JPH03129337A - 放射線画像情報読取装置 - Google Patents

放射線画像情報読取装置

Info

Publication number
JPH03129337A
JPH03129337A JP2177135A JP17713590A JPH03129337A JP H03129337 A JPH03129337 A JP H03129337A JP 2177135 A JP2177135 A JP 2177135A JP 17713590 A JP17713590 A JP 17713590A JP H03129337 A JPH03129337 A JP H03129337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
cassette
section
stimulable phosphor
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2177135A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takahashi
健治 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Publication of JPH03129337A publication Critical patent/JPH03129337A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、蓄積性蛍光体シートを利用した放射線画像情
報記録再生システムにおいて用いられる放射線画像情報
読取装置に関し、特に詳細には蓄積性蛍光体シートをカ
セツテに入れた状態のままセット可能で、そして再使用
可能な蓄積性蛍光体シートがカセツテに収納された状態
で取り出されるようにした放射線画像情報読取装置に関
するものである。
(従来の技術) ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、β線。
γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放射線エ
ネルギーの一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光体に可
視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに
応じて蛍光体が輝尽発光を示すことが知られており、こ
のような性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光
体)と呼ばれる。
この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射線
画像情報を−Hシート状の蓄積性蛍光体に記録し、この
蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励起光で走査して輝
尽発光光を生ぜしめ、得られた輝尽発光光を光電的に読
み取って画像信号を得、この画像信号に基づき被写体の
放射線画像を写真感光材料等の記録材料、CRT等に可
視像として出力させる放射線画像情報記録再生システム
が本出願人によりすでに提案されている(特開昭55−
12429号、同56−11395号、同55−183
472号、同56−104645号、同55−1183
40号など)。
上記システムにおける蓄積性蛍光体シートは、蓄積記録
された放射線画像情報を上記励起光走査によって読み取
るまでの間−時的に担持すればよいものであるから、画
像情報の読取りが終了した後は、該シートに残存してい
る画像情報を消去してそのシートを再使用することが望
ましい。
一方上記の蓄積性蛍光体シートは、多くの場合、遮光性
のカセツテに収納した状態で放射線撮影に供され、また
その状態で運搬等の取扱いを受けることが多いので、上
述のような放射線画像情報読取装置は、蓄積性蛍光体シ
ートをカセツテに入れた状態のままセット可能で、そし
て読取り後再使用可能となった蓄積性蛍光体シートがカ
セツテに収納された状態で取り出されるように構成され
れば、実用上大変便利なものとなる。
以上の点に鑑み本出願人は先に、読取り後の放射線画像
情報を消去可能で、しかもセットされたカセツテから蓄
積性蛍光体シートを自動的に取り出して読取部に供給し
、また読取りおよび消去終了後の蓄積性蛍光体シートを
自動的にカセツテに収納可能とした放射線画像情報読取
装置を提案した(例えば特開昭82−178948号参
照)。この放射線画像情報読取装置は、 前述したようにして蓄積性蛍光体シートから蓄積記録さ
れている放射線画像情報を読み取る読取部と、 読取り終了後の蓄積性蛍光体シートに消去用光源から光
を照射して、該シートに残存している放射線画像情報を
消去する、つまり残存放射線エネルギーを放出させる1
次消去部と、 蓄積性蛍光体シートを収容可能なカセツテを着脱自在に
保持し、該カセツテに収納された前記シートを取り出す
ことの可能なカセツテ保持部と、蓄積性蛍光体シートを
複数枚保持可能であり、上記第1消去部において消去の
終了した蓄積性蛍光体シートを受容し、保持している蓄
積性蛍光体シートを1枚ずつ選択して搬出することの可
能なシート集積部と、 該シート集積部から搬出されたシートに消去用光源によ
る光照射を行なう、上記1次消去部とは異なった位置に
配された2次消去部と、上記カセツテ保持部に保持され
たカセツテから取り出された蓄積性蛍光体シートを受け
取って上記読取部および1次消去部に搬送し、続いて該
シートを上記シート集積部に搬入するとともに、このシ
ート集積部から搬出された蓄積性蛍光体シートを上記2
次消去部を経て、上記カセツテ保持部内に保持されたカ
セツテ内に搬入するシート搬送手段とを有するものであ
る。
なお上記の構成の放射線画像情報読取装置においては、
多くの場合、カセツテ保持部から読取部に向かう蓄積性
蛍光体シートの搬送経路にも、前述したのと同様のシー
ト集積部が設けられることが多い。つまり通常、蓄積性
蛍光体シートからの放射線画像情報読取りや放射線画像
情報消去に要する時間に比べて、カセツテからの蓄積性
蛍光体シートの取出しに要する時間は極めて短いので、
上述の経路にシート集積部を設けておけば、読取部にお
いて1枚の蓄積性蛍光体シートに対して読取処理を行な
っている間に、カセツテ保持部に次々とカセツテを装填
して、多数の蓄積性蛍光体シートの供給(フィード)だ
けは済ましておくことができる。そしてカセツテへの蓄
積性蛍光体シートの搬入、収納(ローディング)も比較
