
記録層22bがこの時の合焦位置にある。そのため、同
図(c)の破線に示すように、フォーカスエラー信号F
ESにS字波形が現れる。時間t4 ・t5 では、レーザ
光の焦点Zは光ディスク20の基板21の内部にあるの
で、フォーカスエラー信号FESに波形は現れない。
【0058】このように、光ディスク20の基板21の
厚みの違いによって、フォーカスエラー信号FESに現
れるS字波形の間隔が異なる。したがって、フォーカス
サーチにおいて、対物レンズ5から出射されるレーザ光
の焦点Zが、光ディスク20の基板表面21sを通過す
る際にコンパレータ17から出力される最初のパルスか
ら、焦点Zが記録層22を通過する際にコンパレータ1
7から出力される2番目のパルスまでの時間をMPU1
6によって、計測することにより光ディスク20の基板
21の厚みを判別できる。
【0059】なお、フォーカスサーチは、光ディスク基
板の厚みを判別するためのフォーカスサーチと、フォー
カスサーボをオンするためのフォーカスサーチとをそれ
ぞれ行う。まず、レーザ光の焦点Zが記録層22を越え
るまでフォーカスサーチを行うことによって上述のよう
に光ディスク基板の厚みを判別する。次いで、上記判別
結果に基づいて収差補正を行う。その後、フォーカスサ
ーボをオンする動作が行われる。つまり、レーザ光の焦
点Zが記録層22に到達したとき、フォーカス引き込み
制御回路からの制御信号Fonによって、前記スイッチ回
路13の接点が端子Aから端子Bに切り替えられ、フォ
ーカスサーボがオンされる。
【0060】図3のフローチャートに基づいて、MPU
16による時間計数動作を説明する。フォーカスサーチ
をスタートさせることによって、D/A変換器15の出
力信号DAout は最小出力値DAmin から徐々に増加し
ていく。S1では、MPU16内の時間計数用の変数T
をゼロにセットする。なお、D/A変換器15は、時間
の経過(対物レンズ5の移動)とともに、入力信号Din
を決定するD/A変換器入力用データの変数Dが1カウ
ントずつアップするように設定されている。
【0061】次に、コンパレータ17からのデジタル信
号CPout がHレベルかどうかを判断する(S2)。S
2において、デジタル信号CPout がHレベルとなる
と、次にデジタル信号CPout がLレベルになるのを判
別する(S3)。そして、デジタル信号CPout がLレ
ベルとなるとS4に進む。すなわち、S2およびS3で
は、デジタル信号CPout がHレベルになり、ついで、
Lレベルになるのを待つことによって、最初のパルスの
立ち下がりエッジを検出する。
【0062】S4では、デジタル信号CPout が再びH
レベルになるまでの間、変数Tの値を1カウントずつア
ップする。そして、S5でデジタル信号CPout がHレ
ベルとなると、次にLレベルになるまで、さらに変数T
の値を1カウントずつアップする(S6・S7)。すな
わち、S4〜S7では、2番目のパルスを検出するまで
の間、変数Tをカウントアップすることにより、最初の
パルスの立ち下がりエッジから2番目のパルスの立ち下
がりエッジまでの時間間隔が変数Tに計数されることに
なる。例えば、厚みLa =1.2mmの場合には変数T
の計数値はTaとなり、厚みLb =0.6mmの場合に
は変数Tの計数値はTb となる(図2(d)参照)。
【0063】次に、変数Tの計数値を予め決められた基
準値Tref と比較する(S8)。S8において、変数T
の計数値が基準値Tref より大きい場合には基板21は
厚み1.2mmと認識される(S9)。一方、S8にお
いて、計数値が基準値Trefより小さい場合には基板2
1は厚み0.6mmと認識される(S10)。ここで、
基準値Tref は、1.2mm基板厚の光ディスク20で
の標準的な計数値Taと、0.6mm基板厚の標準的な
計数値Tb との中間値に決められている。
【0064】以上のように、本実施の形態の光ディスク
装置はサーボ検出用の2分割フォトダイオード8から出
力される信号を用いているので、新たなセンサ等を光デ
ィスク装置に付加することなく、光ディスク20の基板
21の厚みを判別することができる。また、光ディスク
20やそのカートリッジに厚さ判別のための情報を付加
する必要もない。さらに、光ディスク20に記録された
情報を再生する前に基板21の厚さを判別することがで
きる。
【0065】なお、上記のようにして基板21の厚みを
検出する方法では、回転による光ディスク20の面振れ
があると検出誤差となってしまう。そこで、このような
検出は、光ディスク20を回転する前に行うか、面振れ
の少ない光ディスク20の内周側で行うことにより、検
出精度を高めることができる。
【0066】なお、本実施の形態では、MPU16を用
いて、ソフトウェアによって時間計数を行っているが、
