JP2002532406A - 複合コーティングによる液体充填ゼラチンカプセルの放出制御システムへの変換 - Google Patents

複合コーティングによる液体充填ゼラチンカプセルの放出制御システムへの変換

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JP2002532406A JP2000587740A JP2000587740A JP2002532406A JP 2002532406 A JP2002532406 A JP 2002532406A JP 2000587740 A JP2000587740 A JP 2000587740A JP 2000587740 A JP2000587740 A JP 2000587740A JP 2002532406 A JP2002532406 A JP 2002532406A
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Abstract

(57)【要約】 複合壁で形成され、液状活性物質製剤を含有するゼラチンカプセルで、該壁が該ゼラチンカプセルの外表面上に形成されるバリア層、該バリア層の上に形成される拡張層、及び該拡張層の上に形成される半透層からなる剤形が記載されている。該剤形、及び方法により、標準的なゼラチン、液状製剤カプセルを時間をかけて利用環境中に活性物質を制御放出できる徐放剤に変換することができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、液状活性物質製剤を送達する剤形に関する。特にはゼラチンから液
状活性物質製剤を徐放できるようにする剤形、及びゼラチンカプセルを放出制御
剤形に変換する方法に関する。
【0002】 発明の背景 浸透圧システムにより固形薬物製剤を物理的に移動させて固形薬物製剤を送達
する手段を含む浸透圧性の剤形システムは、米国特許第4,327,725号;同
第4,612,008号;同第4,765,989号;及び同第4,783,337号
中の従来技術で既知である。
【0003】 浸透圧システムにより液状薬物製剤を物理的に移動させる手段を含む浸透圧シ
ステムは、米国特許第4,627,850号中の従来技術で既知である。米国特許
第3,995,631号では、浸透層で取り囲まれた液状薬物製剤を含有する不透
過性の柔軟な袋を有する剤形を記載している。米国特許第4,203,440号で
は、イオン交換樹脂を分散させた半透層が、薬物が分配される柔軟な袋を取り囲
む浸透層を形成する構造と幾分似た構造を記載している。米国特許第4,627,
850号では、浸透層、及び外側の半透層で取り囲まれたカプセルで、該浸透層
の膨張により該カプセルから薬物を分配するようなカプセルを記載している。米
国特許第5,324,280号では、液剤製剤で充填されたゼラチンカプセルで、
該カプセルが、浸透層、及び外側の半透層により取り囲まれたカプセルを記載し
ている。半透膜を通過する液を摂取すると、浸透層が膨張して、その結果該剤形
に形成される出口通路から当該液状薬物製剤が押し出る。米国特許第5,324,
280号の前述のシステムは、特定の環境中で活性剤の制御放出を提供し得るが
、ゼラチンカプセルを用いた当該システムの利用は、広範な適応には十分満足の
いくものではなかった。
【0004】 発明の要約 1つの態様において本発明は、(a)液状活性物質製剤含有ゼラチンカプセル
;(b)該カプセルから外側に向かって順に(i)バリア層、(ii)拡張層、及
び(iii)半透層:からなる、該ゼラチンカプセル上に重ね合わされた多層壁;
及び(c)該壁を通って形成されるあるいは形成可能なオリフィス、から成る剤
形を含む。
【0005】 別の態様において本発明は、液状活性物質製剤含有ゼラチンカプセルからなる
剤形で、該ゼラチンカプセルの外側表面と接しているバリア層、そのバリア層と
接している拡張層、その拡張層を包含している半透層からなる複合壁により取り
囲まれているゼラチンカプセル、及び該壁中に形成されるあるいは形成可能な出
口オリフィスからなる剤形を含む。
【0006】 更に別の態様において本発明は、液状活性物質製剤含有ゼラチンカプセルを、
ゼラチンカプセルの外側表面上にバリア層、そのバリア層上に拡張層、及びその
拡張層上に半透層を順次形成することによりゼラチンカプセル上に複合壁を形成
することからなる制御放出剤形に変換する方法を含む。出口オリフィスは、該壁
中に例えばレーザーを用いてドリルであけることにより直接、形成されてもよく
、あるいは、所望の出口オリフィスの最終的な径よりも大きな径の大きさを有す
る開口部を複合壁中に形成し、出口オリフィスが形成され得る物質でその穴にプ
ラグをし、それから当該プラグ中に出口オリフィスを形成することを順次するこ
とよって、出口オリフィスが形成されてもよい。
【0007】 更に別の態様において本発明は、液状活性物質製剤含有ゼラチンカプセルから
なる制御放出剤形を製造する方法を含み、その方法は、(1)液状活性物質製剤
含有ゼラチンカプセルを取り囲むバリア層を形成し;(2)そのバリア層−ゼラ
チンカプセルを取り囲む拡張層を形成し;(3)出口オリフィスが位置されるべ
き領域の拡張層部分を該領域内におけるバリア層の完全性に妥協しないで取り除
き;(4)ステップ(4)を通じて調製される中間剤形を取り囲む半透層を形成
し;そしてゼラチンカプセルの少なくとも1部分を露出している当該領域に出口
オリフィスを形成すること、からなる。これらの層の1つあるいはそれ以上はコ
ーティングにより形成されてもよい。
【0008】 更に別の態様において本発明は、液状活性物質製剤含有ゼラチンカプセルで該
ゼラチンカプセルの外側表面と接しているバリア層、そのバリア層と接している
拡張層、その拡張層を包含している半透層からなる複合壁により取り囲まれてい
るゼラチンカプセル、及び該壁中に形成される、あるいは形成可能な出口オリフ
ィスからなる剤形で、当該バリア層が該拡張層と出口オリフィスにおける環境と
の間にシール部を形成している剤形を含む。
【0009】 更に別の態様において本発明は、液状活性物質製剤含有ゼラチンカプセルで該
ゼラチンカプセルの外側表面と接しているバリア層、そのバリア層部分と接して
いる拡張層、少なくともその拡張層を包含している半透層により取り囲まれてい
るゼラチンカプセル、及びゼラチンカプセルの外側表面から利用環境まで延びて
該剤形中に形成される、あるいは形成可能な出口オリフィスからなる剤形を含む
。該拡張層は、例えばゼラチンカプセルの対向する両側面あるいは両端部に位置
する2つの区画のように1つあるいはそれ以上の不連続な区画に形成されてもよ
い。
【0010】 図面の簡単な説明 図面は、一定の比率に応じて記載されるのではなく、本発明に係る様々な実施
の形態を説明するために示されている。
【0011】 図1は、利用環境まで活性物質を送達する本発明に係る1つの実施の形態の剤
形の全体図である。
【0012】 図2は、有用な活性物質製剤を包含するシール型ゼラチンカプセルを含むシス
テムの構造を示している図1の剤形の展開図である。
【0013】 図3は、ゼラチンカプセルがバリア層と拡張層とでコーティングされている製
造のある段階における図1の剤形を示す部分展開図である。
【0014】 図4は、半透層でコーティングしているが出口オリフィスの形成前である図3
の剤形の部分展開図である。
【0015】 図5は、以下に続く一連の製造段階における図4の剤形で該剤形の1つの端部
に出口オリフィスが形成された剤形を示す部分展開図である。
【0016】 図6は、該剤形の1つの端部に形成されたプラグシール中に出口オリフィスが
形成される本発明に係る剤形の別の実施の形態の全体図である。
【0017】 図7は、該プラグシールの構造をより詳細に示している図6の剤形の展開図で
ある。
【0018】 図8A−8Dは、剤形中にプラグ及び出口オリフィスが形成する1つの方法を
示した概略図である。
【0019】 図9は、利用環境においてある時間経過後の該剤形の全体図である。
【0020】 図10は、利用環境においてある時間経過後の該剤形の内部構造、及び該ゼラ
チンカプセルと該バリア層が部分的に崩壊される性質を示す該剤形の展開図であ
る。
【0021】 図11は、実施例2に記載されるような25mgのシクロスポリンを含有する市
販のネオラル(登録商標)カプセルから形成された本発明に係る剤形の実施の形
態に係る放出速度プロファイルを示している。
【0022】 図12は、実施例3に記載されるような100mgのシクロスポリンを含有する
市販のネオラル(登録商標)カプセルから形成された本発明に係る剤形の実施の
形態に係る放出速度プロファイルを示している。
【0023】 図13は、実施例4に記載されるような液状製剤で250mgのアセトアミノフ
ェンを含有するアセトアミノフェンソフトゼラチンカプセルから形成された本発
明に係る剤形からのアセトアミノフェンの時間に対する放出パーセントを示して
いる。
【0024】 図14Aおよび14Bは、拡張層がゼラチンカプセルの一方の側に形成される
本発明に係る剤形の別法の実施の形態を示している。
【0025】 図15は、図14で示され、実施例5に記載されるような液状製剤で250mg
のアセトアミノフェンを含有するソフトゼラチンカプセルから形成されるような
本発明に係る剤形の放出速度プロファイルを示している。
【0026】 図16Aおよび16Bは、拡張層がゼラチンカプセルの対向する両端部に形成
される本発明に係る剤形の更に別の実施の形態を示している。
【0027】 図17は、図16で示され、実施例6に記載されるような液状製剤で250mg
のアセトアミノフェンを含有するソフトゼラチンアセトアミノフェンカプセルか
ら形成されるような本発明に係る剤形の実施の形態の放出速度プロファイルを示
している。
【0028】 図18は、図1及び2で示され、実施例8及び9に記載されるような液状製剤
で250mgのアセトアミノフェンを含有するソフトゼラチンアセトアミノフェン
カプセルから形成されるような本発明に係る剤形の実施の形態の放出速度プロフ
ァイルを、速放性の250mgのアセトアミノフェンカプセルと比較して示してい
る。
【0029】 ここに示されている図及び本明細書中において、関連する図中の同じ部分は同
じ番号で示した。本明細書中、および図面、さらにはまた、その態様の説明にお
いて、先に出てきた用語をさらに、以下で詳細に説明する。
【0030】 発明の詳細な説明 本発明は、米国特許第5,324,580号中に記載されたシステム上の重大な
改良である。当該特許の教示により調製されるシステムは、あらゆる場合におい
て活性物質を正確に送達する剤形を提供することは出来なかった。従来技術シス
テムにおいては、利用環境からの液、浸透層を形成する物質、ゼラチン層を形成
している物質、及び液状活性物質製剤の組成の相互作用により、多くの用途に必
要とされる活性物質の正確な制御放出を再現性よく提供できないシステムが提示
されていることが明らかである。驚くべきことに、液状活性物質製剤含有ゼラチ
ンカプセルと拡張層との間に、後述で詳細に記載されるが、バリア層をおくこと
により、通常に製造されたゼラチンカプセルから有効な制御放出剤形を簡単で経
済的に構築できることが発見された。本発明に係る剤形により完全に組み立てら
れた剤形から制御された様式で活性物質が送達される。
【0031】 詳細に示された図に戻って、示された図は制限するものとして解釈されるべき
ではないが、本発明に係る剤形の1つの実施の形態が図1に示されている。図1
において剤形10は、ゼラチンカプセル12とそのカプセルを取り囲む複合壁1
6とから成る。図2を参照することにより、より明らかに見られるように、ゼラ
チンカプセルは、出口オリフィス24が形成されている領域を除いてバリア層1
8により取り囲まれている。バリア層18は、それ自身が拡張層20によって取
り囲まれており、その拡張層自身は外側の半透層22によって取り囲まれている
。出口オリフィス24は、外層22、拡張層20、及びバリア層18中を通って
形成されるが、ゼラチンカプセル12の壁を通って延びることはない(該カプセ
ル壁の中途まで延びてもよいけれども)。出口オリフィス24は、示されている
ような開口部として形成され得る;あるいは示されていない場合、出口オリフィ
ス24は、該剤形が利用環境におかれると、液状活性物質製剤を放出できるよう
溶解する、浸出する、あるいはそれ以外の方法で利用環境からゼラチンカプセル
の壁まで延びている開口部を提供する固形物質あるいは半固形物質により形成さ
れることもできる。
【0032】 外層22は利用環境における液の通過に対しては透過性であり、薬物中、拡張
層を形成している物質の通過に対しては本質的に不透過性である半透性成分から
なり、1つの実施の形態においてその拡張層は、浸透剤を含んでいてもよい。拡
張層20は、1つの実施の形態において胃液中で存在するように、水の存在下で
膨張する水活性化成分を含む。便利に、利用環境に存在する外液に対して半透層
22を超えて浸透圧勾配を示す浸透性の溶質からなる浸透性成分を含んでいても
よい。別の実施の形態において、水活性化層20は、外側の半透層22を通って
層20中に液を摂取する及び/あるいは吸収する親水ゲルを含む。半透層22は
、非毒性である。半透層は実施中は物理的、化学的完全性を維持し、拡張層20
との相互作用はほぼない。ゼラチンカプセル12は、通常のゼラチンカプセルで
あってもよいし、2つの部分で形成されていてもよく、あるいは最終的な製造に
おいて1つの単体カプセルとして形成されてもよい。好ましいのは、バリア層が
存在していることによってカプセル12の壁が、出口オリフィスに対して露出さ
れた領域において溶解している部分を除いて、完全性とゲル様の特性を保ち、そ
れにより活性物質製剤の十分に制御された送達がなされることになる。しかしな
がら活性物質の送達に重大な影響を与えなければ当該活性物質の送達の間、出口
オリフィスから延びてゼラチンカプセルがいくらか溶解されてもよい。
