JP2005310275A - 再生装置、フォーカスサーチ方法 - Google Patents

再生装置、フォーカスサーチ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2層ディスクの各記録層に対する迅速且つ正確なフォーカスサーチの実現
【解決手段】
第1記録層(レイヤ0)と第2記録層(レイヤ1)を有する2層ディスクに対して、第1記録層にアクセスする場合はアップサーチ、第2記録層にアクセスする場合はダウンサーチとしてフォーカスサーチを実行する。その上で、サーチ動作中におけるフォーカスエラー信号上の擬似信号期間を除いたゼロクロスタイミングを判別してフォーカスサーボをオンとする。擬似信号によるゼロクロスポイントを除外するには、フォーカスエラー信号と所定スライスレベルとの比較に基づいて、フォーカスエラー信号のS字波形の前半部分でイネーブル信号をオンとする。このイネーブル信号がオンとされた後におけるゼロクロスタイミングを有効なゼロクロスタイミングとする。
【選択図】 図5

Description

本発明は光ディスク等の記録媒体であって、記録層が2層構造とされる記録媒体に対する再生装置及びフォーカスサーチ方法に関するものである。
特開2001−325734号公報 特開2000−215467号公報 特開平10−124883号公報
光学的に情報の記録または再生が可能な光記録媒体として光ディスクが広く知られている。光ディスクに対しては、半導体レーザ等のレーザ光を光源として用い、レンズを介して微小に集光した光ビームを照射することで、情報の記録あるいは再生を行う。
光ディスクの記録層に対してレーザ光を合焦状態に保つためにはフォーカスサーボ動作が行われるが、フォーカスサーボをかけるためには、それに先だってフォーカスサーチ動作を行うことが知られている。
フォーカスサーチ動作は、光学ヘッドのレーザ出射端である対物レンズを強制的にフォーカス方向(ディスクに対して接離する方向)に移動させながら、反射光信号から得られるフォーカスエラー信号を観測する。そしてフォーカスエラー信号におけるいわゆるS字波形内のゼロクロスポイントを探し、そのタイミングでフォーカスサーボをオンとする動作である。
また近年、光ディスクとして複数の記録層を有するディスク、例えば2層ディスクが開発されており、その場合、各記録層に対してフォーカスをかける必要が生ずる。
2層ディスクの場合、記録層として第1レイヤ(レイヤ0)、第2レイヤ(レイヤ1)が存在するが、上記特許文献には、各レイヤに効率的にフォーカスサーチをかけてフォーカスサーボをオンとする技術や、レイヤ間のフォーカス移動(フォーカスジャンプ)に関する技術が開示されている。
ところで従来より、フォーカスサーチの際はダウンサーチを行うことが多かった。
ダウンサーチとは、対物レンズを、その可動範囲内で最もディスクに近くなる位置を初期位置とし、その位置から対物レンズをディスクから遠ざけていくように移動させ、その過程においてフォーカスエラー信号のS字波形のゼロクロスポイントを探す動作である。
逆にアップサーチは、対物レンズを、ディスクから遠い位置から近づける方向に移動させて、その過程で、フォーカスエラー信号のS字波形のゼロクロスポイントを探す動作である。
ダウンサーチが多く行われるのは、フォーカスエラー信号にあらわれる擬似信号を回避するという理由からである。
光ディスクに対して対物レンズを強制的に移動させていくと、フォーカスエラー信号としては、記録層に対する合焦点付近でS字波形が得られることが知られているが、例えばディスクの表面や或いは記録層間膜に合焦状態となっている場合などにおいて、フォーカスエラー信号上に或る程度大きな振幅が発生することがあり、これがS字波形に対する擬似信号となる。
2層ディスクの場合で説明する。2層ディスクにはレーザ入射面側からレイヤ0,レイヤ1が順に形成されているとする。
図9は、2層ディスクに対してアップサーチ方向に対物レンズを移動させた場合に観測される各種波形を示している。図9(a)はフォーカスエラー信号FEであり、図示するように、対物レンズを強制的に移動させていくと、レイヤ0、レイヤ1の各合焦ポイントの前後でS字波形が得られる。ところが、例えば矢印Zとして示すように、S字波形の近辺で擬似信号としての振幅が発生することがある。この例では、最も起こりやすい擬似信号として、ディスク表面でのレーザ光反射によって擬似信号Zが発生した場合を示しているが、ディスクの層構造の影響により各S字波形の前後に擬似信号としての振幅があらわれることもある。
ここでフォーカスサーチ動作を考える。一般にフォーカスサーチの際には、図9(a)のフォーカスエラー信号FEと、図9(b)の和信号を観測する。和信号とは光学ヘッドで得られる反射光の光量信号である。和信号としては、図9(b)のように、フォーカスエラー信号FEのS字波形が発生する期間に信号レベルが大きくなる。このため、所定のレベルに設定されたFOKスライスレベルと和信号を比較することで図9(c)のFOK信号が得られる。
