JPH0980655A - 放射線画像読取装置 - Google Patents

放射線画像読取装置

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JPH0980655A
JPH0980655A JP23513795A JP23513795A JPH0980655A JP H0980655 A JPH0980655 A JP H0980655A JP 23513795 A JP23513795 A JP 23513795A JP 23513795 A JP23513795 A JP 23513795A JP H0980655 A JPH0980655 A JP H0980655A
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JP
Japan
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cassette
cassettes
sheet
reading
erasing
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JP23513795A
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Inventor
Takashi Kodou
隆 古頭
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線画像読取装置において、カセッテのサ
イズが異なる場合であっても、カセッテにアダプタを取
り付けるなどの面倒な作業を行うことなく、カセッテを
装置に保持できるようにする。 【解決手段】 装置20のカセッテ収容部1に複数サイズ
のカセッテ10A〜10Dをそれぞれ複数枚収容する。カセ
ッテは任意のサイズのカセッテごとに1つずつカセッテ
保持部9に送られ、シート搬送手段が、送られたカセッ
テ10Aから蓄積性蛍光体シートを取り出し、読取部62お
よび消去部60を経て読取りおよび消去の終了したシート
をカセッテ10Aに搬入する。シートが搬入されたカセッ
テ10Aは、ローラ32によりカセッテ保持部9から取り外
され、カセッテ受容部2に落とされる。カセッテ受容部
2においてカセッテは積層されて受容される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線画像情報記
録再生システムにおいて用いられる放射線画像情報読取
装置に関し、特に詳細には読取部と消去部とを一体的に
組み合わせてなる放射線画像情報読取装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、
β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放
射線エネルギーの一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光
体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネル
ギーに応じて蛍光体が輝尽発光を示すことが知られてお
り、このような性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体(輝尽
性蛍光体)と呼ばれる。
【0003】この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被
写体の放射線画像情報を一旦シート状の蓄積性蛍光体に
記録し、この蓄積性蛍光体シート(以下、単にシートと
称する)をレーザ光等の励起光で走査して輝尽発光光を
生ぜしめ、得られた輝尽発光光を光電的に読み取って画
像信号を得、この画像信号に基づき被写体の放射線画像
を写真感光材料等の記録材料、CRT等に可視像として
出力させる放射線画像情報記録再生システムが本出願人
によりすでに提案されている(特開昭55-12429号、同56
-11395号、同 55-163472号、同 56-104645号、同 55-11
6340号など)。
【0004】上記システムにおける蓄積性蛍光体シート
は、放射線画像情報を蓄積記録すると共にその記録され
た画像情報を励起光走査によって読み取るまでの間一時
的に担持するものであり、したがって画像情報の読取り
が終了した後は、シートに残存している画像情報を消去
してそのシートを再使用することが望ましい。
【0005】このような要請に基づいて、シートに記録
された画像情報の読取りを行う読取部とシートに残存し
ている画像情報の消去を行う消去部とを備えてなる放射
線画像情報読取装置が提案されている(例えば特開平5-
297489号、同6-258737号)。
【0006】上記放射線画像情報読取装置においては、
外部の撮影装置において撮影を終了した蓄積性蛍光体シ
ートを収容してなるカセッテがカセッテ保持部に装填さ
れ、カセッテから蓄積性蛍光体シートを取り出して読取
