JP2001344588A - データシートとデータシート生成装置、情報印刷装置、情報管理システム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
データシートとデータシート生成装置、情報印刷装置、情報管理システム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体Info
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- G06K19/06—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
- G06K19/06009—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code with optically detectable marking
- G06K19/06037—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code with optically detectable marking multi-dimensional coding
Abstract
書のデータを配布あるいは携帯可能にし、さらに該紙等
に表された文字などによって人間に対する情報伝達を行
うことのできる印刷物と該印刷物を利用したシステムを
提供する。 【解決手段】 印刷物100の上半分は人間に対するイ
ンタフェースを、下半分は例えば複写機である読み取り
装置に対するインタフェースを与える部分とされる。そ
して例えば、サムネイルの欄107は主にコード部分1
13の内容を人間に理解可能とするために設けられ、コ
ード部分113には、作成者の選択した文書全体のデー
タが符号化されて印刷されている。このコード部分11
3はデコードされ、電子化された原文書が復元される。
Description
ータシート生成装置、情報印刷装置、情報管理システム
及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するもの
である。
には、文字によって表現された情報と等価な情報をバー
コード化したものを、文字情報と対応させて同一紙面上
に印刷しておき、文字で表現されている情報を電子メデ
ィアで使う必要が生じたら、対応するバーコード情報を
読み込んで、その情報に関連した情報を電子メディアに
より出力する情報提供方法及びその装置が開示されてい
る。
現された情報と等価な情報がバーコードとして記録され
ているが、実際にはバーコードに対応する出力情報を検
索して、該対応する出力情報を使用者に出力するため、
必ず対応する出力情報を格納しておく記憶手段が必要と
なるという問題がある。すなわち、バーコードが記憶し
ているのは、電子メディアに出力させる情報の識別情報
のみである。
は、記録用紙1上に記録された可視情報2に関連する関
連情報が記憶されている磁気ディスク装置20のアドレ
スを示すアドレス情報が、可視情報2のうちで該アドレ
ス情報が表すアドレスに記憶された情報に関連する関連
部分に対応付けられて記録用紙1上に不可視的に記録さ
れると共に、上記関連情報が磁気ディスク装置20に記
憶されていることを表すマーク4a,4b,4cが可視
的に記録される印刷物が開示されている。
は、まず、リライタブルな表示機能付きカードがある。
個人が持つカード分野においては、リライタブルな表示
機能を付ければ、例えばある取り引きの都度更新内容に
応じた可視像あるいは指定内容に応じた可視像を表示さ
せることが可能となり、よってユーザが必要とする情報
を表示させることが可能となる。
技術の進歩に伴い、プリンタなどによる紙の消費量の増
加が著しいため、こうした紙の消費量の増加に伴って森
林の減少やごみ処理問題、二酸化炭素の増加による気温
の上昇などいわゆる環境問題が発生してきており、紙の
消費量を低減することが求められている。
を行うことができる紙と同様の媒体である可逆性記録材
料を使ったリライタブルペーパーとして、リライタブル
性を持ったものが提案されている。このリライタブル性
については、前述した環境問題の点から市場ニーズが高
まっており、カード分野にとどまらず、こういったリラ
イタブルペーパーを用いて文書を印刷して使用するシス
テムはかなり有効であることが考えられる。
その発色・消色速度などの特性はそれを製造するメーカ
ーや成分の配合の仕方によって異なっているため、それ
ぞれに適した発色・消色動作を行わないと、発色が薄か
ったり消し残りがあったり、あるいはムラを生じたりし
てしまう。
消色動作は一定であり、あるひとつの表示媒体の特性に
合わせた仕様を有する印字装置では、異なる特性を持っ
た種々の表示媒体における完全な発色及び消色を実現す
ることは困難であるという問題があった。
な問題を解消するためになされたもので、媒体として紙
等の記録用紙のみを用いて、電子化されたドキュメント
(文書)のデータを配布あるいは携帯することを可能と
すると共に、該記録用紙に表された文字などにより人間
に対する情報伝達もできるデータシートと該データシー
トを生成する装置、情報印刷装置、情報管理システム、
及び該データシート生成装置を制御するためのコンピュ
ータプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能
な記録媒体を提供することを目的とする。
紙に印刷して使用していた環境から、リライタブル性を
有するデータシートを使って情報を印刷するようなオフ
ィス環境にするため、発色・消色特性の異なるデータシ
ートに対して、安定した印字及び消去を実現するデータ
シート生成装置を提供することを目的とする。
装置で読み取り可能なデータシートであって、一つの文
書を構成する全情報をエンコードすることにより得られ
る全てのデータが記録された第一の領域と、文書の少な
くとも一部がプレヴュー用の縮小画像として記録された
第二の領域とを共に備えたデータシートを提供すること
により達成される。このような手段によれば、一目で認
識できる縮小画像により文書の内容及び検索が容易で、
かつ該文書を構成する所望の部分の電子データを、該縮
小画像が印刷されているデータシートから容易に得るこ
とができる。なお、第一の領域に記録されたデータはエ
ンコードされたものであるため、一見することにより人
間に理解されることはなく、秘密保持の点でも有効性を
有する。
ためのチェックボックスが記録され、または読み取り装
置に所定の処理の実行を命ずる制御コードが記録され、
あるいは読み取り装置により読み取り可能なコードに符
号化されたパスワードが記録された第三の領域をさらに
備えることとすれば、データシートの機能性を高めるこ
とができる。
面に設けられ、第二の領域はデータシートの他方の面に
設けられるようにすることもできる。このような手段に
よれば、読み取り装置によって第一の領域が容易に検索
されると共に、記録できる情報量を増大させることがで
きる。なお、データシートの両面を使用する場合には、
一方の面が他方の面に悪影響を及ぼさないように、黄色
やセピア色等の中間色で印刷するか、ステルス印刷等を
施すことが好適である。
刷されているものとすることができる。このような手段
によれば、第一の領域に記録できる情報量をさらに増大
させることができる。
報を記録するデータシート生成装置であって、一つの文
書全体を、読み取り装置により読み取り可能なコードに
符号化してデータシートの第一の領域に記録すると共
に、文書の少なくとも一部の内容をプレビュー用の縮小
画像としてデータシートの第二の領域に記録するデータ
記録手段を備えたことを特徴とするデータシート生成装
置を提供することにより達成される。このような手段に
よれば、縮小画像により文書の内容及び検索ができ、か
つ該文書を構成する所望の部分の電子データを容易に得
ることのできるデータシートを生成することができる。
取り装置に処理内容を指示するためのチェックボックス
をデータシートの第三の領域に記録し、または、読み取
り装置に所定の処理の実行を命ずる制御コードをデータ
シートの第三の領域に記録し、あるいは、読み取り装置
により読み取り可能なコードに符号化されたパスワード
をデータシートの第三の領域に記録するものとすること
ができる。
る文書の少なくとも一部を、ユーザからの指示により選
択する選択手段をさらに備えたものとすれば、文書の一
部を選択的に縮小画像として印刷することができる。
たデータシートをコンピュータにより作成するためのコ
ンピュータプログラムが記録されたコンピュータ読み取
り可能な記録媒体であって、プログラムは、コンピュー
タに対し、文書全体をコンピュータに読み取り可能なコ
ードに符号化してデータシートの第一の領域に記録さ
せ、文書の少なくとも一部を、プレビュー用の縮小画像
としてデータシートの第二の領域に記録させることを特
徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供す
ることにより達成される。このような手段によれば、人
間及びコンピュータの双方に対するインタフェースの機
能を有する該データシートを、コンピュータにより容易
に作成することができる。
を印刷する情報印刷装置であって、文書全体をエンコー
ドすることにより得られた全情報が記録された第一の領
域と、文書の少なくとも一部がプレビュー用の縮小画像
として記録された第二の領域とを共に含むデータシート
から、エンコードされた全情報を読み取るデータ読み取
り手段と、データ読み取り手段により読み取られた全情
報をデコードするデコード手段と、デコード手段により
デコードされた情報の中で、縮小画像に含まれる文書の
少なくとも一部に対応する情報を印刷する印刷手段とを
備えたことを特徴とする情報印刷装置を提供することに
より達成される。このような手段によれば、該文書の中
で所望の部分を容易に印刷することができる。
た文書のファイル形式に従って、ファイル形式に対応し
たアプリケーション・プログラムを取りこむ処理手段を
さらに備え、処理手段は、デコード手段によりデコード
された情報を外部装置へ送信するようにすることもでき
る。このような手段によれば、電子化された文書を容易
に処理し、かつ外部装置により多様な処理を実行するこ
とができる。
