JP2002518177A - ポンプ圧送可能物質の流れを調整する方法および装置 - Google Patents

ポンプ圧送可能物質の流れを調整する方法および装置

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JP2002518177A JP2000554231A JP2000554231A JP2002518177A JP 2002518177 A JP2002518177 A JP 2002518177A JP 2000554231 A JP2000554231 A JP 2000554231A JP 2000554231 A JP2000554231 A JP 2000554231A JP 2002518177 A JP2002518177 A JP 2002518177A
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オリヴィア エル ジュニア トレモーレット
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フロー インターナショナル コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 ポンプ圧送可能物質を圧力加工する装置および方法。一実施形態によれば、本発明の装置は、ポンプ圧送可能物質を受け入れる入口ポートと、ポンプ圧送可能物質を取り出す出口ポートとを備えた圧力容器を有している。入口ポートおよび出口ポートは、可動内部弁によりシールされる。各弁は、弁に配置された２つのシール間に位置するパージングゾーンに終端するパージング流体チャンネルを有している。パージング流体はチャンネルを通してパージングゾーンにポンピングされ、ポンプ圧送可能物質の加圧された部分と、未加圧部分または部分的にのみ加圧された部分との間に流体バリヤを形成する。パージング流体はまた、パージングゾーンを殺菌しかつ未加圧または加圧不足のポンプ圧送可能物質をパージングゾーンから除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 （技術分野） 本発明は、ポンプ圧送可能物質例えば食品物質等を圧力加工する方法および装
置に関する。
【０００２】 （背景技術） 液体食品のような流動物質は、超高圧に曝されて処理される。例えば、液体食
品は、超高圧に曝された後に、保存されるか、さもなくば化学的または物理的に
変質される。慣用の一プロセスでは、食品は圧力容器内に装填され、ここで、選
択された時間、選択された圧力に加圧され、所望の物理的または化学的変化を達
成する。次に、容器が減圧され、内容物が取り出される。次に、圧力容器には新
しい未加工物質が再装填され、プロセスが反復される。
【０００３】 現在のシステムは所望の結果が得られるが、製品の汚染の問題が生じている。
或る用途、特に、食品物質の圧力加工を含む用途では、汚染は重要な問題である
。汚染は、食品物質と外部環境との接触から、または圧力加工された食品が未加
工食品に曝されることから潜在的に生じるものである。
【０００４】 （発明の開示） 本発明は、食品物質のようなポンプ圧送可能物質を圧力加工する方法および装
置に関する。一実施形態では、装置は、内面と、該内面を通る少なくとも１つの
ポートとを備えた圧力容器を有している。装置は更に、ポートの近くに配置され
かつ開位置と閉位置との間でポートに対して移動できる弁本体を有している。弁
本体は、該弁本体が閉位置にあるときにポートをシールしかつポンプ圧送可能物
質がポートを通って移動することを制限する少なくとも１つのシール面を有して
いる。弁本体にはまた、パージング流体源に連結されるチャンネルを設けること
ができる。パージング流体は、チャンネルを通して、弁本体に隣接して配置され
たパージングゾーン内に導くことができる。この構成により、パージング流体は
、さもなくば完全に加圧されたポンプ圧送可能物質を汚染することがある未加圧
または加圧不足のポンプ圧送可能物質をパージングゾーンからパージ（一掃）す
ることができる。
【０００５】 一実施形態では、パージングゾーンは、弁本体上の２つのシールによりその一
部が形成される。一方のシールはポートの内面に当接し、他方のシールは、ポー
トより外方の圧力容器の表面に当接できる。両シールは、パージングゾーンを隔
絶するОリングまたは他の可撓性シーリング部品で形成できる。
【０００６】 他の実施形態では、パージング流体に殺菌特性（sanitizing properties）を
もたせ、これによりパージング領域を殺菌するように構成できる。更に別の実施
形態では、パージング流体が、弁本体を開位置と閉位置との間で前後に駆動する
ように構成できる。
【０００７】 （発明を実施するための最良の形態） 本発明は、食品のようなポンプ圧送可能物質を圧力加工する方法および装置に
関する。この実施形態の完全な理解を可能にするため、本発明の或る実施形態の
