JP2008165728A - 画像処理装置、画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 符号化画像を含む画像を出力する場合に、この出力された画像を受けた側で、この符号化画像の符号化元の情報を復元可能にする為の技術を提供すること。
【解決手段】 リーダ部200に対して設定された読み取り解像度が、送信解像度と異なる場合には、読み取り解像度を上げてからリーダ部200に画像の読み取りを行わせる。リーダ部200が読み取った画像中に、入力情報を符号化することで得られる第1の符号化画像が含まれている場合には、第1の符号化画像を復号することで、入力情報を復元する。復元された入力情報を、送信解像度に応じた符号化処理を行い、第2の符号化画像を生成する。そしてこの第2の符号化画像を、送信先に送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像の送信技術に関するものである。
バーコード等に代表されるように、製品等に係る情報をコード化して紙に埋め込む事が行われている。そして、紙に埋め込まれたこの情報をリーダで読み取ることによりこの情報を取得し、商品の管理等に利用している。
また、製品に係る情報だけではなく、画像等の情報をコード化して紙に埋め込むことも行われている。そして、コード化された画像が埋め込まれている用紙を画像入出力装置でスキャンし、コード化された画像をデコードし、元のデータを復元する。そして、復元された元データを印刷することでユーザは印刷物を得ることができる。
このように、紙にコード化したデータを埋め込んでおき、それを複合機で復元するような技術が提案されている。例えば、特許文献1で開示されている技術では、サムネイルと共にその元ファイルがコード化されて紙に印刷されており、この紙を複写機に読み込ませることで、元ファイルを印刷可能としている。
特開2001−344588号公報(U.S. Patent No. 6634559)
しかしながら、原稿画像を読み込んで送信する場合、ユーザにより指定された送信解像度、または送信先の装置(例えばFAXなど)が処理可能な解像度に応じて、読み込んだ原稿画像の解像度を変換する必要がある。このような場合、情報を符号化することで得られる符号化画像が原稿画像中に位置していると、この符号化画像も一緒に解像度変換されてしまうため、符号化画像の情報が欠落してしまうことが考えられる。このような場合、原稿画像の送信先でこの符号化画像の復号を行うことができない。
また、符号化画像が含まれる画像を解像度変換してしまった場合、係る符号化画像が送信先で復号できなくなってしまうという問題が生じる。
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、符号化画像を含む画像を出力する場合に、この出力された画像を受けた側で、この符号化画像の符号化元の情報を復元可能にする為の技術を提供することを目的とする。
また、送信先で認識可能な画像、および、送信したかったコード化データを確実に送信することを保証し、再送信などの手間を軽減することを目的とする。
本発明の目的を達成する為に、例えば、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、画像中に、入力情報を符号化することで得られる第1の符号化画像が含まれている場合には、前記第1の符号化画像を復号することで、前記入力情報を復元する復元手段と、
前記復元手段により復元された前記入力情報に対して送信解像度に応じた符号化を行うことにより、第2の符号化画像を生成する符号化手段と、
前記符号化手段により生成された第2の符号化画像を、指定された送信先に送信する送信手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成する為に、例えば、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、読み取り手段で読み取った画像中に、入力情報を符号化することで得られる第1の符号化画像が含まれている場合には、前記第1の符号化画像を復号することで、前記入力情報を復元する復元手段と、
前記復元手段により復元された前記入力情報をメールの添付ファイルとして、指定された送信先にメールで送信する送信手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成する為に、例えば、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、解像度を設定する設定手段と、
画像中に、入力情報を符号化することで得られる第1の符号化画像が含まれている場合には、前記第1の符号化画像を復号することで、前記入力情報を復元する復元手段と、
前記復元手段により復元された前記入力情報に対して前記設定手段によって設定された解像度に応じた符号化を行うことにより、第2の符号化画像を生成する符号化手段と、
前記符号化手段により生成された第2の符号化画像を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成する為に、例えば、本発明の画像処理方法は以下の構成を備える。
即ち、原稿上に記録された情報を画像として読み取る読み取り手段と、当該読み取り手段が読み取った画像を指定された送信先に送信する送信手段と、を備える画像処理装置が行う画像処理方法であって、
前記読み取り手段で読み取った画像中に、入力情報を符号化することで得られる第1の符号化画像が含まれている場合には、前記第1の符号化画像を復号することで、前記入力情報を復元する復元工程と、
前記復元工程で復元された前記入力情報に対して送信解像度に応じた符号化を行うことにより、第2の符号化画像を生成する符号化工程と、
前記符号化工程で生成された第2の符号化画像を、前記送信手段によって前記送信先に送信させる送信制御工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成する為に、例えば、本発明の画像処理方法は以下の構成を備える。
即ち、原稿上に記録された情報を画像として読み取る読み取り手段と、当該読み取り手段が読み取った画像を指定された送信先に送信する送信手段と、を備える画像処理装置が行う画像処理方法であって、
前記読み取り手段で読み取った画像中に、入力情報を符号化することで得られる第1の符号化画像が含まれている場合には、前記第1の符号化画像を復号することで、前記入力情報を復元する復元工程と、
前記復元工程で復元された前記入力情報をファイルとして、前記送信手段によって前記送信先に送信させる送信制御工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成する為に、例えば、本発明の画像処理方法は以下の構成を備える。
即ち、原稿上に記録された情報を画像として読み取る読み取り手段と、当該読み取り手段が読み取った画像を出力する出力手段と、を備える画像処理装置が行う画像処理方法であって、
解像度を設定する設定工程と、
前記読み取り手段で読み取った画像中に、入力情報を符号化することで得られる第1の符号化画像が含まれている場合には、前記第1の符号化画像を復号することで、前記入力情報を復元する復元工程と、
前記復元工程で復元された前記入力情報に対して前記設定工程で設定された解像度に応じた符号化を行うことにより、第2の符号化画像を生成する符号化工程と、
前記符号化工程で生成された第2の符号化画像を前記出力手段によって出力させる出力制御工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成する為に、例えば、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、画像を読み取って画像データを生成する手段と、
外部装置に前記画像データを送信する際の送信解像度を決定する送信解像度決定手段と、
前記画像データに2次元符号化画像が含まれているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記画像データに前記2次元符号化画像が含まれていると判定された場合には、前記送信解像度決定手段によって決定した送信解像度で復元可能な2次元符号化画像の解像度を決定する再2次元符号化画像解像度決定手段と、
