JP2000003555A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2000003555A
JP2000003555A JP10097899A JP10097899A JP2000003555A JP 2000003555 A JP2000003555 A JP 2000003555A JP 10097899 A JP10097899 A JP 10097899A JP 10097899 A JP10097899 A JP 10097899A JP 2000003555 A JP2000003555 A JP 2000003555A
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signal
circuit
wobble signal
wobble
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JP10097899A
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Tetsuya Fushimi
哲也 伏見
Toshimitsu Kaku
敏光 賀来
Toshiaki Ishibashi
利晃 石橋
Atsushi Saito
敦 斉藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウォブル信号系への外乱を低減してデイスク装
置の安定化が図れる光ディスク装置を提供すること。 【解決手段】ウォブルグループ方式の光デイスクに対し
てデータの読み書き可能な光デイスク装置であって、ス
ピンドルモータ31の回転制御をスピンドル制御部10
0と回転制御用クロックを発信するPWM発振器101
とで行い、前記回転制御用クロックの周波数を、ウォブ
ル信号の周波数と異なる、またはウォブル信号の周波数
のワイドキャプチャ変動範囲(±50%)の範囲外に設
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定の周波数を中
心にアドレス情報が変調されて蛇行する案内溝に予め設
けられている光デイスクに対しデータの読み書き可能な
光デイスク装置に係り、特に、前記アドレス情報から得
られるウォブル信号を検知してスピンドルモータを制御
する光デイスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より光ディスク装置では光ディスク
上にデータを高精度で記録するために、スピンドルモー
タの回転数と位相を制御している。スピンドルモータ制
御の簡易化を目的として開発された光ディスクには、一
定の周波数を中心にアドレス情報が変調されて蛇行する
案内溝に予め設けられている。いわゆるウォブルグルー
ブ方式である。この光ディスクにはIDピットを設ける
必要がないため案内溝は連続である。光ディスク装置で
はこの案内溝からウォブル信号を検出してアドレス情報
を認識するとともに、ウォブル信号の周波数および位相
を検出し、その周波数が所望の周波数となるようにスピ
ンドルモータのPLL制御を行っている。
【0003】また、前記スピンドルモータの回転を制御
する際には、PWM(パルスウエーブモジュレーショ
ン)発振器を使用して、回転制御用クロック周波数を生
成することで前記スピンドルモータの回転を制御してい
る。
【0004】該クロック周波数は,上限は制御回路の周
波数帯域,下限は回転数制御特性より決まり、通常10
0KHZ程度に設定される。この周波数帯域を高周波数
側に近づけると、再生信号帯域に近づくため再生信号ノ
イズになり、低周波数側に近づけると、制御回路の周波
数帯域に近づくためサーボ信号ノイズとなる。
【0005】この従来の技術では、光ディスク上に設け
られた案内溝が連続であるため、スピンドルモータの回
転数が不明な状態からウォブル信号の検出およびスピン
ドルモータのPLL制御が可能である。当然のことでは
あるが、ウォブル信号が得られない場合には、アドレス
が不明であるため記録することはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】また、現在、高密度化
を目的に上記フォーマットと異なる光ディスクが提案さ
れている。その光ディスクには一定の周波数で蛇行する
案内溝と、該案内溝が切断される位置にセクタのIDを
意味するIDピットが設けられている。これらの光デイ
スクから得られたウォブル信号は、微小な蛇行する案内
溝から検出されるために、ウォブル信号の周波数は一定
で決まっているものの、ウォブル信号が小さいので、ロ
ーパスフイルタを使って抽出し、これを増幅するように
している。
【0007】一方、前記PWM発振器から出力される回
転制御用クロックは、スピンドルモータの回転制御信号
となるために、その電流が大きいのでノイズが発生する
という課題がある。特に、前記PWM発振器から出力さ
れる回転制御用クロック周波数を、ウォブル信号のワイ
ドキャプチャ変動範囲に近似した周波数に設定した場合
は、微小なウォブル信号の検出に悪影響を与え、ウォブ
ル信号上にビートが発生して良好なウォブル信号の検出
と、これにより制御されるスピンドルモータの運転制御
に支障をきたす課題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、ウォブル信号係
への外乱を低減してデイスク装置の安定化が図れる光デ
ィスク装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光デイスク
装置は、前記目的を達成するために、一定の周波数で蛇
