JP2001167509A - 光ディスク装置、光ディスク判別方法及び情報処理装置 - Google Patents

光ディスク装置、光ディスク判別方法及び情報処理装置

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JP2001167509A
JP2001167509A JP34501999A JP34501999A JP2001167509A JP 2001167509 A JP2001167509 A JP 2001167509A JP 34501999 A JP34501999 A JP 34501999A JP 34501999 A JP34501999 A JP 34501999A JP 2001167509 A JP2001167509 A JP 2001167509A
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JP34501999A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Ito
伸彦 伊藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカス引込み動作によるS字曲線を利用
せず、簡易にして短時間で光ディスクの層数構造を判別
できるようにする。 【解決手段】 対物レンズを層番号の大きい記録層が存
在し得る方向からフォーカス引込み動作を行わせて(ス
テップS4)、合焦した記録層上でディスク固有情報、
例えば、任意のセクタのIDのセクタ情報を再生し(S
5)、その層番号情報により装着された光ディスクの層
数を判別することで(S6,S7,S8)、最初に合焦
した記録層のみで層数構造の区別がつくこととなり、1
つの記録層に対するフォーカス引込み動作のみで済むた
め、層数の判別処理に要する時間を短縮できる上に、フ
ォーカス引込み動作に伴うS字曲線を利用しないので、
ノイズの影響の少ない判別処理が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置、
光ディスク判別方法及び情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年にあっては、従来のCD(Compact
Disc)に加えて、記憶容量の大きなDVD(Digital
Video 又はVersatile Disc)の開発・製品化が盛ん
になされている。ここに、DVD自体にあっても、1層
の記録層(記録済みのROM系であるか、記録可能な書
換え系であるかを問わない…以下、記録層の意味は同様
とする)のみを持つ1層ディスク(シングルレイヤディ
スク)と、2層の記録層を持つ2層ディスク(デュアル
レイヤディスク)とがある。また、2層ディスクにあっ
ても、2層の記録層におけるトラックを平行に形成して
なるPTP(Parallel Track Path)ディスクと、2
層の記録層におけるトラックを外周側位置で折り返すこ
とにより1本のトラックの如く連続させてなるOTP
(OpositeTrack Path)ディスクとがある。さらに
は、3層以上の多層化も検討されている。CDにあって
も、その容量を増やすために2層等の複数層化が検討さ
れている。
【0003】何れにしても、光ディスクの層数、トラッ
ク方式等が異なる場合には、それに応じて再生条件、記
録条件等が異なるため、再生動作や記録動作の制御を切
換える必要があり、同一の光ディスク装置を用いる場合
には装着された光ディスクがどのような層数構造のディ
スクであるかを判別する必要がある。
【0004】このような光ディスク判別に関しては、従
来より種々・多数の提案がなされている。その代表的な
判別方式は、対物レンズのフォーカス引込み動作時のフ
ォーカスエラー信号に生ずるいわゆるS字曲線を利用す
る方式である。その一つとして、例えば特開平10−1
34487号公報に示されるように、対物レンズの位置
を所定の速度で移動させるフォーカス移動手段と、フォ
ーカスエラー信号のS字曲線を検出する検出手段とを備
え、最初に検出したS字曲線から所定の時間間隔を経て
第2のS字曲線が検出された場合には2層ディスクと判
別するようにした提案例がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平10
−134487号公報に示されるような判別方式の場
合、少なくとも記録層数分のフォーカス引込み動作を必
要とするため、層数判別に時間がかかってしまい、判別
処理のより一層の高速化の要望に反するものとなる。即
ち、1層ディスクか2層ディスクかの記録層数の判別動
作を考えた場合、まず、或る位置に位置する対物レンズ
を装着された光ディスクに最接近させた後、光ディスク
の板厚方向に離れる方向に移動させながらフォーカス引
込み動作を行って最初の記録層によるS字曲線の出現を
検出し、その後、さらに離れる方向に最大限移動させな
がらフォーカス引込み動作を行って次の記録層によるS
字曲線の出現の有無を検出することで、2番目のS字曲
線の出現の有無に応じて2層ディスクであるか1層ディ
スクであるかの層数判別を行うものであり、2つの記録
層に対してフォーカス引込み動作を行わなくてはならな
いため、判別処理に要する時間がかかってしまう。ま
た、S字曲線を利用する場合、S字曲線なる信号はノイ
ズの影響を受けて乱れることで誤判別されてしまうこと
があり、判別結果の信頼性が必ずしも高くないものであ
る。
【0006】そこで、本発明は、フォーカス引込み動作
によるS字曲線を利用することなく、簡易にして短時間
で光ディスクの層数構造を判別し得る光ディスク装置、
光ディスク判別方法を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、振動、電気的ノイズ、デ
ィスク面振れ等により誤判別の可能性がある場合にも正
確な判別を行えるように適正に対処し得る光ディスク装
置、光ディスク判別方法を提供することを目的とする。
【0008】さらに、本発明は、複数の記録層を持つ光
ディスクに関して、装着された光ディスクがPTPディ
スクであるかOTPディスクであるかを判別し得る光デ
ィスク装置、光ディスク判別方法を提供することを目的
とする。
【0009】加えて、本発明は、光ディスクが1層構造
又は2層構造のDVDの場合に適正に対応できる光ディ
スク装置、光ディスク判別方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の光
ディスク装置は、記録層の層数に関するディスク固有情
報が予め記録されている光ディスクに対して光を照射さ
せる対物レンズを含む光ピックアップと、前記光ディス
クの記録層に対する前記対物レンズのフォーカス引込み
動作及びフォーカシング動作を行うフォーカスサーボ手
段と、前記光ディスクのトラックに対する前記対物レン
ズのトラック引込み動作及びトラッキング動作を行うト
ラッキングサーボ手段と、前記光ディスクの記録層に記
録されている情報を再生する情報再生手段と、装着され
た光ディスクに対して前記対物レンズを層番号の大きい
記録層が存在し得るディスク板厚方向から前記フォーカ
スサーボ手段によりフォーカス引込み動作を行わせ合焦
した記録層上で前記トラッキングサーボ手段によりトラ
ック引込み動作を行わせて前記情報再生手段により再生
されるディスク固有情報に基づき当該光ディスクの記録
層の層数を判別する層数判別処理手段と、を備える。
【0011】従って、層数判別処理手段による処理にお
いて、対物レンズを層番号の大きい記録層が存在し得る
方向からフォーカス引込み動作を行わせて合焦した記録
層上でディスク固有情報を再生することにより装着され
た光ディスクの層数を判別することで、最初に合焦した
記録層のみで層数構造の区別がつくこととなり、1つの
記録層に対するフォーカス引込み動作のみで済むため、
層数の判別処理に要する時間を短縮させることができる
上に、フォーカス引込み動作に伴うS字曲線を利用しな
いので、ノイズの影響の少ない判別処理が可能となる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
ディスク装置において、前記層数判別処理手段は、合焦
した記録層上の合焦位置で前記トラッキングサーボ手段
によりトラック引込み動作を行わせてそのトラック上の
セクタから前記情報再生手段により再生される層番号情
報なるディスク固有情報に基づき当該光ディスクの記録
層の層数を判別する。
【0013】従って、請求項1記載の発明を実現する上
で、層数に関するディスク固有情報を光ディスクの何れ
のセクタにも存在する層番号情報とし、合焦した記録層
上の合焦位置でトラック引込み動作を行わせて任意のト
ラックにおける任意のセクタから得られる層番号情報を
利用すればよく、対物レンズの移動量を最低限に抑える
ことができ、判別処理に要する時間を極力短縮させるこ
とができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の光
ディスク装置において、前記層数判別処理手段は、層番
号情報なるディスク固有情報に基づき当該光ディスクの
記録層の層数を判別した後、前記対物レンズをリードイ
ンエリアのトラックに前記トラッキングサーボ手段によ
りトラック引込み動作を行わせて前記情報再生手段によ
り再生されるディスク固有情報に基づき当該光ディスク
