JP3526455B2 - 光ディスク判別方法 - Google Patents

光ディスク判別方法

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JP3526455B2 JP2002019190A JP2002019190A JP3526455B2 JP 3526455 B2 JP3526455 B2 JP 3526455B2 JP 2002019190 A JP2002019190 A JP 2002019190A JP 2002019190 A JP2002019190 A JP 2002019190A JP 3526455 B2 JP3526455 B2 JP 3526455B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、互いに記録密度の
異なる複数種類の光ディスクから所定の光ディスクを判
別するための光ディスク判別方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、光ディスクの一種であるコンパク
トディスク(以下、CDという。)を再生するCDプレ
ーヤのスピンドルモータ及び光ピックアップの駆動系回
路は、図4に示すような構成となっている。なお、ここ
で光ピックアップの駆動系回路とは、スライドモータ駆
動、トラッキングコイル駆動及びフォーカスコイル駆動
を合わせた駆動系回路のことである。 【0003】光ピックアップ31は、例えば、レーザダ
イオード、コリメータレンズ、対物レンズ、ビームスプ
リッタ、シリンドリカルレンズ等の光学部品及び所定の
配置に分割されたフォトディテクタ等から構成され、レ
ーザビームをCD30の記録面に照射し、ピットによる
反射光の強度変化を検出すると共に、例えばいわゆる非
点収差法によりフォーカスエラー信号を検出し、例えば
いわゆるプッシュプル法によりトラッキングエラー信号
を検出するようになっている。 【0004】先ず、使用者がCD30を再生するべく、
例えば再生ボタンを操作すると、制御部であるシーケン
サ43は、スライド移動制御回路47を制御し、スライ
ドモータ駆動回路48を駆動させて光ピックアップ31
を該光ピックアップ31が最内周検知スイッチ32をオ
ンにするまで移動させる。そして、シーケンサ43は、
切換スイッチ41を初期駆動制御回路39がスピンドル
モータ駆動回路42に接続されるように切り換えて、ス
ピンドルモータ33を初期回転駆動する。 【0005】次に、光ピックアップ31は、CD30に
例えば波長780nmのレーザ光を照射して、該CD3
0による反射光を検出する。この検出出力であるRFデ
ータは、再生増幅器(図中、RFampと記す。)34で
増幅され、2値化手段として用いられるコンパレータ3
5で2値化される。この2値化された信号は、8−14
変調(Eight to Fourteen Modulation:以下、EFMと
いう。)で変調された信号であり、一定間隔で同期信号
をもっている。この2値化RF信号の同期信号は、同期
信号検出回路36で検出される。検出された同期信号
は、OCR37からの基準クロック信号を基に同期信号
の周期を測定する同期信号間隔測定回路38に供給され
る。この同期信号間隔測定回路38で測定された同期信
号の周期は、スピンドルサーボ回路40にフィードバッ
クされる。スピンドルサーボ回路40は、シーケンサ4
3によって切り換えられた切換スイッチ41によって、
スピンドルモータ駆動回路42に接続され、該スピンド
ルモータ駆動回路42の駆動をCD30の線速度が一定
になるように制御する。このため、スピンドルモータ3
3は、CD30を線速度一定となるように回転すること
ができる。 【0006】光ピックアップ31は、図示しないスライ
ドモータにより回転駆動される図示しない送り螺子に螺
合された図示しない送り台に設置され、送り螺子の回転
駆動による送り台の螺進によって、CD30の半径上を
移動されるようになっている。なお、上記スライドモー
タの駆動制御すなわち光ピックアップ31の送り駆動
は、上記スライドモータを駆動するスライドモータ駆動
回路48により行われる。このスライドモータ駆動回路
48は、スライドサーボ回路46からのサーボ信号とス
