JPH0687118B2

JPH0687118B2 - 放射線画像情報記録読取装置

Info

Publication number: JPH0687118B2
Application number: JP61163374A
Authority: JP
Inventors: 俊平太鳥居
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1986-07-11
Filing date: 1986-07-11
Publication date: 1994-11-02
Anticipated expiration: 2009-11-02
Also published as: US4771174A; JPS6318341A

Description

【発明の詳細な説明】（発明の分野）本発明は、蓄積性蛍光体シートに放射線画像情報を蓄積
記録し、次いでこれに励起光を照射し、蓄積記録された
画像情報に大じて輝尽発光する光を検出して画像情報を
読取り電気信号に変換する放射線画像情報記録読取装置
に関し、さらに詳細には蓄積性蛍光体シートが装置内の
所定の循環通路を循環搬送手段により搬送されて循環再
使用される放射線画像情報記録読取装置に関するもので
ある。

（従来の技術）ある種の蛍光体に放射線（Ｘ線，α線，β線，γ線，電
子線，紫外線等）を照射すると、この放射線エネルギー
の一部がその蛍光体中に蓄積され、その後その蛍光体に
可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギー
に応じて蛍光体が輝尽発光を示す。このような性質を示
す蛍光体を蓄積性蛍光体（輝尽性蛍光体）と言う。

この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射線
画像情報を一旦蓄積性蛍光体のシートに蓄積記録し、こ
れを励起光で走査して輝尽発光せしめ、この輝尽発光光
を光電的に読み取って画像信号を得、この画像信号を処
理して診断適正の良い被写体の放射線画像を得る放射線
画像情報記録再生方法が提案されている（例えば特開昭
55-12429号，同56-11395号，同55-163472号，同56-1046
45号，同55-116340号など）。この方法において、最終
的な画像はハードコピーとして再生したものでもよい
し、CRT上に可視像として再生したものでもよい。とに
かく、このような放射線画像情報記録再生方法において
は、蓄積性蛍光体シートは最終的に画像情報を記録せ
ず、上記のような最終的な記録媒体に画像を与えるため
に一時的に画像情報を担持するものであるから、この蓄
積性蛍光体シートは繰り返し使用するようにしてもよ
く、またそのように繰り返し使用すれば極めて経済的で
ある。

また、例えばＸ線撮影車のような移動ステーションに蓄
積性蛍光体シートを使用する放射線画像情報記録読取装
置を装備し、集団検診のために各所へ出張してＸ線の撮
影をするような場合には、蓄積性蛍光体シートを多数車
に積載して行くのは不便であり、また移動車に積載でき
るシートの数には限りがある。従って、蓄積性蛍光体シ
ートを繰り返し使用可能なようにして移動車に搭載し、
これに被写体毎の放射線画像情報を記録し、それを読み
取って得た画像信号を磁気テープ等の記憶容量の大きい
記録媒体に写し、蓄積性蛍光体シートを循環再使用する
ようにすれば移動車によって多数の被写体の放射線画像
を撮影することができるので実用上極めて有用である。
さらに、この循環再使用により、連続撮影を行なえば、
集団検診において撮影のスピードを上げることもでき、
実用上の効果は極めて大きい。

なお、このように蓄積性蛍光体シートを再使用するに
は、輝尽発光光が読み取られた後の蓄積性蛍光体シート
に残存する放射線エネルギーを、例えば特開昭56-11392
号，同56-12599号に示されるような方法によって放出さ
せて残存放射線画像を消去し、この蓄積性蛍光体シート
を再度放射線画像記録用に使用するようにすればよい。

本出願人は、上記観点に基づき、蓄積性蛍光体シートに
被写体を通して放射線を照射することにより、このシー
ト上に被写体の放射線画像情報を蓄積記録する画像記録
部と、前記画像記録部において放射線画像情報が蓄積記
録されたシートを走査する励起光を発する励起光源と、
この励起光により走査されたシートから発せされた輝尽
発光光を読み取って画像信号を得る光電読取手段とを有
する画像読取部と、前記画像読取部において画像読取が
行なわれた後のシートに画像記録がなされるのに先行し
てこのシート上の残存放射線エネルギーを放出させる消
去部とを１つの装置に組み込み、上記蓄積性蛍光体シー
トを、循環搬送手段によって搬送して上記各部間を循環
させて繰り返し使用する様にした放射線画像情報記録読
取装置（以下、ビルト・イン・タイプの装置という）
を、先に提案した（特開昭59-192240号）。このような
ビルト・イン・タイプの装置は、前述のように、例えば
集団検診車搭載用等として極めて好適に用いられるもの
である。