部に送って画像情報の読取りを行うとともに、読取りの
終了したシートをさらに消去部に送ってシートに残存し
ている画像情報を消去するようになっている。消去の終
了したシートは読取装置外に取り出されて再び画像情報
の記録を行うことの可能な状態のものであるが、これら
の消去済のシートはカセッテに戻されるのが一般的であ
る。
【0007】しかしながら、従来の装置においては、カ
セッテ保持部内にカセッテは1枚ずつ装填されるように
なっているので、上記のようにカセッテ内にシートを戻
す場合には、1枚のカセッテを装置に装填すると、カセ
ッテ内のシートが取り出されて読取り、消去が行われ、
再びカセッテ内に収納されるまで、次のカセッテを装置
に装填することができず、カセッテを装置に対して出し
入れする作業が煩雑になるという問題が生じる。すなわ
ち、上記読取装置は複数のシートに対する処理を連続し
て行わなければならない場合が多く、特に撮影装置にお
いて連続的に撮影が行われ、撮影の終了したカセッテを
順次読取装置に送るような場合には、読取装置を無駄な
く運転させるためには読取装置内において1枚のシート
に対する処理が終了するたびにカセッテの入れ換えを行
う必要が生じてしまう。このため、作業者は撮影の終了
したカセッテを持って待機していなければならない等、
カセッテの入れ換えのために拘束される時間が長くな
り、入れ換え作業が煩雑かつ非能率的なものとなるとい
う不都合が生じる。
【0008】このため、カセッテ保持部に複数のカセッ
テを保持可能とし、これらのカセッテのうちの任意のカ
セッテからシートを取り出して読取部および消去部に搬
送し、シートをさらに複数のカセッテのうちの任意のカ
セッテに搬入するようにした放射線画像読取装置が提案
されている(特開昭62-178944 号)。このような放射線
画像読取装置においては、シート搬送手段が、任意のカ
セッテからシートを取り出し、また読取りおよび消去の
終了したシートを任意のカセッテに搬入することによ
り、装置に装填された複数のカセッテ内には、所定時間
経過後に読取り、消去の終了したシートがすべて収納さ
れる。したがって、カセッテの取出しは複数枚同時に行
うことができ、1つのカセッテに消去済のシートが搬入
されるたびにカセッテを出し入れする必要がなくなるの
で、作業者が頻繁にカセッテの入れ換え作業を行うこと
なく、連続的にシートの処理を行うことができる。
【0009】また、複数のカセッテを昇降可能な一対の
コンベアにより狭持しこのコンベアを昇降させて、任意
のカセッテを取り出して上記読取りおよび消去を行うよ
うにした装置も提案されている(特開平5-254618号)。
この装置は、複数サイズのカセッテにも対応可能であ
り、この場合、一対のコンベアの間隔よりも小さいサイ
ズのカセッテをコンベアに搭載するために、カセッテに
アダプタを取り付けて搭載するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5-254618号に記載された装置においては、異なるサ
イズのカセッテをコンベアに搭載するために、カセッテ
のサイズを揃えるためのアダプタを各カセッテに取り付
ける必要があるため、装置を使用する操作者の作業が増
え、極めて面倒なものであった。
【0011】本発明は上記事情に鑑み、面倒な操作を行
うことなく、複数サイズのカセッテを用いて、シートか
ら放射線画像の読取りおよび消去を行うことができる放
射線画像読取装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による放射線画像
読取装置は、前述した読取部と消去部とを備えてなる放
射線画像読取装置に、複数サイズのカセッテを該各サイ
ズごとにそれぞれ複数枚積層させて収容可能なカセッテ
収容部と、該複数のカセッテのうち任意のサイズのカセ
ッテを前記カセッテ収容部から1つ取り出して着脱自在
に保持するカセッテ保持部と、該カセッテ保持部に保持
された前記カセッテから前記シートを取り出して、該シ
ートを前記読取部および前記消去部に搬送し、該シート
をさらに該カセッテに搬入するシート搬送手段と、前記
読取りおよび前記消去が終了した前記カセッテを前記カ
セッテ保持部から取り外して順次積層させて受容するカ
セッテ受容部とを備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明による放射線画像読取装置は、複
数サイズのカセッテを各サイズごとにそれぞれ複数枚積
層させて収容したカセッテ収容部から、任意のサイズの
カセッテを1つ取り出してカセッテ保持手段に保持し、
そして読取りおよび消去が終了したシートが搬入された
カセッテは、カセッテ保持手段から取り外されてカセッ
テ受容部に順次積層されて受容される。
【0014】このため、複数サイズのカセッテを用いて
シートから放射線画像の読取りを行う場合であっても、
複数サイズのカセッテをカセッテ受容部に単に積層させ
るだけで、読取りおよび消去が行われ、読取りが終了し
たシートが搬入されたカセッテはカセッテ受容部に順次
