JP2002058699A - 水蒸気発生体 - Google Patents

水蒸気発生体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便に且つ、蒸しタオルのような安全な水蒸
気を持続的に、偏りなく、身体の皮膚や粘膜へ供給す
る。 【解決手段】 皮膚又は粘膜に適用される水蒸気発生体
10Aに、金属粉、塩類及び水を含有し、金属粉の酸化
に伴って水蒸気を放出する水蒸気発生組成物2からなる
水蒸気発生部1Aを設け、皮膚又は粘膜への適用面に粘
着剤層7設ける。水蒸気発生部1Aでは、水蒸気発生組
成物2の水蒸気発生部1A内での移動が抑制されるよう
に、水蒸気発生組成物2を支持体に保持又は挟持させ、
水蒸気発生部1Aシート状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭皮、肩、頚、
顔、腰、臀部、足、手、腕等の身体部分の皮膚や、目、
鼻、喉等の粘膜に水蒸気を供給することによりそれらに
潤いを与える水蒸気発生体に関し、特に、皮膚に貼付し
て使用した場合に、水蒸気と温熱により化粧料成分又は
薬効成分を効率よく経皮的に吸収させることを可能とす
る水蒸気発生体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、皮膚に適度に加熱された水蒸
気を供給し、それにより皮膚の血行を促進させ、また、
皮膚を好ましい保湿状態に維持あるいは改善するため、
スチーム美顔器、蒸しタオル等が利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スチー
ム美顔器や蒸しタオルは任意の場所で随時利用すること
ができない。また、スチーム美顔器は、顔以外の身体の
任意の部位に利用することが困難であり、蒸しタオル
は、十分な水蒸気を供給できる維持時間が短いという問
題もある。
【0004】本発明は、このような従来技術の課題に対
し、簡便に、心地よい使用感で、且つ、蒸しタオルのよ
うな安全な水蒸気を持続的に皮膚や粘膜に供給できるよ
うにすること、さらには、皮膚や粘膜へ水蒸気と同時に
化粧料成分又は薬効成分も供給し、化粧料成分又は薬効
成分を皮膚又は粘膜に効率よく浸透させ、それらの使用
効果を大きく向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、金属粉、塩類及び水を含有し、金属粉の
酸化に伴って水蒸気を放出する水蒸気発生組成物からな
る水蒸気発生部を有し、皮膚又は粘膜に適用される水蒸
気発生体であって、水蒸気発生組成物の水蒸気発生部内
での移動が抑制されるように水蒸気発生組成物が支持体
に保持又は挟持され、水蒸気発生部がシート状に形成さ
れ、水蒸気発生体の皮膚又は粘膜への適用面に粘着剤層
が設けられている水蒸気発生体を提供する。
【0006】特にこの水蒸気発生体の好ましい態様とし
て、粘着剤層に化粧料成分又は薬効成分が含まれている
態様を提供する。
【0007】本発明の水蒸気発生体は、皮膚又は粘膜に
適用するものである。ここで、水蒸気発生体を皮膚又は
粘膜に適用するとは、例えば、水蒸気発生体を皮膚又は
粘膜に貼付などにより接触させることをいう。
【0008】また、本発明において水蒸気発生体から放
出される水蒸気とは、水が気化して気体状になったもの
及びその気体が凝結して微細な水滴になったものの双方
を含む。
【0009】本発明の水蒸気発生体は、その水蒸気発生
部に、金属粉、塩類及び水を含有し、金属粉の酸化に伴
って水蒸気を放出する水蒸気発生組成物を利用している
ので、随時、簡便に身体の任意の部位の皮膚や粘膜に潤
いと温熱を供給することができる。
【0010】また、水蒸気発生体の皮膚又は粘膜への適
用面に粘着剤層が設けられているので、水蒸気発生体を
皮膚又は粘膜上の所望の部位に極めて簡便に貼付するこ
とができ、別途ホルダー等を使用することが不要とな
る。
【0011】特に、この粘着剤層に化粧料成分又は薬効
成分を含有させると、水蒸気が皮膚又は粘膜と粘着剤層
とを温熱湿潤状態にするので、化粧料成分又は薬効成分
の皮膚又は粘膜への浸透速度が高まり、それらの使用効
果を向上させることができる。
【0012】また、本発明の水蒸気発生体は、水蒸気発
生組成物の水蒸気発生部内での移動が抑制されるように
水蒸気発生組成物が支持体に保持又は挟持されているの
で、水蒸気発生体の保管時あるいは使用時に水蒸気発生
組成物が偏り、水蒸気発生部位にムラができたり、水蒸
気発生組成物の塊状部分がごろついて使用感が低下する
などの問題が生じることがない。さらに、本発明の水蒸
気発生体は、水蒸気発生部がシート状に形成されている
