JP2002139807A - 表示装置、表示方法及び画像処理システム - Google Patents
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Abstract
ーの原因特定を迅速に行うことができるようにする。 【解決手段】エラーメッセージを表示するエラー処理手
段300を、各種センサからの検出信号に基づいて各種
機器のエラー状態を検出する第1の手段310と、検出
された複数のエラー状態の組合せに応じたエラーメッセ
ージを出力する第2の手段312とを有して構成する。
第2の手段312は、情報テーブル320から、前記検
出された複数のエラー状態の組合せによる今回のエラー
パターンを検索する検索手段322と、情報テーブル3
20内に今回のエラーパターンが存在する場合に、該今
回のエラーパターンに対応するエラーメッセージを読み
出して例えば表示部204に出力するメッセージ出力手
段324とを有して構成する。
Description
状態をエラーメッセージとして表示する表示装置及び表
示方法と、シート状記録媒体に対してレーザ光を照射し
ながら主走査させて画像の読取りあるいは画像の再生を
行う画像処理システムに関する。
を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記
録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光
材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力
させるシステムが知られている。
線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によっ
て、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体
をいう。この蓄積性蛍光体は、取り扱いの容易性等か
ら、通常、シート状である蓄積性蛍光体シート(シート
状記録媒体)として使用されている。
像情報が記録された蓄積性蛍光体シートが収容されたカ
セッテ(容器)を装填する装填部(装填装置)と、前記
カセッテから取り出された前記蓄積性蛍光体シートに担
持された放射線画像情報を読み取る画像読取部と、前記
蓄積性蛍光体シートに残存する放射線画像情報を消去す
る消去部とを組み込む画像読取装置が採用されている。
シートから読み取った放射線画像情報を写真フイルム
(シート状記録媒体)に記録する画像情報再生装置が使
用されている。この画像情報再生装置は、写真フイルム
が収容されたカセッテやマガジン等の容器を装填する装
填部(装填装置)と、前記写真フイルムに放射線画像情
報を記録する記録部とを備えている。
画像読取装置においては、シート状記録媒体の搬送、シ
ート状記録媒体からの情報の読取り、シート状記録媒体
に対する消去処理など種々の機能を有し、これらの機能
を実現するために様々な機器が内蔵あるいは設置されて
いる。
題ないのであるが、経時変化や寿命等によってある機器
が機能しなくなる等の現象が生じ、それに伴ってエラー
が発生することとなる。単純な装置構成であれば、どの
機器が故障したかを特定することは容易であるが、上述
のような種々の機能を有し、様々な機器を有する装置の
場合は、エラーの発生原因を特定することが困難であ
る。
に表示するようにして、オペレータに知らせるようにし
ている。しかし、故障した機器に関連するエラーが複数
発生した場合、元となる真のエラーと、該真のエラーに
付随して発生するエラーとの区別がつかず、:真のエ
ラーの原因特定に時間がかかる、:エラー発生時の装
置動作(停止させるや続行させるなど)を適切に制御す
ることが困難である等の問題がある。
たものであり、関連する複数のエラーが発生しても、真
のエラーの原因特定を迅速に行うことができる表示装
置、表示方法及び画像処理システムを提供することを目
的とする。
の処理を、発生したエラーに応じて適切に行うことがで
きる画像処理システムを提供することを目的とする。
は、各種センサからの検出信号に基づいて各種機器のエ
ラー状態を検出する第1の手段と、検出された1以上の
エラー状態の組合せに応じたエラーメッセージを出力す
る第2の手段を有することを特徴とする。
と、該真のエラーに付随して発生するエラーの組合せが
ほとんどである。従って、予め複数のエラー状態の組合
せ毎にそれぞれ真のエラーに基づくエラーメッセージを
作成しておき、第1の手段にて検出された1以上のエラ
ー状態の組合せに応じたエラーメッセージを前記第2の
手段を通じて出力させることによって、オペレータは、
真のエラーの原因特定を迅速に行うことができることと
なる。
