JP2519783B2 - 温間静水圧加圧装置および被処理物の処理方法 - Google Patents

温間静水圧加圧装置および被処理物の処理方法

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JP2519783B2 JP63243515A JP24351588A JP2519783B2 JP 2519783 B2 JP2519783 B2 JP 2519783B2 JP 63243515 A JP63243515 A JP 63243515A JP 24351588 A JP24351588 A JP 24351588A JP 2519783 B2 JP2519783 B2 JP 2519783B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、温間静水圧加圧装置および被処理物の処理
方法に係り、例えば、食品素材等の殺菌、変性、酵素反
応制御等に利用される。
(従来の技術) 食品素材等の改質、殺菌、変性等を行なう技術とし
て、特開昭62−55048号公報(従来例の1)、特開昭62
−66862号公報(従来例の2)、および特開昭62−69969
号公報(従来例の3)にそれぞれ開示の技術がある。
(発明が解決しようとする課題) 従来例の1は、二軸型エクストルーダーにより、小麦
粉を加熱押出しする技術であり、この技術はあくまでも
温度と練り、剪断等の機械的作用によって食品(小麦
粉)の変性、組織化を行なうものであって、圧力は意図
的にコントロールされるものではなく食品の物性によっ
て変化し、また、例えば、1000kg f/cm2といったような
高圧を作用させることができないものであった。
従来例の2は、レシプロ型ポンプを用いて被処理液体
もしくは被処理物を含む液体を500kg f/cm2以上に加圧
し、これにより前記被処理液体もしくは前記液体中に含
まれる被処理物を殺菌する技術であり、この場合、高圧
容器そのものを熱媒により加熱するものであるから、昇
温に時間がかかりすぎ効率の良い加熱が得られ難いばか
りか均質加熱の点で問題があった。
従来例の3は、加圧室をもつ高圧容器、前記加圧室内
において被処理物を密閉する可撓性壁体および前記加圧
室内を500kg f/cm2以上に加圧する加圧手段を具備して
なり、前記加圧室を加圧することにより前記可撓性壁体
を介して被処理物を間接的に500kg f/cm2以上に加圧し
殺菌する技術であり、この技術では、被処理物と圧媒と
を隔絶するための可撓性壁体の固定ならびにシールは非
常に難しく、特に、高圧になればなる程困難性が増大す
る傾向にあるとともに、加熱においても高圧容器の熱吸
収能大きいために、加圧中に熱放散して厳密な温度制御
が困難となる問題があった。
本発明は、叙述の従来技術の問題点を解決することが
できる温間静水圧加圧装置および被処理物の処理方法を
提供することが目的である。
(課題を解決するための手段) 本発明は、叙述の目的を達成するために、次の技術的
手段を講じている。
まず、第1の技術的手段は、高圧容器及びその両端に
装脱自在に取付けられた上蓋及び下蓋を具備し、可撓性
筒状壁体の一端を前記上蓋または下蓋のいずれか一方及
び/又は高圧容器の内面に液密に保持するとともに前記
可撓性筒状壁体の他端を前記上蓋または下蓋のいずれか
一方若しくは高圧容器の内面に前記一端に対向して液密
に保持して前記可撓性筒状壁体の内側に処理室、外側に
圧媒室を該可撓性筒状壁体により隔絶してそれぞれ形成
し、更に、処理室内又は処理室外に被処理物の加熱手段
を設けたことを特徴とするものである。
更に、第1の技術的手段において、処理室に連通する
ように被処理物の排出用ガス供給通路および被処理物の
取出通路を上蓋または下蓋または高圧容器のいずれかに
設けたことを特徴とするものである。また、第1の技術
的手段において、被処理物の供給通路およびその開閉