の記録層の層数を最終的に判別する。
【0015】従って、基本的には請求項2記載の発明に
よる判別処理で済むものの、外乱等の影響で層番号の大
きい方の記録層で合焦できず、層番号の小さい方の記録
層に合焦してしまい、層数を誤判別してしまうこともあ
り得るが、最終的には、その記録層におけるリードイン
エリアにトラック引込み動作を行った後、そのリードイ
ンエリアから得られるより直接的な層数に関するディス
ク固有情報を利用することで、正しく層数を判別するこ
とができ、信頼性が向上する。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1記載の光
ディスク装置において、前記層数判別処理手段は、前記
対物レンズをリードインエリアのトラックに前記トラッ
キングサーボ手段によりトラック引込み動作を行わせて
前記情報再生手段により再生されるディスク固有情報に
基づき当該光ディスクの記録層の層数を判別する。
【0017】従って、請求項1記載の発明を実現する上
で、層数に関するディスク固有情報を光ディスクのリー
ドインエリアに存在するより直接的な層数に関する情報
とし、合焦した記録層におけるリードインエリアにトラ
ック引込み動作を行った後、そのリードインエリアから
得られるより直接的な層数に関するディスク固有情報を
利用することで、正しく層数を判別することができ、信
頼性が向上する。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
の何れか一に記載の光ディスク装置において、合焦した
記録層上で前記トラッキングサーボ手段によりトラック
引込み動作を行わせてそのトラック上のセクタから前記
情報再生手段により再生されるセクタ番号情報に基づき
当該光ディスクがPTPディスクであるかOTPディス
クであるかを判別するトラック構造判別処理手段をさら
に備える。
【0019】従って、OTPディスクの場合にはPTP
ディスクの場合のセクタ番号情報に関して反転ビットの
値を利用しており、その値が異なる点に着目し、トラッ
ク構造判別処理手段によりセクタ番号情報に基づき判別
処理を行わせることより、複数層の記録層を有する光デ
ィスクに関してPTPディスクであるかOTPディスク
であるかを適正に判別することができる。
【0020】請求項6記載の発明の光ディスク装置は、
光ディスクに対して光を照射させる対物レンズを含む光
ピックアップと、前記光ディスクの記録層に対する前記
対物レンズのフォーカス引込み動作及びフォーカシング
動作を行うフォーカスサーボ手段と、前記光ディスクの
トラックに対する前記対物レンズのトラック引込み動作
及びトラッキング動作を行うトラッキングサーボ手段
と、前記光ディスクの記録層に記録されている情報を再
生する情報再生手段と、装着された光ディスクに対して
前記対物レンズを前記フォーカスサーボ手段によりフォ
ーカス引込み動作を行わせ合焦した記録層上で前記トラ
ッキングサーボ手段によりトラック引込み動作を行わせ
てそのトラック上のセクタから前記情報再生手段により
再生されるセクタ番号情報に基づき当該光ディスクがP
TPディスクであるかOTPディスクであるかを判別す
るトラック構造判別処理手段と、を備える。
【0021】従って、OTPディスクの場合にはPTP
ディスクの場合のセクタ番号情報に関して反転ビットの
値を利用しており、その値が異なる点に着目し、トラッ
ク構造判別処理手段によりセクタ番号情報に基づきトラ
ック構造に関する判別処理を行わせることより、複数層
の記録層を有する光ディスクに関してPTPディスクで
あるかOTPディスクであるかを適正に判別することが
できる。
【0022】請求項7記載の発明の光ディスク装置は、
1層又は2層の記録層の層数に関するディスク固有情報
が予め記録されているDVDに対して光を照射させる対
物レンズを含む光ピックアップと、前記DVDの記録層
に対する前記対物レンズのフォーカス引込み動作及びフ
ォーカシング動作を行うフォーカスサーボ手段と、前記
DVDのトラックに対する前記対物レンズのトラック引
込み動作及びトラッキング動作を行うトラッキングサー
ボ手段と、前記DVDの記録層に記録されている情報を
再生する情報再生手段と、装着されたDVDに対して前
記対物レンズを層番号の大きい記録層が存在し得るディ
スク板厚方向から前記フォーカスサーボ手段によりフォ
ーカス引込み動作を行わせ合焦した記録層上で前記トラ
ッキングサーボ手段によりトラック引込み動作を行わせ
て前記情報再生手段により再生されるディスク固有情報
に基づき当該DVDの記録層の層数が1層であるか2層
であるかを判別する層数判別処理手段と、を備える。
【0023】従って、基本的には請求項1記載の発明の
場合と同様であるが、特に、1層又は2層の記録層を有
するDVDに対する層数判別処理手段による処理におい
て、対物レンズを2層目の記録層が存在し得る方向から
フォーカス引込み動作を行わせて合焦した記録層上でデ
ィスク固有情報を再生することにより装着されたDVD
の層数が1層であるか2層であるかを判別することで、
最初に合焦した記録層のみで層数構造の区別がつくこと
となり、1つの記録層に対するフォーカス引込み動作の
みで済むため、層数の判別処理に要する時間を短縮させ
ることができる上に、フォーカス引込み動作に伴うS字
曲線を利用しないので、ノイズの影響の少ない判別処理
が可能となる。
【0024】請求項8記載の発明は、請求項7記載の光
ディスク装置において、前記層数判別処理手段は、合焦
した記録層上の合焦位置で前記トラッキングサーボ手段
によりトラック引込み動作を行わせてそのトラック上の
セクタの前記情報再生手段により再生されるID中のセ
クタ情報における層番号情報なるディスク固有情報に基
づき当該DVDの記録層の層数が1層であるか2層であ
るかを判別する。
【0025】従って、請求項7記載の発明を実現する上
で、層数に関するディスク固有情報を光ディスクの何れ
のセクタのIDにも存在する層番号情報とし、合焦した
記録層上の合焦位置でトラック引込み動作を行わせて任
意のトラックにおける任意のセクタから得られる層番号
情報を利用すればよく、対物レンズの移動量を最低限に
抑えることができ、判別処理に要する時間を極力短縮さ
せることができる。
【0026】請求項9記載の発明は、請求項7記載の光
ディスク装置において、前記層数判別処理手段は、層番
号情報なるディスク固有情報に基づき当該光ディスクの
記録層の層数が1層であるか2層であるかを判別した
後、前記対物レンズをリードインエリアのトラックに前
記トラッキングサーボ手段によりトラック引込み動作を
行わせて前記情報再生手段により再生されるコントロー
ルデータにおける物理フォーマット情報中の層数情報な
るディスク固有情報に基づき当該DVDの記録層の層数
が1層であるか2層であるかを最終的に判別する。
【0027】従って、基本的には請求項8記載の発明に
よる判別処理で済むものの、外乱等の影響で2層目の記
録層で合焦できず、1層目の記録層に合焦してしまい、
層数を誤判別してしまうこともあり得るが、最終的に
は、その記録層におけるリードインエリアにトラック引
込み動作を行った後、そのリードインエリアのコントロ
ールデータにおける物理フォーマット情報から得られる
より直接的な層数に関するディスク固有情報を利用する
ことで、正しく層数を判別することができ、信頼性が向
上する。
【0028】請求項10記載の発明は、請求項7記載の
光ディスク装置において、前記層数判別処理手段は、前
記対物レンズをリードインエリアのトラックに前記トラ
ッキングサーボ手段によりトラック引込み動作を行わせ
て前記情報再生手段により再生されるコントロールデー
タにおける物理フォーマット情報中の層数情報なるディ
スク固有情報に基づき当該光ディスクの記録層の層数が
1層であるか2層であるかを判別する。
【0029】従って、請求項7記載の発明を実現する上
で、層数に関するディスク固有情報を光ディスクのリー
ドインエリアのコントロールデータにおける物理フォー
マット情報とし、合焦した記録層におけるリードインエ
リアにトラック引込み動作を行った後、そのリードイン
エリアから得られるより直接的な層数に関するディスク
固有情報である物理フォーマット情報を利用すること
で、正しく層数を判別することができ、信頼性が向上す
る。
【0030】請求項11記載の発明は、請求項7ないし
10の何れか一に記載の光ディスク装置において、合焦
した記録層上で前記トラッキングサーボ手段によりトラ
ック引込み動作を行わせてそのトラック上のセクタから
前記情報再生手段により再生されるセクタ番号情報の最
上位ビットが0であるか1であるかに基づき当該DVD
がPTPディスクであるかOTPディスクであるかを判
別するトラック構造判別処理手段をさらに備える。
【0031】従って、OTPディスクの場合にはPTP
ディスクの場合のセクタ番号情報に関して反転ビットの
値を利用しており、セクタ番号情報の最上位ビットの値
が“0”か“1”かで異なる点に着目し、トラック構造
判別処理手段によりセクタ番号情報の最上位ビットの値
に基づき判別処理を行わせることより、複数層の記録層
を有する光ディスクに関してPTPディスクであるかO
TPディスクであるかを適正に判別することができる。
【0032】請求項12記載の発明の光ディスク装置
は、DVDに対して光を照射させる対物レンズを含む光
ピックアップと、前記DVDの記録層に対する前記対物
