JP2840247B2 - 包装方法 - Google Patents

包装方法

Info

Publication number
JP2840247B2
JP2840247B2 JP63063174A JP6317488A JP2840247B2 JP 2840247 B2 JP2840247 B2 JP 2840247B2 JP 63063174 A JP63063174 A JP 63063174A JP 6317488 A JP6317488 A JP 6317488A JP 2840247 B2 JP2840247 B2 JP 2840247B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
packaging
sterilized
sterile chamber
twin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63063174A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01240177A (ja
Inventor
博隆 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP63063174A priority Critical patent/JP2840247B2/ja
Publication of JPH01240177A publication Critical patent/JPH01240177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2840247B2 publication Critical patent/JP2840247B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は食品又はペットフードの包装方法、詳しくは
食品又はペットフードを加工し同時に殺菌も行い無菌状
態のまま密封包装する方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、常温で腐敗したりカビが発生する食品を無菌状
態で流通させる方法として、包装後に高熱殺菌する缶
詰、レトルト食品がある。また一方では、殺菌せずに冷
凍、冷蔵で食品を保存する方法もある。
しかし前者は、包装後に殺菌するという2工程が必要
であり、煩雑でコストが高くなるという欠点があり、ま
た後者は、保存のエネルギーコストが高くつくという欠
点があった。
これに対して、近年殺菌した食品を殺菌した包装材料
に無菌状態で包装する無菌包装が普及し始めた。例えば
ポーションミルクのようなもので、高熱によりミルクを
殺菌し、無菌チャンバー内で過酸化水素により殺菌され
た包装材料に充填し密封するものである。そして、この
ような方法で無菌包装されているものは、ミルク、牛
乳、ジュース、酒、ゼリー、プリン等である。事前に食
品として調合されたものを殺菌するもので、流動性の良
好な食品に限定されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は高粘度の食品又はペットフードを加熱加工
し、無菌状態を保持したまま無菌の包装材料により包装
し常温流通を可能にすると共に、従来内容物の包装後に
ボイル、レトルト殺菌等を行っていた工程を大幅に短縮
することを可能にするという問題を解決するものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の問題を解決する本発明は、二軸押出機により12
5℃以上の温度で加熱混練した食品又はペットフードを
無菌チャンバー内で殺菌済みの包装材料に充填密封する
ことを特徴とする包装方法である。
以下、図面にしたがい本発明方法について具体的に説
明する。第1図は本発明の包装方法の説明図であり、第
2図は後記する実施例の包装製品の縦断面図である。
第1図において、二軸押出機1の原料投入口2に原料
を投入し、押出機1の温度を125℃以上に設定し、押出
機1内で材料温度が125℃以上になるようにする。副原
料投入口3より固体、液体、気体状の調味料、油脂、発
泡させるためのガス等の副原料を投入する。
押出機1内では、2本のスクリュー4により混合、混
練、粉砕、せん断、圧縮等の作業がなされる。そして押
出機1の先端より前で脱気、脱水等の操作を行うことも
可能である。また押出機1の先端以降は加熱しても冷却
してもよい。
上記のように押出機1により125℃以上の温度で加熱
混練された食品又はペットフードは無菌チャンバー5内
に導入し、充填ノズル6から殺菌済みの包装材料(図示
していない)に充填される。押出機1は連続的であり、
充填ノズル6は間けつ的動作となるため、無菌チャンバ
ー5内にアキュムレーター7を設けるのが好ましい。ア
キュムレーター7はこれに入る調理済みの圧力より低い
圧で加圧し、充填ノズル6よりの充填をスムーズにす
る。
本発明における二軸押出機1は同方向回転でも異方向
回転でもよい。また、2本のスクリュー4は、かみ合い
形、部分かみ合い形、非かみ合い形のいずれでもよい。
本発明において、二軸押出機1を用いるのは、被包装
物の粘度、性状にかかわらず、押出が容易であり、混
練、粉砕、せん断圧縮という加工操作が広い範囲で選択
可能であるためである。また二軸押出機1内で加熱混練
を125℃の温度で行うのは、細菌、かび胞子の死滅に必
要な加熱条件であるためであり、通常125〜250℃で加熱
混練するのが好ましい。
無菌チャンバー5はHEPAフィルターのような除菌可能
なフィルターを通した空気により外気圧より高く保つこ
とによって内部を無菌状態に保つ。また操作開始前にチ
ャンバー5内は、薬品又は高温蒸気等により殺菌する。
包装材料は、例えばフィルムからなるパウチ、バッグ
インボックス、スタンドパウチ、浅絞り成形品、シート
からなる成形容器、射出成形容器等である。むろん、成
形容器にはフィルム、金属箔等からなる積層体を蓋材と
して使用する。
包装材料の殺菌は、過酸化水素、塩素化物、有機酸、
紫外線、エチレンオキサイド、γ線、電子線、高温蒸気
等の手段により、無菌チャンバー5内で行っても、事前
に行ってもよい。
また無菌チャンバー5内で前記の包装材料を殺菌し、
しかる後、フィルムを製袋したり、シートを形成したり
することも行うことができる。
上記のように殺菌された包装材料からなるパウチ、成
形品等に、二軸押出機1内で加熱混練された食品又はペ
ットフードを無菌チャンバー5内で充填ノズル6から充
填し、主としてヒートシールなどにより密封して包装製
品を得る。
本発明において、包装材料に充填される内容物として
は、例えばもち、畜肉製品、魚肉製品、乳製品等の食
品、又はペットフード等がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、二軸押出機内で125℃以上の温度で
の加熱混練により、脱気、脱水、発泡等の変化を伴いな
がら調理された食品又はペットフードを殺菌し、これを
無菌チャンバー内で無菌包装することで、無菌状態を保
持したまま無菌の包装材料により包装し常温流通を可能
にするとともに、従来内容物の包装後にボイル、レトル
ト殺菌等を行っていた工程を大幅に短縮することが可能
となる。
また、アキュウムレータを備えた充填ノズルとするこ
とによって、押出機1によって連続して加熱混練されて
移送されてきた食品又はペットフードを前記アキュウム
レータによって蓄積(蓄圧)することで、間欠的に、包
装材料に充填することができる。即ち、前記アキュウム
レータを設けたことで、連続移送されてきた食品又はペ
ットフードを、容易かつ良好に間欠に充填することがで
きる。
〔実施例〕
二軸押出機のホッパーに蒸したもち米を供給し、130
℃に設定した同押出機内で混練することによりもち状と
する。一方、ポリプロピレン100μ/変性ポリプロピレ
ン30μ/ナイロン20μからなる共押出フィルムを無菌チ
ャンバー内に繰り出し、過酸化水素水に浸漬、乾燥後、
50mm×80mmの大きさで深さ10mmに真空成形し、この成形
容器に上記二軸押出機より押出されたもちを充填ノズル
から充填する。
また、ドライラミネートによって得られた二軸延伸ポ
リエステル12μ/二軸延伸ナイロン15μ/高密度ポリエ
チレンとポリプロピレン1:1混合物からなるフィルム30
μの積層フィルムを上記無菌チャンバーに供給し、過酸
化水素水に浸漬、乾燥後、もちを充填した成形物の蓋材
としてヒートシールし密封して第2図に示す包装製品を
得た。第2図において、8は成形容器、9は蓋材、10は
もちである。この製品は37℃で3ヶ月保存したが、変化
はなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の包装方法の説明図、第2図は実施例の
包装製品の縦断面図である。 1…二軸押出機、2…原料投入口、3…副原料投入口、
4…スクリュー、5…無菌チャンバー、6…充填ノズ
ル、7…アキュムレーター、8…成形容器、9…蓋材、
10…もち。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品又はペットフードが、二軸押出機によ
    り125℃以上の温度で加熱混練されて無菌チャンバーに
    導かれ、該無菌チャンバー内で殺菌済み包装材料に、ア
    キュウムレータを備えた充填ノズルから間欠的に充填密
    封されることを特徴とする包装方法。
  2. 【請求項2】包装材料が無菌チャンバー内で殺菌される
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装方法。
  3. 【請求項3】食品がもち、畜肉製品、魚肉製品、乳製品
    のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の包
    装方法。
JP63063174A 1988-03-18 1988-03-18 包装方法 Expired - Lifetime JP2840247B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63063174A JP2840247B2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 包装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63063174A JP2840247B2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 包装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01240177A JPH01240177A (ja) 1989-09-25
JP2840247B2 true JP2840247B2 (ja) 1998-12-24

