WO2018079394A1 - 等方圧加圧装置、および等方圧加圧装置を用いた等方圧加圧方法 - Google Patents

等方圧加圧装置、および等方圧加圧装置を用いた等方圧加圧方法 Download PDF

Info

Publication number
WO2018079394A1
WO2018079394A1 PCT/JP2017/037801 JP2017037801W WO2018079394A1 WO 2018079394 A1 WO2018079394 A1 WO 2018079394A1 JP 2017037801 W JP2017037801 W JP 2017037801W WO 2018079394 A1 WO2018079394 A1 WO 2018079394A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
pressure
pressure vessel
liquid supply
internal space
isotropic
Prior art date
Application number
PCT/JP2017/037801
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
鈴木 一也
友哉 南野
Original Assignee
株式会社神戸製鋼所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社神戸製鋼所 filed Critical 株式会社神戸製鋼所
Priority to AU2017350612A priority Critical patent/AU2017350612B2/en
Priority to KR1020197014232A priority patent/KR102198691B1/ko
Priority to CN201780064582.1A priority patent/CN109843567A/zh
Publication of WO2018079394A1 publication Critical patent/WO2018079394A1/ja

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B5/00Presses characterised by the use of pressing means other than those mentioned in the preceding groups
    • B30B5/02Presses characterised by the use of pressing means other than those mentioned in the preceding groups wherein the pressing means is in the form of a flexible element, e.g. diaphragm, urged by fluid pressure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L3/00Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs
    • A23L3/015Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs by treatment with pressure variation, shock, acceleration or shear stress or cavitation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J12/00Pressure vessels in general

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)

Abstract

圧力容器の内部を液体の圧力媒体で満たす際に、圧力容器内の被処理物が液流により圧力容器内で流れて排気口に吸い込まれることを防止する等方圧加圧装置を提供する。横置き配置された圧力容器(1)の軸方向両端部のうちの少なくとも一方の端部に排気口(15a)が設けられており、圧力容器(1)の軸方向の端部の排気口(15a)よりも低い位置に給液口(14a)が設けられている。給排水ユニット(3)(圧媒供給装置)により給液口(14a)から圧力容器(1)の中へ液体の圧力媒体が供給されることで、排気口(15a)から空気が排出されつつ圧力容器(1)の中が前記圧力媒体で満たされる。