パルスカウンタ回路等のハードウェアを用いて時間計数
を行ってもよい。
【0067】〔実施の形態2〕本発明の実施の形態2に
ついて図2および図4に基づいて説明すれば、以下の通
りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態の図
面に示した部材と同一の部材には同一の符号を付記し、
その説明を省略する。
【0068】本実施の形態の光ディスク装置のMPU1
6は、実施の形態1の計数手段の代わりに、コンパレー
タ17からのデジタル信号CPout に基づいて対物レン
ズ駆動信号のレベルを検出するレベル検出手段を有す
る。これ以外の光ディスク装置の構成は、実施の形態1
と同様の構成である。
【0069】上記対物レンズ駆動信号としては、D/A
変換器15の入力信号Dinを用いる。入力信号DinはM
PU16の出力信号なので、信号検出のためのハードウ
ェアを用いずに入力信号Dinの値を知ることができる。
【0070】図4のフローチャートに基づいて、MPU
16によるレベル検出動作を説明する。まず、入力信号
inを決定するD/A変換器入力用データの変数Dを最
小値ゼロにセットする(S11)。次に、上記値をMP
U16からD/A変換器15に設定する(S12)。
【0071】S13では、コンパレータ17からのデジ
タル信号CPout がHレベルかどうかを判断し、Hレベ
ルでないならば変数Dの値を1カウントアップして(S
14)、D/A変換器15に再び設定する(S15)。
そして、S13でデジタル信号CPout がHレベルと判
断されると、ついでLレベルかどうかが判断される(S
16)。S16において、Lレベルでない場合には変数
Dの値を1カウントアップして(S17)、D/A変換
器15に再度設定する(S18)。すなわち、S13〜
S18では、最初のパルスを検出するまで、変数Dの値
(D/A変換器15の設定)を1カウントずつアップ
し、対物レンズ5を光ディスク20に近づける。そし
て、デジタル信号CPout がHレベルとなり、ついでL
レベルとなるのを待つことによって、最初のパルスの立
ち下がりエッジを検出する。
【0072】S19では、最初のパルスを検出したとき
の変数Dの値を変数D1 に記憶する。S20〜S25で
は、2番目のパルスを検出するまで、上記S13〜18
と同様にして変数Dの値(D/A変換器15の設定)を
1カウントずつアップし、対物レンズ5を光ディスク2
0に近づける。そして、デジタル信号CPout がHレベ
ルとなり、ついでLレベルとなるのを待つことによっ
て、2番目のパルスの立ち下がりエッジを検出する。
【0073】S26では、2番目のパルスを検出したと
きの変数Dの値を変数D2 に記憶する。S27では、変
数D1 と変数D2 に記憶された値の差を変数D2-1 に記
憶する。すなわち、変数D2-1 の値は、最初のパルスの
立ち下がりエッジを検出したときの対物レンズ駆動信号
レベルと、2番目のパルスの立ち下がりエッジを検出し
たときとの対物レンズ駆動信号レベルとの差を表してい
る。例えば、厚みLa=1.2mmの場合には変数D
2-1 の値はDa となり、厚みLb =0.6mmの場合に
は変数D2-1 の値はDb となる(図2(b)参照)。
【0074】変数D2-1 の値が予め決められた基準値D
ref より大きい場合には1.2mm基板厚の光ディスク
20と認識し(S29)、基準値Dref より小さい場合
には0.6mm基板厚の光ディスク20と認識する(S
30)。ここで、基準値Dre f は、1.2mmの基板厚
の光ディスク20での標準的な値Da と、0.6mmの
基板厚の標準的な値Db との中間値に決められている。
【0075】以上のように、本実施の形態の光ディスク
装置は、対物レンズ5から出射されるレーザ光の焦点が
光ディスク20の基板表面を通過する際にコンパレータ
17から最初のパルスが出力されたときの対物レンズ駆
動信号のレベルと、焦点が記録層22を通過する際にコ
ンパレータ17から2番目のパルスが出力されたときの
対物レンズ駆動信号のレベルとの、レベル差を検出する
ことによって光ディスク20の基板21の厚みを判別す
ることができる。
【0076】なお、本実施の形態では、MPU16を用
いてソフトウェアによってレベル検出を行っているが、
例えば、フォーカスサーチに低周波発信回路を用いてレ
ベル検出を行ってもよい。
【0077】また、対物レンズ駆動信号レベルとして、
上記低周波発信回路の出力や電力増幅器14の出力電流
を検出してもよい。しかしながら、現実にはソフトウェ
アによって処理を行ったほうが、部品点数を削減できる
というメリットがある。
【0078】なお、上記実施の形態1および2では、2
分割フォトダイオード8の出力信号の差信号であるフォ
