JP2003078044A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003078044A
JP2003078044A JP2001264928A JP2001264928A JP2003078044A JP 2003078044 A JP2003078044 A JP 2003078044A JP 2001264928 A JP2001264928 A JP 2001264928A JP 2001264928 A JP2001264928 A JP 2001264928A JP 2003078044 A JP2003078044 A JP 2003078044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
island
layer
insulating film
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001264928A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3566944B2 (ja
Inventor
Tetsuo Endo
哲郎 遠藤
Fujio Masuoka
富士雄 舛岡
Takuji Tanigami
拓司 谷上
Takashi Yokoyama
敬 横山
Noboru Takeuchi
昇 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001264928A priority Critical patent/JP3566944B2/ja
Priority to KR10-2002-0016983A priority patent/KR100483035B1/ko
Priority to EP02252363A priority patent/EP1246247A3/en
Priority to US10/107,380 priority patent/US6727544B2/en
Priority to TW091106246A priority patent/TW554540B/zh
Publication of JP2003078044A publication Critical patent/JP2003078044A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3566944B2 publication Critical patent/JP3566944B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造プロセスに起因するセル特性のばらつき
を抑制しながら、集積度の向上を実現する半導体記憶装
置の製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 半導体基板上に絶縁膜、第1導電膜を交
互に堆積した積層膜を形成し、該積層膜を互いに分離さ
れた島状積層膜に形成し、該島状積層膜の第1導電膜側
壁に層間容量膜を介して第2導電膜を形成し、前記島状
積層膜をパターニングして基板表面一部及び第1導電膜
側壁を露出させ、露出第1導電膜側壁にトンネル絶縁膜
を介してエピタキシャル成長により島状半導体層を形成
し、前記島状半導体層における第1の導電膜に対向する
領域に不純物を導入して、半導体基板、島状半導体層、
該島状半導体層の側壁に形成された電荷蓄積層及び制御
ゲートから構成され基板から電気的に絶縁されてなるる
メモリセルを有する半導体記憶装置の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置及
びその製造方法に関し、より詳細には、電荷蓄積層と制
御ゲートを有するメモリトランジスタを備える半導体記
憶装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】EEPROMのメモリセルとして、ゲー
ト部に電荷蓄積層と制御ゲートをもち、トンネル電流を
利用して電荷蓄積層への電荷の注入、電荷蓄積層からの
電荷の放出を行うMOSトランジスタ構造のものが知ら
れている。このメモリセルでは、電荷蓄積層の電荷蓄積
状態の相違によるしきい値電圧の相違をデータ“0”、
“1”として記憶する。
【0003】例えば、電荷蓄積層として浮遊ゲートを用
いたnチャネルのメモリセルの場合、浮遊ゲートに電子
の注入するには、ソース、ドレイン拡散層と基板を接地
して制御ゲートに正の高電圧を印加する。このとき基板
側からトンネル電流によって浮遊ゲートに電子が注入さ
れる。この電子注入により、メモリセルのしきい値電圧
は正方向に移動する。浮遊ゲートの電子を放出させるに
は、制御ゲートを接地してソース、ドレイン拡散層又は
基板のいずれかに正の高電圧を印加する。このとき浮遊
ゲートからトンネル電流によって基板側の電子が放出さ
れる。この電子放出により、メモリセルのしきい値電圧
は負方向に移動する。
【0004】以上の動作において、電子注入と放出、す
なわち書き込みと消去を効率よく行うためには、浮遊ゲ
ートと制御ゲート及び基板との間の容量結合の関係が重
要である。いいかえると、浮遊ゲート−制御ゲート間の
容量が大きいほど、制御ゲートの電位を効果的に浮遊ゲ
ートに伝達することができ、書き込み、消去が容易にな
る。
【0005】しかし、近年の半導体技術の進歩、特に微
細加工技術の進歩により、EEPROMのメモリセルの
小型化と大容量化が急速に進んでいる。
【0006】したがってメモリセル面積が小さくて、し
かも浮遊ゲート−制御ゲート間の容量をいかに大きく確
保するかが重要な問題となっている。
【0007】浮遊ゲートと制御ゲートとの間の容量を大
きくするためには、これらの間のゲート絶縁膜を薄くす
るか、その誘電率を大きくするか又は浮遊ゲートと制御
ゲートとの対向面積を大きくすることが必要である。
【0008】しかし、ゲート絶縁膜を薄くすることは、
信頼性上限界がある。
【0009】ゲート絶縁膜の誘電率を大きくすること
は、例えば、シリコン酸化膜に代えてシリコン窒素膜等
を用いることが考えられるが、これも主として信頼性上
問題があって実用的でない。
【0010】したがって十分な容量を確保するために
は、浮遊ゲートと制御ゲートとのオーバラップ面積を一
定値以上確保することが必要となるが、これは、メモリ
セルの面積を小さくしてEEPROMの大容量化を図る
上で障害となる。
【0011】これに対し、特許第2877462号に記
載されているEEPROMは、半導体基板に格子縞状の
溝により分離されてマトリクス配列された複数の柱状半
導体層の側壁を利用してメモリ・トランジスタが構成さ
れる。すなわちメモリ・トランジスタは、各柱状半導体
層の上面に形成されたドレイン拡散層、溝底部に形成さ
れた共通ソース拡散層及び各柱状半導体層の側壁部の周
囲全体を取り囲む電荷蓄積層と制御ゲートとをもって構
成され、制御ゲートが一方向の複数の柱状半導体層につ
いて連続的に配設されて制御ゲート線となる。また、制
御ゲート線と交差する方向の複数のメモリ・トランジス
タのドレイン拡散層に接続されたビット線が設けられ
る。上述したメモリ・トランジスタの電荷蓄積層と制御
ゲートが柱状半導体層の下部に形成される。また、1ト
ランジスタ/1セル構成では、メモリ・トランジスタが
過消去の状態、すなわち、読出し電位が0Vであって、
しきい値が負の状態になると、非選択でもセル電流が流
れることになり不都合である。これを確実に防止するた
めに、メモリ・トランジスタに直列に重ねて、柱状半導
体層の上部にその周囲の少くとも一部を取り囲むように
ゲート電極が形成された選択ゲート・トランジスタが設
けられている。
【0012】これにより、従来例であるEEPROMの
メモリセルは、柱状半導体層の側壁を利用して、柱状半
導体層を取り囲んで形成された電荷蓄積層及び制御ゲー
トを有するから、小さい占有面積で電荷蓄積層と制御ゲ
ートの間の容量を十分大きく確保することができる。ま
た各メモリセルのビット線に繋がるドレイン拡散層は、
それぞれ柱状半導体層の上面に形成され、溝によって電
気的に完全に分離されている。さらに素子分離領域が小
さくでき、メモリセルサイズが小さくなる。したがっ
て、優れた書き込み、消去効率をもつメモリセルを集積
した大容量化EEPROMを得ることができる。
【0013】円柱状の柱状シリコン層2を有する従来の
EEPROMを、図399に示す。また、図400
(a)及び(b)は、それぞれ図399のEEPROM
のA−A′及びB−B′断面図である。なお、図399
では、選択ゲート・トランジスタのゲート電極が連続し
て形成される選択ゲート線は、複雑になるので示してい
ない。
【0014】このEEPROMでは、p型シリコン基板
1を用い、この上に格子縞状の溝3により分離された複
数の柱状p-型シリコン層2がマトリクス配列され、こ
れら各柱状シリコン層2がそれぞれメモリセル領域とな
っている。各シリコン層2の上面にドレイン拡散層10
が形成され、溝3の底部に共通ソース拡散層9が形成さ
れ、溝3の底部に所定厚みの酸化膜4が埋込み形成され
ている。また、柱状シリコン層2の周囲を取り囲むよう
に、柱状シリコン層2の下部に、トンネル酸化膜5を介
して浮遊ゲート6が形成され、さらにその外側に層間絶
縁膜7を介して制御ゲート8が形成されて、メモリ・ト
ランジスタが構成される。
【0015】ここで、制御ゲート8は、図399及び図
400(b)に示すように、一方向の複数のメモリセル
について連続的に配設されて、制御ゲート線、すなわち
ワード線WL(WL1,WL2,…)となっている。そして柱状
シリコン層2の上部には、メモリ・トランジスタと同様
にその周囲を取り囲むように、ゲート酸化膜31を介し
てゲート電極32が配設されて選択ゲート・トランジス
タが構成されている。このトランジスタのゲート電極3
2は、メモリセルの制御ゲート8と同様に、制御ゲート
線と同じ方向には連続して配設されて選択ゲート線とな
る。
【0016】このように、メモリ・トランジスタ及び選
択ゲート・トランジスタが、溝の内部に重ねられた状態
で埋込み形成される。制御ゲート線は、その一端部をシ
リコン層表面にコンタクト部14として残し、選択ゲー
ト線も制御ゲートと逆の端部のシリコン層にコンタクト
部15を残して、これらにそれぞれワード線WL及び制
御ゲート線CGとなるAl配線13、16をコンタクト
させている。
【0017】溝3の底部には、メモリセルの共通ソース
拡散層9が形成され、各柱状シリコン層2の上面には各
メモリセル毎のドレイン拡散層10が形成されている。
このように形成されたメモリセルの基板上はCVD酸化
膜11により覆われ、これにコンタクト孔が開けられ
て、ワード線WLと交差する方向のメモリセルのドレイ
ン拡散層10を共通接続するビット線BL(BL1,BL2,
…)となるAl配線12が配設されている。
【0018】制御ゲート線のパターニングの際に、セル
アレイの端部の柱状シリコン層位置にPEPによるマス
クを形成し、その表面に制御ゲート線と連続する多結晶
シリコン膜からなるコンタクト部14を残し、ここにビ
ット線BLと同時に形成されるAl膜によってワード線
となるAl配線13をコンタクトさせている。
【0019】上記のEEPROMは、以下のように製造
することができる。
【0020】まず、高不純物濃度のp型シリコン基板1
に低不純物濃度のp-型シリコン層2をエピタキシャル
成長させたウェハを用い、その表面にマスク層21を堆
積し、公知のPEP工程によりフォトレジスト・パター
ン22を形成して、これを用いてマスク層21をエッチ
ングする(図401(a))。
【0021】次いで、マスク層21を用いて、反応性イ
オンエッチング法によりシリコン層2をエッチングし
て、基板1に達する深さの格子縞状の溝3を形成する。
これにより、シリコン層2は、柱状をなして複数の島に
分離される。その後、CVD法によりシリコン酸化膜2
3を堆積し、これを異方性エッチングにより各柱状シリ
コン層2の側壁に残す。そしてn型不純物をイオン注入
によって、各柱状シリコン層2の上面にそれぞれドレイ
ン拡散層10を形成し、溝底部には共通ソース拡散層9
を形成する(図401(b))。
【0022】その後、等方性エッチングにより各柱状シ
リコン層2の周囲のに酸化膜23をエッチング除去した
後、必要に応じて斜めイオン注入を利用して各シリコン
層2の側壁にチャネルイオン注入を行う。チャネルイオ
ン注入に代えて、CVD法によりボロンを含む酸化膜を
堆積し、その酸化膜からのボロン拡散を利用してもよ
い。
【0023】そして、CVDシリコン酸化膜4を堆積
し、これを等方性エッチングによりエッチングして、溝
3の底部に所定厚み埋め込む。その後、熱酸化によって
各シリコン層2の周囲に例えば10nm程度のトンネル
酸化膜5を形成した後、第1層多結晶シリコン膜を堆積
する。この第1層多結晶シリコン膜を異方性エッチング
によりエッチングして、柱状シリコン層2の下部側壁に
残して、シリコン層2を取り囲む形の浮遊ゲート5を形
成する(図402(c))。
【0024】次に、各柱状シリコン層2の周囲に形成さ
れた浮遊ゲート6の表面に層間絶縁膜7を形成する。こ
の層間絶縁膜7は、例えば、ONO膜とする。そして、
第2層多結晶シリコン膜を堆積して異方性エッチングに
よりエッチングすることにより、やはり柱状シリコン層
2の下部に制御ゲート8を形成する(図402
(d))。このとき、制御ゲート8は、柱状シリコン層
2の間隔を、図399の縦方向について予め所定の値以
下に設定しておくことによって、マスク工程を用いるこ
となく、その方向に連続する制御ゲート線として形成さ
れる。そして不要な層間絶縁膜7及びその下のトンネル
酸化膜2をエッチング除去した後、CVDシリコン酸化
膜111を堆積し、これをエッチングして溝3の途中ま
で、すなわちメモリセルの浮遊ゲート7及び制御ゲート
8が隠れるまで埋め込む(図403(e))。
【0025】その後、露出した柱状シリコン層2の上部
に熱酸化により20nm程度のゲート酸化膜31を形成
し、第3層多結晶シリコン膜を堆積し、これを異方性エ
ッチングによりエッチングしてMOSトランジスタのゲ
ート電極32を形成する(図403(f))。このゲー
ト電極32も制御ゲート線と同じ方向に連続的にパター
ン形成されて選択ゲート線となる。選択ゲート線もセル
フアラインで連続的に形成することができるが、メモリ
セルの制御ゲート8の場合に比べて難しい。なぜなら、
メモリ・トランジスタ部は2層ゲートであるのに対し、
選択ゲート・トランジスタが単層ゲートであるため、隣
接セル間のゲート電極間隔が制御ゲート間隔より広いか
らである。したがって、確実にゲート電極32を連続さ
せるためには、これを二層多結晶シリコン構造として、
最初の多結晶シリコン膜についてはマスク工程でゲート
電極を繋げる部分にのみ残し、次の多結晶シリコン膜に
対して側壁残しの技術を利用すればよい。
【0026】なお、制御ゲート線及び選択ゲート線はそ
れぞれ異なる端部において、柱状シリコン層上面にコン
タクト部14、15が形成されるように、多結晶シリコ
ン膜エッチングに際してマスクを形成しておく。
【0027】最後に、CVDシリコン酸化膜112を堆
積して、必要なら平坦化処理を行った後、コンタクト孔
を開けて、Alの蒸着、パターニングにより、ビット線
BLとなるAl配線12、制御ゲート線CGとなるAl
配線13及びワード線WLとなるAl配線16を同時に
形成する(図404(g))。
【0028】この従来例のEEPROMの1メモリセル
の要部断面構造を平面構造に置き換えたものを図405
(a)に示し、図405(b)に、等価回路を示す。
【0029】図405(a)及び(b)を用いて、この
EEPROMの動作を説明すれば、次の通りである。
【0030】まず、書込みにホットキャリア注入を利用
する場合の書込みは、選択ワード線WLに十分高い正電
位を与え、選択制御ゲート線CG及び選択ビット線BL
に所定の正電位を与える。これにより選択ゲート・トラ
ンジスタQsを介して正電位をメモリ・トランジスタQ
cのドレインに伝達して、メモリ・トランジスタQcで
チャネル電流を流して、ホットキャリア注入が行われ、
そのメモリセルのしきい値が正方向に移動する。
【0031】消去は、選択制御ゲートCGを0Vとし、
ワード線WL及びビット線BLに高い正電位を与えて、
ドレイン側に浮遊ゲートの電子を放出させる。一括消去
の場合には、共通ソースに高い正電位を与えてソース側
に電子を放出させることもできる。これにより、メモリ
セルのしきい値は負方向に移動する。
【0032】読出し動作は、ワード線WLにより選択ゲ
ート・トランジスタQsを開き、制御ゲート線CGの読
出し電位を与えて、電流の有無により“0”、“1”判
別を行う。電子注入にFNトンネリングを利用する場合
には、選択制御ゲート線CG及び選択ワード線WLに高
い正電位を与え、選択ビット線BLを0Vとして、基板
から浮遊ゲートに電子を注入する。
【0033】また、このEEPROMでは、選択ゲート
・トランジスタがあるため、過消去状態になっても誤動
作しない。
【0034】ところで、この従来例のEEPROMで
は、図405(a)に示したように、選択ゲート・トラ
ンジスタQsとメモリ・トランジスタQcの間には拡散
層がない。これは、柱状シリコン層の側面に選択的に拡
散層を形成することが困難だからである。したがって、
図400(a)及び(b)の構造において、メモリ・ト
ランジスタのゲート部と選択ゲート・トランジスタのゲ
ート部の間の分離酸化膜はできるだけ薄いことが望まし
い。特に、ホットエレクトロン注入を利用する場合に
は、メモリ・トランジスタのドレイン部に十分な“H”
レベル電位を伝達するために、この分離酸化膜厚が30
〜40nm程度であることが必要になる。
【0035】このような、微小間隔は、先の製造工程で
説明したCVD法による酸化膜埋込みのみでは実際上は
困難である。したがってCVD酸化膜埋込みは浮遊ゲー
ト6及び制御ゲート8が露出する状態とし、選択ゲート
・トランジスタ用のゲート酸化の工程で同時に浮遊ゲー
ト6及び制御ゲート8の露出部に薄い酸化膜を形成する
方法が望ましい。
【0036】また、この従来例によれば、格子縞状の溝
底部を分離領域として、柱状シリコン層が配列され、こ
の柱状シリコン層の周囲を取り囲むように形成された浮
遊ゲートをもつメモリセルが構成されるから、メモリセ
ルの占有面積が小さい、高集積化EEPROMが得られ
る。しかも、メモリセル占有面積が小さいにも拘らず、
浮遊ゲート−制御ゲート間の容量は十分大きく確保する
ことができる。
【0037】なお従来例では、マスクを用いることなく
各メモリセルの制御ゲートを一方向について連続するよ
うに形成した。これは、柱状シリコン層の配置が対称的
でない場合に初めて可能である。すなわち、ワード線方
向の柱状シリコン層の隣接間隔を、ビット線方向にそれ
より小さくすることにより、ビット線方向には分離さ
れ、ワード線方向に繋がる制御ゲート線がマスクなしで
自動的に得られる。これに対して例えば、柱状シリコン
層の配置を対称的にした場合には、PEP工程を必要と
する。
【0038】具体的に説明すれば、第2層多結晶シリコ
ン膜を厚く堆積して、PEP工程を経て、制御ゲート線
として連続させるべき部分にこれを残すように選択エッ
チングする。次いで、第3層多結晶シリコン膜を堆積し
て、上記で説明したと同様に側壁残しのエッチングを行
う。
【0039】柱状シリコン層の配置が対称的でない場合
にも、その配置の間隔によっては、従来例のように自動
的に連続する制御ゲート線が形成できないこともある。
【0040】このような場合にも、上述のようなマスク
工程を用いることにより、一方向に連続する制御ゲート
線を形成すればよい。
【0041】また、従来例では、浮遊ゲート構造のメモ
リセルを用いたが、電荷蓄積層は必ずしも浮遊ゲート構
造である必要はなく、電荷蓄積層を多層絶縁膜へのトラ
ップにより実現している、例えばMNOS構造の場合に
も有効である。
【0042】このようなMNOS構造のメモリセルを図
406に示す。なお、図406のMNOS構造のメモリ
セルは、図400(a)のメモリセルに対応するもので
ある。
【0043】電荷蓄積層となる積層絶縁膜24は、トン
ネル酸化膜とシリコン窒化膜の積層構造又はその窒化膜
表面にさらに酸化膜を形成した構造とする。
【0044】上記MNOSにおいて、メモリ・トランジ
スタと選択ゲート・トランジスタを逆にした従来例、す
なわち、柱状シリコン層2の下部に選択ゲート・トラン
ジスタを形成し、上部にメモリ・トランジスタを形成し
たメモリセルを図407に示す。
【0045】共通ソース側に選択ゲート・トランジスタ
を設けるこの構造は、書き込み方式としてホットエレク
トロン注入方式が用いる場合に採用することができる。
【0046】図408は、一つの柱状シリコン層に複数
のメモリセルを構成した従来例である。先の従来例と対
応する部分には先の従来例と同一符号を付して詳細な説
明は省略する。この従来例では、柱状シリコン層2の最
下部に選択ゲート・トランジスタQs1を形成し、その
上に3個のメモリ・トランジスタQc1、Qc2、Qc
3を重ね、さらにその上に選択ゲート・トランジスタQ
s2を形成している。この構造は基本的に先に説明した
製造工程を繰り返すことにより得られる。
【0047】図407及び図408に示した従来例にお
いても、メモリ・トランジスタとして浮遊ゲート構造に
代え、MNOS構造を用いることができる。
【0048】このように、上記従来技術によれば、格子
縞状溝によって分離された柱状半導体層の側壁を利用し
て、電荷蓄積層と制御ゲートとをもつメモリ・トランジ
スタを用いたメモリセルを構成することにより、制御ゲ
ートと電荷蓄積層間の容量を十分大きく確保して、しか
もメモリセル占有面積を小さくして高集積化を図ったE
EPROMを得ることができる。
【0049】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一つの柱状半
導体層に複数のメモリセルを直列に接続して構成し、各
メモリセルの閾値が同じであると考えた場合、制御ゲー
ト線CGに読出し電位を与えて、電流の有無により
“0”及び“1”判別を行う読み出し動作の際、直列に
接続された両端に位置するメモリセルにおいては基板か
らのバックバイアス効果により閾値の変動が顕著とな
る。これにより、直列に接続するメモリセルの個数がデ
バイス上制約され、大容量化を行った際に問題となる。
このことは、一つの柱状半導体層に複数のメモリセルを
直列に接続する場合のみならず、一つの柱状半導体層に
一つのメモリセルが形成されている場合においても、面
内方向における基板からのバックバイアス効果のばらつ
きに伴って、各メモリセルの閾値の変動が生じるという
問題もある。
【0050】また、各段毎にトランジスタのゲート電極
を形成していくと、プロセスのばらつきによるゲート長
の加工ばらつきが発生する。例えばゲート電極をサイド
ウオール状に形成していく場合、堆積された電極材料膜
を柱状半導体層の高さに匹敵する程度のエッチバックを
要する。つまり、大容量化を想定した場合、柱状半導体
層に形成するメモリゲートの個数も増加するため、必然
的に柱状半導体層の高さも高くなる。したがって、エッ
チバック量も増加するためプロセスばらつきも増加す
る。これらの影響はセルアレイの大容量化を考えた場合
顕著になる。
【0051】本発明はこれらの課題に鑑みなされたもの
であり、電荷蓄積層及び制御ゲートを有する半導体記憶
装置のバックバイアス効果による影響を少なくすること
により集積度の向上を図ることができ、各メモリセルト
ランジスタのゲート長の加工ばらつきを最小限に抑える
ことでメモリセルの特性のばらつきを抑えることができ
る半導体記憶装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0052】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、半導体
基板上に第1の絶縁膜及び第1の導電膜を交互に堆積し
た積層膜を形成する工程と、該積層膜をパターニングし
て、互いに分離された島状積層膜を形成する工程と、該
島状積層膜における第1の導電膜の側壁に層間容量膜を
介して第2の導電膜をサイドウォール状に形成する工程
と、前記島状積層膜をパターニングして、前記半導体基
板表面の一部及び第1の導電膜の側壁を露出させる工程
と、露出した前記第1の導電膜の側壁にトンネル絶縁膜
を形成する工程と、該トンネル絶縁膜に接するように、
エピタキシャル成長により島状半導体層を形成する工程
と、前記島状半導体層における第1の導電膜に対向する
領域に不純物を導入する工程とを含むことにより、半導
体基板と、少なくとも1つの島状半導体層、該島状半導
体層の側壁の周囲の全部又は一部に形成された電荷蓄積
層及び制御ゲートから構成される少なくとも1つのメモ
リセルとを有し、該メモリセルの少なくとも1つが前記
半導体基板から電気的に絶縁されてなる半導体記憶装置
を製造する半導体記憶装置の製造方法が提供される。
【0053】また、本発明によれば、半導体基板上に第
1の絶縁膜及び第1の導電膜を交互に堆積した積層膜を
形成する工程と、該積層膜をパターニングして、互いに
分離された島状積層膜を形成する工程と、前記島状積層
膜をパターニングして、前記半導体基板表面の一部及び
第1の導電膜の側壁を露出させる工程と、露出した前記
第1の導電膜の側壁に積層絶縁膜からなる電荷蓄積層を
形成する工程と、該電荷蓄積層に接するように、エピタ
キシャル成長により島状半導体層を形成する工程と、前
記島状半導体層における第1の導電膜に対向する領域に
不純物を導入する工程とを含むことにより、半導体基板
と、少なくとも1つの島状半導体層、該島状半導体層の
側壁の周囲の全部又は一部に形成された電荷蓄積層及び
制御ゲートから構成される少なくとも1つのメモリセル
とを有し、該メモリセルの少なくとも1つが前記半導体
基板から電気的に絶縁されてなる半導体記憶装置を製造
する半導体記憶装置の製造方法が提供される。
【0054】さらに、本発明によれば、半導体基板上に
第1の絶縁膜及び第1の導電膜を交互に堆積した積層膜
を形成する工程と、該積層膜をパターニングして、互い
に分離された島状積層膜を形成する工程と、前記島状積
層膜をパターニングして、前記半導体基板表面の一部及
び第1の導電膜の側壁を露出させる工程と、露出した前
記第1の導電膜の側壁にゲート絶縁膜を形成する工程
と、該ゲート絶縁膜に接するように、エピタキシャル成
長により島状半導体層を形成する工程と、前記島状半導
体層における第1の導電膜に対向する領域に不純物を導
入する工程とを含むことにより、半導体基板と、少なく
とも1つの島状半導体層、該島状半導体層の側壁の周囲
の全部又は一部に形成された電荷蓄積層及び制御ゲート
から構成される少なくとも1つのメモリセルとを有し、
該メモリセルの少なくとも1つが前記半導体基板から電
気的に絶縁されてなる半導体記憶装置を製造する半導体
記憶装置の製造方法が提供される。
【0055】
【発明の実施の形態】本発明の半導体記憶装置の製造方
法によって形成される半導体記憶装置は、主として、半
導体基板と、エピタキシャル成長により形成された少な
くとも1つの島状半導体層、この島状半導体層の側壁の
周囲に形成された少なくとも1つの電荷蓄積層及び少な
くとも1つの制御ゲートとから構成される少なくとも1
つのメモリセルとを有し、さらに、島状半導体層におけ
るメモリセルの少なくとも1つが前記半導体基板から電
気的に絶縁されて構成されている。
【0056】ここで、メモリセルの少なくとも1つが半
導体基板から電気的に絶縁されているとは、半導体基板
と島状半導体層との間が電気的に絶縁されているもので
もよく、メモリセルが2個以上形成されている場合に
は、メモリセル間が電気的に絶縁されることにより、こ
の絶縁された個所よりも上方に位置するメモリセルが半
導体基板と電気的に絶縁されているものでもよく、ま
た、後述するように、任意に、メモリセルの下部に選択
ゲート(メモリゲート)が形成されている場合には、選
択ゲートによって構成される選択トランジスタと半導体
基板との間が電気的に絶縁されているものでもよく、選
択トランジスタとメモリセルとの間が電気的に絶縁され
ることにより、この絶縁された領域よりも上方に位置す
るメモリセルが半導体基板と電気的に絶縁されているも
のでもよい。なかでも、半導体基板と島状半導体層との
間、あるいはメモリセルの下部に選択トランジスタが形
成されている場合であって、選択トランジスタと半導体
基板との間が電気的に絶縁されているものが好ましい。
電気的な絶縁は、例えば、半導体基板と異なる導電型の
不純物拡散層を、絶縁しようとする領域の全部にわたっ
て形成することにより行ってもよいし、絶縁しようとす
る領域の一部に不純物拡散層を形成し、その接合部にお
ける空乏層を利用して行ってもよいし、さらには、電気
的に導電しない程度に間隔をあけることにより、結果的
に電気的に絶縁されるようにしてもよい。また、半導体
基板とセルもしくは選択トランジスタは、例えばSiO
2などの絶縁膜で電気的に絶縁されていてもよい。な
お、メモリセルが複数個形成されている場合、任意に、
メモリセルの上下部に選択トランジスタが形成されてい
る場合には、任意のメモリセル間及び/又は選択トラン
ジスタとメモリセルとの間が、電気的に絶縁されていて
もい。
【0057】また、電荷蓄積層と制御ゲートとは、島状
半導体層の側壁の全周囲にわたって形成されていてもよ
いし、周囲の一部の領域を除く領域に形成されていても
よい。
【0058】さらに、1つの島状半導体層には、メモリ
セルが1個のみ形成されていてもよいし、2個以上形成
されていてもよい。メモリセルが3個以上形成されてい
る場合には、メモリセルの下部及び/又は上部に選択ゲ
ートが形成され、この選択ゲートと島状半導体層とによ
り構成される選択トランジスタが形成されていることが
好ましい。
【0059】以下においては、1つの島状半導体層にお
いてメモリセルが複数個、例えば2個、直列に配列さ
れ、かつ、島状半導体層がマトリクス状に配列されてな
り、メモリセルの下方及び上方にそれぞれ選択トランジ
スタが1つずつ配置する構成について説明する。
【0060】また、上記半導体記憶装置は、島状半導体
層にメモリセルの電荷蓄積状態を読み出すための不純物
拡散層がメモリセルのソース又はドレインとして形成さ
れ、この不純物拡散層によって、半導体基板と島状半導
体層とが電気的に絶縁している。さらに、複数の島状半
導体層に形成された制御ゲートが一方向に連続的に配置
されて制御ゲート線を構成する。また、島状半導体層に
は、別の不純物拡散層がメモリセルのドレイン又はソー
スとして形成されており、制御ゲート線と交差する方向
の複数の不純物拡散層が電気的に接続されてビット線を
構成する。なお、制御ゲート線及びこれに直交するビッ
ト線は、三次元的にいずれの方向に形成されていてもよ
いが、以下においては、いずれも半導体基板に対して水
平方向に形成された構成について説明する。
【0061】メモリセルアレイの平面図における実施の
形態 本発明の半導体記憶装置におけるメモリセルアレイの平
面図を、図1〜図12を用いて説明する。なお、これら
の図面においては、第二の配線もしくは第五の配線であ
る選択ゲート線、第三の配線である制御ゲート線、第四
の配線であるビット線および第一の配線であるソース線
のレイアウトを含めて説明する。また、選択ゲート・ト
ランジスタは複雑になるため省略している。
【0062】図1〜図9は、電荷蓄積層として浮遊ゲー
トを有するEEPROMのメモリセルアレイを示す平面
図の一実施例である。図10は、電荷蓄積層として積層
絶縁膜を有するMONOS構造であるメモリセルアレイ
を、図11は、電荷蓄積層としてMISキャパシタを有
するDRAM構造であるメモリセルアレイを、図12は
電荷蓄積層としてMISトランジスタを有するSRAM
構造であるメモリセルアレイを示す平面図の一実施例で
ある。
【0063】図1は、メモリセルを形成する円柱状の島
状半導体部が、例えば二種の平行線が直交する交点へそ
れぞれ配置するような配列をなし、各々のメモリセルを
選択、制御するための第一の配線層及び第二の配線層及
び第三の配線層及び第四の配線層は、基板面に対し、平
行に配置されている。
【0064】また、第四の配線層1840と交差する方
向であるA−A’方向と第四の配線層1840方向であ
るB−B’方向で島状半導体部の配置間隔を変えること
により、各々のメモリセルの制御ゲートである第二の導
電膜が一方向に、図1ではA−A’方向に、連続して形
成され第三の配線層となる。
【0065】同様に選択ゲート・トランジスタのゲート
である第二の導電膜が一方向に連続して形成され、第二
の配線層となる。
【0066】さらに、島状半導体部の基板側に配置され
てなる第一の配線層と電気的に接続するための端子を、
例えば図1のA−A’方向に接続するメモリセルのA’
側の端部に設け、第二の配線層及び第三の配線層と電気
的に接続するための端子を、例えば図1のA−A’方向
に接続するメモリセルのA側の端部に設け、島状半導体
部の基板とは反対側に配置されてなる第四の配線層18
40とはメモリセルを形成する円柱状の島状半導体部の
それぞれに電気的に接続しており、例えば図1において
は、第二の配線層及び第三の配線層と交差する方向に第
四の配線層1840が形成されている。
【0067】また、第一の配線層と電気的に接続するた
めの端子は島状半導体部で形成されており、第二の配線
層及び第三の配線層と電気的に接続するための端子は島
状半導体部に被覆されてなる第二の導電膜で形成されて
いる。
【0068】第一の配線層、第二の配線層及び第三の配
線層と電気的に接続するための端子はそれぞれ第一のコ
ンタクト部1910、第二のコンタクト部1921、1
924、第三のコンタクト部1932、1933と接続
している。図1では、第一のコンタクト部1910を介
して第一の配線層1810が半導体記憶装置上面に引き
出されている。
【0069】なお、メモリセルを形成する円柱状の島状
半導体部の配列は、図1のような配列でなくてもよく、
上述のような配線層の位置関係や電気的な接続関係があ
ればメモリセルを形成する円柱状の島状半導体部の配列
は限定されない。
【0070】第一のコンタクト部1910に接続されてなる
島状半導体部は、図1ではA−A’方向に接続するメモ
リセルのA’側の全ての端部に配置されているが、A側
の端部の一部又は全てに配置してもよいし、第四の配線
層1840と交差する方向であるA−A’方向に接続す
るメモリセルを形成している島状半導体部のいずれかに
配置してもよい。
【0071】また、第二のコンタクト部1921、19
24、第三のコンタクト部1932、1933に接続さ
れてなる第二の導電膜で被覆される島状半導体部は、第
一のコンタクト部1910が配置されない側の端部に配
置してもよいし、第一のコンタクト部1910が配置さ
れる側の端部に連続して配置してもよいし、第四の配線
層1840と交差する方向であるA−A’方向に接続す
るメモリセルを形成している島状半導体部のいずれかに
配置してもよいし、第二のコンタクト部1921、19
24、第三のコンタクト部1932などを分割して配置
してもよい。第一の配線層1810や第四の配線層18
40は、所望の配線が得られれば幅や形状は問わない。
島状半導体部の基板側に配置されてなる第一の配線層が
第二の導電膜で形成されてなる第二の配線層及び第三の
配線層と自己整合で形成される場合、第一の配線層と電
気的に接続するための端子となる島状半導体部が第二の
導電膜で形成されてなる第二の配線層及び第三の配線層
と電気的には分離されており、これは絶縁膜を介して接
する状態である。例えば、図1では第一のコンタクト部
1910が接続している島状半導体部側面の一部に絶縁
膜を介して第一の導電膜が形成されており、この第一の
導電膜はメモリセルを形成している島状半導体部との間
に配置されており、第一の導電膜の側面に絶縁膜を介し
て第二の導電膜が形成されており、第二の導電膜が第四
の配線層1840と交差する方向であるA−A’方向
に、連続して形成されてなる第二の配線層及び第三の配
線層と接続されている。このとき島状半導体部側面に形
成される第一および第二の導電膜の形状は問わない。
【0072】また、第一の配線層と電気的に接続するた
めの端子となる島状半導体部とメモリセルが形成されて
いる島状半導体部にある第一の導電膜との距離を、例え
ば第二の導電膜の膜厚の2倍以下とすることにより、第
一の配線層と電気的に接続するための端子となる島状半
導体部の側面の第一の導電膜を全て取り除いてもよい。
【0073】図1においては、第二及び第三のコンタク
ト部は、島状半導体部頂上部を覆うように形成した第二
の導電膜1521〜1524の上に形成しているが、各
々接続できるのならば第二及び第三の配線層の形状は問
わない。また、図1では、製造例に用いる断面、すなわ
ちA−A’断面、B−B’断面、C−C’断面、D−
D’断面、E−E’断面及びF−F’断面を併記してい
る。
【0074】図2はメモリセルを形成する円柱状の島状
半導体部が、例えば二種の平行線が直交せずに交差した
点へそれぞれ配置するような配列をなし、各々のメモリ
セルを選択、制御するための第一の配線層及び第二の配
線層及び第三の配線層及び第四の配線層は基板面に対し
平行に配置されているメモリセルアレイを示す。また、
第四の配線層1840と交差する方向であるA−A’方
向と図中のB−B’方向で島状半導体部の配置間隔を変
えることにより、各々のメモリセルの制御ゲートである
第二の導電膜が一方向に、図2ではA−A’方向に、連
続して形成され第三の配線層となる。同様に選択ゲート
・トランジスタのゲートである第二の導電膜が一方向に
連続して形成され第二の配線層となる。
【0075】さらに、島状半導体部の基板側に配置され
てなる第一の配線層と電気的に接続するための端子を、
例えば図2のA−A’方向に接続するメモリセルのA’
側の端部に設け、第二の配線層及び第三の配線層と電気
的に接続するための端子を、例えば図2のA−A’方向
に接続するメモリセルのA側の端部に設け、島状半導体
部の基板とは反対側に配置されてなる第四の配線層18
40とはメモリセルを形成する円柱状の島状半導体部の
それぞれに電気的に接続しており、例えば図2において
は第二の配線層及び第三の配線層と交差する方向に第四
の配線層1840が形成されている。また、第一の配線
層と電気的に接続するための端子は島状半導体部で形成
されており、第二の配線層及び第三の配線層と電気的に
接続するための端子は、島状半導体部に被覆されてなる
第二の導電膜で形成されている。
【0076】また、第一の配線層、第二の配線層及び第
三の配線層と電気的に接続するための端子は、それぞれ
第一のコンタクト部1910、第二のコンタクト部19
21、1924、第三のコンタクト部1932、193
3と接続している。第一のコンタクト部1910を介し
て第一の配線層1810が半導体記憶装置上面に引き出
されている。
【0077】なお、メモリセルを形成する円柱状の島状
半導体部の配列は図2のような配列でなくてもちく、上
述のような配線層の位置関係や電気的な接続関係があれ
ばメモリセルを形成する円柱状の島状半導体部の配列は
限定しない。
【0078】また、第一のコンタクト部1910に接続
されてなる島状半導体部は、図2ではA−A’方向に接
続するメモリセルのA’側の全ての端部に配置されてい
るが、A側の端部の一部若しくは全てに配置してもよい
し、第四の配線層1840と交差する方向であるA−
A’方向に接続するメモリセルを形成している島状半導
体部のいずれかに配置してもよい。第二のコンタクト部
1921、1924、第三のコンタクト部1932、1
933に接続されてなる第二の導電膜で被覆される島状
半導体部は、第一のコンタクト部1910が配置されて
ない側の端部に配置してもよいし、第一のコンタクト部
1910が配置される側の端部に連続して配置してもよ
いし、第四の配線層1840と交差する方向であるA−
A’方向に接続するメモリセルを形成している島状半導
体部のいずれかに配置してもよいし、第二のコンタクト
部1921、1924、第三のコンタクト部1932な
どを分割して配置してもよい。
【0079】第一の配線層1810や第四の配線層18
40は所望の配線が得られれば幅や形状は問わない。ま
た、島状半導体部の基板側に配置されてなる第一の配線
層が第二の導電膜で形成されてなる第二の配線層及び第
三の配線層と自己整合で形成される場合、第一の配線層
と電気的に接続するための端子となる島状半導体部が第
二の導電膜で形成されてなる第二の配線層及び第三の配
線層と電気的には分離されており、これは絶縁膜を介し
て接する状態である。
【0080】例えば、図2では第一のコンタクト部19
10が接続している島状半導体部側面の一部に絶縁膜を
介して第一の導電膜が形成されており、この第一の導電
膜はメモリセルを形成している島状半導体部との間に配
置されており、第一の導電膜の側面に絶縁膜を介して第
二の導電膜が形成されており、第二の導電膜は第四の配
線層1840と交差する方向であるA−A’方向に、連続し
て形成されてなる第二の配線層及び第三の配線層と接続
されている。このとき島状半導体部側面に形成される第
一および第二の導電膜の形状は問わない。また、第一の
配線層と電気的に接続するための端子となる島状半導体
部とメモリセルが形成されている島状半導体部にある第
一の導電膜との距離を、例えば第二の導電膜の膜厚の2
倍以下とすることにより、第一の配線層と電気的に接続
するための端子となる該島状半導体部の側面の第一の導
電膜を全て取り除いてもよい。
【0081】また、図2においては第二及び第三のコン
タクト部は、島状半導体部頂上部を覆うように形成した
第二の導電膜1521〜1524の上に形成している
が、各々接続できるのならば第二及び第三の配線層の形
状は問わない。図2では製造例に用いる断面、すなわち
A−A’断面、B−B’断面を併記している。
【0082】図3及び図4は、図1及び図2に対し、メ
モリセルを形成する島状半導体部の断面形状が四角形で
あった場合の一例として、図3と図4とで配置している
向きがそれぞれ異なっている場合の例をそれぞれ示して
いる。島状半導体部の断面形状は円形や四角形に限らな
い。例えば楕円形や六角形あるいは八角形などでもよ
い。ただし、島状半導体部の大きさが加工限界近くであ
る場合には、設計時に四角形や六角形や八角形など角を
もつものであっても、フォト工程やエッチング工程など
により角が丸みを帯び、島状半導体部の断面形状は円形
や楕円形に近づく。
【0083】図5は、図1に対し、メモリセルを形成す
る島状半導体部に直列に形成するメモリセルの数を2つ
とし、選択ゲート・トランジスタを形成しない場合の一
例を示している。図5では製造例に用いる断面、すなわ
ちA−A’断面、B−B’断面を併記している。
