JPH0614726A - 高圧処理装置 - Google Patents

高圧処理装置

Info

Publication number
JPH0614726A
JPH0614726A JP4175729A JP17572992A JPH0614726A JP H0614726 A JPH0614726 A JP H0614726A JP 4175729 A JP4175729 A JP 4175729A JP 17572992 A JP17572992 A JP 17572992A JP H0614726 A JPH0614726 A JP H0614726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
treated
flexible wall
chamber
processed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4175729A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Otsuka
秀樹 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP4175729A priority Critical patent/JPH0614726A/ja
Publication of JPH0614726A publication Critical patent/JPH0614726A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧容器内で液状被処理物を殺菌等した後の
完全取出しと洗浄を行なう。 【構成】 圧媒により圧力を付与することが可能な加圧
室7 を有する高圧容器1と、加圧室7 内で圧媒と被処理
物9 とを隔絶する有底状の可撓性壁体8 と、可撓性壁体
8 の一端開口から被処理物9 を可撓性壁体8 内の処理室
8Aに供給するとともに排出する給排手段10とを具備した
高圧処理装置において、被処理物9 の加圧処理姿勢A と
処理済処理物9 を可撓性壁体8 内の処理室8Aから排出す
る方向に傾斜する傾斜姿勢とに前記高圧容器1 を姿勢変
更する姿勢変更手段17を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲料、食品、化粧品、
医薬品等の液状被処理物の製造にあたって、高圧下でそ
の殺菌、変性、酵素反応制御等の処理を行なう高圧処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食品の殺菌処理は、主に熱を利用
することによって行なわれていたが、品質の劣化等から
近年、圧力という熱力学的変数を積極的に利用する傾向
にある。殺菌に必要な圧力は500kgf/cm2以上であり、こ
のため、高圧容器内に収めた被処理物に対してピストン
を摺動させて加圧する所謂ピストン直圧式を採用する
と、ピストンの摩耗粉等が被処理物に混入し、汚染され
るという課題があり、これは、特に、食品を対象とする
場合は、重要な課題であった。
【0003】そのため、被処理物と圧媒を隔離した高圧
処理装置が特開昭62−69969号公報、特開平2−
89877号公報等で提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】被処理物と圧媒を隔離
するため被処理物をパックして高圧容器内に投入して加
圧処理すると、連続処理が困難であるし、前述公報に開
示の如く有底状の可撓性壁体を利用した技術では、処理
済処理物を取出す際、可撓性壁体の上部開口からの取出
しとなり、どうしても被処理物が残留するし、また、洗
浄も難しいという課題があった。
【0005】そこで本発明は、有底状の可撓性壁体を利
用して被処理物と圧媒を隔絶して加圧処理するものにお
いて、処理済処理物の完全排出(取出)と洗浄を容易、
正確にし、もって、液状被処理物の連続処理が可能な高
圧処理装置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧媒により圧
力を付与することが可能な加圧室7 を有する高圧容器1
と、加圧室7 内で圧媒と被処理物9 とを隔絶する有底状
の可撓性壁体8 と、可撓性壁体8 の一端開口から被処理
物9 を可撓性壁体8 内の処理室8Aに供給するとともに排
出する給排手段10とを具備した高圧処理装置において、
前述の目的を達成するために次の技術的手段を講じてい
る。
【0007】すなわち、本発明は、被処理物9 の加圧処
理姿勢A と処理済処理物9 を可撓性壁体8 内の処理室8A
から排出する方向に傾斜する傾斜姿勢B とに前記高圧
容器1 を姿勢変更する姿勢変更手段17を備えていること
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】有底状の可撓性壁体8 内の処理室8Aに収容され
ている被処理物9 を加圧処理するときは、図3で示す如
く加圧ピストン装置23付のプレスフレーム16内に高圧容
器1 が装着され、加圧ピストン装置23を昇圧することで
高圧容器1 に備えたピストン3 を摺動して所謂ピストン
直圧式で圧媒により等方圧を付与して例えば500kgf/cm2
以上で高圧処理する。
【0009】高圧処理、例えば、殺菌処理が終了した後
は、加圧ピストン装置23を戻し、プレスフレーム16と高
圧容器1 を相対的に移動させた後、図4で示す如く姿勢
変更手段17により高圧容器1 を所謂天地返しして傾斜姿
勢B にし、空気等を給送することにより、処理済処理体
9Aを完全排出する。
