JPH0685050B2 - 放射線画像情報読取装置 - Google Patents
放射線画像情報読取装置Info
- Publication number
- JPH0685050B2 JPH0685050B2 JP2735386A JP2735386A JPH0685050B2 JP H0685050 B2 JPH0685050 B2 JP H0685050B2 JP 2735386 A JP2735386 A JP 2735386A JP 2735386 A JP2735386 A JP 2735386A JP H0685050 B2 JPH0685050 B2 JP H0685050B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- erasing
- cassette
- stacker
- reading
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は、放射線画像情報記録再生システムにおいて用
いられる放射線画像情報読取装置に関し、特に詳細には
読取部と消去部とを一体的に組み合わせてなる放射線画
像情報読取装置に関するものである。
いられる放射線画像情報読取装置に関し、特に詳細には
読取部と消去部とを一体的に組み合わせてなる放射線画
像情報読取装置に関するものである。
(発明の技術的背景及び先行技術) ある種の蛍光体に放射線(X線,α線,β線,γ線,電
子線,紫外線等)を照射すると、この放射線エネルギー
の一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光体に可視光等の
励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに応じて蛍
光体が輝尽発光を示すことが知られており、このような
性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)と呼
ばれる。
子線,紫外線等)を照射すると、この放射線エネルギー
の一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光体に可視光等の
励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに応じて蛍
光体が輝尽発光を示すことが知られており、このような
性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)と呼
ばれる。
この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射線
画像情報を一旦シート状の蓄積性蛍光体に記録し、この
蓄積性蛍光体シート(以下、単にシートと称する)をレ
ーザ光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得
られた輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を得、
この画像信号に基づき被写体の放射線画像を写真感光材
料等の記録材料、CRT等に可視像として出力させる放射
線画像情報記録再生システムが本出願人によりすでに提
案されている。(特開昭55-12429号,同56-11395号,同
55-163472号,同56-104645号,同55-116340号など。) 上記システムにおける蓄積性蛍光体シートは、放射線画
像情報を蓄積記録すると共にその記録された画像情報を
上記励起光走査によって読み取るまでの間一時的に担持
するものであり、従って画像情報の読み取りが終了した
後は、該シートに残存している画像情報を消去してその
シートを再使用することが望ましい。
画像情報を一旦シート状の蓄積性蛍光体に記録し、この
蓄積性蛍光体シート(以下、単にシートと称する)をレ
ーザ光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得
られた輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を得、
この画像信号に基づき被写体の放射線画像を写真感光材
料等の記録材料、CRT等に可視像として出力させる放射
線画像情報記録再生システムが本出願人によりすでに提
案されている。(特開昭55-12429号,同56-11395号,同
55-163472号,同56-104645号,同55-116340号など。) 上記システムにおける蓄積性蛍光体シートは、放射線画
像情報を蓄積記録すると共にその記録された画像情報を
上記励起光走査によって読み取るまでの間一時的に担持
するものであり、従って画像情報の読み取りが終了した
後は、該シートに残存している画像情報を消去してその
シートを再使用することが望ましい。
このような要請に基づいて、シートに記録された画像情
報の読取りを行なう読取部と、シートに残存している画
像情報の消去を行なう消去部を備えてなる放射線画像情
報読取装置が提案されている。
報の読取りを行なう読取部と、シートに残存している画
像情報の消去を行なう消去部を備えてなる放射線画像情
報読取装置が提案されている。
上記放射線画像情報読取装置においては、外部の撮影装
置において撮影を終了した蓄積性蛍光体シートを収容し
てなるカセッテがカセッテ保持部に装填され、上記カセ
ッテから蓄積性蛍光体シートを取り出して読取部に送
り、画像情報の読取りを行なうとともに、読取りの終了
したシートをさらに消去部に送ってシートに残存してい
る画像情報を消去するようになっている。消去の終了し
たシートは読取装置外に取り出されて再び画像情報の記
録を行なうことの可能な状態のものであるが、これらの
消去済のシートは一旦読取装置内にある集積トレー内に
集積され、シートの集積されたトレー全体が装置外に取
り出されるのが一般的である。集積トレー内に集積され
たシートは新たな撮影を行なう際には、前述のようにカ
セッテに収容されている必要があるので、撮影に先立っ
てカセッテ内に1枚ずつローディングされる必要があ
る。このローディングは専用のローダーもしくは手作業
により行なわれるが、専用のローダーを用いた場合には
システム全体のコストが上昇してしまい、また手作業に
よるローディングを行なう場合には、蓄積性蛍光体シー
トに直接手で触れることになるので、シートの取扱い上
好ましくないという不都合がある。
置において撮影を終了した蓄積性蛍光体シートを収容し
てなるカセッテがカセッテ保持部に装填され、上記カセ
ッテから蓄積性蛍光体シートを取り出して読取部に送
り、画像情報の読取りを行なうとともに、読取りの終了
したシートをさらに消去部に送ってシートに残存してい
る画像情報を消去するようになっている。消去の終了し
たシートは読取装置外に取り出されて再び画像情報の記
録を行なうことの可能な状態のものであるが、これらの
消去済のシートは一旦読取装置内にある集積トレー内に
集積され、シートの集積されたトレー全体が装置外に取
り出されるのが一般的である。集積トレー内に集積され
たシートは新たな撮影を行なう際には、前述のようにカ
セッテに収容されている必要があるので、撮影に先立っ
てカセッテ内に1枚ずつローディングされる必要があ
る。このローディングは専用のローダーもしくは手作業
により行なわれるが、専用のローダーを用いた場合には
システム全体のコストが上昇してしまい、また手作業に
よるローディングを行なう場合には、蓄積性蛍光体シー
トに直接手で触れることになるので、シートの取扱い上
好ましくないという不都合がある。
そこで、カセッテから取り出されたシートを読取部およ
び消去部に送って読取りおよび消去を行なった後、装置
内において再びカセッテ内に搬入してローディングを行
なう必要を無くすことも考えられる。しかしながら、こ
の場合には、装置内において1枚のシートが読取り,消
去終了後、再びカセッテ内に戻されるまで、このシート
が装置を専有してしまうことになるので装置の処理能力
が著しく低下するという問題がある。
び消去部に送って読取りおよび消去を行なった後、装置
内において再びカセッテ内に搬入してローディングを行
なう必要を無くすことも考えられる。しかしながら、こ
の場合には、装置内において1枚のシートが読取り,消
去終了後、再びカセッテ内に戻されるまで、このシート
が装置を専有してしまうことになるので装置の処理能力
が著しく低下するという問題がある。
一方、前記消去部においては、外部の撮影装置における
撮影時に蓄積性蛍光体に蓄積された放射線エネルギーの
うち、前記読取部における読取り終了後もシートに残存
する残存放射線エネルギーを、次回の撮影時のノイズと
ならない程度にまで放出させる必要がある。この残存放
射線エネルギーのレベルは撮影時の条件等に応じてシー
ト毎に異なったものとなっており、消去部においてはシ
ートに応じた消去を行ない、残存放射線エネルギーの高
いシートについても十分な消去を行なうようにしなくて
はならない。このため、残存放射線エネルギーのレベル
が高いシートについては、消去部においてシートの単位