要求するためのチェックボックスが記録された第三の領
域を含み、チェックボックスに記されたチェックの有無
に応じて、文書に対する処理を実行する文書処理手段を
さらに備え、又は、データシートは文書に対する処理の
実行を命令する制御コードが記録された第三の領域を含
み、デコード手段はさらに制御コードをデコードし、デ
コード手段によりデコードされた制御コードに従って、
デコード手段によりデコードされた文書に対する処理を
実行する文書処理手段をさらに備えたものとすることが
できる。このような手段によれば、ユーザから要求され
た処理を選択的に実行することができる。
パスワードが記録された第三の領域を含み、デコード手
段はさらに第一のパスワードをデコードすると共に、ユ
ーザにより入力される第二のパスワードを受領するパス
ワード入力手段と、デコード手段によりデコードされた
第一のパスワードとパスワード入力手段に入力された第
二のパスワードとを照合して合致した場合には、デコー
ド手段によりデコードされた情報に対する処理を実行す
る文書処理手段とをさらに備えたものとすることができ
る。このような手段によれば、正規ユーザによる該文書
の処理のみを実行することができる。
ファイル形式に従って、文書の少なくとも一部を印刷す
るものとすることができる。
る情報管理システムであって、一つの文書全体を、読み
取り装置により読み取り可能なコードに符号化して、デ
ータシートの第一の領域に記録すると共に、文書の少な
くとも一部の内容をプレビュー用の縮小画像としてデー
タシートの第二の領域に記録するデータ記録手段と、デ
ータシートから読み取られたコードをデコードして、縮
小画像に含まれる文書の少なくとも一部を印刷する印刷
手段とを備えたことを特徴とする情報管理システムを提
供することにより達成される。このような手段によれ
ば、一枚のデータシートにより情報を容易に管理するこ
とができる。
持体上に形成された可逆性記録層とを含むものとするこ
とができ、可逆性記録層は、特に熱エネルギーに対して
可逆的な光学特性を有するものとすることができる。こ
のような手段によれば、データシートに記す情報の書き
換えを容易に実行することができる。
色剤とを含むもの、又は、有機低分子化合物の粒子を含
有する樹脂層、あるいは低分子または高分子の液晶化合
物を含むものとすることができる。
の印字及び消去特性を示す情報が記憶された特性情報記
憶部をさらに含むものとすれば、データシートに対する
印字及び消去を該特性に応じて容易に最適化することが
できる。また、データシートは、製造者識別記号及びロ
ット番号が記憶された情報記憶部をさらに含むものとす
ることもできる。
印字及び消去特性を示す特性情報が記憶され、データ記
録手段は、データシートに記憶された特性情報を読み取
って、読み取られた特性情報に応じてデータシートへの
印字及び消去を実行するデータシート生成装置によれ
ば、特性情報に応じてデータシートに対する印字及び消
去動作を最適化できると共に、該動作の信頼性を高める
ことができる。
態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符
号は同一又は相当部分を示す。
の一例を示す図である。図1に示された印刷物100の
上半分は人間に対するインタフェースを、下半分は読み
取り装置に対するインタフェースを与える部分である。
00の上半分には、「文書名:○○○○○」と記される
ファイル名の欄101と、例えば「作成日99/11/
11」と記される作成日の欄103、例えば「リコー太
郎」と記される作成者の欄105、下半分に記録されて
いる文書のサムネイル(プレヴュー用の縮小画像)の欄
107、ファイルの保存場所を示す欄109、及びファ
イル情報の欄111が設けられ、下半分には該文書の全
体を符号化することにより得られた全コードが記録され
たコード部分113が設けられる。
するインタフェースを与える部分であるため、下半分に
印刷されたコード部分113の内容を人間が理解可能な
態様で表現されていればよい。よって、ファイル名の欄
101、作成日の欄103、作成者の欄105、ファイ
ルの保存場所の欄109、ファイル情報の欄111の存
在は任意である。
可能であり、例えば600dpi(dot per inch)以上
の解像度を有する読み取り装置で読み取ることを要求す
る注意書き等を含めても良い。また、サムネイルの欄1
07も、印刷される内容はサムネイルに限定されず、例
えば、印刷物100の作成者がコード部分113 の内
容を要約した文章又は図画を新たに作成し、サムネイル
の欄107に印刷してもよい。
えば最初のページから予め設定された所定のページ(図
1に示された例では9ページ)までの情報を自動的にサ
ムネイルの欄107に印刷してもよいし、印刷物100
の作成者に所定のページを選択させるようにしてもよ
い。なお、いずれにしても、サムネイルの欄107に
は、人間に対して印刷物100の下半分のコード内容を
理解させるための主たる情報が印刷される。
は、読み取り装置に対するインタフェースを与える部分
であり、コード部分113が含まれる。そして、本発明
の実施の形態に係る印刷物100における1つの特徴と
して、コード部分113 には、印刷物を作成する者が
選択した文書全体のデータが符号化され、印刷される。
すなわち、当該印刷物100を保持し、後に述べるよう
な読み取り装置を使用すれば、さらに文書の記憶装置が
無くとも文書全体が利用可能になる。なお、利用とは例
えば該文書全体を印刷したり、該文書をファイルとして
取得し編集することなどを意味する。
ードは例えばグリフコードである。このグリフコードは
左向きスラッシュと右向きスラッシュで0と1を表現す
るコード体系である。例えば、600dpiから120
0dpiないし2400dpiの印刷装置及び読み取り
装置を使用すれば、数メガバイトから数十メガバイト程
度のデータをA4の用紙一枚に記録及び復元することが
できるようになる。なお、コードの誤り訂正の程度によ
って一枚に記録できる容量が変わる。また、ファイルを
所定のアルゴリズムで圧縮した上でグリフコードに基づ
き印刷することによって、より大容量の記録を行うこと
ができる。
電子化されている文書でなければならないが、コード部
分113に印刷できるようなデータ量であればページ
数、ファイル形式、データの内容にかかわらず取り扱う
ことができる。なお、印刷物100の素材は、通常の
紙、コート紙、消去及び再書き込み可能な感熱シート、
プラスチック、金属等とすることができる。すなわち、
印刷時に所定のドット再現度にて印刷できるようなもの
であれば何でもよい。また、印刷方式は、レーザでもイ
ンクジェットでも、感熱式でも感熱リボンなどでもよ
く、印刷時に所定のドット再現度にて印刷できるような
ものであれば何でもよい。ただし、より多くのデータを
記録あるいは印刷しなければならない場合には、ドット
再現度が高い印刷ができる感熱シートの使用が必要とな
る場合もある。
やCD−ROM 、CD−R 、CD−RW 、MO 、D
VDその他の電子的・磁気的記録媒体を使用して情報を
配布してきたが、人間はフロッピー・ディスク等の電子
的・磁気的記録媒体を外部から見ても何が記録してある
か理解不能である。ファイル名が分かる状態でもファイ
ルの内容がどのようなものであるかわからないことも多
い。本発明の実施の形態に係る印刷物100を使用すれ
ば、人間もどのような内容のデータが記録されているか
印刷物100を見てみればすぐに分かる。
ータが印刷されているため、読み取り装置さえあれば文
書全体を電子的なファイルに戻すことも、印刷すること
も可能になる。すなわち、紙等の記録用紙に大容量の記
録機能を与えた上で、紙等に表された文字などにより人
間に対する情報伝達も行うことにより、情報の配布及び
情報の携帯について新たな態様を提供するものである。
00を複製するために必要なものは、印刷物を生成する
のに必要な解像度以上を有する複写機のみである。従来
の電子的・磁気的記録媒体の場合にはそのためのドライ
ブ装置が必要であったが、本発明の実施の形態に係る印
刷物100に対しては複写機のみでよいので、複製が簡
単に行える。
係る印刷物100は、基本的な要素のみを示している。
図2に図1に示された印刷物100の変形例を示す。図
2に示された印刷物には、印刷物上部にバーコード11
5と、コード部分113の開始を表す開始マーク117
と終了を表す終了マーク119とが追加されている。
置に印刷物作成者の意図する処理を行わせるためのコー
ドを含むものである。より具体的には例えば、当該印刷
物についてパスワードの確認を行わせたり、当該印刷物
について印刷のみを可能とし、又はファイル作成のみ若
しくはFAXのみを実施可能としたり、幾つかの処理内
容のメニュー表示を行わせて、印刷物の保持者に選択さ
せるようにしたりするためのコードを含む。なお、この
部分にパスワードの情報を含めても良い。
最後に、バーコード115に記録された処理内容を含め
ることも可能である。同様に、パスワードの確認を行う
場合には該パスワードの情報をコード部分113の例え
ば最初又は最後に含めても良い。また、バーコード11
5に関しては、二次元バーコードを使用してもよく、バ
ーコード以外の他のコードを使用することもできる。ま
た、バーコード115は、印刷物においていずれの場所
に印刷してもよい。但し、読み取り装置が簡単にバーコ
ード115の存在を認識できるよう、印刷される位置を
固定にしておく方が望ましい。
115のような命令コードを含めることにより、印刷物
の作成者が読み取り装置に許可する処理内容を指定する
ことができる。
び終了マーク119の形状は一例である。但し、開始マ
ーク117及び終了マーク119が印刷されていれば、
読み取り装置はより簡単にコード部分113の開始及び
終了を認識することができるようになり、処理が高速化
される。
例を示す図である。図3に示された印刷物では、パスワ
ードを記入するためのセキュリティ・ボックス121
と、コード部分113の開始マーク123及び終了マー
ク125が図1に示された印刷物100に対し追加され
る。ここで、コード部分113の例えば最初又は最後に
は、パスワードの情報が含められる。そして、読み取り
装置に該情報を読み取らせる前に、印刷物の保持者はセ
キュリティ・ボックス121にパスワードを記入する。