レンズのフォーカス引込み動作及びフォーカシング動作
を行うフォーカスサーボ手段と、前記DVDのトラック
に対する前記対物レンズのトラック引込み動作及びトラ
ッキング動作を行うトラッキングサーボ手段と、前記D
VDの記録層に記録されている情報を再生する情報再生
手段と、装着されたDVDに対して前記対物レンズを前
記フォーカスサーボ手段によりフォーカス引込み動作を
行わせ合焦した記録層上で前記トラッキングサーボ手段
によりトラック引込み動作を行わせてそのトラック上の
セクタから前記情報再生手段により再生されるセクタ番
号情報の最上位ビットが0であるか1であるかに基づき
当該DVDがPTPディスクであるかOTPディスクで
あるかを判別するトラック構造判別処理手段と、を備え
る。
【0033】従って、OTPディスクの場合にはPTP
ディスクの場合のセクタ番号情報に関して反転ビットの
値を利用しており、セクタ番号情報の最上位ビットの値
が“0”か“1”かで異なる点に着目し、トラック構造
判別処理手段によりセクタ番号情報の最上位ビットの値
に基づき判別処理を行わせることより、複数層の記録層
を有する光ディスクに関してPTPディスクであるかO
TPディスクであるかを適正に判別することができる。
【0034】請求項13記載の発明の光ディスク判別方
法は、記録層の層数に関するディスク固有情報が予め記
録されている光ディスクに対してその層番号の大きい記
録層が存在し得るディスク板厚方向から対物レンズのフ
ォーカス引込み動作を行わせ、合焦した記録層上で前記
対物レンズのトラック引込み動作を行わせ、その記録層
から情報再生手段によりディスク固有情報を再生し、再
生されたディスク固有情報に基づき当該光ディスクの記
録層の層数を判別するようにした。
【0035】従って、層数判別処理において、対物レン
ズを層番号の大きい記録層が存在し得る方向からフォー
カス引込み動作を行わせて合焦した記録層上でディスク
固有情報を再生することにより装着された光ディスクの
層数を判別することで、最初に合焦した記録層のみで層
数構造の区別がつくこととなり、1つの記録層に対する
フォーカス引込み動作のみで済むため、層数の判別処理
に要する時間を短縮させることができる上に、フォーカ
ス引込み動作に伴うS字曲線を利用しないので、ノイズ
の影響の少ない判別処理が可能となる。
【0036】請求項14記載の発明の光ディスク判別方
法は、記録層の層数に関するディスク固有情報が予め記
録されている光ディスクに対してその層番号の大きい記
録層が存在し得るディスク板厚方向から対物レンズのフ
ォーカス引込み動作を行わせ、合焦した記録層上の合焦
位置で前記対物レンズのトラック引込み動作を行わせ、
その記録層のトラック上のセクタから情報再生手段によ
り層番号情報なるディスク固有情報を再生し、再生され
た層番号情報に基づき当該光ディスクの記録層の層数を
判別するようにした。
【0037】従って、請求項13記載の発明を実現する
上で、層数に関するディスク固有情報を光ディスクの何
れのセクタにも存在する層番号情報とし、合焦した記録
層上の合焦位置でトラック引込み動作を行わせて任意の
トラックにおける任意のセクタから得られる層番号情報
を利用すればよく、対物レンズの移動量を最低限に抑え
ることができ、判別処理に要する時間を極力短縮させる
ことができる。
【0038】請求項15記載の発明の光ディスク判別方
法は、記録層の層数に関するディスク固有情報が予め記
録されている光ディスクに対してその層番号の大きい記
録層が存在し得るディスク板厚方向から対物レンズのフ
ォーカス引込み動作を行わせ、合焦した記録層上の合焦
位置で前記対物レンズのトラック引込み動作を行わせ、
その記録層のトラック上のセクタから情報再生手段によ
り層番号情報なるディスク固有情報を再生し、再生され
た層番号情報に基づき当該光ディスクの記録層の層数を
判別した後、リードインエリアのトラックに前記対物レ
ンズのトラック引込み動作を行わせ、前記情報再生手段
によりディスク固有情報を再生し、再生されたディスク
固有情報に基づき当該光ディスクの記録層の層数を最終
的に判別するようにした。
【0039】従って、基本的には請求項14記載の発明
による判別処理で済むものの、外乱等の影響で層番号の
大きい方の記録層で合焦できず、層番号の小さい方の記
録層に合焦してしまい、層数を誤判別してしまうことも
あり得るが、最終的には、その記録層におけるリードイ
ンエリアにトラック引込み動作を行った後、そのリード
インエリアから得られるより直接的な層数に関するディ
スク固有情報を利用することで、正しく層数を判別する
ことができ、信頼性が向上する。
【0040】請求項16記載の発明の光ディスク判別方
法は、記録層の層数に関するディスク固有情報が予め記
録されている光ディスクに対してその層番号の大きい記
録層が存在し得るディスク板厚方向から対物レンズのフ
ォーカス引込み動作を行わせ、合焦した記録層上で前記
対物レンズをリードインエリアのトラックにトラック引
込み動作を行わせ、情報再生手段によりディスク固有情
報を再生し、再生されたディスク固有情報に基づき当該
光ディスクの記録層の層数を判別するようにした。
【0041】従って、請求項13記載の発明を実現する
上で、層数に関するディスク固有情報を光ディスクのリ
ードインエリアに存在するより直接的な層数に関する情
報とし、合焦した記録層におけるリードインエリアにト
ラック引込み動作を行った後、そのリードインエリアか
ら得られるより直接的な層数に関するディスク固有情報
を利用することで、正しく層数を判別することができ、
信頼性が向上する。
【0042】請求項17記載の発明は、請求項13ない
し16の何れか一に記載の光ディスク判別方法におい
て、合焦した記録層上でトラック引込み動作を行わせて
そのトラック上のセクタから前記情報再生手段によりセ
クタ番号情報を再生し、再生されたセクタ番号情報に基
づき当該光ディスクがPTPディスクであるかOTPデ
ィスクであるかをさらに判別するようにした。
【0043】従って、OTPディスクの場合にはPTP
ディスクの場合のセクタ番号情報に関して反転ビットの
値を利用しており、その値が異なる点に着目し、トラッ
ク構造判別処理手段によりセクタ番号情報に基づき判別
処理を行わせることより、複数層の記録層を有する光デ
ィスクに関してPTPディスクであるかOTPディスク
であるかを適正に判別することができる。
【0044】請求項18記載の発明の光ディスク判別方
法は、装着された光ディスクに対して対物レンズのフォ
ーカス引込み動作を行わせ、合焦した記録層上で前記対
物レンズのトラック引込み動作を行わせ、そのトラック
上のセクタから情報再生手段によりセクタ番号情報を再
生し、再生されたセクタ番号情報に基づき当該光ディス
クがPTPディスクであるかOTPディスクであるかを
判別するようにした。
【0045】従って、OTPディスクの場合にはPTP
ディスクの場合のセクタ番号情報に関して反転ビットの
値を利用しており、その値が異なる点に着目し、トラッ
ク構造判別処理手段によりセクタ番号情報に基づき判別
処理を行わせることより、複数層の記録層を有する光デ
ィスクに関してPTPディスクであるかOTPディスク
であるかを適正に判別することができる。
【0046】請求項19記載の発明の情報処理装置は、
請求項1ないし12の何れか一に記載の光ディスク装置
を内蔵した。
【0047】従って、請求項1ないし12の何れか一に
記載の光ディスク装置を内蔵しているので、層数構造の
異なる光ディスクを何ら支障なく利用することができ
る。
【0048】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図9に基づいて説明する。本実施の形態の光ディ
スク装置ないしは光ディスク判別方法は、光ディスクと
してDVDを対象とし、かつ、記録層の層数が1つの1
層ディスクと記録層の層数が2つの2層ディスクとが併
用可能であって、2層ディスクにはPTPディスクとO
TPディスクとがあるものとする。
【0049】この光ディスク装置1には、ターンテーブ
ル(図示せず)上に搭載された光ディスク2を回転させ
るスピンドルモータ3が設けられている。このスピンド
ルモータ3の駆動はスピンドル制御部4を介してマイク
ロコンピュータ構成の中央処理装置5により制御され
る。また、ターンテーブル上に搭載された光ディスク2
に対して光の照射等の光学的処理を行う光ピックアップ
6がディスク半径方向にシーク移動自在に設けられてい
る。この光ピックアップ6は光源として半導体レーザ7
を備える他、光ディスク2に対向してレーザ光を集光照
射させるための対物レンズ8や光ディスク2からの反射
光を受光する光検出器9等を備える。半導体レーザ7の
駆動はレーザ制御部10を介して中央処理装置5により
制御される。光検出器9には信号検出回路11が接続さ
れており、情報信号を再生するRF信号生成部12と、
フォーカス信号生成部13とトラッキング信号生成部1
4とに対応する信号成分を出力する。RF信号生成部1
2は情報再生手段として機能し、その出力信号は中央処
理装置5に取り込まれるように構成されている。また、
光ピックアップ6は半径方向にシーク移動させるための
粗動モータ15を搭載しており、この粗動モータ11は
粗動モータ駆動部16により制御される。
【0050】さらに、光ピックアップ6において対物レ
ンズ8に対してはこの対物レンズ8をフォーカシング方
向(ディスク板厚方向)に変位させるフォーカスアクチ