ので、貼り心地よく使用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面を参照しつ
つ詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は
同等の構成要素を表している。
【0014】図1は、本発明の一態様の水蒸気発生体1
0Aの断面図(同図(a))及び平面図(同図(b))
である。
【0015】この水蒸気発生体10Aは、シート状に形
成された水蒸気発生部1Aと、水蒸気発生部1Aの水蒸
気発生面に順次積層された透湿性シート5a、5b、非
透湿性シート6及び粘着剤層7と、水蒸気発生部1Aの
他面に積層された通気性シート8と、これら全体を収容
し密封する密封袋9からなっている。この水蒸気発生体
10Aは、使用時に密封袋9を破ってその内容物を取り
出し、粘着剤層7を皮膚又は粘膜上に貼付することによ
り使用される。また、この水蒸気発生体10Aの非透湿
性シート6及び粘着剤層7には、水蒸気発生部1Aから
放出された水蒸気を皮膚又は粘膜に導く開口部Hが開け
られている。
【0016】水蒸気発生部1Aは、水蒸気発生組成物2
を支持体に保持させたものからなり、この水蒸気発生組
成物2としては、金属粉(鉄、アルミニウム、亜鉛、銅
等)、塩類(塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カル
シウム、塩化マグネシウム等)及び水を含有し、次式
【化1】Fe+(3/4)O2+(3/2)H2O → F
e(OH)3+96kcal のように、金属粉の酸化により発熱し、系内の水を水蒸
気として放出するものが使用される。ここで金属粉とし
ては、経済性、反応性、安全性の点から、鉄粉を使用す
ることが好ましい。また、水蒸気発生組成物には、保水
剤(バーミキュライト、ケイ酸カルシウム、シリカゲ
ル、シリカ系多孔質物質、アルミナ、パルプ、木粉、吸
水性ポリマー等)や、反応促進剤(活性炭、カーボンブ
ラック、黒鉛等)などの種々の成分を含有させることが
できる。
【0017】水蒸気発生部1Aは、水蒸気発生組成物2
の水蒸気発生部1A内での移動が抑制され、偏りが防止
されるように、多数の空隙を有する不織布3のその空隙
内に水蒸気発生組成物2を分散、保持させ、さらにその
両面を不織布4a、4bで挟んだシート状の構造を有し
ている。このように水蒸気発生部1Aをシート状にする
ことにより、水蒸気発生体10Aの使用時に、水蒸気の
発生箇所が偏在することを防止でき、貼り心地を向上さ
せることもできる。
【0018】多数の空隙を有する不織布3について、そ
の繊維素材に特に制限はないが、保水性の高い点から
綿、パルプ等を使用することが好ましい。また、不織布
3が水蒸気発生組成物の十分な量を保持できるようにす
るため、不織布3は空隙率60%以上、坪量10〜30
0g/m2とすることが好ましい。
【0019】一方、不織布4a、4bは、上述の不織布
3の空隙に保持させた水蒸気発生組成物2の漏れを防止
するために設けられている。不織布4a、4bとして
は、例えば、坪量10〜150g/m2で、不織布3よ
りも緻密なものを使用することが好ましい。
【0020】水蒸気発生部1Aの具体的な製造方法とし
ては、例えば、まず、多数の空隙を有する不織布3と比
較的緻密な不織布4aを接着剤を用いて重ね合わせ、水
蒸気発生組成物2の構成成分のうち粉体成分を不織布3
の上面に散布し、振動を与えることにより、あるいは減
圧で吸引することにより不織布3の空隙に水蒸気発生組
成物2を500〜8000g/m2保持させる。次い
で、その散布面上に不織布4bを重ね、その積層物を温
度70〜250℃、線圧0.5〜100kg/cmで加
熱圧縮し、厚さ0.5〜20mm、好ましくは1〜6m
mのシート状に加工する。その後、このシート状物に、
水蒸気発生組成物2の構成成分のうち、塩類を含む水溶
液を含浸させ、水蒸気発生部1Aを得る。
【0021】なお、この水蒸気発生体10Aに使用する
水蒸気発生組成物2の組成自体は、一般に化学カイロと
称されている発熱体で利用されているものである。しか
しながら、従来の化学カイロは基本的に温熱具として構
成されているので、適度な通気性を有し、かつ、反応に
必要な水が発熱体から逃げないように留意されている。
そのため、化学カイロの発熱体を収容する袋は、通気性
は有するが、積極的に透湿性素材で構成することはなさ
れていない。例えば、特開平1−250252号公報で
は、シートの透湿量として、ASTM法(E−96−8
0D法)で100〜400g/m2・24hのシートを
用いている。
