JP2003096139A - 透明なゴム変性共重合樹脂の製造方法 - Google Patents

透明なゴム変性共重合樹脂の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性が良好で、かつ耐衝撃性と剛性のバラ
ンスに優れるゴム変性共重合樹脂の製造方法の提供す
る。 【解決手段】 ゴム状重合体の存在下、スチレン系単量
体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体を重合して得
られるゴム変性共重合樹脂の製造方法であって、少なく
とも1基の完全混合型反応器を使用し少なくとも1基の
完全混合型反応器内の樹脂分が45質量%未満の領域で
ゴム状重合体を分散相とし、かつ少なくとも1基のプラ
グフロー型反応器を使用し少なくとも1基のプラグフロ
ー型反応器出口における樹脂分が70質量%以上である
ことを特徴とする透明なゴム変性共重合樹脂の製造方法
により、得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明性が良好で、
かつ耐衝撃性と剛性のバランスに優れるゴム変性共重合
樹脂樹脂の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より透明なゴム変性共重合樹脂は、
家電製品、包装材料を始め様々な用途に用いられてい
る。しかしこれらは、透明性、耐衝撃性と剛性のバラン
スや市場の低価格要望に対し充分なものではなかった。
【0003】例えば特開平4−180907号公報に
は、可動部分の無い複数のミキシングエレメントが内部
に固定されている管状反応器を組み込んだ装置で重合液
の静的な混合のもと重合を行うという技術が開示されて
いるが、管状反応器は完全混合型反応器と比べて重合液
の混合能力が低いため重合液組成が不均一になりやすく
透明性が充分でない等の問題があった。
【0004】また、特公平5−54484号公報には、
ゴム状重合体が粒子化する重合転化率を越えない範囲ま
でに止めた第一の流れと、スチレン系単量体、(メタ)
アクリル酸エステル系単量体、溶剤とからなる溶液の重
合途中の第二の流れとを混合してゴム状重合体を粒子化
させ、その後さらに重合を進行させるという技術が開示
されているが、ゴム状重合体の粒子径分布が狭く耐衝撃
性に劣る等の問題があった。
【0005】さらに特開平8−92329号公報には、
重合液中の固形分量が40〜60重量%になる領域にて
ゴム重合体を分散相とした後、脱揮発分装置に供給し未
反応単量体を除去する技術が開示されているが、特殊な
ゴム状重合体を使用する必要があったり、ゴム状重合体
量に対する耐衝撃性や剛性が低い等の問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、透明性が良
好で、かつ耐衝撃性と剛性のバランスに優れるゴム変性
共重合樹脂の製造方法の提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、完全混合型反応
器にて特定の樹脂分でゴム状重合体を分散相とし、かつ
プラグフロー型反応器にて特定の樹脂分まで重合するこ
とにより目的を達することを見出し本発明に至った。ま
た、特定の樹脂分までゴム状重合体を分散相とすること
なく重合した後、完全混合型反応器にてゴム状重合体を
分散相とすることによりさらに改良されることを見出し
本発明に至った。さらにゴム状重合体を分散相とする完
全混合型反応器内の粘度を特定の範囲に制御すること、
また、ゴム状重合体を分散相とする完全混合型反応器内
に連鎖移動剤を添加することによりさらに改良されるこ
とを見出し本発明に至った。
【0008】即ち本発明は、ゴム状重合体の存在下、ス
チレン系単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体
を重合して得られる厚み2mm部における全光線透過率
が85%以上のゴム変性共重合樹脂の製造方法であっ
て、少なくとも1基の完全混合型反応器を使用し該完全
混合型反応器内の樹脂分が45質量%未満の領域でゴム
状重合体を分散相とし、かつ少なくとも1基のプラグフ
ロー型反応器を使用し該プラグフロー型反応器出口にお
ける樹脂分が70質量%以上であることを特徴とする透
明なゴム変性共重合樹脂の製造方法である。
【0009】好ましくは、樹脂分が10質量%以上にゴ
ム状重合体を分散相とすることなく重合した後、重合液
をゴム状重合体を分散相とする完全混合型反応器内に導
入することを特徴とする透明なゴム変性共重合樹脂の製
造方法である。
