JP3342808B2 - 耐熱性、耐衝撃性に優れた熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
耐熱性、耐衝撃性に優れた熱可塑性樹脂組成物Info
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Description
に優れ、かつ成形加工性に優れた熱可塑性樹脂組成物に
関する。
機器や自動車等は、近年、意匠性が重要視されており、
使用される材料においてもこのような傾向に対応して機
械的性能が高く、軽量で外観の優れたものが要求されて
きている。このような要求に応えるために、エンジニア
リングプラスチックと呼ばれる材料分野に属するポリカ
ーボネート系樹脂やポリフェニレンエーテル系樹脂が使
用されたり、スチレン系樹脂においても耐熱ABS系樹
脂が開発されている。特に、耐熱ABS樹脂において
は、各種の改良方法が開発され、他のエンジニアリング
プラスチックに比べて成形性や耐候性、価格のバランス
に優れており、広く耐熱用樹脂材料として使用されてい
る。
ては、アクリロニトリルとスチレンに加えてα−メチル
スチレン等を共重合して得られるアクリロニトリル−ス
チレン−α−メチルスチレン三元共重合体と、ゴム強化
樹脂とをブレンドして樹脂組成物とする方法等、いわゆ
るグラフトブレンド法が広く行われている。この場合
は、マトリックス樹脂にα−メチルスチレンを含むこと
が耐熱性に寄与しており、α−メチルスチレンの含有量
が少ない場合は十分な耐熱性が得られず、逆に多い場合
には成形加工時に熱分解し易くなるという欠点を有して
いる。このようなα−メチルスチレン系樹脂の欠点を克
服する目的で、マレイミド系共重合体を使用する耐熱A
BS樹脂が開発され、特開昭61−16955号公報等
で提案されている。
S樹脂と比較して耐衝撃性が劣るという欠点があり、そ
の改良方法としては、例えば特開昭61−73755号
公報には、特定の分子量分布を有するマトリックス樹脂
を使用する方法が提案され、そして特開平5−3204
73号公報には、マトリックス樹脂とグラフト重合体と
の相溶性を考慮し、それぞれの樹脂組成を規定して耐衝
撃性を改良する方法が提案されているが、未だその改良
法では不十分である。
熱ABS樹脂は高い耐熱性を有するが、従来のABS樹
脂に比べて溶融時の流動性が低く、成形加工性が劣ると
いう欠点がある。成形加工性を改良する手法として、可
塑剤や滑剤等を添加する方法が広く行われているが、成
形加工時に成形品の表面に添加剤がブリードアウトして
樹脂外観を損なったり、本来の目的である耐熱性を下げ
る等の弊害が生じる場合がある。また、耐衝撃性を改良
するためにゴム状重合体の量を増加する方法が用いられ
る場合があるが、耐熱性や成形加工性、成形品の表面光
沢を低下させる等の問題がある。
状に鑑み鋭意検討した結果、特定された構造のゴム状重
合体を含有する樹脂組成物と、特定の物性を有するマレ
イミド系共重合体とを特定の割合で配合することによ
り、耐熱性で、成形加工性および耐衝撃性に優れた熱可
塑性樹脂組成物が得られることを見い出し本発明に至っ
た。
のポリスチレン換算重量平均分子量が100,000以
上、ゲル含有率が40重量%以上、トルエンに対する膨
潤度が15〜50倍であるゴム状重合体5〜70重量%
の存在下に、シアン化ビニル系単量体および芳香族ビニ
ル系単量体を必須成分とする単量体混合物95〜30重
量%(合計100重量%)を重合してなる樹脂組成物5
〜60重量部、および(B)マレイミド系単量体15〜
65重量%、芳香族ビニル系単量体85〜35重量%お
よび他のビニル系単量体0〜35重量%からなる単量体
混合物(合計100重量%)を重合してなるマレイミド
系共重合体であって、該共重合体中の残存マレイミド系
単量体の含有量が0.1重量%以下で、かつマレイミド
系単量体以外の総揮発分が0.5重量%以下であり、該
共重合体中のマレイミド系単量体単位を構成成分として
含む分子量が200以上1000以下のオリゴマー成分
の含有量が2〜10重量%であり、該共重合体の固有粘
度が0.3〜1.5であるマレイミド系共重合体95〜
40重量部からなる(ただし、(A)成分と(B)成分
の合計量は100重量部)耐熱性、耐衝撃性に優れた熱
可塑性樹脂組成物である。
は、耐衝撃性を付与するための成分である。樹脂組成物
(A)は、ゴム状重合体にビニル系の単量体混合物を共
重合せしめることにより得られるものである。