このFOK信号は、S字波形区間を示す信号となるため、フォーカスサーチ動作としては、FOK信号がHレベルとなっている際に、フォーカスエラー信号FEのゼロクロスポイントを探せばよいことになる。
ゼロクロスポイントは、フォーカスエラー信号FEと、FZCスライスレベル(ゼロレベル、もしくは所定のフォーカスオフセットを持ったレベル)を比較して得られる図8(d)のFZC信号(フォーカスゼロクロス信号)で判別される。
例えばアップサーチによりレイヤ0にフォーカスサーボをかけるとする。その場合、FOK期間におけるFZC信号の立ち上がりタイミング(つまり図9(d)の「B」で示す立ち上がりタイミング)でフォーカスサーボをオンとすればよい。ところが、擬似信号Zとして示すようにFZCスライスレベルを越える擬似信号振幅が発生していると、その際に図9(d)において「A」として示すFZC信号の立ち上がりが発生する。いうまでもなく、この「A」のタイミングでフォーカスサーボをオンとしてしまうと、適正な合焦状態にフォーカスサーボを引き込めないことになる。
このような引込失敗を避けるためには、ダウンサーチが好ましいことになる。つまり擬似信号Zの発生は図9(a)のようにアップサーチ方向に考えて最初のS字波形の直前に発生することが多いためである。
ダウンサーチの場合は、S字波形等の信号極性が逆になり、例えば図9のアップサーチの場合の逆を考えると、FOK期間におけるFZC信号の立ち下がりタイミングでフォーカスサーボをオンとすればよい。その場合、最初のFZC信号の立ち下がりは、図9(d)の「C」のタイミングに相当することになり、そのタイミングでフォーカスサーボをオンとすれば、レイヤ1に対して適正にフォーカス引込ができる。
さらにレイヤ1にフォーカスサーボがかかっている状態からフォーカスジャンプ(ダウンサーチ)を行い、同様にFZC信号タイミングでフォーカスサーボをオンとすれば、レイヤ0にフォーカスサーボ引込ができる。
つまりは、従来の2層ディスクに対するフォーカスサーチ動作は、レイヤ1(第2記録層)を目標とする場合はダウンサーチでフォーカスサーボ引込を行い、またレイヤ0(第1記録層)を目標とする場合はダウンサーチでまずレイヤ1にフォーカスサーボ引込を行い、その後フォーカスジャンプを行ってレイヤ0にフォーカスサーボ引込を行うという動作となっている。
ところがこれにより次のような問題が生ずる。
即ち、レイヤ0に対してフォーカスサーボ引込までの時間が長くなる。記録再生装置にディスクが装填された際に最初に読み込むべき管理情報は、レイヤ0のリードイン領域に記録されている。そして、リードイン領域の情報を読み込むことでディスクに対する記録再生動作が可能となる。つまり記録再生装置は必ず最初にレイヤ0にアクセスするが、その際にフォーカスサーチに時間がかかることは、記録再生可能となるまでの時間が長くなることで、装置として好ましい動作とは言えない。
また、多くの場合、レイヤ0からレイヤ1に順に記録又は再生が行われることを考えると、総体的にレイヤ0に対する記録又は再生の機会が、レイヤ1よりも多くなる。レイヤ0における記録再生中に何らかの事情でフォーカスが外れたような場合、フォーカスサーチを行ってフォーカスオン状態に復帰させるが、その場合にフォーカスサーチ時間が長くなることは、記録再生動作として不利である。
このようなことを考えると、レイヤ0を目標とする場合はアップサーチを、レイヤ1を目標とする場合はダウンサーチを行うことが、フォーカスサーチの時短化に有利であり、記録再生装置の動作として適切である。
そして上記特許文献1などには、レイヤによってアップサーチ、ダウンサーチを切り換える技術が開示されている。
しかしながら、レイヤ0に対してアップサーチを行うと、上記の擬似信号によりフォーカスサーボ引込に失敗する可能性が高いという問題が生ずる。フォーカスサーボ引込を失敗すると、フォーカスサーチのリトライを行わなければならず、サーチ時間の迅速化という点でも都合が悪い。
なお、上記各特許文献には、擬似信号を考慮したフォーカスサーチ動作については記載されていない。
そこで本発明は、フォーカスサーチ動作の迅速化を図ると共に、擬似信号によるサーボ引込失敗を回避できるようにすることを目的とする。
本発明の再生装置は、レーザ光の入射面側から順に第1,第2の記録層を有する記録媒体に対して再生を行う再生装置において、上記第1又は第2の記録層に対してレーザ光の照射を行い、その反射光情報として上記第1又は第2の記録層に記録された情報を読み出す光学ヘッド手段と、上記光学ヘッド手段で読み出された反射光情報から得られるフォーカスエラー信号に基づいて、上記光学ヘッド手段のレーザ出力端となる対物レンズを記録媒体に接離する方向に駆動することで、上記レーザ光のフォーカス状態が、再生を行う記録層に対して合焦状態に保たれるように制御するフォーカスサーボ手段と、上記第1の記録層に対して再生を行う際には、上記対物レンズを記録媒体から遠い位置から近づく方向に駆動させながら上記フォーカスエラー信号を監視し、上記フォーカスエラー信号上の擬似信号期間を除いたゼロクロスタイミングで上記フォーカスサーボ手段を機能させ、また上記第2の記録層に対して再生を行う際には、上記対物レンズを記録媒体に近い位置から遠ざかる方向に駆動させながら上記フォーカスエラー信号を監視し、上記フォーカスエラー信号上の擬似信号期間を除いたゼロクロスタイミングで上記フォーカスサーボ手段を機能させるフォーカスサーチ制御手段とを備える。
