JP2009301645A - 光ディスク装置およびトラッキング方式の切り替え方法 - Google Patents

光ディスク装置およびトラッキング方式の切り替え方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光ディスクの種類に応じて最適なトラッキング方式を短時間で切り替えることにより、マージナルディスクなどを短時間で再生可能にする。
【解決手段】セットされた光ディスクDがCD−RWと判定され、かつWobble信号が検出されるとトラッキング方式を3spotとし、Wobble信号が検出されないと、DPDに切り替える。その後、光ディスクDがCD−RWと判定された場合、システムコントローラ13は、Dual Discか否かの判定を行うために、3spotモードでトラッキングエラー信号の振幅を取得し、そのトラッキングエラー信号の最大振幅値と予め設定された最大振幅しきい値と比較する。最大振幅値が小さいと3spotからDPDに切り替え、最大振幅値が大きいとトラッキングエラー信号の平均振幅値と最大振幅値と比較し、最大振幅値が大きいと3spotからDPDに切り替えて調整などを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスクの再生技術に関し、特に、マージナルディスクの安定した再生に有効な技術に関する。
光ディスクドライブでは、様々な規格が存在しており、たとえば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu−ray Disc)などを主として、その規格から派生したディスクも提案されている。
この主の光ディスクドライブにおいて、トラッキングエラー信号の検出方式(以下、トラッキング方式という)として、3spot方式やDPD(Differential Phase Detection)方式などが知られている。
また、CD(音楽用、−ROM(Read Only Memory)、−RW(ReWritable))を記録/再生する光ディスクドライブの場合には、該CDのトラッキングエラー信号の検出に最適な3spot方式が広く用いられている。
ところが、上記のような光ディスクドライブのトラッキング技術では、次のような問題点があることが本発明者により見い出された。
光ディスクには、たとえば、Dual Discといった従来の規格から派生し、従来の規格とは一部異なるマージナルディスクが存在する。このDual Discは、CDとDVDを統合した光学ディスクの仕様であり、片面がCD方式、他方の片面がDVD方式の記録面で構成されたディスクである。
しかしながら、Dual Discは、いわゆる、Red Book/Yellow Bookなどに定められるCD規格に準拠したものではなく、ディスクの厚みそれ自体がCDとは異なっているだけでなく、Dual DiscのCD面側のサブストレイトの厚さ(ピックアップに対向する面からデータが記憶される記録面までの距離)が規格とは異なっている。
そのため、3spot方式を用いた多くの光ディスクドライブでは、再生に用いるレーザ光の焦点を記録面に合わせることが困難となる場合があり、またトラッキングエラーが正しく得られず再生ができなくなってしまう恐れがある。
また、Dual Discを問題なく再生させる技術として、光ディスクドライブに、3spot方式と該Dual Discの再生に最適なDPD方式との2つのトラッキング方式に対応したハード構成を対応させることも考えられるが、この場合、3spot方式とDPD方式とを切り替えるタイミングが掴めず、そのため、何れの種類のディスクか判別ができずにトラッキング動作を繰り返す、または一方のトラッキング方式から他方のトラッキング方式へ切り替えた後に再度セットアップを行うなど、再生までに膨大な時間がかかってしまうという問題がある。
