JP2000285582A - 光ディスク判別装置及びその方法 - Google Patents
光ディスク判別装置及びその方法Info
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- JP2000285582A JP2000285582A JP2000074820A JP2000074820A JP2000285582A JP 2000285582 A JP2000285582 A JP 2000285582A JP 2000074820 A JP2000074820 A JP 2000074820A JP 2000074820 A JP2000074820 A JP 2000074820A JP 2000285582 A JP2000285582 A JP 2000285582A
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B19/00—Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
- G11B19/02—Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
- G11B19/12—Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＤＶＤ−ＲＡＭドライブに装着され再生でき
るディスク種類を簡便かつ正確に判別できる光ディスク
判別装置及びその方法を提供する。 【解決手段】 本発明はトラッキング制御前の集束だけ
なされたオフ−トラック状態においてディスクから読み
出したＲＦ信号のエンベロープを検出して発生するＲＦ
エンベロープ発生部と、発生されるエンベロープ信号の
振幅を検出するエンベロープ振幅検出部、及び検出され
たエンベロープ信号の振幅を既設定された基準レベルと
比較し、その比較結果に基づいてＣＤとＤＶＤ−ＲＯＭ
及びＤＶＤ−ＲＡＭのうちどれかを判別するディスク判
別部とを具備する。
るディスク種類を簡便かつ正確に判別できる光ディスク
判別装置及びその方法を提供する。 【解決手段】 本発明はトラッキング制御前の集束だけ
なされたオフ−トラック状態においてディスクから読み
出したＲＦ信号のエンベロープを検出して発生するＲＦ
エンベロープ発生部と、発生されるエンベロープ信号の
振幅を検出するエンベロープ振幅検出部、及び検出され
たエンベロープ信号の振幅を既設定された基準レベルと
比較し、その比較結果に基づいてＣＤとＤＶＤ−ＲＯＭ
及びＤＶＤ−ＲＡＭのうちどれかを判別するディスク判
別部とを具備する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク判別装置
及びその方法に係り、特に集束（focusing）だけなされ
た状態でディスクから読み取られるＲＦ信号のエンベロ
ープ（envelope）の大きさを利用してディスク種類を正
確で簡便に判別できるようにした光ディスク判別装置及
びその方法に関する。
及びその方法に係り、特に集束（focusing）だけなされ
た状態でディスクから読み取られるＲＦ信号のエンベロ
ープ（envelope）の大きさを利用してディスク種類を正
確で簡便に判別できるようにした光ディスク判別装置及
びその方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】デジタル多機能ディスク（digital vers
atile disc；ＤＶＤ）はコンパクトディスク（ＣＤ）よ
り大量の情報を記録でき、再生される映像の画質も良好
なので、次世代の貯蔵媒体として脚光を浴びている。最
近のＤＶＤの形態はデータの記録及び削除が自由なＤＶ