【0084】図6は、図1に対し、メモリセルを形成す
る島状半導体部の断面形状が円形でなく楕円であるとき
の一例として、楕円の長軸の向きがB−B’方向である
場合の例を示す。
【0085】図7は、図6に対し、楕円の長軸の向きが
A−A’方向である場合を示す。なお、この楕円の長軸
の向きはA−A’方向及びB−B’方向に限らず、どの
方向に向いていてもよい。
【0086】図8は、図2に対し、所望の配線層より上
部にある配線層及び絶縁膜等を異方性エッチングにより
除去し、所望の配線層にコンタクト部を形成した一例と
して、隣接する第二、第三の配線層の引き出し部に共通
のコンタクト部を形成した場合の例を示している。図8
ではH−H’方向に連続して配置するメモリセルと、隣
接して同様に連続して配置するメモリセルに共通して所
望の配線層にコンタクト部を形成しており、隣接する互
いのメモリセルの一方のみを動作する場合は、第四の拡
散層1840を一つおきに所望の電位を与えていくこと
によりメモリセルの選択が実現する。
【0087】なお、図8に対し、H−H’方向に連続し
て配置するメモリセルと、隣接して同様に連続して配置
するメモリセルに共通して所望の配線層にコンタクト部
を形成せず、連続して配置するメモリセルそれぞれに所
望の配線層にコンタクト部を形成してもよい。
【0088】図8では、製造例に用いる断面、すなわち
H−H’断面、I1−I1’断面〜I5−I5’断面を
併記している。
【0089】図9は、図2に対し、コンタクトをとる領
域で第二の導電膜である多結晶シリコン1521〜15
24を階段状に形成し、所望の配線層より上部にある絶
縁膜等を異方性エッチングにより除去し、所望の配線層
にコンタクト部を形成した際の一例として、A−A’方
向に連続するメモリセルの端部に各々第二の配線層18
21、1824及び第三の配線層1832などのコンタ
クト部を形成した場合の例を示している。図9では製造
例に用いる断面、すなわちH−H’断面、I1−I1’
断面〜I5−I5’断面を併記している。
【0090】なお、上記の電荷蓄積層として浮遊ゲート
を有する半導体記憶装置においては、それぞれの配置及
び構造を種々組み合わせてもよい。
【0091】図10は、図1に対し、例えばMONOS
構造のように電荷蓄積層に積層絶縁膜を用いた場合の一
例を示しており、電荷蓄積層が浮遊ゲートから積層絶縁
膜に変わったこと以外は同様である。なお、図10で
は、製造例に用いる断面、すなわちA−A’断面、B−
B’断面を併記している。
【0092】図11は、図1に対し、例えばDRAMの
ように電荷蓄積層としてMISキャパシタを用いた場合
の一例を示しており、電荷蓄積層が浮遊ゲートからMI
Sキャパシタに変わり、ビット線とソース線が平行に配
置されること以外は同様である。なお、図11では製造
工程例に用いる断面、すなわちA−A’断面、B−B’
断面を併記している。
【0093】図12は、例えばSRAMのように電荷蓄
積層としてMISトランジスタを用いた場合の一例を示
している。図12はメモリセルを形成する円柱状の島状
半導体部が、例えば二種の平行線が直交する交点へそれ
ぞれ配置するような配列をなし、各々のメモリセルを選
択、制御するための不純物拡散層3721からなる第一
の配線層、制御ゲート3514からなる第三の配線層、
ビット線となる第四の配線層は基板面に対し平行に配置
されているメモリセルアレイを示す。また、第二の導電
膜3512および第三の導電膜3513からなる第二の
配線層3840は基板面に対し垂直方向及び水平方向の
二方向に配線されている。各々接続できる限り、第二、
第三及び第四の配線層の形状は問わない。なお、図12
では製造例に用いる断面、すなわちJ1−J1′断面、
J2−J2′断面、K1-K1′断面およびK2-K2′
断面を併記している。また、図12では複雑になるため
第一の配線層3710、第一の配線層3850およびこ
れら配線層と電気的に接続するための端子は省略した。
さらに、島状半導体層3110と各配線層を区別するた
め、島状半導体層の形状を円形にしているが、この限り
でく、その逆であってもよい。
【0094】メモリセルアレイの断面図における実施の
形態 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有する半導体記憶装置の
断面図を図13〜36に示す。これらの図13〜図36
の断面図では、奇数の図面は図1のA−A′断面図、偶
数の図面は図1のB−B′断面図である。なお、図1で
は第三の電極である多結晶シリコン膜1530は複雑に
なるため省略している。これらの実施の形態では、p型
シリコン基板1100上に複数の柱状をなした島状半導
体層1110がマトリクス配列され、これら各島状半導
体層1110の上部と下部に選択ゲートとなる第二の電
極もしくは第五の電極を有するトランジスタを配置し、
選択ゲート・トランジスタに挟まれてメモリ・トランジ
スタを複数個、例えば2個配置し、各々トランジスタを
島状半導体層に沿って直列に接続した構造となってい
る。すなわち島状半導体層間の溝底部に所定厚みの第九
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1460が配置され、島
状半導体層1110の周囲を取り囲むように、島状半導
体層側壁にゲート絶縁膜厚を介して選択ゲート1500
が配置されて選択ゲート・トランジスタが構成されてい
る。
【0095】選択ゲート・トランジスタ上方には、島状
半導体層1110の周囲を取り囲むように、島状半導体
層側壁に第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1420を
介して浮遊ゲート1510が配置され、さらにその外側
に複層膜からなる層間絶縁膜1610を介して制御ゲー
ト1520が配置されメモリ・トランジスタとした構造
となっている。
【0096】さらに、メモリ・トランジスタを同様に複
数個配置した上方に、先ほどと同様に選択ゲート150
0を有するトランジスタを配置する。
【0097】また、選択ゲート1500および制御ゲー
ト1520は、図1および図14に示すように、一方向
の複数のトランジスタについて連続的に配設されて、第
二の配線もしくは第五の配線である選択ゲート線および
第三の配線である制御ゲート線となっている。
【0098】半導体基板面には、メモリセルの活性領域
が半導体基板に対してフローテイング状態となるように
メモリセルのソース拡散層1710が配置され、さら
に、各々のメモリセルの活性領域がフローテイング状態
となるように拡散層1720が配置され、各島状半導体
層1110の上面には各メモリセル毎のドレイン拡散層
1725が配置されている。
【0099】このように配置されたメモリセルの間には
ドレイン拡散層1725の上部が露出されるよう第九の
絶縁膜である酸化膜1460が配置され、制御ゲート線
と交差する方向のメモリセルのドレイン拡散層1725
を共通接続するビット線となるAl配線1840が配設
されている。
【0100】図13及び図14は、選択ゲート・トラン
ジスタのゲート絶縁膜厚はメモリ・トランジスタのゲー
ト絶縁膜厚と等しい場合の一例を示す。
【0101】図15及び図16は、図13及び図14に
対し、層間絶縁膜1610を単層膜で形成した場合の一
例を示す。
【0102】図17及び図18は、図13及び図14に
対し、メモリセルにおいて制御ゲート1520の半導体
基板に水平方向の膜厚が浮遊ゲート1510の水平方向
の膜厚より厚く、第三の配線層の低抵抗化が容易に行え
る場合の一例を示す。
【0103】図19及び図20は、図13及び図14に
対し、トンネル酸化膜として第三の絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜1420の表面が島状半導体層1110の周囲
よりも外側へ位置する場合の一例を示す。
【0104】図21及び図22は、図13及び図14に
対し、選択ゲート・トランジスタのゲートを一回の導電
膜の堆積で形成せず、複数回、例えば2回の導電膜の堆
積により形成する場合の一例を示す。
【0105】図23及び図24は、図13及び図14に
対し、メモリセルの制御ゲート1520と浮遊ゲート1
510の材料が異なる場合の一例を示す。
【0106】図25及び図26は、図13及び図14に
対し、メモリセルの制御ゲート1520の外周の大きさ
と選択ゲート・トランジスタのゲート1500の外周の
大きさが異なる場合の一例を示す。
【0107】図27及び図28は、選択ゲート・トラン
ジスタのゲート絶縁膜厚はメモリ・トランジスタのゲー
ト絶縁膜厚より大きい場合の一例を示す。
【0108】図29及び図30は、図27及び図28に
対し、第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1420及び
第十三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1451の表面が
島状半導体層1110の周囲よりも外側へ位置する場合
の一例を示す。
【0109】図31及び図32は、各トランジスタの間
には拡散層1720が配置されない場合の一例を示す。
【0110】図33及び図34は、拡散層1720が配
置されず、さらにメモリ・トランジスタおよび選択ゲー
ト・トランジスタのゲート電極である1500、151
0、1520の間に配置する第三の電極である多結晶シ
リコン膜1530を形成した場合の一例を示す。
【0111】図35及び図36は、図33及び図34に
対し、第三の電極である多結晶シリコン膜1530の底
部や上端の位置がそれぞれ選択ゲート・トランジスタの
ゲート1500の上端の位置と異なる場合の一例を示
す。
【0112】電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する半導
体記憶装置の断面図を図37〜図48に示す。これらの
図37〜図48の断面図では、奇数の図面は、MONO
S構造のメモリセルアレイを示す図10のA−A′断面
図、偶数の図面は図1のB−B′断面図である。
【0113】この実施の形態では、図13及び図14、
図27及び図28、図31〜図34に対して電荷蓄積層
が浮遊ゲートから積層絶縁膜に変わったこと以外は同様
である。
【0114】図39及び図40は、図37及び図38に
対し、選択ゲート・トランジスタのゲート膜厚よりも積
層絶縁膜の膜厚が厚い場合を示す。
【0115】図41及び図42は、図37及び図38に
対し、選択ゲート・トランジスタのゲート膜厚よりも積
層絶縁膜の膜厚が薄い場合の例を示す。
【0116】また、電荷蓄積層としてとしてMISキャ
パシタを有する半導体記憶装置の断面図を図49〜図5
4に示す。これらの図49〜図54の断面図では、奇数
の図面は、DRAM構造のメモリセルアレイを示す図1
1のA−A′断面図、偶数の図面は図1のB−B′断面
図である。
【0117】この実施の形態では、図13〜図16に対
して電荷蓄積層が浮遊ゲートからMISキャパシタに変
わり、拡散層の配置がメモリキャパシタの側部に位置す
ること及び第四の配線であるビット線と第一の配線ソー
ス線が平行に配置されること以外は同様である。
【0118】さらに電荷蓄積層としてMISトランジス
タ有する半導体記憶装置の断面図を図55〜図58に示
す。これらの図55〜図58の断面図は、SRAMのメ
モリセルアレイを図12のJ1-J1′、J2-J2′、
K1-K1′およびK2-K2′の断面図である。なお、
図12では複雑になるため第5の配線層3850は省略
した。
【0119】この実施の形態では、p型シリコン基板3
100上に複数の柱状をなした島状半導体層3110が
マトリクス配列され、図55及び図56に示すように、
これら各島状半導体層3110の上部と下部に、MIS
トランジスタを2個配置し、各々トランジスタを該島状
半導体層に沿って直列に接続した構造となっている。つ
まり、島状半導体層3110の周囲を取り囲むように、
島状半導体層側壁にゲート絶縁膜厚3431を介してメ
モリゲート3511が配置され、メモリゲート・トラン
ジスタ上方に島状半導体層3110の周囲を取り囲むよ
うに、島状半導体層側壁にゲート絶縁膜厚3434を介
して制御ゲートとなる第三の電極3514が配置された
構造となっている。
【0120】また、制御ゲート3514は、図57に示
すように、一方向の複数のトランジスタについて連続的
に配設されて、第三の配線である制御ゲート線となって
いる。
【0121】さらに、図55及び図57に示すように、
半導体基板面には、トランジスタの活性領域が半導体基
板に対してフローテイング状態となるように下段に配置
されるトランジスタの電気的に共通である第一の不純物
拡散層3710が配置され、各々のトランジスタの活性
領域がフローテイング状態となるように島状半導体層3
110に不純物拡散層3721が配置される。各々の島
状半導体層3110の上面には各メモリセル毎の不純物
拡散層3724が配置されている。これにより、各々ト
ランジスタが島状半導体層3110に沿って直列に接続
した構造となる。
【0122】図56及び図58に示すように、制御ゲー
ト線と交差する方向のメモリセルの第二の不純物拡散層
3724を接続するビット線となる第四の配線層384
0が配設されている。
【0123】なお、この半導体記憶装置は、一対の島状
半導体層で構成される4つのトランジスタおよび2つの
高抵抗素子によりメモリセルを構成しており、図55及
び図57に示すように、メモリゲートである第一の導電
膜3511と相対する島状半導体層に配置されてなる第
二の不純物拡散層3721が第二の導電膜3512およ
び第三の導電膜3513を介して互いに接続されること
により構成される。
【0124】図56及び図58に示すように、それぞれ
の島状半導体層3110に配置されてなる第二の不純物
拡散層3721に接続されてなる第三の導電膜3513
は高抵抗素子となる不純物拡散層からなる第二の配線層
3120と接続され、各々第二の配線層3120は電気
的に共通な電極である第五の配線に接続されている。第
四の配線層3840方向に隣接するメモリセルの電気的
に共通である第一の不純物拡散層3710が分離絶縁膜
である例えば第十一の絶縁膜であるシリコン酸化膜34
71で電気的に分割されている。
【0125】このように配置されたメモリセルおよび配
線の間には、例えば第三の絶縁膜である酸化膜3420
が配置されて互いに絶縁されている。
【0126】この半導体記憶装置では、p型島状半導体
層側壁に形成された4つのトランジスタおよび2つの高
抵抗素子によりメモリセルを構成したが、高抵抗素子に
代わりn型半導体上に形成されたトランジスタでもよ
く、所望の機能を有することができれば構造はこれに限
らない。
【0127】メモリセルアレイの動作原理における実施
の形態 上記半導体記憶装置は、電荷蓄積層に蓄積される電荷の
状態によってメモリ機能を有する。以下に、電荷蓄積層
として浮遊ゲートを有するメモリセルアレイを一例に、
読み出し、書きこみ、消去について説明する。まず、読
み出し動作について説明する。
【0128】半導体記憶装置のアレイ構造の一例とし
て、ゲート電極として第2の電極を備えるトランジスタ
とゲート電極として第5の電極を備えるトランジスタを
選択ゲート・トランジスタとして有し、この選択ゲート
・トランジスタの間に電荷蓄積層を有し、制御ゲート電
極として第3の電極を備えるメモリセルを複数個、例え
ばL個(Lは正の整数)、直列に接続した島状半導体層を
有し、島状半導体層を複数個、例えばM×N個(M、Nは
正の整数)備える場合で、かつ、メモリセルアレイにおい
て、半導体基板に平行に配置される複数、例えばM本の
第4の配線が島状半導体層の各々の一方の端部に接続
し、他方の端部には第1の配線が接続しており、また半
導体基板に平行で、かつ第4の配線と交差する方向に配
置される複数個、例えばN×L個の第3の配線がメモリ
セルの第3の電極と接続し、第1の配線と第3の配線と
が平行に配置した場合の読出し手法の一例について述べ
る。上記メモリセルアレイ構造の等価回路を図59に示
し、メモリセルの書込みの定義を、例えばメモリセルの
閾値を0.5V以上、消去の定義を、例えばメモリセルの閾
値を−0.5V以下とした場合について述べる。
【0129】読出し方法の一例として、図72に、読出
しにおける各電極に与える電位のタイミングの一例を示
す。例えば、島状半導体層がP型半導体で形成される読
み出し動作は、全ての第1の配線(1-1〜1-N)に0Vを
与え、選択セルを含む島状半導体層に接続する第四の電
極と接続する第4の配線(4-i) (iは1≦i≦Mの正の整
数)に3Vを与え、これ以外の第4の配線(≠4-i)に0
Vを与え、選択セルに接続する第三の電極と接続する第
3の配線(3-j-h)(jは1≦j≦Nの正の整数、hは1≦h≦L
の正の整数)に0Vを与え、第3の配線(3-j-h)を除く
第3の配線(≠3-j-h)には3Vを与え、第二の電極と
接続する第2の配線(2-j)に3Vを与え、第五の電極
と接続する第5の配線(5-j)に3Vを与え、第2の配
線(2-j)を除く第2の配線(≠2-j)若しくは第5の配
線(5-j)を除く第5の配線(≠5-j)の少なくともどち
らか一方に0Vを与えることで、第4の配線(4-i)を
流れる電流もしくは第1の配線(1-j)に流れる電流によ
り“0”、“1”を判定する。このように複数のメモリ
セル部の上部と下部に選択ゲートを配置することで、メ
モリセルトランジスタが過剰消去の状態、すなわちしき
い値が負の状態である場合に、非選択セルが読み出しゲ
ート電圧0Vでセル電流の流れる現象の防止を行うこと
ができる。
【0130】また、電荷蓄積層を有し、制御ゲート電極
として第3の電極を備えるメモリセルを2個直列に接続
した島状半導体層を有し、島状半導体層を複数個、例え
ばM×N個(M、Nは正の整数)備える場合で、かつ、メモ
リセルアレイにおいて、半導体基板に平行に配置される
複数、例えばM本の第4の配線が島状半導体層の各々の
一方の端部に接続し、他方の端部には第1の配線が接続
しており、また半導体基板に平行で、かつ第4の配線と
交差する方向に配置される複数個、例えばN×2個の第
3の配線はメモリセルの第3の電極と接続している場合
において、第1の配線を第3の配線と平行に配置したと
きの読み出し手法の一例について述べる。
【0131】上記メモリセルアレイ構造の等価回路を図
60に示し、メモリセルの書込みの定義を、例えばメモ
リセルの閾値を4V以上、消去の定義を、例えばメモリセ
ルの閾値を0.5V以上3V以下とした場合について述べる。
読出し方法の一例として、図75に、読出しにおける各
電極に与える電位のタイミングの一例を示す。例えば島
状半導体層がP型半導体で形成される読み出し動作は、
全ての第1の配線(1-1〜1-N)に0Vを与え、選択セル
を含む島状半導体層に接続する第4の電極に接続する第
4の配線(4-i) (iは1≦i≦Mの正の整数)に3Vを与
え、前記以外の第4の配線(≠4-i)に0Vを与え、選
択セルに接続する第3の電極に接続する第3の配線(3-
j-1)に5Vを与え、第3の配線(3-j-2)には0Vを与
え、第3の配線(3-j-1)及び第3の配線(3-j-1)を除
く第3の配線(≠3-j-1、≠3-j-2)には0Vを与えるこ
とで、第4の配線(4-i)を流れる電流もしくは第1の配
線(1-j) (jは1≦j≦Nの正の整数)に流れる電流により
“0”、“1”を判定する。
【0132】次に、書き込み動作について説明する。ゲ
ート電極として第2の電極を備えるトランジスタとゲー
ト電極として第5の電極を備えるトランジスタを選択ゲ
ート・トランジスタとして有し、選択ゲート・トランジ
スタの間に電荷蓄積層を有し制御ゲート電極として第3
の電極を備えるメモリセルを複数個、例えばL個(Lは
正の整数)、直列に接続した島状半導体層を有し、島状半
導体層を複数個、例えばM×N個(M、Nは正の整数)備
える場合で、かつ、メモリセルアレイにおいて、半導体基
板に平行に配置される複数、例えばM本の第4の配線が
該島状半導体層の各々の一方の端部に接続し、他方の端
部には第1の配線が接続しており、また半導体基板に平
行で、かつ第4の配線と交差する方向に配置される複数
個、例えばN×L個の第3の配線はメモリセルの第3の
電極と接続している場合において、第1の配線を第3の
配線と平行に配置し、F−Nトンネリング電流(以下F
−N電流と称す)を用いた書込み手法の一例について述
べる。
【0133】上記メモリセルアレイ構造の等価回路を図
59に示す。また、図73に、書込みにおける各電極に
与える電位のタイミングの一例を示す。選択セルの電荷
蓄積層に負の電荷を一定量以上蓄積することを書込みと
する場合、例えば島状半導体層がP型半導体で形成され
る書込み動作は、選択セルを含む島状半導体層に接続す
る第1の電極に接続する第1の配線(1-j)に0Vを与え(j
は1≦j≦Nの正の整数)、それ以外の第1の配線(≠1-j)に
0Vを与え、選択セルを含む島状半導体層に接続する第
4の電極に接続する第4の配線(4-i) (iは1≦i≦Mの正
の整数)に0Vを与え、これ以外の第4の配線(≠4-i)に
3Vを与え、選択セルに接続する第3の電極に接続する
第3の配線(3-j-h)(hは1≦h≦Lの正の整数)に20Vを
与え、第3の配線の(3-j-h)を除く第3の配線(≠3-j-h)
には3Vを与え、選択セルを含む島状半導体層に接続す
る第2の電極に接続する第2の配線(2-j)に0Vを与
え、選択セルを含む島状半導体層に接続する第5の電極
に接続する第5の配線(5-j)に1Vを与え、第2の配線
(2-j)を除く第2の配線(≠2-j)と第5の配線(5-j)を除
く第5の配線(≠5-j)に0Vを与えることで、選択セル
のチャネル部と制御ゲート間のみに高電位が印可される
状態をつくり、F-Nトンネリング現象によりチャネル
部より電荷蓄積層へ電子を注入する。なお第4の配線(4
-i)を除く第4の配線(≠4-i)に3Vを与えることにより
選択セルを含まない島状半導体層内の第5の電極を備え
る選択ゲート・トランジスタはカットオフし、第3の配
線(3-j-h)と接続する非選択セルの拡散層と第4の配線
(≠4-i)との電気的経路は寸断されチャネルが形成され
ず書込みは行われない。
【0134】また、選択セルを含まない島状半導体層内
の第5の電極を備える選択ゲート・トランジスタをカッ
トオフさせずに書込みを行う一例として、図78に、各
電極に与える電位のタイミングの一例を示す。選択セル
を含む島状半導体層に接続する第1の電極に接続する第1
の配線(1-j)に0Vを与え(jは1≦j≦Nの正の整数)、こ
れ以外の第1の配線第1の配線(≠1-j)に0Vを与え、選
択セルを含む島状半導体層に接続する第4の電極に接続
する第4の配線(4-i) (iは1≦i≦Mの正の整数)に0Vを
与え、これ以外の第4の配線(≠4-i)に7Vを与え、選
択セルに接続する第3の電極に接続する第3の配線(3-j
-h)(hは1≦h≦Lの正の整数)に20Vを与え、第3の配
線の(3-j-h)を除く第3の配線(≠3-j-h)には7Vを与
え、選択セルを含む島状半導体層に接続する第2の電極
に接続する第2の配線(2-j)に0Vを与え、選択セルを
含む島状半導体層に接続する第5の電極に接続する第5
の配線(5-j)に20Vを与え、第2の配線(2-j)を除く第
2の配線(≠2-j)と第5の配線(5-j)を除く第5の配線
(≠5-j)に0Vを与えることで、選択セルのチャネル部
と制御ゲート間に20V程度の電位差を発生させ、F-
Nトンネリング現象によりチャネル部より電荷蓄積層へ
トンネル電子を注入する。なお、第3の配線(3-j-h)に
接続する非選択セルのチャネル部と制御ゲート間には1
3V程度の電位差が発生するが、選択セルの書込み時間
内にこのセルの閾値を変動させるほどの十分な電子の注
入は行われなれず、よってこのセルの書込みは実現しな
い。
【0135】さらに、電荷蓄積層を有し制御ゲート電極
として第3の電極を備えるメモリセルを2個直列に接続
した島状半導体層を有し、この島状半導体層を複数個、
例えばM×N個(M、Nは正の整数)備える場合で、かつ、
メモリセルアレイにおいて、半導体基板に平行に配置さ
れる複数、例えばM本の第4の配線が島状半導体層の各
々の一方の端部に接続し、他方の端部には第1の配線が
接続しており、また半導体基板に平行で、かつ第4の配
線と交差する方向に配置される複数個、例えばN×2個
の第3の配線は、メモリセルの第3の電極と接続してい
る場合において、第1の配線を第3の配線と平行に配置
し、チャネルホットエレクトロン(以下CHEと称す)を
用いた書込み手法の一例について述べる。
【0136】上記メモリセルアレイ構造の等価回路を図
60に示し、図76に、書込みにおける各電極に与える
電位のタイミングの一例を示す。選択セルの電荷蓄積層
に負の電荷を一定量以上蓄積することを書込みとする場
合、例えば島状半導体層がP型半導体で形成される書込
み動作は、選択セルを含む島状半導体層に接続する第1
の電極に接続する第1の配線(1-j)に0Vを与え(jは1≦j
≦Nの正の整数)、これ以外の第1の配線(≠1-j)に0Vを
与え、選択セルを含む島状半導体層に接続する第4の電
極に接続する第4の配線(4-i) (iは1≦i≦Mの正の整数)
に12Vを与え、これ以外の第4の配線(≠4-i)に0V
を与え、選択セルに接続する第3の電極に接続する第3
の配線(3-j-1)に12Vを与え、第3の配線の(3-j-1)を
除く第3の配線(≠3-j-1)には5Vを与えることで、選
択セルの高電位側拡散層近傍にCHEを発生させ、か
つ、第3の配線(3-j-1)に印可される高電位により選択
セルの電荷蓄積層へ発生した電子を注入させる。以下
に、消去動作について説明する。ゲート電極として第2
の電極を備えるトランジスタとゲート電極として第5の
電極を備えるトランジスタを選択ゲート・トランジスタ
として有し、選択ゲート・トランジスタの間に電荷蓄積
層を有し制御ゲート電極として第3の電極を備えるメモ
リセルを複数個、例えばL個(Lは正の整数)、直列に接
続した島状半導体層を有し、この島状半導体層を複数
個、例えばM×N個(M、Nは正の整数)、備える場合
で、かつ、このメモリセルアレイにおいて、半導体基板に
平行に配置される複数、例えばM本の第4の配線が該島
状半導体層の各々の一方の端部に接続し、他方の端部に
は第1の配線が接続しており、また半導体基板に平行
で、かつ第4の配線と交差する方向に配置される複数
個、例えばN×L個の第3の配線はメモリセルの第3の
電極と接続している場合において、第1の配線を第3の
配線と平行に配置し、F−Nトンネリング電流(以下F
−N電流と称す)を用いた消去手法の一例について述べ
る。
【0137】上記メモリセルアレイ構造の等価回路を図
61に示す。図74に、消去における各電極に与える電
位のタイミングの一例を示す。消去単位は1ブロックあ
るいはチップ一括で行う。選択セルの電荷蓄積層の電荷
の状態を変化させ、選択セルの閾値を下げることを消去
とする場合、例えば島状半導体層がP型半導体で形成さ
れる消去動作は、選択セルを含む島状半導体層に接続す
る第1の電極に接続する第1の配線(1-j)に20Vを与え
(jは1≦j≦Nの正の整数)、これ以外の第1の配線第1の配
線(≠1-j)に0Vを与え、選択セルを含む島状半導体層
に接続する第4の電極に接続する第4の配線(4-i) (iは
1≦i≦Mの正の整数)に20Vを与え、選択セルに接続す
る第3の電極に接続する第3の配線(3-j-h)(hは1≦h≦L
の正の整数)に0Vを与え、第3の配線(3-j-h)を除く第
3の配線には0Vを与え、選択セルを含む島状半導体層
に接続する第2の電極に接続する第2の配線(2-j)に2
0Vを与え、選択セルを含む島状半導体層に接続する第
5の電極に接続する第5の配線(5-j)に20Vを与え、
第2の配線(2-j)を除く第2の配線(≠2-j)と第5の配線
(5-j)を除く第5の配線(≠5-j)の両方に0Vを与えるこ
とで、選択セルの電荷蓄積層内の電子をF−Nトンネリ
ング現象により引き抜く。また、電荷蓄積層を有し制御
ゲート電極として第3の電極を備えるメモリセルを2個
直列に接続した島状半導体層を有し、この島状半導体層
を複数個、例えばM×N個(M、Nは正の整数)備える場
合で、かつ、メモリセルアレイにおいて、半導体基板に平
行に配置される複数、例えばM本の第4の配線が島状半
導体層の各々の一方の端部に接続し、他方の端部には第
1の配線が接続しており、また半導体基板に平行で、か
つ第4の配線と交差する方向に配置される複数個、例え
ばN×2個の第3の配線はメモリセルの第3の電極と接
続している場合において、第1の配線を第3の配線と平
行に配置し、F−N電流を用いた消去手法の一例につい
て述べる。
【0138】上記メモリセルアレイ構造の等価回路を図
60に示し、図77に、消去における各電極に与える電
位のタイミングの一例を示す。選択セルの電荷蓄積層の
電荷の状態を変化させ、選択セルの閾値を下げることを
消去とする場合、例えば島状半導体層がP型半導体で形
成される消去動作は、選択セルを含む島状半導体層に接
続する第1の電極に接続する第1の配線(1-j)に3Vを与
え(jは1≦j≦Nの正の整数)、これ以外の第1の配線(≠1-
j)に0Vを与え、選択セルを含む島状半導体層に接続す
る第4の電極に接続する第4の配線(4-i)(iは1≦i≦Mの
正の整数)は開放状態にし、これ以外の第4の配線(≠4-
i)は開放状態あるいは0Vを与え、選択セルに接続する
第3の電極に接続する第3の配線(3-j-1)に−12Vを
与え、第3の配線(3-j-2)に5Vを与え、その他の第3
の配線には0Vを与えることで、選択セルの電荷蓄積層
内の電子をF−Nトンネリング現象により引き抜く。な
お、上記メモリセルアレイの動作原理は、N型半導体で
形成される島状半導体層の場合のように全ての電極の極
性が入れ替わってもよい。このとき電位の大小関係は上
述したものに対して反対になる。また、上述の読出し、
書込み及び消去の各動作は第1の配線を第3の配線と平
行に配置した場合について述べたが、第1の配線を第4
の配線と平行に配置した場合及び第1の配線をアレイ全
体で共通にした場合においても、同様にそれぞれに対応
する電位を与えることにより動作させることが可能であ
る。
【0139】以下に、電荷蓄積層として浮遊ゲートを有
するメモリセル以外のものの動作原理について説明す
る。
【0140】図62及び図63は、図10及び図37〜
図46で示されるMONOS構造のメモリセルアレイの
一部分を示す等価回路図である。図62は、一つの島状
半導体層1110に配置されるMONOS構造のメモリ
セルアレイの等価回路図を示す。図63は、複数の島状
半導体層1110が配置されるメモリセルアレイにおい
て、図62で示される各島状半導体層1110に配置さ
れる各回路素子の電極と各配線の接続関係を示す。ゲー
ト電極として第12の電極12を備えるトランジスタと
ゲート電極として第15の電極15を備えるトランジス
タを選択ゲート・トランジスタとして有し、選択ゲート
・トランジスタの間に電荷蓄積層として積層絶縁膜を有
し、制御ゲート電極として第13の電極(13-h)(hは1≦h
≦Lの正の整数、Lは正の整数)を備えるメモリセルを複
数個、例えばL個、直列に接続した島状半導体層110
において、第14の電極14が島状半導体層1110の
各々の一方の端部に接続し、他方の端部には第11の電
極11が接続する。
【0141】このような島状半導体層1110を複数
個、例えばM×N個(M、Nは正の整数、またiは1≦i≦
Mの正の整数、jは1≦j≦Nの正の整数)備える場合で、か
つ、メモリセルアレイにおいて、半導体基板に平行に配
置される複数本、例えばM本の第14の配線が各々の島
状半導体層1110に備える上述の第14の電極14と
それぞれ接続する。また、半導体基板に平行で、かつ第
14の配線14と交差する方向に配置される複数本、例
えばN×L本の第13の配線は各々のメモリセルの上述
の第13の電極(13-h)(hは1≦h≦Lの正の整数)と接続す
る。また、第14の配線と交差する方向に配置される複
数本、例えばN本の第11の配線が各々の島状半導体層
1110に備える上述の第11の電極11と接続し、か
つ、第11の配線を第13の配線と平行に配置する。ま
た、半導体基板に平行で、かつ第14の配線14と交差
する方向に配置される複数本、例えばN本の第12の配
線は各々のメモリセルの上述の第12の電極12と接続
し、かつ、同様に半導体基板に平行で、かつ第14の配
線14と交差する方向に配置される複数本、例えばN本
の第15の配線は各々のメモリセルの上述の第15の電
極15と接続する。
【0142】図64及び図65は、図11及び図53〜
図54で示されるDRAM構造のメモリセルアレイの一
部分を示す等価回路図である。図64は、一つの島状半
導体層1110に配置されるDRAM構造のメモリセル
アレイの等価回路図を示す。図65は、複数の島状半導
体層1110が配置されるメモリセルアレイにおいて、
図62で示される各島状半導体層1110に配置される
各回路素子の電極と各配線の接続関係を示す。
【0143】一つのトランジスタと一つのMISキャパ
シタとを直列に接続することで一つのメモリセルが構成
される。このメモリセルの一方の端部には第23の電極
23が接続し、もう一方の端部には第21の電極21が
接続し、かつゲート電極として第22の電極22を備え
るメモリセルを、例えば2組、図64に示されるように
接続し、一つの島状半導体層1110から2つの第21
の電極(21-1)、(21−2)及び2つの第22の電極
(22-1)、(22-2)がそれぞれ備えられ、島状半導体
層1110の一方の端部に第23の電極23が備えられ
る。このような島状半導体層1110を複数個、例えば
M×N個(M,Nは正の整数、またiは1≦i≦Mの正の整数、
jは1≦j≦Nの正の整数)備える場合で、かつ、このメモリ
セルアレイにおいて、半導体基板に平行に配置される複
数本、例えばM本の第23の配線が各々の島状半導体層
1110に備える上述の第23の電極23とそれぞれ接
続する。また、半導体基板に平行で、かつ第23の配線
23と交差する方向に配置される複数本、例えば2×N
本の第22の配線は各々のメモリセルの上述の第22の
電極(22-1)、(22-2)と接続する。また、第23の
配線と交差する方向に配置される複数本、例えば2×N
本の第21の配線が各々のメモリセルの上述の第21の
電極(21-1)、(21−2)と接続する。なお、図64
及び図65では、一つの島状半導体層1110にメモリ
セルが2組配置される場合の一例を示したが、一つの島
状半導体層1110に配置するメモリセルの数は3組以
上でも、あるいは1組だけでもよい。また、他の配置の
一例として、島状半導体層1110の底部から順に、ト
ランジスタ、MISキャパシタ、MISキャパシタ、ト
ランジスタを配置した例を以下に説明する。
【0144】図66及び図67は、図11及び図49〜
図52で示されるDRAM構造のメモリセルアレイの一
部分を示す等価回路図である。図66は、一つの島状半
導体層1110に配置されるDRAM構造のメモリセル
アレイの等価回路図を示す。図65は、複数の島状半導
体層1110が配置されるメモリセルアレイにおいて、
図62で示される各島状半導体層1110に配置される
各回路素子の電極と各配線の接続関係を示す。
【0145】メモリセルの構成は上記と同様に、一つの
トランジスタと一つのMISキャパシタが直列に接続す
ることで一つのメモリセルが構成され、このメモリセル
の一方の端部には第23の電極23が接続し、もう一方
の端部には第21の電極21が接続し、かつゲート電極
として第22の電極22接続する。このメモリセルを、
例えば2組、図66に示されるように接続し、一つの島
状半導体層1110から2つの第21の電極(21-
1)、(21−2)及び2つの第22の電極(22-1)、
(22-2)がそれぞれ備えられ、島状半導体層1110
の一方の端部に第23の電極23が備えられ、もう一方
の端部に第24の電極24が備えられる。このような島
状半導体層1110を複数個、例えばM×N個(M、N
は正の整数、またiは1≦i≦Mの正の整数、jは1≦j≦Nの
正の整数)備える場合で、かつ、このメモリセルアレイに
おいて、半導体基板に平行に配置される複数本、例えば
M本の第23の配線が各々の島状半導体層1110に備
える上述の第23の電極23とそれぞれ接続する。ま
た、同様に半導体基板に平行に配置される複数本、例え
ばM本の第24の配線が各々の島状半導体層1110に
備える上述の第24の電極24とそれぞれ接続する。ま
た、半導体基板に平行で、かつ第23の配線23及び第
24の配線24と交差する方向に配置される複数本、例
えば2×N本の第22の配線は各々のメモリセルの上述
の第22の電極(22-1)、(22-2)と接続する。ま
た、同様に第23の配線23及び第24の配線24と交
差する方向に配置される複数本、例えば2×N本の第2
1の配線が各々のメモリセルの上述の第21の電極(2
1-1)、(21−2)と接続する。
【0146】また、図68及び図69は、各トランジス
タ間に拡散層1720が配置されず、さらにメモリ・ト
ランジスタ及び選択ゲート・トランジスタのゲート電極
である1500、1510、1520の間に配置する第
三の導電膜である多結晶シリコン膜1530を形成した
場合の図33〜図35及び図47及び図48で示される
メモリセルアレイの等価回路図である。
【0147】図68は、一つの島状半導体層1110に
配置される構造として、各メモリ・トランジスタ及び選
択ゲート・トランジスタのゲート電極の間に配置する第
三の導電膜である多結晶シリコン膜1530が形成され
る場合のメモリセルアレイの等価回路図を示し、図69
は、島状半導体層1110が複数配置される場合の等価
回路を示す。
【0148】ゲート電極として第32の電極32を備え
るトランジスタとゲート電極として第35の電極35を
備えるトランジスタを選択ゲート・トランジスタとして
有し、この選択ゲート・トランジスタの間に電荷蓄積層
を有し、制御ゲート電極として第33の電極(33-h)(h
は1≦h≦Lの正の整数、Lは正の整数)を備えるメモリセ
ルを複数個、例えばL個、直列に配置し、かつ、各トラ
ンジスタの間にゲート電極として第36の電極を備える
トランジスタを配置した島状半導体層1110におい
て、第34の電極34がこの島状半導体層1110の各
々の一方の端部に接続し、他方の端部には第31の電極
31が接続し、かつ複数の第36の電極が全て一つに接
続し第36の電極36として島状半導体層1110に備
えられる。このような島状半導体層1110を複数個、
例えばM×N個(M、Nは正の整数、またiは1≦i≦Mの
正の整数、jは1≦j≦Nの正の整数)備える場合で、かつ、
このメモリセルアレイにおいて、半導体基板に平行に配
置される複数本、例えばM本の第34の配線が各々の島
状半導体層1110に備える上述の第34の電極34と
それぞれ接続する。また、半導体基板に平行で、かつ第
34の配線34と交差する方向に配置される複数本、例
えばN×L本の第33の配線は各々のメモリセルの上述
の第33の電極(33-h)と接続する。第34の配線と
交差する方向に配置される複数本、例えばN本の第31
の配線が各々の島状半導体層1110に備える上述の第
31の電極31と接続し、かつ、第31の配線を第33
の配線と平行に配置する。また、半導体基板に平行で、
かつ第34の配線34と交差する方向に配置される複数
本、例えばN本の第32の配線は各々のメモリセルの上
述の第32の電極32と接続し、かつ、同様に半導体基
板に平行で、かつ第34の配線34と交差する方向に配
置される複数本、例えばN本の第35の配線は各々のメ
モリセルの上述の第35の電極35と接続する。各々の
島状半導体層1110に備える上述の第36の電極36
は、第36の配線によって全て一つに接続する。
【0149】なお、各々の島状半導体層1110に備え
る上述の第36の電極36は第36の配線によって全て
一つに接続しなくてもよく、第36の配線によってメモ
リセルアレイを2つ以上に分割して接続してもよい。つ
まり各々の第36の電極を、例えばブロック毎に接続す
るような構造をとってもよい。
【0150】図70及び図71は、図12及び図55〜
図58で示されるSRAM構造をとるメモリセルアレイ
の一部分を示す等価回路図であり、メモリセルを構成す
るトランジスタはNMOSのみで構成される例を示して
いる。
【0151】図70は、隣接する2つの島状半導体層1
110に配置される1つのSRAM構造のメモリセルの
等価回路図を示し、図71は、このメモリセルが複数配
置される場合の等価回路をそれぞれ示している。
【0152】ゲート電極として第43の電極及び第45
の電極を備えるトランジスタをそれぞれ直列に配置した
島状半導体層110が2つ隣接して配置され、かつ、こ
れら4個のトランジスタが図70に示されるように互い
に接続する。
【0153】詳しくは、第43の電極(43-2)をゲー
ト電極とするトランジスタの第46の電極(46-2)と
第45の電極(45-1)が接続し、第43の電極(43-
1)をゲート電極とするトランジスタの第46の電極(4
6-1)と第45の電極(45-2)が接続する。また、こ
の隣接する2つの島状半導体層1110において、一つ
の島状半導体層1110の一方の端部に第44の電極
(44-1)が接続し、もう一つの島状半導体層1110
の一方の端部に第44の電極(44-2)が接続する。こ
の2つの島状半導体層1110において、第44の電極
(44-1)及び(44-2)が接続しない他方の端部には共
通な電極として第41の電極41が接続する。さらに、
2個の高抵抗素子がこれら4個のトランジスタと図70
に示されるように接続し、トランジスタと接続しない側
の端部には共通な電極として第42の電極42が接続す
る。
【0154】このような島状半導体層1110を複数
個、例えば2×M×N個(M、Nは正の整数、またiは1
≦i≦Mの正の整数、jは1≦j≦Nの正の整数)備える場合
で、かつ、これらメモリセルアレイにおいて、半導体基板
に平行に配置される複数本、例えば2×M本の第44の
配線が各々の島状半導体層1110に備える上述の第4
4の電極(44-1)、(44-2)とそれぞれ接続する。ま
た、半導体基板に平行で、かつ、第44の配線44と交
差する方向に配置される複数本、例えばN本の第43の
配線は各々のメモリセルの上述の第43の電極(43-
1)、(43-2)と接続する。第44の配線と交差する方
向に配置される複数本、例えばN本の第41の配線が各
々の島状半導体層1110に備える上述の第41の電極
41と接続する。なお、第41の配線は各々の島状半導
体層1110に備える上述の第41の電極41に全て共
通に接続を行ってもよい。各々の高抵抗素子の上述の第
42の電極42は第42の配線によって全て一つに接続
してもよい。なお、メモリセルを構成するトランジスタ