121の記入内容を文字認識にて取得し、コード部分1
13内に記録されているパスワードと照合する。もし、
正しいパスワードが記入されていれば、例えばコード部
分113の内容をデコードし、文書全体を印刷する。も
し、正しくないパスワードが記入されていれば、処理を
実施しない。
刷物上における位置は任意である。但し、読み取り装置
が簡単にセキュリティ・ボックス121の存在を認識で
きるようにするため、印刷される位置を固定した方がよ
い。
ている者のみが、記録されている文書全体にアクセスで
きるようになる。なお、図3に示されたコード部分11
3の開始マーク123と終了マーク125のセットは、
図2における同セットとは異なるマークを使用してい
る。これにより読み取り装置がコード部分113 を簡
単に認識できるようになる。
のさらに他の例を示す図である。図4に示される印刷物
においては、文書を構成する全てのページをプリントす
るためのチェックボックス127と、該文書の一部のペ
ージをプリントするためのチェックボックス129 、
該文書をファイルとして保存するためのチェックボック
ス131、及びコード部分113の開始マーク135と
終了マーク137が図1に示された印刷物に対し追加さ
れる。なお、図4においては、ファイル保存を実行する
ためのチェックボックス131が選択されている状態が
例示される。
を設けることにより、印刷物の保持者は読み取り装置に
行わせる処理内容を簡単に指定することができる。たと
えば図4に示されるように、ファイル保存のためのチェ
ックボックス131が選択的に指定されている場合に
は、読み取り装置は該文書の保存先を入力する画面を提
示することにより印刷物保持者に保存先の入力を要求す
る。
れば、読み取り装置はコード部分113をデコードし、
デコードすることにより得られたファイルを該指定され
た場所に保存する。
ス127が選択された場合には、読み取り装置はコード
部分113をデコードし、デコードすることにより生成
されるファイルの形式を調べて必要なアプリケーション
・プログラムを実行する。そして、当該アプリケーショ
ン・プログラムにより印刷を実行する。
チェックボックス129が指定された場合には、読み取
り装置は印刷すべきページ番号を入力する画面を提示し
て、印刷物保持者にページ番号の入力を要求する。そし
て、コード部分113をデコードし、デコードすること
により生成されるファイルの形式を調べて必要なアプリ
ケーション・プログラムを実行すると共に、印刷物の保
持者が指定したページを当該アプリケーション・プログ
ラムにより印刷する。
た3種類に限定されず、他の処理内容を指定するための
ボックスを増やしてもよいし、選択できるボックス数を
減らしてもよい。また、選択可能なチェックボックスの
種類を印刷物の作成者が指定できるようにしてもよい。
されるような印刷物上部に限定されず、他の位置に印刷
されてもよい。但し、読み取り装置が簡単に該チェック
ボックスの存在を認識できるように、固定した位置に印
刷した方がよい。また、チェックボックスの並びを固定
した方が、読み取り装置における認識処理を簡単にする
ことができる。そして、このようにすることにより、印
刷物の保持者は読み取り装置に簡単に処理内容を指示す
ることができる。
開始マーク135と終了マーク137のセットは、図2
及び図3に示された該セットとは異なるマークを使用し
ている。これにより、読み取り装置がコード部分113
を簡単に認識できるようになる。
れ、バーコード115、セキュリティ・ボックス121
、チェックボックス127,129,131を単独で
使用する例を示したが、これらを組み合わせることも可
能である。
無く、カラーにて印刷物を作成してもよい。この場合、
読み取り装置がカラーを区別して認識できる場合には、
コード部分113に記録されるデータ量が多くなる。加
えて、図1乃至図4に示された印刷物では、上半分に人
間に対するインタフェース部分、下半分に読み取り装置
に対するインタフェース部分が設けられたが、これも一
例でありこの逆でもよいし、左半分と右半分といった分
け方も可能である。また、コード部分113を複数の領
域に分割することもできる。
るように、表面141において人間に対するインタフェ
ースとなる情報が印刷され、裏面143には読み取り装
置に対するインタフェースとなる情報が印刷されるよう
にしてもよい。そして、裏面143から情報を読み出す
ためのヘッドが設けられた読み取り装置により、該裏面
143全体に記録された情報を読み取ることによって、
コード部分113を容易に認識することができ、その結
果、コードにより示された情報の処理を高速化すること
ができる。また、印刷物の表面141と裏面143を共
に使用することにより、記録できる情報量を増大させる
ことができる。
物を用いたシステムにおいて必要とされる機能の概要
を、図6を参照しつつ説明する。図6に示されるよう
に、このシステムには、印刷物を生成する処理及び該印
刷物から電子化されたドキュメントを復元する処理全体
を制御するための生成/処理プログラム31と、プリン
タ45及びスキャナ47を含む画像形成システム33
と、エンコーダ37とデコーダ39を含む符号処理プロ
グラム35と、アプリケーション・プログラム41とが
含まれる。
00を生成するための文書ファイル43は生成/処理プ
ログラム31に入力され(手順(1),(2))、エン
コーダ37によりエンコードされる。そして、エンコー
ドされた印刷物100の情報は画像形成システム33に
含まれたプリンタ45へ送られ(手順(3))、印刷さ
れる。また、印刷物100は画像形成システム33に含
まれたスキャナ47で読み取られ(手順(4))、読み
取られた情報がデコーダ39へ送られてデコードされる
(手順(5))。
ションプログラム41によりプリンタ45へ送信され
(手順(6),(7))、結果的に文書ファイル43に
含まれた文書107a,107bがプリンタ45から出
力される。
6に示された矢印により表される。
刷物生成処理を示すフローチャートである。図7に示さ
れるように、まずステップS1では、印刷物100に記
す元の文書ファイル43(例えば「MS−Word(登
録商標)」文書)が生成/処理プログラム31 に入力
される。なお、該文書ファイル43は複数のファイルか
ら構成される場合もある。次に、ステップS2では文書
ファイルのエンコードを符号処理プログラム35のエン
コーダ37により実行する。
データとサムネイル部分のデータを画像形成システム3
3に含まれたプリンタ45 で印刷する。以上のような
方法により、印刷物100 が生成される。
る部分には、サムネイル以外にも人間が内容を理解でき
るような文章又は画像であってもよい。
100から電子化されたドキュメント(文書)を復元す
る処理を示すフローチャートである。図8に示されるよ
うに、ステップS4では印刷物100を画像形成システ
ム33のスキャナ47 で読み取る。なお、スキャナ4
7で読み取られた情報は例えばTIFF形式で保存され
る。
タを符号処理プログラム35 のデコーダ39 でデコー
ドする。これにより、文書ファイル43 が復元できた
ことになる。次に、ステップS6では、デコードにより
得られた文書ファイルに対応するアプリケーション・プ
ログラム41(上記例では、「MS−Word(登録商
標)」プログラム)を起動し、当該文書ファイルを当該
アプリケーション・プログラム41上に読み込む。そし
て、ステップS7では、アプリケーション・プログラム
41が文書ファイルを画像形成システム33のプリンタ
45へ送信して印刷し、文書107a 、107b が印
刷される。
エアにて実装すれば、プログラムにて実装する場合に比
して高速にエンコード及びデコードを行うことができ
る。
処理するシステムの一例を図9を参照しつつ説明する。
図9に示されるように、該システムに含まれたコンピュ
ータ1には、印刷機として使用されると共に画像形成シ
ステム33として機能する複写機21が接続されてい
る。また、コンピュータ1は本発明の実施の形態に係る
印刷物100を印刷するための生成プログラムが格納さ
れた記憶装置1001を有する。また、読み取り装置で
あると共に画像形成システム33として機能する複写機
5は、印刷物100を処理するための処理プログラムと
デコードしたファイルを処理する各種アプリケーション
・プログラムとを格納する記憶装置51を有する。
に読み取るスキャナの機能を有し、さらには印刷機の機
能も有している。なお該複写機5は、その他にFAX
機能を有していてもよい。また、上記例における記憶装
置1001は文書ファイルを符号化するエンコーダ37
を含む。但し、記憶装置1001とエンコーダ37とは
別な構成とすることもできる。また、上記記憶装置51
は印刷物に含まれるコード部分を復号化するデコーダ3
9を含む。但し、デコーダ39と記憶装置51は別な構
成とすることもできる。
記憶装置1001に格納された印刷物生成プログラムを
実行して文書ファイルをエンコードし、プリンタにより
印刷物100を印刷する。そして、このような方法によ
り生成された印刷物100はこのまま配布してもよい
し、プリンタの解像度以上の性能を有する複写機にて複
製した上で配布してもよい。
00に記録された内容を印刷する場合には複写機5でス
キャンする。これにより、複写機5の記憶装置51に格
納された符号処理プログラムにより印刷物100のコー
ド部分はデコードされ、記憶装置51へ一旦ファイル形
式で保存される。そして例えば、生成/処理プログラム
31がファイルの形式を検査し、該ファイル形式に対応
するアプリケーション・プログラム41を複写機5が実
行してファイル内容を印刷する。そして例えば、文書1
07a,107bが複写機5から出力される。
処理する他のシステム例について図10を参照しつつ説
明する。コンピュータ1にはプリンタ3が接続されてお
り、印刷物100を印刷するための生成プログラムを格
納した記憶装置1001を有する。また、読み取り装置
である複写機5は、印刷物100を処理するための処理
プログラムとデコードしたファイルを処理する各種アプ
リケーション・プログラムを格納する記憶装置51を有
している。
読み取るスキャナの機能を有し、印刷機の機能も有して
いる。そして、複写機5はさらにFAX 機能を有して
いてもよい。また、複写機5はネットワーク7に接続さ