詳細を以下に説明しかつ図１〜図３に示す。しかしながら、当業者ならば、本発
明は他の実施形態に構成でき、かつ以下に詳細に説明する幾つかの細部を用いる
ことなく実施できることが理解されよう。
【０００８】 本発明の一実施形態による圧力加工装置は圧力容器を有し、該圧力容器は、こ
の中にポンプ圧送可能物質を導入すべく開くことができる内方入口弁を備えてい
る。入口弁は次に閉じられ、ポンプ圧送可能物質が、超高圧流体により駆動され
るピストンにより圧縮される。ポンプ圧送可能物質が加圧された後、内方出口弁
が開いて、圧縮されたポンプ圧送可能物質が取り出される。入口弁および出口弁
にはパージング流体が供給され、該パージング流体は、加圧されたポンプ圧送可
能物質と未加圧のポンプ圧送可能物質との間に流体バリヤを形成することにより
、加圧されたポンプ圧送可能物質が汚染される傾向を低減させることができる。
【０００９】 図１は圧力加工装置１０を示す部分側断面図であり、圧力加工装置１０は、高
い内部圧力に耐えることができる内面１４を備えた圧力容器１５を有している。
圧力容器１５は開端形シリンダ１２を有し、該シリンダ１２は、その一端にポン
プ圧送可能物質弁３０を有し、反対側の端部に高圧弁７０を有している。圧力容
器１５が高い内部圧力を受けたとき、ヨーク１１がポンプ圧送可能物質弁３０お
よび高圧弁７０を所定位置に固定する。ポンプ圧送可能物質弁３０は２つのポー
ト３１を有し、該ポート３１は、圧力容器１５内に未加圧のポンプ圧送可能物質
を導入する入口ポート３１ａおよびポンプ圧送可能物質が加圧された後に圧力容
器１５からポンプ圧送可能物質を排出する出口ポート３１ｂとして図１に示され
ている。各ポート３１は、弁本体４０（入口弁本体４０ａおよび出口弁本体４０
ｂとして示されている）によりシールおよびシール解除される。ポンプ圧送可能
物質は、超高圧流体により圧力容器１５内で軸線方向に移動するように駆動され
るピストン１３により加圧される。超高圧流体は、高圧弁７０の高圧導管７１を
通して圧力容器１５に供給される。超高圧流体は、圧力容器１５内の圧力が充分
に低くなって低圧ポート７２が開くことができるようになるまで、最初に、高圧
導管７１を通って圧力容器１５から除去される。ひとたび低圧ポート７２が開か
れたならば、残余の超高圧流体を、低圧ポート７２を通るより高い流量で圧力容
器１５から排出させることができる。
【００１０】 図２は、図１に示したポンプ圧送可能物質弁３０およびシリンダ１２の一部を
示す詳細部分側断面図である。図２に示すように、ポンプ圧送可能物質弁３０は
、入口ポート３１ａに流体連通している入口カップリング３３ａと、出口ポート
３１ｂに流体連通している出口カップリング３３ｂとを有している。入口カップ
リング３３ａはポンプ圧送可能物質を圧力容器１５に供給するため、ポンプ圧送
可能物質の供給源（図示せず）に連結される。出口カップリング３３ｂは、ポン
プ圧送可能物質が加工された後に、該ポンプ圧送可能物質を包装するための容器
または包装装置に連結される。
【００１１】 前述のように、入口ポート３１ａおよび出口ポート３１ｂを通るポンプ圧送可
能物質の流れは、それぞれ、入口弁本体４０ａおよび出口弁本体４０ｂにより制
御される。各弁本体４０は、弁茎５０を介して、弁本体４０を開位置（図２に示
す出口弁本体４０ｂの位置）と閉位置（図２に示す入口弁本体４０ａの位置）と
の間で軸線方向に駆動する弁ピストン５２に連結されている。従って、各弁ピス
トン５２は、開ポート５４に隣接する前面５５と、閉ポート５３に隣接する後面
５６とを有している。加圧流体が開ポート５４を通って押し込まれると、加圧流
体は弁ピストン５２の前面５５に作用し、弁本体４０をその開位置へと軸線方向
に駆動する。加圧流体が閉ポート５３を通って押し込まれると、加圧流体は弁ピ
ストン５２の後面５６に作用し、弁本体４０をその閉位置へと軸線方向に駆動す
る。
【００１２】 各弁本体４０は、該弁本体４０が閉位置にあるときに対応ポート３１の外部に
留まる外方部分４１と、弁本体４０が閉位置にあるときにポート３１内に配置さ
れる内方部分４２とを有している。各弁本体４０はまた、該弁本体４０が閉位置
にあるときに、ポンプ圧送可能物質が弁本体４０を通って移動することを制限す
る１つ以上のシールを有している。例えば、弁本体４０は、外方部分４１の周囲
に配置された可撓性シール４３を有している。可撓性シール４３は、対応ポート
３１に隣接するポンプ圧送可能物質弁３０の内面１４ａに当接してこれをシール
するように、リップ４４により所定位置に保持されている。弁本体４０はまた、
内方部分４２の周囲に配置されたОリング４５を有し、該Оリング４５はポート
３１の内面３２に当接してこれをシールする。
【００１３】 ２つのシール（例えば可撓性シール４３およびОリング４５）を備えた弁本体
４０の長所は、弁本体が閉位置にあるときに、これらのシールがポンプ圧送可能
物質が弁本体を通る傾向を低減させることである。例えば、これらの２つのシー
ルは、出口弁本体４０ｂが閉位置にありかつポンプ圧送可能物質が加圧されると
