JP4044234B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクおよび光磁気ディスクなどの記録媒体に対して、記録内容を光学的に取り扱う光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク(LD)、およびデジタルビデオディスク(DVD)などの光ディスクならびに、ミニディスク(MD)および磁気光学ディスク(MO)などの光磁気ディスクからの記録内容の読出し、さらには、CD−R、CD−RW、およびDVD−RAMなどへの記録内容の書込みなどの取り扱いは、光ピックアップなどを備える光ディスク装置で、光学的に行われている。光ディスク装置では、光ディスクおよび光磁気ディスクをターンテーブルに装着させて回転させ、光ピックアップに対するフォーカスサーボやトラッキングサーボの制御を行いながら、記録内容の読出しや書込みを行う。したがって、光ディスク装置が光ディスクおよび光磁気ディスクなどのディスク状記録媒体を取り扱う際には、ターンテーブルへの光ディスクなどの装填の有無を検知しておく必要がある。上述の光ディスクおよび光磁気ディスクを総括的に、本件明細書では、光ディスクと言うことがある。
【0003】
光ディスクの有無の検知には、光ピックアップを用いることができる。たとえば特開平4−79032や特開平6−203467には、レンズを移動して光ピックアップのフォーカスを変化させながら、ディテクタの受光量に光ディスクの検出に対応する変化が有るか否かを調べ、変化が有れば光ディスクが装填されていると判断する先行技術が開示されている。これらの先行技術では、上述のように光学系の入射光量であるディテクタの受光量を基準レベルと比較してレベル弁別しており、このようなレベル弁別が確実に達成される必要がある。
【0004】
たとえば温度変化などで、ディテクタやその出力を増幅する増幅器などのDCオフセットが大きくなる可能性がある。信号レベル中のDCオフセット成分が大きくなって、基準レベルとの相対的な関係が変化すると、常にトータル信号のレベルの方が基準レベルよりも大きくなってしまうおそれがある。このような状態では、光ディスクが装填されていなくても装填されているように検出してしまうことになる。実際に光ディスクが装填されていないにもかかわらず、装填されていると判断されてしまうので、光ディスク装置が誤動作を起こすおそれが生じる。さらに上述のトータル信号に大きなノイズ成分が含まれているとき、誤動作を起こすおそれが生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、誤動作を起こすおそれが無い光ディスク装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、光学系を光軸に沿って掃引する際に、光学系の入射光量を表す入射光量信号のレベルと基準レベルとを比較して、光ディスクの有無を判断する光ディスク装置において、
入射光量信号を、利得可変に、増幅する増幅回路と、
基準レベルを表す信号を発生する基準レベル発生回路と、
増幅回路からの出力のレベルと基準レベル発生回路から発生される基準レベルとを比較し、比較結果を表す信号を導出する比較回路と、
比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル未満から以上に変化したことを検出する第1検出手段と、
比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル以上から未満に変化したことを検出する第2検出手段と、
第1および第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中、入射光量信号が表す入射光量が、一旦、基準レベル以上になった後、基準レベル未満になったとき、光ディスクが装填されていると判断する判断手段と
第1検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル未満から以上に変化しないとき、増幅回路の利得を増大し、再度、光学系の掃引を行う利得増大用制御手段とを含むことを特徴とする光ディスク装置である。
【0007】
本発明に従えば、光学系のたとえばレーザ光などの光が光ディスクの記録面に照射され、その反射光を受光し、この反射光の入射光量を表す入射光量信号レベルと、比較回路において、基準レベル発生回路からの基準レベルと比較する。光学系の掃引中には、対物レンズのみを、または対物レンズ、レーザ光などの光を発生する光源および受光素子であるディテクタなどを含むピックアップである光学系全体を変位して、光ディスクに近づく方向に、または遠去かる方向に変位する。この入射光量は、光学系の合焦点位置で後述のように最大となる。光学系を、合焦点位置よりも光ディスクに近い位置から遠去かる方向に変位して掃引するとき、または合焦点位置よりも光ディスクから遠去かった位置から近づくように変位するとき、入射光量信号のレベルが変化する。第1検出手段は、入射光量が基準レベル未満から基準レベル以上に変化したことを検出し、その後、第2検出手段は、入射光量が基準レベル以上から基準レベル未満に変化したことを検出し、これによって判断手段は、光ディスクが装填されていると判断する。これによって光学系のたとえばディテクタおよびその出力を増幅する増幅回路などのDC(直流)オフセットがたとえ大きくても、またその入射光量信号に大きな振幅を有するノイズが含まれていても、判断手段は、光ディスクの有無を、正確に検出することができ、誤検出を回避することができる。
【0009】
また、図6のステップa6,a7に関連して後述されるように、第1検出手段によって、入射光量が基準レベル未満から基準レベル以上に変化したことが検出されないとき、光学系のディテクタからの入射光量信号を増幅する増幅回路の利得を増大し、再度、光学系の掃引を行う。これによって光学系の受光素子であるディテクタの出力レベルが低いとき、レーザ光などの光源の出力が小さいときなどにおいても、光ディスクの有無を、確実に検出することができる。