れる。
タ9とサーバ11、及びコンピュータ13が接続され
る。またサーバ11は、各種アプリケーション・プログ
ラムを格納した記憶装置1101を有しており、コンピ
ュータ13にはプリンタ1303及びスキャナ1301
が接続されている。
説明する。コンピュータ1は記憶装置1001に格納さ
れた印刷物生成プログラムを実行して、プリンタ3で印
刷物100を印刷する。そして、このように印刷された
印刷物100は、このまま配布してもよいし、プリンタ
3の解像度以上の性能を有する複写機にて複製したもの
を配布してもよい。
00の記録内容を印刷し又はファイルとして取り出した
いという場合には、例えば複写機5でスキャンする。こ
れにより、複写機5が有する記憶装置51に格納された
処理プログラムにより印刷物100のコード部分がデコ
ードされ、記憶装置51に一旦ファイル形式で保存され
る。
ァイル形式を検査し、該ファイル形式に対応するアプリ
ケーション・プログラム51を複写機5が実行すること
により該ファイルの内容を印刷する。このような動作に
より、印刷した結果として例えば文書107a 、文書
107bが複写機5により生成される。
下のような別の処理方法を実行することもできる。すな
わち、印刷物の保持者からの指示により、複写機5が有
する記憶装置51に一旦保存されたファイルは、複写機
5からネットワーク7を介して指定されたコンピュータ
13に送信される。そして、コンピュータ13は、保存
されたファイルの形式に対応するアプリケーション・プ
ログラムを実行して、プリンタ1303又はプリンタ9
により印刷する。なおこのとき、ファイル形式に対応す
るアプリケーション・プログラムにて、電子化された文
書を編集しあるいは加工するようにしてもよい。
に別の処理方法を実行することもできる。すなわち、印
刷物の保持者からの指示により、複写機5がファイル形
式に対応するアプリケーション・プログラム51を実行
することにより、記憶装置51に一旦保存されたファイ
ルをネットワーク7に接続されているプリンタ9へ送信
して印刷する。
の保持者からの指示により、複写機5は記憶装置51に
一旦保存されたファイルをネットワーク7を介してサー
バ11へ送信し、サーバ11が該ファイル形式に対応し
たアプリケーション・プログラムを実行することによっ
て、ネットワーク7に接続されたプリンタ9で該ファイ
ルの内容を印刷してもよい。
ファイル形式に対応したアプリケーション・プログラム
を実行することにより印刷用データを生成し、該印刷用
データを複写機5に送信することによって、電子化され
た情報を複写機5で印刷することもできる。
51にアプリケーション・プログラムが格納されていな
い場合には、複写機5はインストールされた処理プログ
ラムを実行することによりファイル形式を検査し、該フ
ァイル形式に対応するアプリケーション・プログラムを
サーバ11へ要求する。このときサーバ11は、要求さ
れたアプリケーション・プログラムを記憶装置1101
から取り出して複写機5へ送信する。そして、複写機5
は受信したアプリケーション・プログラムを実行するこ
とにより、記憶装置51に一旦保存されたファイルを印
刷する。
とも、例えばコンピュータ13に接続されたスキャナ1
301を使用して印刷物100を光学的に読み取り、コ
ンピュータ13が記憶装置(図示せず)内の処理プログ
ラムを使用してコード部分をデコードし、ファイルとし
て記憶装置(図示せず)に一旦格納するようにしても良
い。
を実行することにより該記憶装置内のファイル形式を検
査し、コンピュータ13は該ファイル形式に対応するア
プリケーション・プログラムを実行することによりファ
イルを印刷するための印刷用データを生成する。そし
て、このように生成された印刷用データは、例えばプリ
ンタ1303で印刷される。
7に接続されたプリンタ9に送信され、プリンタ9によ
り印刷されるようにしてもよい。またさらに、記憶装置
内にファイルとして一旦保存した後に、該ファイルをネ
ットワーク7を介してサーバ11へ送信してもよい。
ては、処理プログラムを実行することにより印刷物10
0のコード部分を復号化することを前提にしていたが、
複写機5では処理プログラムを実行することにより印刷
物100のコード部分をそのままディジタル・データに
するようにしてもよい。すなわち、複写機5では、印刷
物100を生成する際において元となる文書ファイルを
生成せず、印刷のために付加された誤り訂正符号や圧縮
等を元に戻す処理を実施しないようにすることもでき
る。
01にデコードするためのプログラム(デコーダ・プロ
グラム)を格納しておき、複写機5はディジタル・デー
タをサーバ11へ送信する。そして、サーバ11はデコ
ーダ・プログラムを実行することによりディジタル・デ
ータをデコードする。
してもよいし、サーバ11でアプリケーション・プログ
ラムを実行することにより、サーバ11からデコード結
果を複写機5やプリンタ9へ送信してそれらにおいて該
結果を印刷するようにしてもよい。また、コンピュータ
13へデコード結果を送信してもよい。
図11を参照しつつ説明する。まず最初にステップS1
では、印刷物の作成者が印刷対象とするファイルを指定
するための入力画面をモニタ上に表示する。なお、1つ
の文書が複数のファイルで構成される場合もあるため、
該入力画面におけるファイルの指定は、1つだけでなく
複数のファイルを対象とすることもできるものとされ
る。また、2以上の文書を構成する複数のファイルを指
定できるようにしてもよい。
の作成者(ユーザ)が指定したファイルを検査するよう
な処理を実施してもよい。例えば、指定したファイルが
読み取り専用である場合や、隠しファイル等のプロパテ
ィが付されている場合には、該プロパティを検査して以
下に述べる処理を実施してよいか否かを判断する。
ルの指定に次いで、ステップS3においては、サムネイ
ルの欄107に印刷するページを指定するか否かをユー
ザに尋ねる画面を上記モニタ上に表示する。そしてユー
ザにより、サムネイルの欄107に印刷するページを指
定するという回答が入力された場合には、ステップS5
において該ユーザに指定するページを入力させる。この
とき、指定されたページはメモリなどに保持される。
行わないとユーザが答えた場合には、予め定められた最
初の数ページをサムネイルの欄107に印刷するという
指定をメモリなどに保持しておき、該指定を自動的に実
行するようにしてもよい。
クボックスを設けるか否かをユーザに尋ねる画面を該モ
ニタ上に表示する。そして、ユーザがチェックボックス
を設ける旨の回答を入力した場合には、ステップS11
においてチェックボックスの種類をユーザに指定させる
画面を該モニタ上に表示する。そして、ユーザにより指
定されたチェックボックスの種類はメモリなどに記憶さ
れる。なお、チェックボックスとは、ユーザが印刷物の
保持者に許可する処理内容を識別するための表示であ
る。一方、ユーザがチェックボックスを使用しない旨を
入力した場合には、ステップS13へ移行する。
をユーザへ質問する画面を表示する。そして、ユーザが
パスワードを必要とする旨の回答を入力した場合には、
ステップS15においてパスワードを入力させる。そし
て、ユーザにより入力されたパスワードはメモリなどに
保持される。
ィ・ボックスを使用するかをユーザに問う画面を表示す
る。そして、ユーザがセキュリティ・ボックスを使用す
る旨の回答を入力した場合には、セキュリティ・ボック
スが使用される。なおセキュリティ・ボックスを使用す
る旨の回答はメモリなどに保持される。一方、印刷物の
作成者がセキュリティ・ボックスを使用しないと回答し
た場合にはステップS21へ移行する。
を使用するかを問う画面を表示する。ここで制御コード
とは、上記バーコード115等を指称し、コード部分1
13の例えば最初又は最後に含まれるようなものとする
こともできる。
ドを使用するとの回答が入力された場合には、ステップ
S23において該制御コードで示す処理内容をユーザに
指定させる画面を表示する。
全ページ印刷や一部印刷、あるいはファイルの保存(送
信及び保存を含む)、またはユーザの選択を可能とし、
あるいはパスワード検査を実施する処理等を意味する。
なお、この処理内容の指定はメモリ等に保持される。一
方、ステップS21で制御コードを使用しないとの回答
がユーザにより入力された場合には、ステップS25に
移行する。
スワードを必要とする旨の指定が行われたにもかかわら
ずセキュリティ・ボックスの指定や、制御コードにおけ
る指定もなされない場合には、ユーザにパスワードの取
り扱いについての指示を求める必要がある。但し、セキ
ュリティ・ボックスや制御コードを使用しなくても、読
み取り装置においてデフォルトでセキュリティ・チェッ
クを行うような設定がなされていればよい。
事項を決定するための入力をユーザへ求める画面を表示
する。そして、この書誌的事項の決定内容はメモリなど
に保持される。なお、該書誌的事項は、作成日や作成
者、題目、保存場所、ファイル容量、ページ数のほか、
印刷時における解像度などを含む。
に保持しているサムネイルやチェックボックス、セキュ
リティ・ボックス及び書誌的事項の指定に基づき印刷用
データを作成する。そして、ステップS29では、メモ
リ等に保持されている入力パスワードや制御コードによ
る処理内容の指定、及びファイル内容をコード化して印
刷用データを生成する。なお、入力パスワードや制御コ
ードにより指定される処理内容、あるいはファイル内容
の各コード化におけるコード体系を変えることや、同一
にすること、あるいは一部同じにすることも可能であ
る。
27及びステップS29で生成された印刷用データに基
づき、プリンタで印刷を実行する。
のフォーマットを、タグ付きファイル・フォーマットと
することもできる。すなわち、タグの部分にチェックボ
ックスやセキュリティ・ボックス、制御コード、パスワ
ード等の指定を埋め込んでおき、生成プログラムでは当
該タグを解釈して印刷用データを生成する。つまり、ユ
ーザが生成プログラムに対してチェックボックス等の指
定を行うのではなく、ファイルに対して指定を行ってお
くようにすることもできる。
実行する処理の一例を、図12を参照しつつ説明する。
まず、ステップS41では印刷物100を光学的に読み
取り、読み取り内容を解析する。そして、該解析結果に
基づき、ステップS43においてセキュリティ・ボック