ュエータ17と、対物レンズ8をトラッキング方向(デ
ィスク半径方向)に変位させるトラッキングアクチュエ
ータ18とが設けられている。フォーカスアクチュエー
タ17はフォーカス信号生成部13により生成されたフ
ォーカスエラー信号に応じてサーボ制御回路19及びフ
ォーカス駆動部20を介して駆動制御される。これらの
フォーカスアクチュエータ17、フォーカス信号生成部
13、サーボ制御回路19及びフォーカス駆動部20に
より、光ディスク2の記録層に対する対物レンズ8のフ
ォーカス引込み動作及びフォーカシング動作を行うフォ
ーカスサーボ手段21が構成されている。一方、トラッ
キングアクチュエータ18はトラッキング信号生成部1
4により生成されたトラッキングエラー信号に応じてサ
ーボ制御回路19及びトラッキング駆動部22を介して
駆動制御される。これらのトラッキングアクチュエータ
18、トラッキング信号生成部14、サーボ制御回路1
9及びトラッキング駆動部22により、光ディスク2の
記録層上のトラックに対する対物レンズ8のトラック引
込み動作及びトラッキング動作を行うトラッキングサー
ボ手段23が構成されている。
【0051】中央処理装置5は前述したようなスピンド
ル制御部4等の制御を含めて光ディスク装置1全体の制
御を受け持つもので、後述するようなプログラム実行に
より層数判別処理手段、トラック構造判別処理手段の機
能を発揮し得るものでもある。
【0052】さらに、本実施の形態の光ディスク装置1
は外部インターフェース24を介して外部の上位装置2
5、例えば、この光ディスク装置1を制御するパーソナ
ルコンピュータ等の情報処理装置、に接続されており、
コマンド、データ等の送受信が可能とされている。
【0053】次に、本実施の形態の光ディスク装置1に
より記録又は再生動作を行い得る光ディスク2としての
DVDのフォーマットについて図2により説明する。
【0054】図2(a)は、光ディスク2のうち、層数
構造が1層のみの1層DVD(1層ディスク)2aの場
合の物理セクタのレイアウト及びアドレスの関係を示す
模式図である。この1層DVD2aにあっては、Layer
0で示される1層目の記録層の情報エリア(Informati
on Area)が内周側からリードインエリア(Lead-inA
rea)とデータエリア(Data Area)とリードアウトエ
リア(Lead-out Area)とに区分されている。アドレ
スは内周側から外周側に向けて順に大きくなるように設
定されている。
【0055】図2(b)は、光ディスク2のうち、層数
構造が2層でPTPディスクなる2層DVD(2層ディ
スク)2bの場合の物理セクタのレイアウト及びアドレ
スの関係を示す模式図である。この2層DVD2bにあ
っては、Layer0,1で示される1層目、2層目の何れ
の記録層の情報エリアも内周側からリードインエリア
(Lead-in Area)とデータエリア(Data Area)と
リードアウトエリア(Lead-out Area)とに区分され
ている。アドレスは2層の記録層について,何れも内周
側から外周側に向けて順に大きくなるように設定されて
いる。
【0056】図2(c)は、光ディスク2のうち、層数
構造が2層でOTPディスクなる2層DVD(2層ディ
スク)2cの場合の物理セクタのレイアウト及びアドレ
スの関係を示す模式図である。この2層DVD2bにあ
っては、Layer0で示される1層目の記録層の情報エリ
アについては内周側から外周側に向けてリードインエリ
ア(Lead-in Area)とデータエリア(Data Area)
と中間エリア(MiddleArea)とに区分され、Layer1
で示される2層目の記録層の情報エリアについては外周
側から内周側に向けて中間エリア(Middle Area)と
データエリア(Data Area)とリードアウトエリア
(Lead-out Area)とに区分されている。即ち、1層
目から2層目にかけて外周側位置で折り返すことにより
トラックが1本の連続するトラックの如く形成されてお
り、アドレスは1層目については内周側から外周側に向
けて順に大きくなるように設定されているが、2層目に
ついては外周側から内周側に向けて順に大きくなるよう
に設定されている。この際、アドレス、セクタ番号等が
重複しないように1層目のアドレス、セクタ番号等に対
してビット反転させたアドレス、セクタ番号等が2層目
について設定されている。例えば、セクタ番号でいえ
ば、前述のPTPディスクの場合には1層目(Layer
0)と2層目(Layer1)とで同じレイアウトでありそ
の最上位ビットが常に“0”であるのに対して、OTP
ディスクの場合には、2層目(Layer1)ではその最上
位ビットが常に“1”となるように設定されている。こ
のセクタ番号の最上位ビットの値“0”“1”の違い
が、PTPディスクとOTPディスクとを判別するため
に有効なセクタ番号情報となる。
【0057】何れの光ディスク2(2a,2b,2c)
においても、ディスク表面側(レーザ光照射面)側が1
層目となるように層の順序が設定されている。
【0058】つづいて、各光ディスク2(2a,2b,
2c)における記録層の各セクタに記録されているID
(Identification Data)の内容を図3に示す。ID
はb0からb23までの24ビット分のセクタ番号(S
ector number)と、b24からb31までの8ビット分
のセクタ情報(Sector information)とからなる。セ
クタ情報中には、b21のセクタフォーマットタイプ
(Sector format type)とb30のトラッキング方式
(Tracking method)とb29の反射率(Reflectivit
y)とb28の予備(Reserved)とb27,b26のエ
リア形式(Areatype)とb25のデータ形式(Data t
ype)とb24の層番号(Layer number)との各情報よ
りなる。層番号情報は記録層の層数に関するディスク固
有情報の一つであり、1層目の記録層(Layer0)の場
合には“0”、2層目の記録層(Layer1)の場合には
“1”が記録されている(従って、一般論でいえば、n
層目の記録層の場合には“n−1”なる層番号情報とな
る)。また、セクタ番号は図2(b)(c)により前述
したように、PTPディスクの場合には1層目(Layer
0)と2層目(Layer1)とで同じレイアウトでありそ
の最上位ビットが常に“0”であるのに対して、OTP
ディスクの場合には、2層目(Layer1)は1層目(L
ayer0)のビットの反転値が用いられているため、セク
タ番号についても、2層目(Layer1)ではその最上位
ビットが常に“1”となるように設定されている。
【0059】また、各光ディスク2(2a,2b,2
c)における記録層のリードインエリアのデータ構造に
ついて図4を参照して説明する。リードインエリアは、
セクタ番号(16進数表示)000000h(Lead-in
start)から02EFFFhまでが全て00h、セクタ
番号02F000hから02F01Fhまでの2ブロッ
ク分が参照コード(Reference code)、セクタ番号0
2F020hから02F1FFhまでの30ブロック分
が全て00h、セクタ番号02F200hから02FD
FFhまでの192ブロック分がコントロールデータ
(Control data)、セクタ番号02FE00hから0
2FFFFhまでが全て00hとされている。
【0060】このうち、リードインエリアのコントロー
ルデータのデータ構造について図5を参照して説明す
る。このコントロールデータは、関連セクタ番号0が物
理フォーマット情報(Physical format informatio
n)、関連セクタ番号1がディスク製造情報(Disc man
ifacturing information)、関連セクタ番号2以降が製
造者情報の内容(Contents provider information)と
されている。
【0061】このうち、コントロールデータの物理フォ
ーマット情報の内容を図6に示す。この物理フォーマッ
ト情報は、バイト位置(BP)0がブックタイプ及びパ
ートバージョン情報(Book type and Part Versio
n)(1バイト)、BP1がディスクサイズ及び最小読
み出し速度情報(Disc size and minimum read-out ra
te)(1バイト)、BP2がディスク構造情報(Disc
structure)(1バイト)、BP3が記録密度情報(Re
corded density)(1バイト)、BP4からBP15が
データエリア割当情報(Data Aera allocation)(1
2バイト)、BP16がBCAディスクラプタ情報(B
CA descraptor)(1バイト)、BP17からBP3
1までが未定(reserved)(15バイト)、BP32か
らBP2047までが未定(reserved)(2016バイ
ト)とされている。
【0062】このうちで、3バイト目(BP2)のディ
スク構造情報の内容を図7に示す。ディスク構造情報
は、ビットb0からb3までの4ビット分の層タイプ情
報(Layer type)、ビットb4のトラックパス情報
(Track path)、ビットb5,b6の2ビット分の層
数情報(Number of layers)、ビットb7の予備(res
erved)の1バイトの情報よりなる。ここに、6,7ビ
ット目のB5,b6の層数情報が記録層の層数に関する
