JP2655963B2 - 食品等の高圧処理方法及び処理装置 - Google Patents

食品等の高圧処理方法及び処理装置

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JP2655963B2
JP2655963B2 JP3338831A JP33883191A JP2655963B2 JP 2655963 B2 JP2655963 B2 JP 2655963B2 JP 3338831 A JP3338831 A JP 3338831A JP 33883191 A JP33883191 A JP 33883191A JP 2655963 B2 JP2655963 B2 JP 2655963B2
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利勝 直井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品医薬等の高圧処理
方法および処理装置に係り、食品等の殺菌・滅菌、酵素
失活、蛋白変性などに利用される。
【0002】
【従来の技術】食品等の殺菌処理等として従来では専ら
加熱によるものがほとんどであった。例えば、フルーツ
ジャムを例にとると、果実、砂糖、ペクチンなどを加熱
しながら混合し、常圧下又は減圧下で加熱濃縮後、瓶又
は缶に充填、密封し、さらに、温湯による殺菌および冷
却工程を経て製品化されていた。しかし、この加熱法は
内容物の熱変性、熱分解が起こるため食品の自然風味、
色調を損うおそれがあった。そこで、最近では、加熱に
代替して圧力、すなわち高圧処理による技術が注目され
ている。
【0003】図2から図2に、冷間等方圧加圧装置
(以下、CIP装置という)を利用した高圧処理による
従来技術を例示している。図2は従来例の1を示し、
高圧シリンダ1 の上下開口部には高圧パッキン2でシー
ルした上・下蓋3,4 が嵌合されていて、食品等の被処理
物5 を可撓性容器6 に封入し、該容器6 をバケット8 等
を介して高圧シリンダ1 内に収めて高圧シリンダ1 内
に、加圧ポンプ7 等を介して圧媒を供給しかつ昇圧する
ことで該圧媒による等方圧で被処理物5 を高圧処理する
ものである。
【0004】図2は従来例の2を示し、高圧シリンダ
1 に嵌合した高圧パッキン2 を有するピストン9 を高圧
シリンダ1 内に進出することで、シリンダ1 内の圧媒に
等方圧を発生させて容器6 に封入した被処理物5 を高圧
処理するものである。図2は従来例の3を示し、上蓋
3 にベローズ形状の筒体10を設けて高圧シリンダ1 を隔
絶し、筒体10には圧媒用加圧ポンプ11を接続するととも
に、高圧シリンダ1 内にはポンプ12によって液体食品を
供給し、該液体食品を可撓性の筒体10を介しての等方圧
で高圧処理するものである。
【0005】なお、図2において、13は圧媒回収用配
管、図2において、13A は処理済食品の回収用配管を
示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】CIP装置において
は、高圧シリンダ1 、ポンプ7 等の錆発生を防止し、ポ
ンプ等の摺動パッキン部の潤滑性を良くし、安定性の向
上と寿命の延長を図るために、圧媒としては防錆剤を混
合した水が圧媒として使用される。しかし、被処理物が
食品である場合には、衛生上防錆剤を使用することはで
きない。
【0007】また、純水を圧媒として使用する場合に
は、接水部をすべてステンレス鋼とする必要があり、ポ
ンプ、バルブ等の稼動部の長期安定性に大きなダメージ
を与える。更に、叙述の対策を施したとしても容器6 に
ピンホール等の欠陥があれば、これを通じて圧媒が被処
理物5 の中に混入するおそれがある。
【0008】特に、微小なピンホールは高圧下では液を
通すが常圧下では安定な水密性を示すことから、ピンホ
ールを通じて圧媒が被処理物中に混入した場合、処理後
そのことを検出することは実質的に不可能である。ま
た、圧媒は高圧シリンダ、ポンプ、タンク、バルブ等を