積層されて受容されることとなるため、複数サイズのカ
セッテを、面倒な作業を伴うことなく取り扱うことが可
能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
【0016】図1は本発明の実施の形態による放射線画
像読取装置を表す図である。図1に示すように、内部に
蓄積性蛍光体シートをそれぞれ収納した4種類のサイズ
のカセッテ10A〜10Dは、図示しない撮影装置において
放射線画像の撮影に供された後、それぞれ5枚ずつ積層
されて放射線画像読取装置20のカセッテ収容部1に収容
される。放射線画像読取装置20は図2に示すようにカセ
ッテ収容部1および後述するカセッテ受容部2に扉70が
設けられており、この扉70を開けてカセッテ10A〜10D
をカセッテ収容部1に積層させて収容するようになって
いる。
【0017】カセッテ収容部1は4種類のサイズのカセ
ッテ10A〜10Dをそれぞれ5枚ずつ積層させて収容可能
な収容棚3A〜3Dが昇降可能なように設けられてお
り、各収容棚3A〜3Dにはカセッテが一枚だけ取り出
せるようにスリット4A〜4Dが形成されている。ま
た、カセッテ収容部1には収容されたカセッテ10A〜10
Dのうち、最も下部にあるカセッテを後述するカセッテ
保持部9に挿入するための挿入手段5が設けられてい
る。この挿入手段5は、カセッテの左側面に当接する当
接部6と、当接部6に回動自在に設けられたアーム7
と、アーム7を駆動するための駆動源8とからなり、駆
動源8を駆動させて、当接部6を図示矢印A方向に移動
して、最下層のカセッテを右方向に移動してカセッテ保
持部9に搬入する。
【0018】カセッテ保持部9は、カセッテ10A〜10D
を装填するための開口34を有し、この開口34に装填され
たカセッテ10A〜10Dは、遮光ローラ33A,33Bにより
保持される。各遮光ローラ33A,33Bは、カセッテ10A
〜10Dの幅よりもやや長く形成されており、それらは図
示しない付勢手段により互いに近付く方向に付勢され、
図示しないストッパにより互いに若干離間した状態に保
たれる。
【0019】カセッテ収容部1に収容されたカセッテ10
A〜10Dは、以下のように移動されて、各カセッテ10A
〜10Dに収納された蓄積性蛍光体シートに対して、読取
りおよび消去が行われる。
【0020】まず、カセッテ収容部1の各収容棚3A〜
3Dに収容された各サイズのカセッテ10A〜10Dのう
ち、読取りを行おうとするサイズの最下層のカセッテが
挿入手段5により右方向に移動されてカセッテ保持部9
内に移動する。挿入手段5に押されたカセッテは、カセ
ッテ保持部9の方向に移動し、遮光ローラ33A、開口34
および遮光ローラ33Bの間に差し込まれる。このとき、
遮光ローラ33A,33Bは互いに少し開いてカセッテ10A
を受け入れる。カセッテ10Aが所定位置まで押し込まれ
るとその先端に、ストッパ42が当接して、カセッテ10A
がこの所定位置にセットされる。
【0021】次いで、装置20に設けられたコンソール71
から、蓄積性蛍光体シートから放射線画像を読み取る旨
の情報が入力されると、適宜の手段によりカセッテ10A
の蓋体13Aが開かれ、先端部にローラ75を保持したロー
ラアーム74が矢印B方向に、つまりカセッテ10A内に向
けて移動される。こうしてローラ75がカセッテ10A内の
蓄積性蛍光体シート接したところで、ローラアーム74の
移動が停止される。
【0022】次いで、ローラ75が図示しない駆動手段に
より、図1中反時計方向に回転される。するとこのロー
ラ75に接している蓄積性蛍光体シートがカセッテ10Aの
側方へ取り出される。側方へ取り出された蓄積性蛍光体
シートはガイド板46、47、48やニップローラ45、4
9、50、51、52、53、54、55、56、57等からなるシート
搬送系により、消去部60を経て読取部62に送られる。読
取部62における放射線画像情報の読取処理は、例えば特
開昭55-12429号公報等により公知となっているものであ
るが、以下それについて簡単に説明する。蓄積性蛍光体
シートはニップローラ55,56、57により励起光副走査の
ために図1中矢印H方向に定速で搬送される。そして主
走査用光学系63から出射した励起光としてのレーザビー
ム64が、蓄積性蛍光体シート上を、上記矢印H方向とほ
ぼ直角な方向に走査(主走査)する。この際、レーザビ
ーム64の出力は、前述した読取条件に適合するように制
御されている。
【0023】このレーザビーム64の照射を受けた蓄積性
蛍光体シートの部分からは、そこに蓄積記録されている
放射線画像情報に対応した光量の輝尽発光光が発せら
れ、この輝尽発光光は光ガイド65を介して光電子増倍管
等の光検出器66によって検出される。したがってこの光
検出器66からは、蓄積性蛍光体シートに蓄積記録されて
いる放射線画像情報を示す画像信号Sが得られる。この
画像信号Sは、不図示の画像処理手段に入力され、前述
した識別情報に基づいて画像処理が施される。そしてこ
の画像処理が施された画像信号Sを装置20に設けられた