Ｄ−ＲＡＭである。ＤＶＤ−ＲＡＭを再生するＤＶＤ−
ＲＡＭドライブ装置はＤＶＤ−ＲＡＭだけでなくＤＶＤ
−ＲＯＭ及び相対的にトラックピッチの大きいＣＤに記
録された信号も再生できるようにＤＶＤ／ＣＤ兼用光ピ
ックアップを備えている。ＤＶＤ−ＲＡＭドライブ装置
において再生できるディスクに対するトラック構造を図
１に示した。
atile disc；ＤＶＤ）はコンパクトディスク（ＣＤ）よ
り大量の情報を記録でき、再生される映像の画質も良好
なので、次世代の貯蔵媒体として脚光を浴びている。最
近のＤＶＤの形態はデータの記録及び削除が自由なＤＶ
Ｄ−ＲＡＭである。ＤＶＤ−ＲＡＭを再生するＤＶＤ−
ＲＡＭドライブ装置はＤＶＤ−ＲＡＭだけでなくＤＶＤ
−ＲＯＭ及び相対的にトラックピッチの大きいＣＤに記
録された信号も再生できるようにＤＶＤ／ＣＤ兼用光ピ
ックアップを備えている。ＤＶＤ−ＲＡＭドライブ装置
において再生できるディスクに対するトラック構造を図
１に示した。
【０００３】図１Ａ−図１Ｃは各々ＣＤ、ＤＶＤ−ＲＯ
Ｍ、及びＤＶＤ−ＲＡＭのトラック構造図である。図１
ＡのＣＤと図１ＢのＤＶＤ−ＲＯＭは一つのミラー（mi
rror）面にディスクの中心から螺旋状にピット（pit）
が約０．１μｍの深さに刻印されている。ここでトラッ
クピッチ（track pitch）はＣＤが１．６μｍ、ＤＶＤ
−ＲＯＭが０．７４μｍである。図１ＣのＤＶＤ−ＲＡ
Ｍは相互間に約６／λの深さの差を有するランド／グル
ーブ（land／groove）トラック構造よりなされており、
ランド（land）とグルーブ（groove）両側に全てデータ
の記録が可能である。ＤＶＤ−ＲＡＭの記録方式は相変
化方式を採択しているので、データピット領域がＣＤや
ＤＶＤ−ＲＯＭのように物理的な深さを持たない。
Ｍ、及びＤＶＤ−ＲＡＭのトラック構造図である。図１
ＡのＣＤと図１ＢのＤＶＤ−ＲＯＭは一つのミラー（mi
rror）面にディスクの中心から螺旋状にピット（pit）
が約０．１μｍの深さに刻印されている。ここでトラッ
クピッチ（track pitch）はＣＤが１．６μｍ、ＤＶＤ
−ＲＯＭが０．７４μｍである。図１ＣのＤＶＤ−ＲＡ
Ｍは相互間に約６／λの深さの差を有するランド／グル
ーブ（land／groove）トラック構造よりなされており、
ランド（land）とグルーブ（groove）両側に全てデータ
の記録が可能である。ＤＶＤ−ＲＡＭの記録方式は相変
化方式を採択しているので、データピット領域がＣＤや
ＤＶＤ−ＲＯＭのように物理的な深さを持たない。
【０００４】前述したように相異なるトラック構造を有
するＣＤ、ＤＶＤ−ＲＯＭ、及びＤＶＤ−ＲＡＭを再生
できる光ディスク再生装置はディスクから信号を再生す
る前にそのディスクがＤＶＤ−ＲＡＭなのか、ＤＶＤ−
ＲＯＭなのか、ＣＤなのかを先ず判別すべきである。
するＣＤ、ＤＶＤ−ＲＯＭ、及びＤＶＤ−ＲＡＭを再生
できる光ディスク再生装置はディスクから信号を再生す
る前にそのディスクがＤＶＤ−ＲＡＭなのか、ＤＶＤ−
ＲＯＭなのか、ＣＤなのかを先ず判別すべきである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は集束だけなされた状態でディスクから読み取られるＲ
Ｆ信号のエンベロープ波形の振幅差によってディスク種
類を判別できるようにした光ディスク判別装置及びその
方法を提供するところにある。
は集束だけなされた状態でディスクから読み取られるＲ
Ｆ信号のエンベロープ波形の振幅差によってディスク種
類を判別できるようにした光ディスク判別装置及びその
方法を提供するところにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明の光ディスク判別装置は、複数枚のディ