ところで、前述した放射線画像情報記録再生方法は、上
記のようなビルト・イン・タイプの装置によって実施さ
れる場合の他、画像記録（撮影）のみを行なう撮影装置
において撮影を行なった後、撮影装置からシートを取り
出し、撮影装置とは別体の読取装置にシートを装填して
シートに蓄積記録された画像情報の読取りを行なうこと
により実施される場合がある。この場合には、シートは
放射線を透過させるとともに遮光性を有するカセッテに
１枚ずつ収納されて撮影装置において撮影が行なわれた
後、カセッテに収納されたまま読取装置に装填され、読
取装置内においてカセッテから取り出されて読取ゾーン
へ送られ、画像の読取りが行なわれる。

（発明が解決しようとする問題点）上記のように従来のビルト・イン・タイプの装置におい
ては、蓄積性蛍光体シートは装置内を循環して撮影，読
取，消去といった処理を施されるようになっているの
で、シートはカセッテに収納されることが全くないのに
対して、それぞれ独立した撮影装置と読取装置を用いて
撮影，読取りといった処理を行なう場合には、シートは
まずカセッテに収納されてから撮影装置において撮影が
行なわれ、撮影終了後もカセッテに収納されたまま読取
装置に装填されるようになっている。このためビルト・
イン・タイプの装置において処理されるシートとその他
の装置において処理されるシートとは事実上区別して取
り扱われるものとなり、撮影装置において撮影されたシ
ートをビルト・イン・タイプの装置に装填して読取りを
行なったり、逆にビルト・イン・タイプの装置において
撮影の行なわれたシートを取り出して外部の読取装置に
装填することは困難であった。従ってビルト・イン・タ
イプの装置を他の撮影装置もしくは読取装置と共に用い
てビルト・イン・タイプの装置の撮影機能あるいは読取
機能のみを利用することができないという不都合があ
り、実用上不便であった。

そこで本発明は外部の撮影装置で撮影されたシートを装
填して読み取るあるいは撮影したシートを外部の読取装
置で読み取ることが可能であり、装置を撮影装置または
読取装置としても使用することのできる構造を備えたビ
ルト・イン・タイプの放射線画像情報記録読取装置を提
供することを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段）本発明の放射線画像情報記録読取装置は、前述のような
画像記録部，画像読取部，消去部および循環搬送手段か
らなるビルト・イン・タイプの装置において、前記画像
記録部が蓄積性蛍光体シートを収納可能なカセッテをこ
のカセッテ内のシートに画像情報を有する放射線を照射
することにより、このシート上に放射線画像情報を蓄積
記録する位置に着脱自在に保持するカセッテ保持手段
と、また前記カセッテ内からシートを取り出すシート取
出し手段を有することを特徴とするものである。

（作用）上記のように画像記録部をカセッテを保持可能なものと
したことにより、装置内においてカセッテに対してシー
トを出し入れして循環搬送手段によりシートを循環さ
せ、通常のビルト・イン・タイプの装置と同様の処理を
行なうことができるとともに、外部の撮影装置において
撮影の行なわれたシートを収納してなるカセッテを画像
記録部に装填し、読み取りを行なうことや、逆に画像記
録部において撮影の終了したシートをカセッテに収納し
たまま取り出して外部の読取装置に送ることも可能とな
る。従ってビルト・イン・タイプの装置を必要に応じて
撮影装置，読取装置としても使用することができるよう
になり、その用途を広げることができる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。

