JPS6321644A - Ｘ線用カセツテ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、医療診断の分野における放射線写真再生処理
（ＣＲ：コンピユーテッド・ラジオグラフィ）システム
に使用するＸ線用カセツテ、特に蓄積性螢光体板を備え
たＸｖＡ用カセツテの改良に関するものである。

（従来の技術） 従来の放射線写真再生処理システムの中には、複数の１
最影個所で撮影された多数の蓄積性螢光体板（以下、Ｉ
Ｐ：イメージングプレートという）を、共通の放射線写
真再生処理部署に持ち込み、該部署にてそれぞれ集中的
に管理すると共に写真再生処理を行なう方式のものがあ
るが、この方式では、予め、カセツテとは別体構造のシ
ートの片面に蓄積性螢光体を塗布したＩＰを用意し、こ
れを通常のＸ線用カセツテ内に納めた形式のカセツテが
用いられる。

以下、本発明を説明する上での一助として従来の放射線
写真再生処理システム、特にＸ線写真システムの一例を
第４図を参照して説明する。

このＸ線写真システムは、被写体を透過したＸ線をｘ′
ｆａ画像のエネルギーとして蓄積するＩＰを備えたＸ線
用カセツテを有するＸｖＡ画像撮影装置１と、５００〜
８００ｎｍの波長をもつ励起光をもって該ＩＰを走査す
ることにより、このＩＰに蓄積されたエネルギーをその
トラップから励起して３００〜ｂ させ、且つ、この発光光をその所定波長域の光だけを受
光し得る光検出器（例えば光電子増倍管・フォトダイオ
ード等）により測定出来るように構成したＸ線画像読取
装置２と、該読取装置２による画像読取りの後に前記光
検出器の出力信号を非線形増幅すると共にデジタル信号
化し、その後、この信号に対して周波数強調処理（必要
に応じては階調処理も）を行ない、この結果を画像メモ
リ等の記憶手段に記憶する画像処理装置３と、この画像
メモリ等に記憶された画像データを順次に読出してアナ
ログ信号に変換すると共にこれを増幅し、その後これを
記憶用光源に入力することによりＸ線画像データを光信
号に変換するＸ線画像再生装置４と、該光信号をレンズ
系を介して写真フィルム等の記録材料に照射してその上
にＸ線画像を形成するＸ線画像記録装置５とを具備し、
これら装置を使って記録材料上に形成した被写体のＸ線
画像を、適宜に観察することにより医療用診断に供する
というものである。

而して、本発明に関係する「撮影から画像読取まで」の
処理内容について説明すると、各撮影個所においてＸ線
画像撮影装置１を用いて撮影された撮影済みのｔｐは、
先ず、前述した構造のカセツテ６内に納められた後、Ｘ
線技師や作業者（以下、オペレータという）の手によっ
て、集中処理部署内に置かれているＸ線画像読取装置２
へと運ばれ、次に、この装置２内にて所定の画像読取を
行なうような流れとなる。

さて、このＸ線画像読取装置２は、前記撮影済みのＩＰ
をカセツテ６から取出すカセツテフィーダ部７と、該フ
ィーダ部７で取出されたＩＰにレーザビームを照射し、
その励起光によってＸ線画像を読出す読取り部８と、該
読取り部８で読取られたＩＰを再使用するために残って
いる残像を消去する消去部９と、消去済みのＩＰをサイ
ズ毎にソーティングするソータ部１０とから構成されて
いて、その第１のステップでは、前述の撮影済み力セー
ツテ６がカセツテフィーダ部７の所定個所に挿入された
際に、このフィーダ部７においてカセツテ６を自動的に
開錠し、更に、第１の吸盤によリカセッテの蓋を持ち上
げると共に、第２の吸盤によりカセツテ６内からＩＰを
取出し、このＩＰを直接搬送ベルト上に載置した状態で
読取り部８へと送る。

次の読取り部８での第２ステツプでは、第６図示のよう
に、励起光のレーザビームと振動ミラーとを用いて送ら
れて来たＩＰの表面を走査し、ＩＰの螢光体に蓄積され
たエネルギーをそのトラップから励起してレーザビーム
と異なる波長の可視光として発光させ、この発光光を適
宜のライトガイドを介してフォトマルチプライヤ−に入
力し、ここで電気信号に変換した後、前記画像処理装置
３へと伝送するようにする。

そして、第３のステップで、読取り部８での所定作業が
終了したＩＰの読取り後の残像を消すべく、このＩＰを
後段の消去部９へと送り、ここで強力なランプ光を照射
して残像を消した後、ソータ部１０へと伝送して、Ｘ線
画像読取装置２での１サイクルの作業を終了するという
ものである。