前記画像データを、前記再2次元符号化画像解像度決定手段によって決定した解像度で2次元符号化画像に符号化する再2次元符号化画像生成手段と、
前記再2次元符号化画像生成手段で符号化された2次元符号化画像を、前記外部装置に送信する送信手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成する為に、例えば、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、画像を読み取って画像データを生成する手段と、
外部装置に前記画像データを送信する際の送信解像度を決定する送信解像度決定手段と、
前記画像データに2次元符号化画像が含まれているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記画像データに前記2次元符号化画像が含まれていると判定された場合には、前記送信解像度決定手段によって決定した送信解像度で復元可能な2次元符号化画像の解像度を決定する再2次元符号化画像解像度決定手段と、
前記画像データから前記2次元符号化画像を識別して取り出す2次元符号化画像取得手段と、
前記2次元符号化画像取得手段によって得られた2次元符号化画像を、前記再2次元符号化画像解像度決定手段によって決定した解像度で2次元符号化画像に再符号化する再2次元符号化画像生成手段と、
前記再2次元符号化画像生成手段で符号化された2次元符号化画像を、前記外部装置に送信する送信手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成する為に、例えば、本発明の画像処理方法は以下の構成を備える。
即ち、画像を読み取って画像データを生成する工程と、
外部装置に前記画像データを送信する際の送信解像度を決定する送信解像度決定工程と、
前記画像データに2次元符号化画像が含まれているか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程で前記画像データに前記2次元符号化画像が含まれていると判定された場合には、前記送信解像度決定工程で決定した送信解像度で復元可能な2次元符号化画像の解像度を決定する再2次元符号化画像解像度決定工程と、
前記画像データを、前記再2次元符号化画像解像度決定工程で決定した解像度で2次元符号化画像に符号化する再2次元符号化画像生成工程と、
前記再2次元符号化画像生成工程で符号化された2次元符号化画像を、前記外部装置に送信する送信工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の構成により、符号化画像を含む画像を出力する場合に、この出力された画像を受けた側で、この符号化画像の符号化元の情報を復元可能にすることができる。
以下添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る画像処理装置を含むシステムの構成例を示す図である。同図に示す如く、本実施形態に係るシステムは、PC(パーソナルコンピュータ)601,602、画像処理装置100とで構成されており、それぞれは、LANなどのネットワーク600に接続されている。従って、それぞれの機器は、このネットワーク600を介して互いにデータ通信が可能な構成となっている。また、画像処理装置100は、公衆回線650にも接続されている。
PC601,602は、汎用のコンピュータであり、画像処理装置100に対して適宜データをネットワーク600を介して送信することができる。
画像処理装置100は、スキャン機能、プリント機能を有する複合機であり、大まかには同図に示す如く、スキャン機能を実現するリーダ装置(リーダ部)200、プリント機能を実現するプリンタ装置(プリンタ部300)を有する。更には、画像処理装置100全体の制御を行う制御装置(コントローラ部)110、ユーザが操作することで各種の指示を画像処理装置100に対して入力するための操作部150を有する。更には、各種の情報を保存する記憶装置としてのHDD(ハードディスクドライブ)160を有する。なお画像処理装置100の構成として同図には、以下の説明で用いる部分を示しており、以下の説明で触れない構成については図示していない。
また、本実施形態に適用可能なシステムの構成は同図の構成に限定するものではなく、当業者で有れば、適宜変形例が考えられるであろう。
以下では、画像処理装置100を構成する上記各部について更に詳細に説明する。
操作部150はタッチパネル式の液晶画面やボタン群により構成されている。液晶画面には、コピーやプリントといった各種の指示を入力するためのGUI等、の各種の画面が表示される。
HDD160は、リーダ部200が読み取った原稿画像を保存したり、各種のプログラムやデータを保存したりすることができる。
リーダ部200は、原稿用紙を搬送する原稿給紙ユニット250と、原稿給紙ユニット250により搬送された原稿用紙上の情報を光学的に読み取ることでこの情報を原稿画像として得るスキャナユニット210とを有する。
プリンタ部300は、記録用紙を収容する複数段の給紙カセットを備えた給紙ユニット310と、給紙ユニット310から供給された記録用紙上に画像を転写/定着するマーキングユニット320とを有する。更には、マーキングユニット320により画像がプリントされた記録用紙に対してソート処理やステイプル処理を施し、外部に排出する排紙ユニット330を有する。
コントローラ部110は、リーダ部200やプリンタ部300の動作を制御する。例えばコントローラ部110は、リーダ部200を制御することで原稿画像を取得し、プリンタ部300を制御することでこの原稿画像を記録用紙上にプリントし、この記録用紙を外部出力する、所謂コピー機能を実現する。
また、コントローラ部110は、リーダ部200が取得した原稿画像をコードデータに変換し、ネットワーク600を介してPC601,602に送信するスキャナ機能を実現する。更には、PC601,602からネットワーク600を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部300に出力するプリンタ機能等の機能を実現する。
図2は、画像処理装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。同図では、コントローラ部110の構成をより詳細に示している。なお、同図において図1と同じ部分については同じ番号を付けている。
111はCPUで、RAM112やROM113に格納されているプログラムやデータを用いて、コントローラ部110が行うものとして説明する各種の処理を実行する。
112はRAMで、HDD160からロードされたプログラムやデータ、ネットワークI/F120を介して受信したデータ、リーダ部200から入力される原稿画像のデータを一時的に記憶するためのエリアを有する。更には、CPU111、画像圧縮回路124、画像処理回路126が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。即ち、RAM112は各種のエリアを適宜提供することができる。
113はROMである。ROM113は、画像処理装置100が行う後述の各処理をCPU111に実行させるためのプログラムやデータ、画像処理装置100の設定データ、操作部150の表示画面上に表示するGUIに係るプログラムやデータ等を格納している。即ち、画像処理装置100全体に係るプログラムやデータを格納しており、これらのプログラムやデータは、CPU111による制御に従って適宜RAM112にロードされ、CPU111による処理対象となる。
116は操作部I/Fで、コントローラ部110に上記操作部150を接続するためのインターフェースとして機能するものである。
120はネットワークI/Fで、画像処理装置100を上記ネットワーク600に接続するためのI/Fとして機能するものである。
121はモデムで、画像処理装置100を上記公衆回線650に接続するためのインターフェースとして機能するものである。
117は上述の各部を繋ぐシステムバスである。
115はイメージバスI/Fであり、システムバス117と、後述するイメージバス118とを繋ぐバスブリッジである。また、データがイメージバス118を介する場合、イメージバスI/F115は、そのデータ構造を変換する処理を行う。
