JP2003086714A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 占有面積の増加なしに浮遊−制御ゲート容量
比を増大させ、プロセスに起因するセル特性のばらつき
を抑えた製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板上に第1絶縁膜を形成し、該
第1絶縁膜をパターニングして互いに分離された島状絶
縁膜を形成し、該島状絶縁膜の側壁に第1導電膜をから
なる電荷蓄積層をサイドウォール状に形成し、該電荷蓄
積層の側壁に層間容量膜を介して第2の導電膜からなる
制御ゲートをサイドウォール状に形成し、前記島状絶縁
膜をパターニングして基板表面の一部及び第1導電膜の
側壁を露出させ、露出した前記第1導電膜の側壁にトン
ネル絶縁膜を形成し、該トンネル絶縁膜に接するように
エピタキシャル成長により島状半導体層を形成し、前記
島状半導体層における第1の導電膜に対向する領域に不
純物を導入する工程とを含む半導体記憶装置の製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置及
びその製造方法に関し、より詳細には、電荷蓄積層と制
御ゲートを有するメモリトランジスタを備える半導体記
憶装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】EEPROMのメモリセルとして、ゲー
ト部に電荷蓄積層と制御ゲートを有し、トンネル電流を
利用して電荷蓄積層への電荷の注入、電荷蓄積層からの
電荷の放出を行うMOSトランジスタ構造のデバイスが
知られている。このメモリセルでは、電荷蓄積層の電荷
蓄積状態の相違によるしきい値電圧の相違をデータ
“0”、“1”として記憶する。例えば、電荷蓄積層と
して浮遊ゲートを用いたnチャネルのメモリセルの場
合、浮遊ゲートに電子を注入するには、ソース、ドレイ
ン拡散層と基板を接地して制御ゲートに正の高電圧を印
加する。このとき基板側からトンネル電流によって浮遊
ゲートに電子が注入される。この電子注入により、メモ
リセルのしきい値電圧は正方向に移動する。浮遊ゲート
の電子を放出させるには、制御ゲートを接地してソー
ス、ドレイン拡散層または基板のいずれかに正の高電圧
を印加する。このとき浮遊ゲートからトンネル電流によ
って基板側の電子が放出される。この電子放出により、
メモリセルのしきい値電圧は負方向に移動する。
【0003】以上の動作において、電子注入と放出、す
なわち書き込みと消去を効率よく行うためには、浮遊ゲ
ートと制御ゲート及び浮遊ゲートと基板との間の容量結
合の関係が重要である。すなわち浮遊ゲートと制御ゲー
ト間の容量が大きいほど、制御ゲートの電位を効果的に
浮遊ゲートに伝達することができ、書き込み、消去が容
易になる。しかし、近年の半導体技術の進歩、とくに微
細加工技術の進歩により、EEPROMのメモリセルの
小型化と大容量化が急速に進んでいる。したがってメモ
リセル面積が小さくて、しかも、浮遊ゲートと制御ゲー
ト間の容量を如何に大きく確保するかが重要な問題とな
っている。浮遊ゲートと制御ゲートとの間の容量を大き
くするためには、これらの間のゲート絶縁膜を薄くする
か、その誘電率を大きくするか、または浮遊ゲートと制
御ゲートの対向面積を大きくすることが必要である。
【0004】しかし、ゲート絶縁膜を薄くすることは、
信頼性上限界がある。ゲート絶縁膜の誘電率を大きくす
ることは、例えば、シリコン酸化膜に代ってシリコン窒
素膜等を用いることが考えられるが、これも主として信
頼性上問題があって実用的でない。したがって、十分な
容量を確保するためには、浮遊ゲートと制御ゲートのオ
ーバラップ面積を一定値以上確保することが必要とな
る。これは、メモリセルの面積を小さくしてEEPRO
Mの大容量化を図る上で障害となる。
【0005】これに対し、特許第2877462号公報
に記載されるEEPROMは、半導体基板に格子縞状の
溝により分離されてマトリクス配列された複数の柱状半
導体層の側壁を利用してメモリ・トランジスタが構成さ
れる。すなわちメモリ・トランジスタは、各柱状半導体
層の上面に形成されたドレイン拡散層、溝底部に形成さ
れた共通ソース拡散層及び各柱状半導体層の側壁部の周
囲全体を取り囲む電荷蓄積層と制御ゲートをもって構成
され、制御ゲートが一方向の複数の柱状半導体層につい
て連続的に配設されて制御ゲート線となる。また、制御
ゲート線と交差する方向の複数のメモリ・トランジスタ
のドレイン拡散層に接続されたビット線が設けられる、
上述したメモリ・トランジスタの電荷蓄積層と制御ゲー
トが柱状半導体層の下部に形成される。また、1トラン
ジスタ/1セル構成では、メモリ・トランジスタが過消
去の状態、すなわち、読出し電位が0Vであってしきい
値が負の状態になると、非選択でもセル電流が流れるこ
とになり、不都合である。これを確実に防止するため
に、メモリ・トランジスタに重ねて、柱状半導体層の上
部にその周囲の少くとも一部を取り囲むようにゲート電
極が形成された選択ゲート・トランジスタが設けられて
いる。
【0006】これにより、従来例であるEEPROMの
メモリセルは、柱状半導体層の側壁を利用して、柱状半
導体層を取り囲んで形成された電荷蓄積層及び制御ゲー
トを有するから、小さい占有面積で電荷蓄積層と制御ゲ
ートの間の容量を十分大きく確保することができる。ま
た各メモリセルのビット線に繋がるドレイン拡散層は、
それぞれ柱状半導体層の上面に形成され、溝によって電
気的に完全に分離されている。さらに素子分離領域が小
さくでき、メモリセルサイズが小さくなる。したがっ
て、優れた書き込み、消去効率をもつメモリセルを集積
した大容量化EEPROMを得ることができる。
【0007】図344では、柱状シリコン層2が円柱状
である場合、すなわち上面が円形である場合を示してい
る。この柱状シリコン層の外形は円柱状でなくてもよ
い。以下、従来例を図面を参照して説明する。図344
は、従来のEEPROMの平面図であり、図345は図
344のA−A’、B−B’断面図である。なお、図3
44では、選択ゲート・トランジスタのゲート電極が連
続して形成される選択ゲート線は、複雑になるので示し
ていない。
【0008】従来例では、p型シリコン基板1の上に格
子縞状の溝3により分離された複数の柱状p型シリコン
層2がマトリクス配列され、これら各柱状シリコン層2
がそれぞれメモリセル領域となっている。各シリコン層
2の上面にドレイン拡散層10が形成され、溝3の底部
に共通ソース拡散層9が形成され、溝3の底部に所定厚
みの酸化膜4が埋込み形成されている。また、柱状シリ
コン層2の周囲を取り囲むように、柱状シリコン層2の
下部に、トンネル酸化膜5を介して浮遊ゲート6が形成
され、さらにその外側に層間絶縁膜7を介して制御ゲー
ト8が形成されて、メモリ・トランジスタが構成され
る。ここで、制御ゲート8は、図344及び図345
(b)に示すように、一方向の複数のメモリセルについ
て連続的に配設されて、制御ゲート線すなわちワード線
WL(WL1,WL2,…)となっている。そして柱状シリコン層
2の上部には、メモリ・トランジスタと同様にその周囲
を取り囲むように、ゲート酸化膜31を介してゲート電
極32が配設されて選択ゲート・トランジスタが構成さ
れている。このトランジスタのゲート電極32は、メモ
リセルの制御ゲート8と同様に、制御ゲート線と同じ方
向には連続して配設されて選択ゲート線となる。
【0009】このように、メモリ・トランジスタ及び選
択ゲート・トランジスタが、溝の内部に重ねられた状態
で埋込み形成される。制御ゲート線は、その一端部をシ
リコン層表面にコンタクト部14として残し、選択ゲー
ト線も制御ゲートと逆の端部のシリコン層にコンタクト
部15を残して、これらにそれぞれワード線WL及び制御
ゲート線CGとなるAl配線13、16をコンタクトさせて
いる。溝3の底部には、メモリセルの共通ソース拡散層
9が形成され、各柱状シリコン層2の上面には各メモリ
セル毎のドレイン拡散層10が形成されている。このよ
うに形成されたメモリセルの基板上はCVD酸化膜11
により覆われ、これにコンタクト孔が開けられて、ワー
ド線WLと交差する方向のメモリセルのドレイン拡散層1
0を共通接続するビット線BL(BL1,BL2,…)となるAl
配線12が配設されている。制御ゲート線のパターニン
グの際に、セルアレイの端部の柱状シリコン層位置にP
EPによるマスクを形成しておいてその表面に制御ゲー
ト線と連続する多結晶シリコン膜からなるコンタクト部
14を残し、ここにビット線BLと同時に形成されるA
l膜によってワード線となるAl配線13をコンタクト
させている。
【0010】このような図345(a)に対応する構造
を得るための具体的な製造工程例を図346(a)〜図
349(g)を参照して説明する。
【0011】高不純物濃度のp型シリコン基板1に低不
純物濃度のp-型シリコン層2をエピタキシャル成長させ
たウェハを用い、その表面にマスク層21を堆積し、公
知のPEP工程によりフォトレジスト・パターン22を
形成して、これを用いてマスク層21をエッチングする
(図346(a))。
【0012】そして、マスク層21を用いて、反応性イ
オンエッチング法によりシリコン層2をエッチングし
て、基板1に達する深さの格子縞状の溝3を形成する。
これにより、シリコン層2は、柱状をなして複数の島に
分離される。その後CVD法によりシリコン酸化膜23
を堆積し、これを異方性エッチングにより各柱状シリコ
ン層2の側壁に残す。そしてn型不純物をイオン注入に
よって、各柱状シリコン層2の上面にそれぞれドレイン
拡散層10を形成し、溝底部には共通ソース拡散層9を
形成する(図346(b))。その後、等方性エッチン
グにより各柱状シリコン層2の周囲のに酸化膜23をエ
ッチング除去した後、必要に応じて斜めイオン注入を利
用して各シリコン層2の側壁にチャネルイオン注入を行
う。チャネルイオン注入に代って、CVD法によりボロ
ンを含む酸化膜を堆積し、その酸化膜からのボロン拡散
を利用してもよい。そしてCVDシリコン酸化膜4を堆
積し、これを等方性エッチングによりエッチングして、
溝3の底部に所定厚みの酸化膜を埋め込む。
【0013】次いで、熱酸化によって各シリコン層2の
周囲に、例えば10nm程度のトンネル酸化膜5を形成
した後、第1層多結晶シリコン膜を堆積する。この第1
層多結晶シリコン膜を異方性エッチングによりエッチン
グして、柱状シリコン層2の下部側壁に残して、シリコ
ン層2を取り囲む形の浮遊ゲート6を形成する(図34
7(c))。続いて、各柱状シリコン層2の周囲に形成
された浮遊ゲート6の表面に層間絶縁膜7を形成する。
この層間絶縁膜7は、例えば、ONO膜とする。具体的
には浮遊ゲート6の表面を所定厚み酸化した後、プラズ
マCVD法によりシリコン窒化膜を堆積してその表面を
熱酸化することにより、ONO膜を形成する。そして第
2層多結晶シリコン膜を堆積して異方性エッチングによ
りエッチングすることにより、やはり柱状シリコン層2
の下部に制御ゲート8を形成する(図347(d))。
このとき制御ゲート8は、柱状シリコン層2の間隔を、
図344の縦方向について予め所定の値以下に設定して
おくことによって、マスク工程を用いることなく、その
方向に連続する制御ゲート線として形成される。そして
不要な層間絶縁膜7及びその下のトンネル酸化膜2をエ
ッチング除去した後、CVDシリコン酸化膜111を堆
積し、これをエッチングして溝3の途中まで、すなわち
メモリセルの浮遊ゲート7及び制御ゲート8が隠れるま
で埋め込む(図348(e))。
【0014】その後、露出した柱状シリコン層2の上部
に熱酸化により20nm程度のゲート酸化膜31を形成
した後、第3層多結晶シリコン膜を堆積し、これを異方
性エッチングによりエッチングしてMOSトランジスタ
のゲート電極32を形成する(図348(f))。この
ゲート電極32も制御ゲート線と同じ方向に連続的にパ
ターン形成されて選択ゲート線となる。選択ゲート線も
セルフアラインで連続的に形成することができるが、メ
モリセルの制御ゲート8の場合に比べて難しい。これ
は、メモリ・トランジスタ部は2層ゲートであるのに対
し、選択ゲート・トランジスタが単層ゲートであるた
め、隣接セル間のゲート電極間隔が制御ゲート間隔より
広いからである。したがって確実にゲート電極32を連
続させるためには、これを二層多結晶シリコン構造とし
て、最初の多結晶シリコン膜についてはマスク工程でゲ
ート電極を繋げる部分にのみ残し、次の多結晶シリコン
膜に対して側壁残しの技術を利用すればよい。なお、制
御ゲート線及び選択ゲート線はそれぞれ異なる端部にお
いて、柱状シリコン層上面にコンタクト部14、15が
形成されるように、多結晶シリコン膜エッチングに際し
てマスクを形成しておく。
【0015】最後にCVDシリコン酸化膜112を堆積
して、必要なら平坦化処理を行った後、コンタクト孔を
開けて、Alの蒸着、パターニングにより、ビット線B
LとなるAl配線12、制御ゲート線CGとなるAl配
線13及びワード線WLとなるAl配線16を同時に形
成する(図349(g))。
【0016】図350(a)は、この従来例のEEPR
OMの1メモリセルの要部断面構造を、図275(b)
は等価回路を示している。図350(a)及び(b)を
用いて、この従来例のEEPROMの動作を簡単に説明
する。
【0017】まず、書込みにホットキャリア注入を利用
する場合の書込みは、選択ワード線WLに十分高い正電位
を与え、選択制御ゲート線CG及び選択ビット線BLに所定
の正電位を与える。これにより選択ゲート・トランジス
タQsを介して正電位をメモリ・トランジスタQcのドレイ
ンに伝達して、メモリ・トランジスタQcでチャネル電流
を流して、ホットキャリア注入を行う。これにより、そ
のメモリセルのしきい値は正方向に移動する。
【0018】消去は、選択制御ゲートCGを0Vとし、ワ
ード線WL及びビット線BLに高い正電位を与えて、ドレイ
ン側に浮遊ゲートの電子を放出させる。一括消去の場合
には、共通ソースに高い正電位を与えれてソース側に電
子を放出させることもできる。これにより、メモリセル
のしきい値は負方向に移動する。
【0019】読出し動作は、ワード線WLにより選択ゲー
ト・トランジスタQsを開き、制御ゲート線CGの読出し電
位を与えて、電流の有無により“0”、“1”判別を行
う。電子注入にFNトンネリングを利用する場合には、選
択制御ゲート線CG及び選択ワード線WLに高い正電位を与
え、選択ビット線BLを0Vとして、基板から浮遊ゲート
に電子を注入する。また、この従来例によれば、選択ゲ
ート・トランジスタがあるため、過消去状態になっても
誤動作しないEEPROMが得られる。
【0020】ところで、この従来例では、図350
(a)に示したように、選択ゲート・トランジスタQsと
メモリ・トランジスタQcの間には拡散層がない。これ
は、柱状シリコン層の側面に選択的に拡散層を形成する
ことが困難だからである。したがって、図345(a)
及び(b)の構造において、メモリ・トランジスタのゲ
ート部と選択ゲート・トランジスタのゲート部の間の分
離酸化膜はできるだけ薄いことが望ましい。特に、ホッ
トエレクトロン注入を利用する場合には、メモリ・トラ
ンジスタのドレイン部に十分な“H”レベル電位を伝達
するために、この分離酸化膜厚が30〜40nm程度で
あることが必要になる。このような微小間隔は、先の製
造工程で説明したCVD法による酸化膜埋込みのみでは
実際上は困難である。したがって、CVD酸化膜による
埋込みは浮遊ゲート6及び制御ゲート8が露出する状態
とし、選択ゲート・トランジスタ用のゲート酸化の工程
で同時に浮遊ゲート6及び制御ゲート8の露出部に薄い
酸化膜を形成する方法が望ましい。
【0021】また、従来例によれば、格子縞状の溝底部
を分離領域として、柱状シリコン層が配列され、この柱
状シリコン層の周囲を取り囲むように形成された浮遊ゲ
ートをもつメモリセルが構成されるから、メモリセルの
占有面積が小さい、高集積化EEPROMが得られる。
しかも、メモリセル占有面積が小さいにも拘らず、浮遊
ゲートと制御ゲート間の容量は十分大きく確保すること
ができる。なお、従来例では、マスクを用いることなく
各メモリセルの制御ゲートを一方向について連続するよ
うに形成した。これは、柱状シリコン層の配置が対称的
でない場合に初めて可能である。すなわち、ワード線方
向の柱状シリコン層の隣接間隔を、ビット線方向のそれ
より小さくすることにより、ビット線方向には分離さ
れ、ワード線方向に繋がる制御ゲート線がマスクなしで
自動的に得られる。
【0022】これに対して、例えば、柱状シリコン層の
配置を対称的にした場合には、PEP工程を必要とす
る。具体的に説明すれば、第2層多結晶シリコン膜を厚
く堆積して、PEP工程を経て、制御ゲート線として連
続させるべき部分にこれを残すように選択エッチングす
る。ついで、第3層多結晶シリコン膜を堆積して、従来
例で説明したと同様に側壁残しのエッチングを行う。ま
た、柱状シリコン層の配置が対称的でない場合にも、そ
の配置の間隔によっては従来例のように自動的に連続す
る制御ゲート線が形成できないこともある。この様な場
合にも、上述のようなマスク工程を用いることにより、
一方向に連続する制御ゲート線を形成すればよい。
【0023】また、従来例では浮遊ゲート構造のメモリ
セルを用いたが、電荷蓄積層は必ずしも浮遊ゲート構造
である必要はなく、電荷蓄積層を多層絶縁膜へのトラッ
プにより実現している、例えばMNOS構造の場合にも
有効である。図351は、MNOS構造のメモリセルを
用いた場合の図345(a)に対応する断面図である。
電荷蓄積層となる積層絶縁膜24は、トンネル酸化膜と
シリコン窒化膜の積層構造、またはその窒化膜表面にさ
らに酸化膜を形成した構造とする。図352は、上記従
来例において、メモリ・トランジスタと選択ゲート・ト
ランジスタを逆にした例、すなわち、柱状シリコン層2
の下部に選択ゲート・トランジスタを形成し、上部にメ
モリ・トランジスタを形成した図345(a)に対応す
る断面図である。共通ソース側に選択ゲート・トランジ
スタを設けるこの構造は、書き込み方式としてホットエ
レクトロン注入方式が用いる場合に採用することができ
る。図353は、一つの柱状シリコン層に複数のメモリ
セルを構成した従来例である。先の従来例と対応する部
分には先の従来例と同一符号を付して詳細な説明は省略
する。この従来例では、柱状シリコン層2の最下部に選
択ゲート・トランジスタQs1を形成し、その上に3個の
メモリ・トランジスタQc1、Qc2、Q3cを重ね、さらにそ
の上に選択ゲート・トランジスタQs2を形成している。
この構造は基本的に先に説明した製造工程を繰り返すこ
とにより得られる。図352及び図353で説明した従
来例においても、メモリ・トランジスタとして浮遊ゲー
ト構造に代えて、MNOS構造を用いることができる。
【0024】以上述べたように従来技術によれば、格子
縞状溝によって分離された柱状半導体層の側壁を利用し
て、電荷蓄積層と制御ゲートをもつメモリ・トランジス
タを用いたメモリセルを構成することにより、制御ゲー
トと電荷蓄積層間の容量を十分大きく確保して、しかも
メモリセル占有面積を小さくして高集積化を図ったEE
PROMを得ることができる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一つの柱状半
導体層に複数のメモリセルを直列に接続して構成し、各
メモリセルの閾値が同じであると考えた場合、制御ゲー
ト線CGに読出し電位を与えて、電流の有無により
“0”、“1”判別を行う読み出し動作の際、直列に接
続された両端に位置するメモリセルにおいては基板から
のバックバイアス効果により閾値の変動が顕著となる。
これにより直列に接続するメモリセルの個数がデバイス
上制約されるため、大容量化を行った際に問題となる。
また、基板に対して垂直方向にトランジスタを形成して
いく際、各段毎にトランジスタを形成していけば、各段
毎の熱履歴の違いによるトンネル膜質の違いや拡散層の
プロファイルの違いによるセル特性のばらつきが発生す
る。
【0026】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、電荷蓄積層及び制御ゲートを有する半導体記憶装置
のバックバイアス効果による影響を低減させることによ
り集積度を向上させ、メモリセルの占有面積を増加させ
ずに電荷蓄積層と制御ゲートの間の容量比をより一層増
大させるとともに、製造プロセスに起因する各メモリセ
ルトランジスタの熱履歴の遍歴を最小限に抑えることで
メモリセルの特性のばらつきを抑える半導体記憶装置の
製造方法を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、半導体
基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、該第1の絶縁
膜をパターニングして、互いに分離された島状絶縁膜を
形成する工程と、該島状絶縁膜の側壁に第1の導電膜を
からなる電荷蓄積層をサイドウォール状に形成する工程
と、該電荷蓄積層の側壁に層間容量膜を介して第2の導
電膜からなる制御ゲートをサイドウォール状に形成する
工程と、前記島状絶縁膜をパターニングして、前記半導
体基板表面の一部及び第1の導電膜の側壁を露出させる
工程と、露出した前記第1の導電膜の側壁にトンネル絶
縁膜を形成する工程と、該トンネル絶縁膜に接するよう
に、エピタキシャル成長により島状半導体層を形成する
工程と、前記島状半導体層における第1の導電膜に対向
する領域に不純物を導入する工程とを含むことにより、
半導体基板と、少なくとも1つの島状半導体層、該島状
半導体層の側壁の周囲の全部又は一部に形成された電荷
蓄積層及び制御ゲートから構成される少なくとも1つの
メモリセルとを有し、該メモリセルの少なくとも1つが
前記半導体基板から電気的に絶縁されてなる半導体記憶
装置を製造する半導体記憶装置の製造方法が提供され
る。
【0028】また、本発明によれば、半導体基板上に第
1の絶縁膜を形成する工程と、該第1の絶縁膜をパター
ニングして、互いに分離された島状絶縁膜を形成する工
程と、該島状絶縁膜の側壁に第1の導電膜をからなる制
御ゲートをサイドウォール状に形成する工程と、前記島
状絶縁膜をパターニングして、前記半導体基板表面の一
部及び第1の導電膜の側壁を露出させる工程と、露出し
た前記第1の導電膜の側壁に積層絶縁膜からなる電荷蓄
積層を形成する工程と、該電荷蓄積層に接するように、
エピタキシャル成長により島状半導体層を形成する工程
と、前記島状半導体層における第1の導電膜に対向する
領域に不純物を導入する工程とを含むことにより、半導
体基板と、少なくとも1つの島状半導体層、該島状半導
体層の側壁の周囲の全部又は一部に形成された電荷蓄積
層及び制御ゲートから構成される少なくとも1つのメモ
リセルとを有し、該メモリセルの少なくとも1つが前記
半導体基板から電気的に絶縁されてなる半導体記憶装置
を製造する半導体記憶装置の製造方法が提供される。
【0029】さらに、本発明によれば、半導体基板上に
第1の絶縁膜を形成する工程と、該第1の絶縁膜をパタ
ーニングして、互いに分離された島状絶縁膜を形成する
工程と、該島状絶縁膜の側壁に第1の導電膜をからなる
制御ゲート及びキャパシタ電極をサイドウォール状に形
成する工程と、前記島状絶縁膜をパターニングして、前
記半導体基板表面の一部及び第1の導電膜の側壁を露出
させる工程と、露出した前記第1の導電膜の側壁にゲー
ト絶縁膜を形成する工程と、該ゲート絶縁膜に接するよ
うに、エピタキシャル成長により島状半導体層を形成す
る工程と、前記島状半導体層における第1の導電膜に対
向する領域に不純物を導入する工程とを含むことによ
り、半導体基板と、少なくとも1つの島状半導体層、該
島状半導体層の側壁の周囲の全部又は一部に形成された
電荷蓄積層及び制御ゲートから構成される少なくとも1
つのメモリセルとを有し、該メモリセルの少なくとも1
つが前記半導体基板から電気的に絶縁されてなる半導体
記憶装置を製造する半導体記憶装置の製造方法が提供さ
れる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の半導体記憶装置は、半導
体基板面の垂線方向に電荷蓄積層および制御ゲートとな
る第三の電極を有する複数のメモリセルを直列に接続
し、該メモリセルは半導体基板と該半導体基板上に格子
縞状に分離されてなるマトリクス状に配列された複数の
島状半導体層の側壁部に形成され、該島状半導体層に配
置された不純物拡散層をメモリセルのソースもしくはド
レインとし、該不純物拡散層により半導体基板と島状半
導体層が電気的に分離しており、前記制御ゲートが一方
向の複数の島状半導体層について連続的に、且つ、半導
体基板面に対し水平方向に配置されてなる第三の配線で
ある制御ゲート線を有し、該制御ゲート線と交差する方
向に不純物拡散層と電気的に接続し、且つ、半導体基板
面に対し水平方向に配置されてなる第四の配線であるビ
ット線を有する。
【0031】メモリセルアレイの平面図における実施の
形態 本発明の半導体記憶装置におけるメモリセルアレイの平
面図を図1〜図12に基づいて説明する。図1〜図9
は、電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEPROM
のメモリセルアレイを示す平面図であり、図10は電荷
蓄積層として積層絶縁膜を有するMONOS構造である
メモリセルアレイを、図11は電荷蓄積層としてMIS
キャパシタを有するDRAM構造であるメモリセルアレ
イを、図12は電荷蓄積層としてMISトランジスタを
有するSRAM構造であるメモリセルアレイを示す平面
図である。なお、これらの図においては、メモリセルを
選択するためのゲート電極(以下「選択ゲート」と記
す)として第二の配線又は第五の配線である選択ゲート
線、第三の配線である制御ゲート線、第四の配線である
ビット線及び第一の配線であるソース線のレイアウトを
含めて説明する。
【0032】まず、電荷蓄積層として浮遊ゲートを有す
るEEPROMのメモリセルアレイを示す平面図につい
て説明する。図1は、メモリセルを形成する円柱状の島
状半導体部が、例えば二種の平行線が直交する交点へそ
れぞれ配置するような配列をなし、各々のメモリセルを
選択、制御するための第一の配線層及び第二の配線層及
び第三の配線層及び第四の配線層は基板面に対し平行に
配置されているメモリセルアレイを示す。また、第四の
配線層1840と交差する方向であるA―A’方向と第
四の配線層1840方向であるB―B’方向で島状半導
体部の配置間隔を変えることにより、各々のメモリセル
の制御ゲートである第二の導電膜が一方向に、図1では
A―A’方向に、連続して形成され第三の配線層とな
る。同様に選択ゲート・トランジスタのゲートである第
二の導電膜が一方向に連続して形成され第二の配線層と
なる。さらに、島状半導体部の基板側に配置されてなる
第一の配線層と電気的に接続するための端子を、例えば
図1のA―A’方向に接続するメモリセルのA’側の端
部に設け、第二の配線層及び第三の配線層と電気的に接
続するための端子を、例えば図1のA―A’方向に接続
するメモリセルのA側の端部に設け、島状半導体部の基
板とは反対側に配置されてなる第四の配線層1840と
はメモリセルを形成する円柱状の島状半導体部のそれぞ
れに電気的に接続しており、例えば図1においては、第
二の配線層及び第三の配線層と交差する方向に第四の配
線層1840が形成されている。また、第一の配線層と
電気的に接続するための端子は島状半導体部で形成され
ており、第二の配線層及び第三の配線層と電気的に接続
するための端子は島状半導体部に被覆されてなる第二の
導電膜で形成されている。また、第一の配線層、第二の
配線層及び第三の配線層と電気的に接続するための端子
はそれぞれ第一のコンタクト部1910、第二のコンタ
クト部1921、1924、第三のコンタクト部193
2、1933と接続している。
【0033】図1では、第一のコンタクト部1910を
介して第一の配線層1810が半導体記憶装置上面に引
き出されている。なおメモリセルを形成する円柱状の島
状半導体部の配列は図1のような配列でなくてもよく、
上述のような配線層の位置関係や電気的な接続関係があ
ればメモリセルを形成する円柱状の島状半導体部の配列
は限定されない。第一のコンタクト部1910に接続さ
れてなる島状半導体部は、図1ではA―A’方向に接続
するメモリセルのA’側の全ての端部に配置されている
が、A側の端部の一部若しくは全てに配置してもよい
し、第四の配線層1840と交差する方向であるA―