第１図は本発明の一実施例による放射線画像情報記録読
取装置を示す概略側面図である。

本装置は蓄積性蛍光体シート１を保持可能なカセッテ２
を着脱自在に保持し、シート１に画像情報の記録（撮
影）を行なう画像記録部（撮影部）100、画像情報の読
取りを行なう画像読取部20、読取り終了後にシート１に
残存する放射線エネルギーを消去する消去部30を備えて
おり、撮影部100に装着されたカセッテ２に収納された
シート１は、後述するシート取出し手段により取り出さ
れた後、エンドレスベルト，ローラ，ガイド板等からな
る循環搬送手段10により画像読取部20、消去部30にこの
順に搬送され、さらに再び撮影部100に戻るように循環
搬送される。

前記撮影部100においては、放射線源101から発せられた
放射線が被写体３を透過してカセッテ２内のシート１に
入射することにより、シート２に被写体の放射線画像情
報が蓄積記録される。撮影が終了するとカセッテ２のロ
ックが解除され、裏蓋2aが吸着手段102によって吸着さ
れて開かれる。裏蓋2aが開かれるとシート取出し手段で
ある吸盤103が図中実線で示す位置から図中破線で示す
位置に移動してカセッテ２内のシート１を吸着し、近傍
の循環搬送手段10に渡す。本装置の撮影部には複数枚の
シートを収納可能であり、収納したシートを１枚ずつ搬
出することの可能なスタッカ110が設けられており、シ
ート１は循環搬送手段10により矢印A₁方向に搬送されて
スタッカ110内に搬入される。なお、上記撮影部100は、
撮影部100の上下に配された、循環搬送手段10の一部で
ある伸縮ガイド14,15を伸縮させることにより被写体に
合わせて上下方向（矢印Ｃ方向）に移動可能なものとな
っている。

上記スタッカ110は、第２図に示すようにシート１を１
枚ずつ収納するトレー111を複数枚備えてなり、これら
のトレー111は図示しないトレー収納部材に収納され
て、一体的に矢印Ｂ方向に第１図中一点鎖線で示す範囲
内を移動し、所望のトレー111を、シート１をスタッカ
内に搬入する搬送ローラ11A,11Bの下方に位置せしめ
る。この搬送ローラ11A,11Bは第２図に示すように破線
で示す矢印方向に回転してシート１をトレー111内に搬
入する。また、このように撮影の終了したシートを収納
してなるトレー111からシート１を取り出す際にはスタ
ッカ110を矢印Ｂ方向に移動させて搬出されるシート１
を保持している所定のトレー111を、スタッカ110の下方
に設けられている搬送ローラ12A,12Bの上方に位置せし
め、続いて第２図に示すようにトレー111の底板111aを
図中実線で示す位置から図中破線で示す位置に回動させ
てシート１をトレー111内から落下させ、前記搬送ロー
ラ12A,12Bにより落下するシート１の先端を把持せしめ
てシート１をスタッカ110外に搬出させる。スタッカ110
から取り出されたシート１はさらに循環搬送手段により
矢印A₂,A₃方向に搬送されて画像読取部20内に搬入され
る。

画像読取部20は、画像情報が蓄積記録されたシート１を
レーザビーム等の励起光21で走査し、その走査によって
該シート１から発せられる輝尽発光光をフォトマルチプ
ライヤー等の光電読取手段22で光電的に読み取って可視
像出力用の電気的な画像信号を得るものである。図中23
は励起光源、24はガルバノメータミラー等の光偏向器、
26はシート１から発せられた輝尽発光光を光電読取手段
の光ガイド22a（該光ガイド22aは輝尽発光光を全反射さ
せながらフォトマルチプライヤー等の光検出器22bに導
く役目をする）に向けて反射させる反射ミラーである。

画像読取部20に搬入されたシート１は循環搬送手段10に
より矢印A₄方向に搬送され、この搬送方向と略垂直に偏
向される励起光21によってシート全面が２次元的に走査
されて輝尽発光光が生ぜしめられ、この輝尽発光光が前
記光ガイド22aを介して光検出器22bにより検出されて画
像情報の読取りが行なわれる。読取られた画像信号は、
図示せぬ画像処理回路に伝えられ必要な画像処理が施さ
れた上、必要な画像再生装置へ送られる。この再生装置
は、CRT等のディスプレイでもよいし、感光フィルムに
光走査記録を行なう記録装置でもよいし、あるいはその
ために一旦磁気テープ等の記録装置に記録するものでも
よい。また画像読取部20に配される各光学部材は上記の
ものに限られるものではなく、例えば特願昭60-156255
号に開示した如く光電読取手段として、主走査線に沿っ
て長尺のフォトマルチプライヤーを配し、導光性シート
22aを介することなく輝尽発光光の検出を行なってもよ
い。