はPMOSのみで構成してもよいし、上述の高抵抗素子
に代えて、第43あるいは第45の電極をゲート電極と
するトランジスタと反対の型のトランジスタと置き換え
てもよい。以下に、選択ゲートトランジスタと選択ゲー
トトランジスタに隣接するメモリセルおよび隣接するメ
モリセル同士が不純物拡散層を介して繋がっておらず、
代わりに選択トランジスタとメモリセルおよびメモリセ
ル同士の間隔が約30nm以下と、選択トランジスタと
メモリセルおよびメモリセル同士が不純物拡散層を介し
て接続されている場合に比べて非常に接近した構造の半
導体記憶装置の動作原理について述べる。
【0155】隣接する素子が十分接近していると、選択
ゲートトランジスタのゲートやメモリセルの制御ゲート
に印加される閾値以上の電位により形成するチャネルは
隣接する素子のチャネルと接続し、全ての素子のゲート
に閾値以上の電位が与えられる場合、全ての素子のチャ
ネルは繋がることになる。この状態は選択トランジスタ
とメモリセルやメモリセルが不純物拡散層を介して接続
されている場合とほぼ等価なため、動作原理も選択トラ
ンジスタとメモリセルやメモリセルが不純物拡散層を介
して接続されている場合と同様である。
【0156】また、選択ゲートトランジスタやメモリセ
ルが不純物拡散層を介して繋がっておらず、代わりに選
択トランジスタとメモリセルやメモリセルのゲート電極
の間に第三の導電膜が配置された構造の半導体記憶装置
の動作原理について述べる。第三の導電膜は各素子の間
に位置し、絶縁膜、例えばシリコン酸化膜を介して島状
半導体層と接続している。すなわち、第三の導電膜とこ
の絶縁膜と島状半導体層はMISキャパシタを形成して
いる。第三の導電膜に島状半導体層とこの絶縁膜との界
面に反転層が形成するような電位を与えるとチャネルが
形成する。形成したチャネルは隣接する素子にとっては
各素子を接続する不純物拡散層と同じ働きをする。その
ため、第三の導電膜にチャネルを形成し得る電位が与え
られている場合、選択ゲートトランジスタやメモリセル
が不純物拡散層を介して接続している場合と同様な動作
となる。また、第三の導電膜にチャネルを形成し得る電
位が与えられていなくても、例えば島状半導体層がP型
半導体の場合、電荷蓄積層から電子を引き抜くのは、選
択ゲートトランジスタやメモリセルが不純物拡散層を介
して接続している場合と同様な動作となる。
【0157】メモリセルアレイの製造方法における実施
の形態 製造例1 この実施の形態で形成する半導体記憶装置は、電荷蓄積
層である浮遊ゲートを含む積層膜により予め電荷蓄積層
および選択ゲートが形成される領域を規定した後、フォ
トレジストマスクにより開口されたホール状溝にトンネ
ル酸化膜を形成し、選択エピタキシャルシリコン成長に
より柱状に島状半導体層を形成し、この島状半導体層を
半導体基板に対して電気的にフローテイング状態とし、
各々のメモリセルの活性領域を電気的にフローテイング
状態とする半導体記憶装置において、島状半導体層の上
部と下部に選択ゲート・トランジスタを配置し、選択ゲ
ート・トランジスタに挟まれてメモリ・トランジスタを
複数個、例えば2個配置し、各々メモリ・トランジスタ
のトンネル酸化膜は一括に形成され、各々トランジスタ
を該島状半導体層に沿って直列に接続し、且つ、選択ゲ
ート・トランジスタのゲート絶縁膜厚がメモリ・トラン
ジスタのゲート絶縁膜厚と等しい構造を有する。
【0158】このような半導体記憶装置は、以下の製造
方法により形成することができる。なお、図79〜図1
06及び図107〜図134は、EEPROMのメモリ
セルアレイを示す図1のA−A′線及びB−B′線断面
図である。
【0159】まず、p型シリコン基板1100の表面
に、注入保護膜となる第一の絶縁膜として、例えばシリ
コン酸化膜1410を2〜20nm堆積し、イオン注入
を利用してp型シリコン基板1100に第一の不純物層
1710の導入を行う(図79及び図107)。例え
ば、0〜7°程度傾斜した方向から5〜100keVの
注入エネルギー、砒素1×1014〜1×1016/cm2
程度のドーズが挙げられる。イオン注入に代えて、CV
D法により砒素を含む酸化膜を堆積し、その酸化膜から
の砒素拡散を利用してもよい。また、p型シリコン基板
1100の最表面に第一の不純物層1710が導入され
なくてもよい。
【0160】つづいて、公知のフォトリソグラフィ技術
によりパターンニングされたレジストR5をマスクとし
て用いて(図80及び図108)、例えば反応性イオン
エッチングにより第一の絶縁膜1410およびp型シリ
コン基板1100を第一の不純物層1710が分割され
るように200〜2000nmエッチングして第二の溝
部1220を形成する。
【0161】レジストR5を除去した(図81及び図1
09)後、第二の溝部1220に第五の絶縁膜として、
例えばシリコン酸化膜1420を100〜300nm堆
積し、エッチバックして埋め込みを行う。第五の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1420を埋めこむ際は、等方性
エッチングを用いたエッチバックでもよいし、異方性エ
ッチングを用いたエッチバックでもよいし、CMPを用
いた平坦化埋めこみでもよく、種々組み合わせてもよい
し、手段は問わない。このとき第五の絶縁膜であるシリ
コン酸化膜1420はシリコン窒化膜でもよい。また、
第一の絶縁膜であるシリコン酸化膜1410は除去され
てもよいし、残存してもよい。
【0162】例えば、第一の絶縁膜であるシリコン酸化
膜1410を除去した場合、次にp型シリコン基板11
00もしくは第一の不純物層1710上に第九の絶縁膜
として、例えばシリコン酸化膜1471を50〜500
nm形成する。つづいて、第一の導電膜として、例えば
多結晶シリコン膜1511を100〜1000nm堆積
する。このように順次、第九の絶縁膜であるシリコン酸
化膜1471〜1475と第一の導電膜である多結晶シ
リコン膜1511〜1514を交互に積層し、第九の絶
縁膜である1475の上層に第十の絶縁膜として、例え
ばシリコン窒化膜1320を100〜1000nm堆積
する(図82及び図110)。このとき、第九の絶縁膜
1471〜1475の膜厚はそれぞれ異なってもよい
し、同じでもよい。また、第一の導電膜1511〜15
14の膜厚はそれぞれ異なってもよいし、同じでもよ
い。
【0163】その後、公知のフォトリソグラフィ技術に
よりパターンニングされたレジストR6をマスクとして
用いて(図83及び図111)、例えば反応性イオンエ
ッチングにより第十の絶縁膜であるシリコン窒化膜13
20をエッチングしてパターニングを行う(図84及び
図112)。
【0164】つづいて、パターニングされた第十の絶縁
膜であるシリコン窒化膜1320の側壁に第十一の絶縁
膜として、例えばシリコン窒化膜1330をサイドウオ
ール状に形成して(図85及び113)、第十の絶縁膜
であるシリコン窒化膜1320および第十一の絶縁膜で
あるシリコン窒化膜1330をマスクに第九の絶縁膜で
あるシリコン酸化膜1472〜1475と第一の導電膜
である多結晶シリコン膜1511〜1514を、例えば
異方性エッチングにより順次エッチングし(図86及び
図114)、第一の導電膜1511を除去する時点、つ
まり第九の絶縁膜1472が露出するまでエッチングを
行い、第三の溝部1230を形成する。
【0165】次いで、第二の導電膜として、例えば多結
晶シリコン膜1521を20〜200nm堆積する(図
87及び図115)。
【0166】次に、第二の導電膜である多結晶シリコン
膜1521をエッチバックし、第一の導電膜である多結
晶シリコン膜1511の側壁部にサイドウオールを形成
する(図88及び図116)。このとき、図1のA-
A’方向について予め所定の値以下に設定しておくこと
によって、マスク工程を用いることなく、その方向に連
続する選択ゲート線となる第二の配線層として形成され
る。
【0167】その後、第三の溝部1230の側壁に第十
二の絶縁膜として、例えばシリコン窒化膜1342を2
〜20nm堆積する(図89及び図117)。
【0168】つづいて、第三の溝部1230に第五の絶
縁膜として、例えばシリコン酸化膜1422を50〜5
00nm堆積する。次いで、第三の溝部1230で第九
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1472側部にのみ残存
するように、例えば等方性エッチングにより第五の絶縁
膜であるシリコン酸化膜1422を埋めこんだ後(図9
0及び図118)、第十二の絶縁膜であるシリコン窒化
膜1342を、例えば等方性エッチにより選択的に除去
する。
【0169】さらに、第三の溝部1230および第一の
導電膜である多結晶シリコン膜1512〜1514の表
面に層間絶縁膜1612を形成する(図91及び図11
9)。この層間絶縁膜1612は、例えばONO膜とす
る。具体的には熱酸化法により多結晶シリコン膜表面に
5〜10nmのシリコン酸化膜と、CVD法により5〜
10nmのシリコン窒化膜と、さらに5〜10nmのシ
リコン酸化膜を順次堆積する。
【0170】つづいて、同様に第二の導電膜となる、例
えば多結晶シリコン膜1522を15〜150nm堆積
し(図92及び図120)、第二の導電膜である多結晶
シリコン膜1522をエッチバックし、第一の導電膜で
ある多結晶シリコン膜1512の側壁部にサイドウオー
ルを形成する(図93及び図121)。このとき、図1
のA-A’方向について、予め所定の値以下に設定して
おくことによってマスク工程を用いることなく、その方
向に連続する制御ゲート線となる第三の配線層として形
成される。
【0171】その後、上記と同様に繰り返すことで第三
の溝部1230に第五の絶縁膜として、例えばシリコン
酸化膜1423を第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜1
473側部にのみ残存するように埋めこんだ後(図94
及び図122)、層間絶縁膜1612を、例えば等方性
エッチにより選択的に除去する。
【0172】次いで、第三の溝部1230および第一の
導電膜である多結晶シリコン膜1513〜1514の表
面に層間絶縁膜1613を形成する。
【0173】次に、第二の導電膜となる、例えば多結晶
シリコン膜1523を15〜150nm堆積し、第二の
導電膜である多結晶シリコン膜1523をエッチバック
し、第一の導電膜である多結晶シリコン膜1513の側
壁部にサイドウオールを形成する。さらに同様に繰り返
すことで第三の溝部1230に第五の絶縁膜として、例
えばシリコン酸化膜1424を第九の絶縁膜であるシリ
コン酸化膜1474側部にのみ残存するように埋めこむ
(図95及び図123)。
【0174】層間絶縁膜1613を、例えば等方性エッ
チにより選択的に除去する。その後、第三の溝部123
0および第一の導電膜である多結晶シリコン膜1514
の表面を露出させた状態で(図96及び図124)、第
二の導電膜となる、例えば多結晶シリコン膜1524を
15〜150nm堆積し、第二の導電膜である多結晶シ
リコン膜1524をエッチバックし、第一の導電膜であ
る多結晶シリコン膜1514の側壁部にサイドウオール
を形成する(図97及び図125)。
【0175】さらに、同様に第三の溝部1230に第五
の絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜1425を第九
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1475側部もしくは第
十一の絶縁膜であるシリコン窒化膜1330の側部に埋
め込み(図98及び図126)、第十四の絶縁膜とし
て、例えばシリコン窒化膜1350を堆積する。その
後、第十四の絶縁膜であるシリコン窒化膜1350の表
面を、例えばCMP法により平坦化し(図99及び図1
27)、公知のフォトリソグラフィ技術によりパターン
ニングされたレジストR7をマスクとして用いて(図1
00及び図128)、例えば反応性イオンエッチングに
より、第十四の絶縁膜であるシリコン窒化膜1350も
しくは第十一の絶縁膜であるシリコン窒化膜1330、
第十の絶縁膜であるシリコン窒化膜1320をエッチン
グしてパターニングを行う。
【0176】続いて、第九の絶縁膜であるシリコン酸化
膜1471〜1475と第一の導電膜である多結晶シリ
コン膜1511〜1514を、例えば異方性エッチング
により順次エッチングし、第九の絶縁膜であるシリコン
酸化膜1471を除去する時点、つまりp型シリコン基
板1100の表面が露出するまでエッチングし、第一の
溝部1210を形成する(図101及び図129)。
【0177】次いで、例えばCVD法を用いて、第一の
溝部1210の内壁に、例えば10nm程度のトンネル
酸化膜となる第三の絶縁膜としてシリコン酸化膜144
0を形成する(図102及び図130)。ここで、第三
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440はCVD酸化膜
に限らず、熱酸化膜もしくは、窒素酸化膜でもよい。
【0178】つづいて、第一の不純物拡散層1710も
しくはp型シリコン基板1100上にある第三の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1440を選択的に除去する。例
えば、異方性エッチングにより第一の溝部1210の側
壁部のみにサイドウオール状に第三の絶縁膜であるシリ
コン酸化膜1440を残存させる(図103及び図13
1)。
【0179】その後、熱処理などにより、第三の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1440のトリートメント処理な
どを施す。例えば、800〜1000℃の窒素雰囲気に
て、10〜100分間のアニ−ル処理を施す。このとき
窒素以外のガス、例えば酸素などを添加してもよい。第
三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440の処理後の膜
厚は10nm程度となることが好ましい。
【0180】その後、任意に第一の不純物拡散層171
0もしくはp型シリコン基板1100表面に形成された
酸化膜を、例えば希釈HFなどにより除去し、第一の溝
部1210に島状半導体層1721〜1725および1
111〜1114を埋めこむ。例えば第一の溝部121
0の底部に位置する第一の不純物拡散層1710もしく
はp型シリコン基板1100より半導体層を選択的にエ
ピタキシャル成長させる。このとき下層よりN型半導体
層1721、P型半導体層1111、N型半導体層17
22、P型半導体層1112、N型半導体層1723、
P型半導体層1113、N型半導体層1724、P型半
導体層1114、N型半導体層1725を順次積層する
(図104及び図132)。N型半導体層1721〜1
725の濃度は砒素1×1018〜1×1021/cm3
度のドーズで形成し、P型である半導体層1111〜1
114は硼素1×1015〜1×1017/cm3程度のド
ーズで形成する。また、N型半導体層1721と172
2は第一の導電膜である多結晶シリコン膜1511と第
三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440を介して重な
りを有することが好ましく、同様に、N型半導体層17
22と1723は第一の導電膜である多結晶シリコン膜
1512、N型半導体層1723と1724は第一の導
電膜である多結晶シリコン膜1513、N型半導体層1
724と1725は第一の導電膜である多結晶シリコン
膜1514とそれぞれ第三の絶縁膜であるシリコン酸化
膜1440を介して重なりを有することが好ましい。
【0181】その後、例えばエッチバックもしくはCM
P法などによりN型半導体層1725を後退させ、第五
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1425を露出させ、N
型半導体層1725を各々分離形成させる。
【0182】次いで、第四の配線層1840を、第二も
しくは第三の配線層と方向が交差するようN型半導体層
1725の上部と接続する。
【0183】その後、公知の技術により層間絶縁膜を形
成しコンタクトホールおよびメタル配線を形成する。こ
れにより、第一の導電膜となる多結晶シリコン膜を浮遊
ゲートとする電荷蓄積層に蓄積される電荷状態によって
メモリ機能を有する半導体記憶装置が実現する。
【0184】シリコン酸化膜の埋め込みに用いる際の、
シリコン酸化膜の形成手段はCVD法に限らず、例えば
シリコン酸化膜を回転塗布により形成してもよい。
【0185】また、第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜
1342のような多結晶シリコン膜の表面に形成される
膜は、シリコン表面側からシリコン酸化膜/シリコン窒
化膜の複層膜としてもよい。第一の導電膜である多結晶
シリコン膜1511〜1514および第二の導電膜であ
る多結晶シリコン膜1521〜1524の不純物の導入
は、多結晶シリコン膜の成膜時に行ってもよいし、成膜
後もしくはサイドウオール形成後に行ってもよいし、導
電膜としてなれば導入時期は制限されない。
【0186】なお、この製造例では、マスクを用いるこ
となく各メモリセルの制御ゲートを一方向について連続
するように形成した。これは、島状半導体層の配置が対
称的でない場合に初めて可能である。すなわち、第二も
しくは第三の配線層方向の島状半導体層との隣接間隔
を、第四の配線層方向のそれより小さくすることによ
り、第四の配線層方向には分離され、第二もしくは第三
の配線層方向に繋がる配線層がマスクなしで自動的に得
られる。これに対して、例えば、島状半導体層の配置を
対称にした場合には、フォトリソグラフィによりレジス
トのパターンニング工程により配線層の分離を行っても
よい。
【0187】また、複数のメモリセル部の上部と下部に
選択ゲートを配置することでメモリセルトランジスタが
過剰消去の状態、すなわち、読み出し電圧が0Vであっ
て、しきい値が負の状態になり、非選択セルでもセル電
流が流れる現象を防止することができる。
【0188】製造例2 この製造例で形成する半導体記憶装置は、電荷蓄積層で
ある浮遊ゲートを含む積層膜により予め電荷蓄積層およ
び選択ゲートが形成される領域を規定した後、浮遊ゲー
トに対して自己整合で開口されたホール状溝にトンネル
酸化膜を形成し、選択エピタキシャルシリコン成長によ
り柱状に島状半導体層を形成し、該島状半導体層を半導
体基板に対して電気的にフローテイング状態とし、各々
のメモリセルの活性領域を電気的にフローテイング状態
とする半導体記憶装置において、島状半導体層の上部と
下部に選択ゲート・トランジスタを配置し、選択ゲート
・トランジスタに挟まれてメモリ・トランジスタを複数
個、例えば2個配置し、各々メモリ・トランジスタのト
ンネル酸化膜は一括に形成され、各々トランジスタを該
島状半導体層に沿って直列に接続し、且つ、選択ゲート
・トランジスタのゲート絶縁膜厚がメモリ・トランジス
タのゲート絶縁膜厚と等しい構造である。
【0189】このような半導体記憶装置は以下の製造方
法により形成することができる。なお、図135〜図1
44及び図145〜図154は、EEPROMのメモリ
セルアレイを示す図1のA−A′線及びB−B′線断面
図である。
【0190】第二の導電膜となる、例えば多結晶シリコ
ン膜1524を15〜150nm堆積し、第二の導電膜
である多結晶シリコン膜1524をエッチバックし、第
一の導電膜である多結晶シリコン膜1514の側壁部に
サイドウオールを形成するまでは製造例1(図79〜図
97及び図107〜図125)と同じである。
【0191】その後、第三の溝部1230に第十六の絶
縁膜として、例えばシリコン窒化膜1360を第九の絶
縁膜であるシリコン酸化膜1475側部もしくは第十一
の絶縁膜であるシリコン窒化膜1330の側部に埋め込
む。その後、第十五の絶縁膜として、例えばシリコン酸
化膜1490を100〜500nm堆積する。 次い
で、第十五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1490の表
面を、例えばCMP法により平坦化し(図135及び図
145)、第十の絶縁膜であるシリコン窒化膜1320
を露出させる(図136及び図146)。
【0192】つづいて、第十の絶縁膜であるシリコン窒
化膜1320を選択的に、例えば異方性エッチングによ
り除去し、第十五の絶縁膜であるシリコン酸化膜149
0および第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜1475も
しくは第十六の絶縁膜であるシリコン窒化膜1360か
らなる凹部を形成する(図137及び図147)。
【0193】次いで、第十五の絶縁膜であるシリコン酸
化膜1490の側壁に第十七の絶縁膜として、例えばシ
リコン窒化膜1370をサイドウオール状に形成して
(図138及び図148)、第十五の絶縁膜であるシリ
コン酸化膜1490および第十七の絶縁膜であるシリコ
ン窒化膜1370をマスクに第九の絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜1472〜1475と第一の導電膜である多結
晶シリコン膜1511〜1514を、例えば異方性エッ
チングにより順次エッチングし、第九の絶縁膜であるシ
リコン酸化膜1471を除去する時点、つまりp型シリ
コン基板1100の表面が露出するまでエッチングを行
い、第一の溝部1210を形成する(図139及び図1
49)。
【0194】第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜147
2〜1475をエッチングする際、第十五の絶縁膜であ
るシリコン酸化膜1490も除去されるが、第十六の絶
縁膜であるシリコン窒化膜1360が露出してからは、
第十六の絶縁膜であるシリコン窒化膜1360および第
十七の絶縁膜であるシリコン窒化膜1370をマスクに
順次エッチングする。
【0195】つづいて、例えばCVD法を用いて第一の
溝部1210の内壁に例えば10nm程度のトンネル酸
化膜となる第三の絶縁膜としてシリコン酸化膜1440
を形成する(図140及び図150)。ここで、第三の
絶縁膜であるシリコン酸化膜1440はCVD酸化膜に
限らず、熱酸化膜もしくは、窒素酸化膜でもよい。
【0196】次いで、第一の不純物拡散層1710もし
くはp型シリコン基板1100上にある第三の絶縁膜で
あるシリコン酸化膜1440を選択的に除去する。例え
ば、異方性エッチングにより第一の溝部1210の側壁
部のみにサイドウオール状に第三の絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜1440を残存させる(図141及び図15
1)。
【0197】その後、熱処理などにより、第三の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1440のトリートメント処理な
どを施す。この処理は、製造例1と同様に行うことがで
きる。
【0198】次いで、任意に、第一の不純物拡散層17
10もしくはp型シリコン基板1100表面に形成され
た酸化膜を、例えば希釈HFなどにより除去し、第一の
溝部1210に島状半導体層1721〜1725および
1111〜1114を埋めこむ。例えば第一の溝部12
10の底部に位置する第一の不純物拡散層1710もし
くはp型シリコン基板1100より半導体層を選択的に
エピタキシャル成長させる。このとき下層よりN型半導
体層1721、P型半導体層1111、N型半導体層1
722、P型半導体層1112、N型半導体層172
3、P型半導体層1113、N型半導体層1724、P
型半導体層1114、N型半導体層1725を順次積層
する(図142及び図152)。N型半導体層1721
〜1725の濃度は砒素1×1018〜1×1021/cm
3程度のドーズで形成し、P型である半導体層1111
〜1114は硼素1×1015〜1×1017/cm3程度
のドーズで形成する。また、N型半導体層1721と1
722は第一の導電膜である多結晶シリコン膜1511
と第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440を介して
重なりを有することが好ましく、同様に、N型半導体層
1722と1723は第一の導電膜である多結晶シリコ
ン膜1512、N型半導体層1723と1724は第一
の導電膜である多結晶シリコン膜1513、N型半導体
層1724と1725は第一の導電膜である多結晶シリ
コン膜1514とそれぞれ第三の絶縁膜であるシリコン
酸化膜1440を介して重なりを有することが好まし
い。
【0199】その後、例えばエッチバックもしくはCM
P法などによりN型半導体層1725を後退させ、第十
六の絶縁膜であるシリコン窒化膜1360を露出させ、
N型半導体層1725を各々分離形成させる。その後、
第四の配線層を、第二もしくは第三の配線層と方向が交
差するようN型半導体層1725の上部と接続する。
【0200】その後、公知の技術により層間絶縁膜を形
成しコンタクトホールおよびメタル配線を形成する。こ
れにより、第一の導電膜となる多結晶シリコン膜を浮遊
ゲートとする電荷蓄積層に蓄積される電荷状態によって
メモリ機能を有する半導体記憶装置が実現する。
【0201】この製造例では、第二の絶縁膜であるシリ
コン窒化膜1342のような多結晶シリコン膜の表面に
形成される膜はシリコン表面側からシリコン酸化膜/シ
リコン窒化膜の複層膜としてもよい。また、第一の導電
膜である多結晶シリコン膜1511〜1514および第
二の導電膜である多結晶シリコン膜1521〜1524
の不純物の導入は、多結晶シリコン膜の成膜時に行って
もよいし、成膜後もしくはサイドウオール形成後に行っ
てもよいし、最終的に導電膜となれば導入時期は制限さ
れない。
【0202】なお、この製造例では、マスクを用いるこ
となく各メモリセルの制御ゲートを一方向について連続
するように形成した。これは、島状半導体層の配置が対
称的でない場合に初めて可能である。すなわち、第二も
しくは第三の配線層方向の島状半導体層との隣接間隔
を、第四の配線層方向のそれより小さくすることによ
り、第四の配線層方向には分離され、第二もしくは第三
の配線層方向に繋がる配線層がマスクなしで自動的に得
られる。これに対して、例えば、島状半導体層の配置を
対称にした場合にはフォトリソグラフィによりレジスト
のパターンニング工程により配線層の分離を行ってもよ
い。
【0203】また、複数のメモリセル部の上部と下部に
選択ゲートを配置することでメモリセルトランジスタが
過剰消去の状態、すなわち、読み出し電圧が0Vであっ
て、しきい値が負の状態になり、非選択セルでもセル電
流が流れる現象を防止することができる。
【0204】製造例3 この製造例で形成する半導体記憶装置は、電荷蓄積層で
ある浮遊ゲートを含む積層膜により予め電荷蓄積層およ
び選択ゲートが形成される領域および制御ゲートを規定
した後、フォトレジストマスクにより開口されたホール
状溝にトンネル酸化膜を形成し、選択エピタキシャルシ
リコン成長により柱状に島状半導体層を形成し、該島状
半導体層を半導体基板に対して電気的にフローテイング
状態とし、各々のメモリセルの活性領域を電気的にフロ
ーテイング状態とする半導体記憶装置において、島状半
導体層の上部と下部に選択ゲート・トランジスタを配置
し、選択ゲート・トランジスタに挟まれてメモリ・トラ
ンジスタを複数個、例えば2個配置し、各々メモリ・ト
ランジスタのトンネル酸化膜および層間絶縁膜は一括に
形成され、各々トランジスタを該島状半導体層に沿って
直列に接続し、且つ、選択ゲート・トランジスタのゲー
ト絶縁膜厚がメモリ・トランジスタのゲート絶縁膜厚と
等しい構造である。
【0205】このような半導体記憶装置は以下の製造方
法により形成することができる。なお、図155〜図1
77及び図178〜図200は、それぞれEEPROM
のメモリセルアレイを示す図1のA−A′線およびB−
B′線断面図である。
【0206】まず、p型シリコン基板1100の表面に
イオン注入を利用してp型シリコン基板1100に第一
の不純物層1710の導入を行う。例えば、0〜7°程
度傾斜した方向から5〜100 keVの注入エネルギ
ー、砒素1×1014〜1×1016/cm2程度のドーズ
が挙げられる。また、イオン注入に代って、CVD法に
より砒素を含む酸化膜を堆積し、その酸化膜からの砒素
拡散を利用してもよい。また、p型シリコン基板110
0の最表面に第一の不純物層1710が導入されなくて
もよい。
【0207】つづいて、公知のフォトリソグラフィ技術
によりパターンニングされたレジストR4をマスクとし
て用いて(図155及び図178)、例えば反応性イオ
ンエッチングによりp型シリコン基板1100を第一の
不純物層1710が分割されるように200〜2000
nmエッチングして第二の溝部1220を形成する。
【0208】レジストR4を除去した後、第二の溝部1
220に第五の絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜1
420を100〜300nm堆積し、エッチバックして
埋め込みを行う(図156及び図179)。第五の絶縁
膜であるシリコン酸化膜1420を埋めこむ際は、等方
性エッチングを用いたエッチバックでもよいし、異方性
エッチングを用いたエッチバックでもよいし、CMPを
用いた平坦化埋めこみでもよく、種々組み合わせてもよ
いし、手段は問わない。このとき第五の絶縁膜であるシ
リコン酸化膜1420はシリコン窒化膜でもよい。
【0209】次に、p型シリコン基板1100もしくは
第一の不純物層1710上に第十八の絶縁膜となる、例
えばシリコン窒化膜1381、第一の導電膜となる、例
えば多結晶シリコン膜1511、第十八の絶縁膜とな
る、例えばシリコン窒化膜1382、第一の導電膜とな
る、例えば多結晶シリコン膜1512、第十八の絶縁膜
となる、例えばシリコン窒化膜1383、第一の導電膜
となる、例えば多結晶シリコン膜1513、第十八の絶
縁膜となる、例えばシリコン窒化膜1384、第一の導
電膜となる、例えば多結晶シリコン膜1514、第十八
の絶縁膜となる、例えばシリコン窒化膜1385を順次
堆積する。
【0210】つづいて、公知のフォトリソグラフィ技術
によりパターンニングされたレジストR2をマスクとし
て用いて(図157及び図180)、例えば反応性イオ
ンエッチングにより第十八の絶縁膜であるシリコン窒化
膜1381に達する程度までエッチングを行い、第三の
溝部1230を形成する(図158及び図181)。
【0211】その後、第一の導電膜である多結晶シリコ
ン1511〜1514に対して等方性エッチングを行い
(図159及び図182)、第十八の絶縁膜であるシリ
コン窒化膜1382〜1385の径に対して第一の導電
膜である多結晶シリコン膜1511〜1514の径を細
くする。
【0212】つづいて、第三の溝部1230にCVD法
により、第五の絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜1
421を50〜500nm堆積する。その後、第一の導
電膜である多結晶シリコン膜1511の上端の高さ程度
まで、例えば等方性エッチングにより第五の絶縁膜であ
る酸化膜1421の埋め込みを行い(図160及び図1
83)、第一の導電膜である多結晶シリコン1512〜
1514及び第十八の絶縁膜であるシリコン窒化膜13
82〜1385の表面に対して、第十九の絶縁膜とし
て、例えばシリコン窒化膜1390を10〜200nm
程度堆積する。
【0213】第十九の絶縁膜であるシリコン窒化膜13
90に対し異方性エッチングを行うことにより第十九の
絶縁膜であるシリコン窒化膜1390をサイドウオール
状にした後(図161及び図184)、等方性エッチン
グにより第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1421を
除去する(図162及び図185)。
【0214】つづいて、第二の導電膜として、例えば多
結晶シリコン膜1521を100〜500nm程度堆積
し、第二の導電膜である多結晶シリコン膜1521をエ
ッチバックしサイドウオールを形成し、第一の導電膜で
ある多結晶シリコン膜1511の側部に第二の導電膜で
ある多結晶シリコン膜1521を配置する(図163及
び図186)。このとき、図1のA−A’方向について
予め所定の値以下に設定しておくことによって、マスク
工程を用いることなく、その方向に連続する選択ゲート
線となる第二の配線層として形成される。
【0215】その後、第三の溝部1230に第五の絶縁
膜として、例えばシリコン酸化膜1421を50〜50
0nm堆積する。第十八の絶縁膜であるシリコン窒化膜
1382の上端の高さ程度まで、例えば等方性エッチン
グにより第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1421を
埋めこんだ後(図164及び図187)、第一の導電膜
である多結晶シリコン1512〜1514及び第十八の
絶縁膜であるシリコン窒化膜1383〜1385の表面
に層間絶縁膜1612を形成する(図165及び図18
8)。この層間絶縁膜1612は、例えばONO膜とす
る。ONO膜は製造例1と同様に形成することができ
る。
【0216】つづいて、第二の導電膜として、例えば多
結晶シリコン膜1522を100〜500nm程度堆積
する。第十八の絶縁膜であるシリコン窒化膜1384の
上端の高さ程度まで、例えば等方性エッチングにより第
二の導電膜である多結晶シリコン膜1522を埋めこん
だ後(図166及び図189)、第一の導電膜である多
結晶シリコン膜1514の表面及び第十八の絶縁膜であ
るシリコン窒化膜1385の表面に堆積する層間絶縁膜
1612を、例えば等方性エッチングにより除去し(図
167及び図190)、つづいて第二の導電膜として、
例えば多結晶シリコン膜1524を100〜500nm
程度堆積する(図168及び図191)。
【0217】この後、第十八の絶縁膜であるシリコン窒
化膜1385及び第十八の絶縁膜であるシリコン窒化膜
1384の側部に堆積する層間絶縁膜1612と自己整
合で第二の導電膜である多結晶シリコン膜1524及び
1522を異方性エッチングし(図169及び図19
2)、第十八の絶縁膜であるシリコン窒化膜1382〜
1384に挟まれる第一の導電膜である多結晶シリコン
膜1512〜1513の窪みに、層間絶縁膜1612を
介して第二の導電膜である多結晶シリコン膜1522を
埋め込む。
【0218】これにより第一の導電膜である多結晶シリ
コン膜1512の側部に層間絶縁膜1612を介して第
二の導電膜である多結晶シリコン膜1522を配置し、
第一の導電膜である多結晶シリコン膜1513の側部に
層間絶縁膜1612を介して第二の導電膜である多結晶
シリコン膜1523を配置する。なお第二の導電膜であ
る多結晶シリコン膜1524は堆積しなくてもよい。
【0219】つづいて、第三の導電膜となる、例えば多
結晶シリコン膜1532を50〜200nm程度堆積
し、その後、第三の導電膜である多結晶シリコン膜15
32をエッチバックし、第一の導電膜である多結晶シリ
コン膜1512の側部に層間絶縁膜1612を介してサ
イドウオールを形成する(図170及び図193)。こ
のとき、図1のA−A’方向について予め所定の値以下
に設定しておくことによって、マスク工程を用いること
なく、その方向に連続する制御ゲート線となる第三の配
線層として形成される。
【0220】その後、第五の絶縁膜として、例えばシリ
コン酸化膜1422を50〜500nm堆積する。つづ
いて、第十八の絶縁膜であるシリコン窒化膜1383の
上端の高さ程度まで、例えば等方性エッチングにより第
五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1422を埋めこんだ
後、同様に繰り返すことで第一の導電膜である多結晶シ
リコン膜1513の側部に層間絶縁膜1612を介して
第三の導電膜である多結晶シリコン膜1533のサイド
ウオールを配置する(図171及び図194)。
【0221】次に、第五の絶縁膜として、例えばシリコ
ン酸化膜1423を50〜500nm堆積する。つづい
て、第十八の絶縁膜であるシリコン窒化膜1384の上
端の高さ程度まで、例えば等方性エッチングにより第五
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1423を埋めこんだ
後、第三の導電膜となる、例えば多結晶シリコン膜15
34を50〜200nm程度堆積し、つづいてエッチバ
ックすることにより、第一の導電膜である多結晶シリコ
ン膜1513の側部に第三の導電膜である多結晶シリコ
ン膜1534のサイドウオールを形成する(図172及
び図195)。
【0222】その後、例えば等方性エッチングにより第
十八の絶縁膜であるシリコン窒化膜1385を除去し、
つづいて第二十の絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜
1491を50〜500nm程度堆積した後、公知のフ
ォトリソグラフィ技術によりパターンニングされたレジ
ストR1をマスクとして用いて(図173及び図19
6)、反応性イオンエッチングにより第一の不純物層1
710に達するまでエッチングし、第一の溝部1210
を形成する(図174及び図197)。
【0223】つづいて、例えばCVD法を用いて第一の
溝部1210の内壁に、例えば10nm程度のトンネル
酸化膜となる第三の絶縁膜として、例えばシリコン酸化
膜1440を形成する。ここで、第三の絶縁膜であるシ
リコン酸化膜1440はCVD酸化膜に限らず、熱酸化
膜もしくは、窒素酸化膜でもよい。
【0224】その後、第一の不純物拡散層1710上に
ある第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440を選択
的に除去する。例えば異方性エッチングにより第一の溝
部1210の側壁部のみにサイドウオール状に第三の絶
縁膜であるシリコン酸化膜1440を残存させる(図1
75及び図198)。
【0225】さらに、熱処理などにより、第三の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1440のトリートメント処理な
どを施す。この処理は製造例1と同様に行うことができ
る。
【0226】その後、任意に、第一の不純物拡散層17
10表面に形成された酸化膜を、例えば希釈HFなどに
より除去し、第一の溝部1210に島状半導体層172
1〜1725および1111〜1114を埋めこむ。例
えば第一の溝部1210の底部に位置する第一の不純物
拡散層1710より半導体層を選択的にエピタキシャル
成長させる。このとき下層よりN型半導体層1721、
P型半導体層1111、N型半導体層1722、P型半
導体層1112、N型半導体層1723、P型半導体層
1113、N型半導体層1724、P型半導体層111
4、N型半導体層1725を順次積層する。N型半導体
層1721〜1725の濃度は砒素1×1018〜1×1
21/cm3程度のドーズで形成し、P型である半導体
層1111〜1114は硼素1×1015〜1×1017
cm3程度のドーズで形成する。また、N型半導体層1
721と1722は第一の導電膜である多結晶シリコン
膜1511と第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜144
0を介して重なりを有することが好ましく、同様に、N
型半導体層1722と1723は第一の導電膜である多
結晶シリコン膜1512、N型半導体層1723と17
24は第一の導電膜である多結晶シリコン膜1513、
N型半導体層1724と1725は第一の導電膜である
多結晶シリコン膜1514とそれぞれ第三の絶縁膜であ
るシリコン酸化膜1440を介して重なりを有すること
が好ましい。
【0227】その後、例えばエッチバックもしくはCM
P法などによりN型半導体層1725を後退させ、第五
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1425を露出させ、N
型半導体層1725を各々分離形成させる(図176及
び図199)。
【0228】続いて、第四の配線層を、第二もしくは第
三の配線層と方向が交差するようN型1725の上部と
接続する。
【0229】その後、公知の技術により層間絶縁膜を形
成しコンタクトホールおよびメタル配線を形成する(図
177及び図200)。
【0230】これにより、第一の導電膜となる多結晶シ
リコン膜を浮遊ゲートとする電荷蓄積層に蓄積される電
荷状態によってメモリ機能を有する半導体記憶装置が実
現する。
【0231】また、第一の導電膜である多結晶シリコン
膜1511〜1514、第二の導電膜である多結晶シリ
コン膜1521〜1524、及び第三の導電膜である多
結晶シリコン膜1532〜1534の不純物の導入は多
結晶シリコン膜の成膜時に行ってもよいし、成膜後もし
くはサイドウオール形成後に行ってもよいし、導電膜と
なれば導入時期は制限されない。
【0232】なお、この製造例では、マスクを用いるこ
となく各メモリセルの制御ゲートを一方向について連続
するように形成した。これは、島状半導体層の配置が対
称的でない場合に初めて可能である。すなわち、第二も
しくは第三の配線層方向の島状半導体層との隣接間隔
を、第四の配線層方向のそれより小さくすることによ
り、第四の配線層方向には分離され、第二もしくは第三
の配線層方向に繋がる配線層がマスクなしで自動的に得
られる。これに対して、例えば、島状半導体層の配置を
対称にした場合にはフォトリソグラフィによりレジスト
のパターンニング工程により配線層の分離を行ってもよ
い。
【0233】また、複数のメモリセル部の上部と下部に
選択ゲートを配置することでメモリセルトランジスタが
過剰消去の状態すなわち、読み出し電圧が0Vであっ
て、しきい値が負の状態になり、非選択セルでもセル電
流が流れる現象を防止することができる。
【0234】製造例4 この製造例で形成する半導体記憶装置は、電荷蓄積層で
ある浮遊ゲートを含む積層膜により予め電荷蓄積層およ
び選択ゲートが形成される領域を規定した後、フォトレ
ジストマスクにより開口されたホール状溝にトンネル酸
化膜を形成し、選択エピタキシャルシリコン成長により
柱状に島状半導体層を形成し、該島状半導体層を半導体
基板に対して電気的にフローテイング状態とし、各々の
メモリセルの活性領域を電気的に共通とする半導体記憶
装置において、島状半導体層の上部と下部に選択ゲート
・トランジスタを配置し、選択ゲート・トランジスタに
挟まれてメモリ・トランジスタを複数個、例えば2個配
置し、各々メモリ・トランジスタのトンネル酸化膜は一