複数のエラーパターンと各エラーパターンに対応したエ
ラーメッセージがそれぞれ展開された情報テーブルか
ら、前記検出された1以上のエラー状態の組合せによる
今回のエラーパターンを検索する第3の手段と、前記情
報テーブル内に前記今回のエラーパターンが存在する場
合に、該今回のエラーパターンに対応するエラーメッセ
ージを読み出して出力する第4の手段とを有して構成す
ることができる。
ラー状態の組合せやエラーメッセージの文言を簡単に編
集・変更することができ、オペレータにとってわかりや
すいエラー表示を実現させることができる。
セージと共に、前記今回のエラーパターンを構成するエ
ラー状態も表示するようにしてもよい。これにより、オ
ペレータは、発生した真のエラーに関連するエラーを簡
単に認識することができ、エラー発生後に行うべき処理
を迅速に行うことができる。
ル内に前記今回のエラーパターンが存在しない場合に、
前記今回のエラーパターンが前記予め設定したエラーパ
ターンにはない旨をメッセージとして出力するようにし
てもよい。
おいたエラー状態の組合せとは異なる新たなエラー状態
の組合せを認識することができる。これは、表示装置が
設置された現地における特有のエラーの発生状況を容易
に認識できることにつながる。そして、この新たなエラ
ー状態の組合せに係る真のエラーを探り、適切なエラー
メッセージを情報テーブルに登録することで、その現地
における特有のエラーを適切なエラーメッセージをもっ
て知らせることが可能となる。
ル内に前記今回のエラーパターンが存在しない場合に、
該今回のエラーパターンを構成するエラー状態のうち、
複数のエラー状態をエラーコードとして表示する第5の
手段を有するようにしてもよい。これにより、今回発生
したエラーに基づくエラーメッセージに加えて、エラー
状態が個別に表示されることになるため、オペレータ
は、真のエラーと、該真のエラーと関連するエラーを認
識することができる。
ーコードを予め設定された優先度に従って表示するよう
にしてもよい。この場合、早期に知らせるべきエラーに
ついて優先度を高めれば、そのエラーに対応するエラー
コードが早期に表示され、オペレータは、エラーに対す
る処置を迅速に行うことが可能となる。
サからの検出信号に基づいて各種機器のエラー状態を検
出し、検出された1以上のエラー状態の組合せに応じた
エラーメッセージを出力することを特徴とする。これに
より、関連する複数のエラーが発生しても、真のエラー
の原因特定を迅速に行うことができる。
シート状記録媒体に対してレーザ光を照射しながら主走
査させて画像の読取りを行う画像読取装置と、該画像読
取装置にて読み取られた画像の再生を行う画像再生装置
とを有する画像処理システムにおいて、前記画像再生装
置は、各種センサからの検出信号に基づいて各種機器の
エラー状態を検出する第1の手段と、検出された1以上
のエラー状態の組合せに応じたエラーメッセージを出力
する第2の手段を有することを特徴とする。
体の搬送、シート状記録媒体からの情報の読取りなど種
々の機能を有し、これらの機能を実現するために様々な
機器が内蔵あるいは設置されている。従って、複数のエ
ラーが発生した場合に、真のエラーの原因特定が難し
い。
エラー状態の組合せ毎にそれぞれ真のエラーに基づくエ
ラーメッセージを作成しておき、第1の手段にて検出さ
れた1以上のエラー状態の組合せに応じたエラーメッセ
ージを前記第2の手段を通じて出力させることが可能と
なるため、オペレータは、真のエラーの原因特定を迅速
に行うことができることとなる。
ラーパターンと各エラーパターンに対応したエラーメッ
セージがそれぞれ展開された情報テーブルから、前記検
出された1以上のエラー状態の組合せによる今回のエラ
ーパターンを検索する検索手段と、前記情報テーブル内
に前記今回のエラーパターンが存在する場合に、該今回
のエラーパターンに対応するエラーメッセージを読み出
して出力するメッセージ出力手段とを有して構成するこ
とができる。
ラー状態の組合せやエラーメッセージの文言を簡単に編
集・変更することができ、オペレータにとってわかりや
すいエラー表示を実現させることができる。
した複数のエラーパターンと各エラーパターンに対応し
たエラーメッセージのほかに、各エラーパターンに対応
した処理内容に関する情報が登録され、前記情報テーブ
ル内に前記今回のエラーパターンが存在する場合に、該
今回のエラーパターンに対応する処理内容に関する情報
を読み出し、各機器に対して該処理内容に応じた処理を
行う制御手段を有するようにしてもよい。
続行など)を、発生したエラーに応じて適切に、かつ、
自動的に行うことができる。これは、画像処理システム
を初めて取り扱う場合や、オペレータの習熟度が低い場
合でも安心して画像処理システムを取り扱いできること