【0033】 該ゼラチンカプセルは、液状活性物質製剤14中に有効治療剤量を含有する。
液状活性物質製剤はゼラチンカプセル内部から出口オリフィスを通って拡散され
ることが可能な如何なる形態であってもよい。該製剤は、例えば、純粋な液状活
性物質製剤、溶液、懸濁液、エマルション溶液、自己乳化成分中などにある液状
活性物質製剤、あるいは活性物質のリポソーム溶液、あるいは利用環境における
温度で液化する活性物質の固形剤、あるいは溶液、懸濁液、またはスラリーにあ
る固形活性物質であってもよい。付随的に抗酸化剤、懸濁化剤、表面活性剤、な
どのような他の剤形形成成分が液状活性物質製剤中に存在していてもよい。該液
状活性物質製剤は、利用環境に対して少なくとも1つの出口オリフィス24を通
って放出される。
【0034】 ゼラチンカプセルは、標準的なカプセルの型からなる単体ユニットとして従来
法に従って製造されてもよい。単体のソフトゼラチンカプセルは、通常3から2
2minimsのサイズで提供され(1minimsは0.0616mlに相当する)楕円形、
あるいは長円などの形をしている。ゼラチンカプセルはまた、典型的には標準的
な型であり、そして慣例的に(000)、(00)、(0)、(1)、(2)、
(3)、(4)及び(5)としてデザインされる様々な標準的なサイズである2
パーツのハードカプセルとして従来法に従って製造されてもよい。標準的ではな
い型もまた、使用されてもよい。ソフトゼラチンカプセルの場合においても、あ
るいはハードゼラチンカプセルの場合においても、特定の用途に必要とされるな
らば、従来にはない型やサイズが提供されてもよい。ゼラチンカプセルは、変形
可能な壁を有しているはずであり、典型的にはソフトカプセルである;けれども
、利用実施中に水和などによってソフトになるハードカプセルもまた使用されて
もよい。ソフトカプセルは、平板法、ロータリーダイ法、レシプロダイ法、及び
連続方法を含む様々な方法により作られる。平板法は、1対の鋳型を用いる。調
製されたカプセル壁形成材料から成る暖かいシートが下方の鋳型上にかぶせられ
、そこに製剤が注入される。壁形成材料から成る2番目のシートが上方の鋳型に
従って該製剤の上に置かれる。その鋳型は、成形機の下に置かれ、ソフトカプセ
ル要素であるユニットを形成するよう熱が与えながら、あるいは与えずに圧力が
かけられる。カプセルの外にはみ出した余剰の製剤を取り除くために該カプセル
は溶媒で洗浄される。
【0035】 カプセルを提供するロータリーダイ法は、カプセル壁形成材料から成る2つの
連続フィルムからなり、そのフィルムは回転ダイのパンと注入ウェッジとの間に
収束される。当該方法は、2つの同時進行の操作でカプセルを充填し、シールす
る。この方法において、カプセル壁形成成分から成るシートは、ガイドロールに
巻き取られ、その後ウェッジ型注入器とそのダイロールとの間におかれる。カプ
セルに入れられるべき製剤は、重力により容量型ポンプ内に流し込まれる。該ポ
ンプは、ウェッジ注入器を通りダイロール間のシート中にある製剤を測量する。
ウェッジの底部には、ダイロールのダイピケに並ぶ小さなオリフィスをがある。
送り込まれた活性物質製剤が圧力によりシートがダイポケット中に押し込められ
るときカプセルはほぼ半分シールされている。ソフトカプセルは、同時に充填さ
れ、成形され、密閉して接着され、そして壁形成成分から成るシートから切り取
られる。該ソフトカプセルの接着は、ダイロールに対する機械的な圧力により、
及び壁形成成分から成るシートを該ウェッジにより加熱することによりなされる
。製造後、液状活性物質製剤充填カプセルは、強制空気中で乾燥され、バリア層
、拡張層、及び半透層が以降に記載される方法によりその上に形成される。
【0036】 レシプロダイ法は、カプセル壁形成成分から成る2つのフィルムを1対の垂直
ダイの間に通すことによりソフトカプセルを製造する。ダイは閉じては開いて、
そして閉じるように、フィルムを通るポケットの列の後に列を形成する連続的な
垂直板の役割をする。そのポケットには液状活性物質製剤が充填されていて、そ
してそのポケットがダイを通って動きながらシールされ、成形され、そして製剤
が充填されたカプセルとして動いているフィルムから切り取られる。連続法は、
またロータリーダイを使用する製造システムである。
【0037】 別法として、ゼラチンカプセルが拡張層20により加えられた力で変形可能で
あり、ボディーとキャップの嵌り込む部分の間からの該液状活性物質製剤の漏れ
を防ぐようシールしてあるかぎり、簡便にゼラチンカプセルは滑らせる1つのパ
ーツ(「キャップ」)とキャップするもう1つのパーツ(「ボディー」)を用い
る、2つのパーツで作られてもよい。その2つのパーツが、液状活性物質製剤を
含有する内腔を完全に包含しカプセル内に封入しているが、上述のように有効な
添加剤を含有していてもよい。その2つのパーツは、ボディーが予め選択された
製剤で充填された後、相互に嵌め合わされる。その組み立ては、ボディ部分上に
キャップ部を滑り込ませてまたは嵌り込ませて、そしてそのキャップとボディを
シールし、それにより活性物質製剤を完全に包含し、カプセル封入することによ
りなされる。
【0038】 ソフトゼラチンカプセルは、典型的にはハードゼラチンカプセルの壁の厚さよ
りも分厚い壁の厚さを有する。例えば、ソフトゼラチンカプセルは10〜40ミ
ルオーダー、典型的には20ミルの壁の厚さを有するのに対してハードゼラチン
カプセルは、2〜6ミルオーダー、典型的には4ミルの壁の厚さを有する。
【0039】 本剤形システムの1つの実施の形態において、ゼラチンカプセル12は、単な
るユニット構造であってもよく、拡張層として非対称な水活性化層により取り囲
まれていてもよい。非対称な拡張層20は、出口オリフィス24からは離れて分
厚くなってる部分がある。水活性化層20は外液を摂取及び/あるいは吸収して
、拡張し、ゼラチンカプセル12とバリア層18の壁に対して押圧し、そして活
性物質製剤を出口オリフィスから押し出す。通路24から離れた層20の分厚く
なっている部分が膨張し通路21に向かって動くので、非対称層の存在により、
確実に該剤形から薬剤の最大用量が送達されるようになる。
【0040】 さらに別の構成において、拡張層20が、バリア層でコーティングされたゼラ
チンカプセルを完全には包含しない不連続な区画に形成されてもよい。図14A
及び14Bから見られるように、拡張層20が、接触領域でゼラチンカプセルの
型にぴったり嵌るよう形成される単独の構成要素であってもよい。図14Aは、
破線によって示される剤形の様々な構成要素と実線によって示されるゼラチンカ
プセルとを有する完成した剤形10の概略図である。図14Bは、ゼラチンカプ
セルを完全には包含しない不連続な膨張区域を有する完成した剤形10の断面図
である。拡張層20は、バリア層でコーティングされたゼラチンカプセルの外表
面に相補的な凹面を形成するよう打錠して簡便に加工されてもよい。簡便な打錠
圧縮機中の凸型パンチのような適当な道具は拡張層20が必要とする相補型を提
供できる。この場合において、拡張層20は、コーティングとして形成されるよ
りもむしろ、造粒され圧縮される。打錠による拡張層20の形成方法は、例えば
米国特許第4,915,949号;同第5,126,142号;同第5,660,86
1号;同第5,633,011号;同第5,190,765号;同第5,252,33
8号;同第5,620,705号;同第4,931,285号;同第5,006,34
6号;同第5,024,842号;及び同第5,160,743号中に記載されて、
既知である。
【0041】 図14A及び14Bで見られる実施の形態において、バリア層18が、ゼラチ
ンカプセル12上に最初にコーティングされ、その後打錠された拡張層20が生
物学的に適合する接着剤でバリア層コーティングゼラチンカプセルに付着される
。適切な接着剤は、例えばデンプンペースト、水性ゼラチン溶液、水性ゼラチン
/グリセリン溶液、Duro−Tak接着剤(National Starch and Chemical Com
pany)のような接着剤基剤のアクリル酸ビニルアセテート、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
のような水溶解性親水ポリマーの水溶液などを包含する。その中間剤形は、その
後半透層でコーティングされる。ゼラチンカプセル12の拡張層部分20に対向
する側面部あるいは端部中に出口オリフィス24が形成される。拡張層20は液
を摂取すると、膨張する。拡張層は半透層により制約されているので、拡張層が
拡張するとバリア層コーティングゼラチンカプセルを圧縮し、利用環境中でゼラ
チンカプセルの内部から液状活性物質製剤が出てくる。
【0042】 更なる別の構成において、拡張層20は複数の不連続区画として形成される。
不連続区画の数は、2〜6個であってもよいが、2区画の使用で、十分所望の放
出プロファイルが得られることがしばしばである。例えば、図16A及び16B
に示されているように、バリア層コーティングゼラチンカプセルの両端に2区画
がかぶせられてもよい。図16Aは、破線によって示される剤形の様々な構成要
素と実線によって示されるゼラチンカプセルとを有する完成した剤形10の概略
図である。図16Bは、ゼラチンカプセルを完全には包含しない2つの不連続な
拡張区画20を有する完成した剤形10の断面図である。それぞれの拡張区画2
0は、簡便に顆粒から打錠によって形成され、接着によりバリア層コーティング
ゼラチンカプセルで、好ましくは該カプセル12の両端部に付着される。その後
、半透層22が中間剤形上にコーティングされ、出口オリフィス24が、拡張区
画間の剤形の側面に形成される。拡張区画20は、利用環境から液を吸収しなが
ら拡張し、液状活性物質製剤の制御放出による送達を提供するよう制御された様
式でゼラチンカプセル12の内部から活性剤製剤が出される。
【0043】 本発明に従って調製される剤形は、長期間にわたって利用環境まで液状活性物
質製剤を送達するのに適している。この目的について「長期間」とは、数時間で
あってもそれ以上であってもよい。典型的にはヒト及び家畜の医薬品適用に対し
て投与が典型的には1日に数回行われるので、長期間は2時間から24時間、た
いては4時間から12時間あるいは6〜8時間であってもよい。多く適用に対し
て、1日に1度投与されるだけでよい剤形が提供されるのが好ましい。
【0044】 図1から10、図14Aと14B、そして図16Aと16Bは、本発明により
提供できる経口の薬学的、獣医学的適用に本質的に直接関する様々なシステムを
示しているが、これらのデバイスが限定するものとして解釈されるべきではなく
、これらシステムは、活性物質を利用環境まで送達するのに適した広く様々な型
、大きさ、形態をとることが可能であることが理解されるべきである。例えば、
その剤形が、口腔、埋没、肛門、人工腺、頸部、子宮内、耳、鼻、皮膚、膣、経
皮、皮下などの送達システムを含む。本剤形システムの医薬品適用は、ヒト及び
家畜への使用に対する倫理的で専売の製品を包含する。本浸透圧システムはまた
、ブレス清涼剤、香水、皮膚薬含有のバスオイル、治療薬含有のバブルバスなど
の包装及び送達に利用可能である。本浸透圧システムは、小川、水族館、フィー
ルド、工場、貯水池、研究施設、温室、輸送手段、軍事手段、病院、動物病院、
老人ホーム、農場、動物園、病室、診療所など使用される場所に活性物質を送達
するのに対してサイズ決めされ、成形られ、構成され、適用されることが可能で
ある。
【0045】 本発明の実施に従って、剤形10は、ホストである活性物質に不利な影響を及
ぼさない成分、あるいは浸透ポリマー、あるいは浸透剤及び該剤形の拡張層20
に存在し得るものなどからなる半透層22が提供されてもよい。半透性の壁は、
水や生物体液のような液体の通過に対しては透過性であり、活性物質や、浸透剤
、浸透ポリマーなどを含有し得る拡張層を形成する物質の通過に対しては実質的
に不透過性である。製造を容易にするため外層22全体が半透性であるのが好ま
しい。外層22の一部分だけが半透性であるような環境においては、活性物質製
剤が分散している間、層20が液を吸収し拡張できるように半透性部分と拡張層
20との間に液伝達があるべきである。層22を形成するのに使用される半透性
の成分は本質的に侵食されないものであり、浸透圧システムの利用実施期間中は
生物体液中で不溶性である。
【0046】 層22を形成する代表的なポリマーは、半透性のホモポリマー、半透性のコポ
リマーなどを含む。現在の好ましい実施の形態においてその成分は、セルロース
エステル、セルロースエーテル、及びセルロースエステル−エーテルを含む。セ
ルロースポリマーは、置換基により置き換えられた、あるいは別の基に変換され
た無水グルコース単位に基づいて置換度、すなわち「D.S.」を有する。その無
水グルコース単位は、通常1〜12の炭素原子、ハロゲン、半透性ポリマーを形
成する基などなどを有し、アシル基、アルカノイル基、アルケノイル基、アロイ
ル基、アルキル基、アルコキシ基、カルボアルキル基、アルキルカルバミン酸塩
、アルキルスルホン酸塩、及びアルキルスルファミン酸塩のような基で部分的に
あるいは完全に置換可能である。
【0047】 半透過性の組成は、典型的にはセルロースアシレート、セルロースジアシレー
ト、セルローストリアシレート、セルロースアセテート、セルロースジアセテー
ト、セルローストリアセテート、モノ−、ジ−、トリ−セルロースアルカニレー
ト、モノ−、ジ−、トリ−セルロースアルケニレート、モノ−、ジ−、トリ−ア
ロイレートなどを包含する。典型的なポリマーは、D.S.が1.8から2.3でア
セチル基含有量が32から39.9%であるセルロースアセテート;D.S.が1
から2でアセチル基含有量が21から35%であるセルロースジアセテート;D
.S.が2から3でアセチル基含有量が34から44.8%であるセルローストリ
アセテートなどを包含する。もっと特殊なセルロースポリマーは、D.S.が1.