また上記フォーカスサーチ制御手段は、上記フォーカスエラー信号と所定スライスレベルとの比較に基づいて、上記フォーカスエラー信号のS字波形の前半部分でイネーブル信号をオンとし、該イネーブル信号がオンとされた後に検出されるゼロクロスタイミングを、上記擬似信号期間を除いたゼロクロスタイミングとする。
本発明のフォーカスサーチ方法は、レーザ光の入射面側から順に第1,第2の記録層を有する記録媒体に対して再生を行う再生装置におけるフォーカスサーチ方法として、レーザ光を合焦状態とする目標の記録層を判別する判別ステップと、上記判別ステップで第1の記録層が目標の記録層と判別された場合に、光学ヘッドのレーザ出力端となる対物レンズを、記録媒体から遠い位置から近づく方向に駆動させながらフォーカスエラー信号を監視し、上記フォーカスエラー信号上の擬似信号期間を除いたゼロクロスタイミングでフォーカスサーボをオンとするアップサーチステップと、上記判別ステップで第2の記録層が目標の記録層と判別された場合に、上記対物レンズを記録媒体に近い位置から遠ざかる方向に駆動させながら上記フォーカスエラー信号を監視し、上記フォーカスエラー信号上の擬似信号期間を除いたゼロクロスタイミングでフォーカスサーボをオンとするダウンサーチステップとを有する。
また上記アップサーチステップ及び上記ダウンサーチステップにおいては、上記フォーカスエラー信号と所定スライスレベルとの比較に基づいて、上記フォーカスエラー信号のS字波形の前半部分でイネーブル信号をオンとし、該イネーブル信号がオンとされた後に検出されるゼロクロスタイミングを、上記擬似信号期間を除いたゼロクロスタイミングとする。
即ち本発明では、第1記録層(レイヤ0)と第2記録層(レイヤ1)を有する2層ディスクに対して、第1記録層にアクセスする場合はアップサーチとしてフォーカスサーチを実行し、第2記録層にアクセスする場合はダウンサーチとしてフォーカスサーチを実行する。その上で、サーチ動作中におけるフォーカスエラー信号上の擬似信号期間を除いたゼロクロスタイミングを判別してフォーカスサーボをオンとする。
擬似信号によるゼロクロスポイントを除外するには、フォーカスエラー信号と所定スライスレベルとの比較に基づいて、フォーカスエラー信号のS字波形の前半部分でイネーブル信号をオンとする。このイネーブル信号がオンとされた後におけるゼロクロスタイミングを有効なゼロクロスタイミングとする。
本発明によれば、第1記録層にアクセスする場合はアップサーチ、第2記録層にアクセスする場合はダウンサーチとしてフォーカスサーチを実行することで、いずれの記録層を目標とする場合でも、効率的で迅速なフォーカスサーチが実行できる。
そして特に、フォーカスエラー信号上の擬似信号期間によるゼロクロスタイミングでフォーカスサーボをオンとしないことで、アップサーチ、ダウンサーチいずれの場合も、正確にS字波形のゼロクロスポイントでサーボ引込を行うことができる。これによりフォーカスサーチ動作の正確性を向上させ、且つこれによってフォーカスサーチのリトライの頻度も低減できる。そしてフォーカスサーチ動作の正確性が向上されることで、記録層に応じてアップサーチ、ダウンサーチを切り換えることによるフォーカスサーチの時短化を一層有効なものとできる。
以下、本発明の再生装置及びフォーカスサーチ方法の実施の形態を説明する。
図1は実施の形態の再生装置のブロック図である。また、図2、図3、図4に、本例の再生装置が再生を行うディスクとその記録層を示している。
まず図2,図3、図4によりディスク1について説明しておく。
ディスク1は図2に示すように、ディスクカートリッジ50に収納される形態を採っている。
ディスクカートリッジ50の内部には、図中の破線により示すようにディスク1が格納される。このディスク1は、直径が60mm程度とされ、例えば2層記録方式により1.6GB(ギガバイト)程度のデータ記憶容量を有するものとされている。
ディスクカートリッジ50は、その平面における片側半面が、図示するように内部に格納されるディスク1の円弧に沿った半円形状とされる。また、他方の片側半面は、その外形辺が図のように2つの角部が丸みを帯びた略コの字とされて、略方形状とされている。そして、図に示すX方向のサイズが約65mmとされ、Y方向のサイズが約64mmとされる。
ディスク1は図3に示すように、2つの記録層としてレイヤ0(Layer0),レイヤ1(Layer1)を有する構造とされる。ディスク1は例えば0.4mmの厚みのディスクの張り合わせ構造とされることで、0.8mm厚となる。