スクを一つの光ピックアップで再生できる光ディスク再
生装置において、ロードされたディスクから読み出した
ＲＦ信号からエンベロープ信号を検出するＲＦエンベロ
ープ発生部、及びオフ−トラック状態で、前記ＲＦエン
ベロープ発生部を通じて検出されたエンベロープ信号の
振幅を検出し、検出された振幅を利用してディスク種類
を判別する制御手段とを含む。
るための本発明の光ディスク判別装置は、複数枚のディ
スクを一つの光ピックアップで再生できる光ディスク再
生装置において、ロードされたディスクから読み出した
ＲＦ信号からエンベロープ信号を検出するＲＦエンベロ
ープ発生部、及びオフ−トラック状態で、前記ＲＦエン
ベロープ発生部を通じて検出されたエンベロープ信号の
振幅を検出し、検出された振幅を利用してディスク種類
を判別する制御手段とを含む。
【０００７】本発明の目的を達成するための光ディスク
判別方法は、複数枚のディスクを一つの光ピックアップ
で再生できる装置における使用のためのディスク種類を
判別するための方法において、（ａ）ディスクのオフ−
トラック状態でディスクから検出されたＲＦ信号からエ
ンベロープ信号を求める段階と、（ｂ）段階（ａ）で求
めたエンベロープ信号の振幅を検出する段階と、（ｃ）
段階（ｂ）で検出したエンベロープ信号の振幅を既設定
された基準レベルと比較する段階、及び（ｄ）段階
（ｃ）の比較結果に基づいて前記ディスクがＣＤ、ＤＶ
Ｄ−ＲＯＭ及びＤＶＤ−ＲＡＭのうちどれかを判断する
段階とを含む。
判別方法は、複数枚のディスクを一つの光ピックアップ
で再生できる装置における使用のためのディスク種類を
判別するための方法において、（ａ）ディスクのオフ−
トラック状態でディスクから検出されたＲＦ信号からエ
ンベロープ信号を求める段階と、（ｂ）段階（ａ）で求
めたエンベロープ信号の振幅を検出する段階と、（ｃ）
段階（ｂ）で検出したエンベロープ信号の振幅を既設定
された基準レベルと比較する段階、及び（ｄ）段階
（ｃ）の比較結果に基づいて前記ディスクがＣＤ、ＤＶ
Ｄ−ＲＯＭ及びＤＶＤ−ＲＡＭのうちどれかを判断する
段階とを含む。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を基づき本発
明の望ましい実施形態を詳細に説明する。図２は本発明
に係る光ディスク判別装置の構成図である。図２に示し
た装置は、ドライブ（図示せず）に装着された光ディス
ク１０から信号を読み出すための光ピックアップ１１
と、光ピックアップ１１を通して読み出した高周波信号
のＲＦ信号を増幅するＲＦアンプ１２を備える。ＲＦエ
ンベロープ発生器１３はＲＦアンプ１２で増幅されたＲ
Ｆ信号を入力されエンベロープを検出して発生する。ま
た、図２の装置は、光ピックアップ１１を通してＲＦ信
号から検出されるフォーカスエラー（focus error；Ｆ
Ｅ）信号を増幅するＦＥアンプ１４と、ＦＥアンプ１４
で増幅されたフォーカスエラー信号を入力されフォーカ
スサーボ制御動作のための制御信号を発生するフォーカ
スサーボ１５を備える。フォーカスアクチュエータ駆動
部（focus actuator driver）１６はフォーカスサーボ
１５のフォーカスサーボ制御信号に対応して光ピックア
ップ１１内のフォーカスアクチュエータを駆動する。
明の望ましい実施形態を詳細に説明する。図２は本発明
に係る光ディスク判別装置の構成図である。図２に示し
た装置は、ドライブ（図示せず）に装着された光ディス
ク１０から信号を読み出すための光ピックアップ１１
と、光ピックアップ１１を通して読み出した高周波信号
のＲＦ信号を増幅するＲＦアンプ１２を備える。ＲＦエ
ンベロープ発生器１３はＲＦアンプ１２で増幅されたＲ
Ｆ信号を入力されエンベロープを検出して発生する。ま