8でプロピオニル基含量が38.5%であるセルロースプロピオネート;アセチ
ル基含有量が1.5から7%でプロピオニル基含有量が39から42%であるセ
ルロースアセテートプロピオネート;アセチル基含有量が2.5から3%、平均
プロピオニル基含有量が39.2から45%、そして水酸基含有量が2.8から5
.4%であるセルロースアセテートプロピオネート;D.S.が1.8で、アセチル
基含有量が13から15%、そしてブチリル基含有量が34から39%であるセ
ルロースアセテートブチレート;アセチル含有量が2から29%、ブチリル基含
有量が17から53%、そして水酸基含有量が0.5から4.7%であるセルロー
スアセテートブチレート;セルローストリバレレート、セルローストリラメート
、セルローストリパルミテート、セルローストリオクタノエート、及びセルロー
ストリプロピオネートのようなD.S.が2.6から3であるセルローストリアシ
レート;セルロースジスクシネート、セルロースジパルミテート、セルロースジ
オクタノエート、セルロースジカプリレートなどのようなD.S.が2.2から2.
6であるセルロースジエステル;セルロースアセテートバレレート、セルロース
アセテートスクシネート、セルロースプロピオネートスクシネート、セルロース
アセテートオクタノエート、セルロースバレレートパルミテート、セルロースア
セテートヘプタノエートのような混合セルロースエステルなどを包含する。半透
性ポリマーは、米国特許第4,077,407号において既知であり、またそのポ
リマーは、Interscience Publishers, Inc.,New Yorkにより刊行されたEn cyclopedia of Polymer Science and Technology ,第3巻、325〜354
頁、1946年に記載された手順により合成可能である。
【0048】 層22を形成する追加の半透性ポリマーには、ジメチル酢酸セルロースアセト
アルデヒド;酢酸エチルカルバミン酸セルロース;酢酸メチルカルバミン酸セル
ロース;ジメチルアミノ酢酸セルロース;半透性ポリアミド;半透性ポリウレタ
ン;半透性スルホン化ポリスチレン;米国特許第3,173,876号;同第3,
276,586号;同第3,541,005号;同第3,541,006号;及び同
第3,546,142号に開示されているようなポリアニオンとポリカチオンの共
沈殿により形成される架橋型選択的半透性ポリマー;米国特許第3,133,13
2号においてLoebらにより開示されるような半透性ポリマー;半透性ポリスチ
レン誘導体;半透性ポリ(スチレンスルホン酸ナトリウム);半透性壁を隔てた
静水圧あるいは浸透圧の相違を気圧により表して10−5から10−2(cc.mil
/cm hr.atm)の液透過度を示す半透性ポリマーがある。該ポリマーは米国特許
第3,845,770号;同第3,916,899号;及び同第4,160,020号
;及びCRC Press,Cleveland,Ohioにより刊行されたHandbook of Comm on Polymers ,Scott, J. R. 及び Roff, W. J著,1971年において当
業者に既知である。
【0049】 半透層22はまた、流量調節剤が含まれることが可能である。流量調節剤は、
層22を通る液透過度あるいは流量を調節するのを補助するために添加される化
合物である。この流量調節剤は、流量促進剤でもあり流量低下剤でもあり得る。
該基剤は、液体流量を増加させる、あるいは減少させるよう予め選択され得る。
水のような液体に対する透過度の著しい増加を提供する基剤は、しばしば本質的
には親水性であるが一方で、水のような液体に対する透過度の著しい減少を提供
する基剤は、しばしば本質的には疎水性である。壁の中に混ざりこんでいる場合
、壁中の調節剤の量は、一般に重量で約0.01%から20%あるいはそれ以上
である。1つの実施の形態において流量を増加する流量調節剤は、多価アルコー
ル、ポリアルキレングリコール、ポリアルキレンジオール、アルキレングリコー
ルのポリエステルなどを包含する。典型的な流量促進剤は、ポリエチレングリコ
ール300、400、600、1500、4000、6000、ポリ(エチレン
グリコール−プロピレングリコール)など;ポリプロピレングリコール、ポリブ
チレングリコール、及びポリプアミレングリコールのような低分子量グリコール
;ポリ(1,3−プロパンジオール)、ポリ(1,4−ブタンジオール)、ポリ(1,6
−ヘキサンジオール)などのようなポリアルキレンジオール;1,3−ブチレング
リコール、1,4−ペンタメチレングリコール、1,4−ヘキサメチレングリコー
ルなどのような脂肪族ジオール;グリセリン、1,2,3−ブタントリオール、1
,2,4−ヘキサントリオール、1,3,6−ヘキサントリオールなどのようなアル
キレントリオール;エチレングリコールジプロピオネート、エチレングリコール
ブチレート、ブチレングルコールジプロピオネート、グリセロールの酢酸エステ
ルようなエステルなどを包含する。代表的な流量低下剤は、ジエチルフタラート
、ジメトキシエチルフタラート、ジメチルフタラート、及び[ジ(2−エチルヘキ
シル)フタラート]のようなアルキル基あるいはアルコキシ基あるいはアルキル基
とアルコキシ基の両方で置換されたフタラート、トリフェニルフタラート、及び
ブチルベンジルフタラートのようなアリールフタラート;硫酸カルシウム、硫酸
バリウム、リン酸カルシウムなどのような不溶性の塩;チタニウム酸化物のよう
な不溶性の酸化物;ポリスチレン、ポリメチルメタクリエート、ポリカルボネー
ト、ポリスルフォンのような粉末、顆粒状などのポリマー;長鎖アルキル基でエ
ステル化されたクエン酸エステルのようなエステル;不活性で実質的に水に不透
過性の賦形剤;壁を形成する材料を基材としたセルロースに適合する樹脂などを
包含する。
【0050】 層に柔軟性と伸長特性を与えるために、層22を割れ難さを弱めるため(less
-to-nonbrittle)、そして引裂強さを与えるために、層22の形に使用可能とな
る他の物質には、ジベンジルフタレート、ジヘキシルフタレート、ブチルオクチ
ルフタレート、炭素が6−11の長鎖フタレート、ジイソノニルフタレート、ジ
イソデシルフタレートなどのような可塑剤を包含する。可塑剤は、トリアセチン
、ジオクチルアゼレート、エポキシ化タラート、トリイソオクチルトリメリテー
ト、トリイソノニルトリメリテート、スクロースアセテートイソブチレート、エ
ポキシ化大豆油などのようなフタレートでないものを包含する。壁の中に混ぜ込
まれる場合、壁中の可塑剤の量は0.01%から20%重量、あるいはそれより
高い量である。
【0051】 1つの好ましい実施の形態において拡張層20は、浸透ポリマーとして知られ
ている親水ポリマーからなる水活性化層を含む。該浸透ポリマーは、液吸収特性
を示す。水や水性生物体液と相互作用し平衡状態まで膨張あるいは拡張する膨張
可能な親水ポリマーである。該浸透ポリマーは、水及び生物体液中で膨張し、ポ
リマー構造内にその吸収した液体のかなりの部分を保持する能力を示す。該浸透
圧ポリマーは、かなりの程度、通常2から50倍の容量まで膨張あるいは拡張す
る。該浸透ポリマーは、非架橋型でもあり得るし、あるいは架橋型でもあり得る
。膨張可能な親水ポリマーは1つの実施の形態において、膨張後に共有またはイ
オン結合、あるいは残留結晶領域により形成される架橋結合のような軽い架橋結
合をしている。該浸透ポリマーは、植物、動物あるいは合成の起源であり得る。
【0052】 該浸透ポリマーは、親水ポリマーである。本目的に適した親水ポリマーは、3
0,000から5,000,000までの分子量を有するポリ(ヒドロキシアルキル
メタクリレート);10,000から360,000までの分子量を有するポリ(ビ
ニルプロリダン);陰イオン性及び陽イオン性の親水ゲル;高分子電解質混合物
;グリオキサール、フォルムアルデヒド、あるいはグルタールアルデヒドで架橋
された低分子アセテート残基を有し、200から30,000までの重合度であ
るポリ(ビニルアルコール);寒天で架橋されたメチルセルロースとカルボキシメ
チルセルロースの混合物;ヒドロキシプロピルメチルセルロースとカルボキシメ
チルセルロース・ナトリウムの混合物;ヒドロキシプロピルエチルセルロースと
カルボキシメチルセルロース・ナトリウムの混合物、カルボキシメチルセルロー
ス・ナトリウム;カルボキシメチルセルロース・カルシウム;共重合に対する無
水マレイン酸のモルに対する飽和架橋剤が0.001から約0.5モルで架橋して
いるスチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、あるいはイソブチレンを有す
る無水マレイン酸の共重合体の細粒の分散により形成された水に不溶性の水で膨
張可能な共重合体;水で膨張可能なN−ビニルラクタムの共重合体;ポリオキシ
エチレン−ポリオキシプロピレンゲル;イナゴマメのゴム;ポリアクリルゲル;
ポリエステルゲル;ポリウリアゲル;ポリエーテルゲル;ポリアミドゲル;ポリ
セルロースゲル;ポリガムゲル;ガラス状のヒドロゲルを貫通しそのガラス温度
を下げる水を摂取し、吸収する、初期の乾燥ヒドロゲルなどを包含する。
【0053】 他の代表的な浸透ポリマーは、カルボポル(登録商標)酸化カルボキシポリマ
ー、ポリアリルスクロースで架橋され、分子量が250,000から4,000,
000であるカルボキシビニルポリマー及びカルボキシポリメチレンとしてまた
知られているアクリル酸のポリマー;シアナマー(登録商標)ポリアクリルアミ
ド;架橋された水膨張性のインデンマレイン酸無水ポリマー;グッド−ライト(
登録商標)分子量が80,000から200,000までのポリアクリル酸;ポリ
ックス(登録商標)分子量が100,000から5,000,000まであるいは
それ以上のポリエチレン酸化物ポリマー;デンプンのグラフト共重合体;アクア
キープス(登録商標)ジエステル型架橋ポリグルランのような縮合グルコース単
位から成るアクリル酸ポリマーポリサッカライドなどを包含する。親水ゲルを形
成する代表的なポリマーは、Hartopの公表した米国特許第3,865,108号
;Manningの公表した米国特許第4,002,173号;Michaelsの公表した米
国特許第4,207,893号;及びChemical Rubber Co.,Cleveland,Ohi
oにより刊行されたHandbook of Common Polymer,Scott及びRoff著中の従
来技術で既知である。水活性化層からなる浸透ポリマーの量は5%から10%で
あってもよい。
【0054】 別の製造における拡張層20は、外液に対して半透性壁を隔てて浸透圧勾配を
示す無機化合物及び有機化合物を含む浸透圧的に有効な化合物を含む。該浸透圧
的に有効な化合物は、浸透ポリマーと同様に、浸透システム中に液を吸い込んで
それにより液が剤形から活性物質を押し出すためにバリア層18及びゼラチンカ
プセル12の壁を押すことができるようにする。該浸透圧的に有効な化合物は、
浸透圧的に有効な溶質としてまた、及び浸透剤としてまた知られている。利用さ
れ得る該浸透圧的に有効な溶質は、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、硫酸
カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸リチウム、過リン酸カリウム、マンニトール、
尿素、イノシトール、コハク酸マグネシウム、酒石酸、ラフィノーズのような炭
水化物、スクロース、グルコース、ラクトース、ソルビトール、およびそれらの
