JP2003101391A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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和明 岡本
Tatsu Araki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 dv/dt過渡信号が時間差を有して与えら
れた場合でも、パワーデバイスの誤動作を防止できるレ
ベルシフト回路を提供する。 【解決手段】 高電位側パワーデバイス駆動回路HD1
は、NMOSトランジスタ24および25を駆動させる
ために、一定の周期Tでパルスを出力することで、いわ
ゆる内部クロック信号を生成するクロック信号発生回路
16と、クロック信号発生回路16の出力信号S10に
同期して外部からの入力信号S1の状態を監視し、接地
電位を基準として発生されたパルス状の入力信号S1を
受け、パルス状のオン信号S2およびオフ信号S3を発
生させる反復パルス発生回路17とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に関し、
特にdv/dt過渡信号による誤動作を防止したパワー
デバイスのレベルシフト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図36に、従来のパワーデバイスのレベ
ルシフト回路90の構成を示す。なお、図36に示す構
成は、特開平9−200017号公報に開示されてい
る。
【0003】図36において電源PSの正極と負極(接
地電位GND)との間に、IGBT(絶縁ゲート型バイ
ポーラトランジスタ)などのパワーデバイス12および
13がトーテムポール接続され、ハーフブリッジ型パワ
ーデバイスを構成している。また、パワーデバイス12
および13には、それぞれ、フリーホイールダイオード
D1およびD2が逆並列接続されている。そして、パワ
ーデバイス12とパワーデバイス13との接続点N1に
は負荷(モータなどの誘導性負荷)14が接続される構
成となっている。
【0004】図36において、パワーデバイス12はパ
ワーデバイス13との接続点N1の電位を基準電位とし
て、当該基準電位と電源PSが供給する電源電位との間
でスイッチング動作するデバイスであり、高電位側パワ
ーデバイスと呼称される。
【0005】また、パワーデバイス13は接地電位を基
準電位として、当該基準電位と接続点N1の電位との間
でスイッチング動作するデバイスであり、低電位側パワ
ーデバイスと呼称される。
【0006】従って、図36に示すレベルシフト回路9
0は、高電位側パワーデバイス駆動回路HDと、低電位
側パワーデバイス駆動回路LDとに区別される。
【0007】高電位側パワーデバイスの駆動回路HD
は、当該駆動回路の電源となる高電位側電源10の正極
と負極との間に直列に接続されたNMOSトランジスタ
24および25を有し、NMOSトランジスタ24およ
び25を相補的にオン、オフさせることでパワーデバイ
ス12をスイッチングする回路である。なお、高電位側
電源10の負極は接続点N1に接続されている。また、
NMOSトランジスタ24および25の接続点の電圧を
高電位側出力電圧HOと呼称する。
【0008】また、高電位側パワーデバイス駆動回路H
DはNMOSトランジスタ24および25を駆動させる
ために、外部に設けられたマイクロコンピュータなどか
ら与えられ、接地電位を基準として発生されたパルス状
の入力信号S1の正および負のレベル遷移に応答して、
パルス状のオン信号およびオフ信号を発生させるパルス
発生回路3を有している。
【0009】パルス発生回路3の2つの出力はレベルシ
フトトランジスタである高耐圧Nチャネル型電界効果ト
ランジスタ(HNMOSトランジスタと呼称)4および
5のゲート電極に接続されている。そして、オン信号は
HNMOSトランジスタ4のゲート電極に、オフ信号は
HNMOSトランジスタ5のゲート電極に与えられる構
成となっている。
【0010】HNMOSトランジスタ4および5のドレ
イン電極はそれぞれ、抵抗29および30の一方端に接
続されるとともに、インバータ回路6および7の入力に
も接続されている。
【0011】そして、インバータ回路6および7の出力
は保護回路8の入力に接続され、保護回路8の出力はS
Rフリップフロップ回路9のセット入力およびリセット
入力に接続されている。ここで、保護回路8はSRフリ
ップフロップ回路9の誤動作を防止するためのフィルタ
回路であり、論理ゲートによって構成されている。な
お、以下においては保護回路8をフィルタ回路8と呼称
する場合もある。
【0012】SRフリップフロップ回路9のQ出力はN
MOSトランジスタ24のゲート電極に接続されるとと
もに、インバータ回路23の入力にも接続され、インバ
ータ回路23の出力はNMOSトランジスタ25のゲー
ト電極に接続されている。
【0013】なお、抵抗29および30の他方端はNM
OSトランジスタ24のドレイン電極側、すなわち高電
位側電源10の正極(この電圧を高電位側浮遊電源絶対
電圧VBと呼称)に接続されている。また、NMOSト
ランジスタ24のソース電極、すなわち高電位側電源1
0の負極(この電圧を高電位側浮遊電源オフセット電圧
VSと呼称)は、ダイオード21および22のアノード
に接続され、ダイオード21および22のカソードは、
それぞれHNMOSトランジスタ4および5のドレイン
電極に接続されている。
【0014】また、低電位側パワーデバイス駆動回路L
Dは、当該駆動回路の電源となる低電位側電源11の正
極(この電圧を低電位側固定電源電圧VCCと呼称)と
負極(接地電位)との間に直列に接続されたNMOSト
ランジスタ27および28を有し、NMOSトランジス
タ27および28を相補的にオン、オフさせることでパ
ワーデバイス13をスイッチングする回路である。ここ
で、NMOSトランジスタ27および28の接続点の電
圧を低電位側出力電圧LOと呼称し、ここの電圧変化が
制御信号S7となって、パワーデバイス13が制御され
る。なお、NMOSトランジスタ27は、外部から与え
られる入力信号S0によって制御され、NMOSトラン
ジスタ28は、入力信号S0をインバータ回路26で反
転した信号によって制御されるように構成されている。
【0015】次に、図37に示すタイミングチャートを
用いて、レベルシフト回路90の動作について説明す
る。
【0016】図37において、外部から与えられるパル
ス状の入力信号S1の正および負のレベル遷移に応答し
て、パルス発生回路3がオン信号S2およびオフ信号S
3としてパルスを順次発生させる。
【0017】まず、オン信号S2として“H(高電
位)”に遷移するパルス信号が与えられる。このときオ
フ信号S3は“L(低電位)”状態であり、オン信号S
2によって、HNMOSトランジスタ4がオンする。な
お、HNMOSトランジスタ5はオフ状態である。
【0018】それによってHNMOSトランジスタ4に
接続された抵抗29に電圧降下が発生し、インバータ回
路6に“L”信号が入力される。一方、HNMOSトラ
ンジスタ5に接続された抵抗30には電圧降下が発生し
ないので、インバータ回路7には“H”信号が入力され
続ける。よって、インバータ回路6の出力信号S4は
“H”に遷移するパルス信号となり、インバータ回路7
の出力信号S5は“L”状態を維持する。
【0019】そして、インバータ回路6および7の出力
信号S4およびS5を受けた保護回路8からは、出力信
号S6として、インバータ回路6の出力信号S4に対応
してパルス信号が出力され、出力信号S7として、イン
バータ回路7の出力信号S5に対応して“L”信号が出
力される。
【0020】なおオフ信号S3として“H(高電位)”
に遷移するパルス信号が与えられた場合も、上記と同様
の動作を行い、保護回路8からは、出力信号S7とし
て、インバータ回路7の出力信号S5に対応してパルス
信号が出力され、出力信号S6として、インバータ回路
6の出力信号S4に対応して“L”信号が出力される。
【0021】この結果、SRフリップフロップ回路9の
出力信号S8はオン信号が与えられるタイミングで
“H”に遷移し、オフ信号が与えられるタイミングで
“L”に遷移する。なお、NMOSトランジスタ24お
よび25を相補的にオン、オフさせることで得られる、
パワーデバイス12の制御信号S9も同様の信号とな
る。
【0022】ここで問題となるのは、パワーデバイス1
2および13で構成されるハーフブリッジ型パワーデバ
イスのスイッチング状態によって、接続点N1からダイ
オード21および22のアノードに至るラインで発生す
るdv/dt過渡信号である。
【0023】dv/dt過渡信号が発生すると、HNM
OSトランジスタ4および5のドレイン−ソース間の寄
生静電容量とdv/dt過渡信号との積算で得られるd
v/dt電流がHNMOSトランジスタ4および5に同
時に流れる。
【0024】これにより、オン信号およびオフ信号の代
わりに、信号S2およびS3としてdv/dt過渡信号
による誤りパルスP1およびP2が同時に与えられるこ
とになるが、保護回路8は、このような場合に、SRフ
リップフロップ回路9に同時に信号入力が行われること
を防止するように構成されている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかし、保護回路8
は、信号S2およびS3としてdv/dt過渡信号によ
る誤りパルスが同時に与えられた場合はフィルタとして
機能するが、dv/dt過渡信号による誤りパルスP1
およびP2が、HNMOSトランジスタ4および5の素
子特性のばらつきにより、僅かでも時間差を有して与え
られた場合には、保護回路8の出力信号S6およびS7
には時間差に応じた幅のパルス信号P11およびP12
が与えられ、パルス信号P11およびP12によってパ
ワーデバイス12がオン状態、あるいはオフ状態となる
誤動作が発生する。
【0026】そして、パワーデバイス12が誤動作する
と、次に正常なオン信号あるいはオフ信号が与えられる
まで誤動作が維持され、場合によっては、パワーデバイ
ス12および13が短絡して不具合が生じる可能性があ
る。
【0027】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、dv/dt過渡信号が時間差を有
して与えられた場合でも、パワーデバイスの誤動作を防
止できるレベルシフト回路を提供することを目的とす
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の半導体装置は、直列に接続され、高電位の主電源電
位と低電位の主電源電位との間に介挿された第1および
第2のスイッチングデバイスの駆動制御を行う半導体装
置であって、前記第1および第2のスイッチングデバイ
スのうち、高電位側スイッチングデバイスの導通/非導
通を制御する制御部と、前記高電位側スイッチングデバ
イスの導通を示す第1状態および前記高電位側スイッチ
ングデバイスの非導通を示す第2状態を有する第1の入
力信号の、前記第1および第2状態に対応して、第1お
よび第2の反復パルス信号を発生するパルス発生部と、
前記第1および第2の反復パルス信号を、高電位側へと
レベルシフトして、それぞれ第1および第2のレベルシ
フト済み反復パルス信号を得るレベルシフト部とを備
え、前記制御部は、前記第1および第2のレベルシフト
済み反復パルス信号に基づいて、それぞれ、前記高電位
側スイッチングデバイスを導通または非導通させる制御
信号を前記高電位側スイッチングデバイスに出力する。
【0029】本発明に係る請求項2記載の半導体装置
は、前記パルス発生部が、クロック信号を生成するクロ
ック信号発生部と、前記クロック信号と前記第1の入力
信号とを受け、前記第1の入力信号が前記第1状態にあ
る期間のみ、前記クロック信号を前記第1の反復パルス
信号として出力し、前記第1の入力信号が前記第2状態
にある期間のみ、前記クロック信号を前記第2の反復パ
ルス信号として出力する反復パルス発生部とを備えてい
る。
【0030】本発明に係る請求項3記載の半導体装置
は、前記パルス発生部が、外部クロック信号と前記第1
の入力信号とを受け、前記第1の入力信号が前記第1状
態にある期間のみ、前記外部クロック信号を前記第1の
反復パルス信号として出力し、前記第1の入力信号が前
記第2状態にある期間のみ、前記外部クロック信号を前
記第2の反復パルス信号として出力する反復パルス発生
部を備え、前記第1の入力信号は、前記外部クロック信
号に同期している。
【0031】本発明に係る請求項4記載の半導体装置
は、前記第1および第2のレベルシフト済み反復パルス
信号を受け、両者の論理和を取って前記クロック信号ま
たは外部クロック信号を再生し、内部クロック信号とし
て出力する論理回路をさらに備えている。
【0032】本発明に係る請求項5記載の半導体装置
は、前記パルス発生部が、前記第1の入力信号を受け、
前記第1の入力信号が第1状態に遷移するのと同期し
て、前記第1の入力信号が前記第1状態にある期間の
み、前記第1の反復パルス信号を出力する第1の発振回
路と、前記第1の入力信号を受け、前記第1の入力信号
が第2状態に遷移するのと同期して、前記第1の入力信
号が前記第2状態にある期間のみ、前記第2の反復パル
ス信号を出力する第2の発振回路とを備えている。
【0033】本発明に係る請求項6記載の半導体装置
は、前記第1および第2のスイッチングデバイスのう
ち、低電位側スイッチングデバイスは、第2の入力信号
によって導通/非導通が制御され、前記半導体装置は、
前記クロック信号または外部クロック信号と前記第2の
入力信号とを受け、前記第2の入力信号を前記クロック
信号または前記外部クロック信号に同期させて同期制御
信号として出力する同期回路をさらに備え、前記同期制
御信号によって前記第2のスイッチングデバイスの導通
/非導通を制御する。
【0034】本発明に係る請求項7記載の半導体装置
は、前記パルス発生部は、クロック信号を生成するクロ
ック信号発生部と、前記クロック信号と前記第1の入力
信号とを受け、前記第1の入力信号が前記第1状態にあ
る期間のみ、前記クロック信号を第1の信号として出力
し、前記第1の入力信号が前記第2状態にある期間の
み、前記クロック信号を第2の信号として出力する反復
パルス発生部と、前記第1の入力信号を受け、前記第1
の入力信号の各周期において、前記第1の入力信号が前
記第1状態に遷移するのと同期した1つのパルスを有す
る第3の信号を出力する第1のワンショットパルス発生
回路と、前記第1の入力信号の反転信号を受け、前記第
1の入力信号の各周期において、前記第1の入力信号が
前記第2状態に遷移するのと同期した1つのパルスを有
する第4の信号を出力する第2のワンショットパルス発
生回路と、前記第1および前記第3の信号を受け、両者
の論理和を取って前記第1の反復パルス信号として出力
する第1の論理回路と、前記第2および前記第4の信号
を受け、両者の論理和を取って前記第2の反復パルス信
号として出力する第2の論理回路とを備えている。
【0035】本発明に係る請求項8記載の半導体装置
は、前記パルス発生部が、クロック信号を生成するクロ
ック信号発生部と、前記クロック信号と前記第1の入力
信号とを受け、前記第1の入力信号が前記第1状態にあ
る期間のみ、前記クロック信号を第1の信号として出力
し、前記第1の入力信号が前記第2状態にある期間の
み、前記クロック信号を第2の信号として出力する反復
パルス発生部と、前記クロック信号と前記第1の入力信
号とを受け、前記第1の入力信号が前記第1状態に遷移
するのと同期してセットされる第1の出力端と、前記第
1の入力信号が前記第2状態に遷移するのと同期してセ
ットされる第2の出力端とを有し、前記クロック信号に
同期して、前記第1および第2の出力端がリセットされ
るラッチ回路と、前記第1の信号と前記第1の出力端か
ら出力される第3の信号とを受け、両者の論理和を取っ
て前記第1の反復パルス信号として出力する第1の論理
回路と、前記第2の信号と前記第2の出力端から出力さ