面積当たりへの消去エネルギーを与える量を増加させる
必要がある。シートの単位面積当たりへの消去エネルギ
ー量を増加させるためには光消去を行う場合には消去光
源の照射パワーを増大させる、消去部におけるシート搬
送速度を低下させるといった方法が考えられるが、前者
は消去光源の調整が面倒であって現実的ではなく、後者
の場合にはシートの処理速度が低下してしまうので、シ
ートの能率的な処理が行なえなくなり好ましくないとい
う問題がある。
撮影時に蓄積性蛍光体に蓄積された放射線エネルギーの
うち、前記読取部における読取り終了後もシートに残存
する残存放射線エネルギーを、次回の撮影時のノイズと
ならない程度にまで放出させる必要がある。この残存放
射線エネルギーのレベルは撮影時の条件等に応じてシー
ト毎に異なったものとなっており、消去部においてはシ
ートに応じた消去を行ない、残存放射線エネルギーの高
いシートについても十分な消去を行なうようにしなくて
はならない。このため、残存放射線エネルギーのレベル
が高いシートについては、消去部においてシートの単位
面積当たりへの消去エネルギーを与える量を増加させる
必要がある。シートの単位面積当たりへの消去エネルギ
ー量を増加させるためには光消去を行う場合には消去光
源の照射パワーを増大させる、消去部におけるシート搬
送速度を低下させるといった方法が考えられるが、前者
は消去光源の調整が面倒であって現実的ではなく、後者
の場合にはシートの処理速度が低下してしまうので、シ
ートの能率的な処理が行なえなくなり好ましくないとい
う問題がある。
(発明の目的) 本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたものであ
り、画像情報の読取りと消去を同一装置内において行な
い、またカセッテ内から取り出されたシートを読取り,
消去終了後、装置内において再びカセッテ内に戻す装置
において、撮影済のシートが取り出されたカセッテ内に
速やかに消去済のシートを搬入してシートを効率的に循
環再使用するとともに、シートに応じた十分な消去を、
シートの処理効率を低下させることなく行なうことので
きる機構を備えた放射線画像情報読取装置を提供するこ
とを目的とするものである。
り、画像情報の読取りと消去を同一装置内において行な
い、またカセッテ内から取り出されたシートを読取り,
消去終了後、装置内において再びカセッテ内に戻す装置
において、撮影済のシートが取り出されたカセッテ内に
速やかに消去済のシートを搬入してシートを効率的に循
環再使用するとともに、シートに応じた十分な消去を、
シートの処理効率を低下させることなく行なうことので
きる機構を備えた放射線画像情報読取装置を提供するこ
とを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明の放射線画像情報読取装置は、前述した読取部,
消去部とともに、蓄積性蛍光体シートを収容可能なカセ
ッテを着脱自在に保持し、該カセッテに収納された前記
シートを取り出すことの可能なカセッテ保持部、 前記シートを複数枚保持可能であり、前記消去部におい
て消去の終了した前記シートを受容し、保持している前
記シートを1枚ずつ選択して搬出することの可能なスタ
ッカ、および 前記カセッテ保持部の前記カセッテから取り出されたシ
ートを受けとって前記読取部および前記消去部に搬送
し、続いて該シートを前記スタッカに搬入するととも
に、前記スタッカから搬出された前記シートを前記カセ
ッテ保持部内に保持されたカセッテに搬入するシート搬
送手段からなり、 該シート搬送手段が、前記スタッカから搬出されたシー
トを前記消去部に搬送する消去用搬送部を有し、前記ス
タッカから搬出された前記シートを前記カセッテ保持部
と前記消去部のいずれか一方に振り分けて搬送すること
を特徴とするものである。
消去部とともに、蓄積性蛍光体シートを収容可能なカセ
ッテを着脱自在に保持し、該カセッテに収納された前記
シートを取り出すことの可能なカセッテ保持部、 前記シートを複数枚保持可能であり、前記消去部におい
て消去の終了した前記シートを受容し、保持している前
記シートを1枚ずつ選択して搬出することの可能なスタ
ッカ、および 前記カセッテ保持部の前記カセッテから取り出されたシ
ートを受けとって前記読取部および前記消去部に搬送
し、続いて該シートを前記スタッカに搬入するととも
に、前記スタッカから搬出された前記シートを前記カセ
ッテ保持部内に保持されたカセッテに搬入するシート搬
送手段からなり、 該シート搬送手段が、前記スタッカから搬出されたシー
トを前記消去部に搬送する消去用搬送部を有し、前記ス
タッカから搬出された前記シートを前記カセッテ保持部
と前記消去部のいずれか一方に振り分けて搬送すること
を特徴とするものである。
すなわち、本発明の装置は、前記カセッテ保持部に保持
されたカセッテから撮影済のシートが取り出されると、
前記スタッカに保持されているシートのうちの1枚が選
択されて搬出され、シート搬送手段によりカセッテ内に
搬入されることができるので、シートの搬入されたカセ
ッテは直ちにカセッテ保持部から取り出されて外部の撮
影装置に送り、新たな撮影を行なうことができる。従っ
て装置外においてシートのローディングを行なう必要が
なくなるとともに、効率的なシートの循環再使用が実現
される。また、カセッテ保持部に、種々の大きさのシー
トを保持したカセッテが装填される場合にも、予めスタ
ッカに種々の大きさのシートを保持せしめておき、カセ
ッテ保持部に保持されたカセッテに応じた大きさのシー
トを選択してカセッテ内に搬入することができるので、
シートの大きさが複数ある場合にも支障なくシートの循
環再使用の効率化を図ることができる。
されたカセッテから撮影済のシートが取り出されると、
前記スタッカに保持されているシートのうちの1枚が選
択されて搬出され、シート搬送手段によりカセッテ内に
搬入されることができるので、シートの搬入されたカセ
ッテは直ちにカセッテ保持部から取り出されて外部の撮
影装置に送り、新たな撮影を行なうことができる。従っ
て装置外においてシートのローディングを行なう必要が
なくなるとともに、効率的なシートの循環再使用が実現
される。また、カセッテ保持部に、種々の大きさのシー
トを保持したカセッテが装填される場合にも、予めスタ
ッカに種々の大きさのシートを保持せしめておき、カセ
ッテ保持部に保持されたカセッテに応じた大きさのシー
トを選択してカセッテ内に搬入することができるので、
シートの大きさが複数ある場合にも支障なくシートの循
環再使用の効率化を図ることができる。
さらに、本発明の装置は、消去部において消去の終了し
たシートはスタッカ内に一旦保持されるとともに、シー
ト搬送手段がスタッカから搬出されたシートを消去部に
搬送する消去用搬送部を有していることにより、読取り
終了後、シートに残存する放射線エネルギーの量の多少
にかかわらず、各シートを一定の速度で消去部を通過せ
しめてスタッカに搬入しておき、時間のある時に消去が
不十分なシートのみを取り出して消去用搬送部により再
び消去部に送って消去を再度行なうことができる。従っ
て本装置によれば、シート全体の処理速度を遅らせるこ
となくシートに残存する放射線エネルギー量に応じた十
分な消去を行なうことができる。
たシートはスタッカ内に一旦保持されるとともに、シー
ト搬送手段がスタッカから搬出されたシートを消去部に
搬送する消去用搬送部を有していることにより、読取り
終了後、シートに残存する放射線エネルギーの量の多少
にかかわらず、各シートを一定の速度で消去部を通過せ
しめてスタッカに搬入しておき、時間のある時に消去が
不十分なシートのみを取り出して消去用搬送部により再
び消去部に送って消去を再度行なうことができる。従っ
て本装置によれば、シート全体の処理速度を遅らせるこ
となくシートに残存する放射線エネルギー量に応じた十
分な消去を行なうことができる。
(実施態様) 以下、図面を参照して本発明の実施態様について説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施態様による放射線画像情報読取
装置の概要を示す側面概略図である。
装置の概要を示す側面概略図である。
本発明の読取装置は、蓄積性蛍光体シート(以下、単に
シートと称す)1を収容可能なカセッテ2を着脱自在に
保持するカセッテ保持部10、前記シートに蓄積記録され
た画像情報を読取る読取部20、読取り終了後シートに残
存する画像情報の消去を行なう消去部30を備えており、
図示しない外部の撮影装置において内部に保持したシー
ト1に撮影の行なわれたカセッテ2は前記カセッテ保持
部10に装填される。このカセッテ2はシートに放射線を
照射して画像情報の記録(撮影)を行なう際にシートが
外光により感光するのを防ぐために遮光性を有するもの
となっており、また上面の一部には図示のように開閉可
能な蓋部2aが形成されている。この蓋部2aは、カセッテ
2がカセッテ保持部10内に装填される際に閉じられてい
るが、カセッテ2の装填が終了すると図示のように上側