きに、ポンプ圧送可能物質が出口弁本体４０ｂを通って逃散し、出口ポート３１
ｂに流入する傾向を低減させる。このような状態は好ましくない。なぜならば、
逃散するポンプ圧送可能物質は完全に圧力加工されず、従って、その後に開いた
出口ポート３１ｂを通る、完全に加工された物質を汚染してしまうからである。
また、入口弁本体４０ａの２つのシールは、該入口弁本体４０ａが閉位置にあり
かつ出口弁本体４０ｂが開位置にあるときに、未加圧のポンプ圧送可能物質が、
加圧されることなく、入口ポート３１ａを通って直接出口ポート３１ｂに流れて
しまうことを防止する。
【００１４】 弁本体４０はまたパージングゾーン６０を有し、該パージングゾーン６０は、
完全に加工されたポンプ圧送可能物質が、未加工または加工不足のポンプ圧送可
能物質により汚染されてしまう傾向を更に低減させる。図２に示すように、パー
ジングゾーン６０は、Оリング４５と可撓性シール４３との間に配置できる。パ
ージングゾーン６０は更に、弁本体４０の内方部分４２およびポート３１の内面
３２により境界が定められる。パージング流体は、パージングゾーン６０に隣接
して弁本体４０に設けられた１つ以上のオリフィス５８を通ってパージングゾー
ン６０に流入できる。オリフィス５８は、弁茎５０内の通路５１を介して、パー
ジング流体供給源に連結される。一実施形態では、パージング流体は、弁ピスト
ン５２の駆動に使用される流体と同じ流体にすることができる。従って、パージ
ング流体は、弁本体４０が閉位置にあるときに、通路入口５７を通って通路５１
に流入し、弁茎５０を通ってパージングゾーン６０へと流れることができる。弁
本体４０が開位置にあるとき、弁ピストン５２は通路入口５７を閉塞し、これに
より、パージング流体が通路５１に流入すること、従ってパージング流入が圧力
容器１５内に自由に流入することを防止する。
【００１５】 パージングゾーン６０にある間、パージング流体は、可撓性シール４３および
／またはОリング４５を通って逃散することによりパージングゾーンに流入する
ことがある未加工または加工不足のポンプ圧送可能物質の粒子を捕捉できる。従
って、パージングゾーン６０は、完全に加工されたポンプ圧送可能物質を収容す
る領域と、未加工または一部のみが加工されたポンプ圧送可能物質を収容する領
域との間に流体バリヤを形成する。また、入口弁本体４０ａを包囲するパージン
グゾーン６０は、ポンプ圧送可能物質を圧力容器１５から取り出すべく出口弁本
体４０ｂが開かれているときに、未加工のポンプ圧送可能物質が入口弁本体４０
ａおよび出口ポート３１ｂを通って流出することを防止する。
【００１６】 パージング流体は、出口チャンネル６１を通って流出でき、未加圧または加圧
不足のポンプ圧送可能物質を対応ポート３１から運び出す。出口チャンネル６１
には、パージングゾーンの圧力が低下したときにパージング流体がパージングゾ
ーン６０に再流入することを防止する逆止弁６２を設けることができる。例えば
、逆止弁６２は、出口チャンネル６１から離れるように直径方向に拡大してパー
ジング流体を逃散させ、かつ出口チャンネル６１上に収縮してパージングゾーン
６０が再流入することを防止できる可撓性エラストマリングで構成できる。逃散
するパージング流体は環状部６４内に流入し、逃し弁６３を通って圧力容器１５
から流出できる。逃し弁６３は、環状部６４内の圧力を、パージング流体の逃散
を可能にする充分に低い圧力で、かつポンプ圧送可能物質がシリンダ１２とポン
プ圧送可能物質弁３０との間で圧力容器１５から流出することを防止する充分に
高い圧力に維持するように調節される。
【００１７】 パージング流体は、弁本体４０を前後に駆動できかつポンプ圧送可能物質をパ
ージングゾーン６０からパージできる任意の適当な流体で構成できる。一実施形
態では、パージング流体には、該流体がパージングゾーン６０を通るときにパー
ジングゾーン６０に隣接するを浄化および／または殺菌するヨウ素を含むコンパ
ウンドを含有させることができる。或いは、パージング流体は、ポンプ圧送可能
物質の特性に悪影響を与えることなくパージングゾーン６０を浄化する任意の物
質を含有するものを選択できる。従って、パージング流体は、完全に圧力加工さ
れたポンプ圧送可能物質が、加圧不足または未加圧のポンプ圧送可能物質により
汚染される傾向を更に低減できる。また、パージング流体は、ポンプ圧送可能物
質に含まれることがある粒子が、弁本体４０とポート３１との間の領域であって
、粒子が弁本体４０の完全閉鎖を妨げる虞れのある領域に留まる傾向を低減でき
る。
【００１８】 図３は、図１に示した高圧弁７０および高圧導管７１の詳細部分側断面図であ
る。高圧導管７１は、圧力容器１５内でピストン１３を駆動する超高圧流体源に
連結される。超高圧流体は、Flow International Corp.（Kent、ワシントン州）
から市販されているモデルNo. 25X等の装置で供給できる。このような装置は５
５，０００psiまでの圧力を発生できるが、当該圧力が、ポンプ圧送可能物質に
