JPH04356177A - 高圧処理装置用閉止弁及び該閉止弁を備えた高圧殺菌装置 - Google Patents
高圧処理装置用閉止弁及び該閉止弁を備えた高圧殺菌装置Info
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- JPH04356177A JPH04356177A JP17552891A JP17552891A JPH04356177A JP H04356177 A JPH04356177 A JP H04356177A JP 17552891 A JP17552891 A JP 17552891A JP 17552891 A JP17552891 A JP 17552891A JP H04356177 A JPH04356177 A JP H04356177A
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Landscapes
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高圧処理装置用閉止弁及
び該閉止弁を備えた高圧殺菌装置に係り、液状の食品素
材等について、殺菌、変性、酵素反応制御等を目的とし
て高圧下で処理を行うのに利用される。
び該閉止弁を備えた高圧殺菌装置に係り、液状の食品素
材等について、殺菌、変性、酵素反応制御等を目的とし
て高圧下で処理を行うのに利用される。
【0002】
【従来の技術】近年、食品分野への高圧利用に係る研究
開発が活発化しており、例えば、殺菌、酵素反応制御、
変性にもとづく食品新素材の製造等々多岐にわたる利用
が試みられている。このような利用に適用できる装置と
しては、冷間等方圧加圧装置があり、これを食品分野へ
の利用に適合させる技術として、本件出願人は特開昭6
2−6996号公報に開示した高圧殺菌装置、特開平2
−89877号公報に開示した高圧処理装置、等々を提
案してきた。
開発が活発化しており、例えば、殺菌、酵素反応制御、
変性にもとづく食品新素材の製造等々多岐にわたる利用
が試みられている。このような利用に適用できる装置と
しては、冷間等方圧加圧装置があり、これを食品分野へ
の利用に適合させる技術として、本件出願人は特開昭6
2−6996号公報に開示した高圧殺菌装置、特開平2
−89877号公報に開示した高圧処理装置、等々を提
案してきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
技術にあっては、閉止弁について食品を取扱うことに対
しての特段の配慮がされておらず、仮に、第6図に示し
た高圧分野に採用されていたポペット形閉止弁を用いる
と、弁棒6と高圧パッキン8 との相対摺動による摩耗
粉が高圧管路3 から低圧管路4 に通過した処理済の
被処理体に混入したり或いは菌による汚染などが問題と
なる。
技術にあっては、閉止弁について食品を取扱うことに対
しての特段の配慮がされておらず、仮に、第6図に示し
た高圧分野に採用されていたポペット形閉止弁を用いる
と、弁棒6と高圧パッキン8 との相対摺動による摩耗
粉が高圧管路3 から低圧管路4 に通過した処理済の
被処理体に混入したり或いは菌による汚染などが問題と
なる。
【0004】本発明は、斯る実状に鑑み、食品の高圧処
理に適合し得る閉止弁及び液状の被処理物の殺菌に好適
な高圧殺菌装置を提供することが目的である。
理に適合し得る閉止弁及び液状の被処理物の殺菌に好適
な高圧殺菌装置を提供することが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明は
、弁体に設けた弁座と弁棒との密接で該弁棒の上流側で
高圧を閉止する高圧処理装置用閉止弁において、前述の
目的を達成するために次の技術的手段を講じている。 すなわち、請求項1にかかる本発明は、下流側における
通過流体と外気との連通を遮断すべく前記弁棒の下流側
に、該弁棒の開閉動作を許容して可撓性の膜部材が気密
に備えられていることを特徴とするものである。
、弁体に設けた弁座と弁棒との密接で該弁棒の上流側で
高圧を閉止する高圧処理装置用閉止弁において、前述の
目的を達成するために次の技術的手段を講じている。 すなわち、請求項1にかかる本発明は、下流側における
通過流体と外気との連通を遮断すべく前記弁棒の下流側
に、該弁棒の開閉動作を許容して可撓性の膜部材が気密
に備えられていることを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2に係る本発明は、弁棒のシ
ール部材から外気側に、可撓性の膜部材が、弁棒の開閉
動作を許容してかつ弁体との間に外気と遮断された気密