CRT表示装置72において可視像として表示する。ま
た、画像信号Sを光走査記録装置等の画像再生装置に送
って画像再生に供するようにしてもよい。
【0024】放射線画像情報の読取りが終了した蓄積性
蛍光体シートは、上記ニップローラ49〜57がそれまでと
は逆方向に回転されることにより、読取部62から消去部
60を経てカセッテ保持部9に向けて送られる。この消去
部60を蓄積性蛍光体シートが通過する際複数の消去光源
61が点灯され、それらから発せられた消去光が蓄積性蛍
光体シートに照射される。放射線画像情報読取り後も蓄
積性蛍光体シートに残存していた放射線エネルギーは、
この消去光照射により蓄積性蛍光体シートから放出さ
れ、シートは新たに放射線画像撮影に使用され得る状態
となる。
【0025】この消去処理を受けた蓄積性蛍光体シート
は、先の場合とは逆方向すなわち図1中で時計周り方向
に回転しているローラ75により、カセッテ10A内に搬入
される。次いで、前述した蓄積性蛍光体シートの取出し
の場合とは逆の操作がなされることにより、カセッテ10
Aの閉蓋およびロックがなされる。
【0026】すなわち、ローラアーム74がカセッテ10A
から離れる方向に移動して、ローラ75がカセッテ10A外
の待機位置まで戻される。次いで、大きく開かれていた
蓋体13Aは、前述のように開蓋を行った手段により、僅
かな開蓋状態に戻される。そしてローラ75が待機位置に
戻ったことが検知手段によって検知される。このように
ローラ75が待機位置に戻ったことが検知されると、搬送
ローラ32がカセッテ10Aに当接し図中時計回りに回転し
てカセッテをカセッテ保持部9から取り外す。取り外さ
れたカセッテはカセッテ受容部2内に自重により落下す
る。
【0027】カセッテ受容部2は、底板21に2本のバネ
22,23が取り付けられてなるものであり、バネ22はカセ
ッテ受容ケース25の底部に、バネ23はカセッテ受容ケー
ス25の底部に設けられた基台24に取り付けられている。
これにより、底板21は右上がりに傾斜しており、落下し
たカセッテの端面を揃え易くなっている。そしてカセッ
テ受容ケース25内にカセッテが積層されていくと、バネ
22,23が縮んで、底板21が下方に移動し、これにより読
取りおよび消去が終了したシートが搬入されたカセッテ
10A〜10Dを収容可能となっている。なお、カセッテ受
容ケース25は上下に移動可能なものとなっており、カセ
ッテ10A〜10Dが積層されるにつれて下方に移動し、こ
れにより、落下するカセッテが収容し易くなるものであ
る。
【0028】そして、上述したカセッテ10Aがカセッテ
保持部9に保持されるのと同様にして、順次読取りを行
おうとするカセッテ10A〜10Dの最下層のカセッテが挿
入手段5に対向するようにカセッテ収容部1が昇降し、
挿入手段5により読取りが行われるカセッテ10A〜10B
がカセッテ保持部9の方向に押されて、これによりカセ
ッテ10A〜10Bがカセッテ保持部9に保持され、カセッ
テ10Aから蓄積性蛍光体シートが取り出されたのと同様
にして、他の各カセッテ10A〜10Dから蓄積性蛍光体シ
ートが取り出され、読取りおよび消去がなされ、各カセ
ッテ10A〜10Dに戻される。そして蓄積性蛍光体シート
が戻されたカセッテ10A〜10Dは、順次カセッテ受容部
2に落下され、これにより読取りおよび消去が終了した
シートを収納したカセッテ10A〜10Dがカセッテ受容部
2に受容される。
【0029】そして、全てのカセッテ10A〜10Dに収容
された蓄積性蛍光体シートの読取りおよび消去が終了
し、全てのカセッテ10A〜10Dがカセッテ受容部2に受
容されると、操作者は装置20の扉70を開けて、カセッテ
10A〜10Dを取り出し、これにより全てのカセッテ10A
〜10Dに対する処理が終了する。
【0030】このように本発明による放射線画像読取装
置は、複数サイズのカセッテ10A〜10Dを各サイズごと
にカセッテ収容部1に積層させて収容可能とし、各カセ
ッテ10A〜10Dから取り出された蓄積性蛍光体シートの
読取りおよび消去が終了した後に、シートをカセッテ10
A〜10Dに戻して各カセッテ10A〜10Dをカセッテ受容
部2に積層させて受容するようにしたため、複数サイズ
のカセッテを取り扱うことができるとともに、複数サイ
ズのカセッテを収容する場合でも、カセッテのサイズを
揃えるためのアダプタをカセッテに取り付ける必要が無
くなるため、面倒な作業が無くなり、これにより操作者
の負担を軽減して効率のよい放射線画像の読取りおよび
消去を行うことができる。
【0031】なお、上述した実施の形態においては、カ
セッテ受容部2の底板21にバネ22,23が取り付けられ、
カセッテ受容部2に落下したカセッテ10A〜10Dの自重
により底板21が下方に移動するようになっているが、例
えば、図3に示すように、ラチェット機構により底板21
を昇降させるようにしてもよい。すなわち、カセッテ受
容ケース25に段部25Aを形成し、カセッテ受容ケース25
の段部25Aよりも上方にある部分25Bにバネ29を取り付