れる第4の信号とを受け、両者の論理和を取って前記第
2の反復パルス信号として出力する第2の論理回路とを
備えている。
【0036】本発明に係る請求項9記載の半導体装置
は、前記パルス発生部が、クロック信号を生成するクロ
ック信号発生部と、前記クロック信号と前記第1の入力
信号とを受け、前記第1の入力信号が前記第1状態にあ
る期間のみ、前記クロック信号を第1の信号として出力
し、前記第1の入力信号が前記第2状態にある期間の
み、前記クロック信号を第2の信号として出力する反復
パルス発生部と、前記クロック信号と前記第1の入力信
号とを受け、前記第1の入力信号が前記第1状態に遷移
するのと同期してセットされる第1の出力端と、前記第
1の入力信号が前記第2状態に遷移するのと同期してセ
ットされる第2の出力端とを有し、前記クロック信号に
同期して、前記第1および第2の出力端がリセットされ
るラッチ回路と、前記第1の信号と前記第1の出力端か
ら出力される第3の信号とを受け、両者の論理和を取っ
て前記第5の信号として出力する第1の論理回路と、前
記第2の信号と前記第2の出力端から出力される第4の
信号とを受け、両者の論理和を取って前記第6の信号と
して出力する第2の論理回路と、前記第5の信号を受
け、前記第5の信号に含まれるパルスのデューティ比を
小さくして前記第1の反復パルス信号として出力する第
1のワンショットパルス発生回路と、前記第6の信号を
受け、前記第6の信号に含まれるパルスのデューティ比
を小さくして前記第2の反復パルス信号として出力する
第2のワンショットパルス発生回路とを備えている。
【0037】本発明に係る請求項10記載の半導体装置
は、前記反復パルス発生部が、前記クロック信号および
前記第1の入力信号が入力される第1のAND回路と、
前記クロック信号および前記第1の入力信号の反転信号
が入力される第2のAND回路とを有し、前記第1のA
ND回路から前記第1の反復パルス信号が出力され、前
記第2のAND回路から前記第2の反復パルス信号が出
力される。
【0038】本発明に係る請求項11記載の半導体装置
は、前記第1および第2のワンショットパルス発生回路
が、直列に接続された第1、第2、第3および第4のイ
ンバータ回路と、前記第1ないし第4のインバータ回路
に並列に接続された第5のインバータ回路と、前記第4
および第5のインバータ回路の出力部が入力部に接続さ
れたNOR回路と、前記第2のインバータ回路と前記第
3のインバータ回路との接続点と、前記低電位主電源電
位との間に接続されたキャパシタと、を有し、前記第1
および第5のインバータ回路の入力部が、前記第1およ
び第2のワンショットパルス発生回路の入力部に相当
し、前記NOR回路の出力部が、前記第1および第2の
ワンショットパルス発生回路の出力部に相当する。
【0039】本発明に係る請求項12記載の半導体装置
は、前記第1および第2の反復パルス信号が、所定間隔
以上近接して発生しないように、前記クロック信号に所
定の処理を施すクロック信号調整手段をさらに備えてい
る。
【0040】本発明に係る請求項13記載の半導体装置
は、前記クロック信号調整手段が、請求項7記載の半導
体装置においては、前記第1の入力信号を受け、所定の
遅延を与えて遅延入力信号とし、前記第1の入力信号の
代わりに少なくとも前記反復パルス発生部、前記第1お
よび第2のワンショットパルス発生回路に与えるディレ
イ回路と、前記クロック信号を受け、前記第1の入力信
号および前記遅延入力信号に基づいて、有効状態にある
前記クロック信号を前記所定の遅延期間に相当する所定
期間だけマスクして、マスク信号として前記反復パルス
発生部に与えるマスク回路とを有している。
【0041】本発明に係る請求項14記載の半導体装置
は、前記クロック信号調整手段が、請求項7記載の半導
体装置においては、前記第1の入力信号を受け、所定の
遅延を与えて遅延入力信号として、前記反復パルス発生
部、前記第1および第2のワンショットパルス発生回路
に与えるディレイ回路を有し、前記反復パルス発生部
は、前記クロック信号、前記第1の入力信号および前記
遅延入力信号を受け、前記第1および第2の反復パルス
信号の発生間隔を前記所定期間だけ離す。
【0042】本発明に係る請求項15記載の半導体装置
は、前記反復パルス発生部が、前記クロック信号、前記
第1の入力信号および前記遅延入力信号が入力される第
1のAND回路と、前記クロック信号、前記第1の入力
信号の反転信号および前記遅延入力信号の反転信号が入
力される第2のAND回路とを有し、前記第1のAND
回路から前記第1の反復パルス信号が出力され、前記第
2のAND回路から前記第2の反復パルス信号が出力さ
れる。
【0043】本発明に係る請求項16記載の半導体装置
は、前記反復パルス発生部が、前記第1の入力信号およ
び前記遅延入力信号が入力されるイクスクルーシブNO
R回路と、前記クロック信号、前記遅延入力信号および
イクスクルーシブNOR回路の出力信号が入力される第
1のAND回路と、前記クロック信号、前記遅延入力信
号の反転信号および前記イクスクルーシブNOR回路の
前記出力信号が入力される第2のAND回路とを有し、
前記第1のAND回路から前記第1の反復パルス信号が
出力され、前記第2のAND回路から前記第2の反復パ
ルス信号が出力される。
【0044】本発明に係る請求項17記載の半導体装置
は、前記第1の入力信号の、前記第2の状態への遷移時
から、および前記第1の状態への遷移時から所定期間の
み、前記第1および第2の反復パルス信号を発生するよ
うに、前記パルス発生部を制御するパルス制御手段をさ
らに備えている。
【0045】本発明に係る請求項18記載の半導体装置
は、前記パルス制御手段が、請求項7記載の半導体装置
においては、前記反復パルス発生部を制御する手段であ
って、前記第1の入力信号を受け、前記所定期間だけ有
効状態となるタイマー信号を出力するタイマー回路を有
し、前記タイマー信号は前記反復パルス発生部に与えら
れ、前記反復パルス発生部は、前記タイマー信号が有効
な期間だけ前記クロック信号に対応する前記第1および
第2の反復パルス信号を発生する。
【0046】本発明に係る請求項19記載の半導体装置
は、前記タイマー回路が、前記第1の入力信号を受け、
前記第1の入力信号が前記第1状態に遷移するのと同期
して前記所定期間だけ有効状態となる1つのパルスを出
力する第1のタイマー用ワンショットパルス発生回路
と、前記第1の入力信号の反転信号を受け、前記第1の
入力信号が前記第2状態に遷移するのと同期して前記所
定期間だけ有効状態となる1つのパルスを出力する第2
のタイマー用ワンショットパルス発生回路とを有し、前
記第1および第2のタイマー用ワンショットパルス発生
回路の出力を前記タイマー信号として出力する。
【0047】本発明に係る請求項20記載の半導体装置
は、前記第1および第2のタイマー用ワンショットパル
ス発生回路が、直列に接続された第1、第2、第3およ
び第4のインバータ回路と、前記第1ないし第4のイン
バータ回路に並列に接続された第5のインバータ回路
と、前記第4および第5のインバータ回路の出力部が入
力部に接続されたNOR回路と、前記第2のインバータ
回路と前記第3のインバータ回路との接続点と、前記第
2の主電源電位との間に接続されたキャパシタとを有
し、前記第1および第5のインバータ回路の入力部が、
前記第1および第2のタイマー用ワンショットパルス発
生回路の入力部に相当し、前記NOR回路の出力部が、
前記第1および第2のタイマー用ワンショットパルス発
生回路の出力部に相当する。
【0048】本発明に係る請求項21記載の半導体装置
は、前記制御部の前段に配設されたフィルタ回路をさら
に備え、前記フィルタ回路は、前記第1および第2のレ
ベルシフト済み反復パルス信号が同時に入力されている
期間には、前記制御部に対して、直前の前記制御信号を
出力し続けるように所定の信号を与える。
【0049】
【発明の実施の形態】<A.実施の形態1> <A−1.装置構成>本発明に係る半導体装置の実施の
形態1として、図1にステータス方式のレベルシフト回
路100の構成を示す。
【0050】図1において、電源PSの正極と負極(接
地電位GND)との間に、IGBT(絶縁ゲート型バイ
ポーラトランジスタ)などのパワーデバイス12および
13がトーテムポール接続され、ハーフブリッジ型パワ
ーデバイスを構成している。また、パワーデバイス12
および13には、それぞれ、フリーホイールダイオード
D1およびD2が逆並列接続されている。そして、パワ
ーデバイス12とパワーデバイス13との接続点N1に
は負荷(モータなどの誘導性負荷)14が接続される構
成となっている。
【0051】図1において、パワーデバイス12はパワ
ーデバイス13との接続点N1の電位を基準電位とし
て、当該基準電位と電源PSが供給する電源電位との間
でスイッチング動作するデバイスであり、高電位側パワ
ーデバイスと呼称される。
【0052】また、パワーデバイス13は接地電位を基
準電位として、当該基準電位と接続点N1の電位との間
でスイッチング動作するデバイスであり、低電位側パワ
ーデバイスと呼称される。
【0053】レベルシフト回路100は、このようなハ
ーフブリッジ型パワーデバイスの駆動制御をする回路で
あり、高電位側パワーデバイス駆動回路HD1と、低電
位側パワーデバイス駆動回路LDとに区別される。
【0054】高電位側パワーデバイスの駆動回路HD1
は、当該駆動回路の電源となる高電位側電源10の正極
と負極との間に直列に接続されたNMOSトランジスタ
24および25を有し、NMOSトランジスタ24およ
び25を相補的にオン、オフさせることでパワーデバイ
ス12をスイッチングする回路である。なお、高電位側
電源10の負極は接続点N1に接続されている。また、
NMOSトランジスタ24および25の接続点の電圧を
高電位側出力電圧HOと呼称する。
【0055】また、高電位側パワーデバイス駆動回路H
D1は、NMOSトランジスタ24および25を駆動さ
せるために、一定の周期Tでパルスを出力することで、
いわゆる内部クロック信号を生成するクロック信号発生
回路16と、クロック信号発生回路16の出力信号S1
0に同期して外部からの入力信号S1(第1の入力信
号)の状態を監視し、接地電位を基準として発生された
パルス状の(第1状態、第2状態の2つの電位状態を有
しいてる)入力信号S1を受け、パルス状のオン信号S
2(第1の反復パルス信号)およびオフ信号S3(第2
の反復パルス信号)を発生させる反復パルス発生回路1
7とを有している。
【0056】なお、クロック信号発生回路16および反
復パルス発生回路17を合わせて、パルス発生部と呼称
することができ、また、両者は、低電位側パワーデバイ
ス駆動回路LDの電源となる低電位側電源11から駆動
電力を供給されている。
【0057】ここで、図2を用いて反復パルス発生回路
17の構成の一例について説明する。図2に示すよう
に、反復パルス発生回路17は、2つの2入力AND回
路171および172を有している。クロック信号発生
回路16の出力信号S10は、AND回路171および
172に入力され、外部からの入力信号S1は、AND
回路171に入力されるとともに、インバータ回路17
3を介してAND回路172に入力される構成となって
いる。そして、AND回路171からオン信号S2が出
力され、AND回路172からオフ信号S3が出力され
る。
【0058】このような構成により、入力信号S1が
“H(高電位)”状態にある期間、すなわちオン期間に
は、クロック信号をオン信号S2として出力し、入力信
号S1が“L(高電位)”状態にある期間、すなわちオ
フ期間には、クロック信号をオフ信号S3として出力す
ることができる。
【0059】ここで、図1の説明に戻る。反復パルス発
生回路17の2つの出力はレベルシフトトランジスタで
ある高耐圧Nチャネル型電界効果トランジスタ(HNM
OSトランジスタと呼称)4および5のゲート電極に接
続されている。そして、オン信号はHNMOSトランジ
スタ4のゲート電極に、オフ信号はHNMOSトランジ
スタ5のゲート電極に与えられる構成となっている。
【0060】HNMOSトランジスタ4および5のドレ
イン電極はそれぞれ、抵抗29および30の一方端に接
続されるとともに、インバータ回路6および7の入力に
も接続されている。
【0061】そして、インバータ回路6および7の出力
は、SRフリップフロップ回路9のセット入力およびリ
セット入力に接続されている。
【0062】SRフリップフロップ回路9のQ出力はN
MOSトランジスタ24のゲート電極に接続されるとと
もに、インバータ回路23の入力にも接続され、インバ
ータ回路23の出力はNMOSトランジスタ25のゲー
ト電極に接続されている。
【0063】なお、抵抗29および30の他方端はNM
OSトランジスタ24のドレイン電極側、すなわち高電
位側電源10の正極(この電圧を高電位側浮遊電源絶対
電圧VBと呼称)に接続されている。また、NMOSト
ランジスタ24のソース電極、すなわち高電位側電源1
0の負極(この電圧を高電位側浮遊電源オフセット電圧
VSと呼称)は、ダイオード21および22のアノード
に接続され、ダイオード21および22のカソードは、
それぞれHNMOSトランジスタ4および5のドレイン
電極に接続されている。
【0064】また、低電位側パワーデバイス駆動回路L
Dは、当該駆動回路の電源となる低電位側電源11の正
極(この電圧を低電位側固定電源電圧VCCと呼称)と
負極(接地電位)との間に直列に接続されたNMOSト
ランジスタ27および28を有し、NMOSトランジス
タ27および28を相補的にオン、オフさせることでパ
ワーデバイス13をスイッチングする回路である。
【0065】ここで、NMOSトランジスタ27および
28の接続点の電圧を低電位側出力電圧LOと呼称し、
ここの電圧変化が制御信号S17となって、パワーデバ
イス13が制御される。
【0066】なお、NMOSトランジスタ27は、外部
から与えられる入力信号S0(第2の入力信号)によっ
て制御され、NMOSトランジスタ28は、入力信号S
0をインバータ回路26で反転した信号によって制御さ
れるように構成されている。
【0067】<A−2.装置動作>次に、図3に示すタ
イミングチャートを用いて、レベルシフト回路100の
動作について説明する。
【0068】図3において、外部から与えられるパルス
状の入力信号S1を受けた反復パルス発生回路17は、
クロック信号発生回路16の出力信号S10のパルスが
“H”に遷移する(立ち上がる)タイミングで、出力信
号S10のパルスに同期したパルスをオン信号S2とし
て反復して出力する。この動作は入力信号S1が“L”
に遷移する(立ち下がる)まで維持される。
【0069】また、パルス状の入力信号S1を受けた反
復パルス発生回路17は、入力信号S1が“H”状態を
維持している期間は、出力信号S10のパルスに同期し
たパルスをオフ信号S3として出力することを停止し、
入力信号S1が立ち下がった後は、出力信号S10のパ
ルスに同期したパルスをオフ信号S3として出力する。
この動作は入力信号S1が“L”の期間は維持される。
【0070】オン信号S2のパルスによって、HNMO
Sトランジスタ4が周期的にオンする。なお、HNMO
Sトランジスタ5は、オン信号S2としてパルスが出力
されている期間はオフ状態を維持する。
【0071】HNMOSトランジスタ4がオンすると、
HNMOSトランジスタ4に接続された抵抗29に電圧
降下が発生し、インバータ回路6に“L”信号が入力さ
れる。一方、HNMOSトランジスタ5に接続された抵
抗30には電圧降下が発生しないので、インバータ回路
7には“H”信号が入力され続ける。よって、インバー
タ回路6は出力信号S4としてパルス信号を出力し、イ
ンバータ回路7の出力信号S5は“L”状態を維持す
る。
【0072】ここで、SRフリップフロップ回路9は反
転入力型であり、セット入力に“H”信号、リセット入
力に“L”信号が与えられることでセット状態となり、
Q出力は“H”信号を出力する。従って、インバータ回
路6および7の出力信号S4およびS5を受けたSRフ