な空間を形成するべく設けられるとともに、該気密な空
間の内圧の過上昇を防止する安全弁を設けたことを特徴
とするものである。更に、請求項3に係る本発明は、請
求項2記載の気密な空間に、大気圧以上の圧力を有する
無菌の封止ガスが接続されていることを特徴とするもの
である。
ール部材から外気側に、可撓性の膜部材が、弁棒の開閉
動作を許容してかつ弁体との間に外気と遮断された気密
な空間を形成するべく設けられるとともに、該気密な空
間の内圧の過上昇を防止する安全弁を設けたことを特徴
とするものである。更に、請求項3に係る本発明は、請
求項2記載の気密な空間に、大気圧以上の圧力を有する
無菌の封止ガスが接続されていることを特徴とするもの
である。
【0007】また、請求項4に係る本発明は、高圧容器
と蓋部材とで形成される高圧室内に、可撓性隔壁体を備
えて圧媒と隔絶された処理室を形成するとともに、該処
理室への液状の被処理物の入口経路および出口経路を備
え、前記入口経路には被処理物の供給装置が、又、前記
出口経路には被処理物の充填装置が接続されている高圧
殺菌装置において、前述の目的を達成するために次の技
術的手段を講じている。
と蓋部材とで形成される高圧室内に、可撓性隔壁体を備
えて圧媒と隔絶された処理室を形成するとともに、該処
理室への液状の被処理物の入口経路および出口経路を備
え、前記入口経路には被処理物の供給装置が、又、前記
出口経路には被処理物の充填装置が接続されている高圧
殺菌装置において、前述の目的を達成するために次の技
術的手段を講じている。
【0008】すなわち、請求項4に係る本発明は、弁体
に設けた弁座と弁棒との密接で該弁棒の上流側で高圧を
閉止する閉止弁が少なくとも前記入口経路および出口経
路に備えられており、前記閉止弁は、下流側における通
過被処理物と外気との連通を遮断すべく前記弁棒の下流
側に、該弁棒の開閉動作を許容して可撓性の膜部材が気
密に備えられていることを特徴とするものである。
に設けた弁座と弁棒との密接で該弁棒の上流側で高圧を
閉止する閉止弁が少なくとも前記入口経路および出口経
路に備えられており、前記閉止弁は、下流側における通
過被処理物と外気との連通を遮断すべく前記弁棒の下流
側に、該弁棒の開閉動作を許容して可撓性の膜部材が気
密に備えられていることを特徴とするものである。
【0009】更に、請求項5に係る本発明は、弁体に設
けた弁座と弁棒との密接で該弁棒の上流側で高圧を閉止
する閉止弁が少なくとも前記入口経路および出口経路に
備えられており、前記閉止弁は、弁棒のシール部材から
外気側に、可撓性の膜部材が、弁棒の開閉動作を許容し
てかつ弁体との間に外気と遮断された気密な空間を形成
するべく設けられるとともに、該気密な空間の内圧の過
上昇を防止する安全弁を設けたことを特徴とするもので
ある。
けた弁座と弁棒との密接で該弁棒の上流側で高圧を閉止
する閉止弁が少なくとも前記入口経路および出口経路に
備えられており、前記閉止弁は、弁棒のシール部材から
外気側に、可撓性の膜部材が、弁棒の開閉動作を許容し
てかつ弁体との間に外気と遮断された気密な空間を形成
するべく設けられるとともに、該気密な空間の内圧の過
上昇を防止する安全弁を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0010】
【実施例と作用】 以下、図を参照して本発明の実施
例と作用を説明する。図1は請求項1に係る閉止弁1
の実施例を示し、弁体ボディ2 には上流側( 高圧側
) 管路3 および下流側管路4 を備え、両管路3,
4 間の弁室には漏斗形状の弁座5 が形成され、シリ
ンダ形のアクチェータ10の作動で上下動する弁棒6
の先端部と前記弁座5との金属接触によって高圧流体の
封止が行われるようになっている。
例と作用を説明する。図1は請求項1に係る閉止弁1
の実施例を示し、弁体ボディ2 には上流側( 高圧側
) 管路3 および下流側管路4 を備え、両管路3,
4 間の弁室には漏斗形状の弁座5 が形成され、シリ
ンダ形のアクチェータ10の作動で上下動する弁棒6
の先端部と前記弁座5との金属接触によって高圧流体の
封止が行われるようになっている。
【0011】前記弁棒6 には、可撓性筒状の膜部材7
における下端縁が溶接固定されており、上端縁のフラ
ンジ部7aは弁体ボディ2 にねじ込まれた押え具9
によって狭着されることで弁体ボディ2 に気密に圧着
されており、弁体ボディ2 内の下流側( 弁室) に
おいて通過流体( 被処理物) と外気との連通が遮断
されている。前述の膜部材7 は、この図示の実施例で
はその胴部に図示の如くジャバラ部(ベローズ部) を
形成することにより、アクチェータ10の作動による開
閉動作を許容している。