た、図２の装置は、光ピックアップ１１を通してＲＦ信
号から検出されるフォーカスエラー（focus error；Ｆ
Ｅ）信号を増幅するＦＥアンプ１４と、ＦＥアンプ１４
で増幅されたフォーカスエラー信号を入力されフォーカ
スサーボ制御動作のための制御信号を発生するフォーカ
スサーボ１５を備える。フォーカスアクチュエータ駆動
部（focus actuator driver）１６はフォーカスサーボ
１５のフォーカスサーボ制御信号に対応して光ピックア
ップ１１内のフォーカスアクチュエータを駆動する。
【０００９】一方、図２の装置はＲＦアンプ１２の再生
クロックから光ディスク１０の回転制御動作のための制
御信号を発生するスピンドルサーボ１９と、スピンドル
サーボ１９の回転制御信号に対応して光ディスク１０を
回転させるスピンドルモータ１７を駆動するスピンドル
モータ駆動部（spindle motor driver）１８を備える。
制御手段２０はフォーカスサーボ１５及びスピンドルサ
ーボ１９の全般的な動作制御を行う。制御手段２０はＲ
Ｆエンベロープ発生器１３から発生されたＲＦエンベロ
ープ信号をＡ／Ｄ変換器（図示せず）を通じて入力され
振幅を検出するエンベロープ振幅検出部２２と、エンベ
ロープ振幅検出部２２から検出されたＲＦエンベロープ
信号の振幅を利用してディスク種類を判別するディスク
判別部２４とを含む。このような構成を有する図２の装
置の光ディスク判別に対する動作を図３及び図４に基づ
き具体的に説明する。
クロックから光ディスク１０の回転制御動作のための制
御信号を発生するスピンドルサーボ１９と、スピンドル
サーボ１９の回転制御信号に対応して光ディスク１０を
回転させるスピンドルモータ１７を駆動するスピンドル
モータ駆動部（spindle motor driver）１８を備える。
制御手段２０はフォーカスサーボ１５及びスピンドルサ
ーボ１９の全般的な動作制御を行う。制御手段２０はＲ
Ｆエンベロープ発生器１３から発生されたＲＦエンベロ
ープ信号をＡ／Ｄ変換器（図示せず）を通じて入力され
振幅を検出するエンベロープ振幅検出部２２と、エンベ
ロープ振幅検出部２２から検出されたＲＦエンベロープ
信号の振幅を利用してディスク種類を判別するディスク
判別部２４とを含む。このような構成を有する図２の装
置の光ディスク判別に対する動作を図３及び図４に基づ
き具体的に説明する。
【００１０】ＣＤやＤＶＤ−ＲＯＭあるいはＤＶＤ−Ｒ
ＡＭの光ディスクが装着されれば、制御手段２０はフォ
ーカスサーボ１５及びスピンドルサーボ１９にサーボ動
作制御のための命令を印加する。スピンドルサーボ１９
は制御手段２０の命令に応じて、スピンドルモータ駆動
部１８を駆動させ一定の角速度でスピンドルモータ１７
を回転させ光ディスク１０を一定速度に回転させる。フ
ォーカスサーボ１５は制御手段２０の命令に応じて、フ
ォーカスアクチュエータ駆動部１６を駆動させ光ピック
アップ１１内の対物レンズを上下に動かしてフォーカス
引き込みを図って集束する。この時、制御手段２０は光
ディスク１０の回転を遅らせて再生可能な全ての種類の
ディスクに対して集束状態を保たせる。
ＡＭの光ディスクが装着されれば、制御手段２０はフォ
ーカスサーボ１５及びスピンドルサーボ１９にサーボ動
作制御のための命令を印加する。スピンドルサーボ１９
は制御手段２０の命令に応じて、スピンドルモータ駆動
部１８を駆動させ一定の角速度でスピンドルモータ１７
を回転させ光ディスク１０を一定速度に回転させる。フ
ォーカスサーボ１５は制御手段２０の命令に応じて、フ
ォーカスアクチュエータ駆動部１６を駆動させ光ピック
アップ１１内の対物レンズを上下に動かしてフォーカス
引き込みを図って集束する。この時、制御手段２０は光
ディスク１０の回転を遅らせて再生可能な全ての種類の