スが存在しているか否か判断する。そして、セキュリテ
ィ・ボックスが存在していれば、ステップS45におい
て、印刷されたパスワードのコードをデコードする。
バーコード115やコード部分113の最初又は最後な
どに含まれている。そして、ステップS47では、セキ
ュリティ・ボックス内に記入されたパスワードと、デコ
ードされたパスワードが等しいか判断する。なお、セキ
ュリティ・ボックス内に記入されたパスワードは、読取
内容の解析において文字認識処理が実施されることによ
って得られる。
パスワードが正しく記入されていない場合には、ステッ
プS65において、処理不能である旨を画面上に表示し
てユーザに通知する。一方、ステップS47における検
査にてパスワードが正しく記入されている場合には、ス
テップS49に移行する。なお、ステップS43におい
てセキュリティ・ボックスがないと判断された場合に
は、ステップS49へ移行する。
が含まれているか判断する。なお、制御コードは、例え
ばバーコード115のような形態で印刷されているか、
コード部分113 の例えば最初又は最後に印刷されて
いる。このような制御コードはデコードされ、ステップ
S51では該制御コードによりパスワード検査の指定が
なされているか否かを判断する。
定がある場合には、ステップS53において印刷された
パスワードのコードをデコードし、ステップS55では
ユーザにパスワードを入力させるための画面を表示す
る。そして、印刷されたパスワードのコードは、上記の
ように例えばバーコード115又はコード部分113の
例えば最初又は最後に含まれる。
ップS53において得られたパスワードとステップS5
5において入力されたパスワードが等しいか否かが判断
され、等しくないと判断された場合にはステップS65
へ移行する。
と判断されると、ステップS59へ移行する。なお、ス
テップS51において制御コードにパスワード検査の指
定がないと判断された場合にもステップS59へ移行す
る。
より示された許可済みの処理内容が表示される。ここ
で、処理内容の選択が可能とされる場合には、ユーザは
処理内容を選択する。次に、ステップS61では、文書
の符号化領域のデコードを行い、ステップS63では選
択された処理内容を実行する。ここで選択された処理内
容とはファイルの送信や、印刷、あるいはFAX送信等
を意味する。なお、ステップS63については後に詳し
く述べる。
を実施することにより処理を終了する。
が含まれないと判断された場合には、ステップS67に
おいて、次にチェックボックスが含まれるか否かを判断
する。ここで、チェックボックスが含まれていると判断
されると、ステップS61へ移行して文書の符号化領域
をデコードし、ステップS63においてチェックボック
スにて選択された処理内容を実行する。
ックスを含んでいないと判断した場合には、ステップS
69において文書の符号化領域をデコードし、ステップ
S71において文書のファイル形式に対応するアプリケ
ーション・プログラムを実行する。そして、ステップS
73において、アプリケーション・プログラムを使用す
ることによりドキュメントの印刷を実行する。
S63に示された選択された処理内容の実行について、
図13を参照しつつ説明する。まず最初にステップS8
1では、選択された処理内容がファイル送信の対象とさ
れるか否かを判断する。そして、ファイル送信が選択さ
れている場合には、ステップS95においてファイルの
送信先を入力するための画面を表示して、ユーザに対し
て送信先の入力を要求する。そして、ステップS97で
は、指定されたファイルの送信先にファイルを送信す
る。
信を実行しないと判断した場合には、ステップS83に
おいて選択された処理内容が全ページ印刷か否かを判断
する。そして、全ページ印刷である場合には、文書のフ
ァイル形式を検査し、ステップS99において当該ファ
イル形式に対応するアプリケーション・プログラムを実
行する。そして、ステップS101ではアプリケーショ
ン・プログラムを使用して文書の印刷を実行する。
刷でないと判断された場合には、ステップS85におい
て、選択された処理内容が一部印刷であるか否か判断す
る。そして、選択された処理内容が一部印刷である場合
には、文書のファイル形式を検査し、ステップS87に
おいて当該ファイル形式に対応するアプリケーション・
プログラムを実行する。そして、ステップS89ではサ
ムネイル表示を行い、ユーザに印刷対象ページの指定を
要求する画面を表示する。なお、上記のようなサムネイ
ル表示を行わずに、ユーザへ単に印刷対象ページを指定
する数字を入力する画面を表示するだけにしてもよい。
ページを指定するが、ステップS91では、指定された
ページを印刷する。
処理内容は一部印刷でないと判断された場合には、ステ
ップS93において文書のファイルを複写機5又はコン
ピュータ13に保存する。なお、文書のファイルを保存
せずに、ユーザへ警告を発することも可能であるし、他
に処理すべき事項があれば、その処理を実施してもよ
い。
る印刷物100と、印刷物100を用いたシステムを述
べたが、これは一例であって様々な変形が可能である。
例えば、図11に示された動作ではサムネイルを印刷す
ることを前提とした処理が記されているが、サムネイル
を印刷するか否かをユーザに判断させ、サムネイルを印
刷しないという選択が該ユーザになされた場合には、文
書の要約を入力する欄をモニタ上に表示し、該ユーザに
文章を入力させて、当該文章を印刷するようにすること
もできる。また、自動的に文書の要約を生成するプログ
ラムを実行して、該プログラムが生成した要約を印刷す
るような構成とすることもできる。
クボックスやセキュリティ・ボックス、あるいは制御コ
ードの全てに応じて印刷を実行することとしていたが、
それらの一部に応じてのみ印刷を実行できるようにする
構成も可能である。また、図11に示された動作ではセ
キュリティ・ボックスと制御コードとの両方でパスワー
ド検査を実行させるような設定とすることも可能であっ
たが、いずれか一方のみでパスワード検査を実行させる
ようにすることもできる。また、図11に示された書誌
的事項についても、例えば印刷物に対する取り扱い注意
書きや連絡先等の付加的な情報、コード部分113の開
始マーク及び終了マークの指定を含めることができる。
チェックボックスがない場合には文書の印刷を行う設定
としているが、単に記憶装置にファイルを格納するよう
にしてもよい。さらに、チェックボックスが無い場合に
は、複写機5等の操作パネルにおいて、実施可能な全て
の処理内容の中から任意の処理内容を選択するようにし
てもよい。
判断された場合でも、ユーザによってはチェックボック
スにチェックを付すのを忘れる場合がある。従って、チ
ェックが付されていないチェックボックスが含まれてい
ると判断された場合には、複写機5の操作パネル上にお
いて、実行する処理を選択するよう要求する。
ワードが正しく入力されなかった場合には、単に処理不
能の表示をするだけでなく、例えば操作パネルにおいて
パスワードの再入力をユーザへ要求するようにしてもよ
い。なお、図13に示された処理内容の判断については
どの順番で行ってもよい。
キューを検出する手段を用意しておき、印刷物のコード
部分をカラー化すれば、読み取り時のスキューを容易に
検出できるようになる。
係る印刷物を用いれば、コピーを何世代にも渡って繰り
返すことにより生ずる劣化を無くすことも可能になる。
すなわち例えば、印刷物のコード部分113を読み取る
と、該印刷物の作成時における原文書のファイルを取得
(再現)できるため、この文書ファイルから再度印刷物
と同じものを印刷(複製)することができるからであ
る。
はなくリライタブルな媒体で構成した場合における、該
媒体及びそれを使った印刷装置、画像形成システムにつ
いて説明する。
になった場合には捨てるしかなかったが、リライタブル
な媒体を用いると、消すことが可能であり再利用できる
というメリットがある。また、図14にはオフィスにお
ける個人が所有している電子ファイルについて、一文書
あたりの容量の比率を調べた例が示される。ここで、図
14に示されたグラフ410は「Word(登録商
標)」文書によるファイルを、グラフ411は「Exc
el(登録商標)」文書によるファイルをそれぞれ示
す。
ァイルを上記印刷物100またはシステムで実用的に使
用しようとすると、印刷物100に印字させるコード情
報としては最低でも1000キロバイト(=1メガバイト)程
度必要となることがわかる。
t per inch)の電子写真プロセスによる印字品質では、
実効的な印字密度の点で、つまり実際に打っているドッ
トは600dpiであるけれども、印字の際のトナー飛散やち
りによって、厳密には600dpiのドットは再現性良く印字
されていないのが現状であり、読み取り側で使用するス
キャナの解像度を印字密度の2〜3倍程度とするという前
提でも200dpi程度が実力値とされる。
合には、画像処理や階調処理等を施した見た目上の高画
質化で十分であるが、上記印刷物100のような使い方
では、1ドットつまり1ビットの再現性が重要となるた
め、これでは例え冗長性を押さえて(誤り訂正なし)コー
ド化処理を行っても、上記印刷物100に印字できるコ
ード情報量は100〜200キロバイトであり、前述し
たようにオフィスでは実使用上絶えられない。
理で冗長性がある程度必要となるため、実際に印字でき
るコード情報量は更に小さくなる。そこで、以下に説明
するような材料によるサーマルモードでの印字では、前
述したような従来の電子写真プロセスによる印字品質よ
り1ドットレベルで高品質となっているため、上記印刷
物100を用いたシステムでは、一枚の印刷物に印字さ
せるコード情報を大きくすることができる。そして、実
際的には600dpi相当の再現性の良い印字品質が可能とな
る。まず、本発明における記録媒体として、書き換え可
能な情報表示(または記録)媒体を用いる場合を図15か
ら図17を参照しつつ説明する。図15に示されるよう
に、この媒体100bはベースフィルム(支持体)40
0を有しており、このベースフィルム400上に熱可逆
性記録層401と中間層402及び保護層403が順番
に積層されている。
が良好の白色の樹脂からなり、中間層402及び保護層
403は、透光性の良好な無色の樹脂からなる。ここ