A’方向に接続するメモリセルを形成している島状半導
体部のいずれかに配置してもよい。また、第二のコンタ
クト部1921や1924、第三のコンタクト部193
2や1933に接続されてなる第二の導電膜で被覆され
る島状半導体部は第一のコンタクト部1910が配置さ
れない側の端部に配置してもよいし、第一のコンタクト
部1910が配置される側の端部に連続して配置しても
よいし、第四の配線層1840と交差する方向であるA
―A’方向に接続するメモリセルを形成している島状半
導体部のいずれかに配置してもよいし、第二のコンタク
ト部1921や1924、第三のコンタクト部1932
などを分割して配置してもよい。第一の配線層1810
や第四の配線層1840は所望の配線が得られれば、幅
や形状は問わない。島状半導体部の基板側に配置されて
なる第一の配線層が第二の導電膜で形成されてなる第二
の配線層及び第三の配線層と自己整合で形成される場
合、第一の配線層と電気的に接続するための端子となる
島状半導体部が第二の導電膜で形成されてなる第二の配
線層及び第三の配線層と電気的には分離されているが、
絶縁膜を介して接する状態であることを有する。例えば
図1では、第一のコンタクト部1910が接続している
島状半導体部側面の一部に絶縁膜を介して第一の導電膜
が形成されており、この第一の導電膜はメモリセルを形
成している島状半導体部との間に配置されており、第一
の導電膜の側面に絶縁膜を介して第二の導電膜が形成さ
れており、第二の導電膜が第四の配線層1840と交差
する方向であるA―A’方向に、連続して形成されてな
る第二の配線層及び第三の配線層と接続されている。こ
のとき島状半導体部側面に形成される第一および第二の
導電膜の形状は問わない。また、第一の配線層と電気的
に接続するための端子となる島状半導体部とメモリセル
が形成されている島状半導体部にある第一の導電膜との
距離を、例えば第二の導電膜の膜厚の2倍以下とするこ
とにより、第一の配線層と電気的に接続するための端子
となる該島状半導体部の側面の第一の導電膜を全て取り
除いてもよい。
【0034】また、図1においては、第二及び第三のコ
ンタクト部は、島状半導体部頂上部を覆うように形成し
た第二の導電膜1521〜1524の上に形成している
が、各々接続できるのならば第二及び第三の配線層の形
状は問わない。図1では選択ゲート・トランジスタ、第
三の電極である多結晶シリコン膜1530は複雑になる
ため省略している。また、図1では製造工程例に用いる
断面、すなわちA―A’断面、B―B’断面、C―C’
断面、D―D’断面、E―E’断面、F―F’断面を併
記している。
【0035】図2は、メモリセルを形成する円柱状の島
状半導体部が、例えば二種の平行線が直交せずに交差し
た点へそれぞれ配置するような配列をなし、各々のメモ
リセルを選択、制御するための第一の配線層及び第二の
配線層及び第三の配線層及び第四の配線層は基板面に対
し平行に配置されているメモリセルアレイを示す。ま
た、第四の配線層1840と交差する方向であるA―
A’方向と図中のB―B’方向で島状半導体部の配置間
隔を変えることにより、各々のメモリセルの制御ゲート
である第二の導電膜が一方向に、図2では、A―A’方
向に、連続して形成され第三の配線層となる。同様に選
択ゲート・トランジスタのゲートである第二の導電膜が
一方向に連続して形成され、第二の配線層となる。さら
に、島状半導体部の基板側に配置されてなる第一の配線
層と電気的に接続するための端子を、例えば図2のA―
A’方向に接続するメモリセルのA’側の端部に設け、
第二の配線層及び第三の配線層と電気的に接続するため
の端子を、例えば図2のA―A’方向に接続するメモリ
セルのA側の端部に設け、島状半導体部の基板とは反対
側に配置されてなる第四の配線層1840とはメモリセ
ルを形成する円柱状の島状半導体部のそれぞれに電気的
に接続しており、例えば図2では、第二の配線層及び第
三の配線層と交差する方向に第四の配線層1840が形
成されている。
【0036】第一の配線層と電気的に接続するための端
子は島状半導体部で形成されており、第二の配線層及び
第三の配線層と電気的に接続するための端子は島状半導
体部に被覆されてなる第二の導電膜で形成されている。
また、第一の配線層、第二の配線層及び第三の配線層と
電気的に接続するための端子はそれぞれ第一のコンタク
ト部1910、第二のコンタクト部1921、192
4、第三のコンタクト部1932、1933と接続して
いる。図2では、第一のコンタクト部1910を介して
第一の配線層1810が半導体記憶装置上面に引き出さ
れている。なお、メモリセルを形成する円柱状の島状半
導体部の配列は図2のような配列でなくてもよく、上述
のような配線層の位置関係や電気的な接続関係があれ
ば、メモリセルを形成する円柱状の島状半導体部の配列
は限定されない。
【0037】また、第一のコンタクト部1910に接続
されてなる島状半導体部は、図2ではA―A’方向に接
続するメモリセルのA’側の全ての端部に配置されてい
るが、A側の端部の一部若しくは全てに配置してもよい
し、第四の配線層1840と交差する方向であるA―
A’方向に接続するメモリセルを形成している島状半導
体部のいずれかに配置してもよい。また、第二のコンタ
クト部1921や1924、第三のコンタクト部193
2、1933に接続されてなる第二の導電膜で被覆され
る島状半導体部は第一のコンタクト部1910が配置さ
れてない側の端部に配置してもよいし、第一のコンタク
ト部1910が配置される側の端部に連続して配置して
もよいし、第四の配線層1840と交差する方向である
A―A’方向に接続するメモリセルを形成している島状
半導体部のいずれかに配置してもよいし、第二のコンタ
クト部1921や1924、第三のコンタクト部193
2などを分割して配置してもよい。第一の配線層181
0や第四の配線層1840は所望の配線が得られれば幅
や形状は問わない。
【0038】島状半導体部の基板側に配置されてなる第
一の配線層が第二の導電膜で形成されてなる第二の配線
層及び第三の配線層と自己整合で形成される場合、第一
の配線層と電気的に接続するための端子となる島状半導
体部が第二の導電膜で形成されてなる第二の配線層及び
第三の配線層と電気的には分離されているが絶縁膜を介
して接する状態であることを有する。例えば図2では第
一のコンタクト部1910が接続している島状半導体部
側面の一部に絶縁膜を介して第一の導電膜が形成されて
おり、第一の導電膜はメモリセルを形成している島状半
導体部との間に配置されており、第一の導電膜の側面に
絶縁膜を介して第二の導電膜が形成されており、第二の
導電膜は第四の配線層1840と交差する方向であるA
―A’方向に、連続して形成されてなる第二の配線層及
び第三の配線層と接続されている。このとき、島状半導
体部側面に形成される第一および第二の導電膜の形状は
問わない。また、第一の配線層と電気的に接続するため
の端子となる島状半導体部とメモリセルが形成されてい
る島状半導体部にある第一の導電膜との距離を、例えば
第二の導電膜の膜厚の2倍以下とすることにより、第一
の配線層と電気的に接続するための端子となる該島状半
導体部の側面の第一の導電膜を全て取り除いてもよい。
図2においては第二及び第三のコンタクト部は、島状半
導体部頂上部を覆うように形成した第二の導電膜152
1〜1524の上に形成しているが、各々接続できるの
ならば、第二及び第三の配線層の形状は問わない。図2
では選択ゲート・トランジスタは複雑になるため省略し
ている。また、図2では製造工程例に用いる断面、すな
わちA―A’断面、B―B’断面を併記している。
【0039】図3及び図4は、図1及び図2に対し、メ
モリセルを形成する島状半導体部の断面形状が四角形で
あった場合の一例として、図3と図4とで配置している
向きがそれぞれ異なっている例をそれぞれ示している。
島状半導体部の断面形状は円形や四角形に限らない。例
えば楕円形や六角形あるいは八角形などでもよい。ただ
し、島状半導体部の大きさが加工限界近くである場合に
は、設計時に四角形や六角形や八角形など角を持つもの
であっても、フォト工程やエッチング工程などにより角
が丸みを帯び、該島状半導体部の断面形状は円形や楕円
形に近づく。また、図3及び図4では選択ゲート・トラ
ンジスタは複雑になるため省略している。
【0040】図5は図1に対し、メモリセルを形成する
島状半導体部に直列に形成するメモリセルの数を2つと
し、選択ゲート・トランジスタを形成しない場合の一例
を示している。また、図5では製造工程例に用いる断
面、すなわちA―A’断面、B―B’断面を併記してい
る。
【0041】図6は図1に対し、メモリセルを形成する
島状半導体部の断面形状が円形でなく楕円であるときの
一例として、楕円の長軸の向きがB―B’方向である場
合の例を示し、図7は図6に対し、楕円の長軸の向きが
A―A’方向である場合をそれぞれ示している。この楕
円の長軸の向きはA―A’方向及びB―B’方向に限ら
ず、どの方向に向いていてもよい。また、図6及び図7
では選択ゲート・トランジスタは複雑になるため省略し
ている。
【0042】図8は図2に対し、所望の配線層より上部
にある配線層及び絶縁膜等を異方性エッチングにより除
去し、所望の配線層にコンタクト部を形成した一例とし
て、隣接する第二、第三の配線層の引き出し部に共通の
コンタクト部を形成した場合の例を示している。図8の
一例ではH―H’方向に連続して配置するメモリセル
と、隣接して同様に連続して配置するメモリセルに共通
して所望の配線層にコンタクト部を形成しており、隣接
する互いのメモリセルの一方のみを動作する場合は第四
の拡散層1840を一つおきに所望の電位を与えていく
ことによりメモリセルの選択が実現する。また図8の例
に対し、H―H’方向に連続して配置するメモリセル
と、隣接して同様に連続して配置するメモリセルに共通
して所望の配線層にコンタクト部を形成せず、連続して
配置するメモリセルそれぞれに所望の配線層にコンタク
ト部を形成してもよい。図8では製造例に用いる断面、
すなわちH―H’断面、I1−I1’断面〜I5―I
5’断面を併記している。
【0043】図9は図2に対し、コンタクトをとる領域
で第二の導電膜である多結晶シリコン1521〜152
4を階段状に形成し、所望の配線層より上部にある絶縁
膜等を異方性エッチングにより除去し、所望の配線層に
コンタクト部を形成した際の一例として、A―A’方向
に連続するメモリセルの端部に各々第二の配線層182
1や1824及び第三の配線層1832などのコンタク
ト部を形成した場合の例を示している。図9では製造例
に用いる断面、すなわちH―H’断面、I1−I1’断
面〜I5―I5’断面を併記している。
【0044】以上、電荷蓄積層として浮遊ゲートを有す
る半導体記憶装置の平面図について説明したが、図1〜
図9の配置及び構造は種々組み合わせて用いてもよい。
【0045】図10は、図1に対し、例えばMONOS
構造のように電荷蓄積層に積層絶縁膜を用いた場合の一
例を示しており、電荷蓄積層が浮遊ゲートから積層絶縁
膜に変わったこと以外は同様である。また、図10では
製造工程例に用いる断面、すなわちA―A’断面、B―
B’断面を併記しているが、選択ゲート・トランジスタ
は複雑になるため省略している。
【0046】図11は図1に対し、例えばDRAMのよ
うに電荷蓄積層としてMISキャパシタを用いた場合の
一例を示しており、電荷蓄積層が浮遊ゲートからMIS
キャパシタに代わり、ビット線とソース線が平行に配置
されること以外は同様である。また、図11では製造工
程例に用いる断面、すなわちA―A’断面、B―B’断
面を併記している。
【0047】図12は、例えばSRAMのように電荷蓄
積層としてMISトランジスタを用いた場合の一例を示
している。図12はメモリセルを形成する円柱状の島状
半導体部が、例えば二種の平行線が直交する交点へそれ
ぞれ配置するような配列をなし、各々のメモリセルを選
択、制御するための不純物拡散層3721からなる第一
の配線層、制御ゲート3514からなる第三の配線層、
ビット線となる第四の配線層は基板面に対し平行に配置
されているメモリセルアレイを示す。また、第二の導電
膜3512および第三の導電膜3513からなる第二の
配線層3840は基板面に対し、垂直方向及び水平方向
の二方向に配線されている。各々接続できるのならば第
二、第三及び第四の配線層の形状は問わない。また、図
12では製造工程例に用いる断面、すなわち、J1−J
1’断面、J2−J2’断面、K1−K1’断面およびK
2−K2’断面を併記しているが、複雑になるため第一
の配線層3710、第一の配線層3850およびこれら
配線層と電気的に接続するための端子、第5の配線層3
850は省略した。また、島状半導体層3110と各配
線層を区別するため、島状半導体層の形状を円形にして
いるが、その逆であってもよい。
【0048】メモリセルアレイの断面図における実施の
形態 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有する半導体記憶装置の
断面図を、図13〜図36に示す。これらのうち、奇数
の図面は図1のA−A’断面図、偶数の図面はB−B’
断面図を示す。本発明の半導体記憶装置は、p型シリコ
ン基板1100上に複数の柱状をなした島状半導体層1
110がマトリクス配列され、これら各島状半導体層1
110の上部と下部に選択ゲートとなる第二の電極もし
くは第五の電極を有するトランジスタを配置し、選択ゲ
ート・トランジスタに挟まれてメモリ・トランジスタを
複数個、図13〜図36では、例えば2個配置し、各々
トランジスタを島状半導体層に沿って直列に接続した構
造となっている。すなわち島状半導体層間の溝底部に所
定厚みの第九の絶縁膜であるシリコン酸化膜1460が
配置され、島状半導体層1110の周囲を取り囲むよう
に、島状半導体層側壁にゲート絶縁膜厚を介して選択ゲ
ート1500が配置されて選択ゲート・トランジスタと
し、この選択ゲート・トランジスタ上方に島状半導体層
1110の周囲を取り囲むように、島状半導体層側壁に
第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜420を介して浮遊
ゲート1510が配置され、さらにその外側に複層膜か
らなる層間絶縁膜1610を介して制御ゲート1520
が配置されてメモリ・トランジスタとした構造となって
いる。さらに、このメモリ・トランジスタを同様に複数
個配置した上方に、先ほどと同様に選択ゲート1500
を有するトランジスタを配置する。
【0049】選択ゲート1500および制御ゲート15
20は、図1および図14に示すように、一方向の複数
のトランジスタについて連続的に配設されて、第二の配
線もしくは第五の配線である選択ゲート線および第三の
配線である制御ゲート線となっている。半導体基板面に
は、メモリセルの活性領域が半導体基板に対してフロー
テイング状態となるようにメモリセルのソース拡散層1
710が配置され、さらに、各々のメモリセルの活性領
域がフローテイング状態となるように拡散層1720が
配置され、各島状半導体層1110の上面には各メモリ
セル毎のドレイン拡散層1725が配置されている。こ
のように配置されたメモリセルの間にはドレイン拡散層
1725の上部が露出されるよう第九の絶縁膜である酸
化膜1460が配置され、制御ゲート線と交差する方向
のメモリセルのドレイン拡散層1725を共通接続する
ビット線となるAl配線1840が配設されている。
【0050】図13及び図14は、選択ゲート・トラン
ジスタのゲート絶縁膜厚はメモリ・トランジスタのゲー
ト絶縁膜厚と等しい場合の一例を示す。図15及び図1
6は、図13及び図14に対し、層間絶縁膜1610を
単層膜で形成した場合の一例を示す。図17及び図18
は、図13及び図14に対し、メモリセルにおいて制御
ゲート1520の半導体基板に水平方向の膜厚が浮遊ゲ
ート1510の水平方向の膜厚より厚く、第三の配線層
の低抵抗化が容易に行える場合の一例を示す。図19及
び図20は、図13及び図14に対し、トンネル酸化膜
として第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1420の表
面が島状半導体層1110の周囲よりも外側へ位置する
場合の一例を示す。図21及び図22は、図13及び図
14に対し、選択ゲート・トランジスタのゲートを一回
の導電膜の堆積で形成せず、複数回、例えば2回の導電
膜の堆積により形成する場合の一例を示す。図23及び
図24は、図13及び図14に対し、メモリセルの制御
ゲート1520と浮遊ゲート1510の材料が異なる場
合の一例を示す。図25及び図26は、図13及び図1
4に対し、メモリセルの制御ゲート1520の外周の大
きさと選択ゲート・トランジスタのゲート1500の外
周の大きさが異なる場合の一例を示す。図27及び図2
8は、選択ゲート・トランジスタのゲート絶縁膜厚はメ
モリ・トランジスタのゲート絶縁膜厚より大きい場合の
一例を示す。図29及び図30は、図27及び図28に
対し、第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1420及び
第十三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1451の表面が
島状半導体層1110の周囲よりも外側へ位置する場合
の一例を示す。
【0051】図31及び図32は、各トランジスタの間
には拡散層1720が配置されない場合の一例を示す。
図33及び図34は、拡散層1720が配置されず、さ
らにメモリ・トランジスタおよび選択ゲート・トランジ
スタのゲート電極である1500、1510、1520
の間に配置する第三の電極である多結晶シリコン膜15
30を形成した場合の一例を示す。図35及び図36
は、図33及び図34に対し、第三の電極である多結晶
シリコン膜1530の底部や上端の位置がそれぞれ選択
ゲート・トランジスタのゲート1500の上端の位置と
異なる場合の一例を示す。
【0052】電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する半導
体記憶装置の断面図を、図37〜図48に示す。これら
のうち、奇数の図面は、MONOS構造をとるメモリセ
ルアレイを示す図10のA−A’断面図、偶数の図面は
B−B’断面図を示す。
【0053】本発明の半導体記憶装置は、図13〜図3
6に対して電荷蓄積層が浮遊ゲートから積層絶縁膜に代
わったこと以外は同様である。また、図39及び図40
は、図37及び図38に対し、選択ゲート・トランジス
タのゲート膜厚よりも積層絶縁膜の膜厚が厚い場合を示
す。図41及び図42は、図37及び図38に対し、選
択ゲート・トランジスタのゲート膜厚よりも積層絶縁膜
の膜厚が薄い場合の例を示す。
【0054】電荷蓄積層としてMISキャパシタ有する
半導体記憶装置の断面図を図49〜図54に示す。これ
らのうち、奇数の図面は、DRAMのメモリセルアレイ
を示す図11のA−A’断面図、偶数の図面はB−B’
断面図を示す。本発明の半導体記憶装置は、図13〜図
30に対して電荷蓄積層が浮遊ゲートからMISキャパ
シタに代わり、拡散層の配置がメモリキャパシタの側部
に位置することおよび第四の配線であるビット線と第一
の配線ソース線が平行に配置されること以外は同様であ
る。
【0055】電荷蓄積層としてとしてMISトランジス
タ有する半導体記憶装置の断面図を図55〜図58に示
す。以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明す
る。図55〜図58は、それぞれSRAMのメモリセル
アレイを示す図12のJ1−J1’、J2−J2’、K1
−K1’およびK2−K2’断面図である。本発明の半
導体記憶装置は、p型シリコン基板3100上に複数の
柱状をなした島状半導体層3110がマトリクス配列さ
れ、図55及び図57に示すように、これら各島状半導
体層3110の上部と下部にMISトランジスタを2個
配置し、各々トランジスタを該島状半導体層に沿って直
列に接続した構造となっている。つまり、島状半導体層
3110の周囲を取り囲むように、島状半導体層側壁に
ゲート絶縁膜厚3431を介してメモリゲート3511
が配置され、メモリゲート・トランジスタ上方に島状半
導体層3110の周囲を取り囲むように、島状半導体層
側壁にゲート絶縁膜厚3434を介して制御ゲートとな
る第三の電極3514が配置された構造となっている。
制御ゲート3514は、図57に示すように、一方向の
複数のトランジスタについて連続的に配設されて、第三
の配線である制御ゲート線となっている。
【0056】また、図55及び図57に示すように、半
導体基板面には、トランジスタの活性領域が半導体基板
に対してフローテイング状態となるように下段に配置さ
れるトランジスタの電気的に共通である第一の不純物拡
散層3710が配置され、各々のトランジスタの活性領
域がフローテイング状態となるように島状半導体層31
10に不純物拡散層3721が配置される。さらに、各
々の島状半導体層3110の上面には各メモリセル毎の
不純物拡散層3724が配置されている。これにより、
各々トランジスタが島状半導体層3110に沿って直列
に接続した構造となる。また、図55及び図57に示す
ように、制御ゲート線と交差する方向のメモリセルの第
二の不純物拡散層3724を接続するビット線となる第
四の配線層3840が配設されている。この実施の形態
では、一対の島状半導体層で構成される4つのトランジ
スタおよび2つの高抵抗素子によりメモリセルを構成し
ており、図55及び図57に示すように、メモリゲート
である第一の導電膜3511と相対する島状半導体層に
配置されてなる第二の不純物拡散層3721が第二の導
電膜3512および第三の導電膜3513を介して互い
に接続されることにより構成される。さらに、図56及
び図58に示すように、それぞれの島状半導体層311
0に配置されてなる第二の不純物拡散層3721に接続
されてなる第三の導電膜3513は、高抵抗素子となる
不純物拡散層からなる第二の配線層3120と接続さ
れ、各々第二の配線層3120は電気的に共通な電極で
ある第五の配線に接続されている。また、図56及び図
58に示すように、第四の配線層3840方向に隣接す
るメモリセルの電気的に共通である第一の不純物拡散層
3710が、分離絶縁膜である、例えば第十一の絶縁膜
であるシリコン酸化膜3471で電気的に分割されてい
る。このように配置されたメモリセルおよび配線の間に
は、例えば第三の絶縁膜である酸化膜3420が配置さ
れて互いに絶縁されている。この実施の形態では、p型
島状半導体層側壁に形成された4つのトランジスタおよ
び2つの高抵抗素子によりメモリセルを構成したが、高
抵抗素子に代わりn型半導体上に形成されたトランジス
タでもよく、所望の機能を有することができれば構造は
これに限らない。
【0057】メモリセルアレイの動作原理における実施
の形態 本発明の半導体記憶装置は、電荷蓄積層に蓄積される電
荷の状態によってメモリ機能を有する。電荷蓄積層とし
て浮遊ゲートを有するメモリセルを一例に、読み出し、
書きこみ、消去について動作原理について説明する。ま
ず、半導体記憶装置の読出し動作原理を以下に示す。本
発明の半導体記憶装置のアレイ構造の一例として、ゲー
ト電極として第2の電極を備えるトランジスタとゲート
電極として第5の電極を備えるトランジスタを選択ゲー
ト・トランジスタとして有し、選択ゲート・トランジス
タの間に電荷蓄積層を有し、制御ゲート電極として第3
の電極を備えるメモリセルを複数個、例えばL個(Lは
正の整数)、直列に接続した島状半導体層を有し、この島
状半導体層を複数個、例えばM×N個(M、Nは正の整
数)備えてなるメモリセルアレイにおいて、半導体基板
に平行に配置される複数、例えばM本の第4の配線がこ
の島状半導体層の各々の一方の端部に接続され、他方の
端部には第1の配線が接続され、また半導体基板に平行
で、かつ第4の配線と交差する方向に配置される複数
個、例えばN×L個の第3の配線がメモリセルの第3の
電極と接続している場合において、第1の配線を第3の
配線と平行に配置したときの読出し手法の一例について
述べる。
【0058】図59にこのメモリセルアレイ構造の等価
回路を示す。例えば、島状半導体層がp型半導体で形成
されるメモリセルの読み出し動作は、全ての第1の配線
(1-1〜1-N)に0Vを与え、選択セルを含む島状半導体
層に接続する第四の電極と接続する第4の配線(4-i)
(iは1≦i≦Mの正の整数)に3Vを与え、これ以外の第4
の配線(≠4-i)に0Vを与え、選択セルに接続する第
三の電極と接続する第3の配線(3-j-h)(jは1≦j≦Nの
正の整数、hは1≦h≦Lの正の整数)に0Vを与え、第3
の配線(3-j-h)を除く第3の配線(≠3-j-h)には3V
を与え、第二の電極と接続する第2の配線(2-j)に3
Vを与え、第五の電極と接続する第5の配線(5-j)に
3Vを与え、第2の配線(2-j)を除く第2の配線(≠2
-j)若しくは第5の配線(5-j)を除く第5の配線(≠5
-j)の少なくともどちらか一方に0Vを与えることで、
第4の配線(4-i)を流れる電流もしくは第1の配線(1-
j)に流れる電流により“0”、“1”を判定する。こ
のように複数のメモリセル部の上部と下部に選択ゲート
を配置することで、メモリセルトランジスタが過剰消去
の状態、すなわちしきい値が負の状態である場合に、非
選択セルが読み出しゲート電圧0Vでセル電流の流れる
現象の防止を行うことができる。電荷蓄積層を有し、制
御ゲート電極として第3の電極を備えるメモリセルを2
個直列に接続した島状半導体層を有し、この島状半導体
層を複数個、例えばM×N個(M、Nは正の整数)備えて
なるメモリセルアレイにおいて、半導体基板に平行に配
置される複数、例えばM本の第4の配線が島状半導体層
の各々の一方の端部に接続し、他方の端部には第1の配
線が接続し、また半導体基板に平行で、かつ第4の配線
と交差する方向に配置される複数個、例えばN×2個、
の第3の配線はメモリセルの第3の電極と接続している
場合において、第1の配線を第3の配線と平行に配置し
たときの読み出し手法の一例について述べる。
【0059】図60にこのメモリセルアレイ構造の等価
回路を示す。例えば、島状半導体層がp型半導体で形成
される読み出し動作は、全ての第1の配線(1-1〜1-N)
に0Vを与え、選択セルを含む島状半導体層に接続する
第4の電極に接続する第4の配線(4-i) (iは1≦i≦M
の正の整数)に3Vを与え、これ以外の第4の配線(≠4
-i)に0Vを与え、選択セルに接続する第3の電極に接
続する第3の配線(3-j-1)に5Vを与え、第3の配線
(3-j-2)には0Vを与え、第3の配線(3-j-1)及び第
3の配線(3-j-1)を除く第3の配線(≠3-j-1、≠3-j-
2)には0Vを与えることで、第4の配線(4-i)を流れ
る電流もしくは第1の配線(1-j) (jは1≦j≦Nの正の整
数)に流れる電流により“0”、“1”を判定する。
【0060】次いで、半導体記憶装置の書込み動作原理
を以下に示す。本発明の半導体記憶装置のアレイ構造の
一例として、ゲート電極として第2の電極を備えるトラ
ンジスタとゲート電極として第5の電極を備えるトラン
ジスタを選択ゲート・トランジスタとして有し、選択ゲ
ート・トランジスタの間に電荷蓄積層を有し、制御ゲー
ト電極として第3の電極を備えるメモリセルを複数個、
例えばL個(Lは正の整数)直列に接続した島状半導体層
を有し、島状半導体層を複数個、例えばM×N個(M、N
は正の整数)備えるメモリセルアレイにおいて、半導体
基板に平行に配置される複数、例えばM本の第4の配線
が島状半導体層の各々の一方の端部に接続し、他方の端
部には第1の配線が接続し、また半導体基板に平行で、
かつ第4の配線と交差する方向に配置される複数個、例
えばN×L個の第3の配線はメモリセルの第3の電極と
接続している場合において、第1の配線を第3の配線と
平行に配置し、F−Nトンネリング電流(以下F―N電
流と称す)を用いた書込み手法の一例について述べる。
【0061】図59に、このメモリセルアレイ構造の等
価回路を示す。選択セルの電荷蓄積層に負の電荷を一定
量以上蓄積することを書込みとする場合、例えば島状半
導体層がp型半導体で形成される書込み動作は、選択セ
ルを含む島状半導体層に接続する第1の電極に接続する
第1の配線(1-j)に0Vを与え(jは1≦j≦Nの正の整
数)、これ以外の第1の配線(≠1-j)に0Vを与え、選択
セルを含む島状半導体層に接続する第4の電極に接続す