行する案内溝と、該案内溝が切断される位置にセクタの
IDを意味するIDピットが設けられている光ディスク
に、記録あるいは再生を行う光ディスク装置において、
前記光デイスクを回転させる駆動モータと、前記蛇行す
る案内溝から制御情報を抽出する信号抽出回路と、前記
信号抽出回路で抽出した制御情報からウォブル信号を抽
出するウォブル検出回路と、前記駆動モータの回転数を
制御する駆動モータ制御回路と、前記駆動モータの回転
制御用クロックを出力するクロック発振回路とを備え、
前記回転制御用クロックの周波数をウォブル信号の周波
数と異なる周波数に設定する。
【0010】好ましくは、前記クロック発振回路を、パ
ルスウエーブモジュレーション発振器とし、該パルスウ
エーブモジュレーション発振器から出力される前記回転
制御用クロックの周波数を、ウォーブル信号のワイドキ
ャップチャ変動範囲の周波数の領域外に設定する。
【0011】さらに好ましくは、前記ワイドキャップチ
ャ変動範囲を、ウォーブル信号の周波数の±50%にす
る。更に、前記回転制御用クロックの周波数を、前記回
転制御用クロックの周波数より高く設定する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の光ディスク装置とそのス
ピンドルモータ制御装置に係る実施の形態を図1から図
8を参照して説明する。
【0013】先ず、図1を参照して、本実施形態に係る
光デイスク装置の概略構成を説明する。図1は、情報処
理装置の一実施例を示すブロック図である。
【0014】図1において、記録媒体8は、一定の周波
数を中心にアドレス情報が変調されて蛇行する案内溝に
予め設けられているウォブル(半径方向の微少量揺動)
グループ方式の記録媒体であり、例えば、記録媒体8を
形成する記録膜として相変化形記録膜(GeSbTe)
を用いているDVD−RAMである。該記録媒体8はス
ピンドル制御部100によってその回転を制御されるス
ピンドルモータ31に保持されて回転することができ
る。光ヘッド32は、情報の記録、再生を行うレーザ光
を発光する半導体レーザと、半導体レーザからの光をデ
ィスク面上に1ミクロン程度の光スポット7として形成
する光学系と、記録媒体8からの反射光を用いて情報の
記録/再生、自動焦点制御、トラッキング制御、及びス
ピンドルモータ制御等を行うために必要な電気信号を得
るための光検出器等から構成されている。この光ヘッド
32によって光ディスク等の記録媒体8上に情報を記録
したり、記録媒体8から情報を再生する。また、光ヘッ
ド32は光ヘッド32自体をディスク半径方向に高速に
移動させ、指定された位置の近辺に止めるためのリニア
モータ(図示せず)を持っている。
【0015】この実施形態によれば、ホスト33からの
命令や情報データをインターフェース制御回路34で解
読し、制御回路35を通して情報の記録、再生およびシ
ーク動作を実行し、記録データを変調回路36、レーザ
駆動回路37を介して光ヘッドで記録媒体8に記録し、
また、該光ヘッド32を介して読み込んだ各種信号を再
生回路38、復調回路39を介して元のデータに復調
し、復調されたデータを制御回路35に導かれてホスト
33からの再生コマンドに対応してインターフェース制
御回路34からホスト33に転送することができる。
【0016】また、前記記録/再生に際し、前記記録媒
体8に記録されている各種の制御情報を前記再生回路3
8で生成し各種装置の制御信号に活用している。例え
ば、ウォブル信号はウォブル検出回路41で生成されス
ピンドルモータ31の制御を行う。この他、前記制御信
号は、サーボ制御回路40に供給され、前記リニアモー
タを介して前記光ヘッド32を前記記録媒体8の半径方
向に高速に移動させる。更に、前記制御信号は、図示し
ない光ヘッド32の自動焦点制御等にも活用される。
【0017】特に、この実施形態では、前記記録媒体8
に設けられているウォブル信号を前記ウォブル検出回路
41を介して検出し、前記スピンドル制御部100を介
して、スピンドルモータ31を効率良く、かつ安定した
回転制御を達成するようにしている。しかも、この実施
形態では、前記スピンドル制御部100とともに前記ス
ピンドルモータ31を制御するPWM(パルスウエブモ
ジュレーション)発振器101の回転制御用のクロック
周波数を前記ウォブル信号の周波数の領域から離すこと
で、ウォブル信号系への外乱を低減してデイスク装置の
安定化が図れるようにしている。
【0018】つまり、ウォブルは1周あたりの個数が決
められているので、1回転あたりの個数をカウントする
ことで前記記録媒体8も回転数を制御することができ
る。回転数がずれていても、ウォブルから決まったクロ
ックを抽出すると、読んだり書いたりするときにどうい
うクロックで、例えば基本クロックでどのくらい読めば
よいのかが決まる。読むときにワイドキャプチャとい
う、回転数が多少ずれた状態でも、ウォブルのクロック
を基準に読むことができる。
【0019】しかしながら、前記スピンドルモータ31
にパルス電流を出している前記PWM発振器101から
出力されるパルスは、前記スピンドルモータ31に回転
制御をかけるので、電流が大きく、微少なウォブルから
検出される出力信号の小さいウォブル信号の検出に悪影
響を与える可能性がある。特に、前記PWM発振器から
出力される回転制御用クロック周波数を、ウォブル信号
のワイドキャプチャ変動範囲に近似した周波数に設定し
た場合は、微小なウォブル信号の検出に悪影響を与え、
ウォブル信号上にビートが発生して良好なウォブル信号
の検出と、これにより制御されるスピンドルモータの運
転制御に支障をきたす課題がある。そこで、本実施形態