所望の効果をもたらすのに充分な圧力であれば、これより高いまたは低い圧力で
使用するのにも適している。
【００１９】 超高圧流体は、該圧力容器がポンプ圧送可能物質で充満されると、低圧ポート
７２を通って圧力容器１５から排出される。低圧ポート７２は、図２に示した入
口弁本体４０ａおよび出口弁本体４０ｂに関して前述したのと同じ態様で、低圧
弁本体４０ｃにより開閉される。一実施形態では、図３に示す低圧弁本体４０ｃ
、弁茎５０、弁ピストン５２は、部品の共通化を図るため図２に示した弁本体、
弁茎および弁ピストンと同一に構成されている。しかしながら、低圧ポート７２
はポンプ圧送可能物質に曝されることがないので、高圧弁７０にはパージングゾ
ーン６０（図２）または出口チャンネル６１（図２）を設ける必要はない。
【００２０】 図３に示すように、高圧弁７０はシリンダ１２の内面１４ｂにシール態様で連
結され、高圧弁７０をシールするシーリングフランジ６５を有している。シーリ
ングフランジ６５は、内面１４ｂおよびフランジ６５の両方にシール態様で係合
するОリング６７を収容すべく、内面１４ｂから間隔を隔てている。高圧弁７０
はまた、Оリングに隣接する弾性シール６８と、該弾性シール６８に隣接する押
出し防止リング６９とを有し、これらの両者は、シーリングフランジ６５の後面
に対して座合される。弾性シール６８は超高分子量ポリエチレンのようなポリマ
ーで形成し、押出し防止リング６９は青銅のような金属で形成できる。シーリン
グフランジ６５の後面７３は傾斜させ、これにより、弾性シール６８が、後方す
なわち矢印Ａで示す方向に押されたとき（例えば、圧力容器１５が加圧されたと
き）に、弾性シール６８が押出し防止リング６９をシリンダ１２に向けて外方に
押圧し、弾性シール６８が、高圧弁７０とシリンダ１２との間に生じることがあ
る小さいギャップ内に押し出されることが防止される。この構成は、弾性シール
６８の摩耗を低減させるため有効である。シリンダ１２に対してポンプ圧送可能
物質弁３０（図２）をシールするのに、同様な構成を使用できる。
【００２１】 装置１０の一実施形態の作動は、図１および図２を参照することにより最も良
く理解されよう。図２から説明を始めると、出口弁本体４０ｂは、対応閉ポート
５３からパージング流体を供給することにより閉じられる。パージング流体は、
対応弁ピストン５２の後面５５に対して作用し、出口弁本体４０ｂを出口ポート
３１ｂ内に引き込む。Оリング４５はポート３１の内面３２に当接してこれをシ
ールし、可撓性シール４３はポンプ圧送可能物質弁３０の内面１４ａに当接して
これをシールする。パージング流体は、対応パージング流体通路５１を通って出
口弁本体４０ｂのパージングゾーン６０に流入し、かつ対応出口チャンネル６１
を通ってパージングゾーン６０から流出する。パージング流体は、出口弁本体４
０ｂが閉位置にある限り流れ続ける。次に、入口弁本体４０ａが、これに対応開
ポート５４にパージング流体を供給することによりその開位置へと移動される。
パージング流体は、対応弁ピストン５２の前面５５に作用して、入口弁本体４０
ａを開位置に駆動する。
【００２２】 ここで図１に示すように、低圧弁本体４０ｃは、入口弁本体４０ａに関連して
説明したのと同じ態様で、その開位置へと移動されている。次に、ポンプ圧送可
能物質が入口ポート３１ａを通って圧力容器１５内に導入され、ピストン１３を
高圧弁７０に向けて移動させる。これにより、ピストン１３と高圧弁７０との間
にある残留高圧流体が、低圧ポート７２を通って押し出される。次に、低圧弁４
０ｃおよび入口弁本体４０ａが閉じられ、超高圧流体が高圧導管７１を通って圧
力容器１５内に導入される。超高圧流体は、ピストン１３をポンプ圧送可能物質
弁３０に向けて押しやり、圧力容器１５内でポンプ圧送可能物質を圧縮する。所
望圧力が得られたならば、超高圧流体の供給が停止され、ポンプ圧送可能物質は
、選択された時間の間高い圧力に維持される。選択された時間が経過したならば
、最初に、超高圧流体を高圧導管７１を通して圧力容器１５から流出させること
により圧力容器１５内の圧力が低下される。次に、弁本体４０ｂ、４０ｃが開か
れ、かつ低圧流体が低圧ポート７２から供給されて、ピストン１３を出口弁本体
４０ｂに向けて移動させ、ポンプ圧送可能物質を出口ポート３１ｂを通して圧力
容器１５から取り出す。このサイクルは、新しい量のポンプ圧送可能物質につい
て反復させることができる。
【００２３】 図１〜図３に示す装置１０の一実施形態の１つの長所は、圧力加工されたポン
プ圧送可能物質が未加圧または加圧不足のポンプ圧送可能物質により汚染される
傾向を、各弁本体４０の複数のシールが低減できることにある。他の長所は、２
つのシールが、完全に加圧されたポンプ圧送可能物質と未加圧のポンプ圧送可能
物質との間にパージングゾーン６０を形成することである。パージング流体はパ
ージングゾーン６０に通されて、パージングゾーンから加圧不足のポンプ圧送可
能物質を除去し、加圧されたポンプ圧送可能物質と未加圧または加圧不足のポン
