JP2006268958A - ディスク再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 種類の同じ複数の記録層を有する光ディスクと種類の異なる複数の記録層を有する光ディスクとの間でディスクの種類を判別することが可能ディスク再生装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係るディスク再生装置は、RFアンプ3において、光ピックアップ2の出力信号に基づきフォーカスエラー信号を生成し、DSP4において、光ピックアップの合焦位置を一方向に変化させてフォーカスエラー信号のS字波形の振幅値を検出し、マイクロコンピュータ7において、検出された複数の振幅値の関係に基づき光ディスクの種類を判別する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CDやDVD等の光ディスクから信号を再生することが可能なディスク再生装置に関するものである。
従来、CD−DAやVCD等のCDとDVD−Video等のDVDとを互換性をもって再生することが可能なDVDプレーヤが知られているが、DVDレーザではCDを再生することが出来ず、CDレーザではDVDを再生することが出来ないため、先ず、何れの光ディスクであるかを判別する必要がある。
光ディスクの判別方法としては、光ピックアップから得られるRF信号の周波数の違いに基づいて判別する方法が知られているが、判別に長い時間がかかる問題があった。
そこで、出願人は、光ピックアップの合焦点を探索するためのフォーカスサーチを実行して、フォーカスエラー信号のS字波形の振幅値に基づいて光ディスクの種類を判別する方法を出願中である(特許文献1及び2参照)。
図6は、CDを対象としてフォーカスサーチを行なったときのフォーカスエラー信号のS字波形、図7は、DVDを対象としてフォーカスサーチを行なったときのフォーカスエラー信号のS字波形を表わしており、図6及び図7に示す如く、何れのフォーカスエラー信号も1つの振幅値を有している。CDに対してDVD用レーザ光を照射した場合には、図6に示すフォーカスエラー信号の振幅値pk0は、CD用レーザ光を照射した場合に比べて小さくなり、DVDに対してCD用レーザ光を照射した場合には、図7に示すフォーカスエラー信号の振幅値pk1は、DVD用レーザ光を照射した場合に比べて小さくなる。そこで、光ディスクに対してCD用レーザ光を照射したときの振幅値とDVD用レーザ光を照射したときの振幅値とが比較され、CD用レーザ光を照射したときの振幅値がDVD用レーザ光を照射したときの振幅値に比べて大きい場合にCDであると判断されるのに対し、DVD用レーザ光を照射したときの振幅値がCD用レーザ光を照射したときの振幅値に大きい場合にはDVDであると判断される。
又、DVDには、DVD−ROM、DVD―R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW、DVD−RAM等、種々のDVDが存在し、これら種々のDVDの内、DVD−ROM、DVD+R、DVD−Rは2つの記録層を有している。
そこで、1つの記録層を有するDVD(以下、単層DVDという)と2つの記録層を有するDVD(以下、二層DVDという)との間でディスクの種類を判別することが可能なディスク再生装置が知られている。
図8は、二層DVDを対象としてフォーカスサーチを行なったときのフォーカスエラー信号のS字波形を表わしており、図示の如く、該フォーカスエラー信号は、2つの記録層に対応して2つの振幅値を有している。そこで、フォーカスエラー信号のS字波形の振幅値が検出され、検出された振幅値が1つである場合に単層DVDであると判定されるのに対し、検出された振幅値が2つである場合には二層DVDであると判定される。
尚、出願人は、単層DVDと二層DVDとの間でディスクの種類を判別することが可能なディスク再生装置を出願中である(特許文献3参照)。
ところで、次世代ディスクとして、青色レーザ光を用いて記録及び再生を行なうディスクの開発が進められている。この種のディスクとして、HD−DVD(High Density-DVD)と称されるディスクが知られており、該HD−DVDは、従来のDVDと同様に、表面から0.6mmの位置に記録層を有している。
そこで、近年、従来のDVDの規格に準拠した記録層(以下、DVD層という)と、HD−DVDの規格に準拠した記録層(以下、HD−DVD層という)とを有するハイブリッドDVDが開発された。
