JPH0968766A - 放射線画像読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線画像読取装置において、装置の水平方
向のサイズをコンパクトにし、装置の設置面積を小さく
する。 【解決手段】 装置20のカセッテ収容部１に複数のカセ
ッテ10を収容する。カセッテ10は１つずつカセッテ保持
部９に送られ、シート搬送手段が、送られたカセッテ10
から蓄積性蛍光体シートを取り出し、読取部62および消
去部60を経て読取りおよび消去の終了したシートをカセ
ッテ10に搬入する。シートが搬入されたカセッテ10は、
ローラ６によりカセッテ収容部１の上方に移動し、上方
に移動したカセッテ10は一対のローラ30により方向を変
えて、カセッテ収容部１と相前後して設けられたカセッ
テ受容部２に移動される。カセッテ受容部２においてカ
セッテ10は積層されて受容される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、放射線画像情報記
録再生システムにおいて用いられる放射線画像情報読取
装置に関し、特に詳細には読取部と消去部とを一体的に
組み合わせてなる放射線画像情報読取装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】ある種の蛍光体に放射線（Ｘ線、α線、
β線、γ線、電子線、紫外線等）を照射すると、この放
射線エネルギーの一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光
体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネル
ギーに応じて蛍光体が輝尽発光を示すことが知られてお
り、このような性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体（輝尽
性蛍光体）と呼ばれる。

【０００３】この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被
写体の放射線画像情報を一旦シート状の蓄積性蛍光体に
記録し、この蓄積性蛍光体シート（以下、単にシートと
称する）をレーザ光等の励起光で走査して輝尽発光光を
生ぜしめ、得られた輝尽発光光を光電的に読み取って画
像信号を得、この画像信号に基づき被写体の放射線画像
を写真感光材料等の記録材料、ＣＲＴ等に可視像として
出力させる放射線画像情報記録再生システムが本出願人
によりすでに提案されている（特開昭55-12429号、同56
-11395号、同 55-163472号、同 56-104645号、同 55-11
6340号など）。

【０００４】上記システムにおける蓄積性蛍光体シート
は、放射線画像情報を蓄積記録すると共にその記録され
た画像情報を励起光走査によって読み取るまでの間一時
的に担持するものであり、したがって画像情報の読取り
が終了した後は、シートに残存している画像情報を消去
してそのシートを再使用することが望ましい。

【０００５】このような要請に基づいて、シートに記録
された画像情報の読取りを行う読取部とシートに残存し
ている画像情報の消去を行う消去部とを備えてなる放射
線画像情報読取装置が提案されている（例えば特開平5-
297489号、同6-258737号）。

【０００６】上記放射線画像情報読取装置においては、
外部の撮影装置において撮影を終了した蓄積性蛍光体シ
ートを収容してなるカセッテがカセッテ保持部に装填さ
れ、カセッテから蓄積性蛍光体シートを取り出して読取
部に送って画像情報の読取りを行うとともに、読取りの
終了したシートをさらに消去部に送ってシートに残存し
ている画像情報を消去するようになっている。消去の終
了したシートは読取装置外に取り出されて再び画像情報
の記録を行うことの可能な状態のものであるが、これら
の消去済のシートはカセッテに戻されるのが一般的であ
る。

【０００７】しかしながら、従来の装置においては、カ
セッテ保持部内にカセッテは１枚ずつ装填されるように
なっているので、上記のようにカセッテ内にシートを戻
す場合には、１枚のカセッテを装置に装填すると、カセ
ッテ内のシートが取り出されて読取り、消去が行われ、
再びカセッテ内に収納されるまで、次のカセッテを装置
に装填することができず、カセッテを装置に対して出し
入れする作業が煩雑になるという問題が生じる。すなわ
ち、上記読取装置は複数のシートに対する処理を連続し
て行わなければならない場合が多く、特に撮影装置にお
いて連続的に撮影が行われ、撮影の終了したカセッテを
順次読取装置に送るような場合には、読取装置を無駄な
く運転させるためには読取装置内において１枚のシート
に対する処理が終了するたびにカセッテの入れ換えを行
う必要が生じてしまう。このため、作業者は撮影の終了
したカセッテを持って待機していなければならない等、
カセッテの入れ換えのために拘束される時間が長くな
り、入れ換え作業が煩雑かつ非能率的なものとなるとい
う不都合が生じる。