【0010】また、ゴム状重合体を分散相とする完全混
合型反応器内の粘度が、50Pa・s以下であることを
特徴とする透明な共重合樹脂の製造方法である。
【0011】ゴム状重合体を分散相とする完全混合型反
応器内に連鎖移動剤をスチレン系単量体、(メタ)アク
リル酸エステル系単量体、ゴム状重合体の合計100質
量部に対し、0.001〜1質量部添加することを特徴
とする透明なゴム変性共重合樹脂の製造方法である。
【0012】以下に本発明を詳細に説明する。本発明で
使用するスチレン系単量体は、スチレン、α−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、p−t−ブチルスチレン
等をあげることができるが、好ましくはスチレンであ
る。これらスチレン系単量体は、単独で用いてもよいし
2種類以上を併用してもよい。
【0013】本発明で使用する(メタ)アクリル酸エス
テル系単量体は、メチルメタクリレート、エチルメタク
リレート、メチルアクリレート、エチルアクリレート、
n−ブチルアクリレート、2−メチルヘキシルアクリレ
ート、2−エチルヘキシルアクリレート、オクチルアク
リレート等があげられるが、好ましくは、メチルメタク
リレート、n−ブチルアクリレートである。これら(メ
タ)アクリル酸エステル系単量体は、単独で用いてもよ
く2種類以上を併用してもよい。本発明では、スチレン
系単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体以外の
単量体、例えばアクリロニトリル、無水マレイン酸、メ
タクリル酸等もスチレン系単量体、(メタ)アクリル酸
エステル系単量体の合計100質量部に対し、50質量
部未満であれば含有させることができる。
【0014】本発明で使用するゴム状重合体は、ポリブ
タジエン、スチレン−ブタジエンゴム、スチレン−ブタ
ジエンブロックゴム、部分水添ポリブタジエン、部分水
添スチレン−ブタジエンゴム、部分水添スチレン−ブタ
ジエンブロックゴム等があげられるが、好ましくはスチ
レン含量が20〜50質量%のスチレン−ブタジエンゴ
ム、スチレン−ブタジエンブロックゴムである。また、
使用するゴム状重合体は温度25℃における5質量%ス
チレン溶液粘度が、好ましくは15〜200cp、さら
に好ましくは20〜60cpである。ブタジエンに基づ
く不飽和結合のうちの1,2−ビニル結合の割合は、好
ましくは8〜25モル%、さらに好ましくは12〜16
モル%である。本発明では、スチレン−ブタジエン−ス
チレン樹脂等のゴム状重合体以外の重合体もゴム状重合
体100質量部に対し、50質量部未満であれば含有さ
せることができる。
【0015】スチレン系単量体及び(メタ)アクリル酸
エステル系単量体、ゴム状重合体の割合は、好ましくは
スチレン系単量体5〜95質量部及び(メタ)アクリル
酸エステル系単量体95〜5質量部の合計量100質量
部に対して、ゴム状重合体0.1〜20質量部、さらに
好ましくは、スチレン系単量体10〜90質量部及び
(メタ)アクリル酸エステル系単量体90〜10質量部
の合計量100質量部に対して、ゴム状重合体3〜15
質量部である。スチレン系単量体及び(メタ)アクリル
酸エステル系単量体、ゴム状重合体が該範囲外の場合は
耐衝撃性が劣る等目的を達しない。
【0016】本発明では、ゴム状重合体の存在下、スチ
レン系単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体を
重合して得られる。ゴム状重合体は、スチレン系単量
体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体に溶解した後
重合する。重合温度は、好ましくは80〜170℃、さ
らに好ましくは100〜160℃である。重合時、t−
ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシ
−2−エチルヘキサノエート、1,1−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−シクロヘ
キサン、2,2−ビス(4,4−ジ−ブチルパーオキシ
シクロヘキシル)プロパン、t−ブチルパーオキシイソ
プロピルモノカーボネート、ジ−t−ブチルパーオキサ
イド、ジクミルパーオキサイド、エチル−3,3−ジ−
(t−ブチルパーオキシ)ブチレート等の公知の重合開
始剤や、4−メチル−2,4−ジフェニルペンテン−
1、t−ドデシルメルカプタン、n−ドデシルメルカプ
タン等の公知の連鎖移動剤を添加することが好ましい。
また、ジビニルベンゼン等の公知の架橋剤、オクタデシ