【0010】
また本発明は、判断手段は、
利得増大用制御手段の出力に応答し、利得増大用制御手段によって増幅回路の利得を、予め定める最大値まで増大しても、第1検出手段の出力が得られないとき、光ディスクが装填されていないと判断することを特徴とする。
【0011】
本発明に従えば、増幅回路の利得が、予め定める最大値になっても、第1検出手段の出力が得られなければ、判断手段は、光ディスクが装填されていないと判断する。これによって光ディスクの有無を正確に検出することができるようになる。
【0012】
また本発明は、基準レベル発生回路は、基準レベルを可変とし、
第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル以上から未満に変化しないとき、基準レベルを増大し、再度、光学系の掃引を行う基準レベル増大用制御手段をさらに含むことを特徴とする。
【0013】
本発明に従えば、図6のステップa9,a10に関連して後述されるように、光学系の入射光量が、基準レベル以上から基準レベル未満に第2検出手段によって検出されないとき、基準レベル発生回路の基準レベルを増大した後、再度、光学系の掃引を行う。こうして受光素子であるディテクタからの入射光量信号のレベルが大きいとき、またはレーザ光の光源の出力が大きいときなどにおいても、光ディスクの有無を正確に検出することができるようになる。
【0014】
また本発明は、判断手段は、基準レベル増大用制御手段の出力に応答し、基準レベル増大用制御手段によって比較回路の基準レベルを、予め定める最大値まで増大しても、第2検出手段の出力が得られないとき、光ディスクが装填されていないと判断することを特徴とする。
【0015】
本発明に従えば、図6のステップa9に関連して後述されるように、基準レベル発生回路によって発生される基準レベルが、予め定める最大値まで増大しても、第2検出手段の出力が得られないとき、光ディスクが装填されていないと判断する。こうして光ディスクの有無の誤検出を回避し、正確な検出が可能になる。
【0016】
また本発明は、光学系を光軸に沿って掃引する際に、光学系の入射光量を表す入射光量信号のレベルと基準レベルとを比較して、光ディスクの有無を判断する光ディスク装置において、
基準レベルを表す信号を発生し、この基準レベルを可変とする基準レベル発生回路と、
入射光量信号のレベルと基準レベル発生回路から発生される基準レベルとを比較し、比較結果を表す信号を導出する比較回路と、
比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル未満から以上に変化したことを検出する第1検出手段と、
比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル以上から未満に変化したことを検出する第2検出手段と、
第1および第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中、入射光量信号が表す入射光量が、一旦、基準レベル以上になった後、基準レベル未満になったとき、光ディスクが装填されていると判断する判断手段と、
第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル以上から未満に変化しないとき、基準レベルを増大し、再度、光学系の掃引を行う基準レベル増大用制御手段を含むことを特徴とする光ディスク装置である。
また本発明は、第1検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル未満から以上に変化しないとき、基準レベルを減小し、再度、光学系の掃引を行う基準レベル減小用制御手段をさらに含むことを特徴とする。
【0017】
本発明に従えば、前述の請求項2の構成に代えて、図7のステップa12,a13に関連して後述されるように、第1検出手段の出力が得られないとき、すなわち入射光量が基準レベル未満から基準レベル以上に変化しないとき、前述の請求項2において増幅回路の利得を増大した構成に代えて、請求項6では、基準レベルを減小する。これによって光ディスクの有無の誤検出を防ぐことができ、光ディスクの有無を正確に検出することができる。
【0018】
また本発明は、光学系を光軸に沿って掃引する際に、光学系の入射光量を表す入射光量信号のレベルと基準レベルとを比較して、光ディスクの有無を判断する光ディスク装置において、
基準レベルを表す信号を発生し、この基準レベルを可変とする基準レベル発生回路と、
入射光量信号のレベルと基準レベル発生回路から発生される基準レベルとを比較し、比較結果を表す信号を導出する比較回路と、
比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル未満から以上に変化したことを検出する第1検出手段と、
比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル以上から未満に変化したことを検出する第2検出手段と、
第1および第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中、入射光量信号が表す入射光量が、一旦、基準レベル以上になった後、基準レベル未満になったとき、光ディスクが装填されていると判断する判断手段と、
第1検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル未満から以上に変化しないとき、基準レベルを減小し、再度、光学系の掃引を行う基準レベル減小用制御手段をさらに含むことを特徴とする光ディスク装置である。
また本発明は、判断手段は、
基準レベル減小用制御手段の出力に応答し、基準レベル減小用制御手段によって比較回路の基準レベルを、予め定める最小値まで減小しても、第1検出手段の出力が得られないとき、光ディスクが装填されていないと判断することを特徴とする。
【0019】