プ圧送可能物質との間に流体バリヤを形成する。また、パージング流体は、パー
ジングゾーン内の装置の表面を殺菌して衛生的にすることができる。パージング
機能および殺菌機能は、装置が加圧されている間に、圧力容器１５の内部にアク
セスすることなく達成できる。
【００２４】 図１〜図３に示す装置の更に別の長所は、シリンダ１２と弁３０、７０との間
のシール６８に、これらの弁の傾斜面に隣接して配置された押出し防止リング６
９が設けられていることである。押出し防止リング６９は、圧力を受けて外方に
移動して、シールの摩耗を低減させ、かつシリンダ１２と弁３０、７０との間に
生じる漏洩の傾向を低減させる。
【００２５】 以上から、本発明の特定実施形態を例示の目的で説明したが、本発明の精神お
よび範囲から逸脱することなく種々の変更が可能であることが理解されよう。例
えば、可撓性シール４３およびОリング４５は、これらが、加圧されたポンプ圧
送可能物質と未加圧または加圧不足のポンプ圧送可能物質との間にパージングゾ
ーン６０を形成するものである限り、弁本体４０上の異なる位置に配置できる。
或いは、加圧されたポンプ圧送可能物質を隔絶するには、（パージング流体を用
いることなく）２つのシールだけでも充分である。パージング流体を使用する場
合には、パージング流体は、図１〜図３に示すように、パージング流体はベンチ
ュリ０を介してパージングゾーン６０に供給するか、或いはポート３１の内面３
２を通して直接供給することができる。更に別の実施形態では、ピストン１３は
、ポンプ圧送可能物質を加圧しかつ高圧流体からポンプ圧送可能物質を隔絶すべ
く圧力容器１５内で拡大および収縮する他の加圧手段、例えば空気袋またはベロ
ーズに置換できる。従って本発明は、特許請求の範囲の記載を除き、制限を受け
るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施形態によるポンプ圧送可能物質弁および高圧弁を備えた装置の
一部を破断した側断面図である。
【図２】 図１に示したポンプ圧送可能物質弁の詳細な側断面図である。
【図３】 図１に示した高圧弁の詳細な側断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，Ｅ Ａ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，Ｍ Ｘ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ Ｆターム(参考） 4B021 LA42 LP07 LT03 4E090 AB01 BA01 CA06 CA07 DB06 HA10

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 圧力容器を有し、該圧力容器が、内面と、該内面を通る、ポ
    ンプ圧送可能な食品物質の源に連結できるポンプ圧送可能物質入口ポートと、ポ
    ンプ圧送可能物質出口ポートと、超高圧流体の源に連結できる流体入口ポートと
    、流体出口ポートとからなる複数のポートとを備えており、 前記ポートのうちの１つのポートに配置されかつ開位置と閉位置との間でポー
    トに対して移動できる少なくとも１つの弁本体を有し、該弁本体は、弁本体が閉
    位置にあるときにポートに隣接する圧力容器の内面とシール態様で係合する第１
    シールと、弁本体が閉位置にあるときにポートの内面とシール態様で係合する第
    ２シールとを有し、第１シールは、弁本体が開位置にあるときに圧力容器の内面
    から離脱し、第２シールは、弁本体が開位置にあるときにポートの内方から離脱
    し、 ポンプ圧送可能物質入口ポートと流体入口ポートとの間で圧力容器内に配置さ
    れた加圧手段を更に有し、該加圧手段は、超高圧流体が流体入口ポートを通って
    導入されたときに、ポンプ圧送可能物質を超高圧流体から分離しかつポンプ圧送
    可能物質を加圧することを特徴とするポンプ圧送可能物質を圧力加工する装置。
  2. 【請求項２】 前記圧力容器は、開端部を備えた円筒状部分と、開端部内に
    シール態様で配置されたポンプ圧送可能物質弁とを有し、圧力容器の内方壁は、
    円筒状部分の内方壁およびポンプ圧送可能物質弁の内方壁を有し、前記１つのポ
    ートはポンプ圧送可能物質弁の内方壁を通って延びていることを特徴とする請求
    項１記載の装置。
  3. 【請求項３】 前記ポンプ圧送可能物質弁は、円筒状部分の内方壁から環状
    に間隔を隔てた軸線方向に延びるシール面を有し、ポンプ圧送可能物質弁は更に
    、円筒状部分のシール面と内方壁との間の傾斜面を備え、該傾斜面はシール面に
    対して鈍角に配置されており、 ポンプ圧送可能物質弁のシール面と円筒状部分の内方壁との間の弁シールと、 該弁シールと、傾斜面に隣接する円筒状部分の内方壁との間のリングとを更に
    有し、該リングは、弁シールが軸線方向の圧力をリングに加えるときに円筒状部