そして、再生装置のピックアップ3によってレーザ光が入射される側のディスク表面に近い方から、レイヤ0,レイヤ1が順に形成されている。
このような2層ディスクの再生時においては、光ピックアップ3から対物レンズ3aを介して出射するレーザ光をいずれかの記録層に絞り込み、その記録層からの反射光情報を読み出す。図3(a)はレイヤ0に対する再生時のフォーカス状態、図3(b)はレイヤ1に対する再生時のフォーカス状態を示している。
図4に各レイヤとそのアドレスを模式的に示している。
2層ディスクの場合、パラレルトラックパスとオポジットトラックパスという2つの記録方式が考えられるが、ここではオポジットトラックパスの例を挙げている。
オポジットトラックパスの場合は、図示するように、データの記録順序(アドレッシング)はレイヤ0の内周から始まりレイヤ0の終わりに向かい、その後に、レイヤ1の外周から内周へ向かう順序となる。
アドレスとしては、ディスク盤面上に記録されている実アドレスとして物理セクターナンバPSN(Physical Sector Number)が与えられる。これに対してコンピューター等のホスト機器で扱う論理的なデータの並びに対して付けられるアドレスとして、論理ブロックアドレスLBA(Logical Block Number)が与えられる。このPSNとLBAは一対一に対応される。
図示するように、オポジットトラックパスの場合、レイヤ0では内周側から外周側にかけてリードインエリア、データエリア、ミドルエリアが形成される。またレイヤ1では外周側から内周側にかけて、ミドルエリア、データエリア、リードアウトエリアが形成される。
リードインエリアには、ディスクの実データの記録再生のための管理情報やディスクの物理情報などが記録される。
ミドルエリアやリードアウトエリアには、ダミーデータが記録されている。なお、管理情報などが記録される場合もある。
そして実データ(ユーザーデータ)の記録はレイヤ0の内周のStart PSNから始まりレイヤ0のデータエリアの最終であるEnd PSN(0)まで記録される。その、続きはレイヤ1のデータエリアの外周側(反転End PSN(0))から内周側のEnd PSN(1)までという記録順序となる。
論理ブロックアドレスLBAは、図4(b)に示すように、レイヤ0の内周側から外周側まで連続に割り振られた後、レイヤ1では折り返すように外周側から内周側までという方向性で、順番に連続に割り振られる。
図1で再生装置の構成を説明する。
上記のようなディスク1は、図示しないターンテーブルに積載され、再生動作時においてスピンドルモータ2によって一定線速度(CLV)もしくは一定角速度(CAV)で回転駆動される。そしてピックアップ(光学ヘッド)3によってディスク1に例えばエンボスピット形態で記録されているデータの読み出しが行なわれることになる。
なお、ここでは一例として、ディスク1はエンボスピット形態でデータ記録が行われた再生専用ディスク(ROMタイプディスク)を想定しているが、例えば色素変化ピット形態でピットマークが形成されるライトワンスタイプのディスクや、或いは相変化ピット形態や磁界ピット形態などでピットマークが形成される書換可能型ディスクも考えられる。それらの記録可能型のディスクに対する再生装置とすることも考えられる。
ピックアップ3内には、レーザ光源となるレーザダイオードや、反射光を検出するためのフォトディテクタ、レーザ光の出力端となる対物レンズ、レーザ光を対物レンズを介してディスク記録面に照射し、またその反射光をフォトディテクタに導く光学系、対物レンズをトラッキング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持する二軸機構などが形成される。
またピックアップ3全体はスライド駆動部4によりディスク半径方向に移動可能とされている。
ディスク1からの反射光情報はフォトディテクタによって検出され、受光光量に応じた電気信号とされてRFアンプ8に供給される。
RFアンプ8には、ピックアップ3内の複数のフォトディテクタからの出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な信号を生成する。例えば再生データであるRF信号、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEなどを生成する。
RFアンプ8から出力される再生RF信号は再生信号処理部9へ、フォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEはサーボ制御部10へ供給される。
RFアンプ8で得られた再生RF信号は再生信号処理部9において、2値化、PLLクロック生成、デコード処理、エラー訂正処理等が行われる。これらの処理によりディスク1からの再生データDTが得られ、所定の部位もしくは外部機器に出力される。