118はイメージバスで、PCIバスまたはIEEE1394で構成されており、画像データを高速に転送する。イメージバス118には後述する各部が接続されている。
123はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、PDLコードをビットマップイメージに展開する。
124は画像圧縮回路で、多値画像データについてはJPEGに従った圧縮伸張を行い、2値画像データについてはJBIG、MMR、MHに従った圧縮伸張を行う。
125はデバイスI/F部で、画像処理装置100をプリンタ部300やリーダ部200に接続するためのI/Fとして機能するものである。
126は画像処理回路で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。
なお、画像圧縮回路124や画像処理回路126についてはプログラムやデータの形態でもってROM113に格納するようにしても良い。この場合、このプログラムやデータをRAM112にロードし、CPU111がこのプログラムやデータを実行することで、画像圧縮回路124や画像処理回路126の機能を実現することになる。
図3は、操作部150の構成例を示す図である。
LCD表示部2801には、LCD上にタッチパネルシート2802が貼られており、LCDには各種の操作画面およびソフトキーが表示される。表示しているソフトキーがユーザにより指示されると、タッチパネルシート2802は、その指示された位置情報をCPU111に通知する。
スタートキー2804は、原稿画像を読み取る指示をリーダ部200に通知する為に、ユーザが押下するものである。スタートキー2804中央部には、緑と赤の2色のLEDが配されており、その色によってスタートキー2804が使える状態にあるかどうかを示す。
ストップキー2805は稼働中の動作を止める為に、ユーザが押下するものである。IDキー2806は、本装置を使用するユーザ自身のID(ユーザID)を入力する為に用いる。リセットキー2807は、操作部150から入力した各種の設定を初期状態にリセットするために押下するものである。なお、これらのボタン群は、ハードキーであっても良いし、LCD上に表示されるソフトキーであっても良い。
図4は、LCD表示部2801における初期画面の表示例を示す図である。同図において3101は、コピー設定を行うための画面に切り替える指示を入力するためのボタン画像である。
3102は送信画面に切り替える為のボタン画像である。即ち、原稿をスキャンして得た画像や、HDD160やRAM112に保持している送信対象画像を公衆回線650やネットワーク600を介して外部に送信する際の設定を行う為の画面に切り替える為のボタン画像である。当該ボタンが押下されると、FAXや電子メールなどで原稿画像を外部に送信する際の設定を行う画面に切り替えられる。
3103は、ユーザごとに画像の管理を行うためのボックス(フォルダ)に関する操作を行う画面に切り替えるためのボタン画像である。ボックスで管理される画像はHDD160内に保存される。このボックス操作の画面では、スキャン画像やPDL画像等の入力画像をHDD160に格納したり、HDD160に格納されている画像を印刷や送信したり、HDD160に格納されている画像の編集等の操作が行なわれる。
図4は、送信ボタン3102で送信画面に切り替えられている際の状態を示している。3105は、リーダ部200がスキャンを行う際のスキャン解像度、濃度等を設定するための画面に切り替える指示を入力するためのボタン画像であり、その設定内容は、領域3104内に表示される。
3106は、送信先の設定や、タイマ送信に係る設定など、画像送信に係る設定を行う画面に切り替える指示を入力するためのボタン画像である。送信先の設定とは、送信先の電話番号やアドレス等を入力したり、送信形態を指定したりする。送信形態は、例えば、画像をFAXで送信、e−mailで送信、SMB(Server Message Block)で送信、などを選択できる。
また、宛先表ボタン3108が押下されると、予め登録されている宛先の一覧が表示され、その中からユーザが所望する宛先を選択することで送信先を指定できる。送信設定3106で切り替えた画面上で入力された送信先や、宛先表ボタン3108で表示された宛先一覧から選択された送信先が、宛先表示リスト3107内に表示される。宛先表示リスト3107に表示された宛先を選択し、詳細情報ボタン3109を指示すると、選択された宛先の詳細情報が表示される。宛先表示リスト3107で宛先を選択し、消去ボタン3110を指示すると、選択された宛先が宛先リストから削除される。
図5は、ROM113に格納されているソフトウェアの構成例を示す図である。同図において700はアプリケーションソフト部で、種々の設定を行うUI(ユーザインターフェース)部701、プロトコル生成部702により構成されている。
700はアプリケーションソフト部であり、CPU111が実行可能なジョブを生成し、コントローラソフト部710に対してコマンド(プロトコル)を生成し、コントローラソフト部710とやり取りを行う。本実施形態では、アプリケーションソフト部700はROM113内のソフトウェアであるとして説明するが、これに限定するものではなく、例えば、PC601,602内のソフトウェアであるとしても良い。
710はコントローラソフト部であり、プロトコル解釈部711、ジョブ制御部712、デバイス部713により構成されている。
プロトコル解釈部711は、アプリケーションソフト部700から送られてきたコマンド(プロトコル)を解釈し、ジョブ制御部712に対してジョブの実行を依頼する。ジョブ制御部712は、プロトコル解釈部711から依頼される種々のジョブを管理し、与えられた(または、決定された)優先度に従ってジョブを実行する。デバイス部713は、プリンタ部300やリーダ部200といった各機器のドライバソフトを含み、ジョブ制御部712がジョブを実行する際に使用される。
図6は、入力データ(入力情報)を符号化することで2次元符号化データ(第1の符号化画像、符号化画像)を得て、これを紙などの記録媒体上に印刷する一連の処理を示した図である。
同図において801は入力データで、同図に示す如く、文書ファイル、画像(静止画像)ファイル、動画ファイル、音声ファイル、実行ファイル等のファイルの少なくともいずれかにより構成されている。このような入力データ801は、PC601,602からネットワーク600を介して取得しても良いし、公衆回線650を介して外部の機器から取得しても良い。また、静止画像ファイルであれば、リーダ部200でスキャンすることにより原稿画像として取得しても良い。また、入力データ801が予めHDD160に格納されている場合には、これを用いるようにしてもよい。このように、入力データ801の取得形態については様々なものが考えられる。
何れにせよ、コントローラ部110は入力データ801を取得すると、これを符号化し、符号化画像803を生成する(802)。符号化画像は、入力データ801をコード化した画像であるので、このコード化した画像を生成することができるのであれば、入力データ801に対して如何なる処理を行っても良い。しかし、入力データ801に対して行う処理は、この処理の結果得られる符号化画像を復号した場合、元の入力データ801を復元できることが前提である。
そして生成した符号化画像は、プリンタ部300に送出されるので、プリンタ部300はコントローラソフト部710による制御に従い、符号化画像を紙などの記録媒体上に記録し、印刷物804を出力する。印刷物804上に記録された符号化画像には、入力データ801、即ち、文書ファイル、画像ファイル、動画ファイル、音声ファイル、実行ファイル等のデータが含まれることになる。
なお、符号化画像は、印刷物804の全面に印刷されるようにしてもよい。また、印刷物804の一部に印刷されるようにしてもよい。また、その他の情報(たとえば、符号化画像がなにであるか示すファイル名や説明などの文字情報でもよいし、符号化画像と直接関係のない情報であってもよい)と共に印刷されるようにしてもよい。