    分の内方壁と係合することを特徴とする請求項２記載の装置。
  4. 【請求項４】 前記加圧手段は、流体入口ポートとポンプ圧送可能物質入口
    ポートとの間で圧力容器の内方壁とシール態様で係合しかつ前記２つの入口ポー
    ト間で圧力容器内で移動できるピストンを有することを特徴とする請求項１記載
    の装置。
  5. 【請求項５】 前記弁本体はポートに隣接する圧力容器の内面に対面する第
    １部分を有し、前記第１シールは第１部分に取り付けられた弾性材料からなり、
    該弾性材料は、第１部分と圧力容器の内面との間にあって、弁本体が閉位置にあ
    るときにポートに隣接する圧力容器の内面とシール態様で係合することを特徴と
    する請求項１記載の装置。
  6. 【請求項６】 前記弁本体は、第１部分に対して全体的に横方向を向いてお
    りかつポートの軸線と整合する第２部分を有し、該第２部分は、弁本体が閉位置
    にあるときにポートに受け入れられ、前記第２シールは、第２部分の回りに配置
    されかつ弁本体が閉位置にあるときにポートの内面とシール態様で係合するОリ
    ングを有していることを特徴とする請求項５記載の装置。
  7. 【請求項７】 前記弁本体に連結された弁ピストンを更に有し、該弁ピスト
    ンは第１面と、該第１面とは反対方向を向いた第２面とを備え、第１面は加圧流
    体源と流体連通していて弁本体を開位置に移動させ、第２面は加圧流体源と流体
    連通していて弁本体を閉位置に移動させることを特徴とする請求項１記載の装置
    。
  8. 【請求項８】 前記弁本体は、これを貫通して延びかつ互いに間隔を隔てて
    配置された第１および第２開口を備えたチャンネルを有し、第１開口が殺菌流体
    源に連結されていて、第２開口に隣接する弁本体の領域に殺菌流体を供給するこ
    とを特徴とする請求項７記載の装置。
  9. 【請求項９】 内面および該内面を通る少なくとも１つのポートを備えた圧
    力容器と、 ポート内に配置されかつ開位置と閉位置との間でポートに対して移動できる弁
    本体とを有し、該弁本体は、弁本体が閉位置にあるときにポートに隣接する圧力
    容器の内面に対面するシール面を備え、 シール面に取り付けられた可撓性シールを有し、該可撓性シールは、弁本体が
    閉位置にあるときにポートに隣接する圧力容器の内面と係合し、かつ弁本体が開
    位置にあるときにポートから間隔を隔てられ、 ポートの近くで圧力容器内面に配置され、ポンプ圧送可能物質が圧力容器内面
    に導入されるとポンプ圧送可能物質を加圧する加圧手段を更に有することを特徴
    とするポンプ圧送可能物質を圧力加工する装置。
  10. 【請求項１０】 前記圧力容器が、開端部を備えた円筒状部分と、開端部内
    に配置されたポンプ圧送可能物質弁とを有し、圧力容器の内面は、円筒状部分の
    内方壁およびポンプ圧送可能物質弁の内方壁を備え、前記１つのポートはポンプ
    圧送可能物質弁の内面を通って延びていることを特徴とする請求項９記載の装置
    。
  11. 【請求項１１】 前記可撓性シールは、シール面の周囲でシール面からポー
    トに向かって延びていることを特徴とする請求項９記載の装置。
  12. 【請求項１２】 前記弁本体は、可撓性シールと係合して、該可撓性シール
    が弁本体から離れる方向に移動することを少なくとも制限することを特徴とする
    請求項９記載の装置。
  13. 【請求項１３】 内面および該内面を通る少なくとも１つのポートを備えた
    圧力容器と、 ポート内に配置されかつ開位置と閉位置との間でポートに対して移動できる弁
    本体とを有し、該弁本体は、弁本体が閉位置にあるときにポートをシールしかつ
    ポートを通るポンプ圧送可能物質の移動を少なくとも制限する少なくとも１つの
    シール面を備え、弁本体はチャンネルを有し、該チャンネルは、パージング流体
    源に連結される第１開口と、ポートの近くに配置された、パージング流体を弁本
    体に隣接するパージングゾーンに導く第２開口とを備えていることを特徴とする
    ポンプ圧送可能物質を圧力加工する装置。
  14. 【請求項１４】 前記圧力容器は、開端部を備えた円筒状部分と、開端部内
    面に配置されたポンプ圧送可能物質弁とを有し、圧力容器の内面は円筒状部分の
    内方壁およびポンプ圧送可能物質弁本体の内方壁を備え、前記１つのポートはポ
    ンプ圧送可能物質弁本体の内方壁を通って延びていることを特徴とする請求項１
    ３記載の装置。
  15. 【請求項１５】 前記弁本体は、圧力容器の内面およびポートの内面の少な
    くとも一方の内面と係合する、互いに間隔を隔てて配置された第１および第２シ
    ールを有し、弁本体の第１開口は両シール間に配置され、弁本体はパージングゾ
    ーンの少なくとも１つの内面から間隔を隔てており、圧力容器は、パージングゾ