的短時間内で実行可能であることに加えて、1次消去済
の蓄積性蛍光体シートを複数枚保持するシート集積部が
設けられているから、上述のように多数の蓄積性蛍光体
シートを次々と供給する際には、このシートを取出した
後のカセツテに、消去済の蓄積性蛍光体シートを次々と
ローディングすることができる。
なお前述の2次消去部は、上記のように放射線画像情報
を消去済みの蓄積性蛍光体シートが、シート集積部に長
時間置かれうる点を考慮して設けられている。すなわち
、蓄積性蛍光体シートは、−旦放射線画像情報の消去が
行なわれても一定時間以上経過すると、蓄積性蛍光体中
に微量混入している221 RBや40に等の放射線同
位元素から放射される放射線や、宇宙線あるいは他のX
線源からのX線等の環境放射線によって放射線エネルギ
ーを蓄積し、この放射線エネルギーが次回の撮影像に対
してノイズとなることがある。このノイズの発生を防止
するために、消去が終了してから長時間経過したシート
はカセツテに収納する直前に再び消去光の照射を受け、
シート集積部に収容されている間に蓄積した放射線を放
出させる消去(いわゆる2次消去)を受ける必要がある
。上記2次消去部は、そのために設けられている。なお
この2次消去は、1次消去に比べれば短時間内に行なう
ことができる。したがって、シート集積部から取り出し
てカセツテに送る蓄積性蛍光体シートに対してこの2次
消去を行なっても、カセツテ保持部において空のカセツ
テが蓄積性蛍光体シート搬入を待って長時間待機するよ
うなことはない。
(発明が解決しようとする課題) 以上述べたように2つの消去部と2つのシート集積部を
備えた放射線画像情報読取装置は、カセツテからの蓄積
性蛍光体シート取出しおよびそこへのシート収納に要す
る時間が、放射線画像情報読取りあるいは消去に要する
時間に比べて極めて短く、しかも蓄積性蛍光体シートの
供給がシート集積部の容量を超えない場合には、実用上
大変便利なものとなる。
本発明は、上記の消去部やシート集積部を備えて、構成
がさらに簡素化された、カセツテ装填・取出し型の放射
線画像情報読取装置を提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段及び作用)本発明は、放射
線画像情報読取りあるいは消去に要する時間は、例えば
励起光のエネルギーを高くしたり、消去光源としてより
強力なものを用いる等により短縮可能であることに鑑み
、この時間が十分短縮された場合に、構成が特に簡素化
されうる放射線画像情報読取装置を提供するものである
すなわち本発明の第1の放射線画像情報読取装置は、 前述したような放射線画像情報読取部と、蓄積性蛍光体
シートを収容可能なカセツテを1つ着脱自在に保持し、
該カセツテに収納されたシートを取り出すことの可能な
カセツテ保持部と、蓄積性蛍光体シートを複数枚保持可
能であり、前記読取りの終了した蓄積性蛍光体シートを
受容し、保持しているシートを1枚ずつ選択して搬出す
るシート集積部と、 該シート集積部から搬出された蓄積性蛍光体シートに消
去用光源による光照射を行なって、このシートに残存し
ている放射線エネルギーを放出させる消去部とを有し、 放射線画像情報読取りに要する時間と消去処理に要する
時間が各々、カセツテからの蓄積性蛍光体シート取出し
およびそこへのシート収納に要する時間と同等あるいは
それ以下となるように構成された上で、 上記カセツテ保持部に保持されたカセツテから取り出さ
れた蓄積性蛍光体シートを受け取って上記読取部に搬送
し、続いて該シートを上記シート集積部に搬入するとと
もに、このシート集積部から搬出された蓄積性蛍光体シ
ートを上記消去部を経て、カセツテ保持部内に保持され
たカセツテ内に搬入するシート搬送手段が設けられたこ
とを特徴とするものである。
放射線画像情報の読取りに要する時間が、カセツテから
の蓄積性蛍光体シート取出しおよびそこへのシート収納
に要する時間と同等あるいはそれ以下であれば、カセツ
テを次々とカセツテ保持部に装填して蓄積性蛍光体シー
トを読取部側に供給しても、蓄積性蛍光体シートが渋滞
することがないから、読取部の前に特にシート集積部を
設けなくても問題は無い。
また、放射線画像情報消去(環境放射線等によって蓄積
した放射線エネルギーの放出も含めて)に要する時間が
、カセツテからの蓄積性蛍光体シート取出しおよびそこ
へのシート収納に要する時間と同等あるいはそれ以下で
あれば、カセツテ保持部において蓄積性蛍光体シートが
取り出された後のカセツテに、余計な待ち時間を発生さ
せることなく、消去を行ないながら次々と蓄積性蛍光体
シートを送り込むことができる。つまりこの場合は、放
射線画像の残像消去も、また環境放射線等によって蓄積
した放射線エネルギーを放出させる消去処理も同時に行
なわれうるから、消去部は1つで済むことになる。
また本発明の第2の放射線画像情報読取装置は、上記第
1の装置と同様の放射線画像情報読取部と、カセツテ保
持部と、シート集積部と、消去部と、シート搬送手段と
を有し、 放射線画像情報読取りに要する時間と消去処理に要する
時間が各々、カセツテからの蓄積性蛍光体シート取出し
開始からそこへの新たなシート収納の完了までに要する
装置上規定された最短時間と同等あるいはそれ以下とな
るように構成されたものである。
放射線画像情報の読取りに要する時間が、カセツテから
の蓄積性蛍光体シート取出し開始からそこへの新たなシ
ート収納の完了までに要する装置上規定された最短時間
と同等あるいはそれ以下であれば、カセツテを次々とカ
セツテ保持部に装填して蓄積性蛍光体シートを読取部側
に供給しても、蓄積性蛍光体シートが渋滞することがな
いから、この場合も上記第1の装置と同様に、読取部の
前に特にシート集積部を設けなくても問題は無い。
また、放射線画像情報消去(環境放射線等によって蓄積
した放射線エネルギーの放出も含めて)に要する時間が
、カセツテからの蓄積性蛍光体シート取出し開始からそ
こへの新たなシート収納の完了までに要する装置上規定
された最短時間と同等あるいはそれ以下であれば、カセ
ツテ保持部において蓄積性蛍光体シートが取り出された
後のカセツテに、余計な待ち時間を発生させることなく
、消去を行ないながら次々と蓄積性蛍光体シートを送り
込むことができる。つまりこの場合は、放射線画像の残
像消去も、また環境放射線等によって蓄積した放射線エ
ネルギーを放出させる消去処理も同時に行なわれうるか
ら、上記第1の装置と同様に、消去部は1つで済むこと
になる。
また本発明の第3の放射線画像情報読取装置は、前述し
たような放射線画像情報読取部と、蓄積性蛍光体シート
を収容した第1のカセツテおよび、このシートを収容可
能な空状態の第2のカセツテとを着脱自在に保持し、第