ル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート等の公知の酸化防止剤等を添加
して重合しても差し支えない。
【0017】また、本発明では重合時、エチルベンゼ
ン、トルエン等の溶剤の存在下重合することが、重合時
の粘度を下げる点から好ましい。エチルベンゼン、トル
エン等の溶剤の添加量はスチレン系単量体及び(メタ)
アクリル酸エステル系単量体の合計100質量部に対
し、100質量部未満である。
【0018】本発明では、少なくとも1基の完全混合型
反応器と少なくとも1基のプラグフロー型反応器を有す
る重合装置と重合液の揮発分を除去する揮発分除去装置
を付した装置を使用する。例えば、1基の完全混合型反
応器と1基のプラグフロー型反応器と1基の脱揮槽を直
列に接続した装置(図1.(a))や、2基の完全混合型
反応器と1基のプラグフロー型反応器と1基の脱揮槽を
直列に接続した装置(図1.(b))、1基のプラグフロ
ー型反応器と1基の完全混合型反応器、さらにもう1基
のプラグフロー型反応器と1基の脱揮槽を直列に接続し
た装置(図1.(c))等があげられる。なお、揮発分を
除去する揮発分除去装置を2基以上用いても差し支えな
い。
【0019】本発明では、少なくとも1基の完全混合型
反応器内の樹脂分が45質量%未満、好ましくは20〜
40質量%、さらに好ましくは30〜39質量%の領域
でゴム状重合体を分散相とする。少なくとも1基の完全
混合型反応器内の樹脂分が45質量%未満の条件を満た
さないと耐衝撃性に劣るものとなる。完全混合型反応器
内でゴム状重合体を分散相としない場合には耐衝撃性、
透明性に劣るものとなる。なお、最後に設けた完全混合
型反応器内で樹脂分が45質量%未満の領域でゴム状重
合体を分散相となっていることもしくはすることが好ま
しい。また、ゴム状重合体を分散相とする該完全混合型
反応器内の粘度は、好ましくは50Pa・s以下、さら
に好ましくは10Pa・s以下である。50Pa・s以
下とすることにより耐衝撃性、透明性に優れたものとな
る。なお、完全混合型反応器が2基以上の場合には、そ
のうち少なくとも1基が上記の条件を満足すればよい。
【0020】ゴム状重合体を分散相とした確認は公知の
手法で行うことができる。例えば、重合液を高温無撹拌
下で固化させた後、超薄切片法透過型電子顕微鏡写真よ
りゴム状重合体の粒子化の有無を確認する方法が挙げら
れる。また、ゴム状重合体を分散相とする該完全混合型
反応器内の粘度の調整は、公知の手法が採用できるが、
t−ドデシルメルカプタン等の連鎖移動剤をスチレン系
単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体、ゴム状
重合体の合計100質量部に対し、0.001〜1質量
部添加することが最も好ましい。
【0021】本発明では、少なくとも1基のプラグフロ
ー型反応器出口における樹脂分が70質量%以上、好ま
しくは71〜90質量%、さらに好ましくは72〜85
質量%とする。70質量%未満であると剛性が低下した
り、生産性が低くなり実用的でない。なお、プラグフロ
ー型反応器が2基以上の場合には、そのうち少なくとも
1基が該条件を満足すればよい。なお、最後に設けたプ
ラグフロー型反応器出口における樹脂分が70質量%以
上であることがが好ましい。
【0022】本発明では、好ましくは樹脂分が10質量
%以上に、さらに好ましくは樹脂分が12質量%以上に
ゴム状重合体を分散相とすることなく重合した後、重合
液をゴム状重合体を分散相とする完全混合型反応器内に
導入する。樹脂分が10質量%以上にゴム状重合体を分
散相とすることなく重合することで耐衝撃性と透明性の
良好な樹脂が得られる。なお、樹脂分が10質量%以上
に重合する反応器は特に制限は無く、公知の完全混合型
反応器やプラグフロー型反応器等が使用できる。
【0023】本発明における樹脂分はガスクロマトグラ
フィーにより未反応の単量体を測定することにより得
る。
【0024】本発明の製造方法により得られるゴム変性
共重合樹脂は、厚み2mm部における全光線透過率が8
5%以上が好ましく、さらに好ましくは88%以上、特
に好ましくは90%以上である。85%未満の場合には
透明性が低く実用的でない傾向になる。全光線透過率は
ゴム状重合体の屈折率とスチレン系単量体とアクリル酸
エステル系単量体との共重合体の屈折率を実質的に同等
とすることで達成できる。
【0025】本発明の製造方法により得られるゴム変性
共重合樹脂中に分散するゴム状重合体の平均粒子径は
0.2〜2μmであることが好ましい。本発明の平均粒