単層DVDと二層DVDとの間でディスクの種類を判別することが可能な上記従来のディスク再生装置においては、ハイブリッドDVDを装置本体に装填した場合、フォーカスエラー信号の振幅値が2つ検出されて二層DVDと判定され、その後、赤色レーザ光を発するDVDレーザを用いて再生が開始されることになる。
特開平11−66712号公報 特願2002−002444の明細書 特願2003−024517の明細書
しかしながら、上記従来のディスク再生装置においては、HD−DVD層から正常な再生信号が得られないため、不正なディスクであるとして再生動作が停止され、本来は再生可能なDVD層の再生が出来ない問題があった。
本発明の目的は、種類の同じ複数の記録層を有する光ディスクと種類の異なる複数の記録層を有する光ディスクとの間でディスクの種類を判別することが可能ディスク再生装置を提供することである。
本発明に係る第1のディスク再生装置は、
光ディスクにレーザ光を照射する光ピックアップと、
光ピックアップの出力信号に基づいてフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号生成手段と、
光ピックアップの合焦位置を一方向に変化させて、フォーカスエラー信号のS字波形の振幅値を検出する検出手段と、
検出された複数の振幅値の関係に基づいて光ディスクの種類を判別するディスク判別手段
とを具えている。
上記ディスク再生装置は、2つの記録層を有する光ディスクの種類を判別することが可能であって、前記ディスク判別手段は、検出された2つ振幅値の内、小さい方の振幅値に対する大きい方の振幅値の比が所定値を下回る場合に、種類の同じ2つの記録層を有する光ディスクであると判定する一方、前記比が前記所定値を上回る場合に、種類の異なる2つの記録層を有する光ディスクであると判定する。
光ディスクが種類の同じ2つのDVD層を有する二層DVD、及びDVD層とHD−DVD層とを有するハイブリッドDVDの何れのディスクであっても、2つの記録層に対応して、フォーカスエラー信号の振幅値が2つ検出されることになる。
二層DVDの規格においては、2つの記録層の反射率はそれぞれ18〜30%と定められており、両記録層の反射率の差が小さいため、一方の記録層に対応する振幅値と他方の記録層に対応する振幅値との差が小さくなり、小さい方の振幅値に対する大きい方の振幅値の比は2倍程度と小さくなる。これに対し、ハイブリッドDVDにおいては、両記録層の反射率の差が大きいため、一方の記録層に対応する振幅値と他方の記録層に対応する振幅値との差が大きくなり、小さい方の振幅値に対する大きい方の振幅値の比は10倍程度と大きくなる。
従って、前記所定値を例えば3に設定し、検出された2つの振幅値の内、小さい方の振幅値に対する大きい方の振幅値の比をとって、該比が所定値を下回れば二層DVD、所定値を上回ればハイブリッドDVDであると判定することが出来る。
具体的には、
フォーカスエラー信号を増幅する増幅手段と、
前記増幅手段のゲインを調整することによってフォーカスエラー信号のS字波形の振幅値を規定値に設定するゲイン調整手段
とを具え、前記検出手段は、一方の記録層に対応する振幅値が前記規定値に設定された第1状態で他方の記録層に対応する振幅値を検出すると共に、該他方の記録層に対応する振幅値が前記規定値に設定された第2状態で前記一方の記録層に対応する振幅値を検出し、前記ディスク判別手段は、前記第1状態で検出された振幅値に対する前記規定値の比と前記第2状態で検出された振幅値に対する前記規定値の比とに基づいて光ディスクの種類を判別する。
又、前記ディスク判別手段は、
前記第1状態で検出された振幅値に対する前記規定値の比が前記所定値を上回るか否かを判断する手段と、
前記比が前記所定値を上回ると判断された場合に、種類の異なる2つの記録層を有する光ディスクであると判定する手段と、
前記比が前記所定値を下回ると判断された場合に、前記第2状態で検出された振幅値に対する前記規定値の比が前記所定値を上回るか否かを判断する手段と、
前記比が前記所定値を上回ると判断された場合に、種類の異なる2つの記録層を有する光ディスクであると判定する手段と、
前記比が前記所定値を下回ると判断された場合に、種類の同じ2つの記録層を有する光ディスクであると判定する手段
とを具えている。
上記具体的構成においては、フォーカスエラー信号が歪まず、且つ、その振幅値が検出可能な範囲に収まるよう、増幅手段のゲインが調整され、これによってフォーカスエラー信号の振幅値が規定値に設定される。
一方の記録層に対応する振幅値が他方の記録層に対応する振幅値よりも大きいハイブリッドDVDである場合には、該一方の記録層に対応する振幅値を前記規定値に設定したとき、前記他方の記録層に対応する振幅値に対する該一方の記録層に対応する振幅値の比は、前記所定値を上回ることとなる。