    ーンからパージング流体を除去するためのパージングゾーンと流体連通する流体
    出口チャンネルを有していることを特徴とする請求項１３記載の装置。
  16. 【請求項１６】 前記出口チャンネルは逆止弁に連結されており、該逆止弁
    は、逆止弁が出口チャンネルをシールして、出口チャンネルを通るパージング流
    体の移動を少なくとも制限する開位置と、逆止弁が出口チャンネルを開いて、パ
    ージング流体が出口チャンネルを通り得るようにする開位置との間で出口チャン
    ネルに対して移動できることを特徴とする請求項１５記載の装置。
  17. 【請求項１７】 前記圧力容器は、開端部を備えた円筒状部分と、開端部内
    に配置された対応円筒状壁を備えたポンプ圧送可能物質弁とを有し、前記１つの
    ポートがポンプ圧送可能物質弁の円筒状壁を通って延び、出口チャンネルはポン
    プ圧送可能物質弁の円筒状壁を通って延び、逆止弁はポンプ圧送可能物質弁の円
    筒状壁の周囲でかつ出口チャンネルの開口上に配置された弾性可撓性リングを有
    していることを特徴とする請求項１６記載の装置。
  18. 【請求項１８】 前記圧力容器は内部空間を有し、ポンプ圧送可能物質の源
    と容器の内部空間との間にはパージングゾーンが配置されていることを特徴とす
    る請求項１３記載の装置。
  19. 【請求項１９】 前記弁本体に連結されかつ対向する第１および第２面を備
    えた弁ピストンを更に有し、第１面は、弁本体を開位置に移動させるべくパージ
    ング流体源と流体連通しており、第２面は弁本体を閉位置に移動させるべくパー
    ジング流体源と流体連通していることを特徴とする請求項１３記載の装置。
  20. 【請求項２０】 前記弁本体と弁ピストンとの間の部分を通って軸線方向に
    延びている弁茎を更に有し、前記チャンネルが弁茎を通って延びていることを特
    徴とする請求項１９記載の装置。
  21. 【請求項２１】 パージング流体を更に有し、該パージング流体は、弁本体
    およびポートの少なくとも一部を殺菌する流体が選択されることを特徴とする請
    求項１３記載の装置。
  22. 【請求項２２】 前記パージング流体はヨウ素を含有していることを特徴と
    する請求項２１記載の装置。
  23. 【請求項２３】 内面および該内面を通る少なくとも１つのポートを備えた
    圧力容器と、 ポートの近くに配置されかつ開位置と閉位置との間でポートに対して移動でき
    る弁本体とを有し、該弁本体は、弁本体が閉位置にあるときにポートをシールし
    かつポートを通るポンプ圧送可能物質の移動を少なくとも制限する少なくとも１
    つのシール面を備え、弁本体はチャンネルを有し、該チャンネルは、パージング
    流体源に連結される第１開口と、ポートの近くに配置された、パージング流体を
    弁本体に隣接する領域に導く第２開口とを備えていることを特徴とするポンプ圧
    送可能物質を圧力加工する装置。
  24. 【請求項２４】 前記弁本体はポート内に延びていることを特徴とする請求
    項２３記載の装置。
  25. 【請求項２５】 前記弁本体に連結されかつ対向する第１および第２面を備
    えた弁ピストンを更に有し、第１面は、弁本体を開位置に移動させるべくパージ
    ング流体源と流体連通しており、第２面は弁本体を閉位置に移動させるべくパー
    ジング流体源と流体連通していることを特徴とする請求項２４記載の装置。
  26. 【請求項２６】 ポンプ圧送可能物質を圧力容器内に導入する段階と、 弁本体を少なくともポートの近くに位置決めし、弁本体の第１シールをポート
    の内面にシール態様で係合させ、かつ弁本体の第２シールをポートに近い圧力容
    器の内面にシール態様で係合させることにより圧力容器のポートをシールする段
    階と、 圧力容器内でポンプ圧送可能物質を加圧する段階と、 ポンプ圧送可能物質を圧力容器から取り出す段階とを有することを特徴とする
    ポンプ圧送可能物質を圧力加工する方法。
  27. 【請求項２７】 前記弁本体の第１部分の少なくとも一部をポート内に引き
    入れる段階と、 弁本体の第２部分をポートの近くの圧力容器の内面に向けて引き入れる段階と
    を更に有することを特徴とする請求項２６記載の方法。
  28. 【請求項２８】 前記ポートは第１ポートであり、弁本体は第１弁本体であ
    り、圧力容器は第２ポートを有し、ポンプ圧送可能物質を取り出す段階は、ポン
    プ圧送可能物質を第２ポートを通して取り出すことからなり、第２弁本体の第１
    部分を第２ポートの内面とシール態様で係合させかつ第２弁本体の第２部分を第
    ２ポートに近い圧力容器の内面とシール態様で係合させることにより第２ポート
    をシールする段階を更に有することを特徴とする請求項２６記載の方法。