混合物を含む。層20中の浸透剤の量は、層の重量の5%から100%までであ
ってもよい。層20は付随的に浸透ポリマーと浸透圧剤の全体量が100%にな
る浸透ポリマーと浸透剤を含む。該浸透圧的に有効な溶質は、米国特許第4,7
83,337号中に記載された従来技術で既知である。
【0055】 バリア層18は、拡張層20により及ぼされた圧力を受けて変形可能であり、
拡張層中に存在し得る液や物質、ゼラチンカプセル内、及び利用環境中にある液
状活性物質製剤対して該活性物質製剤の送達の間は、不透過性である(あるいは
透過しにくい)。バリア層のある程度の透過度は、該活性剤製剤の送達速度に不
利益に影響されないならば、許容され得る。しかしながら、バリア層は、該活性
物質の送達期間中、バリア層を通って剤形、及び利用環境中の液状活性剤を完全
には輸送しないのが好ましい。バリア層18は、カプセル12の圧縮により出口
オリフィスから液状活性物質製剤を強制的に押し出させるよう拡張層20により
加えられる力を受けて変形可能である。好ましくは、バリア層18は、出口オリ
フィスが形成される領域における拡張層22と半透層22との間のシール部を形
成する程度まで変形可能である。そんなふうに、バリア層18は、ドリルであけ
られるなどによって出口オリフィスが形成されるとき、あるいは利用実施の初期
段階の間、拡張層20及び半透層22の最初に露出される領域をシールするよう
限られた程度まで変形したり流動したりする。シールされると、拡張層中への液
透過の唯一の通路は半透層を通ることになり、出口オリフィスを通って拡張層中
への液の逆流はない。
【0056】 バリア層を形成するのに適した物質は、例えばポリエチレン、ポリスチレン、
エチレン−ビニル酢酸共重合体、ポリカプロラクトンとハイトレル(登録商標)
ポリエステルエラストマー(Du Pont)、酢酸セルロース、酢酸擬似ラテック
スセルロース(米国特許第5,024,842号中に記載)、酢酸プロピオン酸セ
ルロース、酢酸酪酸セルロース、エチルセルロース、擬似ラテックスエチルセル
ロース(Colorcon,Wet Point,PAにより供給されるシュレリース(登録商
標)あるいはFMC Corporation,Philadelphia,PAにより供給されるアク
アコート(商標))、ニトロセルロース、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリラ
クチドグリコシド共重合体、コラーゲン、ポリビニルアルコール、ポリビニル酢
酸、ポリエチレンビニルアセテート、ポリエチレンルテレフタラート、ポリブタ
ジエンスチレン、ポリイソブチレン、ポリイソブチレンイソプレン共重合体、塩
化ポリビニル、塩化ポリビニリデン−塩化ビニル共重合体、アクリル酸とメタク
リル酸エステルの共重合体、メチルメタクリルレートとエチルアクリレートの共
重合体、アクリルレートエステルのラテックス(RoehmPharma,Darmstaat,
Germanyにより供給されるオイドラギット(登録商標))ポリプロピレン、プロ
ピレン酸化物とエチレン酸化物の共重合体、プロピレン酸化物エチレン酸化物ブ
ロック共重合体、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリスルホン、エチレン
ビニルアルコール共重合体、ポリキシレンポリアルコキシシラン、ポリジメチル
シロキサン、ポリエチレングリコール−シリコンエラストマー、電磁照射で架橋
されたアクリル、シリコン、あるいはポリエステル、熱で架橋されたアクリル、
シリコン、あるいはポリエステル、ブタジエン−スチレンゴム、及び前述の混合
物を包含する。
【0057】 好ましい物質は、酢酸セルロース、アクリル酸とメタクリル酸エステルの共重
合体、メチルメタクリレートとエチルアクリレートの共重合体、及びアクリレー
トエステルのラテックスを包含する。好ましい共重合体は、商標名オイドラギッ
トEで発売されるポリ(ブチルメタクリルレート),(2−ジメチルアミノエチル)
メタクリレート,メチルメタクリレート) 1:2:1、150,000;商標名
オイドラギットNE 30Dで発売されるポリ(エチルアクリレート,メチルメタ
クリレート) 2:1、800,000;商標名オイドラギットLで発売されるポ
リ(メタクリル酸,メチルメタクリレート) 1:1、135,000;商標名オイ
ドラギットLのもとで発売されたポリ(メタクリル酸,エチルアクリレート) 1
:1、250,000;商標名オイドラギットSで発売されるポリ(メタクリル酸
,メチルメタクリレート) 1:2、135,000;商標名オイドラギットRL
で発売されるポリ(エチルアクリレート,メチルメタクリレート,塩化トリメチ
ルアンモニオエチルメタクリルレート) 1:2:0.2、150,000;商標名
オイドラギットRSで発売されるポリ(エチルアクリレート,メチルメタクリレ
ート,塩化トリメチルアンモニオエチルメタクリルレート) 1:2:0.1、1
50,000を包含する。それぞれの場合において、X:Y:Zの比は、モノマ
ー単位のモル比、最後の数はポリマーの平均分子量を示している。酢酸セルロー
スが、トリブチルクエン酸アセチルのような可塑剤、及びオイドラギットNEの
ようなエチルアクリレート・メチルメタクリレート共重合体を含有しているのが
特に好ましい。
【0058】 バリア層として使用される前述の物質は、拡張層20によって及ぼされる力が
バリア層18とゼラチンカプセル12により形成されるコンパートメントを崩壊
して液状活性物質製剤を分配するようバリア層を適切に変形可能にさせる可塑剤
を用いて配合されてもよい。典型的な可塑剤の例は、以下に示す通りである:多
価アルコール、トリアセチン、ポリエチレングリコール、グリセロール、ポリピ
レングリコール、酢酸エステル、グリセロールトリアセテート、クエン酸トリエ
チル、クエン酸アセチルトリエチル、グリセライド、アセチル化モノグリセライ
ド、油、鉱油、ヒマシ油など。該可塑剤は物質中に物質の重量に基づいて10〜
50重量%の量で混合されてもよい。
【0059】 バリア層、拡張層(打錠される成分でない場合)、及び半透層を形成する様々
な層は、米国特許第5,324,280号に記載されるような従来のコーティング
方法が適用されてもよい。ゼラチンカプセルの上に重ねられる多層を形成するバ
リア層、拡張層、及び半透層が便宜上単層として記載されている場合、該層のそ
れぞれが数種の層の複合物であてもよい。例えば、特定の適用に対してバリア層
の透過特性を有する2番目の層のコーティングを容易にする物質からなる1番目
の層でゼラチンカプセルをコーティングすることが望ましい。その場合において
1番目及び2番目の層は本明細書中で使用されているようなバリア層を含む。半
透層及び拡張層に対しても同様に考慮される。
【0060】 ゼラチンカプセル12は、通常のものであってもよく、ゼラチン、すなわち1
5から30ミリポアズの粘度で最大で150グラムまでのブルーム強度を有する
ゼラチン;ブルーム値が160から250までのゼラチン;ゼラチン、グリセリ
ン、水及び二酸化チタンからなる組成;ゼラチン、エリスロシン、酸化鉄、及び
に酸化チタンからなる組成;ゼラチン、グリセリン、ソルビトール、ソルビン酸
カリウム及び二酸化チタンからなる組成;グリセリン、アカシアグリセリン及び
水からなる組成;などのゼラチンからなる組成を形成しているカプセルを典型的
に含む。カプセル壁を形成するのに有益な物質は、米国特許第4,627,850
号及び同第4,663,418号中で既知である。
【0061】 カプセルあるいはバリア層の製造の間、流動の見込みを高め、ポリマーの作業
能力を亢進するために、可塑剤がゼラチンカプセル12及びバリア層18の壁に
混合されてもよい。例えばグリセリンは、ゼラチン、ペクチン、カゼイン、ある
いはポリビニルアルコールを可塑化するのに利用可能である。本目的に利用可能
な他の可塑剤は、クエン酸トリエチル、フタル酸ジエチル、セバシン酸ジエチル
などが挙げられる。存在する場合、該可塑剤の量は、その組成の重量の0.05
から30%である。
【0062】 本明細書中で使用される「オリフィス」あるいは「出口オリフィス」という表
現は、剤形からか活性物質を放出するのに適した手段を包含する。その表現は、
開口部、オリフィス、ホール、ボア、ポア、多孔質要素、多孔質オーバーレイ、
多孔質挿入、中空ファイバー、毛細管、微細孔挿入、微細孔オーバーレイなどを
包含する。好ましい実施の形態において、出口オリフィスは24は、外層22、
拡張層20、及びバリア層18のみを通ってゼラチンカプセル12の外壁まで延
びている。しかしながら、出口オリフィス24は、完全には壁を通過しない限り
は、部分的にゼラチンカプセル12の壁の中まで延びてもよい。利用環境に露出
されるとき、利用環境中の液が、出口オリフィス24により露出されているゼラ
チンカプセル12の壁を溶解してもよく;あるいは拡張層20によりゼラチンカ
プセル12とバリア層18に及ぼされる圧力がゼラチンカプセル12を出口オリ
フィス24の露出されるところを破裂させることであってもよい。どの場合にお
いてもゼラチンカプセル12の内部が、利用環境との液送達の場となり、バリア
層18とゼラチンカプセル12が圧縮されると出口オリフィス24を通って液状
活性物質製剤が分配される。
【0063】 出口オリフィスは、機械によるドリル、レーザードリル、侵食要素の侵食、抽
出、溶解、破壊、あるいは前述の複合壁からの通路の浸出により形成され得る。
該通路は、米国特許第4,200,098号で開示されているようなソルビトール
、ラクトース、あるいは壁や層を形成するようなものを浸出することにより形成
され得るポアである。本特許は、溶解、抽出、あるいは酢酸セルロース由来のソ
ルビトールのような壁から物質を浸出することにより制御されるサイズの空隙率
のポアを開示する。レーザードリルの好ましい形態は、複合壁から出口オリフィ
スを形成するのに望ましい深さまで物質を漸進的に取り除くパルスレーザーの使
用である。
【0064】 本発明に係る1つの態様は、液状活性物質製剤の送達の間、拡張層20が該シ
ステムから浸出するのを防ぐバリア層18と外層22との間の出口オリフィスの
領域におけるシールの形成である。現在好ましい実施の形態において、出口オリ
フィスがドリルであけられ、層20の露出部分がそのゴムのような弾性様の特性
のために、出口オリフィス24の形成中及び/あるいは形成の後、ほぼ出口オリ
フィス24の内側表面から外に流動するバリア層18によりシールされる。その
ようにしてバリア層18は、拡張層20と外層22との間の部分を事実上シール
する。このことは図10において最もはっきりと見られる。流動し、シールする
ようにバリア層18は、本システムの利用実施がおこる温度において流動性でゴ
ム様の粘稠度を有するべきである。エチルアクリレートとメチルメタクリレート
との共重合体のような物質、特にはRohmPharma,Darmstaat,Germanyにより
供給されるオイドラギットNE 30Dが好ましい。それぞれの場合において、
実施例1においてより詳しく記載されているように、ゼラチンカプセル、バリア
層、拡張層、及び半透層の上に連続的にコーティングすることにより、剤形10
が調製されてもよい。その後、出口オリフィス24が、完成した形態の剤形10
に対してドリルであけられる。
【0065】 プラグ内に形成される出口オリフィス24を具備することにより該シール部が
また、形成されてもよい。このことは図6〜8を参照して最もよく見られる。図
8Aにおいて、ゼラチンカプセル12(図示しやすくするために半断面図である