1のカセツテに収納されたシートを取り出すことの可能
なカセツテ保持部と、 上記シートを複数枚保持可能であり、前記読取りの終了
した蓄積性蛍光体シートを受容し、保持しているシート
を1枚ずつ選択して搬出するシート集積部と、 該シート集積部から搬出された蓄積性蛍光体シートに消
去用光源による光照射を行なって、このシートに残存し
ている放射線エネルギーを放出させる消去部とを有し、 放射線画像情報読取りに要する時間が、第1のカセツテ
からの蓄桔性蛍光体シート取出しに要する時間と同等あ
るいはそれ以下となるように構成された上で、 上記カセツテ保持部に保持された第1のカセツテから取
り出されたシートを受け取って上記読取部に搬送し、続
いて該シートを上記シート集積部に搬入するとともに、
このシート集積部から搬出された蓄積性蛍光体シートを
上記消去部を経て、上記カセツテ保持部内に保持された
第2のカセツテ内に搬入するシート搬送手段が設けられ
たことを特徴とするものである。
上記構成の第3の放射線画像情報読取装置においても、
放射線画像情報の読取りに要する時間が、第1のカセツ
テからの蓄積性蛍光体シート取出しに要する時間と同等
あるいはそれ以下であれば、カセツテを次々とカセツテ
保持部に装填して蓄積性蛍光体シートを読取部側に供給
しても、蓄積性蛍光体シートが渋滞することがないから
、読取部の前に特にシート集積部を設けなくても問題は
無い。
また、この構成では、放射線画像の残像消去と、環境放
射線等によって蓄積した放射線エネルギーを放出させる
消去処理とが同時に行なわれうるから、消去部は1つで
済むことになる。
また本発明の第4の放射線画像情報読取装置は、上記第
3の装置と同様の放射線画像情報読取部と、カセツテ保
持部と、シート集積部と、消去部と、シート搬送手段と
を有し、 放射線画像情報読取りに要する時間が、第1のカセツテ
からの蓄積性蛍光体シート取出し開始から、その第1の
カセツテを別のカセツテに交換後、この新たな第1のカ
セツテからの蓄積性蛍光体シート取出し開始までに要す
る装置上規定された1サイクル時間の最小値と同等ある
いはそれ以下となるように構成されたものである。
この構成の第4の放射線画像情報読取装置においても、
放射線画像情報の読取りに要する時間が、上記装置上規
定された1サイクル時間の最小値と同等あるいはそれ以
下であれば、カセツテを次々とカセツテ保持部に装填し
て蓄積性蛍光体シートを読取部側に供給しても、蓄積性
蛍光体シートが渋滞することがないから、読取部の前に
特にシート集積部を設けなくても問題は無い。またこの
構成でも、消去部は1つで済む。
(実 施 例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
第1図は、本発明の第1実施例による放射線画像情報読
取装置を示す概略側面図である。この装置は、蓄積性蛍
光体シート1を収容可能なカセツテ2を着脱自在に保持
するカセツテ保持部10と、上記蓄積性蛍光体シート1
に蓄積記録された画像情報を読み取る読取部20と、シ
ート集積部としてのスタッカ30と、読取り終了後蓄積
性蛍光体シート1に残存する画像情報の消去を行なう消
去部80とを備えており、図示しない外部の撮影装置に
おいて内部に保持した蓄積性蛍光体シート1に放射線画
像情報の記録(撮影)がなされたカセツテ2は、上記カ
セツテ保持部10に装填される。このカセツテ2は、蓄
積性蛍光体シート1に放射線を照射して撮影を行なう際
に蓄積性蛍光体シート1が外光に感光するのを防ぐため
に、遮光性を有するものとなっている。またこのカセツ
テ2の上面の一部には、図示のように開閉可能な蓋部2
aが形成されている。この蓋部2aは、カセツテ2がカ
セツテ保持部10内に装填される際には閉じられている
が、カセツテ2の装填が終了すると図示のように上側に
開いて、内部の蓄積性蛍光体シート1の端部を露出させ
る。カセツテ保持部10内に保持されたカセツテ2の先
端近傍には、シート取出し手段である搬送ローラ11が
設けられている。この搬送ローラ11は矢印B方向に移
動可能であり、カセツテ2の蓋部2aが開くと、図中実
線で示す位置に移動し、蓄積性蛍光体シート1をカセツ
テ2の下側内壁面に押し付けつつ回転し、蓄積性蛍光体
シート1をカセツテ2外に取り出す。なお、蓄積性蛍光
体シート1は、カセツテ2内において、蓄積性蛍光体層
の形成された面が下側になるように保持されている。
一方この読取装置には、上記のようにカセツテ2内から
取り出された蓄積性蛍光体シート1を受け取り、前記読
取部20、スタッカ30および消去部60にこの順に搬
送する、エンドレスベルト、ローラ、ガイド板等からな
るシート搬送手段50が設けられている。前記搬送ロー
ラ11により取り出された蓄積性蛍光体シート1は、こ
のシート搬送手段50により矢印A1方向に送られる。
蓄積性蛍光体シート1の搬送方向には、シート搬送手段
50の一部をなし、図中−点鎖線で示す第1の位置と、
図中実線で示す第2の位置をとるように矢印C方向に移
動する移動搬送部51が設けられている。矢印A1方向
に搬送された蓄積性蛍光体シート1は、上記第1の位置
にある移動搬送部51により、矢印A2方向に搬送され
る。矢印、At方向に搬送された蓄積性蛍光体シート1
の先端が移動搬送部51の端部にあるローラ52に押さ
えられると、移動搬送部51は上記第2の位置に移動し
、スイッチバック動作により蓄積性蛍光体シート1を矢
印A3方向に搬送する。蓄積性蛍光体シート1はさらに
シート搬送手段50により矢印A、力方向、次いで下方
に搬送され、搬送ローラ53A、 53Bの間に挿し込
まれる。蓄積性蛍光体シート1はさらにシート搬送手段
50により矢印A5方向に搬送されて、読取部20内に
搬入される。
読取部20は、画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体
シート1をレーザビーム等の励起光21で走査し、その
走査によって該蓄積性蛍光体シート1から発せられる輝
尽発光光をフォトマルチプライヤ−等の光電読取手段2
2で光電的に読み取って、可視像出力用の電気的な画像
信号を得るものである。図中23は励起光源、24はガ
ルバノメータミラー等の光偏向器、2Bは蓄積性蛍光体
シート1から発せられた輝尽発光光を光電読取手段22
の光ガイド22aに向けて反射させる反射ミラーである
。なお上記光ガイド22aは、輝尽発光光を全反射させ
ながらフォトマルチプライヤ−等の光検出器22bに導
く作用を果たす。
読取部20に搬入された蓄積性蛍光体シート1はシート
搬送手段50により矢印A6方向に搬送され、この搬送
方向と略直角な方向に偏向された励起光21によってシ