  29. 【請求項２９】 前記ポートをシールする段階は、弁本体の第１および第２
    部分に連結されかつこれらの両部分から間隔を隔てた第３部分に流体圧力を加え
    て、弁本体の第１部分の少なくとも一部をポート内に引き入れることからなるこ
    とを特徴とする請求項２６記載の方法。
  30. 【請求項３０】 前記弁本体の第３部分に流体圧力を加える段階は、弁本体
    を通して弁本体の外面に流体を伝達して、外面に隣接する領域をパージすること
    からなることを特徴とする請求項２９記載の方法。
  31. 【請求項３１】 ポンプ圧送可能物質を、圧力容器の一部を通して圧力容器
    の内部領域に搬送する段階と、 ポートを通る流れを阻止すべく、弁本体をポートに少なくとも隣接するように
    移動させることによりポートをシールする段階と、 弁本体がポートを通る流れを阻止している間に、弁本体のオリフィスにパージ
    ング流体を導くことにより、圧力容器の内部領域とポンプ圧送可能物質の源との
    間に位置するパージング領域をパージする段階とを有することを特徴とするポン
    プ圧送可能物質を圧力加工する方法。
  32. 【請求項３２】 前記ポートをシールする段階は、弁本体の少なくとも一部
    をポート内に移動させることからなることを特徴とする請求項３１記載の方法。
  33. 【請求項３３】 前記圧力容器のポートをシールする段階は、パージング流
    体を弁本体に連結されたピストンに供給して、弁本体をポートに隣接する位置ま
    で押しやることからなることを特徴とする請求項３１記載の方法。
  34. 【請求項３４】 殺菌特性をもつパージング流体を選択する段階と、 パージング流体をパージング領域内に導くことによりパージング領域を殺菌す
    る段階とを更に有することを特徴とする請求項３１記載の方法。
  35. 【請求項３５】 前記パージング領域を殺菌する段階は、ポートの内面に隣
    接する領域を殺菌することからなることを特徴とする請求項３５記載の方法。
  36. 【請求項３６】 前記弁本体に隣接する領域からパージング流体を除去する
    段階を更に有することを特徴とする請求項３１記載の方法。
  37. 【請求項３７】 前記パージングする段階は、ポンプ圧送可能物質の一部と
    パージング流体とをパージング領域内で混合し、かつパージング流体およびポン
    プ圧送可能物質をパージング領域から除去することからなることを特徴とする請
    求項３１記載の方法。
  38. 【請求項３８】 弁本体と、圧力容器およびポートの少なくとも１つの内面
    とを間隔を隔てた２つの位置でシール態様で係合させる段階と、 間隔を隔てた２つの位置の間にパージング流体を導く段階とを更に有している
    ことを特徴とする請求項３１記載の方法。
  39. 【請求項３９】 前記弁本体を通るパージング流体の流れを阻止すべく、弁
    本体をポートから離れる方向に移動させることによりオリフィスを通るパージン
    グ流体の流れを停止させることからなる段階を更に有することを特徴とする請求
    項３１記載の方法。
  40. 【請求項４０】 ポンプ圧送可能物質を、入口ポートを通して圧力容器内に
    搬送する段階と、 入口ポートを通る流れを阻止すべく、入口弁本体を入口ポートに移動させるこ
    とによりポートをシールする段階と、 入口弁本体が入口ポートを阻止している間に、入口弁本体のチャンネルを通し
    て殺菌流体を導きかつ入口弁本体のオリフィスを通して入口弁本体から流出させ
    ることにより、入口弁本体に隣接する領域を殺菌する段階と、 出口ポートを通る流れを阻止すべく、出口弁本体を出口ポートに隣接する位置
    まで移動させることにより出口ポートをシールする段階と、 出口弁本体が出口ポートを阻止している間に、出口弁本体のチャンネルを通し
    て殺菌流体を導きかつ出口弁本体のオリフィスを通して出口弁本体から流出させ
    ることにより、出口弁本体に隣接する領域を殺菌する段階とを有することを特徴
    とするポンプ圧送可能物質を圧力加工する方法。
  41. 【請求項４１】 前記圧力容器の入口ポートをシールする段階が、入口弁本
    体に連結されたピストンに殺菌流体を供給して入口弁本体を入口ポートに隣接す
    る位置へと押しやることからなることを特徴とする請求項４０記載の方法。
  42. 【請求項４２】 前記入口弁本体および出口弁本体に隣接する領域から殺菌
    流体を除去する段階を更に有することを特徴とする請求項４０記載の方法。
  43. 【請求項４３】 前記弁本体と圧力容器およびポートの少なくとも一方の内
    面とを互いに間隔を隔てた２つの位置でシール態様で係合させる段階と、 互いに間隔を隔てた２つの位置の間に殺菌流体を導く段階とを更に有すること
    を特徴とする請求項４０記載の方法。
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