括に形成され、各々トランジスタを該島状半導体層に沿
って直列に接続し、且つ、選択ゲート・トランジスタの
ゲート絶縁膜厚がメモリ・トランジスタのゲート絶縁膜
厚と等しい構造であり、各々のメモリ・トランジスタの
活性領域に電位を伝達すべく各々のトランジスタの間に
伝達ゲートが配置されて構成される。
【0235】このような半導体記憶装置は以下の製造方
法により形成することができる。なお、図201〜図2
03及び図204〜図206は、EEPROMのメモリ
セルアレイを示す図1のA−A′線およびB−B′線断
面図である。
【0236】第十の絶縁膜であるシリコン窒化膜132
0および第十一の絶縁膜であるシリコン窒化膜1330
および第十二の絶縁膜であるシリコン窒化膜1342お
よび第十四の絶縁膜であるシリコン窒化膜1350を露
出させ、N型半導体層1725を各々分離形成させる
(図201及び図204)までは製造例1と同様に行
う。
【0237】その後、例えば等方性エッチングにより第
十の絶縁膜であるシリコン窒化膜1320および第十一
の絶縁膜であるシリコン窒化膜1330および第十二の
絶縁膜であるシリコン窒化膜1342および第十四の絶
縁膜であるシリコン窒化膜1350および第五の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1422、1423、1424、
1425および第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜14
72、1473、1474、1475をエッチングす
る。この際、第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜147
2、1473、1474、1475を除去し、さらに第
九の絶縁膜であるシリコン酸化膜1472、1473、
1474、1475と島状半導体層1111若しくはN
型半導体層である不純物拡散層1721若しくは172
5との間の第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440
を除去する(図202及び図205)。この際、第九の
絶縁膜であるシリコン酸化膜1472、1473、14
74、1475と島状半導体層1111若しくはN型半
導体層である不純物拡散層1721若しくは1725と
の間の第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440は除
去しなくてもよい。また、第九の絶縁膜であるシリコン
酸化膜1472、1473、1474、1475を除去
し、さらに第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜147
2、1473、1474、1475のエッチングにより
露出する層間容量膜である層間絶縁膜1612および1
613の露出する部位もエッチングする。
【0238】続いて、第二十一の絶縁膜として、例えば
シリコン酸化膜1400を、例えば5〜50nm程度堆
積し、つづいて第三の導電膜として、例えば多結晶シリ
コン膜1530を30〜300nm程度堆積する。その
後、第三の導電膜である多結晶シリコン膜1530を、
例えば異方性エッチングにより少なくともN型半導体層
である不純物拡散層1725の上面が露出する程度まで
エッチバックする。
【0239】次いで、第二十二の絶縁膜として、例えば
シリコン酸化膜1426を50〜500nm程度堆積
し、その後、例えばエッチバックもしくはCMP法など
により第二十二の絶縁膜であるシリコン酸化膜1426
を後退させ、N型半導体層1725を露出させる。その
後は、製造例1に準じて、半導体記憶装置を実現するこ
とができる(図203及び図206)。
【0240】製造例5 電荷蓄積層として積層絶縁膜を用い、電荷蓄積を、積層
絶縁膜へのトラップにより実現する場合の具体的な製造
方法を図207〜図233及び図234〜図260に示
す。なお、図207〜図233及び図234〜図260
は、EEPROMのメモリセルアレイを示す図10のA
−A′およびB−B′断面図である。
【0241】まず、p型シリコン基板1100の表面に
注入保護膜となる第一の絶縁膜として、例えばシリコン
酸化膜1410を2〜20nm堆積させた後、イオン注
入を利用してp型シリコン基板1100に第一の不純物
層1710の導入を行う(図207及び図234)。例
えば、0〜7°程度傾斜した方向から5〜100 ke
Vの注入エネルギー、砒素1×1014〜1×1016/c
2程度のドーズが挙げられる。イオン注入に代えて、
CVD法により砒素を含む酸化膜を堆積し、その酸化膜
からの砒素拡散を利用してもよい。p型シリコン基板1
100の最表面に第一の不純物層1710が導入されな
くてもよい。
【0242】つづいて、公知のフォトリソグラフィ技術
によりパターンニングされたレジストR5をマスクとし
て用いて、例えば反応性イオンエッチングによりp型シ
リコン基板1100を第一の不純物層1710が分割さ
れるように200〜2000nmエッチングして第二の
溝部1220を形成する(図208及び図235)。
【0243】レジストR5を除去した後、第二の溝部1
220に第五の絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜1
420を100〜300nm堆積し、エッチバックして
埋め込みを行う。第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1
420を埋めこむ際は等方性エッチングを用いたエッチ
バックでもよいし、異方性エッチングを用いたエッチバ
ックでもよいし、CMPを用いた平坦化埋めこみでもよ
く、種々組み合わせてもよいし手段は問わない。このと
き第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1420はシリコ
ン窒化膜でもよい。また、シリコン酸化膜1410は除
去されてもよいし、残存してもよい。例えば第一の絶縁
膜であるシリコン酸化膜1410を除去した場合、p型
シリコン基板1100もしくは第一の不純物層1710
上に第九の絶縁膜となる、例えばシリコン酸化膜147
1を堆積する(図209及び図236)。
【0244】その後、第一の導電膜となる、例えば多結
晶シリコン膜1511、第九の絶縁膜となる、例えばシ
リコン酸化膜1472、第一の導電膜となる、例えば多
結晶シリコン膜1512、第九の絶縁膜となる、例えば
シリコン酸化膜1473、第一の導電膜となる、例えば
多結晶シリコン膜1513、第九の絶縁膜となる、例え
ばシリコン酸化膜1474、第一の導電膜となる、例え
ば多結晶シリコン膜1514、第九の絶縁膜となる、例
えばシリコン酸化膜1475、第十の絶縁膜となる、例
えばシリコン窒化膜1320を順次堆積する(図210
及び図237)。このとき、第九の絶縁膜1471〜1
475の膜厚はそれぞれ異なってもよいし、同じでもよ
い。また、第一の導電膜1511〜1514の膜厚はそ
れぞれ異なってもよいし、同じでもよい。
【0245】つづいて、公知のフォトリソグラフィ技術
によりパターンニングされたレジストR6をマスクとし
て用いて(図211及び図238)、例えば反応性イオ
ンエッチングにより第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜
1475が露出する程度にエッチングを行う(図212
及び図239)。
【0246】次に、パターニングされた第十の絶縁膜で
あるシリコン窒化膜1320の側壁に第十一の絶縁膜と
して、例えばシリコン窒化膜1330をサイドウオール
状に形成して(図213及び図240)、第十の絶縁膜
であるシリコン窒化膜1320および第十一の絶縁膜で
あるシリコン窒化膜1330をマスクに第九の絶縁膜で
あるシリコン酸化膜1472〜1475と第一の導電膜
である多結晶シリコン膜1511〜1514を、例えば
異方性エッチングにより順次エッチングし(図214及
び図241)、第一の導電膜1511を除去する時点、
つまり第九の絶縁膜1471が露出するまでエッチング
を行い、第三の溝部1230を形成する。
【0247】つづいて、第二の導電膜として、例えば多
結晶シリコン膜1521を20〜200nm堆積する
(図215及び図242)。
【0248】次に、第二の導電膜である多結晶シリコン
膜1521をエッチバックし、第一の導電膜である多結
晶シリコン膜1511の側壁部にサイドウオールを形成
する(図216及び図243)。このとき、図10のA
−A’方向について予め所定の値以下に設定しておくこ
とによって、マスク工程を用いることなく、その方向に
連続する選択ゲート線となる第二の配線層として形成さ
れる。
【0249】その後、第十二の絶縁膜として、例えばシ
リコン窒化膜1342を10〜100nm堆積し(図2
17及び図244)、CVD法により第五の絶縁膜とし
て、例えばシリコン酸化膜1422を50〜500nm
堆積する。その後、第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜
1472の側壁程度まで、例えば等方性エッチングによ
り第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1422の埋め込
みを行い(図218及び図245)、露出した第十二の
絶縁膜であるシリコン窒化膜1342を除去した後、第
二の導電膜として、例えば多結晶シリコン膜1522を
20〜200nm堆積する。
【0250】次に、第二の導電膜である多結晶シリコン
膜1522をエッチバックし、第一の導電膜である多結
晶シリコン膜1512の側壁部にサイドウオールを形成
する(図219及び図246)。このとき、図10のA
−A’方向について予め所定の値以下に設定しておくこ
とによって、マスク工程を用いることなく、その方向に
連続する制御ゲート線となる第三の配線層として形成さ
れる。
【0251】その後、第十二の絶縁膜として、例えばシ
リコン窒化膜1343を10〜100nm堆積し、CV
D法により第五の絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜
1423を50〜500nm堆積する。続いて、第九の
絶縁膜であるシリコン酸化膜1473の側壁程度まで、
例えば等方性エッチングにより第五の絶縁膜である酸化
膜1423の埋め込みを行い、露出した第十二の絶縁膜
であるシリコン窒化膜1343を除去する(図220及
び図247)。
【0252】次いで、同様に、第二の導電膜として、例
えば多結晶シリコン膜1523を20〜200nm堆積
し、第二の導電膜である多結晶シリコン膜1523をエ
ッチバックし、第一の導電膜である多結晶シリコン膜1
513の側壁部にサイドウオールを形成する。
【0253】さらに、第十二の絶縁膜として、例えばシ
リコン窒化膜1344を10〜100nm堆積し、CV
D法により第五の絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜
1424を50〜500nm堆積する。
【0254】その後、第九の絶縁膜であるシリコン酸化
膜1474の側壁程度まで、例えば等方性エッチングに
より第五の絶縁膜である酸化膜1424の埋め込みを行
い、露出した第十二の絶縁膜であるシリコン窒化膜13
44を除去する。第二の導電膜として、例えば多結晶シ
リコン膜1524を20〜200nm堆積し、つぎに第
二の導電膜である多結晶シリコン膜1524をエッチバ
ックし、第一の導電膜である多結晶シリコン膜1514
の側壁部にサイドウオールを形成する。
【0255】つぎに、第十二の絶縁膜として、例えばシ
リコン窒化膜1345を10〜100nm堆積し、CV
D法により第五の絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜
1425を50〜500nm堆積する。その後、第九の
絶縁膜であるシリコン酸化膜1475の側壁程度まで、
例えば等方性エッチングにより第五の絶縁膜である酸化
膜1425の埋め込みを行い、露出した第十二の絶縁膜
であるシリコン窒化膜1345を除去する(図221及
び図248)。
【0256】つづいて、第十四の絶縁膜として、例えば
シリコン窒化膜1350を50〜500nm堆積する。
その後、第十四の絶縁膜であるシリコン窒化膜1350
の表面を、例えばCMP法により平坦化し(図222及
び図249)、公知のフォトリソグラフィ技術によりパ
ターンニングされたレジストR7をマスクとして用いて
(図223及び250)、例えば反応性イオンエッチン
グにより第十四の絶縁膜であるシリコン窒化膜1350
もしくは第十一の絶縁膜であるシリコン窒化膜133
0、第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜1310をエッ
チングしてパターニングを行う。
【0257】さらに、第九の絶縁膜であるシリコン酸化
膜1471〜1475と第一の導電膜である多結晶シリ
コン膜1511〜1514を、例えば異方性エッチング
により順次エッチングし、第九の絶縁膜であるシリコン
酸化膜1471を除去する時点、つまりp型シリコン基
板1100の表面が露出するまでエッチングを行い、第
一の溝部1210を形成する(図224及び図25
1)。
【0258】つづいて、例えばCVD法を用いて第一の
溝部1210の内壁に、例えば10nm程度のトンネル
酸化膜となる第三の絶縁膜としてシリコン酸化膜144
1を形成する(図225及び図252)。ここで、第三
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1441はCVD酸化膜
に限らず、熱酸化膜もしくは、窒素酸化膜でもよい。
【0259】次に、第一の不純物拡散層1710もしく
はp型シリコン基板1100上にある第三の絶縁膜であ
るシリコン酸化膜1441を選択的に除去する。例え
ば、異方性エッチングにより第一の溝部1210の側壁
部のみにサイドウオール状に第三の絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜1441を残存させる(図226及び25
3)。
【0260】次いで、熱処理などにより、第三の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1441のトリートメント処理な
どを施す。この処理は製造例1と同様に行うことができ
る。
【0261】その後、任意に、第一の不純物拡散層17
10もしくはp型シリコン基板1100表面に形成され
た酸化膜を、例えば希釈HFなどにより除去し、第一の
溝部1210に島状半導体層1721、1722-1お
よび1111を埋めこむ。例えば第一の溝部1210の
底部に位置する第一の不純物拡散層1710もしくはp
型シリコン基板1100より半導体層を選択的にエピタ
キシャル成長させる。このとき下層よりN型シリコン層
1721、P型シリコン層1111、N型シリコン層1
722-1を順次積層する(図227及び図254)。
N型シリコン層1721〜1722-1の濃度は砒素1
×1018〜1×1021/cm3程度のドーズで形成し、
P型であるシリコン層1111は硼素1×1015〜1×
1017/cm3程度のドーズで形成する。また、N型シ
リコン層1721と1722-1は第一の導電膜である
多結晶シリコン膜1511と第三の絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜1441を介して重なりを有することが好まし
い。
【0262】次いで、N型半導体層1722‐1をマス
クに、例えば等方性エッチングにより露出した第三の絶
縁膜であるシリコン酸化膜1441を除去し(図228
及び図255)、つづいて第一の溝部1210の内壁に
電荷蓄積層となる積層絶縁膜1620を形成する(図2
29及び図256)。ここで積層絶縁膜がMNOS構造
の場合には、例えばCVD法により多結晶シリコン膜表
面に4〜10nmのシリコン窒化膜とさらに2〜5nm
のシリコン酸化膜を順次堆積してもよいし、あるいは、
CVD法により多結晶シリコン膜表面に4〜10nmの
シリコン窒化膜を堆積し、このシリコン窒化膜の表面を
酸化することで2〜5nmのシリコン酸化膜を形成して
もよい。また、MONOS構造の場合、例えば多結晶シ
リコン膜表面にCVD法により2〜5nmのシリコン酸
化膜とCVD法により4〜8nmのシリコン窒化膜、さ
らに2〜5nmのシリコン酸化膜を順次堆積してもよい
し、あるいは、多結晶シリコン膜表面に2〜5nmのシ
リコン酸化膜とCVD法により4〜10nmのシリコン
窒化膜を順次堆積し、さらにシリコン窒化膜表面を酸化
することで2〜5nmのシリコン酸化膜を形成してもよ
いし、多結晶シリコン膜表面を酸化することで2〜5n
mのシリコン酸化膜を形成してもよいし、以上の手法を
種々組み合わせてもよい。
【0263】つづいて、N型半導体層1722‐1上に
ある積層絶縁膜1620を選択的に除去する。例えば、
異方性エッチングにより第一の溝部1210の側壁部の
みにサイドウオール状に積層絶縁膜1620を残存させ
る(図230及び図257)。
【0264】その後、熱処理などにより、積層絶縁膜1
620のトリートメント処理などを施してもよい。
【0265】つづいて、前述と同様に第一の溝部121
0に島状半導体層1722‐2〜1724‐1および1
112〜1113を埋めこむ。例えば第一の溝部121
0の底部に位置する島状半導体層1722‐1より半導
体層を選択的にエピタキシャル成長させる。このとき下
層よりN型半導体層1722‐2、P型半導体層111
2、N型半導体層1723、P型半導体層1113、N
型半導体層1724−1を順次積層する。N型半導体層
1722−2〜1724−1の濃度は、先程と同様に砒
素1×1018〜1×1021/cm3程度のドーズで形成
し、P型である半導体層1112〜1113は硼素1×
1015〜1×1017/cm3程度のドーズで形成する。
また、N型半導体層1722−2と1723は第一の導
電膜である多結晶シリコン膜1512と積層絶縁膜16
20を介して重なりを有することが好ましく、同様に、
N型半導体層1723と1724−1は第一の導電膜で
ある多結晶シリコン膜1513と積層絶縁膜1620を
介して重なりを有することが好ましい。さらにN型半導
体層1724‐1は第一の導電膜である多結晶シリコン
膜1514と重なりをもたない程度に形成するのが好ま
しい。その後、N型半導体層1724‐1をマスクに積
層絶縁膜1620を部分的に除去する。
【0266】次いで、例えばCVD法を用いて第一の溝
部1210の内壁に、例えば10nm程度のゲート酸化
膜となる第三の絶縁膜としてシリコン酸化膜1444を
形成する。ここで、第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜
1444はCVD酸化膜に限らず、熱酸化膜もしくは、
窒素酸化膜でもよい。
【0267】つづいて、島状半導体層1724‐1上に
ある第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1444を選択
的に除去する。例えば、異方性エッチングにより第一の
溝部1210の側壁部のみにサイドウオール状に第三の
絶縁膜であるシリコン酸化膜1444を残存させる。そ
の後、熱処理などにより、第三の絶縁膜であるシリコン
酸化膜1444のトリートメント処理などを施す。
【0268】その後、前述と同様に第一の溝部1210
に島状半導体層1724‐2〜1725および1114
を埋めこむ。例えば第一の溝部1210の底部に位置す
る島状半導体層1724‐1より半導体層を選択的にエ
ピタキシャル成長させる。このとき下層よりN型半導体
層1724‐2、P型半導体層1114、N型半導体層
1725を順次積層する(図231及び図258)。N
型半導体層1724−2〜1725の濃度は、先程と同
様に砒素1×1018〜1×1021/cm3程度のドーズ
で形成し、P型である半導体層1114は硼素1×10
15〜1×1017/cm3程度のドーズで形成する。ま
た、N型半導体層1724−2と1725は第一の導電
膜である多結晶シリコン膜1514と第三の絶縁膜であ
るシリコン酸化膜1444を介して重なりを有すること
が好ましい。
【0269】次いで、例えばエッチバックもしくはCM
P法などによりN型半導体層1725を後退させ、第五
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1425を露出させ、N
型半導体層1725を各々分離形成する。
【0270】その後、第四の配線層を第二もしくは第三
の配線層と方向が交差するようN型半導体層1725の
上部と接続する。
【0271】さらに、公知の技術により層間絶縁膜を形
成しコンタクトホールおよびメタル配線を形成する。
【0272】これにより、積層絶縁膜で構成される電荷
蓄積層に蓄積される電荷状態によってメモリ機能を有す
る半導体記憶装置が実現する。
【0273】この製造例では、第一の導電膜である多結
晶シリコン膜1511〜1514および第二の導電膜で
ある多結晶シリコン膜1522、1523の不純物の導
入は多結晶シリコン膜の成膜時に行ってもよいし、成膜
後もしくはサイドウオール形成後に行ってもよいし、導
電膜となれば導入時期は制限されない。
【0274】なお、この製造例では、マスクを用いるこ
となく各メモリセルの制御ゲートを一方向について連続
するように形成した。これは、島状半導体層の配置が対
称的でない場合に初めて可能である。すなわち、第二も
しくは第三の配線層方向の島状半導体層との隣接間隔
を、第四の配線層方向のそれより小さくすることによ
り、第四の配線層方向には分離され、第二もしくは第三
の配線層方向に繋がる配線層がマスクなしで自動的に得
られる。これに対して、例えば、島状半導体層の配置を
対称にした場合には、フォトリソグラフィによりレジス
トのパターンニング工程により配線層の分離を行っても
よい。
【0275】また、複数のメモリセル部の上部と下部に
選択ゲートを配置することでメモリセルトランジスタが
過剰消去の状態、すなわち、読み出し電圧が0Vであっ
て、しきい値が負の状態になり、非選択セルでもセル電
流が流れる現象を防止することができる。
【0276】製造例6 電荷蓄積層としてMISキャパシタを用いた複数のメモ
リセルを有する構造を得るための具体的な製造方法を、
図261〜図283及び図284〜図306に示す。な
お、図261〜図283及び図284〜図306は、そ
れぞれEEPROMのメモリセルアレイを示す図11の
A−A′およびB−B′断面図である。
【0277】まず、p型シリコン基板1100の表面に
注入保護膜となる第一の絶縁膜として、例えばシリコン
酸化膜1410を2〜20nm堆積させた後、イオン注
入を利用してp型シリコン基板1100に第一の不純物
層1710の導入を行う(図261及び図284)。例
えば、0〜7°程度傾斜した方向から5〜100keV
の注入エネルギー、砒素1×1014〜1×1016/cm
2程度のドーズが挙げられる。イオン注入に代えて、C
VD法により砒素を含む酸化膜を堆積し、その酸化膜か
らの砒素拡散を利用してもよい。また、p型シリコン基
板1100の最表面に第一の不純物層1710が導入さ
れなくてもよい。
【0278】つづいて、公知のフォトリソグラフィ技術
によりパターンニングされたレジストR5をマスクとし
て用いて、例えば反応性イオンエッチングによりp型シ
リコン基板1100を第一の不純物層1710が分割さ
れるように200〜2000nmエッチングして第二の
溝部1220を形成する(図262及び図285)。
【0279】レジストR5を除去した後、第二の溝部1
220に第五の絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜1
420を100〜300nm堆積し、エッチバックする
ことにより埋めこみを行う。第五の絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜1420を埋めこむ際は、等方性エッチングを
用いたエッチバックでもよいし、異方性エッチングを用
いたエッチバックでもよいし、CMPを用いた平坦化埋
めこみでもよく、種々組み合わせてもよいし手段は問わ
ない。このとき第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜14
20はシリコン窒化膜でもよい。また、シリコン酸化膜
1410は除去されてもよいし、残存してもよい。例え
ば第一の絶縁膜であるシリコン酸化膜1410を除去し
た場合、p型シリコン基板1100もしくは第一の不純
物層1710上に第九の絶縁膜となる、例えばシリコン
酸化膜1471を堆積する(図263及び図286)。
【0280】その後、第一の導電膜となる、例えば多結
晶シリコン膜1511、第九の絶縁膜となる、例えばシ
リコン酸化膜1472、第一の導電膜となる、例えば多
結晶シリコン膜1512、第九の絶縁膜となる、例えば
シリコン酸化膜1473、第一の導電膜となる、例えば
多結晶シリコン膜1513、第九の絶縁膜となる、例え
ばシリコン酸化膜1474、第一の導電膜となる、例え
ば多結晶シリコン膜1514、第九の絶縁膜となる、例
えばシリコン酸化膜1475、第十の絶縁膜となる、例
えばシリコン窒化膜1320を順次堆積する(図264
及び図287)。このとき、第九の絶縁膜1471〜1
475の膜厚はそれぞれ異なってもよいし、同じでもよ
い。また、第一の導電膜1511〜1514の膜厚はそ
れぞれ異なってもよいし、同じでもよい。
【0281】つづいて、公知のフォトリソグラフィ技術
によりパターンニングされたレジストR6をマスクとし
て用いて(図265及び図288)、例えば反応性イオ
ンエッチングにより第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜
1475が露出する程度にエッチングを行う(図266
及び図289)。
【0282】次に、パターニングされた第十の絶縁膜で
あるシリコン窒化膜1320の側壁に第十一の絶縁膜と
して、例えばシリコン窒化膜1330をサイドウオール
状に形成して(図267及び図290)、第十の絶縁膜
であるシリコン窒化膜1320および第十一の絶縁膜で
あるシリコン窒化膜1330をマスクに第九の絶縁膜で
あるシリコン酸化膜1472〜1475と第一の導電膜
である多結晶シリコン膜1511〜1514を、例えば
異方性エッチングにより順次エッチングし(図268及
び図291)、第一の導電膜1511を除去する時点、
つまり第九の絶縁膜1472が露出するまでエッチング
を行い、第三の溝部1230を形成する。
【0283】つづいて、第二の導電膜として、例えば多
結晶シリコン膜1521を20〜200nm堆積する
(図269及び図292)。
【0284】次に、第二の導電膜である多結晶シリコン
膜1521をエッチバックし、第一の導電膜である多結
晶シリコン膜1511の側壁部にサイドウオールを形成
する(図270及び図293)。このとき、図11のA
−A’方向について予め所定の値以下に設定しておくこ
とによって、マスク工程を用いることなく、その方向に
連続する選択ゲート線となる第二の配線層として形成さ
れる。
【0285】その後、第十二の絶縁膜として、例えばシ
リコン窒化膜1342を10〜100nm堆積し(図2
71及び図294)、CVD法により第五の絶縁膜とし
て、例えばシリコン酸化膜1422を50〜500nm
堆積する。第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜1472
の側壁程度まで、例えば等方性エッチングにより第五の
絶縁膜であるシリコン酸化膜1422の埋め込みを行い
(図272及び図295)、露出した第十二の絶縁膜で
あるシリコン窒化膜1342を除去した後、第二の導電
膜として、例えば多結晶シリコン膜1522を20〜2
00nm堆積する。
【0286】次いで、第二の導電膜である多結晶シリコ
ン膜1522をエッチバックし、第一の導電膜である多
結晶シリコン膜1512の側壁部にサイドウオールを形
成する(図273及び図296)。このとき、図11の
A−A’方向について予め所定の値以下に設定しておく
ことによって、マスク工程を用いることなく、その方向
に連続する制御ゲート線となる第三の配線層として形成
される。
【0287】その後、第十二の絶縁膜として、例えばシ
リコン窒化膜1343を10〜100nm堆積し、CV
D法により第五の絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜
1423を50〜500nm堆積する。その後、第九の
絶縁膜であるシリコン酸化膜1473の側壁程度まで、
例えば等方性エッチングにより第五の絶縁膜である酸化
膜1423の埋め込みを行い、露出した第十二の絶縁膜
であるシリコン窒化膜1343を除去する(図274及
び図297)。
【0288】さらに、同様に、第二の導電膜として、例
えば多結晶シリコン膜1523を20〜200nm堆積
し、つぎに第二の導電膜である多結晶シリコン膜152
3をエッチバックし、第一の導電膜である多結晶シリコ
ン膜1513の側壁部にサイドウオールを形成する。つ
ぎに、第十二の絶縁膜として、例えばシリコン窒化膜1
344を10〜100nm堆積し、CVD法により第五
の絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜1424を50
〜500nm堆積する。その後、第九の絶縁膜であるシ
リコン酸化膜1474の側壁程度まで、例えば等方性エ
ッチングにより第五の絶縁膜である酸化膜1424の埋
め込みを行い、露出した第十二の絶縁膜であるシリコン
窒化膜1344を除去する。
【0289】次いで、第二の導電膜として、例えば多結
晶シリコン膜1524を20〜200nm堆積し、つぎ
に第二の導電膜である多結晶シリコン膜1524をエッ
チバックし、第一の導電膜である多結晶シリコン膜15
14の側壁部にサイドウオールを形成する。つぎに第十
二の絶縁膜として、例えばシリコン窒化膜1345を1
0〜100nm堆積し、CVD法により第五の絶縁膜と
して、例えばシリコン酸化膜1425を50〜500n
m堆積する。その後、第九の絶縁膜であるシリコン酸化
膜1475の側壁程度まで、例えば等方性エッチングに
より第五の絶縁膜である酸化膜1425の埋め込みを行
い、露出した第十二の絶縁膜であるシリコン窒化膜13
45を除去する(図275及び図298)。
【0290】つづいて、第十四の絶縁膜として、例えば
シリコン窒化膜1350を50〜500nm堆積する。
その後、第十四の絶縁膜であるシリコン窒化膜1350
の表面を、例えばCMP法により平坦化し(図276及
び図299)、公知のフォトリソグラフィ技術によりパ
ターンニングされたレジストR7をマスクとして用いて
(図277及び図300)、例えば反応性イオンエッチ
ングにより第十四の絶縁膜であるシリコン窒化膜135
0もしくは第十一の絶縁膜であるシリコン窒化膜133
0、第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜1310をエッ
チングしてパターニングを行う。
【0291】さらに、第九の絶縁膜であるシリコン酸化
膜1471〜1475と第一の導電膜である多結晶シリ
コン膜1511〜1514を、例えば異方性エッチング
により順次エッチングし、第九の絶縁膜であるシリコン
酸化膜1471を除去する時点、つまりp型シリコン基
板1100の表面が露出するまでエッチングを行い、第
一の溝部1210を形成する(図278及び図30
1)。
【0292】つづいて、例えばCVD法を用いて第一の
溝部1210の内壁に、例えば10nm程度のトンネル
酸化膜となる第三の絶縁膜としてシリコン酸化膜144
0を形成する(図279及び図302)。ここで、第三
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440はCVD酸化膜
に限らず、熱酸化膜もしくは、窒素酸化膜でもよい。
【0293】次いで、第一の不純物拡散層1710もし
くはp型シリコン基板1100上にある第三の絶縁膜で
あるシリコン酸化膜1440を選択的に除去する。例え
ば、異方性エッチングにより第一の溝部1210の側壁
部のみにサイドウオール状に第三の絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜1440を残存させる(図280及び図30
3)。
【0294】その後、熱処理などにより、第三の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1440のトリートメント処理な
どを施す。この処理は製造例1と同様に行うことができ
る。
【0295】次いで、任意に、第一の不純物拡散層17
10もしくはp型シリコン基板1100表面に形成され
た酸化膜を、例えば希釈HFなどにより除去し、第一の
溝部1210に島状半導体層1721、1725、17
26、1727および1111〜1113を埋めこむ。
例えば第一の溝部1210の底部に位置する第一の不純
物拡散層1710もしくはp型シリコン基板1100よ
り半導体層を選択的にエピタキシャル成長させる。この
とき下層よりN型シリコン層1721、P型シリコン層
1111、N型シリコン層1726、P型シリコン層1
112、N型シリコン層1727、P型シリコン層11
13、N型シリコン層1725を順次積層していく(図
1311)。N型シリコン層1721、1725、172
6、1727の濃度は砒素1×1018〜1×1021/c
3程度のドーズで形成し、P型であるシリコン層11
11〜1113は硼素1×1015〜1×1017/cm3
程度のドーズで形成する。また、N型シリコン層172
1と1726は第一の導電膜である多結晶シリコン膜1
511と第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440を
介して重なりを有することが好ましく、N型シリコン層
1725と1727は第一の導電膜である多結晶シリコ
ン膜1514と第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜14
40を介して重なりを有することが好ましい。またP型
シリコン層1112は第一の導電膜である多結晶シリコ
ン膜1512とも第一の導電膜である多結晶シリコン膜
1513とも重なりを有さないことが好ましい。
【0296】その後、例えばエッチバックもしくはCM
P法などによりN型半導体層1725を後退させ、第五
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1425を露出させ、N
型半導体層1725を各々分離形成させる(図282及
び305)。
【0297】さらに、第四の配線層を第二もしくは第三
の配線層と方向が交差するようN型半導体層1725の
上部と接続する。
【0298】その後、公知の技術により層間絶縁膜を形
成しコンタクトホールおよびメタル配線を形成する(図
283及び図306)。
【0299】これにより、電荷蓄積層としてMISキャ
パシタで構成される1トランジスタ1キャパシタ構造のD
RAMの素子が島状半導体層に2対形成することができ
る。
【0300】また、この製造例では第一の導電膜である
多結晶シリコン膜1511〜1514および第二の導電
膜である多結晶シリコン膜1522、1523の不純物
の導入は多結晶シリコン膜の成膜時に行ってもよいし、
成膜後もしくはサイドウオール形成後に行ってもよい
し、導電膜となれば導入時期は制限されない。
【0301】なお、この製造例では、マスクを用いるこ
となく各メモリセルの制御ゲートを一方向について連続
するように形成した。これは、島状半導体層の配置が対
称的でない場合に初めて可能である。すなわち、第二も
しくは第三の配線層方向の島状半導体層との隣接間隔
を、第四の配線層方向のそれより小さくすることによ
り、第四の配線層方向には分離され、第二もしくは第三
の配線層方向に繋がる配線層がマスクなしで自動的に得
られる。これに対して、例えば、島状半導体層の配置を
対称にした場合にはフォトリソグラフィによりレジスト
のパターンニング工程により配線層の分離を行ってもよ
い。
【0302】製造例7 電荷蓄積層として浮遊ゲートを用いた複数のメモリセル
を有し、島状半導体層の上部と下部に選択ゲート・トラ
ンジスタを配置し、選択ゲート・トランジスタに挟まれ
てメモリ・トランジスタを複数個、例えば2個配置し、
各々メモリ・トランジスタのトンネル酸化膜は一括に形
成され、各々トランジスタを島状半導体層に沿って直列
に接続し、且つ、選択ゲート・トランジスタのゲート絶
縁膜厚がメモリ・トランジスタのゲート絶縁膜厚と等し
い構造を得るための具体的な製造方法を、図307〜図
308及び図309〜図310に示す。なお、図307
〜図308及び図309〜図310は、それぞれEEP
ROMのメモリセルアレイを示す図1のA−A′および
B−B′断面図である。
【0303】まず、第一の溝部1210の底部よりN型
半導体層1721、P型半導体層1111、N型半導体
層1722を配置させるまでは製造例1(図79〜図1
06及び図107〜図134)と同様に行う。ただし、
第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜1473を堆積する
際に20〜40nm程度の厚さに制御するか、あるいは
第一の導電膜である多結晶シリコン膜1512を堆積し
た後、20〜40nm程度の厚さの熱酸化膜を形成す
る。このときメモリセルの浮遊ゲートである第一の導電
膜である多結晶シリコン膜1512と1513の間隔を
20〜30nmとすることにより、後の工程で第一の溝
部1210に形成する島状半導体層1721〜1725
の内、メモリセルの間に形成されるN型半導体層172
3を形成する必要がなくなる(図307及び図30
9)。
【0304】また、別の製造例として、第一の溝部12
10の底部よりN型半導体層1721を配置させるまで
は製造例1と同様に行うが、第九の絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜1472〜1474を堆積する際に20〜40
nm程度の厚さに制御するか、あるいは第一の導電膜で
ある多結晶シリコン膜1511〜1513を堆積した後
にそれぞれ、20〜40nm程度の厚さの熱酸化膜を形
成する。このときメモリセルの浮遊ゲートである第一の
導電膜である多結晶シリコン膜1511と1512の間
隔、1512と1513の間隔及び1513と1514
の間隔を20〜30nmとすることにより、後の工程で
第一の溝部1210に形成する島状半導体層1721〜
1725の内、選択ゲートおよびメモリセル間に形成さ
れる不純物拡散層1722、1723、1724を形成
する必要がなくなる(図308及び図310)。
【0305】製造例8 電荷蓄積層として浮遊ゲートを複数形成し、且つ、制御
ゲートを形成した後、トンネル酸化膜を形成し、選択エ
ピタキシャルシリコン成長により柱状に島状半導体層を
形成し、該島状半導体層を半導体基板に対して電気的に
フローテイング状態とし、各々のメモリセルの活性領域
を電気的にフローテイング状態とする半導体記憶装置に
おいて、島状半導体層にメモリ・トランジスタを2個配
置し、各々メモリ・トランジスタのトンネル酸化膜は一
括に形成され、各々トランジスタを該島状半導体層に沿
って直列に接続した構造を得るための具体的な製造方法
を、図311及び図312に示す。なお、図311及び
図312は、それぞれEEPROMのメモリセルアレイ
を示す図1のA−A′およびB−B′断面図である。
【0306】第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜147
3を堆積した後、第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜1
474、1475及び第一の導電膜である多結晶シリコ
ン膜1513、1514を堆積せず、第十の絶縁膜であ
るシリコン窒化膜1320を堆積させ、また第一の導電
膜である多結晶シリコン1511及び1522の側壁に
それぞれ層間絶縁膜1612、1613を介して第二の
導電膜である多結晶シリコン1521及び1522を配
置する以外は、製造例1と同様に行うことにより、島状
半導体層にメモリ・トランジスタを2個配置する、第一
の導電膜となる多結晶シリコン膜を浮遊ゲートとする電
荷蓄積層に蓄積される電荷状態によってメモリ機能を有
する半導体記憶装置が実現する(図311及び図31
2)。
【0307】製造例9 酸化膜が挿入された半導体基板、例えばSOI基板の半
導体部上に電荷蓄積層として浮遊ゲートを複数形成し、
且つ、選択ゲート及び制御ゲートを形成した後、トンネ
ル酸化膜を形成し、選択エピタキシャルシリコン成長に
より柱状に島状半導体層を形成し、該島状半導体層を半
導体基板に対して電気的にフローテイング状態とし、各
々のメモリセルの活性領域を電気的にフローテイング状
態とする半導体記憶装置において、島状半導体層の上部
と下部に選択ゲート・トランジスタを配置し、選択ゲー
ト・トランジスタに挟まれてメモリ・トランジスタを複
数個、例えば2個配置し、各々メモリ・トランジスタの
トンネル酸化膜は一括に形成され、各々トランジスタを
該島状半導体層に沿って直列に接続し、且つ、選択ゲー
ト・トランジスタのゲート絶縁膜厚がメモリ・トランジ
スタのゲート絶縁膜厚と等しい構造を得るための具体的
な製造方法を、図313及び図314に示す。なお、図
313及び図314は、それぞれEEPROMのメモリ
セルアレイを示す図1のA−A′およびB−B′断面図
である。
【0308】基板として、SOI基板を用いる以外は、
製造例1と実質的に同様である。
【0309】この製造例によっても製造例1と同様の効
果が得られる。さらに、第一の配線層となる不純物拡散
層1710の接合容量が抑制もしくは除外される。ま
た、基板としてSOI基板を用いることは本発明におけ
る全ての実施例において適応できる。
【0310】製造例10 電荷蓄積層として浮遊ゲートを複数形成し、且つ、選択
ゲート及び制御ゲートを形成した後、トンネル酸化膜を
形成し、選択エピタキシャルシリコン成長により柱状に
島状半導体層を形成し、該島状半導体層を半導体基板に
対して電気的にフローテイング状態とし、各々のメモリ
セルの活性領域を電気的にフローテイング状態とする半
導体記憶装置において、島状半導体層の上部と下部に選
択ゲート・トランジスタを配置し、選択ゲート・トラン
ジスタに挟まれてメモリ・トランジスタを複数個、例え
ば2個配置し、各々メモリ・トランジスタのトンネル酸
化膜は一括に形成され、各々トランジスタを該島状半導