図7は、上記印刷物804をリーダ部200により読み取り、読み取った画像から上記入力データ801を復元する一連の処理を示した図である。コントローラソフト部710による制御に従って、リーダ部200は、印刷物804上に記録された情報を原稿画像として読み取り、読み取った原稿画像をコントローラ部110に送出する。コントローラ部110は原稿画像から符号化画像を検出すると、これを復号し(805)、入力データ801を復元する。
図8は、印刷物890をリーダ部200により原稿画像として読み取り、読み取った原稿画像を外部に送信する一連の処理を示した図である。
コントローラソフト部710は、操作部150で設定された内容に応じてリーダ部200を制御する。リーダ部200はこの制御に従って、印刷物890上に記録された情報を原稿画像として読み取り、読み取った原稿画像をコントローラ部110に送出する。コントローラ部110はこの原稿画像をネットワーク600や公衆回線650を介して外部に送信する(806)。
図9は、符号化画像を含む印刷物804をリーダ部200により原稿画像として読み取り、この符号化画像を外部に送信する一連の処理を示した図である。
コントローラソフト部710は、操作部150で設定された内容に応じて、リーダ部200を制御する。リーダ部200はこの制御に従って、印刷物804上に記録された情報を原稿画像として読み取り、コントローラ部110に送出する。
ここで、原稿画像中に符号化画像が位置している様な場合に、この原稿画像の送信解像度が低いと、符号化画像が示す情報量が欠損してしまうことがある。その結果、この符号化画像から入力データを復元することができなくなってしまう。
そこで、コントローラ部110は先ず、原稿画像中に符号化画像が位置している場合にはこれを抽出し、復号することで、入力データ801を復元する。そして、復元した入力データ801を再度符号化し(802)、送信形態や送信先装置などに応じた解像度、若しくはユーザにより指示された解像度(送信解像度)に適した符号化画像891を得る。この送信解像度は、操作部150を用いてユーザにより指示された解像度でも良いし、この符号化画像を送信するネットワークの回線能力や、送信先の機器の能力に応じて決めても良い。例えば、ネットワークの回線能力や送信先の機器の能力が低い場合、送信解像度を、送信先の機器が復元可能な最低解像度として、符号化画像891を生成する。
そして、このように生成した符号化画像891(もしくは、読み取った原稿画像中に含まれる符号化画像の部分を符号化画像891で置換して生成した原稿画像)をネットワーク600や公衆回線650を介して外部に送信する。もちろん、符号化画像891の送信フォーマットは、送信に用いる送信形態やネットワークの種類に応じて適宜変換する。
なお、符号化画像891を外部に送信する場合には、これを分割して送信しても良いし、符号化画像891の符号化元である入力データ801を分割し、分割したそれぞれのデータを符号化して送信しても良い。何れにせよ、データを分割して送信する場合には、それぞれの分割データが、入力データ801のどの部分のデータであるのかといったヘッダ情報も送信する必要がある。これにより、分割データを受けた装置側で、それぞれの分割データから入力データ801を復元することができる。なお、分割データから元のデータを復元する技術については周知のものであるので、これに関する詳細な説明は省略する。
図10は、画像処理装置100が原稿上に記録された情報を原稿画像として読み取り、読み取った原稿画像を外部に送信するために行う処理のフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU111に実行させるためのプログラムやデータはROM113に格納されている。このプログラムやデータはCPU111による制御に従って適宜RAM112にロードされる。そして、CPU111がこのロードされたプログラムやデータを用いて処理を実行することで、画像処理装置100は、以下説明する各処理を実行することになる。
ユーザが操作部150を用いて原稿画像の送信に係る設定情報を入力すると、画像処理装置100は、ステップS1001において、この入力された設定情報を取得する。この設定情報とは、例えば、送信先や送信形態(FAXや電子メールなど)や送信に使用する回線の種類などを含む。また、ユーザが送信解像度を指定した場合には、指定した送信解像度がこの設定情報に含まれることになる。
なお、送信形態(FAXや電子メールなど)や送信先の機器の種別に応じた送信解像度を予め決めておき、その対応関係をROM113に格納しておいてもよい。その場合、ユーザにより設定された設定情報に基づいて、送信先の機器の種別を特定できる場合は、送信解像度を決定することが可能になる。また、送信先の機器の種別や能力を、設定情報に基づいて特定することができない場合は、後述するステップS1005で送信先の機器の能力を取得するようにすればよい。
なお、原稿画像の読み取り解像度は、読み取り対象の原稿画像に含まれる符号化画像を復号するのに十分高い解像度(例えば、600dpiや)で読み取るように設定されるものとする。
次に、ユーザが操作部150を用いて送信開始の指示を入力すると、CPU111が、ステップS1002で該送信開始指示が入力されたと検知し、ステップS1003に進む。ステップS1002で送信開始の指示を検知しない場合は、ステップS1001に戻って送信設定を行うことができる。
ステップS1003では先ず、上記ステップS1001で取得した設定情報を参照し、読取解像度で読み取った原稿画像を解像度変換する可能性があるかどうか判断する。つまり、送信先の機器の能力が低い場合などは、当該読取解像度の画像を送信先では扱うことができない場合があるので、低解像度化して送信する必要がある。ステップS1003の判断を行っている。
本実施形態では、当該設定情報に基づいて送信解像度を決定できる場合、読み取り解像度と送信解像度とを比較する。当該設定情報に基づいて送信解像度を決定できる場合とは例えば、ユーザによって送信解像度が直接指定された場合や、ユーザによって指定された送信先機器とROM113に格納されている対応関係とに基づいて送信解像度を特定できる場合である。
読取解像度と送信解像度が同じであれば、解像度変換する必要がないと判断してステップS1004に進む。一方、同じでなければ、ステップS1005に進む。また、当該設定情報に基づいて送信解像度を決定できない場合(送信先機器の能力が不明な場合など)も、ステップS1005に進む。
ステップS1004では、リーダ部200を制御し、送信解像度(読取解像度)でもって原稿を読み取る動作を行わせる。これにより、送信解像度の原稿画像を取得することができる。そしてステップS1012では、この原稿画像を設定情報で指定されている送信先に送信する。もちろん、原稿画像のフォーマットについても送信形態に応じたものに変換し、更に、送信形態に応じたプロトコルでもって送信する。
ステップS1005では、送信先の機器の能力や、送信に用いるネットワーク回線の能力を取得する。なお、ステップS1005の処理は、設定情報に基づいて送信解像度を決定できなかった場合にのみ行うようにしてもよい。
ステップS1006では、ステップS1005で取得した情報または前記設定情報に基づいて、送信解像度を決定する。例えば、送信先の機器の能力が低い場合、送信解像度は300dpiと決定されることになる。なお、前記設定情報で送信解像度がユーザにより指定されている場合は、この設定情報により決定される送信解像度を用いる。
ステップS1007では、リーダ部200を制御し、設定された読み取り解像度(符号化画像を復号するのに十分な解像度。例えば、600dpiもしくは、リーダ部で設定可能な最高の解像度)で原稿を読み取る動作を行わせる。
ステップS1008では、ステップS1007で取得した原稿画像中に、符号化画像が存在しているか否かをチェックする。画像中に所望の画像が存在しているか否かをチェックする処理については周知の技術を用いる。例えば、符号化画像を原稿上に記録する際に、符号化画像の4隅の位置に予め定めたマーカを記録する。そして、ステップS1008では、この4つのマーカが検出できれば、符号化画像は位置しているものと判断する。もちろん、本ステップにおける処理については様々な技術が適用できるので、特にその処理については限定するものではない。