Description

等方圧加圧装置、および等方圧加圧装置を用いた等方圧加圧方法
 本発明は、横置き配置の圧力容器の中に入れられた被処理物を液体の圧力媒体で加圧処理する等方圧加圧装置に関するものである。
 等方圧加圧装置として、特許文献1には高圧処理装置が記載されている。高圧処理装置は、例えば食品産業で使用されるものであって、生産品の殺菌処理に用いられる。この高圧処理装置は、水平配置される筒状のチャンバー(圧力容器)と、チャンバーの軸方向両端部の開口を閉止するプラグとを備える。プラグの内部には、高圧水が流される流路が形成されている。この流路を通じてチャンバーの内部に加圧用の高圧水が供給される。加圧用の高圧水が供給されると、チャンバーの内部に入れられた被処理物には、例えば400MPaという高圧が作用する。これにより、被処理物は殺菌される。
 従来、上記したような高圧処理装置では、被処理物を加圧処理する準備工程として、水平配置された圧力容器の一方の軸方向の端部の最上部から圧力容器内に給水され、他方の軸方向の端部の最上部から圧力容器の中の空気が排出されることで、圧力容器の内部が水で満たされていた。
米国特許出願公開第2004/0045450号明細書
 圧力容器の内部を水で満たすための上記のような従来の方法では、圧力容器内が満水近くになると圧力容器内の上部の水流が速くなり、圧力容器内の被処理物(例えば、ラミネートフィルムで包装された食品)が、水流でバスケット(被処理物を収容しておく容器)から飛び出し、排気口に吸い込まれることがあった。
本発明は、圧力容器の内部を液体の圧力媒体で満たす際に、圧力容器内の被処理物が液流により圧力容器内で流れて排気口に吸い込まれることを防止することが可能な等方圧加圧装置および等方圧加圧装置を用いた等方圧加圧方法を提供することを目的とする。
 提供されるのは等方圧加圧装置であって、当該等方圧加圧装置は、所定の軸方向に沿って延びる筒状の圧力容器であって、当該圧力容器は前記軸方向が水平方向に沿うように横置きに配置されており、更に、前記圧力容器の前記軸方向の両端部には前記圧力容器の内部空間の両端部を構成する一対の開口がそれぞれ形成されている、圧力容器と、前記一対の開口をそれぞれ閉止するように前記圧力容器に装着される一対の蓋体と、前記圧力容器の前記内部空間に液体の圧力媒体を供給することが可能な圧媒供給装置と、前記圧力媒体が供給された前記圧力容器の前記内部空間を加圧することが可能な加圧部と、を備え、前記圧力容器の前記内部空間に入れられた被処理物を前記圧力媒体で加圧処理する等方圧加圧装置であって、前記内部空間の上端部と前記圧力容器の外部とを連通することが可能な少なくとも一つの排気口が、前記圧力容器に設けられており、前記圧媒供給装置に接続され、前記圧力媒体が前記内部空間に流入することを許容する少なくとも一つの給液口が、前記圧力容器の前記排気口よりも低い位置に設けられており、前記圧媒供給装置により前記給液口を通じて前記圧力容器の前記内部空間に前記圧力媒体が供給されることで、前記排気口から空気が排出されつつ前記圧力容器の中が前記圧力媒体で満たされる。
本発明の第1実施形態に係る等方圧加圧装置を示す概略の斜視図である。 図1に示す等方圧加圧装置において、圧力容器の開口を閉止する蓋体が開口を開放する位置にあるときの圧力容器、蓋体、およびその周辺部品の概略の側断面図である。 図1に示す等方圧加圧装置において、圧力容器の開口を閉止する蓋体が給液位置にあるときの圧力容器、蓋体、およびその周辺部品の概略の側断面図である。 図1に示す等方圧加圧装置において、圧力容器の開口を閉止する蓋体が加圧位置にあるときの圧力容器、蓋体、およびその周辺部品の概略の側断面図である。 本発明の第2実施形態に係る等方圧加圧装置において、圧力容器の開口を閉止する蓋体が給液位置にあるときの圧力容器、蓋体、およびその周辺部品の概略の側断面図である。
 以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下に説明する実施形態では、液体の圧力媒体として水を使用することとしているが、液体の圧力媒体は、水に限定されることはない。また、以下に説明する実施形態では、食品を加圧処理する例を記載しているが、被処理物として、食品以外に、金属粉末、セラミック粉末などがある。
 (等方圧加圧装置の構成)
 図1は、本発明の第1実施形態に係る等方圧加圧装置100を示す概略の斜視図である。図1に基づき、本実施形態に係る等方圧加圧装置100の全体構成が説明される。等方圧加圧装置100は、横置き配置される円筒形状の圧力容器1と、プレスフレーム2と、油圧シリンダ(不図示)を介してプレスフレーム2に取り付けられた蓋体6,7と、タンク3aを有する給排水ユニット3(圧媒供給装置)と、高圧ポンプユニット4と、これらを制御する制御盤5と、被処理物が入れられるバスケット10と、を備える。バスケット10は、例えば、供給コンベア11によって圧力容器1の中に入れられ、排出コンベア12によって圧力容器1の外へ出される。また、バスケット10を収容する圧力容器1は、スライド装置13にてプレスフレーム2内と、コンベア11,12側との間を移動させられる。
 給排水ユニット3は、圧力容器1の中(内部空間S)を圧力媒体である水で満たすための装置の一例である。高圧ポンプユニット4は、水で満たされた圧力容器1の中に加圧用の高圧の水を供給するための装置の一例である。給排水ユニット3からは低圧の水が吐出され、高圧ポンプユニット4からは高圧の水が吐出される。