ライド移動制御回路47からの制御信号の加算器51に
よる加算信号に基づいて上記スライドモータを駆動する
が、上述したように使用者により例えば再生ボタンが押
された直後には、スライド移動制御回路47からの制御
信号のみに応じて上記スライドモータを駆動し、光ピッ
クアップ31を最内周検知スイッチ32がオンになるま
でCD30の径方向に移動させる。 【0007】また、光ピックアップ31は、上記フォー
カスエラー信号及び上記トラッキングエラー信号をフォ
ーカスサーボ回路49及びトラッキングサーボ回路44
に供給する。フォーカスサーボ回路49は、上記フォー
カスエラー信号が零となるように光ピックアップ31の
図示しない対物レンズをフォーカスコイル駆動回路50
により光軸方向に駆動する。また、トラッキングサーボ
回路44は、上記トラッキングエラー信号が零となるよ
うに上記対物レンズをトラッキングコイル駆動回路45
によりディスク径方向に駆動する。ここで、トラッキン
グコイル駆動回路45から出力されるトラッキングコイ
ル駆動信号は、光ピックアップ31をCD30の径方向
に移動させる信号であり、スライドサーボ回路46にも
供給される。 【0008】シーケンサ43は、上述したようにスライ
ド移動制御回路47及び切換スイッチ41を制御すると
共に、スピンドルサーボ回路40、トラッキングサーボ
回路44、スライドサーボ回路46及びフォーカスサー
ボ回路49を制御する。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、CD
よりも高密度で大容量の光ディスク(以下、高密度光デ
ィスクという。)が開発されるようになり、それに対応
した変調方式が採用されたり、あるいは記録密度を上げ
るためにピットを小さくして線密度を大きくすることが
行われるようになってきた。 【0010】これに伴い再生機側ではCDのような低密
度光ディスクと高密度ディスクとの識別が必要になって
きた。例えば、従来のCDとビデオ信号が記録された光
ディスクとの様にディスクの径が異なる場合は、再生機
台上の直径差にディスクの有無を検出するセンサを備え
ることで、両者の区別ができる。しかし、高密度光ディ
スクの形状がCDのような低密度光ディスクと同じであ
る場合、機械的に両者の区別を行うのは不可能であっ
た。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、
低密度光ディスクと高密度光ディスクを同一の光ピック
アップで検出した信号から識別する光ディスク判別方法
の提供を目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
判別方法は、上記課題を解決するために、互いに記録密
度の異なる複数種類の光ディスクから所定の光ディスク
を判別するための光ディスク判別方法において、上記互
いに記録密度の異なる複数種類の光ディスクのうちの一
つを、その種類にかかわらず一定の角速度で回転駆動す
る定速度駆動工程と、上記光ディスクに記録された信号
を検出する光ピックアップを光ディスクの内周方向位置
に移動させる移動制御工程と、上記内周方向位置に移動
された光ピックアップが最内周位置に達したことを検知
する最内周検知工程と、上記最内周検知工程により上記
光ピックアップが最内周位置に達したことを検知したと
きの上記光ピックアップの検出出力を2値化し、この2
値化信号の最大パルス幅及び最小パルス幅を測定してホ
ールドする工程と、ホールドされた上記最大パルス幅及
び最小パルス幅に応じて互いに記録密度の異なる複数種
類の光ディスクから所定の光ディスクを判別する判別工
程と、上記判別工程における判別結果に応じて上記所定
のディスクの再生を行うか或いは再生動作を中断するか
を決める処理工程とを有する。このような構成を採るこ
とにより本発明の光ディスク判別方法は、起動時に互い
に記録密度の異なる複数種類の光ディスクのうちの一つ
を、その種類にかかわらず一定の角速度で回転駆動し、
光ピックアップを光ディスクの内周方向位置に移動し、
光ピックアップが最内周位置に達したことを検知し、光
ピックアップの検出出力を2値化し、2値化信号の最大
パルス幅及び最小パルス幅を測定してホールドし、ホー
ルドされた最大パルス幅及び最小パルス幅に応じて互い