につながり、画像処理システムの普及に貢献することが
できる。
示方法及び画像処理システムを、例えば蓄積性蛍光体シ
ートを使用した画像読取装置と画像再生装置とを有する
画像処理システムに適用した実施の形態例を図1〜図1
2を参照しながら説明する。
00は、図1に示すように、画像読取装置10と、該画
像読取装置10にて読み取られた画像の再生を行う画像
再生装置200とを有する。
ュータで構成された画像再生部202と、液晶表示装置
やCRT等で構成された表示部204とを有し、前記画
像再生部202は、各種プログラムを実行するCPU2
10と、各種プログラムやデータ等を格納するメインメ
モリ212と、外部機器とのデータのやりとりを行うた
めの入出力ポート214とを有し、これら各手段はシス
テムバス216を通じて接続されている。入出力ポート
214には、前記画像読取装置10や前記表示部204
のほか、ハードディスク218に対してアクセスを行う
ためのハードディスクドライブ(HDD)220等が接
続されている。
蓄積性蛍光体シートSに対してレーザ光Lを照射しなが
ら主走査させ、蓄積性蛍光体シートSから発せられる輝
尽発光光を集光し、該蓄積性蛍光体シートSに担持され
ている放射線画像情報を光電的に読み取るように構成さ
れている。
置10を構成する装置本体12内に、予め被写体の放射
線画像情報が一旦記録されたシート状記録媒体である蓄
積性蛍光体シートSが収容されたカセッテ14を装填す
るカセッテ装填装置16と、前記放射線画像情報が記録
された前記蓄積性蛍光体シートSに励起光であるレーザ
光Lを照射して前記放射線画像情報を光電的に読み取る
読取部18と、読取り後に前記蓄積性蛍光体シートSに
残存する放射線画像情報を消去する消去部20とが組み
込まれて構成されている。
収容する筐体22と、前記蓄積性蛍光体シートSの取り
出し動作および挿入動作を行うために、前記筐体22の
端部に開閉可能に装着される蓋体24とを備える。
水平姿勢で挿入される装填部26と、蓋体24を開閉す
る図示しない蓋体開閉手段と、蓄積性蛍光体シートSを
吸着保持して前記カセッテ14から取り出すとともに、
読取りおよび消去後の前記蓄積性蛍光体シートSを前記
カセッテ14に送り込む吸着盤28を備えた枚葉機構3
0とを有する。
下方には、往復搬送系66を介して消去部20および読
取部18が配設される。往復搬送系66は、複数の互い
に対をなすローラ対68を備えており、このローラ対6
8により構成される鉛直搬送路に消去部20が配置さ
れ、更に、前記ローラ対68により構成される水平搬送
路の上方に読取部18が配置される。この消去部20
は、水平方向に延在する複数の消去用光源70を備えて
いる。なお、消去用光源70は、1本で構成してもよ
く、また、鉛直方向に延在して複数本配置してもよい。
平方向(矢印X方向)に副走査搬送する副走査搬送手段
72と、副走査搬送されている前記蓄積性蛍光体シート
Sに対し走査光としてレーザ光Lを略鉛直下方向(矢印
Y方向)に照射して主走査するレーザ光照射手段74
と、前記蓄積性蛍光体シートSから発せられる輝尽発光
光を集光し、前記蓄積性蛍光体シートSに担持されてい
る放射線画像情報を光電的に読み取る読取手段76とを
備える。
旦水平方向に導出した後、略鉛直下方向に屈曲させてこ
のレーザ光Lを蓄積性蛍光体シートSに照射するための
光学系78を有する。蓄積性蛍光体シートSのレーザ光
Lの照射位置近傍には、このレーザ光Lの照射によって
前記蓄積性蛍光体シートSから発せられる輝尽発光光を
集光する集光ガイド80および反射ミラー82が配置さ
れている。この集光ガイド80には、フォトマルチプラ
イヤ84が接続されて読取手段76が構成されている。
副走査搬送手段72は、水平方向(矢印X方向)に互い
に所定間隔離間して配置されている第1及び第2ローラ
対86、88を備える。
動作について、以下に説明する。まず、装置本体12の
上部に設けられている装填部26にカセッテ14が水平
方向に指向して装着される。このカセッテ14内には、
予め図示しない被写体の放射線画像情報が記録された蓄
積性蛍光体シートSを収容しており、前記カセッテ装填
装置16に設けられた図示しない蓋体開閉手段の作用下
に、蓋体24が開放される。
28がカセッテ14内に移動し、この吸着盤28が前記
カセッテ14内の蓄積性蛍光体シートSの被吸着面を吸
着保持する。更に、吸着盤28は、蓄積性蛍光体シート
Sを吸着保持した状態で、カセッテ14内から往復搬送
系66側に移動し、前記蓄積性蛍光体シートSが前記カ
セッテ14から取り出される。カセッテ14から取り出
された蓄積性蛍光体シートSの先端がローラ対68に挟
持されるのと略同時に、吸着盤28による前記蓄積性蛍