ーカスエラー信号FESを用いたが、2分割フォトダイ
オード8の出力信号の和信号を用いてもよい。この場
合、基板表面あるいは記録層22にレーザ光の焦点がき
たとき、和信号にはS字波形ではなく反射光量に比例し
た信号波形が現れる。
【0079】また、サーボ検出用の2分割フォトダイオ
ード8の出力信号ではなく、ラジアルエラー信号検出用
のフォトダイオードや、情報再生用のフォトダイオード
の出力信号を用いてもよい。
【0080】〔実施の形態3〕本発明の実施の形態3に
ついて図5および図6に基づいて説明すれば、以下の通
りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態の図
面に示した部材と同一の部材には同一の符号を付記し、
その説明を省略する。
【0081】本実施の形態の光ディスク装置は、半導体
レーザパワー検出用の光検出器の出力信号を用いて、光
ディスク基板の厚さを検出するものである。上記光ディ
スク装置は、図5に示すように、実施の形態1の構成に
加えて、半導体レーザ出射光量検出用光検出器(以下、
単に光検出器と略称する)11およびAPC(Automati
c Power Control)回路18を備えた構成である。
【0082】光検出器11は、半導体レーザ2から出射
されたレーザ光Pをレーザパワー検出信号Mp として検
出する。APC回路18は、レーザパワー検出信号Mp
に基づいて、入出力特性の温度依存性が大きい半導体レ
ーザ2の出射光量を一定に保つ制御、いわゆるAPC制
御を行うものである。また、コンパレータ17のプラス
端子には、レーザパワー検出信号Mp が入力される。
【0083】上記構成によれば、半導体レーザ2から出
射されたレーザ光Pは、ビームスプリッタ4によりその
一部が反射されて光検出器11にモニターされる。光検
出器11からのレーザパワー検出信号Mp は、APC回
路18を介して半導体レーザ2にフィードバックされA
PC制御がなされる。
【0084】一方、図6に示すように、フォーカスエラ
ー信号FESには、実施の形態1で説明したように、フ
ォーカスサーチの際に対物レンズ5から出射されるレー
ザ光の焦点が光ディスク20の基板表面および記録層2
2を通過するときにS字波形が現れる。このとき、レー
ザパワー検出信号Mp は急峻に増加する。
【0085】このように、合焦位置付近でレーザパワー
検出信号Mp が急峻に増加する現象は、光ディスク20
からの反射光の一部が半導体レーザ2に帰還し、光ディ
スク20が半導体レーザ発振器の外部鏡として作用する
結合共振現象(スクープ効果)として理解されている
(ビデオディスクとDAD入門:コロナ社)。ここで、
図中のレベルVAPC は、APC動作によって半導体レー
ザ2の出射光量が一定に制御されているレベルである。
【0086】上記レーザパワー検出信号Mp は、コンパ
レータ17に入力され、所定のしきい値電圧Vref と比
較される。コンパレータ17からは、レーザパワー検出
信号Mp がしきい値電圧Vref よりも大きいときにはH
レベル、しきい値電圧Vrefより小さいときにはLレベ
ルのデジタル信号CPout が出力され、MPU16に入
力される。
【0087】MPU16では、実施の形態1と同様に、
フォーカスサーチの際に、対物レンズ5から出射された
レーザ光の焦点が光ディスク20の基板表面を通過する
ときにコンパレータ17から出力される最初のパルスか
ら、レーザ光の焦点が記録層22を通過するときにコン
パレータ17から出力される2番目のパルスまでの時間
間隔が計数される。これにより、実施の形態1と同様
に、光ディスク20の基板21の厚みを検出することが
できる。
【0088】ここで、半導体レーザ2の出射光量が、A
PC動作によって一定に制御されているにもかかわら
ず、このような合焦位置付近での増加が発生するのは、
APC動作は半導体レーザ2の温度依存性を補償するも
のであって、その応答速度は遅く設定されているからで
ある。したがって、APC動作は、フォーカスサーチに
よって合焦位置を通過することによる半導体レーザパワ
ーの増加に対しては追従することができない。もし、高
速なAPC動作によってフォーカスサーチによる半導体
レーザパワーの増加が押さえ込まれている場合には、A
PC回路18内の半導体レーザ制御信号が変動するの
で、この信号を検出して用いればよい。
【0089】なお、上記実施の形態1ないし3では、
1.2mmの基板厚と0.6mmの基板厚との光ディス
クの判別を行っているが、それ以外の基板厚の光ディス
クの判別を行うことは言うまでもない。
【0090】〔実施の形態4〕本発明の実施の形態4に
ついて図7および図8に基づいて説明すれば、以下の通
りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態の図
