JPH06275825A - 半導体装置の保護回路 - Google Patents

半導体装置の保護回路

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Publication number
JPH06275825A
JPH06275825A JP6553293A JP6553293A JPH06275825A JP H06275825 A JPH06275825 A JP H06275825A JP 6553293 A JP6553293 A JP 6553293A JP 6553293 A JP6553293 A JP 6553293A JP H06275825 A JPH06275825 A JP H06275825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bipolar transistor
emitter
semiconductor device
power supply
breakdown voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP6553293A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Ueno
野 昭 司 上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6553293A priority Critical patent/JPH06275825A/ja
Publication of JPH06275825A publication Critical patent/JPH06275825A/ja
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐圧の低い素子を含む半導体装置でも、これ
を確実に保護することのできる半導体装置の保護回路を
得る。 【構成】 半導体装置の入力端子にコレクタが接続さ
れ、接地点にエミッタが接続されたバイポーラトランジ
スタと、このバイポーラトランジスタのベース・エミッ
タ間に接続された可制御抵抗素子と、電源電圧の有に対
応して可能制御抵抗素子の抵抗値を下げ、電源電圧の無
に対応して可制御抵抗素子の抵抗値を増大させる抵抗値
制御手段とを備えている。好ましくは、可制御抵抗素子
としてMOSトランジスタを用い、抵抗値制御手段とし
てMOSトランジスタのゲートと電源との間に接続され
た抵抗器を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC,LSIで代表さ
れる半導体装置を、サージ電圧から保護する半導体装置
の保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の保護回路として、図4
(a) 及び(b) に示すものがあった。このうち、図4(a)
はダイオードD1 を用いたもので、カソードが入力端子
INと抵抗器R1 の相互接続点に接続され、アノードが
低電位電源としての接地点GNDに接続されている。こ
れは、入力端子INの外来サージに対して、これよりも
降伏電圧の低いダイオードD1 によって電荷を接地点G
NDに急速に逃がすことにより、抵抗器R1 以降の半導
体素子の損壊を防止する。一方、図4(b) はバイポーラ
トランジスタQ1 及び抵抗器R2 を用いたもので、トラ
ンジスタQ1 のコレクタが入力端子INと抵抗器R1
相互接続点に接続され、そのエミッタが接地点GNDに
接続され、さらに、このトランジスタのベース・エミッ
タ間に抵抗器R2 が接続されている。これは、ベース・
エミッタ間に抵抗器R1 を接続した場合のコレクタ・エ
ミッタ間の降伏電圧VCER よりも電圧の高い外来サージ
の電荷を接地点GNDに急速に逃がして半導体素子の損
壊を防止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体素子の集
積度が高められ、これに応じて半導体素子の耐圧が低く
なっている。因みに、配線幅が0.5 〜1.0 μであるサブ
ミクロン級のCMOSデバイスにあっては耐圧は低くな
る傾向にある。しかるに、図4(a) に示したダイオード
1 の降伏電圧、及び、図4(b) に示したトランジスタ
1 のコレクタ・エミッタ間の降伏電圧VCER がCMO
Sデバイスの耐圧に比べて高い場合これらの保護素子が
導通するよりも先にCMOSデバイスが損壊するおそれ
がある。
【0004】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、耐圧の低い素子を含む半導体装置でも、
これを確実に保護することのできる半導体装置の保護回
路を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体装置の
入力端子にコレクタが接続され、接地点にエミッタが接
続されたバイポーラトランジスタと、このバイポーラト
ランジスタのベース・エミッタ間に接続された可制御抵
抗素子と、電源電圧の有に対応して可能制御抵抗素子の
抵抗値を下げ、電源電圧の無に対応して可制御抵抗素子
の抵抗値を増大させる抵抗値制御手段とを備えている。
【0006】好ましくは、可制御抵抗素子としてMOS
トランジスタを用い、抵抗値制御手段としてMOSトラ
ンジスタのゲートと電源との間に接続された抵抗器を用
いる。
【0007】
【作用】一般に、ICは基板に実装された時、他のIC
等と接続される。このため、それ自体を単体で扱う場合
と比較すれば、サージ等の、いわゆる、電圧ストレスを
受け難くなる。
【0008】一方、保護素子としてバイポーラトランジ
スタを用いた時に、スルーレートの高い信号が入力され
ると、このトランジスタの寄生容量を介して、次式に示
す電流がベースに流れてトランジスタをオン動作させ
る。
【0009】 i=C・dV/dt …(1) ただし i:ベース電流 C:コレクタ・ベース間の寄生容量 dV/dt:スルーレート である。
【0010】従って、高速型デバイスでは、dV/dt
が特に大きくなり、オン動作させてはならない時に、ト
ランジスタがオン動作しやすくなる。
【0011】以上の点を勘案すると、保護素子としてバ
イポーラトランジスタを用いた場合、電源を印加して動
作状態になるまでは降伏電圧VCEが低く、動作状態にお
いては降伏電圧VCEの高いものが望まれる。
【0012】ところで、PNP形バイポーラトランジス
タのエミッタ接地におけるコレクタ電流IC と、コレク
タ・エミツタ電圧VCEとは図3に示した関係にある(東