では、前記PWM発振器101から出力される回転制御
用クロック周波数を前記ウォブル信号のワイドキャプチ
ャ変動範囲(±50%)の外に設定している。これを図
2で更に説明する。
【0020】図2は、ウォブル信号の波形を示したもの
である。ウォブル信号は、前記したように、デイスクの
1周に何個あるかが決まっているので、これに基づく周
波数も一定の値となる。具体的には、157KHZであ
る。つまり、この157KHZの周波数以外の回転制御
用クロック周波数でPWM発振器101から出力すれ
ば、前記課題を解決することができる。
【0021】この光ディスク装置では、アクセス時間を
短縮するため、ワイドキャプチャを用いて正規の回転数
に整定する前に再生動作を開始する。このため、ウォブ
ル信号もワイドキャプチャの変動範囲に相当した周波数
の変動が生じ、光ヘッド32の検知誤差が生じるので、
ウォブル信号のワイドキャプチャ変動範囲、ここではプ
ラスとマイナス方向に50%ずつの範囲を設定し、この
範囲を避けて、前記ウォブル信号の周波数のマイナス5
0%以下の範囲、または前記ウォブル信号の周波数のプ
ラス50%以上の範囲の周波数を使用することで、前記
課題を解決するようにしている。好ましくは、後記する
ように、周波数の低い帯域には自動焦点制御、トラッキ
ング制御等に使用する出力信号を使用しているので、前
記回転制御用クロック周波数をプラス50%以上の範囲
の周波数、つまりウォブルの周波数(157KHZ)の
1.5倍以上でPWM発振器101から出力すること
で、ウォブル信号上のビートの発生を押さえて信号の品
質を上げることができる。
【0022】次に、図3から図7を参照して、ウォブル
信号を取得可能な前記記録媒体8とウォブル信号の検出
について更に詳細に説明する。図3は、本発明に用いら
れる記録媒体のトラック及びセクタの配置を示す平面
図、図4は記録媒体のトラック及びセクタの詳細な配置
を示す平面図、図5は、記録媒体の識別情報の番号付け
の例を示すチャート、図6は識別情報、識別情報の各ヘ
ッダ、物理識別情報の内容を示す模式図、図7は、ウォ
ブル信号検出回路の一実施形態を示すブロック図であ
る。
【0023】先ず、図3を参照して、本実施形態に使用
する記録媒体8のトラックおよびセクタの配置を説明す
る。図3において、8は記録媒体である。1は記録単位
毎に区切られたセクタであり、セクタ1はセクタ1の区
切りを示す識別部2と溝部トラック3又は溝間部トラッ
ク4で構成されており、識別部2はセクタ1の先頭に配
置される。ディスク状記録媒体8の半径方向に配置され
た複数周の溝部トラック3及び溝間部トラック4で一つ
のグループが構成されるため、記録媒体8は半径方向に
複数のグループ91、92、93が配置される。すなわ
ち、図1において、グループ91は周回する溝部トラッ
ク3と溝間部トラック4で構成されている。各グループ
91、92、93ではその先頭に配置される溝部トラッ
ク3及び溝間部4の識別部2は半径方向に揃えられてい
る。溝部トラック3は半径方向に微少量揺動(ウォブ
ル)されている。セクタ1の長さはグループによらず略
一定になるように定められる。
【0024】次に、図3を参照して記録媒体のトラック
及びセクタの詳細な配置例を説明する。トラックの幅
0.7μm、深さ60nmの溝部トラック3とトラック
幅0.7μmの溝間部トラック4が交互に配置されてい
る。溝部トラック3と溝間部トラック4は一周で一ヶ所
の溝部・溝間部トラック切換部5(以後、単に切換部5
と言う)でお互いに接続されている。すなわち、溝部ト
ラック3はトラック一周後に隣の溝間部トラック4に、
溝間部トラック4はトラック一周後に隣の溝部トラック
3に接続されるように構成されている。各トラック3、
4はセクタ1で示す複数の円弧状記録単位に分割されて
おり、各情報記録単位1の先頭には識別部2が設けられ
る。識別部2は切換部5と非切換部6とに分けられてお
り、識別部2には識別情報2aが記録されている。セク
タ1の長さは、例えば約8mmで、2048バイトのユ
ーザー容量に相当する。溝部トラック3、溝間部トラッ
ク4は約20nmの振幅で半径方向に微少量揺動(ウォ
ブル)されている。ウォブルの周期はセクタ長の1/2
32になっており、記録データのチャネルクロック周期
の整数倍がウォブル周期になるように選んである。これ
により、ウォブルクロックから記録再生タイミング生成
クロックを生成することが出来る。
【0025】なお、図4において11、12は切換部5
前後のセクタを示しており、図5の識別情報2aの番号
付けの説明に使われる。セクタ11は非切換部6と、溝
部トラック3又は溝間部トラック4、すなわち記録領域
81から構成されている。セクタ12は切換部5と記録
領域82から構成されている。
【0026】図5は本発明に用いられる記録媒体の識別
情報の番号付けの例を示すチャート図である。以下、図
を用いて、溝部トラック3と溝間部トラック4を識別す
るための識別情報2aの番号付けについて説明する。
【0027】識別情報2aはN−1−S、N−S、N−
1…N−1+2S、N+2S、N+3Sで示されてい
る。又識別情報2aは図3の切換部5または非切換部6
の左側に位置する第1識別情報21と右側に位置する第
2識別情報22とに分けられる。K−2、K−1のKは
溝部トラック3又は溝間部トラック4を示しており、こ
の図ではK−2、Kを溝部トラック3とし、K−1、K
+1を溝間部トラック4として説明する。
【0028】又、この例では左から右の方向へ光スポッ
ト7を相対的に走査することによって、情報の記録再生
を行っている。切換部5の左側の溝部トラックKは切換
部5の右側の溝間部トラックK+1へ接続している。切