ディスクに対して集束状態を保たせる。
【００１１】光ピックアップ１１は回転する光ディスク
１０からＲＦ信号を読み出しＲＦアンプ１２に出力す
る。ＲＦアンプ１２は入力されたＲＦ信号を一定の大き
さに増幅してＲＦエンベロープ発生器１３に出力する。
ＲＦアンプ１２の出力は図３に示した通りである。
１０からＲＦ信号を読み出しＲＦアンプ１２に出力す
る。ＲＦアンプ１２は入力されたＲＦ信号を一定の大き
さに増幅してＲＦエンベロープ発生器１３に出力する。
ＲＦアンプ１２の出力は図３に示した通りである。
【００１２】図３Ａ−図３Ｃは図１Ａ−図１Ｃの各ディ
スクに対するオフトラック時ＲＦアンプ１２において増
幅されたＲＦ信号の波形図である。ここで、オフ−トラ
ックはトラッキング制御が行われる前、集束だけなされ
た状態を意味する。オフ−トラック状態では、ディスク
の偏心量によってディスクの一回転中光ビームが複数個
のトラックを横切るようになる。ディスクの偏心量が少
ないことによる信頼性の問題については、スレッド（Ｓ
ＬＥＤ）を移動させ光ビームが複数個のトラックを横切
らせても構わない。
スクに対するオフトラック時ＲＦアンプ１２において増
幅されたＲＦ信号の波形図である。ここで、オフ−トラ
ックはトラッキング制御が行われる前、集束だけなされ
た状態を意味する。オフ−トラック状態では、ディスク
の偏心量によってディスクの一回転中光ビームが複数個
のトラックを横切るようになる。ディスクの偏心量が少
ないことによる信頼性の問題については、スレッド（Ｓ
ＬＥＤ）を移動させ光ビームが複数個のトラックを横切
らせても構わない。
【００１３】本実施形態において、レーザー波長は装着
されたディスクがＣＤでもＤＶＤ−ＲＯＭでもほぼ同じ
ビームスポットサイズを持つようにＤＶＤ用の６３５〜
６５０ｎｍに初期化させて置く。この時、ＣＤのトラッ
クピッチがＤＶＤ−ＲＯＭに比べて２倍以上なので（図
１Ａ及び図１Ｂ参照）、トラック間にビームスポットが
位置した時検出される隣接トラックのＲＦ信号量は相対
的にＣＤ側が少なくなる。
されたディスクがＣＤでもＤＶＤ−ＲＯＭでもほぼ同じ
ビームスポットサイズを持つようにＤＶＤ用の６３５〜
６５０ｎｍに初期化させて置く。この時、ＣＤのトラッ
クピッチがＤＶＤ−ＲＯＭに比べて２倍以上なので（図
１Ａ及び図１Ｂ参照）、トラック間にビームスポットが
位置した時検出される隣接トラックのＲＦ信号量は相対
的にＣＤ側が少なくなる。
【００１４】また、ＣＤとＤＶＤ−ＲＯＭはデータのピ
ットのあるトラック領域ではＲＦ信号の振幅が大きくな
り、トラックとトラック間ではＲＦ信号の振幅が小さく
なる（図３Ａ及び図３Ｂ参照）。一方、ＤＶＤ−ＲＡＭ
はランドとグルーブの両方にデータが記録されており、
ランドとグルーブ間の深さが６／λの時、両トラック間
のクロストーク（crosstalk）が最小化され得るので、
光ビームがそれぞれのトラックを横切ってもＲＦ信号の
振幅には変りがない（図３Ｃ参照）。
ットのあるトラック領域ではＲＦ信号の振幅が大きくな
り、トラックとトラック間ではＲＦ信号の振幅が小さく
なる（図３Ａ及び図３Ｂ参照）。一方、ＤＶＤ−ＲＡＭ
はランドとグルーブの両方にデータが記録されており、
ランドとグルーブ間の深さが６／λの時、両トラック間
のクロストーク（crosstalk）が最小化され得るので、
光ビームがそれぞれのトラックを横切ってもＲＦ信号の
振幅には変りがない（図３Ｃ参照）。
【００１５】このようにディスクの種類に応じてＲＦ信
号の振幅が違う。本発明はこのような特性を利用してデ
ィスクの種類を判別する。ＲＦエンベロープ発生器１３
は入力されたＲＦ信号のピークホールド（peak hold）
とボトムホールド（bottom hold）によりエンベロープ