直接的なディスク固有情報の一つであり、1層ディスク
の場合には“00”、2層ディスクの場合には“01”
なる情報が予め記録されている(その他は未定)。ま
た、トラックパス情報としてはPTPディスク又は1層
ディスクの場合には“0”、OTPディスクの場合には
“1”なる情報が予め記録されている。
【0063】このような構成において、光ディスク装置
1に対して光ディスク2が装着された場合に中央処理装
置5により実行される光ディスク判別処理例を図8に示
すフローチャートを参照して説明する。まず、光ディス
ク2の装着が検知されると、スピンドル制御部4を介し
てスピンドルモータ3を起動させることにより光ディス
ク2を回転させる(ステップS1)。引き続き、レーザ
制御部10を介して半導体レーザ(LD)7をオンさせ
る(S2)。この状態で、対物レンズ8を光ディスク2
の表面に対して最接近させる(S3)。最接近させた
後、今度は対物レンズ8をディスク板厚方向に遠ざけな
がらフォーカスサーボ手段21によりフォーカス引込み
動作を行わせる(S4)。即ち、本実施の形態では、光
ディスク2の表面から遠い方に層番号の大きな記録層が
存在することを前提としており、フォーカス引込み動作
を層番号の大きな記録層が存在し得る方向から行わせる
ことを特徴としている。この結果、光ディスク2が2層
ディスク(2層DVD2b又は2c)の場合には光ディ
スク2の表面から遠い方の2層目(Layer1)に合焦
し、光ディスク2が1層ディスク(1層DVD2a)の
場合には記録層が1層しかないので1層目(Layer0)
に合焦することは自明である。
【0064】このフォーカス引込み動作により光ディス
ク2の記録層に合焦したら、その合焦位置で任意のトラ
ック上にトラッキングサーボ手段23により対物レンズ
8のトラック引込み動作を行わせ、トラッキングしたト
ラックにおける任意のセクタ上でそのID情報をRF信
号生成部12により読取る(S5)。このID情報の読
取りにおいて、図3で説明したように、ID中には記録
層毎に層番号情報が記録されており、2層ディスクにお
いてこの層番号情報が“1”であれば2層目(Layer
1)、“0”であれば1層目(Layer0)であり、1層
ディスクの場合には層番号情報が常に“0”である。そ
こで、層番号情報が“1”であれば、1層ディスクの場
合には採り得ない情報であるので、搭載されている光デ
ィスク2が2層ディスク(2層DVD2b又は2c)で
あると判別する(S7)。一方、層番号情報が“0”で
あれば、搭載された光ディスク2には2層目が存在せず
に唯一の記録層に合焦したものとし、搭載されている光
ディスク2が1層ディスク(1層DVD2a)であると
判別する(S8)。これらのステップS1ないしS7,
S8の処理が層数判別処理手段の機能として実行され
る。
【0065】このようにして、基本的には、装着された
光ディスク2に対してその層番号の大きい記録層が存在
し得るディスク板厚方向(ここでは、ディスク表面から
遠い方)から対物レンズ8のフォーカス引込み動作を行
わせ、合焦した記録層上の合焦位置で対物レンズ8のト
ラック引込み動作を行わせ、その記録層のトラック上の
任意のセクタから層番号情報を再生し、再生された層番
号情報に基づき当該光ディスク2の記録層の層数が2層
であるか1層であるかを判別するので、最初に合焦する
記録層に対する1回だけのフォーカス引込み動作で済む
ため、ディスク層数の判別に要する処理時間を短縮でき
る。
【0066】この点について、図9に示す模式図を参照
してさらに説明する。ここでは、光ディスク2における
記録層の1層目をLayer0、2層目をLayer1で示し、
対物レンズ8は光ディスク2から最も離れた位置Pfと
最接近した位置Pnとの間で上下動自在であるとする。
従来の場合であれば、の模式的軌跡に示すように、或
る任意の位置Pxから対物レンズを位置Pnまで光ディ
スク表面に最接近させた後、遠ざける方向に移動させな
がらフォーカス引込み動作を行い、S字曲線の出現を監
視することで或る記録層の存在を確認し、さらに、対物
レンズを遠ざける方向に移動させながらフォーカス引込
み動作を行い、S字曲線の出現を監視することにより、
2層ディスクであるか1層ディスクであるかを判別し、
最終的に位置Pfまで移動させた後で、所望の記録層に
対してフォーカス引込み動作を行わせるものである。こ
の結果、複数回のフォーカス引込み動作及びフルストロ
ークの上下動を必要としていることが分かる。これに対
して、本実施の形態によれば、例えば2層ディスクの場
合であれば、の模式的軌跡に示すように、或る任意の
位置Pxから対物レンズ8を位置Pnまで光ディスク2
表面に最接近させた後、遠ざける方向に移動させながら
フォーカス引込み動作を行い、最初に合焦する記録層で
ある位置P1で対物レンズ8のフォーカシング方向への
移動を止めてしまうため、対物レンズ8のディスク板厚
方向の移動量が少なくて済み、高速化し得ることが分か
る。1層ディスクの場合でも、の模式的軌跡に示すよ
うに、合焦する記録層である位置P0で対物レンズ8の
フォーカシング方向への移動を止めてしまうため、対物
レンズ8のディスク板厚方向の移動量が少なくて済み、
高速化し得ることが分かる。
【0067】さらに、合焦した記録層における合焦位置
でそのまま任意のトラックにトラック引込み動作を行っ
て、そのトラック上のセクタにおける層番号情報に基づ
き層数を判別するので、対物レンズ8の動きが最低限の
動きで済むため、高速にて層数の判別処理を行える。即
ち、各セクタにおける層番号情報は光ディスク2上の多
数のセクタ中の何れにも存在するので、このような最低
限の動きでの対応で済むものとなる。加えて、S字曲線
を利用しないので、ノイズの影響の少ない判別処理が可
能となる。
【0068】ところで、2層ディスクには、PTPディ
スクによる2層DVD2bとOTPディスクによる2層
DVD2cとが存在するため、図8に示したフローチャ
ートにおいて、ステップS7又はS8に引き続き、セク
タからRF信号生成部12を通じて再生されるID中の
セクタ番号情報の最上位ビットが“1”であるか否かを
判別する(S9)。図2で前述したようにOTPディス
クにあっては2層目は1層目の反転ビットの値を利用し
ているため、OTPディスクの2層目であればそのセク
タ番号情報の最上位ビットの値は“1”であるので、最
上位ビットの値が“1”であれば当該光ディスクは2層
DVDのうちでOTPディスク2cであると判別する
(S10)。一方、セクタ番号情報の最上位ビットの値
が“0”であれば当該光ディスクは2層DVDのうちで
PPTディスク2bであると判別する(S11)。これ
らのステップS9ないしS11の処理がトラック構造判
別処理手段の機能として実行される。従って、PTPデ
ィスクであるかOTPディスクであるかの判別について
も、合焦した記録層における合焦位置でそのまま任意の
トラックにトラック引込み動作を行って、そのトラック
上のセクタにおけるセクタ番号の最上位ビットの値に基
づきトラック構造を判別するので、リードインエリアに
アクセスするまでもなく、対物レンズ8の動きが最低限
の動きで済むため、高速にて2層トラック構造の判別処
理も行える。
【0069】ところで、基本的には、前述したステップ
S1〜S7又はS8の処理で、装着された光ディスク2
が1層DVD2aであるか2層DVD2b,2cである
かを判別し得るが、2層DVD2b,2cに関しては、
振動、電気的ノイズ、ディスク面振れ等の要因により、
光ディスク2装着に伴うフォーカス引込み動作において
その光ディスク2の表面より遠い方の記録層(2層目)
に合焦できず、光ディスク2の表面に近い方の記録層
(1層目)に合焦してしまうこともあり得る。この場合
に得られる層番号情報は1層目情報であるので、本来は
2層ディスクであっても1層ディスクであると誤判別し
てしまう可能性もあり得る。
【0070】この点、本実施の形態では、合焦した記録
層に基づく1層ディスクか2層ディスクかの判別処理
(S7,S8)を行った後で、その判別結果が1層ディ
スクであった場合には(S12)、対物レンズ8をトラ
ッキングサーボ手段23によりその記録層における内周
側のリードインエリアに移動させてトラック引込み動作
を行わせ(S13)、このリードインエリアにおけるコ
ントロールデータを読取らせる(S14)。このコント
ロールデータにおける物理フォーマット情報を読取り、
その中のディスク構造情報における層数情報が“00”
であるか、“01”であるかを判別する(S15)。こ
の層数情報が“00”であれば、間違いなく当該光ディ
スク2は1層DVD2aであると最終的に判別する(S
16)。層数情報が“01”であれば、ステップS8で
の1層ディスクなる判別結果は間違いであり当該光ディ
スク2は2層DVD2b,2cであると最終的に判別す
る(S17)。これらのステップS12ないしS16,
S17の処理も層数判別処理手段の機能として実行され
る。
【0071】このように最終的には、コントロールデー
タ中の層数情報に基づいて1層ディスクであるか2層デ
ィスクであるかの判別を行っているので、2層ディスク
を1層ディスクと間違えることなく正しく判別すること
ができる。ここに、コントロールデータ中には、重要な
情報があり、一般的には、当該層数判別以外の目的でも
アクセスされるので、これらのアクセス動作と並行して
上記の最終的な判別処理を行わせることにより、このよ