換部5の右側の溝間部トラックK+1はこのトラックの
一周後に切換部5を介して、溝部トラックK+2に接続
されている。この例では溝部トラックKの非切換部6の
第1識別情報21はN−1+2Sであり、第2識別情報
22はN−1+Sである。ここでSはトラック一周当た
りの光記録情報単位の和、すなわちセクタ1の数を示
す。光スポット7等でこの溝部トラックKの非切換部6
の識別情報2aを再生すると、第1識別情報21として
N−1+2Sが再生され、第2識別情報22としてN−
1+Sが再生される。この場合、記録領域番号としては
常に小さい方の番号を採用することに決めておくことに
より、この溝部トラックKの識別情報2aとして第2識
別情報22のN−1+Sが採用される。溝間部トラック
K−1を走査した時も同様にして、今度は第1識別情報
21のN−1が識別情報2aとして採用される。したが
って、第1識別情報21が採用されるか、第2識別情報
22が採用されるかにより、溝部トラック3と溝間部ト
ラック4の区別を行うことができる。
【0029】切換部5にある溝部トラック3または溝間
部トラック4を再生する時もまったく同様にして溝部ト
ラック3か溝間部トラック4かを識別することが出来
る。又各セクタ1毎に第1識別情報21、第2識別情報
22の値が異なるため、これを用いて、記録媒体8の各
セクタ1の位置を検出することが出来る。
【0030】更に、第1識別情報21及び第2識別情報
22にはこの情報がおかれている場所が切換部5なの
か、非切換部6なのかの情報及び次が切換部5か非切換
部6かの情報が3ビットで書かれている。この情報は切
換部5か非切換部6かを特定する情報なので、以後、識
別部特定情報と言う。
【0031】次に、図6を用いて識別情報についてもう
少し詳細に説明する。図6(a)、図6(b)、図6
(c)は識別情報を示す模式図である。図において、例
えば、ヘッダ1、ヘッダ2、PID1等の数字は参照番
号とは異なっており、第1ヘッダ、第2ヘッダ、第1P
IDを示す。このヘッダ1、ヘッダ2を参照番号と区別
する為に、これらの番号を()で示す。図において、第
1識別情報21はヘッダ(1)、ヘッダ(2)から構成
されている。第2識別情報22はヘッダ(3)、ヘッダ
(4)から構成されている。
【0032】図6(b)に示すように、ヘッダ(1)及
びヘッダ(3)の先頭にはVFO(1)、ヘッダ(2)
及びヘッダ(4)にはVFO(2)が配置されている。
このVFOは可変周波数発振器(Variable F
requency Oscillator)を意味し、
再生系のPLL回路(図示せず)の同期を取る為に使用
される。各ヘッダ(1)〜(4)に共通に挿入されてい
るAMはアドレスマーク(Address Mark)
を意味し、このAM(アドレスマーク)を基点として第
1、第2識別情報に含まれている情報を抜き出す為に使
用される。ヘッダ(1)、(2)、(3)、(4)には
それぞれPID(Pysical Identific
ation)(1)、PID(2)、PID(3)、P
ID(4)が配置されている。これについては、図4
(c)を用いて詳細に説明する。更に、ヘッダ(1)〜
(4)にはそれぞれIED(1)〜(4)が配置されて
いる。IEDとはID Error Detectio
n、すなわち、IDの誤り検出コードである。ヘッド
(1)、(3)にはPA(1)が配置され、ヘッド
(2)、(4)にはPA(2)が配置されている。PA
とはポストアンブル(Post Amble)の略であ
り、各データを再生した時の直流再生を抑圧し、2値化
しやすくする為に用いる。
【0033】図6(c)に示すように、PIDはセクタ
情報(Sector Information)、セク
タ番号(Sector Number)から構成されて
いる。セクタ情報には空き部分(Reserved)、
物理ID#(Physical ID Numbe
r)、セクタタイプ(Sector Type)、レイ
ヤ#(Layer Number)が配置されている。
物理ID番号にはトラック番号やセクタ番号などの情報
が含まれており、PID(1)は2進符号の(00)、
PDI(2)は2進符号の(01)、(3)は(1
0)、(4)は(11)で識別されている。セクタタイ
プには切換部5から数えたセクタ1の番号が含まれてい
る。例えばリードオンリーセクタは2進符号の(00
0)で、RAMファーストセクタ(RAM first
sector)はRAMの最初のセクタ、すなわち、
切換部5を含むセクタを(100)表わし、RAMラス
トセクタ(RAM last sector)はRAM
の最後のセクタを(101)で表わし、RAMビフォー
ラストセクタ(RAM before last se
ctor)はRAMの最後から2番目のセクタを(11
0)で表わし、RAMアザーセクタ(RAM othe
r sector)はRAMのその他のセクタを(11
1)で表わしている。
【0034】次に、図1戻り、本実施形態による情報処
理装置の記録/再生動作について説明する。先ず、情報
処理装置において、通常、光ディスク装置はパーソナル
コンピュータ、ワークステーション等のホストコンピュ
ータ33(以下ホストと略す)と例えばSCSI(Sma
ll computer System Interf
ace)やATAPI(AT Attached Pa
cket Interface)の規格に則ったインタ
ーフェースケーブルで接続されており、ホスト33から
の命令や情報データを光ディスク装置内のインターフェ
ース制御回路34で解読し、マイコン等から構成される
制御回路35を通して情報の記録、再生およびシーク動
作を実行する。
【0035】先ず、最初に記録動作について説明する。