る第4の配線(4-i) (iは1≦i≦Mの正の整数)に0Vを与
え、これ以外の第4の配線(≠4-i)に3Vを与え、選択
セルに接続する第3の電極に接続する第3の配線(3-j-
h)(hは1≦h≦Lの正の整数)に20Vを与え、第3の配線
の(3-j-h)を除く第3の配線(≠3-j-h)には3Vを与え、
選択セルを含む島状半導体層に接続する第2の電極に接
続する第2の配線(2-j)に0Vを与え、選択セルを含む
島状半導体層に接続する第5の電極に接続する第5の配
線(5-j)に1Vを与え、第2の配線(2-j)を除く第2の配
線(≠2-j)と第5の配線(5-j)を除く第5の配線(≠5-j)
に0Vを与えることで、選択セルのチャネル部と制御ゲ
ート間のみに高電位が印可される状態をつくり、F―N
トンネリング現象によりチャネル部より電荷蓄積層へ電
子を注入する。なお、第4の配線(4-i)を除く第4の配
線(≠4-i)に3Vを与えることにより選択セルを含まな
い島状半導体層内の第5の電極を備える選択ゲート・ト
ランジスタはカットオフし、第3の配線(3-j-h)と接続
する非選択セルの拡散層と第4の配線(≠4-i)との電気
的経路は寸断されチャネルが形成されず書込みは行われ
ない。また、選択セルを含まない島状半導体層内の第5
の電極を備える選択ゲート・トランジスタをカットオフ
させずに書込みを行う一例として、選択セルを含む島状
半導体層に接続する第1の電極に接続する第1の配線(1-
j)に0Vを与え(jは1≦j≦Nの正の整数)、これ以外の第
1の配線第1の配線(≠1-j)に0Vを与え、選択セルを含
む島状半導体層に接続する第4の電極に接続する第4の
配線(4-i) (iは1≦i≦Mの正の整数)に0Vを与え、これ
以外の第4の配線(≠4-i)に7Vを与え、選択セルに接
続する第3の電極に接続する第3の配線(3-j-h)(hは1≦
h≦Lの正の整数)に20Vを与え、第3の配線の(3-j-h)
を除く第3の配線(≠3-j-h)には7Vを与え、選択セル
を含む島状半導体層に接続する第2の電極に接続する第
2の配線(2-j)に0Vを与え、選択セルを含む島状半導
体層に接続する第5の電極に接続する第5の配線(5-j)
に20Vを与え、第2の配線(2-j)を除く第2の配線(≠
2-j)と第5の配線(5-j)を除く第5の配線(≠5-j)に0V
を与えることで、選択セルのチャネル部と制御ゲートと
間に20V程度の電位差を発生させ、F−Nトンネリン
グ現象によりチャネル部より電荷蓄積層へトンネル電子
を注入する。なお、第3の配線(3-j-h)に接続する非選
択セルのチャネル部と制御ゲートと間には13V程度の
電位差が発生するが、選択セルの書込み時間内にこのセ
ルの閾値を変動させるほどの十分な電子の注入は行われ
なれず、よってこのセルの書込みは実現しない。
【0062】また、本発明の半導体記憶装置のアレイ構
造の一例として、電荷蓄積層を有し制御ゲート電極とし
て第3の電極を備えるメモリセルを2個直列に接続した
島状半導体層を有し、島状半導体層を複数個、例えばM
×N個(M、Nは正の整数)備えるメモリセルアレイにお
いて、半導体基板に平行に配置される複数、例えばM本
の第4の配線が島状半導体層の各々の一方の端部に接続
し、他方の端部には第1の配線が接続しており、また半
導体基板に平行で、かつ第4の配線と交差する方向に配
置される複数個、例えばN×2個の第3の配線はメモリ
セルの第3の電極と接続している場合において、第1の
配線を第3の配線と平行に配置し、チャネルホットエレ
クトロン(以下CHEと称す)を用いた書込み手法の一例
について述べる。
【0063】図60に上記メモリセルアレイ構造の等価
回路を示す。選択セルの電荷蓄積層に負の電荷を一定量
以上蓄積することを書込みとする場合、例えばこの島状
半導体層がp型半導体で形成される書込み動作は、選択
セルを含む島状半導体層に接続する第1の電極に接続す
る第1の配線(1-j)に0Vを与え(jは1≦j≦Nの正の整
数)、これ以外の第1の配線(≠1-j)に0Vを与え、選択
セルを含む島状半導体層に接続する第4の電極に接続す
る第4の配線(4-i) (iは1≦i≦Mの正の整数)に12Vを
与え、これ以外の第4の配線(≠4-i)に0Vを与え、選
択セルに接続する第3の電極に接続する第3の配線(3-j
-1)に12Vを与え、第3の配線の(3-j-1)を除く第3の
配線(≠3-j-1)には5Vを与えることで、選択セルの高
電位側拡散層近傍にCHEを発生させ、かつ、第3の配
線(3-j-1)に印可される高電位により選択セルの電荷蓄
積層へ発生した電子を注入させる。
【0064】さらに、半導体記憶装置の消去動作原理を
以下に示す。本発明の半導体記憶装置のアレイ構造の一
例として、ゲート電極として第2の電極を備えるトラン
ジスタとゲート電極として第5の電極を備えるトランジ
スタを選択ゲート・トランジスタとして有し、選択ゲー
ト・トランジスタの間に電荷蓄積層を有し制御ゲート電
極として第3の電極を備えるメモリセルを複数個、例え
ばL個(Lは正の整数)、直列に接続した島状半導体層を
有し、島状半導体層を複数個、例えばM×N個(M、Nは
正の整数)備えるメモリセルアレイにおいて、半導体基
板に平行に配置される複数、例えばM本の第4の配線が
島状半導体層の各々の一方の端部に接続し、他方の端部
には第1の配線が接続し、また半導体基板に平行で、か
つ第4の配線と交差する方向に配置される複数個、例え
ばN×L個の第3の配線はメモリセルの第3の電極と接
続している場合において、第1の配線を第3の配線と平
行に配置し、F−N電流を用いた消去手法の一例につい
て述べる。
【0065】図61にこのメモリセルアレイ構造の等価
回路を示す。消去単位は1ブロックあるいはチップ一括
で行う。選択セルの電荷蓄積層の電荷の状態を変化さ
せ、選択セルの閾値を下げることを消去とする場合、例
えば島状半導体層がp型半導体で形成される消去動作
は、選択セルを含む島状半導体層に接続する第1の電極
に接続する第1の配線(1-j)に20Vを与え(jは1≦j≦N
の正の整数)、これ以外の第1の配線第1の配線(≠1-j)
に0Vを与え、選択セルを含む島状半導体層に接続する
第4の電極に接続する第4の配線(4-i) (iは1≦i≦Mの
正の整数)に20Vを与え、選択セルに接続する第3の
電極に接続する第3の配線(3-j-h)(hは1≦h≦Lの正の整
数)に0Vを与え、第3の配線(3-j-h)を除く第3の配線
には0Vを与え、選択セルを含む島状半導体層に接続す
る第2の電極に接続する第2の配線(2-j)に20Vを与
え、選択セルを含む島状半導体層に接続する第5の電極
に接続する第5の配線(5-j)に20Vを与え、第2の配
線(2-j)を除く第2の配線(≠2-j)と第5の配線(5-j)を
除く第5の配線(≠5-j)の両方に0Vを与えることで、
選択セルの電荷蓄積層内の電子をF−Nトンネリング現
象により引き抜く。
【0066】本発明の半導体記憶装置のアレイ構造の一
例として、電荷蓄積層を有し制御ゲート電極として第3
の電極を備えるメモリセルを2個直列に接続した島状半
導体層を有し、この島状半導体層を複数個、例えばMN
個(M、Nは正の整数)、備える場合で、かつ、このメモリ
セルアレイにおいて、半導体基板に平行に配置される複
数、例えばM本の第4の配線が該島状半導体層の各々の
一方の端部に接続し、他方の端部には第1の配線が接続
しており、また半導体基板に平行で、かつ第4の配線と
交差する方向に配置される複数個、例えばN×2個の第
3の配線はメモリセルの第3の電極と接続している場合
において、第1の配線を第3の配線と平行に配置し、
F−N電流を用いた消去手法の一例について述べる。図
60にこのメモリセルアレイ構造の等価回路を示す。選
択セルの電荷蓄積層の電荷の状態を変化させ、選択セル
の閾値を下げることを消去とする場合、例えば島状半導
体層がp型半導体で形成される消去動作は、選択セルを
含む島状半導体層に接続する第1の電極に接続する第1の
配線(1-j)に3Vを与え(jは1≦j≦Nの正の整数)、これ
以外の第1の配線(≠1-j)に0Vを与え、選択セルを含
む島状半導体層に接続する第4の電極に接続する第4の
配線(4-i) (iは1≦i≦Mの正の整数)は開放状態にし、こ
れ以外の第4の配線(≠4-i)は開放状態あるいは0Vを
与え、選択セルに接続する第3の電極に接続する第3の
配線(3-j-1)に−12Vを与え、第3の配線(3-j-2)に5
Vを与え、その他の第3の配線には0Vを与えること
で、選択セルの電荷蓄積層内の電子をF−Nトンネリン
グ現象により引き抜く。なお、上記の読出し、書込み及
び消去は、N型半導体で形成される島状半導体層の場合
のように、全ての電極の導電型が入れ替わっていてもよ
い。このときの電位の大小関係は上述したものに対して
反対になる。また、上述の読出し、書込み及び消去の各
動作例は、第1の配線を第3の配線と平行に配置した場
合について述べたが、第1の配線を第4の配線と平行に
配置した場合及び第1の配線をアレイ全体で共通にした
場合においても、同様にそれぞれに対応する電位を与え
ることにより動作させることが可能である。
【0067】電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するメモ
リセル以外のものについて、以下に説明する。図62及
び図63は、図10及び図37〜図46で示されるMO
NOS構造のメモリセルアレイの一部分を示す等価回路
図である。図62は一つの島状半導体層1110に配置
されるMONOS構造のメモリセルアレイの等価回路図
を示し、図63は、島状半導体層1110が複数配置さ
れる場合の等価回路をそれぞれ示している。
【0068】以下、図62に示す等価回路について説明
する。ゲート電極として第12の電極12を備えるトラ
ンジスタとゲート電極として第15の電極15を備える
トランジスタを選択ゲート・トランジスタとして有し、
この選択ゲート・トランジスタの間に電荷蓄積層として
積層絶縁膜を有し、制御ゲート電極として第13の電極
(13-h)(hは1≦h≦Lの正の整数、Lは正の整数)を備える
メモリセルを複数個、例えばL個、直列に接続した島状
半導体層110において、第14の電極14が島状半導
体層1110の各々の一方の端部に接続し、他方の端部
には第11の電極11が接続する。
【0069】図63に示す等価回路について説明する。
複数の島状半導体層1110が配置されるメモリセルア
レイにおいて、図62で示される各島状半導体層111
0に配置される各回路素子の電極と各配線の接続関係を
示す。この島状半導体層1110を複数個、例えばM×
N個(M、Nは正の整数、またiは1≦i≦Mの正の整数、j
は1≦j≦Nの正の整数)備えるメモリセルアレイにおい
て、半導体基板に平行に配置される複数本、例えばM本
の第14の配線が各々の島状半導体層1110に備える
上述の第14の電極14とそれぞれ接続する。また、半
導体基板に平行で、かつ第14の配線14と交差する方
向に配置される複数本、例えばN×L本の第13の配線
は各々のメモリセルの上述の第13の電極(13-h)(hは1
≦h≦Lの正の整数)と接続する。第14の配線と交差す
る方向に配置される複数本、例えばN本の第11の配線
が各々の島状半導体層1110に備える上述の第11の
電極11と接続し、かつ、第11の配線を第13の配線
と平行に配置する。また、半導体基板に平行で、かつ第
14の配線14と交差する方向に配置される複数本、例
えばN本の第12の配線は各々のメモリセルの上述の第
12の電極12と接続し、かつ、同様に半導体基板に平
行で、かつ第14の配線14と交差する方向に配置され
る複数本、例えばN本の第15の配線は各々のメモリセ
ルの上述の第15の電極15と接続する。
【0070】図64及び図65は、図11及び図53及
び図54で示されるDRAM構造のメモリセルアレイの
一部分を示す等価回路図である。図64は、一つの島状
半導体層1110に配置されるDRAM構造のメモリセ
ルアレイの等価回路図を示す。図65は、島状半導体層
1110が複数配置される場合の等価回路を示す。
【0071】以下、図64に示す等価回路について説明
する。一つのトランジスタと一つのMISキャパシタを
直列に接続することで一つのメモリセルが構成される。
このメモリセルの一方の端部には第23の電極23が接
続し、もう一方の端部には第21の電極21が接続し、
かつゲート電極として第22の電極22を備えるメモリ
セルを、例えば2組、図64に示されるように接続し、
一つの島状半導体層1110から2つの第21の電極(2
1-1)、(21-2)及び2つの第22の電極(22-1)、(22-2)が
それぞれ備えられ、島状半導体層1110の一方の端部
に第23の電極23が備えられる。
【0072】図65に示す等価回路について説明する。
複数の島状半導体層1110が配置されるメモリセルア
レイにおいて、図64で示される各島状半導体層111
0に配置される各回路素子の電極と各配線の接続関係を
示す。この島状半導体層1110を複数個、例えばM×
N個(M、Nは正の整数、またiは1≦i≦Mの正の整数、j
は1≦j≦Nの正の整数)備えるメモリセルアレイにおい
て、半導体基板に平行に配置される複数本、例えばM本
の第23の配線が各々の島状半導体層1110に備える
上述の第23の電極23とそれぞれ接続する。また、半
導体基板に平行で、かつ第23の配線23と交差する方
向に配置される複数本、例えば2×N本の第22の配線
は各々のメモリセルの上述の第22の電極(22-1)、(22-
2)と接続する。また、第23の配線と交差する方向に配
置される複数本、例えば2×N本の第21の配線が各々
のメモリセルの上述の第21の電極(21-1)、(21-2)と接
続する。なお、図64及び図65では、一つの島状半導
体層1110にメモリセルが2組配置される場合の一例
を示したが、一つの島状半導体層1110に配置するメ
モリセルの数は3組以上でも、あるいは1組だけでもよ
い。図64及び図65で示した等価回路は、島状半導体
層1110の底部から順に、MISキャパシタ、トラン
ジスタ、MISキャパシタ、トランジスタを配置した場
合の一例であるが、他の配置の一例として島状半導体層
1110の底部から順に、トランジスタ、MISキャパ
シタ、MISキャパシタ、トランジスタを配置した場合
を以下に説明する。
【0073】図66及び図67は、図11及び図49〜
図52で示されるDRAM構造のメモリセルアレイの一
部分を示す等価回路図である。図66は、一つの島状半
導体層1110に配置されるDRAM構造のメモリセル
アレイの等価回路図を示し、図67は、島状半導体層1
110が複数配置される場合の等価回路をそれぞれ示し
ている。
【0074】図66に示す等価回路について説明する。
メモリセルの構成は先の例と同様、一つのトランジスタ
と一つのMISキャパシタが直列に接続することで一つ
のメモリセルが構成され、このメモリセルの一方の端部
には第23の電極23が接続し、もう一方の端部には第
21の電極21が接続し、かつゲート電極として第22
の電極22が接続する。このメモリセルが例えば2組、
図66に示されるように接続し、一つの島状半導体層1
110から2つの第21の電極(21-1)、(21-2)及び2つ
の第22の電極(22-1)、(22-2)がそれぞれ備えられ、島
状半導体層1110の一方の端部に第23の電極23が
備えられ、もう一方の端部に第24の電極24が備えら
れる。
【0075】図67に示す等価回路について説明する。
複数の島状半導体層1110が配置されるメモリセルア
レイにおいて、図66で示される各島状半導体層111
0に配置される各回路素子の電極と各配線の接続関係を
示す。この島状半導体層1110を複数個、例えばM×
N個(M、Nは正の整数、またiは1≦i≦Mの正の整数、j
は1≦j≦Nの正の整数)備えるメモリセルアレイにおい
て、半導体基板に平行に配置される複数本、例えばM本
の第23の配線が各々の島状半導体層1110に備える
上述の第23の電極23とそれぞれ接続する。また、同
様に半導体基板に平行に配置される複数本、例えばM本
の第24の配線が各々の島状半導体層1110に備える
上述の第24の電極24とそれぞれ接続する。また、半
導体基板に平行で、かつ第23の配線23及び第24の
配線24と交差する方向に配置される複数本、例えば2
×N本の第22の配線は各々のメモリセルの上述の第2
2の電極(22-1)、(22-2)と接続する。また、同様に第2
3の配線23及び第24の配線24と交差する方向に配
置される複数本、例えば2×N本の第21の配線が各々
のメモリセルの上述の第21の電極(21-1)、(21-2)と接
続する。
【0076】図68及び図69は、図33〜図36及び
図47及び図48で示されるメモリセルアレイの一部分
を示す等価回路図である。このメモリセルアレイは、各
トランジスタ間に拡散層1720が配置されず、さらに
メモリ・トランジスタ及び選択ゲート・トランジスタの
ゲート電極である1500、1510、1520の間に
配置する第三の導電膜である多結晶シリコン膜1530
を形成したものである。図68は、一つの島状半導体層
1110に配置される構造として、各メモリ・トランジ
スタ及び選択ゲート・トランジスタのゲート電極の間に
配置する第三の導電膜である多結晶シリコン膜1530
が形成される場合のメモリセルアレイの等価回路図を示
し、図69は、島状半導体層1110が複数配置される
場合の等価回路をそれぞれ示している。
【0077】図68に示す等価回路について説明する。
ゲート電極として第32の電極32を備えるトランジス
タとゲート電極として第35の電極35を備えるトラン
ジスタを選択ゲート・トランジスタとして有し、この選
択ゲート・トランジスタの間に電荷蓄積層を有し、制御
ゲート電極として第33の電極(33-h)(hは1≦h≦Lの
正の整数、Lは正の整数)を備えるメモリセルを複数個、
例えばL個、直列に配置し、かつ、各トランジスタの間
にゲート電極として第36の電極を備えるトランジスタ
を配置した島状半導体層1110において、第34の電
極34がこの島状半導体層1110の各々の一方の端部
に接続し、他方の端部には第31の電極31が接続し、
かつ複数の36の電極が全て一つに接続し、第36の電
極36として島状半導体層1110に備えられる。
【0078】図69に示す等価回路について説明する。
複数の島状半導体層1110が配置されるメモリセルア
レイにおいて、図68で示される各島状半導体層111
0に配置される各回路素子の電極と各配線の接続関係を
示す。この島状半導体層1110を複数個、例えばM×
N個(M、Nは正の整数、またiは1≦i≦Mの正の整数、j
は1≦j≦Nの正の整数)備えるメモリセルアレイにおい
て、半導体基板に平行に配置される複数本、例えばM本
の第34の配線が各々の島状半導体層1110に備える
上述の第34の電極34とそれぞれ接続する。また、半
導体基板に平行で、かつ第34の配線34と交差する方
向に配置される複数本、例えばN×L本の第33の配線
は各々のメモリセルの上述の第33の電極(33-h)と接続
する。また、第34の配線と交差する方向に配置される
複数本、例えばN本の第31の配線が各々の島状半導体
層1110に備える上述の第31の電極31と接続し、
かつ、第31の配線を第33の配線と平行に配置する。
また、半導体基板に平行で、かつ第34の配線34と交
差する方向に配置される複数本、例えばN本の第32の
配線は各々のメモリセルの上述の第32の電極32と接
続し、かつ、同様に半導体基板に平行で、かつ第34の
配線34と交差する方向に配置される複数本、例えばN
本の第35の配線は、各々のメモリセルの上述の第35
の電極35と接続する。また各々の島状半導体層111
0に備える上述の第36の電極36は第36の配線によ
って全て一つに接続する。なお、各々の島状半導体層1
110に備える上述の第36の電極36は第36の配線
によって全て一つに接続しなくてもよく、第36の配線
によってメモリセルアレイを2つ以上に分割して接続し
てもよい。つまり各々の第36の電極を、例えばブロッ
ク毎に接続するような構造をとってもよい。
【0079】図70及び図71は、図12及び図55〜
図58で示されるSRAM構造のメモリセルアレイの一
部分を示す等価回路図であり、メモリセルを構成するト
ランジスタはNMOSのみで構成される例を示してい
る。図70は、隣接する2つの島状半導体層1110に
配置される1つのSRAM構造のメモリセルの等価回路
図を示し、図71は、このメモリセルが複数配置される
場合の等価回路をそれぞれ示している。
【0080】図70に示す等価回路について説明する。
ゲート電極として第43の電極及び第45の電極を備え
るトランジスタをそれぞれ直列に配置した島状半導体層
110が2つ隣接して配置され、かつ、これら4個のト
ランジスタが図70に示されるように互いに接続する。
詳しくは、第43の電極(43-2)をゲート電極とするトラ
ンジスタの第46の電極(46-2)と第45の電極(45-1)が
接続し、第43の電極(43-1)をゲート電極とするトラン
ジスタの第46の電極(46-1)と第45の電極(45-2)が
接続する。また、この隣接する2つの島状半導体層11
10において、一つの島状半導体層1110の一方の端
部に第44の電極(44-1)が接続し、もう一つの島状半
導体層1110の一方の端部に第44の電極(44-2)が
接続する。また、この2つの島状半導体層1110にお
いて、第44の電極(44-1)及び(44-2)が接続しない他方
の端部には共通の電極として第41の電極41が接続す
る。2個の高抵抗素子がこれら4個のトランジスタと図
70に示されるように接続し、トランジスタと接続しな
い側の端部には共通の電極として第42の電極42が接
続する。
【0081】図71に示す等価回路について説明する。
複数の島状半導体層1110が配置されるメモリセルア
レイにおいて、図70で示される隣接する2つの島状半
導体層1110を単位に配置される各回路素子の電極と
各配線の接続関係を示す。この島状半導体層1110を
複数個、例えば2×M×N個(M、Nは正の整数、またi
は1≦i≦Mの正の整数、jは1≦j≦Nの正の整数)備えるメ
モリセルアレイにおいて、半導体基板に平行に配置され
る複数本、例えば2×M本の第44の配線が各々の島状
半導体層1110に備える上述の第44の電極(44-1)、
(44-2)とそれぞれ接続する。また、半導体基板に平行
で、かつ、第44の配線44と交差する方向に配置され
る複数本、例えばN本の第43の配線は各々のメモリセ
ルの上述の第43の電極(43-1)、(43-2)と接続する。
第44の配線と交差する方向に配置される複数本、例え
ばN本の第41の配線が各々の島状半導体層1110に
備える上述の第41の電極41と接続する。なお、第4
1の配線は各々の島状半導体層1110に備える上述の
第41の電極41に全て共通に接続を行ってもよい。各
々の高抵抗素子の上述の第42の電極42は、第42の
配線によって全て一つに接続してもよい。なお、メモリ
セルを構成するトランジスタはPMOSのみで構成して
もよいし、上述の高抵抗素子に代えて、第43あるいは
第45の電極をゲート電極とするトランジスタと反対の
導電型のトランジスタとしてもよい。
【0082】また、選択ゲートトランジスタと選択ゲー
トトランジスタに隣接するメモリセルおよび隣接するメ
モリセル同士が不純物拡散層を介して繋がっておらず、
代わりに選択トランジスタとメモリセルおよびメモリセ
ル同士の間隔が約30nm以下と選択トランジスタとメ
モリセルおよびメモリセル同士が不純物拡散層を介して
接続されている場合に比べて非常に接近した構造を有す
るメモリセルの動作原理について、以下に述べる。隣接
する素子が十分接近していると、選択ゲートトランジス
タのゲートやメモリセルの制御ゲートに印加される閾値
以上の電位により形成するチャネルは隣接する素子のチ
ャネルと接続し、全ての素子のゲートに閾値以上の電位
が与えられる場合、全ての素子をチャネルは繋がること
になる。この状態は選択トランジスタとメモリセルやメ
モリセルが不純物拡散層を介して接続されている場合と
ほぼ等価なため、動作原理も選択トランジスタとメモリ
セルやメモリセルが不純物拡散層を介して接続されてい
る場合と同様である。さらに、選択ゲートトランジスタ
やメモリセルが不純物拡散層を介して繋がっておらず、
代わりに選択トランジスタとメモリセルやメモリセルの
ゲート電極の間に第三の導電膜が配置された構造を有す
るメモリセルの動作原理について述べる。第三の導電膜
は各素子の間に位置し、絶縁膜、例えばシリコン酸化膜
を介して島状半導体層と接続している。即ち、第三の導
電膜と該絶縁膜と島状半導体層はMISキャパシタを形
成している。第三の導電膜に島状半導体層とこの絶縁膜
との界面に反転層が形成するような電位を与えるとチャ
ネルが形成する。形成したチャネルは隣接する素子にと
っては各素子を接続する不純物拡散層と同じ働きをす
る。そのため、第三の導電膜にチャネルを形成し得る電
位が与えられている場合、選択ゲートトランジスタやメ
モリセルが不純物拡散層を介して接続している場合と同
様の動作となる。また、第三の導電膜にチャネルを形成
し得る電位が与えられていなくても、例えば島状半導体
層がp型半導体の場合、電荷蓄積層から電子を引き抜く
際、選択ゲートトランジスタやメモリセルが不純物拡散
層を介して接続している場合と同様の動作となる。
【0083】メモリセルアレイの製造方法における実施
の形態 電荷蓄積層もしくは制御ゲートを形成した後、電荷蓄積
層と半導体基板もしくは半導体層の間に形成される絶縁
膜を一括で形成し、この絶縁膜の側面に活性領域となる
半導体層を柱状に形成する方法について、以下に説明す
る。また、サイドウオール状のゲート電極を作る際、隣
接する溝部に絶縁膜を予め埋め込み形成し、この絶縁膜
をマスクに横方向成分のエッチングを行うことで、ゲー
ト電極材料堆積膜厚程度のエッチングにてゲート電極を
制御よく形成する。
【0084】製造例1 この実施の形態で形成する半導体記憶装置は、電荷蓄積
層として浮遊ゲートを複数形成し、且つ、選択ゲート及
び制御ゲートを形成した後、トンネル酸化膜を形成し、
選択エピタキシャルシリコン成長により柱状に島状半導
体層を形成し、島状半導体層を半導体基板に対して電気
的にフローテイング状態とし、各々のメモリセルの活性
領域を電気的にフローテイング状態とする半導体記憶装
置において、島状半導体層の上部と下部に選択ゲート・
トランジスタを配置し、選択ゲート・トランジスタに挟
まれてメモリ・トランジスタを複数個、例えば2個配置
し、各々メモリ・トランジスタのトンネル酸化膜を一括
に形成し、各々トランジスタを島状半導体層に沿って直
列に接続し、且つ、選択ゲート・トランジスタのゲート
絶縁膜厚がメモリ・トランジスタのゲート絶縁膜厚と等
しい構造である。
【0085】このような半導体記憶装置は以下の製造方
法により形成することができる。なお、図72〜図96
及び図97〜図121は、それぞれEEPROMのメモ
リセルアレイを示す図1のA−A’及びB−B’断面図
である。まず、p型シリコン基板1100の表面に注入
保護膜となる、例えば第一の絶縁膜としてシリコン酸化
膜1410を2〜20nm堆積し、イオン注入を利用し
てp型シリコン基板1100に第一の不純物層1710
の導入を行う(図72及び図97)。例えば、0〜7°
程度傾斜した方向から5〜100 keVの注入エネル
ギー、砒素1×1014〜1×1016/cm2程度のドー
ズが挙げられる。また、イオン注入に代えて、CVD法
により砒素を含む酸化膜を堆積し、その酸化膜からの砒
素拡散を利用してもよい。p型シリコン基板1100の
最表面に第一の不純物層1710が導入されなくてもよ
い。
【0086】つづいて、公知のフォトリソグラフィ技術
によりパターンニングされたレジストR5をマスクとし
て用いて(図73及び図98)、例えば反応性イオンエ
ッチングにより第一の絶縁膜1410およびp型シリコ
ン基板1100を第一の不純物層1710が分割される
ように200nm〜2000nmエッチングして第二の
溝部1220を形成する。レジストR5を除去した(図
74及び図99)後、第二の溝部1220に第五の絶縁
膜として、例えばシリコン酸化膜1420を100nm
〜300nm堆積し、エッチバックにより埋めこむ。第
五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1420を埋めこむ方
法は、等方性エッチングを用いたエッチバックでもよい
し、異方性エッチングを用いたエッチバックでもよい
し、CMPを用いた平坦化埋めこみでもよく、種々組み