ート全面が2次元的に走査される。
この励起光走査によって生じた輝尽発光光は、前記光ガ
イド22aを介して光検出器22bにより検出され、画
像情報の読取りが行なわれる。
なお、放射線画像情報の読取りに際して、上述した可視
像出力用の画像信号を得る読取り(本読み)に先立って
、予め蓄積性蛍光体シート1に蓄積記録されている放射
線画像情報の概略を読み取る先読みを行ない、この先読
みによって得られた画像情報に基づいて上記本読みを行
なう際の読取条件等を決定し、この読取条件に従って本
読みを行なう方法が知られている。このような先読みを
行なう方法としては、例えば上記本読みに用いられる励
起光のエネルギーよりも低いエネルギーの励起光を用い
て蓄積性蛍光体シート1を走査し、この走査によって発
せられた輝尽発光光を同じく光電読取手段によって読み
取る方法(例えば特開昭58−67240号公報参照)
等が存在する。
本発明の装置における読取部は、上記本読みのみを行な
う他、本読みと先読みの双方を行なうように構成されて
もよい。つまり例えば、蓄積性蛍光体シート1を矢印へ
6方向に搬送してまず先読みを行ない、続いて蓄積性蛍
光体シート]を矢印A7方向に逆送して読取り開始位置
に戻し、再び矢印A6方向に搬送して本読みを行なうよ
うにすればよい。なお、読取部20を構成する各要素は
上記のものに限られるものではなく、例えば光電読取手
段として、主走査線に沿って長尺のフォトマルチプライ
ヤ−を配し、光ガイド22aを介せずに輝尽発光光の検
出を行なってもよい。
ここで本装置においては、上記読取部20での画像情報
読取りに要する時間が、カセツテ保持部1゜におけるカ
セツテ2からの蓄積性蛍光体シート1の取出し、および
後述するカセツテ2への蓄積性蛍光体シート1の収納に
要する時間よりも短いか、あるいは同等となっている。
そうであれば、次々とカセツテ保持部10にカセツテ2
を装填して蓄積性蛍光体シート1を読取処理にかけても
、カセツテ保持部10と読取部20との間で蓄積性蛍光
体シ−ト1が渋滞するようなことはない。
読取部20内において放射線画像情報読取りが終了した
蓄積性蛍光体シート1は、シート搬送手段50により矢
印へ8〜A14方向に搬送されて、シート集積部である
スタッカ30に搬入される。このスタッカ30は複数の
トレー10Bを備え、矢印E方向に移動して蓄積性蛍光
体シート1をトレー103のいずれか1つに受容するも
のである。以下、第2〜5図を参照して、このスタッカ
30の詳細構造および機能について説明する。
第2図に示すようにスタッカ30には、4つの側壁から
なる筐体102内に、それぞれ1枚ずつ蓄積性蛍光体シ
ート1を保持可能な複数のトレー103が互いに等しい
間隔をあけて平行に保持されている。各トレー103は
各々、斜め上方を向いて傾けられている。トレー103
はそれぞれ支持板103Aと、この支持板103Aに対
して略垂直な底板103Bとからなり、支持板103A
と底板103Bとにより形成された空間がシート収容部
101とされている。なおこの支持板103Aは後に詳
述するように、案内部材110によりトレーの間隔を拡
張可能とするため、上方に行くにつれて幅が狭くなるよ
う第2図中の右端部が傾斜している。これらのトレー1
03を保持した筐体102は、その−側壁に設けられた
ラック104にビニオン105が噛合し、ビニオン10
5がモータ106により駆動されて回転することにより
、下端に取り付けられた車輪107がレール108上を
走行して矢印E方向に移動する。第1図に示す各トレー
103の位置は筐体102が最も右側に寄った際の位置
であり、各トレー103は筐体102に収容されて、図
中−点鎖線で示す位置まで移動可能となっている。この
ように筐体102が矢印E方向に移動することにより、
蓄積性蛍光体シート1をスタッカ30に搬入する搬入ロ
ーラ54A。
54Bの下方に位置するトレー103が入れ替わる。
搬入ローラ54A、54Bは、それらの下方に位置した
トレー103内に蓄積性蛍光体シート1を搬入する。
蓄積性蛍光体シート1は搬入ローラ54A、 54Bを
離れると、第3図に示すようにトレー103の支持板1
03Aに沿って落下してトレー103内に受容される。
なおトレー■03の底板103B上には、蓄積性蛍光体
シート1が落下した際の衝撃を吸収するクツション材1
09が貼付されている。また、蓄積性蛍光体シート1を
受け入れるトレー103は、蓄積性蛍光体シート1の搬
入を容易にするために第3図に示すように、隣接するト
レー103との間隔を広げるように傾きが変えられる。
このトレー103の変位を行なうために、前記筐体10
2の側方には、案内部材110が設けられている。この
案内部材11Oは上方に向かって徐々に厚みの増す(さ
び形とされ、また下端部には面取り 110aがなされ
ていて、支持板103Aの傾斜した右端部に当接しシー
ト収容部101内に挿入されて、このシート収容部10
1を広げるようになっている。またトレー103内には
種々の大きさの蓄積性蛍光体シート1が搬入され得るの
で、この案内部材110は搬入される蓄積性蛍光体シー
ト1の大きさに応じてトレー103内における蓄積性蛍
光体シート1の位置決めも行なうものとなっている。以
下、第2図。
第4図を参照して上記案内部材110の駆動機構および
その作用について説明する。
第4図はトレー103および案内部材110を、筐体1
02の移動方向である矢印E方向と平行な方向から見た
状態を示している。案内部材110を支持する支持部材
110bの上部には、揺動アーム112の他端112 
cが取り付けられている。この揺動アーム112は、中
央部112 aにて回動自在に支持され、一端に設けら
れた長孔112bが、回転板lllに設けられたビン1
11 aに係合している。また上記支持部材110bの
下部には、一端113 aにて回動自在に支持されたリ
ンク部材113の他端113bが取り付けられている。
上記回転板111は、モータ等の図示しない駆動手段に
より矢印F方向に回転して、案内部材11Gを移動させ
るものであり、筐体1G2が前述のように移動する際に
は、第4図(a)に示すように、案内部材110をトレ
ー103から離間させる回転位置にある。次に筐体10
2が蓄積性蛍光体シート1の搬入位置に停止し、蓄積性
蛍光体シート1が搬入されるトレー103が案内部材l
lOの側方に位置すると、回転板111は反時計回り方
向に所定角度回転する。それにより案内部材110は、
第4図(b)に示す位置に至る。この位置において案内
部材110は、トレー103を押圧して隣接するトレー
との間隔を広げ、蓄積性蛍光体シート1の搬入を容易に
するとともに、搬入される蓄積性蛍光体シート1の位置
規制を行なう。