)は外側の複合壁22でコーティングされている。内側のバリア層18と拡張層
20は示されていない。図8Bで見られるように、穴23は、ゼラチンカプセル
12の外側表面まで延びる複合壁22中がドリルであけられる。
【0066】 次にプラグ26が、熱、あるいは放射線などで硬化可能である液状ポリマーを
添加することにより穴23中に形成される。このことは、図8Cにおいて最もよ
く見られる。適切なポリマーは、例えば、Loctite Corporation,Hartford,
Connecticutより発売されているロックタイト(登録商標)3201、ロックタ
イト(登録商標)3211、ロックタイト(登録商標)3321、及びロックタ
イト(登録商標)3301のようなポリカーボネート接着剤などを包含する。最
後に出口オリフィス24は、プラグ26中にドリルであけられる。出口オリフィ
ス24は、プラグ26を通って延び、ゼラチンカプセル12の一部分を露出する
【0067】 プラグ型のシールを具備している完成された剤形が図6では全体図で、図7で
は断面図で示されている。
【0068】 出口オリフィスの内側表面上に形成されるシールを有する剤形を調製する更な
る方法が、図3〜5を参照して記載されている。図3において、ゼラチンカプセ
ル12(1部分のみが示されている)はバリア層18及び拡張層20でコーティ
ングされている。半透層でコーティングされる前に、バリア層に至るまで内部に
延びるがバリア層を通らない拡張層の一部分がA−Aの線に沿って取り除かれる
。その後、図4に示されるように剤形の前駆体をもたらすよう半透層22が剤形
上にコーティングされる。図4に見られるように、出口オリフィスが形成される
ることになる場所における剤形10のゼラチンカプセル部分は、半透層22及び
バリア層18により覆われているが、拡張層20はない。結局、剤形10の当該
部分に出口オリフィスが形成されるとき、図5において最も明らかに見られるよ
うに、液が外層22のみを通って拡張層20に通過し得るように、バリア層は外
層20と拡張層22との連結部分にシール部を形成する。したがって拡張層20
は、利用実施中、剤形から浸出されない。本明細書中及び上述で記載されるよう
な本発明に係るシール部形成の態様により、拡張層20に対する液の流動速度は
半透膜の液流動性を制御することで慎重に制御されるようになっている。
【0069】 本明細書中に使用されているような「活性物質」なる表現は、如何なる活性物
質、治療用化合物、あるいは有益で有効な結果をもたらすよう浸透圧システムか
ら誘導可能な化合物を含む。活性物質なる用語は、殺藻剤、抗酸化剤、空気清浄
剤、生物致死剤、殺細菌剤、触媒、化学反応剤、消毒剤、防カビ剤、発酵剤、生
殖阻害剤、生殖促進剤、殺菌剤、植物成長促進剤、植物成長阻害剤、防腐剤、殺
鼠剤、滅菌剤、昆虫用の性滅菌剤などをまた、包含する。
【0070】 本明細書中、及びそれに付随する請求項中において、活性剤なる用語は、医薬
品のような家畜、及びヒトに適用される活性物質もまた包含する。薬物なる用語
はまた、温血動物、ヒト、及び霊長類;鳥類;家庭内娯楽用動物及び家畜;実験
用動物;魚類;爬虫類;及び動物園の動物を包含している動物においてしばしば
有益で治療的である望まし効果をもたらす活性物質を包含する。該薬物は、未変
化分子、分子錯体、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、ラウリン酸塩、パルミチン
酸塩、リン酸塩、亜硝酸塩、硝酸塩、ホウ酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸
塩、オレイン酸塩、サリチル酸塩のような薬学的に許容される塩などのような様
々な形態で存在し得る。酸性薬物、金属塩、アミン、あるいは有機カチオンに対
しては、例えば4級アンモニウムが使用可能である。塩基、エステル、エーテル
及びアミドのような薬物の誘導体が使用可能である。
【0071】 「液状活性物質製剤」なる表現は、ゼラチンカプセルが拡張層の運動により圧
縮されるように、ゼラチンカプセルの内側から利用環境まで流動可能な化合物中
に存在する活性物質を意味する。化合物は、液状活性物質そのもの、あるいは、
溶液、懸濁液、スラリー、エマルション溶液、自己乳化化合物、リポソーム溶液
、あるいは活性剤が存在する他の流動性化合物であってもよい。液状活性物質製
剤は、ヒトあるいは動物の体温のような利用環境での温度より低い温度では「固
体」あってもよいが、該固体は、投与後あるいは適用後、流動性液状化合物とな
らねばならない。当該活性物質は、結合剤、抗酸化剤、薬学的に許容される担体
、浸透促進剤などにより併用されてもよい。ゼラチンカプセルが、非常に水に溶
解する用途においては、該液状活性物質製剤は、保存の間ゼラチンカプセルの完
全性を維持するために実質的に非水溶性である。拡張層により圧縮され、該剤形
から薬物を流出させるよう弾性はあるが、水にあまり解けないゼラチン壁の剤形
は、水溶性の液状活性物質製剤に使用されてもよい。
【0072】 剤形中の活性物質の量は、一般的に約0.05ngから5gまであるいはそれ以
上であり、個々の剤形については、治療用途次第で例えば、活性剤を25ng、1
mg、5mg、10mg、25mg、100mg、250mg、500mg、750mg、1.0
g、1.2gなど含む剤形がある。本明細書中に記載されている剤形システムは
、通常毎日1回、2回あるいは3回投与されるが、特定の治療用途に対してはも
っと頻繁な投与、及び複合単位による投与が考えられる。
【0073】 送達可能な活性物質は、末梢、神経、アドレナリン受容体、コリン受容体、神
経系、骨格筋、循環器系、平滑筋、血液循環系、シナプス部、神経エフェクター
接合部、内分泌系、ホルモン系、免疫系、臓器系、呼吸器系、骨格系、オータコ
イド系、消化及び排泄系、オータコイド及びヒスタミン阻害系、および生理作用
システムに作用する薬物を含む無機化合物及び有機化合物を制限なく包含する。
これらの動物のシステムに作用するために送達可能な活性薬物は、抑制剤、βブ
ロッカー、催眠薬、鎮静薬、精神賦活薬、トランキライザー、鎮痙剤、筋弛緩剤
、ステロイド、抗パーキンソン薬、鎮痛薬、抗炎症剤、ポリペプチド、局所麻酔
薬、筋収縮剤、抗菌薬、抗マラリヤ薬、ホルモン剤、避妊薬、交換神経模倣薬、
利尿剤、抗寄生虫薬、抗悪性腫瘍薬、血糖降下剤、点眼薬、電解質、診断薬、循
環器病薬、カルシウムチャンネルブロッカー、アンギオテンシン変換酵素阻害剤
、プロテアーゼ阻害剤、ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤、抗精神病薬、トポイソ
メラーゼ阻害薬などを包含する。
【0074】 本発明に係る浸透圧システムにより送達可能な薬物の例は、プロクラルペラジ
ンエディシレート、硫酸第一鉄、アミノカプロン酸、塩化カリウム、塩酸メカミ
ラミン、塩酸プロカインアミド、硫酸アンフェタミン、塩酸ベンズフェタミン、
硫酸イソプロテノール、塩酸メタンフェタミン、塩酸フェンメトラジン、塩化ベ
タネコール、塩化メタコリン、塩酸ピロカルピン、硫酸アトロピン、臭化メタス
コポラミン、ヨウ化イソプロパミド、塩化トリジヘキセチル、塩酸フェンフォル
ミン、塩酸メチルフェニデート、塩酸オクスプレノロール、酒石酸メトロプロロ
ール、塩酸シメチジン、ジフェニドール、塩酸メクリジン、マレイン酸プリクロ
ルペラジン、フェノキシベンザミン、マレイン酸チエチルペラジン、アニシンジ
オン、四硝酸エリトリチルジフェナジオン、ジゴキシン、イソフロフェート、レ
セルピン、アセタゾラミド、メタゾラミド、ベンドロフルメチアザイド、クロル
プロパミド、トラザミド、酢酸クロルマジノン、フェナグリコドール、アロプリ
ノール、アスピリンアルミニウム、メトトレキサート、アセチルスルフィキサゾ
ール、エリスロマイシン、プロゲスチン、エストロゲンプログレスタチオナール
、コルチコステロイド、ヒドロコルチゾン、酢酸ヒドロコルチコステロン、酢酸
コルチゾン、トリアムシノロン、メチルテステロン、17β−エストラジオール
、エチニルエストラジオール、エチニルエストラジオール3−メチルエーテル、
17−酢酸ヒドロキシプロゲステロン、19−ノル−プロゲステロン、ノルゲス
トレル、ノルエチンドン、ノルエチンドロン、プロゲステロン、ノルゲステロン
、ノルエチノドレール、アスピリン、インドメタシン、ナプロキセン、フェノプ
ロフェン、スリンダク、ジクロフェナク、インドプロフェン、ニトログリセリン
、プロプラノロール、メトロプロロール、バルプロ酸ナトリウム、バルプロ酸、
パクリタキセルのようなタキサン、9−アミノカンプトセシンのようなカンプト
セシン、オクスプレノロール、チモロール、アテノロール、アルプレノロール、
シメチジン、クロニジン、イミプラミン、レボドパ、クロルプロマジン、レセル
ピン、メチルドパ、ジヒドロキシフェニルアラニン、塩酸α−メチルドパのピバ
リルオキシエチルエステル、テオフィリン、グルコン酸カルシウム乳酸鉄、ケト
プロフェン、イブプロフェン、セファレキシン、ハロペリドール、ゾメピラク、
ビンカミン、ジアゼパム、フェノキシベンザミン、β−遮断剤、ニフェジピンの
ようなカルシウムチャンネル遮断剤、ジルチアゼム、ベラパミル、リシノプリル
、カプトプリル、ラミプリル、フォシノプリル、ベナゼプリルリ、リベンザプリ
ル、シラザプリル、シラザプリラート、ペリンドプリル、ゾフェノプリル、エナ
ラプリル、インダラプリル、キナプリルなどを包含する。他の活性物質は、Mac
k Publishing Co.,Easton,PAにより刊行されたPharmaceutical Sceien ces ,Remington著、第14版,1979年;Saunder Company,Philadelphi
a,PAにより刊行されたThe Drug,The Nurse,The Patient,Includin g Current Drug Handbook ,Falconer他著,1976年;Wiley−Intersci
ence,New Yorkにより刊行されたMedical Chemistry,Burger著,第3版,
1巻及び2巻;及びMedical Economics Co.,New Jerseyにより刊行された
Physician's Desk Reference,第55版,1998年に記載されているよう
な調剤分野において既知である。
【0075】 本発明に係る方法は、一般に液状活性物質製剤を含有する市販の入手可能なゼ
ラチンカプセルに適応され得る。本発明は特に、従来どおり製造され、販売され
るが、本発明に従って制御放出剤形に変換され得る液状活性物質製剤をカプセル
化した速放性ゼラチンに適用される。
【0076】 本発明に従って制御放出カプセルに変換され得る市販の入手可能なカプセル化
液状製剤の例としては特に、バルプロ酸の商品名であるデパケン(登録商標)、
イソトレチノインの商品名であるアキュテイン(登録商標)、エスクロルビノー
ルの商品名であるプラシディル(登録商標)、ニフェジピンの商品名であるアダ
ラート(登録商標)、エトポシドの商品名であるベプシド(登録商標)、ジゴキ
シンの商品名であるラノキシキャップス(登録商標)、塩酸ラニチジンの商品名
であるザンタック(登録商標)、シクロスポリンの商品名であるサンディミュン
(登録商標)及びネオラル(登録商標)、カルシフェジオールの商品名であるカ
ルデロール(登録商標)、エトスクシミドの商品名であるザロンチン(登録商標
)、ニフェジピンの商品名であるプロカルディア(登録商標)、カルシトリオー
ルの商品名であるロカルトロール(登録商標)、及びトレチノインの商品名であ