【０００８】このため、カセッテ保持部に複数のカセッ
テを保持可能とし、これらのカセッテのうちの任意のカ
セッテからシートを取り出して読取部および消去部に搬
送し、シートをさらに複数のカセッテのうちの任意のカ
セッテに搬入するようにした放射線画像読取装置が提案
されている（特開昭62-178944 号）。このような放射線
画像読取装置においては、シート搬送手段が、任意のカ
セッテからシートを取り出し、また読取りおよび消去の
終了したシートを任意のカセッテに搬入することによ
り、装置に装填された複数のカセッテ内には、所定時間
経過後に読取り、消去の終了したシートがすべて収納さ
れる。したがって、カセッテの取出しは複数枚同時に行
うことができ、１つのカセッテに消去済のシートが搬入
されるたびにカセッテを出し入れする必要がなくなるの
で、作業者が頻繁にカセッテの入れ換え作業を行うこと
なく、連続的にシートの処理を行うことができる。

【０００９】また、複数のカセッテを装置に装填してシ
ートの処理を行うために、複数のカセッテからシートを
取り出し、シートが取り出されたカセッテを、その平面
内において水平方向に移動して、シートを受け取るため
のステーションに位置せしめ、読取りおよび消去が終了
したシートをそのステーションまで搬送して、シートを
カセッテに収納するようにした装置が提案されている
（特開平6-43565 号）。このような装置によれば、複数
のカセッテを装置に装填して処理を行うことができるた
め、効率のよい読取りおよび消去を行うことができる。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6-43565 号に記載された装置においては、シートお
よびカセッテを装置に対して水平方向に移動するもので
ある。このため、装置のサイズが水平方向に大きくな
り、装置を設置するために広い面積が必要となってい
た。

【００１１】本発明は上記事情に鑑み、装置の水平方向
のサイズをコンパクトにし、装置の設置面積を小さくす
ることができる放射線画像読取装置を提供することを目
的とするものである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】本発明による放射線画像
読取装置は、前述した読取部と消去部とを備えてなる放
射線画像読取装置に、前記読取部および前記消去部の上
方に設けられた、複数のカセッテを収容可能なカセッテ
収容部と、前記読取部および前記消去部の上方であっ
て、前記カセッテ収容部と相前後するように設けられ
た、前記読取りおよび消去が終了した前記シートを収容
した前記カセッテを順次受容するカセッテ受容部と、該
複数のカセッテのうち１つのカセッテを前記カセッテ収
容部から取り出して着脱自在に保持するカセッテ保持部
と、該カセッテ保持部に保持された前記カセッテから前
記シートを取り出して、該シートを前記読取部および前
記消去部に搬送し、該シートをさらに該カセッテに搬入
するシート搬送手段と、該カセッテを前記カセッテ収容
部の上方へ排出し、該排出されたカセッテを前記カセッ
テ受容部に搬送するカセッテ搬送手段とからなることを
特徴とするものである。

【００１３】

【発明の効果】本発明による放射線画像読取装置は、カ
セッテ収容部とカセッテ受容部とを相前後するように読
取部および消去部の上方に設け、読取りおよび消去が終
了したシートが搬入されたカセッテを、カセッテ搬送手
段によりカセッテ収容部の上方に取り出し、そしてカセ
ッテ受容部に受容する。このため、カセッテの取出しは
複数同時に行うことができ、１つのカセッテに消去済の
シートが搬入されるたびにカセッテを出し入れする必要
がなくなるので、作業者が頻繁にカセッテの入れ換え作
業を行うことなく、連続的にシートの処理を行うことが
できるとともに、カセッテは読取部および消去部ならび
にカセッテ収容部の上方に移動してカセッテ受容部に受
容されることとなるため、装置の水平方向のサイズをコ
ンパクトにすることができ、これにより装置の設置面積
を小さくすることができる。

【００１４】また、読取部および消去部の上方にカセッ
テ収容部およびカセッテ受容部を設けるようにしたた
め、作業者が立ったままの姿勢でカセッテの入れ換えを
することができ、これによりカセッテの入れ換え作業を
楽に行うことが可能となり、作業効率を向上させること
ができる。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。