合わせてもよい。このとき第五の絶縁膜であるシリコン
酸化膜1420はシリコン窒化膜でもよい。また、第一
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1410は除去されても
よいし残存してもよい。例えば、第一の絶縁膜であるシ
リコン酸化膜1410を除去した場合、次にp型シリコ
ン基板1100もしくは第一の不純物層1710上に第
二の絶縁膜として、例えばシリコン窒化膜1310を2
000〜20000nm形成する(図75及び図10
0)。
【0087】次に、公知のフォトリソグラフィ技術によ
りパターンニングされたレジストR6をマスクとして用
いて(図76及び図101)、例えば反応性イオンエッ
チングにより第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜131
0をエッチングして、格子縞状の第四の溝部1240を
形成する。その後、格子縞状の第四の溝部1240にC
VD法により、第五の絶縁膜として、例えばシリコン酸
化膜1421を50〜500nm堆積する。その後、第
四の溝部1240の所望の深さまで、例えば等方性エッ
チングにより第五の絶縁膜である酸化膜1421を埋め
込み(図77及び図102)、第二の絶縁膜であるシリ
コン窒化膜1310の表面に、第四の絶縁膜として、例
えばシリコン酸化膜1431を1〜10nm、つづい
て、第一の導電膜となる、例えば多結晶シリコン膜15
11を100〜500nm程度堆積する(図78及び図
103)。
【0088】つぎに、第一の導電膜である多結晶シリコ
ン膜1511をエッチバックし、所望の高さのサイドウ
オールを形成する(図79及び図104)。このとき、
図1のA−A'方向について予め所定の値以下に設定して
おくことによって、マスク工程を用いることなく、その
方向に連続する選択ゲート線となる第二の配線層として
形成される。その後、第四の溝部1240に第五の絶縁
膜として、例えばシリコン酸化膜1422を50〜50
0nm堆積する。その後、第四の溝部1240の所望の
深さまで、例えば等方性エッチングにより第五の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1422を埋めこんだ後、第二の
絶縁膜であるシリコン窒化膜1310の表面に第四の絶
縁膜として、例えばシリコン酸化膜1432を1〜10
nm堆積し(図80及び図105)、つづいて、第一の
導電膜となる、例えば多結晶シリコン膜1512を50
〜200nm程度堆積する(図81及び図106)。
【0089】同様に、第一の導電膜である多結晶シリコ
ン膜1512をエッチバックし、所望の高さのサイドウ
オールを形成する(図82及び図107)。このとき、
第一の導電膜である多結晶シリコン膜1512は、第二
の絶縁膜であるシリコン窒化膜1310の周囲に形成さ
れ、第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜1310の各々
の周囲に形成されている第一の導電膜である多結晶シリ
コン膜1512はそれぞれ分離された状態となってい
る。つづいて、第一の導電膜である多結晶シリコン膜1
512の表面に層間絶縁膜1612を形成する(図83
及び図108)。この層間絶縁膜1612は、例えばO
NO膜とする。具体的には熱酸化法により多結晶シリコ
ン膜表面に5〜10nmのシリコン酸化膜とCVD法に
より5〜10nmのシリコン窒化膜とさらに5〜10n
mのシリコン酸化膜を順次堆積する。
【0090】次いで、同様に第二の導電膜となる、例え
ば多結晶シリコン膜1522を15〜150nm堆積し
(図84及び図109)、堆積膜厚相当エッチバックす
ることで、第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1422
上の層間絶縁膜1612を露出しつつ、第一の導電膜で
ある多結晶シリコン膜1512の側部に層間絶縁膜16
12を介して第ニの導電膜である多結晶シリコン膜15
22を配置させる。このとき第二の絶縁膜であるシリコ
ン窒化膜1310の周囲には第二の導電膜である多結晶
シリコン膜1526が残存しており、第二の導電膜であ
る多結晶シリコン膜1522と多結晶シリコン膜152
6は分離されていることが好ましい(図85及び図11
0)。このとき、図1のA―A’方向について予め所定
の値以下に設定しておくことによって、マスク工程を用
いることなく、その方向に連続する制御ゲート線となる
第三の配線層として形成される。その後、第四の溝部1
240に第五の絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜1
423を50〜500nm堆積する。その後、第四の溝
部の所望の深さまで、例えば等方性エッチングにより第
五の絶縁膜である酸化膜1423を埋めこんだ後(図8
6及び図111)、第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜
1423をマスクに等方性エッチングなどにより露出し
ている第二の導電膜である多結晶シリコン膜1526を
除去する(図87及び図112)。この際、第二の導電
膜である多結晶シリコン膜1526の膜厚程度のエッチ
ングであれば十分であり、これによりプロセスばらつき
が低減できる。
【0091】つづいて、第二の絶縁膜であるシリコン窒
化膜1310と第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜14
23に挟まれる部位に残存する第二の導電膜である多結
晶シリコン膜1526を等方性エッチングもしくは異方
性エッチングにより除去する(図88及び図113)。
その後、第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜1310と
第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1423に挟まれる
部位に埋めこむように、第六の絶縁膜として、例えばシ
リコン酸化膜1483を8〜80nm堆積する。このと
き、第六の絶縁膜であるシリコン酸化膜1483の膜厚
は第二の導電膜である多結晶シリコン膜1522の堆積
膜厚の約半分以上であればよい(図89及び図11
4)。次いで、堆積膜厚相当の等方性エッチングを行う
ことで、第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜1310の
側部にある層間絶縁膜1612を露出させつつ、第四の
溝部1240に第六の絶縁膜であるシリコン酸化膜14
83の埋めこむ。なお、第二の導電膜として多結晶シリ
コン膜1522を形成する場合についてのべたが、単純
に堆積と異方性エッチングの組み合わせでサイドウオー
ル状に形成してもよい。その後、第五の絶縁膜であるシ
リコン酸化膜1423をマスクに、例えば等方性エッチ
ングにて層間絶縁膜1612を部分的に除去する(図9
0及び図115)。
【0092】同様に繰り返すことで第一の導電膜とな
る、例えば多結晶シリコン膜1513の側部に層間絶縁
膜1613を介して第二の導電膜となる例えば多結晶シ
リコン膜1523を配置させ、さらに第二の導電膜であ
る多結晶シリコン膜1523を第五の絶縁膜となるシリ
コン酸化膜1424および第六の絶縁膜となるシリコン
酸化膜1484で埋設する(図91及び図116)。最
上段の第一の導電膜となる、例えば多結晶シリコン膜1
514においては最下段の第一の導電膜である多結晶シ
リコン膜1511と同様に第一の導電膜である多結晶シ
リコン膜1514をエッチバックする。
【0093】その後、第五の絶縁膜となる例えばシリコ
ン酸化膜1425を50〜500nm堆積し、例えばエ
ッチバックもしくはCMP法などにより第二の絶縁膜で
あるシリコン窒化膜1310の上部を露出させる。(図
92及び図117)。このとき、第五の絶縁膜であるシ
リコン酸化膜1425は、例えばシリコン窒化膜でもよ
い。次いで、第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜131
0を、例えば等方性エッチングにより選択的に除去し、
第一の溝部1210を形成する。つづいて、例えばCV
D法を用いて第一の溝部1210の内壁に、例えば10
nm程度のトンネル酸化膜となる第三の絶縁膜としてシ
リコン酸化膜1440を形成する(図93及び図11
8)。ここで、第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜14
40はCVD酸化膜に限らず、熱酸化膜もしくは、窒素
酸化膜でもよい。つづいて、第一の不純物拡散層171
0もしくはp型シリコン基板1100上にある第三の絶
縁膜であるシリコン酸化膜1440を選択的に除去す
る。例えば、異方性エッチングにより第一の溝部121
0の側壁部のみにサイドウオール状に第三の絶縁膜であ
るシリコン酸化膜1440を残存させる(図94及び図
119)。
【0094】その後、熱処理などにより、第三の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1440のトリートメント処理な
どを施す。例えば、800〜1000℃の窒素雰囲気に
て、10分から100分のアニ−ル処理を施す。このと
き窒素以外のガス、例えば酸素などを添加してもよい。
第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440の処理後の
膜厚は10nm程度となることが好ましい。次いで、任
意に、第一の不純物拡散層1710もしくはp型シリコ
ン基板1100表面に形成された酸化膜を、例えば希釈
HFなどにより除去し、第一の溝部1210に島状半導
体層1721〜1725および1111〜1114を埋
めこむ。例えば、第一の溝部1210の底部に位置する
第一の不純物拡散層1710もしくはp型シリコン基板
1100より半導体層を選択的にエピタキシャル成長さ
せる。このとき下層よりN型半導体層1721、P型半
導体層1111、N型半導体層1722、P型半導体層
1112、N型半導体層1723、P型半導体層111
3、N型半導体層1724、P型半導体層1114、N
型半導体層1725を順次積層する(図95及び図12
0)。N型半導体層1721〜1725の濃度は砒素1
×1018〜1×1021/cm3程度のドーズで形成し、
P型である半導体層1111〜1114は硼素1×10
15〜1×1017/cm3程度のドーズで形成する。ま
た、N型半導体層1721と1722は第一の導電膜で
ある多結晶シリコン膜1511と第三の絶縁膜であるシ
リコン酸化膜1440を介して重なりを有することが好
ましく、同様に、N型半導体層1722と1723は第
一の導電膜である多結晶シリコン膜1512、N型半導
体層1723と1724は第一の導電膜である多結晶シ
リコン膜1513、N型半導体層1724と1725は
第一の導電膜である多結晶シリコン膜1514とそれぞ
れ第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440を介して
重なりを有することが好ましい。
【0095】その後、例えばエッチバックもしくはCM
P法などによりN型半導体層1725を後退させ、第五
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1425を露出させ、N
型半導体層1725を各々分離形成させる。その後、第
四の配線層を第二もしくは第三の配線層と方向が交差す
るようN型半導体層1725の上部と接続する。次い
で、公知の技術により層間絶縁膜を形成しコンタクトホ
ールおよびメタル配線を形成する。これにより、第一の
導電膜となる多結晶シリコン膜を浮遊ゲートとする電荷
蓄積層に蓄積される電荷状態によってメモリ機能を有す
る半導体記憶装置が完成する。
【0096】この製造例では、第二の絶縁膜であるシリ
コン窒化膜1310のような半導体基板もしくは多結晶
シリコン膜の表面に形成される膜は、シリコン表面側か
らシリコン酸化膜/シリコン窒化膜の複層膜としてもよ
い。また、第一の導電膜である多結晶シリコン膜151
1〜1514および第二の導電膜である多結晶シリコン
膜1522、1523の不純物の導入は、多結晶シリコ
ン膜の成膜時に行ってもよいし、成膜後もしくはサイド
ウオール形成後に行ってもよいし、導電膜としてなれば
導入時期は制限されない。なお、この製造例では、マス
クを用いることなく各メモリセルの制御ゲートを一方向
について連続するように形成した。これは、島状半導体
層の配置が対称的でない場合に初めて可能である。すな
わち、第二もしくは第三の配線層方向の島状半導体層と
の隣接間隔を、第四の配線層方向のそれより小さくする
ことにより、第四の配線層方向には分離され、第二もし
くは第三の配線層方向に繋がる配線層がマスクなしで自
動的に得られる。これに対して、例えば、島状半導体層
の配置を対称にした場合にはフォトリソグラフィにより
レジストのパターンニング工程により配線層の分離を行
ってもよい。
【0097】また、複数のメモリセル部の上部と下部に
選択ゲートを配置することでメモリセルトランジスタが
過剰消去の状態、すなわち、読み出し電圧が0Vであっ
てしきい値が負の状態になり、非選択セルでもセル電流
が流れる現象を防止することができる。電荷蓄積層は、
必ずしも浮遊ゲート構造である必要はなく、電荷蓄積を
積層絶縁膜へのトラップにより実現してもよい。例えば
MNOSおよびMONOS構造の場合においてもこの製
造例は有効である。ここでいう積層絶縁膜としては、例
えばトンネル酸化膜とシリコン窒化膜の積層構造もしく
はそのシリコン窒化膜表面にさらにシリコン酸化膜を形
成した構造が挙げられる。
【0098】製造例2 この実施の形態で形成する半導体記憶装置は、選択ゲー
ト及び制御ゲートを形成した後、電荷蓄積層として積層
絶縁膜を形成し、選択エピタキシャルシリコン成長によ
り柱状に島状半導体層を形成し、該島状半導体層を半導
体基板に対して電気的にフローテイング状態とし、各々
のメモリセルの活性領域を電気的にフローテイング状態
とする半導体記憶装置において、島状半導体層の上部と
下部に選択ゲート・トランジスタを配置し、選択ゲート
・トランジスタに挟まれてメモリ・トランジスタを複数
個、例えば2個配置し、各々メモリ・トランジスタのト
ンネル酸化膜は一括に形成され、各々トランジスタを該
島状半導体層に沿って直列に接続し、且つ、選択ゲート
・トランジスタのゲート絶縁膜厚がメモリ・トランジス
タのゲート絶縁膜厚と等しい構造である。
【0099】このような半導体記憶装置は以下の製造方
法により形成することができる。なお、図122〜図1
39及び図140〜図157は、それぞれNMOS又は
MONOSのメモリセルアレイを示す図10のA−A’
及びB−B’断面図である。レジストR6をマスクとし
て用いて、例えば反応性イオンエッチングにより第二の
絶縁膜であるシリコン窒化膜1310をエッチングし
て、格子縞状の第四の溝部1240を形成する(図12
2〜図126及び図140〜144)までは製造例1
(図72〜図96及び図97〜図121)と同じであ
る。
【0100】その後、格子縞状の第四の溝部1240に
CVD法により第五の絶縁膜として、例えばシリコン酸
化膜1421を50〜500nm堆積する。その後、第
四の溝部1240の所望の深さまで、例えば等方性エッ
チングにより第五の絶縁膜である酸化膜1421を埋め
込みを行い(図127及び図145)、第二の絶縁膜で
あるシリコン窒化膜1310の表面に第四の絶縁膜とし
て、例えばシリコン酸化膜1431を1〜10nm、つ
づいて、第一の導電膜となる、例えば多結晶シリコン膜
1511を100〜500nm程度堆積する(図128
及び図146)。
【0101】次に、第一の導電膜である多結晶シリコン
膜1511をエッチバックし、所望の高さのサイドウオ
ールを形成する(図129及び図147)。このとき、
図10のA−A'方向について予め所定の値以下に設定し
ておくことによって、マスク工程を用いることなく、そ
の方向に連続する選択ゲート線となる第二の配線層とし
て形成される。その後、第四の溝部1240に第五の絶
縁膜として、例えばシリコン酸化膜1422を50〜5
00nm堆積する。次いで、第四の溝部1240の所望
の深さまで、例えば等方性エッチングにより第五の絶縁
膜であるシリコン酸化膜1422を埋め込む(図130
及び図148)。
【0102】同様に繰り返すことで第一の導電膜とな
る、例えば多結晶シリコン膜1512、第五の絶縁膜と
なる、例えばシリコン酸化膜1423、第一の導電膜と
なる、例えば多結晶シリコン膜1513、第五の絶縁膜
となる、例えばシリコン酸化膜1424、第一の導電膜
となる、例えば多結晶シリコン膜1514、第五の絶縁
膜となる、例えばシリコン酸化膜1425を順次形成す
る(図131及び図149)。その後、例えばエッチバ
ックもしくはCMP法などにより第二の絶縁膜であるシ
リコン窒化膜1310の上部を露出させる(図132及
び図150)。このとき、第五の絶縁膜であるシリコン
酸化膜1425は、例えばシリコン窒化膜でもよい。次
いで、第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜1310を、
例えば等方性エッチングにより選択的に除去し、第一の
溝部1210を形成する。つづいて、例えばCVD法を
用いて第一の溝部1210の内壁に、例えば10nm程
度のゲート酸化膜となる第三の絶縁膜としてシリコン酸
化膜1440を形成する。ここで、第三の絶縁膜である
シリコン酸化膜1440はCVD酸化膜に限らず、熱酸
化膜もしくは、窒素酸化膜でもよい。次に、第一の不純
物拡散層1710もしくはp型シリコン基板1100上
にある第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440を選
択的に除去する。例えば、異方性エッチングにより第一
の溝部1210の側壁部のみにサイドウオール状に第三
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440を残存させる
(図133及び図151)。
【0103】その後、熱処理などにより、第三の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1440のトリートメント処理な
どを施す。例えば、800〜1000℃の窒素雰囲気に
て、10分から100分のアニ−ル処理を施す。このと
き窒素以外のガス、例えば酸素などを添加してもよい。
第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440の処理後の
膜厚は10nm程度となることが好ましい。さらに、任
意に、第一の不純物拡散層1710もしくはp型シリコ
ン基板1100表面に形成された酸化膜を、例えば希釈
HFなどにより除去し、第一の溝部1210に島状半導
体層1721〜1722‐1および1111を埋めこ
む。例えば第一の溝部1210の底部に位置する第一の
不純物拡散層1710もしくはp型シリコン基板110
0より半導体層を選択的にエピタキシャル成長させる。
このとき下層よりN型半導体層1721、P型半導体層
1111、N型半導体層1722‐1を順次積層する
(図134及び図152)。N型半導体層1721〜1
722‐1の濃度は砒素1×1018〜1×1021/cm
3程度のドーズで形成し、P型である半導体層1111
は硼素1×1015〜1×1017/cm3程度のドーズで
形成する。また、N型半導体層1721と1722‐1
は第一の導電膜である多結晶シリコン膜1511と第三
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440を介して重なり
を有することが好ましい。さらにN型半導体層1722
‐1は第一の導電膜である多結晶シリコン膜1512と
重なりをもたない程度に形成するのが好ましい。
【0104】その後、N型半導体層1722‐1をマス
クに第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440を部分
的に除去する。続いて、第一の溝部1210の内壁に電
荷蓄積層となる積層絶縁膜1620を形成する(図13
5及び図153)。ここで積層絶縁膜がMNOS構造の
場合においては、例えばCVD法により多結晶シリコン
膜表面に4〜10nmのシリコン窒化膜と2〜5nmの
シリコン酸化膜を順次堆積してもよし、CVD法により
多結晶シリコン膜表面に4〜10nmのシリコン窒化膜
を堆積し、このシリコン窒化膜の表面を酸化することで
2〜5nmのシリコン酸化膜を形成してもよい。また、
MONOS構造の場合においては例えば多結晶シリコン
膜表面にCVD法により2〜5nmのシリコン酸化膜と
CVD法により4〜8nmのシリコン窒化膜と2〜5n
mのシリコン酸化膜を順次堆積してもよいし、多結晶シ
リコン膜表面に2〜5nmのシリコン酸化膜とCVD法
により4〜10nmのシリコン窒化膜を順次堆積し、さ
らにシリコン窒化膜表面を酸化することで2〜5nmの
シリコン酸化膜を形成してもよいし、多結晶シリコン膜
表面を酸化することで2〜5nmのシリコン酸化膜を形
成してもよいし、以上の手法を種々組み合わせてもよ
い。次いで、N型半導体層1722‐1上にある積層絶
縁膜1620を選択的に除去する。例えば、異方性エッ
チングにより第一の溝部1210の側壁部のみにサイド
ウオール状に積層絶縁膜1620を残存させる(図13
6及び図154)。その後、熱処理などにより、積層絶
縁膜1620のトリートメント処理などを施してもよ
い。つづいて、前述と同様に第一の溝部1210に島状
半導体層1722‐2〜1724‐1および1112〜
1113を埋めこむ。例えば第一の溝部1210の底部
に位置する島状半導体層1722‐1より半導体層を選
択的にエピタキシャル成長させる。このとき下層よりN
型半導体層1722‐2、P型半導体層1112、N型
半導体層1723、P型半導体層1113、N型半導体
層1724−1を順次積層していく。N型半導体層17
22−2〜1724−1の濃度は先程と同様に砒素1×
1018〜1×1021/cm3程度のドーズで形成し、P
型である半導体層1112〜1113は硼素1×1015
〜1×1017/cm3程度のドーズで形成する。また、
N型半導体層1722−2と1723は第一の導電膜で
ある多結晶シリコン膜1512と積層絶縁膜1620を
介して重なりを有することが好ましく、同様に、N型半
導体層1723と1724−1は第一の導電膜である多
結晶シリコン膜1513と積層絶縁膜1620を介して
重なりを有することが好ましい。さらにN型半導体層1
724‐1は第一の導電膜である多結晶シリコン膜15
14と重なりをもたない程度に形成するのが好ましい。
【0105】その後、N型半導体層1724‐1をマス
クに積層絶縁膜1620を部分的に除去する。つづい
て、例えばCVD法を用いて第一の溝部1210の内壁
に例えば10nm程度のゲート酸化膜となる第三の絶縁
膜としてシリコン酸化膜1444を形成する。ここで、
第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1444はCVD酸
化膜に限らず、熱酸化膜もしくは、窒素酸化膜でもよ
い。つづいて、島状半導体層1724‐1上にある第三
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1444を選択的に除去
する。例えば、異方性エッチングにより第一の溝部12
10の側壁部のみにサイドウオール状に第三の絶縁膜で
あるシリコン酸化膜1444を残存させる(図137及
び図155)。その後、熱処理などにより、第三の絶縁
膜であるシリコン酸化膜1444のトリートメント処理
などを施す。つづいて、前述と同様に第一の溝部121
0に島状半導体層1724‐2〜1725および111
4を埋めこむ。例えば第一の溝部1210の底部に位置
する島状半導体層1724‐1より半導体層を選択的に
エピタキシャル成長させる。このとき下層よりN型半導
体層1724‐2、P型半導体層1114、N型半導体
層1725を順次積層していく(図138及び図15
6)。N型半導体層1724−2〜1725の濃度は、
先程と同様に砒素1×1018〜1×1021/cm3程度
のドーズで形成し、P型である半導体層1114は硼素
1×1015〜1×1017/cm3程度のドーズで形成す
る。また、N型半導体層1724−2と1725は第一
の導電膜である多結晶シリコン膜1514と第三の絶縁
膜であるシリコン酸化膜1444を介して重なりを有す
ることが好ましい。その後、例えばエッチバックもしく
はCMP法などによりN型半導体層1725を後退さ
せ、第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1425を露出
させ、N型半導体層1725を各々分離形成させる。そ
の後、第四の配線層を第二もしくは第三の配線層と方向
が交差するようN型半導体層1725の上部と接続す
る。さらに、公知の技術により層間絶縁膜を形成し、コ
ンタクトホールおよびメタル配線を形成する。これによ
り、積層絶縁膜で構成される電荷蓄積層に蓄積される電
荷状態によってメモリ機能を有する半導体記憶装置が実
現する。
【0106】この製造例では、半導体基板もしくは多結
晶シリコン膜の表面に形成される第二の絶縁膜であるシ
リコン窒化膜1310は、シリコン表面側からシリコン
酸化膜/シリコン窒化膜の複層膜としてもよい。また、
第一の導電膜である多結晶シリコン膜1511〜151
4および第二の導電膜である多結晶シリコン膜152
2、1523の不純物の導入は多結晶シリコン膜の成膜
時に行ってもよいし、成膜後もしくはサイドウオール形
成後に行ってもよいし、導電膜としてなれば導入時期は
制限されない。なお、この製造例では、マスクを用いる
ことなく各メモリセルの制御ゲートを一方向について連
続するように形成した。これは、島状半導体層の配置が
対称的でない場合に初めて可能である。すなわち、第二
もしくは第三の配線層方向の島状半導体層との隣接間隔
を、第四の配線層方向のそれより小さくすることによ
り、第四の配線層方向には分離され、第二もしくは第三
の配線層方向に繋がる配線層がマスクなしで自動的に得
られる。これに対して、例えば、島状半導体層の配置を
対称にした場合にはフォトリソグラフィによりレジスト
のパターンニング工程により配線層の分離を行ってもよ
い。また、複数のメモリセル部の上部と下部に選択ゲー
トを配置することでメモリセルトランジスタが過剰消去
の状態、すなわち、読み出し電圧が0Vであってしきい
値が負の状態になり、非選択セルでもセル電流が流れる
現象を防止することができる。
【0107】製造例3 この製造例で形成する半導体記憶装置は、電荷蓄積層と
してMISキャパシタとなるゲート及び選択ゲートを形
成した後、ゲート酸化膜を形成し、選択エピタキシャル
シリコン成長により柱状に島状半導体層を形成し、該島
状半導体層を半導体基板に対して電気的にフローテイン
グ状態とし、各々のメモリセルの活性領域を電気的にフ
ローテイング状態とする半導体記憶装置において、島状
半導体層の上部と下部に選択ゲート・トランジスタを配
置し、選択ゲート・トランジスタに挟まれてメモリ・ト
ランジスタを複数個、例えば2個配置し、各々メモリ・
トランジスタのゲート酸化膜は一括に形成され、各々ト
ランジスタを該島状半導体層に沿って直列に接続し、且
つ、選択ゲート・トランジスタのゲート絶縁膜厚がメモ
リ・トランジスタのゲート絶縁膜厚と等しい構造であ
る。
【0108】このような半導体記憶装置は以下の製造方
法により形成することができる。なお、図158〜図1
71及び図172〜図185は、それぞれDRAMのメ
モリセルアレイを示す図11のA−A’及びB−B’断
面図である。公知のフォトリソグラフィ技術によりパタ
ーンニングされたレジストR5をマスクとして用いて
(図73及び図98参照)、例えば反応性イオンエッチ
ングにより第一の絶縁膜1410およびp型シリコン基
板1100を第一の不純物層1710が分割されるよう
に200〜2000nmエッチングして後に連続するゲ
ート線となる第二の配線層と交差する方向に第二の溝部
1220を形成する以外は、製造例2(図122〜図1
33及び図140〜図151)と同様である(図158
〜図169及び図172〜図183)。その後、任意
に、第一の不純物拡散層1710もしくはp型シリコン
基板1100表面に形成された酸化膜を、例えば希釈H
Fなどにより除去し、第一の溝部1210に島状半導体