弁、エアー抜き通路およびその開閉弁、被処理物の取出
通路およびその開閉弁、ならびに/または大気連通路ま
たはその開閉弁を前記処理室に連通するように上蓋およ
び下蓋または高圧容器のいずれかに設けるとともに、前
記各開閉弁を処理室近傍部位に配置したことを特徴とす
るものであり、第2の技術的手段は、高圧容器およびそ
の両端に装脱自在に取付けられた上蓋及び下蓋を具備
し、可撓性筒状壁体の一端を前記上蓋または下蓋のいず
けか一方若しくは高圧容器に内面に液密に保持するとと
もに前記可撓性筒状壁体の他端を前記上蓋または下蓋の
いずれか一方若しくは高圧容器の内面に前記一端に対向
して液密に保持して前記可撓性筒状壁体の内側に処理
室、外側に圧媒室を該可撓性筒状壁体により隔絶してそ
れぞれ形成し、更に、処理室内又は処理室外被処理物の
加熱手段を設けた温間静水圧加圧装置を用いて、処理室
内の被処理物を加熱しつつ等方圧力で圧縮処理した後、
該処理物を、可撓性筒状壁体を圧媒により加圧すること
によって取出すことを特徴とするものである。
(作 用) 本発明によれば、可撓性筒状壁体4の内側に形成され
た処理室5に、被処理物を収め、壁体4の外側に形成さ
れた圧媒室6に圧媒を供給して昇圧することによって、
可撓性筒状壁体4が等方圧的に収縮され、ここに、被処
理物は加圧(圧縮)される。
ここにおいて、圧媒による圧力が高くなればなる程
に、可撓性筒状壁体4の液密に保持した部分のシール性
は向上し、圧媒と被処理物との混合がなく、両者は確実
に隔絶される。
また、各圧処理中において、処理室5の内又は外に設
けた加熱手段9により昇温することによって、ここに、
熱と等方圧との相乗作用で被処理体が加圧処理され、被
処理体が食品素材であるときは、殺菌、蛋白質の変性、
酵素反応の制御等が効果的になされる。
また、被処理体の処理後において、該処理物を取出す
に際しては、圧媒により可撓製筒状壁体4を加圧するこ
とによって、取出すことができる。
(実施例) 以下、本発明の具体的実施例とその作用を、図面を参
照しつつ詳述する。
なお、各図において、共通部分乃至部材は共通符号で
示している。
図において、1は高圧容器であり、上下に開口部を有
し、該開口部には上蓋2及び下蓋3が装脱自在に取付け
られている。
なお、上蓋2は開口部を施蓋するとともに、中心に孔
を有する上下蓋2Aと該上下蓋2Aの孔に嵌挿される部分を
有する上上蓋2Bとを組合せたものを示しており、上蓋2
及び下蓋3の各端面には、図示省略しているが台車式又
は旋回式等によるプレスフレームが係脱自在とされて、
容器軸方向に作用するプレス力を担持可能としている。
4は可撓性筒状壁体であり、例えばゴム膜、テフロ
ン、ポリエチレン等のプラスチック膜等からなり、その
一端を上蓋2または下蓋3のいずれか一方若しくは高圧
容器1の内面に液密に保持するとともに、他端を上蓋2
または下蓋3いずれか一方若しくは高圧容器1の内面に
前記一端に対向して液密に保持することによって、該壁
体4の内側に処理室5が、壁体4の外側に圧媒室6が隔
絶状に形成されている。
可撓性筒状壁体4の液密保持手段として、第1図、第
3図〜第8図の各実施例では、上下蓋2Aおよび下蓋3の
それぞれにシール材(例えばOリング)7を嵌入して設
け、このシール材7に筒両端のフランジ4Aを押し当てて
それぞれ押えリング金具8により押付けるものが採用で
きる。
また、第9図に示す如く下部フランジ4Aを高圧容器1
の内面に押えリング金具8により押付けるか、第10図に
示す如く上部フランジ4Aを高圧容器1の内面に押えリン
グ金具8により押付ける構成を採用することもできる。
処理室5には加熱手段9が設けられており、この加熱
手段は、処理室5の内外のいずれに設けることもできる
が、熱伝達効率の点からは壁体4の内側、すなわち、処
理室5内に設けられるのが好ましい。加熱手段9として
は、圧媒あるいは被処理物が電気絶縁性である場合に
は、直接通電方式の抵抗加熱ヒーターを用いることがで