における下端縁が溶接固定されており、上端縁のフラ
ンジ部7aは弁体ボディ2 にねじ込まれた押え具9
によって狭着されることで弁体ボディ2 に気密に圧着
されており、弁体ボディ2 内の下流側( 弁室) に
おいて通過流体( 被処理物) と外気との連通が遮断
されている。前述の膜部材7 は、この図示の実施例で
はその胴部に図示の如くジャバラ部(ベローズ部) を
形成することにより、アクチェータ10の作動による開
閉動作を許容している。
【0012】本発明に係る閉止弁1 が実効性を有する
のは、弁1 が上・下流側ともに高圧の作用を受けるこ
とがなく、あくまでも上流側においてのみ高圧の作用を
受け、該上流側の高圧を閉止した状態での高圧処理をし
、該高圧処理後は圧力が降下して下流側には高圧が作用
しない場合に限定される。従って、膜部材7 には高圧
がさほど作用しないことから、該膜部材7 の強度は、
流体通過時の圧損等に基づく発生圧力に耐えるものであ
ればよく、材質的にはステンレスなどが好ましいものと
して推奨される。
のは、弁1 が上・下流側ともに高圧の作用を受けるこ
とがなく、あくまでも上流側においてのみ高圧の作用を
受け、該上流側の高圧を閉止した状態での高圧処理をし
、該高圧処理後は圧力が降下して下流側には高圧が作用
しない場合に限定される。従って、膜部材7 には高圧
がさほど作用しないことから、該膜部材7 の強度は、
流体通過時の圧損等に基づく発生圧力に耐えるものであ
ればよく、材質的にはステンレスなどが好ましいものと
して推奨される。
【0013】また、食品を取扱う際の装置の洗浄性を考
えると、ガイド(パッキン)8を有する押え具9 はこ
れを弁体ボディ2 にねじ込むことで組立分解を容易な
構造であることが望ましい。図2は請求項4に係る本発
明の実施例を示しており、この図2において、11は高
圧容器であり、上下両端の開口部は、蓋部材である上蓋
12と下蓋13とで、それぞれシール部材12A,13
A を介して開閉自在とされ、ここに高圧容器11と蓋
部材12,13 とで高圧室14が形成されている。な
お、加圧時に上蓋12および下蓋13に作用する軸力は
、図示していないが、プレスフレームによってなされる
。
えると、ガイド(パッキン)8を有する押え具9 はこ
れを弁体ボディ2 にねじ込むことで組立分解を容易な
構造であることが望ましい。図2は請求項4に係る本発
明の実施例を示しており、この図2において、11は高
圧容器であり、上下両端の開口部は、蓋部材である上蓋
12と下蓋13とで、それぞれシール部材12A,13
A を介して開閉自在とされ、ここに高圧容器11と蓋
部材12,13 とで高圧室14が形成されている。な
お、加圧時に上蓋12および下蓋13に作用する軸力は
、図示していないが、プレスフレームによってなされる
。
【0014】15 は可撓性の壁体であり、図示の例で
は、有底筒状とされるとともに、筒部に蛇腹形状部分1
5A を有するステンレス製であって、上端部が上蓋1
2に気密に( 例えば、溶接接続にて) 固設されてお
り、高圧室14内において、圧媒と隔絶された処理室1
6を形成している。17 は圧媒供給加圧装置であり、
該装置17は、圧媒タンク18、圧媒ポンプ19、開閉
弁20を有する供給配管21と、開閉弁22、絞り弁2
3を有する排出( 減圧) 配管24とを備え、供給配
管21は、下蓋13に形成された管路25を介して高圧
室14に連通している。
は、有底筒状とされるとともに、筒部に蛇腹形状部分1
5A を有するステンレス製であって、上端部が上蓋1
2に気密に( 例えば、溶接接続にて) 固設されてお
り、高圧室14内において、圧媒と隔絶された処理室1
6を形成している。17 は圧媒供給加圧装置であり、
該装置17は、圧媒タンク18、圧媒ポンプ19、開閉
弁20を有する供給配管21と、開閉弁22、絞り弁2
3を有する排出( 減圧) 配管24とを備え、供給配
管21は、下蓋13に形成された管路25を介して高圧
室14に連通している。
【0015】ここに、高圧室14内は、高圧殺菌を目的
として、例えば、500kgf/cm2以上の高圧に加
圧可能とされるとともに、処理後の減圧も可能とされる
。なお、高圧室14の上部通常は上蓋12に、圧媒のエ
アー抜き用の管路ならびに弁が設けられるが、図示例で
は省略している。 26 は被処理物供給装置であり、被処理物収容タンク
27、供給ポンプ28を備え、第1図で詳述した閉止弁
1 と同じ構成の開閉弁29を経て、上蓋12に形成さ
れた入口管路30を介して処理室16にジュース、水、
薬液等の液状の被処理物を供給可能なようになっている
。
として、例えば、500kgf/cm2以上の高圧に加
圧可能とされるとともに、処理後の減圧も可能とされる