【0022】これに対し、この水蒸気発生体10Aで
は、従来の化学カイロにおける同様の組成物の利用態様
とは大きく異なり、水蒸気発生組成物2を水蒸気発生源
として積極的に利用する。そのため、水蒸気発生部1A
の皮膚又は粘膜側に積層された素材を透湿性素材(非透
湿性素材に孔を開ける等により全体として透湿性を付与
した素材を含む)、好ましくは、透湿量が500g/m
2・24h以上、より好ましくは800g/m2・24h
以上、さらに好ましくは1000〜3000g/m2
24h以上、特に好ましくは1400〜2800g/m
2・24hの透湿性素材から構成し、それにより水蒸気
発生体10Aの皮膚又は粘膜への適用面から放出される
水蒸気量を0.002mg/cm2・min以上、好ま
しくは、0.01mg/cm2・min以上、特に、
0.5mg/cm2・min以上とする。もしくは、水
蒸気発生体の水蒸気放出部分から放出される水蒸気量を
0.01mg/cm2・min以上、好ましくは0.0
5mg/cm2・min以上、特に、0.5mg/cm2
・min以上とする。ここで、水蒸気放出部分とは、皮
膚又は粘膜に水蒸気を直接放出する部分をいい、例え
ば、図1の水蒸気発生体10Aの開口部Hをいう。
【0023】なお、水蒸気発生体10Aの皮膚又は粘膜
への適用面から放出される水蒸気量は、室温環境(20
℃、65%RH)下で水蒸気発生体10Aを外気遮断容
器から取り出し、直ちに1mgの単位まで測定可能な上
皿天秤に載せ、その後15分間重量測定を行った場合に
おいて、測定開始時の重量をWt0(g)とし、15分後
の重量をWt15(g)とし、水蒸気発生体表面の皮膚や
粘膜に適用する部分の表面積をS(cm2)としたとき
に、以下の式(1)により算出されるという重量測定法に
よるものである。 水蒸気放出量(mg/cm2・min)=(Wt0−Wt15)・1000/15S (1)
【0024】また、水蒸気発生体10Aの水蒸気放出部
分から放出される水蒸気量は、室温環境(20℃、65
%RH)下で水蒸気発生体10Aを外気遮断容器から取
り出し、直ちに経皮水分蒸散量測定装置(ServoMed社
製、Evaporimeter)にて水蒸気放出部分の湿度測定を6
0分間行い、60分間での湿度の最高値から換算した水
蒸気放出量の数値(mg/cm2・min)である。
【0025】本発明においては、重量測定法による水蒸
気放出量と経皮水分蒸散量測定装置による水蒸気放出量
のいずれかが、前述の範囲になるようにすることが好ま
しい。
【0026】また、水蒸気発生体10Aの粘着剤層7が
水溶性基材からなる場合には、本来的に粘着剤層7に多
くの水分が含まれ、粘着剤層7自体から水蒸気が放出さ
れる。このため、上述の重量測定法によっても経皮水分
蒸散量測定装置を用いる方法によっても、単に水蒸気発
生体10Aから放出された水蒸気量を測定した場合に
は、測定された水蒸気が、本来的に粘着剤層7に含まれ
ていたものか、水蒸気発生組成物2に含まれていたもの
か区別できず、測定された水蒸気量を水蒸気発生部1A
の水蒸気放出能の指標とすることができない。そこで、
粘着剤層7が水溶性基材からなる場合には、水蒸気発生
体10Aから粘着剤層7を除去した形態で放出される水
蒸気量を測定することが好ましい。
【0027】水蒸気発生体10Aにおいて、透湿性シー
ト5a、5bの素材としては、例えば、ナイロン、ビニ
ロン、ポリエステル、レーヨン、アセテート、アクリ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等
の人工繊維、パルプ、綿、麻、絹、獣毛等の天然繊維か
ら選ばれた1種又は2種以上を混合した織布、不織布、
紙、合成紙等があげられる。また、開口部Hを開口した
非透湿性シート6としては、例えば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、ポリスチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、天然ゴム、再生ゴム、合成ゴム
等からなる非通気性フィルム又はシートに孔を設けたも
のを使用できる。
【0028】一方、水蒸気発生部1Aの皮膚又は粘膜の
適用面と反対側に積層されている通気性シート8は、皮
膚又は粘膜の適用面側の透湿性シート5a、5b、開口
部Hを開けた非透湿性シート6に比して透湿性の少ない
ものから形成することが好ましく、例えば、化学カイロ
で一般的に用いられる比較的透湿量が少ない低透湿性シ
ート(例えば、特開平1−250252号公報)から形
成することが好ましい。これにより水蒸気発生部1Aか
らの水蒸気を、皮膚又は粘膜側に効果的に放出させるこ