ステップS1008におけるチェックの結果、原稿画像中に符号化画像がないと判断した場合には、処理をステップS1011に進め、ステップS1007で読み取った原稿画像の解像度を送信解像度に変換する。そしてステップS1012では、この送信解像度の原稿画像を、設定情報で指定されている送信先に送信する。もちろん、原稿画像のフォーマットについても送信形態に応じたものに変換し、更に、送信形態に応じたプロトコルでもって送信する。
一方、ステップS1008におけるチェックの結果、原稿画像中に符号化画像が含まれていると判断した場合には、処理をステップS1009に進める。ステップS1009では、この符号化画像を抽出し、復号する。これにより、上記入力データを復元する。そして、ステップS1010では、この復元した入力データを、送信解像度の符号化画像(送信先で復号可能な解像度の符号化画像)として再度符号化する。なお、再符号化された符号化画像が大きな画像になってしまう場合(入力データが1つの符号化画像に収まらない場合)は、複数の符号化画像に分割するようにしても構わない。
ステップS1011では、ステップS1007で読み取った原稿画像の解像度を送信解像度に変換する(第2の符号化画像の生成)。
そしてステップS1012では、送信解像度の符号化画像と、送信解像度の原稿画像とを、設定情報で指定されている送信先に送信する(送信制御、出力制御)。もちろん、符号化画像、原稿画像のフォーマットについても送信形態に応じたものに変換し、更に、送信形態に応じたプロトコルでもって送信する。
以上の説明により、本実施形態によれば、符号化画像を含む原稿画像を送信する場合に、この符号化画像に含まれる情報が欠損することなく、この原稿画像を送信することができる。これにより、この原稿画像の受信側では、受信した符号化画像を復号する事により、符号化元のデータを復元することができる。
また、本実施形態によれば、常に送信先で復号可能な画像に変換してから送信するので、送信先で復号できない画像の送信をしてしまうことがなくなり、画像を再送信しなければならないといった手間を低減することができる。
なお、本実施形態では、ステップS1012で原稿画像と符号化画像の両方を送信しているが、何れかを選択的に送信しても良い。例えば、読み取った原稿画像内に符号化画像だけが含まれていると判断した場合は、原稿画像は送信せずに再符号化された符号化画像だけを送信するようにしてもよい。
また、原稿画像と符号化画像とを、別個に送信してもよいし、一方を他方に重畳させたり、埋め込んだりして、一緒に送信しても良い。一緒に送信する場合、読み取った原稿画像内に含まれる元の符号化画像の部分が、ステップS1010で再符号化された符号化画像に置換するのが望ましい。また、再符号化された符号化画像で置換する場合に、原稿画像内に収まらない場合は、収まらない部分を分割して、次のページに符号化画像の一部を埋め込んで送信しても構わない。
[第2の実施形態]
本実施形態では、画像処理装置100が原稿上に記録された情報を原稿画像として読み取り、読み取った原稿画像を外部に送信するために行う処理の別の実施形態について説明する。より具体的には、本実施形態では、ユーザが操作部150を用いて、リーダ部200が読み取る原稿中に符号化画像が位置しているか否かを予め指示する。
以下の説明において、本実施形態で用いる画像処理装置やシステムについては第1の実施形態と同じものを用いる。また、以下の説明で特に触れない限りは、第1の実施形態と同じであるとする。
図11は、画像処理装置100が原稿上に記録された情報を原稿画像として読み取り、読み取った原稿画像を外部に送信するために行う処理の別の実施形態のフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU111に実行させるためのプログラムやデータはROM113に格納されている。このプログラムやデータはCPU111による制御に従って適宜RAM112にロードされる。CPU111はこのロードされたプログラムやデータを用いて処理を実行することで、画像処理装置100は、以下に説明する各処理を実行することになる。
また、図11において、図10と同じステップについては同じステップ番号を付けている。
先ず、ステップS1001では、操作部150を用いて入力された原稿画像の送信に係る設定情報を取得する。設定情報については第1の実施形態で説明したとおりである。また、本実施形態では、ユーザが操作部150を用いて該設定情報を入力する際に、リーダ部200がこれから読み取ろうとする原稿中に符号化画像が位置しているか否かを指示するので、本ステップでは、この指示を取得する。
次に、操作部150を用いて送信の指示がユーザによりなされると、ステップS1002でCPU111がこれを検知して、ステップS1003に進める。ステップS1002で送信の指示を検知しない場合は、ステップS1001に戻って処理を繰り返す。
ステップS1003では第1の実施形態と同様に、解像度変換を行う可能性があるか判断する。ここでは、現在設定されているリーダ部200の読み取り解像度と送信解像度とを比較し、同じであるか否かをチェックする。
解像度変換を行わない場合、即ち、現在設定されているリーダ部200の読み取り解像度と送信解像度とが同じである場合には処理をステップS1004に進める。ステップS1004では、リーダ部200を制御し、送信解像度でもって原稿を読み取る動作を行わせる。そしてステップS1012では、この原稿画像を設定情報で指定されている送信先に送信する。もちろん、原稿画像のフォーマットについても送信形態に応じたものに変換し、更に、送信形態に応じたプロトコルでもって送信する。
一方、解像度変換を行う可能性があると判断した場合、即ち、現在設定されているリーダ部200の読み取り解像度と送信解像度とが異なる場合には、処理をステップS1005に進める。ステップS1005では、送信先の機器の能力や、送信に用いるネットワーク回線の能力を取得する。
ステップS1006では、上記送信解像度を決定する。例えば、送信先の能力が低い場合、送信解像度は300dpiと決定される。
次にステップS2001では、上記ステップS1001で取得したユーザからの指示(原稿中に符号化画像が含まれているか否かの指示)に基づいて、原稿中に符号化画像が含まれているか否かを判断する。この判断の結果、含まれていないと判断した場合には処理をステップS1004に進め、前記ステップS1006で決定された送信解像度で原稿を読み取る処理を行う。一方、この判断の結果、含まれていると判断した場合には、処理をステップS1007に進める。
ステップS1007では、リーダ部200を制御し、読み取り解像度(符号化画像を復号するのに十分な解像度。例えば、600dpi、もしくは、リーダ部で設定可能な最高の解像度)で原稿を読み取る動作を行わせる。
ステップS1009では、この読み取った原稿画像中における符号化画像を第1の実施形態で説明したように抽出し、復号する。これにより、上記入力データを復元する。そして、ステップS1010では、この復元した入力データを、送信解像度で復号可能な符号化画像へ再度符号化する。
ステップS1011では、ステップS1007で読み取った原稿画像の解像度を送信解像度に変換する。そしてステップS1012では、送信解像度の符号化画像と、送信解像度の原稿画像とを、設定情報で指定されている送信先に送信する。もちろん、符号化画像、原稿画像のフォーマットについても送信形態に応じたものに変換し、更に、送信形態に応じたプロトコルでもって送信する。
[第3の実施形態]
本実施形態では、原稿画像をメールで送信する場合、復元した入力データを再度符号化することなく、メールに対する添付ファイルとして送信するように、ユーザにより指示された場合について説明する。以下の説明において、本実施形態で用いる画像処理装置やシステムについては第1の実施形態と同じものを用いる。また、以下の説明で特に触れない限りは、第1の実施形態と同じであるとする。
図12は、画像処理装置100が原稿上に記録された情報を原稿画像として読み取り、読み取った原稿画像を外部に送信するために行う処理の別の実施形態のフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU111に実行させるためのプログラムやデータはROM113に格納されている。このプログラムやデータはCPU111による制御に従って適宜RAM112にロードされる。CPU111はこのロードされたプログラムやデータを用いて処理を実行することで、画像処理装置100は、以下説明する各処理を実行することになる。