するゴム状重合体とは、脂肪族共役ジエン系単量体単
独、もしくは該脂肪族共役ジエン系単量体と、シアン化
ビニル系単量体、芳香族ビニル系単量体および不飽和カ
ルボン酸エステル系単量体よりなる群から選ばれる少な
くとも1種の他の共重合可能な単量体との混合物を重合
して得られるものである。
用いられる脂肪族共役ジエン系単量体の例としては、例
えば、1,3−ブタジエン、イソプレン、クロロプレン
等が挙げられ、耐衝撃性の面から1,3−ブタジエンの
使用が好ましい。また、脂肪族共役ジエン系単量体と共
重合可能な他の単量体の例としては、例えば、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル系単
量体、スチレン、α−メチルスチレン、p−クロロスチ
レン、p−メチルスチレン等の芳香族ビニル系単量体、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−
ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n
−ヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル
等の不飽和カルボン酸エステル等が挙げられる。
共役ジエン系単量体と、共重合可能な他の単量体との使
用割合は、脂肪族共役ジエン系単量体30〜100重量
部に対し、共重合可能な他の単量体70〜0重量部(合
計100重量部)の範囲である。脂肪族共役ジエン系単
量体の使用量が30重量部未満の場合には、得られる熱
可塑性樹脂組成物の耐衝撃性が低下する。
を用いて上記の単量体を溶液重合し、これを乳化剤と水
でホモジナイズドして乳化分散したものや、乳化重合に
より得られるものを用いてもよく、その製造方法には限
定されない。ゴム状重合体の分散粒子径やトルエン可溶
分の分子量、ゲル含有率、膨潤度の制御の容易さ、高性
能な耐熱ABS樹脂を製造するための自由度の大きさか
ら乳化重合が最適である。
可溶分の重量平均分子量が100,000以上であるこ
とが必要であり、さらに好ましくは130,000以上
であることが必要である。これは、トルエン可溶分の重
量平均分子量が100,000未満では得られる熱可塑
性樹脂組成物の耐衝撃性が低下するようになるためであ
る。
ン可溶分のポリスチレン換算の重量平均分子量とは、乾
燥したゴム状重合体0.5gをトルエン60mlに30
℃で48時間浸漬させた後、100メッシュの金網で不
溶分を除去し、トルエン溶液を乾固させた試料をテトラ
ヒドロフランに溶解し(試料濃度2.4mg/ml)、
GPC((株)島津製作所、LC−6A)のポリスチレ
ン換算により求められる値をいう。
子量を調節する方法としては、いかなる方法であっても
構わないが、例えば重合開始剤の種類および量、重合温
度、メルカプタン等の連鎖移動剤の種類および量等を目
的に応じて変更することにより達成できる。
ル含有率が40重量%以上、好ましくは60重量%以上
であり、さらにトルエンに対する膨潤度が15〜50
倍、好ましくは20〜40倍であることが必要である。
これは、ゴム状重合体のゲル含有率が40重量%未満で
は得られる熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃性および表面光
沢が低下するようになり、さらに膨潤度が15倍未満で
は得られる熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃性が低下し、5
0倍を越える場合には得られる熱可塑性樹脂組成物の表
面光沢が低下するようになるためである。
調節は、公知の方法が利用でき、例えば、ジビニルベン
ゼン、メタクリル酸アリル、エチレングリコールジメタ
クリレート、ジアリルアジペート等の架橋性単量体の使
用、重合温度の調節、開始剤濃度の調節、重合転化率の
調節、メルカプタン類等の連鎖移動剤の種類および量等
によって行うことができる。
のゴム状重合体にビニル系単量体混合物を共重合するこ
とにより得られるが、本発明においては樹脂組成物中に
おけるゴム状重合体の重量平均粒子径は、150〜40
0nmであることが好ましく、さらに好ましくは200
〜350nmの範囲である。これは、グラフト共重合体
における重量平均粒子径が150nm未満では、得られ
る熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃性、成形性が劣り、一