とができる。なお、通気性シート8は、ここを通して酸
素を水蒸気発生組成物2に供給できるようにするため、
通気性は有するものとする。また、皮膚又は粘膜の適用
面側から水蒸気発生組成物2へ酸素を充分に供給できる
ように、開口部Hの面積、あるいは非透湿性シート6及
び粘着剤層7の設置面積を調整した場合には、通気性シ
ート8に代えて、非通気性シートを設けてもよい。
【0029】なお、水蒸気発生体10Aの製造過程にお
いて、透湿性シート5aと通気性シート8は、それぞれ
水蒸気発生部1A上に積層してもよいが、片面が透湿性
シート5aからなり、他面が通気性シート8からなる袋
体に水蒸気発生部1Aを収容してもよい。
【0030】透湿性シート5bには、水蒸気発生体10
Aの皮膚又は粘膜への適用面から放出される水蒸気の温
度を50℃以下、好ましくは45℃以下、特に好ましく
は38℃〜42℃に、安定的かつ確実に温度制御する温
度調節材としての機能を持たせることが好ましい。この
ために、透湿性シート5bとしては、前述の透湿性シー
ト素材のなかでも不織布もしくは合成紙を使用すること
が好ましい。
【0031】なお、本発明において水蒸気温度を制御す
るにあたり、温度測定は、室温環境(25℃、65%R
H)で水蒸気発生体を外気遮断容器から取り出し、水蒸
気発生体の水蒸気発生面を下面にして発泡スチロール製
台に置き、水蒸気発生体に加重を掛けないようにしてそ
の水蒸気発生面に温度測定器(タバイエスペック(株)
製、サーモレコーダRT−10)の温度検知部をセット
し、水蒸気発生面と発泡スチロール製台との間の温度を
測定することにより行うことができる。水蒸気発生体
が、図1の水蒸気発生体10Aのように、皮膚又は粘膜
への適用面に開口部Hを有する場合には、その開口部H
に温度検知部をセットする。
【0032】透湿性シート5bを不織布もしくは合成紙
から構成する場合に、不織布もしくは合成紙は、水蒸気
発生部1Aから発生した水蒸気の通過抵抗にもなること
から、その目付、厚み等は、水蒸気発生体10Aの表面
からの所望の水蒸気放出量に応じて適宜定める。また、
水蒸気発生部1Aからの放出直後の水蒸気温度が50℃
以下、好ましくは45℃以下であれば、不織布もしくは
合成紙は設けなくてもよい。水蒸気発生体10Aの皮膚
又は粘膜への適用面から放出される水蒸気の温度を50
℃以下に制御するためには、粘着剤層7の厚みを大きく
してもよい。
【0033】粘着剤層7は、水蒸気発生体10Aの皮膚
又は粘膜の適用面の外側縁部ではなく、積極的に適用面
内に設けられている。そのため、この水蒸気発生体10
Aは、単に、粘着剤層7を適用面の外側縁部に有するも
のに比して、所望の適用部位に極めて簡便にかつ確実に
貼付することが可能となる。
【0034】粘着剤層7には、必要に応じて化粧料成分
又は薬効成分を含有させることができる。これにより、
水蒸気で温熱湿潤状態にした皮膚又は粘膜へ、温熱湿潤
状態になった粘着剤層7から化粧料成分又は薬効成分を
作用させることができるので、化粧料成分又は薬効成分
の皮膚又は粘膜への浸透速度を高め、それらの使用効果
を高めることが可能となる。このような水蒸気発生体1
0Aにおける温熱湿潤作用は、化粧料成分又は薬効成分
を含有させた粘着剤層を単に従来の化学カイロ上に設け
た場合(即ち、粘着剤層の背後の化学カイロは粘着剤層
を温熱するのみで格別水蒸気を供給せず、皮膚からの発
汗によって当該皮膚あるいは粘着剤層が湿潤する場合)
に比して、極めて大きく、化粧料成分や薬効成分を効果
的に皮膚又は粘膜に浸透させる。
【0035】また、粘着剤層7には、円形の開口部H
(Ha、Hb、Hc、Hd、He、Hf)が複数開けら
れている。これにより、水蒸気発生部1Aから放出され
た水蒸気を、矢印で示したように、もっぱら開口部Hを
通して皮膚又は粘膜に効率的に導くことが可能となる。
開口部Hの面積割合は、皮膚又は粘膜への水蒸気供給
量、及び化粧料成分又は薬効成分の供給量を十分にする
という観点から、水蒸気発生体10Aの皮膚又は粘膜へ
の適用面全面の0.1〜50%が好ましく、0.5〜3
0%がより好ましい。
【0036】粘着剤層7の構成材料には特に制限はな
く、水溶性基材あるいは非水溶性基材からなる粘着剤を
使用することができる。例えば、水溶性高分子の架橋剤
による水性ゲルからなる粘着基材(特開平9−8717
1号公報段落[0011]〜[0018])、水系粘着
剤、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン樹脂
系粘着剤、天然ポリマー、セルロース系ポリマー、デン
プン系ポリマー、合成ポリマー等をベースとする粘着剤