信号を検出して制御手段２０に出力する。制御手段２０
はＡ／Ｄ変換器（図示せず）を通じて入力されたアナロ
グエンベロープ信号をデジタル形態に変換してエンベロ
ープ振幅検出部２２に印加する。エンベロープ振幅検出
部２２は印加されるエンベロープ信号の一回のゼロクロ
ス（zero cross）区間のうち最大値ＥＮＶｍａｘと最小
値ＥＮＶｍｉｎ間のエンベロープ信号をｎ個にサンプリ
ングする。エンベロープ振幅検出部２２はサンプリング
されたエンベロープ信号のｎ個のピーク−ピーク（peak
−peak）の大きさを検出した後、平均値ＥＮＶｐ−ｐを
求める。これは次の式１で表現される。
号の振幅が違う。本発明はこのような特性を利用してデ
ィスクの種類を判別する。ＲＦエンベロープ発生器１３
は入力されたＲＦ信号のピークホールド（peak hold）
とボトムホールド（bottom hold）によりエンベロープ
信号を検出して制御手段２０に出力する。制御手段２０
はＡ／Ｄ変換器（図示せず）を通じて入力されたアナロ
グエンベロープ信号をデジタル形態に変換してエンベロ
ープ振幅検出部２２に印加する。エンベロープ振幅検出
部２２は印加されるエンベロープ信号の一回のゼロクロ
ス（zero cross）区間のうち最大値ＥＮＶｍａｘと最小
値ＥＮＶｍｉｎ間のエンベロープ信号をｎ個にサンプリ
ングする。エンベロープ振幅検出部２２はサンプリング
されたエンベロープ信号のｎ個のピーク−ピーク（peak
−peak）の大きさを検出した後、平均値ＥＮＶｐ−ｐを
求める。これは次の式１で表現される。
【００１６】
【数１】
【００１７】エンベロープ振幅検出部２２は上記式１の
ように求められた平均値ＥＮＶｐ−ｐをディスク判別部
２４へ出力する。ディスク判別部２４は入力されるエン
ベロープ振幅の平均値ＥＮＶｐ−ｐを既設定された基準
レベルと比較してディスク判別を行う。ここで、既設定
された基準レベルはＲＦ信号の振幅が相異なるＣＤ、Ｄ
ＶＤ−ＲＯＭ及びＤＶＤ−ＲＡＭを区別するためのもの
で、図４に示された通り設定される。ディスク判別部２
４は検出されたエンベロープ振幅の平均値ＥＮＶｐ−ｐ
を第１基準レベルＬ１と比較し、比較結果図４Ａに示し
た通り、エンベロープ振幅の平均値ＥＮＶｐ−ｐが第１
基準レベルＬ１より大きければ（ＥＮＶｐ−ｐ＞Ｌ１）
現在装着されたディスクをＣＤと判別する。
ように求められた平均値ＥＮＶｐ−ｐをディスク判別部
２４へ出力する。ディスク判別部２４は入力されるエン
ベロープ振幅の平均値ＥＮＶｐ−ｐを既設定された基準
レベルと比較してディスク判別を行う。ここで、既設定
された基準レベルはＲＦ信号の振幅が相異なるＣＤ、Ｄ
ＶＤ−ＲＯＭ及びＤＶＤ−ＲＡＭを区別するためのもの
で、図４に示された通り設定される。ディスク判別部２
４は検出されたエンベロープ振幅の平均値ＥＮＶｐ−ｐ
を第１基準レベルＬ１と比較し、比較結果図４Ａに示し
た通り、エンベロープ振幅の平均値ＥＮＶｐ−ｐが第１
基準レベルＬ１より大きければ（ＥＮＶｐ−ｐ＞Ｌ１）
現在装着されたディスクをＣＤと判別する。
【００１８】ディスク判別部２４はエンベロープ振幅の
平均値ＥＮＶｐ−ｐが第１基準レベルＬ１より小さけれ
ば第２基準レベルＬ２と比較する。ディスク判別部２４
は、比較結果図４Ｂに示した通り、エンベロープ振幅の
平均値ＥＮＶｐ−ｐが第２基準レベルＬ２より大きけれ
ば（Ｌ１＞ＥＮＶｐ−ｐ＞Ｌ２）現在装着されたディス
クをＤＶＤ−ＲＯＭと判別する。ディスク判別部２４
は、比較結果図４Ｃに示した通り、エンベロープ振幅の
平均値ＥＮＶｐ−ｐが第２基準レベルＬ２より小さけれ
ば（Ｌ２＞ＥＮＶｐ−ｐ）現在装着されたディスクをＤ
ＶＤ−ＲＡＭと判別する。ここで、第１基準レベルＬ１
は第２基準レベルＬ２より大きい。制御手段２０はディ