方、400nmを越える場合には得られる熱可塑性樹脂
組成物の耐衝撃性および表面光沢が低下するようになる
ためである。
は特に制限はなく、分散粒子径の異なるゴム状重合体を
2種以上併用してもよい。
法が使用でき、例えば、ゴム状重合体の重合中のアグロ
メーションによる肥大化、150nm未満の比較的小さ
なゴム状重合体を予め製造し、これに酸基を含有する共
重合体ラテックスや酸、塩を添加して肥大化する方法、
撹拌による剪断応力によって肥大化する方法等が利用で
きる。
脂組成物(A)は、公知のグラフト重合によって製造す
ることが可能である。グラフト重合の方法としては、乳
化重合、懸濁重合、溶液重合、塊状重合、あるいはこれ
ら2種以上の組み合わせが使用できるが、ゴム状重合体
が乳化重合で容易に製造されることから、乳化重合が最
適である。例えば、乳化重合で得られた前記ゴム状重合
体に単量体混合物を添加し、公知の方法でグラフト重合
される。
は、シアン化ビニル系単量体10〜40重量%、芳香族
ビニル系単量体60〜90重量%およびこれらと共重合
可能な少なくとも1種の他のビニル系単量体0〜20重
量%からなる単量体混合物(合計100重量%)であ
る。
系単量体としては、例えばアクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、シアン化ビニリデン等が使用できるが、耐
熱ABS系樹脂の原料としてはアクリロニトリルが好適
である。
フト重合される単量体混合物中、10重量%未満では得
られる熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃性が低く、また、4
0重量%を越える場合には成形性が悪くなる。好ましく
は15〜35重量%である。
ニル系単量体としては、例えば、スチレン、α−メチル
スチレン、p−メチルスチレン等のビニルトルエン類、
p−クロルスチレン等のハロゲン化スチレン類、p−t
−ブチルスチレン、ジメチルスチレン、ビニルナフタレ
ン類等が使用でき、耐熱ABS樹脂の原料としてはスチ
レンまたはα−メチルスチレンが好ましい。これら芳香
族ビニル系単量体は、1種でまたは2種以上を併用する
ことができる。
トされる単量体混合物中、60重量%未満では成形性が
悪く、また、90重量%を越えると得られる熱可塑性樹
脂組成物の耐衝撃性が低下する。好ましくは65〜85
重量%である。
のビニル系単量体としては、不飽和カルボン酸エステル
系単量体、不飽和ジカルボン酸無水物および不飽和ジカ
ルボン酸イミド化合物が挙げられ、これらは1種でまた
は2種以上を併用して使用することができる。
カルボン酸エステル系単量体としては、例えば、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−ヘ
キシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等が
挙げられる。これらの不飽和カルボン酸エステル系単量
体は、1種でまたは2種以上を併用することができる。
不飽和ジカルボン酸無水物としては、無水マレイン酸、
無水イタコン酸、無水シトラコン酸等が使用でき、好ま
しくは無水マレイン酸である。
不飽和ジカルボン酸のイミド化合物としては、マレイミ
ド、N−メチルマレイミド、N−ブチルマレイミド、N
−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド
等が使用でき、好ましくはN−フェニルマレイミドであ
る。
は、グラフト重合に用いられる単量体混合物中、0〜2
0重量%の範囲であり、その使用量が20重量%を越え
ると得られる熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃性が低下す
る。
じてグリシジルメタクリレート、メタクリル酸、アクリ
ル酸、メタクリルアミド、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレート
等の他の単量体を20重量%以下、好ましくは15重量
%以下の量を単量体混合物中に併用することも可能であ
る。
物の割合は、ゴム状重合体5〜70重量%に対して、単
量体混合物95〜30重量%、好ましくはゴム状重合体
10〜70重量%に対して単量体混合物90〜30重量
%(合計100重量%)の範囲である。ゴム状重合体が
5重量%未満では得られる熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃
性が低下するようになり、また、70重量%を越える場
合にはゴム状重合体へのグラフト率が低くなり、耐衝撃
性および表面光沢度が低下する。
合させる場合、単量体混合物を一度に加えても、また分
割添加や連続的に滴下してもよく、特にその添加方法に
は制限はない。また、この乳化グラフト重合に際して
は、通常公知の乳化剤、触媒および開始剤を使用するこ
とができ、その種類や添加量、添加方法については特に
限定されない。
は、通常のラテックスからのポリマー回収方法である酸
または塩による凝固、乾燥工程により粉末状の固体とし
て回収される。
(B)は、熱可塑性樹脂組成物の耐熱性を向上させる成
分である。マレイミド系共重合体(B)は、マレイミド
系単量体、芳香族ビニル系単量体およびその他のビニル
系単量体よりなる単量体混合物を重合することにより得
られるものである。
られるマレイミド系単量体としては、マレイミド、N−
メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−(n−
プロピル)マレイミド、N−イソプロピルマレイミド、
N−t−ブチルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイ
ミド、N−フェニルマレイミド、N−トルイルマレイミ
ド、N−キシリールマレイミド、N−ナフチルマレイミ
ド等が挙げられる。これらのうち、N−シクロヘキシル
マレイミドおよびN−フェニルマレイミドが好ましく、
特にN−フェニルマレイミドが好ましい。これらのマイ
レイミド系単量体は1種でまたは2種以上を併用するこ
とができる。
物中、15〜65重量%、好ましくは20〜50重量%
の範囲である。マレイミド系単量体の使用量が15重量
%未満の場合には、得られる熱可塑性樹脂組成物の耐熱
性が低く、一方、65重量%を越える場合には流動性が
低下する。
に用いられる芳香族ビニル系単量体としては、樹脂組成
物(A)の製造に使用されるものと同様のものが使用で
きる。芳香族ビニル系単量体の使用量は単量体混合物
中、35〜85重量%の範囲であり、好ましくは40〜
70重量%の範囲である。芳香族ビニル系単量体の使用
量が35重量%未満では流動性が劣り、一方、85重量
%を越える場合には得られる熱可塑性樹脂組成物の耐熱
性が低下する。
時に用いられる共重合可能な他のビニル系単量体として
は、シアン化ビニル系単量体、アクリル酸エステル系単
量体、メタクリル酸エステル系単量体、不飽和ジカルボ
ン酸無水物およびビニルカルボン酸系単量体等が挙げら
れる。
成物(A)の製造に用いたものと同様のものが使用可能
である。アクリル酸エステル系単量体としてはアクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸シクロヘキシル等が挙げら
れる。メタクリル酸エステル系単量体としては、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロ
ピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸フェニル、メ
タクリル酸イソボニル、メタクリル酸ベンジル、メタク
リル酸トリクロロエチル等が挙げられ、中でもメタクリ
ル酸メチルが好ましい。さらに不飽和ジカルボン酸系単
量体としては、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸
等の酸無水物が挙げられ、中でもマレイン酸無水物が好
ましい。また、ビニルカルボン酸系単量体としては、ア
クリル酸、メタクリル酸等が挙げられ、中でもメタクリ
ル酸が好ましい。これら他のビニル系単量体は1種でま
たは2種以上を組み合わせて用いることができる。他の
ビニル系単量体の使用量は単量体混合物中、0〜35重
量%の範囲であり、好ましくは0〜25重量%の範囲で
ある。他のビニル系単量体の使用量が35重量%を越え
ると、得られる熱可塑性樹脂組成物の耐熱性や耐衝撃
性、流動性が低下する。
体(B)においては、該共重合体中の残存マレイミド系
単量体の含有量が0.1重量%以下、好ましくは0.0
5重量%以下で、かつマレイミド系単量体以外の総揮発
成分が0.5重量%以下、好ましくは0.4重量%以下
であることが必要である。残存マレイミド系単量体の含
有量が0.1重量%を越えると該共重合体の加工時の熱
着色が著しくなったり、ブリードアウト等の外観上の欠
点を生じやすくなる。さらに該共重合体中のマレイミド
