JPH0757159B2 - 食品素材の加圧下処理装置及び処理方法 - Google Patents

食品素材の加圧下処理装置及び処理方法

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JPH0757159B2
JPH0757159B2 JP1203539A JP20353989A JPH0757159B2 JP H0757159 B2 JPH0757159 B2 JP H0757159B2 JP 1203539 A JP1203539 A JP 1203539A JP 20353989 A JP20353989 A JP 20353989A JP H0757159 B2 JPH0757159 B2 JP H0757159B2
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由彦 坂下
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、食品素材の加圧下処理装置及び処理方法に係
り、魚肉等から成る動物性蛋白を主成分とする食品素材
にあっては、加圧下で溶融するのに、又、流動性を有す
る液状食品素材にあっては、殺菌、変性等を目的として
処理を行うのに利用される。
(従来の技術) 従来魚肉等は、その加工製品としては周知のように蒲
鉾、竹輪等の練り製品として供用されるか、あるいは魚
粉として知られるように、粉体状の熱変性魚肉として、
飼料等に供用されることがほとんどであり、これらの加
工に際して用いられる物理的状態変数としては、温度を
中心としてその技術展開が行われてきた。しかるに最近
では、高圧下における蛋白変性等を利用する食品加工技
術が開発され、新技術として注目を浴びるとともに、多
種の応用が試みられつつある処で、このような食品加工
への圧力利用に関しては、例えば相連通する双円筒断面
のシリンダ内に一対のスクリュ軸乃至ブレード軸を可回
動に並設する型式の二軸エクストルーダが1例として認
められるが、同装置の場合、あくまで温度と撹拌、混
練、剪断等の機械的作用効果により、当該食品素材の変
性、組織化を行なおうとするものであり、その圧力は意
図的にコントロールされるものでなく、その素材物性に
よって変化する不安定なものであり、また例えば100kgf
/cm2のような高圧力を作用させる訳にはゆかないもので
あった。
一方圧力の存在が食品加工、とりわけ魚肉等から成る動
物性蛋白を主成分とする食品素材の加工に有効であるこ
とは、特開昭62−40255号公報あるいは特開昭62−40267
号公報に開示される通りである。即ち、魚肉すり身ある
いは熱変性魚肉に対し、100〜200℃で加熱処理を施すこ
とを1〜5分間持続することにより、溶融体が得られる
ことが開示されており、特に圧力の存在下において従来
になかった効果が引出されることは注目に値する点であ
る。
また、冷間等方圧加圧装置を用い、高圧容器の加圧室に
水等の圧媒を供給して加圧することにより、処理室内の
被処理物に等方圧力を付与して処理する技術が提案され
ている。
この場合、食品素材を対象とするときには、液状被処理
物と圧媒との混合を防止するため両者を隔絶する必要が
あり、この隔絶手段として最も一般的には真空パックの
ような袋体を用いる方法(従来例の1)、可撓性の壁体
で隔絶する方法(従来例の2)があり、すでに特開平2
−89877号公報などで提案されている。
(発明が解決しようとする課題) 真空パックのような袋体を用いて液状被処理物と圧媒と
の混合、接触を防止する従来例の1にあっては、容器内
での加圧処理がバッチ方式となって容器容積率が低下
し、生産性、経済性の点で問題があり、また、食品は前
処理工程を経てプラスチック等の柔軟な袋体に充填、密
封し、圧力容器に投入するまでのハンドリングにおいて
袋体が柔軟であるがために、袋体が裂傷したり、密封性
がくずれ易い等の問題がある。
一方、可撓性の壁体を圧力容器の上蓋に吊持状に備え
て、この壁体に食品を充填してから圧媒による加圧力を
付与する従来例の2では、壁体の耐久性とシール性等に
おいて問題で、シール不完全による液状被処理物(食