本発明に従えば、図7のステップa12に関連して後述されるように、基準レベルが予め定める最小値まで減小しても、第1検出手段の出力が得られないとき、光ディスクが装填されていないと判断し、これによって光ディスクの有無を正確に検出することができる。
【0020】
また本発明は、第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル以上から未満に変化しないとき、増幅回路の利得を減小し、再度、光学系の掃引を行う利得減小用制御手段とをさらに含むことを特徴とする。
【0021】
本発明に従えば、請求項4に関連して前述したのと同様に、または図8のステップa14,a15に関連して後述されるように、請求項4における基準レベルを増大する構成に代えて、増幅回路の利得を減小して再度、掃引を行い、第2検出手段による検出を行う。こうして光ディスクの有無の検出を正確に行うことができるようになる。
【0022】
また本発明は、光学系を光軸に沿って掃引する際に、光学系の入射光量を表す入射光量信号のレベルと基準レベルとを比較して、光ディスクの有無を判断する光ディスク装置において、
基準レベルを表す信号を発生する基準レベル発生回路と、
入射光量信号を、利得可変に、増幅する増幅回路と、
増幅回路からの出力のレベルと基準レベル発生回路から発生される基準レベルとを比較し、比較結果を表す信号を導出する比較回路と、
比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル未満から以上に変化したことを検出する第1検出手段と、
比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル以上から未満に変化したことを検出する第2検出手段と、
第1および第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中、入射光量信号が表す入射光量が、一旦、基準レベル以上になった後、基準レベル未満になったとき、光ディスクが装填されていると判断する判断手段と、
第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル以上から未満に変化しないとき、増幅回路の利得を減小し、再度、光学系の掃引を行う利得減小用制御手段とを含むことを特徴とする光ディスク装置である。
また本発明は、光学系を光軸に沿って掃引する際に、光学系の入射光量を表す入射光量信号のレベルと基準レベルとを比較して、光ディスクの有無を判断する光ディスク装置において、
基準レベルを表す信号を発生し、この基準レベルを可変とする基準レベル発生回路と、
入射光量信号を、利得可変に、増幅する増幅回路と、
増幅回路からの出力のレベルと基準レベル発生回路から発生される基準レベルとを比較し、比較結果を表す信号を導出する比較回路と、
比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル未満から以上に変化したことを検出する第1検出手段と、
比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル以上から未満に変化したことを検出する第2検出手段と、
第1および第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中、入射光量信号が表す入射光量が、一旦、基準レベル以上になった後、基準レベル未満になったとき、光ディスクが装填されていると判断する判断手段と、
第1検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル未満から以上に変化しないとき、基準レベルを減小し、再度、光学系の掃引を行う基準レベル減小用制御手段と、
第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル以上から未満に変化しないとき、増幅回路の利得を減小し、再度、光学系の掃引を行う利得減小用制御手段とをさらに含むことを特徴とする光ディスク装置である。
また本発明は、光学系を光軸に沿って掃引する際に、光学系の入射光量を表す入射光量信号のレベルと基準レベルとを比較して、光ディスクの有無を判断する光ディスク装置において、
基準レベルを表す信号を発生し、この基準レベルを可変とする基準レベル発生回路と、
入射光量信号を、利得可変に、増幅する増幅回路と、
増幅回路からの出力のレベルと基準レベル発生回路から発生される基準レベルとを比較し、比較結果を表す信号を導出する比較回路と、
比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル未満から以上に変化したことを検出する第1検出手段と、
比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル以上から未満に変化したことを検出する第2検出手段と、
第1および第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中、入射光量信号が表す入射光 量が、一旦、基準レベル以上になった後、基準レベル未満になったとき、光ディスクが装填されていると判断し、基準レベル減小用制御手段の出力に応答し、基準レベル減小用制御手段によって比較回路の基準レベルを、予め定める最小値まで減小しても、第1検出手段の出力が得られないとき、光ディスクが装填されていないと判断する判断手段と、
第1検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル未満から以上に変化しないとき、基準レベルを減小し、再度、光学系の掃引を行う基準レベル減小用制御手段と、
第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル以上から未満に変化しないとき、増幅回路の利得を減小し、再度、光学系の掃引を行う利得減小用制御手段とをさらに含むことを特徴とする光ディスク装置である。
また本発明は、判断手段は、
利得減小用制御手段の出力に応答し、利得減小用制御手段によって増幅回路の利得を、予め定める最小値にまで減小しても、第2検出手段の出力が得られないとき、光ディスクが装填されていないと判断することを特徴とする。