光体シートSの吸着保持が解除される。
数のローラ対68の回転作用下に鉛直下方向に向かって
搬送される。この蓄積性蛍光体シートSは、消去部20
を通過して読取部18を構成する副走査搬送手段72に
送られる。
ートSが第1及び第2ローラ対86、88に挟持されて
矢印X方向(水平方向)に副走査搬送される一方、レー
ザ光照射手段74からレーザ光Lが導出される。このレ
ーザ光Lは、一旦水平方向に進んだ後、光学系78を介
して略鉛直下方向(矢印Y方向)に指向し、蓄積性蛍光
体シートSの撮影面に照射されて主走査が行われる。レ
ーザ光Lの照射により蓄積性蛍光体シートSの撮影面か
ら輝尽発光光が生じ、この輝尽発光光が直接又は反射ミ
ラー82から集光ガイド80を介してフォトマルチプラ
イヤ84により光電的に読み取られる。
蛍光体シートSは、副走査搬送手段72が逆方向に駆動
されることによって鉛直上方向に搬送され、消去部20
に送られる。この消去部20では、消去用光源70が付
勢されており、蓄積性蛍光体シートSに残存する放射線
画像情報の消去が行われる。消去後の蓄積性蛍光体シー
トSはカセッテ14に戻された後、蓋体24が閉じられ
るとともに、前記カセッテ14が装填部26から取り出
され、図示しない放射線画像情報の撮影処理が施され
る。
は、図3に示すように、レーザ光源100から出力され
る励起光であるレーザ光Lをポリゴン102(6面のミ
ラーを有する回転体)を介して蓄積性蛍光体シートSに
導くと共に、前記ポリゴン102の回転によってレーザ
光Lを蓄積性蛍光体シートSに対して主走査させ、蓄積
性蛍光体シートSの撮影面からレーザ光Lが主走査され
た行に関する輝尽発光光がフォトマルチプライヤ84に
入射されて、その行に関する画像が光電的に読み取られ
ることになる。
向に搬送され、レーザ光Lが順次主走査方向に照射され
ることによって、蓄積性蛍光体シートSに担持されてい
る1フレーム分の画像がフォトマルチプライヤ84を介
して読み取られる。
知装置110からの始点検出信号Saの入力に基づいて
1行単位の画像の読取りを開始するようになっている。
位置検知装置110は、レーザ光Lを検出するセンサ1
12と、該センサ112からの検知信号Siに基づいて
所定のパルス幅を有する始点検出信号Saを生成するよ
うになっている。
テム1000における画像再生部202は、図4に示す
ように、各種センサからの検出信号に基づいて各種機器
のエラー状態を検出し、検出された複数のエラー状態の
組合せに応じたエラーメッセージを出力するエラー処理
手段300を有する。
であって、図1に示すように、画像再生部202に含ま
れるハードディスク218に記録されている。そして、
このエラー処理手段300は、ハードディスク218か
らHDD220及び入出力ポート214を介してメイン
メモリ212に読み出され、CPU210によって実行
されることで所望の機能を行うようになっている。
検出する第1のセンサ302、ポリゴン102の回転状
態を検出する第2のセンサ304、始点検出のための上
述したセンサ(第3のセンサ112と記す)、高圧電源
の出力量を検出する第4のセンサ306等を有する。
ンサからの検出信号に基づいて各種機器のエラー状態を
検出する第1の手段310と、検出された複数のエラー
状態の組合せに応じたエラーメッセージを出力する第2
の手段312とを有する。
から、前記検出された複数のエラー状態の組合せによる
今回のエラーパターンを検索する検索手段322と、前
記情報テーブル320内に今回のエラーパターンが存在
する場合に、該今回のエラーパターンに対応するエラー
メッセージを読み出して例えば表示部204に出力する
メッセージ出力手段324とを有する。
に、予め設定した複数のエラーパターンと各エラーパタ
ーンに対応したエラーメッセージ並びに各エラーパター
ンに対応した処理内容に関する情報(プログラム番号)
が登録されている。
すように、上述した各種手段に加えて、発生したエラー
状態をそれぞれエラーコードとして個別に表示する個別
エラー表示手段330と、前記情報テーブル320内に
今回のエラーパターンが存在する場合に、該今回のエラ
ーパターンに対応する処理内容に関する情報(プログラ
ム番号)を読み出し、各機器に対して該処理内容に応じ
た処理を行う制御手段332と、前記情報テーブル32
0内に前記今回のエラーパターンが存在しない場合に、
新規のエラーパターンであることを示すメッセージを表
示する新規エラー表示手段334とを有する。
するエラーパターンが発生した場合に、その後の処置、
例えば停止や続行などを示す情報であって、具体的に
は、該当する処置を行うプログラムの番号等である。
0を停止処理するために、各種機器に対して停止のため
の制御信号を種々のタイミングで出力する停止用プログ