また再生信号処理部9では、RF信号に対するデコード並びにエラー訂正により得られた情報の中から、サブコード情報やアドレス情報を抽出し、これらの情報をコントローラ12に供給する。
コントローラ12は、例えばマイクロコンピュータで形成され、装置全体の制御を行う。
サーボ制御部10は、例えばDSP(Digital Signal Processor)により形成され、RFアンプ8からのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEや、再生信号処理部9もしくはコントローラ12からのスピンドルエラー信号SPE等から、フォーカス、トラッキング、スレッド、スピンドルの各種サーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。
即ちフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEに応じてフォーカスドライブ信号、トラッキングドライブ信号を生成し、フォーカス/トラッキング駆動回路6に供給する。フォーカス/トラッキング駆動回路6は、ピックアップ3における二軸機構のフォーカスコイル、トラッキングコイルを駆動することになる。これによってピックアップ3、RFアンプ8、サーボ制御部10、フォーカス/トラッキング駆動回路6、二軸機構によるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボループが形成される。
なおフォーカスサーボをオンとする際には、まずフォーカスサーチ動作を実行しなければならない。上述したように、フォーカスサーチ動作とは、フォーカスサーボオフの状態で対物レンズを強制的に移動させながらフォーカスエラー信号FEのS字波形のゼロクロスポイントが得られる位置を検出するものである。公知の通り、フォーカスエラー信号のS字波形のうちのゼロクロスポイントの前後のリニア領域は、フォーカスサーボループを閉じることで対物レンズ3aの位置を合焦位置に引き込むことのできる範囲である。従ってフォーカスサーチ動作として対物レンズ3aを強制的に移動させながら、ゼロクロスポイントのタイミングでフォーカスサーボをオンとすることで、以降、レーザースポットが合焦状態に保持されるフォーカスサーボ動作が実現されるものである。
また本例の場合、ディスク1は、上述のようにレイヤ0,レイヤ1としての2層構造となっている。
当然ながら、レイヤ0に対して記録再生を行う場合はレーザ光はレイヤ0に対して合焦状態となっていなければならない。またレイヤ1に対して記録再生を行う場合はレーザ光はレイヤ1に対して合焦状態となっていなければならない。
レイヤ0,1間でのフォーカス位置の移動はフォーカスジャンプ動作により行われる。
フォーカスジャンプ動作は、一方のレイヤで合焦状態にあるときに、フォーカスサーボをオフとして対物レンズを強制的に移動させ、他方のレイヤに対するS字波形のゼロクロスポイントのタイミングでフォーカスサーボをオンとすることで実行される。
サーボ制御部10はさらに、スピンドルモータ駆動回路7に対してスピンドルエラー信号に応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給する。スピンドルモータ駆動回路7はスピンドルドライブ信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ2に印加し、スピンドルモータ2の回転を実行させる。またサーボ制御部10はコントローラ12からのスピンドルキック/ブレーキ制御信号に応じてスピンドルドライブ信号を発生させ、スピンドルモータ駆動回路7によるスピンドルモータ2の起動、停止、加速、減速などの動作も実行させる。
またサーボ制御部10は、例えばトラッキングエラー信号TEの低域成分として得られるスライドエラー信号や、コントローラ12からのアクセス実行制御などに基づいてスライドドライブ信号を生成し、スライド駆動回路5に供給する。スライド駆動回路5はスライドドライブ信号に応じてスライド駆動部4を駆動する。スライド駆動部4には図示しないが、ピックアップ3を保持するメインシャフト、スレッドモータ、伝達ギア等による機構を有し、スライド駆動回路5がスライドドライブ信号に応じてスライド駆動部4を駆動することで、ピックアップ3の所要のスライド移動が行なわれる。
図5は、サーボ制御部10におけるフォーカス制御系のみを示している。ここでのフォーカス制御系とは、フォーカスサーボ及びフォーカスサーチ(フォーカスジャンプを含む)を行うための構成であり、サーボ信号生成部31,スイッチ32,サーチ信号発生部33、サーチ制御演算部34、A/D変換器35、PWM変調部36を備える。
RFアンプ8から供給されるフォーカスエラー信号FEは、サーボ制御部10においてA/D変換器35でデジタルデータ化され、サーボ信号生成部31及びサーチ制御演算部34に供給される。
サーボ信号生成部31は、フォーカスエラー信号FEに対して位相補償等のためのフィルタリング処理を行ってフォーカスサーボ信号を生成する。