Family

ID=13221630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63063174A Expired - Lifetime JP2840247B2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 包装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2840247B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101739837B1 (ko) 2015-12-10 2017-05-25 연세대학교 원주산학협력단 기능성 포장재 및 이의 제조방법

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030207006A1 (en) * 2002-05-02 2003-11-06 Mars Incorporated Method and system for preparing multiple variety pouched products
US7846482B2 (en) * 2003-03-18 2010-12-07 Nestec S.A. Method and compositions for improving animal health

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59163128A (ja) * 1983-02-24 1984-09-14 大日本印刷株式会社 液状食品の無菌充填包装方法
JPS60141266A (ja) * 1983-12-28 1985-07-26 Dainippon Printing Co Ltd 中性食品の無菌充填方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101739837B1 (ko) 2015-12-10 2017-05-25 연세대학교 원주산학협력단 기능성 포장재 및 이의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01240177A (ja) 1989-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2816837A (en) Packaging process and apparatus
US3382642A (en) Method of filling pouches
EP0427051A1 (en) A method of producing a gaseous, hydrogen peroxide-containing sterilisation fluid
JPH0881565A (ja) 生分解性成形物の製造方法
US4560567A (en) Method for the preparation and packing of food products, in particular fish products, of long keeping quality
JP2840247B2 (ja) 包装方法
JP4590805B2 (ja) スパウト付パウチへの無菌充填方法
US20200180803A1 (en) Machine and process for preparing sterilized flexible-bags for packaging products
JPH06171618A (ja) 液体食品の処理・包装方法
JPH11508858A (ja) 食品の貯蔵寿命を延ばす方法および包装
HUT72221A (en) Method of and apparatus for processing, sterilising and packaging food
JPH057479A (ja) 高圧殺菌処理方法
JP2935724B2 (ja) 食品等の殺菌装置
JPS6335233B2 (ja)
CN204969303U (zh) 微波高温杀菌设备装置
SU152793A1 (ja)
JPH0322964A (ja) 食品の殺菌処理方法
JPH0714325B2 (ja) 包装餅の製造方法
JP2001062890A (ja) 消臭積層シートの製法および消臭積層シートを成形した薄壁容器
JPH0757159B2 (ja) 食品素材の加圧下処理装置及び処理方法
JPH03280869A (ja) 食品製造方法
JPS60188030A (ja) 冷凍すしの製造方法
JP3162032B2 (ja) 食品等の殺菌方法
US20050089616A1 (en) Aseptic process for sterilization of solid products
JPS6335232B2 (ja)