で、本実施の形態に係る可逆性記録媒体において、情報
の可視的表示を可逆的に行い表示できる熱可逆性記録層
401としては、感熱方式、磁気記録方式、フォトクロ
ミック記録方式、エレクトロクロミック方式等が利用で
きる。
は、感熱記録方式すなわち熱エネルギーにより可逆的に
光学特性が変化し、可視情報の記録および消去が可能で
ある記録層を利用することが好ましい。ここで、熱エネ
ルギーによる書き込みは、たとえばサーマルヘッドを用
いた熱昇華型のプリンタで容易に印字でき、また、加熱
温度や時間等の条件を変更することにより、同じ書込み
用サーマルヘッドで容易に消去することもできる。
タで印字できるので、最初から媒体に固定情報として埋
め込むのではなく、プリント時に使用者が適宜設定する
ことが可能となり、再度使用する時に別の文書を印刷し
てもその文書IDを印字することにより媒体100bのリ
サイクルが可能となる。この熱エネルギーにより可逆記
録が行えるものとしては、少なくともロイコ染料と顕色
剤を含む記録層と、有機低分子化合物の粒子を含有する
樹脂層、及び低分子または高分子液晶化合物を含む記録
層から構成される可逆性記録層が好適である。
含む記録層としては、樹脂バインダー中にロイコ染料お
よび顕色剤を分散させるものがある。このような可逆性
記録層に用いられるロイコ染料としては、例えばフタリ
ド系化合物やアザフタリド系化合物、フルオラン系化合
物、フェノチアジン系化合物、ロイコオーラミン系化合
物などの染料前駆体が挙げられ、この熱エネルギーによ
り可逆記録が行えるものとしては、少なくともロイコ染
料と顕色剤を含む記録層、有機低分子化合物の粒子を含
有する樹脂層、さらに低分子または高分子液晶化合物を
含む記録層から構成される可逆性記録層が好適である。
色剤は、分子内にロイコ染料を発色させる顕色能を有す
る構造、例えばフェノール性水酸基、カルボン酸基、リ
ン酸基等と、分子間の凝集力を制御する構造、例えば長
鎖炭化水素基が連結した構造をもつ化合物である。連結
部分にはヘテロ原子を含む2価の基を介していても良
く、また長鎖炭化水素基中にもヘテロ原子を含む2価の
基または芳香族炭化水素基が含まれていても良い。
む樹脂層を構成する樹脂としては、例えばポリ塩化ビニ
ルやポリ酢酸ビニル、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、
ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール、ポリカ
ーボネート、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリエー
テルスルホン、ポリフェニレンオキシド、フッソ樹脂、
ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリベン
ズイミダゾール、ポリスチレン、スチレン系共重合体、
フェノキシ樹脂、ポリエステル、芳香族ポリエステル、
ポリウレタン、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリ
ル酸エステル、(メタ)アクリル酸エステル系共重合
体、マレイン酸系共重合体、エポキシ樹脂、アルキッド
樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、ポリビニルア
ルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキ
サイド、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
デンプン、ゼラチン、カゼイン類等を挙げることができ
る。
目的に、各種硬化剤や架橋剤を添加することもできる。
そして、このような硬化剤、架橋剤の例としてイソシア
ネート基をもつ化合物、ポリアミドエピクロロヒドリン
樹脂、エポキシ基をもつ化合物、グリオキザール、ジル
コニウム化合物等を挙げることができる。
線硬化性バインダーを用いて記録層を設けることもでき
る。そしてかかるバインダーとしてはエチレン性不飽和
結合を有する化合物が挙げられ、これらの具体例として
は、1.脂肪族、脂環族、芳香族の多価アルコール及び
ポリアルキレングリコールのポリ(メタ)アクリレー
ト、2.脂肪族、脂環族、芳香族、芳香脂肪族の多価ア
ルコールにポリアルキレンオキサイドを付加させた多価
アルコールのポリ(メタ)アクリレート、3.ポリエス
テルポリ(メタ)アクリレート、4.ポリウレタンポリ
(メタ)アクリレート、5.エポキシポリ(メタ)アク
リレート、6.ポリアミドポリ(メタ)アクリレート、
7.ポリ(メタ)アクリロイルオキシアルキルリン酸エ
ステル、8.(メタ)アクリロイル基を側鎖、または末
端に有するビニル系またはジエン系化合物、9.単官能
(メタ)アクリレート、ビニルピロリドン、(メタ)ア
クリロイル化合物、10.エチレン性不飽和結合を有す
るシアノ化合物、11.エチレン性不飽和結合を有する
モノあるいはポリカルボン酸、およびそれらのアルカリ
金属塩、アンモニウム塩、アミン塩等、12.エチレン
性不飽和(メタ)アクリルアミドまたはアルキル置換
(メタ)アクリルアミドおよびその多量体、13.ビニ
ルラクタムおよびポリビニルラクタム化合物、14.エ
チレン性不飽和結合を有するモノあるいはポリエーテル
およびそのエステル、15.エチレン性不飽和結合を有
するアルコールのエステル、16.エチレン性不飽和結
合を有するポリアルコールおよびそのエステル、17.
スチレン、ジビニルベンゼン等1個以上のエチレン性不
飽和結合を有する芳香族化合物、18.(メタ)アクリ
ロイルオキシ基を側鎖、または末端に有するポリオルガ
ノシロキサン系化合物、19.エチレン性不飽和結合を
有するシリコーン化合物、20.上記1〜19記載の化
合物の多量体あるいはオリゴエステル(メタ)アクリレ
ート変成物等が挙げられる。
録層を形成する場合には、光重合開始剤を混合して用い
る。そして、光重合開始剤としてはジあるいはトリクロ
ロアセトフェノンのようなアセトフェノン類、1−ヒド
ロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンゾフェノ
ン、ミヒラーケトン、ベンゾイン、ベンゾインアルキル
エーテル、ベンジルジメチルケタール、テトラメチルチ
ウラムモノサルファイド、チオキサントン類、アゾ化合
物、ジアリールヨードニウム塩、トリアリールスルフォ
ニウム塩、ビス(トリクロロメチル)トリアジン化合物
等が挙げられる。
いた可逆性記録層は図16に示されたプロセスで発色・
消色する。すなわち、初期の消色状態(状態A)を加熱す
ると温度T1以上でロイコ染料と顕色剤が溶融混合して
発色し(状態B)、この状態から急冷すると発色状態のま
ま固定される(状態C)。そして、この発色状態(状態C)か
ら加熱していくと、温度T1より低い温度T2で消色し
(状態D)、冷却すれば初期と同様の消色状態となる。
粒子を含有する樹脂層は、温度に依存してその透明度が
可逆的に変化する記録層であり、この記録層の光散乱性
が温度に依存して可逆的に変化する性質を利用し構成さ
れる。
機低分子物質を均一に分散保持した層を形成すると共
に、最大透明時の透明度に影響を与える材料である。こ
のため樹脂母材は透明性が良く、機械的に安定で、かつ
成膜性の良い樹脂が好ましい。このような樹脂として
は、第一にポリ塩化ビニル、第二に塩化ビニル-酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ビニル-酢酸ビニル-ビニルアルコー
ル共重合体、塩化ビニル-酢酸ビニル-マレイン酸共重合
体、塩化ビニル-アクリレート共重合体等の塩化ビニル
系共重合体、第三にポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデ
ン-塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン-アクリロニト
リル共重合体等の塩化ビニリデン系共重合体、第四にポ
リエステル、第五にポリアミド、第六にポリアクリレー
ト又はポリメタクリレート或いはアクリレート-メタク
リレート共重合体、第七にシリコン樹脂等が挙げられ
る。
混合して使用される。
機低分子化合物としては、一般に融点が30〜200℃好ま
しくは50〜150℃程度のものが使用される。そして、こ
のような有機低分子化合物としては1.アルカノール、
2.アルカンジオール、3.ハロゲンアルカノールまた
はハロゲンアルカンジオール、4.アルキルアミン、
5.アルカン、6.アルケン、7.アルキン、8.ハロ
ゲンアルカン、9.ハロゲンアルケン、10.ハロゲン
アルキン、11.シクロアルカン、12.シクロアルケ
ン、13.シクロアルキン、14.飽和または不飽和モ
ノまたはジカルボン酸又はこれらのエステル、アミド又
はアンモニウム塩、15.飽和または不飽和ハロゲン脂
肪酸またはこれらのエステル、アミド又はアンモニウム
塩、16.アリルカルボン酸またはそれらのエステル、
アミド又はアンモニウム塩、17.ハロゲンアリルカル
ボン酸またはそれらのエステル、アミド又はアンモニウ
ム塩、18.チオアルコール、19.チオカルボン酸又
はそれらのエステル、アミンまたはアンモニウム塩、2
0.チオアルコールのカルボン酸エステル等が挙げられ
る。
して使用される。これらの化合物の炭素数は10〜60、好
ましくは10〜38、特に10〜30が好ましい。また、エステ
ル中のアルコール基部分は飽和していても飽和していな
くてもよく、またハロゲン置換されていてもよい。いず
れにしても有機低分子化合物は分子中に酸素、窒素、硫
黄及びハロゲンの少くとも一種、例えば-OH、-COOH、-C
ONH-、-COOR、-NH-、-NH2、-S-、-S-S-、-O-、ハロゲン
等を含む化合物であることが好ましい。
は、上記の有機低分子化合物を適宜組み合わせるか、ま
たは、そうした有機低分子化合物と融点の異なる他の材
料とを組み合わせてもよい。
なる可逆性記録層は、図17に示されるプロセスで透明
化し、あるいは白濁する。図17に示されるように、樹
脂及びこの樹脂中に分散された有機低分子化合物を主成
分とする可逆記録層は、例えばT0以下の常温では白濁
不透明状態(状態)にある。そして、これを温度T 2
まで加熱すると状態及び状態を経由して透明にな