(特開平9−12449号公報段落[0012]〜[0
018]、特開平7−233050号公報段落[000
9]〜[0024]、WO96/08245、5頁18
行〜6頁2行)等を使用することができる。
【0037】また、粘着剤層7に含有させる化粧料成分
又は薬効成分としては、例えば、酸性ムコポリサッカラ
イド、カミツレ、セイヨウトチノキ、イチョウ、ハマメ
リエキス、ビタミンE、ニコチン酸誘導体、アルカロイ
ド化合物等の血行促進剤;セイヨウトチノキ、フラボン
誘導体、ナフタリンスルホン酸誘導体、アントシアニ
ン、ビタミンP、キンセンカ、コンコリット酸、シラノ
ール、テルミナリア、ビスナガ、マユス等のむくみ改善
剤;アミノフィリン、茶エキス、カフェイン、キサンチ
ン誘導体、イノシット、デキストラン硫酸誘導体、セイ
ヨウトチノキ、エスシン、アントシアニジン、有機ヨウ
素化合物、オトギリ草、シモツケ草、スギナ、マンネン
ロウ、朝鮮人参、セイヨウキヅタ、チオムカーゼ、ヒア
ルウロニダーゼ等のスリム化剤;インドメタシン、ジク
ロフェナック、dl−カンフル、フルルビプロフェン、
ケトプロフェン、トウガラシエキス、ピロキシカム、フ
ェルビナック、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコー
ル等の鎮痛剤;グリセリン等のポリオール類、セラミド
類、コラーゲン類等の保湿剤;パパイン等のプロテアー
ゼからなるピーリング剤;チオグリコール酸カルシウム
等の除毛剤;γ−オリザノール等の自律神経調節剤等を
あげることができる。
【0038】ここで、粘着剤層7にピーリング剤として
プロテアーゼを使用する場合、プロテアーゼは、固定化
酵素を調製する場合の常法によって固定化することがで
きる。こうして固定化されたプロテアーゼは、水蒸気発
生組成物2から供給される温熱と水蒸気とにより触媒活
性が高められる。したがって、肘、膝、かかと等の古い
角質層を効果的に除去することが可能となる。
【0039】また、上述のように化粧料成分や薬効成分
を粘着剤層7に含有させることにより、それらの使用効
果を高めることができるが、特に、除毛剤を使用する
と、水蒸気発生組成物2から供給された水蒸気が毛根周
辺を膨潤、軟化させるので、従来の除毛剤の使用方法に
比して、除毛に伴う痛みを顕著に緩和し、優れた除毛効
果を得ることができる。
【0040】図2は、本発明の他の態様の水蒸気発生体
10Bの断面図(同図(a))及び平面図(同図
(b))である。
【0041】この水蒸気発生体10Bは、図1の水蒸気
発生体10Aに対して、水蒸気発生部1Bが、多数の空
隙を有する不織布3のその空隙内に水蒸気発生組成物2
を分散、保持させたものからなる点では共通するが、水
蒸気発生組成物2を分散保持した不織布3の両面が、他
の不織布で挟まれていない点、及び非通気性シート6と
粘着剤層7に開けられた開口部Hの個数が多い点で異な
っている。
【0042】この水蒸気発生部1Bは、多数の空隙を有
する不織布3に、水蒸気発生組成物2の構成成分のう
ち、金属粉を散布し、振動を与えることにより、あるい
は減圧で吸引することにより不織布3の空隙に水蒸気発
生組成物を保持させ、その後水蒸気発生組成物2の残り
の構成成分からなる懸濁液を含浸させることにより得る
ことができる。図2(c)は、こうして得られた水蒸気
発生部1Bの模式図であり、水蒸気発生組成物2が不織
布の繊維3xの空隙間に保持されている状態を示してい
る。
【0043】図3の水蒸気発生体10Cは、図1の水蒸
気発生体10Aに対して、水蒸気発生部1A及び通気性
シート8が複数に分割された小ユニットに形成されてお
り、各水蒸気発生部1A上に開口部Hを設けた態様であ
る。
【0044】このように、一つの水蒸気発生体10C内
に複数個の水蒸気発生部1Aを設けることにより、水蒸
気発生体10Cの柔軟性が増し、身体に適用した場合の
違和感を低減させることができる。なお、水蒸気発生部
1Aのユニットを複数個設ける場合に、図3のように各
ユニットを互いに接するかもしくは熱融着するなどの方
法で接着させるようにしてもよく、離してもよい。
【0045】図4の水蒸気発生体10Dは、図1の水蒸
気発生体10Aに対して、粘着剤層7が、水蒸気発生体
10Dの皮膚又は粘膜の適用面の周縁部には設けられて
おらず、水蒸気発生部1Aから放出された水蒸気が、専
ら、水蒸気発生体10Dの皮膚又は粘膜の適用面の周辺
部と、粘着剤層7に開けられた開口部Hから皮膚又は粘
膜に供給されるようにしたものである。
【0046】図5の水蒸気発生体10Eは、図1の水蒸
気発生体10Aに対して、粘着剤層7の開口部Hが円形