に記録密度の異なる複数種類の光ディスクから所定の光
ディスクを判別し、判別結果に応じて所定のディスクの
再生を行うか或いは再生動作を中断するかを決める。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光ディスク判
別方法の実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。この実施の形態は、本発明の光ディスク判別方法を
適用し、例えば、CDのような低密度光ディスクと高密
度光ディスクをその形状からでなく、そのピット長から
判別することのできる光ディスク再生装置である。 【0013】図1にこの光ディスク再生装置のスピンド
ルモータ及びピックアップの駆動系回路を示す。なお、
ここでピックアップの駆動系回路とは、スライドモータ
駆動、トラッキングコイル駆動及びフォーカスコイル駆
動を合わせた駆動系回路のことである。 【0014】図1において、光ディスクDは、低密度光
ディスクであるか高密度光ディスクであるかがその形状
から判別できない光ディスクである。 【0015】光ピックアップ1は、例えば、レーザダイ
オード、コリメータレンズ、対物レンズ、ビームスプリ
ッタ、シリンドリカルレンズ等の光学部品及び所定の配
置に分割されたフォトディテクタ等から構成され、レー
ザビームを光ディスクDの記録面に照射し、ピットによ
る反射光の強度変化を検出すると共に、例えばいわゆる
非点収差法によりフォーカスエラー信号を検出し、例え
ばいわゆるプッシュプル法によりトラッキングエラー信
号を検出するようになっている。 【0016】この光ピックアップ1で検出された検出出
力であるRFデータは、再生増幅器(図中、RFampと
記す。)4で増幅され、2値化手段として用いられるコ
ンパレータ5で2値化される。この2値化された信号
は、8−14変調(Eight to Fourteen Modulation:以
下、EFMという。)で変調された信号であり、一定間
隔で同期信号をもっている。この2値化信号の同期信号
は、同期信号(図中、SYNKと記す。)検出回路6で
検出される。検出された同期信号は、OCR7からの基
準クロック信号を基に同期信号の周期を測定する同期信
号間隔測定回路9に供給される。この同期信号間隔測定
回路9で測定された同期信号の周期は、スピンドルサー
ボ回路15にフィードバックされる。スピンドルサーボ
回路15は、シーケンサ13によって切り換えられる切
換スイッチ16によって、スピンドルモータ駆動回路1
7との接続が定角速度駆動制御回路14との間で選択的
に切り換え制御される。スピンドルモータ駆動回路17
は、定角速度駆動制御回路14又はスピンドルサーボ回
路15に接続され、スピンドルモータ3を定角速度又は
定線速度で駆動し、光ディスクDを角速度一定又は線速
度一定となるように回転する。 【0017】光ピックアップ1は、図示しないスライド
モータにより回転駆動される図示しない送り螺子に螺合
された図示しない送り台に設置され、送り螺子の回転駆
動による送り台の螺進によって、光ディスクDの半径上
を移動されるようになっている。なお、上記スライドモ
ータの駆動制御すなわち光ピックアップ1の送り駆動
は、上記スライドモータを駆動するスライドモータ駆動
回路22により行われる。このスライドモータ駆動回路
22は、スライドサーボ回路20からのサーボ信号とス
ライド移動制御回路21からの制御信号の加算器25に
よる加算信号に基づいて上記スライドモータを駆動する
が、使用者により例えば再生ボタンが押された直後に
は、スライド移動制御回路21からの制御信号のみに応
じて上記スライドモータを駆動し、光ピックアップ1を
最内周検知スイッチ2がオンになるまで光ディスクDの
内径方向に移動させる。 【0018】ここで、定角速度駆動制御回路14は、該
光ディスク再生装置が起動時に光ディスクDを一定角速
度で回転駆動する。また、スライド移動制御回路21
は、光ピックアップ1を光ディスクDの特定径方向位置
である例えば最内周部分に移動させる。 【0019】また、光ピックアップ1は、上記フォーカ
スエラー信号及び上記トラッキングエラー信号をフォー
カスサーボ回路23及びトラッキングサーボ回路18に