 図2は、図1に示す等方圧加圧装置100において、圧力容器1の開口1a、1bを閉止する第1蓋体6、第2蓋体7が開口1a、1bを開放する位置にあるときの圧力容器1、第1蓋体6、第2蓋体7、およびその周辺部品の概略の側断面図である。図3は、図1に示す等方圧加圧装置100において、第1蓋体6、第2蓋体7が給液位置にあるときの圧力容器1、第1蓋体6、第2蓋体7、およびその周辺部品の概略の側断面図である。図4は、図1に示す等方圧加圧装置100において、第1蓋体6、第2蓋体7が加圧位置にあるときの圧力容器1、第1蓋体6、第2蓋体7、およびその周辺部品の概略の側断面図である。圧力容器1は、所定の軸方向(水平方向)に沿って延びる筒形状を有する。圧力容器1の内部には、内部空間Sが形成されている。そして、圧力容器1は、前記軸方向が水平方向に沿うように横置きに配置される。また、圧力容器1は、筒状の容器本体1Aと、環状フランジ8,9と、を有する。圧力容器1の容器本体1Aの軸方向の両端部に形成された開口1a、1bは、内部空間Sの両端部を構成している。圧力容器1の容器本体1Aの軸方向の両端面に、それぞれ環状フランジ8,9が取り付けられている。図2~4に示すように、環状フランジ8,9のうちの第1環状フランジ8(給液フランジ、給液用部材)の内部には圧媒流路14および排気流路15が形成されている。圧媒流路14は配管(不図示)にて給排水ユニット3と接続される。第1環状フランジ8の内周面には給液口14aが設けられている。すなわち、給液口14aは、第1環状フランジ8の内周面を通じて内部空間Sに連通しており、圧力媒体である水が内部空間Sに流入することを許容する。圧媒流路14は給液口14aと連通している。この結果、給液口14aは給排水ユニット3に接続されている。給排水ユニット3からの水は、圧媒流路14を経て給液口14aから圧力容器1の中へ供給される。なお、圧力容器1は、当該圧力容器1の軸方向における中心よりも軸方向の一端側に配置された第1端部と、前記中心よりも前記軸方向の他端側に配置された第2端部と、を有する。環状フランジ8,9は、それぞれ圧力容器1の第1端部の一部および第2端部の一部を構成する。
 また、第1環状フランジ8の内面には、排気流路15と連通する排気口15aが内部空間Sに連通するように設けられている。排気口15aは、内部空間Sの上端部と圧力容器1の外部とを連通することが可能とされている。給液口14aと排気口15aとは周方向において互いに180度異なる位置に設けられている。圧力容器1が横置き配置された状態において、給液口14aが最下部に、排気口15aが最上部に位置するように、圧力容器1に第1環状フランジ8が取り付けられる。排気流路15の排気口15aと連通する側とは反対側は、例えば配管(不図示)が接続され大気に開放されている。
 第1環状フランジ8とは反対側の第2環状フランジ9(排気フランジ)の内部には排気流路15が形成されている。なお、この第2環状フランジ9には、第1環状フランジ8に形成されている圧媒流路14は形成されていない。第2環状フランジ9の内面には、排気流路15と連通する排気口15aが設けられている。圧力容器1が横置き配置された状態において、排気口15aが最上部に位置するように、圧力容器1に第2環状フランジ9が取り付けられる。第1環状フランジ8の場合と同じく、第2環状フランジ9に形成された排気流路15の排気口15aと連通する側とは反対側は、例えば配管(不図示)が接続され大気開放されている。
 本実施形態では、上記した構成で、横置き配置された圧力容器1の軸方向の両端部のうちの両方の最上部(排気口15a)(内部空間Sの上端部)から、圧力容器1の中の空気が排出可能とされ、且つ、横置き配置された圧力容器1の軸方向の端部であって、空気が排出される前記最上部よりも低い位置(給液口14a)から圧力容器1の中へ給排水ユニット3により水(圧力媒体)が供給可能とされている。なお、本実施形態では、給液口14aは、圧力容器1の軸心よりも下方に配置されている。
 圧力容器1の軸方向の両端部に設けられた開口1a、b(図1参照)は、油圧シリンダを介してプレスフレーム2に取り付けられた第1蓋体6、第2蓋体7で閉止されるようになっている。
 図2~4に示すように、第1蓋体6は、内部空間Sに挿入される蓋本体部6aと、蓋本体部6aよりも大径の鍔部6bと、環状のシール部材16と、環状のガイド部材17と、を有する。第1蓋体6(蓋本体部6aおよび鍔部6b)の内部には、加圧用の水を圧力容器1の中に供給するための圧媒流路18が形成されている。圧媒流路18は、第1蓋体6の中心上(圧力容器1の軸心上)に形成されている。この圧媒流路18は、配管(不図示)にて高圧ポンプユニット4と接続される。高圧ポンプユニット4、および圧媒流路18は、水で満たされた圧力容器1の中を加圧するための加圧部を構成する。
 第1蓋体6の蓋本体部6aは、第1環状フランジ8および圧力容器1の軸方向端部に、この順で軸方向に沿って挿入される。蓋本体部6aの周囲(外周部)には、圧力容器1への挿入側から順に環状のシール部材16、および環状のガイド部材17が軸方向に沿って所定の間隔をあけて配置されている。シール部材16は、給排水ユニット3から圧力容器1の中に供給された低圧の水が、圧力容器1の中から漏れないようにするための部材であるとともに、高圧ポンプユニット4から圧力容器1の中に供給された高圧の水が、圧力容器1の中から漏れないようにする(圧力容器1の中を高圧に保持する)ための部材でもある。
 なお、蓋本体部7aと、蓋本体部7aよりも大径の鍔部7bとを有する第2蓋体7の構成は、第1蓋体6と同じである。
 被処理物は、例えば、ラミネートフィルムで包装された食品50である。図1~4に示すように、バスケット10は、上部が開口する円筒形状のバスケット本体10aと、バスケット本体10aの軸方向の両端部に取り付けられた蓋10bとで構成される。このバスケット10の中に、複数の食品50が積み重ねられて収容される。