本発明の目的は、光ディスクの種類に応じて最適なトラッキング方式を短時間で切り替えることにより、マージナルディスクなどを短時間で再生可能にすることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、サーボ制御用のトラッキングエラー信号を生成する受光信号処理部と、該受光信号処理部の制御を行い、トラッキング方式を3spot方式、またはDPD方式のいずれかに切り替える制御部とを備え、該制御部は、トラッキング調整の際に、3spot方式によって生成されたトラッキングエラー信号を取得し、取得したトラッキングエラー信号から最大振幅値を求め、その最大振幅値と予め設定された最大振幅しきい値とを比較し、最大振幅値が最大振幅しきい値よりも小さい場合、受光信号処理部のトラッキングモードを3spot方式からDPD方式に切り替え、最大振幅値が最大振幅しきい値よりも大きい場合、トラッキングエラー信号から、平均振幅値を求め、平均振幅値と最大振幅値とを比較し、最大振幅値が平均振幅値よりも大きい場合、受光信号処理部のトラッキングモードを3spot方式からDPD方式に切り替え、最大振幅値が平均振幅値よりも小さい場合、受光信号処理部のトラッキングモードを3spot方式とするものである。
また、本発明は、前記制御部が、トラッキング調整の前に、受光信号処理部が生成したフォーカスエラー信号の反射レベルからセットされた光ディスクの種類を判別し、光ディスクがCD−RWと判定した際に、Wobble信号の有無を受光信号処理部によって検出し、Wobble信号が検出された場合、光ディスクがCD−RWであると判断し、トラッキング方式を3spot方式とし、Wobble信号が検出されない場合、受光信号処理部のトラッキング方式をDPD方式に切り替えるものである。
また、本願のその他の発明の概要を簡単に示す。
本発明は、サーボ制御用のトラッキングエラー信号を生成する受光信号処理部と、該受光信号処理部の制御を行い、トラッキング方式を3spot方式、またはDPD方式のいずれかに切り替える制御部とを備えた光ディスク装置におけるトラッキング方式の切り替え方法であって、該制御部がトラッキング調整の際に3spot方式によって生成されたトラッキングエラー信号を取得するステップと、制御部が取得したトラッキングエラー信号の振幅の最大値からトラッキングエラー信号の振幅の最小値を引いた値である最大振幅値を求めるステップと、制御部が最大振幅値と予め設定された最大振幅しきい値とを比較し、最大振幅値が最大振幅しきい値よりも小さい場合、受光信号処理部のトラッキングモードを3spot方式からDPD方式に切り替えるステップと、該ステップにおいて、最大振幅値が最大振幅しきい値よりも大きい場合、トラッキングエラー信号におけるすべての周期毎に最大振幅値から最小振幅値を減算し、その平均値を算出した平均振幅値を求めるステップと、制御部が平均振幅値と最大振幅値とを比較し、最大振幅値が平均振幅値よりも大きい場合、受光信号処理部のトラッキングモードを3spot方式からDPD方式に切り替え、最大振幅値が平均振幅値よりも小さい場合、受光信号処理部のトラッキングモードを3spot方式とするステップとを有するものである。
また、本発明は、前記制御部がトラッキング調整の前に、受光信号処理部が生成したフォーカスエラー信号の反射レベルからセットされた光ディスクの種類を判別するステップと、光ディスクがCD−RWと判定した際に、Wobble信号の有無を受光信号処理部によって検出するステップと、Wobble信号が検出された際に、制御部が光ディスクがCD−RWであると判断し、トラッキング方式を3spot方式とし、Wobble信号が検出されない場合、受光信号処理部のトラッキング方式をDPD方式に切り替えるステップとを有するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
(1)従来の規格とは一部異なるマージナルディスクであっても、音楽用CDなどの従来の規格に準拠した光ディスクと同様に短時間で、安定した再生を行うことができる。
(2)また、上記(1)により、マージナルディスクの再生不良などを防止することが可能となり、光ディスク装置の信頼性を大幅に向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の一実施の形態による光ディスク装置のブロック図、図2は、図1の光ディスク装置におけるセットアップシーケンスの一例を示すフローチャート、図3は、トラッキングエラー信号における最大振幅値の比較例を示す説明図、図4は、トラッキングエラー信号における平均振幅値の比較例を示す説明図である。