供給する。フォーカスサーボ回路23は、上記フォーカ
スエラー信号が零となるように光ピックアップ1の図示
しない対物レンズをフォーカスコイル駆動回路24によ
り光軸方向に駆動する。また、トラッキングサーボ回路
18は、上記トラッキングエラー信号が零となるように
上記対物レンズをトラッキングコイル駆動回路19によ
りディスク径方向に駆動する。ここで、トラッキングコ
イル駆動回路19から出力されるトラッキングコイル駆
動信号は、光ピックアップ1を光ディスクDの径方向に
移動させる信号であり、スライドサーボ回路20にも供
給される。 【0020】シーケンサ13は、上述したように、光ピ
ックアップ1が最内周まで移動したか否かを検知する最
内周検知スイッチ2からの検知信号に応じてスライド移
動制御回路21を制御すると共に、切換スイッチ16、
スピンドルサーボ回路15、トラッキングサーボ回路1
8、スライドサーボ回路20、フォーカスサーボ回路2
3及び次の2つのホールド回路を制御する。 【0021】2つのホールド回路とは、定角速度駆動制
御回路14に接続されたスピンドルモータ駆動回路17
により角速度一定で回転されている光ディスクDから読
み出された検出出力から得た2値化信号の最大パルス幅
及び最小パルス幅とをホールドする最大パルス幅ホール
ド(図中MAX HOLDと記す。)回路10及び最小パルス幅
ホールド(図中MIN HOLDと記す。)回路11である。以
下、この最大パルス幅ホールド回路10及び最小パルス
幅ホールド回路11について説明する。 【0022】2値化手段であるコンパレータ5からの検
出出力は、パルス幅測定回路8にも供給されている。こ
のパルス幅測定回路8は、スライド移動制御回路21に
より光ピックアップ1が移動された上記特定径方向位置
である最内周部分のトラックのピット長を測定する。 【0023】具体的に、このパルス幅測定回路8は、O
CR7から供給される基準クロックに同期して、光ピッ
クアップ1が上記最内周部分のトラックから検出した検
出信号を2値化した上記コンパレータ5からの検出出
力、すなわち2値化したRF信号のパルス幅を測定す
る。このパルス幅測定回路8で測定されたパルス幅の最
大値は、最大パルス幅ホールド回路10にホールドされ
る。また、このパルス幅測定回路8で測定されたパルス
幅の最小値は、最小パルス幅ホールド回路11にホール
ドされる。ここで、光ディスクDは、定角速度で回転し
ているので、最大パルス幅ホールド回路10にホールド
されたパルス幅の最大値TMAXは、光ディスクD上の
最大ピット長を表す。同様に、最小パルス幅ホールド回
路11にホールドされたパルス幅の最小値TMINは、
光ディスクD上の最小ピット長を表す。 【0024】そして、ディスク判定回路12が上記最大
ピット長TMAXと上記最小ピット長TMINに応じて
光ディスクDの種類を判定する。このディスク判定回路
12の判定結果に応じてシーケンサ13は、該光ディス
クDの再生を行うか或は再生動作を中止するかを決定す
る。 【0025】例えば、この光ディスク再生装置はCDと
高密度光ディスクを判別するが、CDのみの例えばオー
ディオデータだけしか再生することができない再生装置
であり、光ディスクDがCDである場合の動作を以下に
説明する。 【0026】先ず、使用者が光ディスクDを再生するべ
く、例えば再生ボタンを操作すると、制御部であるシー
ケンサ13は、スライド移動制御回路21を制御し、ス
ライドモータ駆動回路22を駆動させて光ピックアップ
1を該光ピックアップ1が最内周検知スイッチ2をオン
にするまで移動する。そして、シーケンサ13は、切換
スイッチ16を定角速度駆動制御回路14がスピンドル
モータ駆動回路17に接続されるように切り換えて、ス
ピンドルモータ3を定角速度駆動する。 【0027】この状態、すなわち光ディスクDが定角速
度で回転している状態で、光ピックアップ1は、光ディ
スクDの特定径方向位置である例えば最内周部分に例え
ば波長780nmのレーザ光を照射して、該光ディスク
Dの最内周部分からの反射光を検出する。この最内周部
分からの検出出力であるRFデータは、RFamp4で増
幅されて図2の(B)に示すような波形とされた後、コ
ンパレータ5で図2の(C)のように2値化されたRF
信号とされる。図2の(C)に示す2値化されたRF信