体層に沿って直列に接続し、且つ、選択ゲート・トラン
ジスタのゲート絶縁膜厚がメモリ・トランジスタのゲー
ト絶縁膜厚より大きい構造を得るための具体的な製造方
法を、図315及び図316に示す。なお、図315及
び図316は、それぞれEEPROMのメモリセルアレ
イを示す図1のA−A′およびB−B′断面図である。
【0311】この製造例では、第一の溝部1210の内
壁に形成する第三の絶縁膜であるトンネル酸化膜を、図
315及び図316に示すように、第一の導電膜である
多結晶シリコン1512及び1513と接するように配
置し、また、第十三の絶縁膜として、例えばシリコン酸
化膜1451を第一の導電膜である多結晶シリコン15
11と接するように配置し、第十三の絶縁膜として、例
えばシリコン酸化膜1454を第一の導電膜である多結
晶シリコン1514と接するように配置する以外は、製
造例1と同様に行う。これにより、選択ゲート・トラン
ジスタのゲート絶縁膜厚がメモリ・トランジスタのゲー
ト絶縁膜厚より大きい構造が実現し、実施の形態1と同
様の効果が得られる。
【0312】製造例11 第一の配線層の方向と第四の配線層の方向が平行である
構造を得るための具体的な製造方法を、図317〜図3
19及び図320〜図322に示す。なお、図317〜
図319及び図320〜図322は、それぞれEEPR
OMのメモリセルアレイを示す図1のA−A′およびB
−B′断面図である。
【0313】まず、公知のフォトリソグラフィ技術によ
りパターンニングされたレジストR5をマスクとして用
いて(図317及び図320)、例えば反応性イオンエ
ッチングにより第一の絶縁膜1410およびp型シリコ
ン基板1100を第一の不純物層1710が分割される
ように200〜2000nmエッチングして、将来連続
するゲート線となる第二の配線層と交差する方向に第二
の溝部1220を形成する(図318〜図319及び図
321〜図322)以外は製造例1と同じである。
【0314】これにより、第一の配線層と第四の配線層
が平行である第一の導電膜となる多結晶シリコン膜を浮
遊ゲートとする電荷蓄積層に蓄積される電荷状態によっ
てメモリ機能を有する半導体記憶装置が実現する。
【0315】また、この実施例では第二の絶縁膜である
シリコン窒化膜1310のような半導体基板もしくは多
結晶シリコン膜の表面に形成される膜は、シリコン表面
側からシリコン酸化膜/シリコン窒化膜の複層膜として
もよい。第一の導電膜である多結晶シリコン膜1511
〜1514および第二の導電膜である多結晶シリコン膜
1522、1523の不純物の導入は、多結晶シリコン
膜の成膜時に行ってもよいし、成膜後もしくはサイドウ
オール形成後に行ってもよいし、導電膜としてなれば導
入時期は制限されない。
【0316】なお、この製造例では、マスクを用いるこ
となく各メモリセルの制御ゲートを一方向について連続
するように形成した。これは、島状半導体層の配置が対
称的でない場合に初めて可能である。すなわち、第二も
しくは第三の配線層方向の島状半導体層との隣接間隔
を、第四の配線層方向のそれより小さくすることによ
り、第四の配線層方向には分離され、第二もしくは第三
の配線層方向に繋がる配線層がマスクなしで自動的に得
られる。これに対して、例えば、島状半導体層の配置を
対称にした場合にはフォトリソグラフィによりレジスト
のパターンニング工程により配線層の分離を行ってもよ
い。
【0317】また、複数のメモリセル部の上部と下部に
選択ゲートを配置することでメモリセルトランジスタが
過剰消去の状態、すなわち、読み出し電圧が0Vであっ
て、しきい値が負の状態になり、非選択セルでもセル電
流が流れる現象を防止することができる。
【0318】製造例12 第一の配線層がメモリアレイに対し電気的に共通である
構造を得るための具体的な製造方法を、図323及び図
324に示す。なお、図323及び図324は、それぞ
れEEPROMのメモリセルアレイを示す図1のA−
A′およびB−B′断面図である。
【0319】半導体基板1100に第二の溝部1220
を形成せず、製造例1からこれに関わる工程を省略した
のと同様である(図323及び図324)。
【0320】これにより、少なくともアレイ内の第一の
配線層が分割されずに共通となり、第一の導電膜となる
多結晶シリコン膜を浮遊ゲートとする電荷蓄積層に蓄積
される電荷状態によってメモリ機能を有する半導体記憶
装置が実現する。
【0321】製造例13 製造例5(図207〜図227及び図234〜図25
4)は製造例1に対して電荷蓄積層として積層絶縁膜を
用い、電荷蓄積を積層絶縁膜へのトラップにより実現す
る場合の具体的な製造工程例を示したが、実施の形態5
と同等の効果が得られる他の製造例について、図325
〜図335及び図336〜図346に示す。なお、図3
25〜図335及び図336〜図346は、それぞれE
EPROMのメモリセルアレイを示す図10のA−A′
およびB−B′断面図である。
【0322】第十の絶縁膜であるシリコン窒化膜132
0を堆積するまで(図325〜図328及び図336〜
図339)は製造例5と同様である。
【0323】つづいて、公知のフォトリソグラフィ技術
によりパターンニングされたレジストR6をマスクとし
て用いて(図329及び図340)、例えば反応性イオ
ンエッチングにより第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜
1475が露出する程度にエッチングを行う。この際、
A−A’方向については第九の絶縁膜であるシリコン酸
化膜1475が分離されないようにする(図330及び
図341)。
【0324】次に、パターニングされた第十の絶縁膜で
あるシリコン窒化膜1320の側壁に第十一の絶縁膜と
して、例えばシリコン窒化膜1330をサイドウオール
状に形成して(図331及び図342)、第十の絶縁膜
であるシリコン窒化膜1320および第十一の絶縁膜で
あるシリコン窒化膜1330をマスクに、第九の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1472〜1475と第一の導電
膜である多結晶シリコン膜1511〜1514を、例え
ば異方性エッチングにより順次エッチングし(図332
及び図343)、第一の導電膜1511を除去する時
点、つまり第九の絶縁膜1471が露出するまでエッチ
ングを行い、第三の溝部1230を形成する。
【0325】つづいて、第五の絶縁膜として、例えばシ
リコン酸化膜1421を堆積し、第三の溝部1230に
対して埋め込みを行い(図333及び図344)、公知
のフォトリソグラフィ技術によりパターンニングされた
レジスト R7をマスクとして用いて、例えば反応性イ
オンエッチングにより第十一の絶縁膜であるシリコン窒
化膜1330、第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜13
20をエッチングしてパターニングを行う。
【0326】さらに、第九の絶縁膜であるシリコン酸化
膜1471〜1475と第一の導電膜である多結晶シリ
コン膜1511〜1514を、例えば異方性エッチング
により順次エッチングし、第九の絶縁膜であるシリコン
酸化膜1471を除去する時点、つまりp型シリコン基
板1100の表面が露出するまでエッチングを行い、第
一の溝部1210を形成する(図334及び図34
5)。
【0327】その後は製造例5(図207〜図227及
び図234〜254)と同様に行う。これにより、積層
絶縁膜で構成される電荷蓄積層に蓄積される電荷状態に
よってメモリ機能を有する半導体記憶装置が実現する
(図335及び図346)。
【0328】この製造例では、第一の導電膜である多結
晶シリコン膜1511〜1514の不純物の導入は多結
晶シリコン膜の成膜時に行ってもよいし、成膜後に行っ
てもよいし、導電膜としてなれば導入時期は制限されな
い。
【0329】また、複数のメモリセル部の上部と下部に
選択ゲートを配置することでメモリセルトランジスタが
過剰消去の状態、すなわち、読み出し電圧が0Vであっ
て、しきい値が負の状態になり、非選択セルでもセル電
流が流れる現象を防止することができる。
【0330】製造例14 製造例6で形成した半導体記憶装置に対して、トランジ
スタ、キャパシタ、トランジスタ、キャパシタの順で配置
した半導体記憶装置の具体的な製造工程例を図347及
び図348に示す。なお、図347及び図348は、そ
れぞれDRAMのメモリセルアレイを示す図11のA−
A′およびB−B′断面図である。
【0331】この製造例では、不純物拡散層1710を
形成せず、かつ不純物拡散層の分離工程を導入しない以
外は製造例6(図261〜う283及び図284〜図3
06)に準じて、図347及び図348のような構造と
する。
【0332】これにより、第一の溝部1210に配置さ
せる半導体層に形成する複数のキャパシタをトランジス
タで分離することができる。また、不純物拡散層171
0を配線層として用いないことにより、配線容量が小さ
くなる。
【0333】製造例15 電荷蓄積層である浮遊ゲートを含む積層膜により予め電
荷蓄積層および選択ゲートが形成される領域を規定した
後、フォトレジストマスクにより開口されたホール状溝
にトンネル酸化膜を形成し、選択エピタキシャルシリコ
ン成長により柱状に島状半導体層を形成し、該島状半導
体層を半導体基板に対して電気的にフローテイング状態
とし、各々のメモリセルの活性領域を電気的に共通とす
る半導体記憶装置において、島状半導体層の上部と下部
に選択ゲート・トランジスタを配置し、選択ゲート・ト
ランジスタに挟まれてメモリ・トランジスタを複数個、
例えば2個配置し、各々メモリ・トランジスタのトンネ
ル酸化膜は一括に形成され、各々トランジスタを該島状
半導体層に沿って直列に接続し、且つ、選択ゲート・ト
ランジスタのゲート絶縁膜厚がメモリ・トランジスタの
ゲート絶縁膜厚と等しい構造であり、且つ浮遊ゲートの
表面積を大きくする半導体記憶装置の製造方法を、図3
49〜図350及び図351〜図352に示す。なお、
図349〜図350及び図351〜図352は、それぞ
れEEPROMのメモリセルアレイを示す図1のA−
A′およびB−B′断面図である。
【0334】この製造例では、第二の導電膜である多結
晶シリコン膜1521をエッチバックし、第一の導電膜
である多結晶シリコン膜1511の側壁部にサイドウオ
ールを形成するまでは製造例1(図79〜図106及び
図107〜図134)と同様に行う。
【0335】つづいて、第九の絶縁膜であるシリコン酸
化膜1471〜1475を、例えば等方性エッチングに
より半導体基板1100と水平方向にエッチングする
(図349及び図351)。
【0336】その後、第三の溝部1230の側壁に第十
二の絶縁膜として、例えばシリコン窒化膜1342を2
〜20nm堆積し、以降は製造例1に準じて半導体記憶
装置を形成する(図350及び図352)。
【0337】これにより。層間容量膜1612あるいは
1613を介して制御ゲートとなる第三の導電膜と接続
する浮遊ゲートとなる第二の導電膜1512および15
13の面積が増加し、浮遊ゲートと制御ゲート間の静電
容量が増大する。
【0338】製造例16 トランジスタのゲートの垂直な方向の長さが異なる構造
を得るための具体的な製造方法を、図353及び図35
5、図354及び図356に示す。なお、図353〜図
354及び図355〜図356は、それぞれEEPRO
Mのメモリセルアレイを示す図1のA−A′およびB−
B′断面図である。
【0339】この製造例では、メモリセルのゲートもし
くは選択ゲートとなる第一の導電膜である多結晶シリコ
ン膜1511〜1514の半導体基板1100に対して
垂直な方向の長さは、図353及び図355に示すよう
に、多結晶シリコン膜1511、1514の選択ゲート
長が異なっている。
【0340】また、図354及び図356に示すよう
に、第一の導電膜である多結晶シリコン膜1512、1
513のメモリセルのゲート長が異なってもよい。
【0341】さらに、第一の導電膜である多結晶シリコ
ン膜1511〜1514の垂直な方向の長さが同じ長さ
でなくてもよい。
【0342】製造例17 トランジスタの活性化領域の垂直な方向の長さが異なる
構造を得るための具体的な製造方法を、図357及び図
358に示す。なお、図357及び図358は、それぞ
れEEPROMのメモリセルアレイを示す図1のA−
A′およびB−B′断面図である。
【0343】この製造例では、メモリセルのチャネル部
もしくは選択トランジスタのチャネル部となる半導体層
1111〜1114の半導体基板1100に対して垂直
な方向の長さは、図357及び図358に示すように、
半導体層1111、1114の選択トランジスタのチャ
ネル長が異なる。なお、半導体層1112、1113の
メモリセルのチャネル長が異なってもよい。
【0344】製造例18 第四の配線層1840と接続される半導体層1110の
上端部に位置する不純物拡散層1725の高さを大きく
配置する構造を得るための具体的な製造方法を、図35
9及び図360に示す。なお、図359及び図360
は、それぞれEEPROMのメモリセルアレイを示す図
1のA−A′およびB−B′断面図である。
【0345】この製造例では、第四の配線層1840と
接続される半導体層1725の高さが、図359及び図
360に示すように、大きい。
【0346】この際、第五の絶縁膜であるシリコン酸化
膜1425の膜厚を厚く設定でき、第一の導電膜である
多結晶シリコン膜1514と第四の配線層1840との
絶縁性が向上する。あるいは不純物拡散層1725を露
出させる際、露出面積を大きく設定できるため、不純物
拡散層1725と第四の配線層1840との接続性能が
向上する。
【0347】製造例19 島状半導体層の形状の変更について、具体的な製造方法
を、図361〜図362及び図363〜図364に示
す。なお、図361〜図362及び図363〜図364
は、それぞれEEPROMのメモリセルアレイを示す図
1のA−A′およびB−B′断面図である。
【0348】反応性イオンエッチングにより第一の溝部
1210を形成する際、第一の溝部1210の上端部と
下端部の外形が異なった場合、図361及び図363に
示すようになる。例えば、上面からの第一の溝部121
0の形が円形を呈している場合、円錐形を呈する。
【0349】また、第一の溝部1210の上端部と下端
部の水平方向の位置がずれた場合、図362及び図36
4に示すようになる。例えば、上面からの第一の溝部1
210の形が円形を呈している場合、斜め円柱を呈す
る。なお、半導体基板1100に対して垂直な方向に直
列にメモリセルを配置できる構造であるならば、第一の
溝部1210の形状は特に限定されない。
【0350】製造例20 さらに、島状半導体層の形状の変更について、具体的な
製造方法を、図365〜図368及び図369〜図37
2に示す。なお、図365〜図368及び図369〜図
372は、それぞれEEPROMのメモリセルアレイを
示す図1のA−A′およびB−B′断面図である。
【0351】反応性イオンエッチングにより第一の溝部
1210を形成する際、第五の絶縁膜であるシリコン酸
化膜1422〜1425及び第九の絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜1471における第一の溝部1210の外形
が、第一の導電膜である多結晶シリコン膜1511〜1
514における第一の溝部1210の外形より大きい場
合、図365〜図366及び図369〜図370に示す
ようになる。
【0352】また、第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜
1422〜1425及び第九の絶縁膜であるシリコン酸
化膜1471における第一の溝部1210の外形が、第
一の導電膜である多結晶シリコン膜1511〜1514
における第一の溝部1210の外形より小さい場合、図
367〜図368及び図371〜図372に示すように
なる。
【0353】なお、これら絶縁膜における第一の溝部1
210の外形と第十一の絶縁膜であるシリコン窒化膜1
330における第一の溝部1210の外形との大小関係
は問わず、半導体基板1100に対して垂直な方向に直
列にメモリセルを配置できる構造であるならば、第一の
溝部1210の形状は特に限定されない。
【0354】製造例21 島状半導体層の底部の形状の変更について、具体的な製
造方法を、図373〜図376及び図377〜図380
に示す。なお、図373〜図376及び図377〜図3
80は、それぞれEEPROMのメモリセルアレイを示
す図1のA−A′およびB−B′断面図である。
【0355】格子縞状の第一の溝部1210の底部形状
は、図373〜図374及び図377〜図378に示す
ように、直線状の傾斜構造を呈する。
【0356】また、格子縞状の第一の溝部1210の底
部形状は、図375〜図376及び図379〜図380
に示すように、丸みを帯びた傾斜構造を呈する。なお、
第一の導電膜となる多結晶シリコン膜1511の下端部
は、第一の溝部1210の底部の傾斜部に差しかかって
も差しかからなくてもよい。
【0357】製造例22 下地段差部に堆積される多結晶シリコン膜の形状の変更
について、具体的な製造方法を、図381及び図382
に示す。なお、図381及び図382は、それぞれEE
PROMのメモリセルアレイを示す図1のA−A′およ
びB−B′断面図である。
【0358】第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜147
1〜1475および第十の絶縁膜であるシリコン窒化膜
1320および第十一の絶縁膜であるシリコン窒化膜1
330および第一の導電膜である多結晶シリコン膜15
11〜1514に被覆される第二の多結晶シリコン膜1
521〜1524は、図381及び図382に示すよう
に、第一の溝部1210の底部形状に沿って均一に堆積
された構造を呈する。なお、製造例1のように、底部形
状によっては部分的に不均一に堆積された構造を呈して
もよい。
【0359】製造例23 半導体層1110の上端部に位置する不純物拡散層17
25を加工することにより第四の配線層1840を形成
する具体的な製造方法を、図383〜図384及び図3
85〜図386に示す。なお、図383〜図384及び
図385〜図386は、それぞれEEPROMのメモリ
セルアレイを示す図1のA−A′およびB−B′断面図
である。
【0360】第四の配線層として半導体層1725を公
知のフォトリソグラフィ技術によりパターンニングされ
たレジスト R8をマスクとして用いて(図383及び
図385)、反応性イオンエッチングにより加工して、
第二の配線層もしくは第三の配線層の方向と交差するよ
うに第四の配線層を形成する(図384及び図38
6)。
【0361】製造例24 第一、第二及び第三の配線層と周辺回路との電気的接続
を実現する端子の具体的な製造方法を、図387〜図3
92と図393〜図398とにそれぞれ示す。なお、図
387〜図392と図393〜図398は、それぞれE
EPROMのメモリセルアレイを示す図9と図8のH−
H′線、I1−I1′線、I2−I2′線I3−I3′
線I4−I4′線I5−I5′線断面図であり、これら
は埋設された配線層に外部から電圧を印加するために、
例えば半導体記憶装置上面に配置された端子と埋設され
たとが電気的に結合する部位1921、1932、19
33、1934、1910がそれぞれ確認できる位置で
の断面図を示している。
【0362】配線層引き出し部における埋設される各々
の第一及び第二、第三の配線層を階段状に配置し、各々
の配線層の端部から所望の配線層以外の配線層と交わら
ないように第一及び第二、第三のコンタクト1921、
1932、1933、1934、1910を形成するこ
とで、第一及び第二、第三の配線層を半導体記憶装置上
面へ引き出す(図387〜図392)。
【0363】また、第一及び第二、第三のコンタクト1
921、1932、1933、1934、1910を形
成せず、例えば導電膜を半導体記憶装置上面へ引き出し
てもよい。このような配置によっても、上記と同様の効
果を得ることができる。
【0364】さらに、配線層引き出し部での埋設される
各々の第一及び第二、第三の配線層を図387〜図39
2のように配置し、第一及び第二、第三のコンタクト1
921、1932、1933、1934、1910を開
口した後、第二十三の絶縁膜として、例えばシリコン酸
化膜1499を10〜100nm堆積し、つづいて堆積
膜厚分程度エッチバックすることにより、配線層引き出
し部に形成したコンタクトの内壁に第二十三の絶縁膜で
あるシリコン酸化膜1499のサイドウオールを形成す
る。この際、第二十三の絶縁膜はシリコン酸化膜に限ら
ず、シリコン窒化膜等の絶縁膜であればよい。その後、
メタルあるいは導電膜をコンタクト部に埋め込むことに
より、第一の配線層及び第二、第三の各配線層を半導体
記憶装置上面へ引き出してもよい(図393〜図39
8)。
【0365】また、配線層を引き出すためのコンタクト
は、図393〜図398に示すように、隣接するA−
A’方向に連続するメモリセルの配線層引き出し部に共
通して形成してもよいし、図387〜図392に示すよ
うに、各々の配線層引き出し部に形成してもよい。
【0366】第一の配線層及び第二、第三の配線層を半
導体上面へ引き出すことは、本発明における全ての実施
例において適応できる。
【0367】なお、上記の製造例においては、例えば、
電荷蓄積層を複数形成した後、選択エピタキシャルシリ
コン成長により柱状に島状半導体層1110を形成して
おり;活性領域となる半導体基板もしくは半導体層を形
成する前に、複層からなる積層膜により電荷蓄積層が形
成される領域を規定し、電荷蓄積層をこの領域に形成し
ており;半導体基板面の垂線方向に電荷蓄積層および制
御ゲートを有する複数のメモリセルを直列に接続し、こ
のメモリセルは半導体基板と半導体基板上に格子縞状に
分離されてなるマトリクス状に配列された複数の島状半
導体層の側壁部に形成され、島状半導体層に配置された
不純物拡散層をメモリセルのソースもしくはドレインと
し、不純物拡散層により半導体基板と島状半導体層が電
気的に分離しており、制御ゲートが一方向の複数の島状
半導体層について連続的に、且つ、半導体基板面に対し
水平方向に配置されてなる制御ゲート線を有し、制御ゲ
ート線と交差する方向に不純物拡散層と電気的に接続
し、且つ、半導体基板面に対し水平方向に配置されてな
るビット線を有するように形成しているが、各製造例で
示した各工程、あるいは各半導体記憶装置の各構成を、
任意に組み合わせることができる。
【0368】
【発明の効果】本発明の半導体記憶装置によれば、半導
体基板と、少なくとも1つの島状半導体層、該島状半導
体層の側壁の周囲の全部又は一部に形成された電荷蓄積
層及び制御ゲートから構成される少なくとも1つのメモ
リセルとを有する半導体記憶装置であって、前記メモリ
セルの少なくとも1つが前記半導体基板から電気的に絶
縁され、かつ前記電荷蓄積層と島状半導体層との間の少
なくとも一部の領域で電荷を通過させ得る絶縁膜を有す
るため、島状半導体層の垂直方向における基板のバック
バイアス効果の回避又はばらつきを防止することが可能
となり、ビットラインとソースライン間に直列に接続す
るメモリセルを複数形成することが可能となる。これに
より、基板からのバックバイアス効果に起因する読み出
し時における各メモリセルの閾値の低下によるメモリセ
ルの特性のばらつきの発生を防止することができる。
【0369】また、大容量化が可能となる。例えば、メ
モリトランジスタを備える半導体基板円柱の直径を最小
加工寸法で形成し、互いの半導体基板柱とのスペース幅
の最短距離を最小加工寸法で構成した場合、半導体基板
円柱当りのメモリトランジスタの段数が2段であれば、
従来の2倍の容量が得られる。つまり、半導体基板円柱
当りのメモリトランジスタ段数倍の大容量化が行える。
一般的に段数が多ければ多いほど大容量化が実現する。
これによりビット当りのセル面積が縮小し、チップの縮
小化及び低コスト化が図れる。しかも、デバイス性能を
決定する方向である垂直方向は最小加工寸法に依存せ
ず、デバイスの性能を維持することができる。
【0370】さらに、各メモリセルは、島状半導体層を
取り囲むように配置するため、駆動電流の向上及びS値
の増大が実現する。
【0371】また、本発明の半導体記憶装置の製造方法
によれば、円形のパターンを用いて半導体基板を柱状に
加工した後、該半導体基板側面を犠牲酸化することで、
基板表面のダメージ、欠陥及び凹凸を取り除くことで、
良好な活性領域面として用いることができる。この際、
酸化膜厚を制御することで柱の直径を操作することが可
能となり、トンネル酸化膜の表面積と浮遊ゲートと制御
ゲートの層間容量膜の表面積できまる浮遊ゲートと制御
ゲート間の容量の増大が容易に行える。
【0372】さらに、円形のパターンを用いることで、
活性領域面に局所的な電界集中の発生が回避でき、電気
的制御が容易に行える。さらに、柱状の半導体基板にト
ランジスタのゲート電極を取り囲むように配置すること
で駆動電流の向上及びS値の増大が実現する。各メモリ
セルの活性領域を基板に対してフローテイング状態とな
るように不純物拡散層を形成することで基板からのバッ
クバイアス効果が無くなり読み出し時における各メモリ
セルの閾値の低下によるメモリセルの特性のばらつきが
発生しなくなる。
【0373】また、トンネル酸化膜及び浮遊ゲート堆積
後、浮遊ゲート側壁に絶縁膜のサイドウォールを垂直方
向に複数形成することで、浮遊ゲートの加工が一括で行
える。つまり、トンネル酸化膜は各々のメモリセルに対
して同質のものが得られる。これらの手法を用いること
により、メモリセルの特性ばらつきが抑制され、デバイ
スの性能のばらつきが抑制され、制御が容易となり低コ
スト化実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の半導体記憶装置において電荷蓄積層
として浮遊ゲートを有するEEPROMのメモリセルア
レイを示す平面図である。
【図2】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMの別のメモリセルアレイを示す平面図である。
【図3】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMのさらに別のメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図4】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMのさらに別のメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図5】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMのさらに別のメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図6】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMのさらに別のメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図7】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMのさらに別のメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図8】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMのさらに別のメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図9】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMのさらに別のメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図10】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有するMO
NOS構造のEEPROMのメモリセルアレイを示す平
面図である。
【図11】 電荷蓄積層としてMISキャパシタを有す
るDRAM構造のEEPROMのメモリセルアレイを示
す平面図である。
【図12】 電荷蓄積層としてMISトランジスタを有
するSRAM構造のEEPROMのメモリセルアレイを
示す平面図である。
【図13】 本発明の半導体記憶装置において電荷蓄積
層として浮遊ゲートを有する半導体記憶装置の図1にお
けるA−A’断面図に対応する断面図である。
【図14】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有する半導
体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に対応する断
面図である。
【図15】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有する別の
半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に対応す
る断面図である。
【図16】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有する別の
半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に対応す
る断面図である。
【図17】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図18】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図19】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図20】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図21】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図22】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図23】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図24】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図25】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図26】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図27】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図28】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図29】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図30】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図31】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図32】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図33】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図34】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図35】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図36】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図37】 本発明の半導体記憶装置において電荷蓄積
層として積層絶縁膜を有するMONOS構造の半導体記
憶装置の図10におけるA−A’断面図に対応する断面
図である。
【図38】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有するMO
NOS構造の半導体記憶装置の図10におけるB−B’
断面図に対応する断面図である。
【図39】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する別の
MONOS構造の半導体記憶装置の図10におけるA−
A’断面図に対応する断面図である。
【図40】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する別の
MONOS構造の半導体記憶装置の図10におけるB−
B’断面図に対応する断面図である。
【図41】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する別の
MONOS構造の半導体記憶装置の図10におけるA−
A’断面図に対応する断面図である。
【図42】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する別の
MONOS構造の半導体記憶装置の図10におけるB−
B’断面図に対応する断面図である。
【図43】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する別の
MONOS構造の半導体記憶装置の図10におけるA−
A’断面図に対応する断面図である。
【図44】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する別の
MONOS構造の半導体記憶装置の図10におけるB−
B’断面図に対応する断面図である。
【図45】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する別の
MONOS構造の半導体記憶装置の図10におけるA−
A’断面図に対応する断面図である。
【図46】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する別の
MONOS構造の半導体記憶装置の図10におけるB−
B’断面図に対応する断面図である。
【図47】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する別の
MONOS構造の半導体記憶装置の図10におけるA−
A’断面図に対応する断面図である。
【図48】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する別の
MONOS構造の半導体記憶装置の図10におけるB−
B’断面図に対応する断面図である。
【図49】 本発明の半導体記憶装置において電荷蓄積
層としてMISキャパシタを有するDRAM構造の半導
体記憶装置の図11におけるA−A’断面図に対応する
断面図である。
【図50】 電荷蓄積層としてMISキャパシタを有す
るDRAM構造の半導体記憶装置の図11におけるB−
B’断面図に対応する断面図である。
【図51】 電荷蓄積層としてMISキャパシタを有す
る別のDRAM構造の半導体記憶装置の図11における
A−A’断面図に対応する断面図である。
【図52】 電荷蓄積層としてMISキャパシタを有す
る別のDRAM構造の半導体記憶装置の図11における
B−B’断面図に対応する断面図である。
【図53】 電荷蓄積層としてMISキャパシタを有す
る別のDRAM構造の半導体記憶装置の図11における
A−A’断面図に対応する断面図である。
【図54】 電荷蓄積層としてMISキャパシタを有す
る別のDRAM構造の半導体記憶装置の図11における
B−B’断面図に対応する断面図である。
【図55】 本発明の半導体記憶装置において電荷蓄積
層としてMISトランジスタを有するSRAM構造の半
導体記憶装置の図12におけるA−A’断面図に対応す
る断面図である。
【図56】 電荷蓄積層としてMISトランジスタを有
するSRAM構造の半導体記憶装置の図12におけるB
−B’断面図に対応する断面図である。
【図57】 電荷蓄積層としてMISトランジスタを有
する別のSRAM構造の半導体記憶装置の図12におけ
るA−A’断面図に対応する断面図である。
【図58】 電荷蓄積層としてMISトランジスタを有
する別のSRAM構造の半導体記憶装置の図12におけ
るB−B’断面図に対応する断面図である。
【図59】 本発明の半導体記憶装置の等価回路図であ
る。
【図60】 本発明の半導体記憶装置の別の等価回路図
である。
【図61】 本発明の半導体記憶装置のさらに別の等価
回路図である。
【図62】 本発明の半導体記憶装置のさらに別の等価
回路図である。
【図63】 本発明の半導体記憶装置のさらに別の等価
回路図である。
【図64】 本発明の半導体記憶装置のさらに別の等価
回路図である。
【図65】 本発明の半導体記憶装置のさらに別の等価
回路図である。
【図66】 本発明の半導体記憶装置のさらに別の等価
回路図である。
【図67】 本発明の半導体記憶装置のさらに別の等価
回路図である。
【図68】 本発明の半導体記憶装置のさらに別の等価
回路図である。
【図69】 本発明の半導体記憶装置のさらに別の等価
回路図である。
【図70】 本発明の半導体記憶装置のさらに別の等価
回路図である。
【図71】 本発明の半導体記憶装置のさらに別の等価
回路図である。
【図72】 本発明の半導体記憶装置の読み出し時のタ
イミングチャートの一例を示す図である。
【図73】 本発明の半導体記憶装置の読み出し時のタ
イミングチャートの一例を示す図である。
【図74】 本発明の半導体記憶装置の読み出し時のタ
イミングチャートの一例を示す図である。
【図75】 本発明の半導体記憶装置の書き込み時のタ
イミングチャートの一例を示す図である。
【図76】 本発明の半導体記憶装置の書き込み時のタ
イミングチャートの一例を示す図である。
【図77】 本発明の半導体記憶装置の消去時のタイミ
ングチャートの一例を示す図である。
【図78】 本発明の半導体記憶装置の消去時のタイミ
ングチャートの一例を示す図である。