 (等方圧加圧装置を用いた被処理物の加圧処理方法)
 図1~4を参照しつつ、等方圧加圧装置100を用いた被処理物の加圧処理方法の一例について説明する。
 作業者は、複数の食品50を、例えば手作業にてバスケット10の中に入れる。次に、作業者は、複数の食品50が入れられたバスケット10を、供給コンベア11によって圧力容器1の開口1bから圧力容器1の中に入れる。そして、プレスフレーム2が位置する方向へ圧力容器1がスライド移動される。第1蓋体6および第2蓋体7の軸方向と圧力容器1の軸方向とが一致する位置で圧力容器1の移動が停止される。
 次に、油圧シリンダ(不図示)が動作し、第1蓋体6(蓋本体部6a)の先端部および第2蓋体7(蓋本体部7a)の先端部が、図3に示す給液位置(軸方向における第1の位置)までそれぞれ環状フランジ8,9の中に挿入、装着される。給液位置は、シール部材16の外周面が給液口14aよりも軸方向の外側において第1環状フランジ8の内周面に当接することで、圧力容器1がシール部材16で密閉されつつ(圧力容器1の開口1a、1bが閉止されつつ)、圧力容器1の中(内部空間S)へ水を第1環状フランジ8の給液口14aから供給する位置である。その後、排気口15aを通じて内部空間Sと圧力容器1の外部とが連通した状態で給排水ユニット3が動作し、給液口14aから圧力容器1の中へ低圧水WLが注入される(給液工程)。
 圧力容器1の中に低圧水WLが注入されていくと、圧力容器1の中の空気(図3のAir)は、圧力容器1の軸方向の両端部の最上部にそれぞれ位置する排気口15aから圧力容器1の外部に抜けていく。
 圧力容器1の中が水Wで満たされると、給排水ユニット3が停止され、油圧シリンダ(不図示)が動作することで、第1蓋体6(蓋本体部6a)の先端部および第2蓋体7(蓋本体部7a)の先端部が、図4に示す加圧位置(軸方向における第2の位置)までそれぞれ圧力容器1の軸方向の端部の中(内部空間S)に軸方向に沿って更に挿入される。加圧位置は、環状フランジ8,9よりも内方(圧力容器1の軸方向中心側、給液口14aよりも軸方向の内側)で、圧力容器1の内面にシール部材16が当接することで、圧力容器1がシール部材16で密閉されつつ、圧力容器1の中を加圧部により高圧の水で加圧する位置である。その後、高圧ポンプユニット4が動作し、圧力容器1の中へ圧媒流路18から高圧水WHが供給され、食品50が等方圧にて所定の時間、加圧される(加圧工程)。これにより、食品50は殺菌される。圧力容器1の中は、例えば600MPaに昇圧される。
 このように、第1蓋体6(蓋本体部6a)の先端部および第2蓋体7(蓋本体部7a)の先端部は、圧力容器1の内部空間Sに向かってそれぞれ軸方向に沿って二段階で挿入される(給液位置、加圧位置)。なお、給液位置(第1の位置)に装着された第1蓋体6のシール部材16は、給液口14aよりも軸方向の外側に配置されることで給液口14aが内部空間Sに連通することを許容する。また、加圧位置(第2の位置)に装着された第1蓋体6のシール部材16は、給液口14aよりも軸方向の内側に配置されることで給液口14aと内部空間Sとの間を塞ぐ。
 加圧処理が完了すると、第1蓋体6および第2蓋体7が圧力容器1に対して後退されることで圧力容器1から蓋体6,7が外され、圧力容器1の中の水が排水される。その後、圧力容器1がコンベア側へスライド移動される。そして、加圧処理された食品50が入れられたバスケット10が圧力容器1の中から取り出される。その後、例えば手作業にて、バスケット10の中から食品50が取り出される。
 本実施形態に係る等方圧加圧装置100によれば、横置き配置された圧力容器1の内部が水で満たされる際に、圧力容器1の軸方向の端部のうち、空気が排出される高さよりも低い位置から圧力容器1の中へ圧力媒体としての水が供給される。これによると、圧力容器1内が満水近くになったとき、圧力容器1内の上部(喫水面近く)の水流は、圧力容器1内にその最上部から給水していた従来の構成と比較して、穏やかな流れとなる。その結果、圧力容器1内の食品50が水流により流れて排気口15aに吸い込まれることが防止される。
 また、本実施形態に係る等方圧加圧装置100では、横置き配置された圧力容器1の軸方向の両端部(第1端部および第2端部)のうちの両方の最上部に排気口15aが設けられている。
 この構成によると、圧力容器1の軸方向の両端部から空気が抜けるので、1箇所の排気口から排気される空気の速度が遅くなる。その結果、圧力容器1内の上部の水流が緩やかになって食品50が排気口15aに吸い込まれることが更に防止される。
 また、本実施形態における等方圧加圧装置100を構成する第1環状フランジ8に設けられた給液口14a、および排気口15aに着目すると、これらの給液口14a、および排気口15aは、圧力容器1の軸方向の両端部(第1端部および第2端部)のうち同じ側の端部に設けられている。
 この構成によると、圧力容器1への給水時、圧力容器1の下部に位置する給液口14aから給水され、給液口14aと同じ側の上部に位置する排気口15aから空気が抜ける。これによると、圧力容器1への給水により生じる水流の影響を食品50が受けにくくなる。その結果、圧力容器1内の食品50が水流により流れて排気口15aに吸い込まれることがより防止される。
 また、等方圧加圧装置100では、圧力容器1の軸方向の端部に、内面に給液口14aが設けられた環状フランジ8(給液フランジ、給液用部材)が取り付けられている。
 この構成によると、圧力容器1の中を水で満たすための給液口および流路を、圧力容器1や蓋体6,7に形成する必要がない。このため、圧力容器1、および蓋体6,7の強度を確保し易くなる。