記録データはホスト33から記録媒体8上の記録位置情
報(アドレス情報)が付加され、この状態で記録コマン
ドが発行される。この記録データは制御回路35内のバ
ッファメモリ(図示せず)内に蓄積された後、時系列的
に変調回路36に送られる。変調回路36において、記
録データはランレングスリミティッド(RLL)コー
ド、例えば(1、7)RLLコード、(2、7)RLL
コード、あるいは(2、10)RLLコードに対応する
符号列に変換され、さらに記録膜上に形成されるマーク
形状に対応したパルス列、例えばマークポジション記録
をする時はコード”1”に対応したパルス列に、マーク
エッジ記録をする時はコード”1”がパルスエッジに対
応したパルス列に変換される。ここでは、(2、10)
RLLコードに対応した8/16変換符号を用いる。す
なわち、8ビットの情報を16ビットに変換して書き込
み、16ビットを8ビットに変換して読むための符号変
換を行う。これらのパルス列はレーザ駆動回路37に導
かれて光ヘッド32上の半導体レーザをON,OFFし
て高出力パルスを発光させる。この光パルスは光ヘッド
32で収束され、微小スポット7が形成される。この光
スポット7によって相変化形記録膜を有する記録媒体8
上に非晶質領域の形記録マークが形成される。
【0036】次に、再生動作について説明する。再生時
はホスト33からの再生コマンドにより指定された、記
録媒体8上の溝部トラック3、及び溝間部トラック4に
光ヘッド32を位置付け、このトラック3、4から信号
を再生する。まず、光ヘッド32に設けられた半導体レ
ーザを低出力にし、かつ、DC発光させて記録媒体8上
の記録膜に照射すると、記録マークに対応した反射光が
得られ、光ヘッド32内の複数に分割された光検出器で
受光して光電変換され、電気信号となって再生回路38
に入力される。データを再生する再生信号は、複数分割
された光検出器のトータル信号、すなわち和信号から得
ることができる。また、識別情報2aは溝部トラック3
と溝間部トラック4との中間部に配置されているので、
識別情報2aの再生信号である識別信号は複数に分割さ
れた光検出器の出力信号間の差動信号から得ることがで
きる。従って再生回路38内に信号切換回路を設置し
て、一つのスライスレベルで二値化するために別々に検
出されたデータ信号(和)と識別信号(差)は識別情報
2aから抽出したタイミングにより切換えられて一連の
信号になる。これを合成データ信号とする。この再生回
路38は信号切換回路、信号振幅を一定に保持するため
の自動利得制御回路、光学的な空間周波数劣化を補正す
る波形等化回路、二値化回路、PLL(Phase L
ocked Loop)回路、弁別回路から構成されて
いる。合成データ信号を二値化回路(図示せず)で二値
化した後、弁別回路(図示せず)で弁別され弁別データ
に変換される。すなわち、基準クロックの位相を二値デ
ータの位相にあわせた信号に変換される。弁別された二
値化データは復調回路39に入力され、(1、7)RL
Lコード、(2、7)RLLコードあるいは(2,1
0)RLLコードの復調を行って元のデータを復調す
る。復調されたデータは制御回路35に導かれてホスト
33からの再生コマンドに対応してインターフェース制
御回路34からホスト33に転送される。
【0037】前記光ヘッド32内の光検出器では、再生
信号のほかに光スポット7を記録膜上に焦点制御を行う
自動焦点制御信号と特定の溝部トラック3または溝間部
トラック4をトレースするようにトラック追跡制御を行
うトラッキング制御信号を検出することができる。これ
ら光点制御を行う自動焦点制御信号、トラッキング制御
信号はサーボ制御回路40に入力される。サーボ制御回
路40は誤差信号生成回路、位相補償回路、および駆動
回路から構成されており、光ヘッド32を特定の溝部ト
ラック3又は溝間部トラック4をトレースすることによ
り情報の記録、再生を行う。
【0038】また、各セクタ1内に配置されたウォブル
パターンからのウォブル信号の検出は、複数に分割され
た光検出器の出力信号間の差動信号から得ることができ
る。例えば、溝部トラック3からウォブル信号を得るに
は溝部トラック3に照射された光スポット7からの反射
光を回折格子で±1次回折光を得、これを複数に分割さ
れた領域を持つ光電変換素子で検出し、光電変換素子の
出力信号の差をとることによって得ることが出来る。こ
の様にして得られた信号からはウォブル信号だけではな
く、トラッキング制御信号も得ることができる。トラッ
キング制御信号の周波数は約1〜3KHzの範囲内で変
化し、光ヘッド32の対物レンズはこの範囲の周波数に
応答して変化する。これに対して、ウォブル信号はこれ
よりもかなり高い周波数、例えば、157KHzぐらい
に設定されるので、ウォブル信号によって、トラッキン
グは制御されない。したがって、トラッキング制御信号
中にウォブル信号が混入されていてもトラッキングの制
御は影響を受けない。ウォブル信号はこの差信号をフィ
ルタを通すことによって得られる。
【0039】この点は、前記したように、本実施形態に
係るPWM発振器101の回転制御用クロック周波数を
前記157KHzの1.5以上に設定することによっ
て、前記ウォブル信号及び前記トラッキング制御信号に
影響が少ない周波数とする理由の1つである。
【0040】次にウォブル信号からタイミング生成クロ
ックを生成するウォブル検出回路について図7を用いて
説明する。図7において、41はウォブル検出回路であ
り、再生回路38から取り出されたウォブル信号と識別
情報2aから得られた識別信号はウォブル信号検出回路
41に供給される。識別信号は記録媒体8上の位置、す
なわち、記録媒体8の中のアドレス、溝部トラックか溝