面に示した部材と同一の部材には同一の符号を付記し、
その説明を省略する。
【0091】本実施の形態では、実施の形態3で述べた
合焦位置付近で急峻に増加するレーザパワー検出信号M
p を用いて、記録層22が1層の光ディスクと2層の光
ディスクとを判別する光ディスク装置について説明す
る。なお、記録層22が2層の光ディスクとは、基板2
1上に第1記録層および第2記録層が上下に所定の間隔
を持って2層配置されたものである。
【0092】上記光ディスク装置の構成は実施の形態3
の構成と同様である。なお、MPU16は、フォーカス
サーチの際に、対物レンズ5から出射されたレーザ光の
焦点が光ディスク20の基板表面を通過するときにコン
パレータ17から出力される最初のパルスと、レーザ光
の焦点が第1記録層および第2記録層を通過するときに
コンパレータ17から出力される2番目および3番目の
パルスとを計数する計数手段を有する。
【0093】図7(a)は、記録層22が1層の光ディ
スクの場合のレーザパワー検出信号Mp およびデジタル
信号CPout の信号波形であり、これは実施の形態3で
説明した通りである。記録層22が2層の光ディスクの
場合には、図7(b)に示すようになる。つまり、フォ
ーカスサーチの際にレーザ光の焦点が第1記録層および
第2記録層を通過するときに、それぞれレーザパワー検
出信号Mp が増加する。そこで、コンパレータ17から
のデジタル信号CPout に現れるパルスの数を、MPU
16で計測することにより、光ディスクの記録層22の
数を判別することができる。
【0094】図8のフローチャートに基づいて、MPU
16のパルス数計数動作を説明する。まず、MPU16
内の記録層数計数用の変数Kをゼロにセットする(S3
1)。そして、D/A変換器入力データ用の変数Dを最
小値ゼロにセットし(S32)、その値をMPU16か
らD/A変換器15に設定する(S33)。
【0095】S34ではコンパレータ17からのデジタ
ル信号CPout がHレベルかどうかを判断し、デジタル
信号CPout がHレベルと判断されると、ついでLレベ
ルかどうかが判断される(S37)。S37において、
Lレベルでない場合には変数Dの値を1カウントアップ
して(S38)、D/A変換器15に再度設定する(S
39)。すなわち、S37〜S39では、デジタル信号
CPout がHレベルになって最初のパルスを検出したら
変数Dの値(D/A変換器15の設定)を1カウントず
つアップし、対物レンズ5を光ディスクに近づける。つ
いで、デジタル信号CPout がLレベルとなるのを待つ
ことによって、最初のパルスの立ち下がりエッジを検出
する。
【0096】S40では、パルスを検出したので、記録
層数計数用の変数Kに1をプラスする。次に、変数Dの
値が最大値であるかどうか、すなわち、フォーカスサー
チが終了しているかどうかを確認する(S41)。
【0097】一方、上記S34でデジタル信号CPout
がHレベルでないと判断された場合には、変数Dの値を
1カウントアップして(S35)、D/A変換器15に
再び設定する(S36)。そして、S41へ進む。
【0098】S41において、変数Dの値が最大値でな
ければS34〜S39を繰り返し、デジタル信号CP
out の出力パルス数を計数する。一方、S41におい
て、変数Dの値が最大値を示せば、変数Kの値が“2”
であるか“3”であるかを判断する(S42)。
【0099】S42において、変数Kの値が“2”であ
れば、光ディスク基板の表面でのパルスを差し引いて、
記録層22は1層であると認識する(S43)。一方、
S42において、変数Kの値が“3”であれば、同様に
光ディスク基板の表面でのパルスを差し引いて、記録層
22は2層であると認識する(S44)。
【0100】以上のようにして、本光ディスク装置は、
焦点の移動範囲を光ディスクの2層の記録層22を含む
範囲とするフォーカスサーチを行い、レーザパワー検出
信号Mp の信号波形を計数手段により計数することによ
って、記録層22の層数を判別することができる。ま
た、第1記録層と第2記録層との間隔が狭い場合(数十
μm以下)でも、各々の記録層によるレーザパワー検出
信号Mp が干渉しないので、記録層22の層数を正しく
検出することができる。
【0101】したがって、この判別結果に基づいて、目
的の記録層にフォーカスサーボをオンしたり、記録層数
の違いによって回路ゲインの切り替えを行って、記録層
数の異なる光ディスクに対する情報の再生を行うことが
可能となる。
【0102】なお、上記では、記録層数1の光ディスク
と記録層数2の光ディスクとの判別を行っているが、2
層以上の記録層を持つ光ディスクの判別を行うことがで
きるのは言うまでもない。
【0103】また、この方法を用いて、光ディスクの有