リップフロップ回路9は、出力信号S4の最初のパルス
が“H”に遷移する(立ち上がる)タイミングでセット
状態となり、そのQ出力からの出力信号S8は“H”状
態を維持する。この状態は、出力信号S4としてパルス
が反復して出力されている期間は維持され、出力信号S
5としてパルスが出力され始めると、出力信号S5の最
初のパルスが“H”に遷移する(立ち上がる)タイミン
グでリセットされる。
【0073】なお、出力信号S4およびS5により、N
MOSトランジスタ24および25を相補的にオン、オ
フさせることで得られる、パワーデバイス12の制御信
号S9も同様の信号となる。
【0074】なお、入力信号S1が“L”の期間は、オ
フ信号S3として出力信号S10のパルスと同期したパ
ルスが反復して出力され、HNMOSトランジスタ5が
周期的にオンする。
【0075】HNMOSトランジスタ5がオンすると、
HNMOSトランジスタ5に接続された抵抗30に電圧
降下が発生し、インバータ回路7に“L”信号が入力さ
れる。一方、HNMOSトランジスタ4に接続された抵
抗29には電圧降下が発生しないので、インバータ回路
6には“H”信号が入力され続ける。よって、インバー
タ回路7は出力信号S5として、パルスを反復して出力
し、インバータ回路6の出力信号S4は“L”状態を維
持する。
【0076】そして、インバータ回路6および7の出力
信号S4およびS5を受けたSRフリップフロップ回路
9は、出力信号S5の最初のパルスが立ち上がるタイミ
ングでリセット状態となり、そのQ出力からの出力信号
S8は“L”状態を維持する。この状態は、出力信号S
5としてパルスが反復して出力されている期間は維持さ
れる。
【0077】<A−3.作用効果>以上説明したよう
に、本発明に係る実施の形態1のレベルシフト回路10
0においては、外部からの入力信号S1に対応して、オ
ン信号S2およびオフ信号S3には、一定の周期Tでパ
ルスが反復して与えられ、HNMOSトランジスタ4お
よび5が周期的にオンすることで、オン信号S2および
オフ信号S3が高電位側にレベルシフトされて信号S4
およびS5(レベルシフト済みオン信号およびオフ信
号)となる。
【0078】従って、オフ期間において、オン信号S2
およびオフ信号S3にdv/dt過渡信号による誤りパ
ルスP3およびP4が与えられ、誤りパルスP3によっ
て、SRフリップフロップ回路9がセット状態になって
も、その期間は、オフ信号S3に正常なパルスが与えら
れるまでしか持続しない。従って、パワーデバイス12
がオン状態となっている期間が限定され、最大でも周期
Tに相当する期間となり、その後は正常に制御されるの
で、パワーデバイス12および13が共にオン状態とな
って短絡し、両者に不具合が生じることを防止できる。
【0079】なお、クロック信号発生回路16のパルス
の周期Tは、パルス状の入力信号S1の周期よりも十分
に短く、すなわち周波数を高くする。例えば、パワーデ
バイス12および13が短絡状態になって耐えられる時
間は1μsec程度であるので、短絡時間をこれ以内に抑
えるためには、信号伝達時間も考慮して1〜2MHzの
発振周波数となるようにクロック信号発生回路16を構
成すれば良い。
【0080】<B.実施の形態2> <B−1.装置構成>本発明に係る半導体装置の実施の
形態2として、図4にレベルシフト回路200の構成を
示す。なお、図4において、図1に示したレベルシフト
回路100と同一の構成については同一の符号を付し、
重複する説明は省略する。
【0081】図4に示すように、レベルシフト回路20
0は、高電位側パワーデバイス駆動回路HD2と、低電
位側パワーデバイス駆動回路LDとに区別され、高電位
側パワーデバイス駆動回路HD2においては、図1に示
したレベルシフト回路100において設けられていたク
ロック信号発生回路16を有さず、外部から与えられる
クロック信号を信号S10として反復パルス発生回路1
7に与える構成となっている。
【0082】図1に示したレベルシフト回路100で
は、独自に有するクロック信号発生回路16が発生する
パルス信号を用いていたが、この場合、外部からの入力
信号S1のパルスが与えられるタイミングと、クロック
信号発生回路16から与えられるパルスのタイミングと
が一致しない可能性があり、その場合には入力信号S1
と、パワーデバイス12の制御信号S9との間で、クロ
ック信号のずれに起因したタイムディレイtdが生じる
ことになる(図3参照)。
【0083】しかし、本実施の形態のように、外部から
与えられるクロック信号を用いることで、タイムディレ
イtdを解消することができる。
【0084】<B−2.装置動作>以下、図5に示すタ
イミングチャートを用いて、レベルシフト回路200の
特徴的な動作について説明する。
【0085】外部から与えられるパルス状の入力信号S
1を受けた反復パルス発生回路17は、外部から与えら
れる外部クロック信号S10のパルスが立ち上がるタイ
ミングで、外部クロック信号S10のパルスに同期した
パルスをオン信号S2として反復して出力する。
【0086】ここで、レベルシフト回路200を含め、
ハーフブリッジ型パワーデバイスを有した装置の制御を
マイクロコンピュータ等で行う場合、共通のクロック信
号(外部クロック信号)が使用されるので、入力信号S
1も当該外部クロック信号に同期して生成されている。
【0087】従って、反復パルス発生回路17に与えら
れる外部クロック信号S10と、入力信号S1とは同期
しており、入力信号S1の立ち上がりのタイミングと、
オン信号S2の最初のパルスが与えられるタイミングと
が一致し、両者のずれに起因するタイムディレイは発生
しない。
【0088】これは、入力信号S1の立ち下がりのタイ
ミングと、オフ信号S3のパルスが与えられるタイミン
グにおいても同様である。
【0089】<B−3.作用効果>以上説明したよう
に、本発明に係る実施の形態2のレベルシフト回路20
0においては、外部からの入力信号S1と同期して、オ
ン信号S2およびオフ信号S3には、一定の周期でパル
スが反復して与えられるので、入力信号S1と、パワー
デバイス12の制御信号S9との間、すなわち入出力間
で、クロック信号のずれに起因したタイムディレイを解
消することができ、パワーデバイス12の応答速度の低
下を防止できる。
【0090】<C.実施の形態3> <C−1.装置構成>本発明に係る半導体装置の実施の
形態3として、図6にレベルシフト回路300の構成を
示す。なお、図6において、図1に示したレベルシフト
回路100と同一の構成については同一の符号を付し、
重複する説明は省略する。
【0091】図6に示すように、レベルシフト回路30
0は、高電位側パワーデバイス駆動回路HD3と、低電
位側パワーデバイス駆動回路LDとに区別され、高電位
側パワーデバイス駆動回路HD3においては、反復して
与えられるレベルシフト済みオン信号S4およびレベル
シフト済みオフ信号S5の論理和を取ることで、高電位
領域において、クロック信号発生回路16の発振周波数
と同一周波数のクロック信号を得るOR回路19を有し
ている。
【0092】すなわち、インバータ回路6および7の出
力は、SRフリップフロップ回路9のセット入力および
リセット入力に接続されるとともに、OR回路19の2
つの入力にも接続されている。
【0093】そして、OR回路19の出力信号Scは、
SRフリップフロップ回路9のQ出力に接続された保護
回路20に与えられる構成となっている。
【0094】保護回路20は、高電位側電源10の電源
電圧の低下など、高電位領域の各構成の動作エラーを検
出し、入力の状態に関わらず出力を強制的に停止させる
機能を有し、保護回路20の出力は、NMOSトランジ
スタ24のゲート電極に接続されるとともに、インバー
タ回路23の入力にも接続されている。
【0095】なお、保護回路20の出力信号は、SRフ
リップフロップ回路9の出力信号S8と実質的に同じで
あるので、両者を共にS8として示している。
【0096】<C−2.装置動作>以下、図7に示すタ
イミングチャートを用いて、レベルシフト回路300の
特徴的な動作について説明する。
【0097】図7は、OR回路19の動作を説明するタ
イミングチャートであり、反復して与えられるレベルシ
フト済みオン信号S4およびレベルシフト済みオフ信号
S5の論理和を取ることで、出力信号Scとして、クロ
ック信号発生回路16の発振周波数と同一周波数のクロ
ック信号を得ることができることを示している。
【0098】このような、出力信号Scを保護回路20
に与えることで、保護回路20は正確な動作が可能とな
る。
【0099】すなわち、保護回路20が、モニターして
いる高電位領域の構成要素において、エラー動作が所定
時間以上持続しないとエラーとみなさないようなフィル
タ回路を有する場合、出力信号Scに基づいてエラー動
作時間を計測することができるので、計測精度が向上
し、正確な保護動作が可能となる。
【0100】<C−3.作用効果>以上説明したよう
に、本発明に係る実施の形態3のレベルシフト回路30
0においては、レベルシフト済みオン信号S4およびレ
ベルシフト済みオフ信号S5の論理和を取ることで、高
電位領域において、クロック信号発生回路16の発振周
波数と同一周波数のクロック信号を得ることができ、当
該クロック信号を保護回路20に与えることで、高電位
領域の各構成の動作エラーの検出精度が向上し、保護回
路20による正確な保護動作が可能となる。
【0101】なお、図4に示すレベルシフト回路200
の構成において、OR回路19および保護回路20を設
けても良いことは言うまでもない。その場合、高電位領
域において外部クロック信号と同一のクロック信号を得
ることができる。
【0102】<D.実施の形態4> <D−1.装置構成>本発明に係る半導体装置の実施の
形態4として、図8にレベルシフト回路400の構成を
示す。なお、図8において、図1に示したレベルシフト
回路100と同一の構成については同一の符号を付し、
重複する説明は省略する。
【0103】図8に示すように、レベルシフト回路40
0は、高電位側パワーデバイス駆動回路HD4と、低電
位側パワーデバイス駆動回路LDとに区別され、高電位
側パワーデバイス駆動回路HD4においては、図1に示
したレベルシフト回路100において設けられていたク
ロック信号発生回路16および反復パルス発生回路17
を有さず、代わりに、外部からの入力信号S1を受け、
入力信号S1が“H”に遷移する(立ち上る)のと同期
して、オン信号S2として一定の周期のパルスの反復出
力を行う発振回路41と、入力信号S1の立ち下がりと
同期して、オフ信号S3として一定の周期のパルスの反
復出力を行う発振回路42とを有している。
【0104】<D−2.装置動作>以下、図9に示すタ
イミングチャートを用いて、レベルシフト回路400の
特徴的な動作について説明する。
【0105】図9に示すように、外部から与えられるパ
ルス状の入力信号S1を受けた発振回路41は、入力信
号S1の立ち上がりのタイミングでパルスの一定周期で
の反復出力を開始し、入力信号S1の立ち下がりのタイ
ミングでパルス出力を停止する。従って、入力信号S1
の立ち上がりのタイミングと、オン信号S2の最初のパ
ルスが与えられるタイミングとが一致し、両者のずれに
起因するタイムディレイを解消することができる。
【0106】一方、外部から与えられるパルス状の入力
信号S1を受けた発振回路42は、入力信号S1が
“H”状態を維持している期間は、パルスの一定周期で
の反復出力を停止し、入力信号S1が“L”に立ち下が
った後は、パルス出力を開始する。従って、入力信号S
1の立ち下がりのタイミングと、オフ信号S3の最初の
パルスが与えられるタイミングとが一致し、両者のずれ
に起因するタイムディレイを解消することができる。
【0107】<D−3.作用効果>以上説明したよう
に、本発明に係る実施の形態4のレベルシフト回路40
0においては、オン信号S2およびオフ信号S3とし
て、入力信号S1と同期して一定の周期のパルスの反復
出力を行う発振回路41および42を備えるので、入力
信号S1と、パワーデバイス12の制御信号S9との
間、すなわち入出力間で、クロック信号のずれに起因し
たタイムディレイを解消することができ、パワーデバイ
ス12の応答速度の低下を防止できる。
【0108】<E.実施の形態5> <E−1.装置構成>本発明に係る半導体装置の実施の
形態5として、図10にレベルシフト回路500の構成
を示す。なお、図10において、図1に示したレベルシ
フト回路100と同一の構成については同一の符号を付
し、重複する説明は省略する。
【0109】図10に示すように、レベルシフト回路5
00は、高電位側パワーデバイス駆動回路HD1と、低
電位側パワーデバイス駆動回路LD1とに区別され、低
電位側パワーデバイス駆動回路LD1においては、クロ
ック信号発生回路16の出力信号S10と、外部から与
えられる入力信号S0とを受け、入力信号S0の“H”
への遷移(立ち上がり)および“L”への遷移(立ち下
がり)に対応するとともに、出力信号S10のパルスの
立ち上がりのタイミングに同期して、立ち上がりおよび
立ち下がりが設定されるパルス状の同期制御信号S16
を出力する同期回路50を有している。
【0110】図1に示すレベルシフト回路100は、独
自に有するクロック信号発生回路16が発生するパルス
を用いて、dv/dt過渡信号により発生する誤りパル
スの影響を軽減する構成であり、この場合、外部からの
入力信号S1のパルスが与えられるタイミングと、クロ
ック信号発生回路16から与えられるパルスのタイミン
グとが一致しない場合には、入力信号S1と、パワーデ
バイス12の制御信号S9との間で、クロック信号のず
れに起因したタイムディレイが生じることは先に説明し
た。
【0111】しかし、レベルシフト回路100を構成す
る低電位側パワーデバイス駆動回路LDにおいては、パ
ワーデバイス13の制御は外部からの入力信号S0によ
り独立して行われるため、入力信号S0とパワーデバイ
ス13の制御信号S17との間に、信号遅延等に起因し
たタイムディレイが生じる。このタイムディレイと、高
電位側パワーデバイス駆動回路HD1におけるクロック
信号のずれに起因したタイムディレイとは、ディレイ期
間に大きな差があるので両者のマッチングを取ることは
難しい。
【0112】そこで、レベルシフト回路500において
は、同期回路50によってクロック信号発生回路16の
出力信号S10に入力信号S0を同期させることで、高
電位側パワーデバイス駆動回路HD1で発生するタイム
ディレイと、低電位側パワーデバイス駆動回路LD1で
発生するタイムディレイとのマッチングを取り易くした
ものである。
【0113】<E−2.装置動作>以下、図11および
図12に示すタイミングチャートを用いて、レベルシフ
ト回路500の特徴的な動作について説明する。
【0114】なお、図11において、高電位側パワーデ
バイス駆動回路HD1に与えられる入力信号S1、クロ
ック信号発生回路16の出力信号S10、オン信号S2
およびオフ信号S3、レベルシフト済みオン信号S4お
よびレベルシフト済みオフ信号S5、SRフリップフロ
ップ回路9の出力信号S8、パワーデバイス12の制御
信号S9のタイミングについては、図1〜図3を用いて
説明したレベルシフト回路100と同じであるので説明
は省略し、低電位側パワーデバイス駆動回路LD1に与
えられる入力信号S0と、同期回路50が出力する同期
制御信号S16および、同期制御信号S16に基づいた
パワーデバイス13の制御信号S17のタイミングにつ
いて、図11の部分拡大図である図12を用いて説明す
る。
【0115】なお、パワーデバイス12の制御信号S9
は、SRフリップフロップ回路9の出力信号S8と実質
的に同一であり、パワーデバイス13の制御信号S17
は同期制御信号S16と実質的に同一であるので、以下
の説明においては、便宜的に出力信号S8、同期制御信
号S16についてのみ言及する。
【0116】図12に示すように、外部から与えられる
入力信号S0を受けた同期回路50は、入力信号S0が
立ち下がった場合には、クロック信号発生回路16の出