スイッチ32は、サーボオン/サーボオフ/サーチを切り換えるスイッチであり、端子SVが接続されることで、フォーカスサーボループがオンとされる。その場合、フォーカスエラー信号FEに基づいてサーボ信号生成部31で生成されたフォーカスサーボ信号は、PWM変調部36でPWM信号とされ、図1のフォーカス/トラッキング駆動回路6のフォーカスドライブ系に供給される。フォーカス/トラッキング駆動回路6のフォーカスドライブ系は、供給されたPWM信号に基づいて、二軸機構のフォーカスコイルに対して電流印加を行う。
サーチ信号発生部33は、フォーカスサーチのための駆動信号を生成し、出力する。即ちアップサーチを行う場合は、対物レンズ3aをディスクから遠い位置から近づく方向に強制的に駆動させるために二軸機構に与える信号を生成する。また、ダウンサーチを行う場合は、対物レンズ3aをディスクに近い位置から遠ざける方向に強制的に駆動させるために二軸機構に与える信号を生成する。
フォーカスサーチの際には、スイッチ32が端子SC端子に接続されることで、フォーカスサーボがオフとされる。そしてサーチ信号発生部33からのサーチ信号がPWM変調部36でPWM信号とされ、フォーカス/トラッキング駆動回路6のフォーカスドライブ系に供給され、これによって対物レンズ3aがサーチ移動される。
サーチ制御演算部34は、フォーカスサーチの実行制御を行う。サーチ制御演算部34に対しては、コントローラ12からサーチ開始指示や、サーチ目標とするレイヤ(レイヤ0かレイヤ1か)の情報が与えられる。
サーチ制御演算部34はコントローラ12からのサーチ開始指示に従って、サーチ信号発生部33及びスイッチ32を制御して、フォーカスサーチ(又はフォーカスジャンプ)を実行させる。また、サーチ動作中はフォーカスエラー信号FEを監視し、フォーカスサーボをオンとするタイミング、つまりスイッチ32を端子SVに切り換えるタイミングを得る。
サーチ制御演算部34によって行われるフォーカスサーチ制御について図6、図7,図8で説明する。
概略的に言えば、サーチ制御演算部34は、レイヤ0に対するフォーカスサーチを行う場合は、アップサーチを実行させ、かつ擬似信号によるゼロクロスタイミングを避けて、フォーカスエラー信号FEのS字波形のゼロクロスタイミングでフォーカスサーボをオンとする処理を行う。またレイヤ1に対するフォーカスサーチを行う場合は、ダウンサーチを実行させ、かつ擬似信号によるゼロクロスタイミングを避けて、フォーカスエラー信号FEのS字波形のゼロクロスタイミングでフォーカスサーボをオンとする処理を行う。
このためのサーチ制御演算部34の処理を図6に示す。
サーチ制御演算部34は、コントローラ12からサーチ指示があると、処理をステップF101からF102に進め、目標のレイヤを判別する。サーチ目標のレイヤがレイヤ0であるかレイヤ1であるかは、コントローラ12から指示される。
コントローラ12からの指示を確認して目標レイヤがレイヤ0と判別した場合は、ステップF103に進み、アップサーチとしてレイヤ0に対するフォーカスサーチを開始させる。即ち、スイッチ32を端子SCに接続させるとともに、サーチ信号発生部33に対して、アップサーチ信号の出力を開始させる。アップサーチ信号は、まず対物レンズ3aをディスク1から最も遠い位置に移動させ、その初期位置からディスク1に近づく方向に移動させる信号となる。
アップサーチが開始されたら、サーチ制御演算部34は、入力されるフォーカスエラー信号FEを監視する。具体的にはステップF104で、フォーカスエラー信号FEから生成されるFONイネーブル信号が「H」になるタイミングをまず待機する。
またFONイネーブル信号が「H」になったら、ステップF105でFZC信号によるゼロクロスタイミングを待機する。そしてゼロクロスタイミングとなったら、ステップF106で、スイッチ32を端子SVに切り換え、フォーカスサーボループをオンとすることになる。
このステップF103〜F106の処理による動作を図7で説明する。
アップサーチの場合、図7(a)のようにフォーカスエラー信号FEとしては、サーチ開始後に、レイヤ0の合焦ポイント付近で最初のS字信号が得られることになる。このS字信号とFZCスライスレベルを比較することで、ゼロクロスタイミングがわかる。
但し図示するようにS字信号の前後でFZCスライスレベルを越える擬似信号Zが発生する場合がある。
このためサーチ制御演算部34は、図7(a)に示すように、アップサーチ用プリFZCスライスレベルを設定し、入力されるフォーカスエラー信号FEと、このアップサーチ用プリFZCスライスレベルの比較処理を行う。この比較処理によって、図7(b)のプリFZC信号が生成される。このプリFZC信号は、S字信号波形の前半部分で値が変化する信号となる。
サーチ制御演算部34は、プリFZC信号としてのパルスが発生したら、そのパルスの終端のエッジタイミング、つまりこの場合矢印で示す立ち上がりタイミングで、図7(c)のFONイネーブル信号を立ち上げる。