。なお、高圧室14の上部通常は上蓋12に、圧媒のエ
アー抜き用の管路ならびに弁が設けられるが、図示例で
は省略している。 26 は被処理物供給装置であり、被処理物収容タンク
27、供給ポンプ28を備え、第1図で詳述した閉止弁
1 と同じ構成の開閉弁29を経て、上蓋12に形成さ
れた入口管路30を介して処理室16にジュース、水、
薬液等の液状の被処理物を供給可能なようになっている
。
【0016】31 は充填装置であり、処理室16内で
高圧殺菌処理された被処理物を、例えば、缶、ビン等の
容器に無菌充填する製造ラインの一部であり、上蓋12
に形成された出口管路32、上蓋12と一体的に構成さ
れた第1図を参照して詳述した閉止弁1 を介して処理
室16と連通している。なお、出口管路32の処理室1
6側には、可撓性壁体15の底部近傍にて開口する管材
33が接続されている。
高圧殺菌処理された被処理物を、例えば、缶、ビン等の
容器に無菌充填する製造ラインの一部であり、上蓋12
に形成された出口管路32、上蓋12と一体的に構成さ
れた第1図を参照して詳述した閉止弁1 を介して処理
室16と連通している。なお、出口管路32の処理室1
6側には、可撓性壁体15の底部近傍にて開口する管材
33が接続されている。
【0017】出口管路32と充填装置31とを接続する
管路には、閉止弁34、バイパス弁35が設けられて、
高圧処理中に閉止弁1 からリークを生じた場合、閉止
弁34を閉、バイパス弁35を開とすることによって、
被処理物はバイパス管路35A を介してタンク27に
還流し、充填装置31の汚染が防止されるようになって
いる。高圧処理により無菌とされた被処理物の取出には
、無菌のガスを使用することが望ましく、36はそのた
めの排出用ガス装置である。即ち、該装置36は、ガス
ボンベ37、調圧弁38、メンブレンフイルタ39、開
閉弁40,41 およびバイパス弁42を備え、上蓋の
入口管路30を通じて処理後の被処理物への加圧、排出
を可能としており、開閉弁41については、すでに述べ
た開閉弁29とともに、請求項(1) に係る閉止弁1
の適用が好ましいものとして推奨される。
管路には、閉止弁34、バイパス弁35が設けられて、
高圧処理中に閉止弁1 からリークを生じた場合、閉止
弁34を閉、バイパス弁35を開とすることによって、
被処理物はバイパス管路35A を介してタンク27に
還流し、充填装置31の汚染が防止されるようになって
いる。高圧処理により無菌とされた被処理物の取出には
、無菌のガスを使用することが望ましく、36はそのた
めの排出用ガス装置である。即ち、該装置36は、ガス
ボンベ37、調圧弁38、メンブレンフイルタ39、開
閉弁40,41 およびバイパス弁42を備え、上蓋の
入口管路30を通じて処理後の被処理物への加圧、排出
を可能としており、開閉弁41については、すでに述べ
た開閉弁29とともに、請求項(1) に係る閉止弁1
の適用が好ましいものとして推奨される。
【0018】なお、開閉弁40、バイパス弁42の設置
は、充填側で述べたと同様の、加圧等の開閉弁41から
のリークに対する配慮もある。以上の構成において、処
理室16における被処理物の高圧殺菌処理に際して、高
圧力は閉止弁1 、開閉弁29及び41の上流側のみに
作用し、下流側においては作用せず、処理後のガス加圧
による排出は比較的低圧ですむので、閉止弁1 の下流
側には結局のところ高圧の作用がなく、請求項(1)
に係る閉止弁1 の適用が可能となるものである。図3
および図4は請求項2および3に係る本発明の実施例を
示している。
は、充填側で述べたと同様の、加圧等の開閉弁41から
のリークに対する配慮もある。以上の構成において、処
理室16における被処理物の高圧殺菌処理に際して、高
圧力は閉止弁1 、開閉弁29及び41の上流側のみに
作用し、下流側においては作用せず、処理後のガス加圧
による排出は比較的低圧ですむので、閉止弁1 の下流
側には結局のところ高圧の作用がなく、請求項(1)
に係る閉止弁1 の適用が可能となるものである。図3
および図4は請求項2および3に係る本発明の実施例を
示している。
【0019】すなわち、請求項2,3に係る本発明の閉
止弁1 は、請求項1にかかる前述した閉止弁と同じく
外部からの管路中への汚染を防止し、かつ上・下流側と
もに高圧の作用を受けることを可能とし、さらに安全性
を配慮したものであり、従って、前述した実施例を共通
する部分は共通符号を符し、以下、相違点について説明
する。
止弁1 は、請求項1にかかる前述した閉止弁と同じく
外部からの管路中への汚染を防止し、かつ上・下流側と
もに高圧の作用を受けることを可能とし、さらに安全性
を配慮したものであり、従って、前述した実施例を共通
