JPH08870Y2 - 横型高圧処理装置 - Google Patents

横型高圧処理装置

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JPH08870Y2
JPH08870Y2 JP1990037722U JP3772290U JPH08870Y2 JP H08870 Y2 JPH08870 Y2 JP H08870Y2 JP 1990037722 U JP1990037722 U JP 1990037722U JP 3772290 U JP3772290 U JP 3772290U JP H08870 Y2 JPH08870 Y2 JP H08870Y2
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JP
Japan
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pressure
piston
chamber
container
processing chamber
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Application number
JP1990037722U
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English (en)
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JPH0385888U (ja
Inventor
恵一 堀
孝雄 関本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高圧の静水圧を利用して、食品の調理加
工、殺菌及び医薬品、医療材料の殺菌等を行なう、横型
の高圧処理装置に関する。
〔従来の技術〕
高圧の利用による食品等の調理加工は熱を使用しない
ので食品素材の栄養素や新鮮な味、香りを保存できる加
工及び殺菌手段として期待され、その処理装置として冷
間静水圧加工装置が利用されている。
この様な装置の一般的従来装置として第4図、および
第5図に示すものがある。第4図(a)は縦型タイプの
装置の正面部分断面図、第4図(b)は同側面図であ
る。
図において1は高圧円筒容器で、スライドベース8上
をヨークフレーム5より引き出されたり、ヨークフレー
ム5内に移動したりできるように構成される。20は円筒
容器内に設けられた処理室で、可撓性フイルム、紙容器
等により密封パックされた食品、医薬品等の被処理物は
加圧水Wと共に該処理室20内に挿入される。2は円筒容
器の上蓋、3は円筒容器の下蓋を兼用する油圧シリンダ
式の加圧装置である。次ぎにその作用を説明すると、ま
ずスライドベース8上で油圧シリンダ9によつてヨーク
フレーム5から引き出した円筒容器1の上蓋2を把持装
置6に固定し、油圧シリンダ7によつて吊り上げて円筒
容器1の上部を開口する。次いで例えばプラスチツクフ
イルムでパツクした食品の様な被処理物Pを収納した収
納容器棚4を図示しないクレーンなどを使用して載置台
10上に搬送する。そこで円筒容器1をヨークフレーム5
内に移動し、収納容器棚4を上蓋2の下に懸下して固定
し図示の様に吊上げる。次いで再度円筒容器1をヨーク
フレーム5から引出し、円筒容器1に水Wを入れ、収納
容器欄4及び上蓋2を1体で下降して円筒容器1に挿入
し把持装置6と上蓋2を切り離し、円筒容器1をヨーク
フレーム5内に収容する。
次いで円筒容器1の下蓋を兼用した油圧シリンダ式の
加圧装置3によつて円筒容器1内を例えば4000kgf/cm2
の様な高圧で加圧し、被処理物Pの高圧処理を行うもの
である。
圧力容器1内の処理室20への加圧水Wの注入方法はあ
らかじめ適量の加圧水Wを処理室20の上方から注入した
のち、被処理物Pを挿入し上蓋2を閉じる。このとき上
蓋2に設けた排水口11より余剰な水をオーバーフローさ
せ、圧力容器1内を加圧水で充満した状態にする。この
後、排水口に設けた高圧弁12を閉じて処理室20を密閉す
る。
第5図(a)(b)に示すものは横型タイプの高圧処
理装置の側面図及び正面断面図で、本考案者等が提案し
たものであり、図において円筒容器1の一方の端部の蓋
2Aを床上で開閉し、被処理物Pを円筒容器1に床上で出
入れして、その操作を容易にしたものである。ここで6A
は下部サポート、7A,8a,8b,8cは上部サポートであり、3
Aは加圧装置、3aはそのピストンである。4Aは被処理物
Pの収納容器、1aは円筒容器1内に装着されたローラコ
ンベア、5Aはヨークフレームであり、油圧シリンダ9Aに
よりスライドベース10A上を摺動して移動する様に立設
されている。11Aはヒンジであり、蓋2Aに装着されてい
て、そのガイドホールは円筒容器1に固設されたガイド
ロッド12Aに嵌装されている。21Aは搬送車でありレール
20A上に搭載され、その上面にはローラコンベア21aが装
着されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで第4図に示す従来装置では高圧容器は縦型方
式であるが、一般に食品加工等の工場は建屋が低いの
で、大型装置を設置するのが困難である。さらに被処理
物及びその容器の搬送や処理室への出入れのハンドリン
グが揚重機が必要なため容易で無く、操業能率が低い不
具合がある。またこのような不具合点を解消するため提
案した第5図(a)(b)に示す横型高圧処理装置で
は、前述の不具合点はほゞ解決されるが、この横型装置
において容器内に被処理物Pを入れたのち容器内を満水
する給水、および加圧→減圧完了後の容器内の排水を行
うため、耐圧構造材部分に給排水口を(第5図1b,1c)
設けることになるが、貫通穴に高い応力集中を生じ、安
全上問題があり配管に超高圧弁を使用する必要が生じ
る。又、穴径を大きくとれないため、急速な給排水がで
きない不具合が残る。
本考案は、上述の様な不具合点を解消し、操業しやす
く、生産性の高い、しかも安全な高圧処理装置を提供す
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
このため本考案の横型高圧処理装置は、可撓性フイル
ム、紙容器等により密封された食品、医薬品等の被処理
物を、給排水口開閉用ピストンと加圧処理室とが軸方向
水平に配置された高圧容器内で加圧処理する横型高圧処
理装置において、前記ピストンの外周に周設したジャケ
ットの内径部に設けた給排室と前記加圧処理室の中間位
置に、加圧水の注入口及び排水口を設け、前記加圧処理
室内の加圧時にピストンが前記ジャケット内において前
進し、ピストンと高圧容器と蓋とで加圧処理室を密閉
し、前記注入口及び排水口は、加圧処理室内の圧力が作
用しないように構成したことを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の横型高圧処理装置は、注水時又は排水
時には給排水口開閉用ピストンを加圧処理室から後退さ
せて給排水室に設けられた注水口及び排水口から加圧水
を処理室内へ注水又は処理室から排水させる。また、加
圧時には該ピストンが前進し加圧処理室の入口を閉塞す
るので注水口及び排水口に高圧力の水が作用しない。従
つて注水及び排水に係る配管径を大きくでき、バルブ、
弁等も高圧用を使用する必要がない。このようなピスト
ンによる加圧処理室入口の閉塞状態において、高圧ポン
プによる加圧用高圧水が加圧処理室内に送り込まれ、加
圧処理室内に挿入された被処理物が加圧処理されるもの
である。
〔実施例〕
以下図面第1図〜第3図により本考案の1実施例につ
いて説明すると、第1図は、本考案の正面断面図、第2
図は平面図、第3図は同側面図を示す。これらの図にお
いて、高圧容器120は横型に構成されておりその内部に
加圧処理室100が設けられる。同処理室100と水平方向横
型に連設配置したピストン130はその外周に周設したジ
ヤケツト200により支承され該ピストン130の後端に連設
した開閉シリンダ220により、摺動可能に構成され、前
記開閉シリンダの作動による前進時、加圧処理室100内
に移動するよう構成する。ジヤケツト200の内径部に設
けた給排室270と加圧処理室100との中間位置に加圧水の
給排水口250とエアー入出口260とが設置されている。被
処理物は可撓性フイルム又は、紙容器等により密封され
たのち加圧処理室100に挿入された後、加圧処理され
る。110は蓋、310は、加圧処理室100内を加圧処理する
ための高圧ポンプである。次ぎに本考案装置の注水時の
作用について説明する。加圧処理室100には既に被処理
物が挿入され、蓋110も閉じた状態とする。この時、ピ
ストン130は、第1図に実線で示したように、ジヤケツ
ト200内において開閉シリンダ220により後退しており、
加圧処理室100には圧力は作用していない。
この状態で、注水を開始する訳であるが、加圧水Wは
装置下方、もしくは側方に設置した、タンク320に貯水
されている。このタンク320から給排水ポンプ(図示せ
ず)により加圧水Wを給排水口250から注水する。給排
室270は、加圧処理室100と通じているので加圧水Wは矢
印の方向で流れる。このとき加圧処理室100の中の残留
空気はエアー入出口260を通じて排気される。加圧処理
室100内が加圧水で満杯になり、次いで給排室270内に充
満しエアー入出口260から加圧水Wが流れ出る。加圧処
理室100に加圧水Wが充満されると注水完了となる。注
水完了により加圧処理を開始する。まず開閉シリンダ22
0の作用によりピストン130を前進させ、加圧処理室100
内へ挿入して行く。この後、ピストン移動方向に直交配
置したスペーサ移動シリンダ241によりこれと連結した
スペーサ240を、ピストン130の後部に移動挿入し受圧可
能にならしめ高圧ポンプ310により、加圧処理室100内を
加圧する。この時、ピストン130と高圧容器120と蓋110
とで、加圧処理室100を密閉するので、給排室270及び、
給排水口250,エアー入出口260には圧力が作用しない。