層1721、1726、1727、1725および11
11、1120、1114を埋めこむ。例えば第一の溝
部1210の底部に位置する第一の不純物拡散層171
0もしくはp型シリコン基板1100より半導体層を選
択的にエピタキシャル成長させる。このとき下層よりN
型半導体層1721、P型半導体層1111、N型半導
体層1726、P型半導体層1120、N型半導体層1
727、P型半導体層1114、N型半導体層1725
を順次積層する(図170及び図184)。N型半導体
層1721、1726、1727、1725の濃度は、
砒素1×1018〜1×1021/cm3程度のドーズで形
成し、P型である半導体層1111、1120、111
4は硼素1×1015〜1×10 17/cm3程度のドーズ
で形成する。N型半導体層1721と1726は第一の
導電膜である多結晶シリコン膜1511と第三の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1440を介して重なりを有する
ことが好ましく、N型半導体層1726は、第一の導電
膜である多結晶シリコン膜1512と第三の絶縁膜であ
るシリコン酸化膜1440を介して重なりを有すること
が好ましく、同様に、N型半導体層1727は第一の導
電膜である多結晶シリコン膜1513と第三の絶縁膜で
あるシリコン酸化膜1440を介して重なりを有するこ
とが好ましい。また、N型半導体層1727と1725
は第一の導電膜である多結晶シリコン膜1514と第三
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1444を介して重なり
を有することが好ましい。
【0109】次いで、例えばエッチバックもしくはCM
P法などによりN型半導体層1725を後退させ第五の
絶縁膜であるシリコン酸化膜1425を露出させ、N型
半導体層1725を各々分離形成させる。その後、第四
の配線層を第二もしくは第三の配線層と方向が交差する
ようN型半導体層1725の上部と接続する。さらに、
公知の技術により層間絶縁膜を形成しコンタクトホール
およびメタル配線を形成する。これにより、MISキャ
パシタで構成される電荷蓄積層に蓄積される電荷状態に
よってメモリ機能を有する半導体記憶装置が実現する。
【0110】この製造例では、第二の絶縁膜であるシリ
コン窒化膜1310のような半導体基板もしくは多結晶
シリコン膜の表面に形成される膜はシリコン表面側から
シリコン酸化膜/シリコン窒化膜の複層膜としてもよ
い。また、第一の導電膜である多結晶シリコン膜151
1〜1514および第二の導電膜である多結晶シリコン
膜1522,1523の不純物の導入は多結晶シリコン
膜の成膜時に行ってもよいし、成膜後もしくはサイドウ
オール形成後に行ってもよいし、導電膜としてなれば導
入時期は制限されない。なお、この製造例では、マスク
を用いることなく各メモリセルの制御ゲートを一方向に
ついて連続するように形成した。これは、島状半導体層
の配置が対称的でない場合に初めて可能である。すなわ
ち、第二もしくは第三の配線層方向の島状半導体層との
隣接間隔を、第四の配線層方向のそれより小さくするこ
とにより、第四の配線層方向には分離され、第二もしく
は第三の配線層方向に繋がる配線層がマスクなしで自動
的に得られる。これに対して、例えば、島状半導体層の
配置を対称にした場合には、フォトリソグラフィにより
レジストのパターンニング工程により配線層の分離を行
ってもよい。
【0111】製造例4 この製造例で形成する半導体記憶装置は、電荷蓄積層と
して浮遊ゲートを複数形成し、且つ、選択ゲート及び制
御ゲートを形成した後、トンネル酸化膜を形成し、選択
エピタキシャルシリコン成長により柱状に島状半導体層
を形成し、該島状半導体層を半導体基板に対して電気的
にフローテイング状態とし、各々のメモリセルの活性領
域を電気的にフローテイング状態とする半導体記憶装置
において、島状半導体層の上部と下部に選択ゲート・ト
ランジスタを配置し、選択ゲート・トランジスタに挟ま
れてメモリ・トランジスタを複数個、例えば2個配置
し、各々メモリ・トランジスタのトンネル酸化膜は一括
に形成され、各々トランジスタを該島状半導体層に沿っ
て直列に接続し、且つ、選択ゲート・トランジスタのゲ
ート絶縁膜厚がメモリ・トランジスタのゲート絶縁膜厚
より大きい構造である。
【0112】このような半導体記憶装置は以下の製造方
法により形成することができる。なお、図186〜図1
95及び図196〜図205は、それぞれEEPROM
のメモリセルアレイを示す図1のA−A’及びB−B’
断面図である。この製造例では、各段の第一の導電膜と
なる、例えば多結晶シリコン膜1511〜1514の形
成および層間絶縁膜1612、1613を介して第二の
導電膜である多結晶シリコン膜1522、1523を形
成し、第五の絶縁膜となる例えばシリコン酸化膜142
5を50〜500nm堆積し、例えばエッチバックもし
くはCMP法などにより第二の絶縁膜であるシリコン窒
化膜1310の上部を露出させるまでは製造例1(図7
2〜図92及び図97〜図117)と同じである(図1
86及び図196)。その後、第二の絶縁膜であるシリ
コン窒化膜1310を、例えば等方性エッチングにより
選択的に除去し、第一の溝部1210を形成する。
【0113】つづいて、例えばCVD法を用いて第一の
溝部1210の内壁に、例えば20nm程度のゲート酸
化膜となる第十三の絶縁膜としてシリコン酸化膜145
1を形成する(図187及び図197)。ここで、第十
三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1451はCVD酸化
膜に限らず、熱酸化膜又は窒素酸化膜でもよい。次い
で、第一の不純物拡散層1710もしくはp型シリコン
基板1100上にある第十三の絶縁膜であるシリコン酸
化膜1451を選択的に除去する。例えば、異方性エッ
チングにより第一の溝部1210の側壁部のみにサイド
ウオール状に第十三の絶縁膜であるシリコン酸化膜14
51を残存させる(図188及び図198)。その後、
熱処理などにより、製造例1と同様に、第十三の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1451のトリートメント処理な
どを施す。続いて、必要あるならば第一の不純物拡散層
1710もしくはp型シリコン基板1100表面に形成
された酸化膜を、例えば希釈HFなどにより除去し、第
一の溝部1210に島状半導体層1721〜1722‐
1および1111を埋めこむ。例えば第一の溝部121
0の底部に位置する第一の不純物拡散層1710もしく
はp型シリコン基板1100より半導体層を選択的にエ
ピタキシャル成長させる。このとき下層よりN型半導体
層1721、P型半導体層1111、N型半導体層17
22‐1を順次積層する(図189及び図199)。N
型半導体層1721〜1722‐1の濃度は砒素1×1
18〜1×1021/cm3程度のドーズで形成し、P型で
ある半導体層1111は硼素1×1015〜1×1017
cm3程度のドーズで形成する。また、N型半導体層1
721と1722‐1は第一の導電膜である多結晶シリ
コン膜1511と第十三の絶縁膜であるシリコン酸化膜
1451を介して重なりを有することが好ましい。さら
にN型半導体層1722‐1は第一の導電膜である多結
晶シリコン膜1512と重なりをもたない程度に形成す
るのが好ましい。
【0114】その後、N型半導体層1722‐1をマス
クに第十三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1451を部
分的に除去する(図190及び図200)。例えばCV
D法を用いて第一の溝部1210の内壁に、例えば10
nm程度のトンネル酸化膜となる第三の絶縁膜としてシ
リコン酸化膜1440を形成する(図191及び図20
1)。つづいて、N型半導体層1722‐1上にある第
三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440を選択的に除
去する。例えば、異方性エッチングにより第一の溝部1
210の側壁部のみにサイドウオール状に第三の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1440を残存させる(図192
及び図202)。その後、熱処理などにより、第三の絶
縁膜であるシリコン酸化膜1440のトリートメント処
理などを施してもよい。つづいて、前述と同様に第一の
溝部1210に島状半導体層1722‐2〜1724‐
1および1112〜1113を埋めこむ。例えば第一の
溝部1210の底部に位置する島状半導体層1722‐
1より半導体層を選択的にエピタキシャル成長させる。
このとき下層よりN型半導体層1722‐2、P型半導
体層1112、N型半導体層1723、P型半導体層1
113、N型半導体層1724−1を順次積層する(図
193及び図203)。N型半導体層1722−2〜1
724−1の濃度は先程と同様に砒素1×1018〜1×
1021/cm3程度のドーズで形成し、P型である半導
体層1112〜1113は硼素1×1015〜1×1017
/cm3程度のドーズで形成する。また、N型半導体層
1722−2と1723は第一の導電膜である多結晶シ
リコン膜1512と第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜
1440を介して重なりを有することが好ましく、同様
に、N型半導体層1723と1724−1は第一の導電
膜である多結晶シリコン膜1513と第三の絶縁膜であ
るシリコン酸化膜1440を介して重なりを有すること
が好ましい。さらにN型半導体層1724‐1は第一の
導電膜である多結晶シリコン膜1514と重なりをもた
ない程度に形成するのが好ましい。
【0115】その後、N型半導体層1724‐1をマス
クに第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440を部分
的に除去する。つづいて、例えばCVD法を用いて第一
の溝部1210の内壁に、例えば20nm程度のゲート
酸化膜となる第十三の絶縁膜としてシリコン酸化膜14
54を形成する。ここで、第十三の絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜1454はCVD酸化膜に限らず、熱酸化膜も
しくは、窒素酸化膜でもよい。次いで、島状半導体層1
724‐1上にある第十三の絶縁膜であるシリコン酸化
膜1454を選択的に除去する。例えば、異方性エッチ
ングにより第一の溝部1210の側壁部のみにサイドウ
オール状に第十三の絶縁膜であるシリコン酸化膜145
4を残存させる。その後、熱処理などにより、第十三の
絶縁膜であるシリコン酸化膜1454のトリートメント
処理などを施す。つづいて、前述と同様に第一の溝部1
210に島状半導体層1724‐2〜1725および1
114を埋めこむ。例えば第一の溝部1210の底部に
位置する島状半導体層1724‐1より半導体層を選択
的にエピタキシャル成長させる。このとき下層よりN型
半導体層1724‐2、P型半導体層1114、N型半
導体層1725を順次積層する(図194及び図20
4)。N型半導体層1724−2〜1725の濃度は先
程と同様に砒素1×1018〜1×1021/cm3程度の
ドーズで形成し、P型である半導体層1114は硼素1
×1015〜1×1017/cm3程度のドーズで形成す
る。また、N型半導体層1724−2と1725は第一
の導電膜である多結晶シリコン膜1514と第十三の絶
縁膜であるシリコン酸化膜1454を介して重なりを有
することが好ましい。
【0116】その後、例えばエッチバックもしくはCM
P法などによりN型半導体層1725を後退させ、第五
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1425を露出させ、N
型半導体層1725を各々分離形成させる。続いて、第
四の配線層を第二もしくは第三の配線層と方向が交差す
るようN型半導体層1725の上部と接続する。その
後、公知の技術により層間絶縁膜を形成し、コンタクト
ホールおよびメタル配線を形成する。この製造例によっ
ても製造例1(図72〜図96及び図97〜図121)
と同様の効果が得られる。
【0117】製造例5 この製造例で形成する半導体記憶装置は、酸化膜が挿入
された半導体基板、例えばSOI基板の半導体部上に電
荷蓄積層として浮遊ゲートを複数形成し、且つ、選択ゲ
ート及び制御ゲートを形成した後、トンネル酸化膜を形
成し、選択エピタキシャルシリコン成長により柱状に島
状半導体層を形成し、該島状半導体層を半導体基板に対
して電気的にフローテイング状態とし、各々のメモリセ
ルの活性領域を電気的にフローテイング状態とする半導
体記憶装置において、島状半導体層の上部と下部に選択
ゲート・トランジスタを配置し、選択ゲート・トランジ
スタに挟まれてメモリ・トランジスタを複数個、例えば
2個配置し、各々メモリ・トランジスタのトンネル酸化
膜は一括に形成され、各々トランジスタを該島状半導体
層に沿って直列に接続し、且つ、選択ゲート・トランジ
スタのゲート絶縁膜厚がメモリ・トランジスタのゲート
絶縁膜厚と等しい構造である。
【0118】このような半導体記憶装置は以下の製造方
法により形成することができる。なお、図206及び図
207は、それぞれEEPROMのメモリセルアレイを
示す図1のA−A’及びB−B’断面図である。この製
造例では、基板としてSOI基板を用いた以外は、実質
的に製造例1と同様であり(図206及び図207)、同
様の効果が得られる。さらに、第一の配線層となる不純
物拡散層1710の接合容量が抑制もしくは除外され
る。また、基板としてSOI基板を用いることは本発明
における全ての実施例において適応できる。 製造例6 この製造例で形成する半導体記憶装置は、電荷蓄積層と
して浮遊ゲートを複数形成し、且つ、制御ゲートを形成
した後、トンネル酸化膜を形成し、選択エピタキシャル
シリコン成長により柱状に島状半導体層を形成し、該島
状半導体層を半導体基板に対して電気的にフローテイン
グ状態とし、各々のメモリセルの活性領域を電気的にフ
ローテイング状態とする半導体記憶装置において、島状
半導体層にメモリ・トランジスタを2個配置し、各々メ
モリ・トランジスタのトンネル酸化膜は一括に形成さ
れ、各々トランジスタを該島状半導体層に沿って直列に
接続した構造である本発明の実施の形態を説明する。
【0119】このような半導体記憶装置は以下の製造方
法により形成することができる。なお、図208〜図2
28及び図229〜図249は、それぞれEEPROM
のメモリセルアレイを示す図5のA−A’及びB−B’
断面図である。この製造例では、p型シリコン基板11
00の表面に注入保護膜となる、例えば第一の絶縁膜と
してシリコン酸化膜1410を2〜20nm堆積し、イ
オン注入を利用してp型シリコン基板1100に第一の
不純物層1710の導入を行う(図208及び図22
9)。例えば、0〜7°程度傾斜した方向から5〜10
0keVの注入エネルギー、砒素1×1014〜1×10
16/cm2程度のドーズが挙げられる。イオン注入に代
えて、CVD法により砒素を含む酸化膜を堆積し、その
酸化膜からの砒素拡散を利用してもよい。また、p型シ
リコン基板1100の最表面に第一の不純物層1710
が導入されなくてもよい。
【0120】つづいて、公知のフォトリソグラフィ技術
によりパターンニングされたレジストR5をマスクとし
て用いて、例えば反応性イオンエッチングにより第一の
絶縁膜1410およびp型シリコン基板1100を第一
の不純物層1710が分割されるように200〜200
0nmエッチングして第二の溝部1220を形成する
(図209及び図230)。レジストR5を除去した
後、第二の溝部1220に第五の絶縁膜として、例えば
シリコン酸化膜1420を100〜300nm堆積し、
エッチバックにより埋めこむ(図210及び図23
1)。第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1420を埋
めこむ際は、等方性エッチングを用いたエッチバックで
もよいし、異方性エッチングを用いたエッチバックでも
よいし、CMPを用いた平坦化埋めこみでもよく、種々
組み合わせてもよい。このとき第五の絶縁膜であるシリ
コン酸化膜1420はシリコン窒化膜でもよい。また、
第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1410は除去され
てもよいし、残存してもよい。例えば第一の絶縁膜であ
るシリコン酸化膜1410を除去した場合、次にp型シ
リコン基板1100もしくは第一の不純物層1710上
に第二の絶縁膜として、例えばシリコン窒化膜1310
を1000〜10000nm形成する(図211及び2
32)。次に、公知のフォトリソグラフィ技術によりパ
ターンニングされたレジストR6をマスクとして用い
て、例えば反応性イオンエッチングにより第二の絶縁膜
であるシリコン窒化膜1310をエッチングして、格子
縞状の第四の溝部1240を形成する(図212及び図
233)。
【0121】その後、格子縞状の第四の溝部1240に
CVD法により第五の絶縁膜として、例えばシリコン酸
化膜1421を50〜500nm堆積する。次いで、第
四の溝部1240の所望の深さまで、例えば等方性エッ
チングにより第五の絶縁膜である酸化膜1421を埋め
込みを行い(図213及び234)、第二の絶縁膜であ
るシリコン窒化膜1310の表面に第四の絶縁膜とし
て、例えばシリコン酸化膜1431を1〜10nm、つ
づいて、第一の導電膜となる、例えば多結晶シリコン膜
1511を50〜200nm程度堆積する(図214及
び図235)。同様に第一の導電膜である多結晶シリコ
ン膜1511をエッチバックし、所望の高さのサイドウ
オールを形成する(図215及び図236)。このと
き、第一の導電膜である多結晶シリコン膜1512は第
二の絶縁膜であるシリコン窒化膜1310の周囲に形成
され、第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜1310の各
々の周囲に形成されている第一の導電膜である多結晶シ
リコン膜1511はそれぞれ分離された状態となってい
る。
【0122】つづいて、第一の導電膜である多結晶シリ
コン膜1511の表面に層間絶縁膜1611を形成する
(図216及び図237)。この層間絶縁膜1611
は、例えばONO膜とする。ONO膜は、製造例1と同
様に形成することができる。次いで、同様に第二の導電
膜となる、例えば多結晶シリコン膜1521を15〜1
50nm堆積し(図217及び図238)、堆積膜厚相
当エッチバックすることで、第五の絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜1421上の層間絶縁膜1611を露出しつ
つ、第一の導電膜である多結晶シリコン膜1511の側
部に層間絶縁膜1611を介して第二の導電膜である多
結晶シリコン膜1521を配置させる。このとき第二の
絶縁膜であるシリコン窒化膜1310の周囲には第二の
導電膜である多結晶シリコン膜1525が残存してお
り、第二の導電膜である多結晶シリコン膜1521と多
結晶シリコン膜1525は分離されていることが好まし
い(図218及び図239)。なお、図5のA―A’方
向について予め所定の値以下に設定しておくことによっ
て、マスク工程を用いることなく、その方向に連続する
制御ゲート線となる第三の配線層として形成される。そ
の後、第四の溝部1240に第五の絶縁膜として、例え
ばシリコン酸化膜1422を50〜500nm堆積す
る。
【0123】次いで、第四の溝部の所望の深さまで、例
えば等方性エッチングにより第五の絶縁膜である酸化膜
1422を埋めこみ(図219及び図240)、第五の
絶縁膜であるシリコン酸化膜1422をマスクに等方性
エッチングなどにより露出している第二の導電膜である
多結晶シリコン膜1525を除去する(図220及び図
241)。この際、第二の導電膜である多結晶シリコン
膜1525の膜厚程度のエッチングであれば十分であ
り、これによりプロセスばらつきが低減できる。つづい
て、第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜1310と第五
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1422に挟まれる部位
に残存する第二の導電膜である多結晶シリコン膜152
5を等方性エッチングもしくは異方性エッチングにより
除去する(図221及び図242)。その後、前記第二
の絶縁膜であるシリコン窒化膜1310と第五の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1422に挟まれる部位に埋めこ
むよう第六の絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜14
82を8〜80nm堆積する。このとき、第六の絶縁膜
であるシリコン酸化膜1482の膜厚は第二の導電膜で
ある多結晶シリコン膜1521の堆積膜厚の約半分以上
であればよい(図222及び図243)。次いで、堆積
膜厚相当の等方性エッチングを行うことで、第二の絶縁
膜であるシリコン窒化膜1310の側部にある層間絶縁
膜1611を露出させつつ、第四の溝部1240に第六
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1482の埋めこみを行
う(図223及び図244)。このように第二の導電膜
として多結晶シリコン膜1521の形成を述べたが、単
純に堆積と異方性エッチングの組み合わせでサイドウオ
ール状に形成してもよい。
【0124】その後、第五の絶縁膜であるシリコン酸化
膜1422をマスクに例えば、等方性エッチングにて層
間絶縁膜1611を部分的に除去する(図224及び図
245)。同様に繰り返すことで第一の導電膜となる、
例えば多結晶シリコン膜1512の側部に層間絶縁膜1
612を介して第二の導電膜となる、例えば多結晶シリ
コン膜1522を配置させ、さらに第二の導電膜である
多結晶シリコン膜1522を第五の絶縁膜となるシリコ
ン酸化膜1423および第六の絶縁膜となるシリコン酸
化膜1483で埋設する。その後、例えばエッチバック
もしくはCMP法などにより第二の絶縁膜であるシリコ
ン窒化膜1310の上部を露出させる(図225及び図
246)。このとき第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜
1423は、例えばシリコン窒化膜でもよい。次いで、
第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜1310を、例えば
等方性エッチングにより選択的に除去し、第一の溝部1
210を形成する。つづいて、例えばCVD法を用いて
第一の溝部1210の内壁に、例えば10nm程度のト
ンネル酸化膜となる第三の絶縁膜としてシリコン酸化膜
1440を形成する(図226及び図247)。ここ
で、第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440はCV
D酸化膜に限らず、熱酸化膜もしくは、窒素酸化膜でも
よい。次いで、第一の不純物拡散層1710もしくはp
型シリコン基板1100上にある第三の絶縁膜であるシ
リコン酸化膜1440を選択的に除去する。例えば、異
方性エッチングにより第一の溝部1210の側壁部のみ
にサイドウオール状に第三の絶縁膜であるシリコン酸化
膜1440を残存させる。その後、熱処理などにより、
製造例1と同様の方法で、第三の絶縁膜であるシリコン
酸化膜1440のトリートメント処理などを施す。次い
で、必要あるならば第一の不純物拡散層1710もしく
はp型シリコン基板1100表面に形成された酸化膜
を、例えば希釈HFなどにより除去し、第一の溝部12
10に島状半導体層1721〜1723および111
1、1112を埋めこむ。例えば第一の溝部1210の
底部に位置する第一の不純物拡散層1710もしくはp
型シリコン基板1100より半導体層を選択的にエピタ
キシャル成長させる。このとき下層よりN型半導体層1
721、P型半導体層1111、N型半導体層172
2、P型半導体層1112、N型半導体層1723を順
次積層する(図227及び図248)。N型半導体層1
721〜1725の濃度は砒素1×1018〜1×1021
/cm3程度のドーズで形成し、P型である半導体層1
111、1112は硼素1×1015〜1×1017/cm
3程度のドーズで形成する。また、N型半導体層172
1と1722は第一の導電膜である多結晶シリコン膜1
511と第三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1440を
介して重なりを有することが好ましく、同様に、N型半
導体層1722と1723は第一の導電膜である多結晶
シリコン膜1512と第三の絶縁膜であるシリコン酸化
膜1440を介して重なりを有することが好ましい。
【0125】その後、例えばエッチバックもしくはCM
P法などによりN型半導体層1723を後退させ、第五
の絶縁膜であるシリコン酸化膜1423を露出させ、N
型半導体層1723を各々分離形成させる。次いで、第
四の配線層を第二もしくは第三の配線層と方向が交差す
るようN型半導体層1723の上部と接続する。その
後、公知の技術により層間絶縁膜を形成し、コンタクト
ホールおよびメタル配線を形成する。これにより、第一
の導電膜となる多結晶シリコン膜を浮遊ゲートとする電
荷蓄積層に蓄積される電荷状態によってメモリ機能を有
する半導体記憶装置が実現する(図228及び図24
9)。
【0126】この製造例では第二の絶縁膜であるシリコ
ン窒化膜1310のような半導体基板もしくは多結晶シ
リコン膜の表面に形成される膜はシリコン表面側からシ
リコン酸化膜/シリコン窒化膜の複層膜としてもよい。
また、第一の導電膜である多結晶シリコン膜1511、
1512および第二の導電膜である多結晶シリコン膜1
521、1522の不純物の導入は、多結晶シリコン膜
の成膜時に行ってもよいし、成膜後もしくはサイドウオ
ール形成後に行ってもよいし、導電膜としてなれば導入
時期は制限されない。この製造例では、マスクを用いる
ことなく各メモリセルの制御ゲートを一方向について連
続するように形成した。これは、島状半導体層の配置が
対称的でない場合に初めて可能である。すなわち、第二
もしくは第三の配線層方向の島状半導体層との隣接間隔
を、第四の配線層方向のそれより小さくすることによ
り、第四の配線層方向には分離され、第二もしくは第三
の配線層方向に繋がる配線層がマスクなしで自動的に得
られる。これに対して、例えば、島状半導体層の配置を
対称にした場合にはフォトリソグラフィによりレジスト
のパターンニング工程により配線層の分離を行ってもよ
い。
【0127】製造例7 この製造例で形成する半導体記憶装置は、電荷蓄積層と
して浮遊ゲートを複数形成し、且つ、選択ゲート及び制
御ゲートを形成した後、トンネル酸化膜を形成し、選択
エピタキシャルシリコン成長により柱状に島状半導体層
を形成し、該島状半導体層を半導体基板に対して電気的
にフローテイング状態とし、各々のメモリセルの活性領
域を電気的に共通とする半導体記憶装置において、島状
半導体層の上部と下部に選択ゲート・トランジスタを配
置し、選択ゲート・トランジスタに挟まれてメモリ・ト
ランジスタを複数個、例えば2個配置し、各々メモリ・
トランジスタのトンネル酸化膜は一括に形成され、各々
トランジスタを該島状半導体層に沿って直列に接続し、
且つ、選択ゲート・トランジスタのゲート絶縁膜厚がメ
モリ・トランジスタのゲート絶縁膜厚と等しい構造であ
る。
【0128】このような半導体記憶装置は以下の製造方
法により形成することができる。なお、図250〜図2
52及び図253〜図255は、それぞれEEPROM
のメモリセルアレイを示す図1のA−A’及びB−B’
断面図である。また、図256〜図258及び図259
〜図261は、それぞれEEPROMのメモリセルアレ
イを示す図1のA−A’及びB−B’断面図である。こ
のような半導体記憶装置は以下の製造方法により形成す
ることができる。この製造例では、第一の導電膜である
多結晶シリコン膜1512の側部に層間絶縁膜1612
を介して第ニの導電膜である多結晶シリコン膜1522
を配置させるまでは製造例1(図72〜図90及び図9
7〜図115)と同様に行う。ただし、第四の溝部12