本実施の形態1において、光ディスク装置1は、たとえば、BDシステムや、DVDシステム、CDシステム、または各種ディスクシステムにおける再生装置である。光ディスク装置1は、図1に示すように、スピンドルモータ2、ピックアップ3、対物レンズ4、FMD(Front Monitor Diode)5、スタートリミットスイッチ6、駆動ドライバ7、スライダ機構8、APC(Auto Power Control)回路9、受光信号処理部10、データ復調回路11、データバッファメモリ12、システムコントローラ13、データ変調部14、サーボプロセッサ15、ホストインタフェース16、およびメモリ17から構成されている。
光ディスクDは、ターンテーブルに搭載され、再生動作時において、スピンドルモータ2によって一定速度(CAV)方式または、一定角速度(CLV)方式により、駆動回転される。
そして、ピックアップ3によって、エンボスピット形態、磁界変調ピット形態、相変化ピット形態、色素変化ピット形態などで記録されているデータの読み出しが行われる。
ピックアップ3内には、レーザ光源となるレーザダイオードや反射光を集光するためのフォトディテクタ、レーザ光の出力端となる対物レンズ4、レーザ光の強度を検出するFMD5などで構成される。レーザ光を対物レンズ4を介して、光ディスクDの記録面に照射し、またその反射光をフォトディテクタに導く光学系が形成される。
APC回路9は、FMD5から出力される電流を電流電圧変換し、電流−電圧変換された電圧が一定になるように、レーザ電流を制御し、パワーが一定になるように制御する。電流−電圧変換回路は、ピックアップ3内に設けられる場合もある。また、APC回路9それ自体がピックアップ3内に設けられる場合もある。
対物レンズ4は、たとえば、二軸機構の駆動ドライバ7によってトラッキング方向、およびフォーカス方向に移動可能に保持されている。チルト方向を備えた三軸機構を備えたピックアップも存在する。
また、ピックアップ3全体は、スライダ機構8によりディスク半径方向に移動可能とされている。内周側には、スタートリミットスイッチ6が備えられており、スライダ位置検出可能となっている。
光ディスクDからの反射光情報は、ピックアップ3内のフォトディテクタによって検出され、受光光量に応じた電気信号すなわち、電流−電圧変換され、受光信号処理部10に供給される。
受光信号処理部10は、マトリクス演算/ 増幅回路などを備え、マトリクス演算処理により必要な信号を生成する。たとえば、再生データであるRF(Radio Frequency)信号、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE 、トラッキングエラー信号TEなどを生成する。
トラッキングエラーに関していえば、DPD方式、DPP方式、3spot方式などがあり、受光信号処理部10で生成される。システムコントローラ13が、受光処理部に対して指令を出すことでトラッキング方式を切り替え可能な構成となっている。さらに、記録メディアに関しては、Wobble信号も生成する。
受光信号処理部10から出力される再生RF信号は、データ復調回路11へ供給される。このデータ復調回路11は、再生RF信号に対して、2値化処理や、PLL(Phase Locked Loop)による再生クロック生成処理、記録データフォーマットに対するデコード処理( たとえば、EFM(Eight Forteen Modulation)復調、RLL(Run Length Limited)復調、17PP(Parity) Preserve/Prohibit RMTR)など)、エラー訂正処理などを行い、また圧縮データが読み出されるシステムの場合は圧縮に対する伸長処理などを行って、再生データを得る。
なお、データ復調回路11では、処理過程においてデータをデータバッファメモリ12に蓄積しながら逐次読み出して処理を行ったり、転送出力する。
サーボプロセッサ15は、受光信号処理部10から生成されるフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEや、データ復調回路11から生成されるスピンドルエラー信号SPDなどから、フォーカス、トラッキング、スレッド、スピンドルの各種サーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。
即ち、フォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEに応じてフォーカスドライブ信号、トラッキングドライブ信号を生成し、駆動ドライバ7に供給する。駆動ドライバ7は、ピックアップ3における二軸機構のフォーカスコイル、トラッキングコイルを駆動する。