 また、等方圧加圧装置100を用いた等方圧加圧方法として、前述のように、まず、環状フランジ8の内面にシール部材16が当接することで、当該シール部材16で圧力容器1が密閉されつつ、圧力容器1の中へ圧力媒体としての水が給液口14aから供給される(給液工程)。その後、水で内部が満たされた圧力容器1の軸方向端部へ蓋本体部6a,7aが挿入され、環状フランジ8,9よりも軸方向の内側の圧力容器1の内面にシール部材16が当接することで、当該シール部材16で圧力容器1が密閉されつつ、圧力容器1の中を加圧部(4,18)により圧力媒体としての水で加圧する(加圧工程)。
 前述のように、加圧処理時、圧力容器1の中は、例えば600MPaという高圧状態となる。上記の構成によれば、加圧処理時、環状フランジ8,9、およびその内面に設けられた給液口14a、排気口15aには高圧の圧力がかからない(図4参照)。このため、圧媒流路14と給排水ユニット3とを接続する配管、その配管に取り付けられる各種弁(不図示)として、耐強度が例えば600MPaという高圧仕様のものを使用する必要が低減される(低圧仕様のものを使用することができる)。排気流路15に接続される配管、およびその配管に取り付けられる各種弁(不図示)についても同様であり、これら配管、各種弁として、耐強度が例えば600MPaという高圧仕様のものを使用する必要が低減される。
 (第2実施形態)
 図5は、本発明の第2実施形態に係る等方圧加圧装置において、第1蓋体6、第2蓋体7が給液位置にあるときの圧力容器1、第1蓋体6、第2蓋体7、およびその周辺部品の概略の側断面図である。図5を参照しつつ、第2実施形態について説明する。第2実施形態における第2環状フランジ9は、その反対側の第1環状フランジ8と同じく、圧力容器1が横置き配置された状態において、その内面の最上部に排気口15aが位置するとともに、その内面の最下部に給液口14aが位置するように、排気口15aおよび給液口14aがその内面に設けられている。すなわち、第2実施形態では、横置き配置された圧力容器1の軸方向の両端部(第1端部、第2端部)のうちの、排気口15aよりも低い位置に給液口14aがそれぞれ設けられている。なお、この場合、第2環状フランジ9は、排気機能だけでなく給水機能も有するので、排気フランジであるとともに給液フランジ(給液用部材)でもある。
 この構成によると、圧力容器1の軸方向の両端部から圧力容器1内に給水されるため、水流が相互に打ち消し合うようになり、圧力容器1内が満水近くになっても、圧力容器1内の上部の水流は速くならない。この結果、圧力容器1内の食品50が水流により流れて排気口15aに吸い込まれることがより防止される。また、圧力容器1内の食品50を収容するバスケット10が、圧力容器1内で流されて蓋体6,7に衝突することが防止される。すなわち、バスケット10の損傷が防止される。
 (第3実施形態)
 第3実施形態として、第1実施形態に係る等方圧加圧装置100において、図2~4に示す第1実施形態における第2環状フランジ9が、排気口15aおよび排気流路15を有さない態様でもよい。すなわち、給液口14aが排気口15aよりも低い位置に設けられることを前提とし、給液口14aと排気口15aとが、圧力容器1の軸方向の同じ側の端部(第1端部または第2端部)のみに設けられているものであってもよい。本構成によれば、圧力容器1の軸方向の両端部のいずれにも排気口15aが設けられている第1実施形態と比較して、圧力容器1への給水により生じる水流の影響を食品50がより受けにくくなる。
 (第4実施形態)
 第4実施形態として、第1実施形態に係る等方圧加圧装置100において、図2~4に示す第1実施形態における第1環状フランジ8が、排気口15aおよび排気流路15を有さない態様でもよい。すなわち、給液口14aが排気口15aよりも低い位置に設けられることを前提とし、圧力容器1の一方の軸方向の端部(第1端部)のみに給液口14aが設けられ、圧力容器1の他方の軸方向の端部(第2端部)のみに排気口15aが設けられてもよい。
 (変形実施形態)
 上記の各実施形態に係る等方圧加圧装置100は、圧力容器の中に外部から液体の圧力媒体を押し込んで被処理物を等方圧にて加圧処理する外部昇圧式等方圧加圧装置の一つである。本発明に係る等方圧加圧装置は、このような外部昇圧式等方圧加圧装置ではなく、ピストン直圧式等方圧加圧装置であってもよい。この場合、例えば、蓋体6,7に圧媒流路18は形成される必要がない。そして、例えば、第2蓋体7がピストンとなる。第2蓋体7の蓋本体部7aの長さは設計により決定される。圧力容器1の中が液体の圧力媒体で満液とされた状態で、圧力容器1の開口1bからその内部へ油圧シリンダ(不図示)などでピストン(第2蓋体7の蓋本体部7a)が押し込まれることで圧力容器1の中の被処理物は圧力媒体で等方圧にて加圧処理される。ピストン直圧式等方圧加圧装置の場合は、上記油圧シリンダが、圧力媒体で満たされた圧力容器1の中を加圧するための加圧部を構成する。
 上記の各実施形態では、給液口14aは、横置き配置された圧力容器1の軸方向の端部の最下部に設けられているが、給液口14aは、排気口15aよりも低い位置に設けられればよい。すなわち、給液口14aの位置は、最下部に限定されることはない。なお、上記の各実施形態のように、給液口14aが最下部に設けられていた方が、圧力容器1内が満水近くになったときの水流が、より穏やかなものとなる。
 また、圧力容器1の軸方向の端部に環状フランジ8,9が取り付けられていなくてもよい。この場合、給液口14aが排気口15aよりも低い位置に設けられることを前提とし、例えば、圧力容器1の軸方向端部の内面や、蓋体6,7の先端の外縁部に、排気口15a、給液口14aが設けられる。