これに対し、前記一方の記録層に対応する振幅値が前記他方の記録層に対応する振幅値よりも小さいハイブリッドDVD、或いは二層DVDである場合には、前記他方の記録層に対応する振幅値に対する前記一方の記録層に対応する振幅値の比は、前記所定値を下回ることになる。
そして、前記一方の記録層に対応する振幅値が前記他方の記録層に対応する振幅値よりも小さいハイブリッドDVDである場合には、該他方の記録層に対応する振幅値を前記規定値に設定したとき、前記一方の記録層に対応する振幅値に対する該他方の記録層に対応する振幅値の比は、前記所定値を上回ることになる。一方、二層DVDである場合には、前記一方の記録層に対応する振幅値に対する前記他方の記録層に対応する振幅値の比は、前記所定値を下回ることになる。
本発明に係る第2のディスク再生装置は、
光ディスクにレーザ光を照射する光ピックアップと、
光ピックアップの出力信号に基づいてフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号生成手段と、
フォーカスエラー信号を増幅する増幅手段と、
前記増幅手段のゲインを調整することによってフォーカスエラー信号のS字波形の振幅値を規定値に設定するゲイン調整手段と、
光ディスクの複数の記録層に対応する複数の振幅値がそれぞれ前記規定値に設定されたときのゲイン値の関係に基づいて光ディスクの種類を判別するディスク判別手段
とを具えている。
具体的には、2つの記録層を有する光ディスクの種類を判別することが可能であって、前記ディスク判別手段は、一方の記録層に対応する振幅値が前記規定値に設定されたときのゲイン値と他方の記録層に対応する振幅値が前記規定値に設定されたときのゲイン値の内、小さい方のゲイン値に対する大きい方のゲイン値の比が所定値を下回る場合に、種類の同じ2つの記録層を有する光ディスクであると判定する一方、前記比が前記所定値を上回る場合に、種類の異なる2つの記録層を有する光ディスクであると判定する。
上記ディスク再生装置においては、フォーカスエラー信号が歪まず、且つ、その振幅値が検出可能な範囲に収まるよう、増幅手段のゲインが調整され、これによってフォーカスエラー信号の振幅値が規定値に設定される。従って、フォーカスエラー信号の2つの振幅値の内、小さい方の振幅値に対する大きい方の振幅値の比と、大きい方の振幅値が前記規定値に設定されたときのゲイン値に対する小さい方の振幅値が前記規定値に設定されたときのゲイン値の比は等しくなる。
又、上述の如く、二層DVDについてのフォーカスエラー信号においては、小さい方の振幅値に対する大きい方の振幅値の比は2倍程度と小さくなるのに対し、ハイブリッドDVDについてのフォーカスエラー信号においては、小さい方の振幅値に対する大きい方の振幅値の比は10倍程度と大きくなる。
従って、前記所定値を例えば3に設定し、小さい方のゲイン値に対する大きい方のゲイン値の比をとって、該比が所定値を下回れば二層DVD、所定値を上回ればハイブリッドDVDであると判定することが出来る。
本発明に係るディスク再生装置によれば、種類の同じ複数の記録層を有する光ディスクと種類の異なる複数の記録層を有する光ディスクとの間でディスクの種類を判別することが出来る。
以下、本発明を、CD及びDVDを再生することが可能なDVDプレーヤに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明に係るDVDプレーヤは、図1に示す如く、光ディスク(1)の信号面に対向して配備された光ピックアップ(2)と、光ディスク(1)を回転駆動するスピンドルモータ(5)と、光ピックアップ(2)のフォーカシング機構を駆動すると共にスピンドルモータ(5)を駆動するドライブ回路(6)と、光ピックアップ(2)の出力信号からRF信号及びフォーカスエラー信号を生成するRFアンプ(3)と、RFアンプ(3)からRF信号に基づいてスピンドルサーボを実行すると共にRFアンプ(3)から得られるフォーカスエラー信号に基づいてフォーカスサーボを実行するDSP(4)とを具えている。RFアンプ(3)及びDSP(4)には、マイクロコンピュータ(7)が接続されている。
光ピックアップ(2)は、CDに照射すべき赤色レーザ光を発するCDレーザと、単層DVD、二層DVD及びハイブリッドDVDのDVD層に照射すべき赤色レーザ光を発するDVDレーザとを具えている。