に開いて内部のシート1の端部を露出せしめる。カセッ
テ保持部10内に保持されたカセッテ2の先端近傍には矢
印B方向に移動可能な、シート取り出し手段である搬送
ローラ11が設けられている。カセッテ2の蓋部2aが開く
と、この搬送ローラ11は図中実線で示す位置に移動し、
シート1をカセッテ2の下側内壁面に押しつけつつ回転
し、シート1をカセッテ2外に取り出す。なお、シート
1は、カセッテ2内において、蓄積性蛍光体層の形成さ
れた表側の面が下側になるように保持されている。
シートと称す)1を収容可能なカセッテ2を着脱自在に
保持するカセッテ保持部10、前記シートに蓄積記録され
た画像情報を読取る読取部20、読取り終了後シートに残
存する画像情報の消去を行なう消去部30を備えており、
図示しない外部の撮影装置において内部に保持したシー
ト1に撮影の行なわれたカセッテ2は前記カセッテ保持
部10に装填される。このカセッテ2はシートに放射線を
照射して画像情報の記録(撮影)を行なう際にシートが
外光により感光するのを防ぐために遮光性を有するもの
となっており、また上面の一部には図示のように開閉可
能な蓋部2aが形成されている。この蓋部2aは、カセッテ
2がカセッテ保持部10内に装填される際に閉じられてい
るが、カセッテ2の装填が終了すると図示のように上側
に開いて内部のシート1の端部を露出せしめる。カセッ
テ保持部10内に保持されたカセッテ2の先端近傍には矢
印B方向に移動可能な、シート取り出し手段である搬送
ローラ11が設けられている。カセッテ2の蓋部2aが開く
と、この搬送ローラ11は図中実線で示す位置に移動し、
シート1をカセッテ2の下側内壁面に押しつけつつ回転
し、シート1をカセッテ2外に取り出す。なお、シート
1は、カセッテ2内において、蓄積性蛍光体層の形成さ
れた表側の面が下側になるように保持されている。
図示の読取装置には上記のようにカセッテ2内から取り
出されたシート1を受けとり、前記読取部20および消去
部30にこの順に搬送する、エンドレスベルト、ローラ、
ガイド板等からなるシート搬送手段50が設けられてお
り、前記搬送ローラ11により取り出されたシート1はシ
ート搬送手段50により矢印A1方向に送られる。シート1
の搬送方向には、シート搬送手段50の一部であり、図中
一点鎖線で示す第1の位置と図中実線で示す第2の位置
をとるように矢印C1方向に移動する第1の移動搬送部51
が設けられており、矢印A1方向に搬送されたシート1は
前記第1の位置にある移動搬送部51により矢印A2方向に
搬送される。矢印A2方向に搬送されたシート1の先端が
移動搬送部51の端部にあるローラ52に把持されると、移
動搬送部51は前記第2の位置に移動し、スイッチバック
によりシート1を矢印A3方向に搬送する。シート1はさ
らにシート搬送手段50により矢印A4方向に搬送され、搬
送路中に設けられた第1のスタッカ40に搬入される。
出されたシート1を受けとり、前記読取部20および消去
部30にこの順に搬送する、エンドレスベルト、ローラ、
ガイド板等からなるシート搬送手段50が設けられてお
り、前記搬送ローラ11により取り出されたシート1はシ
ート搬送手段50により矢印A1方向に送られる。シート1
の搬送方向には、シート搬送手段50の一部であり、図中
一点鎖線で示す第1の位置と図中実線で示す第2の位置
をとるように矢印C1方向に移動する第1の移動搬送部51
が設けられており、矢印A1方向に搬送されたシート1は
前記第1の位置にある移動搬送部51により矢印A2方向に
搬送される。矢印A2方向に搬送されたシート1の先端が
移動搬送部51の端部にあるローラ52に把持されると、移
動搬送部51は前記第2の位置に移動し、スイッチバック
によりシート1を矢印A3方向に搬送する。シート1はさ
らにシート搬送手段50により矢印A4方向に搬送され、搬
送路中に設けられた第1のスタッカ40に搬入される。
すなわち、本実施態様の装置において、シート搬送手段
50の前記カセッテ保持部10と読取部20の間には、シート
を1枚ずつ収容する複数のトレー41を有し、カセッテ保
持部10から搬出されたシート1を一時的に収容する第1
のスタッカ40が設けられている。この第1のスタッカ40
は後に詳述する第2のスタッカと同様の構造を有するも
のであり、前述のように矢印A4方向に送られるシート1
は矢印D方向に移動可能なスタッカ40の各トレー41に順
次搬入される。シート1が搬入されるトレー41はその上
端部が広げられ、シートの搬入が終了すると再び閉じら
れるようになっている。また、第1のスタッカ40からシ
ートを搬出する際には、スタッカが矢印D方向に移動
し、搬出されるシートを保持している所定のトレー41を
スタッカの下方に設けられている搬送ローラ53A,53Bの
上方に位置せしめ、トレー41の下端を開いてシート1を
前記搬送ローラ53A,53Bに渡す。シート1はさらにシー
ト搬送手段50により矢印A5方向に搬送されて読取部20内
に搬入される。
50の前記カセッテ保持部10と読取部20の間には、シート
を1枚ずつ収容する複数のトレー41を有し、カセッテ保
持部10から搬出されたシート1を一時的に収容する第1
のスタッカ40が設けられている。この第1のスタッカ40
は後に詳述する第2のスタッカと同様の構造を有するも
のであり、前述のように矢印A4方向に送られるシート1
は矢印D方向に移動可能なスタッカ40の各トレー41に順
次搬入される。シート1が搬入されるトレー41はその上
端部が広げられ、シートの搬入が終了すると再び閉じら
れるようになっている。また、第1のスタッカ40からシ
ートを搬出する際には、スタッカが矢印D方向に移動
し、搬出されるシートを保持している所定のトレー41を
スタッカの下方に設けられている搬送ローラ53A,53Bの
上方に位置せしめ、トレー41の下端を開いてシート1を
前記搬送ローラ53A,53Bに渡す。シート1はさらにシー
ト搬送手段50により矢印A5方向に搬送されて読取部20内
に搬入される。
読取部20は、画像情報が蓄積記録されたシート1をレー
ザビーム等の励起光21で走査し、その走査によって該シ
ート1から発せられる輝尽発光光をフォトマルチプライ
ヤー等の光電読取手段22で光電的に読み取って可視像出
力用の電気的な画像信号を得るものである。図中23は励
起光源、24はガルバノメータミラー等の光偏向器、26は
シート1から発せられた輝尽発光光を光電読取手段の光
ガイド22a(該光ガイド22aは輝尽発光光を全反射させな
がらフォトマルチプライヤー等の光検出器22bに導く役
目をする)に向けて反射させる反射ミラーである。
ザビーム等の励起光21で走査し、その走査によって該シ
ート1から発せられる輝尽発光光をフォトマルチプライ
ヤー等の光電読取手段22で光電的に読み取って可視像出
力用の電気的な画像信号を得るものである。図中23は励
起光源、24はガルバノメータミラー等の光偏向器、26は
シート1から発せられた輝尽発光光を光電読取手段の光
ガイド22a(該光ガイド22aは輝尽発光光を全反射させな
がらフォトマルチプライヤー等の光検出器22bに導く役
目をする)に向けて反射させる反射ミラーである。
読取部20に搬入されたシート1はシート搬送手段50によ
り矢印A6方向に搬送され、この搬送方向と略垂直に偏向
される励起光21によってシート全面が2次元的に走査さ
れて輝尽発光光が生ぜしめられ、この輝尽発光光が前記
光ガイド22aを介して光検出器22bにより検出されて画像
情報の読取りが行なわれる。
り矢印A6方向に搬送され、この搬送方向と略垂直に偏向
される励起光21によってシート全面が2次元的に走査さ
れて輝尽発光光が生ぜしめられ、この輝尽発光光が前記
光ガイド22aを介して光検出器22bにより検出されて画像
情報の読取りが行なわれる。
なお、放射線画像情報の読み取りにおいては、上記説明
した可視像出力用の画像信号を得る読み取り(本読み)
に先立って、予め上記シート1に蓄積記録されている放
射線画像情報の概略を読み取る先読みを行ない、この先
読みによって得られた画像情報に基づいて上記本読みを
行なう際の読取条件等を決定し、この読取条件に従って
前記本読みを行なう方法が知られている。
した可視像出力用の画像信号を得る読み取り(本読み)
に先立って、予め上記シート1に蓄積記録されている放
射線画像情報の概略を読み取る先読みを行ない、この先
読みによって得られた画像情報に基づいて上記本読みを
行なう際の読取条件等を決定し、この読取条件に従って
前記本読みを行なう方法が知られている。
この様な先読みを行なう方法としては、例えば上記本読
みに用いられる励起光のエネルギよりも低いエネルギの
励起光を用いてシート1を走査し、この走査によって発
せられる輝尽発光光を同じく光電読取手段によって読み
取る方法(例えば特開昭58-67240号公報参照)等が存在
する。
みに用いられる励起光のエネルギよりも低いエネルギの
励起光を用いてシート1を走査し、この走査によって発
せられる輝尽発光光を同じく光電読取手段によって読み
取る方法(例えば特開昭58-67240号公報参照)等が存在
する。
本発明における読取部は、上記本読みのみを行なう部分
の外、本読みと先読みの双方を行なう部分であっても良
い。例えばシート1を矢印A6方向に搬送してまず先読み
が行い、続いてシートをスイッチバックにより矢印A7方
向に逆送し、読取り開始位置に戻し、再び矢印A6方向に
搬送して本読みを行なうようにすればよい。なお、読取
部に配される各光学部材は上記のものに限られるもので
はなく、例えば光電読取手段として、主走査線に沿って
長尺のフォトマルチプライヤーを配し、導光性シート22
aを介することなく輝尽発光光の検出を行なってもよ
い。
の外、本読みと先読みの双方を行なう部分であっても良
い。例えばシート1を矢印A6方向に搬送してまず先読み
が行い、続いてシートをスイッチバックにより矢印A7方
向に逆送し、読取り開始位置に戻し、再び矢印A6方向に
搬送して本読みを行なうようにすればよい。なお、読取
部に配される各光学部材は上記のものに限られるもので
はなく、例えば光電読取手段として、主走査線に沿って
長尺のフォトマルチプライヤーを配し、導光性シート22
aを介することなく輝尽発光光の検出を行なってもよ
い。
上記読取部20における画像情報の読取りは比較的時間の
かかるものであるが、本実施態様の装置においては前述
のように第1のスタッカ40が設けられているので、1枚
のシートに対して読取りを行なっている間にも撮影の終
了したシート1を順次スタッカ40に搬入しておくことが
でき、極めて効率的にシート1の処理を行なうこともで
きる。また、スタッカ40に収容されたシート1のうち特
定のシートを優先的に読取部に送って読取りを行なうこ
とも可能である。なお、常に読取部20において1枚のシ
ートの読取りが終了してからカセッテ保持部10に新たな
シートを収容したカセッテ2が装填され、カセッテ2か
ら取り出されたシートが読取部20に送られる前に待機す
る必要のない場合には第1のスタッカ40は必ずしも設け
る必要はない。
かかるものであるが、本実施態様の装置においては前述
のように第1のスタッカ40が設けられているので、1枚
のシートに対して読取りを行なっている間にも撮影の終
了したシート1を順次スタッカ40に搬入しておくことが
でき、極めて効率的にシート1の処理を行なうこともで
きる。また、スタッカ40に収容されたシート1のうち特
定のシートを優先的に読取部に送って読取りを行なうこ
とも可能である。なお、常に読取部20において1枚のシ
ートの読取りが終了してからカセッテ保持部10に新たな
シートを収容したカセッテ2が装填され、カセッテ2か
ら取り出されたシートが読取部20に送られる前に待機す
る必要のない場合には第1のスタッカ40は必ずしも設け
る必要はない。
上記のように読取部20内において画像情報の読取りの終
了したシート1はシート搬送手段50により矢印A8〜A10
方向に搬送されて消去部30に向けて搬送される。
了したシート1はシート搬送手段50により矢印A8〜A10
方向に搬送されて消去部30に向けて搬送される。
消去部30は、上記読取終了後のシート1に残存している
放射線画像情報を消去する(蓄積性蛍光体に残存してい
る放射線エネルギーを放出させる)ためのものである。
即ち、シート1に蓄積記録された放射線画像情報は、読
取後その一部が未だシートに残存しており、このシート
1を再使用するためにこの残存画像情報の消去が1次消
去部30において行なわれる。消去部30には、蛍光灯,タ
ングステンランプ,ナトリウムランプ,クセノンラン
プ,ヨウ素ランプ等の消去用光源3が設けられ、シート
1は矢印A11方向に搬送されつつこれらの消去用光源31
による光照射を受けてシート上の残存放射線エネルギー
の放出が行なわれる。
放射線画像情報を消去する(蓄積性蛍光体に残存してい
る放射線エネルギーを放出させる)ためのものである。
即ち、シート1に蓄積記録された放射線画像情報は、読
取後その一部が未だシートに残存しており、このシート
1を再使用するためにこの残存画像情報の消去が1次消
去部30において行なわれる。消去部30には、蛍光灯,タ
ングステンランプ,ナトリウムランプ,クセノンラン
プ,ヨウ素ランプ等の消去用光源3が設けられ、シート
1は矢印A11方向に搬送されつつこれらの消去用光源31
による光照射を受けてシート上の残存放射線エネルギー
の放出が行なわれる。
なお、消去部30におけるシート1の消去方法としては上
述した光照射に限られるものではなく、加熱あるいは光
照射と加熱の併用による消去等の方法を用いることもで
きる。
述した光照射に限られるものではなく、加熱あるいは光
照射と加熱の併用による消去等の方法を用いることもで
きる。
この消去部30には、撮影条件等により、読取り終了後の
残存放射線エネルギーのレベルが異なったシートが搬送
されてくる場合があるが、この消去部30において、すべ
てのシートは、シート搬送手段50により一定の速度で搬
送される。従って残存放射線エネルギーのレベルが比較
的低いシートついては十分な消去が行なわれるが、残存
放射線エネルギーのレベルの比較的高いシートについて
は一部の放射線エネルギーが残存したまま消去部30から
搬出される。
残存放射線エネルギーのレベルが異なったシートが搬送
されてくる場合があるが、この消去部30において、すべ
てのシートは、シート搬送手段50により一定の速度で搬
送される。従って残存放射線エネルギーのレベルが比較
的低いシートついては十分な消去が行なわれるが、残存
放射線エネルギーのレベルの比較的高いシートについて
は一部の放射線エネルギーが残存したまま消去部30から
搬出される。
上記のように消去部30において消去の終了したシート1
は矢印A12〜A14方向に搬送され、搬送方向に設けられた
第2のスタッカ100に搬入される。第2のスタッカ100は
前述した第1のスタッカと同様の構造を有するものであ
り、複数のトレー103を備え、矢印E方向に移動してシ
ート1をトレー103のいずれか1つに受容するものであ
る。前記第2のスタッカ100にはこのシート1の搬入前
に既に複数のシートが保持されている。以下、第1図以
下の図面を参照して第2のスタッカ100の構造の詳細お
よび機能について説明する。
は矢印A12〜A14方向に搬送され、搬送方向に設けられた
第2のスタッカ100に搬入される。第2のスタッカ100は
前述した第1のスタッカと同様の構造を有するものであ
り、複数のトレー103を備え、矢印E方向に移動してシ
ート1をトレー103のいずれか1つに受容するものであ
る。前記第2のスタッカ100にはこのシート1の搬入前
に既に複数のシートが保持されている。以下、第1図以
下の図面を参照して第2のスタッカ100の構造の詳細お
よび機能について説明する。
第2図に示すように、第2のスタッカ100には、4つの
側壁からなる筐体102内に、それぞれ1枚ずつシート1
を保持可能な複数のトレー103が互いに等しい間隔をあ
けて平行に保持されており、各トレー103はそれぞれ斜
め上方を向いて傾けられている。トレー103はそれぞれ
支持板103Aと支持板103Aと略垂直な底板103Bとからなっ
ており、支持板103Aと底板103Bとにより形成される空間
により前記シート収容部101が形成されている。なお、
この支持板103Aは後に詳述するように案内部材110によ
りトレーの間隔を広げられるように上方に行くにしたが
って幅が狭くなるよう右端部が傾斜している。これらの
トレー103を保持してなる筐体102は、筐体102の一側壁
に設けられたラック104にピニオン105が係合し、ピニオ
ン105がモータ106により駆動されて回転せしめられるこ
とにより、下端に取り付けられた車輪107がレール108上
を移動して矢印D方向に移動する。第1図に示す各トレ
ー103の位置は筐体102が最も右側に寄った際の位置であ
り、各トレー103は前記筐体102に収容されて図中一点鎖
線で示す位置まで動きうるようになっている。上記のよ
うに筐体102が矢印E方向に移動することにより、第1
図および第2図に示す、シート1をスタッカ100に搬入
する搬入ローラ54A,54Bの下方に位置するトレー103が入
れかわり、搬入ローラ54A,54Bは搬入ローラ54A,54Bの下
方に位置するトレー103内にシート1を搬入する。シー
ト1は搬入ローラ53A,53Bを離れると、第3図に示すよ
うにトレー103の支持板103Aに沿って落下してトレー103
内に受容され、トレー103の底板103B上にはシート1が
落下した際の衝撃を柔らげるクッション材109が貼付さ
れている。また、シート1を受け入れるトレー103は、
シート1の搬入を容易にするために第3図に示すように
隣接するトレー103との間隔を広げるように傾きを変せ
しめられる。このトレー103の変位を行なうために、前
記筐体102の側方には、案内部材110が設けられている。
この案内部材110は上方に向かって徐々に厚みの増すく
さび形となり、また、下端部には面取り110aがされてい
て、シート1を受容するトレー103の支持板103Aの傾斜
した右端部に当接しシート収容部101内に挿入されてシ
ート収容部101を広げるようになっている。またトレー1
03内には種々の大きさのシートが搬入され得るので、こ
の案内部材110は搬入されるシートの大きさに応じてト
レー103内におけるシートの位置決めも行なうものとな
っている。以下、第2図,第4図を参照して上記案内部
材110の駆動機構及びその作用について説明する。
側壁からなる筐体102内に、それぞれ1枚ずつシート1
を保持可能な複数のトレー103が互いに等しい間隔をあ
けて平行に保持されており、各トレー103はそれぞれ斜
め上方を向いて傾けられている。トレー103はそれぞれ
支持板103Aと支持板103Aと略垂直な底板103Bとからなっ
ており、支持板103Aと底板103Bとにより形成される空間
により前記シート収容部101が形成されている。なお、
この支持板103Aは後に詳述するように案内部材110によ
りトレーの間隔を広げられるように上方に行くにしたが
って幅が狭くなるよう右端部が傾斜している。これらの
トレー103を保持してなる筐体102は、筐体102の一側壁
に設けられたラック104にピニオン105が係合し、ピニオ
ン105がモータ106により駆動されて回転せしめられるこ
とにより、下端に取り付けられた車輪107がレール108上
を移動して矢印D方向に移動する。第1図に示す各トレ
ー103の位置は筐体102が最も右側に寄った際の位置であ
り、各トレー103は前記筐体102に収容されて図中一点鎖
線で示す位置まで動きうるようになっている。上記のよ
うに筐体102が矢印E方向に移動することにより、第1
図および第2図に示す、シート1をスタッカ100に搬入
する搬入ローラ54A,54Bの下方に位置するトレー103が入
れかわり、搬入ローラ54A,54Bは搬入ローラ54A,54Bの下
方に位置するトレー103内にシート1を搬入する。シー
ト1は搬入ローラ53A,53Bを離れると、第3図に示すよ
うにトレー103の支持板103Aに沿って落下してトレー103
内に受容され、トレー103の底板103B上にはシート1が
落下した際の衝撃を柔らげるクッション材109が貼付さ
れている。また、シート1を受け入れるトレー103は、
シート1の搬入を容易にするために第3図に示すように
隣接するトレー103との間隔を広げるように傾きを変せ
しめられる。このトレー103の変位を行なうために、前
記筐体102の側方には、案内部材110が設けられている。
この案内部材110は上方に向かって徐々に厚みの増すく
さび形となり、また、下端部には面取り110aがされてい
て、シート1を受容するトレー103の支持板103Aの傾斜
した右端部に当接しシート収容部101内に挿入されてシ
ート収容部101を広げるようになっている。またトレー1
03内には種々の大きさのシートが搬入され得るので、こ
の案内部材110は搬入されるシートの大きさに応じてト
レー103内におけるシートの位置決めも行なうものとな
っている。以下、第2図,第4図を参照して上記案内部
材110の駆動機構及びその作用について説明する。
第4図はトレー103および案内部材110を、前記筐体102
の移動方向である矢印E方向と平行な方向から見た概略
図である。
の移動方向である矢印E方向と平行な方向から見た概略
図である。
案内部材110はその支持部材110b上部に、中央部112aに
て回動自在に支持され、一端に設けられた長孔112bが回
転板111に設けられたピン111aに係合している揺動アー
ム112の他端112cが取り付けられており、その支持部材1
10bの下部に一端113aにて回動自在に支持されたリンク
部材113の他端113bが取り付けられている。前記回転板1
11はモータ等の図示しない駆動手段により矢印F方向に
回転せしめられるものであり、前記筐体102が前述のよ
うに移動する場合には第4図(a)に示すようにトレー
103上から退却した位置にある。次に筐体102がシート1
の搬入位置に停止し、案内部材110の側方にシート1の
搬入されるトレー103が位置せしめられると回転板111は
反時計回り方向(矢印F方向)に所定角度回転し、案内
部材110はトレー103を押圧してシート収容部101を広げ
つつ第4図(b)で示す位置に至る。第4図(b)で示
す位置において前記案内部材110は、トレー103を押圧し
て隣接するトレーとの間隔を広げ、シート1の搬入を容
易にするとともに搬入されるシート1の位置規制を行な
う。すなわち、案内部材110の側面110cは搬入されるシ
ート1の大きさに応じてシート1の側縁に接してシート
1の幅方向の位置を規制するものであり、シート1のサ
イズが比較的大きい場合には案内部材110は第4図
(b)に示す位置に停止せしめられるが、搬入されるシ
ート1のサイズが比較的小さい場合には、第4図(c)
に示すようにトレー103の内方に更に深く入って停止す
る。このように案内部材110により隣接するトレーとの
間隔を広げられたトレー103内にはシート1が搬入さ
れ、搬入されるシート1は案内部材の側面110cに沿って
トレー103内に導かれ、搬入と同時にその位置規制も行
なわれる。
て回動自在に支持され、一端に設けられた長孔112bが回
転板111に設けられたピン111aに係合している揺動アー
ム112の他端112cが取り付けられており、その支持部材1
10bの下部に一端113aにて回動自在に支持されたリンク
部材113の他端113bが取り付けられている。前記回転板1
11はモータ等の図示しない駆動手段により矢印F方向に
回転せしめられるものであり、前記筐体102が前述のよ
うに移動する場合には第4図(a)に示すようにトレー
103上から退却した位置にある。次に筐体102がシート1
の搬入位置に停止し、案内部材110の側方にシート1の
搬入されるトレー103が位置せしめられると回転板111は
反時計回り方向(矢印F方向)に所定角度回転し、案内
部材110はトレー103を押圧してシート収容部101を広げ
つつ第4図(b)で示す位置に至る。第4図(b)で示
す位置において前記案内部材110は、トレー103を押圧し
て隣接するトレーとの間隔を広げ、シート1の搬入を容
易にするとともに搬入されるシート1の位置規制を行な
う。すなわち、案内部材110の側面110cは搬入されるシ
ート1の大きさに応じてシート1の側縁に接してシート
1の幅方向の位置を規制するものであり、シート1のサ
イズが比較的大きい場合には案内部材110は第4図
(b)に示す位置に停止せしめられるが、搬入されるシ
ート1のサイズが比較的小さい場合には、第4図(c)
に示すようにトレー103の内方に更に深く入って停止す
る。このように案内部材110により隣接するトレーとの
間隔を広げられたトレー103内にはシート1が搬入さ
れ、搬入されるシート1は案内部材の側面110cに沿って
トレー103内に導かれ、搬入と同時にその位置規制も行
なわれる。
上記のようにトレー103内にシート1が搬入されると案
内部材110は前記回転板111が時計回り方向に回動するこ
とにより、第4図(a)に示す位置に戻り、シート1の
搬入されたトレー103は再び隣接するトレー103と平行な
状態に戻る。
内部材110は前記回転板111が時計回り方向に回動するこ
とにより、第4図(a)に示す位置に戻り、シート1の
搬入されたトレー103は再び隣接するトレー103と平行な
状態に戻る。
消去の終了したシート1のスタッカ100への搬入は上述
したように行なわれるが、スタッカ100内の各トレー103
内に収容されたシートは1枚ずつ選択されてスタッカ10
0外に搬出され、前記カセッテ保持部10内に保持されて
いる空のカセッテ2内に搬送される。このカセッテ2内
へのシートの搬入は、スタッカ100内に収容されている
シートの中からカセッテ2に適したシートを選択して、
カセッテ2から前述したシートが取り出された後、直ち
に行なわれる。スタッカ100の下端には第1図に示すよ
うにスタッカ100から排出されるシート1を受けとって
スタッカ100外へ搬送する一対の搬送ローラ55A,55Bが設
けられており、前記筐体102は選択されたシート1を保
持してなるトレー103がこの搬送ローラ55A,55Bの上方に
位置するように矢印D方向に移動せしめられる。筐体10
2の位置決めが、終了した後のシート1のスタッカ100か
らの排出について第5図を参照して説明する。
したように行なわれるが、スタッカ100内の各トレー103
内に収容されたシートは1枚ずつ選択されてスタッカ10
0外に搬出され、前記カセッテ保持部10内に保持されて
いる空のカセッテ2内に搬送される。このカセッテ2内
へのシートの搬入は、スタッカ100内に収容されている
シートの中からカセッテ2に適したシートを選択して、
カセッテ2から前述したシートが取り出された後、直ち
に行なわれる。スタッカ100の下端には第1図に示すよ
うにスタッカ100から排出されるシート1を受けとって
スタッカ100外へ搬送する一対の搬送ローラ55A,55Bが設
けられており、前記筐体102は選択されたシート1を保
持してなるトレー103がこの搬送ローラ55A,55Bの上方に
位置するように矢印D方向に移動せしめられる。筐体10
2の位置決めが、終了した後のシート1のスタッカ100か
らの排出について第5図を参照して説明する。
トレー103の底板103Bは、バネ114により支持板103Aと連
結されており、通常は支持板103Aと略垂直な位置にあ
る。また底板103Bの側端には突部103bが形成されてい
る。前記搬送ローラ55A,55Bの近傍には、突起115aを有
し、ロータリソレノイド等の駆動手段116により矢印G
方向に回動せしめられるレバー115が設けられており、
トレー103上のシート1を排出する際にはレバー115の突
起115aが前記突部103bと係合し、レバー115が矢印G方
向に回動することにより前記底板103Bをバネ114を伸張
させつつ矢印G方向に回動させ、底板103Bを第5図中破
線で示すように支持板103Aと略同一平面上に移動させ
る。底板103Bが上記位置に回動するとトレー103内のシ
ート1は自重により落下し、前記搬送ローラ55A,55Bは
落下するシート1の先端を把持してシート1をスタッカ
100外に搬送する。シート1のスタッカ100からの搬出が
終了すると前記レバー115は図示の位置に戻り、底板103
Bはバネ114の戻り力により再び図中実線で示す位置に戻
る。
結されており、通常は支持板103Aと略垂直な位置にあ
る。また底板103Bの側端には突部103bが形成されてい
る。前記搬送ローラ55A,55Bの近傍には、突起115aを有
し、ロータリソレノイド等の駆動手段116により矢印G
方向に回動せしめられるレバー115が設けられており、
トレー103上のシート1を排出する際にはレバー115の突
起115aが前記突部103bと係合し、レバー115が矢印G方
向に回動することにより前記底板103Bをバネ114を伸張
させつつ矢印G方向に回動させ、底板103Bを第5図中破
線で示すように支持板103Aと略同一平面上に移動させ
る。底板103Bが上記位置に回動するとトレー103内のシ
ート1は自重により落下し、前記搬送ローラ55A,55Bは
落下するシート1の先端を把持してシート1をスタッカ
100外に搬送する。シート1のスタッカ100からの搬出が
終了すると前記レバー115は図示の位置に戻り、底板103
Bはバネ114の戻り力により再び図中実線で示す位置に戻
る。
第2のスタッカ100から排出されたシート1は、第1図
に示すようにシート搬送手段50により矢印A15方向に搬
送されて搬送路中に設けられた補助消去部60を通過す
る。前記第2のスタッカ100から搬出されたシート1
は、スタッカ100において長時間収容された、消去部30
における消去(1次消去)を受けてから長時間経過した
ものであることが多いので、シート1に対し、この補助
消去部60において、スタッカ100に収容されていた間に
蓄積された放射線エネルギーを放出させる消去(2次消
去)が行なわれるようになっている。すなわち、蓄積性
蛍光体シート1は、一旦消去が行なわれても一定時間以
上経過すると、蓄積性蛍光体中に微量混入している226R
aや40K等の放射線同位元素から放射される放射線や、宇
宙線や他のX線源からのX線等の環境放射線によって放
射線エネルギーを蓄積し、この放射線エネルギーが次回
の撮影像に対してノイズとなることがある。このノイズ
の発生を防止するために、シート1は前記補助消去部60
を通過せしめられ、シート1に対してスタッカ100内で
の待機時間中にシートに蓄積された放射線エネルギーを
放出させる消去が行なわれる。なお、本実施態様の装置
において、補助消去部60の消去用光源は、前記消去部30
の消去用光源3と同一のものとなっており、この様にす
れば装置をよりコンパクトにすることができる。
に示すようにシート搬送手段50により矢印A15方向に搬
送されて搬送路中に設けられた補助消去部60を通過す
る。前記第2のスタッカ100から搬出されたシート1
は、スタッカ100において長時間収容された、消去部30
における消去(1次消去)を受けてから長時間経過した
ものであることが多いので、シート1に対し、この補助
消去部60において、スタッカ100に収容されていた間に
蓄積された放射線エネルギーを放出させる消去(2次消
去)が行なわれるようになっている。すなわち、蓄積性
蛍光体シート1は、一旦消去が行なわれても一定時間以
上経過すると、蓄積性蛍光体中に微量混入している226R
aや40K等の放射線同位元素から放射される放射線や、宇
宙線や他のX線源からのX線等の環境放射線によって放
射線エネルギーを蓄積し、この放射線エネルギーが次回
の撮影像に対してノイズとなることがある。このノイズ
の発生を防止するために、シート1は前記補助消去部60
を通過せしめられ、シート1に対してスタッカ100内で
の待機時間中にシートに蓄積された放射線エネルギーを
放出させる消去が行なわれる。なお、本実施態様の装置
において、補助消去部60の消去用光源は、前記消去部30
の消去用光源3と同一のものとなっており、この様にす
れば装置をよりコンパクトにすることができる。
上記のように補助消去部60において2次消去を受けたシ
ート1は、矢印AA16方向に搬送され、カセッテ保持部1
0内に保持された空のカセッテ2内に搬入される。シー
ト1がカセッテ2内に搬入される際には前記搬送ローラ
11は実線で示す位置にあって、カセッテ2からシート1
を搬出する際の回転方向と逆方向に回転してシート1を
カセッテ2内に搬入する。このようにカセッテ2内に搬
入されたシート1はカセッテ2内に保持されたまま装置
外に取り出されて直ちに撮影を行なわれることの可能な
ものとなる。
ート1は、矢印AA16方向に搬送され、カセッテ保持部1
0内に保持された空のカセッテ2内に搬入される。シー
ト1がカセッテ2内に搬入される際には前記搬送ローラ
11は実線で示す位置にあって、カセッテ2からシート1
を搬出する際の回転方向と逆方向に回転してシート1を
カセッテ2内に搬入する。このようにカセッテ2内に搬
入されたシート1はカセッテ2内に保持されたまま装置
外に取り出されて直ちに撮影を行なわれることの可能な
ものとなる。
上述したように、本実施態様の装置は、複数のシートを
保持可能であり、消去の終了したシートを受容し、1枚
ずつ選択して搬出する第2のスタッカを備えるととも
に、シート搬送手段が、撮影済のシートを収容したカセ
ッテ2からシートを受けとって読取部20および消去部30
に搬送した後スタッカ100に搬入し、また第2のスタッ
カ100から1枚ずつ選択されて取り出されるシート1を
受けとって、カセッテ保持部10内にあるカセッテ2内に
搬入するものであることにより、カセッテ保持部10内の
カセッテ2からシート1が取り出されると、直ちにスタ
ッカ100から別のシートを取り出してカセッテ2内に搬
入することができる。従って、撮影済のシートを保持し
たカセッテをカセッテ保持部10に装填してから短時間の
うちに新たなシートの搬入されたカセッテ2をカセッテ
保持部10から取り出し、外部の撮影装置に運んで、撮影
を行なうことができる。またカセッテ2内に保持される
シートの大きさがカセッテ毎に異なる場合にも、予めス
タッカ100内に種々のシートを保持せしめておき、カセ
ッテ保持部内に装填されたカセッテの大きさに応じてス
タッカ100内からシートを選択して搬出すればよいので
シートの大きさに関わりなくシートの効率的な循環再使
用を行なうことができる。なお、予めスタッカ100内に
種々のシートを保持せしめておくためには、装置の使用
開始後しばらくはスタッカ100からのシートの取り出し
を行なわずにスタッカ100内にシートを集めるようにし
てもよいし、装置の使用開始前に予めスタッカ内に種々
の大きさの未使用のシートを収容せしめておくようにし
てもよい。なお、カセッテ保持部10に装填されるカセッ
テに応じて所望の大きさのシートをスタッカ100から取
り出すためには、スタッカ100の各トレー103にそれぞれ
収容されているシートの大きさを記憶し、カセッテ保持
部10に装填されたカセッテに応じて所望の大きさのシー
トを選択して取り出す作業を制御する制御手段が必要で
あり、本実施態様の装置には前記読取部20の上方に上記
制御を行なう制御部70が設けられている。なお、スタッ
カ100内の各トレーは、収納されるべきシートの大きさ
が予め決められていてもよいし、シートの大きさにかか
わらず順次シートを収納するものであってもよい。また
スタッカ100内には、前述のように消去部30において十
分な消去を受けたシートと消去が不十分なシートが混在
しており、上記制御部70は各シートの消去の状態も記憶
し、十分な消去が行なわれたシートのみをカセッテ2に
搬入せしめるように制御を行なうものとなっている。
保持可能であり、消去の終了したシートを受容し、1枚
ずつ選択して搬出する第2のスタッカを備えるととも
に、シート搬送手段が、撮影済のシートを収容したカセ
ッテ2からシートを受けとって読取部20および消去部30
に搬送した後スタッカ100に搬入し、また第2のスタッ
カ100から1枚ずつ選択されて取り出されるシート1を
受けとって、カセッテ保持部10内にあるカセッテ2内に
搬入するものであることにより、カセッテ保持部10内の
カセッテ2からシート1が取り出されると、直ちにスタ
ッカ100から別のシートを取り出してカセッテ2内に搬
入することができる。従って、撮影済のシートを保持し
たカセッテをカセッテ保持部10に装填してから短時間の
うちに新たなシートの搬入されたカセッテ2をカセッテ
保持部10から取り出し、外部の撮影装置に運んで、撮影
を行なうことができる。またカセッテ2内に保持される
シートの大きさがカセッテ毎に異なる場合にも、予めス
タッカ100内に種々のシートを保持せしめておき、カセ
ッテ保持部内に装填されたカセッテの大きさに応じてス
タッカ100内からシートを選択して搬出すればよいので
シートの大きさに関わりなくシートの効率的な循環再使
用を行なうことができる。なお、予めスタッカ100内に
種々のシートを保持せしめておくためには、装置の使用
開始後しばらくはスタッカ100からのシートの取り出し
を行なわずにスタッカ100内にシートを集めるようにし
てもよいし、装置の使用開始前に予めスタッカ内に種々
の大きさの未使用のシートを収容せしめておくようにし
てもよい。なお、カセッテ保持部10に装填されるカセッ
テに応じて所望の大きさのシートをスタッカ100から取
り出すためには、スタッカ100の各トレー103にそれぞれ
収容されているシートの大きさを記憶し、カセッテ保持
部10に装填されたカセッテに応じて所望の大きさのシー
トを選択して取り出す作業を制御する制御手段が必要で
あり、本実施態様の装置には前記読取部20の上方に上記
制御を行なう制御部70が設けられている。なお、スタッ
カ100内の各トレーは、収納されるべきシートの大きさ
が予め決められていてもよいし、シートの大きさにかか
わらず順次シートを収納するものであってもよい。また
スタッカ100内には、前述のように消去部30において十
分な消去を受けたシートと消去が不十分なシートが混在
しており、上記制御部70は各シートの消去の状態も記憶
し、十分な消去が行なわれたシートのみをカセッテ2に
搬入せしめるように制御を行なうものとなっている。
ところで前記第2のスタッカ100の中に一旦搬入された
消去の不十分なシートは、消去部30が空いた時に再び消
去部30に搬送されて消去を受けるようになっており、前
記シート搬送手段50はスタッカ100から排出されたシー
トを消去部に直接搬送する消去用搬送部を有するものと
なっている。以下、第1図の一部拡大図である第6図を
参照して消去用搬送部を用いたシートの消去について説
明する。
消去の不十分なシートは、消去部30が空いた時に再び消
去部30に搬送されて消去を受けるようになっており、前
記シート搬送手段50はスタッカ100から排出されたシー
トを消去部に直接搬送する消去用搬送部を有するものと
なっている。以下、第1図の一部拡大図である第6図を
参照して消去用搬送部を用いたシートの消去について説
明する。
シートに読取終了後も残存する放射線エネルギーのレベ
ルは、読取条件をほぼ一定とすると、撮影時にシートに
蓄積された放射線エネルギー量に応じたものとなる。従
ってシート毎に撮影部位や撮影方法といった撮影条件を
知ることにより、残存放射線エネルギーのレベルを予測
することができる。また撮影条件を知る以外にも前述し
た先読みによって得られた画像情報に基づいて残存放射
線エネルギーのレベルを予測することもできる。上記い
ずれかの方法により、残存放射線エネルギーのレベルが
高いと判断されたシートは、読取りが終了して消去部30
において1回目の消去を受けた後、一旦第2のスタッカ
100に搬入され、都合のよい時にスタッカ100から搬出さ
れて再び消去部30へと送られる。
ルは、読取条件をほぼ一定とすると、撮影時にシートに
蓄積された放射線エネルギー量に応じたものとなる。従
ってシート毎に撮影部位や撮影方法といった撮影条件を
知ることにより、残存放射線エネルギーのレベルを予測
することができる。また撮影条件を知る以外にも前述し
た先読みによって得られた画像情報に基づいて残存放射
線エネルギーのレベルを予測することもできる。上記い
ずれかの方法により、残存放射線エネルギーのレベルが
高いと判断されたシートは、読取りが終了して消去部30
において1回目の消去を受けた後、一旦第2のスタッカ
100に搬入され、都合のよい時にスタッカ100から搬出さ
れて再び消去部30へと送られる。
すなわち、スタッカ100から排出された消去の不十分な
シート1は、補助消去部60内を矢印A15方向に搬送され
た後(その際消去用光源3は点燈していても消されてい
てもよい)、図中破線で示す位置にある第2の移動搬送
部56により矢印A17方向に搬送される。この第2の移動
搬送部56は搬送されてきたシートがカセッテ2内に搬入
されるものである場合にはローラ56Aが外方に突出して
図中実線で示す第1の位置をとるが、シートを消去部30
に送る場合には、ローラ56Aが退却して破線で示す上記
第2の位置をとる。またこの第2の移動搬送手段56が前
記第2の位置をとると、前述した第1の移動搬送部51
が、ローラ51Aが矢印C2方向に移動することにより、前
述の第1および第2の位置(それぞれ第6図に実線およ
び一点鎖線で示す)よりさらに上方の、図中破線で示す
第3の位置に移動し、第2の移動搬送部56と接する。本
実施態様においては前記第2の位置にある第2の移動搬
送部56と、前記第3の位置にある第1の移動搬送部51が
消去用搬送部を構成している。この消去用搬送部により
シート1は矢印A17,A18方向に搬送され、さらにシート
搬送手段50により矢印A19方向に搬送されて消去部30に
送られる。消去部30において2回目の消去が終了する
と、シートは、1回目の消去が終了した後と同様にシー
ト搬送手段50により、第2のスタッカ100内に搬入され
る。なお2回の消去を行なってもなお消去が不十分であ
る場合には、シートを2回以上の複数回消去部30を通過
させるようにしてもよいことは言うまでもない。
シート1は、補助消去部60内を矢印A15方向に搬送され
た後(その際消去用光源3は点燈していても消されてい
てもよい)、図中破線で示す位置にある第2の移動搬送
部56により矢印A17方向に搬送される。この第2の移動
搬送部56は搬送されてきたシートがカセッテ2内に搬入
されるものである場合にはローラ56Aが外方に突出して
図中実線で示す第1の位置をとるが、シートを消去部30
に送る場合には、ローラ56Aが退却して破線で示す上記
第2の位置をとる。またこの第2の移動搬送手段56が前
記第2の位置をとると、前述した第1の移動搬送部51
が、ローラ51Aが矢印C2方向に移動することにより、前
述の第1および第2の位置(それぞれ第6図に実線およ
び一点鎖線で示す)よりさらに上方の、図中破線で示す
第3の位置に移動し、第2の移動搬送部56と接する。本
実施態様においては前記第2の位置にある第2の移動搬
送部56と、前記第3の位置にある第1の移動搬送部51が
消去用搬送部を構成している。この消去用搬送部により
シート1は矢印A17,A18方向に搬送され、さらにシート
搬送手段50により矢印A19方向に搬送されて消去部30に
送られる。消去部30において2回目の消去が終了する
と、シートは、1回目の消去が終了した後と同様にシー
ト搬送手段50により、第2のスタッカ100内に搬入され
る。なお2回の消去を行なってもなお消去が不十分であ
る場合には、シートを2回以上の複数回消去部30を通過
させるようにしてもよいことは言うまでもない。
このように、本実施態様の装置においては、スタッカ10
0が設けられたことにより、消去部30において1回目の
消去が終了したすべてのシートを一旦スタッカ100内に
収納し、時間が空いた時に消去の不十分なシートのみを
1枚ずつ取り出すことができるとともに、消去用搬送部
が設けられたことにより、取り出されたシートを直ちに
消去部に送り、2回目以降の消去を行なわせることがで
きる。従って消去部において1回目の消去を行なう際に
は、残留放射線エネルギーのレベルが小さいシートに合
わせた速度で全てのシートを搬送して、シート全体の処
理速度を低下させないようにし、かつすべてのシートに
対してシートの残留放射線エネルギーレベルに応じた十
分な消去を行なうことができる。なお、シートの残留放
射線エネルギーの消去とは別に、スタッカ100内に収容
された全てのシートについて、スタッカ100内に収容さ
れてから一定時間経過後に、消去用搬送部により消去部
30に送るようにすれば、定期的に2次消去を行なうこと
ができ、補助消去部60を排することも可能である。
0が設けられたことにより、消去部30において1回目の
消去が終了したすべてのシートを一旦スタッカ100内に
収納し、時間が空いた時に消去の不十分なシートのみを
1枚ずつ取り出すことができるとともに、消去用搬送部
が設けられたことにより、取り出されたシートを直ちに
消去部に送り、2回目以降の消去を行なわせることがで
きる。従って消去部において1回目の消去を行なう際に
は、残留放射線エネルギーのレベルが小さいシートに合
わせた速度で全てのシートを搬送して、シート全体の処
理速度を低下させないようにし、かつすべてのシートに
対してシートの残留放射線エネルギーレベルに応じた十
分な消去を行なうことができる。なお、シートの残留放
射線エネルギーの消去とは別に、スタッカ100内に収容
された全てのシートについて、スタッカ100内に収容さ
れてから一定時間経過後に、消去用搬送部により消去部
30に送るようにすれば、定期的に2次消去を行なうこと
ができ、補助消去部60を排することも可能である。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明の放射線画像情報読
取装置は、複数のシートを保持可能であるスタッカを備
えたことにより、カセッテから撮影済のシートが取り出
されると、スタッカから1枚のシートを選択して取り出
し、カセッテ内に搬入することができるのでシートの搬
入されたカセッテを直ちに撮影装置に送って新たな撮影
を行なうことができる。従って装置外においてシートの
ローディングを行なう必要がなくなるとともにシートを
効率的に循環再使用することができる。また、カセッテ
保持部に、種々の大きさのシートを保持したカセッテが
装填される場合にも、予めスタッカに種々の大きさのシ
ートを保持せしめておき、カセッテ保持部に保持された
カセッテに応じた大きさのシートを選択してカセッテ内
に搬入することができるので、シートの大きさ複数ある
場合にも支障なくシートの循環再使用の効率化を図るこ
とができる。
取装置は、複数のシートを保持可能であるスタッカを備
えたことにより、カセッテから撮影済のシートが取り出
されると、スタッカから1枚のシートを選択して取り出
し、カセッテ内に搬入することができるのでシートの搬
入されたカセッテを直ちに撮影装置に送って新たな撮影
を行なうことができる。従って装置外においてシートの
ローディングを行なう必要がなくなるとともにシートを
効率的に循環再使用することができる。また、カセッテ
保持部に、種々の大きさのシートを保持したカセッテが
装填される場合にも、予めスタッカに種々の大きさのシ
ートを保持せしめておき、カセッテ保持部に保持された
カセッテに応じた大きさのシートを選択してカセッテ内
に搬入することができるので、シートの大きさ複数ある
場合にも支障なくシートの循環再使用の効率化を図るこ
とができる。
さらに本発明の装置によれば、消去部において消去の終
了したシートはスタッカ内に一旦保持されるとともに、
シート搬送手段がスタッカから搬出されたシートを消去
部に搬送する消去用搬送部を有していることにより、読
取り終了後、シートに残存する放射線エネルギーの量の
多少にかかわらず、各シートを一定の速度で消去部を通
過せしめてスタッカに搬入しておき、時間のある時に消
去が不十分なシートのみを取り出して消去用搬送部によ
り再び消去部に送って消去を再度行なうことができる。
従って本装置によれば、シート全体の処理速度を遅らせ
ることなくシートに残存する放射線エネルギー量に応じ
た十分な消去を行なうことができる。
了したシートはスタッカ内に一旦保持されるとともに、
シート搬送手段がスタッカから搬出されたシートを消去
部に搬送する消去用搬送部を有していることにより、読
取り終了後、シートに残存する放射線エネルギーの量の
多少にかかわらず、各シートを一定の速度で消去部を通
過せしめてスタッカに搬入しておき、時間のある時に消
去が不十分なシートのみを取り出して消去用搬送部によ
り再び消去部に送って消去を再度行なうことができる。
従って本装置によれば、シート全体の処理速度を遅らせ
ることなくシートに残存する放射線エネルギー量に応じ
た十分な消去を行なうことができる。
第1図は本発明の一実施態様による放射線画像情報読取
装置を示す側面概略図、 第2図は上記装置の第2のスタッカ構造を示す斜視図、 第3図は上記スタッカのトレーのシート搬入時の状態を
示す側面図、 第4図は上記スタッカの案内部材の機能を説明する概略
図、 第5図は上記スタッカからシートを取り出す取り出し機
構を示す斜視図、 第6図は第1図の一部拡大図である。 1……蓄積性蛍光体シート、2……カセッテ 10……カセッテ保持部、20……読取部 30……シート搬送手段 51……第1の移動搬送部 56……第2の移動搬送部 100……第2のスタッカ
装置を示す側面概略図、 第2図は上記装置の第2のスタッカ構造を示す斜視図、 第3図は上記スタッカのトレーのシート搬入時の状態を
示す側面図、 第4図は上記スタッカの案内部材の機能を説明する概略
図、 第5図は上記スタッカからシートを取り出す取り出し機
構を示す斜視図、 第6図は第1図の一部拡大図である。 1……蓄積性蛍光体シート、2……カセッテ 10……カセッテ保持部、20……読取部 30……シート搬送手段 51……第1の移動搬送部 56……第2の移動搬送部 100……第2のスタッカ
Claims (1)
- 【請求項1】蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射
線画像情報の読取りを行なう読取部、 読取り終了後の前記シートに残存している放射線画像情
報を消去する消去部、 前記シートを収容可能なカセッテを着脱自在に保持し、
該カセッテに収納された前記シートを取り出すことの可
能なカセッテ保持部、 前記シートを複数枚保持可能であり、前記消去部におい
て消去の終了した前記シートを受容し、保持している前
記シートを1枚ずつ選択して搬出することの可能なスタ
ッカ、および 前記カセッテ保持部の前記カセッテから取り出されたシ
ートを受けとって前記読取部および前記消去部に搬送
し、続いて該シートを前記スタッカに搬入するととも
に、前記スタッカから搬出された前記シートを前記カセ
ッテ保持部内に保持されたカセッテに搬入するシート搬
送手段からなり、 該シート搬送手段が、前記スタッカから搬出されたシー
トを前記消去部に搬送する消去用搬送部を有し、前記ス
タッカから搬出された前記シートを前記カセッテ保持部
と前記消去部のいずれか一方に振り分けて搬送すること
を特徴とする放射線画像情報読取装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2735386A JPH0685050B2 (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 放射線画像情報読取装置 |
US06/920,346 US4777365A (en) | 1985-10-17 | 1986-10-17 | Radiation image read-out apparatus |
DE19863687623 DE3687623T2 (de) | 1985-10-17 | 1986-10-17 | Geraet zur wiedergabe eines strahlungsbildes. |
EP86114447A EP0219836B1 (en) | 1985-10-17 | 1986-10-17 | Radiation image read-out apparatus |
CA000521652A CA1257713A (en) | 1986-01-14 | 1986-10-28 | Radiation image read-out apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2735386A JPH0685050B2 (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 放射線画像情報読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62184450A JPS62184450A (ja) | 1987-08-12 |
JPH0685050B2 true JPH0685050B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=12218673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2735386A Expired - Lifetime JPH0685050B2 (ja) | 1985-10-17 | 1986-02-10 | 放射線画像情報読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685050B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2348006B (en) | 1999-03-19 | 2003-07-23 | Alphasense Ltd | Gas sensor |
-
1986
- 1986-02-10 JP JP2735386A patent/JPH0685050B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62184450A (ja) | 1987-08-12 |
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