間部トラックかの情報及び切換え部5か非切換え部6か
の位置情報を含んでいる。
【0041】溝部トラック3から得られるトラッキング
誤差信号と溝間部トラック4から得られるトラッキング
誤差信号の極性が反転される。その結果、このウォブル
信号は切換部5で位相が反転される。
【0042】図7において、再生回路38からウォブル
信号と識別信号を取り出し、ウォブル検出回路41に入
力する。ウォブル量は20nm程度とトラック幅の1/
10以下の微少量であるため、ウォブル信号の検出に帯
域制限フィルタ(BPF)51と増幅器(図示せず。た
だし、帯域制限フィルタ51をアクティブフィルタで構
成する場合は、このフィルタ51が増幅器を兼ねている
ので、必ずしも増幅器を設ける必要はない。)を用いて
ノイズ低減と振幅確保により安定したウォブル信号を得
る。このアナログ状態のウォブル信号はコンパレータ5
2によって二値化される。ウォブル信号は光スポット7
からの回折光が光スポット7と溝部トラック3、光スポ
ット7と溝間部トラック4との位置関係によって変化す
るため、溝部トラック3通過時と、溝間部トラック4通
過時ではウォブル信号の極性が反転する。このため、極
性切換回路53で溝部トラック/溝間部トラック毎に極
性を切換える必要がある。切換えのタイミング生成には
2つの手段がある。第1の手段は制御回路35におい
て、トラック一周に一ヶ所ある切換部5の識別信号(記
録媒体上の識別情報2aから得られる)を識別すること
により検出可能である。すなわち、複数の光検出器の差
動信号から得られる識別信号から、第1識別情報21が
採用されているのか、第2識別情報22が採用されるか
を判定することにより検出可能である。この場合、制御
回路35で検出される極性切換信号はSL/SG(se
lect land/select groove)で
あり、信号83で示される。光ヘッド32が溝部トラッ
ク3、又は溝間部トラック4の追跡を開始して正常なウ
ォブル信号が得られ、制御回路35で正常に切換えタイ
ミングが検出されている時はこの第1極性切換信号83
が有効である。この第1の手段の詳細については図面を
用いて後で説明する。
【0043】第2の手段については図7を用いて説明す
る。図において、ウォブル信号及び識別信号はウォブル
検出回路41の帯域制限フィルタ51に入力され、この
フィルタ51からアナログ状態のウォブル信号が取り出
される。この信号はコンパレータ52によって、基準信
号と比較されて二値化された後、極性切換回路53、ク
ロック切換回路54を通して、ウォブル信号60として
PLL回路55の位相周波数比較器95に供給されると
ともに反転検出回路58に供給される。
【0044】ウォブル信号60は位相周波数比較器9
5、位相補償器96、電圧制御発振器97を通して記録
再生タイミング生成用クロック62(以下単に、タイミ
ング生成クロックと言う)として出力される。ウォブル
信号60の周波数は通常タイミング生成クロック62よ
りも低く設定されている。この例ではウォブル信号60
の周波数はタイミング生成クロック62の1/186に
設定されている。このため、タイミング生成クロック6
2は分周回路56で分周されてPLL回路55の位相周
波数比較器95にフィードバックされる。このフィード
バック信号59とウォブル信号60は位相周波数比較器
95で位相が比較され、位相補償器96を通して電圧制
御発振器97が制御され、ウォブル信号60に位相が合
せられたタイミング生成クロック62がPLL回路55
の出力端子から出力される。このタイミング生成クロッ
ク62は分周回路56でウォブル信号60の周波数と同
じ周波数になるように分周される。この分周された信号
はフィードバック信号59として、PLL回路55と反
転検出回路58に供給される。
【0045】ウォブル信号60とフィードバック信号5
9の位相差があらかじめ定められた値より大きくなると
反転検出回路58から第2極性切換信号61が発生さ
れ、極性切換回路53に供給され、ウォブル信号の極性
を反転させる。通常、制御回路35からのSL/SGで
ある第1極性切換信号83が反転検出回路58内のEO
Rゲート75を通過して極性切換回路53に供給され、
ウォブル信号の位相を反転させる。ところが、識別部2
のビットが潰れたり、ビットに欠陥がある場合には第
1、第2識別情報21、22が再生されない。このた
め、第1極性切換信号83が発生しなかったり、又は誤
って発生するため、この信号83は使えない。この場合
には第2極性切換信号61を用いてウォブル信号60の
極性を切り換える。
【0046】また、光ヘッド32の立ち上げ時やシーク
中にはウォブル信号60が再生されず、したがって、タ
イミング生成クロック62を確保することができない。
この場合、基準発振器(図示せず)からの基準クロック
CLKOを分周回路57で分周し、ウォブル信号60の
周波数と同じ周波数にして、クロック切換回路54に供
給する。光ヘッド32の立ち上げ時、またはシーク時に
は制御回路35からクロック切換信号64が発生される
ため、このクロック切換信号64によって分周された基
準クロックがPLL回路55に供給される。したがっ
て、立ち上げ時やシーク時でもPLL回路55は正常に
動作しその出力にはタイミング生成クロックが出力され
る。このように、光ヘッド32がトラック追跡を開始し
て正常なウォブル信号60が得られるまでの期間、水晶
発振器からの基準クロックを入力しておくことにより、
常にウォブルクロック用のPLL回路55が安定に動作
する。
【0047】次に、PLL回路55によるタイミング生
成クロックの生成について更に説明する。検出するウォ