品)と圧媒の混合、接触の機械が多くなるという問題が
ある。
また、加圧処理後に、処理済物を壁体より完全に排出す
ることが困難で、かつ、完全排出するには別途無菌ガス
の供給等が必要となり、サイクルタイムも長くなるとい
う課題があった。
そこで、本発明においては、圧力容器に、この容器軸方
向に摺動自在なフリーピストンを液密に内蔵すること
で、該フリーピストンによって圧力容器を一方の圧媒室
と他方の被処理収用室とに仕切って、圧媒と被処理物の
混合、接触を防止した状態での液状食品素材の加圧処理
が容積率を向上させかつ生産性を良好な下でできる食品
素材の加圧下処理装置及び処理方法を提供することが第
1の目的である。
本発明の第2の目的は、特に天然果汁等の飲料食品に適
した方法と装置を提供するのが目的である。すなわち、
天然果汁は加熱により、オフフレーバーの発生や褐変、
栄養成分の損失などを受け易く、品質低下を招き易い。
本発明は、高圧処理を施こすことにより、変敗の原因と
なる酵母やカビを2,000〜4,000気圧で死滅させ、このと
き、加熱を加えないことで果汁成分は影響を受けず新鮮
なままの色や香りを保持することができる加圧下処理装
置及び処理方法を提供するにある。
本発明の第3の目的は、魚肉等の動物性蛋白を主成分と
する食品素材に対しては、被処理物に対する熱処理手段
を具備することによって、圧力と熱エネルギーとによる
溶解を促進したことにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記した目的を達成するために、次の技術的
手段を講じている。
すなわち、請求項1に係る本発明は、容器軸方向で断面
積が同じの筒状室を容器軸方向に有するする圧力容器
と、前記筒状室にシール部材を介して摺動自在に嵌入さ
れているフリーピストンと、を備え、前記フリーピスト
ンによって前記筒状室が圧媒による加圧室となる一方の
室と被処理物の処理室となる他方の室とに隔てられてお
り、前記一方の室には圧媒の供給並びに圧力調整装置が
接続されているとともに、他方の室には被処理物が供給
可能とされていることを特徴とするものである。
また、請求項2に係る本発明は、被処理物が、圧力容器
における他方の室にポンプにより送給可能とされること
を特徴とするものである。
更に、請求項3に係る本発明は、圧媒の供給並びに圧力
調整装置から、圧力容器の一方の室への供給圧媒によ
り、他方の室内における処理済み被処理物が取出し可能
とされることを特徴とするものである。
また、請求項4に係る本発明は、処理済み被処理物の取
出し用として、圧媒の供給並びに圧力調整装置に、大容
量の低圧ポンプが具備されていることを特徴とするもの
である。
更に、請求項5に係る本発明は、圧媒の供給並びに圧力
調整装置から、圧力容器の一方の室への供給圧媒が水と
されることを特徴とするものである。
また、請求項6に係る本発明は、複数個の圧力容器が、
共通の圧媒供給並びに圧力調整装置に接続されているこ
とを特徴とするものである。
また、請求項7に係る本発明は、圧力容器内の被処理物
に対する熱処理手段を具備していることを特徴とするも
のである。
更に、請求項8に係る本発明は、熱処理手段として、加
熱および/または冷却液循環手段を用いることを特徴と
するものである。
また、請求項9に係る本発明は、被処理物の他方の室へ
の供給用開閉弁の開閉位置が、該室内に近い部分に設け
られていることを特徴とするものである。
更に、請求項10に係る本発明は、圧力容器は冷却用媒体
循環ジャケットにより被包されていることを特徴とする
ものである。
また、請求項11に係る本発明は、ジャケットに加熱手段
が設けられていることを特徴とするものである。
更に、請求項12に係る本発明は、圧力容器内に、この容
器軸方向で摺動自在なフリーピストンを備え、このピス
トンによって仕切られた一方の室に充填した液状被処理
物を、他方の室に供給した圧媒でフリーピストンの容器
軸方向の摺動によって液状被処理物と圧媒とを隔絶した
状態で加圧処理することを特徴とするものである。
また、請求項13に係る本発明は、圧媒として水を用いる
ことを特徴とするものである。
(作用) 本発明の上記した技術的手段によれば、フリーピストン