うな最終的な判別処理の追加によって処理時間が著しく
長くなるような不具合を生ずることはない。
【0072】本発明の第二の実施の形態を図10に基づ
いて説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部
分は同一符号を用いて示し、説明も省略する。基本的に
は、第一の実施の形態の場合と同様であるが、まず、光
ディスク2の装着が検知されると、スピンドル制御部4
を介してスピンドルモータ3を起動させることにより光
ディスク2を回転させる(ステップS1)。引き続き、
レーザ制御部10を介して半導体レーザ(LD)7をオ
ンさせる(S2)。この状態で、対物レンズ8を光ディ
スク2の表面に対して最接近させる(S3)。最接近さ
せた後、今度は対物レンズ8をディスク板厚方向に遠ざ
けながらフォーカスサーボ手段21によりフォーカス引
込み動作を行わせる(S4)。
【0073】この後、合焦位置で任意のトラック上にト
ラック引込み動作を行うことなく、対物レンズ8をトラ
ッキングサーボ手段23によりその記録層における内周
側のリードインエリアに移動させてトラック引込み動作
を行わせ(S13)、このリードインエリアにおけるコ
ントロールデータを読取らせる(S14)。このコント
ロールデータにおける物理フォーマット情報を読取り、
その中のディスク構造情報における層数情報が“00”
であるか、“01”であるかを判別する(S15)。こ
の層数情報が“00”であれば、当該光ディスク2は1
層DVD2aであると判別する(S16)。層数情報が
“01”であれば、当該光ディスク2は2層DVD2
b,2cであると判別する(S17)。これらのステッ
プS1〜S4、S12ないしS16,S17の処理が層
数判別処理手段の機能として実行される。2層ディスク
であると判別された場合には、さらに、リードインエリ
アにおけるトラックパス情報が“0”であるか“1”で
あるかに応じて(S18)、“0”であればPTPディ
スクであると判別し(S19)、“1”であればOTP
ディスクであると判別する(S20)。これらのステッ
プS18ないしS20の処理がトラック構造判別処理手
段の機能として実行される。
【0074】本実施の形態によれば、合焦した記録層に
おいて、合焦位置における任意のトラックへのトラック
引込み動作ではなく、その記録層におけるリードインエ
リアにおけるトラックへのトラック引込み動作となり、
若干時間がかかるものの、合焦した記録層における処理
で済む上に、より直接的な層数情報を持つコントロール
データに基づくため、合焦した記録層が違っていたとし
ても最初から確実な判別処理を行えることとなり、総合
的にみれば時間的な無駄の少ない判別処理となる。
【0075】本発明の第三の実施の形態を図11に基づ
いて説明する。本実施の形態は、情報処理装置としてパ
ーソナルコンピュータ31に適用したものであり、3.
5型FDドライブ装置32の他に、前述したような光デ
ィスク装置1をDVDドライブとして内蔵した構成とさ
れている。
【0076】このようなパーソナルコンピュータ31に
よれば、上述したような光ディスク装置1を一体に内蔵
しているので、1層DVD2aであっても、PTPディ
スクによる2層DVD2bでも、OTPディスクによる
2層ディスク2cであっても、何ら支障なく利用するこ
とができる。
【0077】なお、これらの実施の形態では、1層ディ
スクか2層ディスクかの判別例としたが、3層構造のよ
うにさらに記録層が複数層化された場合には同様にその
層数判別に適用し得る。また、これらの実施の形態で
は、光ディスク2としてDVDへの適用例で説明した
が、これに限らず、CD系の光ディスクであっても複数
層化される場合にはその層数判別に同様に適用し得る。
【0078】また、これらの実施の形態では、層番号の
大きい記録層がディスク表面から遠い方に存在し得る前
提で、対物レンズ8を光ディスク2表面に最接近させた
後、遠ざかる方向にフォーカス引込み動作を行わせるよ
うにしたが、層番号の大きい記録層がディスク表面に近
い方に存在し得る方式の構成とする場合には、対物レン
ズ8を光ディスク2表面から遠ざけた後、近付く方向に
フォーカス引込み動作を行わせることで、層番号の大き
い記録層側から合焦するようにすればよく、同様に適用
し得る。
【0079】
【発明の効果】請求項1記載の発明の光ディスク装置に
よれば、層数判別処理手段による処理において、対物レ
ンズを層番号の大きい記録層が存在し得る方向からフォ
ーカス引込み動作を行わせて合焦した記録層上でディス
ク固有情報を再生することにより装着された光ディスク
の層数を判別することで、最初に合焦した記録層のみで
層数構造の区別がつくこととなり、1つの記録層に対す
るフォーカス引込み動作のみで済むため、層数の判別処
理に要する時間を短縮させることができる上に、フォー
カス引込み動作に伴うS字曲線を利用しないので、ノイ
ズの影響の少ない判別処理が可能となる。
【0080】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の光ディスク装置を実現する上で、層数に関するディ
スク固有情報を光ディスクの何れのセクタにも存在する
層番号情報とし、合焦した記録層上の合焦位置でトラッ
ク引込み動作を行わせて任意のトラックにおける任意の
セクタから得られる層番号情報を利用すればよく、対物
レンズの移動量を最低限に抑えることができ、判別処理
に要する時間を極力短縮させることができる。
【0081】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の光ディスク装置において、外乱等の影響で層番号の
大きい方の記録層で合焦できず、層番号の小さい方の記
録層に合焦してしまい、層数を誤判別してしまうことも
あり得るが、最終的には、その記録層におけるリードイ
ンエリアにトラック引込み動作を行った後、そのリード
インエリアから得られるより直接的な層数に関するディ
スク固有情報を利用することで、正しく層数を判別する
ことができ、信頼性が向上する。
【0082】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の発明を実現する上で、層数に関するディスク固有情
報を光ディスクのリードインエリアに存在するより直接
的な層数に関する情報とし、合焦した記録層におけるリ
ードインエリアにトラック引込み動作を行った後、その
リードインエリアから得られるより直接的な層数に関す
るディスク固有情報を利用することで、正しく層数を判
別することができ、信頼性が向上する。
【0083】請求項5記載の発明によれば、請求項1な
いし4の何れか一に記載の光ディスク装置において、O
TPディスクの場合にはPTPディスクの場合のセクタ
番号情報に関して反転ビットの値を利用しており、その
値が異なる点に着目し、トラック構造判別処理手段によ
りセクタ番号情報に基づき判別処理を行わせることよ
り、複数層の記録層を有する光ディスクに関してPTP
ディスクであるかOTPディスクであるかを適正に判別
することができる。
【0084】請求項6記載の発明の光ディスク装置によ
れば、OTPディスクの場合にはPTPディスクの場合
のセクタ番号情報に関して反転ビットの値を利用してお
り、その値が異なる点に着目し、トラック構造判別処理
手段によりセクタ番号情報に基づきトラック構造に関す
る判別処理を行わせることより、複数層の記録層を有す
る光ディスクに関してPTPディスクであるかOTPデ
ィスクであるかを適正に判別することができる。
【0085】請求項7記載の発明の光ディスク装置によ
れば、基本的には請求項1記載の発明の場合と同様であ
るが、特に、1層又は2層の記録層を有するDVDに対
する層数判別処理手段による処理において、対物レンズ
を2層目の記録層が存在し得る方向からフォーカス引込
み動作を行わせて合焦した記録層上でディスク固有情報
を再生することにより装着されたDVDの層数が1層で
あるか2層であるかを判別することで、最初に合焦した
記録層のみで層数構造の区別がつくこととなり、1つの
記録層に対するフォーカス引込み動作のみで済むため、
層数の判別処理に要する時間を短縮させることができる
上に、フォーカス引込み動作に伴うS字曲線を利用しな
いので、ノイズの影響の少ない判別処理が可能となる。
【0086】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の発明を実現する上で、層数に関するディスク固有情
報を光ディスクの何れのセクタのIDにも存在する層番
号情報とし、合焦した記録層上の合焦位置でトラック引
込み動作を行わせて任意のトラックにおける任意のセク
タから得られる層番号情報を利用すればよく、対物レン
ズの移動量を最低限に抑えることができ、判別処理に要
する時間を極力短縮させることができる。
【0087】請求項9記載の発明によれば、請求項7記
載の光ディスク装置において、外乱等の影響で2層目の
記録層で合焦できず、1層目の記録層に合焦してしま
い、層数を誤判別してしまうこともあり得るが、最終的
には、その記録層におけるリードインエリアにトラック
引込み動作を行った後、そのリードインエリアのコント
ロールデータにおける物理フォーマット情報から得られ
るより直接的な層数に関するディスク固有情報を利用す
ることで、正しく層数を判別することができ、信頼性が
向上する。
【0088】請求項10記載の発明によれば、請求項7