循環使用されるのでパッキン等の摩耗粉を必然的に含ん
でおり、食品衛生上完全に安全なものとはいえない。
【0009】一方、容器6 が破損し、被処理物5 が圧媒
中に混入した場合には、高圧系が汚染され、清浄度の回
復には莫大な手間がかかる。また、被処理物5 によって
は装置側がダメージを受けることもある。従来例の1は
前述したような課題があり、従来例の2はピストン9 に
おける高圧パッキン2 の摩耗粉の発生は避けられず、衛
生上の課題は従来例の1と何らかわりがない。
【0010】被処理物がジュース等のように液状である
場合には、図24、図25で示した装置に被処理液を直
接送り込んで該被処理液を圧媒として使い加圧処理する
ことも考えられる。しかし、実際には、叙述の如くパッ
キン等の摩耗粉の混入があり、衛生安全上非現実的であ
り、また、一般にジュース等は少くとも微細な固形物を
含んでおり、これら固形物がバルブ、ポンプ等の機能確
保に大きな障害となり、安定した操業は期待できない。
【0011】従来例の3は従来例の1よりは有利である
けれどもパッキン等の摩耗粉の混入、バルブの詰り等の
課題は残っており、筒体10にピンホールがあると前述し
た同様の課題があった。すなわち、従来例では、被処理
物への圧媒の混入を完全に防止することができず、これ
は、被処理物が食品であるときは安全性、衛生上の点で
特に重要な課題である。
【0012】また、衛生上の理由で使用可能な圧媒が制
限され、長期間安定した操業がきわめて困難である。食
品という特性上、容器6 に付着した水分(圧媒) の除去
には、強制乾燥が必要であり、これでは、部分的に熱の
作用を受けて食品そのものの品質にバラツキが起り、均
質な加圧処理ができない等の課題があった。
【0013】本発明は、高圧シリンダに、圧媒を供給し
ない状態での高圧処理を可能とすることにより、叙述の
課題を解決した食品等の高圧処理法および装置を提供す
るのが第1の目的である。本発明の第2の目的は、特
に、天然果汁等の飲料食品に適した方法と装置を提供す
るのが目的である。すなわち、天然果汁は加熱により、
オフフレーバーの発生や褐変、栄養成分の損失などを受
け易く、品質低下を招き易い。本発明は、加熱処理を施
こすことなく、高圧処理を施こすことにより、変敗の原
因となる酵母やカビを2000〜4000気圧で死滅させ、この
とき、加熱を加えないことで果汁成分は影響を受けず新
鮮なままの色や香りを保持することができる食品等の高
圧処理方法及び処理装置を提供するにある。
【0014】本発明の第3の目的は、別途に圧媒を使用
しないか又は使用したとしても被処理物に混入するおそ
れはなく、安全性とサニタリー性を約束した食品等の高
圧処理方法および処理装置を提供するにある。本発明の
第4の目的は、被処理物を処理室に段積状に充填するこ
とで所謂一段分ごとの挿入と取出しができて前後工程を
含めた処理の連続化が容易な食品等の高圧処理方法及び
処理装置を提供するにある。
【0015】本発明の第5の目的は、処理室において1
つの被処理物に複数回の加圧処理を繰返して施すことに
よって、より一層の殺菌効果等の高圧処理効果が期待で
きる食品等の高圧処理方法および処理装置を提供するに
ある。本発明の第6の目的は、長期安定に操業できる
し、また、建屋制限を受けることがない食品等の高圧処
理方法および処理装置を提供するにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は叙述の目的を達
成するために、次の技術的手段を講じている。すなわ
ち、請求項1に係る本発明方法は、食品等の被処理液体
もしくは液体で取囲まれている食品等の被処理物を可撓
性容器に密封し、その後、高圧シリンダ内における圧媒
を有していない空の処理室に前記可撓性容器の複数個
を、高圧シリンダの軸方向で段積状に充填し、その後、
等方圧を発生させて高圧処理した後、処理室内に可撓性
容器のいくつかを残した状態で処理済の可撓性容器を高
圧シリンダの一端から取出すとともに高圧シリンダの他