40に第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1423を埋
めこむ際に、第二の導電膜である多結晶シリコン膜15
22上に第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1423を
20〜40nm程度の厚さに制御するか、あるいは第二
の導電膜である多結晶シリコン膜1522を露出し、2
0〜40nm程度の厚さの熱酸化膜を形成する(図25
0及び図253)。このときメモリセルの浮遊ゲートで
ある第一の導電膜である多結晶シリコン膜1512と1
513の間隔を20〜30とする(図251及び図25
4)ことにより、後の工程で第一の溝部1210に形成
する島状半導体層1721〜1725の内、メモリセル
の間に形成される不純物拡散層1723を形成する必要
がなくなる(図252及び図255)。
【0129】また、別の製造例として、第一の導電膜で
ある多結晶シリコン膜1511形成するまでは製造例1
(図72〜図79及び図97〜図104)と同様に行
う。ただし、選択ゲートとメモリセル間については第四
の溝部1240に第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1
422を埋めこむ際に、第一の導電膜である多結晶シリ
コン膜1521上に第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜
1422を20〜40nm程度の厚さに制御するか、あ
るいは第二の導電膜である多結晶シリコン膜1521を
露出し、20〜40nm程度の厚さの熱酸化膜を形成す
る(図図256及び図259)。また、メモリセルとメ
モリセル間については前述と同様に第四の溝部1240
に第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1423を埋めこ
む際に、第二の導電膜である多結晶シリコン膜1522
上に第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1423を20
〜40nm程度の厚さに制御するか、あるいは第二の導
電膜である多結晶シリコン膜1522を露出し、20〜
40nm程度の厚さの熱酸化膜を形成する(図257及
び図260)。このときメモリセルの浮遊ゲートである
第一の導電膜である多結晶シリコン膜1512と151
3の間隔を20〜30nmとすることにより、後の工程
で第一の溝部1210に形成する島状半導体層1721
〜1725の内、選択ゲートおよびメモリセル間に形成
される不純物拡散層1722、1723、1724を形
成する必要がなくなる(図258及び図261)。
【0130】製造例8 この製造例で形成する半導体記憶装置は、電荷蓄積層と
して浮遊ゲートを複数形成し、且つ、選択ゲート及び制
御ゲートを形成した後、トンネル酸化膜を形成し、選択
エピタキシャルシリコン成長により柱状に島状半導体層
を形成し、該島状半導体層を半導体基板に対して電気的
にフローテイング状態とし、各々のメモリセルの活性領
域を電気的に共通とする半導体記憶装置において、島状
半導体層の上部と下部に選択ゲート・トランジスタを配
置し、選択ゲート・トランジスタに挟まれてメモリ・ト
ランジスタを複数個、例えば2個配置し、各々メモリ・
トランジスタのトンネル酸化膜は一括に形成され、各々
トランジスタを該島状半導体層に沿って直列に接続し、
且つ、選択ゲート・トランジスタのゲート絶縁膜厚がメ
モリ・トランジスタのゲート絶縁膜厚と等しい構造であ
り、各々のメモリ・トランジスタの活性領域に電位を伝
達すべく各々のトランジスタの間に伝達ゲートを配置す
る。このような半導体記憶装置は以下の製造方法により
形成することができる。なお、図262及び図263
は、それぞれEEPROMのメモリセルアレイを示す図
1のA−A’及びB−B’断面図である。
【0131】この製造例では、第二の導電膜である多結
晶シリコン膜1521、1522、1523、1524
を形成させた後、第三の導電膜である多結晶シリコン膜
1530によるゲート電極の形成を行う工程が追加され
たこと以外は製造例1と同様に行う。つまり、第二の導
電膜である多結晶シリコン膜1521、1522、15
23、1524を形成させた後、第一の導電膜である多
結晶シリコン膜1521と1522の間の島状半導体層
1110が露出し得る程度に第五の絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜1424〜1422、層間絶縁膜1612、1
613を等方性エッチングにより除去する。その後、例
えば熱酸化膜法を用いて第二十一の絶縁膜である酸化膜
1400を選択ゲートおよびメモリセル間の島状半導体
層1110表面および第一、第二の導電膜である多結晶
シリコン膜1511、1512、1513、1514、
1521、1522、1523、1524の露出部に形
成した後、第三の導電膜である多結晶シリコン膜153
0を全面に堆積する。続いて、第二の導電膜である多結
晶シリコン膜1523と1524のスペース部が露出し
無い程度に第三の導電膜である多結晶シリコン膜153
0を異方性エッチングによりエッチバックを行う。さら
に、製造例1と同様の方法により、半導体記憶装置を完
成する(図262及び図263)。
【0132】製造例9 この製造例では、第一の配線層の方向と第四の配線層の
方向が平行である構造を得るための具体的な製造例を示
す。なお、図264〜図266及び図267〜図269
は、それぞれEEPROMのメモリセルアレイを示す図
1のA−A’及びB−B’断面図である。この製造例で
は、公知のフォトリソグラフィ技術によりパターンニン
グされたレジスト R5をマスクとして用いて(図73
及び図98参照)、例えば反応性イオンエッチングによ
り第一の絶縁膜1410およびp型シリコン基板110
0を第一の不純物層1710が分割されるように200
〜2000nmエッチングして、後に連続するゲート線
となる第二の配線層と交差する方向に第二の溝部122
0を形成すること以外は、製造例と同じである(図26
4〜図266及び図267〜図269)。これにより、
第一の配線層と第四の配線層が平行である第一の導電膜
となる多結晶シリコン膜を浮遊ゲートとする電荷蓄積層
に蓄積される電荷状態によってメモリ機能を有する半導
体記憶装置が実現する。
【0133】この製造例では、第二の絶縁膜であるシリ
コン窒化膜1310のような半導体基板もしくは多結晶
シリコン膜の表面に形成される膜はシリコン表面側から
シリコン酸化膜/シリコン窒化膜の複層膜としても構わ
ない。また、第一の導電膜である多結晶シリコン膜15
11〜1514および第二の導電膜である多結晶シリコ
ン膜1522、1523の不純物の導入は多結晶シリコ
ン膜の成膜時に行ってもよいし、成膜後もしくはサイド
ウオール形成後に行ってもよいし、導電膜としてなれば
導入時期は制限されない。なお、この製造例では、マス
クを用いることなく各メモリセルの制御ゲートを一方向
について連続するように形成した。これは、島状半導体
層の配置が対称的でない場合に初めて可能である。すな
わち、第二もしくは第三の配線層方向の島状半導体層と
の隣接間隔を、第四の配線層方向のそれより小さくする
ことにより、第四の配線層方向には分離され、第二もし
くは第三の配線層方向に繋がる配線層がマスクなしで自
動的に得られる。これに対して、例えば、島状半導体層
の配置を対称にした場合にはフォトリソグラフィにより
レジストのパターンニング工程により配線層の分離を行
ってもよい。また、複数のメモリセル部の上部と下部に
選択ゲートを配置することでメモリセルトランジスタが
過剰消去の状態、すなわち、読み出し電圧が0Vであっ
てしきい値が負の状態になり、非選択セルでもセル電流
が流れる現象を防止することができる。
【0134】製造例10 この製造例では、第一の配線層がメモリアレイに対し電
気的に共通である構造を得るための具体的な製造例を示
す。なお、図270〜図271及び図272〜図273
は、それぞれEEPROMのメモリセルアレイを示す図
1のA−A’及びB−B’断面図である。この製造例で
は、半導体基板1100に第二の溝部1220を形成せ
ず、製造例1から、これに関わる工程を省略したのと同
じである。これにより、少なくともアレイ内の第一の配
線層が分割されずに共通となり、第一の導電膜となる多
結晶シリコン膜を浮遊ゲートとする電荷蓄積層に蓄積さ
れる電荷状態によってメモリ機能を有する半導体記憶装
置が実現する(図270〜図271及び図272〜図2
73)。
【0135】製造例11 この製造例では、電荷蓄積層として浮遊ゲートを形成し
た後に島状半導体層を形成する手法において、浮遊ゲー
トが矩形に形成してある構造を得るための具体的な製造
例を示す。なお、図274〜図279及び図280〜図
285は、それぞれEEPROMのメモリセルアレイを
示す図1のA−A’及びB−B’断面図である。この製
造例では、第一の導電膜となる多結晶シリコン膜151
1〜1514を形成する際、第二の絶縁膜であるシリコ
ン窒化膜1310に被覆される第一の多結晶シリコン膜
1512を異方性エッチによりサイドウオールとした
後、第八の絶縁膜であるシリコン酸化膜1462を第一
の導電膜である多結晶シリコン膜1512の間に所望の
深さ埋め込み、第八の絶縁膜であるシリコン酸化膜14
62をマスクに第一の導電膜である多結晶シリコン膜1
512を等方性もしくは異方性エッチにより部分的に除
去する(図274〜図277及び図280〜図28
3)。次に、第八の絶縁膜であるシリコン酸化膜146
2を除去し第一の導電膜である多結晶シリコン膜151
2を矩形状に形成する。同様に第二の導電膜である多結
晶シリコン膜1522も同様に行ってもよい。また、選
択ゲートである第一の多結晶シリコン膜1511および
1514についても同様に形成してもよい(図278〜
図279及び図284〜図285)。
【0136】製造例12 この製造例では、電荷蓄積層として浮遊ゲートを形成し
た後に島状半導体層を形成する手法において、浮遊ゲー
トの側面及び上面を層間絶縁膜を介して制御ゲートが被
覆される構造を得るための具体的な製造例を示す。な
お、図286〜図289及び図290〜図293は、そ
れぞれEEPROMのメモリセルアレイを示す図1のA
−A’及びB−B’断面図である。この製造例では、第
二の導電膜となる、例えば多結晶シリコン膜1522を
15〜150nm堆積するまでは、製造例1と同じであ
る。その後、堆積膜厚相当エッチバックすることで、第
五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1422上の層間絶縁
膜1612を露出しつつ、第一の導電膜である多結晶シ
リコン膜1512の側部に層間絶縁膜1612を介して
第二の導電膜である多結晶シリコン膜1522を配置さ
せる。このとき第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜13
10の周囲には第二の導電膜である多結晶シリコン膜1
522が残存している(図286及び図290)。次い
で、第四の溝部1240に第五の絶縁膜として、例えば
シリコン酸化膜1423を50〜500nm堆積する。
その後、第四の溝部の所望の深さまで例えば等方性エッ
チングにより第五の絶縁膜である酸化膜1423を埋め
こみ(図287及び図291)、第五の絶縁膜であるシ
リコン酸化膜1423をマスクに等方性エッチングもし
くは異方性エッチングなどにより露出している第二の導
電膜である多結晶シリコン膜1522を除去する(図2
88及び図292)。この際、第二の導電膜である多結
晶シリコン膜1522の膜厚程度のエッチングであれば
十分であり、これによりプロセスばらつきが低減でき
る。続いて、第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜131
0と第五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1423に挟ま
れる部位に第二の導電膜である多結晶シリコン膜152
2が残存するようにする(図289及び図293)。こ
れにより第一の導電膜である多結晶シリコン膜1512
は層間容量膜1612を介して第二の導電膜である多結
晶シリコン膜1522と接する面積が増大し、カップリ
ングレシオが向上する。
【0137】製造例13 電荷蓄積層として浮遊ゲートを形成した後に島状半導体
層を形成する手法において、これらトランジスタのゲー
トの垂直な方向の長さが異なる具体的な製造例を示す。
なお、図294〜図295及び図296〜図297は、
それぞれEEPROMのメモリセルアレイを示す図1の
A−A’及びB−B’断面図である。この製造例では、
メモリセルのゲートもしくは選択ゲートとなる第一の導
電膜である多結晶シリコン膜1511〜1514の半導
体基板1100に対して垂直な方向の長さは、図294
及び図296に示すように多結晶シリコン膜1511、
1514の選択ゲート長が異なってもよい。また、図2
95及び図297に示すように、第一の導電膜である多
結晶シリコン膜1512、1513のメモリセルのゲー
ト長が異なっても、第一の導電膜である多結晶シリコン
膜1511〜1514の垂直な方向の長さが同じ長さで
なくてもよい。
【0138】製造例14 電荷蓄積層として浮遊ゲートを形成した後に島状半導体
層を形成する手法において、これらトランジスタの活性
化領域の垂直な方向の長さが異なる具体的な製造例を示
す。なお、図298及び図299は、それぞれEEPR
OMのメモリセルアレイを示す図1のA−A’及びB−
B’断面図である。この製造例では、メモリセルのチャ
ネル部もしくは選択トランジスタのチャネル部となる半
導体層1111〜1114の半導体基板1100に対し
て垂直な方向の長さは、図298及び図299に示すよ
うに、半導体層1111、1114の選択トランジスタ
のチャネル長が異なっても、半導体層1112、111
3のメモリセルのチャネル長が異なってもよい。
【0139】製造例15 電荷蓄積層として浮遊ゲートを形成した後に島状半導体
層を形成する手法において、第四の配線層1840と接
続される半導体層1110の上端部に位置する不純物拡
散層1725の高さを大きく配置する場合の具体的な製
造例を示す。なお、図300及び図301は、それぞれ
EEPROMのメモリセルアレイを示す図1のA−A’
及びB−B’断面図である。この製造例では、第四の配
線層1840と接続される半導体層1725の高さは大
きくてもよい(図300及び図301)。このとき、第
五の絶縁膜であるシリコン酸化膜1425の膜厚を厚く
設定でき第一の導電膜である多結晶シリコン膜1514
と第四の配線層1840との絶縁性が向上する。あるい
は不純物拡散層1725を露出させる際、露出面積を大
きく設定できるため、不純物拡散層1725と第四の配
線層1840との接続性能が向上する。
【0140】製造例16 電荷蓄積層として浮遊ゲートを形成した後に島状半導体
層を形成する手法において、半導体層1110の上端部
に位置する不純物拡散層1725を加工することにより
第四の配線層1840を形成する具体的な製造例を示
す。なお、図302〜図303及び図304〜図305
は、それぞれEEPROMのメモリセルアレイを示す図
1のA−A’及びB−B’断面図である。この製造例で
は、第四の配線層として半導体層1725を公知のフォ
トリソグラフィ技術によりパターンニングされたレジス
トR8をマスクとして用いて(図302及び図30
4)、反応性イオンエッチングにより加工して、第二の
配線層もしくは第三の配線層の方向と交差するように第
四の配線層を形成する(図303及び図304)。
【0141】製造例17 電荷蓄積層として浮遊ゲートを形成した後に形成した島
状半導体層の形状について具体的な製造例を示す。な
お、図306〜図307及び図308〜図309は、そ
れぞれEEPROMのメモリセルアレイを示す図1のA
−A’及びB−B’断面図である。この製造例では、反
応性イオンエッチングにより第一の溝部1210を形成
する際、第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜1310の
上端部と下端部の外形が異なった場合には、図306及
び図308に示すようになる。また、第二の絶縁膜であ
るシリコン窒化膜1310の上端部と下端部の水平方向
の位置がずれた場合には、図307及び図309に示す
ようになる。例えば、上面からの第二の絶縁膜であるシ
リコン窒化膜1310の形が円形を呈している場合、前
者は円錐形を呈しており、後者は斜め円柱を呈している
構造となる。なお、半導体基板1100に対して垂直な
方向に直列にメモリセルを配置できる構造であるならば
第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜1310の形状は特
に限定されない。
【0142】製造例18 電荷蓄積層として浮遊ゲートを形成した後に島状半導体
層を形成する際の半導体層1110の底部の形状につい
て具体的な製造例を示す。なお、図310〜図313及
び図314〜図317は、それぞれEEPROMのメモ
リセルアレイを示す図1のA−A’及びB−B’断面図
である。この製造例では、格子縞状の第一の溝部121
0の底部形状は、図310及び図314、図311及び
図315に示すように、直線状の傾斜構造を呈してもよ
い。また、格子縞状の第一の溝部1210の底部形状
は、図312及び図316、図313及び図317に示
すように、丸みを帯びた傾斜構造を呈してもよい。ここ
で、第一の導電膜となる多結晶シリコン膜1511の下
端部が第一の溝部1210の底部の傾斜部に差しかかっ
ても差しかからなくてもよい。
【0143】製造例19 電荷蓄積層として浮遊ゲートを形成した後に島状半導体
層を形成する手法において、下地段差部に堆積される多
結晶シリコン膜の形状について具体的な製造例を示す。
なお、図318〜図323及び図324〜図329は、
それぞれEEPROMのメモリセルアレイを示す図1の
A−A’及びB−B’断面図である。第二の絶縁膜であ
るシリコン窒化膜1310に被覆される第一の多結晶シ
リコン膜1511〜1514、第二の多結晶シリコン膜
1521〜1524は、図318〜図323及び図32
4〜図329に示すように、第一の溝部1210の底部
形状に沿って均一に堆積された構造を呈してもよい。ま
た、製造制1のように、底部形状によっては部分的に不
均一に堆積された構造を呈してもよい。
【0144】製造例20 各々のトランジスタの選択ゲートおよび浮遊ゲートを一
括で形成する手法において、第一、第二及び第三の配線
層と周辺回路との電気的接続を実現する端子の具体的な
製造例を示す。なお、図330〜図335は、それぞれ
EEPROMのメモリセルアレイを示す図8及び図9の
H−H’線断面図、I1−I1’線断面図、I2−I
2’線断面図、I3―I3’線断面図、I4―I4’線
断面図、I5―I5’線断面図である。また、図336
〜図341も同様である。これらは埋設された配線層に
外部から電圧を印加するために、例えば半導体装置上面
に配置された端子と埋設されたとが電気的に結合する部
位1921、1932、1933、1934、1910
がそれぞれ確認できる位置での断面図を示している。こ
の製造例では、配線層引き出し部における埋設される各
々の第一及び第二、第三の配線層を図330〜図335
に示すように、階段状に配置し、各々の配線層の端部か
ら所望の配線層以外の配線層と交わらないように第一及
び第二、第三のコンタクト1921、1932、193
3、1934、1910を形成することで、第一及び第
二、第三の配線層を半導体装置上面へ引き出す。なお、
第一及び第二、第三のコンタクト1921、1932、
1933、1934、1910を形成せず、例えば導電
膜を半導体装置上面へ引き出すような配置を行うことに
より同様の効果を得るようにしてもよい。また、配線層
引き出し部における埋設される各々の第一及び第二、第
三の配線層を、図336〜図341のように配置し、第
一及び第二、第三のコンタクト1921、1932、1
933、1934、1910を開口した後、第二十三の
絶縁膜として、例えばシリコン酸化膜1499を10〜
100nm堆積し、つづいて堆積膜厚分程度エッチバッ
クし、配線層引き出し部に形成したコンタクトの内壁に
第二十三の絶縁膜であるシリコン酸化膜1499のサイ
ドウオールを形成し、その後メタルあるいは導電膜をコ
ンタクト部に埋め込むことにより、第一の配線層及び第
二、第三の各配線層を半導体装置上面へ引き出してもよ
い(図336〜図341)。この際、第二十三の絶縁膜
はシリコン酸化膜に限らずシリコン窒化膜でもよく、絶
縁膜であれば限定しない。また、配線層を引き出すため
のコンタクトは、図339〜図341に示すように、隣
接するA―A’方向に連続するメモリセルの配線層引き
出し部に共通して形成してもよいし、図330〜図33
5に示すように、各々の配線層引き出し部に形成しても
よい。以上のような第一の配線層及び第二、第三の配線
層を半導体上面へ引き出す方法は、本発明における全て
の実施例において適応できる。
【0145】製造例21 DRAMを構成するトランジスタとキャパシタの配置の
一例として、島状半導体層1110の上部から、トラン
ジスタ、キャパシタ、トランジスタ、キャパシタの順で配
置した場合において、具体的な製造例を示す。なお、図
342及び図343は、それぞれEEPROMのメモリ
セルアレイを示す図11のA−A’及びB−B’断面図
である。この製造例では、不純物拡散層1710を形成
せず、かつ該不純物拡散層の分離工程を導入しないこと
以外は、製造例3に準じ、図342及び図343のよう
な構造とする。これにより島状半導体層1110に形成
する複数のキャパシタをトランジスタで分離できる。ま
た、不純物拡散層1710を配線層として用いないこと
により、配線容量が小さくなる。なお、電荷蓄積層を複
数形成した後、選択エピタキシャルシリコン成長により
柱状に島状半導体層1110を形成する上記製造例は、
種々組み合わせて用いてもよい。
【0146】
【発明の効果】本発明の半導体記憶装置の製造方法によ
れば、島状半導体層の垂直方向における基板のバックバ
イアス効果の回避又はばらつきを防止することが可能と
なり、ビットラインとソースライン間に直列に接続する
メモリセルを複数形成することが可能となる半導体記憶
装置を効率よく製造することができる。これにより、基
板からのバックバイアス効果に起因する読み出し時にお
ける各メモリセルの閾値の低下によるメモリセルの特性
のばらつきの発生を防止した、高性能なデバイスを作成
することが可能となる。
【0147】また、デバイス性能を決定する方向である
垂直方向は最小加工寸法に依存することなく、より微細
化を図ることが可能となる。さらに、大容量化が可能と
なる。例えば、メモリトランジスタを備える半導体基板
円柱の直径を最小加工寸法で形成し、互いの半導体基板
柱とのスペース幅の最短距離を最小加工寸法で構成した
場合、半導体基板円柱当りのメモリトランジスタの段数
が2段であれば、従来の2倍の容量が得られる。つま
り、半導体基板円柱当りのメモリトランジスタ段数倍の
大容量化が行える。一般的に段数が多ければ多いほど大
容量化が実現する。これによりビット当りのセル面積が
縮小し、チップの縮小化及び低コスト化が図れる。しか
も、デバイス性能を決定する方向である垂直方向は最小
加工寸法に依存せず、デバイスの性能を維持することが
できる。
【0148】さらに、各メモリセルは、島状半導体層を
取り囲むように配置するため、駆動電流の向上及びS値
の増大が実現したデバイスを製造することができる。ま
た、円形のパターンを用いて半導体基板を柱状に加工し
た後、該半導体基板側面を犠牲酸化することで、基板表
面のダメージ、欠陥及び凹凸を取り除くことで、良好な
活性領域面として用いることができる。この際、酸化膜
厚を制御することで柱の直径を操作することが可能とな
り、トンネル酸化膜の表面積と浮遊ゲートと制御ゲート
の層間容量膜の表面積できまる浮遊ゲートと制御ゲート
間の容量の増大が容易に行える。さらに、円形のパター
ンを用いることで、活性領域面に局所的な電界集中の発
生が回避でき、電気的制御が容易に行える。さらに、柱
状の半導体基板にトランジスタのゲート電極を取り囲む
ように配置することで駆動電流の向上及びS値の増大が
実現する。各メモリセルの活性領域を基板に対してフロ
ーテイング状態となるように不純物拡散層を形成するこ
とで基板からのバックバイアス効果が無くなり読み出し
時における各メモリセルの閾値の低下によるメモリセル
の特性のばらつきが発生しなくなる。
【0149】また、トンネル酸化膜及び浮遊ゲート堆積
後、浮遊ゲート側壁に絶縁膜のサイドウォールを垂直方
向に複数形成することで、浮遊ゲートの加工が一括で行
える。つまり、トンネル酸化膜は各々のメモリセルに対
して同質のものが得られる。これらの手法を用いること
により、メモリセルの特性ばらつきが抑制され、デバイ
スの性能のばらつきが抑制され、制御が容易となり低コ
スト化実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の半導体記憶装置において電荷蓄積層
として浮遊ゲートを有するEEPROMのメモリセルア
レイを示す平面図である。
【図2】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMの別のメモリセルアレイを示す平面図である。
【図3】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMのさらに別のメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図4】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMのさらに別のメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図5】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMのさらに別のメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図6】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMのさらに別のメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図7】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMのさらに別のメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図8】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMのさらに別のメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図9】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するEEP
ROMのさらに別のメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図10】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有するMO
NOS構造であるメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図11】 電荷蓄積層としてMISキャパシタを有す
るDRAM構造であるメモリセルアレイを示す平面図で
ある。
【図12】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有するMO
NOS構造であるメモリセルアレイを示す平面図であ
る。
【図13】 本発明の半導体記憶装置において電荷蓄積
層として浮遊ゲートを有する半導体記憶装置の図1にお
けるA−A’断面図に対応する断面図である。
【図14】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有する半導
体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に対応する断
面図である。
【図15】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有する別の