ブル信号の周波数をタイミング生成クロックの例えば1
/186と設定した場合は、PLL回路55の入力段の
位相周波数比較器95ではウォブル信号60の周期が遅
すぎて位相比較ゲインが小さいため、基準の周波数に達
する引き込み時間が長くなるという問題が生ずる。ま
た、タイミング生成クロック62とウォブル信号60の
周波数の差が大きいために周波数引き込みを行う形式の
PLLは採用できないという問題も生ずる。このため、
この実施例では位相周波数比較器95の入力周波数をウ
ォブル信号60と一致させるために水晶発振器からの基
準クロックCLK0を分周回路57で分周し、PLL回
路55の記録再生タイミング生成用クロック62を分周
器56で分周して位相周波数比較器95にフィードバッ
クしている。また、識別部2ではウォブル部がなく、ウ
ォブル信号60が発生されないため、このままではPL
L回路55が暴走するので、制御回路35からのPLL
保持信号63で識別部2の間、PLL回路55の位相周
波数比較器95の動作を止めることにより発振周波数を
保持している。これにより、入力するウォブル信号60
の周波数とフィードバック信号59の周波数が略一致
し、識別部2でも周波数が一定に保持され、PLL回路
55は安定に動作される。
【0048】CLV(Constant Linear
Velocity)またはZCLV(Zoned C
LV)で記録された記録媒体8を再生する場合に、シー
ク時にスピンドルモータ31の回転数が変動し、回転数
が規定値になるまで再生処理を実行できないために実効
的なシーク時間が長くなってしまうことがある。この問
題はCD−ROM装置で採用されているワイドキャプチ
ャ再生と同様の機能をPLL回路55に持たせることに
より解決できる。具体的にはPLL回路55に周波数引
き込みの機能を持たせると、回転数が定常状態からずれ
ている時でも入力のウォブル信号60に同期化すべくP
LL回路55が動作して再生動作を行う。
【0049】周波数引き込みの機能を持つPLL回路5
5を採用すると回転数が定常状態からずれている時でも
入力のウォブル信号60に同期化すべくPLL回路55
が動作して再生動作を行うことができる。また、比較器
のみで構成されるPLL回路を採用する場合には、別に
周波数検出器を追加し、再生回路38内のPLL回路内
のVCO(Voltage Control Osci
llator)を回転数が変動している方向に周波数が
一致するまで変化させ、一致したところでPLL回路を
ロックさせて同期化を実行することにより、同様の効果
を得ることができる。
【0050】別の実施例として、再生回路38内のPL
L回路の信号入力が記録再生信号と基準クロックをRD
GATE(READ GATE)で切り替え可能なタイ
プの場合、基準クロックとしてウォブル検出回路41の
出力を入力することにより、常にPLL回路55のVC
O周波数をウォブル周波数と一致させるこができ、スピ
ンドルモータ31の回転数が許容の範囲に入る時間を低
減することができるので、シーク時間を短縮することが
できる。
【0051】以上のように、本実施形態によれば、ウォ
ブル検出回路を用いて安定にタイミング生成クロックを
生成することができるので、欠陥等に影響されることな
く、高信頼性の記録再生処理が可能となる。さらに本実
施形態では、ウォブル信号を用いて、記録時の記録状態
の良否を判定することが出来るので、より安定した、高
密度、高信頼性の情報処理が可能となる。
【0052】次に、他の実施形態に係る図8の光ディス
ク装置を参照してウォブル信号を用いたスピンドルモー
タ制御装置を説明する。なお、この実施形態では、スピ
ンドルモータ制御装置に関連した装置のみを示して説明
し、他の装置構成については説明を省略する。光ヘッド
120により再生された再生信号121は、ID検出回
路122とPLL回路124へ入力される。ID検出回路
122はIDピット114からID信号123を再生す
るものである。一方、PLL回路124は案内溝112に
同期するウォブル信号125を検出するものであり、位
相比較器124a、フィルタ124b、VCO124cから構
成される。ID検出回路122はIDに同期してホール
ド信号128を出力し、位相比較器124aの動作を停
止する。
【0053】スピンドルモータ130からはFG信号13
2が出力されている。FG信号とは、例えばホール素子の
出力である。スピンドルモータの制御系は4つの制御系
から構成されている。第1の制御系は分周ウォブル信号
の周波数を測定して目標値との差分を出力するウォブル
角速度制御回路134、第2の制御系は分周ウォブル信
号の周波数と位相を測定してそれぞれの目標値との差分
を加算出力するウォブルPLL制御回路136、第3の制
御系はFG信号の周波数を測定して目標値との差分を出力
するFG角速度制御回路138、第4の制御系はFG信号の
周波数と位相を測定してそれぞれの目標値との差分を加
算出力するFGPLL制御回路140により実現する。スピ
ンドルモータの制御の切り換えはコントローラ142の
指令に基づくスイッチ144の選択にて行われる。コン
トローラ142はFG信号132からスピンドルモータの
回転数と、分周ウォブル信号127から光ディスクの線
速度を演算する。さらにID信号123の有無から制御
系が決定される。スイッチ144にて選択された信号
は、PWM発振器145に供給されてウォブル信号の周
波数の1.5倍以上の周波数を備えた回転制御用クロッ
クとしてドライバ146へ入力され、該ドライバ146
によりスピンドルモータ30を回転させる。
【0054】このように、本実施形態に係る光デイスク
装置によれば、PWM発振器によるPWM回転制御によ