上記のような画像読取部20内において画像情報の読取り
の終了したシート１は循環搬送手段10により矢印A₅,A₆
方向に搬送されて消去部30に向けて搬送される。

消去部30は、上記読取終了後のシート１に残存している
放射線画像情報を消去する（蓄積性蛍光体に残存してい
る放射線エネルギーを放出させる）ためのものである。
即ち、シート１に蓄積記録された放射線画像情報は、読
取後その一部が未だシートに残存しており、このシート
１を再使用するためにこの残存画像情報の消去が消去部
30において行なわれる。この消去部30における消去方法
はいかなるものであっても良い。本実施例における消去
部30には、蛍光灯，タングステンランプ，ナトリウムラ
ンプ，クセノンランプ，ヨウ素ランプ等の消去用光源31
が複数個設けられ、シート１は矢印A₇方向に搬送されつ
つこれらの消去用光源31による光照射を受けてシート上
の残存放射線エネルギーの放出が行なわれる。

前記消去部30において消去の終了したシート１は循環搬
送手段10により矢印A₈,A₉,A₁₀方向に搬送されて再び撮
影部100に送られ、撮影部100内のスタッカ110内に搬入
される。

なお、消去の終了したシート１がスタッカ110内に搬入
されるのに先立って、スタッカ110は矢印Ｂ方向に移動
してスタッカ110の上方にある搬送ローラ13A,13Bの下方
にシート１の搬入される空のトレー111を位置せしめる
ようになっている。トレー111内に搬入されたシート１
は必要に応じてトレー111から取り出され、再びカセッ
テ２内に搬入されて新たな撮影に用いられる。その場合
には、まず取り出されるべきシート１を収納したトレー
111を前記搬送ローラ11A,11Bの下方に配置する。スタッ
カ110を挾んでこの搬送ローラ11A,11Bに対向する位置に
はシート押し上げレバー112が設けられており、第２図
に示すようにこのシート押し上げレバー112が矢印Ｄ方
向に回転することによってトレー111の底板111aを押し
上げ、トレー111内のシートを上昇させて搬送ローラ11
A,11Bに把持させる。搬送ローラ11A,11Bは今度は第２図
中実線方向に回転し、シートは矢印A₁₁方向に搬送さ
れ、カセッテ２内に搬入される。なお、スタッカ110内
へのカセッテ２から取り出されたシート１および消去部
30から送られたシート１の搬入、スタッカ110からシー
トを取り出して読取部20またはカセッテ２に送るタイミ
ングは任意に決めることができ、例えば消去の終了した
シートをスタッカ内に一旦多数集めておけば、これらの
シートをカセッテ２内に順次搬入して連続的に撮影を行
なうことができ、撮影の終了したシートは読取部20の状
況にかかわらず順次スタッカ内に搬入して待機させてお
くことができる。また撮影の終了したシートのうち、特
定のシートを選び出して優先的に読取部20に送ることも
可能となる。またこのようなスタッカ110に対するシー
ト１の出し入れを円滑に行なうためには循環搬送手段10
によるシートの搬送のタイミングを制御するとともに、
スタッカ110内の各トレー111がそれぞれ、消去済のシー
トを収納しているのか、撮影済のシートを収納している
のか、あるいは空であるのかを記憶し、必要な位置に所
望の状態のトレー111を配置せしめる制御手段が必要で
あり、本実施例の装置には、前記画像読取部20の上方に
上記制御を行なう制御部40が設けられている。なお、シ
ートを撮影の前後に待機させておく必要がなく、複数の
シートに対する処理を繰り返し順番に行なえばよい場合
にはスタッカは特に設けられなくてもよい。