これによってピックアップ3、受光信号処理部10、サーボプロセッサ15、駆動ドライバ7によるトラッキングサーボループ、ならびにフォーカスサーボループが形成される。
データ変調部14は、光ディスクDにデータを記録する際に、該記録するデータの変調を行う。ホストインタフェース16は、光ディスク装置1とホスト機とのインタフェースとして機能する。メモリ17は、たとえば、フラッシュメモリに例示される不揮発性半導体メモリからなり、システムコントローラ13の動作プログラムや定数データなどが格納されている。
次に、本実施の形態による光ディスク装置1によるセットアップシーケンスについて、図1、および図2のフローチャートを用いて説明する。
まず、光ディスク装置1に光ディスクDがセットされると、該光ディスク装置1は、セットされた光ディスクDの判別処理(たとえば、音楽用CDであるかDual Discなどの従来の規格とは一部異なるマージナルディスクかなど)を行う(ステップS101)。
このステップS101の処理では、始めに、スライダ機構8とスタートリミットスイッチ6により、ピックアップ3の位置検出を行う。光ディスクDがセットされた際にスタートリミットスイッチ6がOFF状態の場合は、光ディスクDの内周方向にピックアップ3を移動させスタートリミットスイッチ6がON状態に変化した位置でピックアップ3の移動を停止し、その位置から所定の距離だけピックアップ3を光ディスクDの外周方向に移動させる。
光ディスクDがセットされた際にスタートリミットスイッチ6がON状態の場合には、一度、外周側にピックアップ3を一定距離移動させ、該スタートリミットスイッチ6がOFF状態になった後、上記のスタートリミットスイッチ6がOFF状態の場合と同様の処理を行う。
そして、スタートリミットスイッチ6の位置検出後、レーザをONさせた後、フォーカスサーチを行う。その後、フォーカスエラー信号FEの反射レベル(Sカーブ)を測定して仮ディスク判別する(ステップS102)。
この場合、反射なしでは、「No Disc」、予め定めた反射率と比較して反射率小の際には「CD−RW」、反射率が大きい場合には「CD−ROM」または「CD−R」と判別する。
ステップS102の処理において、フォーカスエラー信号FEの振幅が小さく、CD−RWと判定された場合、記録時位相制御用として光ディスクDにあらかじめ埋め込まれているWobble信号の検出を行う。
受光信号処理部10には、Wobble波形生成回路が備えられており、Wobble信号の有無を検出する。システムコントローラ13は、Wobble信号の有無から、トラッキング方式の切り替えを行う。
Wobble信号が検出された場合、システムコントローラ13は、セットされた光ディスクDがCD−RWであると判断し、トラッキング方式を3spot方式のままとし、Wobble信号が検出されない場合、システムコントローラ13は、受光信号処理部10に対してトラッキング方式をDPD方式に切り替える処理を行うように設定する(ステップS103)。
続いて、ステップS102の処理において、セットされた光ディスクDがCD−RWであると判定されると、システムコントローラ13は、セットされた光ディスクDがDual Discなどのマージナルディスクか否かの判定を行うために、3spot方式で、トラッキングエラー信号TEの振幅を取得する(ステップS104)。
スピンドルモータ2には、ディスク回転検出用として、ホール素子が搭載されている。このホール素子は、FG(Frequency Generator)とよばれ、ホール素子の出力するパルス数からディスクの回転数/回転角度を知ることができる。FGの出力は、駆動ドライバ7に取り込まれ、FGパルス信号を生成する。
システムコントローラ13は、FGパルス信号を利用して、トラッキングエラー信号TEをサンプリングする。トラッキングエラー信号TEのサンプリング期間は、たとえば、光ディスクDが1回転する期間とされ、このサンプリング期間は、FGパルス信号のパルス数(たとえば、光ディスクD1回転分で18個)より知ることができる。サンプリング周波数は、ディスク1回転の周波数より、十分に大きな周波数とする(たとえば、10倍以上)。
システムコントローラ13は、取得したサンプルを計算し、図3(a)、(b)に示すように、サンプリング区間でのトラッキングエラー信号TEにおける最大振幅値TEDFIMを求め、該最大振幅値TEDFIMと予め設定されている最大振幅しきい値MCDとを比較する(ステップS105)。