記載の発明を実現する上で、層数に関するディスク固有
情報を光ディスクのリードインエリアのコントロールデ
ータにおける物理フォーマット情報とし、合焦した記録
層におけるリードインエリアにトラック引込み動作を行
った後、そのリードインエリアから得られるより直接的
な層数に関するディスク固有情報である物理フォーマッ
ト情報を利用することで、正しく層数を判別することが
でき、信頼性が向上する。
【0089】請求項11記載の発明によれば、請求項7
ないし10の何れか一に記載の光ディスク装置におい
て、OTPディスクの場合にはPTPディスクの場合の
セクタ番号情報に関して反転ビットの値を利用してお
り、セクタ番号情報の最上位ビットの値が“0”か
“1”かで異なる点に着目し、トラック構造判別処理手
段によりセクタ番号情報の最上位ビットの値に基づき判
別処理を行わせることより、複数層の記録層を有する光
ディスクに関してPTPディスクであるかOTPディス
クであるかを適正に判別することができる。
【0090】請求項12記載の発明の光ディスク装置に
よれば、OTPディスクの場合にはPTPディスクの場
合のセクタ番号情報に関して反転ビットの値を利用して
おり、セクタ番号情報の最上位ビットの値が“0”か
“1”かで異なる点に着目し、トラック構造判別処理手
段によりセクタ番号情報の最上位ビットの値に基づき判
別処理を行わせることより、複数層の記録層を有する光
ディスクに関してPTPディスクであるかOTPディス
クであるかを適正に判別することができる。
【0091】請求項13記載の発明の光ディスク判別方
法によれば、層数判別処理において、対物レンズを層番
号の大きい記録層が存在し得る方向からフォーカス引込
み動作を行わせて合焦した記録層上でディスク固有情報
を再生することにより装着された光ディスクの層数を判
別することで、最初に合焦した記録層のみで層数構造の
区別がつくこととなり、1つの記録層に対するフォーカ
ス引込み動作のみで済むため、層数の判別処理に要する
時間を短縮させることができる上に、フォーカス引込み
動作に伴うS字曲線を利用しないので、ノイズの影響の
少ない判別処理が可能となる。
【0092】請求項14記載の発明の光ディスク判別方
法によれば、請求項13記載の発明を実現する上で、層
数に関するディスク固有情報を光ディスクの何れのセク
タにも存在する層番号情報とし、合焦した記録層上の合
焦位置でトラック引込み動作を行わせて任意のトラック
における任意のセクタから得られる層番号情報を利用す
ればよく、対物レンズの移動量を最低限に抑えることが
でき、判別処理に要する時間を極力短縮させることがで
きる。
【0093】請求項15記載の発明の光ディスク判別方
法によれば、外乱等の影響で層番号の大きい方の記録層
で合焦できず、層番号の小さい方の記録層に合焦してし
まい、層数を誤判別してしまうこともあり得るが、最終
的には、その記録層におけるリードインエリアにトラッ
ク引込み動作を行った後、そのリードインエリアから得
られるより直接的な層数に関するディスク固有情報を利
用することで、正しく層数を判別することができ、信頼
性が向上する。
【0094】請求項16記載の発明の光ディスク判別方
法によれば、請求項13記載の発明を実現する上で、層
数に関するディスク固有情報を光ディスクのリードイン
エリアに存在するより直接的な層数に関する情報とし、
合焦した記録層におけるリードインエリアにトラック引
込み動作を行った後、そのリードインエリアから得られ
るより直接的な層数に関するディスク固有情報を利用す
ることで、正しく層数を判別することができ、信頼性が
向上する。
【0095】請求項17記載の発明によれば、請求項1
3ないし16の何れか一に記載の光ディスク判別方法に
おいて、OTPディスクの場合にはPTPディスクの場
合のセクタ番号情報に関して反転ビットの値を利用して
おり、その値が異なる点に着目し、トラック構造判別処
理手段によりセクタ番号情報に基づき判別処理を行わせ
ることより、複数層の記録層を有する光ディスクに関し
てPTPディスクであるかOTPディスクであるかを適
正に判別することができる。
【0096】請求項18記載の発明の光ディスク判別方
法によれば、OTPディスクの場合にはPTPディスク
の場合のセクタ番号情報に関して反転ビットの値を利用
しており、その値が異なる点に着目し、トラック構造判
別処理手段によりセクタ番号情報に基づき判別処理を行
わせることより、複数層の記録層を有する光ディスクに
関してPTPディスクであるかOTPディスクであるか
を適正に判別することができる。
【0097】請求項19記載の発明の情報処理装置によ
れば、請求項1ないし12の何れか一に記載の光ディス
ク装置を内蔵しているので、層数構造の異なる光ディス
クを何ら支障なく利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す光ディスク装
置のブロック構成図である。
【図2】1層DVD、PTPディスク型の2層DVD及
びOTPディスク型の2層DVDの物理セクタアドレス
及びアドレスを示す模式図である。
【図3】各セクタのIDの内容を示す説明図である。
【図4】リードインエリアの構造を示す説明図である。
【図5】コントロールデータの構造を示す説明図であ
る。
【図6】その物理フォーマット情報の内容を示す説明図
である。
【図7】デスク構造の内容を示す説明図である。
【図8】ディスク判別処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】従来方式と対比してフォーカス動作を示す模式
図である。
【図10】本発明の第二の実施の形態によるディスク判
別処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第三の実施の形態を示す外観斜視図
である。
【符号の説明】
1 光ディスク装置 2 光ディスク 6 光ピックアップ 8 対物レンズ 12 情報再生手段 21 フォーカスサーボ手段 23 トラッキングサーボ手段

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録層の層数に関するディスク固有情報
    が予め記録されている光ディスクに対して光を照射させ
    る対物レンズを含む光ピックアップと、 前記光ディスクの記録層に対する前記対物レンズのフォ
    ーカス引込み動作及びフォーカシング動作を行うフォー
    カスサーボ手段と、 前記光ディスクのトラックに対する前記対物レンズのト
    ラック引込み動作及びトラッキング動作を行うトラッキ
    ングサーボ手段と、 前記光ディスクの記録層に記録されている情報を再生す
    る情報再生手段と、 装着された光ディスクに対して前記対物レンズを層番号
    の大きい記録層が存在し得るディスク板厚方向から前記
    フォーカスサーボ手段によりフォーカス引込み動作を行
    わせ合焦した記録層上で前記トラッキングサーボ手段に
    よりトラック引込み動作を行わせて前記情報再生手段に
    より再生されるディスク固有情報に基づき当該光ディス
    クの記録層の層数を判別する層数判別処理手段と、を備
    える光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記層数判別処理手段は、合焦した記録
    層上の合焦位置で前記トラッキングサーボ手段によりト
    ラック引込み動作を行わせてそのトラック上のセクタか
    ら前記情報再生手段により再生される層番号情報なるデ
    ィスク固有情報に基づき当該光ディスクの記録層の層数
    を判別する請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記層数判別処理手段は、層番号情報な
    るディスク固有情報に基づき当該光ディスクの記録層の
    層数を判別した後、前記対物レンズをリードインエリア
    のトラックに前記トラッキングサーボ手段によりトラッ
    ク引込み動作を行わせて前記情報再生手段により再生さ
    れるディスク固有情報に基づき当該光ディスクの記録層
    の層数を最終的に判別する請求項2記載の光ディスク装
    置。
  4. 【請求項4】 前記層数判別処理手段は、前記対物レン
    ズをリードインエリアのトラックに前記トラッキングサ
    ーボ手段によりトラック引込み動作を行わせて前記情報
    再生手段により再生されるディスク固有情報に基づき当
    該光ディスクの記録層の層数を判別する請求項1記載の
    光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 合焦した記録層上で前記トラッキングサ
    ーボ手段によりトラック引込み動作を行わせてそのトラ
    ック上のセクタから前記情報再生手段により再生される
    セクタ番号情報に基づき当該光ディスクがPTPディス
    クであるかOTPディスクであるかを判別するトラック
    構造判別処理手段をさらに備える請求項1ないし4の何
    れか一に記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 光ディスクに対して光を照射させる対物
    レンズを含む光ピックアップと、 前記光ディスクの記録層に対する前記対物レンズのフォ
    ーカス引込み動作及びフォーカシング動作を行うフォー