号は、パルス幅測定回路8に供給され、最大パルス幅T
MAXが最大パルス幅ホールド回路10に、最小パルス
幅TMINが最小パルス幅ホールド回路11にホールド
される。 【0028】ここで、光ディスクDは、定角速度で回転
しているので、最大パルス幅ホールド回路10にホール
ドされたパルス幅の最大値TMAXは、光ディスクD上
の最大ピット長を表す。同様に、最小パルス幅ホールド
回路11にホールドされたパルス幅の最小値T
MINは、光ディスクD上の最小ピット長を表す。 【0029】そして、ディスク判定回路12は、上記最
大ピット長TMAXと上記最小ピット長TMINを予め
図示しない記憶部に記憶しているCDの各値と比較し、
該光ディスクDの上記最大ピット長TMAXと上記最小
ピット長TMINがCDのそれと一致するとして、該光
ディスクDが図2の(A)に示すようなピットを備える
CDであることを判別する。光ディスクDがCDである
ので、シーケンサ13は、スピンドルサーボ回路15、
切換スイッチ16、スライドサーボ回路20及びスライ
ド移動制御回路21を制御し、CDである光ディスクD
を線速度一定で回転させ、光ピックアップ1を外径方向
に移動させる。そして、さらにシーケンサ13は、トラ
ッキングサーボ回路18及びフォーカスサーボ回路23
を制御し、光ピックアップ1から照射されるレーザビー
ムをピットに追従させる。 【0030】次に、光ディスクDがCDでない場合のこ
の光ディスク再生装置の動作を以下に説明する。 【0031】再生ボタンが操作された後、スピンドルモ
ータ3が定角速度駆動するまでの動作と、光ピックアッ
プ1が定角速度で回転している光ディスクDの特定部分
である最内周部分からの反射光を検出するまでの動作
は、上述した場合と同様であるのでここでは説明を省略
する。 【0032】上記最内周部分からの検出出力であるRF
データは、RFamp4で増幅されて図3の(B)に示す
ような波形とされた後、コンパレータ5で図3の(C)
のように2値化されたRF信号とされる。図3の(C)
に示す2値化されたRF信号は、パルス幅測定回路8に
供給され、最大パルス幅TMAXが最大パルス幅ホール
ド回路10に、最小パルス幅TMINが最小パルス幅ホ
ールド回路11にホールドされる。 【0033】ここで、光ディスクDは、定角速度で回転
しているので、最大パルス幅ホールド回路10にホール
ドされたパルス幅の最大値TMAXは、光ディスクD上
の最大ピット長を表す。同様に、最小パルス幅ホールド
回路11にホールドされたパルス幅の最小値T
MINは、光ディスクD上の最小ピット長を表す。 【0034】そして、ディスク判定回路12は、上記最
大ピット長TMAXと上記最小ピット長TMINを予め
図示しない記憶部に記憶しているCDの各値と比較し、
該光ディスクDの上記最大ピット長TMAXと上記最小
ピット長TMINがCDのそれと一致しないとして、該
光ディスクDがCDでないと判別する。ここで、上記記
録部が高密度光ディスクの各値を予め記憶していれば、
ディスク判定回路12は、該光ディスクDが、例えば図
3の(A)に示すようなピットを備える高密度光ディス
クであることを判別する。 【0035】光ディスクDがCDでなく、例えば高密度
光ディスクであるので、シーケンサ13は、スピンドル
サーボ回路15、切換スイッチ16、スライドサーボ回
路20及びスライド移動制御回路21を制御し、再生動
作を停止させる。また、シーケンサ13はこの場合、光
ディスクDが再生不可能な高密度光ディスクであること
を表示、又はイジェクト処理を行ってもよい。 【0036】以上より、この光ディスク再生装置は、最
大ピット長と最小ピット長に応じて、光ディスクの判別
を行うので、低密度光ディスクと高密度光ディスクとが
たとえ同じ形状でも、同一の光ピックアップで検出した
信号から判別することができる。 【0037】なお、本発明に係る光ディスク判別方法
は、上記光ディスク再生装置にのみ適用が限定されるも
のではなく、低密度光ディスクと高密度光ディスクとを
再生することができるそれぞれ専用の光ピックアップと
信号処理系を用いて、判別した光ディスクをそのまま再
生でき光ディスク再生装置に適用してもよい。 【0038】また、本発明に係る光ディスク判別方法