子径とは、樹脂の超薄切片法透過型電子顕微鏡写真よ
り、写真中の粒子約1000個の粒子径(=(長径+短
径)/2)を測定し、次式数1により得られる平均粒子
径とする。
【数1】 なお、平均粒子径はゴム状重合体を分散相とする完全混
合型反応器の撹拌数等で制御できる。
【0026】本発明の製造方法により得られる透明なゴ
ム変性共重合樹脂は、必要に応じて酸化防止剤、耐候
剤、滑剤、可塑剤、着色剤、帯電防止剤、鉱油、難燃剤
等の添加剤を添加することができ、製造時任意の段階で
添加することができる。添加剤を添加する方法について
は特に規定はないが、たとえば、重合時添加する方法や
押出機にて溶融混練する方法等があげられる。
【0027】本発明の製造方法により得られる透明なゴ
ム変性共重合樹脂は、射出成形、押出成形、圧縮成形、
真空成形等の公知の方法により各種成形体に加工され実
用に供される。
【0028】
【実施例】次に実施例をもって本発明をさら説明する
が、本発明はこれらの例によって限定されるものではな
い。
【0029】実施例1 撹拌機を付した容積約5Lの第1完全混合型反応器、撹
拌機を付した容積約15Lの第2完全混合型反応器、容
積約40Lの塔式プラグフロー型反応器、予熱器を付し
た脱揮槽を直列に接続して構成した。ゴム状重合体とし
て旭化成社製タフデン2000A(スチレン−ブタジエ
ンゴム、スチレン含量が25質量%、温度25℃におけ
る5質量%スチレン溶液粘度50cp、1,2−ビニル
結合の割合13.9モル%)を8質量部、スチレン41
質量部、メタクリル酸メチル(以下MMA)59質量部
で構成する単量体溶液に対し、エチルベンゼン15質量
部、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネー
ト(1時間半減期温度:118℃)0.03質量部、オ
クタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネートを0.1質量部を混合
し原料溶液とした。この原料溶液を毎時6.9kgで温
度110℃に制御した第1完全混合型反応器に連続的に
供給した。第1完全混合型反応器における樹脂分は1
2.2質量%であり、ゴム状重合体が分散相となってい
ないことを確認した。この重合液を第1完全混合型反応
器より連続的に抜き出しながら、温度130℃に制御し
た第2完全混合型反応器に供給した。第2完全混合型反
応器にはt−ドデシルメルカプタンをゴム状重合体、ス
チレン、MMAの合計100質量部に対し、0.1質量
部連続的に添加した。第2完全混合型反応器における樹
脂分は34.4質量%であり、ゴム状重合体が分散相と
なっていることを確認した。また、第2完全混合型反応
器における粘度は、1.5Pa・sであった。次にこの
重合液を第2完全混合型反応器より連続的に抜き出しな
がら、流れの方向に向かって温度130℃から150℃
の勾配がつくように調整した塔式プラグフロー型反応器
に導入した。塔式プラグフロー型反応器出口における樹
脂分は73.7質量%であった。この重合液を予熱器で
加温しながら、1.3kPaに減圧した脱揮槽に導入
し、揮槽内温度230℃にて未反応単量体等の揮発分を
除去した。この樹脂液をギアポンプで抜き出し、ストラ
ンド状に押出し切断することによりペレット形状のゴム
変性共重合樹脂を得た。表1に物性評価結果を示した。
【0030】実施例2 第1完全混合型反応器を温度118℃に制御した以外は
実施例1と同様に行った。第1完全混合型反応器におけ
る樹脂分は16.5質量%であり、ゴム状重合体が分散
相となっていないことを確認した。第2完全混合型反応
器における樹脂分は37.6質量%であり、ゴム状重合
体が分散相となっていることを確認した。また、第1完
全混合型反応器における粘度は、2.0Pa・sであっ
た。塔式プラグフロー型反応器出口における樹脂分は7
6.1質量%であった。表1に物性評価結果を示した。
【0031】実施例3 第2完全混合型反応器を温度135℃に制御し、塔式プ
ラグフロー型反応器を流れの方向に向かって135℃か
ら150℃の勾配がつくように調整した以外は実施例1
と同様に行った。第2完全混合型反応器における樹脂分
は38.4質量%であり、ゴム状重合体が分散相となっ
ていることを確認した。また、第2完全混合型反応器に
おける粘度は、2.0Pa・sであった。塔式プラグフ
ロー型反応器出口における樹脂分は76.9質量%であ
った。表1に物性評価結果を示した。
【0032】実施例4 流れの方向に向かって130℃から160℃の勾配がつ
くように調整した塔式プラグフロー型反応器に導入した