マイクロコンピュータ(7)は、ディスクの判別に際して、DSP(4)にフォーカスサーチ指令を発し、DSP(4)は該指令を受けてドライブ回路(6)にフォーカスドライブ信号を供給する。これに応じて、ドライブ回路(6)は光ピックアップ(2)を駆動する。又、DSP(4)は、RFアンプ(3)から得られるフォーカスエラー信号のS字波形の振幅値を検出して、その結果をマイクロコンピュータ(7)に供給し、マイクロコンピュータ(7)は、その結果に基づいてディスクの判別を行なう。
又、マイクロコンピュータ(7)は、DSP(4)のD/A変換器(図示省略)の出力値を設定し、これによって、該出力値に応じた大きさのSGC(Signal Gain Control)電圧がRFアンプ(3)に印加される。RFアンプ(3)のSGCゲインは、該SGC電圧の大きさに応じて変化する。
図2及び図3は、上記DVDプレーヤにおいて実行されるディスク判別手続きを表わしており、先ず、図2のステップS1にてCDレーザをオンに設定した後、ステップS2では、RFアンプ(3)のSGCゲインをCDレーザによるディスク判別を行なうための所定値CDGjに設定する。該所定値CDGjは、光ピックアップ(2)の出力のバラツキやその他の回路の特性のバラツキ等に拘わらず、CD−RW、DVD−RW、DVD+RW、二層DVD等の反射率の低いディスクについてもフォーカスエラー信号のS字波形の振幅値の検出が可能な値に設定される。
次にステップS3では、フォーカスサーチを実行してフォーカスエラー信号のS字波形の振幅値pk0を検出した後、ステップS4にてCDレーザをオフに設定する。
続いてステップS5では、DVDレーザをオンに設定した後、ステップS6にて、RFアンプ(3)のSGCゲインをDVDレーザによるディスク判別を行なうための所定値DVDGjに設定する。該所定値DVDGjは、光ピックアップ(2)の出力のバラツキやその他の回路の特性のバラツキ等に拘わらず、反射率の低いディスクについてもフォーカスエラー信号のS字波形の振幅値の検出が可能な値に設定される。
次にステップS7では、フォーカスサーチを実行してフォーカスエラー信号のS字波形の2つの振幅値pk1、pk2を検出する。
その後、図3のステップS8では、上述の如くCDレーザのオン時に検出した振幅値pk0がDVDレーザのオン時に検出した2つの振幅値pk1、pk2よりも大きいか否かを判断する。ここで、CDに対してCDレーザを照射した場合の振幅値はDVDレーザを照射した場合に比べて大きくなるので、イエスと判断された場合は、ステップS9にて光ディスクはCDであると判定する。続いてステップS12では、フォーカスエラー信号の振幅値が規定値となるようRFアンプ(3)のSGCゲインを調整して、手続きを終了する。この様に、SGCゲインを調整する理由は、ディスク判別を行なうための前記所定値CDGj、DVDGjは、上述の如く反射率の低いディスクについてもフォーカスエラー信号のS字波形の振幅値を検出できるよう大きな値に設定されているため、フォーカスエラー信号が歪むことや、フォーカスエラー信号の振幅値がDSP(4)のA/D変換器(図示省略)の最大出力値を超えて実際の振幅値が得られないことがあるからである。前記規定値は、例えば1.8Vに設定される。
これに対し、ステップS8にてノーと判断された場合には、ステップS10に移行して、DVDレーザのオン時に検出した2つの振幅値pk1、pk2が共に0よりも大きいか否かを判断する。ここで、単層DVDの場合は、2つの振幅値pk1、pk2の内、一方の振幅値pk2は0となるので、ノーと判断された場合は、ステップS11にて光ディスクは単層DVDであると判定する。その後、ステップS12に移行し、フォーカスエラー信号の振幅値が前記規定値となるようRFアンプ(3)のSGCゲインを調整して、手続きを終了する。
上記ステップS10にてイエスと判断された場合には、ステップS13に移行し、フォーカスサーチを実行して、フォーカスエラー信号の2つの振幅値pk1、pk2の内、一方の記録層(レイヤ0)に対応する振幅値pk1が前記規定値となるようRFアンプ(3)のSGCゲインを調整した後、他方の記録層(レイヤ1)に対応する振幅値pk2を検出する。
次にステップS14では、レイヤ0に対応する振幅値pk1、即ち前記規定値がレイヤ1に対応する振幅値pk2の3倍を上回る値であるか否かを判断する。