（発明が解決しようとする問題点） しかし乍ら、このような従来の方式のものでは、人手に
よる運搬または搬送ベルトによる搬送中に、ＩＰ裏表面
手指やベルト等に触れる機会も多く、そのため、これ等
のものとの接触に起因して生じるキズや帯電に基づく塵
の付着という事態を生じ、前述したＩＰに励起光を照射
して譚尽発光を検出する際に、これらキズ・付着塵に係
わる検出ノイズと本来のＸ線画像のデータとが混合して
しまうという問題を惹き起すことになる。また、静電気
による放電現象のためにＩＰ裏表面放電トレースが生じ
て、ＩＰに蓄積されたｘｋＭ画像データを本来のデータ
通りに読取ることが出来ない場合も起り得るいう問題も
ある。

これ等の事態が生ずると、画像の品質が損なわれるだけ
でなく、その程度によっては医療上の診断を困難にし、
場合によっては誤診を招く原因ともなる。そのため、こ
れら問題の解決が強く望まれている。

本発明は、この事情に鑑みてなされたもので、１２表面
からのＸ線画像データの読取り・収集がより正確に行な
われる新規なＸ線用カセツテを提供することを目的とす
る。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） この目的を達成するための本発明の構成は、放射線写真
再生処理システムに使用するＸ線用カセツテを、その内
面に蓄積性螢光体板を備えた本体部と蓋部とで構成する
と共に、該カセットが開いている状態の時には、前記螢
光体板の表面が上向きに且つこの螢光体板表面と蓋部の
内側面とがほぼ１８０度の角度をなす如く、カセツテが
閉じている状態の時には、カセツテ全体として前記螢光
体板に対して遮光性を有する如くなしたことである。

（作用） そして、この構成に基づく本発明の作用は、人手による
運搬または搬送ベルトによる搬送中に１２表面が手指や
ベルト等に触れることの無いように、ＩＰをカセツテの
本体部に取付けたままの状態で、移動・読取りの作業を
行ない得るカセツテを用意することにある。

（実施例） 以下、図示の一実施例に基づいて本発明を詳述する。

第１図（ａ）及び（ｂ）は本発明に係わるＸＶＡ用カセ
ツテの一実施例の概略斜視図である。図中、１１はカセ
ツテ本体部１１ａと蓋部１１ｂとで構成されたＩＰ付き
カセツテ（単にカセツテとも略称する）で、両部片１１
ａ・Ｉｌｂは例えば蝶番形式等の連結手段によってその
片側を結合され、開いた状態では両部片のそれぞれの内
側面がほぼ１８０度の角度をなすように構成され、ＩＰ
は、カセツテを開いた状態の時にその表面が上向きにな
るような形で、本体部内側に適宜の手段により取外し可
能に装着される。また、カセツテを閉じた状態の時には
、カセツテ全体としてこの内蔵ＩＰに対して遮光性を有
するように構成される。Ｉｌｃはカセツテ端面に形成さ
れた自動開閉用の押し穴、ｌｉｄは該カセツテ表面の適
宜個所に表示された　゛カセツテ固有の情報識別コード
、１１’は開いた状態にある時の該カセツテ１１を示す
記号である。

第２図は本発明に係わるＸ線用カセツテ１１を適用する
Ｘ線画像読取装置２′の概略構成図で、この読取装置２
′は、撮影済みＩＰ付きカセツテ１１を受は入れ且つこ
れを開いた状態で次段の読取り部１３へ渡すためのカセ
ツテフィーダ部１２と、開かれた状態のカセツテ１１′
の内側上面に露出した１２表面を走査してＩＰに蓄積さ
れたＸ線画像データを読取るための読取り部１３と、読
取り後のＩＰに残っている残像を消去してＩＰの再使用
を図るための消去部１４と、消去済み後のカセツテ１１
′を閉じてカセツテサイズ毎にソーティングするための
ソータ部１５と、撮影済みＩＰをカセツテフィーダ部１
２から消去部１４まで移動するための搬送ベルト１６及
びローラ１７とから構成される。

そして、この機能・目的を達するために、前記カセツテ
フィーダ部１２の内部には、該読取装置２′に挿入され
た撮影済みカセツテ１１を載置して昇降させる第１昇降
台１２ａ・挿入されたカセツテの押し穴１１Ｃに係合し
てカセツテを自動解錠する作動軸１２ｂ・カセツテの蓋
部１１ｂ表面を吸着して該蓋部を開き得るように運動す
る吸盤１１ｃ等が設けられ、前記読取り部１３の内部に
は、前述した第５図・第６図示の読取り部８に設置され
たものと同様の各装置・手段（例えば、レーザ管・振動
ミラー・レンズ・ライトガイド・フォトマルチプライヤ
−等）が設けられ、前記消去部１４の内部には、消去ラ
ンプ１４ａ・ガイド１４ｂ付きの搬送ベル）１４ｃ等が
設けられ、更に、ソータ部１５の内部には、カセツテ閉
鎖及びソーティング用の第２昇降台１５ａ・ソータトレ
−１５ｂ等が設けられる。