端から未処理の可撓性容器を補給し、その後、等方圧を
発生させる高圧処理と除圧を交互に複数回繰返すことを
特徴とするものである。
【0017】請求項2に係る本発明方法は、前記した
求項1の処理室が、高圧シリンダ内で液密状に画成され
かつ径方向に弾性変形可能な筒状隔壁体又は径方向及び
軸方向に弾性変形可能な有底筒状隔壁体で形成されてい
るとともに、請求項1の可撓性容器を圧縮して等方圧を
発生する手段が、前記隔壁体を、この外面から圧縮する
加圧液媒体であることを特徴とするものである。
【0018】請求項3に係る本発明方法は、食品等の被
処理液体もしくは液体で取囲まれている食品等の被処理
物を可撓性容器に密封し、その後、高圧シリンダ内で液
密状に画成されかつ径方向に弾性変形可能な筒状隔壁体
よりなる処理室内に前記可撓性容器の複数個を、高圧シ
リンダの軸方向で段積状に充填し、その後、等方圧を
生させて高圧処理した後、処理室内に可撓性容器のいく
つかを残した状態で処理済の可撓性容器を高圧シリンダ
の一端から取出すとともに高圧シリンダの他端から未処
理の可撓性容器を補給し、その後、等方圧を発生させる
高圧処理と除圧を交互に複数回繰返すことを特徴とする
ものである。
【0019】請求項4に係る本発明装置は、食品等の被
処理液体もしくは液体で取囲まれている食品等の被処理
物を密封する可撓性容器を備え、空の処理室を内部に有
する高圧シリンダの処理室は、前記可撓性容器を高圧シ
リンダの軸方向で複数個段積み可能な室長を有し、高圧
シリンダの一端に可撓性容器を処理室に挿入するハンド
リング手段を、他端に処理室から処理済の可撓性容器を
取出すハンドリング手段を備え、前記処理室内の可撓性
容器を圧縮することで被処理液体もしくは被処理物を取
囲んでいる液体に等方圧を発生する等方圧発生手段を備
えていることを特徴とするものである。
【0020】請求項5に係る本発明装置は、食品等の被
処理液体もしくは液体で取囲まれている食品等の被処理
物を密封する可撓性容器を備え、高圧シリンダ内で液密
状に画成されかつ径方向に弾性変形可能な筒状隔壁体又
は径方向及び軸方向に弾性変形可能な有底筒状隔壁体で
形成されている処理室を備え、空の処理室に可撓性容器
を挿入するハンドリング手段を備え、処理室内の可撓性
容器を圧縮することで被処理液体もしくは被処理物を取
囲んでいる液体に等方圧を発生する等方圧発生手段を備
えていることを特徴とするものである。
【0021】請求項6に係る本発明装置は、食品等の被
処理液体もしくは液体で取囲まれている食品等の被処理
物を密封する可撓性容器を備え、高圧シリンダ内で液密
状に画成されかつ径方向に弾性変形可能な筒状隔壁体よ
りなる処理室を備え、該処理室は、前記可撓性容器を高
圧シリンダの軸方向で複数個段積み可能な室長を有し、
高圧シリンダの一端に可撓性容器を処理室に挿入するハ
ンドリング手段を、他端に処理室から処理済の可撓性容
器を取出すハンドリング手段を備え、前記筒状隔壁体
を、この外面から加圧液媒体を介して圧縮する等方圧発
生手段を備えてい ことを特徴とするものである。
【0022】
【作用】本発明では、高圧シリンダの処理室に可撓性容
器を充填し、該可撓性容器に密封した食品等の被処理液
体もしくは被処理物を取囲んだ封入液体に等方圧を発生
させることによって、圧媒を使用しないか圧媒と隔絶し
た状態で高圧処理をする。
【0023】高圧処理は処理室内において、処理後に減
圧して再度の高圧処理を施こすことで複数回処理する。
【0024】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。図から図は高圧処理の前工程を示しており、食
品等がジュースのように被処理液体14であるときは、こ
の被処理液体14をポリエチレン、フッソ樹脂等のプラス
チックあるいは各種ゴム等のような可撓性容器15内に図
で示す如く密封する。
【0025】また、可撓性容器15がこれ自体で保形性が
ない場合には、図で示す如く保形性を持つ肉厚の可撓
材料であるとともに液不透過性を有するゴム等で作られ