ここで、最大振幅値TEDFIMは、サンプリング区間で取得したトラッキングエラー信号TEの振幅において、最も大きな値から最も小さな値を引いた値である。また、最大振幅しきい値MCDは、たとえば、従来の規格に準拠したCDのトラッキングエラー信号を予め測定し、その測定結果から任意の余裕を見て設定した値である(たとえば、約500mV程度)。この最大振幅しきい値MCDは、予めシステムコントローラ13などに格納されている。
最大振幅値TEDFIMが最大振幅しきい値MCDよりも小さい場合、システムコントローラ13は、トラッキングモードを3spot方式からDPD方式に切り替える判定を行う(ステップS106)。
また、最大振幅値TEDFIMが最大振幅しきい値MCDよりも大きい場合、システムコントローラ13は、ステップS104で取得したサンプルを計算し、サンプリング区間でのトラッキングエラー信号TEにおける平均振幅値TEAVEを求め(ステップS107)、該平均振幅値TEAVEとステップS105の処理で求めた最大振幅値TEDFIMとを比較する。
図4(a)、(b)に示す平均振幅値TEAVEは、取得したトラッキングエラー信号TEにおける周期毎に、該トラッキングエラー信号TEの最大値と最小値とを求め、それら最大値から最小値を引いた値をそれぞれ求め、それら求められた値から平均を算出した値としたものである。
ここでは、平均振幅値TEAVEをステップS104で取得したサンプルから計算する場合について記載したが、ステップS107の処理において、新たにサンプルを取得し、そのサンプルから平均振幅値TEAVEを計算するようにしてもよい。
システムコントローラ13は、最大振幅値TEDFIMが平均振幅値TEAVEよりも大きいか否かを判断し(ステップS108)、最大振幅値TEDFIMが平均振幅値TEAVEよりも大きい場合には、トラッキングモードを3spot方式からDPD方式に切り替える判定を行う(ステップS106)。また、最大振幅値TEDFIMが平均振幅値TEAVEよりも小さい場合には、トラッキングモードはDPD方式と判定する(ステップS109)。
ステップS108の処理では、従来の規格に準拠したCDなどの場合に、図3(a)に示す最大振幅値TEDFIMと図4(a)に示す平均振幅値TEAVEとがほぼ同じ値となるが、たとえば、従来規格とは一部異なるDual Discの場合では、トラッキングエラー信号TEの波形は、図3(b)に示す最大振幅値TEDFIMが図4(b)に示す平均振幅値TEAVEよりも大きくなり、マージナルディスクと判定する。
続いて、システムコントローラ13は、ステップS106の処理、またはステップS109の処理における判定結果から、調整モードが3spot方式なのかDPD方式なのかを判断し(ステップS110)、DPD方式の場合には、3spot方式からDPD方式に切り替える設定を行う(ステップS111)。
ステップS111の処理、またはステップS103の処理が終了すると、システムコントローラ13は、調整モードに移行し、トラッキングエラー信号TEの振幅・バランス調整などを行い(ステップS112)、光ディスク装置1のセットアップシーケンスが終了となる。
それにより、本実施の形態によれば、セットされた光ディスクDが、Dual Discなどのマージナルディスクであるか否かを物理的に判別し、セットされた光ディスクDに最適なトラッキング方式に切り替えることができるので、マージナルディスクであっても、音楽CDなどの従来の規格に準拠したディスクと同様に短時間で再生を可能にすることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、光ディスク装置におけるマージナルディスクの判別、および再生技術に適している。
本発明の一実施の形態による光ディスク装置のブロック図である。 図1の光ディスク装置におけるセットアップシーケンスの一例を示すフローチャートである。 トラッキングエラー信号における最大振幅値の比較例を示す説明図である。 トラッキングエラー信号における平均振幅値の比較例を示す説明図である。
符号の説明
1 光ディスク装置
2 スピンドルモータ
3 ピックアップ
4 対物レンズ
5 FMD
6 スタートリミットスイッチ
7 駆動ドライバ
8 スライダ機構
9 APC回路
10 受光信号処理部
11 データ復調回路
12 データバッファメモリ