るベサノイド(登録商標)を包含する。
【0077】 例えば50μg/ml以下の低い水溶解度を有する薬物、及び例えば200ダル
トンあるいはそれ以上の高い分子量を有する薬物は本明細書中に記載される剤形
において送達可能である。以下に示すプロテアーゼ阻害剤、及びヌクレオシド逆
転写酵素阻害剤:硫酸インジナビルの商品名であるクリキシバン(登録商標)、
ラミブジンの商品名であるエピビル(登録商標)、スタブジンの商品名であるゼ
リット(登録商標)、メシル酸ネルフィナビルの商品名であるビラセプト(登録
商標)、ラミブジンとジドブジンの混合物の商品名であるコンビビル(登録商標
)、メシル酸サキナビルの商品名であるインビラーゼ(登録商標)、リトナビル
の商品名であるノービア(登録商標)、ジドブジンの商品名であるレトロビル(
登録商標)、ジダノシンの商品名であるバイデックス(登録商標)、ネビラピン
の商品名であるビラミューン(登録商標)、ガンシクロビルの商品名であるサイ
トベン(登録商標)、及びザルシタビンの商品名であるハイビッド(登録商標)
は、液状活性物質製剤として調製され、長期間にわたって制御放出方法で送達さ
れ得る。以下に示す、抗精神病治療薬:塩酸フルオキセチンの商品名であるプロ
ザック(登録商標)、塩酸セルトラリンの商品名であるゾロフト(登録商標)、
塩酸パロキセチンの商品名であるパキシル(登録商標)、塩酸ブプロピオンの商
品名であるウェルブトリン(登録商標)、塩酸ネファゾドンの商品名であるセル
ゾン(登録商標)、ミルタザピンの商品名であるレメロン(登録商標)、塩酸ミ
アンセリンの商品名であるオーロイックス、トルボン(登録商標)、ザナミビル
の商品名であるエレン(登録商標)、オランザピンの商品名であるジプレキサ(
登録商標)、リスペリドンの商品名であるリスパダール(登録商標)、フマル酸
クエチアピンの商品名であるセロクエル(登録商標)、塩酸ブスピロンの商品名
であるブスパール(登録商標)、アルプラゾラムの商品名であるザナックス(登
録商標)、ロラゼパムの商品名であるアティバン(登録商標)、クロラゼプ酸2
カリウムの商品名であるレオタン、トランゼン(登録商標)、クロザピンの商品
名であるクロザリル(登録商標)、スルピリドの商品名であるドグマチール(登
録商標)、アミスルプリドの商品名であるソリアン(登録商標)、塩酸メチルフ
ェニデートの商品名であるリタリン、及びペモリンの商品名であるサイラート(
登録商標)、は、液状活性物質製剤として調製され、長期間にわたって制御放出
方法で本明細書中に記載される剤形によって送達され得る。
【0078】 多くの場合において活性物質から成る液剤の直接の使用が可能である。場合に
よっては、この使用が遊離酸、塩基、あるいは活性物質の塩又はエステルの使用
を伴ってもよい。ヒト及び家畜の医薬品において適用される剤形について、当該
塩及びエステルが薬学的に許容されるべきで、薬学分野において従来利用される
薬学的に許容される塩及びエステルから選択されてもよい。そのような場合など
において、液状の薬学的に許容される担体と併せて活性物質、あるいは活性物質
の薬学的に許容される塩あるいはエステルを使用するのは簡便であり得る。分配
可能な剤形を提供するよう薬物と混合するのに有用な薬学的に許容される担体は
、今のところ好ましい実施の形態においては、ゼラチンカプセルや活性物質と適
合する担体、及び温血動物によって容易に抽出、代謝、同化などされる担体であ
る。本目的に対して使用される担体媒体は、無機、あるいは有機であっても、そ
して自然発生的、あるいは合成源であっても可能である。その用語に包含される
担体の例としては、溶液、懸濁液、液体、非混和液、エマルション、ゾル、コロ
イド、及び油のような物質がある。代表的な担体は、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、分子量が200、300、400及びそれ以上の液状ポリエチレングリ
コールのような液状アルキレングリコール;コーン油、アーモンド油、ババス油
、ユーカリ油、綿実油、パーム油、ピーナッツ油、キリ油、ミント油、鯨油、ニ
シン油、鉱油などのような植物、動物及び海洋資源から成る油;ピッグスキンゼ
ラチンの水溶液中ヒマシ油から成るエマルション:アラビアゴム、水及びエチル
セルロースから成るエマルション;低分子量の脂肪酸の液状グリセロールトリエ
ステル、特には中鎖モノ−、ジ−、およびトリ−グリセライド;脂肪酸のモノ−
あるいはジ−グリセライドのような乳化剤含有オイル;約70%から約99.9
% プロピレングリコールと約0.1%から約30%のグリセリンの混合物:約7
0%から約99.9% プロピレングリコールと約0.1%から約30%のエタノ
ールの混合物;容量でプロピレングリコールが約80%から約99.9%と、約
50%から約99.9% エタノールあるいはグリセリンと約0.1%から約50
%の滅菌精製水からなる混合物が約0.1%から約20%との混合物;5% ブド
ウ糖生理食塩水;モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタンと混合されたオ
イル;ピーナッツ油と蜜蝋とから成る混合物;ペクチン含有ピーナッツ油;水添
加あるいは非添加のグリセリン及びゼラチン;グリセリン/カスチールソープ剤
;蒸留モノグリセライド、蒸留プロピレングリコールのモノエステル、スクシニ
ル化モノグリセライド、アセチル化モノグリセライド、グリセリルモノステアリ
ン酸、親水−親油バランスが4であるモノグリセライド油中水型エマルション、
硬化パーム油、硬化パーム油ステアリン、硬化大豆油、硬化植物油、硬化綿実油
、部分的硬化油、綿実油、ヒマワリ油、ブドウの種油などを包含する。
【0079】 剤形10はゼラチンカプセル中に存在する自動酸化物質の酸化速度を遅くした
り効果的に止めるために抗酸化剤を含んでいてもよい。代表的な抗酸化剤は、ア
スコルビン酸;αトコフェロール;パルミチン酸アスコルビル;アスコルビン酸
塩;イソアスコルビン酸塩;ブチル化ヒドロキシアニソール;ブチル化ヒドロキ
シトルエン;ノルジヒドログアヤレチック酸;没食子酸プロピル、没食子酸オク
チル、没食子酸デシルからなるグループから選択される要素から成る少なくとも
3つの炭素原子を含むガーリック酸のエステル;6−エトキシ−2,2,4−トリ
メチル−1,2−ジヒドロ−キノリン、N−アセチル−2,6−ジ−t−ブチル−p
−アミノフェノール;ブチルチロシン;3−三級ブチル−4−ヒドロキシアニソ
ール;2−三級−ブチル−4−ヒドロキシアニソール;4−クロロ−2,6−ジ
三級ブチル−p−メトキシフェノール;2,6−ジ三級ブチル−p−メトキシフェ
ノール;2,6−ジ三級ブチル−p−クレゾール:高分子抗酸化剤;トリヒドロキ
シブチローフェノン;アスコルビン酸、エリスロビン酸、及び酢酸アスコルビル
の生理学的に許容される塩;アスコルビン酸カルシウム;アスコルビン酸ナトリ
ウム;亜硫酸水素ナトリウムなどのグループから選択される要素を包含する。本
目的に使用される抗酸化剤の量は、内腔15中に存在する成分の総重量の約0.
001%から25%である。抗酸化剤は、米国特許第2,707,154号;同第
3,573,936号;同第3,637,772号;同第4,038,434号;同第
4,186,465号;及び同第4,559,237号中の従来技術で既知である。
【0080】 液状製剤はまた、1種類の界面活性剤、あるいは活性剤が非イオン性、アニオ
ン性、及びカチオン性の界面活性剤課なるグループから選択される活性剤の混合
物を含んでいてもよい。構成を形成するのに適した毒性のない、非イオン性の界
面活性剤の例は、トライトン(登録商標)として知られるアルキル化アリールポ
リエーテルアルコール;ノニック(登録商標)として入手可能なポリエチレング
リコール4ドデシルチオエーテル;脂肪族アミド縮合あるいはアルロゾール(登
録商標);芳香族ポリグリコールエーテル縮合あるいはニュートロニックス(登
録商標);脂肪酸アルカノールアミンあるいはニノール(登録商標);モノラウ
リン酸ソルビタンあるいはスパン(登録商標)、ポリオキシエチレンソルビタン
エーテルあるいはTweens(登録商標);モノラウリン酸ポリオキシエチレンソ
ルビタンあるいはTween20(登録商標);モノオレイン酸ポリオキシエチレン
ソルビタンあるいはTween80(登録商標);ポリオキシプロピレン−ポリオキ
シエチレンあるいはプルロニック(登録商標);ラブラゾールのようなポリグリ
コール化グリセライド、クレモフォアのようなポリオキシエチレン化ヒマシ油、
およびポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレン−8500またはプルロニッ
ク(登録商標)を包含する。一例としてアニオン性界面活性剤は、スルホン酸、
及びラウリル硫酸ナトリウム、スルホエチルオレイン酸ナトリウム、スルホコハ
ク酸ジオクチルナトリウム、セシル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム
、硫酸化エステル;硫酸化アミド;硫酸化アルコール;硫酸化エーテル;硫酸化
カルボン酸;スルホン化芳香族炭化水素;スルホン化エーテルなどのようなスル
ホン酸エステルの塩を含む。カチオン性界面活性剤は、塩化セチルピリジニウム
;臭化セチルトリメチルアミン;塩化ジエチルメチルセチルアミン;塩化ベンザ
ルコニウム;塩化ベンゼトニウム;一級アルキルアンモニウム塩;二級アルキル
アンモニウム塩;三級アルキルアンモニウム塩;四級アルキルアンモニウム塩;
アシル化ポリアミン;複素環式アミンの塩;塩化パルミトイルカルニチン、ベヘ
ントリモニウムメトサルフェートなどを包含する。一般に活性物質製剤を提供す
るために活性物質の100パート当たり界面活性剤の重量で0.01パートから
1000パートまでが該活性物質と混合される。界面活性剤は、米国特許第2,
805,977号;及び同第4,182,330号における従来技術で既知である
【0081】 利用環境中において活性剤の吸収を容易にするために、該液状製剤は浸透促進
剤を含んでいてもよい。そのような促進剤は、消化管中のいわゆる「タイトジャ
ンクション」を開口したり、例えばp−糖蛋白のような細胞成分の効果を改良し
たりし得る。適切な促進剤はサリチル酸ナトリウムのようなサリチル酸、カプリ
ル酸ナトリウムあるいはカプリン酸ナトリウムのようなカプリル酸あるいはカプ
リン酸などから成るアルカリ金属塩を包含する。促進剤は、デオキシコール酸ナ
トリウムのような胆汁酸塩を包含してもよい。様々なp−糖蛋白のモジュレータ
ーが米国特許第5,112,817号及び同第5,643,909号に記載されてい
る。様々な他の吸収促進化合物及び物質が、米国特許第5,824,638号に記
載されている。促進剤は、単独で使われてもあるいは他の促進剤との組み合わせ
の混合物として使用されてもよい。
【0082】 バリア層18、拡張層20、及び半透層22は、例えば造形、成形、噴射、浸
漬など個々に層形成組成を形成するよう従来のコーティング方法でカプセルの外
側表面に適用されてもよい。カプセルの上に積層あるいは複合壁を形成するため
に異なる層形成組成を用いて該コーティング方法が繰り返される。エアサスペン
ション方法は、米国特許第2,799,241号;J. Am. Pharm. Assoc.,第
48巻,451−59頁、1979年;及び同上,第49巻、82−84頁、1
960年に記載されている。他の標準的な製造方法は、Modern Plastic Ency clopedia ,第46巻,62−70頁,1969年;及びMack Publishing Co.