力信号S10のパルスの立ち上がりのタイミングで同期
制御信号S16を立ち下げ、入力信号S0が立ち上がっ
た場合には、出力信号S10のパルスの立ち上がりのタ
イミングで同期制御信号S16を立ち上げる。
【0117】ここで、図12においては、入力信号S0
および同期制御信号S16の立ち下がりのタイミングの
ずれをタイムディレイtd1とし、入力信号S0および
同期制御信号S16の立ち上がりのタイミングのずれを
タイムディレイtd2として示す。また、入力信号S1
およびSRフリップフロップ回路9の出力信号S8の立
ち上がりのタイミングのずれをタイムディレイtd3と
し、入力信号S1および同期制御信号S8の立ち下がり
のタイミングのずれをタイムディレイtd4として示
す。
【0118】図12に示されるように、タイムディレイ
td1〜td4は何れも、クロック信号発生回路16の
クロック信号S10のみに依存して決まるため、マッチ
ングを取り易く、パワーデバイス12および13の両方
が休止している期間(デッドタイム)の確保が容易とな
る。
【0119】すなわち、パワーデバイス12および13
は、相補的に動作することが基本であり、これまでにも
説明したように、両者が同時にオン状態になることは避
けるべきである。そのために、デッドタイムを意図的に
設けることで、素子の動作特性のばらつき等により、両
者が同時にオン状態になることを防止している。
【0120】例えば、入力信号S0とS1とを比較した
場合、パワーデバイス13がオフ状態の期間の方が、パ
ワーデバイス12がオン状態の期間より長くなるように
パルス幅が設定されており、信号変化に際してはデッド
タイムDt1が確保されている。
【0121】そして、タイムディレイtd1〜td4
が、クロック信号発生回路16のクロック信号S10の
みに依存して決まるレベルシフト回路500において
は、出力信号S8と同期制御信号S16との関係におい
てもデッドタイムDt2が確保されている。そして、当
該デッドタイムDt2は、タイムディレイtd1〜td
4の存在によりデッドタイムDt1よりも長くなる特徴
があり、予め設定するデッドタイムDt1を短くしてい
ても、デッドタイムDt1よりも長いデッドタイムDt
2を確実に確保できる。
【0122】従って、結果的に、デッドタイムDt2、
すなわち、実際にパワーデバイス12および13が休止
している期間を短くすることができ、電力効率を向上す
ることができる。
【0123】また、タイムディレイtd1〜td4が、
クロック信号発生回路16のクロック信号S10のみに
依存して決まるので、その長さは、最大でもクロック信
号S10の1周期の長さとなり、最大−最小の範囲を予
測することができ、デッドタイムDt2も同様に予測可
能となる。
【0124】従って、デッドタイムDt1の設定に際し
ては、不確定な要素が排除されるので、デッドタイムD
t1に大きなマージンを含ませることが不必要となり、
その点においても、実際にパワーデバイス12および1
3が休止している期間を短くすることができ、電力効率
を向上することができる。
【0125】<E−3.作用効果>以上説明したよう
に、本発明に係る実施の形態5のレベルシフト回路50
0においては、低電位側パワーデバイス駆動回路LD1
に同期回路50を設けることで、クロック信号発生回路
16の出力信号S10に外部からの入力信号S0を同期
させることで、高電位側パワーデバイス駆動回路HD1
で発生するタイムディレイと、低電位側パワーデバイス
駆動回路LD1で発生するタイムディレイとのマッチン
グを取ることが容易にできる。
【0126】また、低電位側パワーデバイス駆動回路L
D1においても意図的にタイムディレイを発生させるこ
とで、デッドタイムの制御が容易となり、実際にパワー
デバイス12および13が休止している期間を短くする
ことができて、電力効率を向上することができる。ま
た、デッドタイムの設定に際しては、不確定な要素が排
除されるので、デッドタイムに大きなマージンを含ませ
ることが不必要となり、電力効率を向上することができ
る。
【0127】なお、上記においては、低電位側パワーデ
バイス駆動回路LD1に設けた同期回路50にクロック
信号発生回路16の出力信号S10を与える構成を示し
たが、図4を用いて説明したレベルシフト回路200の
ように、信号S10として外部クロック信号を用いる構
成において、低電位側パワーデバイス駆動回路に同期回
路50を設けるようにしても良い。
【0128】<F.実施の形態6> <F−1.装置構成>本発明に係る半導体装置の実施の
形態6として、図13にレベルシフト回路600の構成
を示す。なお、図13において、図1に示したレベルシ
フト回路100と同一の構成については同一の符号を付
し、重複する説明は省略する。
【0129】図13に示すように、レベルシフト回路6
00は、高電位側パワーデバイス駆動回路HD4と、低
電位側パワーデバイス駆動回路LDとに区別され、高電
位側パワーデバイス駆動回路HD4においては、クロッ
ク信号発生回路16および反復パルス発生回路17に加
えてワンショットパルス発生部15を備えている。
【0130】ワンショットパルス発生部15は、入力さ
れるパルスの立ち上がり時(あるいは立ち下がり時)
に、所定幅のパルスを出力するものであり、オン信号S
2用およびオフ信号S3用に、それぞれワンショットパ
ルス発生回路151および152を有している。
【0131】ここで、ワンショットパルス発生回路15
1および152は、一般的な回路であり、同様のものが
クロック信号発生回路16内にも設けられている。
【0132】すなわち、図13に示すように、クロック
信号発生回路16は、原クロック信号発生回路161と
ワンショットパルス発生回路162とを有し、原クロッ
ク信号発生回路161で生成されたパルス信号に基づい
て、ワンショットパルス発生回路162で所定幅のパル
スを生成して、信号S10として出力している。
【0133】ここで、図14にワンショットパルス発生
回路の構成の一例を示し、その動作のタイミングチャー
トを図15に示す。
【0134】図14示すように、ワンショットパルス発
生回路は、直列に接続された4個のインバータ回路G
1、G2、G3およびG4と、インバータ回路G1〜G
4とは並列に配設されたインバータ回路G5と、インバ
ータ回路G4およびG5の出力を受けるNOR回路G6
と、インバータ回路G2とG3との接続点と接地電位G
NDとの間に配設されたキャパシタCPとを有してい
る。なお、インバータ回路G1およびG5には共通の信
号が入力される。
【0135】図15においては、インバータ回路G1お
よびG5の信号入力部をA点、インバータ回路G2とG
3との接続点をB点、インバータ回路G4の出力点をC
点、インバータ回路G5の出力点をD点、NOR回路G
6の出力点をE点とし、各点での信号状態を示してい
る。
【0136】A点における外部から入力されたパルス
は、クロック信号発生回路16においては原クロック信
号発生回路161から与えられる信号に相当し、ワンシ
ョットパルス発生回路151および152においては、
外部からの入力信号S1に相当する。
【0137】インバータ回路G1に入力されたパルス
は、B点においてキャパシタCPの存在により波形が鈍
るが、インバータ回路G3およびG4を経ることでC点
においては修復される。しかし、波形の鈍りに起因して
遅延が発生する。
【0138】一方、インバータ回路G5に入力されたパ
ルスは、D点において反転されて出力されるが遅延は発
生していない。従って、C点およびD点での信号をNO
R回路G6に入力すると、E点では信号遅延幅に相当す
るパルス幅を有するワンショットパルスが得られること
になる。なお、このワンショットパルスの立ち上がり
は、外部から入力されたパルスの立ち上がりに同期する
ことになる。
【0139】このように、ワンショットパルス発生回路
に、パルスを入力することで、入力されたパルスの立ち
上がりに同期し、回路内部の構成で設定される所定幅を
有するパルスを得ることができる。
【0140】ここで、図13の説明に戻ると、ワンショ
ットパルス発生回路151には、外部からの入力信号S
1が入力され、ワンショットパルス発生回路152に
は、入力信号S1が反転して入力される構成となってい
る。
【0141】そして、ワンショットパルス発生回路15
1の出力信号S22は、反復パルス発生回路17を構成
するAND回路171の出力信号S12と共に、OR回
路31に入力され、ワンショットパルス発生回路152
の出力信号S23は、反復パルス発生回路17を構成す
るAND回路172の出力信号S13と共に、OR回路
32に入力される。
【0142】そして、OR回路31の出力信号S2は、
オン信号としてHNMOSトランジスタ4に与えられ、
OR回路32の出力信号S3は、オフ信号としてHNM
OSトランジスタ5に与えられる構成となっている。
【0143】<F−2.装置動作>以下、図16に示す
タイミングチャートを用いて、レベルシフト回路600
の特徴的な動作について説明する。
【0144】なお、図16において、高電位側パワーデ
バイス駆動回路HD4に与えられる入力信号S1、低電
位側パワーデバイス駆動回路LDに与えられる入力信号
S0、クロック信号発生回路16の出力信号S10のタ
イミングについては、図1〜図3を用いて説明したレベ
ルシフト回路100と同じであるので説明は省略する。
また、入力信号S1は説明の簡略化のため、便宜的に立
ち下がりをクロック信号発生回路16の出力信号S10
の立ち上がりと同期させてある。
【0145】図16に示すように、AND回路171の
出力信号S12は入力信号S1に同期していないので、
入力信号S1の各周期に対応して与えられる出力信号S
12の最初のパルスの立ち上がりは、少しずつずれてい
る。
【0146】しかし、ワンショットパルス発生回路15
1の出力信号S22のパルスの立ち上がりは、入力信号
S1に同期して与えられるため、出力信号S22と出力
信号S12との論理和となるOR回路31の出力信号S
2(オン信号)は、入力信号S1の各周期において、最
初のパルスの立ち上がりが、必ず入力信号S1の立ち上
がりに同期している。なお、出力信号S22と出力信号
S12との論理和を取ることで出力信号S2のパルス配
列は不規則になっている。
【0147】なお、OR回路32の出力信号S3(オフ
信号)も、出力信号S23と出力信号S13(図示せ
ず)との論理和を取った結果であるが、出力信号S13
のパルス(図示せず)は、入力信号S1の立ち下がりに
同期しているので、出力信号S3のパルス配列は規則性
を保っている。
【0148】なお、レベルシフト済みオン信号S4およ
びレベルシフト済みオフ信号S5も、同様の信号とな
り、この結果、SRフリップフロップ回路9の出力信号
S8およびパワーデバイス12の制御信号S9は、入力
信号S1と一致することになる。
【0149】<F−3.作用効果>以上説明したよう
に、本発明に係る実施の形態6のレベルシフト回路60
0においては、外部からの入力信号S1に同期したワン
ショットパルスを発生するワンショットパルス発生部1
5を備え、ワンショットパルス発生部15の出力信号S
22およびS23のそれぞれと、出力信号S12および
S13との論理和を取った信号をオン信号S2およびオ
フ信号S3として使用するので、入力信号S1の各周期
において、オン信号S2の最初のパルスの立ち上がりが
必ず入力信号S1の立ち上がりに同期することになり、
結果的に、入力信号S1の立ち上がりと、パワーデバイ
ス12の制御信号S9の立ち上がりとを一致させること
ができ、タイムディレイを解消して、パワーデバイス1
2の応答速度の低下を防止できる。なお、一般に入力信
号S1の立ち下がりは、クロック信号発生回路16の出
力信号S10と同期しないが、その場合も上記と同様の
作用で入力信号S1の立ち下がりと制御信号S9の立ち
下がりを一致させることができる。
【0150】<G.実施の形態7> <G−1.装置構成>本発明に係る半導体装置の実施の
形態7として、図17にレベルシフト回路700の構成
を示す。なお、図17において、図13に示したレベル
シフト回路600と同一の構成については同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。
【0151】図17に示すように、レベルシフト回路7
00は、高電位側パワーデバイス駆動回路HD5と、低
電位側パワーデバイス駆動回路LDとに区別され、高電
位側パワーデバイス駆動回路HD5においては、図13
に示したレベルシフト回路600のパルス発生部15の
代わりに、ラッチ回路18を備えている。
【0152】ラッチ回路18のT入力には、外部からの
入力信号S1が与えられ、リセット入力には、クロック
信号発生回路16の出力信号S10が与えられる構成と
なっている。
【0153】そして、ラッチ回路18のQon出力からの
出力信号S32は、反復パルス発生回路17を構成する
AND回路171の出力信号S12と共に、OR回路3
1に入力され、ラッチ回路18のQoff出力からの出力
信号S33は、反復パルス発生回路17を構成するAN
D回路172の出力信号S13と共に、OR回路32に
入力される。
【0154】このような構成を採ることで、ラッチ回路
18は入力信号S1の立ち上がりでQon出力がセットさ
れ、また、入力信号S1の立ち下がりでQoff出力がセ
ットされ、クロック信号発生回路16の出力信号S10
のパルスの立ち上がりでQon出力およびQoff出力が共
にリセットされることになる。
【0155】<G−2.装置動作>以下、図18に示す
タイミングチャートを用いて、レベルシフト回路700
の特徴的な動作について説明する。
【0156】なお、図18において、高電位側パワーデ
バイス駆動回路HD5に与えられる入力信号S1、低電
位側パワーデバイス駆動回路LDに与えられる入力信号
S0、クロック信号発生回路16の出力信号S10、A
ND回路171の出力信号S12のタイミングについて
は、図16を用いて説明したレベルシフト回路600の
タイミングチャートと同じであるので説明は省略する。
【0157】図18に示すように、ラッチ回路18のQ
on出力の出力信号S32は、入力信号S1のパルスの立
ち上がりでセットされ、出力信号S10のパルスの立ち
上がりでリセットされる。従って、そのパルス幅は、入
力信号S1の各周期における出力信号S10の最初のパ
ルスの立ち上がりと、入力信号S1のパルスの立ち上が
りとのずれ幅に相当し、当該ずれ幅は、入力信号S1の
各周期において個々に異なっているので、出力信号S3
2の各パルスの幅はそれぞれ異なっている。
【0158】なお、ラッチ回路18のQoff出力からの
出力信号S33は、入力信号S1のパルスの立ち下がり
が出力信号S10の立ち上がりと同期しているので、Q
off出力がセットされず、出力信号S33にはパルスは
存在しないことになる。
【0159】そして、各パルスの幅がそれぞれ異なる出
力信号S32と、AND回路171の出力信号S12と
の論理和となるOR回路31の出力信号S2(オン信
号)は、入力信号S1の各周期において、最初のパルス
の立ち上がりが、必ず入力信号S1の立ち上がりに同期
している。なお、出力信号S32と出力信号S12との
論理和を取ることで出力信号S2のパルス配列は不規則
になっている。
【0160】レベルシフト済みオン信号S4も同様の信
号となり、この結果、SRフリップフロップ回路9の出
力信号S8およびパワーデバイス12の制御信号S9
は、入力信号S1と一致することになる。
【0161】<G−3.作用効果>以上説明したよう
に、本発明に係る実施の形態7のレベルシフト回路70
0においては、外部からの入力信号S1に同期して出力
がセットされ、クロック信号発生回路16の出力信号S
10のパルスの立ち上がりでリセットされるラッチ回路
18を備え、ラッチ回路18の出力信号S32およびS
33のそれぞれと、出力信号S12およびS13との論
理和を取った信号をオン信号S2およびオフ信号S3と
して使用するので、入力信号S1の各周期において、オ
ン信号S2の最初のパルスの立ち上がりが必ず入力信号