り消費電力を低減することができるとともに、PWM発
振器を採用することにともなうウォブル信号上のビート
発生を回路基板上の工夫、即ち回転制御用クロック周波
数をウォブル信号の周波数の帯域と異ならせることで抑
えることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、消費電力を低減し、か
つウォブル信号系への外乱を低減してデイスク装置の安
定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光デイスク装置の一実施形態を示
すブロック図である。
【図2】本発明に係る光デイスク装置の一実施形態を示
すウォブル信号の波形を示したものである。
【図3】本発明に用いられる記録媒体のトラック及びセ
クタの配置を示す平面図である。
【図4】本発明に用いられる記録媒体のトラック及びセ
クタの詳細な配置を示す平面図である。
【図5】本発明に用いられる記録媒体の識別情報の番号
付けの例を示すチャートである。
【図6】本発明に用いられる識別情報、識別情報の各ヘ
ッダ、物理識別情報の内容を示す模式図である。
【図7】本発明に係る光デイスク装置のウォブル信号検
出回路の一実施形態を示すブロック図である。
【図8】本発明に係る光デイスク装置の一実施形態を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1…セクタ、2…識別部、3…溝部トラック、4…溝間
部トラック、5…切換部、6…非切換部、35…制御回
路、51…帯域制限フィルタ、52…コンパレータ、5
3…極性切換回路、54…クロック切換回路、55…P
LL回路、56、57…分周回路、58…反転検出回
路、60…ウォブル信号、61…第2極性切換信号、6
2…タイミング生成クロック、63…PLL保持信号、
64…クロック切換信号、83…第1極性切換信号、1
00…スピンドル制御部、101…PWM発振器、11
0…光ディスク、112…案内溝、114…IDピット、
120…光ヘッド、122…ID検出回路、124…PLL
回路、124a…位相比較器、124b…フィルタ、12
4c…VCO、126…分周回路、130…スピンドルモー
タ、134…ウォブル角速度制御回路、136…ウォブ
ルPLL制御回路、138…FG角速度制御回路、140…
FGPLL制御回路、142…コントローラ、144…スイ
ッチ、145…PWM発振器、146…ドライバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 利晃 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像情報メディア事業部内 (72)発明者 斉藤 敦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の周波数で蛇行する案内溝と、該案内
    溝が切断される位置にセクタのIDを意味するIDピッ
    トが設けられている光ディスクに、記録あるいは再生を
    行う光ディスク装置において、 前記光デイスクを回転させる駆動モータと、前記蛇行す
    る案内溝から制御情報を抽出する信号抽出回路と、前記
    信号抽出回路で抽出した制御情報からウォブル信号を抽
    出するウォブル検出回路と、前記駆動モータの回転数を
    制御する駆動モータ制御回路と、前記駆動モータの回転
    制御用クロックを出力するクロック発振回路とを備え、
    前記回転制御用クロックの周波数をウォブル信号の周波
    数と異なる周波数に設定したことを特徴とする光デイス
    ク装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光デイスク装置において、 前記クロック発振回路は、パルスウエーブモジュレーシ
    ョン発振器であって、該パルスウエーブモジュレーショ
    ン発振器から出力される前記回転制御用クロックの周波
    数は、ウォーブル信号のワイドキャップチャ変動範囲の
    周波数の領域外に設定されていることを特徴とする光デ
    イスク装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光デイスク装置において、 前記ワイドキャップチャ変動範囲は、ウォーブル信号の
    周波数の±50%であることを特徴とする光デイスク装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3記載の何れかの光デ
    イスク装置において、 前記回転制御用クロックの周波数は、前記回転制御用ク
    ロックの周波数より高く設定されていることを特徴とす
    る光デイスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003100776A1 (fr) * 2002-05-29 2003-12-04 Nec Corporation Disque optique et procede d'enregistrement/de reproduction correspondant

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003100776A1 (fr) * 2002-05-29 2003-12-04 Nec Corporation Disque optique et procede d'enregistrement/de reproduction correspondant
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