,Easton,PAにより刊行されたPharmaceutical Sceiences,Remington著
、第18版,第90章、1990年に記載されている。
【0083】 層を製造するのに適切な溶媒の例としては、物質、カプセル、及び最終のラミ
ネートされた複合壁に悪影響を与えない不活性な無機溶媒あるいは有機溶媒を包
含する。該溶媒は、水溶性溶媒、アルコール、ケトン、エステル、エーテル、脂
肪族炭化水素、ハロゲン化溶媒、脂肪族環式、芳香族、複素環式溶媒、及びその
混合物からなるグループから選択された要素を広範に包含する。典型的な溶媒は
、アセトン、ジアセトンアルコール、メタノール、エタノール、イソプロピルア
ルコール、ブチルアルコール、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢
酸n−ブチル、メチルイソブチルケトン、メチルプロピルケトン、n−ヘキサン、
n−ヘプタン、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルアセテート、二塩化メチレン、二塩化エチレン、二塩化プロピレン、四
塩化炭素、ニトロエタン、ニトロプロパン、テトラクロロエタン、エチルエーテ
ル、イソプロピルエーテル、シクロヘキサン、シクロオクタン、ベンゼン、トル
エン、ナフサ、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジグリム、水、アセ
トンと水、アセトンとメタノール、アセトンとエチルアルコール、二塩化メチレ
ンとメタノール、及び二塩化エチレンとメタノールのようにナトリウムのような
無機塩類を含有する水溶性溶媒を包含する。
【0084】 以下に示す実施例は、本発明に係る単なる具体例であり、これら実施例、及び
その他実施例と同等のことが、本開示、図面、及び添付される請求項に照らして
、熟練した当業者にはより明らかとなるであろうから、如何なる方法においても
本発明の範疇を制限するものとして考慮されるべきではない。
【0085】 実施例1 ソフトゼラチンカプセルあるいはハードゼラチンカプセル上に形成されるバリ
ア層、拡張層、及び半透層からなる複合壁の形成の一般的な方法は、以下に示す
通りである。
【0086】 バリア膜用のコーティング溶液は、酢酸セルロース(CA−398−10)と
クエン酸アセチルトリブチル(ATBC)を用いて4:1(w/w)の割合でア
セトン中に溶解して、4% 固形物(w/v)含有溶液となるように調製された
。パンコーティング器(例えばHi−coaster)中で、ソフトゼラチンカプセルあ
るいはハードゼラチンカプセル上に〜25g/分の速さで該溶液が噴射される。
典型的にはサイズ0のカプセルに対して、重量増加はカプセル当たり約65mgで
ある。
【0087】 拡張層は、NaCMC(カルボキシメチルセルロースナトリウム、7H4F、
分子量700,000)、メチルセルロース(A4M)、及びNaClを以下に示
すとおりにおよそ25:8:1の割合で含有する懸濁液として形成されるコーテ
ィング溶液から浸透膜コーティングとして形成される:NaCMC(125g)
とメチルセルロース(16g)をエタノール(750g)中に懸濁し、そしてN
aCl(393g)を水(2300g)中に溶解する。該食塩水は、その後一定に
混合しながら該エタノール懸濁液中にゆっくりと添加される。上記の懸濁液は、
その後Hi−coaster中でバリアコーティングされたソフトゲルカプセルあるいは
ハードゼラチンカプセル上に15g/分の速さで噴射される。典型的にはカプセ
ル当たり約350mgの重量増加が適切である。
【0088】 バリア膜を露出するために直径が約150milの大きさを有する浸透膜部分が
、オリフィス部分で取り除かれる。その除去中にその内側膜が確実に損傷しない
ようにするため、プログラム可能な超小型ドリル(例えば、Servo Product C
ompany,Pasadena,Californiaにより発売されるモデル708番)が約150
milの直径の端まで削ることが可能な凹形端を有する円錐ビットと一緒に使用さ
れる。その後半過膜、あるいは速度制御膜のコーティングが以下のとおりに適用
される。
【0089】 酢酸セルロース(Ca−398−10)とプルロニックF108が約4:1(
w/w)の割合でアセトン中に溶解されて4% 固形物(w/v)含有の最終溶
液を作成される。該溶液が、Hi−coaster中で前段階からのカプセル上に約25
g/分の速さで噴射される。最終的な重量増加は、カプセル当たり約85mgであ
る。
【0090】 直径で約35milの大きさを有する出口オリフィスは、直径で約35milの大き
さのエンドミル・ビットを用いた上述のようにプログラム可能な超小型ドリルを
使用してオリフィス部分でゼラチンカプセルの外表面までドリルであけられる。
【0091】 実施例2 前述の方法は、シクロスポリン(25mg)の液状製剤を含有する市販のネオラル
(登録商標)カプセル(Novartis)をコーティングするのに利用される。コーテ
ィングカプセルは、25mgのバリア層(80% CA398/20% ATCB)
、実施例1に記載されている製剤を用いる123mgの浸透層、及び127mgの半
透層(75% CA398/25% プルロニックF−108)で形成される。3
0milのオリフィスが、該剤形の端部にドリルであけられる。USPバス[パドル
アッセイ(パドル速度 50rpm)]および900mg AGF(人工胃液)中で検討
される放出速度をプロファイルする。放出媒体中のシクロスポリン量は、HPL
Cを用いて分析され、放出されたシクロスポリン量は図11に示される。そこで
見られうように、従来の速放性ネオラル(登録商標)カプセルは、実質的に0次
の放出速度で約10時間以上にわたってシクロスポリンを放出する徐放性剤形に
変換された。
【0092】 実施例3 100mgのネオラルシクロスポリンカプセルが、53.5mgのバリア層、41
8mgの浸透層、及び103mgの半透層(すべて比率は実施例2中に記載されてい
るとおり)でコーティングされる。出口オリフィスは35milで、カプセルの端
部の1箇所において複合壁を通ってだいたいゼラチンカプセルの外壁までドリル
であけられる。そのようなカプセルの2例に対しての放出速度アッセイの結果が
図12に示されている。シクロスポリンは約6時間は0次の速度に近い放出速度
で、約7時間以上にわたって該剤形から放出される。
【0093】 実施例4 アセトアミノフェンを250mg含有するソフトゼラチンカプセル(Night−T
ime Softgelsとして発売され、Leiner−Health Products Inc.,Carson,
Californiaにより流通される)がオイドラギットNE 30D:Imwitor(酢酸
グリセロール)(9:1 w/w)から成る48mgのバリア層でコーティングさ
れ、その後、重量比で3:2.9:9.1のヒドロキシエチルセルロース(ナトラ
ソール)、カルボキシメチルセルロースナトリウム、及び塩化ナトリウムから成
る400mgの浸透層が、実施例1に記載されている方法でバリア層の上にコーテ
ィングされる。実施例2に記載されるのと同様の物質と特性を有する60mgの半
透層がその浸透(拡張)層の上にコーティングされる。35milsのオリフィスが
、実施例1に記載されるように、コーティングカプセルの1つの端部において複
合壁を通って該ゼラチンカプセル壁までドリルであけられる。該カプセルからの
アセトアミノフェンの放出は上述のように振盪バス装置内の人工胃液中で検討さ
れた。時間の関数としてのアセトアミノフェンの放出量が本システム5回を平均
して、図13に示されている。
【0094】 実施例5 上述で特定されているような(Night−Time Softgels)アセトアミノフェ
ン250mg含有ソフトゼラチンカプセルが、8:2のw/w比で酢酸セルロース
(CA398−10)とクエン酸アセチルトリブチルの混合物から成る65mgの
バリア膜でコーティングされる。拡張層は、63.3% ポリエチレンオキシド(
Polyox 303)、30% 塩化ナトリウム、5% ヒドロキシプロピルセルロー
ス(HPMC−E5)、1% 赤酸化鉄、及び0.25mgのステアリン酸マグネシ
ウムを含有する成分からなる凹型の錠剤(各350mg)として調製される。その
凹型の錠剤の内側表面は少量の接着剤と接触され、該錠剤は、図14Bに示され
ている様にカプセルの1つの側面に貼り付けられた。その後該複合カプセルは、
酢酸セルロース(CA398−10)とプルロニックF−108(75:25 w
/w)とから成る200mgの半透膜でコーティングされる。35milsの出口オリ
フィスが、該半透壁と該バリア膜とを通って該カプセルの拡張層と対向する1つ
の側面上の該ゼラチンカプセル壁までドリルであけられる。上述のように調製さ
れたカプセルからのアセトアミノフェンの放出が、実施例1に記載されるような
人工胃液中においてUSPバス装置内で検討され、3つのカプセルに対して図1
5に示されている。結果は、実質的に0次の放出プロファイルでおよそ8時間に
わたるアセトアミノフェンの制御放出を実証している。
【0095】 実施例6 上述で特定されているようなアセアミノフェン250mg含有コーティングソフ
トゲルカプセル(Night−Time Softgels)は、打錠された拡張層が図16A
及び16Bで示されるように、バリア層でコーティングされているカプセルのそ
れぞれの端部に接着により付着されることを除いて、実施例5に記載されている
方法で調製された。アセトアミノフェンの放出の結果は、図17に示され、実質
的に0次である約8時間にわたる制御放出を実証している。
【0096】 実施例7 上述で特定されているようなアセアミノフェン250mg含有コーティングソフ
トゲルカプセル(Night−Time Softgels)が、実施例4に記載されるように
バリア層と拡張、浸透層とでコーティングされた。半透膜をコーティングする前
にバリア層を露出するために浸透層の層が取り除かれ、ポリカーボネート接着剤
(ロックタイト3201)が上述の露出されたバリア層のスペースに充填される
。その後、接着剤被覆部分が、10秒間接着剤を硬化させるためにUVランプ(
UVEX JH Technologies Inc.、またはLocite Corporation)からのU
V光に暴露される。35milの穴が、実施例1に記載されるように接着剤/複合
壁を通って該ゼラチンカプセル壁までドリルであけられる。上述のように調製さ
れたカプセルは、長期間、例えば4〜10時間にわたって制御放出様式でアセト
アミノフェンを放出する。
【0097】 実施例8 アセトアミノフェン250mg含有ソフトゼラチンカプセル(Night−Time S
oftgelsとして発売されLeiner−Health Products Inc.,Carson,Califor
niaにより流通される)がオイドラギットNE 30D:Imwitor(酢酸グリセロ
ール)(80:20 w/w)から成る48mgのバリア層でコーティングされ、
その後、重量比で18.8:30.6:50.6のヒドロキシエチルセルロース(
ナトラソール)、カルボキシメチルセルロースナトリウム、及び塩化ナトリウム
から成る270mgの浸透層が、実施例1に記載されている方法でバリア層の上に
コーティングされる。実施例2に記載されるのと同様の物質と特性を有する50
mgの半透層がその浸透(拡張)層の上にコーティングされる。20milsのオリフ
ィスが、実施例1に記載されるように、コーティングカプセルの1つの端部にお
いて複合壁を通って該ゼラチンカプセル壁までドリルであけられる。該カプセル
からのアセトアミノフェンの放出はUSP II方法を利用して人工腸液中で検討
された。放出媒体中のアセトアミノフェンの濃度は、UV検出器を用いてモニタ
ーされた。時間の関数としての放出されるアセトアミノフェン量が本システム3
回を平均して上述を参照した速放性ソフトカプセルの放出データに加えて図18
中に示されている。
【0098】 実施例9 半透膜の組成を除いて実施例8と一致した送達システムが、調製された。本実
施例において、半透膜は、約9:1(w/w)の割合で4%(w/v)固体を含
有する最終溶液にするようアセトンに溶解された酢酸セルロース(CA398−
10)とプルロニックF−108から成る混合物から形成される。その組成物の
51mg量がその後、半透層として浸透(拡張)層の上にコーティングされる。時
間の関数としての放出されるアセトアミノフェン量が本システム3回を平均して
、実施例8を参照した速放性ソフトカプセルの放出データに加えて図18中に示
されている。
【0099】 実施例10 バルプロ酸250mgを含有する数個のデパケン(登録商標)ソフトゼラチンカ
プセル(Abbott Laboratories,Abbott Park,Illinoisにより発売される
)は、半透膜組成が実施例9のように調製されることを除いては、実施例8に記
載される方法でコーティングされる。25mils及び35milsの出口オリフィスが
カプセルの1つの端部にドリルであけられる。当該カプセルが実施例1に記載さ
れるようにUSPバス装置中で検討されると、バルプロ酸は長期間にわたって制
御放出様式で該カプセルから放出される。