によって距てられた圧力容器の他方の室に被処理物を供
給するとともに、これと対応する一方の室に圧媒供給並
びに圧力調整装置によって、所要の圧力値に調整した圧
媒を供給することにより、フリーピストンの加圧移動に
よって被処理物は加圧処理され、この際、フリーピスト
ンを距てて2室を形成したので、圧媒と被処理物との混
合、接触がなく安全性、清浄性を確保して、殺菌、変性
処理がなされる。
また、被処理物を熱処理手段により加熱および/または
冷却処理することによって、被処理物は加圧と併行して
熱作用を同時に受け、加圧下溶融等の処理結果を任意に
実現することができる。従って、この圧力容器内への被
処理物の供給を自動化し、圧媒供給並びに圧力調整装置
および熱処理手段における圧力コントロールと加熱およ
び/または冷却温度のコントロールを自動化することに
より、安定した均質の圧力・温度加工条件下に、かつ実
験室的乃至は工業的量産規模下に食品素材等の処理が可
能である。
加熱、加圧処理によって魚肉等から成る動物性蛋白を主
成分とする食品素材を、溶融状態の製品とする場合、特
にその加熱温度が100℃を越える場合には、常圧下では
食品中に含有する水分が沸騰するので、これを抑制する
という観点から、適切な加圧下に加熱並びに冷却に行な
うことが必要であるが、このような操作を確実かつ容易
に行なうことができる。
そして、複数個の圧力容器が、共通の即ち一基の圧媒供
給並びに圧力調整装置に連体して接続されているので、
複数個の各圧力容器内の被処理物の均一同時加圧処理が
容易で、量産目的を達成し易く、従ってまた個々の圧力
容器は小型、薄肉化でき、熱伝達性も良好化して熱処理
手段による加熱および/または冷却も効率よく行なうこ
とができるのである。
また本発明では熱処理手段として、加熱および/または
冷却可能であるとともに、圧力容器を被包するジャケッ
トを備えた加熱液、冷却液の液循環装置を用いたので、
先ずその熱処理が単に加熱のみでなく、温間から熱間域
に亘る加熱と、マイナス温度域に亘る冷却の何れもが可
能で、これによって加熱後の冷却、冷却後の加熱という
ように加熱・冷却の広汎な操作ができ、被処理物に対す
る適切な熱処理操作が任意のパターンで得られ、また加
熱液または冷却液を循環させる型式としたので、必要な
熱処理を確実かつ容易に行ない得るし、温度コントロー
ルも容易である。
なお、被処理物が流動状のときは、圧力容器の他方の室
に、ポンプにより送給可能としたので、多数の圧力容器
に対して、例えばスラリー状の被処理物を円滑かつ自動
化して供給でき、量産目的の達成を容易とするし、迅速
に処理可能である。
さらに、本発明では、被処理物の他方の室への供給を開
閉弁によって規制し、その開閉弁の開閉位置が、他方の
室における室内に近い部分に設けることによって、同室
に収容した被処理物に対して、熱処理手段を働かせるさ
い、その熱作用の均質性を確保することができる。
また、圧媒の供給並びに圧力調整装置から、圧力容器の
一方の室への供給圧媒が水とされることによって、フリ
ーピストンの移動に伴い、圧媒が圧力容器内面に付着
し、他方の室に収容した被処理物と接触する可能性があ
るので、これを防止し、被処理物の清浄性を守る意味に
おいて有益である。
なお、圧媒の供給並びに圧力調整装置から、圧力容器の
一方の室への供給圧媒によって、他方の室内に存在して
いる処理済みの被処理物を、前記圧媒によって移動する
フリーピストンを介して圧力容器外に押出して、被処理
物の取出しが高圧の圧力容器の開閉を伴うことなく、簡
単かつ容易に圧力容器外に取出せるため、一連の処理作
業の自動化に寄与し、作業性を良好とすることができ
る。
さらに、各圧力容器を被包するジャケットに加熱手段を
設けることによって、必らずしも熱媒を循環させること
なく、効率的に加熱制御することができる。
(実施例) 本発明装置の適切な実施例を図について説示する。第1
図は本発明の第1実施例で、複数個の圧力容器例として
3個のものを示したが、その数はもとより自由であり、
各圧力容器1a,1bおよび1cは、何れも容器軸方向で断面
積が同じの筒状室を容器軸方向に有し、該筒状室の両者
が開口され、これら両開口にはそれぞれ閉塞部材2a,2b