系単量体以外の総揮発分としては、構成単位の単量体と
重合に用いる有機溶剤、そして所望により使用した重合
開始剤、連鎖移動剤の残渣等が挙げられるが、これらの
総量が0.5重量%を越えると得られる熱可塑性樹脂組
成物の耐熱性を低下させるとともに成形加工時にブリー
ドアウトやシルバーストリークを生じる等の問題を起こ
すようになる。
体(B)は、マレイミド系単量体を構成成分として含む
重量平均分子量が200以上1000以下のオリゴマー
成分を2〜10重量%、好ましくは3〜9重量%の範囲
で含有する必要がある。該オリゴマー成分の含有量は、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)の
溶出曲線より対応する範囲にあるピークの面積と全ピー
クの面積の比から求めることができる。また、該オリゴ
マー成分を構成する単量体成分は、GPCにより分離採
取したオリゴマー成分の溶出液を乾燥して溶媒を除去し
た後に元素分析により求めることができる。
マレイミド系単量体単位が含まれていることが必要であ
り、マレイミド系単量体単位を含まないオリゴマー成分
は得られる熱可塑性樹脂組成物の機械的強度を低下させ
るために好ましくない。また、このオリゴマー成分とし
ては、重量平均分子量が200以上であることが必要で
あり、200に満たないオリゴマー成分は、得られる熱
可塑性樹脂組成物の耐熱性を損ねるとともに、成形加工
時にシルバーストリークの原因となる。また一方、重量
平均分子量が1000を越えるオリゴマー成分は、成形
加工性の向上効果がないために好ましくない。また、オ
リゴマー成分の含有量が2重量%に満たない場合には得
られる熱可塑性樹脂組成物の成形加工性が劣り、一方、
オリゴマー成分の含有量が10重量%を越えると得られ
る熱可塑性樹脂組成物の耐衝撃性が低下する。
(B)の固有粘度は、0.3〜1.5dl/g、好まし
くは0.5〜1.2dl/gの範囲であることが必要で
ある。0.3dl/gに満たない固有粘度のマレイミド
系共重合体では実用的な機械的強度が劣り実使用には耐
え難く、一方、1.5dl/gを越える固有粘度のマレ
イミド系共重合体では溶融時の流動性が悪く、成形加工
性が劣ったものとなる。
造する方法としては、公知の方法を採用することができ
る。例えば、塊状重合、溶液重合、乳化重合、懸濁重合
等の方法を1種または2種以上を組み合わせて使用する
ことができる。また、マレイミド系共重合体(B)を製
造するに際しては、所望により重合開始剤、連鎖移動
剤、熱安定剤等を添加することが可能である。
樹脂組成物(A)5〜60重量部とマレイミド系共重合
体(B)95〜40重量部とを合計量が100重量部と
なるように配合したものである。樹脂組成物(A)の配
合量が5重量部未満では得られる熱可塑性樹脂組成物の
耐衝撃性が不十分であり、一方、その配合量が60重量
部を越えると得られる熱可塑性樹脂組成物の耐熱性が低
下するようになる。
性の改良を目的としてヒンダードフェノール系抗酸化剤
やホスファイト系安定剤等を、耐候性の改良を目的とし
てベンゾフェノン系紫外線吸収剤やヒンダードフェノー
ル系安定剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤等を、
そして加工性の改良を目的としてエチレンビスステアリ
ルアミド等のアミド系の滑剤や金属石鹸等を単独でまた
はこれらを併用して配合することも可能である。
形、押出成形、真空成形等の各種成形加工分野に利用す
ることが可能であり、また、成形品にメッキ処理や真空
蒸着処理、スパッタリング処理等の光輝処理を施すこと
も可能である。
らに具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない
限り、以下の例に限定されるものではない。なお、以下
の例中の%および部数は明記しない限りは重量部基準と
する。また、以下の実施例および比較例中での、各種物
性の測定は以下の方法により測定した。
重合体粒子のサイズをカウントし、重量平均粒子径を求
めた。
トルエン60ml中に30℃で48時間浸漬させた後、
100メッシュの金網で濾別し、不溶分の重量(W1 )
を測定した後、乾燥後の重量(W2 )を求め、下式から
算出した。
存単量体 ガスクロマトグラフィーにより測定を行った。
ゴマー成分の組成 元素分析法により求めた。
リゴマー成分の含有量と分子量 GPCにより、単分散ポリスチレンを標準として測定し
た。