【図79】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図80】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図81】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図82】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図83】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図84】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図85】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図86】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図87】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図88】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図89】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図90】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図91】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図92】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図93】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図94】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図95】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図96】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図97】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図98】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図99】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図100】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図101】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図102】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図103】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図104】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図105】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図106】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図107】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図108】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図109】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図110】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図111】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図112】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図113】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図114】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図115】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図116】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図117】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図118】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図119】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図120】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図121】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図122】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図123】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図124】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図125】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図126】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図127】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図128】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図129】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図130】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図131】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図132】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図133】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図134】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図135】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図136】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図137】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図138】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図139】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図140】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図141】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図142】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図143】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図144】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図145】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図146】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図147】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図148】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図149】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図150】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図151】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図152】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図153】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図154】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図155】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図156】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図157】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図158】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図159】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図160】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図161】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図162】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図163】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図164】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図165】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図166】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図167】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図168】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図169】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図170】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図171】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図172】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図173】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図174】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図175】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図176】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図177】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図178】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図179】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図180】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図181】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図182】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図183】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図184】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図185】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図186】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図187】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図188】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図189】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図190】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図191】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図192】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図193】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図194】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図195】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図196】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図197】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図198】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図199】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図200】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図201】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図202】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図203】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図204】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図205】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図206】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図207】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図208】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図209】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図210】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図211】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図212】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図213】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図214】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図215】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図216】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図217】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図218】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図219】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図220】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図221】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図222】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図223】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図224】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図225】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図226】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図227】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図228】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図229】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図230】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図231】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図232】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図233】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図234】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図235】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図236】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図237】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図238】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図239】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図240】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図241】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図242】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図243】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図244】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図245】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図246】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図247】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図248】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図249】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図250】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図251】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図252】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図253】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図254】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図255】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図256】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図257】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図258】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図259】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図260】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図261】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図262】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図263】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図264】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図265】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図266】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図267】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図268】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図269】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図270】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図271】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図272】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図273】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図274】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図275】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図276】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図277】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図278】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図279】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図280】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図281】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図282】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図283】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図284】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図285】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図286】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図287】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図288】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図289】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図290】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図291】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図292】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図293】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図294】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図295】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図296】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図297】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図298】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図299】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図300】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図301】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図302】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図303】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図304】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図305】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図306】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図307】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図308】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図309】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図310】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図311】 本発明の半導体記憶装置の製造例8を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図312】 本発明の半導体記憶装置の製造例8を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図313】 本発明の半導体記憶装置の製造例9を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図314】 本発明の半導体記憶装置の製造例9を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図315】 本発明の半導体記憶装置の製造例10を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図316】 本発明の半導体記憶装置の製造例10を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図317】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図318】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図319】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図320】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図321】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図322】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図323】 本発明の半導体記憶装置の製造例12を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図324】 本発明の半導体記憶装置の製造例12を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図325】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図326】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図327】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図328】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図329】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図330】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図331】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図332】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図333】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図334】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図335】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図336】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図337】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図338】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図339】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図340】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図341】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図342】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図343】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図344】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図345】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図346】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図347】 本発明の半導体記憶装置の製造例14を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図348】 本発明の半導体記憶装置の製造例14を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図349】 本発明の半導体記憶装置の製造例15を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図350】 本発明の半導体記憶装置の製造例15を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図351】 本発明の半導体記憶装置の製造例15を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図352】 本発明の半導体記憶装置の製造例15を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図353】 本発明の半導体記憶装置の製造例16を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図354】 本発明の半導体記憶装置の製造例16を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図355】 本発明の半導体記憶装置の製造例16を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図356】 本発明の半導体記憶装置の製造例16を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図357】 本発明の半導体記憶装置の製造例17を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図358】 本発明の半導体記憶装置の製造例17を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図359】 本発明の半導体記憶装置の製造例18を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図360】 本発明の半導体記憶装置の製造例18を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図361】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図362】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図363】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図364】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図365】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図366】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図367】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図368】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図369】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図370】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図371】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図372】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図373】 本発明の半導体記憶装置の製造例21を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図374】 本発明の半導体記憶装置の製造例21を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図375】 本発明の半導体記憶装置の製造例21を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図376】 本発明の半導体記憶装置の製造例21を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図377】 本発明の半導体記憶装置の製造例21を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図378】 本発明の半導体記憶装置の製造例21を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図379】 本発明の半導体記憶装置の製造例21を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図380】 本発明の半導体記憶装置の製造例21を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図381】 本発明の半導体記憶装置の製造例22を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図382】 本発明の半導体記憶装置の製造例22を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図383】 本発明の半導体記憶装置の製造例23を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図384】 本発明の半導体記憶装置の製造例23を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図385】 本発明の半導体記憶装置の製造例23を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図386】 本発明の半導体記憶装置の製造例23を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図387】 本発明の半導体記憶装置の製造例24を
示す断面(図9のH−H’線)工程図である。
【図388】 本発明の半導体記憶装置の製造例24を
示す断面(図9のI1−I1′線)工程図である。
【図389】 本発明の半導体記憶装置の製造例24を
示す断面(図9のI2−I2′線)工程図である。
【図390】 本発明の半導体記憶装置の製造例24を
示す断面(図9のI3−I3′線)工程図である。
【図391】 本発明の半導体記憶装置の製造例24を
示す断面(図9のI4−I4′線)工程図である。
【図392】 本発明の半導体記憶装置の製造例24を
示す断面(図9のI5−I5′線)工程図である。
【図393】 本発明の半導体記憶装置の製造例24を
示す断面(図8のH−H’線)工程図である。
【図394】 本発明の半導体記憶装置の製造例24を
示す断面(図8のI1−I1′線)工程図である。
【図395】 本発明の半導体記憶装置の製造例24を
示す断面(図8のI2−I2′線)工程図である。
【図396】 本発明の半導体記憶装置の製造例24を
示す断面(図8のI3−I3′線)工程図である。
【図397】 本発明の半導体記憶装置の製造例24を
示す断面(図8のI4−I4′線)工程図である。
【図398】 本発明の半導体記憶装置の製造例24を
示す断面(図8のI5−I5′線)工程図である。
【図399】 従来のEEPROMを示す平面図である。
【図400】 図399のA−A′及びB−B′断面図
である。
【図401】 従来のEEPROMの製造方法を示す工程断面
図である。
【図402】 従来のEEPROMの製造方法を示す工程断面
図である。
【図403】 従来のEEPROMの製造方法を示す工程断面
図である。
【図404】 従来のEEPROMの製造方法を示す工程断面
図である。
【図405】 従来のEEPROMの平面図及び対応する等価
回路図である。
【図406】 従来のMNOS構造のメモリセルの断面図で
ある
【図407】 従来の別のMNOS構造のメモリセルの断面
図である
【図408】 一つの柱状シリコン層に複数のメモリセ
ルを形成した半導体記憶装置の断面図である。
【符号の説明】
1100 シリコン基板(半導体基板) 1111〜1114 P型島状半導体層 1110、3110 島状半導体層 1210 第一の溝部 1220 第二の溝部 1230 第三の溝部 1310、1342 シリコン窒化膜(第二の絶縁膜) 1320 シリコン窒化膜(第十の絶縁膜) 1330 シリコン窒化膜(第十一の絶縁膜) 1342〜1345 シリコン窒化膜(第十二の絶縁
膜) 1350 シリコン窒化膜(第十四の絶縁膜) 1360 シリコン窒化膜(第十六の絶縁膜) 1370 シリコン窒化膜(第十七の絶縁膜) 1381〜1385 シリコン窒化膜(第十八の絶縁
膜) 1390 シリコン窒化膜(第十九の絶縁膜) 141
0 シリコン酸化膜(第一の絶縁膜) 1400 シリコン酸化膜(第二十一の絶縁膜) 1420〜1425 シリコン酸化膜(第五の絶縁膜) 1426 シリコン酸化膜(第二十二の絶縁膜) 1440、1441、1444 シリコン酸化膜(第三
の絶縁膜、トンネル酸化膜) 1451 シリコン酸化膜(第十三の絶縁膜) 1460、1471〜1475 シリコン酸化膜(第九
の絶縁膜) 1490 シリコン酸化膜(第十五の絶縁膜) 1491 シリコン酸化膜(第二十の絶縁膜) 1500 選択ゲート 1510 浮遊ゲート 1511〜1514 多結晶シリコン膜(第一の導電
膜) 1520 制御ゲート 1521〜1524 多結晶シリコン膜(第二の導電
膜) 1530 多結晶シリコン膜(第三の電極) 1610、1612、1613 層間絶縁膜 1620 積層絶縁膜 1710 不純物拡散層(ソース拡散層) 1720 拡散層 1721〜1727 N型島状半導体層 1725 ドレイン拡散層 1810 第一の配線層 1821、1824 第二の配線層 1832 第三の配線層 1840 Al配線(ビット線、第四の配線層) 1910 第一のコンタクト部 1921、1924 第二のコンタクト部 1932、1933 第三のコンタクト部 3120 第二の配線層 3434 ゲート絶縁膜厚 3420、3471 シリコン酸化膜(第十一の絶縁
膜) 3511 第一の導電膜 3512 第二の導電膜 3513 第三の導電膜 3514 制御ゲート(第三の電極) 3710、3721、3724 不純物拡散層(第一の
配線層)、 3840 第二の配線層、第四の配線層 3850 第一の配線層、第五の配線層 R5、R6 レジスト
フロントページの続き (72)発明者 谷上 拓司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 横山 敬 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 竹内 昇 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5F083 EP02 EP18 EP22 EP32 EP35 EP42 EP55 EP56 EP76 ER03 ER09 ER21 GA09 GA10 GA22 HA02 JA04 JA32 LA21 NA01 NA06 PR12 PR25 PR36 5F101 BA13 BA29 BA36 BA45 BA46 BB02 BC02 BC11 BD10 BD16 BD30 BD32 BD34 BD35 BH03 BH04 BH05 BH09 BH11 BH19