図4は、二層DVDを対象としてフォーカスサーチを行なったときのフォーカスエラー信号のS字波形、図5は、ハイブリッドDVDを対象としてフォーカスサーチを行なったときのフォーカスエラー信号のS字波形を表わしている。二層DVDの規格においては、2つの記録層の反射率はそれぞれ18〜30%と定められており、両記録層の反射率の差が小さいため、図4に示す如く一方の記録層に対応する振幅値pk1と他方の記録層に対応する振幅値pk2との差が小さくなり、小さい方の振幅値pk2に対する大きい方の振幅値pk1の比は2倍程度と3よりも小さくなる。これに対し、ハイブリッドDVDにおいては、両記録層の反射率の差が大きいため、図5に示す如く一方の記録層に対応する振幅値pk1と他方の記録層に対応する振幅値pk2との差が大きくなり、小さい方の振幅値pk2に対する大きい方の振幅値pk2の比は10倍程度と3よりも大きくなる。
従って、レイヤ0に対応する振幅値pk1がレイヤ1に対応する振幅値pk2よりも大きいハイブリッドDVDである場合には、レイヤ0に対応する振幅値pk1がレイヤ1に対応する振幅値pk2の3倍を上回ってステップS14にてイエスと判断されることとなり、ステップS18にて光ディスクはハイブリッドDVDであると判定して、手続きを終了する。
これに対し、レイヤ0に対応する振幅値pk1がレイヤ1に対応する振幅値pk2よりも小さいハイブリッドDVD、或いは二層DVDである場合には、ステップS14にてノーと判断されてステップS15に移行し、フォーカスサーチを実行して、フォーカスエラー信号の2つの振幅値pk1、pk2の内、レイヤ1に対応する振幅値pk2が前記規定値となるようRFアンプ(3)のSGCゲインを調整した後、レイヤ0に対応する振幅値pk1を検出する。
次にステップS16では、レイヤ1に対応する振幅値pk2、即ち前記規定値がレイヤ0に対応する振幅値pk1の3倍を上回る値であるか否かを判断する。
ここで、レイヤ0に対応する振幅値pk1がレイヤ1に対応する振幅値pk2よりも小さいハイブリッドDVDである場合には、レイヤ1に対応する振幅値pk2がレイヤ0に対応する振幅値pk1の3倍を上回ってイエスと判断されることとなり、ステップS18にて光ディスクはハイブリッドDVDであると判定して、手続きを終了する。
一方、二層DVDである場合には、レイヤ1に対応する振幅値pk2がレイヤ0に対応する振幅値pk1の3倍を下回ってステップS16にて判断されることとなり、ステップS17にて光ディスクは二層DVDであると判定して、手続きを終了する。
上記手続きによれば、CD、単層DVD、二層DVD及びハイブリッドDVDの間で光ディスクの種類を判別することが出来る。
上述の如く光ディスクの種類が判別された後、従来と同様に、フォーカスイン動作等の所定の動作が行なわれ、その後、ディスクの再生が行なわれる。
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、一方の記録層に対応する振幅値が規定値となるようRFアンプ(3)のSGCゲインを調整すると共に他方の記録層に対応する振幅値が該規定値となるようRFアンプ(3)のSGCゲインを調整し、2つの記録層に対応する振幅値がそれぞれ前記規定値に設定されたときのSGCゲインの値の関係に基づいて、二層DVDとハイブリッドDVDとの間でディスクの種類を判別することも可能である。例えば、一方の記録層に対応する振幅値が前記規定値に設定されたときのSGCゲインの値と他方の記録層に対応する振幅値が前記規定値に設定されたときのSGCゲインの値の内、小さい方のゲイン値に対する大きい方のゲイン値の比が所定値を下回る場合に二層DVDであると判定される一方、前記比が前記所定値を上回る場合にハイブリッドDVDであると判定される。
又、本発明は、ハイブリッドDVDのHD−DVD層に照射すべき青色レーザ光を発するレーザを具えてHD−DVD層の再生を行なうことが可能なディスク再生装置に実施することも可能である。
本発明を実施したDVDプレーヤの構成を表わすブロック図である。 上記DVDプレーヤにおいて実行されるディスク判別手続きの前半を表わすフローチャートである。 上記手続きの後半を表わすフローチャートである。 二層DVDを対象としてフォーカスサーチを行なったときのフォーカスエラー信号のS字波形を表わす波形図である。 ハイブリッドDVDを対象としてフォーカスサーチを行なったときのフォーカスエラー信号のS字波形を表わす波形図である。 CDを対象としてフォーカスサーチを行なったときのフォーカスエラー信号のS字波形を表わす波形図である。 単層DVDを対象としてフォーカスサーチを行なったときのフォーカスエラー信号のS字波形を表わす波形図である。 二層DVDを対象としてフォーカスサーチを行なったときのフォーカスエラー信号のS字波形を表わす波形図である。
符号の説明
(1) 光ディスク
(2) 光ピックアップ
(3) RFアンプ
(4) DSP