これにより、加圧処理室100内の被処理物のみが加圧
水Wにて高圧処理される。高圧処理完了後は、高圧ポン
プ310から高圧容器120迄の配管経路上に設けた減圧弁
(図示せず)により圧力を解放し、排水する。
次に、排水処理時の作用について説明する。
排水時は、給排水ポンプ(図示せず)の逆転による吸
引、もしくはコンプレツサ(図示せず)により圧縮空気
をエアー入出口260より送気し、加圧処理室100内の加圧
水Wを給排水口250からタンク320内へもどす。排水完了
後、蓋110を開放し、加圧処理室100内の被処理物を取り
出して一工程完了となる。以後は、次の被処理物を挿入
したのち蓋110を閉じ、前述の工程を繰返せば良い。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の横型高圧処理装置によれば
次に示す効果が得られる。
(1) 給排水口部分に圧力が作用しないので給排水口
の口径を大きくすることができ、急速な給排水ができる
ので生産性が著しく向上する。
(2) 高圧容器を構成する高圧円筒部に切欠や穴が無
いので安全な高圧処理装置となる。
(3) 給排水口部分はピストンの移動によつて高圧発
生時に圧力が作用せず、ピストンの高圧パツキンによ
り、高圧水がシールされるので超高圧のバルブを必要と
せず装置が安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の1実施例高圧処理装置の正面断面
図、第2図は同装置の平面図、第3図は同装置の側面断
面図、第4図(a)(b)は従来の縦型処理装置の正面
図及び側面図、第5図(a)(b)は従来の横型装置の
側面図及び正面断面図である。 100…加圧処理室、110…蓋、120…高圧容器、130…ピス
トン、200…ジヤケツト、240…スペーサ、241…スペー
サ移動シリンダ、250…給排水口、260…エアー入出口、
270…給排室、310…高圧ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性フィルム、紙容器等により密封され
    た食品、医薬品等の被処理物を給排水口開閉用ピストン
    と加圧処理室とが水平方向に配置された高圧容器内で加
    圧処理する横型高圧処理装置において、前記ピストンの
    外周に周設したジャケットの内径部に設けた給排室と前
    記加圧処理室の中間位置に、加圧水の注入口及び排水口
    を設け、前記加圧処理室内の加圧時にピストンが前記ジ
    ャケット内において前進し、ピストンと高圧容器と蓋と
    で加圧処理室を密閉し前記注入口及び排水口は、加圧処
    理室内の圧力が作用しないように構成したことを特徴と
    する横型高圧処理装置。
JP1990037722U 1989-09-26 1990-04-10 横型高圧処理装置 Expired - Lifetime JPH08870Y2 (ja)

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JP1990037722U JPH08870Y2 (ja) 1989-09-26 1990-04-10 横型高圧処理装置

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JP1-111700 1989-04-28
JP11170089 1989-09-26
JP1990037722U JPH08870Y2 (ja) 1989-09-26 1990-04-10 横型高圧処理装置

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Publication Number Publication Date
JPH0385888U JPH0385888U (ja) 1991-08-30
JPH08870Y2 true JPH08870Y2 (ja) 1996-01-17

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ID=31890009

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JP1990037722U Expired - Lifetime JPH08870Y2 (ja) 1989-09-26 1990-04-10 横型高圧処理装置

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JP2018069245A (ja) * 2016-10-24 2018-05-10 株式会社神戸製鋼所 等方圧加圧装置、および等方圧加圧装置を用いた等方圧加圧方法

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JPH0385888U (ja) 1991-08-30

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