粘度 マレイミド系共重合体をN,N−ジメチルホルムアミド
に溶解し、ウベローデ型粘度計を用いて25℃で測定し
た値より求めた。
gfの条件で測定し、10分間あたりの流出量をg数で
表示した。
た試験片を用い、ASTM D−1525(5kgf荷
重)に準拠して測定した。
m×厚み3mmの板を成形し、この試験片についてAS
TM D523に準拠して測定した。
トリークおよびブリードアウトの有無を判定した。 ○…シルバーストリーク、ブリードアウト無し ×…シルバーストリーク、ブリードアウト有り
(以下、SUS製オートクレーブと略記)中に、 脱イオン水(以下、単に水と略記) 145部 ロジン酸カリウム 1.0部 オレイン酸カリウム 1.0部 水酸化ナトリウム 0.05部 硫酸ナトリウム 0.4部 t−ドデシルメルカプタン 0.2部 を仕込み窒素置換した後、1,3−ブタジエン125部
を仕込み、60℃に昇温した。次いで、過硫酸カリウム
0.3部を水5部に溶解した水溶液を圧入して重合を開
始した。重合中は重合温度を65℃に調節した。重合を
開始してから12時間後内圧が4.5kg/cm2 (ゲ
ージ圧)となった時点で未反応の1,3−ブタジエンを
回収した。その後、内温を80℃にして1時間保持し重
合を完結させてゴムラテックスを得た。
0部(固形分)とドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム0.3部とを別のガラス製反応器に仕込み、23℃に
て15分間十分に撹拌した。その後、5%リン酸水溶液
16部を5分かけて滴下し、滴下終了後、10%水酸化
ナトリウム水溶液8部を添加して重量平均粒子径が26
0nm、固形分が37%、トルエン可溶分のポリスチレ
ン換算重量平均分子量が157,000、ゲル含有率が
75%、膨潤度が41倍であるゴム状重合体(a−1)
ラテックスを得た。
の製造 (2)−1ゴムラテックスの製造 10リットルのSUS製オートクレーブ中に、 水 145部 オレイン酸カリウム 1.5部 ロジン酸カリウム 1.5部 炭酸水素ナトリウム 0.5部 ナトリウムホルムアルデヒド・スルホキシレート 0.2部 t−ドデシルメルカプタン 0.15部 ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド 0.2部 を仕込み窒素置換した後、1,3−ブタジエン80部、
およびアクリル酸n−ブチル10部を添加して50℃に
昇温した。次いで、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウ
ム0.0015部および硫酸第一鉄・七水塩0.000
5部を水5部に溶解した水溶液を添加して重合を開始し
た。重合中は内温を50℃に保ち、4時間後アクリル酸
n−ブチル10部を1時間かけて滴下し9時間でほぼ重
合を完了してゴムラテックスを得た。
クスの製造 5リットルガラス製反応器に、 水 200部 オレイン酸カリウム 2.0部 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 2.5部 ナトリウムホルムアルデヒド・スルホキシレート 0.3部 を仕込み、60℃に昇温し、その時点から、 アクリル酸n−ブチル 85部 メタクリル酸 15部 クメンハイドロパーオキシド 0.4部 からなる混合物を120分かけて連続的に滴下した。さ
らに2時間熟成を行い、重合転化率98%、平均粒子径
80nmの酸基含有共重合体(b)ラテックスを得た。
クスの製造 続いてガラス製反応器に、上記(2)−1で得られたゴ
ムラテックス100部(固形分)を仕込み、これを撹拌
しながら、室温にて、上記(2)−2で得られた酸基含
有共重合体(b)ラテックス2.0部(固形分)を添加
し30分間撹拌を継続して重量平均粒子径が270n
m、固形分が40%、トルエン可溶分のポリスチレン換
算重量平均分子量が190,000、ゲル含有率が84
%、膨潤度が30倍であるゴム状重合体(a−2)ラテ
ックスを得た。
の製造 10リットルのSUS製オートクレーブに、 水 150部 ロジン酸カリウム 2.0部 水酸化カリウム 0.1部 硫酸ナトリウム 0.3部 t−ドデシルメルカプタン 0.2部 過硫酸カリウム 0.3部 1,3−ブタジエン 100部 を仕込み、窒素置換した後、50℃で重合を開始した。
さらに重合転化率に応じて反応温度を上げ、最終的には
70℃で、合計75時間の重合を行った。最後に未反応
の1,3−ブタジエンを除去した後80℃で1時間保持