する部分は共通符号を符し、以下、相違点について説明
する。
【0020】図3および図4において、可撓性の膜部材
7 は弁棒6のシール部材8 から外気側に、弁棒6
の開閉動作を許容してかつ弁体2 との間に外気と遮断
された空間7bを形成すべくそのフランジ部7aがアク
チェータ10の弁体2 への取付フランジによって挟着
して設けてある。 更に、弁体2 には膜部材7 によって形成された気密
な空間7b内に、シール部材8 を通して高圧流体の漏
れが生じた場合に、内圧の過上昇に伴う膜部材7 の破
損が起るのを防止する目的として安全弁43が備えられ
ている。
7 は弁棒6のシール部材8 から外気側に、弁棒6
の開閉動作を許容してかつ弁体2 との間に外気と遮断
された空間7bを形成すべくそのフランジ部7aがアク
チェータ10の弁体2 への取付フランジによって挟着
して設けてある。 更に、弁体2 には膜部材7 によって形成された気密
な空間7b内に、シール部材8 を通して高圧流体の漏
れが生じた場合に、内圧の過上昇に伴う膜部材7 の破
損が起るのを防止する目的として安全弁43が備えられ
ている。
【0021】なお、図示の例では安全弁43として逆止
弁を示しているけれども、逆止弁以外であってもよく、
要は、所定圧で内圧を外気開放できる機能があればよい
。 従って、図3に示した請求項2に係る本発明実施例の閉
止弁1 は請求項1に係る閉止弁と同じく弁棒6 の上
下動に伴うシール部材8 通過部を通しての外気からの
汚染を防止しつつ高圧流体管路の開閉を実施し得るとと
もに、上・下流側ともに高圧を作用させることを可能と
して、さらに高圧流体が万一膜部材7 の空間7bに漏
れた場合の安全機能をも備えることになる。
弁を示しているけれども、逆止弁以外であってもよく、
要は、所定圧で内圧を外気開放できる機能があればよい
。 従って、図3に示した請求項2に係る本発明実施例の閉
止弁1 は請求項1に係る閉止弁と同じく弁棒6 の上
下動に伴うシール部材8 通過部を通しての外気からの
汚染を防止しつつ高圧流体管路の開閉を実施し得るとと
もに、上・下流側ともに高圧を作用させることを可能と
して、さらに高圧流体が万一膜部材7 の空間7bに漏
れた場合の安全機能をも備えることになる。
【0022】図4に示した請求項3に係る本発明実施例
の閉止弁1 は、更に、外部から気密な空間7bへの連
通を可能として逆止弁44を設けたものであって、該逆
止弁44に大気圧よりも遙かに高い圧力を有する無菌の
ガスを接続、すなわち、図示例ではボンベ45から減圧
調整器46、メンブレンフイルタ47を通して接続する
ことによって、空間7b内への外気からの雑菌の侵入を
一層確実に防止することが可能となる。
の閉止弁1 は、更に、外部から気密な空間7bへの連
通を可能として逆止弁44を設けたものであって、該逆
止弁44に大気圧よりも遙かに高い圧力を有する無菌の
ガスを接続、すなわち、図示例ではボンベ45から減圧
調整器46、メンブレンフイルタ47を通して接続する
ことによって、空間7b内への外気からの雑菌の侵入を
一層確実に防止することが可能となる。
【0023】更に、図5に示したものは、請求項5に係
る本発明高圧殺菌装置の実施例であり、図3又は図4に
係る閉止弁1 を、図2で示した実施例と同様に装備し
たものであり、図2と共通する部分は共通符号で示して
いる。
る本発明高圧殺菌装置の実施例であり、図3又は図4に
係る閉止弁1 を、図2で示した実施例と同様に装備し
たものであり、図2と共通する部分は共通符号で示して
いる。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、特に高圧殺
菌処理終了後の無菌状態を確保しなければならない排出
段階において、従来の高圧弁がもつ弁棒とパッキン摺動
部での摩耗粉の混入、或いは摺動にともなう菌による汚
染を回避して、また、高圧下での使用に対して充分な安
全性を約束し、もって食品の高圧処理、特には殺菌の実
用化を一段と促進しうるものである。
菌処理終了後の無菌状態を確保しなければならない排出
段階において、従来の高圧弁がもつ弁棒とパッキン摺動
部での摩耗粉の混入、或いは摺動にともなう菌による汚
染を回避して、また、高圧下での使用に対して充分な安
全性を約束し、もって食品の高圧処理、特には殺菌の実
用化を一段と促進しうるものである。