また、図12において、図10と同じステップについては同じステップ番号を付けている。
先ず、ユーザは操作部150を用いて原稿画像の送信に係る設定情報を入力すると、画像処理装置100は、ステップS1001において、この入力された設定情報を取得する。本実施形態では、メール送信するように設定されたものとする。
次に、ユーザが操作部150を用いて送信の指示を入力すると、ステップS1002において、CPU111がこれを検知して、ステップS1003に進む。送信の指示を検知しない限りは処理をステップS1001に戻って処理を繰り返す。
ステップS1003では解像度変換する可能性があるか否か判断する。例えば、現在設定されているリーダ部200の読み取り解像度と送信解像度とを比較し、同じであるか否かをチェックする。送信解像度がこの時点で決定できない場合は、ステップS1005に進む。
解像度変換を行わない場合、即ち、現在設定されているリーダ部200の読み取り解像度と送信解像度とが同じである場合には処理をステップS1004に進める。ステップS1004では、リーダ部200を制御し、送信解像度でもって原稿を読み取る動作を行わせる。そしてステップS3003では、この原稿画像をメールに添付し、設定情報で指定されている送信先を当該メールの宛先として送信する。もちろん、原稿画像のフォーマットについても送信形態に応じたものに変換し、更に、送信形態に応じたプロトコルでもって送信する。
一方、解像度変換を行う場合、即ち、現在設定されているリーダ部200の読み取り解像度と送信解像度とが異なる場合には、処理をステップS1005に進める。ステップS1005では、送信先の機器の能力や、送信に用いるネットワーク回線の能力を取得する。
ステップS1006では、ステップS1005で取得した情報に基づいて、送信解像度を決定する。
ステップS1007では、リーダ部200を制御し、読み取り解像度(符号化画像を復号するのに十分な解像度。例えば、600dpi、もしくはリーダ部で設定可能な最高の解像度)で原稿を読み取る動作を行わせる。
ステップS1008では、ステップS1007で取得した原稿画像中に、符号化画像が位置しているか否かをチェックする。ステップS1008におけるチェックの結果、原稿画像中に符号化画像が位置していないと判断した場合には、処理をステップS3004に進め、ステップS1007で読み取った原稿画像の解像度を送信解像度に変換する。そしてステップS3003では、この原稿画像をメールに添付し、設定情報で指定されている送信先を当該メールの宛先として送信する。
一方、ステップS1008におけるチェックの結果、原稿画像中に符号化画像が位置していると判断した場合には、処理をステップS1009に進める。ステップS1009では、この符号化画像を抽出し、復号する。これにより、上記入力データを復元する。
ステップS1011では、ステップS1007で読み取った原稿画像の解像度を送信解像度に変換する。そしてステップS3001では、ステップS1009で復元した入力データを添付ファイルとして作成する。そしてステップS3002では、ステップS3001で作成された添付ファイル(入力データのファイル)と、ステップ1011で送信解像度に変換された原稿画像とを、メールに添付して、設定情報で指定されている送信先を当該メールの宛先として送信する。
以上の説明により、本実施形態によれば、符号化画像を含む原稿画像をメール送信する場合に、解像度変換が必要であれば、この符号化画像の符号化元の入力データを添付ファイルとして送信する。従って、受信側では、第1の実施形態のように、入力データを得るために復号処理を行う必要はない。これにより、復号機能を有さない機器、若しくは復号が困難な機器でも、入力データを得ることができる。
また、第2の実施形態のように、原稿画像中に符号化画像が含まれているか否かをユーザの指示に基づいて判断する構成を、第3の実施形態に組み合わせてもよい。この場合、ステップS1007の処理の前に、ユーザの指示に基づいて符号化画像が含まれているか否か判断し、含まれていないと判断した場合は、送信解像度で画像を読み取ってメールに添付して送信することになる。また、含まれていると判断した場合は、ステップS1007以降の処理を行うことになる。この場合、符号化画像を含まない原稿画像の送信処理をより高速に行うことができる。
[第4の実施形態]
本実施形態では、コピーを行う際に、原稿内に含まれている符号化画像の解像度を変更することができる実施形態について説明する。すなわち、原稿画像中に位置する符号化画像を復号した結果得られる入力データを、ユーザが指示した解像度で再度符号化し、これにより得られる符号化画像を印刷する。
図13は、画像処理装置100が原稿上に記録された情報を原稿画像として読み取り、読み取った原稿画像を印刷出力するために行う処理の実施形態のフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU111に実行させるためのプログラムやデータはROM113に格納されている。このプログラムやデータはCPU111による制御に従って適宜RAM112にロードされる。CPU111はこのロードされたプログラムやデータを用いて処理を実行することで、画像処理装置100は、以下説明する各処理を実行することになる。
また、図13において、図10に示したステップと同じステップについては同じ番号を付けている。
先ず、ユーザは、原稿画像中に位置する符号化画像をどの解像度にするのかを、操作部150を用いて設定するので、ステップS4001では、この設定(符号化解像度)を取得する。この符号化解像度は、後述するステップS4004の印刷処理で生成される印刷物を、後にスキャンし、スキャン結果に含まれる符号化画像を復元する装置に適した解像度である。この解像度の指定方法は、ユーザが解像度を直接指定しても良いし、後にスキャンするであろう装置をユーザが想定して指定することに応じて、対応する解像度を特定するようにしても良い。
そしてステップS4002では、ユーザが操作部150を用いて印刷開始の指示が入力されたか否かをチェックする。
このチェックの結果、印刷開始の指示が入力されている場合には処理をステップS4003に進める。一方、印刷開始の指示が入力されていない場合には、処理をステップS4001に戻す。
ステップS4003では、リーダ部200が原稿上に記録されている情報を原稿画像として読み取る。
次にステップS1008では、この読み取った原稿画像中に符号化画像が含まれているか否かをチェックする。このチェックは第1の実施形態と同様にして行っても良いし、第2の実施形態で説明したように、予めユーザが指定した「符号化画像が含まれているか否か」の指示をチェックしても良い。
このチェックの結果、原稿画像中に符号化画像が含まれていない場合には処理をステップS4004に進め、ステップS4003で読み取った原稿画像をプリンタ部300に送出するので、プリンタ部300はこの送出された原稿画像を印刷する。
一方、このチェックの結果、原稿画像中に符号化画像が位置している場合には処理をステップS1009に進める。ステップS1009では、この符号化画像を抽出し、抽出した符号化画像を復号することで、入力データを復元する。そしてステップS1010では、この復元した入力データを、上記ステップS4001で取得した符号化解像度の符号化画像に再符号化する。
そしてステップS4004では、ステップS1010で再符号化した符号化画像をプリンタ部300に送出するので、プリンタ部300はこの送出された符号化画像を印刷する。
以上の説明により、本実施形態によれば、符号化画像を含む原稿画像において、この符号化画像を、ユーザにより指定された解像度でもって再符号化してから印刷することができる。
なお、本実施形態では、出力形態の1つとして「印刷」を例に挙げたが、外部送信など、他の出力形態であっても良い。
また、本実施形態を含め、上記各実施形態を適宜組み合わせても良い。
[第5の実施形態]
図14は、本実施形態に係る全体像を示した概念図である。