なお、FONイネーブル信号は、サーチ開始時点で「L」レベルにリセットされる信号である。
そしてサーチ制御演算部34は、FONイネーブル信号が「H」となった後に、フォーカスエラー信号FEとFZCスライスレベルとの比較結果として得られる図7(d)のFZC信号に基づいて、ゼロクロスタイミングを判別し、フォーカスサーボをオンとする。従ってこの図の場合、擬似信号Zの影響であらわれるFZC信号の「A」の立ち上がりは無効とされ、「B」の立ち上がりタイミングが、ゼロクロスタイミングと判別されてサーボループが閉じられることになる。このため擬似信号Zの影響で、ゼロクロスタイミングを誤ってサーボループを閉じることはなく、正確にレイヤ0に対してフォーカスサーチを完了することができる。
一方、ステップF102で、目標レイヤがレイヤ1であると判別した場合は、ステップF107に進み、ダウンサーチとしてレイヤ1に対するフォーカスサーチを開始させる。即ち、スイッチ32を端子SCに接続させるとともに、サーチ信号発生部33に対して、ダウンサーチ信号の出力を開始させる。ダウンサーチ信号は、まず対物レンズ3aをディスク1に最も近づける位置に移動させ、その初期位置から、ディスク1に対して遠ざかる方向に移動させる信号となる。
ダウンサーチが開始されたら、サーチ制御演算部34は、入力されるフォーカスエラー信号FEを監視する。具体的にはステップF108で、フォーカスエラー信号FEから生成されるFONイネーブル信号が「H」になるタイミングをまず待機する。
またFONイネーブル信号が「H」になったら、ステップF109でFZC信号によるゼロクロスタイミングを待機する。そしてゼロクロスタイミングとなったら、ステップF110で、スイッチ32を端子SVに切り換え、フォーカスサーボループをオンとすることになる。
このステップF107〜F110の処理による動作を図8で説明する。
ダウンサーチの場合、図8(a)のようにフォーカスエラー信号FEとしては、サーチ開始後に、レイヤ1の合焦ポイント付近で最初のS字信号が得られることになる。このS字信号とFZCスライスレベルを比較することで、ゼロクロスタイミングがわかる。
なお、破線で示すようにS字信号の前後でFZCスライスレベルを越える擬似信号が発生する場合もある。
サーチ制御演算部34は、図8(a)に示すように、ダウンサーチ用プリFZCスライスレベルを設定し、入力されるフォーカスエラー信号FEと、このダウンサーチ用プリFZCスライスレベルの比較処理を行う。この比較処理によって、図8(b)のプリFZC信号が生成される。このプリFZC信号は、S字信号波形の前半部分で値が変化する信号となる。
サーチ制御演算部34は、プリFZC信号としてのパルスが発生したら、そのパルスの終端のエッジタイミング、つまりこの場合矢印で示す立ち下がりタイミングで、図8(c)のFONイネーブル信号を立ち上げる。なお上述のように、FONイネーブル信号は、サーチ開始時点で「L」レベルにリセットされている。
そしてサーチ制御演算部34は、FONイネーブル信号が「H」となった後に、フォーカスエラー信号FEとFZCスライスレベルとの比較結果として得られる図8(d)のFZC信号に基づいて、ゼロクロスタイミングを判別し、フォーカスサーボをオンとする。従ってこの図の場合、「C」の立ち下がりタイミングが、ゼロクロスタイミングと判別されてサーボループが閉じられることになる。
この場合も、もし仮に図8(a)の破線で示したような擬似信号が発生しても、その擬似信号によるFZCパルスをS字波形のゼロクロスタイミングと判断してサーボループを閉じることはなく、正確にレイヤ1に対してフォーカスサーチを完了することができる。
本実施の形態では、以上のようにレイヤ0にアクセスする場合はアップサーチ、レイヤ1にアクセスする場合はダウンサーチとしてフォーカスサーチを実行することで、いずれの記録層を目標とする場合でも、効率的で迅速なフォーカスサーチが実行できる。
そして特に、フォーカスエラー信号上の擬似信号期間によるゼロクロスタイミングでフォーカスサーボをオンとしないことで、アップサーチ、ダウンサーチいずれの場合も、正確にS字波形のゼロクロスポイントでサーボ引込を行うことができる。これによりフォーカスサーチ動作の正確性を向上させ、且つこれによってフォーカスサーチのリトライの頻度も低減できる。そしてフォーカスサーチ動作の正確性が向上されることで、アクセスする記録層に応じてアップサーチ、ダウンサーチを切り換えることによるフォーカスサーチの時短化を一層有効なものとできる。
なお、フォーカスジャンプにおいてアップサーチ又はダウンサーチを行う場合に、上記同様にして擬似信号を避けるようにもできる。
即ち、レイヤ0に合焦状態にある場合にレイヤ1にフォーカスジャンプする場合は、その時点の対物レンズ位置を初期位置としてアップサーチを行うが、その際にステップF104〜F106と同様の処理でレイヤ1に対してフォーカス引込を行う。またレイヤ1に合焦状態にある場合にレイヤ0にフォーカスジャンプする場合は、その時点の対物レンズ位置を初期位置としてダウンサーチを行うが、その際にステップF108〜F110と同様の処理でレイヤ0に対してフォーカス引込を行う。