S1の立ち上がりに同期することになり、結果的に、入
力信号S1の立ち上がりと、パワーデバイス12の制御
信号S9の立ち上がりとを一致させることができ、タイ
ムディレイを解消して、パワーデバイス12の応答速度
の低下を防止できる。なお、一般に入力信号S1の立ち
下がりは、クロック信号発生回路16の出力信号S10
と同期しないが、その場合も上記と同様の作用で入力信
号S1の立ち下がりと制御信号S9の立ち下がりを一致
させることができる。
【0162】<H.実施の形態8> <H−1.装置構成>本発明に係る半導体装置の実施の
形態8として、図19にレベルシフト回路800の構成
を示す。なお、図19において、図17に示したレベル
シフト回路700と同一の構成については同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。
【0163】図19に示すように、レベルシフト回路8
00は、高電位側パワーデバイス駆動回路HD6と、低
電位側パワーデバイス駆動回路LDとに区別され、高電
位側パワーデバイス駆動回路HD6においては、レベル
シフト回路700で使用されていたクロック信号発生回
路16の代わりに、クロック信号発生回路16を構成す
る原クロック信号発生回路161が配設されている。そ
して、原クロック信号発生回路161から出力される原
クロック信号S44が、反復パルス発生回路17を構成
するAND回路171および172の入力と、ラッチ回
路18のリセット入力に与えられる構成となっている。
【0164】また、ラッチ回路18のQon出力の出力信
号S32と、AND回路171の出力信号S12との論
理和となるOR回路31の出力信号S42は、ワンショ
ットパルス発生回路51に入力され、ワンショットパル
ス発生回路51の出力信号S2がオン信号としてHNM
OSトランジスタ4に与えられ、ラッチ回路18のQof
f出力の出力信号S33と、AND回路172の出力信
号S13との論理和となるOR回路32の出力信号S4
3は、ワンショットパルス発生回路52に入力され、ワ
ンショットパルス発生回路52の出力信号S3は、オフ
信号としてHNMOSトランジスタ5に与えられる構成
となっている。
【0165】<H−2.装置動作>以下、図20に示す
タイミングチャートを用いて、レベルシフト回路800
の特徴的な動作について説明する。
【0166】なお、図20において、高電位側パワーデ
バイス駆動回路HD6に与えられる入力信号S1、低電
位側パワーデバイス駆動回路LDに与えられる入力信号
S0、クロック信号発生回路16の出力信号S10のタ
イミングについては、図16を用いて説明したレベルシ
フト回路600のタイミングチャートと同じであるので
説明は省略する。
【0167】図20に示すように、原クロック信号発生
回路161から出力される原クロック信号S44は、パ
ルス幅が比較的広いパルスである。
【0168】そして、AND回路171の出力信号S1
2は入力信号S1に同期していないので、入力信号S1
の各周期に対応して与えられる出力信号S12の最初の
パルスの立ち上がりは、少しずつずれている。
【0169】また、ラッチ回路18のQon出力の出力信
号S32は、入力信号S1のパルスの立ち上がりでセッ
トされ、原クロック信号S44のパルスの立ち上がりで
リセットされることになるので、そのパルス幅は、入力
信号S1の各周期における原クロック信号S44の最初
のパルスの立ち上がりと、入力信号S1のパルスの立ち
上がりとのずれ幅に相当し、当該ずれ幅は、入力信号S
1の各周期において個々に異なっているので、出力信号
S32の各パルスの幅はそれぞれ異なっている。
【0170】なお、ラッチ回路18のQoff出力からの
出力信号S33は、入力信号S1のパルスの立ち下がり
が原クロック信号S44の立ち上がりと同期しているの
で、Qoff出力がセットされず、出力信号S33にはパ
ルスは存在しないことになる。
【0171】そして、各パルスの幅がそれぞれ異なる出
力信号S32と、AND回路171の出力信号S12と
の論理和となるOR回路31の出力信号S42は、入力
信号S1の各周期において、最初のパルスの立ち上がり
が、必ず入力信号S1の立ち上がりに同期している。な
お、出力信号S32と出力信号S12との論理和を取る
ことで出力信号S42のパルス配列は不規則になってい
る。
【0172】さらに、出力信号S42は、ワンショット
パルス発生回路51に入力され、図14および図15を
用いて説明したような仕組みで、パルス幅を狭く、すな
わちデューティ比を小さくされ、オン信号S2となる。
【0173】出力信号S33と出力信号S13との論理
和を取った出力信号S43においてもワンショットパル
ス発生回路52で同様に処理され、オフ信号S3とな
る。なお、一般に入力信号S1の立ち下がりは、原クロ
ック信号S44の立ち上がりと同期しないが、その場合
も上記と同様の作用で、OR回路32の出力信号S43
は入力信号S1の立ち下がりに同期することになる。
【0174】レベルシフト済みオン信号S4およびレベ
ルシフト済みオフ信号S5も、オン信号S2およびオフ
信号S3と同様の信号となり、この結果、SRフリップ
フロップ回路9の出力信号S8およびパワーデバイス1
2の制御信号S9は、入力信号S1と一致することにな
る。
【0175】<H−3.作用効果>以上説明したよう
に、本発明に係る実施の形態8のレベルシフト回路80
0においては、ラッチ回路18の出力信号S32および
S33のそれぞれと、出力信号S12およびS13との
論理和を取った出力信号S42およびS43を、ワンシ
ョットパルス発生回路51および52を介することで、
パルス幅を狭くしたオン信号S2およびオフ信号S3を
得るので、オン信号S2およびオフ信号S3のデューテ
ィ比が小さくなり、HNMOSトランジスタ4および5
の動作時間を短くして消費電力を低減することができ
る。
【0176】<I.実施の形態9> <I−1.フィルタ回路を備えた構成について>以上説
明した実施の形態1〜8においては、HNMOSトラン
ジスタ4および5によりレベルシフトされ、インバータ
回路6および7により反転された信号S4およびS5
を、SRフリップフロップ回路9のセット入力およびリ
セット入力に与える構成を示した。
【0177】しかし、インバータ回路6および7とSR
フリップフロップ回路9との間に、従来から用いられて
いるフィルタ回路8を電気的に介挿し、信号S2および
S3としてdv/dt過渡信号による誤りパルスが同時
に与えられた場合に、SRフリップフロップ回路9に同
時に信号入力が行われることを防止するようにしても良
いことは言うまでもない。
【0178】図21に、フィルタ回路8を有した高電位
側パワーデバイス駆動回路HD4Aを備えたレベルシフ
ト回路600Aの構成を示す。なお、図21において、
図13に示したレベルシフト回路600と同一の構成に
ついては同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0179】図21に示すように、インバータ回路6お
よび7の出力はフィルタ回路8の入力に接続され、フィ
ルタ回路8の出力はSRフリップフロップ回路9のセッ
ト入力およびリセット入力に接続されている。なお、図
21においては、HNMOSトランジスタ4および5に
よりレベルシフトされた信号を、それぞれ信号S21お
よびS31として示し、フィルタ回路8からSRフリッ
プフロップ回路9のセット入力およびリセット入力に与
えられる信号を、それぞれ信号S41およびS51とし
て示す。
【0180】図22にフィルタ回路8の構成例を示す。
図22に示すように、フィルタ回路8は、インバータ回
路6および7の出力信号S4およびS5が与えられるN
AND回路G31と、NAND回路G31の出力が与え
られるインバータ回路G32と、インバータ回路G32
の出力が与えられるNOR回路G33およびG34とを
有している。また、インバータ回路6の出力信号S4は
直列に接続されたインバータ回路G41、G42および
G43を介してNOR回路G33に与えられ、インバー
タ回路7の出力信号S5は、直列に接続されたインバー
タ回路G51、G52およびG53を介してNOR回路
G34に与えられる構成となっている。そして、NOR
回路G33およびG34の出力信号S41およびS51
が、フィルタ回路8の出力として、SRフリップフロッ
プ回路9のセット入力およびリセット入力に与えられ
る。
【0181】ここで、NAND回路G31の代わりに反
転入力のOR回路を用いても良いし、NOR回路G33
およびG34の代わりに反転入力のAND回路を用いて
も良い。
【0182】なお、上記フィルタ回路8の構成例は、特
開平9−200017号公報に開示されているフィルタ
回路の1つであり、dv/dt過渡信号により、信号S
4およびS5として同時に“H”信号が与えられたよう
な場合に、フィルタ回路8の出力(ここではNOR回路
G33およびG34の出力信号S41およびS51)
を、共に“L”信号にできるのであれば、上記構成に限
定されるものではない。
【0183】この場合、SRフリップフロップ回路9
は、セット入力に“L”信号、リセット入力にも“L”
信号が与えられるので、Q出力が保持されることにな
る。
【0184】このように、フィルタ回路8を設けること
で、dv/dt過渡信号による誤りパルスがSRフリッ
プフロップ回路9に同時に与えられることが防止され、
SRフリップフロップ回路9が誤動作することを防止で
きる。また、dv/dt過渡信号による誤りパルスが時
間差を有して与えられるような場合でも、反復パルス発
生回路17から与えられる反復パルスにより、パワーデ
バイス12および13が短絡状態になる期間が制限され
るので、パワーデバイス12および13を保護すること
が可能となる。なお、上記においては、図13に示した
レベルシフト回路600にフィルタ回路8を設けた構成
を示したが、図1に示すレベルシフト回路100等、本
発明に係る実施の形態1〜8に示す何れのレベルシフト
回路にフィルタ回路8を設けても良いことは言うまでも
ない。
【0185】図21に示すレベルシフト回路600Aで
は、入力信号S1の立ち上がり、立ち下がり時に、ワン
ショットパルス発生部15からワンショットパルスを出
力し、このパルスと反復パルスとの論理和をとった信号
を信号S2およびS3としてHNMOSトランジスタ4
および5を制御するので、入力信号S1のエッジで必ず
信号伝達が行われ、理想的な状態では入力信号を受けて
から出力信号が得られるまでの入出力伝達遅延時間は一
定になる。
【0186】<I−2.入出力伝達遅延時間のジッタに
ついて>しかし、実際のデバイスでは入出力伝達遅延時
間は、入力信号が切り替わるたびに数十〜百数十nse
cの範囲で変化し、ジッタ(jitter)として観測され
る。以下、入出力伝達遅延時間のジッタについて説明す
る。
【0187】図23に、レベルシフト回路600Aの動
作を説明するタイミングチャートを示す。なお、図23
において、図13を用いて説明したレベルシフト回路6
00と同様の動作を示す信号については説明を省略す
る。
【0188】図23においては、入力信号S1がオフ指
令すなわち“L”状態から、オン指令すなわち“H”状
態に切り替わる場合を中心に示している。
【0189】以下、前提条件として、図23に示すよう
に、反復パルスに基づく信号S3(以後、内部オフ信号
と呼称する場合あり)が有効な場合(“H”状態である
場合)に、入力信号S1がオフ指令からオン指令に切り
替わる場合を想定すると、内部オフ信号S3が強制的に
遮断されると同時に、反復パルスに基づく信号S2(以
後、内部オン信号と呼称する場合あり)が有効になる。
【0190】ここで問題となるのは、内部オフ信号S3
と内部オン信号S2とが有効である状態が近接して存在
することである。
【0191】先に説明したように、内部オン信号S2お
よび内部オフ信号S3は、それぞれ、HNMOSトラン
ジスタ4および5を介してレベルシフトされ、インバー
タ回路6および7により反転されて信号S4(以後、内
部オン指令信号と呼称する場合あり)およびS5(以
後、内部オフ指令信号と呼称する場合あり)となる。
【0192】従って、内部オン信号S2および内部オフ
信号S3が、それぞれ信号S4およびS5としてフィル
タ回路8に与えられるまでには、HNMOSトランジス
タ4および5の寄生容量(ドレイン−ソース間の寄生容
量)と、抵抗29および30により決まる時定数と、イ
ンバータ回路6および7のしきい値の影響を受ける。ま
た、パワーデバイスのスイッチング時のdv/dt過渡
信号の影響を受ける場合もある。
【0193】特に、内部オフ指令信号S5の切り替わり
タイミングは、HNMOSトランジスタ5の寄生容量と
抵抗30とで決まる時定数の影響を大きく受け、内部オ
フ信号S3の切り替わりタイミングよりも遅れることに
なる。このタイミングのずれをタイムディレイtd5と
呼称する。HNMOSトランジスタ4および5によりレ
ベルシフトされた信号S21およびS31は、時定数に
より立ち上がりが緩やかになっている。
【0194】タイムディレイtd5は、それほど大きな
値ではないが、内部オフ信号S3と内部オン信号S2と
が有効である状態が近接して存在している場合には、内
部オフ指令信号S4と内部オフ指令信号S5とが同時に
有効、すなわち“H”状態となる事態が発生する。
【0195】ここで、レベルシフト回路600Aにおい
ては、dv/dt過渡信号による誤りパルスがSRフリ
ップフロップ回路9に同時に与えられることを防止する
ためにフィルタ回路8を備えているが、上述したような
動作によって、内部オフ指令信号S4と内部オフ指令信
号S5とが同時に有効になった場合にも、フィルタ回路
8は動作する。
【0196】すなわち、内部オフ指令信号S4と内部オ
フ指令信号S5とが同時に“H”状態にある期間、すな
わち、タイムディレイtd5の期間は、フィルタ回路8
の出力信号S41およびS51は、共に“L”状態を保
ち、結果的にSRフリップフロップ回路9の出力信号S
8は“L”状態を維持し、“H”状態への遷移は、タイ
ムディレイtd5の経過後となる。
【0197】このため、入力信号S1が“L”状態から
“H”状態に切り替わっても、高電位側パワーデバイス
駆動回路HD4Aの出力であるパワーデバイス12の制
御信号S9は、タイムディレイtd5の経過後まで切り
替わらず、タイムディレイtd5の分だけ入出力伝達遅
延時間が増大することになる。
【0198】一般的に(図4を用いて説明したレベルシ
フト回路200のように、外部から与えられるクロック
信号に同期して反復パルスを発生させる構成は除い
て)、反復パルスと入力信号とは非同期であるため、反
復パルスに基づく内部オフ信号S3が有効な場合に、入
力信号S1がオフ指令からオン指令に切り替わる現象は
ランダムに発生し、結果的に、入出力伝達遅延時間のラ
ンダムなジッタとして観測されることになる。
【0199】なお、反復パルスに基づく内部オフ信号S
3が有効な場合に、入力信号S1がオフ指令からオン指
令に切り替わると入出力伝達遅延時間が増大するが、反
復パルスに基づく内部オフ信号S3が有効でない場合に
は、入力信号S1がオフ指令からオン指令に切り替わっ
てもタイムディレイtd5が発生することはなく、入出
力伝達遅延時間は増大しない。
【0200】図24に、反復パルスに基づく内部オフ信
号S3が有効でない場合に、入力信号S1がオフ指令か
らオン指令に切り替わった場合のタイミングチャートを
示す。図24に示すように、反復パルスに基づく内部オ
フ信号信号S3が有効でない場合(“L”状態である場
合)に、入力信号S1がオフ指令からオン指令に切り替
わると、それに同期して内部オン信号S2が有効にな
る。この場合、内部オフ信号S3と内部オン信号S2と
が有効である状態は近接して存在していないので、内部
オフ指令信号S4と内部オフ指令信号S5とが同時に有
効になる事態は回避される。
【0201】<I−3.装置構成>以上説明したよう
に、フィルタ回路を備えることで入出力伝達遅延時間に
ランダムなジッタが発生する可能性があり、またフィル