り、この状態から再び温度T0以下の常温に戻しても透
明のままである(状態)。
すると、状態を経由して最大透明度と最大不透明度と
の中間の半透明状態になる。次に、この温度を下げて行
くと、再び透明状態をとることなく状態を経由して最
初の白濁不透明状態に戻る。
温度T1から温度T2の間の温度に加熱した後、常温即
ち温度T0以下の温度に冷却した場合には透明と不透明
との中間の状態(状態)をとることができる。また、
上記のように常温で透明となったもの(状態)を、状
態を経由して再び温度T3以上の温度に加熱した後、
常温に戻せば状態を経由して再び白濁不透明状態(状
態)に戻る。
録層において用いられる高分子液晶としては、主鎖また
は側鎖にメソゲン(液晶性を示す分子)が結合された主
鎖型および側鎖型分子液晶等がある。
メソゲン化合物(メソゲンモノマーと呼ぶ)を重合する
か、あるいは水素化ポリシリコーン等の反応性ポリマー
に付加反応可能なメソゲン化合物を付加させて製造する
ことができる。このような技術はMakromol.Chem.,179,p
273(1978),Eur,Poly.J.,18,p651(1982)及びMol.Cryst.L
iq.Cryst.,169,p167(1989)等に開示されているが、本発
明に使用される高分子液晶も同様な方法で製造すること
ができる。
能なメソゲン化合物としては、ビフェニル系、フェニル
ベンゾエート系、シクロヘキシルベンゼン系、アゾキシ
ベンゼン系、アゾベンゼン系、アゾメチン系、フェニル
ピリミジン系、ジフェニルアセチレン系、ビフェニルベ
ンゾエート系、シクロヘキシルビフェニル系、ターフェ
ニル系等の剛直な分子(メソゲン)に、好ましくは所定
の長さのアルキルスペーサーを介して、アクリル酸エス
テル基、メタクリル酸エステル基またはビニル基が結合
した種々の化合物等が代表的なものとしてあげられる。
る例を示す。なお、磁性体を用いた場合の動作例につい
ては後述する。まず、100μmの厚さを有する白色ポ
リエステルフィルム上に、次の表1に示された処方の磁
気記録層形成液をワイヤーバーで塗布乾燥し、約10μ
mの厚さの磁気記録層をもうける。
チル-6ジブチルアミノフルオラン2部と、下記の化学構
造を有する顕色剤8部、
フラン(THF)溶液150部とから組成し、得られた該
組成物をボールミルを用いて平均粒径0.1〜3μmまで粉
砕分散する。
ン社製コロネートHL(アダクト型ヘキサメチレンジイ
ソシアネート75%(重量%)酢酸エチル溶液)20部を
加え、良く攪拌し記録層塗布液を調製する。また、上記
組成を有する記録層塗布液を、作製した磁気記録層付き
白色ポリエステルフィルムの裏面にワイヤーバーを用い
て塗布し、100℃の下で2分間乾燥した後、60℃の下
で24時間加熱して膜厚約8.0μmの記録層を設ける。
イヤーバーにより記録層上に塗工した後、照射エネルギ
ー80W/cm2の紫外線ランプ下を9m/分の搬送速
度で通過させて硬化させ、膜厚2μmの保護層を設けて
可逆性感熱記録媒体を作製する。
ート系紫外線硬化樹脂(大日本インキ社製C7−15
7)10部と、酢酸エチル90部とにより組成される。
100bを用いた情報管理システムについて説明する。
ここで、媒体100bが利用される場合には、印刷物1
00が用いられる場合のプリンタあるいは複写機におい
て採用される書き込みプロセスの代わりに、サーマルヘ
ッドを用いたサーマルプロセスが採用される。
施の形態に係る媒体100bは、加えられた温度に応じ
て発色と消色を繰り返す熱可逆性表示媒体(以下、表示
媒体)とされる。そして、媒体100bには所定の情報
が含まれたバーコード202が設けられている。
より、印刷時に制御されながら紙搬送路に沿って紙送り
される。そして、図18(b)に示されるように、紙搬
送路中には送り元より順に情報読み出し装置204、消
去用サーマルヘッド205、印字用サーマルヘッド20
6が配設される。なお、情報読み出し装置204は、図
18(b)に示されるように、媒体100bに対して消
去用サーマルヘッド205及び印字用サーマルヘッド2
06と同じ側に配設しても良いし、図19に示されるよ
うに反対側に配設してもよい。
用すれば、媒体100bの一方の面(図19においては
上面)全体に人間によって認識できる情報を記録し、他
方の面(図19においては下面)全体には該情報がエン
コードされることにより得られた全コード情報を、例え
ば磁性体などに記録するようにすることができる。すな
わち、この場合には情報読み出し装置204を例えば磁
気ヘッドにより構成すると共に、媒体100bの裏面に
磁気的情報が記録された磁性体を形成すれば、該磁気ヘ
ッドにより所望の情報を読み出すことができる。
管理システムの構成を示すブロック図である。図20に
示されるように、本実施の形態に係る情報管理システム
は、搬送装置203と情報読み出し装置204、消去用
サーマルヘッド205、印字用サーマルヘッド206、
ドライバ207〜209,211、I/O・メモリバス
210、制御量算出部300及び制御装置303を備え
る。そして、制御量算出部300はCPU301及びメ
モリ302を含む。
リバス210を通して消去用サーマルヘッド205及び
印字用サーマルヘッド206を適当な温度に加熱制御
し、適当な速度で紙を搬送するよう搬送装置203を制
御する。
1及びメモリ302を含み、情報読み出し装置204に
よって読み出された情報から制御装置303を制御する
制御量を算出する。そして、制御量算出部300は、I
/O・メモリバス210を通して上記各部とデータのや
り取りを行う。
202には、媒体100bに対する印字又は消去動作に
必要とされる情報(以下においては、「記憶情報」とも
いう。)が記憶されるが、磁気的に記憶させ、あるいは
光学的に検出可能なシンボルとして記憶させることもで
きる。そして、これらの記憶方式に応じて、情報読み出
し装置104にはそれぞれ磁気情報読み取り装置やシン
ボルリーダが用いられる。
される情報記録方法及び情報読み出し装置104につい
て、その概略を説明する。まず、磁気的に情報を記録す
る場合にはいわゆる磁気カードとして知られている方法
を用いる。すなわち、媒体100bは全面または一部に
磁性体を含み、情報読み出し装置104はホール素子や
磁気抵抗素子などを用いて媒体100bに記録された磁
気情報を読み出す。そしてこの場合には、媒体100b
に形成された磁性体を規則的に帯磁させることにより、
情報を記録する。
報を光学的に検出可能なシンボルとして記憶する場合に
は、読み出し装置104としてはバーコードシステムと
して知られている方法を用いる。すなわち、バーコード
システムは、印字されたバーコードとバーコードリーダ
により構成される。そして、該バーコードリーダはLED
などによってバーコードを照射し、反射された光の強度
をCCDやフォトダイオードなどによって検出することに
より、バーコード情報を読み取る。
される情報は、メーカー名や製造ロット番号の他、異な
る発色・消色特性毎に与えられた媒体100bの特性情
報や、消色・発色温度、速度などの媒体100bの発色
・消色特性そのものを表す情報(以下、「特性情報」と
もいう。)等とされる。
1及びメモリ302を含み、情報読み出し装置204が
読み取った媒体100bの特性情報から印字・消去動作
を実行するための制御量を算出する。なお、該制御量と
してはサーマルヘッドの加熱温度や加熱速度、あるいは
紙の搬送速度などが該当する。
量に従ってサーマルヘッドの温度や紙送り速度を制御し
て、媒体100bに対して記された情報の消去や印字を
実行する。また、制御装置303は一般にCPUやメモ
リ等を含むが、制御量算出部300に含まれたCPU3
01により制御動作を実行してもよく、そのような場合
には制御装置303と制御量算出部300とを同一の装
置として構成することができる。
ド202等によりインデックス情報が記録される場合に
は、メモリ302中にはあらかじめ該インデックス情報
に対応する特性情報が格納されており、読み取られたイ
ンデックス情報に応じて該特性情報がメモリ302から
読み出され制御量が算出される。ここで、メモリ302
には例えば以下の表2に示されるテーブルが格納され
る。
ロット番号(媒体特性番号)毎に、消色温度や発色温
度、及び搬送速度が記憶されている。
に係る印字装置は、バーコード202等により記録され
た情報に応じて、印字や消去動作における制御量を調整
するため、該バーコード202等は印字動作において最
初に読み取られることが望ましい。また、磁気カード方
式やバーコード方式を用いる場合には、該バーコード2
02等は媒体100bの先端部やヘッダ部に配置されて
いることが望ましい。
用サーマルヘッド106は、それぞれ広く知られるサー
マルヘッドが用いられるので詳述しない。
21に示されるレーザプリンタにおいて構成することが
できる。図21に示されるように、このレーザプリンタ
はレーザ書き込み部501と感光体502、クリーニン
グ装置503、帯電チャージャ504、現像装置50
5、転写ドラム506、転写チャージャ507、定着装
置508、給紙装置510、及び排紙トレー511を備
える。
て、給紙装置510にセットされたリライタブルな媒体
100bは、図18(b)に示された情報読み出し装置
204と、消去用サーマルヘッド205及び印字用サー
マルヘッド206を通して印字及び消去がなされ、給紙
装置510にセットされた紙は感光体502及び転写ド
ラム506を通して印刷される。
テムの動作を、図22に示されたフローチャートを参照
しつつ説明する。
S201において、搬送装置203により媒体100b
が搬送路中を搬送される。
し装置204がバーコード202等に記録された情報を
読み出し、該情報をメモリ302へ一旦記憶する。次
に、ステップS203では、メモリ302へ一旦記憶さ
れた該情報から媒体100bに対する印字や消去に必要
な制御量がCPU301により算出される。
ついての特性情報である場合には、該特性情報に応じて
サーマルヘッドの温度や紙送り速度などについての制御
量が算出される。また、上記表2に示されたテーブルが
予めメモリ302に格納されている場合には、例えば媒
体特性番号として「○○○○2」が読み取られた場合、
その媒体100bの印字・消去特性は消色温度が120℃