ではなく、帯状に開けられている点が異なっている。
【0047】このように、本発明において、粘着剤層7
に水蒸気発生部1Aから放出された水蒸気を皮膚又は粘
膜に導く開口部Hの形状には、特に制限はない。また、
水蒸気発生体の皮膚又は粘膜への適用面における粘着剤
層7の形成位置やその面積率にも特に制限はない。ただ
し、適用面全面に粘着剤層7を形成すると皮膚又は粘膜
への水蒸気供給量が過度に低減するので、粘着剤層7の
形成面積は、水蒸気発生体の皮膚又は粘膜への適用面全
体の50%〜99.9%が好ましく、70%〜99.5
%がより好ましい。
【0048】図6の水蒸気発生体10Fは、図1の水蒸
気発生体10Aの水蒸気発生部1Aに代えて、水蒸気発
生部1Cとして、支持体となる不織布4上に、水蒸気発
生組成物のうち、塩類、水、及び必要に応じて保水剤を
配合した粘液体又は液体の塗布層2aと、その上に積層
した金属粉を含む粉体層2bとの積層体からなる積層物
を設けたものである。
【0049】図7の水蒸気発生体10Gは、図1の水蒸
気発生体10Aの水蒸気発生部1Aに代えて、水蒸気発
生部1Dとして、水蒸気発生組成物と繊維状物質から形
成した抄紙を用いたものである。ここで、繊維状物質と
しては、種々の天然性繊維や合成繊維を使用することが
できるが、特に、通気性及び価格等の点からパルプが好
ましい。また、抄紙は、含水率5〜60重量%、金属粉
の割合5〜70重量%、厚さ0.5〜20mm、特に1
〜6mmに形成することが好ましい。
【0050】このように本発明において、水蒸気発生部
は、水蒸気発生組成物の水蒸気発生部内での移動が抑制
されるように水蒸気発生組成物が支持体に保持又は挟持
され、水蒸気発生部がシート状に形成される限り、種々
の態様をとることができる。
【0051】例えば、図1の水蒸気発生体10Aにおい
て、皮膚又は粘膜に供給する水蒸気の温度制御の機能を
担う透湿性シート5bとして、不織布に代えて、(1)織
布、(2)紙、合成紙等の紙類、(3)プラスチック、天然ゴ
ム、再生ゴム又は合成ゴムから形成した多孔性フィルム
又は多孔性シート、(4)穿孔を有するウレタンフォーム
等の発泡プラスチック、及び(5)穿孔を有するアルミ箔
等の金属箔、の少なくとも一種を使用することができ
る。これらの温度調節材は単独で使用してもよく、複数
の構成素材を積層して使用してもよい。積層する場合の
それらの組み合わせ態様、積層方法等は、皮膚又は粘膜
に所定温度の水蒸気を所定量供給できるように適宜定め
る。
【0052】また、皮膚又は粘膜に供給する水蒸気の温
度制御のため、水蒸気発生組成物2に使用する鉄粉等の
金属粉の粒径、比表面積、水蒸気発生体の皮膚又は粘膜
への適用面1cm2あたりに存在する金属粉量等を適宜
調整してもよい。
【0053】化粧料成分又は薬効成分は粘着剤層7に含
有させることなく、水蒸気発生部2と粘着剤層7との間
に別途それらを担持させた層を設けてもよい。
【0054】
【実施例】実施例1 図1の態様の水蒸気発生体10Aを次のように作製し
た。
【0055】まず、鉄粉(同和鉄粉工業社製、RKH)
50重量%、食塩3重量%、水27重量%、活性炭5重
量%、バーミキュライト(シンセイミクロン社製)15
重量%を混合して水蒸気発生組成物(2)20gを得た。
【0056】一方、多数の空隙を有する不織布(3)(王
子製紙社製、オウジキノクロス)(22cm×20c
m)と、比較的緻密な不織布(4a)(大王製紙社製、エリ
エールティッシュ)(22cm×20cm)とをエチレ
ン−酢酸ビニル系エマルジョン接着剤で貼り合わせ、多
数の空隙を有する不織布(3)上に、上述の水蒸気発生組
成物(2)を窒素気流下で均一に散布すると共に、エチレ
ン−酢酸ビニル系共重合樹脂粉末を上面から散布し、不
織布に上下振動を加えて不織布の空隙中に保持させた。
次に、この不織布(3)の上面に不織布(4b)を重ね、得ら
れた積層物を温度200℃、圧力100kg/cmで圧
縮加熱し、厚さ1.5mmのシート状水蒸気発生部(1A)
を得た。
【0057】この水蒸気発生部(1A)を、10×8cmの
大きさに切断し、片面が通気性シート(8)(日東電工社
製、ブレスロン)、他面が透湿性シート(5a)(三井石油
化学社製、SWP)からなる袋に入れ、その透湿性シー
ト(5a)側の面に透湿性シート(5b)として不織布(三井石
油化学社製、シンテックスV305)を積層した。
【0058】一方、表1の処方の粘着剤組成物を調製し
た。
【0059】
【表1】粘着剤組成物処方 (単位:重量%) インドメタシン 0.375 L−メントール 1 クロタミトン 3 ポリアクリル酸ソーダ 6 ポリアクリル酸 2.5 グリセリン 25 ミリスチン酸イソプロピル 2 スクワラン 4 水酸化アルミニウムゲル 0.2 軽質無水シリカ 2精製水 バランス