半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に対応す
る断面図である。
【図16】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有する別の
半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に対応す
る断面図である。
【図17】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図18】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図19】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図20】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図21】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図22】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図23】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図24】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図25】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図26】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図27】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図28】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図29】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図30】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図31】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図32】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図33】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図34】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図35】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるA−A’断面図に
対応する断面図である。
【図36】 電荷蓄積層として浮遊ゲートを有するさら
に別の半導体記憶装置の図1におけるB−B’断面図に
対応する断面図である。
【図37】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する半導
体記憶装置の図10におけるA−A’断面図に対応する
断面図である。
【図38】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する半導
体記憶装置の図10におけるB−B’断面図に対応する
断面図である。
【図39】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する別の
半導体記憶装置の図10におけるA−A’断面図に対応
する断面図である。
【図40】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有する別の
半導体記憶装置の図10におけるB−B’断面図に対応
する断面図である。
【図41】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有するさら
に別の半導体記憶装置の図10におけるA−A’断面図
に対応する断面図である。
【図42】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有するさら
に別の半導体記憶装置の図10におけるB−B’断面図
に対応する断面図である。
【図43】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有するさら
に別の半導体記憶装置の図10におけるA−A’断面図
に対応する断面図である。
【図44】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有するさら
に別の半導体記憶装置の図10におけるB−B’断面図
に対応する断面図である。
【図45】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有するさら
に別の半導体記憶装置の図10におけるA−A’断面図
に対応する断面図である。
【図46】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有するさら
に別の半導体記憶装置の図10におけるB−B’断面図
に対応する断面図である。
【図47】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有するさら
に別の半導体記憶装置の図10におけるA−A’断面図
に対応する断面図である。
【図48】 電荷蓄積層として積層絶縁膜を有するさら
に別の半導体記憶装置の図10におけるB−B’断面図
に対応する断面図である。
【図49】 電荷蓄積層としてMISキャパシタを有す
る半導体記憶装置の図11におけるA−A’断面図に対
応する断面図である。
【図50】 電荷蓄積層としてMISキャパシタを有す
る半導体記憶装置の図11におけるB−B’断面図に対
応する断面図である。
【図51】 電荷蓄積層としてMISキャパシタを有す
る別の半導体記憶装置の図11におけるA−A’断面図
に対応する断面図である。
【図52】 電荷蓄積層としてMISキャパシタを有す
る別の半導体記憶装置の図11におけるB−B’断面図
に対応する断面図である。
【図53】 電荷蓄積層としてMISキャパシタを有す
るさらに別の半導体記憶装置の図11におけるA−A’
断面図に対応する断面図である。
【図54】 電荷蓄積層としてMISキャパシタを有す
るさらに別の半導体記憶装置の図11におけるB−B’
断面図に対応する断面図である。
【図55】 電荷蓄積層としてMISトランジスタを有
する半導体記憶装置の図12におけるJ1−J1′断面図に
対応する断面図である。
【図56】 電荷蓄積層としてMISトランジスタを有
する半導体記憶装置の図12におけるJ2−J2′断面図
に対応する断面図である。
【図57】 電荷蓄積層としてMISトランジスタを有
する別の半導体記憶装置の図12におけるK1−K1′断面
図に対応する断面図である。
【図58】 電荷蓄積層としてMISトランジスタを有
する別の半導体記憶装置の図12におけるK2−K2′断
面図に対応する断面図である。
【図59】 本発明の半導体記憶装置の等価回路図であ
る。
【図60】 本発明の半導体記憶装置の別の等価回路図
である。
【図61】 本発明の半導体記憶装置のさらに別の等価
回路図である。
【図62】 本発明のMONOS構造のメモリセルアレ
イを有する半導体記憶装置のさらに別の等価回路図であ
る。
【図63】 本発明のMONOS構造のメモリセルアレ
イを有する半導体記憶装置のさらに別の等価回路図であ
る。
【図64】 本発明のDRAM構造のメモリセルアレイ
を有する半導体記憶装置のさらに別の等価回路図であ
る。
【図65】 本発明のDRAM構造のメモリセルアレイ
を有する半導体記憶装置のさらに別の等価回路図であ
る。
【図66】 本発明のDRAM構造のメモリセルアレイ
を有する半導体記憶装置のさらに別の等価回路図であ
る。
【図67】 本発明のDRAM構造のメモリセルアレイ
を有する半導体記憶装置のさらに別の等価回路図であ
る。
【図68】 本発明の半導体記憶装置のさらに別の等価
回路図である。
【図69】 本発明の半導体記憶装置のさらに別の等価
回路図である。
【図70】 本発明のSRAM構造のメモリセルアレイ
を有する半導体記憶装置のさらに別の等価回路図であ
る。
【図71】 本発明のSRAM構造のメモリセルアレイ
を有する半導体記憶装置のさらに別の等価回路図であ
る。
【図72】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図73】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図74】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図75】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図76】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図77】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図78】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図79】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図80】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図81】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図82】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図83】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図84】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図85】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図86】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図87】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図88】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図89】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図90】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図91】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図92】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図93】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図94】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図95】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図96】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図97】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図98】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図99】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示す
断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図100】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図101】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図102】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図103】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図104】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図105】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図106】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図107】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図108】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図109】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図110】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図111】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図112】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図113】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図114】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図115】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図116】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図117】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図118】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図119】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図120】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図121】 本発明の半導体記憶装置の製造例1を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図122】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図123】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図124】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図125】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図126】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図127】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図128】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図129】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図130】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図131】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図132】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図133】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図134】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図135】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図136】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図137】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図138】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図139】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のA−A’線)工程図である。
【図140】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図141】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図142】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図143】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図144】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図145】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図146】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図147】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図148】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図149】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図150】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図151】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図152】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図153】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図154】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図155】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図156】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図157】 本発明の半導体記憶装置の製造例2を示
す断面(図10のB−B’線)工程図である。
【図158】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のA−A’線)工程図である。
【図159】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のA−A’線)工程図である。
【図160】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のA−A’線)工程図である。
【図161】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のA−A’線)工程図である。
【図162】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のA−A’線)工程図である。
【図163】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のA−A’線)工程図である。
【図164】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のA−A’線)工程図である。
【図165】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のA−A’線)工程図である。
【図166】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のA−A’線)工程図である。
【図167】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のA−A’線)工程図である。
【図168】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のA−A’線)工程図である。
【図169】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のA−A’線)工程図である。
【図170】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のA−A’線)工程図である。
【図171】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のA−A’線)工程図である。
【図172】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のB−B’線)工程図である。
【図173】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のB−B’線)工程図である。
【図174】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のB−B’線)工程図である。
【図175】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のB−B’線)工程図である。
【図176】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のB−B’線)工程図である。
【図177】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のB−B’線)工程図である。
【図178】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のB−B’線)工程図である。
【図179】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のB−B’線)工程図である。
【図180】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のB−B’線)工程図である。
【図181】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のB−B’線)工程図である。
【図182】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のB−B’線)工程図である。
【図183】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のB−B’線)工程図である。
【図184】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のB−B’線)工程図である。
【図185】 本発明の半導体記憶装置の製造例3を示
す断面(図11のB−B’線)工程図である。
【図186】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図187】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図188】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図189】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図190】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図191】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図192】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図193】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図194】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図195】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図196】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図197】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図198】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図199】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図200】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図201】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図202】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図203】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図204】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図205】 本発明の半導体記憶装置の製造例4を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図206】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図207】 本発明の半導体記憶装置の製造例5を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図208】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図209】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図210】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図211】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図212】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図213】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図214】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図215】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図216】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図217】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図218】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図219】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図220】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図221】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図222】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図223】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図224】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図225】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図226】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図227】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図228】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のA−A’線)工程図である。