で、発色温度が174℃、搬送速度が28mm/secと認識され
る。そして、消去あるいは印字動作においては、該特性
に対応したサーマルヘッド温度や搬送速度を実現するた
めの制御量が算出される。
203において算出された制御量に応じて制御装置30
3が搬送装置203及び消去用サーマルヘッド205を
制御し、媒体100bを所定の温度に加熱して消去処理
を実行する。
03が、ステップS203において算出された制御量を
用いて搬送装置203と印字用サーマルヘッド206を
制御し、消去処理が施された後の媒体100bを所定の
温度に加熱して印字処理を実行する。これにより、媒体
100b上に所望の印字が行われる。
はシステムにおける全ての動作は、コンピュータプログ
ラムにより容易に記述でき、該コンピュータプログラム
はCD−ROMや光磁気ディスク、半導体メモリ、ハー
ドディスク等の記録媒体に記録することができる。従っ
て、該記録媒体をコンピュータに装着して、該コンピュ
ータプログラムを実行すれば、容易に該動作を実現する
ことができる。
によれば、電子化された文書データを配布あるいは携帯
可能とし、かつ、同じデータシートに表された縮小画像
等により人間に対する情報伝達も同時に行うことができ
る。
れば、一枚のデータシートのみにより情報を容易に管理
することができるため、情報管理に必要な資源を節約す
ることができる。
によれば、データシートに記す情報の書き換えを容易に
実行することができるため、さらに消費する資源を節約
することができる。
印字及び消去特性を示す特性情報が記憶され、読み取ら
れた特性情報に応じてデータシートへの印字及び消去を
実行するデータシート生成装置によれば、特性情報に応
じてデータシートに対する印字及び消去動作を最適化で
きるため、信頼性の高いデータシートを容易に得ること
ができる。
図である。
す図である。
例を示す図である。
例を示す図である。
例を示す図である。
ステムの機能を示すブロック図である。
処理フローを示す図である。
理フローを示す図である。
ステムの一例を示す図である。
システムの他の例を示す図である。
時における処理フローの一例を示す図である。
を読み込む時における処理フローの一例を示す図であ
る。
を読み込む時において選択された処理内容を実行する場
合の処理フローの一例を示す図である。
ついての平均的な分布を示すグラフである。
図である。
色濃度の温度変化を示すグラフである。
明度の温度変化を示すグラフである。
を説明する図である。
イアウトを示す図である。
の構成を示すブロック図である。
構成を示す図である。
の動作を示すフローチャートである。
Claims (28)
- 【請求項1】 読み取り装置で読み取り可能なデータシ
ートであって、 一つの文書を構成する全情報をエンコードすることによ
り得られる全てのデータが記録された第一の領域と、 前記文書の少なくとも一部がプレヴュー用の縮小画像と
して記録された第二の領域とを共に備えたデータシー
ト。 - 【請求項2】 前記読み取り装置に処理内容を指示する
ためのチェックボックスが記録された第三の領域をさら
に備えた請求項1に記載のデータシート。 - 【請求項3】 前記読み取り装置に所定の処理の実行を
命ずる制御コードが記録された第三の領域をさらに備え
た請求項1に記載のデータシート。 - 【請求項4】 前記読み取り装置により読み取り可能な
コードに符号化されたパスワードが記録された第三の領
域をさらに備えた請求項1に記載のデータシート。 - 【請求項5】 前記第一の領域は前記データシートの一
方の面に設けられ、前記第二の領域は前記データシート
の他方の面に設けられた請求項1に記載のデータシー
ト。 - 【請求項6】 少なくとも前記第一の領域はカラー印刷
されている請求項1に記載のデータシート。 - 【請求項7】 データシートへ情報を記録するデータシ
ート生成装置であって、 一つの文書全体を、読み取り装置により読み取り可能な
コードに符号化して、前記データシートの第一の領域に
記録すると共に、前記文書の少なくとも一部の内容をプ
レビュー用の縮小画像として前記データシートの第二の
領域に記録するデータ記録手段を備えたことを特徴とす
るデータシート生成装置。 - 【請求項8】 前記データ記録手段は、さらに、前記読
み取り装置に処理内容を指示するためのチェックボック
スを前記データシートの第三の領域に記録する請求項7
に記載のデータシート生成装置。 - 【請求項9】 前記データ記録手段は、さらに、前記読
み取り装置に所定の処理の実行を命ずる制御コードを前
記データシートの第三の領域に記録する請求項7に記載
のデータシート生成装置。 - 【請求項10】 前記データ記録手段は、さらに、前記
読み取り装置により読み取り可能なコードに符号化され
たパスワードを前記データシートの第三の領域に記録す
る請求項7に記載のデータシート生成装置。 - 【請求項11】 前記データシートの前記第二の領域に
記録する前記文書の少なくとも一部を、ユーザからの指
示により選択する選択手段をさらに備えた請求項7に記
載のデータシート生成装置。 - 【請求項12】 データが記録されたデータシートをコ
ンピュータにより作成するためのコンピュータプログラ
ムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
あって、前記プログラムは、 前記コンピュータに対し、文書全体をコンピュータに読
み取り可能なコードに符号化して前記データシートの第
一の領域に記録させ、 前記文書の少なくとも一部を、プレビュー用の縮小画像
として前記データシートの第二の領域に記録させること
を特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項13】 電子化された文書を印刷する情報印刷
装置であって、 文書全体をエンコードすることにより得られた全情報が
記録された第一の領域と、前記文書の少なくとも一部が
プレビュー用の縮小画像として記録された第二の領域と
を共に含むデータシートから、エンコードされた前記全
情報を読み取るデータ読み取り手段と、 前記データ読み取り手段により読み取られた前記全情報
をデコードするデコード手段と、 前記デコード手段によりデコードされた情報の中で、前
記縮小画像に含まれる前記文書の少なくとも一部に対応
する前記情報を印刷する印刷手段とを備えたことを特徴
とする情報印刷装置。 - 【請求項14】 前記デコード手段によりデコードされ
た前記文書のファイル形式に従って、前記ファイル形式
に対応したアプリケーション・プログラムを取りこむ処
理手段をさらに備えた請求項13に記載の情報印刷装
置。 - 【請求項15】 前記処理手段は、前記デコード手段に
よりデコードされた前記情報を外部装置へ送信する請求
項14に記載の情報印刷装置。 - 【請求項16】 前記データシートは前記文書に対する
処理を要求するためのチェックボックスが記録された第
三の領域を含み、 前記チェックボックスに記されたチェックの有無に応じ
て、前記文書に対する処理を実行する文書処理手段をさ
らに備えた請求項13に記載の情報印刷装置。 - 【請求項17】 前記データシートは前記文書に対する
処理の実行を命令する制御コードが記録された第三の領
域を含み、 前記デコード手段は、さらに前記制御コードをデコード
し、 前記デコード手段によりデコードされた前記制御コード
に従って、前記デコード手段によりデコードされた前記
文書に対する前記処理を実行する文書処理手段をさらに
備えた請求項13に記載の情報印刷装置。 - 【請求項18】 前記データシートは符号化された第一
のパスワードが記録された第三の領域を含み、 前記デコード手段は、さらに前記第一のパスワードをデ
コードすると共に、 前記ユーザにより入力される第二のパスワードを受領す
るパスワード入力手段と、 前記デコード手段によりデコードされた前記第一のパス
ワードと、前記パスワード入力手段に入力された前記第
二のパスワードとを照合して合致した場合には、前記デ
コード手段によりデコードされた前記情報に対する処理
を実行する文書処理手段とをさらに備えた請求項13に
記載の情報印刷装置。 - 【請求項19】 前記印刷手段は、デコードされた前記
情報のファイル形式に従って前記文書の少なくとも一部
を印刷する請求項13に記載の情報印刷装置。 - 【請求項20】 文書情報を管理する情報管理システム
であって、一つの文書全体を、コンピュータにより読み
取り可能なコードに符号化して、データシートの第一の
領域に記録すると共に、前記文書の少なくとも一部の内
容をプレビュー用の縮小画像として前記データシートの
第二の領域に記録するデータ記録手段と、 前記データシートから読み取られた前記コードをデコー
ドして、前記縮小画像に含まれる前記文書の少なくとも
一部を印刷する印刷手段とを備えたことを特徴とする情
報管理システム。 - 【請求項21】 前記データシートは、 支持体と、 前記支持体上に形成された可逆性記録層とを含む請求項
1に記載のデータシート。 - 【請求項22】 前記可逆性記録層は、熱エネルギーに
対して可逆的な光学特性を有する請求項21に記載のデ
ータシート。 - 【請求項23】 前記可逆性記録層は、ロイコ染料と顕
色剤とを含む請求項21に記載のデータシート。 - 【請求項24】 前記可逆性記録層は、有機低分子化合
物の粒子を含有する樹脂層である請求項21に記載のデ
ータシート。 - 【請求項25】 前記可逆性記録層は、低分子または高
分子の液晶化合物を含む請求項21に記載のデータシー
ト。 - 【請求項26】 前記データシートは、前記データシー
トの印字及び消去特性を示す情報が記憶された特性情報
記憶部をさらに含む請求項1に記載のデータシート。 - 【請求項27】 前記データシートは、前記データシー
トの製造者識別記号及びロット番号が記憶された情報記
憶部をさらに含む請求項1に記載のデータシート。 - 【請求項28】 前記データシートには、前記データシ
ートの印字及び消去特性を示す特性情報が記憶され、 前記データ記録手段は、前記データシートに記憶された
前記特性情報を読み取って、読み取られた前記特性情報
に応じて前記データシートへの印字及び消去を実行する
請求項7に記載のデータシート生成装置。
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