【0023】
本発明に従えば、図8のステップa14に関連して後述されるように、増幅回路の利得を予め定める最小値にまで減小しても、第2検出手段の出力が得られないとき、光ディスクが装填されていないと判断する。こうして光ディスクの有無を正確に検出することができるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の第1形態としての光ディスク装置10の概略的な電気的構成を示す。受光面11へ結像する入射光12は、レーザ光源13から発生されるレーザ光を、ビームスプリッタであるハーフミラー14を経て、対物レンズ15を通して光ディスク17に照射され、その反射光は、ハーフミラー14から、シリンドリカルレンズを経て、受光素子であるディテクタの受光面11に受光され、非点収差を用いてフォーカシングが行われる。光学系を構成する光ピックアップ16は、レーザ光源13、ハーフミラー14、対物レンズ15、ディテクタなどを含む。光ピックアップ16には、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボのための機構が設けられている。
【0025】
光ピックアップ16によって、情報の光学的な再生や記録を行う対象となる光ディスク17は、ターンテーブル18に装填され、モータ19で回転駆動される。光ディスク17は、CDなどのように、記録媒体が直接ターンテーブル18上に装着される場合ばかりではなく、MDなどのように、ジャケットケースに入った状態で装着される場合もあるけれども、光ピックアップ16に対してはジャケットに設けられるシャッタが開くので、実質的には同等の状態となる。
【0026】
本実施形態としての光ディスク17の有無検出や各種サーボ制御は、制御回路20によって行われる。制御回路20は、マイクロコンピュータなどを含み、予め設定されているプログラムに従って制御動作を行う。
【0027】
光ディスク17が装填されるときの反射による入射光12が受光面11上に結像するときの検出光量に対応する信号は、受光領域A,Bに分けて増幅回路21,22でそれぞれ増幅される。ディテクタの受光面11は、フォトダイオードで構成され、検出光量に対応する電流値が増幅回路21,22で電圧値に変換されて増幅される。
【0028】
図2は、光ピックアップ16のディテクタの受光面11を概略的に示す。受光面11は、4分割され、相互に対角位置にあるAとBとの2組の領域に分かれている。レンズ15を通って入射する光ディスク17からの入射光12は、光ディスク17の反射面、レンズ15および受光面11の位置関係に従って、図2(a)、図2(b)および図2(c)に示すように形状が変化して受光面11上に結像する。光学系の焦点が合っている状態が図2(b)であり、図2(a)は合焦点位置よりも光ピックアップ16のレンズ15が光ディスク17に近づいているときの状態を示し、図2(c)はレンズ15が光ディスク17から合焦点位置よりも遠去かっているときの状態を示す。受光面11の受光領域A,Bは、それぞれ2つずつ対向して配置される。参照符A,Bは、受光領域を示すとともに、それらの受光領域の入射光量を表すことがある。
【0029】
図3は、フォーカスの変化に伴う受光面11の受光領域AおよびBにそれぞれ入射する反射光量に対応するディテクタ出力信号のレベル変化と、A+Bの反射光量和であるトータル信号F1のレベル変化とを示す。図3(a)の状態では受光領域Aの信号レベルが大きく、図3(c)の状態では受光領域Bの信号レベルが大きい。図3(b)では信号レベルがA=Bとなり、A+Bのトータル信号レベルも最大となる。したがって、トータル信号のレベルがピークを示すような変化を行うか否かで、光ディスクの有無を判断することができる。増幅回路21,22の増幅利得は、制御回路20によって制御可能である。増幅回路21,22でI−V(電流−電圧)変換されて増幅された信号は、加算回路23で加算されて、A+Bの入射光量を表すトータル信号が導出される。トータル信号の電圧レベルは、比較回路24で基準レベル発生回路25から発生される基準レベルFOKLEVの電圧と比較され、比較結果を表す/FOK信号が制御回路20に入力される。光ピックアップ16のサーボ制御のために、制御回路20からの出力信号は、駆動回路26で電力増幅されて光ピックアップ16のアクチュエータを駆動する。
【0030】
なお、「/」は、図面上では文字または文字列の上に引かれるバー記号を示し、負論理の信号、すなわち、ローレベルが真を表す論理値であることを示す。ただし、ハイレベルが真を表す正論理を用いることも同様に可能であり、これらの選択は設計に応じて行われる。
【0031】
図4は、図1の光ピックアップ16の光学系であるレンズ15を光ディスク17に対して光軸に沿って移動させるレンズの掃引と、トータル信号F1のレベルと、ピーク検出を表すFOK信号との関係を、図4(a)、図4(b)および図4(c)でそれぞれ示す。レンズの掃引によるフォーカスの変化で、フォーカスが合う合焦点の位置で、トータル信号F1のレベルが最大となり、基準レベルであるFOKLEVを超えて、/FOK信号がローレベルに変化する。制御回路20は、/FOK信号がハイレベルからローレベルに遷移すること、すなわち入射光量が基準レベルFOKLEV未満から基準レベルFOKLEV以上に変化したとき、およびその逆に、/FOK信号がローレベルからハイレベルに遷移すること、すなわち入射光量が基準レベルFOKLEV以上から基準レベルFOKLEV未満に変位したことをそれぞれ検出して、光ディスク17が装填されていると判断することができる。
【0032】
図5は、トータル信号F1に対する基準レベルを表すFOKLEV信号が上昇する状態と、/FOK信号の変化との関係を示す。図5(a)に実線28で示すレンズの掃引前のトータル信号に対して、一点鎖線で示すようにFOKLEV信号のレベルが低ければ、図5(b)に示すように/FOK信号はローレベル31となる。掃引開始前に/FOK信号がローレベルになっているので、ローレベルへの変化でトータル信号のピークを検知することができない。図5(a)に二点鎖線30で示すようにFOKLEV信号のレベルがトータル信号よりも高くなれば、/FOK信号はハイレベル32になり、ローレベルへの変化でトータル信号のピークを検知することが可能になる。