および2c、閉塞部材3a,3bおよび3cそれぞれ着脱可能に
嵌設され、かつシール構造等を介し密封される。これに
閉塞部材2a〜2cおよび3a〜3cには、圧媒による加圧施工
時に軸力が働くので、これら軸力を支承するため、図示
のように圧力容器開口に対してネジ嵌合構造とするか、
また被処理物出入の簡便性を考慮して、例えば段隔式の
ネジ嵌合構造、あるいは両閉塞部材2a〜2cおよび3a〜3c
に亘ってプレスフレームで挟持する支承構造とすること
ができる。各圧力容器1a〜1c内には、シール部材5a,5b
および5cをそれぞれ具備したフリーピストン4a,4bおよ
び4cが容器軸方向に摺動可能に装填される。各圧力容器
1a〜1cの筒状室は、前記各ピストン4a〜4cによって圧媒
による加圧室となる一方の室6a〜6cと被処理物の処理室
(収容室)となる他方の室21a〜21cとに隔てられてお
り、前記一方の各室6a〜6cには、圧媒供給並びに圧力調
整装置7が共通接続される。該装置7は圧媒タンク12と
各閉塞部材3a〜3cに設けた各通孔31a,31bおよび31cをつ
なぐ回路32に、加圧ポンプ8、開閉弁9,10、圧力調整弁
11、減圧弁11′を配設し、圧媒タンク12内の圧媒を加圧
ポンプ8および圧力調整弁11を介して所要圧力に加圧
し、これを開閉弁9を介し各通孔31a,31bおよび31cを経
て室6a,6bおよび6c内に供給可能とするのであり、また
所定圧の維持、更には減圧、回収を開閉弁10を介して可
能とするのである。このさい圧媒の加圧供給に関して
は、比較的低圧の場合には図示例のように電動式のポン
プを利用できるが、高圧の場合には例えば油圧駆動の増
圧機タイプのもの等を用いることが好適であるが、勿論
制限されない。更に第1実施例では、各圧力容器1a,1b
および1cを共通する被包するジャケット13を設け、該ジ
ャケット13に、加熱および/または冷却可能な熱処理手
段としての液循環装置16を接続する。該装置16は、液タ
ンク18とジャケット13とをつなぐ循環管路14,15に、循
環ポンプ17、開閉弁33,34および35を配設するととも
に、液タンク18には加熱器19および冷却器20を設けたも
のである。そして、加熱器19によって加熱した熱媒液お
よび/または冷却器20によって冷却した冷媒を、循環ポ
ンプ17および管路14,15によりジャケット13内と液タン
ク18を循環させて、各圧力容器1a,1bおよび1c内の各被
処理物の加熱および/または冷却を行なう。このさいジ
ャケット13は、各圧力容器1a〜1cを共通に被包する代わ
りに、各容器1a〜1c毎にジャケットを設けてよく、ある
いはその熱処理が加熱のみでよい場合には、各圧力容器
1a〜1cの外周に通電バンドヒータ等を付設する構造のも
のとすることもできる。尚、第1図において36は圧媒供
給並びに圧力調整装置7における圧力計、37は液循環装
置16における圧力計を示している。
また第1実施例では、圧力容器1a〜1c内の各フリーピス
トン4a〜4cによって距てられた他方の室(被処理物収容
室)21a,21bおよび21c内に被処理物を供給する構造とし
て、脱泡用(エア抜き)真空ポンプ30を開閉弁38ととも
に具備した被処理物供給タンク22と供給ポンプ23、開閉
弁24間に供給管路39を設け、前記開閉弁24と各圧力容器
1a〜1cの各閉塞部材2a〜2cにそれぞれ設けた通孔40a,40
bおよび40cとの間に出入管路41を共通に接続連通させて
ある。したがって、タンク22内にストックした食品素材
等の被処理物は、前記供給管路39から供給ポンプ23によ
り、開閉弁24、出入管路41を介して各通孔40a〜40c側に
供給され、該通孔40a〜40cにそれぞれ開閉可能に封止さ
れた開閉弁25a,25bおよび25cの開放によって、被処理物
は各圧力容器1a〜1cの各室21a,21bおよび21c内に供給さ
れる。このさい前記した開閉止弁25a〜25cにおいては、
通孔40a〜40cの各閉止26a,26bおよび26cの設置位置(閉
止時)は、室21a〜21cの各室端に近い位置に位置するよ
うに設置する。これは収容された被処理物に対する被処
理手段における熱作用の均質性を確保する点において適
切である。