フォーカスサーチの場合も、層間膜での乱反射等の影響でS字波形の前後で擬似信号があらわれる場合があるが、このようにすることで、擬似信号の影響を受けずに正確なフォーカスサーボ引込が可能となる。
以上、実施の形態を説明してきたが、本発明のフォーカスサーチ方式は再生装置だけでなく、記録再生装置でも適用できる。
また上記したディスク1だけでなく、他の種の光ディスク、光磁気ディスク、光カードなどの記録媒体であって、記録層が2層の場合の再生装置、記録再生装置として好適であり、特には、S字波形の前後に擬似信号が出やすいメディアの場合に有用である。
本発明の実施の形態の再生装置のブロック図である。 実施の形態のディスクの構造の説明図である。 実施の形態のディスクの記録層の説明図である。 実施の形態のディスクの記録層のアドレス構造の説明図である。 実施の形態のフォーカス制御系のブロック図である。 実施の形態のフォーカスサーチ処理のフローチャートである。 実施の形態のアップサーチ動作の説明図である。 実施の形態のダウンサーチ動作の説明図である。 フォーカスサーチ方式の説明図である。
符号の説明
1 ディスク、3 ピックアップ、6 フォーカス/トラッキング駆動回路、8 RFアンプ、9 再生信号処理部、10 サーボ制御部、31 サーボ信号生成部、32 スイッチ、33 サーチ信号発生部、34 サーチ制御演算部

Claims (4)

  1. レーザ光の入射面側から順に第1,第2の記録層を有する記録媒体に対して再生を行う再生装置において、
    上記第1又は第2の記録層に対してレーザ光の照射を行い、その反射光情報として上記第1又は第2の記録層に記録された情報を読み出す光学ヘッド手段と、
    上記光学ヘッド手段で読み出された反射光情報から得られるフォーカスエラー信号に基づいて、上記光学ヘッド手段のレーザ出力端となる対物レンズを記録媒体に接離する方向に駆動することで、上記レーザ光のフォーカス状態が、再生を行う記録層に対して合焦状態に保たれるように制御するフォーカスサーボ手段と、
    上記第1の記録層に対して再生を行う際には、上記対物レンズを記録媒体から遠い位置から近づく方向に駆動させながら上記フォーカスエラー信号を監視し、上記フォーカスエラー信号上の擬似信号期間を除いたゼロクロスタイミングで上記フォーカスサーボ手段を機能させ、また上記第2の記録層に対して再生を行う際には、上記対物レンズを記録媒体に近い位置から遠ざかる方向に駆動させながら上記フォーカスエラー信号を監視し、上記フォーカスエラー信号上の擬似信号期間を除いたゼロクロスタイミングで上記フォーカスサーボ手段を機能させるフォーカスサーチ制御手段と、
    を備えたことを特徴とする再生装置。
  2. 上記フォーカスサーチ制御手段は、上記フォーカスエラー信号と所定スライスレベルとの比較に基づいて、上記フォーカスエラー信号のS字波形の前半部分でイネーブル信号をオンとし、該イネーブル信号がオンとされた後に検出されるゼロクロスタイミングを、上記擬似信号期間を除いたゼロクロスタイミングとすることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. レーザ光の入射面側から順に第1,第2の記録層を有する記録媒体に対して再生を行う再生装置におけるフォーカスサーチ方法として、
    レーザ光を合焦状態とする目標の記録層を判別する判別ステップと、
    上記判別ステップで第1の記録層が目標の記録層と判別された場合に、光学ヘッドのレーザ出力端となる対物レンズを、記録媒体から遠い位置から近づく方向に駆動させながらフォーカスエラー信号を監視し、上記フォーカスエラー信号上の擬似信号期間を除いたゼロクロスタイミングでフォーカスサーボをオンとするアップサーチステップと、
    上記判別ステップで第2の記録層が目標の記録層と判別された場合に、上記対物レンズを記録媒体に近い位置から遠ざかる方向に駆動させながら上記フォーカスエラー信号を監視し、上記フォーカスエラー信号上の擬似信号期間を除いたゼロクロスタイミングでフォーカスサーボをオンとするダウンサーチステップと、
    を有することを特徴とするフォーカスサーチ方法。
  4. 上記アップサーチステップ及び上記ダウンサーチステップにおいては、上記フォーカスエラー信号と所定スライスレベルとの比較に基づいて、上記フォーカスエラー信号のS字波形の前半部分でイネーブル信号をオンとし、該イネーブル信号がオンとされた後に検出されるゼロクロスタイミングを、上記擬似信号期間を除いたゼロクロスタイミングとすることを特徴とする請求項3に記載のフォーカスサーチ方法。
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