スク判別部２４のディスク種類の判別結果に応じてディ
スクに該当する再生動作が正しく行われるようにシステ
ムの全般的な制御を行う。
平均値ＥＮＶｐ−ｐが第１基準レベルＬ１より小さけれ
ば第２基準レベルＬ２と比較する。ディスク判別部２４
は、比較結果図４Ｂに示した通り、エンベロープ振幅の
平均値ＥＮＶｐ−ｐが第２基準レベルＬ２より大きけれ
ば（Ｌ１＞ＥＮＶｐ−ｐ＞Ｌ２）現在装着されたディス
クをＤＶＤ−ＲＯＭと判別する。ディスク判別部２４
は、比較結果図４Ｃに示した通り、エンベロープ振幅の
平均値ＥＮＶｐ−ｐが第２基準レベルＬ２より小さけれ
ば（Ｌ２＞ＥＮＶｐ−ｐ）現在装着されたディスクをＤ
ＶＤ−ＲＡＭと判別する。ここで、第１基準レベルＬ１
は第２基準レベルＬ２より大きい。制御手段２０はディ
スク判別部２４のディスク種類の判別結果に応じてディ
スクに該当する再生動作が正しく行われるようにシステ
ムの全般的な制御を行う。
【００１９】本実施形態のほか、Ａ／Ｄ変換器とデジタ
ル信号処理器（digital signal processor；ＤＳＰ）を
具備したデジタルサーボ回路でＲＦエンベロープ信号の
振幅を検出した後、その振幅データまたは光ディスク判
別結果をマイコンなどの制御手段に伝送することもでき
る。
ル信号処理器（digital signal processor；ＤＳＰ）を
具備したデジタルサーボ回路でＲＦエンベロープ信号の
振幅を検出した後、その振幅データまたは光ディスク判
別結果をマイコンなどの制御手段に伝送することもでき
る。
【００２０】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の光ディスク
判別装置及びその方法は、ＤＶＤ−ＲＡＭドライブにデ
ィスクが装着された時、集束だけなされた状態でＲＦエ
ンベロープの振幅を測定する方法を通じてそのディスク
の種類がＤＶＤ−ＲＡＭなのか、ＤＶＤ−ＲＯＭなの
か、ＣＤなのかを正確で簡便に判別できる。
判別装置及びその方法は、ＤＶＤ−ＲＡＭドライブにデ
ィスクが装着された時、集束だけなされた状態でＲＦエ
ンベロープの振幅を測定する方法を通じてそのディスク
の種類がＤＶＤ−ＲＡＭなのか、ＤＶＤ−ＲＯＭなの
か、ＣＤなのかを正確で簡便に判別できる。
【図１】 Ａ−Ｃは各々ＣＤ、ＤＶＤ−ＲＯＭ及びＤＶ
Ｄ−ＲＡＭのトラック構造図である。
Ｄ−ＲＡＭのトラック構造図である。
【図２】 本発明の望ましい実施形態にともなう光ディ
スク判別装置を示す構成図である。
スク判別装置を示す構成図である。
【図３】 図１Ａ−図１Ｃの各ディスクに対するオフト
ラック（ＯＦＦ−ＴＲＡＣＫ）時読み取られるＲＦ信号
の波形図である。
ラック（ＯＦＦ−ＴＲＡＣＫ）時読み取られるＲＦ信号
の波形図である。
【図４】 図３Ａ−図３Ｃの各ＲＦ信号から検出される
エンベロープ波形図である。
エンベロープ波形図である。
１０ 光ディスク １１ ピックアップ １２ ＲＦアンプ １３ ＲＦエンベロープ発生器 １４ ＦＥアンプ １５ フォーカスサーボ １６ フォーカスアクチュエータ駆動部 １７ スピンドルモータ １８ スピンドルモータ駆動部 １９ スピンドルサーボ ２０ 制御手段 ２２ エンベロープ振幅検出部 ２４ ディスク判別部
Claims (11)
- 【請求項１】 複数枚のディスクを一つの光ピックアッ
プで再生できる光ディスク再生装置において、 ロードされたディスクから読み出したＲＦ信号からエン
ベロープ信号を検出するＲＦエンベロープ発生部と、 オフ−トラック状態で、前記ＲＦエンベロープ発生部を
通じて検出されたエンベロープ信号の振幅を検出し、検
出された振幅を利用してディスク種類を判別する制御手
段とを含む光ディスク判別装置。 - 【請求項２】 前記ＲＦエンベロープ発生部は前記ディ