【図1】請求項1に係る本発明閉止弁の実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】請求項4に係る本発明高圧殺菌装置に実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】請求項2に係る本発明閉止弁の実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図4】請求項3に係る本発明閉止弁の実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図5】請求項4に係る本発明高圧殺菌装置の実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】従来例の閉止弁を示す断面図である。
1 閉止弁
2 弁体ボディ
5 弁座
6 弁棒
7 膜部材
7b 気密な空間
11 高圧容器
12 蓋部材
13 蓋部材
14 高圧室
15 隔壁体
16 処理室
26 被処理物供給装置
30 入口管路
31 充填装置
32 出口管路
Claims (5)
- 【請求項1】 弁体に設けた弁座と弁棒との密接で該
弁棒の上流側で高圧を閉止する高圧処理装置用閉止弁に
おいて、下流側における通過流体と外気との連通を遮断
すべく前記弁棒の下流側に、該弁棒の開閉動作を許容し
て可撓性の膜部材が気密に備えられていることを特徴と
する高圧処理装置用閉止弁。 - 【請求項2】 弁体に設けた弁座と、弁体にシール部
材を介して挿入される弁棒との当接によって、該弁棒の
上流側と下流側とを遮断しうる構成を有する高圧処理装
置用閉止弁において、弁棒のシール部材から外気側に、
可撓性の膜部材が、弁棒の開閉動作を許容してかつ弁体
との間に外気と遮断された気密な空間を形成するべく設
けられるとともに、該気密な空間の内圧の過上昇を防止
する安全弁を設けたことを特徴とする高圧処理装置用閉
止弁。 - 【請求項3】 請求項2記載の気密な空間に、大気圧
以上の圧力を有する無菌の封止ガスが接続されているこ
とを特徴とする高圧処理装置用閉止弁。 - 【請求項4】 高圧容器と蓋部材とで形成される高圧
室内に、可撓性隔壁体を備えて圧媒と隔絶された処理室
を形成するとともに、該処理室への液状の被処理物の入
口経路および出口経路を備え、前記入口経路には被処理
物の供給装置が、又、前記出口経路には被処理物の充填
装置が接続されている高圧殺菌装置において、弁体に設
けた弁座と弁棒との密接で該弁棒の上流側で高圧を閉止
する閉止弁が少なくとも前記入口経路および出口経路に
備えられており、前記閉止弁は、下流側における通過被
処理物と外気との連通を遮断すべく前記弁棒の下流側に
、該弁棒の開閉動作を許容して可撓性の膜部材が気密に
備えられていることを特徴とする高圧殺菌装置。 - 【請求項5】 高圧容器と蓋部材とで形成される高圧
室内に、可撓性隔体を備えて圧媒と隔絶された処理室を
形成するとともに、該処理室への液状の被処理物の入口
経路および出口経路を備え、前記入口経路には被処理物
の供給装置が、又、前記出口経路には被処理物の充填装
置が接続されている高圧殺菌装置において、弁体に設け
た弁座と弁棒との密接で該弁棒の上流側で高圧を閉止す
る閉止弁が少なくとも前記入口経路および出口経路に備
えられており、前記閉止弁は、弁棒のシール部材から外
気側に、可撓性の膜部材が、弁棒の開閉動作を許容して
かつ弁体との間に外気と遮断された気密な空間を形成す
るべく設けられるとともに、該気密な空間の内圧の過上
昇を防止する安全弁を設けたことを特徴とする高圧殺菌
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3175528A JP3035003B2 (ja) | 1990-08-29 | 1991-07-16 | 高圧処理装置用閉止弁及び該閉止弁を備えた高圧殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22905390 | 1990-08-29 | ||
JP2-229053 | 1990-08-29 | ||
JP3175528A JP3035003B2 (ja) | 1990-08-29 | 1991-07-16 | 高圧処理装置用閉止弁及び該閉止弁を備えた高圧殺菌装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04356177A true JPH04356177A (ja) | 1992-12-09 |