して、重合を完結し、重量平均粒子径が280nm、固
形分が38%、トルエン可溶分の重量平均分子量が21
8,000、ゲル含有率が82%、膨潤度が23倍であ
るゴム状重合体(a−3)ラテックスを得た。
の製造 10リットルのSUS製オートクレーブ中に、 水 145部 ロジン酸カリウム 1.0部 オレイン酸カリウム 1.0部 水酸化ナトリウム 0.05部 硫酸ナトリウム 0.4部 t−ドデシルメルカプタン 0.8部 を仕込み窒素置換した後、1,3−ブタジエン100部
を仕込み、60℃に昇温した。次いで、過硫酸カリウム
0.3部を水5部に溶解した水溶液を圧入して重合を開
始した。重合中は重合温度を65℃に調節した。重合開
始して16時間後内圧が1.0kg/cm2 (ゲージ
圧)となった時点で未反応の1,3−ブタジエンを回収
した。その後、内温を80℃にして1時間保持し、重合
を完結してゴムラテックスを得た。
100部(固形分)に、上記(2)−2で得られた酸基
含有共重合体(b)ラテックス2.0部(固形分)を添
加して、重量平均粒子径が260nm、固形分が40
%、トルエン可溶分のポリスチレン換算重量平均分子量
が86,000、ゲル含有率が70重量%、膨潤度が4
5倍であるゴム状重合体(a−4)ラテックスを得た。
の製造 10リットルのSUS製オートクレーブ中に、 水 145部 ロジン酸カリウム 1.0部 オレイン酸カリウム 1.0部 水酸化ナトリウム 0.05部 硫酸ナトリウム 0.4部 t−ドデシルメルカプタン 0.1部 を仕込み窒素置換した後、1,3−ブタジエン100部
を仕込み、60℃に昇温した。次いで、過硫酸カリウム
0.3部を水5部に溶解した水溶液を圧入して重合を開
始した。重合中は重合温度を65℃に調節した。重合開
始して14時間後内圧が1.0kg/cm2 (ゲージ
圧)となった時点で未反応の1,3−ブタジエンを回収
した。その後、内温を80℃にして1時間保持し、重合
を完結してゴムラテックスを得た。
100部(固形分)に、上記(2)−2で得られた酸基
含有共重合体(b)ラテックス2.0部(固形分)を添
加して、重量平均粒子径が240nm、固形分が41
%、トルエン可溶分のポリスチレン換算重量平均分子量
が155,000、ゲル含有率が93重量%、膨潤度が
11倍であるゴム状重合体(a−5)テックスを得た。
り得られたゴム状重合体(a−1)〜(a−5)ラテッ
クスを表1に示すゴム状重合体(a)となる量および水
150部(ゴム状重合体(a)ラテックスに含有される
ものも含む)、ならびにロジン酸カリウム0.5部、デ
キストローズ0.3部、ピロリン酸ナトリウム0.1部
および硫酸第一鉄・七水塩0.005部を仕込み、内温
を60℃に昇温した。これに表1に示す部数からなる単
量体混合液を3時間かけて反応器に滴下して重合を行っ
た。滴下終了後、内温を70℃に昇温して1時間保持し
た後、冷却し、樹脂組成物(A−1)〜(A−8)ラテ
ックスを得た。次いで、これらの樹脂組成物ラテックス
を、70℃に加熱した該ラテックスの2倍量の0.5%
硫酸水溶液中に投入して凝固させた。凝固後水洗浄を繰
り返し行い、最後に脱水、乾燥を行って乳白色状の樹脂
組成物(A−1)〜(A−8)を得た。
器に、 N−フェニルマレイミド 20部 スチレン 55部 アクリロニトリル 25部 メチルエチルケトン 25部 1,1′−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル) 0.01部 t−ドデシルメルカプタン 0.05部 からなる単量体混合物を連続的に供給し、重合反応器内
の温度を110℃に一定に保持しながら、平均滞在時間
が2時間となるように、重合反応器の底部に備えたギヤ
ポンプにより重合反応液を連続的に抜き取り、その重合
反応液を150℃に保持した熱交換器に約20分間滞在
させた。その後、その重合反応重合液をシリンダー温度
が230℃である2ベントタイプ二軸押出機に導入し、
第1ベント部を大気圧、第2ベント部を20torrの
減圧下にして揮発成分を脱揮し、押出機より押出し、ペ
レット化してマレイミド系共重合体(B−1)を得た。
得られたマレイミド系共重合体(B−1)の物性の測定
結果を表2に示した。
製造 マレイミド系共重合体(B−1)の製造において、供給
する単量体混合液の組成を下記のように変更した以外
は、マレイミド系共重合体(B−1)の製造と同様にし
て重合を行い、マレイミド系共重合体(B−2)を得
た。得られたマレイミド系共重合体(B−2)の物性の