【００１６】図１は本発明の実施の形態による放射線画
像読取装置を表す図である。図１に示すように、内部に
蓄積性蛍光体シートをそれぞれ収納した複数のカセッテ
10は、図示しない撮影装置において放射線画像の撮影に
供された後、積層されて放射線画像読取装置20のカセッ
テ収容部１に収容される。カセッテ収容部１は装置20に
対して所定角度傾斜している。カセッテ収容部１には収
容された複数のカセッテ10のうち、最も下部にあるカセ
ッテを後述するカセッテ保持部９に挿入するための挿入
手段５が設けられている。この挿入手段５は、カセッテ
10の底面に当接ローラ６と、ローラ６に設けられたアー
ム７とからなるものである。ローラ６は不図示の駆動手
段により駆動される。そしてローラ６を図中時計方向に
回転して、最下層のカセッテ10を下方に移動してカセッ
テ保持部９に搬入する。

【００１７】カセッテ保持部９は、カセッテ10を装填す
るための開口34を有し、この開口34に装填されたカセッ
テ10は、遮光ローラ33により保持される。遮光ローラ33
は、カセッテ10の幅よりもやや長く形成されている。

【００１８】カセッテ収容部１に収容されたカセッテ10
は、以下のように移動されて、各カセッテ10に収納され
た蓄積性蛍光体シートに対して、読取りおよび消去が行
われる。

【００１９】まず、カセッテ収容部１に収容されたカセ
ッテ10のうち、最下層のカセッテ10が挿入手段５のロー
ラ６が時計方向に回転することにより、下方に移動され
てカセッテ保持部９内に移動する。カセッテ保持部９内
に移動したカセッテ10は、開口34および遮光ローラ33と
基台35との間に差し込まれる。カセッテ10が所定位置ま
で押し込まれるとその先端に、ストッパ42が当接して、
カセッテ10がこの所定位置にセットされる。

【００２０】次いで、装置20に設けられたコンソールか
ら、蓄積性蛍光体シートから放射線画像を読み取る旨の
情報が入力されると、適宜の手段によりカセッテ10の蓋
体13が開かれ、先端部にローラ75を保持したローラアー
ム74が矢印Ｂ方向に、つまりカセッテ10内に向けて移動
される。こうしてローラ75がカセッテ10内の蓄積性蛍光
体シート接したところで、ローラアーム74の移動が停止
される。

【００２１】次いで、ローラ75が図示しない駆動手段に
より、図１中反時計方向に回転される。するとこのロー
ラ75に接している蓄積性蛍光体シートがカセッテ10の下
方へ取り出される。下方へ取り出された蓄積性蛍光体シ
ートはガイド板46、47、48やニップローラ45、50、51、
52、53、54、55、56、57等からなるシート搬送系によ
り、消去部60を経て読取部62に送られる。読取部62にお
ける放射線画像情報の読取処理は、例えば特開昭55-124
29号公報等により公知となっているものであるが、以下
それについて簡単に説明する。蓄積性蛍光体シートはニ
ップローラ55，56、57により励起光副走査のために図１
中矢印Ｈ方向に定速で搬送される。そして主走査用光学
系63から出射した励起光としてのレーザビーム64が、蓄
積性蛍光体シート上を、上記矢印Ｈ方向とほぼ直角な方
向に走査（主走査）する。この際、レーザビーム64の出
力は、前述した読取条件に適合するように制御されてい
る。

【００２２】このレーザビーム64の照射を受けた蓄積性
蛍光体シートの部分からは、そこに蓄積記録されている
放射線画像情報に対応した光量の輝尽発光光が発せら
れ、この輝尽発光光は光ガイド65を介して光電子増倍管
等の光検出器66によって検出される。したがってこの光
検出器66からは、蓄積性蛍光体シートに蓄積記録されて
いる放射線画像情報を示す画像信号Ｓが得られる。この
画像信号Ｓは、不図示の画像処理手段に入力され、前述
した識別情報に基づいて画像処理が施される。そしてこ
の画像処理が施された画像信号Ｓを装置20に設けられた
ＣＲＴ表示装置において可視像として表示する。また、
画像信号Ｓを光走査記録装置等の画像再生装置に送って
画像再生に供するようにしてもよい。