【0033】
図6は、制御回路20による光ディスク17の有無の判断動作を示すフローチャートである。ステップa1から動作を開始する。動作の開始にあたり、増幅回路21,22の増幅の利得は、利得増大または利得減小の余地を残すように設定され、また基準レベル発生回路25における基準レベルを増大または減小することができる余地を残すように設定される。ステップa2において、光ピックアップ16のレンズ15を掃引する。この掃引にあたっては、図4(a)に示されるように、初期点33から、先ず、光ディスク17に最も近接した上限位置34に移動する。基準レベルFOKLEVとの比較を行うトータル信号F1は、上限位置34から、合焦点位置35を経て光ディスク17から最も遠去かった下限位置36に掃引する移動中において、行われる。
【0034】
ステップa3では、レンズ15の掃引中、比較回路24の比較結果を表す/FOK信号のレベルが、図4(c)で示されるように時刻t1においてハイレベルHからローレベルLに立下がったかどうかが判断され、これによってディテクタからの入射光量信号であるトータル信号F1が表す入射光量が、基準レベルFOKLEV未満から以上に変化したかが判断される。/FOK信号が、時刻t1において立下がったことが検出されたとき、次のステップa4では、その掃引中、/FOK信号が立上がったかどうか、すなわちトータル信号F1が表す入射光量が、基準レベルFOKLEV以上から未満に変化したかが判断される。/FOK信号が立上がったことが時刻t2において判断されると、ステップa5では、光ディスク17が装填されているものと判断する。
【0035】
ステップa3において、/FOK信号が立下がったことが検出されないとき、次のステップa6に移り、増幅回路21の利得が予め定める最大値であるかどうかが判断され、最大値でなければ、次のステップa7に移る。ステップa7では、増幅回路21,22の利得を、予め定める値だけ、増大し、ステップa2に移る。こうして増幅回路21,22の利得を、予め定める値ずつ段階的に上昇し、上限位置34から下限位置36へのレンズ15の掃引を、ステップa2において繰返す。増幅回路21,22は、受光領域A,Bの電流信号を、電圧信号に変換する働きをし、しかも利得を、上述のように変化することができる。
【0036】
前述のステップa6において、増幅回路21,22の利得が最大値になったとき、ステップa8では、光ディスク17が装填されていないものと判断する。つまり、増幅回路21,22の利得が予め定める最大値になっても、/FOK信号の立下がりが検出されなければ、光ディスク17が装填されていないものと判断する。
【0037】
ステップa3において、/FOK信号が立下がったことが判断されたとき、ステップa4に移り、この/FOK信号が、掃引中、立上がったかが判断される。ステップa4において、掃引中に、/FOK信号の立上がりが検出されないとき、次のステップa9では、基準レベル発生回路25における基準レベルFOKLEVが予め定める最大値であるかどうかが判断される。基準レベルFOKLEVが最大値でないとき、次のステップa10では、基準レベルFOKLEVを、予め定める値だけ増大し、ステップa2に移る。このようにしてレンズ15が上限位置34から下限位置36に移動して掃引する期間において、/FOK信号の立下がりが得られないとき、基準レベルFOKLEVを、予め定める値ずつ段階的に増大して掃引を繰返す。
【0038】
ステップa9において、基準レベルFOKLEVが最大値になったとき、ステップa11では、光ディスク17が装填されていないものと判断する。つまり、基準レベルFOKLEVが予め定める最大値になっても、レンズ15の掃引中に/FOK信号が立下がった後、立上がらなければ、光ディスク17が装填されていないものと判断する。
【0039】
図7は、本発明の実施の他の形態における制御回路20の動作を説明するためのフローチャートである。この図7に示される本発明の実施の形態は、前述の図1〜図6に示される実施の形態に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。注目すべきはこの実施の形態では、前述の図6におけるステップa6,a7に代えて、図7におけるステップa12,a13が等価的に置換えられて実行する。図7におけるステップa3においてレンズ15の掃引中、/FOK信号の立下がりが検出されないとき、ステップa12では基準レベル発生回路25における基準レベルFOKLEVが予め定める最小値であるかどうかが判断され、最小値でなければ、次のステップa13に移る。ステップa13では、基準レベルFOKLEVを予め定める値だけ減小し、ステップa2に移る。ステップa2では、レンズ15が、再び、上限位置34から下限位置36に掃引され、このような動作が繰返され、/FOK信号が立下がったことが検出されないかぎり、基準レベルFOKLEVが、予め定める値ずつ、段階的に減小される。基準レベルFOKLEVが、予め定める最小値になっても、/FOK信号の立下がりが検出されなければ、ステップa8では、光ディスク17が装填されていないものと判断する。そのほかの動作は、前述の実施の形態と同様である。
【0040】