ラムと、画像読取装置10をそのまま続行処理(この場
合、ワーニング状態での続行処理となる)するために、
各種機器に対してワーニング状態下での動作を示す制御
信号を種々のタイミングで出力する続行用プログラム等
がある。従って、前記制御手段332は、読み出された
プログラム番号に対応するプログラムを起動する処理を
行うこととなる。
の情報テーブル320のほかに、図6に示すようなエラ
ーフラグ340を使用する。このエラーフラグ340
は、各種センサ302、304、112及び306に対
応した数のビット数を有し、対応するセンサからの情報
がエラーを含んでいる場合に、対応するビットに「1」
がセットされるようになっている。
レーザ光Lの光量を検出する第1のセンサ302からの
検出データに基づくエラー状態の有無、1ビット目がポ
リゴン102の回転状態を検出する第2のセンサ304
からの検出データに基づくエラー状態の有無として定義
でき、また、3ビット目が始点検出のための第3のセン
サ112からの検出データに基づくエラー状態の有無、
4ビット目が高圧電源の出力量を検出する第4のセンサ
306からの検出データに基づくエラー状態の有無とし
て定義することができる。
3のセンサ112からの検出データがエラー状態を示す
場合は、エラーフラグ340は例えば「1010」とな
り、これが、今回のエラーパターンとして把握されるこ
とになる。
ジ並びに処理内容の情報との具体例を説明する。ここで
の具体例はあくまでも一例であり、様々な形態が挙げら
れる。
20の0レコード目におけるエラーパターン「101
0」は、レーザ光Lの光量がNGであって、更に始点検
出がNGとなっているため、これはレーザ光源100
(レーザダイオード:LD)の故障が真の原因であるこ
とから、エラーメッセージは、例えば「LD故障」とな
る。また、処理内容は、始点検出もできていないため、
画像読取りが不能であるとして停止処理が行われること
となる。従って、起動すべきプログラムは、停止処理を
行うプログラムとなる。
るエラーパターン「0110」は、ポリゴン102の回
転がNGであって、更に始点検出がNGとなっているた
め、これはポリゴン102が故障して停止していること
が原因であることから、エラーメッセージは、例えば
「ポリゴン停止エラー」となる。また、処理内容は、始
点検出もできていないため、画像読取りが不能であると
して停止処理が行われることとなる。
るエラーパターン「0100」は、ポリゴン102の回
転がNGであるが、始点検出はOKであるため、これは
ポリゴン102の回転が不安定になっていることを示す
ことから、エラーメッセージは、例えば「ポリゴン回転
異常」となる。また、処理内容は、単にポリゴン102
の回転が不安定になっているだけであるため、ワーニン
グ状態での続行処理が行われることとなる。従って、起
動すべきプログラムは、続行処理を行うプログラムとな
る。
るエラーパターン「0010」は、始点検出がNGとな
っているため、これは第3のセンサ112が故障してい
ることが原因であることから、エラーメッセージは、例
えば「始点センサ異常」となる。また、処理内容は、始
点検出ができていないため、画像読取りが不能であると
して停止処理が行われることとなる。
るエラーパターン「0001」は、高圧電源の出力がN
Gとなっているため、高圧電源の出力が不安定になって
いることが原因であることから、エラーメッセージは、
例えば「高圧電源異常」となる。また、処理内容は、電
源電圧が不安定になっているだけであるため、ワーニン
グ状態での続行処理が行われることとなる。
るエラーパターン「1000」は、レーザ光Lの光量が
NGとなっているが、始点検出はOKであるため、これ
はレーザ光Lの光量が不足していることを示すことか
ら、エラーメッセージは、例えば「LD光量不足」とな
る。また、処理内容は、単にレーザ光Lの光量が不足し
ているだけであるため、ワーニング状態での続行処理が
行われることとなる。
作を図7〜図12も参照しながら説明する。
テップS1において、エラーフラグ340を初期化す
る。その後、ステップS2において、センサの検索に用
いられるインデックスレジスタiに初期値「0」を格納
して、該インデックスレジスタiを初期化する。
310を通じて、i番目のセンサにおける検出データを
読み出し、次いで、ステップS4において、前記読み出
された検出データがエラー状態を示すものであるか否か
を判別する。
5に進み、エラーフラグ340のiビット目に「1」を
セットする。その後、ステップS6において、インデッ
クスレジスタiの値を+1更新する。
ンサについて検出データを読み出したか否かを判別す
る。この判別は、インデックスレジスタiの値がセンサ