無を判別することも可能である。つまり、この一連の動
作の結果、変数Kの値が“0”であったならば、光ディ
スク装置に光ディスクが装着されていないと認識するこ
とができる。
【0104】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
光ディスク装置は、対物レンズから出射されるレーザ光
の焦点を、上記光ディスクの記録層および基板表面を含
む範囲で光ディスクの厚み方向に移動させてフォーカス
サーチを行うフォーカスサーチ手段と、フォーカスサー
チの際にレーザ光の焦点が、基板表面を通過するとき
と、記録層を通過するときとの、上記光ピックアップか
ら出力される信号波形の間隔を検出する検出手段とを備
える構成である。
【0105】これにより、光ディスクの基板の厚さが違
う場合には信号波形の変化の間隔も異なるので、基板厚
の判別を行うことができる。この結果、基板の厚さの違
いによる収差の補正を行って、基板厚の異なる光ディス
クに対する情報の再生を行うことが可能となるという効
果を奏する。
【0106】請求項2記載の光ディスク装置は、請求項
1記載の構成に加えて、上記検出手段が、光ピックアッ
プから出力される信号を所定のしきい値と比較すること
によりデジタル信号を出力する比較手段と、該デジタル
信号のパルス時間間隔を計数する計数手段とを有する構
成である。
【0107】これにより、光ディスクの基板の厚みが時
間の関数として表されるので、容易に基板厚の判別を行
うことができるという効果を奏する。
【0108】請求項3記載の光ディスク装置は、請求項
1記載の構成に加えて、上記検出手段が、光ピックアッ
プから出力される信号を所定のしきい値と比較すること
によりデジタル信号を出力する比較手段と、該デジタル
信号に基づいて上記対物レンズを駆動するための対物レ
ンズ駆動信号のレベルを検出するレベル検出手段とを有
する構成である。
【0109】これにより、光ディスクの基板の厚みが信
号レベルで表されるので、容易に基板厚の判別を行うこ
とができるという効果を奏する。
【0110】請求項4記載の光ディスク装置は、請求項
1、2又は3記載の構成に加えて、上記光ピックアップ
から出力される信号が、光ディスクからの反射光によっ
て光ピックアップを制御するためのサーボ信号検出用光
検出器にて生成される信号である構成である。
【0111】これにより、レーザ光の焦点が光ディスク
の基板表面および記録層に達すると、サーボ信号検出用
光検出器の出力信号レベルは光ディスクの反射光によっ
て増加して、光ピックアップから出力される信号波形が
変化するので、請求項1、2又は3に記載の光ディスク
装置を容易に構成することができるという効果を奏す
る。
【0112】請求項5記載の光ディスク装置は、請求項
1、2又は3記載の構成に加えて、上記光ピックアップ
から出力される信号が、半導体レーザの出力光量を一定
に保つための半導体レーザ出射光量検出用光検出器にて
生成される信号である構成である。
【0113】これにより、レーザ光の焦点が光ディスク
の基板表面および記録層に達すると、半導体レーザ出射
光量検出用光検出器の出力信号レベルは半導体レーザへ
の戻り光によって増加して光ピックアップから出力され
る信号波形が変化するので、請求項1、2又は3に記載
の光ディスク装置を容易に構成することができるという
効果を奏する。
【0114】請求項6記載の光ディスク装置は、対物レ
ンズから出射されるレーザ光の焦点を、上記光ディスク
の複数の記録層を含む範囲で光ディスクの厚み方向に移
動させてフォーカスサーチを行うフォーカスサーチ手段
と、フォーカスサーチの際にレーザ光の焦点が記録層を
通過するときの、上記光ピックアップにおける半導体レ
ーザの出力光量を一定に保つための半導体レーザ出射光
量検出用光検出器にて生成される信号波形を計数する計
数手段とを備える構成である。
【0115】これにより、光ディスクの記録層の層数が
違う場合には信号波形の増加の回数も異なるので、記録
層数の判別を行うことができる。この結果、目的の記録
層にフォーカスサーボをオンしたり、記録層数の違いに
よって回路ゲインの切り替えを行って、記録層数の異な
る光ディスクに対する情報の再生を行うことが可能にな
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる光ディスク
装置の構成を示す構成図である。
【図2】(a)はレーザ光の焦点位置を示す説明図であ
り、(b)〜(d)は(a)に示す位置関係の場合に対
応する、D/A変換器の出力信号、フォーカスエラー信
号、およびコンパレータの出力信号をそれぞれ示す波形
図である。
【図3】上記光ディスク装置におけるMPUの時間計数