は、最小ピット長又は最大ピット長のみを比較して光デ
ィスクの判別を行ってもよいし、例えば変調方式が異な
るような光ディスクの判別を行う場合には最小ピット長
と最大ピット長の比を求め、その比を比較してもよい。 【0039】 【発明の効果】 本発明の光ディスク判別方法は、起動
時に互いに記録密度の異なる複数種類の光ディスクのう
ちの一つを、その種類にかかわらず一定の角速度で回転
駆動し、光ピックアップを光ディスクの内周方向位置に
移動し、光ピックアップが最内周位置に達したことを検
知し、光ピックアップの検出出力を2値化し、2値化信
号の最大パルス幅及び最小パルス幅を測定してホールド
し、ホールドされた最大パルス幅及び最小パルス幅に応
じて互いに記録密度の異なる複数種類の光ディスクから
所定の光ディスクを判別し、判別結果に応じて所定のデ
ィスクの再生を行うか或いは再生動作を中断するかを決
めるので、低密度光ディスクと高密度光ディスクが同じ
形状でも、同一の光ピックアップで検出した信号から判
別することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態の光ディスク再生装置のブ
ロック回路図である。 【図2】コンパクトディスクを判別する動作を説明する
ための図である。 【図3】高密度光ディスクを判別する動作を説明するた
めの図である。 【図4】従来のコンパクトディスクプレーヤのブロック
回路図である。 【符号の説明】 1 光ピックアップ、2 最内周検知スイッチ、3 ス
ピンドルモータ、4再生増幅器、5 コンパレータ、6
同期信号検出回路、7 OCR、8 パルス幅測定回
路、9 同期信号間隔測定回路、12 ディスク判定回
路、13 シーケンサ、14 定角速度駆動制御回路、
15 スピンドルサーボ回路、16切換スイッチ、17
スピンドルモータ駆動回路、18 トラッキングサー
ボ回路、19 トラッキングコイル駆動回路、20 ス
ライドサーボ回路、21 スライド移動制御回路、22
スライドモータ駆動回路、23 フォーカスサーボ回
路、24 フォーカスコイル駆動回路、25 加算回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−264660(JP,A) 特開 昭57−69322(JP,A) 特開 昭62−242487(JP,A) 特開 昭57−58269(JP,A) 特開 昭60−28071(JP,A) 特開 平1−32589(JP,A) 特開 昭61−144780(JP,A) 特開 平5−217182(JP,A) 実開 平1−85969(JP,U) 実開 昭60−102769(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/004 G11B 19/12 G11B 19/28

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 互いに記録密度の異なる複数種類の光デ
    ィスクから所定の光ディスクを判別するための光ディス
    ク判別方法において、 上記互いに記録密度の異なる複数種類の光ディスクのう
    ちの一つを、その種類にかかわらず一定の角速度で回転
    駆動する定速度駆動工程と、 上記光ディスクに記録された信号を検出する光ピックア
    ップを光ディスクの内周方向位置に移動させる移動制御
    工程と、 上記内周方向位置に移動された光ピックアップが最内周
    位置に達したことを検知する最内周検知工程と、 上記最内周検知工程により上記光ピックアップが最内周
    位置に達したことを検知したときの上記光ピックアップ
    の検出出力を2値化し、この2値化信号の最大パルス幅
    及び最小パルス幅を測定してホールドする工程と、 ホールドされた上記最大パルス幅及び最小パルス幅に応
    じて互いに記録密度の異なる複数種類の光ディスクから
    所定の光ディスクを判別する判別工程と、 上記判別工程における判別結果に応じて上記所定のディ
    スクの再生を行うか或いは再生動作を中断するかを決め
    る処理工程とを有することを特徴とする光ディスク判別
    方法。
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