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に第1の絶縁膜及び第1の
    導電膜を交互に堆積した積層膜を形成する工程と、 該積層膜をパターニングして、互いに分離された島状積
    層膜を形成する工程と、 該島状積層膜における第1の導電膜の側壁に層間容量膜
    を介して第2の導電膜をサイドウォール状に形成する工
    程と、 前記島状積層膜をパターニングして、前記半導体基板表
    面の一部及び第1の導電膜の側壁を露出させる工程と、 露出した前記第1の導電膜の側壁にトンネル絶縁膜を形
    成する工程と、 該トンネル絶縁膜に接するように、エピタキシャル成長
    により島状半導体層を形成する工程と、 前記島状半導体層における第1の導電膜に対向する領域
    に不純物を導入する工程とを含むことにより、 半導体基板と、少なくとも1つの島状半導体層、該島状
    半導体層の側壁の周囲の全部又は一部に形成された電荷
    蓄積層及び制御ゲートから構成される少なくとも1つの
    メモリセルとを有し、該メモリセルの少なくとも1つが
    前記半導体基板から電気的に絶縁されてなる半導体記憶
    装置を製造することを特徴とする半導体記憶装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に第1の絶縁膜及び第1の
    導電膜を交互に堆積した積層膜を形成する工程と、 該積層膜をパターニングして、互いに分離された島状積
    層膜を形成する工程と、 前記島状積層膜をパターニングして、前記半導体基板表
    面の一部及び第1の導電膜の側壁を露出させる工程と、 露出した前記第1の導電膜の側壁に積層絶縁膜からなる
    電荷蓄積層を形成する工程と、 該電荷蓄積層に接するように、エピタキシャル成長によ
    り島状半導体層を形成する工程と、 前記島状半導体層における第1の導電膜に対向する領域
    に不純物を導入する工程とを含むことにより、 半導体基板と、少なくとも1つの島状半導体層、該島状
    半導体層の側壁の周囲の全部又は一部に形成された電荷
    蓄積層及び制御ゲートから構成される少なくとも1つの
    メモリセルとを有し、該メモリセルの少なくとも1つが
    前記半導体基板から電気的に絶縁されてなる半導体記憶
    装置を製造することを特徴とする半導体記憶装置の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に第1の絶縁膜及び第1の
    導電膜を交互に堆積した積層膜を形成する工程と、 該積層膜をパターニングして、互いに分離された島状積
    層膜を形成する工程と、 前記島状積層膜をパターニングして、前記半導体基板表
    面の一部及び第1の導電膜の側壁を露出させる工程と、 露出した前記第1の導電膜の側壁にゲート絶縁膜を形成
    する工程と、 該ゲート絶縁膜に接するように、エピタキシャル成長に
    より島状半導体層を形成する工程と、 前記島状半導体層における第1の導電膜に対向する領域
    に不純物を導入する工程とを含むことにより、 半導体基板と、少なくとも1つの島状半導体層、該島状
    半導体層の側壁の周囲の全部又は一部に形成された電荷
    蓄積層及び制御ゲートから構成される少なくとも1つの
    メモリセルとを有し、該メモリセルの少なくとも1つが
    前記半導体基板から電気的に絶縁されてなる半導体記憶
    装置を製造することを特徴とする半導体記憶装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 島状半導体層に側して第1の導電膜直下
    に形成されるチャネル層が、隣接するチャネル層と互い
    に電気的に接続される程度に第1の導電膜を互いに近接
    して配置する請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導
    体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 分割された第1の導電膜間に、第3の導
    電膜を形成する請求項1〜4のいずれか1つに記載の半
    導体記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 絶縁膜を島状半導体表面の一部の領域に
    形成するとともに、他の一部の領域に他の絶縁膜を形成
    し、第1の導電膜をこれら絶縁膜及び他の絶縁膜上に形
    成する請求項1、3〜5のいずれか1つに記載の半導体
    記憶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 積層絶縁膜からなる電荷蓄積層を島状半
    導体表面の一部の領域に形成するとともに、他の一部の
    領域に他の絶縁膜を形成し、第1の導電膜をこれら電荷
    蓄積層及び他の絶縁膜上に形成する請求項2、3〜5の
    いずれか1つに記載の半導体記憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 第1の導電膜を少なくとも2層形成し、
    一方が制御ゲート電極、他方がキャパシタ電極として機
    能するように、島状半導体層における前記第1の導電膜
    に対向する領域に不純物を導入する請求項3〜7のいず
    れか1つに記載の半導体記憶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板と、 少なくとも1つのエピタキシャル成長により形成された
    島状半導体層、該島状半導体層の側壁の周囲の全部また
    は一部に形成された電荷蓄積層及び制御ゲートから構成
    される少なくとも1つのメモリセルとを有する半導体記
    憶装置であって、 前記電荷蓄積層及び制御ゲート電極の全部又は一部が位
    置決めされて配置され、 前記メモリセルの少なくとも1つが前記半導体基板から
    電気的に絶縁されてなることを特徴とする半導体記憶装
    置。
JP2001264928A 2001-03-30 2001-06-23 半導体記憶装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3566944B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001264928A JP3566944B2 (ja) 2001-06-23 2001-06-23 半導体記憶装置及びその製造方法
KR10-2002-0016983A KR100483035B1 (ko) 2001-03-30 2002-03-25 반도체 기억장치 및 그 제조방법
EP02252363A EP1246247A3 (en) 2001-03-30 2002-03-27 A semiconductor memory and its production process
US10/107,380 US6727544B2 (en) 2001-03-30 2002-03-28 Semiconductor memory including cell(s) with both charge storage layer(s) and control gate laterally surrounding island-like semiconductor layer
TW091106246A TW554540B (en) 2001-03-30 2002-03-29 A semiconductor memory and its production process