図8は、本発明の実施のさらに他の形態の制御回路20の動作を説明するためのフローチャートである。この図8に示される実施の形態は、前述の図1〜図7に示される実施の各形態に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。この実施の形態では、図6におけるステップa9,a10が、図8のステップa14,a15に置換えられる。ステップa4において、レンズ15の掃引中、/FOK信号の立上がりが検出されないとき、ステップa14に移り、増幅回路21,22の利得が最小値であるかどうかが判断され、最小値でなければ、次のステップa15に移り、増幅回路21,22の利得を、予め定める値だけ減小し、ステップa2に戻る。こうしてレンズ15の掃引中、/FOK信号が立下がった後、立上がらなければ、増幅回路21,22の利得を、予め定める値ずつ減小して掃引を繰返す。増幅回路21,22の利得が最小値になったことがステップa14で判断されたとき、ステップa11では、光ディスク17が装填されていないものと判断する。つまり、増幅回路21,22の利得が予め定める最小値になっても、レンズ15の掃引中に/FOK信号が立下がった後、立上がらなければ、光ディスク17が装填されていないものと判断する。
【0041】
本発明の実施の他の形態では、図7のステップa9,a10を、図8のステップa14,a15に置換えてもよい。
【0042】
上述の実施の形態では、レンズ15は、上限位置34から下限位置36に向けて移動して掃引されたけれども、本発明の実施の他の形態では、これとは逆に、下限位置36から上限位置34に向けて変位してもよく、さらにまた上限位置34と下限位置36とに代えて、合焦点位置35の図4(a)における上および下の各位置の範囲で、掃引するようにしてもよく、さらにレンズ15を掃引する代わりに、光ピックアップ16全体を掃引するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
請求項1の本発明によれば、第1および第2検出手段の働きによって、光学系の掃引中、光学系の入射光量が、基準レベル未満から基準レベル以上に、一旦、変化し、その後、基準レベル以上から基準レベル未満に変化することによって、光ディスクが装填され、したがって光ディスクの再生が可能であると判断される。したがって光学系の受光素子であるフォトディテクタのDCオフセットが大きくても、またその光学系の出力に大きな振幅を有するノイズが含まれていても、光ディスクが装填されていることを、誤検出することなく、正確に検出することができるようになる。
【0044】
また、第1検出手段の出力が得られないとき、光学系の入射光量信号を増幅する増幅回路の利得を増大して、再度、掃引を行うので、これによって光ディスクの有無をさらに正確に検出することができる。
【0045】
請求項の本発明によれば、第1検出手段の出力が得られないとき、増幅回路の利得を増大してゆき、その利得が予め定める最大値まで増大しても、依然として第1検出手段の出力が得られないとき、光ディスクが装填されていないものと判断し、こうして光ディスクの有無を正確に検出することができるようになる。
【0046】
請求項の本発明によれば、第2検出手段の出力が得られないとき、基準レベル発生回路の基準レベルを増大して、再度、掃引を行うので、これによって光ディスクが装填されているかどうかを正確に検出することができる。
【0047】
請求項4,5の本発明によれば、第2検出手段の出力が得られず、これによって基準レベルを予め定める最大値まで増大しても、依然として第2検出手段の出力が得られなければ、光ディスクが装填されていないと判断し、こうして光ディスクの有無を正確に検出することができる。
【0048】
請求項6,7の本発明によれば、第1検出手段の出力が得られないとき増幅回路の利得を増大する代わりに、基準レベル発生回路の基準レベルを減小し、これによって光ディスクの有無を正確に検出することができる。
【0049】
請求項の本発明によれば、第1検出手段の出力が得られないとき、基準レベルを減小し、予め定める最小値まで減小しても、依然として第1検出手段の出力が得られなければ、光ディスクが装填されていないと判断し、こうして光ディスクの有無を誤検出することなく、正確に検出することができる。
【0050】
請求項9,10,11,12の本発明によれば、第2検出手段の出力が得られないとき、基準レベルを増大する構成に代えて、増幅回路の利得を減小して、再度、掃引を行い、これによって光ディスクの有無を正確に検出することができる。
【0051】
請求項13の本発明によれば、第2検出手段の出力が得られないとき、増幅回路の利得を減小してゆき、その利得が予め定める最小値まで減小しても、依然として第2検出手段の出力が得られなければ、光ディスクが装填されていないと判断し、こうして光ディスクの有無を、誤検出することなく、正確に検出することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態としての光ディスク装置10の概略的な電気的構成を示す図である。
【図2】光ピックアップ16のディテクタの受光面11を概略的に示す図である。
【図3】フォーカスの変化に伴う受光面11の受光領域AおよびBにそれぞれ入射する反射光量に対応するディテクタ出力信号のレベル変化と、A+Bの反射光量和であるトータル信号のレベル変化とを示す図である。
【図4】図1の光ピックアップ16の光学系であるレンズ15を光ディスク17に対して光軸に沿って移動させるレンズの掃引と、トータル信号F1のレベルと、ピーク検出を表すFOK信号との関係を示す図である。
【図5】トータル信号F1に対する基準レベルを表すFOKLEV信号が上昇する状態と、/FOK信号の変化との関係を示す図である。
【図6】制御回路20による光ディスク17の有無の判断動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の他の形態における制御回路20の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の実施のさらに他の形態の制御回路20の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 光ディスク装置
11 受光面
12 入射光
15 レンズ
16 光ピックアップ
17 光ディスク
20 制御回路
21,22 増幅回路
23 加算回路
24 比較回路
25 基準レベル発生回路
26 駆動回路

Claims (13)