【0060】この粘着剤組成物をPETフィルム上に均
一に塗工して粘着剤層を形成し、これを非透湿性シート
(6)(日東電工社製、ニトタック)で覆い、粘着剤層(7)
と非透湿性シート(6)との積層シート(10cm×14
cm)を得、これに開口部Hとして、直径0.5cmの
孔を6個/(10cm×14cm)開け、その非透湿性
シート(6)側から上述の水蒸気発生部(1A)上の透湿性シ
ート(5b)に重ね合わせた。こうして得られた水蒸気発生
体(10A)を密封袋(9)で密封した。
【0061】実施例2 図2の態様の水蒸気発生体10Bを次のように作製し
た。
【0062】まず、多数の空隙を有する不織布(3)(王
子製紙社製、オウジキノクロス)(22×20cm)
に、鉄粉(同和鉄粉工業社製、RKH)13g及び活性
炭2gを均一に混合した粉体を上から振りかけて振動さ
せ、分散保持させた。次に、10重量%食塩水を窒素気
流下で散布し、ローラーでプレスして均一に含浸させる
ことにより水蒸気発生部1Bを得た。
【0063】実施例1の水蒸気発生体の製造工程におい
て、水蒸気発生部1Aに代えて、上述の水蒸気発生部1
Bを使用することにより水蒸気発生体10Bを得た。
【0064】実施例3 図3の水蒸気発生体10Cを次のように作製した。
【0065】まず、実施例1と同様にして、底面(不織
布(4b))の大きさが3cm×3cmの水蒸気発生部(1A)
を6個作製し、それらを透湿性シート(5b)(10cm×
14cm)の上に並べた。透湿性シート(5b)には、実施
例1と同様の粘着剤層(7)と非透湿性シート(6)との積層
シートであって、直径1.0cmの孔を6個/(10c
m×14cm)開けたものを重ね合わせ、水蒸気発生体
10Cを得た。
【0066】実施例4 図4の水蒸気発生体10Dを作製した。
【0067】この場合、粘着剤層(7)と非透湿性シート
(6)との積層シートとして、10cm×10cmの大き
さで、直径1cmの開口部Hを4個/(10cm×10
cm)有するシートを使用する以外は実施例1と同様に
して作製した。
【0068】比較例1 実施例1と同様の水蒸気発生組成物を、片面が通気性シ
ート(8)(日東電工社製、ブレスロン)、他面が透湿性
シート(5a)(三井石油化学社製、SWP)(日東電工社
製、ブレスロン)からなる袋(10cm×14cm)に
入れ、この袋の透湿性シート(5a)面に透湿性シート(5b)
を重ね合わせ、さらに実施例1と同様の粘着剤層(7)と
非透湿性シート(6)との積層シート(10cm×14c
m)であって、直径1.0cmの孔を4個/(10cm
×14cm)開けたものを重ね合わせ、比較例の水蒸気
発生体を得た。
【0069】評価1 実施例1及び比較例1で得た水蒸気発生体を、それぞれ
人の腰部に貼付し、貼付後、表2、表3に示す時間で取
り外し、粘着剤層側の各開口部H(Ha、Hb、Hc、
Hd、He、Hf)からの水蒸気放出量を経皮水分蒸散
量測定装置を用いて求めた。結果を表2、表3に示す。
【0070】
【表2】実施例1 (単位:g/m2 ・hr) 開口部 貼付後の時間 5分 15分 30分 60分 90分 Ha 58 110 105 100 88 Hb 65 105 100 98 92 Hc 70 112 102 98 87 Hd 70 115 98 105 90 He 62 108 104 95 88Hf 60 100 110 102 85
【0071】
【表3】比較例1 (単位:g/m2 ・hr) 開口部 貼付後の時間 5分 15分 30分 60分 90分 Ha 60 78 31 10以下 10以下 Hb 70 55 25 10以下 10以下 Hc 68 34 12 10以下 10以下 Hd 75 120 150 50 32 He 78 154 175 61 48Hf 80 190 168 35 25
【0072】表2、表3の結果から、比較例1の水蒸気
発生体は、装着中に水蒸気発生組成物が偏るために、水
蒸気発生部位にも偏りが生じるが、実施例1の水蒸気発
生体は、各開口部から均等に水蒸気が放出されたことが
わかる。
【0073】評価2 粘着剤組成物として、表1の粘着剤組成物処方からイン
ドメタシンとクロタミトンを除いた粘着剤組成物を調製
して使用した以外は、実施例1及び比較例1を繰り返
し、実施例1bの比較例1bの水蒸気発生体を得た。
【0074】これらの水蒸気発生体をそれぞれ人の腰部
に貼付し(対象者18名)、全体的使用感、温度、温度
の偏りについてアンケート調査を行い、表4の結果を得
た。表4から、各開口部から均等に水蒸気が放出される