き、その配列はシングルゾーンでもマルチゾーンでもよ
く、マルチゾーンであると均熱性を良くすることができ
る。
圧媒が導電性の場合は、シースヒータを用いることが
でき、被処理物に接する場合には、ステンレス等でシー
スしたものが望ましい。
なお、図中、10は電源手段を示している。
更に、圧媒室6には断熱筒11が設けられており、シー
ル部材11Aを介して上蓋2又は下蓋3又は高圧容器1の
内面に少なくとも一部を液密に保持されており、圧媒室
6に供給される圧媒の自然循環による放熱を防止してい
る。
但し、可撓性筒状壁体4が厚ければ、この壁体4その
ものが断熱筒の役割を担うことから、該断熱筒は省略す
ることができる。
また、第2図に示す如く筒状保持体12を設け、この筒
状保持体12で可撓性筒状壁体4を両端を抑えて液密に保
持する場合も、筒状保持体12が厚ければ、断熱筒11は省
略することができる。なお、筒状保持体12には、図示の
通り径方向の圧媒通孔12Aを軸方向に多数並設してい
る。
13は圧媒加圧手段であり、水槽14内の圧媒をプランジ
ャポンプ15で吸引、吐出して圧媒室6に加圧供給すると
ともに、逃し弁16を有して水槽14内に還流するようにさ
れ、送液管にはチェック弁17を有するこの圧媒加圧手段
13は圧媒圧媒室6に供給し、加圧ポンプ15で例えば500k
g f/cm2以上、望ましくは2000kg f/cm2〜6000kg f/cm2
の圧力に加圧して壁体4を介して処理室5内の被処理物
と等方圧的に加圧する。
而して、加圧処理中の圧媒と被処理物とは壁体4の両
端におけるシール部により隔絶されており、この場合、
例えば、第2図に示す如く上蓋2側に軸部2Cを可撓性筒
状壁体4の内周面に挿出させることで、加圧の際のシー
ル部の安全性をより一層確保することができ、この際、
図示の如く、軸部2Cに下方先細状のテーパー2Dを形成す
ることにより、上上蓋2Bの装脱を円滑することができ
る。
第1図から第4図の実施例では、処理室5への被処理
物の供給は、上上蓋2Bを上下蓋2Aの中心孔より取外し、
該中心孔を介してなされるが、この場合、処理室5内の
気泡及び圧媒室6内における気泡を加圧前に除去するこ
とが望ましく、このため、第3図、第4図に示す如く、
上上蓋2B及び上下蓋2Aに、それぞれ開閉弁18,19を有す
るエアー抜き用通路20,21を設けることが望ましい。
また、第4図に示す如く、被処理物の温間加圧中にお
いて、被処理物への熱伝達を向上させ、均熱性を促進す
るためには、モーター等の駆動体22で回転される撹拌器
23を設けることが望ましい。
被処理物の供給の自動化を図るためには、第5図に示
す如く、収容槽24内の被処理物を、供給ポンプ25の作動
により、開閉弁26を開にした状態で供給通路27を介して
行わせることができる。
また、温間加圧処理後の取出しは、ガス圧媒による取
出し手段、ポンプによる取出し手段、加圧圧媒による取
出し手段等が採用できる。
第5図はガス圧媒による取出し手段であり、処理室5
と処理済槽28とを、開閉弁29を有する取出通路30で連絡
するとともに、ガスボンベ31のガスを、調圧弁32、開閉
弁33を介して通路20に図示の如く連絡してなる。
従って、この第5図に示すガス圧媒による取出し手段
によれば、温間加圧処理後において、開閉弁29を開にし
ておき、ガスボンベ31のガスを、調圧弁32、開閉弁33を
介して処理室5の上部側より供給することにより、取出
通路30を介して処理済槽28に回収される。
第6図はポンプによる取出し手段であり、開閉弁29を
有する取出通路30に、ポンプ34を設け、このポンプ34の
起動等で処理済槽28に回収される。
第7図は加圧圧媒による取出し手段であり、この取出
し手段は、温間加圧処理後において開閉弁29を開として
おき、加圧手段13における加圧ポンプ15により圧媒を圧
媒室6に供給加圧することで、可撓性筒状壁体4に等方
圧を作用させて処理物を圧縮(押出)して取出通路30を
介して処理済槽28に回収される。この際、当然ながら、