けて、図示左方向に付勢しておく。そして、カセッテ10
A〜10Dがカセッテ受容部2内に落下される毎に、部分
25Bを図示矢印C方向に押圧して、ラチェット26を矢印
D方向に回転して、底板21を一定量下方に移動する。そ
して、全てのカセッテ10A〜10Dがカセッテ受容部2に
受容された後に、カセッテ受容部2からカセッテ10A〜
10Dを取り出すと、底板21は重り27により上方へ移動
し、これによりカセッテ10A〜10Dを受容する前の状態
に戻される。
【0032】さらに、図4に示すように、ラチェット機
構とバネとを組み合わせて用いるようにしてもよい。す
なわち、底板21に上述した図1に示すようにバネ22,23
を取り付け、さらにラチェット機構を設けるようにして
もよい。この場合、カセッテ受容ケース25にカセッテ10
A〜10Dが受容される毎に、部分25Bを図示矢印C方向
に押圧して、ラチェット26を矢印D方向に回転して、底
板21を一定量下方に移動する。そして、全てのカセッテ
10A〜10Dがカセッテ受容部2に受容された後に、カセ
ッテ受容部2からカセッテを取り出すと、底板21はバネ
22,23により上方へ移動し、これによりカセッテ10A〜
10Dを受容する前の状態に戻される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による放射線画像読取装置の概略を表す
【図2】本発明による放射線画像読取装置の外観を表す
【図3】カセッテ受容部の別の構成を表す図
【図4】カセッテ受容部のさらに別の構成を表す図
【符号の説明】
1 カセッテ収容部 2 カセッテ受容部 9 カセッテ保持部 10A〜10D カセッテ 33A,33B 遮光ローラ 34 開口 60 消去部 62 読取部 74 ローラアーム 75 ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放
    射線画像の読取りを行う読取部と、 読取り終了後の前記シートに残存している放射線画像を
    消去する消去部と、 複数サイズのカセッテを該各サイズごとにそれぞれ複数
    枚積層させて収容可能なカセッテ収容部と、 該複数のカセッテのうち任意のサイズのカセッテを前記
    カセッテ収容部から1つ取り出して着脱自在に保持する
    カセッテ保持部と、 該カセッテ保持部に保持された前記カセッテから前記シ
    ートを取り出して、該シートを前記読取部および前記消
    去部に搬送し、該シートをさらに該カセッテに搬入する
    シート搬送手段と、 前記読取りおよび前記消去が終了した前記カセッテを前
    記カセッテ保持部から取り外して順次積層させて受容す
    るカセッテ受容部とからなることを特徴とする放射線画
    像読取装置。
JP23513795A 1995-08-31 1995-09-13 放射線画像読取装置 Withdrawn JPH0980655A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23513795A JPH0980655A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 放射線画像読取装置
US08/711,324 US5736746A (en) 1995-08-31 1996-09-03 Radiation image read-out apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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JP23513795A JPH0980655A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 放射線画像読取装置

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JPH0980655A true JPH0980655A (ja) 1997-03-28

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JP23513795A Withdrawn JPH0980655A (ja) 1995-08-31 1995-09-13 放射線画像読取装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100523306B1 (ko) * 1997-11-10 2006-01-27 코니카 미놀타 홀딩스 가부시키가이샤 방사선화상판독장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100523306B1 (ko) * 1997-11-10 2006-01-27 코니카 미놀타 홀딩스 가부시키가이샤 방사선화상판독장치

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