測定結果を表2に示した。 N−シクロヘキシルマレイミド 20部 スチレン 50部 メタクリル酸メチル 30部 メチルエチルケトン 25部 1,1′−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル) 0.02部 t−ドデシルメルカプタン 0.05部
製造 マレイミド系共重合体(B−1)の製造において、用い
る1,1′−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニ
トリル)の量を0.01部から0.18部に、そしてt
−ドデシルメルカプタンの量を0.05部から0.22
部に変更した以外は、マレイミド系共重合体(B−1)
の製造と同様にして重合を行い、マレイミド系共重合体
(B−3)を得た。得られたマレイミド系共重合体(B
−3)の物性の測定結果を表2に示した。
製造 マレイミド系共重合体(B−1)の製造において、用い
る1,1′−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニ
トリル)の量を0.01部から0.001部に、そして
t−ドデシルメルカプタンの量を0.05部から0.0
05部に変更し、重合反応器内の温度を150℃とした
以外は、マレイミド系共重合体(B−1)の製造と同様
にして重合を行い、マレイミド系共重合体(B−4)を
得た。得られたマレイミド系共重合体(B−4)の物性
の測定結果を表2に示した。
例の製造により得られた樹脂組成物(A−1)〜(A−
8)とマレイミド系共重合体(B−1)〜(B−4)と
を表3に示した割合で配合し、得られたそれぞれの配合
物100部に対して、フェノール系熱安定剤(川口化学
工業(株)製、アンテージW−400)0.2部および
ホスファイト系安定剤(旭電化工業(株)製、アデカス
タブC)0.2部を加えてヘンシェルミキサーで十分混
合した後、二軸押出機でシリンダー温度250℃でペレ
ット化して樹脂組成物を得た。次いで、これらのペレッ
トを用い、2オンス射出成形機にて、シリンダー温度2
30℃、金型温度60℃で各種物性測定用の試験片を作
製して、物性を評価した。表3に得られた物性の測定結
果を示した。
うに、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、耐衝撃性、耐熱
性、成形加工性、そして成形外観にも優れていることが
判る。
耐熱性と耐衝撃性を有するとともに、優れた成形加工
性、樹脂外観を有しているために、種々の分野、例えば
自動車やOA機器、電気・電子機器等の用途に極めて有
用である。
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)トルエン可溶分のポリスチレン換
算重量平均分子量が100,000以上、ゲル含有率が
40重量%以上、トルエンに対する膨潤度が15〜50
倍であるゴム状重合体5〜70重量%の存在下に、シア
ン化ビニル系単量体および芳香族ビニル系単量体を必須
成分とする単量体混合物95〜30重量%(合計100
重量%)を重合してなる樹脂組成物5〜60重量部、お
よび(B)マレイミド系単量体15〜65重量%、芳香
族ビニル系単量体85〜35重量%および他のビニル系
単量体0〜35重量%からなる単量体混合物(合計10
0重量%)を重合してなるマレイミド系共重合体であっ
て、該共重合体中の残存マレイミド系単量体の含有量が
0.1重量%以下で、かつマレイミド系単量体以外の総
揮発分が0.5重量%以下であり、該共重合体中のマレ
イミド系単量体単位を構成成分として含む分子量が20
0以上1000以下のオリゴマー成分の含有量が2〜1
0重量%であり、該共重合体の固有粘度が0.3〜1.
5であるマレイミド系共重合体95〜40重量部、から
なる(ただし、(A)成分と(B)成分の合計量は10
0重量部)耐熱性、耐衝撃性に優れた熱可塑性樹脂組成
物。
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-
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- 1996-09-03 JP JP25087896A patent/JP3342808B2/ja not_active Expired - Fee Related
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