 以上、本発明の実施形態およびその変形について説明した。なお、その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行うことは可能である。
 本発明によって提供されるのは、等方圧加圧装置であって、所定の軸方向に沿って延びる筒状の圧力容器であって、当該圧力容器は前記軸方向が水平方向に沿うように横置きに配置されており、更に、前記圧力容器の前記軸方向の両端部には前記圧力容器の内部空間の両端部を構成する一対の開口がそれぞれ形成されている、圧力容器と、前記一対の開口をそれぞれ閉止するように前記圧力容器に装着される一対の蓋体と、前記圧力容器の前記内部空間に液体の圧力媒体を供給することが可能な圧媒供給装置と、前記圧力媒体が供給された前記圧力容器の前記内部空間を加圧することが可能な加圧部と、を備え、前記圧力容器の前記内部空間に入れられた被処理物を前記圧力媒体で加圧処理する等方圧加圧装置であって、前記内部空間の上端部と前記圧力容器の外部とを連通することが可能な少なくとも一つの排気口が、前記圧力容器に設けられており、前記圧媒供給装置に接続され、前記圧力媒体が前記内部空間に流入することを許容する少なくとも一つの給液口が、前記圧力容器の前記排気口よりも低い位置に設けられており、前記圧媒供給装置により前記給液口を通じて前記圧力容器の前記内部空間に前記圧力媒体が供給されることで、前記排気口から空気が排出されつつ前記圧力容器の中が前記圧力媒体で満たされる。
 また、前記圧力容器は、当該圧力容器の前記軸方向における中心よりも前記軸方向の一端側に配置された第1端部と、前記中心よりも前記軸方向の他端側に配置された第2端部と、を有し、前記少なくとも一つの排気口は、前記第1端部および前記第2端部の少なくとも一方の端部に設けられており、前記少なくとも一つの給液口は、前記第1端部および前記第2端部の少なくとも一方の端部に設けられているものでもよい。
 また、前記少なくとも一つの給液口および前記少なくとも一つの排気口は、前記圧力容器の前記第1端部および前記第2端部のうちの同じ端部に設けられているものでもよい。
 また、前記少なくとも一つの排気口は、前記圧力容器の前記第1端部および前記第2端部にそれぞれ設けられた一対の排気口を含むものでもよい。
 更に、前記少なくとも一つの給液口は、前記圧力容器の前記第1端部および前記第2端部にそれぞれ設けられた一対の給液口を含むものでもよい。
 また、前記圧力容器は、筒状の容器本体と、前記容器本体の前記軸方向の両端部のうちの少なくとも一方の端部に取り付けられ、前記圧力容器の前記第1端部の一部または前記第2端部の一部を構成する、少なくとも一つの環状の給液用部材と、を備え、前記給液口は、前記給液用部材の内周面を通じて前記内部空間に連通するように設けられているものでもよい。また、このような等方圧加圧装置を用いた等方圧加圧方法は、給液工程と、加圧工程とを備える。給液工程では、前記蓋体のうち前記内部空間に挿入される蓋本体部の周囲に配置された環状のシール部材の外周面が前記給液口よりも前記軸方向の外側において前記環状の給液用部材の内周面に当接するように前記蓋部を前記圧力容器に装着することで、当該シール部材で前記開口を閉止しつつ、前記排気口を通じて前記内部空間と前記圧力容器の外部とが連通した状態で前記給液口から前記圧力容器の前記内部空間に前記圧力媒体を供給する。また、加圧工程では、前記給液工程により前記内部空間が前記圧力媒体で満たされた状態の前記圧力容器に対して前記蓋本体部を前記軸方向に沿って更に挿入し、前記給液口よりも前記軸方向の内側の前記圧力容器の内面に前記シール部材を当接させることで、当該シール部材で前記圧力容器を密閉しつつ、前記加圧部によって前記圧力容器の前記内部空間を前記圧力媒体で加圧する。なお、前記蓋本体部の内部には、前記加圧部の一部を構成する圧媒流路が形成されており、前記加圧工程において、前記圧媒流路を通じて前記内部空間に前記圧力媒体を供給することで、前記圧力容器の前記内部空間を前記圧力媒体で加圧するものでもよい。
 また、前記一対の蓋体のうちの少なくとも一つの蓋体は、前記内部空間に挿入される蓋本体部と、前記蓋本体部の周囲に配置された環状のシール部材と、を有し、前記少なくとも一つの蓋体は、前記圧力容器に対して前記軸方向における第1の位置および第2の位置に装着可能とされており、前記第1の位置に装着された前記少なくとも一つの蓋体の前記シール部材は、前記給液口よりも前記軸方向の外側に配置されることで前記給液口が前記内部空間に連通することを許容し、前記第2の位置に装着された前記少なくとも一つの蓋体の前記シール部材は、前記給液口よりも前記軸方向の内側に配置されることで前記給液口と前記内部空間との間を塞ぐことが望ましい。当該等方圧加圧装置を用いた等方圧加圧方法は、給液工程と、加圧工程とを備える。給液工程では、前記環状のシール部材の外周面が、前記給液口よりも前記軸方向の外側において前記圧力容器の内周面に当接するように前記蓋部を前記第1の位置において前記圧力容器に装着することで、当該シール部材で前記開口を閉止しつつ、前記排気口を通じて前記内部空間と前記圧力容器の外部とが連通した状態で前記給液口から前記圧力容器の前記内部空間に前記圧力媒体を供給する。また、加圧工程では、前記給液工程により前記内部空間が前記圧力媒体で満たされた状態の前記圧力容器に対して前記蓋本体部を前記第2の位置まで前記軸方向に沿って更に挿入し、前記給液口よりも前記軸方向の内側の前記圧力容器の内周面に前記シール部材を当接させることで、当該シール部材で前記圧力容器を密閉しつつ、前記加圧部によって前記圧力容器の前記内部空間を前記圧力媒体で加圧する。
 