また第1実施例においては、開閉弁24と各閉塞部材2a〜
2cの各通孔40a〜40cとをつなぐ出入管路41の一端を延長
して回収管路42を設け、同管路42を開閉弁28を介して処
理済み被処理物の回収タンク27に接続してあり、前記開
閉弁28の直前に分岐開閉弁29を配設してある。従ってこ
の回収タンク27および回収管路42を介して、各圧力容器
1a〜1cの各室21a〜21c内に収容し、かつ目的の加圧およ
び加熱または冷却加工して処理済みの被処理物を各圧力
容器外に取出し回収するに当っては、被処理物の前記処
理完了後、開閉弁25a〜25cを何れも開放姿勢として、閉
止部26a〜26cによる各通孔40a〜40cの閉止を開放し、圧
力容器1a〜1cの室6a〜6c内に、圧媒供給並びに圧力調整
装置7から、所要圧力の圧媒を圧送し、これによる各フ
リーピストン4a〜4cの移動により、室21a〜21c内に存在
している被処理物(処理済み)を、通孔40a〜40c、出入
管路41(このさい開閉弁24は閉とする)から回収管路42
および開閉弁28を介し、回収タンク27内に自動的に取出
し、回収することができる。この処理済み製品の取出し
に当たっては、それ程の大圧力は必要としないので、圧
媒供給並びに圧力調整装置7における加圧ポンプ8を、
別筒の例えば大容量の低圧ポンプとすることも可能であ
る。また第1実施例においては、圧力容器1a〜1cの各閉
塞部材2a〜2cに設ける開閉弁25a〜25cとして、閉塞部材
2a〜2c一端に設けたシリンダ機構のピストンロッドを利
用し、加圧昇降自在として閉塞部材2a〜2c、通孔40a〜4
0cに亘って貫挿したものを示したが、この取出し用の開
閉弁を、閉止部26a〜26cとは別個に設けることも、収容
される被処理物との混合を防止する上から適当である。
本発明装置において用いる圧媒としては、フリーピスト
ン4a〜4cの移動に伴い、圧力容器内面に付着して被処理
物を接する可能性があるため、食品素材の清浄性確保の
点から、また経済性の点からも水が最適なものとして推
奨されるが、もとよりこれに限定されるものでない。
上記第1実施例によれば、例えば魚肉等から成る動物性
蛋白を主成分とする食品素材を、被処理として加圧、熱
処理によって溶融状態の製品とするに当たっては、各圧
力容器1a〜1cにおける他方の室21a〜21c内に被処理物を
投入、供給するのである。このさい被処理物を凍結、固
化して、閉塞部材2a〜2cを開放して室21a〜21c内に投入
したり、またスラリー状にすることが可能な場合には、
第1図の状態で供給タンク22から供給ポンプ23を用い、
開閉弁24および開閉弁25a〜25cを経て、各閉塞部材2a〜
2cの各通孔40a〜40cから各室21a,21b,21c内に所要定量
を供給充填する。次いで、圧媒供給並びに圧力調整装置
7より、加圧ポンプ8を用いて圧媒タンク12内の圧媒
を、圧力調整弁11および開閉弁9を介して、各閉塞部材
3a〜3cの各通孔31a〜31cから圧力容器1a〜1cの各室6a〜
6c内に、所要の圧力下に供給する。すると、フリーピス
トン4a〜4cが圧媒により加圧移動されて、室21a〜21c内
の各被処理物に対し圧力作用を及ぼすとともに、熱媒お
よび/または冷却液循環装置16において、例えば加熱器
19により所定温度に加熱した加熱液を循環回路14,15お
よび循環ポンプ17によりジャケット13内に循環させるこ
とにより、各圧力容器1aの室21a〜21c内における被処理
物は、前記圧力作用と並行して加熱作用を受ける。した
がって、被処理物の加圧下溶融が、数1000kgf/cm2の高
圧域内において、安定かつ効率的に工業的量産規模のも
とに容易に実施例できる。かくして処理を終了した溶融
状態の製品は、圧媒供給並びに圧力調整装置7から、加
圧ポンプ8による圧媒を室6a〜6cに供給することによ
り、フリーピストン4a〜4cの加圧移動を介し、閉塞部材
2a〜2c側の通孔40a〜40c、出入回路41、回収回路42、開
閉弁28を介して、回収タンク27内に取出し回収される。
前記した操業に当り、本発明の第1実施例ではその加熱
および/または冷却液循環装置16により、単に加熱のみ
に止まることなく、マイナス温度域に亘る冷却処理と圧