たケーシング16内に可撓性容器15を収納してもよく、こ
れによって、ハンドリングに便利となる。図では、ケ
ーシング16は上下蓋17,18 と胴体19とで構成されてお
り、上下蓋17,18 と胴体19との間には水密性を必要とし
ない。すなわち、容器15が水密を保ち、ケーシング16は
液不透過性と保形性を有すればよい。
【0026】なお、前述した被処理液体14は、スラリー
状、糊状、あるいは粒子を含む液体であってもよい。ま
た、図で示す如く食品等が固形の被処理物20であると
きは、これを取囲んで液体圧媒21を可撓性容器15に密封
してもよく、更に、図で示す如く圧媒21の中に可撓性
材料よりなるパック22で食品等を封入したものであって
もよく、このとき、圧媒21としては、清浄な水が一般的
であるが、目的に応じて食塩水、酸性液、アルコール等
を用いることができ、また、パック22としては冷凍食品
等で一部実施されている真空パック食品であってもよ
い。
【0027】いずれにしても、図から図に示す如
く、可撓性容器15に、被処理液体14又は圧媒21で取囲ま
れた被処理物20,22 が密封される。次に、前述の前処理
をした可撓性容器15は、本発明装置の第1実施例である
5及び図6で示す如く高圧シリンダ24の中に形成され
た処理室24A に装填される。
【0028】すなわち、図5において高圧シリンダ24の
両開口部に上蓋28と下蓋29が嵌合され、高圧シリンダ24
内に液体非透過性でかつ弾性変形可能な筒状隔壁体30が
その筒両端のパッキン部30A,30B を上・下蓋28,29 等の
嵌合部に嵌挿することで液密とされ、該筒状隔壁体30の
内部に処理室24A を画成している。上蓋28は円環状とさ
れて高圧シリンダ24に嵌合固定されている外蓋28A と該
外蓋28A に挿脱自在に嵌合される中蓋28B からなり、下
蓋29は円環状とされて高圧シリンダ24に嵌合固定されて
いる外蓋29A と該外蓋29A に挿脱自在に嵌合される中蓋
29B からなり、上・下蓋28,29 の中蓋28B,29B には旋回
形若しくは走行台車形のプレスフレーム31が係脱自在に
係合されて加圧処理中に発生する軸力を担持可能であ
る。
【0029】高圧シリンダ24はこの軸心を鉛直線方向と
して縦形配置されており、該シリンダ24の胴部に形成し
たポート24B には等方圧発生手段32が接続されている。
等方圧発生手段32は、水、食塩水等の液圧媒のためのタ
ンク33を備え、該タンク33とポート24B を接続する管路
34に、逆止弁35を有する加圧ポンプ36を備えているとと
もに、逆止弁35とポート24B との間の管路34に、絞り37
と減圧弁38を有する戻り管路39が接続されてタンク33に
連絡されている。
【0030】従って、この第実施例によると、上中蓋
28B 又は下中蓋29B の一方を開放した状態で、該開放端
から食品等の被処理液体もしくは液体で取囲まれている
食品等の被処理物を密封した可撓性容器15,16 を筒状隔
壁体30内の処理室24A に充填する。なお、この充填は、
処理室24A 内に、有底の可撓性容器15,16 を装入し、こ
の容器15,16 に食品等の被処理液体もしくは液体で取囲
まれた被処理物を補給した後に、可撓性容器15,16 を処
理室24A 内で密封してもよい。
【0031】いずれにしても、被処理液体等を密封した
可撓性容器15,16 を処理室24A 内に充填した後に、該処
理室24A を中蓋28B,29B で閉塞し、望ましくは処理室24
A を脱気処理、すなわち、真空引き処理をしてから図
に示す如くプレスフレーム31を係合した状態で加圧ポン
プ36を起動することで筒状隔壁体30の外周面に液圧媒を
供給し、昇圧する。
【0032】これにより、筒状隔壁体30は図に示す如
く液圧媒によって径内方向に圧縮され、容器15,16 には
その外周面法線方向からのみ圧縮力が加えられるが、パ
スカルの原理により内部のあらゆる場所で均一な値の等
方圧が発生し、被処理物を高圧処理する。具体的には、
容器15,16 内の液体が水の場合、体積で12.5%程圧縮す