スクから読み出したＲＦ信号のピークホールドとボトム
ホールドによりエンベロープ信号を検出することを特徴
とする請求項１に記載の光ディスク判別装置。 - 【請求項３】 前記オフ−トラック状態はトラッキング
制御が行われる前の集束だけなされた状態であることを
特徴とする請求項１に記載の光ディスク判別装置。 - 【請求項４】 前記制御手段は、 前記ＲＦエンベロープ発生部から検出されたエンベロー
プ信号の振幅を検出するエンベロープ振幅検出部と、 前記エンベロープ振幅検出部から検出された振幅のレベ
ルを既設定された基準レベルと比較し、その比較結果に
基づいて前記ディスクがＣＤ、ＤＶＤ−ＲＯＭ、及びＤ
ＶＤ−ＲＡＭのうちどれかを判別するディスク判別部と
を備えることを特徴とする請求項３に記載の光ディスク
判別装置。 - 【請求項５】 前記エンベロープ振幅検出部は、エンベ
ロープ信号の一回のゼロクロス区間のうち最大値と最小
値間をｎ個にサンプリングして得られたｎ個のピーク−
ピークの大きさの平均値を求めることを特徴とする請求
項４に記載の光ディスク判別装置。 - 【請求項６】 前記基準レベルはＣＤがＤＶＤ−ＲＯＭ
に比べて相対的にトラックピッチが大きくてＤＶＤ−Ｒ
ＯＭに比べてＲＦ信号の振幅変化が大きく、ＤＶＤ−Ｒ
ＡＭがＲＦ信号の振幅変化の無いことに基づき設定され
ることを特徴とする請求項４に記載の光ディスク判別装
置。 - 【請求項７】 前記ディスク判別部は、 前記検出されたエンベロープ振幅のレベルが第１基準レ
ベルより大きければＣＤと判別し、 前記検出されたエンベロープ振幅のレベルが第１基準レ
ベルより小さく第２基準レベルより大きければＤＶＤ−
ＲＯＭと判別し、 前記検出されたエンベロープ振幅のレベルが第２基準レ
ベルより小さければＤＶＤ−ＲＡＭと判別することを特
徴とする請求項６に記載の光ディスク判別装置。 - 【請求項８】 複数枚のディスクを一つの光ピックアッ
プで再生できる装置における使用のためのディスク種類
を判別するための方法において、 （ａ）ディスクのオフ−トラック状態においてディスク
から検出されたＲＦ信号からエンベロープ信号を求める
段階と、 （ｂ）段階（ａ）で求めたエンベロープ信号の振幅を検
出する段階と、 （ｃ）段階（ｂ）で検出したエンベロープ信号の振幅を
既設定された基準レベルと比較する段階と、 （ｄ）段階（ｃ）の比較結果に基づいて前記ディスクが
ＣＤ、ＤＶＤ−ＲＯＭ及びＤＶＤ−ＲＡＭのうちのどれ
かを判断する段階とを含む光ディスク判別方法。 - 【請求項９】 前記段階（ｂ）は前記段階（ａ）で求め
たエンベロープ信号の一回のゼロクロス区間のうち最大
値と最小値間を一定個にサンプリングし、サンプリング
して得られる一定個のピーク−ピークの大きさを検出
し、平均値を取って振幅を検出することを特徴とする請
求項８に記載の光ディスク判別方法。 - 【請求項１０】 段階（ｃ）の前記既設定された基準レ
ベルはＲＦ信号の振幅変化が相異なるＣＤ、ＤＶＤ−Ｒ
ＯＭ及びＤＶＤ−ＲＡＭを区別するための値であって、 第１基準レベルはＣＤにより検出されるＲＦ信号の振幅
より大きい値であり、 第２基準レベルは第１基準レベルより小さくＤＶＤ−Ｒ
ＯＭにより検出されるＲＦ信号の振幅より大きい値であ
る請求項８に記載の光ディスク判別方法。 - 【請求項１１】 前記段階（ｄ）はＲＦ信号から検出し
たエンベロープ信号の振幅が第１基準レベルより大きけ
ればＣＤと判定し、 エンベロープ信号の振幅が第２基準レベルより大きけれ
ばＤＶＤ−ＲＯＭと判定し、 エンベロープ信号の振幅が第２基準レベルより小さけれ
ばＤＶＤ−ＲＡＭと判定する請求項１０に記載の光ディ
スク判別方法。
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