【0010】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
ると、第1実施例を示す図1〜図4において、高圧容器
1 は上下両端が開口した円筒形であり、上開口には図外
のパッキンを介して上蓋2 が嵌合されており、下開口に
は戻しバネ5 に抗して摺動するピストン3 が嵌合され、
該ピストン3 はバネ受3Aを有し、このバネ受3Aと容器1
の下端面との間に、実施例では皿バネで示す戻しバネ5
が介在され、該バネ5 はホルダ6 で取囲まれているとと
もに、ホルダ6 はピストン3 のバネ受3Aに係合して該ピ
ストン3 の抜止め部6Aを有している。
【0011】上蓋2 は上上蓋2Aとリング状の下上蓋2Bと
に分割され、該上蓋2 とピストン3および高圧容器1 で
圧媒により圧力を付与することが可能な加圧室7 を形成
している。加圧室7 内には有底状の可撓性壁体8 が備え
られて圧媒と被処理物9 とを隔絶しており、可撓性壁体
8 の一端開口が上蓋2 における下上蓋2Bに図外のシール
等を介して気密に取付けられている。
【0012】上蓋2 の上上蓋2Aには、可撓性壁体8 内の
処理室8Aに被処理物9 、例えばジュース、化粧水、水薬
等を一端開口から供給するとともに排出する給排手段10
が備えられており、該給排手段10は開閉弁11A を有する
供給路11と開閉弁12A を有する排出路12よりなり、供給
路11には処理室8Aの底近くまで延伸する配管11B が連通
接続されている。
【0013】高圧容器1 下端のピストン3 には加圧室7
に水等の圧媒を供給するとともに排出する圧媒給排手段
13が具備されており、該圧媒給排手段13は、開閉弁14A
を有する供給路14と開閉弁15A を有する排出路15よりな
る。高圧容器1 図1および図3に示す如く第1実施例で
はプレスフレーム16に装着されて容器軸方向を縦向にし
た加圧処理姿勢A と、図2に示す如くプレスフレーム16
より離脱されて図4に示す如く処理済処理物9Aを可撓性
壁体8 の処理室8Aから排出する方向に傾斜する傾斜姿勢
B とに姿勢変更自在であり、このため、該高圧容器1 に
は姿勢変更手段17が具備されている。
【0014】第1実施例では、姿勢変更手段17は固定架
台18上に備えられたギヤードモータ19とこの出力軸19A
にカップリング20を介して連結されていて軸受21で支持
された反転軸22等からなり、反転軸22を高圧容器1 の胴
部中央部分に連結してなる。プレスフレーム16は加圧処
理中の軸力を担持するものであり、台車式又は旋回式と
されており、下部には加圧シリンダ装置23を具備してい
る。
【0015】加圧シリンダ装置23はシリンダ23A とこれ
に嵌合されたピストンロッド23B を有するピストン23C
からなり、ピストンロッド23B は、プレスフレーム16に
装着された高圧容器1 の軸心と合致している。次に、一
連の動作を説明すると、図2に示す如くプレスフレーム
16と高圧容器1 とを離脱した状態において、開閉弁14A
を開にして加圧室7 に圧媒を充満させる。このとき、圧
媒と被処理物9 は可撓性壁体8 により隔絶されている。
圧媒はあらかじめ充満させておいてもよい。次に、被処
理物9 を給排手段10を介して可撓性壁体8 の処理室8Aに
供給する。この場合、開閉弁12A は開にしておいて、空
気抜き等をしつつ供給する。
【0016】処理室8Aに所定量の被処理物9 が供給され
ると開閉弁11A,12A を閉にして図1に示す如くプレスフ
レーム16に高圧容器1 を装着する。この実施例ではプレ
スフレーム16を台車式又は旋回式にすることでなされ
る。加圧室7 に圧媒を充満させた後、開閉弁14A,15A を
閉にした状態で加圧シリンダ装置23を作動することによ
りピストンロッド23B をピストン3 に押当て、該ピスト
ン3 を戻しバネ5 に抗して持上げることにより、加圧室
7 内で圧媒による等方圧を発生させ、可撓性壁体8 を介
して被処理物9 を例えば500kgf/cm2以上の高圧で所定時
間保持することにより、高圧処理、例えば殺菌等を行
う。
【0017】所定の高圧処理が終了した後は、加圧シリ
ンダ装置23の作動を停止すると戻しバネ5 によりピスト
ン3 を降下させ、その後、プレスフレーム16と高圧容器
1 とを図4に示す如く離脱させ、その後、姿勢変更手段
17のギヤードモータ19を駆動することにより、反転軸22
を介して高圧容器1 を図4に示す如く天地反転させて傾
斜姿勢B にするとともに開閉弁11A を開いて空気を供給
するとともに開閉弁12A を開いておくことにより、処理
済処理物9Aは処理室8Aに残存させることなく完全排出さ
れ、図外の回収タンク又は次段の高圧処理装置へと供給
される。
【0018】処理物9Aを排出した後は、ギヤードモータ
19を逆転させる等して高圧容器1 を旧位に戻す。異種の
被処理物の高圧処理において、前回処理物を洗浄する場
合は図4の状態で開閉弁11A を開いて洗浄水を噴出する
ことで完全洗浄ができる。図5は本発明の第2実施例で
あり、既述の第1実施例が所謂縦置形であったのに対
し、第2実施例は所謂横置形にした点が異なり、縦置形
に比べて建屋高さを低くできる。
【0019】その他は第1実施例と共通し、共通する部
分は共通符号で示している。本発明の図示した実施例は
以上の通りであるが、次のように改良乃至設計変更する
ことができる。 処理済処理体9Aの排出(取出)は、被処理物9 の給
排手段10とは別個独立して備えること。
【0020】 処理済処理体9Aの排出において、高圧
容器1 の転倒角度は該処理体9Aを排出できればよいこと
から90°〜110 °程度にすること。 高圧容器1 が傾動することから、給排手段10,13 の