タ回路を備えない構成(図13のレベルシフト回路60
0のような構成)であっても、SRフリップフロップ回
路9のラッチ動作により入出力伝達遅延時間にランダム
なジッタが発生する可能性があった。
【0202】以下、本発明に係る半導体装置の実施の形
態9として、入出力伝達遅延時間のジッタを抑制したレ
ベルシフト回路900について説明する。なお、以下の
説明においては、図21に示すレベルシフト回路600
を原型としているが、本発明に係る実施の形態1〜8に
示すレベルシフト回路(図4を用いて説明したレベルシ
フト回路200のように、外部から与えられるクロック
信号に同期して反復パルスを発生させる構成は除き、入
力信号S1がクロック信号発生回路16の出力信号S1
0と非同期に切り替わるレベルシフト回路)を原型とし
ても良いことは言うまでもない。また、フィルタ回路8
は必ずしも有さずとも良い。
【0203】図25にレベルシフト回路900の構成を
示す。なお、図25において、図21に示したレベルシ
フト回路600Aと同一の構成については同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。
【0204】図25に示すように、レベルシフト回路9
00は、高電位側パワーデバイス駆動回路HD7と、低
電位側パワーデバイス駆動回路LDとに区別され、高電
位側パワーデバイス駆動回路HD7においては、レベル
シフト回路600Aの高電位側パワーデバイス駆動回路
HD4Aに、ディレイ回路76とマスク回路77とをさ
らに有した構成となっている。
【0205】そして、ディレイ回路76により入力信号
S1を遅延させて遅延入力信号S1dを生成し、遅延入
力信号S1dは、反復パルス発生回路17に与えられる
と共に、入力信号S1と、遅延入力信号S1dとがマス
ク回路77に与えられる構成となっている。
【0206】マスク回路77は、クロック信号発生回路
16の出力信号S10を受け、入力信号S1と、遅延入
力信号S1dとに基づいて有効状態にある信号S10を
所定期間無効にした(マスクした)マスク信号S10m
を出力する機能を有している。
【0207】遅延入力信号S1dは、AND回路171
に入力されるとともに、インバータ回路173を介して
AND回路172に入力され、また、ワンショットパル
ス発生回路151および152にも与えられる。また、
マスク信号S10mは、AND回路171および172
に与えられる。
【0208】なお、ディレイ回路76にマスク回路77
は、クロック信号発生回路16の出力信号S10をマス
クするなどして調整するのでクロック信号調整手段と呼
称する場合もある。
【0209】<I−4.装置動作>図26に、レベルシ
フト回路900の動作を説明するタイミングチャートを
示す。なお、図26において、図13を用いて説明した
レベルシフト回路600と同様の動作を示す信号につい
ては説明を省略する。
【0210】図26に示すように、遅延入力信号S1d
の入力信号S1に対するタイムディレイはtd6であ
り、クロック信号発生回路16の出力信号S10は、タ
イムディレイtd6の期間だけ無効状態(“L”状態、
無信号状態と呼称する場合もあり)となって、マスク信
号S10mとしてマスク回路77から出力される。
【0211】このため、反復パルスに基づく内部オフ信
号S3が有効な場合に、入力信号S1がオフ指令からオ
ン指令に切り替わる事態となり、さらに内部オフ指令信
号S5の切り替わりタイミングが内部オフ信号S3の切
り替わりタイミングよりもタイムディレイtd5だけず
れるような場合であっても、タイムディレイtd6がタ
イムディレイtd5よりも十分に長く設定されていれ
ば、内部オフ信号S3と内部オン信号S2とが有効であ
る状態が近接して存在することが防止され、内部オフ指
令信号S4と内部オフ指令信号S5とが同時に有効、す
なわち“H”状態となる事態が発生することが防止され
る。
【0212】ここで、タイムディレイtd5を100n
sec程度と想定すれば、タイムディレイtd6は15
0nsec程度に設定される。この場合、内部オフ信号
S3と内部オン信号S2とが有効である状態は、少なく
とも150nsecの時間間隔で離れていると言える。
タイムディレイtd6の望ましい値は、装置によって異
なるが、典型的なタイムディレイtd5が100nse
c前後であるので、少なくとも100nsec以上であ
ることが望ましい。
【0213】なお、図27に、反復パルスに基づく内部
オフ信号S3が有効でない場合に、入力信号S1がオフ
指令からオン指令に切り替わった場合のタイミングチャ
ートを示す。
【0214】図27に示すように、反復パルスに基づく
内部オフ信号信号S3が有効でない場合(“L”状態で
ある場合)に、入力信号S1がオフ指令からオン指令に
切り替わると、それに同期して内部オン信号S2が有効
になる。この場合、内部オフ信号S3と内部オン信号S
2とが有効である状態は近接して存在していないので、
内部オフ指令信号S4と内部オフ指令信号S5とが同時
に有効になる事態は回避される。
【0215】ここで、図28にマスク回路77の構成例
を示す。図28に示すように、マスク回路77は、イク
スクルーシブNOR回路G10と、ANDゲートG11
とを有し、イクスクルーシブNOR回路G10に、入力
信号S1と遅延入力信号S1dとが与えられ、イクスク
ルーシブNOR回路G10の出力とクロック信号発生回
路16の出力信号S10とがAND回路G11に与えら
れ、AND回路G11がマスク信号S10mを出力する
構成となっている。
【0216】<I−5.作用効果>以上説明したよう
に、本発明に係る実施の形態9のレベルシフト回路90
0においては、ディレイ回路76により入力信号S1を
遅延させて遅延入力信号S1dを生成し、遅延入力信号
S1dと入力信号S1とに基づいて、クロック信号発生
回路16の出力信号S10を所定期間マスクしたマスク
信号S10mを生成して反復パルス発生回路17に与え
て、内部オフ指令信号S4と内部オフ指令信号S5とが
同時に有効、すなわち“H”状態となる事態が発生する
ことが防止するので、入出力伝達遅延時間にランダムな
ジッタが発生することを抑制できる。
【0217】なお、これまでに説明した実施の形態1〜
8におけるレベルシフト回路(図4を用いて説明したレ
ベルシフト回路200のように、外部から与えられるク
ロック信号に同期して反復パルスを発生させる構成は除
いて)に、反復パルス信号S2、S3が、所定間隔以上
近接して発生しないように、クロック信号発生回路16
の出力信号S10に所定の処理を施すクロック信号調整
手段を付加することで、上述した効果と同様の効果を奏
することができる。
【0218】<I−6.変形例1>以上説明した本発明
に係る実施の形態9のレベルシフト回路900において
は、マスク回路77において、遅延入力信号S1dと入
力信号S1とに基づいて、クロック信号発生回路16の
出力信号S10を所定期間マスクしたマスク信号S10
mを生成する構成を示したが、図29に示す構成を採る
ことで、回路規模を小さくすることができる。
【0219】図29には、マスク回路の機能を備えた反
復パルス発生回路17Aの構成を示す。なお、反復パル
ス発生回路17A以外の構成は、図25に示すレベルシ
フト回路900と同じであり、図示および重複する説明
は省略する。
【0220】図29に示すように、反復パルス発生回路
17Aは、2つの3入力AND回路171Aおよび17
2Aを有し、クロック信号発生回路16の出力信号S1
0は、AND回路171Aおよび172Aに入力され、
入力信号S1は、AND回路171Aに入力されるとと
もに、インバータ回路1731を介してAND回路17
2Aに入力される構成となっている。また、ディレイ回
路76が出力する遅延入力信号S1dは、AND回路1
71Aに入力されるとともに、インバータ回路1732
を介してAND回路172Aに入力される。
【0221】図30に、反復パルス発生回路17Aの動
作を説明するタイミングチャートを示す。
【0222】図30に示すように、遅延入力信号S1d
の入力信号S1に対するタイムディレイはtd6であ
り、入力信号S1が“L”から“H”に切り替わって
も、遅延入力信号S1dが“L”から“H”に切り替わ
っていない期間(td6)においては、実質的にクロッ
ク信号発生回路16の出力信号S10がマスクされ、A
ND回路171Aの出力信号S12と、AND回路17
2Aの出力信号S13とは有効である期間がタイムディ
レイtd6の期間だけ離れることになり、結果的に、内
部オフ信号S3と内部オン信号S2とが有効である状態
が近接せず、内部オフ指令信号S4と内部オフ指令信号
S5とが同時に有効になる事態を回避できる。
【0223】なお、図29に示す構成を採ることで、図
25に示すレベルシフト回路900よりも回路規模を小
さくすることができ、その分だけタイムディレイtd5
を小さくできる。
【0224】なお、ディレイ回路76および反復パルス
発生回路17Aに含まれるマスク機能は、クロック信号
発生回路16の出力信号S10をマスクするなどして調
整するのでクロック信号調整手段と呼称する場合もあ
る。
【0225】<I−7.変形例2>以上説明した本発明
に係る実施の形態9の変形例1においては、マスク回路
の機能を備えた反復パルス発生回路17Aを用いる構成
を示したが、図29に示す構成では、入力信号S1の立
ち上がりと立ち下がりとで、信号の通過するゲート数に
差が生じる。
【0226】すなわち、入力信号S1が立ち上がる場
合、すなわちオン指令が与えられた場合には、入力信号
S1は、AND回路171Aを介してOR回路31に入
力されるが、入力信号S1が立ち下がる場合、すなわち
オフ指令が与えられた場合には、入力信号S1は、イン
バータ回路1732およびAND回路172Aを介して
OR回路32に入力される。
【0227】従って、オフ指令の方が、より多くの論理
ゲートを通過することになり、オン指令とオフ指令とで
相対的な伝達速度に差が生じることになる。
【0228】しかし、図31に示す構成を採ることで、
信号伝達速度の差を解消することができる。
【0229】図31に、マスク回路の機能を備えた反復
パルス発生回路17Bの構成を示す。図31に示すよう
に、反復パルス発生回路17Bは、2つの3入力AND
回路171Aおよび172Aを有するという点では図2
9に示す反復パルス発生回路17Aと同じであるが、入
力信号S1が、イクスクルーシブNOR回路174を介
してAND回路171Aおよび172Aに入力される構
成となっている。その他の構成は反復パルス発生回路1
7Aと同じである。
【0230】反復パルス発生回路17Bの動作は、反復
パルス発生回路17Aと同じであるが、入力信号S1と
してオン指令が与えられた場合には、イクスクルーシブ
NOR回路174およびAND回路171Aを介してO
R回路31に入力され、オフ指令が与えられた場合に
は、イクスクルーシブNOR回路174およびおよびN
D回路172Aを介してOR回路32に入力されるの
で、オン指令とオフ指令とで入力信号S1の相対的な伝
達速度をほぼ同一にでき、信号伝達速度の差を解消する
ことができる。
【0231】なお、ディレイ回路76および反復パルス
発生回路17Bに含まれるマスク機能は、クロック信号
発生回路16の出力信号S10をマスクするなどして調
整するのでクロック信号調整手段と呼称する場合もあ
る。
【0232】<J.実施の形態10>以上説明した本発
明に係る実施の形態9のレベルシフト回路900におい
ては、ディレイ回路76により入力信号S1を所定時間
(td5)遅延させるので、入出力伝達遅延時間のジッ
タが抑制できる一方で、入出力伝達遅延時間が増大する
ことは否めなかった。
【0233】以下、本発明に係る実施の形態10とし
て、入出力伝達遅延時間のジッタを抑制できると共に、
入出力伝達遅延時間の増大も抑制可能なレベルシフト回
路1000について説明する。なお、以下の説明におい
ては、図21に示すレベルシフト回路600を原型とし
ているが、本発明に係る実施の形態1〜8に示すレベル
シフト回路(図4を用いて説明したレベルシフト回路2
00のように、外部から与えられるクロック信号に同期
して反復パルスを発生させる構成は除き、入力信号S1
がクロック信号発生回路16の出力信号S10と非同期
に切り替わるレベルシフト回路)を原型としても良いこ
とは言うまでもない。また、フィルタ回路8は必ずしも
有さずとも良い。
【0234】<J−1.装置構成>図32にレベルシフ
ト回路1000の構成を示す。なお、図32において、
図21に示したレベルシフト回路600Aと同一の構成
については同一の符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0235】図32に示すように、レベルシフト回路1
000は、高電位側パワーデバイス駆動回路HD8と、
低電位側パワーデバイス駆動回路LDとに区別され、高
電位側パワーデバイス駆動回路HD8においては、レベ
ルシフト回路600Aの高電位側パワーデバイス駆動回
路HD4Aに、タイマー回路78をさらに有した構成と
なっている。
【0236】タイマー回路78は入力信号S1を受け、
入力信号S1としてオン指令およびオフ指令が与えられ
た場合に、所定期間だけ有効状態となるタイマー信号S
1tを出力する機能を有している。そして、タイマー信
号S1tは反復パルス発生回路17Cに与えられ、反復
パルス発生回路17Cが出力する反復パルス出力信号S
12およびS13の有効状態を制限する。
【0237】反復パルス発生回路17Cは、2つの3入
力AND回路171Aおよび172Aを有し、クロック
信号発生回路16の出力信号S10は、AND回路17
1Aおよび172Aに入力され、入力信号S1は、AN
D回路171Aに入力されるとともに、インバータ回路
173を介してAND回路172Aに入力される構成と
なっている。また、タイマー回路78が出力するタイマ
ー信号S1tは、AND回路171Aおよび172Aに
入力される。
【0238】<J−2.装置動作>図33に、レベルシ
フト回路1000の動作を説明するタイミングチャート
を示す。なお、図33において、図13を用いて説明し
たレベルシフト回路600と同様の動作を示す信号につ
いては説明を省略する。
【0239】図33に示すように、反復パルスに基づく
内部オフ信号S3が有効な場合に、入力信号S1がオフ
指令からオン指令に切り替わると、タイマー回路78が
出力するタイマー信号S1tが期間tonだけ有効状態
(“H”状態)となり、その期間だけクロック信号発生
回路16の出力信号S10に対応した信号S12が反復
パルスとして反復パルス発生回路17Cから出力され
る。
【0240】なお、タイマー信号S1tの有効状態が終
わると、無効状態(“L”状態)となり、タイマー信号
S1tが無効状態にある期間は、信号S12は無効状態
を維持するので、入力信号S1の状態(ステータス)を
常に伝達することにはならず、レベルシフト回路100
0は、正確には準ステータス方式のレベルシフト回路と
呼称する場合もある。
【0241】ここで、図33においては、反復パルスに
基づく内部オフ信号S3が有効な場合に、入力信号S1
がオン指令からオフ指令に切り替わる状態を併せて例示
しており、入力信号S1がオン指令からオフ指令に切り
替わると、タイマー回路78が出力するタイマー信号S
1tが期間toffだけ有効状態となり、この場合は、ク
ロック信号発生回路16の出力信号S10に対応した信
号S13が反復パルスとして反復パルス発生回路17C
から出力される。
【0242】なお、図34に、反復パルスに基づく内部
オフ信号S3が有効でない場合に、入力信号S1が、オ
フ指令からオン指令に切り替わった場合およびオン指令
からオフ指令に切り替わった場合のタイミングチャート
を示す。
【0243】図34に示すように、反復パルスに基づく
内部オフ信号信号S3が有効でない場合(“L”状態で
ある場合)に、入力信号S1がオフ指令からオン指令に
切り替わると、それに同期してタイマー回路78が出力
するタイマー信号S1tが期間tonだけ有効状態とな