ると約4000気圧の等方圧が発生し、17.5%程圧縮すると
約7000気圧の等方圧が発生する。
【0033】この高圧処理中において、液圧媒と被処理
物とは筒状隔壁体30によって非接触状態であり完璧に隔
絶されており、両者の混入は確実に阻止される一方、液
圧媒はパッキン部30A,30B にて完全にシールされてい
る。この等方圧を一定時間保持した後、減圧弁38を開放
すると高圧シリンダ24内は大気圧まで減圧され、圧媒は
タンク33に環流され、プレスフレーム31の係合を解除し
てから上中蓋28B 、下中蓋29B のいずれかを開放し、処
理室24A の処理済の可撓性容器15,16 を取出し、ここ
に、高圧処理、例えば殺菌処理が完了する。
【0034】図から図1は前述した第実施例の変
形例であり基本的には第実施例と同じ構成であり、共
通部分は共通符号で示し、以下、相違する点について説
明する。図は筒状隔壁体30の径内部に、これより肉厚
で弾性変形可能な筒状サポート40を装着したものであ
り、これは、筒状隔壁体30の自立性、復元性が弱い場合
に有利である。なお、筒状サポート40はこれを径方向で
一体か複数層で構成してもよい。
【0035】図は筒状隔壁体30を有底形状としたもの
であり、これによれば、下蓋29は一体構造にでき、可撓
性容器15,16 の挿入・取出は上蓋28側に限定される。な
お、この図においても筒状サポートを装着することが
できる。図は筒状隔壁体30自体を円筒厚肉に形成した
ものであり、この場合には液圧媒のシールは、上・下蓋
28,29 に付属したパッキン41A,41B,42A,42B でなされ
る。
【0036】図1は筒状隔壁体30を円筒厚肉で有底形
状としたものであり、図1は有底部30C を分割し、パ
ッキン42B でシールしたものである。但し、図1の有
底部30C はこれをゴム等の弾性材料で必ずしも作成する
必要はなく、スチール、ステンレス等の剛体材料にする
こともできる。図1および1図5、6で示した第
1実施例に係る高圧シリンダ24をこの軸心を水平方向と
した横形配置した実施例を示し、これは、装置の据付け
において建屋制限の点で有利となる。
【0037】なお、図〜1において既述した高圧シ
リンダ24等を横形配置しても構わない。図1および図
は、等方圧発生手段32を処理室24A に進退する加圧
ピストン25で構成し、高圧シリンダ24の両端に、挿入
用ハンドリング手段43および取出用ハンドリング手段44
等を付帯させた本発明の好適な第実施例を示してい
る。
【0038】図1および1において、高圧シリンダ
24の内部における処理室24A は、被処理液体もしくは液
体で取囲まれた被処理物を密封した可撓性容器15,16 の
複数個を軸方向に段積み可能な室長を有し、下蓋23は昇
降シリンダ45で高圧シリンダ24に挿嵌離反可能であると
ともに、ベース46上にはシリンダ47で下蓋23の下面とベ
ース46との間に係脱自在なスペーサ48を備えている。
【0039】挿入用ハンドリング手段43は、高圧シリン
ダ24の上端面と加圧シリンダ27の下端面との間に配置さ
れ、かつ、加圧ピストン25に接触しない位置までに可撓
性容器15,16 を間欠的に搬送する図ではローラベルト式
の搬送機49と、加圧ピストン25を処理室24A から引抜い
た状態で搬送機49上の可撓性容器15,16 を処理室24Aに
投入する開閉自在なチャック部50を有する伸縮形シリン
ダ51とから構成されている。
【0040】一方、取出用ハンドリング手段44は、高圧
シリンダ24の下端面とスペーサ48の上端面との間で高圧
シリンダ24の一側方に配置されている開閉自在なチャッ
ク部52を有する伸縮形シリンダ式ストッパ53と、このス
トッパ53の下方に並設されていてチャック部54を有する
伸縮形シリンダ式押込み部材55と、該押込み部材55の押
込端側にあって処理済の可撓性容器15,16 を受止めて搬
送する図ではローラべルト式の搬送機56より構成されて
いる。
【0041】従って、この第実施例においては、加圧
ピストン25を処理室24A より引抜くとともに下蓋23で処