【0100】 本発明は、以下に示す性質と特徴を単独であるいは互いの1つまたはそれ以上
の組み合わせで含む。
【0101】 (a)液状活性物質製剤含有ゼラチンカプセル;(b)該カプセルから外側に
向かって順に(i)バリア層、(ii)拡張層、及び(iii)半透層:からなる該
ゼラチンカプセル上に重ね合わされた多層壁;及び(c)該壁を通って形成され
る、あるいは形成可能なオリフィス、から成る剤形;液状活性物質製剤含有ゼラ
チンカプセルからなる剤形で、当該ゼラチンカプセルが、ゼラチンカプセルの外
側表面と接しているバリア層、そのバリア層と接している拡張層、その拡張層を
包含している半透層からなる複合壁、及び該壁中に形成される、あるいは形成可
能な出口オリフィスにより取り囲まれている剤形;該拡張層が、水活性化される
剤形;該拡張層が、浸透層である剤形;該バリア層が、水に対して不透過性であ
る剤形;該バリア層が、ゼラチンカプセル上のコーティングとして形成される剤
形;該バリア層が、ゼラチンカプセル上のコーティングとして形成される剤形;
該半透層が、該浸透層上のコーティングとして形成される剤形;該バリア層が、
該拡張層と出口オリフィスにおける環境との間にシール部を形成している剤形;
液状活性物質製剤含有ゼラチンカプセルを、ゼラチンカプセルの外側表面上にバ
リア層、そのバリア層上に拡張層、及びその拡張層上に半透層を順次形成するこ
とによりゼラチンカプセル上に複合壁を形成することからなる制御放出剤形に変
換する方法;該形成ステップの少なくとも1つがコーティングのステップからな
る方法;出口オリフィスの最終的な径よりも大きな径の大きさを有する開口部を
該壁中に形成し、出口オリフィスが形成され得る物質でその開口部を充填するこ
とを順次することよって、該壁注に出口オリフィスを形成することからなる方法
;液状活性物質製剤含有ゼラチンカプセルからなる制御放出剤形を製造する方法
を含み、その方法は、(1)該ゼラチンカプセルを取り囲むバリア層を形成し;
(2)そのバリア層−ゼラチンカプセルを取り囲む拡張層を形成し;(3)出口
オリフィスが位置されるべき領域の拡張層部分を該領域内におけるバリア層の完
全性に妥協しないで取り除き;(4)ステップ(4)を通じて調製される中間剤
形を取り囲む半透層を形成し;そしてゼラチンカプセルの少なくとも1部分を露
出している当該領域に出口オリフィスを形成すること、からなる方法;液状活性
物質製剤含有ゼラチンカプセルで該ゼラチンカプセルの外側表面と接しているバ
リア層、そのバリア層部分と接している拡張層、少なくともその拡張層を包含し
ている半透層により取り囲まれているゼラチンカプセル、及びゼラチンカプセル
の外側表面から利用環境まで延びて該剤形中に形成される、あるいは形成可能な
出口オリフィスからなる剤形;該拡張層が、1つあるいはそれ以上の不連続な区
画にある剤形;該拡張層が、2つの不連続な区画にあり、別々にカプセルの両端
部に貼り付けられる剤形;該活性物質がアセトアミノフェン、シクロスポリン、
エスクロルビノール、ニフェジピン、エトポシド、ジゴキシン、塩酸ラニチジン
、カルシフェジオール、エトスクシミド、カルシトリオール、パクリタキセル、
バルプロ酸、トレチノイン、イソトレチノイン、インジナビル、ラミブジン、ス
タブジン、メシル酸ネルフィナビル、メシル酸サキナビル、リトナビル、ジドブ
ジン、ジダノシン、ネビラピン、ガンシクロビル、ザルシタビン、フルオキセチ
ン、セルトラリン、パロキセチン、ブプロピオン、ネファゾドン、ミルタズピン
、ミアンセリン、ザナミビル、オランザピン、リスペリドン、フマル酸ケチアピ
ン、ブスピロン、アルプラゾラム、ロラゼパム、クロラゼプ酸2カリウム、クロ
ザピン、スルピリド、アミスルピリド、メチルフェニデート及びペモリン、及び
それらの薬学的に許容される塩及びエステルから選択される剤形;該活性物質が
シクロスポリンを含む剤形;該活性物質がアセトアミノフェンを含む剤形;該活
性物質イソトレチノインを含む剤形該活性物質がバルプロ酸を含む剤形。
【0102】 前述の明細書は、本発明に係る好ましい実施の形態を含んでいるので、本発明
の範囲から逸脱することなく、開示される発明の原則にしたがって様々な変更及
び修正が本明細書中においてなされ得ることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、利用環境まで活性物質を送達する本発明に係る1つの実
施の形態の剤形の全体図である。
【図2】 図2は、有用な活性物質製剤を包含するシール型ゼラチンカプセ
ルを含むシステムの構造を示している図1の剤形の展開図である。
【図3】 図3は、ゼラチンカプセルがバリア層と拡張層とでコーティング
されている製造のある段階における図1の剤形を示す部分展開図である。
【図4】 図4は、半透層でコーティングしているが出口オリフィスの形成
前である図3の剤形の部分展開図である。
【図5】 図5は、以下に続く一連の製造段階における図4の剤形で該剤形
の1つの端部に出口オリフィスが形成された剤形を示す部分展開図である。
【図6】 図6は、該剤形の1つの端部に形成されたプラグシール中に出口
オリフィスが形成される本発明に係る剤形の別の実施の形態の全体図である。
【図7】 図7は、該プラグシールの構造をより詳細に示している図6の剤
形の展開図である。
【図8】 図8A−8Dは、剤形中にプラグ及び出口オリフィスが形成する
1つの方法を示した概略図である。
【図9】 図9は、利用環境においてある時間経過後の該剤形の全体図であ
る。
【図10】 図10は、利用環境においてある時間経過後の該剤形の内部構
造、及び該ゼラチンカプセルと該バリア層が部分的に崩壊される性質を示す該剤
形の展開図である。
【図11】 図11は、実施例2に記載されるような25mgのシクロスポリ
ンを含有する市販のネオラル(登録商標)カプセルから形成された本発明に係る
剤形の実施の形態に係る放出速度プロファイルを示している。
【図12】 図12は、実施例3に記載されるような100mgのシクロスポ
リンを含有する市販のネオラル(登録商標)カプセルから形成された本発明に係
る剤形の実施の形態に係る放出速度プロファイルを示している。
【図13】 図13は、実施例4に記載されるような液状製剤で250mgの
アセトアミノフェンを含有するアセトアミノフェンソフトゼラチンカプセルから
形成された本発明に係る剤形からのアセトアミノフェンの時間に対する放出パー
セントを示している。
【図14】 図14Aおよび14Bは、拡張層がゼラチンカプセルの一方の
側に形成される本発明に係る剤形の別法の実施の形態を示している。
【図15】 図15は、図14で示され、実施例5に記載されるような液状
製剤で250mgのアセトアミノフェンを含有するソフトゼラチンカプセルから形
成されるような本発明に係る剤形の放出速度プロファイルを示している。
【図16】 図16Aおよび16Bは、拡張層がゼラチンカプセルの対向す
る両端部に形成される本発明に係る剤形の更に別の実施の形態を示している。
【図17】 図17は、図16で示され、実施例6に記載されるような液状
製剤で250mgのアセトアミノフェンを含有するソフトゼラチンアセトアミノフ
ェンカプセルから形成されるような本発明に係る剤形の実施の形態の放出速度プ
ロファイルを示している。
【図18】 図18は、図1及び2で示され、実施例8及び9に記載される
ような液状製剤で250mgのアセトアミノフェンを含有するソフトゼラチンアセ
トアミノフェンカプセルから形成されるような本発明に係る剤形の実施の形態の
放出速度プロファイルを、速放性の250mgのアセトアミノフェンカプセルと比
較して示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 パトリック・エス−エル・ウォン アメリカ合衆国94010カリフォルニア州バ ーリンゲイム、バーリンゲイム・アベニュ ー1533番 Fターム(参考) 4C076 AA55 AA60 AA63 AA67 EE42 FF31 GG16 GG37

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)液状活性物質製剤含有ゼラチンカプセル;(b)該カ
    プセルから外側に向かって順に(i)バリア層、(ii)拡張層、及び(iii)半
    透層:からなる、該ゼラチンカプセル上に重ね合わされた多層壁;及び(c)該
    壁を通って形成されるあるいは形成可能なオリフィス、から成る剤形。
  2. 【請求項2】 該拡張層が、水活性化される、請求項1に記載の剤形。
  3. 【請求項3】 該拡張層が、浸透層である、請求項2に記載の剤形。
  4. 【請求項4】 該バリア層が、水に対して不透過性である、請求項1に記載
    の剤形。
  5. 【請求項5】 該バリア層が、ゼラチンカプセルの上のコーティングとして
    形成される、請求項1に記載の剤形。
  6. 【請求項6】 該拡張層が、該バリア層の上にコーティングされる浸透層と
    して形成される、請求項5に記載の剤形。
  7. 【請求項7】 該半透層が、該浸透層の上のコーティングとして形成される
    、請求項6に記載の剤形。
  8. 【請求項8】 液状活性物質製剤含有ゼラチンカプセルを、ゼラチンカプセ
    ルの外側表面の上にバリア層、そのバリア層の上に拡張層、及びその拡張層の上
    に半透層を順次形成することによりゼラチンカプセルの上に複合壁を形成するこ
    とからなる制御放出剤形に変換する方法。
  9. 【請求項9】 該形成ステップの少なくとも1つがコーティングのステップ
    からなる、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 出口オリフィスの最終的な径よりも大きな径の大きさを有
    する開口部を該壁中に形成し、出口オリフィスが形成され得る物質でその開口部
    を充填するということを順次することよって、該壁中に出口オリフィスを形成す
    ることからなる、請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 液状活性物質製剤含有ゼラチンカプセルからなる制御放出
    剤形を製造する方法を含み、その方法は、(1)該ゼラチンカプセルを取り囲む
    バリア層を形成し;(2)そのバリア層−ゼラチンカプセルを取り囲む拡張層を
    形成し;(3)出口オリフィスが位置されるべき領域の拡張層部分を該領域内に
    おけるバリア層の完全性に妥協しないで取り除き;(4)ステップ(4)を通じ
    て調製される中間剤形を取り囲む半透層を形成し;そしてゼラチンカプセルの少
    なくとも1部分を露出している当該領域に出口オリフィスを形成すること、から
    なる方法。
  12. 【請求項12】 該バリア層が、該拡張層と出口オリフィスにおける環境と
    の間にシール部を形成している、請求項1に記載の剤形。
  13. 【請求項13】 液状活性物質製剤含有ゼラチンカプセルで該ゼラチンカプ
    セルの外側表面と接しているバリア層、そのバリア層部分と接している拡張層、
    少なくともその拡張層を包含している半透層により取り囲まれているゼラチンカ
    プセル、及びゼラチンカプセルの外側表面から利用環境まで延びて該剤形中に形
    成される、あるいは形成可能な出口オリフィスからなる剤形。
  14. 【請求項14】 該拡張層が、1つあるいはそれ以上の不連続な区画にある
    、請求項13に記載の剤形。
  15. 【請求項15】 拡張層が、2つの不連続な区画にあり、別々にカプセルの
    両端部に貼り付けられる、請求項13に記載の剤形。
  16. 【請求項16】 該活性物質がアセトアミノフェン、シクロスポリン、エス
    クロルビノール、ニフェジピン、エトポシド、ジゴキシン、塩酸ラニチジン、カ
    ルシフェジオール、エトスクシミド、カルシトリオール、パクリタキセル、バル
    プロ酸、トレチノイン、イソトレチノイン、インジナビル、ラミブジン、スタブ
    ジン、メシル酸ネルフィナビル、メシル酸サキナビル、リトナビル、ジドブジン
    、ジダノシン、ネビラピン、ガンシクロビル、ザルシタビン、フルオエキセチン
    、セルトラリン、パロキセチン、ブプロピオン、ネファゾドン、ミルタズピン、
    ミアンセリン、ザナミビル、オランザピン、リスペリドン、フマル酸ケチアピン
    、ブスピロン、アルプラゾラム、ロラゼパム、クロラゼプ酸2カリウム、クロザ
    ピン、スルピリド、アミスルピリド、メチルフェニデート及びペモリン、及びそ
    れらの薬学的に許容される塩及びエステルからなるグループから選択される、請
    求項1に記載の剤形。
  17. 【請求項17】 該活性物質がシクロスポリンを含む、請求項1に記載の剤
    形。
  18. 【請求項18】 該活性物質がアセトアミノフェンを含む、請求項1に記載
    の剤形。
  19. 【請求項19】 該活性物質イソトレチノインを含む、請求項1に記載の剤
    形。
  20. 【請求項20】 該活性物質がバルプロ酸を含む、請求項1に記載の剤形。
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