り、その期間だけクロック信号発生回路16の出力信号
S10に対応した信号S12が反復パルスとして反復パ
ルス発生回路17Cから出力される。また、入力信号S
1がオン指令からオフ指令に切り替わると、タイマー回
路78が出力するタイマー信号S1tが期間toffだけ
有効状態となり、この場合は、クロック信号発生回路1
6の出力信号S10に対応した信号S13が反復パルス
として反復パルス発生回路17Cから出力される。
【0244】なお、先に述べたように、反復パルス発生
回路17Cの出力信号S12およびS13は、無信号状
態が継続的に存在するので、dv/dt過渡信号による
誤りパルスが与えられた場合のパワーデバイスの誤動作
が正常動作に復帰する確率は、計算上は若干低下する
が、dv/dt過渡信号による誤りパルスは、入力信号
S1の切り替わり直後、すなわち、パワーデバイス12
および13の切り替わり直後に発生する頻度が高いの
で、タイマー信号S1tの有効期間tonおよびtoffを
適切な長さに設定すれば、実用上の問題はない。
【0245】ここで、タイマー信号S1tの有効期間t
onおよびtoffの適切な長さとは、dv/dt過渡信号
により発生する誤りパルス幅以上で、入力信号S1の最
小入力パルス幅未満である。具体的には、誤りパルス幅
を100nsec程度、最小入力パルス幅を300ns
ec〜1μsecとして設定すれば良い。
【0246】図35にタイマー回路78の構成例を示
す。図35に示すようにタイマー回路78は、2つのワ
ンショットパルス発生回路781および782と、ワン
ショットパルス発生回路781および782の出力を受
けるOR回路784と、ワンショットパルス発生回路7
82の入力に接続されたインバータ回路783とを有
し、入力信号S1が、ワンショットパルス発生回路78
1に与えられると共に、インバータ回路783を介して
ワンショットパルス発生回路782に与えられる構成と
なっている。そして、OR回路784の出力がタイマー
信号S1tとなる。
【0247】なお、ワンショットパルス発生回路781
および782の構成は、例えば、図14を用いて説明し
た構成と同じものを使用すれば良く、ワンショットパル
ス発生回路を構成するインバータ回路G1〜G5のしき
い値と、キャパシタCPの容量とでタイマー信号S1t
の有効期間を設定することができる。
【0248】なお、タイマー回路78は、タイマー信号
S1tによって反復パルス発生回路17Cが処理するク
ロック信号発生回路16の出力信号S10を制限して反
復パルスの発生を制御するので、パルス制御手段と呼称
する場合もある。
【0249】<J−3.作用効果>以上説明したよう
に、本発明に係る実施の形態10のレベルシフト回路1
000においては、入力信号S1がオフ指令からオン指
令に切り替わるタイミングの直前および入力信号S1が
オン指令からオフ指令に切り替わるタイミングの直前に
は、クロック信号発生回路16の出力信号S10を実質
的に無効状態とするので、内部オフ信号S3と内部オン
信号S2とが有効である状態が近接して存在することが
防止され、内部オフ指令信号S4と内部オフ指令信号S
5とが同時に有効になる事態が回避される。
【0250】なお、タイマー回路78の代わりに、カウ
ンタを用いてクロック信号発生回路16の出力信号S1
0を所定パルス数だけカウントすることでタイマー信号
S1tを生成するようにしても良い。この場合、タイマ
ー信号S1tの有効期間の設定が容易にできる。
【0251】なお、これまでに説明した実施の形態1〜
8におけるレベルシフト回路(図4を用いて説明したレ
ベルシフト回路200のように、外部から与えられるク
ロック信号に同期して反復パルスを発生させる構成は除
いて)に、入力信号S1がオフ指令からオン指令に切り
替わるタイミングの直前および入力信号S1がオン指令
からオフ指令に切り替わるタイミングから所定期間の
み、信号S2およびS3を発生するように、パルス発生
部を制御するパルス制御手段を付加することで、上述し
た効果と同様の効果を奏することができる。
【0252】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載の半導体装置
によれば、第1の入力信号に対応して、オン信号および
オフ信号として、一定の周期のパルスを有する第1およ
び第2の反復パルス信号が与えられ、第1および第2の
レベルシフト用半導体素子が周期的にオンすることで、
オン信号およびオフ信号が高電位側にレベルシフトされ
て第1および第2のレベルシフト済み反復パルス信号と
なる。従って、第1および第2の反復パルス信号にdv
/dt過渡信号による誤りパルスが与えられ、制御部が
セット状態になっても、その期間は、オフ信号として正
常なパルスが与えられるまでしか持続しない。従って、
第1および第2のスイッチングデバイスが共にオン状態
となっている期間が限定され、最大でも第1および第2
の反復パルス信号の周期に相当する期間となり、その後
は正常に制御されるので、第1および第2のスイッチン
グデバイスが共にオン状態となって短絡し、両者に不具
合が生じることを防止できる。
【0253】本発明に係る請求項2記載の半導体装置に
よれば、パルス発生部において独自に生成したパルス信
号を使用するので、独立性の高い半導体装置を得ること
ができる。
【0254】本発明に係る請求項3記載の半導体装置に
よれば、第1および第2の反復パルス信号は第1の入力
信号と同期するので、第1の入力信号と、高電位側スイ
ッチングデバイスの制御信号との間、すなわち入出力間
で、信号のずれに起因したタイムディレイを解消するこ
とができ、高電位側スイッチングデバイスの応答速度の
低下を防止できる。
【0255】本発明に係る請求項4記載の半導体装置に
よれば、第1および第2のレベルシフト済み信号の論理
和を取ることで内部クロック信号を得るので、当該内部
クロック信号を高電位領域の各構成のクロック信号とし
て使用することで、正確な動作が可能となる。
【0256】本発明に係る請求項5記載の半導体装置に
よれば、第1の入力信号と、高電位側スイッチングデバ
イスの制御信号との間、すなわち入出力間で、信号のず
れに起因したタイムディレイを解消することができ、高
電位側スイッチングデバイスの応答速度の低下を防止で
きる。
【0257】本発明に係る請求項6記載の半導体装置に
よれば、クロック信号または外部クロック信号と第2の
入力信号とを受け、第2の入力信号をクロック信号また
は外部クロック信号に同期させて同期制御信号として出
力する同期回路を備え、クロック信号または外部クロッ
ク信号に第2の入力信号を同期させることで、高電位側
スイッチングデバイスで発生するタイムディレイと、低
電位側スイッチングデバイスで発生するタイムディレイ
とのマッチングを取ることが容易にできる。また、低電
位側スイッチングデバイスにおいて意図的にタイムディ
レイを発生させることで、デッドタイムの制御が容易と
なり、実際に第1および第2のスイッチングデバイスが
休止している期間を短くすることができて、電力効率を
向上することができる。また、デッドタイムの設定に際
しては、不確定な要素が排除されるので、デッドタイム
に大きなマージンを含ませることが不必要となり、電力
効率を向上することができる。
【0258】本発明に係る請求項7記載の半導体装置に
よれば、反復パルス発生部が出力する第1、第2の信号
のそれぞれと、第1および第2のワンショットパルス発
生回路が出力する第3、第4の信号との論理和を取った
信号を、第1および第2の反復パルス信号として使用す
るので、第1および第2の反復パルス信号と第1の入力
信号とが同期し、第1の入力信号と、高電位側スイッチ
ングデバイスの制御信号との間、すなわち入出力間で、
信号のずれに起因したタイムディレイを解消することが
でき、高電位側スイッチングデバイスの応答速度の低下
を防止できる。
【0259】本発明に係る請求項8記載の半導体装置に
よれば、反復パルス発生部が出力する第1、第2の信号
のそれぞれと、ラッチ回路が出力する第3、第4の信号
との論理和を取った信号を、第1および第2の反復パル
ス信号として使用するので、第1および第2の反復パル
ス信号と第1の入力信号とが同期し、第1の入力信号
と、高電位側スイッチングデバイスの制御信号との間、
すなわち入出力間で、信号のずれに起因したタイムディ
レイを解消することができ、高電位側スイッチングデバ
イスの応答速度の低下を防止できる。
【0260】本発明に係る請求項9記載の半導体装置に
よれば、反復パルス発生部が出力する第1、第2の信号
のそれぞれと、ラッチ回路が出力する第3、第4の信号
との論理和を取った第5、第6の信号を、第1および第
2のワンショットパルス発生回路を介することで、デュ
ーティ比を小さくするので、第1および第2のレベルシ
フト用半導体素子動作時間を短くして消費電力を低減す
ることができる。
【0261】本発明に係る請求項10記載の半導体装置
によれば、反復パルス発生部の具体的構成を得ることが
できる。
【0262】本発明に係る請求項11記載の半導体装置
によれば、第1および第2のワンショットパルス発生回
路の具体的構成を得ることができる。
【0263】本発明に係る請求項12記載の半導体装置
によれば、第1および第2の反復パルス信号が、所定間
隔以上近接して発生することが防止できるので、第1お
よび第2の反復パルス信号が有効な場合に、第1の入力
信号が切り替わる場合でも、第1および第2の反復パル
ス信号がほぼ同時に発生することが防止され、第1およ
び第2の反復パルス信号が同時に与えられた場合に発生
するタイムディレイを抑制して、入力信号を受けてから
出力信号が得られるまでの入出力伝達遅延時間のジッタ
を抑制できる。
【0264】本発明に係る請求項13記載の半導体装置
によれば、ディレイ回路により第1の入力信号を遅延さ
せて遅延入力信号を生成し、遅延入力信号と第1の入力
信号とに基づいて、クロック信号を所定期間マスクした
マスク信号を生成して反復パルス発生部に与えるので、
第1および第2の反復パルス信号がほぼ同時に発生する
ことが防止される。
【0265】本発明に係る請求項14記載の半導体装置
によれば、反復パルス発生部がマスク回路の機能を備え
るので、マスク回路が不要となり回路規模を小さくする
ことができる。
【0266】本発明に係る請求項15記載の半導体装置
によれば、マスク回路の機能を備えた反復パルス発生部
の具体的な構成を得ることができる。
【0267】本発明に係る請求項16記載の半導体装置
によれば、高電位側スイッチングデバイスの導通指令と
非導通指令とで、第1の入力信号の相対的な伝達速度を
ほぼ同一にでき、信号伝達速度の差を解消することがで
きる。
【0268】本発明に係る請求項17記載の半導体装置
によれば、第1の入力信号の、第2の状態への遷移時の
直前および第1の状態への遷移時の直前には、クロック
信号を実質的に無効状態とするので、第1および第2の
反復パルス信号が有効な場合に、第1の入力信号が切り
替わる場合でも、第1および第2の反復パルス信号がほ
ぼ同時に発生することが防止され、第1および第2の反
復パルス信号が同時に与えられた場合に発生するタイム
ディレイを抑制して、入力信号を受けてから出力信号が
得られるまでの入出力伝達遅延時間のジッタを抑制でき
る。
【0269】本発明に係る請求項18記載の半導体装置
によれば、パルス制御手段の具体的構成を得ることがで
きる。
【0270】本発明に係る請求項19記載の半導体装置
によれば、タイマー回路の具体的構成を得ることができ
る。
【0271】本発明に係る請求項20記載の半導体装置
によれば、回路規模の小さなタイマー回路を得ることが
できる。
【0272】本発明に係る請求項21記載の半導体装置
によれば、制御部に第1および第2のレベルシフト済み
反復パルス信号が同時に入力されることを防止でき、制
御部の誤動作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る半導体装置の実施の形態1の構
成を説明する図である。
【図2】 反復パルス発生回路の構成例を示す図であ
る。
【図3】 本発明に係る半導体装置の実施の形態1の動
作を説明するタイミングチャートである。
【図4】 本発明に係る半導体装置の実施の形態2の構
成を説明する図である。
【図5】 本発明に係る半導体装置の実施の形態2の動
作を説明するタイミングチャートである。
【図6】 本発明に係る半導体装置の実施の形態3の構
成を説明する図である。
【図7】 本発明に係る半導体装置の実施の形態3の動
作を説明するタイミングチャートである。
【図8】 本発明に係る半導体装置の実施の形態4の構
成を説明する図である。
【図9】 本発明に係る半導体装置の実施の形態4の動
作を説明するタイミングチャートである。
【図10】 本発明に係る半導体装置の実施の形態5の
構成を説明する図である。
【図11】 本発明に係る半導体装置の実施の形態5の
動作を説明するタイミングチャートである。
【図12】 本発明に係る半導体装置の実施の形態5の
動作を説明するタイミングチャートである。
【図13】 本発明に係る半導体装置の実施の形態6の
構成を説明する図である。
【図14】 ワンショットパルス発生回路の構成例を示
す図である。
【図15】 ワンショットパルス発生回路の動作を説明
するタイミングチャートである。
【図16】 本発明に係る半導体装置の実施の形態6の
動作を説明するタイミングチャートである。
【図17】 本発明に係る半導体装置の実施の形態7の
構成を説明する図である。
【図18】 本発明に係る半導体装置の実施の形態7の
動作を説明するタイミングチャートである。
【図19】 本発明に係る半導体装置の実施の形態8の
構成を説明する図である。
【図20】 本発明に係る半導体装置の実施の形態8の
動作を説明するタイミングチャートである。
【図21】 本発明に係る実施の形態6の半導体装置に
フィルタ回路を備えた構成を示す図である。
【図22】 フィルタ回路の構成を示す図である。
【図23】 フィルタ回路を備えた構成の動作を説明す
るタイミングチャートである。
【図24】 フィルタ回路を備えた構成の動作を説明す
るタイミングチャートである。
【図25】 本発明に係る半導体装置の実施の形態9の
構成を説明する図である。
【図26】 本発明に係る半導体装置の実施の形態9の
動作を説明するタイミングチャートである。
【図27】 本発明に係る半導体装置の実施の形態9の
動作を説明するタイミングチャートである。
【図28】 マスク回路の構成を示す図である。
【図29】 本発明に係る半導体装置の実施の形態9の
変形例の構成を説明する図である。
【図30】 本発明に係る半導体装置の実施の形態9の
変形例の動作を説明するタイミングチャートである。
【図31】 本発明に係る半導体装置の実施の形態9の
変形例の構成を説明する図である。
【図32】 本発明に係る半導体装置の実施の形態10
の構成を説明する図である。
【図33】 本発明に係る半導体装置の実施の形態10
の動作を説明するタイミングチャートである。
【図34】 本発明に係る半導体装置の実施の形態10
の動作を説明するタイミングチャートである。
【図35】 タイマー回路の構成を示す図である。
【図36】 従来の半導体装置の構成を説明する図であ
る。
【図37】 従来の半導体装置の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
td,td1〜td6 タイムディレイ、Dt1,Dt
2 デッドタイム。
フロントページの続き Fターム(参考) 5H740 AA04 BA11 BB01 KK01 5J055 AX32 BX16 CX20 DX09 DX73 EX03 EX07 EY01 EY12 EY21 EZ07 EZ20 EZ25 EZ27 EZ28 EZ32 EZ50 EZ66 FX18 GX01 GX02 GX04 5J056 AA11 BB44 CC05 CC14 CC15 CC16 CC21 DD12 DD39 DD55 FF07 GG14 KK01