JP3035003B2 JP3035003B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=26496781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3175528A Expired - Fee Related JP3035003B2 (ja) | 1990-08-29 | 1991-07-16 | 高圧処理装置用閉止弁及び該閉止弁を備えた高圧殺菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3035003B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5891505A (en) * | 1996-01-23 | 1999-04-06 | Flow International Corporation | Method for pressure processing a pumpable food substance |
US5993172A (en) * | 1996-01-23 | 1999-11-30 | Flow International Corporation | Method and apparatus for pressure processing a pumpable substance |
US6158981A (en) * | 1998-06-18 | 2000-12-12 | Flow International Corporation | Method and apparatus for aseptic pressure-processing of pumpable substances |
US6164930A (en) * | 1998-06-18 | 2000-12-26 | Flow International Corporation | Apparatus for regulating flow of a pumped substance |
US6305913B1 (en) | 1999-08-13 | 2001-10-23 | Flow International Corporation | Pressure processing a pumpable substance with a flexible membrane |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP3175528A patent/JP3035003B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5891505A (en) * | 1996-01-23 | 1999-04-06 | Flow International Corporation | Method for pressure processing a pumpable food substance |
US5993172A (en) * | 1996-01-23 | 1999-11-30 | Flow International Corporation | Method and apparatus for pressure processing a pumpable substance |
US5996478A (en) * | 1996-01-23 | 1999-12-07 | Flow International Corporation | Apparatus for pressure processing a pumpable food substance |
US6158981A (en) * | 1998-06-18 | 2000-12-12 | Flow International Corporation | Method and apparatus for aseptic pressure-processing of pumpable substances |
US6164930A (en) * | 1998-06-18 | 2000-12-26 | Flow International Corporation | Apparatus for regulating flow of a pumped substance |
US6305913B1 (en) | 1999-08-13 | 2001-10-23 | Flow International Corporation | Pressure processing a pumpable substance with a flexible membrane |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3035003B2 (ja) | 2000-04-17 |
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---|---|---|---|
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