【００２３】放射線画像情報の読取りが終了した蓄積性
蛍光体シートは、上記ニップローラ45〜57がそれまでと
は逆方向に回転されることにより、読取部62から消去部
60を経てカセッテ保持部９に向けて送られる。この消去
部60を蓄積性蛍光体シートが通過する際複数の消去光源
61が点灯され、それらから発せられた消去光が蓄積性蛍
光体シートに照射される。放射線画像情報読取り後も蓄
積性蛍光体シートに残存していた放射線エネルギーは、
この消去光照射により蓄積性蛍光体シートから放出さ
れ、シートは新たに放射線画像撮影に使用され得る状態
となる。

【００２４】この消去処理を受けた蓄積性蛍光体シート
は、先の場合とは逆方向すなわち図１中で時計方向に回
転しているローラ75により、カセッテ10内に搬入され
る。次いで、前述した蓄積性蛍光体シートの取出しの場
合とは逆の操作がなされることにより、カセッテ10の閉
蓋およびロックがなされる。

【００２５】すなわち、ローラアーム74がカセッテ10か
ら離れる方向に移動して、ローラ75がカセッテ10外の待
機位置まで戻される。次いで、大きく開かれていた蓋体
13は、前述のように開蓋を行った手段により、僅かな開
蓋状態に戻される。そしてローラ75が待機位置に戻った
ことが検知手段によって検知される。このようにローラ
75が待機位置に戻ったことが検知されると、挿入手段５
が図中反時計方向に回転してカセッテ10をカセッテ保持
手段９から取り外し、カセッテ収容部１に戻す。

【００２６】そして、さらにローラ６が図中反時計方向
に回転して、読取りおよび消去が終了したカセッテ10を
カセッテ収容部１の上方へ移動する。カセッテ収容部１
の上方には互いに近づく方向に付勢されている不図示の
駆動手段により駆動する一対のローラ30が設けられてお
り、この一対のローラ30の間にカセッテ10が挿入され
る。さらにその上方にも一対のローラ31が設けられてお
り、カセッテ10がさらに上方へ移動すると、一対のロー
ラ31の間にも挿入されることとなる。そしてカセッテ10
の下端部がローラ30の位置までくると、ローラ30の駆動
が停止する。次いで、一対のローラ30が矢印Ｃ方向に移
動する。なおこの状態において、ローラ31は固定されて
いるため、カセッテ10はローラ31を支点として、矢印Ｃ
方向に回動する。そしてローラ30が所定位置まで移動し
て停止し、ローラ30がカセッテ10を上方へ移動するとき
とは逆方向に回転し、カセッテ10をカセッテ収容部１と
相前後して設けられたカセッテ受容部２に移動する。そ
してこれにより、読取りおよび消去が終了した蓄積性蛍
光体シートを収納したカセッテ10がカセッテ受容部２内
に受容される。

【００２７】そして、上述したカセッテ10がカセッテ保
持部９に保持されるのと同様にして、順次他のカセッテ
10がカセッテ保持部９に保持され、前述した最下層のカ
セッテ10から蓄積性蛍光体シートが取り出されたのと同
様にして、他の各カセッテ10から蓄積性蛍光体シートが
取り出され、読取りおよび消去がなされ、各カセッテ10
に戻される。そして蓄積性蛍光体シートが戻されたカセ
ッテ10は、順次カセッテ収容部１から上方へ移動し、さ
らに、カセッテ受容部２に移動され、これにより読取り
および消去が終了したシートを収納したカセッテ10がカ
セッテ受容部２に受容される。

【００２８】そして、全てのカセッテ10に収容された蓄
積性蛍光体シートの読取りおよび消去が終了し、全ての
カセッテ10がカセッテ受容部２に受容されると、作業者
は装置20の扉を開けて、カセッテ10を取り出し、これに
より全てのカセッテ10に対する処理が終了する。