の数M以上であるかどうかで行われる。すべてのセンサ
について検出データの読出しが終了していなければ、前
記ステップS3以降の処理を繰り返し、すべてのセンサ
について検出データを読み出した段階で図8のステップ
S8に進む。この段階で、エラーフラグ340のビット
情報の組合せが今回のエラーパターンを構成することと
なる。例えば、レーザ光Lの光量を検出する第1のセン
サ302と始点検出のための第3のセンサ112からの
検出データがエラー状態を示す場合は、今回のエラーパ
ターンは例えば「1010」となる。
エラーパターンの検索に用いられるインデックスレジス
タjに初期値「0」を格納して、該インデックスレジス
タjを初期化する。
312の検索手段322を通じて、情報テーブル320
のうち、jレコード目のエラーパターンを読み出し、次
いで、ステップS10において、今回のエラーパターン
と適合するか否かを判別する。適合していれば、次のス
テップS11に進み、メッセージ出力手段324を通じ
て、情報テーブル320のjレコード目からエラーメッ
セージを読み出し、ステップS12において、当該エラ
ーメッセージを表示部204の画面上に表示する。上述
の例でいえば、今回のエラーパターンが「1010」で
あれば、情報テーブル320の0レコード目におけるエ
ラーパターンと同じであるため、エラーメッセージとし
て「LD故障」が読み出されて、図9に示すように、表
示部204の画面上にエラーメッセージ352として表
示されることになる。
ー表示手段330での処理に入る。この個別エラー表示
手段330では図10に示す個別エラー情報テーブル3
50が使用される。この個別エラー情報テーブル350
は、図10に示すように、各レコードにエラーコードと
優先度が格納されており、レコード番号とエラーフラグ
のビット番号とがそれぞれ対応している。例えばエラー
フラグ340の例えば0ビット目に対応するエラーコー
ドが個別エラー情報テーブル350の0レコード目に格
納され、エラーフラグ340の例えば3ビット目に対応
するエラーコードが個別エラー情報テーブル350の1
0レコード目に格納されている。
の処理は、まず、図11のステップS101において、
エラーコードの検索に用いられるインデックスレジスタ
kに初期値「0」を格納して、該インデックスレジスタ
kを初期化する。次いで、ステップS102において、
エラーフラグ340のkビット目が「1」であるか否か
を判別する。即ち、k番目のセンサからの検出データが
エラー状態を示すものであったかどうかを判別する。
3に進み、個別エラー情報テーブル350からkレコー
ド目のエラーコードと優先度を読み出し、次いで、ステ
ップS104において、該エラーコード及び優先度をワ
ークファイルにレコード順次に登録する。
ックスレジスタkの値を+1更新した後、ステップS1
06において、エラーフラグ340のすべてのビット情
報について処理したか否かを判別する。この判別は、イ
ンデックスレジスタkの値がセンサの数M以上であるか
どうかで行われる。インデックスレジスタkの値がセン
サの数M未満であれば、前記ステップS102に戻り、
エラーフラグ340の次のビットについての処理を行
う。そして、インデックスレジスタkの値がセンサの数
M以上となった段階で、次のステップS107に進み、
ワークファイルに登録されているエラーコードを優先度
順に並び替える。
ファイルにおける並び替えられた後のエラーコードを、
図9に示すように、エラーメッセージ352の次にカッ
コ書きと共に表示する。このとき、エラーコードは、優
先度順に配列されて表示されることとなる。上述の例で
は、今回のエラーパターンが「1010」であることか
ら、エラーコードとして、E−0とE−2が選択される
が、E−2がE−0よりも優先度が高いため、図9に示
すように、E−2がE−0よりも左側に表示されること
となる。
段階で、この個別エラー表示手段330での処理が終了
する。
ステップS14において、制御手段332を通じて、情
報テーブル320のjレコード目からプログラム番号を
読み出し、ステップS15において、当該プログラム番
号に対応するプログラムを起動する。上述の例では、停
止処理を行うプログラムが制御手段332を通じて起動
されることになる。
していないと判別された場合は、ステップS16に進
み、インデックスレジスタjの値を+1更新した後、ス
テップS17において、情報テーブル320に対してす
べてのレコードを検索したか否かを判別する。この判別
は、インデックスレジスタjの値が情報テーブル320
のレコード数N以上であるかどうかで行われる。すべて
のレコードを検索していない場合は、前記ステップS9
に戻り、次のレコードに対する検索を行う。
コードを検索したと判別された場合は、情報テーブル3