力処理を被処理物に施すことができるので、被処理物に
対するきわめてバラエティに富んだ加工内容と結果を与
えることが可能である。例えば、食品素材等の水分を含
有する被処理物においては、100℃以上の温度域で、加
圧、加熱処理して、被処理物を取出すに当り、高い温度
のままで大気圧まで減圧すると、水分が沸騰して物性に
変化を来すおそれがあるが、このような場合第1実施例
によれば、圧媒供給並びに圧力調整装置7および加熱お
よび/または冷却循環装置16の存在により、含有水分が
沸騰しない程度までの減圧コントロール、また冷媒によ
る被処理物の冷却による温度低下コントロール等が自在
に行える。また、目的温度以上に昇温した場合の温度下
降コントロール、目的温度以上に降温した場合の温度上
昇コントロール等、その圧力と温度との組合わせ変化に
即応した熱処理を容易に施工できるのであり、かつ複数
の圧力容器に対して均一かつ安定した圧力と温度パター
ンによる加圧した溶融状態を実現できるのである。
第2図は本発明の第2実施例を示し、特に実験室的規模
に適するもので、第1実施例と異なるところは、各圧力
容器1a,1b,1cが、独立したジャケット13a,13b,13cでそ
れ被包され、該ジャケット13a〜13cの外周部にそれぞれ
加熱用ヒーター(好ましくは電機加熱式バンドヒータ
ー)19a,19b,19cが設けられた点と、上部閉塞部材2a,2
b,2cに被処理供給通孔を備えていない点であり、その他
は第1実施例と同一である。したがって、第1実施例と
同一構成部分については、第1図と同じ符号を付し、特
徴部分については詳述する。
前記ジャケット13a,13b,13cには、加熱および/または
冷却可能な熱処理手段としての液循環それぞれ16が接続
されている。この液循環装置16は、液タンク18と各ジャ
ケット13a,13b,13cとを接続する循環管路14,14a,14b,14
cおよび15,15a,15b,15cに、循環ポンプ17、開閉弁33,34
a,34b,34cを配設すると共に、液タンク18には冷却器20
を設けたものである。そして、被処理物の加熱時には、
開閉弁34a,34b,34cを閉じ、ジャケット13a,13b,13c内に
閉じ込められた冷却用媒体を前記ヒーター19a〜19cによ
り加熱し、該媒体の薄層を通して圧力容器1a〜1cの間接
的加熱を個別に行なうように構成されている。
この第2実施例によれば、まず、閉塞部材2a〜2cを開い
て、前記室21a〜21cに被処理物を投入した後、閉塞部材
2a〜2cに前記室21a〜21cを封止し、圧媒室6a〜6cに圧媒
供給並びに圧力調整装置7により圧媒を供給して、フリ
ーピストン4a〜4cを移動させ、被処理物を加圧する。そ
して、開閉弁34a〜34cを閉じ、冷却用媒体ジャケット13
a〜13c内に閉じ込め、被処理物をその加圧下において、
前記ヒーター19a〜19cにより前記媒体を介して所定温度
に加熱し処理する。
なお、かかる処理操作は、魚肉等からなる動物性蛋白を
主成分とする食品素材を溶融状態の製品とする場合、特
に加熱温度が100℃を越えるときは、常圧下では熱変性
が先行するので、これを抑制するという観点から、加圧
の先行下において加熱を行なうのである。
そして、被処理物を所定の圧力・温度の下に保持した
後、ヒーター19a〜19cによる加熱を停止し、開閉弁34a
〜34cを開いて循環ポンプ17を運転させ、ジャケット13a
〜13c内に冷却用媒体を循環させて、被処理物を加圧下
において冷却し、少なくとも100℃以下の温度になると
(常圧下での水分の沸騰蒸発が起こらない温度条件にな
ると)、大気圧に減圧して被処理物の取出しを行なう。
なお、前記室6a〜6c内に供給される圧媒としては、フリ
ーピストン4a〜4cの移動に伴なって高圧容器1a〜1c内壁
に付着し、食品素材と接する可能性のあることから、水
が最も好適である。
また、ジャケット13a〜13cに循環される冷却用媒体とし
ては、耐熱性が要求されるところから、シリコンオイル
などを使用するのが好ましい。
そして、圧媒の圧力調整、供給等については、第1実施
例と同様にして行なわれる。
さらに、第2実施例では、各圧力容器1a〜1cを個別のヒ