以外は実施例1と同様に行った。第2完全混合型反応器
における樹脂分は34.4質量%であり、ゴム状重合体
が分散相となっていることを確認した。また、第2完全
混合型反応器における粘度は、1.5Pa・sであっ
た。塔式プラグフロー型反応器出口における樹脂分は7
8.8質量%であった。表1に物性評価結果を示した。
【0033】実施例5 第2完全混合型反応器にt−ドデシルメルカプタンを添
加しなかった以外は実施例1と同様に行った。第2完全
混合型反応器における粘度は、3.7Pa・sであっ
た。塔式プラグフロー型反応器出口における樹脂分は7
4.0質量%であった。表2に物性評価結果を示した。
【0034】実施例6 第1完全混合型反応器を用いず、原料溶液を第2完全混
合型反応器に直接供給した以外は実施例1と同様に行っ
た。第2完全混合型反応器における樹脂分は29.5質
量%であり、ゴム状重合体が分散相となっていることを
確認した。また、第2完全混合型反応器における粘度
は、1.0Pa・sであった。塔式プラグフロー型反応
器出口における樹脂分は70.6質量%であった。表2
に物性評価結果を示した。
【0035】実施例7 ゴム状重合体として旭化成社製アサプレン670A(ス
チレン−ブタジエンゴム、スチレン含量が40質量%、
25℃における5質量%スチレン溶液粘度33cp、
1,2−ビニル結合の割合13.9モル%)を8質量
部、スチレン56質量部、MMA39質量部、n−ブチ
ルアクリレート(以下n−BA)5重量部で構成する単
量体溶液を用いた以外は実施例1と同様に行った。な
お、第2完全混合型反応器に添加したt−ドデシルメル
カプタンは、ゴム状重合体、スチレン、MMA、n−B
Aの合計100質量部に対し、0.1質量部とした。第
1完全混合型反応器における樹脂分は14.5質量%で
あり、ゴム状重合体が分散相となっていないことを確認
した。第2完全混合型反応器における樹脂分は36.7
質量%であり、ゴム状重合体が分散相となっていること
を確認した。また、第2完全混合型反応器における粘度
は、4.0Pa・sであった。塔式プラグフロー型反応
器出口における樹脂分は75.4質量%であった。表2
に物性評価結果を示した。
【0036】比較例1 第2完全混合型反応器を用いず、重合液を第1完全混合
型反応器より塔式プラグフロー型反応器に供給した以外
は実施例1と同様に行った。塔式プラグフロー型反応器
出口における樹脂分は65.1質量%であった。表3に
物性評価結果を示した。
【0037】比較例2 第2完全混合型反応器を温度140℃に制御し、塔式プ
ラグフロー型反応器を流れの方向に向かって140℃か
ら150℃の勾配がつくように調整した以外は実施例1
と同様に行った。第2完全混合型反応器における樹脂分
は46.3質量%であり、ゴム状重合体が分散相となっ
ていることを確認した。また、第2完全混合型反応器に
おける粘度は、2.0Pa・sであった。塔式プラグフ
ロー型反応器出口における樹脂分は80.1質量%であ
った。表3に物性評価結果を示した。
【0038】比較例3 流れの方向に向かって温度130℃から145℃の勾配
がつくように調整した塔式プラグフロー型反応器に導入
した以外は実施例1と同様に行った。塔式プラグフロー
型反応器出口における樹脂分は68.9質量%であっ
た。表3に物性評価結果を示した。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】なお、評価は下記の方法によった。 (1)透明性 東芝機械(株)社製射出成形機(IS−50EPN)を
用いて、シリンダー温度230℃で厚さ1mm、2m
m、3mmの3段プレートを成形した。この3段プレー
トの2mm部を用い、ASTM D1003に準拠し、
日本電色工業社製HAZEメーター(NDH−1001
DP型)を用いて全光線透過率及び曇価を測定した(単
位:%)。 (2)耐衝撃性 東芝機械(株)社製射出成形機(IS−80CNV)を
用いて、シリンダー温度200℃で12.7×64×
6.4mm寸法の試験片を成形した。この試験片を用
い、ASTM D256に準拠してアイゾット衝撃強度
を測定した(単位:J/m)。 (3)剛性 東芝機械(株)社製射出成形機(IS−80CNV)を
用いて、シリンダー温度200℃で12.7×127×
6.4mm寸法の試験片を成形した。この試験片を用
い、ASTM D790に準拠して曲げ強度及び曲げ弾
性率を測定した(単位:MPa)。 (4)ゴム粒子の平均粒子径 オスミウム酸で染色した樹脂の超薄切片法透過型電子顕
微鏡写真より、写真中の粒子約1000個の粒子径(=
(長径+短径)/2)を測定し、次式数2により得られる