すなわち案内部材llOの側面110cは、搬入される
蓄積性蛍光体シート1の大きさに応じて該シート1の側
縁に接して、シート1の幅方向の位置を規制するもので
あり、蓄積性蛍光体シート1のサイズが比較的大きい場
合には案内部材110は第4図(b)に示す位置で停止
するが、搬入される蓄積性蛍光体シート1のサイズが比
較的小さい場合には、第4図(C)に示すようにトレー
103の内方に更に深く入って停止する。上記のように
して隣接するトレーとの間隔を広げられたトレー103
内には、蓄積性蛍光体シート1が搬入される。搬入され
る蓄積性蛍光体シート1は案内部材110の側面110
Cに沿ってトレー103内に導かれ、搬入と同時にその
位置規制も行なわれる。
トレーlOB内に蓄積性蛍光体シート1が搬入されると
、案内部材110は回転板111が時計回り方向に回動
することにより、第4図(a)に示す位置に戻る。それ
により、蓄積性蛍光体シート1が搬入されたトレー10
3は、隣接するトレー103と平行な状態に戻る。
上述のようにしてスタッカ30内の各トレー103内に
収容された蓄積性蛍光体シート1は、1枚ずつ選択され
てスタッカ30外に搬出され、前記カセツテ保持部10
内に保持されている空のカセツテ2内に搬送される。こ
のカセツテ2内への蓄積性蛍光体シート1の搬入は、ス
タッカ30内に収容されている蓄積性蛍光体シート1の
中からカセツテ2に適したものを選択して、カセツテ2
から前述のシート取出しがなされた後、直ちに行なわれ
る。
スタッカ30の下方には第1図に示すように、そこから
排出される蓄積性蛍光体シート1を受け取ってスタッカ
30外へ搬送する一対の搬送ローラ55A。
55Bが設けられている。そして筐体102は、選択さ
れた蓄積性蛍光体シート1を保持しているトレー 10
3がこの搬送ローラ55A、55Bの上方に位置するよ
うに、矢印E方向に移動される。
次に、上記のようにして筐体102の位置決めが終了し
た後の、スタッカ30からのシート排出について第5図
を参照して説明する。トレー103の底板108Bは、
バネ114により支持板103Aと連結されており、通
常は支持板103Aと略垂直な位置にある。また底板1
03Bの側端には突部103bが形成されている。前記
搬送ローラ55A、55Bの近傍には、突起115 a
を有し、ロータリソレノイド等の駆動手段118により
矢印G方向およびその反対方向に回動されるレバー11
5が設けられている。
トレー103上の蓄積性蛍光体シート1を排出する際に
は、上記突起115aが突部103bと係合し、レバー
115が矢印G方向に回動することにより、底板103
Bをバネ114の引張力に抗しつつ矢印G゛方向回動さ
せ、底板103Bを第5図中破線で示すように支持板1
03Aと略同−平面上に移動させる。底板103Bが上
記位置に回動すると、トレー103内の蓄積性蛍光体シ
ート1は自重により落下する。搬送ローラ55A、55
Bは落下する蓄積性蛍光体シート1の先端を把持して、
該シート1をスタッカ30外に搬送する。蓄積性蛍光体
シート1のスタッカ30からの搬出が終了すると、レバ
ー 115は図示の位置に戻され、底板103Bはバネ
114の引張力により図中実線で示す位置に戻る。
スタッカ30から排出された蓄積性蛍光体シート1は、
第1図に示すようにシート搬送手段50により矢印A1
5方向に搬送されて、搬送路中に設けられた消去部60
を通過する。消去部60は、放射線画像情報読取り終了
後の蓄積性蛍光体シート1に残存している放射線画像情
報を消去する、つまり蓄積性蛍光体に残存している放射
線エネルギーを放出させるとともに、前述した環境放射
線等により蓄積した放射線エネルギーを放出させるため
のものである。すなわち消去部BOには、蛍光灯、タン
グステンランプ、ナトリウムランプ2 クセノンランプ
、ヨウ素ランプ等の消去用光源3が設けられ、蓄積性蛍
光体シート1は矢印AI5、A16方向に搬送されつつ
これらの消去用光源3による光照射を受け、それにより
、読取り後もシート1に残存していた放射線エネルギー
、およびスタッカ30に収容されていた間に新たに蓄禎
された放射線エネルギーが放出される。
この消去部60における消去処理に要する時間は、カセ
ツテ保持部10におけるカセツテ2からの蓄積性蛍光体
シート1の取出し、および後述するカセツテ2へのシー
ト収納に要する時間よりも短いか、あるいは同等となっ
ている。そうであれば、このように消去処理を行ないな
がら蓄積性蛍光体シート1をカセツテ保持部IOに送っ
ても、該保持部IOにおいてカセツテ2を長時間待たせ
るようなことなく、シート1の収納を行なうことができ
る。
上記のように消去部60において消去処理を受けた蓄積
性蛍光体シート1は、矢印A1と反対の方向に搬送され
、カセツテ保持部10内に保持された空のカセツテ2内
に搬入される。すなわち、蓄積性蛍光体シート1がカセ
ツテ2内に搬入される際、前記搬送ローラ11は実線で
示す位置にあって、カセツテ2から蓄積性蛍光体シート
1を搬出する際の回転方向と逆方向に回転して蓄積性蛍
光体シート1をカセツテ2内に搬入する。このようにカ
セツテ2内に搬入された蓄積性蛍光体シート1は、カセ
ツテ2内に保持されたまま装置外に取り出されて、直ち
に撮影に使用可能となる。
上述したように本装置は、放射線画像情報読取りが終了
した蓄積性蛍光体シート1を複数枚受容し、1枚ずつ選
択して搬出するスタッカ30を備えるとともに、撮影済
の蓄積性蛍光体シート1を収容したカセツテ2から該シ
ート1を受け取って読取部20に搬送した後上記スタッ
カ30に搬入し、またこのスタッカ30から取り出され
る蓄積性蛍光体シート1を受け取って、消去部60を通
過させた後、カセツテ保持部IO内にあるカセツテ2内
に搬入するシート搬送手段50が設けられたことにより
、カセツテ保持部lO内のカセツテ2から蓄積性蛍光体
シート1が取り出されると、直ちにスタッカ30から別
の蓄積性蛍光体シート1を取り出してカセツテ2内に搬
入することができる。したがって、撮影済の蓄積性蛍光
体シート1を保持したカセツテ2をカセツテ保持部lO
に装填してから短時間のうちに、新たな蓄積性蛍光体シ
ート1が搬入されたカセツテ2をカセツテ保持部10か
ら取り出し、外部の撮影装置に運んで、撮影を行なうこ
とが可能となる。
また、蓄積性蛍光体シート1のサイズおよび/または種
類が複数存在し、それに応じて各々専用のカセツテ2が
使用される場合にも、予めスタッカ30内に種々のサイ
ズおよび/または種類の蓄積性蛍光体シート1を収納し
ておき、カセツテ保持部10内に装填されたカセツテ2
に応じたサイズおよび/または種類の蓄積性蛍光体シー
ト1をスタッカ30内から選択して搬出させることがで