Claims (10)

  1. 所定の軸方向に沿って延びる筒状の圧力容器であって、当該圧力容器は前記軸方向が水平方向に沿うように横置きに配置されており、更に、前記圧力容器の前記軸方向の両端部には前記圧力容器の内部空間の両端部を構成する一対の開口がそれぞれ形成されている、圧力容器と、
    前記一対の開口をそれぞれ閉止するように前記圧力容器に装着される一対の蓋体と、
    前記圧力容器の前記内部空間に液体の圧力媒体を供給することが可能な圧媒供給装置と、
    前記圧力媒体が供給された前記圧力容器の前記内部空間を加圧することが可能な加圧部と、
    を備え、前記圧力容器の前記内部空間に入れられた被処理物を前記圧力媒体で加圧処理する等方圧加圧装置であって、
    前記内部空間の上端部と前記圧力容器の外部とを連通することが可能な少なくとも一つの排気口が、前記圧力容器に設けられており、
    前記圧媒供給装置に接続され、前記圧力媒体が前記内部空間に流入することを許容する少なくとも一つの給液口が、前記圧力容器の前記排気口よりも低い位置に設けられており、
    前記圧媒供給装置により前記給液口を通じて前記圧力容器の前記内部空間に前記圧力媒体が供給されることで、前記排気口から空気が排出されつつ前記圧力容器の中が前記圧力媒体で満たされる、等方圧加圧装置。
  2. 請求項1に記載の等方圧加圧装置において、
    前記圧力容器は、当該圧力容器の前記軸方向における中心よりも前記軸方向の一端側に配置された第1端部と、前記中心よりも前記軸方向の他端側に配置された第2端部と、を有し、
    前記少なくとも一つの排気口は、前記第1端部および前記第2端部の少なくとも一方の端部に設けられており、
    前記少なくとも一つの給液口は、前記第1端部および前記第2端部の少なくとも一方の端部に設けられている、等方圧加圧装置。
  3. 請求項2に記載の等方圧加圧装置において、
    前記少なくとも一つの給液口および前記少なくとも一つの排気口は、前記圧力容器の前記第1端部および前記第2端部のうちの同じ端部に設けられている、等方圧加圧装置。
  4. 請求項2または3に記載の等方圧加圧装置において、
    前記少なくとも一つの排気口は、前記圧力容器の前記第1端部および前記第2端部にそれぞれ設けられた一対の排気口を含む、等方圧加圧装置。
  5. 請求項2または3に記載の等方圧加圧装置において、
    前記少なくとも一つの給液口は、前記圧力容器の前記第1端部および前記第2端部にそれぞれ設けられた一対の給液口を含む、等方圧加圧装置。
  6. 請求項2に記載の等方圧加圧装置において、
    前記圧力容器は、
     筒状の容器本体と、
     前記容器本体の前記軸方向の両端部のうちの少なくとも一方の端部に取り付けられ、前記圧力容器の前記第1端部の一部または前記第2端部の一部を構成する、少なくとも一つの環状の給液用部材と、
    を備え、
     前記給液口は、前記給液用部材の内周面を通じて前記内部空間に連通するように設けられている、等方圧加圧装置。
  7. 請求項2に記載の等方圧加圧装置において、
     前記一対の蓋体のうちの少なくとも一つの蓋体は、
      前記内部空間に挿入される蓋本体部と、
      前記蓋本体部の周囲に配置された環状のシール部材と、
    を有し、
     前記少なくとも一つの蓋体は、前記圧力容器に対して前記軸方向における第1の位置および第2の位置に装着可能とされており、
     前記第1の位置に装着された前記少なくとも一つの蓋体の前記シール部材は、前記給液口よりも前記軸方向の外側に配置されることで前記給液口が前記内部空間に連通することを許容し、
     前記第2の位置に装着された前記少なくとも一つの蓋体の前記シール部材は、前記給液口よりも前記軸方向の内側に配置されることで前記給液口と前記内部空間との間を塞ぐ、等方圧加圧装置。
  8. 請求項6に記載の等方圧加圧装置を用いた等方圧加圧方法であって、
    前記蓋体のうち前記内部空間に挿入される蓋本体部の周囲に配置された環状のシール部材の外周面が前記給液口よりも前記軸方向の外側において前記環状の給液用部材の内周面に当接するように前記蓋部を前記圧力容器に装着することで、当該シール部材で前記開口を閉止しつつ、前記排気口を通じて前記内部空間と前記圧力容器の外部とが連通した状態で前記給液口から前記圧力容器の前記内部空間に前記圧力媒体を供給する給液工程と、
    前記給液工程により前記内部空間が前記圧力媒体で満たされた状態の前記圧力容器に対して前記蓋本体部を前記軸方向に沿って更に挿入し、前記給液口よりも前記軸方向の内側の前記圧力容器の内面に前記シール部材を当接させることで、当該シール部材で前記圧力容器を密閉しつつ、前記加圧部によって前記圧力容器の前記内部空間を前記圧力媒体で加圧する加圧工程と、
    を備える、等方圧加圧方法。
  9. 請求項8に記載の等方圧加圧方法において、
    前記蓋本体部の内部には、前記加圧部の一部を構成する圧媒流路が形成されており、
    前記加圧工程において、前記圧媒流路を通じて前記内部空間に前記圧力媒体を供給することで、前記圧力容器の前記内部空間を前記圧力媒体で加圧する、等方圧加圧方法。
  10. 請求項7に記載の等方圧加圧装置を用いた等方圧加圧方法であって、
    前記環状のシール部材の外周面が、前記給液口よりも前記軸方向の外側において前記圧力容器の内周面に当接するように前記蓋部を前記第1の位置において前記圧力容器に装着することで、当該シール部材で前記開口を閉止しつつ、前記排気口を通じて前記内部空間と前記圧力容器の外部とが連通した状態で前記給液口から前記圧力容器の前記内部空間に前記圧力媒体を供給する給液工程と、
    前記給液工程により前記内部空間が前記圧力媒体で満たされた状態の前記圧力容器に対して前記蓋本体部を前記第2の位置まで前記軸方向に沿って更に挿入し、前記給液口よりも前記軸方向の内側の前記圧力容器の内周面に前記シール部材を当接させることで、当該シール部材で前記圧力容器を密閉しつつ、前記加圧部によって前記圧力容器の前記内部空間を前記圧力媒体で加圧する加圧工程と、
    を備えることを特徴とする、等方圧加圧方法。
     