    カスサーボ手段と、 前記光ディスクのトラックに対する前記対物レンズのト
    ラック引込み動作及びトラッキング動作を行うトラッキ
    ングサーボ手段と、 前記光ディスクの記録層に記録されている情報を再生す
    る情報再生手段と、 装着された光ディスクに対して前記対物レンズを前記フ
    ォーカスサーボ手段によりフォーカス引込み動作を行わ
    せ合焦した記録層上で前記トラッキングサーボ手段によ
    りトラック引込み動作を行わせてそのトラック上のセク
    タから前記情報再生手段により再生されるセクタ番号情
    報に基づき当該光ディスクがPTPディスクであるかO
    TPディスクであるかを判別するトラック構造判別処理
    手段と、を備える光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 1層又は2層の記録層の層数に関するデ
    ィスク固有情報が予め記録されているDVDに対して光
    を照射させる対物レンズを含む光ピックアップと、 前記DVDの記録層に対する前記対物レンズのフォーカ
    ス引込み動作及びフォーカシング動作を行うフォーカス
    サーボ手段と、 前記DVDのトラックに対する前記対物レンズのトラッ
    ク引込み動作及びトラッキング動作を行うトラッキング
    サーボ手段と、 前記DVDの記録層に記録されている情報を再生する情
    報再生手段と、 装着されたDVDに対して前記対物レンズを層番号の大
    きい記録層が存在し得るディスク板厚方向から前記フォ
    ーカスサーボ手段によりフォーカス引込み動作を行わせ
    合焦した記録層上で前記トラッキングサーボ手段により
    トラック引込み動作を行わせて前記情報再生手段により
    再生されるディスク固有情報に基づき当該DVDの記録
    層の層数が1層であるか2層であるかを判別する層数判
    別処理手段と、を備える光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記層数判別処理手段は、合焦した記録
    層上の合焦位置で前記トラッキングサーボ手段によりト
    ラック引込み動作を行わせてそのトラック上のセクタの
    前記情報再生手段により再生されるID中のセクタ情報
    における層番号情報なるディスク固有情報に基づき当該
    DVDの記録層の層数が1層であるか2層であるかを判
    別する請求項7記載の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記層数判別処理手段は、層番号情報な
    るディスク固有情報に基づき当該光ディスクの記録層の
    層数が1層であるか2層であるかを判別した後、前記対
    物レンズをリードインエリアのトラックに前記トラッキ
    ングサーボ手段によりトラック引込み動作を行わせて前
    記情報再生手段により再生されるコントロールデータに
    おける物理フォーマット情報中の層数情報なるディスク
    固有情報に基づき当該DVDの記録層の層数が1層であ
    るか2層であるかを最終的に判別する請求項7記載の光
    ディスク装置。
  10. 【請求項10】 前記層数判別処理手段は、前記対物レ
    ンズをリードインエリアのトラックに前記トラッキング
    サーボ手段によりトラック引込み動作を行わせて前記情
    報再生手段により再生されるコントロールデータにおけ
    る物理フォーマット情報中の層数情報なるディスク固有
    情報に基づき当該光ディスクの記録層の層数が1層であ
    るか2層であるかを判別する請求項7記載の光ディスク
    装置。
  11. 【請求項11】 合焦した記録層上で前記トラッキング
    サーボ手段によりトラック引込み動作を行わせてそのト
    ラック上のセクタから前記情報再生手段により再生され
    るセクタ番号情報の最上位ビットが0であるか1である
    かに基づき当該DVDがPTPディスクであるかOTP
    ディスクであるかを判別するトラック構造判別処理手段
    をさらに備える請求項7ないし10の何れか一に記載の
    光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 DVDに対して光を照射させる対物レ
    ンズを含む光ピックアップと、 前記DVDの記録層に対する前記対物レンズのフォーカ
    ス引込み動作及びフォーカシング動作を行うフォーカス
    サーボ手段と、 前記DVDのトラックに対する前記対物レンズのトラッ
    ク引込み動作及びトラッキング動作を行うトラッキング
    サーボ手段と、 前記DVDの記録層に記録されている情報を再生する情
    報再生手段と、 装着されたDVDに対して前記対物レンズを前記フォー
    カスサーボ手段によりフォーカス引込み動作を行わせ合
    焦した記録層上で前記トラッキングサーボ手段によりト
    ラック引込み動作を行わせてそのトラック上のセクタか
    ら前記情報再生手段により再生されるセクタ番号情報の
    最上位ビットが0であるか1であるかに基づき当該DV
    DがPTPディスクであるかOTPディスクであるかを
    判別するトラック構造判別処理手段と、を備える光ディ
    スク装置。
  13. 【請求項13】 記録層の層数に関するディスク固有情
    報が予め記録されている光ディスクに対してその層番号
    の大きい記録層が存在し得るディスク板厚方向から対物
    レンズのフォーカス引込み動作を行わせ、合焦した記録
    層上で前記対物レンズのトラック引込み動作を行わせ、
    その記録層から情報再生手段によりディスク固有情報を
    再生し、再生されたディスク固有情報に基づき当該光デ
    ィスクの記録層の層数を判別するようにした光ディスク
    判別方法。
  14. 【請求項14】 記録層の層数に関するディスク固有情
    報が予め記録されている光ディスクに対してその層番号
    の大きい記録層が存在し得るディスク板厚方向から対物
    レンズのフォーカス引込み動作を行わせ、合焦した記録
    層上の合焦位置で前記対物レンズのトラック引込み動作
    を行わせ、その記録層のトラック上のセクタから情報再
    生手段により層番号情報なるディスク固有情報を再生
    し、再生された層番号情報に基づき当該光ディスクの記
    録層の層数を判別するようにした光ディスク判別方法。
  15. 【請求項15】 記録層の層数に関するディスク固有情
    報が予め記録されている光ディスクに対してその層番号
    の大きい記録層が存在し得るディスク板厚方向から対物
    レンズのフォーカス引込み動作を行わせ、合焦した記録
    層上の合焦位置で前記対物レンズのトラック引込み動作
    を行わせ、その記録層のトラック上のセクタから情報再
    生手段により層番号情報なるディスク固有情報を再生
    し、再生された層番号情報に基づき当該光ディスクの記
    録層の層数を判別した後、リードインエリアのトラック
    に前記対物レンズのトラック引込み動作を行わせ、前記
    情報再生手段によりディスク固有情報を再生し、再生さ
    れたディスク固有情報に基づき当該光ディスクの記録層
    の層数を最終的に判別するようにした光ディスク判別方
    法。
  16. 【請求項16】 記録層の層数に関するディスク固有情
    報が予め記録されている光ディスクに対してその層番号
    の大きい記録層が存在し得るディスク板厚方向から対物
    レンズのフォーカス引込み動作を行わせ、合焦した記録
    層上で前記対物レンズをリードインエリアのトラックに
    トラック引込み動作を行わせ、情報再生手段によりディ
    スク固有情報を再生し、再生されたディスク固有情報に
    基づき当該光ディスクの記録層の層数を判別するように
    した光ディスク判別方法。
  17. 【請求項17】 合焦した記録層上でトラック引込み動
    作を行わせてそのトラック上のセクタから前記情報再生
    手段によりセクタ番号情報を再生し、再生されたセクタ
    番号情報に基づき当該光ディスクがPTPディスクであ
    るかOTPディスクであるかをさらに判別するようにし
    た請求項13ないし16の何れか一に記載の光ディスク
    判別方法。
  18. 【請求項18】 装着された光ディスクに対して対物レ
    ンズのフォーカス引込み動作を行わせ、合焦した記録層
    上で前記対物レンズのトラック引込み動作を行わせ、そ
    のトラック上のセクタから情報再生手段によりセクタ番
    号情報を再生し、再生されたセクタ番号情報に基づき当
    該光ディスクがPTPディスクであるかOTPディスク
    であるかを判別するようにした光ディスク判別方法。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし12の何れか一に記載
    の光ディスク装置を内蔵した情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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