きるので、蓄積性蛍光体シート1のサイズおよび/また
は種類に関わりなく、その効率的な循環再使用が可能と
なる。
予めスタッカ30内に種々のサイズおよび/または種類
の蓄積性蛍光体シート1を収納しておくためには、装置
の使用開始後しばらくはスタッカ30からの蓄積性蛍光
体シート1の取出しを行なわないで、スタッカ30内に
蓄積性蛍光体シート1を集めるようにしてもよいし、あ
るいは装置の使用開始前に予めスタッカ30内に種々の
サイズおよび/または種類の未使用の蓄積性蛍光体シー
ト1を収容しておいてもよい。なお、カセツテ保持部l
Oに装填されるカセツテ2に応じて所望のサイズおよび
/または種類の蓄積性蛍光体シート1をスタッカ30か
ら取り出すためには、スタッカ30の各トレー103に
それぞれ収容されている蓄積性蛍光体シート1のサイズ
および/または種類を記憶し、カセツテ保持部10に装
填されたカセツテ2に応じて所望のサイズおよび/また
は種類の蓄積性蛍光体シート1を選択して取り出す作業
を制御する制御手段が必要であり、本実施例の装置では
読取部20の上方に、上記制御を行なう制御部70が設
けられている。また、スタッカ30内の各トレー103
は、収納すべき蓄積性蛍光体シート1の大きさが予め決
められていてもよいし、蓄禎性蛍光体シート1の大きさ
にかかわらず順次読シートを収納するものであってもよ
い。
以上説明した通り本装置においては、消去部60におけ
る消去処理が迅速に行なわれるから、この消去処理のた
めにシート搬送が大きく律速されるることがない。した
がってスタッカ30は、トレー103を多数備える必要
がなく、比較的小型に形成されうる。
上記実施例の装置においては、シート集積部として、蓄
積性蛍光体シート1を1枚ずつ収容可能な複数のトレー
103を備えたスタッカ30が設けられているが、シー
ト集積部は複数の蓄積性蛍光体シート1を収容し、そこ
から所望のシートを選択して1枚ずつ取出し可能なもの
であれば、上記以外の構造のものが用いられてもよい。
例えば第6図に示す第2実施例装置のように、シート集
積部80として、それぞれ別個の大きさの蓄積性蛍光体
シート1を収容可能な、−例として3つのトレー81を
設けでもよい。なお、第6図において第1図と同じ要素
には同一の番号を付し、それらについての説明は省略す
る(以下、同様)。この第6図の装置において、シート
搬送手段50はシート集積部80の近傍に、各トレー8
1のいずれか1つに選択的に隣接するように図中矢印H
方向に移動する移動搬送部5Bを有し、この移動搬送部
5Bにより、読取部20を通過した蓄積性蛍光体シート
1をその大きさに応じて所定のトレー8Lに搬入する。
一方、上記第6図に示すように、撮影済の蓄積性蛍光体
シート1が取り出されるカセツテ2と、シート集積部8
0から搬出された消去済の蓄積性蛍光体シート1が搬入
される空状態のカセツテ2′とは別のものであってもよ
い。その場合カセツテ保持部10は、これら第1のカセ
ツテ2、第2のカセツテ2′をともに着脱自在に保持す
るものとされる。またシート集積部80の各トレー81
の近くには、トレー81内に収容された蓄積性蛍光体シ
ート1を1枚ずつ吸着して近傍のシート搬送手段50に
渡す吸着手段82が設けられており、シート集積部80
からは、消去済の蓄積性蛍光体シート1が搬入されるべ
きカセツテ2′のサイズおよび/または種類に応じた蓄
積性蛍光体シート1が取り出されこの第2実施例の装置
においては、読取部20での放射線画像情報読取りに要
する時間が、第1のカセツテ2からのシート取出しに要
する時間と同等あるいはそれ以下となるように構成され
る。それによりこの場合も、読取部20の前に特にシー
ト集積部を設けなくても問題は無く、そして消去部60
は1つで済むことになり、装置の構成が簡素化される。
なおこの場合は、蓄積性蛍光体シート1が取り出された
第1のカセツテ2を、シート搬入用の第2のカセツテ2
′ としてセットし直す必要が有る。
第1図の装置はこのような作業を必要としないので、よ
り好ましいと言える。
次に、第7図を参照して本発明の第3実施例について説
明する。この第3実施例装置は第1実施例装置と同様、
カセツテ保持部IOには1つのカセツテ2Aのみが装填
され、該カセツテ2Aから蓄積性蛍光体シート1が取り
出された後、このカセツテ2Aに消去処理後のシート1
が収納されるようになっている。
この第3実施例装置においては、全面的に開閉する大き
な蓋部2mを有する一般的なカセツテ2Aが使用可能と
なっている。すなわち、蓄積性蛍光体シート1を収納し
たこのカセツテ2Aがカセツテ保持部10に装填される
と、矢印Q方向に移動する吸着手段82が蓋部2mを吸
着して上方に移動し、カセツテ2Aが開けられる。次い
で別の吸着手段82が蓄積性蛍光体シート1を吸着して
移動し、このシート1をシート搬送手段50に送り込む
またこの実施例においてスタッカ30Aは、トレー10
3が上下方向に並ぶように配置され、図示しない駆動手
段により上下方向に移動して、蓄積性蛍光体シート1を
受け入れ、あるいは送り出すトレー103を所定の位置
に設定するように構成されている。そしてシート送出し
位置の側方には、左右方向に移動するシート押出し手段
200が配設されている。このシート押出し手段200
は、所定のトレー103がシート送出し位置に配される
と、図中左方向に移動して蓄積性蛍光体シート1を押し
出し、このシート1をシート搬送手段50に供給する。
またこの実施例の読取部20においては、蓄積性蛍光体
シート1の記録領域全幅に亘って(つまり第7図の紙面
と直角な方向に)延びる長い受光面を有する長尺フォト
マルチプライヤ−22eが用いられている。この長尺フ
ォトマルチプライヤ−22eの細長い受光面には、同様
に細長い形状の光ガイド22fを介して前述の輝尽発光
光が導かれるようになっている。なおこのような長尺フ
ォトマルチプライヤ−22eについては、例えば特開昭
62−16666号公報等に詳しい記載がなされている
ここで、本発明の別の実施例として、基本的な構成は前
記第1図の装置と同様とした上で、読取部20での画像
情報読取りに要する時間と、消去部60における消去処
理に要する時間が各々、カセツテ保持部10におけるカ
セツテ2からの蓄積性蛍光体シート1の取出し開始から
、カセツテ2へのシート収納の完了までに要する装置上
規定された最短時間よりも短いか、あるいは同等となる
ように構成した装置を得ることもできる。
そうであれば、この場合も、次々とカセツテ保持部lO
にカセツテ2を装填して蓄積性蛍光体シート1を読取処
理にかけても、カセツテ保持部IOと読取部20との間
で蓄積性蛍光体シート1が渋滞するようなことはない。