実施例の水蒸気発生体は、比較例の水蒸気発生体に比し
て使用感の優れていることがわかる。
【0075】
【表4】 全体的使用感 実施例1b:良い89%、どちらともいえない11%、良くない 0% 比較例1b:良い34%、どちらともいえない22%、良くない44% 温度 実施例1b:良い83%、どちらともいえない11%、良くない 6% 比較例1b:良い39%、どちらともいえない39%、良くない22% 温度の偏り 実施例1b:感じる 0%、どちらともいえない22%、感じない78% 比較例1b:感じる56%、どちらともいえない33%、感じない11%
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、簡便な構成で、蒸しタ
オルのような安全な水蒸気を持続的に偏りなく、皮膚や
粘膜に供給することができ、使用感が向上する。さら
に、粘着剤層に化粧料成分又は薬効成分を含有させた態
様によれば、水蒸気の温熱湿潤作用により化粧料成分や
薬効成分の使用効果を極めて向上させることができる。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】 水蒸気発生体の断面図(同図(a))及び平
面図(同図(b))である。
【図2】 水蒸気発生体の断面図(同図(a))、平面
図(同図(b))及び水蒸気発生部の模式図(同図
(c))である。
【図3】 水蒸気発生体の断面図(同図(a))及び平
面図(同図(b))である。
【図4】 水蒸気発生体の断面図(同図(a))及び平
面図(同図(b))である。
【図5】 水蒸気発生体の断面図である。
【図6】 水蒸気発生体の断面図である。
【図7】 水蒸気発生体の断面図(同図(a))及び平
面図(同図(b))である。
【符号の説明】
1A…水蒸気発生部 2…水蒸気発生組成物 3…不織布 4a、4b…不織布 5a、5b…透湿性シート 6…非透湿性シート 7…粘着剤層 8…通気性シート 9…密封袋 10A、10B、10C、10D、10E、10F、1
0G…水蒸気発生体 H…開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 U W 7/48 7/48 Fターム(参考) 4C076 AA73 BB31 CC01 CC11 CC18 DD21 DD23 DD27 DD30 DD34 DD38 DD45 DD52 EE07 EE09 FF31 FF57 FF68 4C081 AA03 BB06 CG01 DA11 DC04 4C083 AB032 AB051 AB132 AB172 AB191 AB232 AB271 AB332 AC022 AC122 AC352 AC642 AC852 AD092 AD532 CC02 CC07 DD12 EE12 EE13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属粉、塩類及び水を含有し、金属粉の
    酸化に伴って水蒸気を放出する水蒸気発生組成物からな
    る水蒸気発生部を有し、皮膚又は粘膜に適用される水蒸
    気発生体であって、水蒸気発生組成物の水蒸気発生部内
    での移動が抑制されるように水蒸気発生組成物が支持体
    に保持又は挟持され、水蒸気発生部がシート状に形成さ
    れ、水蒸気発生体の皮膚又は粘膜への適用面に粘着剤層
    が設けられている水蒸気発生体。
  2. 【請求項2】 粘着剤層に化粧料成分又は薬効成分が含
    まれている請求項1記載の水蒸気発生体。
  3. 【請求項3】 粘着剤層に、水蒸気発生部から放出され
    た水蒸気を皮膚又は粘膜に導く開口部が開けられている
    請求項1又は2記載の水蒸気発生体。
  4. 【請求項4】 粘着剤層が、皮膚又は粘膜への適用面の
    少なくとも非周縁部に設けられている請求項1又は2記
    載の水蒸気発生体。
  5. 【請求項5】 水蒸気発生部が、不織布の空隙に保持さ
    れた水蒸気発生組成物からなる請求項1〜4のいずれか
    に記載の水蒸気発生体。
  6. 【請求項6】 水蒸気発生部が、水蒸気発生組成物と繊
    維状物質から形成した抄紙からなる請求項1〜4のいず
    れかに記載の水蒸気発生体。
  7. 【請求項7】 水蒸気発生部が、支持体上に塗布した、
    塩類及び水を含有した粘液体又は液体層と、その上に積
    層した金属粉を含む粉体層からなる請求項1〜4記載の
    いずれかに記載の水蒸気発生体。
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