ーター19a〜19cによって、自在にかつ迅速に温度制御で
きると共に、個別に温度変数を設定しかつ変更して処理
可能である。
なお、上記第2実施例において、冷却用媒体として例え
ば、電気絶縁性のオイル等を用いる場合、ヒーター19a
〜19cをジャケット13a〜13c内に配設することができ、
この場合、被処理物の加熱時はジャケット13a〜13c内の
冷却用媒体を排出することが好ましい。
また、第2実施例は、食品素材への高圧処理適用に関し
ての探索・実験用装置を念頭に構成したものであるか
ら、被処理物の高圧容器1a〜1cへの投入ならびに取出し
について、特に手段が講じていないが、第1実施例のよ
うに、流動状被処理物の自動供給手段を設け、さらに
は、フリーピストン4a,4bの移動を利用して被処理物の
自動排出を行なうことも可能である。
第3図は本発明の第3実施例を示し、第2実施例と異な
るところは、埋込型の加熱用ヒーター19a,19b,19cを、
圧力容器1a〜1cの外周壁に装着し、該ヒーター19a〜19c
の外周部にジャケット13a〜13cを設けた点であり、その
他の構成は第2実施例と同一である。したがって、第3
実施例においても、第2実施例と同様の作用効果を期待
することができる。この第3実施例において、被処理物
の加熱時には、ジャケット13a〜13c内の冷却用媒体を排
出するのが好ましい。
なお、本発明は、上記各実施例に限定されるものではな
く、また、加熱、加圧処理により可能な全ゆる食品加工
に適用しうること勿論である。
(発明の効果) 本発明は以上の通りであり、圧力容器をフリーピストン
で仕切ることにより、一方の室への被処理物の充填と他
方の室への圧媒の供給によって、食品素材の加圧下処理
により、殺菌、変性等が可能である。また、魚肉等から
成る動物性蛋白を主成分とする固液混合相の食品素材の
加圧下溶融を、従来技術による圧力条件に止まることな
く、これを数1000kgf/cm2を越える高圧域内において
も、安定かつ効率的、更には実験的きぼ勿論のこと工業
的量産スケール下に実現できる点において、優れた特徴
と利点をもつものである。特に本発明においては、複数
個の圧力容器内をフリーピストンで2室に距て、一方の
室に圧媒供給並びに圧力調整装置が接続し、他方の室に
被処理物が供給可能とされているので、各圧力容器にお
いて同時に同一条件下の加圧処理が行われ、個々の容器
のコンパクト、小型薄肉化が図られる。また、圧力容器
内の被処理物に対する熱処理手段を設けることによって
外部からの熱伝達性を良好として、加熱、冷却効率を向
上させられ、正確迅速な熱処理結果が得られる。容器軸
方向で断面積が同じの筒状室を容器軸方向に有する圧力
容器の前記筒状室は、これにシール部材を介して摺動自
在に嵌入しているフリーピストンによって処理室と加圧
室とに隔てられているので、従来のシリンダピストンタ
イプの加圧装置に比べて加圧手段(液圧発生手段)が簡
素化されるだけでなく、ピストンロッドもないため有効
面積を拡大できしかも、処理室と加圧室とは同圧にでき
てシール部材の摩耗粉も少なくなって、圧媒と被処理物
の混入のおそれなく、圧媒として水を用いることと相ま
って食品素材等の清浄性の確保も容易である。また熱処
理手段として加熱と冷却両用の熱処理を可能とすること
によってその利用範囲を著しく拡大させることが可能で
ある。
また、圧力容器は冷却用媒体循環ジャケットにより被包
され、かつジャケットに加熱手段が設けられることによ
って、自在でかつ迅速な温度制御が可能であり、特に、
探索・実験用として、加熱手段を個々の圧力容器に設け
ることにより、温度変数を任意に設定した実験を効率的
に実施することが可能である。
そして、本発明は、既知の魚肉等からなる動物性蛋白を
主成分とする食品素材に、新たな加工技術を提供できる
ばかりでなく、未知の食品加工製品を、加圧下でしかも
加熱および/または冷却により相乗作用によって探索す
るのに極めて有用な装置として、食品工業分野に寄与す
るところが甚大である。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は第1実施
例の縦断正面図、第2図は第2実施例の縦断正面図、第