接続管は、傾動を許容するため可撓配管にすること。 傾斜手段17はモータに代替して伸縮シリンダその他
のアクチェータを採用すること。
【0021】 高圧容器1 を傾斜するとき、その慣性
力が大きいことから、傾斜手段17は一対設けるととも
に、傾斜姿勢を保持するストッパを備えること。 等々である。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、被処理物9
の加圧処理姿勢A と処理済処理物9 を可撓性壁体8 内の
処理室8Aから排出する方向に傾斜する傾斜姿勢B とに前
記高圧容器1 を姿勢変更する姿勢変更手段17を備えてい
るので、処理済処理物9Aを可撓性壁体9 に残在させるこ
とがなく、また、洗浄性能も優れる。
【0023】従って、本発明は、液状被処理物の高圧処
理装置として実益大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す加圧前の立断面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例を示す被処理物充填時の立
断面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す加圧処理中の立断面
図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す処理済処理物排出時
の立断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す立断面図である。
【符号の説明】
1 高圧容器 7 加圧室 8 可撓性壁体 8A 処理室 9 被処理物 9A 処理済処理物 10 給排手段 17 傾斜手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧媒により圧力を付与することが可能な
    加圧室(7) を有する高圧容器(1) と、加圧室(7) 内で圧
    媒と被処理物(9) とを隔絶する有底状の可撓性壁体(8)
    と、可撓性壁体(8) の一端開口から被処理物(9) を可撓
    性壁体(8) 内の処理室(8A)に供給するとともに排出する
    給排手段(10)とを具備した高圧処理装置において、 被処理物(9) の加圧処理姿勢(A) と処理済処理物(9) を
    可撓性壁体(8) 内の処理室(8A)から排出する方向に傾斜
    する傾斜姿勢(B) とに前記高圧容器(1) を姿勢変更する
    姿勢変更手段(17)を備えていることを特徴とする高圧処
    理装置。
JP4175729A 1992-07-02 1992-07-02 高圧処理装置 Pending JPH0614726A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4175729A JPH0614726A (ja) 1992-07-02 1992-07-02 高圧処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4175729A JPH0614726A (ja) 1992-07-02 1992-07-02 高圧処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0614726A true JPH0614726A (ja) 1994-01-25

Family

ID=16001219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4175729A Pending JPH0614726A (ja) 1992-07-02 1992-07-02 高圧処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0614726A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5891505A (en) * 1996-01-23 1999-04-06 Flow International Corporation Method for pressure processing a pumpable food substance
US5993172A (en) * 1996-01-23 1999-11-30 Flow International Corporation Method and apparatus for pressure processing a pumpable substance
US6158981A (en) * 1998-06-18 2000-12-12 Flow International Corporation Method and apparatus for aseptic pressure-processing of pumpable substances
US6164930A (en) * 1998-06-18 2000-12-26 Flow International Corporation Apparatus for regulating flow of a pumped substance
US6870978B2 (en) 2001-10-16 2005-03-22 Ken Purchase Waveplate and optical circuit formed from mesogen-containing polymer

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5891505A (en) * 1996-01-23 1999-04-06 Flow International Corporation Method for pressure processing a pumpable food substance