平均粒子径として求めた。粒子径の計測には、画像処理
測定装置Carl Zeiss Vision社製KS
400を使用した。
【数2】
【0043】本発明の製造方法により得られたゴム変性
共重合樹脂に係わる実施例は、いずれも透明性が良好
で、かつ耐衝撃性と剛性のバランスに優れたが、本発明
の条件に合わない製造方法に係わる比較例では、透明
性、耐衝撃性、剛性のうちいずれかの物性において劣る
ものであった。
【0044】
【発明の効果】本発明の製造方法により、透明性、耐衝
撃性と剛性のバランスが良好であり、家電製品、包装材
料を始め様々な用途に有用である透明なゴム変性共重合
樹脂を効率よく得る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する装置の一例である。
【符号の説明】
1:完全混合型反応器 2:プラグフロー型反応器 3:脱揮槽 4:撹拌機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J011 AA04 AA05 AA06 AA07 BA04 BA06 DB15 DB16 DB17 FB13 PA54 PC02 4J026 AA17 AA68 AC10 AC11 BA05 BA27 BB03 BB04 DB05 DB13 DB15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム状重合体の存在下、スチレン系単量
    体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体を重合して得
    られるゴム変性共重合樹脂の製造方法であって、少なく
    とも1基の完全混合型反応器を使用し少なくとも1基の
    完全混合型反応器内の樹脂分が45質量%未満の領域で
    ゴム状重合体を分散相とし、かつ少なくとも1基のプラ
    グフロー型反応器を使用し少なくとも一基のプラグフロ
    ー型反応器の出口における樹脂分が70質量%以上であ
    ることを特徴とする透明なゴム変性共重合樹脂の製造方
    法。
  2. 【請求項2】ゴム状重合体の存在下、スチレン系単量
    体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体を重合して得
    られる厚み2mm部における全光線透過率が85%以上
    のゴム変性共重合樹脂の製造方法であって、少なくとも
    1基の完全混合型反応器を使用し少なくとも1基の完全
    混合型反応器内の樹脂分が45質量%未満の領域でゴム
    状重合体を分散相とし、かつ少なくとも1基のプラグフ
    ロー型反応器を使用し少なくとも一基の該プラグフロー
    型反応器出口における樹脂分が70質量%以上であるこ
    とを特徴とする透明なゴム変性共重合樹脂の製造方法。
  3. 【請求項3】樹脂分が10質量%以上にゴム状重合体を
    分散相とすることなく重合した後、重合液をゴム状重合
    体を分散相とする完全混合型反応器に導入することを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の透明なゴム変性
    共重合樹脂の製造方法。
  4. 【請求項4】樹脂分が10質量%以上にゴム状重合体を
    分散相とすることなく重合した後、重合液を少なくとも
    1基の完全混合型反応器に導入し該完全混合型反応器内
    の樹脂分が45質量%未満の領域でゴム状重合体を分散
    相とすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れか1項記載の透明なゴム変性共重合樹脂の製造方法。
  5. 【請求項5】ゴム状重合体を分散相とする完全混合型反
    応器内の粘度が、50Pa・s以下であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の透明な
    ゴム変性共重合樹脂の製造方法。
  6. 【請求項6】ゴム状重合体を分散相とする完全混合型反
    応器内に連鎖移動剤をスチレン系単量体、(メタ)アク
    リル酸エステル系単量体、ゴム状重合体の合計100質
    量部に対し、0.001〜1質量部添加することを特徴
    とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の透明
    なゴム変性共重合樹脂の製造方法。
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