(5) スピンドルモータ
(6) ドライブ回路
(7) マイクロコンピュータ

Claims (6)

  1. 光ディスクにレーザ光を照射する光ピックアップと、
    光ピックアップの出力信号に基づいてフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号生成手段と、
    光ピックアップの合焦位置を一方向に変化させて、フォーカスエラー信号のS字波形の振幅値を検出する検出手段と、
    検出された複数の振幅値の関係に基づいて光ディスクの種類を判別するディスク判別手段
    とを具えていることを特徴とするディスク再生装置。
  2. 2つの記録層を有する光ディスクの種類を判別することが可能であって、前記ディスク判別手段は、検出された2つ振幅値の内、小さい方の振幅値に対する大きい方の振幅値の比が所定値を下回る場合に、種類の同じ2つの記録層を有する光ディスクであると判定する一方、前記比が前記所定値を上回る場合に、種類の異なる2つの記録層を有する光ディスクであると判定する請求項1に記載のディスク再生装置。
  3. フォーカスエラー信号を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段のゲインを調整することによってフォーカスエラー信号のS字波形の振幅値を規定値に設定するゲイン調整手段
    とを具え、前記検出手段は、一方の記録層に対応する振幅値が前記規定値に設定された第1状態で他方の記録層に対応する振幅値を検出すると共に、該他方の記録層に対応する振幅値が前記規定値に設定された第2状態で前記一方の記録層に対応する振幅値を検出し、前記ディスク判別手段は、前記第1状態で検出された振幅値に対する前記規定値の比と前記第2状態で検出された振幅値に対する前記規定値の比とに基づいて光ディスクの種類を判別する請求項2に記載のディスク再生装置。
  4. 前記ディスク判別手段は、
    前記第1状態で検出された振幅値に対する前記規定値の比が前記所定値を上回るか否かを判断する手段と、
    前記比が前記所定値を上回ると判断された場合に、種類の異なる2つの記録層を有する光ディスクであると判定する手段と、
    前記比が前記所定値を下回ると判断された場合に、前記第2状態で検出された振幅値に対する前記規定値の比が前記所定値を上回るか否かを判断する手段と、
    前記比が前記所定値を上回ると判断された場合に、種類の異なる2つの記録層を有する光ディスクであると判定する手段と、
    前記比が前記所定値を下回ると判断された場合に、種類の同じ2つの記録層を有する光ディスクであると判定する手段
    とを具えている請求項3に記載のディスク再生装置。
  5. 光ディスクにレーザ光を照射する光ピックアップと、
    光ピックアップの出力信号に基づいてフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号生成手段と、
    フォーカスエラー信号を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段のゲインを調整することによってフォーカスエラー信号のS字波形の振幅値を規定値に設定するゲイン調整手段と、
    光ディスクの複数の記録層に対応する複数の振幅値がそれぞれ前記規定値に設定されたときのゲイン値の関係に基づいて光ディスクの種類を判別するディスク判別手段
    とを具えていることを特徴とするディスク再生装置。
  6. 2つの記録層を有する光ディスクの種類を判別することが可能であって、前記ディスク判別手段は、一方の記録層に対応する振幅値が前記規定値に設定されたときのゲイン値と他方の記録層に対応する振幅値が前記規定値に設定されたときのゲイン値の内、小さい方のゲイン値に対する大きい方のゲイン値の比が所定値を下回る場合に、種類の同じ2つの記録層を有する光ディスクであると判定する一方、前記比が前記所定値を上回る場合に、種類の異なる2つの記録層を有する光ディスクであると判定する請求項5に記載のディスク再生装置。
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WO2007037162A1 (ja) * 2005-09-27 2007-04-05 Pioneer Corporation 情報再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
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