3図は第3実施例の縦断正面図である。 1a〜1c……圧力容器、2a〜2c、3a〜3c……閉塞部材、4a
〜4c……フリーピストン、6a〜6c……室、7……圧媒供
給並びに圧力調整装置、8……加圧ポンプ、13,13a,13
b,13c……冷却用媒体用循環ジャケット、16……加熱お
よび/または冷却液循環装置、17……循環ポンプ、18…
…液タンク、19……加熱器、19a〜19c……ヒーター、20
……冷却器、21a〜21c……室、25a〜25c……開閉弁、26
a〜26c……閉止部、22……被処理物供給タンク、27……
回収タンク。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器軸方向で断面積が同じの筒状室を容器
    軸方向に有する圧力容器と、前記筒状室にシール部材を
    介して摺動自在に嵌入されているフリーピストンと、を
    備え、前記フリーピストンによって前記筒状室が圧媒に
    よる加圧室となる一方の室と被処理物の処理室となる他
    方の室とに隔てられており、前記一方の室には圧媒の供
    給並びに圧力調整装置が接続されているとともに、他方
    の室には被処理物が供給可能とされていることを特徴と
    する食品素材の加圧下処理装置。
  2. 【請求項2】被処理物が、圧力容器における他方の室に
    ポンプにより送給可能とされることを特徴とする請求項
    1に記載の食品素材の加圧下処理装置。
  3. 【請求項3】圧媒の供給並びに圧力調整装置から、圧力
    容器の一方の室への供給圧媒により、他方の室内におけ
    る処理済み被処理物が取出し可能とされることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の食品素材の加圧下処
    理装置。
  4. 【請求項4】処理済み被処理物の取出し用として、圧媒
    の供給並びに圧力調整装置に、大容量の低圧ポンプが具
    備されていることを特徴とする請求項3に記載の食品素
    材の加圧下処理装置。
  5. 【請求項5】圧媒の供給並びに圧力調整装置から、圧力
    容器の一方の室への供給圧媒が水とされることを特徴と
    する請求項1〜4のうちの1つの項に記載の食品素材の
    加圧下処理装置。
  6. 【請求項6】複数個の圧力容器が、共通の圧媒供給並び
    に圧力調整装置に接続されていることを特徴とする請求
    項1〜5のうちの1つの項に記載の食品素材の加圧下処
    理装置。
  7. 【請求項7】圧力容器内の被処理物に対する熱処理手段
    を具備していることを特徴とする請求項1〜6のうち1
    つの項に記載の食品素材の加圧下処理装置。
  8. 【請求項8】熱処理手段として、加熱および/または冷
    却液循環手段を用いることを特徴とする請求項7に記載
    の食品素材の加圧下処理装置。
  9. 【請求項9】被処理物の他方の室への供給開閉弁の開閉
    位置が、該室内に近い部分に設けられていることを特徴
    とする請求項7に記載の食品素材の加圧下処理装置。
  10. 【請求項10】圧力容器は冷却用媒体循環ジャケットに
    より被包されていることを特徴とする請求項7に記載の
    食品素材の加圧下処理装置。
  11. 【請求項11】ジャケットに加熱手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項10に記載の食品素材の加圧下処
    理装置。
  12. 【請求項12】圧力容器内に、この容器軸方向で摺動自
    在なフリーピストンを備え、このピストンによって仕切
    られた一方の室に充填した液状被処理物を、他方の室に
    供給した圧媒でフリーピストンの容器軸方向の摺動によ
    って液状被処理物と圧媒とを隔絶した状態で加圧処理す
    ることを特徴とする食品素材の加圧下処理方法。
  13. 【請求項13】圧媒として水を用いることを特徴とする
    請求項12に記載の食品素材の加圧下処理方法。
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