20内に今回のエラーパターンと適合するエラーパター
ンが存在しないことであるため、次のステップS18に
進み、新規エラー表示手段334を通じて、例えば図1
2に示すように、表示部204の画面上に新規のエラー
が発生したことを示す例えば「新規エラー発生」という
新規エラーメッセージ354を表示する。
ー表示手段330での処理に入る。この個別エラー表示
手段330での処理は既に説明したので、その詳細な説
明は省略するが、この処理によって、図12に示すよう
に、新規エラーメッセージ354の次にカッコ書きと共
にエラーコードが表示される。
ップS19での処理が終了した段階で、次のステップS
20に進み、このエラー処理手段300に対するプログ
ラム終了要求(電源断やメンテナンス指示等)があった
か否かが判別される。
テップS1に戻って、該ステップS1以降の処理を繰り
返し、プログラム終了要求があった場合は、このエラー
処理手段300での処理が終了する。
システム1000においては、各種センサからの検出信
号に基づいて各種機器のエラー状態を検出する第1の手
段310と、検出された1以上のエラー状態の組合せに
応じたエラーメッセージを出力する第2の手段312を
有する。
のエラーと、該真のエラーに付随して発生するエラーの
組合せがほとんどである。従って、予め複数のエラー状
態の組合せ毎にそれぞれ真のエラーに基づくエラーメッ
セージを作成しておき、第1の手段310にて検出され
た1以上のエラー状態の組合せに応じたエラーメッセー
ジを前記第2の手段312を通じて出力させることが可
能となるため、オペレータは、真のエラーの原因特定を
迅速に行うことができることとなる。
段312において、前記検出された1以上のエラー状態
の組合せによる今回のエラーパターンを情報テーブル3
20に配列されたエラーパターン群から検索する検索手
段322と、前記情報テーブル320内に今回のエラー
パターンが存在する場合に、該今回のエラーパターンに
対応するエラーメッセージを読み出して出力するメッセ
ージ出力手段324とを有して構成するようにしてい
る。
とから、新たなエラー状態の組合せやエラーメッセージ
の文言を簡単に編集・変更することができ、オペレータ
にとってわかりやすいエラー表示を実現させることがで
きる。
定した複数のエラーパターンと各エラーパターンに対応
したエラーメッセージのほかに、各エラーパターンに対
応した処理内容に関する情報(プログラム番号)を登録
し、エラー処理手段300に、プログラム番号に対応す
るプログラムを起動するための制御手段332を有する
ようにしたので、エラー発生後の処理(停止や続行な
ど)を、発生したエラーに応じて適切に、かつ、自動的
に行うことができる。これは、画像処理システム100
0を初めて取り扱う場合や、オペレータの習熟度が低い
場合でも安心して画像処理システム1000を取り扱い
できることにつながり、画像処理システム1000の普
及に貢献することができる。
と共に、今回のエラーパターンを構成するエラー状態も
表示するようにしているため、オペレータは、発生した
真のエラーに関連するエラーを簡単に認識することがで
き、エラー発生後に行うべき処理を迅速に行うことがで
きる。
ル320内に今回のエラーパターンが存在しない場合
に、新規のエラーであることを示す新規エラーメッセー
ジ354として出力するようにしているため、オペレー
タは、予め設定しておいたエラー状態の組合せとは異な
る新たなエラー状態の組合せを認識することができる。
これは、画像処理システム1000が設置された現地に
おける特有のエラーの発生状況を容易に認識できること
につながる。そして、この新たなエラー状態の組合せに
係る真のエラーを探り、適切なエラーメッセージを情報
テーブル320に登録することで、その現地における特
有のエラーを適切なエラーメッセージ352をもって知
らせることが可能となる。
ル320内に今回のエラーパターンが存在しない場合
に、今回のエラーパターンを構成するエラー状態のう
ち、複数のエラー状態をエラーコードとして表示するよ
うにしたので、今回発生したエラーに基づくエラーメッ
セージ352に加えて、エラー状態が個別に表示される
ことになり、オペレータは、真のエラーと、該真のエラ
ーと関連するエラーを認識することができる。
された優先度に従って表示するようにしたので、早期に
知らせるべきエラーについて優先度を高めることで、そ
のエラーに対応するエラーコードが早期に表示され、オ
ペレータは、エラーに対する処置を迅速に行うことが可
能となる。
及び画像処理システムは、上述の実施の形態に限らず、
この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り