理室24A の下部を閉塞した状態において、搬送機49の間
欠運転とシリンダ51の進退およびチッャク部50の開閉動
作により、搬送部49上の可撓性容器15,16 を1ケづつ処
理室24A に挿入し、該処理室24A に複数個、図では5ケ
の可撓性容器15,16 を段積状に収める。
【0042】次いで、等方圧発生手段32の加圧シリンダ
27にピストン25の加圧方向に流体圧を送ることにより、
該加圧ピストン25を処理室24A に進出し、処理室24A 内
で等方圧をパスカルの原理で作用させ、被処理液、又は
液体で取囲まれている被処理物を高圧処理する(図1
参照) 。所定の高圧処理を施こした後、加圧ピストン25
を上昇させて処理室24A の上方を開放するとともに、ス
ペーサ48を伸縮シリンダ47の縮小を介して下蓋23より径
外方向に離脱させてから、該下蓋23を昇降シリンダ45の
伸長を介してベース46に向って降下させ、処理済の容器
15,16 の取出スペースを確保する(図1参照)。
【0043】この状態で、最下段の容器15,16 は押込み
部材55の伸長とチャック部54の閉によって保持されて搬
送機56に取出され、一方、2段目の容器15,16 はストッ
パ53によるチャック部52で受止められており、この取出
時間帯を利用して未処理の可撓性容器15,16 が取出個数
と同じだけハンドリング手段43を介して挿入される。こ
れにより、処理室24A には一旦処理した容器15,16 のい
くつかが残されており、下蓋23の閉蓋動作、加圧ピスト
ン25の進出動作によって、再度の等方圧による高圧処理
がなされ、これを順次繰返すことにより、処理室24A 内
において可撓性容器15,16 に収めた被処理物は等方圧処
理と休止を複数回受けることになる。
【0044】因みに、図2で示す如く、温度20℃にお
いて大腸菌を混入した水(被処理液) に、圧力Pを5分
間連続的にかけたときの圧力Pと菌生存率との関係をK
で示し、圧力Pを1分間かけた後30秒間大気圧に戻す休
止時間(除圧時間)をおいた処理を交互に5回繰返した
ときの圧力Pと菌生存率との関係をLで示す。この図2
で明らかな通り、同じ圧力温度条件で合計加圧時間が
等しい場合でも、加圧と休止を交互に繰返した方が菌の
生存率が低く、殺菌効果が向上していることが理解でき
る。
【0045】なお、図2の符号M点は、温度20℃、圧
力 4000kgf/cm2 として3分間加圧した後、30秒の休止
時間をおいた処理を交互に5回繰返したときの菌生存率
を示しており、ほぼ完全殺菌がなされていることが理解
できる。図1は、前述した第実施例を横形配置にし
た例を示しており、これは建屋制限およびストッパ53を
省略できる点で有利となる。
【0046】但し、処理済の容器15,16 の処理室24A か
らの取出部材を設ける必要はある。図17および図18
は、本発明の第実施例を示し、この第実施例では先
に図を参照して説明した通り、等方圧発生手段32
として加圧ポンプ36等を採用するとともに、処理室24A
を筒状隔壁体30で構成し、更に、図1、1を参照し
て示した挿入・取出用ハンドリング手段43,44 等を付帯
させたものであり、前述した各実施例と共通する部分は
共通符号で示している。
【0047】この第実施例では、下中蓋29B が昇降シ
リンダ45で昇降されるだけではなく、上中蓋28B も昇降
シリンダ45A で昇降されることから、挿入ハンドリング
手段43の搬送機49および伸縮シリンダ51は上下並列で備
えられている他、上中蓋28Bにも上スペーサ48A がシリ
ンダ47A によって係脱自在とされている。この第実施
例においては、第実施例と同様に処理室24A 内には複
数個の可撓性容器15,16 を段積状に収めることができ、
該容器15,16 の挿入又は補給は、図18で補給を例にと
って示す如く上スペーサ48A の後退、上中蓋28B の上昇
等で挿入スペースを確保してなされ、処理済の取出は前
述した第実施例と同じである。
【0048】この第実施例においても、可撓性容器1