加熱手段9は、可撓性筒状壁体4の外側に設置するのが
好ましい。
更に、温間静水圧加圧を作用させる際、可撓性筒状壁
体4内の被処理物の全体に、加熱作用を加えるために
は、上蓋2、下蓋3に不属させた開閉弁等(これらは装
置構成によっては高圧容器に付属させることもなくあな
い)を、第6図に示す如く処理室5に近い位置に設置す
ることが望ましい。これは、圧力作用についてはパスカ
ルの原理により等方圧(均質)となるけれども、熱的作
用は均質にならないからである。
尚、第6図において、35は開閉弁36を有する大気連通
路を示している。
又、被処理物によっては、処理室5内に供給する前
に、予熱することが望ましいものがある。
このため、第8図に示す如く供給通路27に予熱ヒータ
37を設けることもできる。
なお、この予熱温度は被処理物が水分を含むものにつ
いては最高で100℃までとされるも、変性等が起るおそ
れがあるものについては、変性温度以下まで予熱され
る。
以上、詳述した本発明の各実施例において、被処理物
は例えば、殺菌に関しては次のものを挙げることができ
る。
たとえばミルク、ジュース、スープ、ドリンク剤、災
害対策用保存水、医療用殺菌水、飼育無菌動物用飲料
水、清浄水、動物細胞大量培養用培地、飲み薬、注射液
などの液体。これらは、処理室内に送給し、バッチ連続
で直接加圧処理することができる。
または、未殺菌の液体やクリームやペースト、生肉等
をパックしたチューブなどが挙げられる。このようなパ
ック状被処理物については、水のような液体中に入れら
れ、その液体を加圧することで間接的に加圧される。
加圧力の大きさは、500kg f/cm2以上であり、好まし
くは2000kg f/cm2〜6000kg f/cm2である。加圧に際して
レシプロ型ポンプを用いるのは、500kg f/cm2以上とい
う非常な高圧に加圧するのに最も適しているからであ
る。
なお、被処理物の処理温度は、通常の気温範囲(5℃
〜35℃)でもよいが、タンパク質の変性を生じる温度
(約60℃)以下でかつ殺菌対象となる微生物の生存適温
以上の温度範囲とするのが好ましい。たとえば殺菌対象
が大腸菌類である場合には40℃〜50℃とするのが好まし
い。
また、慣性その他の目的の場合には、より以上の液体
負荷を与えることがありうる。
更に、本発明において圧媒としては水等の液体が望ま
しいが、ガス圧媒を用いることもできる。
なお、第1図〜第10図においては、可撓性壁体4と上
蓋2または下蓋3若しくは高圧容器1との間のシールリ
ングは、1個のみの例を示したが、第11図の如く2個設
け、且つその間に外部に連通するリーク孔21Aを設ける
構成とすることは、シール不良に伴うリークを検出し、
しかも圧媒と被処理物との混合(被処理物への圧媒混
入)を防止しうるという点で、食品処理用装置として好
ましいものである。
(発明の効果) 本発明は以上の通りであり、本発明によれば、次の利
点がある。
高圧容器及びその両端に装脱自在にと取付けられた上
蓋及び下蓋を具備し、可撓性筒状壁体の一端を前記上蓋
または下蓋のいずれか一方に液密に保持するとともに前
記可撓性筒状壁体の他端を前記上蓋または下蓋のいずれ
か一方若しくは高圧容器の内面に液密に保持して前記可
撓性筒状壁体の内側に処理室、外側に圧媒室を該可撓性
筒状壁体により隔絶してそれぞれ形成しているので、圧
媒室での圧力が高くなればなる程、可撓性筒状壁体のシ
ール部が圧力により押されるため、非常にシール性に優
れたものとでき、従って、被処理物に圧媒が混入するの
を避けての等方圧な処理ができる。
更に、壁体で隔絶された処理室内に又は、処理室外に
被処理物の加熱手段を設けたものであるから、圧媒によ
る等方圧と加熱との相乗作用で被処理物の処理ができる
し、この際、厳密な温度制御も可能となるばかりか昇温
も短時間で事済む。
更に、処理室に連通するように被処理物の排出用ガス
供給通路および被処理物の取出通路を、上蓋、下蓋およ