13 システムコントローラ
14 データ変調部
15 サーボプロセッサ
16 ホストインタフェース
17 メモリ

Claims (4)

  1. サーボ制御用のトラッキングエラー信号を生成する受光信号処理部と、
    前記受光信号処理部の制御を行い、トラッキング方式を3spot方式、またはDPD方式のいずれかに切り替える制御部とを備え、
    前記制御部は、
    トラッキング調整の際に、3spot方式によって生成されたトラッキングエラー信号を取得し、取得した前記トラッキングエラー信号から、最大振幅値を求め、前記最大振幅値と予め設定された最大振幅しきい値とを比較し、前記最大振幅値が前記最大振幅しきい値よりも小さい場合、前記受光信号処理部のトラッキングモードを3spot方式からDPD方式に切り替え、前記最大振幅値が前記最大振幅しきい値よりも大きい場合、前記トラッキングエラー信号から、平均振幅値を求め、前記平均振幅値と前記最大振幅値とを比較し、前記最大振幅値が前記平均振幅値よりも大きい場合、前記受光信号処理部のトラッキングモードを3spot方式からDPD方式に切り替え、前記最大振幅値が前記平均振幅値よりも小さい場合、前記受光信号処理部のトラッキングモードを3spot方式とすることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1記載の光ディスク装置において、
    前記制御部は、
    トラッキング調整の前に、前記受光信号処理部が生成したフォーカスエラー信号の反射レベルからセットされた光ディスクの種類を判別し、前記光ディスクが、CD−RWと判定した際に、Wobble信号の有無を前記受光信号処理部によって検出し、前記Wobble信号が検出された場合、前記光ディスクがCD−RWであると判断し、トラッキング方式を3spot方式とし、前記Wobble信号が検出されない場合、受光信号処理部のトラッキング方式をDPD方式に切り替えることを特徴とする光ディスク装置。
  3. サーボ制御用のトラッキングエラー信号を生成する受光信号処理部と、前記受光信号処理部の制御を行い、トラッキング方式を3spot方式、またはDPD方式のいずれかに切り替える制御部とを備えた光ディスク装置におけるトラッキング方式の切り替え方法であって、
    前記制御部がトラッキング調整の際に3spot方式によって生成されたトラッキングエラー信号を取得するステップと、
    前記制御部が取得した前記トラッキングエラー信号の振幅の最大値から前記トラッキングエラー信号の振幅の最小値を引いた値である最大振幅値を求めるステップと、
    前記制御部が前記最大振幅値と予め設定された最大振幅しきい値とを比較し、前記最大振幅値が前記最大振幅しきい値よりも小さい場合、前記受光信号処理部のトラッキングモードを3spot方式からDPD方式に切り替えるステップと、
    前記ステップにおいて、前記最大振幅値が前記最大振幅しきい値よりも大きい場合、前記トラッキングエラー信号におけるすべての周期毎に最大振幅値から最小振幅値を減算し、その平均値を算出した平均振幅値を求めるステップと、
    前記制御部が前記平均振幅値と前記最大振幅値とを比較し、前記最大振幅値が前記平均振幅値よりも大きい場合、前記受光信号処理部のトラッキングモードを3spot方式からDPD方式に切り替え、前記最大振幅値が前記平均振幅値よりも小さい場合、前記受光信号処理部のトラッキングモードを3spot方式とするステップとを有することを特徴とするトラッキング方式の切り替え方法。
  4. 請求項3記載のトラッキング方式の切り替え方法において、
    前記制御部がトラッキング調整の前に、前記受光信号処理部が生成したフォーカスエラー信号の反射レベルからセットされた光ディスクの種類を判別するステップと、
    前記光ディスクがCD−RWと判定した際に、Wobble信号の有無を前記受光信号処理部によって検出するステップと、
    前記Wobble信号が検出された際に、前記制御部が前記光ディスクがCD−RWであると判断し、トラッキング方式を3spot方式とし、前記Wobble信号が検出されない場合、受光信号処理部のトラッキング方式をDPD方式に切り替えるステップとを有することを特徴とするトラッキング方式の切り替え方法。
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