動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかる光ディスク
装置のMPUのレベル検出動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の第3の実施の形態にかかる光ディスク
装置の構成を示す構成図である。
【図6】上記光ディスク装置における、フォーカスエラ
ー信号、レーザパワー検出信号、およびコンパレータの
出力信号をそれぞれ示す波形図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態にかかる光ディスク
装置における、レーザパワー検出信号およびコンパレー
タの出力信号をそれぞれ示す波形図であり、(a)は記
録層が1層の光ディスクの場合、(b)は記録層が2層
の光ディスクの場合である。
【図8】記録層数を検出する場合の動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】記録層が2層の光ディスクに対して従来の光デ
ィスク装置を用いた場合のフォーカスエラー信号および
コンパレータの出力信号を示す波形図である。
【符号の説明】
1 光ピックアップ 2 半導体レーザ 5 対物レンズ 8 2分割フォトダイオード 10 フォーカスアクチュエータ 13 スイッチ回路 14 電力増幅器 15 D/A変換器 16 MPU 17 コンパレータ 20 光ディスク 21 基板 22 記録層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザから出射されたレーザ光を対
    物レンズにて光ディスクに集光させる光ピックアップを
    有し、該光ピックアップにより光ディスクの記録層に記
    録された情報を再生する光ディスク装置において、 上記対物レンズから出射されるレーザ光の焦点を、上記
    光ディスクの記録層および基板表面を含む範囲で光ディ
    スクの厚み方向に移動させてフォーカスサーチを行うフ
    ォーカスサーチ手段と、 フォーカスサーチの際にレーザ光の焦点が、基板表面を
    通過するときと、記録層を通過するときとの、上記光ピ
    ックアップから出力される信号波形の間隔を検出する検
    出手段とを備えることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】上記検出手段は、光ピックアップから出力
    される信号を所定のしきい値と比較することによりデジ
    タル信号を出力する比較手段と、該デジタル信号のパル
    ス時間間隔を計数する計数手段とを有することを特徴と
    する請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】上記検出手段は、光ピックアップから出力
    される信号を所定のしきい値と比較することによりデジ
    タル信号を出力する比較手段と、該デジタル信号に基づ
    いて上記対物レンズを駆動するための対物レンズ駆動信
    号のレベルを検出するレベル検出手段とを有することを
    特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】上記光ピックアップから出力される信号
    は、光ディスクからの反射光によって光ピックアップを
    制御するためのサーボ信号検出用光検出器にて生成され
    る信号であることを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】上記光ピックアップから出力される信号
    は、半導体レーザの出力光量を一定に保つための半導体
    レーザ出射光量検出用光検出器にて生成される信号であ
    ることを特徴とする請求項1、2又は3記載の光ディス
    ク装置。
  6. 【請求項6】半導体レーザから出射されたレーザ光を対
    物レンズにて光ディスクに集光させる光ピックアップを
    有し、該光ピックアップにより光ディスクの複数の記録
    層に記録された情報を再生する光ディスク装置におい
    て、 上記対物レンズから出射されるレーザ光の焦点を、上記
    光ディスクの複数の記録層を含む範囲で光ディスクの厚
    み方向に移動させてフォーカスサーチを行うフォーカス
    サーチ手段と、 フォーカスサーチの際にレーザ光の焦点が記録層を通過
    するときの、上記光ピックアップにおける半導体レーザ
    の出力光量を一定に保つための半導体レーザ出射光量検
    出用光検出器にて生成される信号波形を計数する計数手
    段とを備えることを特徴とする光ディスク装置。
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