芝半導体データブック・パワートランジスタ編)。すな
わち、ベースを開放した場合のコレクタ電流IC と、コ
レクタ・エミツタ電圧VCEO とは、図3(a) に示した関
係にあり、降伏電圧はVA であったとする。一方、ベー
ス・エミッタ間に抵抗値の異なる種々の抵抗器RB を接
続した場合のコレクタ電流IC と、コレクタ・エミツタ
電圧VCEO とは、図3(b) に示す関係にある。これから
明らかなように、コレクタ・エミッタ間に接続される抵
抗器RB の抵抗値が小さくなる程、降伏電圧がVA から
B まで増大する。
【0013】この発明においては、バイポーラトランジ
スタのこれらの特性に着目したもので、半導体装置の入
力端子及び接地点間にバイポーラトランジスタを接続す
ると共に、このバイポーラトランジスタのベース・エミ
ッタ間に可制御抵抗素子を接続し、電源電圧の無に対応
して可制御抵抗素子の抵抗値を増大させることにより降
伏電圧を下げ、電源電圧の有に対応して可能制御抵抗素
子の抵抗値を下げることにより降伏電圧を増大させてい
る。この結果、保護素子に望まれる条件、すなわち、電
源を印加して動作状態になるまで降伏電圧VCEが低く、
動作状態においては降伏電圧VCEの高いという条件を満
たしている。
【0014】この場合、可制御抵抗素子としてMOSト
ランジスタを用い、抵抗値制御手段としてMOSトラン
ジスタのゲートと電源との間に接続された抵抗器を用い
ることにより、容易、かつ、確実に保護条件を作りだす
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例によって詳
細に説明する。図1はこの発明の一実施例の構成を示す
回路図である。図中、図4と同一の符号を付したものは
それぞれ同一の要素を示している。これは、入力端子I
Nと抵抗器R1 との相互接続点にバイポーラトランジス
タQ1 のコレクタを接続し、そのエミッタを接地点GN
Dに接続すると共に、このバイホーラトランジスタのベ
ース・エミッタ間に、電源電圧VCCによって抵抗値が変
化するスイッチング素子SWを接続したものである。
【0016】ここで、スイッチング素子SWはこれに電
源電圧VCCを加えない時に抵抗値が大きく、電源電圧V
CCを加えた時に抵抗値が小さくなるものを用い、これに
よって、バイポーラトランジスタQ1 の降伏電圧を前述
のVA と、VB とに切換えている。
【0017】図2はこの実施例の具体的な構成例であ
り、スイッチング素子SWとして、NMOSトランジス
タM1 を用い、抵抗器R2 を介してそのゲートに電源電
圧VCCを印加する構成になっている。この場合、抵抗器
2 としては、NMOSトランジスタM1 に所定の電流
を流して、これをオン動作させるものを用いる。
【0018】かくして、この実施例によれば、電源電圧
が印加されるまでバイポーラトランジスタQ1 をVCEO
モードで動作させて降伏電圧を下げ、これによって、サ
ージ電圧から後続の半導体素子を保護することができ、
電源電圧が印加された後はバイポーラトランジスタQ1
をVCER モードで動作させて降伏電圧を上げ、これによ
って、スルーレートの高い信号に対してオン動作し難く
することができる。
【0019】なお、スイッチング素子としては、NMO
Sトランジスタ以外の可制御抵抗素子を用い得ることは
明らかであり、また、この可制御抵抗素子に対応した適
宜の抵抗値制御手段を用いることができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明によれば、耐圧の低い素子を含む半導体装置でも、
これを確実に保護することができ、しかも、スルーレー
トの高い信号に対して悪影響を及ぼすことなく保護する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示す回路図。
【図2】本発明の一実施例の具体的な構成を示す回路
図。
【図3】本発明の原理を説明するために、バイポーラト
ランジスタのコレクタ電流と、コレクタ・エミッタ間電
圧との関係を示す線図。
【図4】従来の半導体装置の保護回路の構成を示す回路
図。
【符号の説明】
IN 入力端子 Q1 バイポーラトランジスタ SW スイッチング素子 M1 NMOSトランジスタ R1 ,R2 抵抗器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置の入力端子にコレクタが接続さ
    れ、接地点にエミッタが接続されたバイポーラトランジ
    スタと、このバイポーラトランジスタのベース・エミッ
    タ間に接続された可制御抵抗素子と、電源電圧の有に対
    応して前記可制御抵抗素子の抵抗値を下げ、電源電圧の
    無に対応して前記可制御抵抗素子の抵抗値を増大させる
    抵抗値制御手段とを備えたことを特徴とする半導体装置
    の保護回路。
  2. 【請求項2】前記可制御抵抗素子としてMOSトランジ
    スタを用い、前記抵抗値制御手段として前記MOSトラ
    ンジスタのゲートと電源との間に接続された抵抗器を用
    いたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の保
    護回路。
JP6553293A 1993-03-24 1993-03-24 半導体装置の保護回路 Pending JPH06275825A (ja)

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JP6553293A JPH06275825A (ja) 1993-03-24 1993-03-24 半導体装置の保護回路

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JP (1) JPH06275825A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6824557B2 (en) 2000-08-23 2004-11-30 Kao Corporation Steam generator
JP2009158701A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 静電保護回路

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6824557B2 (en) 2000-08-23 2004-11-30 Kao Corporation Steam generator
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