5,16 は等方圧加圧処理と休止(減圧) を複数回繰返し
て処理されるとともに連続処理を可能とする。図19
は、第実施例を横形配置にしたもので、これによって
も建屋制限ストッパ53を省略できる点で有利となる等
は、第実施例と同様である。本発明は以上、図示した
実施例に限定されることなく、次のような設計変更は自
由である。
【0049】第実施例において、スペーサ48,48A
を採用することなくプレスフレーム31を旋回等させて挿
入および取出スペースを確保してもよい。第実施例に
おいて、上中蓋28B を昇降する昇降シリンダ45A に、プ
レス軸力を担持できる力量をもたせることにより、スペ
ーサ48A を省略することができる。
【0050】第実施例において、筒状隔壁体30の保形
性を向上させるには、この径内側に、図で示した筒状
サポート40を付加することができ、このとき、筒状サポ
ート40は軸方向に貫通した孔を有するものを1つ以上用
いることで、軸直角方向の断面形状が円形以外の被処理
物を処理するのに有効である。
【0051】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、被処理物中
に圧媒が混入する可能性が全くなく、食品処理用として
衛生的でかつ安全性がきわめて高くできる。また、可撓
性容器にピンホールがある場合、液が外部に出て容器外
面が濡れるのできわめて容易にピンホールの有無を検出
できる。
【0052】更に、装置に高圧パッキンが不要であるか
ら長期にわたって安定した操業ができる。また、被処理
物と圧媒とは完璧に隔絶するので圧媒として液状のもの
であれば、食塩水、アルコール等を採用することができ
る。更に、被処理物は高圧処理され、加熱処理しないこ
とから、熱変性、熱分解は起こらず、食品本来の新鮮な
香味、色調を維持できる。
【0053】また、被処理物は、高圧処理と除圧を繰返
すことによって完璧な殺菌ができるし、挿入・取出を連
続的に繰返すことで、生産性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による可撓性容器の断面図である。
【図2】本発明によるケーシングの断面図である。
【図3】本発明による可撓性容器の他の例を示す断面図
である。
【図4】本発明による可撓性容器の他の例を示す断面図
である。
【図5】本発明第1実施例の高圧処理前の断面図であ
る。
【図6】本発明第1実施例の高圧処理中の断面図であ
る。
【図7】本発明第1実施例による変形例1の断面図であ
る。
【図8】本発明第実施例による変形例2の断面図であ
る。
【図9】本発明第実施例による変形例3の断面図であ
る。
【図10】本発明第実施例による変形例の断面図で
ある。
【図11】本発明第実施例による変形例の断面図で
ある。
【図12】本発明第実施例による変形例高圧処理
前の平断面図である。
【図13】本発明第実施例による変形例高圧処理
中の平断面図である。
【図14】本発明第2実施例による高圧処理中の断面図
である。
【図15】本発明第2実施例による挿入・取出中の断面
図である。
【図16】本発明第2実施例による変形例の平面断面図
である。
【図17】本発明第3実施例による高圧処理中の断面図
である。
【図18】本発明第3実施例による挿入・取出中の断面
図である。
【図19】本発明第3実施例による変形例の平面断面図
である。
【図20】圧力と菌生存率との関係を示すグラフであ
る。
【図21】従来例の1の断面図である。
【図22】従来例の2の断面図である。
【図23】従来例の3の断面図である。
【符号の説明】
14 被処理液体 15 可撓性容器 16 ケーシング 21 圧媒 24 高圧シリンダ 24A 処理室 25 ピストン 30 筒状隔壁体 32 等方圧発生手段 43 挿入用ハンドリング手段 44 取出用ハンドリング手段

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品等の被処理液体もしくは液体で取囲
    まれている食品等の被処理物を可撓性容器に密封し、そ