【００２９】このように、本発明による放射線画像読取
装置は、カセッテ収容部１とカセッテ受容部２とを相前
後するように読取部62および消去部60の上方に設け、読
取りおよび消去が終了したシートが搬入されたカセッテ
10を、挿入手段５およびローラ30によりカセッテ収容部
１の上方に取り出し、そしてカセッテ受容部２に受容す
るようにしたため、カセッテの取出しは複数枚同時に行
うことができ、１つのカセッテに消去済のシートが搬入
されるたびにカセッテを出し入れする必要がなくなるの
で、作業者が頻繁にカセッテの入れ換え作業を行うこと
なく、連続的にシートの処理を行うことができる。そし
てこれとともに、カセッテは読取部62および消去部60な
らびにカセッテ収容部１の上方に移動してカセッテ受容
部２に受容されることとなるため、装置20の横方向のサ
イズをコンパクトにすることができ、これにより装置20
の設置面積を小さくすることができる。

【００３０】また、読取部62および消去部60の上方にカ
セッテ収容部１およびカセッテ受容部２を設けるように
したため、作業者が立ったままの姿勢でカセッテ10の入
れ換えをすることができ、これによりカセッテ10の入れ
換え作業を楽に行うことが可能となり、作業効率を向上
させることができる。

【００３１】なお、上述した実施の形態においては、ロ
ーラ30を回転させることにより、最終的に自重によりカ
セッテ10をカセッテ受容部２に受容するようにしている
が、これに限定されるものではなく、例えば図２に示す
ように、ローラ36Ａとローラ36Ｂとの間に橋架された、
モータＭにより駆動するエンドレスベルト35にブラケッ
ト37を設け、このブラケット37により落下するカセッテ
10を受け取り、モータＭを駆動して、カセッテ10をカセ
ッテ受容部２に受容するようにしてもよい。この場合、
カセッテ受容部２はカセッテ10を垂直に立てて受容する
構成となっている。

【００３２】また、このようにカセッテ10を垂直に立て
て受容する場合、受容されたカセッテ10が倒れないよう
に、図３に示すようなモータＭにより駆動する押し出し
カム機構39を設けるようにしてもよい。この場合、カセ
ッテ受容部はローラ36Ｃとローラ36Ｄとの間に橋架され
た、モータＭにより駆動するエンドレスベルト35Ａに取
り付けられ、このモータＭを駆動して、カセッテ受容部
２を左右に移動することにより、受容された最も左側に
あるカセッテ10が押し出しカム機構39に接触する位置が
調整される。

【００３３】さらに、上述した実施の形態においては、
カセッテ収容部１の上部に移動したカセッテ10をローラ
30により狭持して、カセッテ10をカセッテ受容部２の方
向に移動するようにしているが、例えば図４に示すよう
に、カセッテ収容部１の上方にモータＭにより傾動可能
なガイド70を設け、モータＭを駆動して、ガイド70に設
けられたローラ71を回転させて、カセッテ10を保持した
ガイド70を傾動させて、カセッテ10をカセッテ受容部２
に移動するようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による放射線画像読取装置の概略を表す
図

【図２】カセッテ受容部の別の構成を表す図

【図３】カセッテ受容部のさらに別の構成を表す図

【図４】カセッテ搬送手段の別の構成を表す図

【符号の説明】

１ カセッテ収容部 ２ カセッテ受容部 ５ 挿入手段 ６ ローラ ７ アーム ９ カセッテ保持部 10 カセッテ 33 遮光ローラ 34 開口 60 消去部 62 読取部 74 ローラアーム 75 ローラ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放
   射線画像の読取りを行う読取部と、 読取り終了後の前記シートに残存している放射線画像を
   消去する消去部と、 前記読取部および前記消去部の上方に設けられた、複数
   のカセッテを収容可能なカセッテ収容部と、 前記読取部および前記消去部の上方であって、前記カセ
   ッテ収容部と相前後するように設けられた、前記読取り
   および消去が終了した前記シートを収容した前記カセッ
   テを順次受容するカセッテ受容部と、 該複数のカセッテのうち１つのカセッテを前記カセッテ
   収容部から取り出して着脱自在に保持するカセッテ保持
   部と、 該カセッテ保持部に保持された前記カセッテから前記シ
   ートを取り出して、該シートを前記読取部および前記消
   去部に搬送し、該シートをさらに該カセッテに搬入する
   シート搬送手段と、 該カセッテを前記カセッテ収容部の上方へ排出し、該排
   出されたカセッテを前記カセッテ受容部に搬送するカセ
   ッテ搬送手段とからなることを特徴とする放射線画像読
   取装置。