得ることはもちろんである。
装置及び表示方法によれば、関連する複数のエラーが発
生しても、真のエラーの原因特定を迅速に行うことがで
きる。
よれば、関連する複数のエラーが発生しても、真のエラ
ーの原因特定を迅速に行うことができ、更に、エラー発
生後の処理を、発生したエラーに応じて適切に行うこと
ができる。
成図である。
である。
部を示す構成図である。
エラー処理手段の構成を示す機能ブロック図である。
ト(その1)である。
ト(その2)である。
る。
である。
チャートである。
である。
装置 112…センサ(第3のセンサ) 200…画像再
生装置 202…画像再生部 204…表示部 300…エラー処理手段 302…第1の
センサ 304…第2のセンサ 306…第4の
センサ 310…第1の手段 312…第2の
手段 320…情報テーブル 322…検索手
段 324…メッセージ出力手段 330…個別エ
ラー表示手段 332…制御手段 334…新規エ
ラー表示手段
Claims (10)
- 【請求項1】各種センサからの検出信号に基づいて各種
機器のエラー状態を検出する第1の手段と、 検出された1以上のエラー状態の組合せに応じたエラー
メッセージを出力する第2の手段を有することを特徴と
する表示装置。 - 【請求項2】請求項1記載の表示装置において、 前記第2の手段は、 予め設定した複数のエラーパターンと各エラーパターン
に対応したエラーメッセージがそれぞれ展開された情報
テーブルから、前記検出された1以上のエラー状態の組
合せによる今回のエラーパターンを検索する第3の手段
と、 前記情報テーブル内に前記今回のエラーパターンが存在
する場合に、該今回のエラーパターンに対応するエラー
メッセージを読み出して出力する第4の手段とを有する
ことを特徴とする表示装置。 - 【請求項3】請求項2記載の表示装置において、 前記第4の手段は、 前記エラーメッセージと共に、前記今回のエラーパター
ンを構成するエラー状態も表示することを特徴とする表
示装置。 - 【請求項4】請求項2記載の表示装置において、 前記第4の手段は、 前記情報テーブル内に前記今回のエラーパターンが存在
しない場合に、前記今回のエラーパターンが前記予め設
定したエラーパターンにはない旨をメッセージとして出
力することを特徴とする表示装置。 - 【請求項5】請求項2又は4記載の表示装置において、 前記第4の手段は、 前記情報テーブル内に前記今回のエラーパターンが存在
しない場合に、該今回のエラーパターンを構成するエラ
ー状態のうち、複数のエラー状態をエラーコードとして
表示する第5の手段を有することを特徴とする表示装
置。 - 【請求項6】請求項5記載の表示装置において、 前記第5の手段は、 表示すべきエラーコードを予め設定された優先度に従っ
て表示することを特徴とする表示装置。 - 【請求項7】各種センサからの検出信号に基づいて各種
機器のエラー状態を検出し、 検出された1以上のエラー状態の組合せに応じたエラー
メッセージを出力することを特徴とする表示方法。 - 【請求項8】シート状記録媒体に対してレーザ光を照射
しながら主走査させて画像の読取りを行う画像読取装置
と、該画像読取装置にて読み取られた画像の再生を行う
画像再生装置とを有する画像処理システムにおいて、 前記画像再生装置は、 各種センサからの検出信号に基づいて各種機器のエラー
状態を検出する第1の手段と、 検出された1以上のエラー状態の組合せに応じたエラー
メッセージを出力する第2の手段を有することを特徴と
する画像処理システム。 - 【請求項9】請求項8記載の画像処理システムにおい
て、 前記第2の手段は、 予め設定した複数のエラーパターンと各エラーパターン
に対応したエラーメッセージがそれぞれ展開された情報
テーブルから、前記検出された1以上のエラー状態の組
合せによる今回のエラーパターンを検索する検索手段
と、 前記情報テーブル内に前記今回のエラーパターンが存在
する場合に、該今回のエラーパターンに対応するエラー
メッセージを読み出して出力するメッセージ出力手段と
を有することを特徴とする画像処理システム。 - 【請求項10】請求項9記載の画像処理システムにおい
て、 前記情報テーブルは、前記予め設定した複数のエラーパ
ターンと各エラーパターンに対応したエラーメッセージ
のほかに、各エラーパターンに対応した処理内容に関す
る情報が登録され、 前記情報テーブル内に前記今回のエラーパターンが存在
する場合に、該今回のエラーパターンに対応する処理内
容に関する情報を読み出し、各機器に対して該処理内容
に応じた処理を行う制御手段を有することを特徴とする
画像処理システム。
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