また、消去処理を行ないながら蓄積性蛍光体シート1を
カセツテ保持部10に送っても、該保持部IOにおいて
カセツテ2を長時間待たせるようなことなく、シート1
の収納を行なうことができる。
また、本発明のさらに別の実施例として、基本的な構成
は前記第6図の装置と同様とした上で、読取部20での
放射線画像情報読取りに要する時間が、第1のカセツテ
2からのシート取出し開始から、その第1のカセツテ2
を別のカセツテ2に交換後、この新たな第1のカセツテ
2からのシート取出し開始までに要する装置上規定され
た1サイクル時間の最小値と同等あるいはそれ以下とな
るように構成した装置を得ることもできる。
そうであれば、この場合も、読取部20の前に特にシー
ト集積部を設けなくても問題は無く、そして消去部60
は1つで済むことになり、装置の構成が簡素化される。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明の放射線画像情報読
取装置は、蓄積性蛍光体シートを複数枚保持するシート
集積部と、蓄積性蛍光体シートに残存している放射線エ
ネルギーを放出させる消去部はそれぞれ1つだけ設けた
構成となっているので、このようなシート集積部と消去
部とを各々2つ備えた従来装置に比べれば、大幅な小型
軽量化、さらにはコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例による放射線画像情報読取
装置を示す概略側面図、 第2図は上記装置のシート集積部であるスタッカの構造
を示す斜視図、 第3図は上記スタッカのトレーの、蓄積性蛍光体シート
搬入時の状態を示す側面図、 第4図は上記スタッカの案内部材の機能を説明する概略
図、 第5図は上記スタッカから蓄積性蛍光体シートを取り出
す取出し機構を示す斜視図、 第6図および第7図はそれぞれ、本発明の第2実施例お
よび第3実施例による放射線画像情報読取装置を示す概
略側面図である。 1・・・蓄積性蛍光体シート 2.2’ 、2A・・・カセツテ 3・・・消去用光源     10・・・カセツテ保持
部20・・・読 取 部     30.30A・・・
スタッカ50・・・シート搬送手段   60・・・消
 去 部第 図 第 図 第 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射線画像
    情報の読取りを行なう読取部、 前記シートを収容可能なカセッテを1つ着脱自在に保持
    し、該カセッテに収納された前記シートを取り出すこと
    の可能なカセッテ保持部、 前記シートを複数枚保持可能であり、前記読取りの終了
    した前記シートを受容し、保持している前記シートを1
    枚ずつ選択して搬出するシート集積部、および、 該シート集積部から搬出された前記シートに消去用光源
    による光照射を行なって、このシートに残存している放
    射線エネルギーを放出させる消去処理を行なう消去部を
    備え、 放射線画像情報読取りに要する時間と消去処理に要する
    時間が各々、カセッテからの蓄積性蛍光体シート取出し
    およびそこへのシート収納に要する時間と同等あるいは
    それ以下となるように構成された上で、 前記カセッテ保持部に保持されたカセッテから取り出さ
    れたシートを受け取って前記読取部に搬送し、続いて該
    シートを前記シート集積部に搬入するとともに、このシ
    ート集積部から搬出された前記シートを前記消去部を経
    て、前記カセッテ保持部内に保持されたカセッテ内に搬
    入するシート搬送手段が設けられたことを特徴とする放
    射線画像情報読取装置。
  2. (2)蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射線画像
    情報の読取りを行なう読取部、 前記シートを収容可能なカセッテを1つ着脱自在に保持
    し、該カセッテに収納された前記シートを取り出すこと
    の可能なカセッテ保持部、 前記シートを複数枚保持可能であり、前記読取りの終了
    した前記シートを受容し、保持している前記シートを1
    枚ずつ選択して搬出するシート集積部、および、 該シート集積部から搬出された前記シートに消去用光源
    による光照射を行なって、このシートに残存している放
    射線エネルギーを放出させる消去処理を行なう消去部を
    備え、 放射線画像情報読取りに要する時間と消去処理に要する
    時間が各々、カセッテからの蓄積性蛍光体シート取出し
    開始からそこへの新たなシート収納の完了までに要する
    装置上規定された最短時間と同等あるいはそれ以下とな
    るように構成された上で、 前記カセッテ保持部に保持されたカセッテから取り出さ
    れたシートを受け取って前記読取部に搬送し、続いて該
    シートを前記シート集積部に搬入するとともに、このシ
    ート集積部から搬出された前記シートを前記消去部を経
    て、前記カセッテ保持部内に保持されたカセッテ内に搬
    入するシート搬送手段が設けられたことを特徴とする放
    射線画像情報読取装置。
  3. (3)蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射線画像
    情報の読取りを行なう読取部、 前記シートを収容した第1のカセッテと、このシートを
    収容可能な空状態の第2のカセッテとを着脱自在に保持
    し、第1のカセッテに収納された前記シートを取り出す
    ことの可能なカセッテ保持部、 前記シートを複数枚保持可能であり、前記読取りの終了
    した前記シートを受容し、保持している前記シートを1
    枚ずつ選択して搬出するシート集積部、および、 該シート集積部から搬出された前記シートに消去用光源
    による光照射を行なって、このシートに残存している放
    射線エネルギーを放出させる消去処理を行なう消去部を
    備え、 放射線画像情報読取りに要する時間が、第1のカセッテ
    からの蓄積性蛍光体シート取出しに要する時間と同等あ
    るいはそれ以下となるように構成された上で、 前記カセッテ保持部に保持された第1のカセッテから取
    り出されたシートを受け取って前記読取部に搬送し、続
    いて該シートを前記シート集積部に搬入するとともに、
    このシート集積部から搬出された前記シートを前記消去
    部を経て、前記カセッテ保持部内に保持された第2のカ
    セッテ内に搬入するシート搬送手段が設けられたことを
    特徴とする放射線画像情報読取装置。