ところで、本装置は１枚のカセッテ２を撮影部100に保
持させたまま装置内において複数のシート１を繰り返し
循環再使用することもできるが、本装置においてカセッ
テ２は撮影部100に対して着脱可能となっていることか
ら、このカセッテを取り出して外部の撮影装置または読
取装置に送ることも可能となっている。このカセッテ２
の撮影部100に対する着脱は一例として第３図に示すよ
うにして行なわれる。

撮影部100の放射線源101と対向する前面にはカセッテ２
と略等しい大きさの開口107が形成されており、この開
口107の下端部にはカセッテ２の支持台104が取り付けら
れている。この支持台104は軸105を中心として回動可能
となっており、バネ106を介してカセッテ２を支持する
ようになっている。カセッテ２を撮影部100に装填する
際には、カセッテ２を支持台104に載置した後、この支
持台104を矢印Ｅ方向に回動させればカセッテ２はバネ1
06を押し縮めつつ開口107内に係合保持される。またカ
セッテ２を取り出す際には、バネ106をさらに縮めつつ
支持台104を図示の位置に引き出せばよい。なお、カセ
ッテの着脱は上記以外にも種々の方法により行なうこと
ができ、例えば第４図に示すように撮影部100に遮光性
を有するとともに放射線を透過させる材料からなる扉部
108を設け、この扉部108によりカセッテ２を保持させ、
扉部108を開閉することによりカセッテの着脱を行なう
ようにしてもよい。

このように本装置においてはカセッテ２が着脱可能とな
っているため、カセッテ内のシートは前述のように装置
内を循環搬送されて繰り返し再使用することもできると
ともに、必要に応じて第１図に示すように外部の撮影装
置５において撮影の終了したカセッテを撮影部100に装
填して、本装置においては読取りと消去だけを行なうよ
うにしたり、撮影部100において撮影の終了したカセッ
テを取り出して外部の読取装置６に運んで読取りを行な
わせることもできる。従ってビルト・イン・タイプの装
置の特定の機能だけを利用することも可能となり、装置
の取り扱いの自由度が増し、また撮影部や画像読取部に
故障が生じた場合にも、外部の装置を併用して故障部分
の機能を補うこともできる。

（発明の効果）以上説明したように本発明の放射線画像情報記録読取装
置によれば、画像記録部（撮影部）がカセッテを着脱自
在に保持するものであることにより、外部の撮影装置で
撮影されたシートを装填して読み取りを行なうまたは撮
影が行なわれたシートを外部の読取装置で読み取るよう
にすることができ、必要に応じてビルト・イン・タイプ
の装置を撮影装置、読取装置として用いることも可能と
なる。従ってビルト・イン・タイプの装置の用途を広げ
ることができ、実用上の利便性を大きく向上させること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による放射線画像情報記録読
取装置を示す概略側面図、第２図は上記装置内のスタッカを示す概略図、第３図および第４図は撮影部におけるカセッテの着脱の
例を示す概略断面図である。１……蓄積性蛍光体シート２……カセッテ、10……循環搬送手段 20……画像読取部、30……消去部 100……画像記録部（撮影部） 103……吸盤、110……スタッカ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】蓄積性蛍光体シートを収納可能なカセッテ
をこのカセッテ内のシートに画像情報を有する放射線を
照射することにより、このシート上に放射線画像情報を
蓄積記録する位置に着脱自在に保持するカセッテ保持手
段と、前記カセッテ内からシートを取り出すシート取出
し手段を有する画像記録部、放射線画像情報が蓄積記録されたシートを走査する励起
光を発する励起光源と、この励起光により走査されたシ
ートから発せられた輝尽発光光を読み取って画像信号を
得る光電読取手段とを有する画像読取部、前記画像読取部において画像読取が行なわれた後のシー
トに画像記録がなされるのに先行してこのシート上の残
存放射線エネルギーを放出させる消去部、および前記画像記録部のシート取出し手段からシートを受けと
り、前記画像読取部および前記消去部にこの順に搬送し
た後前記画像記録部に保持された前記カセッテ内に搬入
する循環搬送手段を備えた放射線画像情報記録読取装
置。
【請求項２】前記画像記録部が、複数の前記シートを収
納可能であり、収納した前記シートを１枚ずつ搬出する
ことの可能なスタッカを有することを特徴とする特許請
求の範囲第１項記載の放射線画像情報記録読取装置。