PCT/JP2017/037801 2016-10-24 2017-10-19 等方圧加圧装置、および等方圧加圧装置を用いた等方圧加圧方法 WO2018079394A1 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU2017350612A AU2017350612B2 (en) 2016-10-24 2017-10-19 Isostatic pressuring device and isostatic pressuring method using isostatic pressuring device
KR1020197014232A KR102198691B1 (ko) 2016-10-24 2017-10-19 등방압 가압 장치, 및 등방압 가압 장치를 사용한 등방압 가압 방법
CN201780064582.1A CN109843567A (zh) 2016-10-24 2017-10-19 各向同性加压装置以及使用各向同性加压装置的各向同性加压方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016207478A JP2018069245A (ja) 2016-10-24 2016-10-24 等方圧加圧装置、および等方圧加圧装置を用いた等方圧加圧方法
JP2016-207478 2016-10-24

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2018079394A1 true WO2018079394A1 (ja) 2018-05-03

Family

ID=62024934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2017/037801 WO2018079394A1 (ja) 2016-10-24 2017-10-19 等方圧加圧装置、および等方圧加圧装置を用いた等方圧加圧方法

Country Status (6)

Country Link
JP (1) JP2018069245A (ja)
KR (1) KR102198691B1 (ja)
CN (1) CN109843567A (ja)
AU (1) AU2017350612B2 (ja)
TW (1) TWI644044B (ja)
WO (1) WO2018079394A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6905552B2 (ja) * 2019-06-26 2021-07-21 株式会社神戸製鋼所 等方圧加圧装置、等方圧加圧装置用収容容器、等方圧加圧処理方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0385888U (ja) * 1989-09-26 1991-08-30
JPH0491752A (ja) * 1990-08-07 1992-03-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 高圧処理装置
WO2003090566A1 (es) * 2002-04-23 2003-11-06 N.C. Amahe, S.A. Maquina y procedimiento de tratamiento de productos líquidos por alta presion

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0496753A (ja) * 1990-08-13 1992-03-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 高圧液体処理装置
AU4846199A (en) * 1998-07-01 2000-01-24 Lockheed Martin Idaho Technologies Company Condensation induced water hammer driven sterilization
ES2170011B9 (es) 2000-10-06 2020-06-25 Hiperbaric S A Maquina para tratamiento de productos por alta presion.
SE527448C2 (sv) * 2003-03-06 2006-03-07 Avure Technologies Ab Isostatpress med ett mätelement för indikering av tryckets uppnådda maxvärde
JP2010201445A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Kobe Steel Ltd 静水圧処理方法及び静水圧加圧装置
CN102283418B (zh) * 2011-06-03 2013-07-03 张守勤 液体食品的超高冷等静压连续灭菌方法及装置
DE102012023186A1 (de) * 2012-11-28 2014-05-28 Uhde High Pressure Technologies Gmbh Behälterverschließvorrichtung für Hochdruckkammer
CN105961998A (zh) * 2016-05-06 2016-09-28 北京速原中天科技股份公司 一种超高压的物品处理方法
CN105901468A (zh) * 2016-05-06 2016-08-31 北京速原中天科技股份公司 一种流水式超高压灭菌设备
CN105942132A (zh) * 2016-05-06 2016-09-21 北京速原中天科技股份公司 一种超高压设备的堵头的密封结构

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0385888U (ja) * 1989-09-26 1991-08-30
JPH0491752A (ja) * 1990-08-07 1992-03-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 高圧処理装置
WO2003090566A1 (es) * 2002-04-23 2003-11-06 N.C. Amahe, S.A. Maquina y procedimiento de tratamiento de productos líquidos por alta presion

Also Published As

Publication number Publication date
TWI644044B (zh) 2018-12-11
AU2017350612B2 (en) 2020-07-30
KR20190072592A (ko) 2019-06-25
JP2018069245A (ja) 2018-05-10
AU2017350612A1 (en) 2019-05-23
TW201825814A (zh) 2018-07-16
CN109843567A (zh) 2019-06-04
KR102198691B1 (ko) 2021-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101125210B (zh) 物品杀菌装置
KR102072880B1 (ko) 고압 챔버용 용기 밀봉 장치
JP6636693B2 (ja) 注入可能な製品で物品を充填するための充填ユニットおよび方法
WO2018079394A1 (ja) 等方圧加圧装置、および等方圧加圧装置を用いた等方圧加圧方法
CA3074911C (en) Plug, machine and method for high-pressure processing
ITBS20090071A1 (it) Apparato di riempimento di contenitori flessibili con un fluido, ad esempio alimentare, quale crema, yogurt, succhi e purea di frutta, verdure e simili
AU2018437306B2 (en) System for protecting and securing bags in bulk HPP equipment and associated method
AU2020306889B2 (en) Isostatic pressing device, storage container for isostatic pressing device, and isostatic pressing treatment method
EP1675695B1 (en) Method and apparatus for supplying fluid
WO2008119467A1 (de) Verfahren sowie füllsystem zum füllen von beutelverpackungen
KR102257165B1 (ko) 초고압 살균처리장치의 물품적재용기
ITMI20112114A1 (it) Apparecchiatura per la separazione di sostanze liquide e solide, in particolare per l'estrazione di succo dalla frutta e simili
JP2882891B2 (ja) 高圧液体処理装置
JP2020040670A (ja) 金属製の機械部品の保管準備方法及び保管準備装置
JP2005240841A (ja) 圧力容器
JPH05252880A (ja) 高圧処理用容器
JP2565790Y2 (ja) 液状食品素材の高圧処理装置
PL233684B1 (pl) Sposob termicznego gratowania
JPH08244879A (ja) 貯蔵装置
US20050252575A1 (en) Method for durability treatment of a pumpable material as well as a device therefor
ITMI971873A1 (it) Apparecchiatura atta ad aspirare aria ed iniettare gas inerte in contenitori, in particolare bottiglie in fase di tappatura e metodo
ITMI20131779A1 (it) Apparecchiatura per la separazione di sostanze liquide e solide, in particolare per l'estrazione di succo dalla frutta e simili

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 17865457

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 20197014232

Country of ref document: KR

Kind code of ref document: A

ENP Entry into the national phase

Ref document number: 2017350612

Country of ref document: AU

Date of ref document: 20171019

Kind code of ref document: A

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 17865457

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1