  4. (4)蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射線画像
    情報の読取りを行なう読取部、 前記シートを収容した第1のカセッテと、このシートを
    収容可能な空状態の第2のカセッテとを着脱自在に保持
    し、第1のカセッテに収納された前記シートを取り出す
    ことの可能なカセッテ保持部、 前記シートを複数枚保持可能であり、前記読取りの終了
    した前記シートを受容し、保持している前記シートを1
    枚ずつ選択して搬出するシート集積部、および、 該シート集積部から搬出された前記シートに消去用光源
    による光照射を行なって、このシートに残存している放
    射線エネルギーを放出させる消去処理を行なう消去部を
    備え、 放射線画像情報読取りに要する時間が、第1のカセッテ
    からの蓄積性蛍光体シート取出し開始から、その第1の
    カセッテを別のカセッテに交換後、この新たな第1のカ
    セッテからの蓄積性蛍光体シート取出し開始までに要す
    る装置上規定された1サイクル時間の最小値と同等ある
    いはそれ以下となるように構成された上で、 前記カセッテ保持部に保持された第1のカセッテから取
    り出されたシートを受け取って前記読取部に搬送し、続
    いて該シートを前記シート集積部に搬入するとともに、
    このシート集積部から搬出された前記シートを前記消去
    部を経て、前記カセッテ保持部内に保持された第2のカ
    セッテ内に搬入するシート搬送手段が設けられたことを
    特徴とする放射線画像情報読取装置。
JP2177135A 1989-07-14 1990-07-04 放射線画像情報読取装置 Pending JPH03129337A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18219089 1989-07-14
JP1-182190 1989-07-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03129337A true JPH03129337A (ja) 1991-06-03

Family

ID=16113912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2177135A Pending JPH03129337A (ja) 1989-07-14 1990-07-04 放射線画像情報読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03129337A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650060U (ja) * 1992-12-10 1994-07-08 大日本スクリーン製造株式会社 感光材料の収納・供給・回収装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62178946A (ja) * 1986-02-03 1987-08-06 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像情報読取装置
JPS6476043A (en) * 1987-09-17 1989-03-22 Fuji Photo Film Co Ltd Radiographic information reader

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62178946A (ja) * 1986-02-03 1987-08-06 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像情報読取装置
JPS6476043A (en) * 1987-09-17 1989-03-22 Fuji Photo Film Co Ltd Radiographic information reader

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650060U (ja) * 1992-12-10 1994-07-08 大日本スクリーン製造株式会社 感光材料の収納・供給・回収装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4900926A (en) Radiation image read-out apparatus
US4777365A (en) Radiation image read-out apparatus
JPH0687118B2 (ja) 放射線画像情報記録読取装置
US4761554A (en) Radiation image read-out apparatus
JPH0670702B2 (ja) 放射線画像情報読取装置
EP0219836A2 (en) Radiation image read-out apparatus
JPH0690408B2 (ja) 放射線画像情報読取装置
JPH03129337A (ja) 放射線画像情報読取装置
JPH0644130B2 (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JPS63235930A (ja) 放射線画像情報読取装置
JPS6290642A (ja) 放射線画像情報読取装置
JPS62178946A (ja) 放射線画像情報読取装置
JPS62183448A (ja) 放射線像変換パネルの収容・供給装置
JPS62175380A (ja) 蓄積性蛍光体シ−ト用スタツカ
JPH0685050B2 (ja) 放射線画像情報読取装置
JPH0194334A (ja) 放射線画像情報読取装置
JPS6317442A (ja) 放射線画像情報読取装置
JPH0685049B2 (ja) 放射線画像情報読取装置
JPH0712995Y2 (ja) 蓄積性蛍光体シート用スタッカ
JP2582564B2 (ja) 蓄積性蛍光体シ−ト用スタツカ
JPS63259542A (ja) 放射線画像情報読取装置
CA1257713A (en) Radiation image read-out apparatus
JPH01237642A (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JPH0745296B2 (ja) 蓄積性蛍光体シ−ト用スタツカ
JPS63235223A (ja) 蓄積性蛍光体シ−ト用スタツカ