【図229】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図230】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図231】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図232】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図233】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図234】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図235】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図236】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図237】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図238】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図239】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図240】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図241】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図242】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図243】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図244】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図245】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図246】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図247】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図248】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図249】 本発明の半導体記憶装置の製造例6を示
す断面(図5のB−B’線)工程図である。
【図250】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図251】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図252】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図253】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図254】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図255】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図256】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図257】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図258】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図259】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図260】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図261】 本発明の半導体記憶装置の製造例7を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図262】 本発明の半導体記憶装置の製造例8を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図263】 本発明の半導体記憶装置の製造例8を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図264】 本発明の半導体記憶装置の製造例9を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図265】 本発明の半導体記憶装置の製造例9を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図266】 本発明の半導体記憶装置の製造例9を示
す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図267】 本発明の半導体記憶装置の製造例9を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図268】 本発明の半導体記憶装置の製造例9を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図269】 本発明の半導体記憶装置の製造例9を示
す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図270】 本発明の半導体記憶装置の製造例10を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図271】 本発明の半導体記憶装置の製造例10を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図272】 本発明の半導体記憶装置の製造例10を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図273】 本発明の半導体記憶装置の製造例10を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図274】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図275】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図276】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図277】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図278】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図279】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図280】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図281】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図282】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図283】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図284】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図285】 本発明の半導体記憶装置の製造例11を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図286】 本発明の半導体記憶装置の製造例12を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図287】 本発明の半導体記憶装置の製造例12を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図288】 本発明の半導体記憶装置の製造例12を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図289】 本発明の半導体記憶装置の製造例12を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図290】 本発明の半導体記憶装置の製造例12を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図291】 本発明の半導体記憶装置の製造例12を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図292】 本発明の半導体記憶装置の製造例12を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図293】 本発明の半導体記憶装置の製造例12を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図294】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図295】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図296】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図297】 本発明の半導体記憶装置の製造例13を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図298】 本発明の半導体記憶装置の製造例14を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図299】 本発明の半導体記憶装置の製造例14を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図300】 本発明の半導体記憶装置の製造例15を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図301】 本発明の半導体記憶装置の製造例15を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図302】 本発明の半導体記憶装置の製造例16を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図303】 本発明の半導体記憶装置の製造例16を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図304】 本発明の半導体記憶装置の製造例16を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図305】 本発明の半導体記憶装置の製造例16を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図306】 本発明の半導体記憶装置の製造例17を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図307】 本発明の半導体記憶装置の製造例17を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図308】 本発明の半導体記憶装置の製造例17を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図309】 本発明の半導体記憶装置の製造例17を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図310】 本発明の半導体記憶装置の製造例18を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図311】 本発明の半導体記憶装置の製造例18を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図312】 本発明の半導体記憶装置の製造例18を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図313】 本発明の半導体記憶装置の製造例18を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図314】 本発明の半導体記憶装置の製造例18を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図315】 本発明の半導体記憶装置の製造例18を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図316】 本発明の半導体記憶装置の製造例18を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図317】 本発明の半導体記憶装置の製造例18を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図318】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図319】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図320】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図321】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図322】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図323】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のA−A’線)工程図である。
【図324】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図325】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図326】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図327】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図328】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図329】 本発明の半導体記憶装置の製造例19を
示す断面(図1のB−B’線)工程図である。
【図330】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す断面(図8、9のH−H’線)工程図である。
【図331】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す断面(図8、9のI1−I1′線)工程図である。
【図332】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す断面(図8、9のI2−I2′線)工程図である。
【図333】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す断面(図8、9のI3−I3′線)工程図である。
【図334】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す断面(図8、9のI4−I4′線)工程図である。
【図335】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す断面(図8、9のI5−I5′線)工程図である。
【図336】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す別の断面(図8、9のH−H’線)工程図である。
【図337】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す別の断面(図8、9のI1−I1′線)工程図である。
【図338】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す別の断面(図8、9のI2−I2′線)工程図である。
【図339】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す別の断面(図8、9のI3−I3′線)工程図である。
【図340】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す別の断面(図8、9のI4−I4′線)工程図である。
【図341】 本発明の半導体記憶装置の製造例20を
示す別の断面(図8、9のI5−I5′線)工程図である。
【図342】 本発明の半導体記憶装置の製造例21を
示す断面(図11のA−A’線)工程図である。
【図343】 本発明の半導体記憶装置の製造例21を
示す断面(図11のB−B’線)工程図である。
【図344】 従来のEEPROMを示す平面図であ
る。
【図345】 図269のA−A’及びB−B’断面図
である。
【図346】 従来のEEPROMの製造方法を示す工
程断面図である。
【図347】 従来のEEPROMの製造方法を示す工
程断面図である。
【図348】 従来のEEPROMの製造方法を示す工
程断面図である。
【図349】 従来のEEPROMの製造方法を示す工
程断面図である。
【図350】 従来のEEPROMの平面図及び対応す
る等価回路図である。
【図351】 従来のMNOS構造のメモリセルの断面図で
ある
【図352】 従来の別のMNOS構造のメモリセルの断面
図である
【図353】 一つの柱状シリコン層に複数のメモリセ
ルを形成した半導体装置の断面図である。
【符号の説明】
1100、3100 シリコン基板(半導体基板) 1101 SOI半導体基板(半導体基板) 1110、3110 島状半導体層 1210、1220、1230、1240 溝部 1400、1410、1420、1440、1431、
1432、1433、1434、1421、1422、
1423、1424、1425、1482、1483、
1450、1462、1471、1472、1473、
1474、1475、1451、1454、1490、
1491、3420、3431、3434、3471
シリコン酸化膜 1310、1320、1330、1342、1350、
1360、1370、1381、1382、1383、
1384、1385、1390 シリコン窒化膜 1510、1511、1512、1513、1514、
1520、1521、1522、1523、1524、
1530、3511、3512、3513、3514
多結晶シリコン膜 1612、1613 層間絶縁膜 1622、1623 積層絶縁膜 1710、1721、1722、1723、1724、
1725、1726、1727、3710、3721、
3724 不純物拡散層 1810、1821、1824、1832、1833、
1840、3840、3850 配線層 1910、1921、1932、1933、1924
コンタクト部 R5、R6R8 レジスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/115 H01L 27/10 381 29/788 29/792 (72)発明者 谷上 拓司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 横山 敬 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 竹内 昇 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5F083 AD04 AD06 BS02 BS37 EP02 EP18 EP22 EP32 EP42 EP55 EP76 ER03 ER21 GA09 GA22 JA04 JA32 NA01 NA06 PR12 PR25 PR36 5F101 BA13 BA29 BA36 BA45 BB02 BC02 BD10 BD16 BD32 BD34 BD35 BH03 BH04 BH05 BH09 BH11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する
    工程と、 該第1の絶縁膜をパターニングして、互いに分離された
    島状絶縁膜を形成する工程と、 該島状絶縁膜の側壁に第1の導電膜をからなる電荷蓄積
    層をサイドウォール状に形成する工程と、 該電荷蓄積層の側壁に層間容量膜を介して第2の導電膜
    からなる制御ゲートをサイドウォール状に形成する工程
    と、 前記島状絶縁膜をパターニングして、前記半導体基板表
    面の一部及び第1の導電膜の側壁を露出させる工程と、 露出した前記第1の導電膜の側壁にトンネル絶縁膜を形
    成する工程と、 該トンネル絶縁膜に接するように、エピタキシャル成長
    により島状半導体層を形成する工程と、 前記島状半導体層における第1の導電膜に対向する領域
    に不純物を導入する工程とを含むことにより、 半導体基板と、少なくとも1つの島状半導体層、該島状
    半導体層の側壁の周囲の全部又は一部に形成された電荷
    蓄積層及び制御ゲートから構成される少なくとも1つの
    メモリセルとを有し、該メモリセルの少なくとも1つが
    前記半導体基板から電気的に絶縁されてなる半導体記憶
    装置を製造することを特徴とする半導体記憶装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する
    工程と、 該第1の絶縁膜をパターニングして、互いに分離された
    島状絶縁膜を形成する工程と、 該島状絶縁膜の側壁に第1の導電膜をからなる制御ゲー
    トをサイドウォール状に形成する工程と、 前記島状絶縁膜をパターニングして、前記半導体基板表
    面の一部及び第1の導電膜の側壁を露出させる工程と、 露出した前記第1の導電膜の側壁に積層絶縁膜からなる
    電荷蓄積層を形成する工程と、 該電荷蓄積層に接するように、エピタキシャル成長によ
    り島状半導体層を形成する工程と、 前記島状半導体層における第1の導電膜に対向する領域
    に不純物を導入する工程とを含むことにより、 半導体基板と、少なくとも1つの島状半導体層、該島状
    半導体層の側壁の周囲の全部又は一部に形成された電荷
    蓄積層及び制御ゲートから構成される少なくとも1つの
    メモリセルとを有し、該メモリセルの少なくとも1つが
    前記半導体基板から電気的に絶縁されてなる半導体記憶
    装置を製造することを特徴とする半導体記憶装置の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する
    工程と、 該第1の絶縁膜をパターニングして、互いに分離された
    島状絶縁膜を形成する工程と、 該島状絶縁膜の側壁に第1の導電膜をからなる制御ゲー
    ト及びキャパシタ電極をサイドウォール状に形成する工
    程と、 前記島状絶縁膜をパターニングして、前記半導体基板表
    面の一部及び第1の導電膜の側壁を露出させる工程と、 露出した前記第1の導電膜の側壁にゲート絶縁膜を形成
    する工程と、 該ゲート絶縁膜に接するように、エピタキシャル成長に
    より島状半導体層を形成する工程と、 前記島状半導体層における第1の導電膜に対向する領域
    に不純物を導入する工程とを含むことにより、 半導体基板と、少なくとも1つの島状半導体層、該島状
    半導体層の側壁の周囲の全部又は一部に形成された電荷
    蓄積層及び制御ゲートから構成される少なくとも1つの
    メモリセルとを有し、該メモリセルの少なくとも1つが
    前記半導体基板から電気的に絶縁されてなる半導体記憶
    装置を製造することを特徴とする半導体記憶装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 第1の導電膜をサイドウォール状に加工
    する際、島状半導体層に側して第一導電膜直下に形成さ
    れるチャネル層が、隣接するチャネル層と互いに電気的
    に接続される程度に第一導電膜を互いに近接して配置す
    るように、第一導電膜を2以上に分割する請求項1〜3
    のいずれか1つに記載の半導体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1の導電膜をサイドウォール状に加工
    する際、第一導電膜を2以上に分割し、該分割された第
    一導電膜間に、第三導電膜を形成する請求項22〜24
    のいずれか1つに記載の半導体記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 絶縁膜を島状半導体表面の一部の領域に
    形成するとともに、他の一部の領域に他の絶縁膜を形成
    し、第一導電膜をこれら絶縁膜及び他の絶縁膜上に形成
    する請求項1、3〜5のいずれか1つに記載の半導体装
    置の製造方法。
  7. 【請求項7】 積層絶縁膜からなる電荷蓄積層を島状半
    導体表面の一部の領域に形成するとともに、他の一部の
    領域に他の絶縁膜を形成し、第一導電膜をこれら電荷蓄
    積層及び他の絶縁膜上に形成する請求項2、3〜5のい
    ずれか1つに記載の半導体装置の製方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板と、少なくとも1つのエピタ
    キシャル成長により形成された島状半導体層、該島状半
    導体層の側壁の周囲又は一部に形成された電荷蓄積層及
    び制御ゲートから構成される少なくとも1つのメモリセ
    ルとを有する半導体装置であって、 電荷蓄積層及び制御ゲート電極の一部が異なる材料で形
    成され、 前記メモリセルの少なくとも1つが前記半導体基板から
    絶縁されてなることを特徴とする半導体記憶装置。
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