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001264928A JP3566944B2 (ja) 2001-06-23 2001-06-23 半導体記憶装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003078044A true JP2003078044A (ja) 2003-03-14
JP3566944B2 JP3566944B2 (ja) 2004-09-15

Family

ID=19091459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001264928A Expired - Fee Related JP3566944B2 (ja) 2001-03-30 2001-06-23 半導体記憶装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3566944B2 (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008072051A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP2008171968A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP2008258458A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2009088446A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の制御方法
WO2009091448A1 (en) * 2008-01-15 2009-07-23 Micron Technology, Inc. Semiconductor constructions, nand unit cells, methods of forming semiconductor constructions, and methods of forming nand unit cells
JP2009266945A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Toshiba Corp 三次元積層不揮発性半導体メモリ
JP2009266280A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Toshiba Corp 三次元積層不揮発性半導体メモリ
JP2010040122A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置の駆動方法
US7718483B2 (en) 2005-04-08 2010-05-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of manufacturing non-volatile semiconductor memory
US7821058B2 (en) 2007-01-10 2010-10-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory and method for manufacturing the same
US7847342B2 (en) 2007-11-30 2010-12-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor storage device and method of manufacturing the same
US7855457B2 (en) 2007-06-29 2010-12-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Stacked multilayer structure and manufacturing method thereof
US7859066B2 (en) 2007-06-20 2010-12-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device and method of manufacturing the same
US7910914B2 (en) 2007-01-23 2011-03-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory and method for manufacturing the same
US7936004B2 (en) 2006-03-27 2011-05-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US7952136B2 (en) 2006-10-17 2011-05-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor storage apparatus and method for manufacturing the same
US7956408B2 (en) 2007-01-26 2011-06-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device
JP2011187110A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Toshiba Corp 半導体記憶装置の動作方法
US8148789B2 (en) 2007-10-29 2012-04-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor storage device and method of manufacturing the same
US8222122B2 (en) 2009-03-31 2012-07-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of forming nonvolatile memory device
US8350314B2 (en) 2007-11-30 2013-01-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device and method for fabricating semiconductor memory device
US8363481B2 (en) 2007-02-05 2013-01-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor memory device and method of making the same
WO2015132851A1 (ja) * 2014-03-03 2015-09-11 ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッド 半導体装置
JP5789733B1 (ja) * 2014-10-07 2015-10-07 ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッドUnisantis Electronics Singapore Pte Ltd. 柱状半導体メモリ装置及びその製造方法
JP2016021594A (ja) * 2015-09-30 2016-02-04 ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッドUnisantis Electronics Singapore Pte Ltd. 半導体装置
US10056131B2 (en) 2015-05-26 2018-08-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor memory device including first memory cell and second memory cell over first memory cell
CN113410246A (zh) * 2020-03-17 2021-09-17 铠侠股份有限公司 半导体存储装置

Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0536930A (ja) * 1991-07-25 1993-02-12 Toshiba Corp 半導体記憶装置
JPH06338602A (ja) * 1993-05-28 1994-12-06 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
JPH07235649A (ja) * 1994-02-25 1995-09-05 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JPH07321228A (ja) * 1994-05-26 1995-12-08 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置およびその製造方法
JPH0817949A (ja) * 1994-03-25 1996-01-19 Nippon Steel Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JPH1093083A (ja) * 1996-09-18 1998-04-10 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
JPH11224940A (ja) * 1997-12-05 1999-08-17 Sony Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその書き込み方法
JP2002057231A (ja) * 2000-08-11 2002-02-22 Fujio Masuoka 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2002299478A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Fujio Masuoka 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2003007873A (ja) * 2001-06-23 2003-01-10 Fujio Masuoka 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2003007868A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Fujio Masuoka 半導体記憶装置
JP2003007866A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Fujio Masuoka 半導体記憶装置
JP2003068885A (ja) * 2001-06-22 2003-03-07 Fujio Masuoka 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2003068886A (ja) * 2001-06-22 2003-03-07 Fujio Masuoka 半導体記憶装置
JP2003086714A (ja) * 2001-06-23 2003-03-20 Fujio Masuoka 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2003092366A (ja) * 2001-06-23 2003-03-28 Fujio Masuoka 半導体記憶装置及びその製造方法

Patent Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0536930A (ja) * 1991-07-25 1993-02-12 Toshiba Corp 半導体記憶装置
JPH06338602A (ja) * 1993-05-28 1994-12-06 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
JPH07235649A (ja) * 1994-02-25 1995-09-05 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JPH0817949A (ja) * 1994-03-25 1996-01-19 Nippon Steel Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JPH07321228A (ja) * 1994-05-26 1995-12-08 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置およびその製造方法
JPH1093083A (ja) * 1996-09-18 1998-04-10 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
JPH11224940A (ja) * 1997-12-05 1999-08-17 Sony Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその書き込み方法
JP2002057231A (ja) * 2000-08-11 2002-02-22 Fujio Masuoka 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2002299478A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Fujio Masuoka 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2003007868A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Fujio Masuoka 半導体記憶装置
JP2003007866A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Fujio Masuoka 半導体記憶装置
JP2003068885A (ja) * 2001-06-22 2003-03-07 Fujio Masuoka 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2003068886A (ja) * 2001-06-22 2003-03-07 Fujio Masuoka 半導体記憶装置
JP2003007873A (ja) * 2001-06-23 2003-01-10 Fujio Masuoka 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2003086714A (ja) * 2001-06-23 2003-03-20 Fujio Masuoka 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2003092366A (ja) * 2001-06-23 2003-03-28 Fujio Masuoka 半導体記憶装置及びその製造方法

Cited By (69)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7718483B2 (en) 2005-04-08 2010-05-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of manufacturing non-volatile semiconductor memory
US9748260B2 (en) 2006-03-27 2017-08-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US8551838B2 (en) 2006-03-27 2013-10-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semicondutor memory device and manufacturing method thereof
US10211219B2 (en) 2006-03-27 2019-02-19 Toshiba Memory Corporation Nonvolatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US11903207B2 (en) 2006-03-27 2024-02-13 Kioxia Corporation Method for writing data of a first memory cell transistor of a nonvolatile semiconductor memory device
US11903205B2 (en) 2006-03-27 2024-02-13 Kioxia Corporation Method for reading data of a first memory cell transistor of a nonvolatile semiconductor memory device
US11374021B2 (en) 2006-03-27 2022-06-28 Kioxia Corporation Manufacturing method of a nonvolatile semiconductor memory device
US11362106B2 (en) 2006-03-27 2022-06-14 Kioxia Corporation Manufacturing method of a nonvolatile semiconductor memory device
US10916559B2 (en) 2006-03-27 2021-02-09 Kioxia Corporation Nonvolatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US7936004B2 (en) 2006-03-27 2011-05-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US9064735B2 (en) 2006-03-27 2015-06-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US8278695B2 (en) 2006-09-15 2012-10-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
JP2008072051A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
US8318602B2 (en) 2006-10-17 2012-11-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor storage apparatus and method for manufacturing the same
US7952136B2 (en) 2006-10-17 2011-05-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor storage apparatus and method for manufacturing the same
US7821058B2 (en) 2007-01-10 2010-10-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory and method for manufacturing the same
JP2008171968A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
US7910914B2 (en) 2007-01-23 2011-03-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory and method for manufacturing the same
US7956408B2 (en) 2007-01-26 2011-06-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device
US8363481B2 (en) 2007-02-05 2013-01-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor memory device and method of making the same
US9041093B2 (en) 2007-04-06 2015-05-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US8659070B2 (en) 2007-04-06 2014-02-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device and manufacturing method thereof
JP2008258458A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
WO2008126774A1 (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Kabushiki Kaisha Toshiba 半導体記憶装置及びその製造方法
US7859066B2 (en) 2007-06-20 2010-12-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device and method of manufacturing the same
US8742586B2 (en) 2007-06-29 2014-06-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Stacked multilayer structure and manufacturing method thereof
US9640547B2 (en) 2007-06-29 2017-05-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Stacked multilayer structure and manufacturing method thereof
US10535604B2 (en) 2007-06-29 2020-01-14 Toshiba Memory Corporation Stacked multilayer structure and manufacturing method thereof
US10056333B2 (en) 2007-06-29 2018-08-21 Toshiba Memory Corporation Stacked multilayer structure and manufacturing method thereof
US7855457B2 (en) 2007-06-29 2010-12-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Stacked multilayer structure and manufacturing method thereof
US10861789B2 (en) 2007-06-29 2020-12-08 Toshiba Memory Corporation Manufacturing method of stacked multilayer structure
US9257388B2 (en) 2007-06-29 2016-02-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Stacked multilayer structure and manufacturing method thereof
US8664108B2 (en) 2007-06-29 2014-03-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Stacked multilayer structure and manufacturing method thereof
US7884417B2 (en) 2007-10-03 2011-02-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor storage device, and method for controlling nonvolatile semiconductor storage device
JP2009088446A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の制御方法
US8557695B2 (en) 2007-10-03 2013-10-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor storage device, and method for controlling nonvolatile semiconductor storage device
US8148789B2 (en) 2007-10-29 2012-04-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor storage device and method of manufacturing the same
US8426276B2 (en) 2007-10-29 2013-04-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor storage device and method of manufacturing the same
US7847342B2 (en) 2007-11-30 2010-12-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor storage device and method of manufacturing the same
US8350314B2 (en) 2007-11-30 2013-01-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device and method for fabricating semiconductor memory device
US8610193B2 (en) 2008-01-15 2013-12-17 Micron Technology Inc. Semiconductor constructions, NAND unit cells, methods of forming semiconductor constructions, and methods of forming NAND unit cells
WO2009091448A1 (en) * 2008-01-15 2009-07-23 Micron Technology, Inc. Semiconductor constructions, nand unit cells, methods of forming semiconductor constructions, and methods of forming nand unit cells
US8394683B2 (en) 2008-01-15 2013-03-12 Micron Technology, Inc. Methods of forming semiconductor constructions, and methods of forming NAND unit cells
CN101911297B (zh) * 2008-01-15 2011-11-16 美光科技公司 半导体构造、nand单位单元、形成半导体构造的方法及形成nand单位单元的方法
US9431422B2 (en) 2008-01-15 2016-08-30 Micron Technology, Inc. Semiconductor constructions and NAND unit cells
US10079244B2 (en) 2008-01-15 2018-09-18 Micron Technology, Inc. Semiconductor constructions and NAND unit cells
US11205657B2 (en) 2008-01-15 2021-12-21 Micron Technology, Inc. Semiconductor constructions
US9230978B2 (en) 2008-01-15 2016-01-05 Micron Technology, Inc. Semiconductor constructions and NAND unit cells
US11094706B2 (en) 2008-01-15 2021-08-17 Micron Technology, Inc. NAND unit cells
US11094707B2 (en) 2008-01-15 2021-08-17 Micron Technology, Inc. NAND unit cells
US8952426B2 (en) 2008-04-23 2015-02-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Three dimensional stacked nonvolatile semiconductor memory
US9437610B2 (en) 2008-04-23 2016-09-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Three dimensional stacked nonvolatile semiconductor memory
JP2009266945A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Toshiba Corp 三次元積層不揮発性半導体メモリ
JP2009266280A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Toshiba Corp 三次元積層不揮発性半導体メモリ
JP2010040122A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置の駆動方法
US8222122B2 (en) 2009-03-31 2012-07-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of forming nonvolatile memory device
JP2011187110A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Toshiba Corp 半導体記憶装置の動作方法
US9711658B2 (en) 2014-03-03 2017-07-18 Unisantis Electronics Singapore Pte. Ltd. Semiconductor device
US9530793B2 (en) 2014-03-03 2016-12-27 Unisantis Electronics Singapore Pte. Ltd. Semiconductor device
JP5819570B1 (ja) * 2014-03-03 2015-11-24 ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッドUnisantis Electronics Singapore Pte Ltd. 半導体装置
WO2015132851A1 (ja) * 2014-03-03 2015-09-11 ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッド 半導体装置
JP5789733B1 (ja) * 2014-10-07 2015-10-07 ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッドUnisantis Electronics Singapore Pte Ltd. 柱状半導体メモリ装置及びその製造方法
US10529413B2 (en) 2015-05-26 2020-01-07 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for driving semiconductor device
US10056131B2 (en) 2015-05-26 2018-08-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor memory device including first memory cell and second memory cell over first memory cell
US11355179B2 (en) 2015-05-26 2022-06-07 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for driving semiconductor device
US11972790B2 (en) 2015-05-26 2024-04-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for driving semiconductor device
JP2016021594A (ja) * 2015-09-30 2016-02-04 ユニサンティス エレクトロニクス シンガポール プライベート リミテッドUnisantis Electronics Singapore Pte Ltd. 半導体装置
CN113410246A (zh) * 2020-03-17 2021-09-17 铠侠股份有限公司 半导体存储装置
CN113410246B (zh) * 2020-03-17 2023-10-10 铠侠股份有限公司 半导体存储装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3566944B2 (ja) 2004-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3566944B2 (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP4226205B2 (ja) 半導体記憶装置の製造方法
US6727544B2 (en) Semiconductor memory including cell(s) with both charge storage layer(s) and control gate laterally surrounding island-like semiconductor layer
KR100482258B1 (ko) 반도체기억장치 및 그 제조방법
JP3963664B2 (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
CN110349966B (zh) 3d存储器件的制造方法及3d存储器件
US20090134452A1 (en) Non-volatile memory
KR101160185B1 (ko) 차폐전극을 갖는 3차원 수직형 메모리 셀 스트링, 이를 이용한 메모리 어레이 및 그 제조 방법
CN111211130B (zh) 3d存储器件及其制造方法
JP3459240B2 (ja) 半導体記憶装置
JP4391741B2 (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
KR20030013586A (ko) 다층 터널접합층 패턴을 갖는 반도체 기억소자 및 그제조방법
JP3957482B2 (ja) 半導体記憶装置
JP3963678B2 (ja) 半導体記憶装置の製造方法
JP3957481B2 (ja) 半導体記憶装置
JP3963677B2 (ja) 半導体記憶装置の製造方法
JP3933424B2 (ja) 半導体記憶装置
JP3933412B2 (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
KR101091023B1 (ko) 메모리 셀 스트링 스택 및 이를 이용한 메모리 어레이
JP2021027347A (ja) 半導体装置
JP2009099997A (ja) 半導体記憶装置
JP2012256932A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3566944

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110618

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110618

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 8

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 8

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 8

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 8

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 8

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 8

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees