JPH11344782A - 放射線画像読取装置及び放射線画像読取方法 - Google Patents

放射線画像読取装置及び放射線画像読取方法

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JPH11344782A
JPH11344782A JP16780498A JP16780498A JPH11344782A JP H11344782 A JPH11344782 A JP H11344782A JP 16780498 A JP16780498 A JP 16780498A JP 16780498 A JP16780498 A JP 16780498A JP H11344782 A JPH11344782 A JP H11344782A
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cassette
stimulable phosphor
phosphor panel
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JP16780498A
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Hisanori Tsuchino
久憲 土野
Yoshiyuki Ishimitsu
義幸 石光
Masabumi Saito
正文 斉藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセッテに収納される蓄積性蛍光体パネルに
おいて傷や塵等、または機械的ひずみや経年変化等に起
因する特性変動等があっても、画像読み取りに影響を与
えることを防止でき、また蓄積性蛍光体パネルに部分的
に使用不可能領域があっても使用可能領域で使用できる
ようにした放射線画像読取装置を提供する。 【解決手段】 この放射線画像読取装置は、カセッテ2
2に応じた使用不可能領域等の処理情報を記憶した記憶
手段102と、カセッテに設けられた識別部32からカ
セッテ識別のための識別情報を読み取る読取手段101
と、読取手段により読み取られた識別情報によりカセッ
テを識別し、この識別されたカセッテに応じた処理情報
を記憶手段から読み出し、この読み出された処理情報に
基づいて蓄積性蛍光体パネルから画像情報を読み取るよ
うに制御する制御手段100とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄積性蛍光体パネ
ルに記憶された放射線画像の読み取りを行い、ディジタ
ル信号に変換して画像表示したり記憶する放射線画像の
読取装置及び読取方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、診察等の目的で蓄積性蛍光体パネ
ルを収納したカセッテを撮影装置に装填して放射線撮影
を行った後、このカセッテを撮影装置から取り出してか
ら装填して蓄積性蛍光体パネルに記録された放射線画像
をディジタル信号に変換して読み取るようにした放射線
画像の読取装置が知られている。
【0003】このような放射線画像読取装置で使用され
る蓄積性蛍光体パネルは、画像情報の読み取りが終了す
ると、その画像情報を消去し、次の放射線撮影に供され
る、というように繰り返して使用される。
【0004】ところが、蓄積性蛍光体パネルに傷ができ
たり塵等が付着すると、その部分では画像情報の読み取
りができなくなる場合があるが、このような画像情報の
読み取りが不可能な部分が例えば狭い境域に限られてい
る場合でもその蓄積性蛍光体パネルを廃棄し、新たな蓄
積性蛍光体パネルを使用するとすると、コスト高にな
り、また資源の浪費ともなる。
【0005】また、蓄積性蛍光体パネルの特性が変化し
た場合に、画像読取において支障が生じる可能性が生
じ、読み取られた画像情報が不正確になり、再撮影等が
必要となるおそれがあり、不便である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カセ
ッテに収納される蓄積性蛍光体パネルにおいて傷や塵等
または機械的ひずみや経年変化等に起因する特性変動等
があっても、画像読み取りに影響を与えることを防止で
き、正確な画像読み取りを行うことができるとともに、
蓄積性蛍光体パネルに部分的に使用不可能領域があって
も使用可能領域で使用できるようにした放射線画像読取
装置及び放射線画像読取方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、放射線画像の記録された蓄積性蛍光
体パネルを収納したカセッテを装填し、この装填された
カセッテから引き出した前記蓄積性蛍光体パネルから画
像情報を読み取るように構成した放射線画像読取装置に
おいて、前記カセッテまたは前記蓄積性蛍光体パネルに
応じた処理情報を記憶した記憶手段と、前記カセッテま
たは前記蓄積性蛍光体パネルに設けられた識別部からカ
セッテまたは蛍光体パネル識別のための識別情報を読み
取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた識別
情報によりカセッテまたは蓄積性蛍光体パネルを識別
し、この識別されたカセッテまたは蓄積性蛍光体パネル
に応じた処理情報を前記記憶手段から読み出し、この読
み出された処理情報に基づいて前記蓄積性蛍光体パネル
から画像情報を読み取るように制御する制御手段と、を
備える放射線画像読取装置である。
【0008】本発明によれば、カセッテまたは蓄積性蛍
光体パネルを識別してカセッテまたは蓄積性蛍光体パネ
ル毎の処理情報を記憶し、この処理情報を読み出し、こ
の処理情報に基づいて蓄積性蛍光体パネルから画像情報
の読み取り制御を行うので、画像読み取りに影響を与え
る処理情報を考慮に入れて画像情報を読み取ることがで
きる。これにより、正確な画像読み取りを行うことがで
きる。
【0009】上述の処理情報としては、例えば、前記カ
セッテに収納された蓄積性蛍光体パネルについて画像記
録が可能である領域または画像記録が不可能である領域
に関するものとすることができる。これにより、使用者
が蓄積性蛍光体パネルの使用不可能部分を知ることがで
き、使用可能部分において新たな放射線撮影が可能とな
るから、その蓄積性蛍光体パネルを破棄しないで済み、
使用を続けることができる。
【0010】また、上述の処理情報としては、例えば、
前記カセッテに収納された蓄積性蛍光体パネルについて
の読取補正情報とすることができる。これにより、蓄積
性蛍光体パネルの特性が経年変化や機械的ひずみ等によ
り変化した場合でも、画像読み取り時に読取補正情報に
基づいて画像情報を補正することができる。
【0011】また、前記カセッテまたは前記蓄積性蛍光
体パネルに応じた処理情報を前記記憶手段に書き込むた
めの情報書込手段を備えるようにできる。これにより、
カセッテ毎にその処理情報を記憶させることができ、処
理情報が変更された場合にも対応できる。
【0012】また、前記制御手段が、前記蓄積性蛍光体
パネルの所定領域に記録された画像情報を読み取るよう
に制御するようにできる。これにより、例えば蓄積性蛍
光体パネルにおいて使用不可能領域を除いて、使用可能
領域に記録された画像情報のみを読み取ることができる
ため、より高速な読み取り処理が可能となる。
【0013】また、前記蓄積性蛍光体パネル上でレーザ
光を走査させ、前記蓄積性蛍光体パネルから発生した光
を光検出手段により検出することにより画像情報を読み
取るように構成し、前記カセッテに応じた処理情報に基
づく前記レーザ光の出力の変更及び前記光検出器の感度
の変更の少なくとも一方を行うように前記制御手段が制
御を行うようにできる。これにより、例えば蓄積性蛍光
体パネルにおいて機械的ひずみ等に起因して感度特性が
変動した場合に、レーザ光の出力の変更及び光検出器の
感度の変更の少なくとも一方により、画像読み取りを支
障なく行うことが可能となる。
【0014】また、第2の発明は、放射線画像の記録さ
れた蓄積性蛍光体パネルを収納したカセッテを装填し、
この装填されたカセッテから引き出した前記蓄積性蛍光
体パネルからの画像情報の読み取りを実行する放射線画
像読取方法において、前記カセッテに応じた処理情報を
記憶するステップと、前記カセッテに設けられた識別部
からカセッテ識別のための識別情報を読み取るステップ
と、前記読み取られた識別情報によりカセッテを識別
し、この識別されたカセッテに応じた処理情報を読み出
し、この読み出された処理情報に基づいて前記蓄積性蛍
光体パネルから画像情報を読み取るように制御を行うス
テップとを備える放射線画像読取方法である。これによ
り、上述と同様の画像読み取りを実行することができ
る。
【0015】また、前記カセッテに応じた処理情報を記
憶させるステップを備えるようにできる。また、前記カ
セッテに応じた処理情報は、前記カセッテに収納された
蓄積性蛍光体パネルについて画像記録が可能である領域
または画像記録が不可能である領域に関するものとする
ことができる。また、前記カセッテに応じた処理情報
は、前記カセッテに収納された蓄積性蛍光体パネルにつ
いての読取補正情報と得ることができる。
【0016】また、前記蓄積性蛍光体パネルの所定領域
に記録された画像情報を読み取るように制御を行うステ
ップを備えるようにできる。また、前記蓄積性蛍光体パ
ネル上でレーザ光を走査させ、前記蓄積性蛍光体パネル
から発生した光を検出することにより画像情報を読み取
り、前記カセッテに応じた処理情報に基づく前記レーザ
光の出力の変更及び前記光の検出の感度の変更の少なく
とも一方を行うように制御を行うステップを備えるよう
にできる。
【0017】
【発明の実施の形態】〈第1の実施の形態〉以下、本発
明による第1の実施の形態について図面を用いて説明す
る。図1は本実施の形態による放射線画像読取装置の概
略的な構成を示す図、及び図2は同装置に装填されるカ
セッテの平面図である。
【0018】図1の放射線画像読取装置1は、蓄積性蛍
光体パネル21a〜21dを収納したカセッテ22a〜
22dがそれぞれ装填されるカセッテ装填部10,CR
Tに各種の情報を表示する表示装置80,装置全体の制
御を行う制御部100,カセッテ22a〜22dから取
り出された蓄積性蛍光体パネル21a〜21dを搬送す
る搬送系120,カセッテ蓄積性蛍光体パネル21a〜
21dから画像の読み取りを行う画像読取部62,及び
画像読取部62で読み取られた画像信号について画像処
理を行う画像処理部130をそれぞれ備える。
【0019】カセッテ装填部10は、プレート状の蓄積
性蛍光体パネル21a〜21dをそれぞれ収納した複数
のカセッテ22a〜22dを装置1内に装填可能なよう
に設けられた横方向に細長の複数のスロット11a〜1
1dと、スロット11a〜11dにやや斜め上方から装
填された各カセッテ22a〜22dを保持するとともに
スロット11a〜11dからの光を遮断するための各一
対の遮光ローラ12a〜12dと、カセッテ22a〜2
2dがスロット11a〜11dから所定位置まで押し込
まれたときにその先端が当接してカセッテの位置規制を
行うストッパ部15a〜15dとを備える。
【0020】各遮光ローラ12a〜12dは、カセッテ
の幅よりもやや長く形成され、ばね等の付勢手段13a
〜13dにより互いに近づく方向に付勢されており、ま
たストッパ14a〜14dにより互いに若干離間してカ
セッテ挿入が容易となるように構成されている。各遮光
ローラ12a〜12dは各付勢手段13a〜13dによ
り各カセッテ22a〜22dに対し密着状態とされ、各
スロット11a〜11dからの光を遮断して遮光状態と
することができる。
【0021】蓄積性蛍光体パネル21a〜21dを収納
するカセッテ22a〜22dは、矩方体状に構成され、
蓋部を有する。各カセッテ22a〜22dは同様の構成
であるので、カセッテ22aを説明すると、カセッテ2
2aの蓋部23aは制御部100により制御される蓋開
閉手段101によりその開閉が制御される。ストッパ部
15aの近傍にはローラ40を保持したローラ支持アー
ム41が配置されており、蓋部23aがそのロック状態
が解除されて開かれると、制御部100により制御され
るローラ駆動手段103により、ローラ支持アーム41
が矢印B方向にカセッテ22a内に向けて移動し、ロー
ラ40がカセッテ22a内の蓄積性蛍光体パネル21a
に接したところで停止するようになっている。これによ
り、カセッテ22aから蓄積性蛍光体パネル21aを取
り出し、またカセッテ22a内に再収納することができ
る。なお、カセッテ22a〜22dには、それぞれサイ
ズの異なる蓄積性蛍光体パネルを収納することができる
【0022】蓄積性蛍光体パネル21a〜21dは可撓
性のある樹脂等からなる基体上に輝尽性蛍光体層を有
し、この輝尽性蛍光体層は基体上に例えば気相堆積法や
塗布法により形成することができる。別の放射線撮影装
置において放射線発生源から被写体を介して蓄積性蛍光
体パネル21a〜21dに放射線を照射した際に、輝尽
性蛍光体層は、放射線発生源からの照射放射線量に対す
る被写体の放射線透過率分布に従ったエネルギーを蓄積
して潜像を画像情報として形成する。なお、輝尽性蛍光
体層は、環境による悪影響及び損傷を防止するために保
護部材によって遮蔽または被覆されている。
【0023】搬送系120は、蓄積性蛍光体パネルを移
動するために、各カセッテ22a〜22dに対応した位
置に配置された搬送ローラ群30a〜30dと、画像読
取部62に向けて配置され、多数のローラにより駆動さ
れる搬送ベルト47a,47b,47cとを備える。搬
送ベルト47a,47b,47cは、多数のローラ1
8,19,20によりそれぞれ駆動され、ローラ18,
19,20はモータ等の回転駆動手段(図示省略)によ
り回転駆動される。各搬送ローラ群30a〜30dは同
様の構成であるので、搬送ローラ群30aを例にして説
明すると、搬送ローラ群30aは、カセッテ22aの後
端の近傍に配置された搬送ローラ対16aと、搬送ベル
ト47a,47bの上端部49近傍に設けられた搬送ロ
ーラ対17aの上方に配置された搬送ローラ対16bと
を備える。各搬送ローラ対16a,16b,17で蓄積
性蛍光体パネル22を挟みながら搬送する。
【0024】搬送ベルト47a,47b、47cは、ゴ
ム等の粘着性を有するベルトから構成され、蓄積性蛍光
体パネル上に付着した塵やごみ等をベルト側に吸着し、
画像情報の読み取り誤差を防止している。また、搬送ベ
ルト47bの近傍にはクリーニング手段としてベルト上
の塵やごみ等を吹き飛ばすブロア46a、及び粘着性の
あるクリーニングローラ46bが配置されている。この
クリーニング手段により、ベルト上の塵やごみを効果的
に除去できる。なお、このクリーニング手段は、他の搬
送ベルト47b、47cにも設けることができる。
【0025】搬送ベルト47aと搬送ベルト47b、4
7cとの間には、蓄積性蛍光体パネルが通る搬送路48
が形成され、各搬送ベルトの移動により蓄積性蛍光体パ
ネルを搬送する。搬送ベルト47bと47cとの間には
空隙59が形成されており、この空隙59において画像
読み取りが行われる。なお、各搬送ローラ対及び搬送ベ
ルトを移動させるローラは、制御部100により制御さ
れながらモータ等の回転駆動手段(図示省略)により駆
動される。
【0026】画像読取部62は、蓄積性蛍光体パネルに
向けるレーザ光64を励起走査光として発生させる走査
光学系63と、ミラー63a等を介し空隙59を通して
レーザ光64により走査された蓄積性蛍光体パネルで生
じた輝尽性発光による光を光ガイド部材65を介して受
け、光電変換して画像信号Sを得る光電子増倍管等から
なる光検出器66とを備える。画像処理部130では、
画像読取部62で得られた画像信号Sを画像処理してそ
の画像処理情報を制御部100に送る。なお、画像信号
Sを光走査記録装置等の画像再生装置に送って画像再生
をするように構成してもよい。
【0027】制御部100は、メインCPUにより、装
置全体の制御、出力制御、画像管理等を行うとともに、
カセッテ装填部10,搬送系120,画像読取部62,
画像処理部130、蓋開閉手段101,ローラ駆動手段
103等を制御するように構成されている。表示装置8
0では、画像処理部130で画像処理された画像情報が
そのCRT上に可視像として表示され、また例えば検査
予約や患者登録等の操作、装置各部の状態や設定等の各
表示を行うことができる。また、操作部81は、画像読
み取りのため等の種々の情報を入力するように構成され
ている。
【0028】また、図1に示すように、搬送ベルト47
a,47bの上端部49と搬送ローラ対17aとの間
に、画像消去部60が配置されている。画像消去部60
は、ハロゲンランプ等の光源61を複数備え、そこから
の消去光を蓄積性蛍光体パネルに対し上端部49と搬送
ローラ対17aとの間を通過する間に照射する。これに
より、蓄積性蛍光体パネルに放射線画像読み取り後にも
残存している放射線エネルギを放出させることにより蓄
積性蛍光体パネルの画像情報を消去し、蓄積性蛍光体パ
ネルを新たに放射線画像撮影に供し得る状態とすること
ができる。
【0029】次に、本実施の形態によるカセッテの構成
について説明する。図2に示すように、カセッテ22
は、図の横方向端部に蓋部23を備え、その外表面に、
カセッテ22を識別するための識別情報の記録された識
別部32が設けられている。識別部32は、例えばバー
コードからなる識別マークから構成することができる
が、例えばテープ状やシート状の磁気記録媒体、光磁気
記録媒体、光記録媒体等の記録媒体からなる他の手段で
あってもよい。この識別部32により、カセッテが複数
あっても、カセッテ毎に識別が可能となり、管理上便利
である。
【0030】また、図2に示すように、カセッテ22の
識別部32に対応して装置1のカセッテ装填部10に
は、識別部32からその識別情報を読み取るための識別
情報読取手段101が設けられている。この識別情報読
取手段101によりカセッテ22の識別部32カセッテ
22の識別情報を読み取り、この識別情報に基づいて制
御部100が記憶手段102からそのカセッテ22に関
する処理情報を読み出し、この読み出された処理情報に
基づいて画像読取部62を制御して、蓄積性蛍光体パネ
ルから画像情報の読み取りを行うことができる。また、
書込手段103からカセッテ22に関する処理情報を新
たに書き込んで記憶手段102に記憶させることができ
る。この書込手段103に対し操作部81から処理情報
を入力することができる。
【0031】カセッテの処理情報には、例えば、蓄積性
蛍光体パネルに傷や付着した塵等が存在するため、放射
線記録が不可能である部分(使用不可能である部分)に
関する情報、蓄積性蛍光体パネルの特性が変化したため
に必要となる読み取り時の補正に関する読取補正情報等
がある。
【0032】なお、カセッテ22の外表面には、書き込
み可能な表示部33が設けられている。この表示部33
には、カセッテ22に応じた処理情報を表示することが
できる。例えば、その中に収納された蓄積性蛍光体パネ
ルについて「右側2cm読み取り不可」、「先端から3
cmに傷あり」等の処理情報を表示することができる。
表示部33は、例えば液晶、使用者が書き込むことので
きるシール、文字プリント可能な熱反応変色シール等か
ら構成することができる。これにより、放射線撮影技師
技師等が簡単にその処理情報を知ることができ、便利で
ある。
【0033】以上のような放射線画像読取装置1及びカ
セッテ22の動作について、図1に示すカセッテ22a
を例にして説明する。カセッテ22aが装置1のカセッ
テ装填部10のスロット11aに装填され、そのカセッ
テ22a内に収納された蓄積性蛍光体パネル21aから
画像情報を読み取る指示が操作部81から制御部100
に入力されると、制御部100が蓋開閉手段101を駆
動する信号を送り、カセッテ22aの蓋部23aのロッ
ク状態を解除してから、蓋部23aを回動させて開く。
次に、ローラ駆動手段103を駆動する信号を送り、ロ
ーラ支持アーム41をB方向にローラ40が蓄積性蛍光
体パネル21aの表面に接するまで移動させてから、ロ
ーラ40を反時計方向に回転させることにより、蓄積性
蛍光体パネル21aを搬送ローラ対16aに向けて移動
させる。そして、蓄積性蛍光体パネル21aは、図1の
破線のように搬送ローラ対16a,16b,17aによ
り、図1の下方に向けて搬送され、搬送ベルト47a,
47bの上端部49から搬送ベルト47a,47b,4
7c間に形成された搬送路48内に送られ、空隙59に
達する。
【0034】この空隙59で走査光学系63からのレー
ザ光64が蓄積性蛍光体パネル21a上を図1に紙面垂
直方向に主走査するとともに、搬送ベルト47a,47
b,47cにより図のH方向に副走査される。このよう
なレーザ光の走査により蓄積性蛍光体パネル21aで生
じた輝尽性発光による光を光検出部66で検出し、光電
変換により得られた画像信号Sを画像処理部130に送
り、ここで画像処理をされて表示装置80に可視像が表
示される。
【0035】以上のようにして画像読み取りが終了する
と、蓄積性蛍光体パネル21aは、搬送ベルト47a,
47b,47cを逆方向に移動させることにより、H方
向と逆方向に図の上方に向けて搬送され、搬送ベルトの
上端部49aから上方に出ると、画像消去部60が作動
し、その光源61からの消去光により、その画像情報が
消去される。続いて、蓄積性蛍光体パネル21aは、搬
送ローラ対17a,16b,16aにより、元のカセッ
テ22a内に送り込まれ、ローラ40の時計方向への回
転により、カセッテ22a内に再収納されてから、蓋部
23aが蓋開閉手段101の駆動により閉じられ、ロッ
ク状態とされる。
【0036】上述の動作において、カセッテがカセッテ
装填部10に装填されると、その識別部32から識別情
報読取手段101によりカセッテの識別信号が読み取ら
れ、この識別情報に基づいてそのカセッテに収納された
蓄積性蛍光体パネルの使用不可能領域等の処理情報を読
み込むことができる。制御部100は、この使用不可能
領域を除いて画像読取部62にその蓄積性蛍光体パネル
から画像情報の読み取りを行わせる。このため、蓄積性
蛍光体パネルの不要な部分について読み取りのための走
査は行われないことから、より高速な読み取り処理が可
能となる。また、使用不可能領域を避けて蓄積性蛍光体
パネルを使用することが実現できる。従って、その一部
に使用不可能部分を含んでいても蓄積性蛍光体パネルを
廃棄することなく効率的に使用することができ、好まし
い。
【0037】また、読み込まれた処理情報が蓄積性蛍光
体パネルについての読取補正情報であり、例えば機械的
ひずみや経年変化等のため感度が低下している場合に
は、制御部100が画像読取部62において読取補正情
報に基づいて光検出器66の感度を高くしたり、また走
査光学系63から出射するレーザ光64の出力を増やす
等の制御を行う。これにより、蓄積性蛍光体パネルの感
度低下が起きても、自動的にその感度補正を行うことが
でき、画像情報の読み取りを支障なく正確に行うことが
可能となる。
【0038】〈第2の実施の形態〉次に、本発明による
第2の実施の形態について図3,図4により説明する。
図3は、本実施の形態による放射線画像読取装置1’の
概略的構成を示す図である。図4は、図3に示す放射線
画像読取装置1’に装填できるカセッテの平面図であ
る。図3の放射線画像読取装置1’は、装置本体2に、
カセッテ装填部3,搬送部4,画像読取部5,制御部
6,操作部7、及び電源部8をそれぞれ備える。
【0039】カセッテ装填部3は、第1の実施の形態と
同様のプレート状の蓄積性蛍光体パネル12をそれぞれ
収納した複数のカセッテ9が装填可能なように構成され
ている。カセッテ9には、それぞれサイズの異なる蓄積
性蛍光体パネル12を収納することができる。
【0040】搬送部4は、図3に示すように、カセッテ
装填部3の下方に位置し、カセッテ装填部3内のカセッ
テの位置と画像読取部5との間で蓄積性蛍光体パネル1
2を搬送する。搬送部4は、カセッテ9内から引き出し
た蓄積性蛍光体パネル12を搬送する移動体400、こ
の移動体400を上部及び下部で支持するために水平方
向H、H’に延びるように上下一対づつ配置されたガイ
ドレール401,402,及び移動体400を水平方向
H、H’に移動させるために装置本体2に配置された移
動駆動手段としての搬送モータ404とガイドレール4
02の近傍で移動枠400の下端部400aと連結した
搬送ベルト403をそれぞれ備える。移動駆動手段の駆
動により、移動体400はガイドレール401,402
に沿って、水平方向H、H’に移動することができる。
【0041】また、移動体400には上下方向にガイド
軸410が設けられ、このガイド軸410にカセッテク
リンチ411が垂直方向V、V’へ移動可能なように取
り付けられている。カセッテクリンチ411は、蓄積性
蛍光体パネル12をカセッテ9から引き出して搬送する
もので、上下方向に配置された一対の搬送ベルト405
に固定されている。搬送ベルト405は、移動体400
の下方位置に配置された搬送ステップモータ406によ
り駆動される。この駆動により、カセッテクリンチ41
1がガイド軸410に沿って、垂直方向V、V’にステ
ップモータ406のパルス数に応じて所定量移動するこ
とができる。
【0042】画像読取部5は、操作部7の下方に位置
し、副走査部50と主走査部51とを備え、副走査部5
0により図1の紙面垂直方向の副走査方向に搬送されな
がら主走査部51が蓄積性蛍光体パネル12に対しレー
ザ走査を行うことにより蓄積性蛍光体パネルに12に記
録された画像情報を読み取る。
【0043】図3に示すように、画像読取部5の副走査
部50は、ダイレクトドライブモータ502を備え、こ
のモータ502の駆動によりボールねじ部(図示省略)
を回転させながら主走査部51を紙面垂直方向の副走査
方向に移動させる。
【0044】また、主走査部51は、図3に示すよう
に、レーザ光発生部510,ポリゴンミラー511,f
θレンズ512,反射鏡513,及び蓄積性蛍光体パネ
ル12からの輝尽発光を受光する受光部514から構成
される走査光学系を筐体51a内に備える。レーザ光発
生部510は、光源としてガスレーザ、固体レーザまた
は半導体レーザ等を備え、励起光として射出強度の制御
されたレーザ光を発生する。受光部514は、長尺状に
構成されたフォトマルチプライヤ及びこのフォトマルチ
プライヤの受光面に光をガイドする集光体を備える。
【0045】レーザ光発生部510からのレーザ光は、
方向rに回転するポリゴンミラー511に到達し、この
ポリゴンミラー511で偏向され、fθレンズ512に
より集光され、反射鏡513で光路が折り曲げられてか
ら、図の方向tに進み蓄積性蛍光体パネル12に入射す
る。このようにしてレーザ光は蓄積性蛍光体パネル12
に輝尽励起用の走査光として導かれる。蓄積性蛍光体パ
ネル12は、レーザ光により、図の垂直方向である主走
査方向に走査されかつ主走査部51の紙面垂直方向への
移動により副走査方向に走査される。このレーザ光の走
査により、蓄積性蛍光体パネル12から記録画像情報に
対応した強度で輝尽発光が生じる。この光を受光部51
4において受けることにより、画像の読み取りを行う。
この読み取りにより得られたディジタル画像信号は、シ
ステム制御部6のメインCPUに出力され、そこの画像
処理回路で階調処理等の各種の画像処理を施されてか
ら、画像記憶デスクに記憶されたり、操作部7のCRT
70上に可視化されて表示される。
【0046】制御部6は、メインCPUにより装置全体
の制御、出力制御及び画像管理の制御等を行い、またカ
セッテ装填部3,搬送部4及び画像読取部5等を制御す
る。また、画像読取部5で読み取られた画像情報がメイ
ンCPUに送られ、画像処理される。操作部7は、CR
T70及びCRT70の表面に設けられたタッチパネル
71を備え、タッチパネル71からその表面を使用者が
タッチして押すことにより所定の情報を入力することが
できる。この入力された指令情報が制御部6のメインC
PUに送られ、メインCPUによりこの指令に基づいて
各制御が行なわれる。また、CRT70上には、例えば
検査予約や患者登録等の操作、装置各部の状態や設定、
及び読み取られた画像の各表示を行うことができる。
【0047】また、図3に示すように、搬送部4の上部
には、蓄積性蛍光体パネル12の画像記録を消去するた
めの消去光源を有する消去部13が配置されている。こ
の消去光源としては、例えば300Wハロゲンランプを
用いることができ、この光源からの消去光を蓄積性蛍光
体パネル12に対して照射して残像の消去を行うことが
できる。即ち、消去光を蓄積性蛍光体パネル12に照射
することによって、画像読取部5でのレーザ光走査によ
る画像の読み取り後に蓄積性蛍光体パネル12に残留し
ている放射線エネルギを放出する。この消去動作は、蓄
積性蛍光体パネル12が搬送部4により垂直方向V’へ
搬送され、元のカセッテ9内へ戻される際に行われる。
【0048】図4に示すカセッテ9は、その内部に蓄積
性蛍光体パネルを収納し、また図2と同様のカセッテ識
別のための識別部9aと表示部9bとをその外表面に備
え、また、図4の下端にはキャップ部9cを有する。こ
のキャップ部9cには蓄積性蛍光体パネルが連結されて
いる。この蛍光体パネル12は、図3に示すカセッテク
リンチ411によりキャップ部9cとともにカセッテ9
から引き出される。また、図4に示すように、装置1’
には図2と同様の識別情報読取手段6a,書込手段6
b、及び記憶手段6cが備えられ、図2と同様の動作を
する。また、表示部9bは、図2と同様の表示をさせる
ことができる。
【0049】以上のような構成の搬送部4及び画像読取
部5の動作について説明する。カセッテ装填部3に装填
されたカセッテ9から蓄積性蛍光体パネル12を引き出
すために、図3のモータ406をパルス制御しながら駆
動し、カセッテクリンチ411を方向V’へ所定量移動
させると、カセッテクリンチ411はカセッテ9のキャ
ップ部9cとともに蓄積性蛍光体パネル12を保持し、
次に、カセッテクリンチ411がモータ406の駆動に
より方向Vへ所定位置まで移動させられる。移動体40
0は、蓄積性蛍光体パネル12を所定の高さ位置に固定
した状態で画像読取部5に向けて搬送モータ404の駆
動により搬送ベルト403で図3の水平方向Hに搬送さ
れる。蓄積性蛍光体パネル12が画像読取部5の近傍で
停止する。上のような状態で画像読取部5が蓄積性蛍光
体パネル12の放射線画像の読み取りを実行する。
【0050】次に、画像読取部5における画像読み取り
が終了すると、蓄積性蛍光体パネル12は、H’方向、
V’方向を搬送されて逆の経路をたどり元のカセッテ9
内に収納される。また、この搬送の途中で、消去部13
により蓄積性蛍光体パネル12の画像情報が消去され
る。
【0051】上述の動作において、カセッテ9がカセッ
テ装填部3に装填されると、その識別部9aから識別情
報読取手段6aによりカセッテの識別信号が読み取ら
れ、この識別情報に基づいてそのカセッテに収納された
蓄積性蛍光体パネルの使用不可能領域等の処理情報を読
み込むことができる。制御部6は、この使用不可能領域
を除いて画像読取部5にその蓄積性蛍光体パネルから画
像情報の読み取りを行わせる。このため、蓄積性蛍光体
パネルの不要な部分について読み取りのための走査は行
われないことから、より高速な読み取り処理が可能とな
る。また、使用不可能領域を避けて蓄積性蛍光体パネル
を使用することが実現できる。従って、その一部に使用
不可能部分を含んでいても蓄積性蛍光体パネルを廃棄す
ることなく効率的に使用することができ、好ましい。
【0052】また、読み込まれた処理情報が蓄積性蛍光
体パネルについての読取補正情報であり、例えば機械的
ひずみや経年変化等のため感度が低下している場合に
は、制御部6が画像読取部5において読取補正情報に基
づいてフォトマルチプライヤの感度を高くしたり、また
走査部51から出射するレーザ光の出力を増やす等の制
御を行う。これにより、蓄積性蛍光体パネルの感度低下
が起きても、自動的にその感度補正を行うことができ、
画像情報の読み取りを支障なく正確に行うことが可能と
なる。
【0053】図5にカセッテ9の変形例を示す。図5の
カセッテ9は、キャップ部9cに図4と同様のカセッテ
識別のための識別部91aと表示部91bとを備えてい
る。図5の例によれば、キャップ部9cは蓄積性蛍光体
パネル12とともに画像情報の読み取りのために搬送さ
れ画像読取部5まで到達するので、例えば画像読取部5
近傍に図4の識別情報読取手段6aを配置する構成とす
ることにより、どの蓄積性蛍光体パネルが読み取られる
のかを確実に特定できる。
【0054】なお、上述の実施の形態では、識別部をカ
セッテに設けているが、本発明はこれに限定されず、識
別部を蓄積性蛍光体パネルに設けてもよい。この場合、
識別部は、バーコードからなる識別マーク、テープ状や
シート状の磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒
体、ICメモリ等から構成することができ、蓄積性蛍光
体パネルの画像記録のされない端部等に設けるのが好ま
しい。
【0055】
【発明の効果】本発明の放射線画像読取装置及び放射線
画像読取方法によれば、カセッテに収納される蓄積性蛍
光体パネルにおいて傷や塵等または機械的ひずみや経年
変化等に起因する特性変動等があっても、画像読み取り
に影響を与えることを防止でき、正確な画像読み取りを
行うことができる。また、蓄積性蛍光体パネルに部分的
に使用不可能領域があっても使用可能領域で使用できる
ため、蓄積性蛍光体パネルを破棄しないで済み使用を続
けることができる。これにより、蓄積性蛍光体パネルに
関するコスト高を避けることができ、また省資源に寄与
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による放射線画像読
取装置の概略的な構成を示す図である。
【図2】図1に示す装置に装填されるカセッテの平面図
である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による放射線画像読
取装置の概略的な構成を示す図である。
【図4】図3に示す装置に装填されるカセッテの平面図
である。
【図5】図3に示す装置に装填されるカセッテの変形例
を示す平面図である。
【符号の説明】
1,1’ 放射線画像読取装置 10,3 カセッテ装填部 21a〜21d 蓄積性蛍光体パネル 22a〜22d カセッテ 22,9 カセッテ 32,9a,91a 識別部 62,5 画像読取部 100,6 制御部 101,6a 識別情報読取手段 102,6c 記憶手段 103,6b 書込手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線画像の記録された蓄積性蛍光体パ
    ネルを収納したカセッテを装填し、この装填されたカセ
    ッテから引き出した前記蓄積性蛍光体パネルから画像情
    報を読み取るように構成した放射線画像読取装置におい
    て、 前記カセッテまたは前記蓄積性蛍光体パネルに応じた処
    理情報を記憶した記憶手段と、 前記カセッテまたは前記蓄積性蛍光体パネルに設けられ
    た識別部からカセッテまたは蛍光体パネル識別のための
    識別情報を読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られた識別情報によりカセッ
    テまたは蓄積性蛍光体パネルを識別し、この識別された
    カセッテまたは蓄積性蛍光体パネルに応じた処理情報を
    前記記憶手段から読み出し、この読み出された処理情報
    に基づいて前記蓄積性蛍光体パネルから画像情報を読み
    取るように制御する制御手段と、を備える放射線画像読
    取装置。
  2. 【請求項2】 前記カセッテまたは前記蓄積性蛍光体パ
    ネルに応じた処理情報を前記記憶手段に書き込むための
    情報書込手段を備える請求項1記載の放射線画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】 前記カセッテまたは前記蓄積性蛍光体パ
    ネルに応じた処理情報は、前記カセッテに収納された蓄
    積性蛍光体パネルについて画像記録が可能である領域ま
    たは画像記録が不可能である領域に関するものである請
    求項1または2記載の放射線画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記カセッテまたは前記蓄積性蛍光体パ
    ネルに応じた処理情報は、前記カセッテに収納された蓄
    積性蛍光体パネルについての読取補正情報である請求項
    1,2または3記載の放射線画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、前記蓄積性蛍光体パネ
    ルの所定領域に記録された画像情報を読み取るように制
    御する請求項1,2,3または4記載の放射線画像読取
    装置。
  6. 【請求項6】 前記蓄積性蛍光体パネル上でレーザ光を
    走査させ、前記蓄積性蛍光体パネルから発生した光を光
    検出手段により検出することにより画像情報を読み取る
    ように構成し、 前記カセッテに応じた処理情報に基づく前記レーザ光の
    出力の変更及び前記光検出器の感度の変更の少なくとも
    一方を行うように前記制御手段が制御を行う請求項1,
    2,3,4または5記載の放射線画像読取装置。
  7. 【請求項7】 放射線画像の記録された蓄積性蛍光体パ
    ネルを収納したカセッテを装填し、この装填されたカセ
    ッテから引き出した前記蓄積性蛍光体パネルからの画像
    情報の読み取りを実行する放射線画像読取方法におい
    て、 前記カセッテに応じた処理情報を記憶するステップと、 前記カセッテに設けられた識別部からカセッテ識別のた
    めの識別情報を読み取るステップと、 前記読み取られた識別情報によりカセッテを識別し、こ
    の識別されたカセッテに応じた処理情報を読み出し、こ
    の読み出された処理情報に基づいて前記蓄積性蛍光体パ
    ネルから画像情報を読み取るように制御を行うステップ
    と、を備える放射線画像読取方法。
  8. 【請求項8】 前記カセッテに応じた処理情報を記憶さ
    せるステップを備える請求項7記載の放射線画像読取方
    法。
  9. 【請求項9】 前記カセッテに応じた処理情報は、前記
    カセッテに収納された蓄積性蛍光体パネルについて画像
    記録が可能である領域または画像記録が不可能である領
    域に関するものである請求項7または8記載の放射線画
    像読取方法。
  10. 【請求項10】 前記カセッテに応じた処理情報は、前
    記カセッテに収納された蓄積性蛍光体パネルについての
    読取補正情報である請求項7,8または9記載の放射線
    画像読取方法。
  11. 【請求項11】 前記蓄積性蛍光体パネルの所定領域に
    記録された画像情報を読み取るように制御を行うステッ
    プを備える請求項7,8,9または10記載の放射線画
    像読取方法。
  12. 【請求項12】 前記蓄積性蛍光体パネル上でレーザ光
    を走査させ、前記蓄積性蛍光体パネルから発生した光を
    検出することにより画像情報を読み取り、前記カセッテ
    に応じた処理情報に基づく前記レーザ光の出力の変更及
    び前記光の検出の感度の変更の少なくとも一方を行うよ
    うに制御を行うステップを備える7,8,9,10また
    は11記載の放射線画像読取方法。
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