図14において、5104は画像入出力装置の一実施形態を構成する複合機(MFP)であり、電話回線、ネットワークなどを介して外部装置5105と接続されている。5105は、一実施形態を構成する外部装置であり、本実施形態では、複合機5104と同様の複合機(MFP)で構成している。複合機5104及び外部装置5105は原稿を読み取って画像データを生成し、印刷あるいはコピーすることができ、FAX、E−Mailあるいはその他の送信形態で画像送信が可能である。さらに、外部から受信したデータを処理して印刷することができ、FAX、E−Mailあるいはその他の形態によって外部に画像送信が可能である。本実施形態では、外部装置5105は、複合機5104と同様の複合機として構成した。しかし、外部装置5105は、複合機5104とネットワークや電話回線などを介して接続され、複合機5104からの送信画像を受信して処理可能な外部装置であればどのようなものでもよく、情報処理装置やFAX、その他の装置であってもよい。
5101は、2次元符号化の入力となるデータを示し、文書データ、画像ファイル、音声データ、あるいはその他のファイルとして管理可能などのようなデータであってもよい。入力データ5101は、2次元符号化アルゴリズムによって2次元符号化され、5102で示す原稿画像上に2次元符号化画像として、印刷されている。ここで、本実施形態に係る2次元符号化画像は、特定の解像度に依存して符号化されており、復号は、符号化時の解像度以上の解像度でスキャンして復号処理しなければ当該2次元符号化画像を復号することはできないものとする。また、2次元符号化画像は、入力データ5101が同じデータサイズであれば解像度が高ければ高いほど画像は小さく、解像度が低ければ低いほど画像は大きくなる。また、本実施形態において2次元符号化のアルゴリズムについては特に明示しないが、解像度に依存した復号条件を持つものであれば何でもよい。
5102は、複合機5104がスキャンして処理する原稿画像である。原稿画像には、画像5103が印刷されている。画像5103は、原稿画像5102に印刷されている、入力データ5101を2次元符号化した2次元符号化画像である。5106は、外部装置5105が受信して印刷した出力としての印刷物である。また、5107は、受信して印刷した印刷物5106に含まれる2次元符号化画像を示す。5108は、印刷物106をスキャンし、2次元符号化画像5107を復号化した際に出力される出力データを示す。
以上のような一実施形態において、複合機5104は、入力データ5101を2次元符号化した、画像5103が印刷された原稿画像5102をスキャンし、外部装置5105へと送信する。外部装置5105は、受信した画像を印刷し、印刷物5106をスキャンして復号化処理を行い、埋め込まれた2次元符号化画像5107を復号する。これにより、入力データ5101と同一のデータである出力データ5108を得るとこができる。なお、出力データ5108を得るために、必ずしも印刷とスキャンを行う必要はなく、外部装置5105が受信した画像データを直接2次元符号化画像として、復号処理を行うように構成してもよい。このように、送信側の複合機5104および受信側の外部装置5105の両方が、同じ解像度の2次元符号化画像を処理できるのであれば、そのままの解像度で送信・印刷・スキャンを行うことができる。一方、受信側装置の能力が低い場合は、解像度変換を行わなければ2次元符号化画像を復号できない場合がある。
図15は、複合機(MFP)5104の内部構成を示したものである。図15において、5200は複合機全体であり、複合機5104に相当する。複合機5200は、ROM5202あるいは例えばハードディスクなどの大規模記憶装置(HD)5210に記憶されたソフトウェアを実行するCPU5201を備える。CPU5201は、システムバス5213に接続されている各デバイスを総括的に制御する。
5203はRAMで、CPU5201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
5205は外部入力コントローラ(PANELC)で、複合機5200に備えられた各種ボタンあるいはタッチパネル(PANEL)5206等からの指示入力を制御する。
5207はディスプレイコントローラ(DISPC)で、例えば液晶ディスプレイなどで構成される表示モジュール(DISPLAY)5208の表示を制御する。
5204はネットワークインタフェースカード(NIC)で、LAN5214を介して、他のネットワーク機器あるいはファイルサーバ等と双方向にデータをやりとりする。
5211は、例えば電子写真方式あるいはインクジェット方式などで実現される紙への印字部(PRINTER)である。
5212は、紙に印字された画像を読み込むための画像読み取り部(SCANNER)である。多くの場合、画像読み取り部5212にはオプションとしてオートドキュメントフィーダ(不図示)が装着されており、複数枚の原稿を自動的に読み込むことができる。
なお、大規模記憶装置5210は、場合によっては画像の一時記憶場所としても使われることがある。
5215はFAXボードで、公衆回線5216に接続されており、係る公衆回線5216を介して他の装置と通信し、FAX送受信を行う。
本実施形態においては、制御と判断は、ROM5202あるいは大規模記憶装置5210にあらかじめ記憶されているプログラムをCPU5201が実行することによって行われる。また、PANEL5206を介してユーザからの入力を受け付け、DISPLAY5208によってユーザに表示する。
図16は、画像5103が付加されている原稿画像5102全体を2次元符号化する場合の概念図である。53001は、複合機5104がスキャンして生成した画像を示し、53002は、画像53001に含まれる2次元符号化画像を示す。原稿画像5102に対して復号可能な十分な解像度でスキャンして画像53001を生成している場合には、2次元符号化画像53002に対して復号処理を行うことで、入力データ5101を復元することが可能である。53003は、画像53001のデータを分割したデータを示す。3つのデータを結合すると、画像53001を復元することができる。53004は、分割データ53003のそれぞれに対して分割後のデータサイズやファイル名、データNOなどのヘッダー情報を付加したデータを示す。ヘッダーの構成については、図17を用いて後述する。53005は、ヘッダー付分割データ53004を2次元符号化した画像(2次元符号化画像)を示す。たとえば、200DPIで2次元符号化したときにA4サイズ相当の2次元符号化画像の大きさが必要であるデータを、100DPIのA4サイズで2次元符号化しようとした場合、おおよそA4で4ページ分の2次元符号化画像が必要になる。こういったデータを低解像度で符号化する場合には、図16に示すようにデータを分割することで所望のサイズ、解像度の2次元符号化画像を生成することが可能である。
図16に示す2次元符号化画像では、3つの2次元符号化画像53005それぞれに対して復号処理を行うことで、ヘッダー付分割データ53004を復元することができる。また、ヘッダーが付いているので、2次元符号化画像53005が印刷された原稿を別々にスキャンしたとしても、スキャンした2次元符号化画像がどのデータであるのか識別することができる。したがって、ヘッダー付分割データ53004から分割データ53003が復元でき、最終的には、画像53001を、入力時と同じ解像度で復元することができる。なお、本実施形態では、画像53001全体をすべて再2次元符号化するように構成した。しかし、画像53001から2次元符号化画像53002を識別して取り出し(2次元符号化画像取得)、2次元符号化画像53002のみを復号した後、再2次元符号化するように構成してもよい。その場合には、再2次元符号化するデータ量を削減することができる。
図17は、図16に示した画像を分割して再2次元符号化する際のヘッダー付分割データ53004の一例を示す構成図である。54010はヘッダー部を示し、分割前の画像データには含まれていない、分割前データや分割後のデータに関する情報を付加する為の構成を有する。54011は、データ部を示し、図16の分割データ53003のそれぞれに対応する。再2次元符号化は、ヘッダー部54010とデータ部54011とから構成されるヘッダー付分割データ53004全体に対して行うことになる。また、2次元符号化画像53005を復号した後の分割データの結合による画像53001の復元は、データ部54011に基づいて行うことになる。2次元符号化画像情報54001は、再符号化された後の2次元符号化画像に関する情報であって、2次元符号化データの復号に必要な読み取り解像度やデータ種別などが含まれる。元ファイル情報54002には、データ分割前の画像データに対応するファイルのサイズやアクセス制限、ファイル名などのファイルの属性が含まれる。領域54003には、分割したデータ部54011のデータサイズと分割前の元ファイルのデータサイズが含まれる。領域54004には、分割した画像データの枚数とデータ部54011が何ページ目の画像データであるかを示す情報が含まれる。以上のような構成を持つデータによれば、復号時に、結合した元画像に含まれる2次元符号化画像に関する情報、データ分割前の画像データファイルの属性、分割データのデータサイズ、対応する分割データの順番、を得ることができる。