び高圧容器のいずれかに設けたので、被処理物の取出し
が円滑にできるし、ガス供給で取出すので、処理室に被
処理物が残存することもない。
また、被処理物の供給通路およびその開閉弁、エアー
抜き通路およびその開閉弁、被処理物の取出通路および
その開閉弁、ならびに/または大気連通路およびその開
閉弁を前記処理室に連通するように上蓋および下蓋のい
ずれかに設けるとともに、前記各開閉弁を処理室均傍部
位に配置しているので、可撓性筒状壁体を介しての等方
圧加圧と加熱手段による加熱が被処理体の全体にわたっ
て均質に作用し、しかも、自動化が容易となる。
更に、処理室内の被処理物を加熱しつつ等方圧力で圧
縮処理した後、該処理物を、可撓性筒状壁体を圧媒によ
り加圧することによって取出すようにしているので、圧
媒を等方圧的な加圧と処理物の取出しとの双方に有効利
用することができるし、しかも、高圧にて取出すことが
できるので、処理室に処理物が残存することはなく、完
璧な回収ができる。
本発明は以上の利点を有するので、食品材料の殺菌、
変性、酵素反応制御を始めとする各種被処理物の温間静
水圧加圧とその処理手段として有益である。
【図面の簡単な説明】 第1図から第11図は本発明の各実施例を示す各立面断面
図である。 1……高圧容器、2……上蓋、3……下蓋、4……可撓
性筒状壁体、5……処理室、6……圧媒室、9……加熱
手段、13……圧媒の加圧手段、18,19,26,29,36……各種
開閉弁。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧容器及びその両端に装脱自在に取付け
    られた上蓋及び下蓋を具備し、可撓性筒状壁体の一端を
    前記上蓋または下蓋のいずれか一方若しくは高圧容器の
    内面に液密に保持するとともに前記可撓性筒状壁体の他
    端を前記上蓋または下蓋のいずれか一方若しくは高圧容
    器の内面に前記一端に対向して液密に保持して前記可撓
    性筒状壁体の内側に処理室、外側に圧媒室を該可撓性筒
    状壁体により隔絶してそれぞれ形成し、更に、処理室内
    又は処理室外に被処理物の加熱手段を設けたことを特徴
    とする温間静水圧加圧装置。
  2. 【請求項2】処理室に連通するように被処理物の排出用
    ガス供給通路および被処理物の取出通路を、上蓋または
    下蓋または高圧容器のいずれかに設けたことを特徴とす
    る請求項(1)記載の温間静水圧加圧装置。
  3. 【請求項3】被処理物の供給通路およびその開閉弁、エ
    アー抜き通路およびその開閉弁、被処理物の取出通路お
    よびその開閉弁、ならびに/または大気通路およびその
    開閉弁を前記処理室に連通するように上蓋または下蓋ま
    たは高圧容器のいずれかに設けるととともに、前記開閉
    弁を処理室近傍部位に配置したことを特徴とする請求項
    (1)記載の温間静水圧加圧装置。
  4. 【請求項4】高圧容器及びその両端に装脱自在に取付け
    られた上蓋及び下蓋を具備し、可撓性筒状壁体の一端を
    前記上蓋または下蓋のいずれか一方若しくは高圧容器の
    内面に液密に保持するとともに前記可撓性筒状壁体の他
    端を前記上蓋または下蓋のいずれか一方若しくは高圧容
    器の内面に前記一端に対向して液密に保持して前記可撓
    性筒状壁体の内側に処理室、外壁に圧媒室を該可撓性筒
    状壁体により隔絶してそれぞれ形成し、更に、処理室内
    または処理室外に被処理物の加熱手段を設けた温間静水
    圧加圧装置を用いて、処理室内の被処理物を加熱しつつ
    等方圧力で圧縮処理した後、該処理物を、可撓性筒状壁
    体を圧媒により加圧することによって取出すことを特徴
    とする温間出静水圧加圧による被処理物の処理方法。
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