  1. 光学系を光軸に沿って掃引する際に、光学系の入射光量を表す入射光量信号のレベルと基準レベルとを比較して、光ディスクの有無を判断する光ディスク装置において、
    入射光量信号を、利得可変に、増幅する増幅回路と、
    基準レベルを表す信号を発生する基準レベル発生回路と、
    増幅回路からの出力のレベルと基準レベル発生回路から発生される基準レベルとを比較し、比較結果を表す信号を導出する比較回路と、
    比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル未満から以上に変化したことを検出する第1検出手段と、
    比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル以上から未満に変化したことを検出する第2検出手段と、
    第1および第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中、入射光量信号が表す入射光量が、一旦、基準レベル以上になった後、基準レベル未満になったとき、光ディスクが装填されていると判断する判断手段と
    第1検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル未満から以上に変化しないとき、増幅回路の利得を増大し、再度、光学系の掃引を行う利得増大用制御手段とを含むことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 判断手段は、
    利得増大用制御手段の出力に応答し、利得増大用制御手段によって増幅回路の利得を、予め定める最大値まで増大しても、第1検出手段の出力が得られないとき、光ディスクが装填されていないと判断することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 基準レベル発生回路は、基準レベルを可変とし、
    第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル以上から未満に変化しないとき、基準レベルを増大し、再度、光学系の掃引を行う基準レベル増大用制御手段をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の光ディスク装置。
  4. 判断手段は、基準レベル増大用制御手段の出力に応答し、基準レベル増大用制御手段によって比較回路の基準レベルを、予め定める最大値まで増大しても、第2検出手段の出力が得られないとき、光ディスクが装填されていないと判断することを特徴とする請求項記載の光ディスク装置。
  5. 光学系を光軸に沿って掃引する際に、光学系の入射光量を表す入射光量信号のレベルと基準レベルとを比較して、光ディスクの有無を判断する光ディスク装置において、
    基準レベルを表す信号を発生し、この基準レベルを可変とする基準レベル発生回路と、
    入射光量信号のレベルと基準レベル発生回路から発生される基準レベルとを比較し、比較結果を表す信号を導出する比較回路と、
    比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル未満から以上に変化したことを検出する第1検出手段と、
    比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル以上から未満に変化したことを検出する第2検出手段と、
    第1および第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中、入射光量信号が表す入射光量が、一旦、基準レベル以上になった後、基準レベル未満になったとき、光ディスクが装填されていると判断する判断手段と、
    第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル以上から未満に変化しないとき、基準レベルを増大し、再度、光学系の掃引を行う基準レベル増大用制御手段を含むことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 1検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル未満から以上に変化しないとき、基準レベルを減小し、再度、光学系の掃引を行う基準レベル減小用制御手段をさらに含むことを特徴とする請求項4または5に記載の光ディスク装置。
  7. 光学系を光軸に沿って掃引する際に、光学系の入射光量を表す入射光量信号のレベルと基準レベルとを比較して、光ディスクの有無を判断する光ディスク装置において、
    基準レベルを表す信号を発生し、この基準レベルを可変とする基準レベル発生回路と、
    入射光量信号のレベルと基準レベル発生回路から発生される基準レベルとを比較し、比較結果を表す信号を導出する比較回路と、
    比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル未満から以上に変化したことを検出する第1検出手段と、
    比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル以上から未満に変化したことを検出する第2検出手段と、
    第1および第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中、入射光量信号が表す入射光量が、一旦、基準レベル以上になった後、基準レベル未満になったとき、光ディスクが装填されていると判断する判断手段と、
    第1検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル未満から以上に変化しないとき、基準レベルを減小し、再度、光学系の掃引を行う基準レベル減小用制御手段をさらに含むことを特徴とする光ディスク装置。
  8. 判断手段は、