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続され、高電位の主電源電位と
    低電位の主電源電位との間に介挿された第1および第2
    のスイッチングデバイスの駆動制御を行う半導体装置で
    あって、 前記第1および第2のスイッチングデバイスのうち、高
    電位側スイッチングデバイスの導通/非導通を制御する
    制御部と、 前記高電位側スイッチングデバイスの導通を示す第1状
    態および前記高電位側スイッチングデバイスの非導通を
    示す第2状態を有する第1の入力信号の、前記第1およ
    び第2状態に対応して、第1および第2の反復パルス信
    号を発生するパルス発生部と、 前記第1および第2の反復パルス信号を、高電位側へと
    レベルシフトして、それぞれ第1および第2のレベルシ
    フト済み反復パルス信号を得るレベルシフト部と、を備
    え、 前記制御部は、 前記第1および第2のレベルシフト済み反復パルス信号
    に基づいて、それぞれ、前記高電位側スイッチングデバ
    イスを導通または非導通させる制御信号を前記高電位側
    スイッチングデバイスに出力する、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記パルス発生部は、 クロック信号を生成するクロック信号発生部と、 前記クロック信号と前記第1の入力信号とを受け、前記
    第1の入力信号が前記第1状態にある期間のみ、前記ク
    ロック信号を前記第1の反復パルス信号として出力し、
    前記第1の入力信号が前記第2状態にある期間のみ、前
    記クロック信号を前記第2の反復パルス信号として出力
    する反復パルス発生部と、を備える、請求項1記載の半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 前記パルス発生部は、 外部クロック信号と前記第1の入力信号とを受け、前記
    第1の入力信号が前記第1状態にある期間のみ、前記外
    部クロック信号を前記第1の反復パルス信号として出力
    し、前記第1の入力信号が前記第2状態にある期間の
    み、前記外部クロック信号を前記第2の反復パルス信号
    として出力する反復パルス発生部を備え、 前記第1の入力信号は、前記外部クロック信号に同期し
    ている、請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2のレベルシフト済み
    反復パルス信号を受け、両者の論理和を取って前記クロ
    ック信号または外部クロック信号を再生し、内部クロッ
    ク信号として出力する論理回路をさらに備える、請求項
    2または請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記パルス発生部は、 前記第1の入力信号を受け、前記第1の入力信号が第1
    状態に遷移するのと同期して、前記第1の入力信号が前
    記第1状態にある期間のみ、前記第1の反復パルス信号
    を出力する第1の発振回路と、 前記第1の入力信号を受け、前記第1の入力信号が第2
    状態に遷移するのと同期して、前記第1の入力信号が前
    記第2状態にある期間のみ、前記第2の反復パルス信号
    を出力する第2の発振回路と、を備える、請求項1記載
    の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2のスイッチングデバ
    イスのうち、低電位側スイッチングデバイスは、第2の
    入力信号によって導通/非導通が制御され、前記半導体
    装置は、 前記クロック信号または外部クロック信号と前記第2の
    入力信号とを受け、前記第2の入力信号を前記クロック
    信号または前記外部クロック信号に同期させて同期制御
    信号として出力する同期回路をさらに備え、 前記同期制御信号によって前記低電位側スイッチングデ
    バイスの導通/非導通を制御する、請求項2または請求
    項3記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記パルス発生部は、クロック信号を生
    成するクロック信号発生部と、 前記クロック信号と前記第1の入力信号とを受け、前記
    第1の入力信号が前記第1状態にある期間のみ、前記ク
    ロック信号を第1の信号として出力し、前記第1の入力
    信号が前記第2状態にある期間のみ、前記クロック信号
    を第2の信号として出力する反復パルス発生部と、 前記第1の入力信号を受け、前記第1の入力信号の各周
    期において、前記第1の入力信号が前記第1状態に遷移
    するのと同期した1つのパルスを有する第3の信号を出
    力する第1のワンショットパルス発生回路と、 前記第1の入力信号の反転信号を受け、前記第1の入力
    信号の各周期において、前記第1の入力信号が前記第2
    状態に遷移するのと同期した1つのパルスを有する第4
    の信号を出力する第2のワンショットパルス発生回路
    と、 前記第1および前記第3の信号を受け、両者の論理和を
    取って前記第1の反復パルス信号として出力する第1の
    論理回路と、 前記第2および前記第4の信号を受け、両者の論理和を
    取って前記第2の反復パルス信号として出力する第2の
    論理回路と、を備える、請求項1記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記パルス発生部は、クロック信号を生
    成するクロック信号発生部と、 前記クロック信号と前記第1の入力信号とを受け、前記
    第1の入力信号が前記第1状態にある期間のみ、前記ク
    ロック信号を第1の信号として出力し、前記第1の入力
    信号が前記第2状態にある期間のみ、前記クロック信号
    を第2の信号として出力する反復パルス発生部と、 前記クロック信号と前記第1の入力信号とを受け、前記
    第1の入力信号が前記第1状態に遷移するのと同期して
    セットされる第1の出力端と、前記第1の入力信号が前
    記第2状態に遷移するのと同期してセットされる第2の
    出力端とを有し、前記クロック信号に同期して、前記第
    1および第2の出力端がリセットされるラッチ回路と、 前記第1の信号と前記第1の出力端から出力される第3
    の信号とを受け、両者の論理和を取って前記第1の反復
    パルス信号として出力する第1の論理回路と、 前記第2の信号と前記第2の出力端から出力される第4
    の信号とを受け、両者の論理和を取って前記第2の反復
    パルス信号として出力する第2の論理回路と、を備え
    る、請求項1記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記パルス発生部は、クロック信号を生
    成するクロック信号発生部と、 前記クロック信号と前記第1の入力信号とを受け、前記
    第1の入力信号が前記第1状態にある期間のみ、前記ク
    ロック信号を第1の信号として出力し、前記第1の入力
    信号が前記第2状態にある期間のみ、前記クロック信号
    を第2の信号として出力する反復パルス発生部と、 前記クロック信号と前記第1の入力信号とを受け、前記
    第1の入力信号が前記第1状態に遷移するのと同期して
    セットされる第1の出力端と、前記第1の入力信号が前
    記第2状態に遷移するのと同期してセットされる第2の
    出力端とを有し、前記クロック信号に同期して、前記第
    1および第2の出力端がリセットされるラッチ回路と、 前記第1の信号と前記第1の出力端から出力される第3
    の信号とを受け、両者の論理和を取って前記第5の信号
    として出力する第1の論理回路と、 前記第2の信号と前記第2の出力端から出力される第4
    の信号とを受け、両者の論理和を取って前記第6の信号
    として出力する第2の論理回路と、 前記第5の信号を受け、前記第5の信号に含まれるパル
    スのデューティ比を小さくして前記第1の反復パルス信
    号として出力する第1のワンショットパルス発生回路
    と、 前記第6の信号を受け、前記第6の信号に含まれるパル
    スのデューティ比を小さくして前記第2の反復パルス信
    号として出力する第2のワンショットパルス発生回路
    と、を備える、請求項1記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記反復パルス発生部は、 前記クロック信号および前記第1の入力信号が入力され
    る第1のAND回路と、 前記クロック信号および前記第1の入力信号の反転信号
    が入力される第2のAND回路とを有し、 前記第1のAND回路から前記第1の反復パルス信号が
    出力され、 前記第2のAND回路から前記第2の反復パルス信号が
    出力される、請求項2、請求項7ないし請求項9の何れ
    かに記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記第1および第2のワンショットパ
    ルス発生回路は、 直列に接続された第1、第2、第3および第4のインバ
    ータ回路と、 前記第1ないし第4のインバータ回路に並列に接続され
    た第5のインバータ回路と、 前記第4および第5のインバータ回路の出力部が入力部
    に接続されたNOR回路と、 前記第2のインバータ回路と前記第3のインバータ回路
    との接続点と、前記低電位主電源電位との間に接続され
    たキャパシタと、を有し、 前記第1および第5のインバータ回路の入力部が、前記
    第1および第2のワンショットパルス発生回路の入力部
    に相当し、 前記NOR回路の出力部が、前記第1および第2のワン
    ショットパルス発生回路の出力部に相当する、請求項7
    または請求項9記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記第1および第2の反復パルス信号
    が、所定間隔以上近接して発生しないように、前記クロ
    ック信号に所定の処理を施すクロック信号調整手段をさ
    らに備える、請求項1または請求項7記載の半導体装
    置。
  13. 【請求項13】 前記クロック信号調整手段は、 請求項7記載の半導体装置においては、 前記第1の入力信号を受け、所定の遅延を与えて遅延入
    力信号とし、前記第1の入力信号の代わりに少なくとも
    前記反復パルス発生部、前記第1および第2のワンショ
    ットパルス発生回路に与えるディレイ回路と、 前記クロック信号を受け、前記第1の入力信号および前
    記遅延入力信号に基づいて、有効状態にある前記クロッ
    ク信号を前記所定の遅延期間に相当する所定期間だけマ
    スクして、マスク信号として前記反復パルス発生部に与
    えるマスク回路と、を有する、請求項12記載の半導体
    装置。
  14. 【請求項14】 前記クロック信号調整手段は、 請求項7記載の半導体装置においては、 前記第1の入力信号を受け、所定の遅延を与えて遅延入
    力信号として、前記反復パルス発生部、前記第1および
    第2のワンショットパルス発生回路に与えるディレイ回
    路を有し、 前記反復パルス発生部は、前記クロック信号、前記第1
    の入力信号および前記遅延入力信号を受け、前記第1お
    よび第2の反復パルス信号の発生間隔を前記所定期間だ
    け離す、請求項12記載の半導体装置。
  15. 【請求項15】 前記反復パルス発生部は、 前記クロック信号、前記第1の入力信号および前記遅延
    入力信号が入力される第1のAND回路と、 前記クロック信号、前記第1の入力信号の反転信号およ
    び前記遅延入力信号の反転信号が入力される第2のAN
    D回路とを有し、 前記第1のAND回路から前記第1の反復パルス信号が
    出力され、 前記第2のAND回路から前記第2の反復パルス信号が
    出力される、請求項14記載の半導体装置。
  16. 【請求項16】 前記反復パルス発生部は、 前記第1の入力信号および前記遅延入力信号が入力され
    るイクスクルーシブNOR回路と、 前記クロック信号、前記遅延入力信号およびイクスクル
    ーシブNOR回路の出力信号が入力される第1のAND
    回路と、 前記クロック信号、前記遅延入力信号の反転信号および
    前記イクスクルーシブNOR回路の前記出力信号が入力
    される第2のAND回路とを有し、 前記第1のAND回路から前記第1の反復パルス信号が
    出力され、 前記第2のAND回路から前記第2の反復パルス信号が
    出力される、請求項14記載の半導体装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の入力信号の、前記第2の状
    態への遷移時から、および前記第1の状態への遷移時か
    ら所定期間のみ、前記第1および第2の反復パルス信号
    を発生するように、前記パルス発生部を制御するパルス
    制御手段をさらに備える、請求項1または請求項7記載
    の半導体装置。
  18. 【請求項18】 前記パルス制御手段は、 請求項7記載の半導体装置においては、前記反復パルス
    発生部を制御する手段であって、前記第1の入力信号を
    受け、前記所定期間だけ有効状態となるタイマー信号を
    出力するタイマー回路を有し、 前記タイマー信号は前記反復パルス発生部に与えられ、 前記反復パルス発生部は、前記タイマー信号が有効な期
    間だけ前記クロック信号に対応する前記第1および第2
    の反復パルス信号を発生する、請求項17記載の半導体
    装置。
  19. 【請求項19】 前記タイマー回路は、 前記第1の入力信号を受け、前記第1の入力信号が前記
    第1状態に遷移するのと同期して前記所定期間だけ有効
    状態となる1つのパルスを出力する第1のタイマー用ワ
    ンショットパルス発生回路と、 前記第1の入力信号の反転信号を受け、前記第1の入力
    信号が前記第2状態に遷移するのと同期して前記所定期
    間だけ有効状態となる1つのパルスを出力する第2のタ
    イマー用ワンショットパルス発生回路と、を有し、 前記第1および第2のタイマー用ワンショットパルス発
    生回路の出力を前記タイマー信号として出力する、請求
    項18記載の半導体装置。
  20. 【請求項20】 前記第1および第2のタイマー用ワン
    ショットパルス発生回路は、 直列に接続された第1、第2、第3および第4のインバ
    ータ回路と、 前記第1ないし第4のインバータ回路に並列に接続され
    た第5のインバータ回路と、 前記第4および第5のインバータ回路の出力部が入力部
    に接続されたNOR回路と、 前記第2のインバータ回路と前記第3のインバータ回路
    との接続点と、前記第2の主電源電位との間に接続され
    たキャパシタと、を有し、 前記第1および第5のインバータ回路の入力部が、前記
    第1および第2のタイマー用ワンショットパルス発生回
    路の入力部に相当し、 前記NOR回路の出力部が、前記第1および第2のタイ
    マー用ワンショットパルス発生回路の出力部に相当す
    る、請求項19記載の半導体装置。
  21. 【請求項21】 前記制御部の前段に配設されたフィル
    タ回路をさらに備え、 前記フィルタ回路は、前記第1および第2のレベルシフ
    ト済み反復パルス信号が同時に入力されている期間に
    は、前記制御部に対して、直前の前記制御信号を出力し
    続けるように所定の信号を与える、請求項1、7、12
    および17の何れかに記載の半導体装置。
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