US5993172A (en) * 1996-01-23 1999-11-30 Flow International Corporation Method and apparatus for pressure processing a pumpable substance
US5996478A (en) * 1996-01-23 1999-12-07 Flow International Corporation Apparatus for pressure processing a pumpable food substance
US6158981A (en) * 1998-06-18 2000-12-12 Flow International Corporation Method and apparatus for aseptic pressure-processing of pumpable substances
US6164930A (en) * 1998-06-18 2000-12-26 Flow International Corporation Apparatus for regulating flow of a pumped substance
US6870978B2 (en) 2001-10-16 2005-03-22 Ken Purchase Waveplate and optical circuit formed from mesogen-containing polymer
US7058249B2 (en) 2001-10-16 2006-06-06 Lightwave Microsystems Corporation Waveplate and optical circuit formed using mesogen-containing polymer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4832096A (en) Device and a method for the air-free filling of receptacles, in particular flexible bags
JP6864977B2 (ja) プラスチックボトルを製造し、充填物で充填する装置および方法
US4452030A (en) Contamination-free method and apparatus for filling spouted bags with a fluid
US5313990A (en) Method and apparatus for filling containers with liquid material
US5031673A (en) Method and apparatus for dispensing a liquid into containers in an aseptic or sterile manner
JP4459766B2 (ja) ボトル、カン等のような容器のための処理機械
AU772585B2 (en) Packaging method and apparatus
EP2077823B1 (en) Method for precipitation of small medicament particles into use containers
CA2166301A1 (en) Method and apparatus for the formation of particles
US9695028B2 (en) Filling unit and method for filling an article with a pourable product
CN101258073A (zh) 容器包装饮料的制造方法和装置
JPH05227926A (ja) 食品等の高圧処理装置
JPH0614726A (ja) 高圧処理装置
JPH06225739A (ja) 物を加圧する装置
EP2928800B1 (en) Apparatus and method for transferring and pressurizing powder
MXPA00004113A (es) Procedimiento continuo y aparato para la esterilizacion de bebidas embotelladas.
CN111533065A (zh) 用于处理容器的装置
EP0974548A1 (en) Method and tank for dispensing under gravity liquid substances into containers
EP4074649A1 (en) Capping device and capping method
JP2003515509A (ja) 容器を充填する装置
US8241576B2 (en) Microbial inactivation by multiple pressure spikes delivered with regulated frequency
WO2018079394A1 (ja) 等方圧加圧装置、および等方圧加圧装置を用いた等方圧加圧方法
JP6905552B2 (ja) 等方圧加圧装置、等方圧加圧装置用収容容器、等方圧加圧処理方法
JP2020075766A (ja) 容器のカウンタプレッシャ充填のための方法、および、カウンタプレッシャ充填機の充填システム
JP3062370B2 (ja) 流動物の加圧処理装置