    の後、高圧シリンダ内における圧媒を有していない空の
    処理室に前記可撓性容器の複数個を、高圧シリンダの
    軸方向で段積状に充填し、その後、等方圧を発生させて
    高圧処理した後、処理室内に可撓性容器のいくつかを残
    した状態で処理済の可撓性容器を高圧シリンダの一端か
    ら取出すとともに高圧シリンダの他端から未処理の可撓
    性容器を補給し、その後、等方圧を発生させる高圧処理
    と除圧を交互に複数回繰返すことを特徴とする食品等の
    高圧処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の処理室が、高圧シリンダ内で
    液密状に画成されかつ径方向に弾性変形可能な筒状隔壁
    体又は径方向及び軸方向に弾性変形可能な有底筒状隔壁
    体で形成されているとともに、請求項1の可撓性容器を
    圧縮して等方圧を発生する手段が、前記隔壁体を、この
    外面から圧縮する加圧液媒体であることを特徴とする食
    品等の高圧処理方法。
  3. 【請求項3】 食品等の被処理液体もしくは液体で取囲
    まれている食品等の被処理物を可撓性容器に密封し、そ
    の後、高圧シリンダ内で液密状に画成されかつ径方向に
    弾性変形可能な筒状隔壁体よりなる処理室内に前記可撓
    性容器の複数個を、高圧シリンダの軸方向で段積状に充
    填し、その後、等方圧を発生させて高圧処理した後、処
    理室内に可撓性容器のいくつかを残した状態で処理済の
    可撓性容器を高圧シリンダの一端から取出すとともに高
    圧シリンダの他端から未処理の可撓性容器を補給し、そ
    の後、等方圧を発生させる高圧処理と除圧を交互に複数
    回繰返すことを特徴とする食品等の高圧処理方法。
  4. 【請求項4】 食品等の被処理液体もしくは液体で取囲
    まれている食品等の被処理物を密封する可撓性容器を備
    え、空の処理室を内部に有する高圧シリンダの処理室
    は、前記可撓性容器を高圧シリンダの軸方向で複数個段
    積み可能な室長を有し、高圧シリンダの一端に可撓性容
    器を処理室に挿入するハンドリング手段を、他端に処理
    室から処理済の可撓性容器を取出すハンドリング手段を
    備え、前 記処理室内の可撓性容器を圧縮することで被処
    理液体もしくは被処理物を取囲んでいる液体に等方圧を
    発生する等方圧発生手段を備えていることを特徴とする
    食品等の高圧処理装置
  5. 【請求項5】 食品等の被処理液体もしくは液体で取囲
    まれている食品等の被処理物を密封する可撓性容器を備
    え、高圧シリンダ内で液密状に画成されかつ径方向に弾
    性変形可能な筒状隔壁体又は径方向及び軸方向に弾性変
    形可能な有底筒状隔壁体で形成されている処理室を備
    え、空の処理室に可撓性容器を挿入するハンドリング手
    段を備え、処理室内の可撓性容器を圧縮することで被処
    理液体もしくは被処理物を取囲んでいる液体に等方圧を
    発生する等方圧発生手段を備えていることを特徴とする
    食品等の高圧処理装置。
  6. 【請求項6】 食品等の被処理液体もしくは液体で取囲
    まれている食品等の被処理物を密封する可撓性容器を備
    え、高圧シリンダ内で液密状に画成されかつ径方向に弾
    性変形可能な筒状隔壁体よりなる処理室を備え、該処理
    室は、前記可撓性容器を高圧シリンダの軸方向で複数個
    段積み可能な室長を有し、高圧シリンダの一端に可撓性
    容器を処理室に挿入するハンドリング手段を、他端に処
    理室から処理済の可撓性容器を取出すハンドリング手段
    を備え、前記筒状隔壁体を、この外面から加圧液媒体を
    介して圧縮する等方圧発生手段を備えていることを特徴
    とする食品等の高圧処理装置。
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