    基準レベル減小用制御手段の出力に応答し、基準レベル減小用制御手段によって比較回路の基準レベルを、予め定める最小値まで減小しても、第1検出手段の出力が得られないとき、光ディスクが装填されていないと判断することを特徴とする請求項6または7に記載の光ディスク装置。
  9. 第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル以上から未満に変化しないとき、増幅回路の利得を減小し、再度、光学系の掃引を行う利得減小用制御手段とをさらに含むことを特徴とする請求項記載の光ディスク装置。
  10. 光学系を光軸に沿って掃引する際に、光学系の入射光量を表す入射光量信号のレベルと基準レベルとを比較して、光ディスクの有無を判断する光ディスク装置において、
    基準レベルを表す信号を発生する基準レベル発生回路と、
    入射光量信号を、利得可変に、増幅する増幅回路と、
    増幅回路からの出力のレベルと基準レベル発生回路から発生される基準レベルとを比較し、比較結果を表す信号を導出する比較回路と、
    比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル未満から以上に変化したことを検出する第1検出手段と、
    比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル以上から未満に変化したことを検出する第2検出手段と、
    第1および第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中、入射光量信号が表す入射光量が、一旦、基準レベル以上になった後、基準レベル未満になったとき、光ディスクが装填されていると判断する判断手段と、
    第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル以上から未満に変化しないとき、増幅回路の利得を減小し、再度、光学系の掃引を行う利得減小用制御手段とを含むことを特徴とする光ディスク装置。
  11. 光学系を光軸に沿って掃引する際に、光学系の入射光量を表す入射光量信号のレベルと基準レベルとを比較して、光ディスクの有無を判断する光ディスク装置において、
    基準レベルを表す信号を発生し、この基準レベルを可変とする基準レベル発生回路と、
    入射光量信号を、利得可変に、増幅する増幅回路と、
    増幅回路からの出力のレベルと基準レベル発生回路から発生される基準レベルとを比較し、比較結果を表す信号を導出する比較回路と、
    比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル未満から以上に変化したことを検出する第1検出手段と、
    比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル以上から未満に変化したことを検出する第2検出手段と、
    第1および第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中、入射光量信号が表す入射光量が、一旦、基準レベル以上になった後、基準レベル未満になったとき、光ディスクが装填されていると判断する判断手段と、
    第1検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル未満から以上に変化しないとき、基準レベルを減小し、再度、光学系の掃引を行う基準レベル減小用制御手段と、
    第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル以上から未満に変化しないとき、増幅回路の利得を減小し、再度、光学系の掃引を行う利得減小用制御手段とをさらに含むことを特徴とする光ディスク装置。
  12. 光学系を光軸に沿って掃引する際に、光学系の入射光量を表す入射光量信号のレベルと基準レベルとを比較して、光ディスクの有無を判断する光ディスク装置において、
    基準レベルを表す信号を発生し、この基準レベルを可変とする基準レベル発生回路と、
    入射光量信号を、利得可変に、増幅する増幅回路と、
    増幅回路からの出力のレベルと基準レベル発生回路から発生される基準レベルとを比較し、比較結果を表す信号を導出する比較回路と、
    比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル未満から以上に変化したことを検出する第1検出手段と、
    比較回路の出力に応答し、入射光量信号が表す入射光量が、基準レベル以上から未満に変化したことを検出する第2検出手段と、
    第1および第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中、入射光量信号が表す入射光量が、一旦、基準レベル以上になった後、基準レベル未満になったとき、光ディスクが装填されていると判断し、基準レベル減小用制御手段の出力に応答し、基準レベル減小用制御手段によって比較回路の基準レベルを、予め定める最小値まで減小しても、第1検出手段の出力が得られないとき、光ディスクが装填されていないと判断する判断手段と、
    第1検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル未満から以上に変化しないとき、基準レベルを減小し、再度、光学系の掃引を行う基準レベル減小用制御手段と、
    第2検出手段の出力に応答し、光学系の掃引中に、入射光量が基準レベル以上から未満に変化しないとき、増幅回路の利得を減小し、再度、光学系の掃引を行う利得減小用制御手段とをさらに含むことを特徴とする光ディスク装置
  13. 判断手段は、
    利得減小用制御手段の出力に応答し、利得減小用制御手段によって増幅回路の利得を、予め定める最小値にまで減小しても、第2検出手段の出力が得られないとき、光ディスクが装填されていないと判断することを特徴とする請求項9〜12のうちの1つに記載の光ディスク装置。
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