以下、この構成における作用を説明する。

オペレータが、運んで来た憑影済みのＩＰ付きカセツテ
１１をその蓋部１１ｂを下側にした状態でカセツテフィ
ーダ部１２に挿入すると、該カセツテ１１は一時的に第
１昇降台１２ａ上に固定されて所定位置まで上昇させら
れ、この位置において、作動軸１２ｂのカセツテ押し穴
１１Ｇへの挿入操作により解錠されると共に、吸ｍ１２
ｃの開き操作によってほぼ１８０度の角度（水平状態）
に開かれた状Ｂ１１′に移行される。

その後、開き状態のまま昇降台１２ａにより挿入位置ま
で降下せしめられるが、この時、カセツテの本体部１１
ａの表面（開かれているので図上では下側になる）が回
転中の搬送ベルト１６上に載置されるので、該カセツテ
１１′は開かれたままの姿勢で読取り部Ｌ３に搬送され
ることになる。

そして、この読取り部１３において、開かれた姿勢のカ
セツテ１１′の内側上面に露出したＩＰ表面が所定の如
く走査され、且つ、そこに蓄積されたＸ線画像データが
所定の通り読取られる。

さて、前述の読取過程が終了すると、カセツテ１１′は
開かれた姿勢のまま１４に搬送され、ここにおいて、デ
ータ読取り後の残像を消すために消去ランプ１４ａから
強力な照射を受けた後、別の搬送ベルト１４ｃのガイド
１４ｂの作用でソータ部１５の第２昇陣台１５ａ上に送
られる。

そして、送られて来たカセツテ１１′は、該昇降台１５
ａ上において適宜手段により閉じられた後、上昇させら
れてカセツテサイズ毎に用意されたソータトレー１５ｂ
内に選別的に収容されることになる。

尚、オペレータがＩＰの再使用を意図する時は、ソータ
トレー１５ｂから閉じた状態のカセツテ１１を取出すだ
けで、再度の盪影に供することが出来る。

以上一実施例について述べたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々
に変形実施することが出来ることを付記する。

〔発明の効果〕

以上述べた通り本発明のＸ線用カセツテを用いた時は、
人手による運搬または搬送ベルトによる搬送中にＩＰ表
面が手指やベルト等に触れることが無いので、このカセ
ツテを用いてＸ線画像再生処理システムを稼動する時は
、ＩＰ表面からのＸ線画像データの読取り・収集がより
正確に行なわれるという効果を生ずる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）及び（ｂ）は本発明に係わるＸＷＡ用カセ
ツテの一実施例の概略斜視図で、ｆａ）は該カセツテの
閉じた状態を示す斜視図、（ｂｌはカセツテを開いた時
の斜視図である。第２図は本発明に係わるＸ線用カセツ
テを適用するＸ線画像読取装置の概略構成図、第３図は
第２図示の読取装置の内の読取り部を示す拡大斜視図、
第４図はＣＲ装置におけるＸ線写真再生処理システムの
ブロック図、第５図は従来方式のＸ線画像読取装置の概
略構成図、第６図はその読取り部を示す拡大斜視図であ
る。 ２′・・・Ｘ線画像読取装置、１１・・・ＩＰ付きカセ
ツテ、１２・・・カセツテフィーダ部、１３・・・読取
り部、１４・・・消去部、１５・・・ソータ部、１６・
・・搬送ベルト、１７・・・ローラ。 代理人　弁理士　　則　近　憲　俗 間　　大胡典夫 ＋１　　工Ｐ仁丁亡７７ｆ！ツテ １１ｃ＠モｎ関閥用アギレ欠 （Ｇ） （ｂ） 第１図 第３図 第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）放射線写真再生処理システムに使用するＸ線用カ
   セッテを、その内面に蓄積性螢光体板を備えた本体部と
   蓋部とで構成すると共に、該カセッテが開いている状態
   の時には、前記螢光体板の表面が上向きに且つこの螢光
   体板表面と蓋部の内側面とがほぼ１８０度の角度をなす
   如く、カセッテが閉じている状態の時には、カセッテ全
   体として前記螢光体板に対して遮光性を有する如く構成
   して成ることを特徴とするＸ線用カセッテ。
2. （２）前記カセッテは、その本体部と蓋部とが蝶番形式
   の連結手段により結合されたものである特許請求の範囲
   第１項に記載のＸ線用カセッテ。
3. （３）前記螢光体板は、カセッテ本体部に対して取外し
   可能に装着されたものである特許請求の範囲第１項記載
   のＸ線用カセッテ。