次に図18を用いて、複合機5104が原稿画像を読み取って生成した画像データを送信する処理について説明する。図18に示す処理は、ユーザが原稿を複合機5104にセットして送信を指示する際に開始される。
ステップS55001では、原稿の送信設定画面をDISPLAY5208に表示し、ユーザに原稿の送信設定をさせる。送信設定には、上記ステップS1001で説明した送信先、送信形態に加え、送信解像度(送信解像度決定)、2次元符号化画像付の原稿送信を行うかどうかの設定が含まれてもよい。本実施形態では、係る設定には、2次元符号化画像付の原稿送信を行うかどうかの設定が含まれており、2次元符号化画像付の原稿送信が設定されるものとする。
次にステップS55002において、送信開始するかどうかをユーザに指定させる。開始が指定されたら、ステップS55003以降の送信処理を開始する。開始が指定されなかったらステップS55001に戻って再度原稿の送信設定画面を表示し、ユーザに設定させる。
ステップS55003では、ステップS55001で設定された内容を参照し、解像度変換が伴う送信処理を行うか否かを判定する。たとえば、FAX送信かどうかを判定して処理を分岐する。解像度変換が伴う送信を行う場合には、外部装置5105の能力に応じて解像度変換を行ってから画像データを送信する必要があるが、解像度変換が伴わなければ、ステップS55020に進む。ステップS55020では、送信解像度で原稿の読み取りを行い、ステップS55010で画像送信処理を行い、処理を完了する。解像度変換を伴う送信であれば、前述したように送信先に応じて送信画像の解像度変換が必要となるためステップS55004以降の処理に進む。
ステップS55004では、外部装置5105の受信可能解像度を取得する(受信可能解像度取得)。たとえば、外部装置(送信先装置)5105のFAX能力情報を取得する。FAX情報能力には、回線速度、受信可能解像度などが含まれ、送信先の能力に応じたFAX送信処理を行うものとする。また、取得した外部装置5105のFAX能力情報は一旦保持し、ステップS55005へと進む。
ステップS55005では、ステップS55001でユーザに設定させた送信解像度と、ステップS55004で取得した外部装置5105の受信可能解像度とを比較し、送信解像度を決定する。送信解像度は、外部装置5105の受信可能解像度と、ステップS55001でユーザに設定させた送信解像度とのうち、より低い解像度を送信解像度として選択する。ただし、ここで決定する送信解像度は、ステップS55004で取得した外部装置5105の能力によって必ずしも変更する必要はなく、外部装置5105が受信可能であることが保証できればよい。たとえば、Group3規格のFAX通信であれば、標準モードでは水平方向×垂直方向の解像度が200dpi×100dpi、ファインモードでは、200dpi×200dpiでイメージを送信できる。また、Group4規格のFAX通信であれば、Group3の解像度に加えて、400dpi×400dpiの画像送信が可能である。したがって、Group3規格あるいはGroup4規格のFAX通信であれば、標準モードの200dpi×100dpiを固定の送信解像度として実施してもよい。
ステップS55006では、原稿を高解像度でスキャンし、高解像度の原稿画像データを生成する。高解像度の原稿画像データを生成することで、入力としての原稿画像5102に印刷された画像5103が復号不能とならない画像データを生成することができる。生成した画像データは、一旦保持して以降の処理に進む。
ステップS55007では、ステップS55006で生成した画像データに2次元符号化画像が含まれるか否かを判定する。2次元符号化画像が含まれるかどうかの判定は、ステップS55001でユーザに設定させた2次元符号化画像付の原稿送信を行うかどうかの指定内容によって行う。そのほかの判定方法としては、生成した画像データに対して2次元符号化画像の復号処理を試行することで判定してもよい。また、原稿画像5102中の2次元符号化画像とは異なる領域に、2次元符号化画像が含まれるかどうかの識別情報を記載しておき、その領域を解析して判定するように構成してもよい。2次元符号化画像が含まれないと判定したときには、ステップS55010に進んだ後、画像データを送信して処理を完了する。2次元符号化画像が含まれると判定したときには、ステップS55008へと進む。
ステップS55008では、ステップS55005で決定した送信解像度で復号可能な2次元符号化画像を生成するために、ステップS55006でスキャンして生成した画像データを再度2次元符号化処理して2次元符号化画像を生成し、保持する。このとき、高解像度の画像データを低解像度に変換する場合は、2次元符号化画像のサイズが大きくなり送信画像の1ページに収まらない可能性がある。その場合のページ分割処理については図21を用いて後述する。なお、本実施形態では、ステップS55006で生成した画像データ全体を再度2次元符号化するように構成した。しかし、ステップS55008で再度2次元符号化するデータは、画像5103の領域のみを画像データとして分離して2次元符号化の画像53001とし、再度2次元符号化するように構成してもよい。
ステップS55009では、ステップS55006で生成した画像データをステップS55005で決定した送信解像度にあわせて解像度変換を行い、解像度変換した画像を保持する。ここで解像度変換した画像データに含まれる2次元符号化画像は、解像度変換によって復号不能な画像となってもかまわない。
ステップS55010では、ステップS55008で再2次元符号化した画像と、ステップS55009で生成した画像を送信先としての外部装置5105に対して送信する。送信処理の具体的な内容についてはここでの趣旨ではないので、省略する。なお、本実施形態では一枚の原稿に対して、再2次元符号化した画像と、解像度変換した画像とを送信するが、送信する画像は少なくとも、画像5103が復号可能な解像度で送信されれば十分である。たとえば、ステップS55008で再2次元符号化した画像のみであってもよいし、再2次元符号化した画像が十分小さければ、再2次元符号化画像をステップS55009で解像度変換した画像に合成して一つの画像として送信してもよい。
以上の処理によって、複合機5104は、2次元符号化画像付の画像データを外部装置5105に送信する。
即ち、ステップS55008以降では、次のような処理を行う。即ち、決定した送信解像度で復元可能な2次元符号化画像の解像度を決定し(再2次元符号化画像解像度決定)、画像データを、再2次元符号化画像解像度決定によって決定した解像度で2次元符号化画像に符号化する(再2次元符号化画像生成)。そして、再2次元符号化画像生成で符号化された2次元符号化画像を、外部装置に送信する。
図19は、図18のステップS55008における再2次元符号化処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS56001では、生成する2次元符号化画像の解像度を決定する。ここでは、図18のステップS55005で決定した送信解像度で送信しても復号可能な解像度に決定する。本実施形態では、復号可能な2次元符号化画像の解像度は送信解像度と同じかそれ以下であるとし、生成する2次元符号化画像の解像度は送信解像度と同じ解像度に決定する。
次にステップS56002では、送信する2次元符号化画像のサイズを決定する。2次元符号化画像のサイズは、送信可能な画像の1ページの大きさが上限であるが、それ以下のサイズであってもよい。また、本実施形態では送信する2次元符号化画像のサイズは一つだけとするが、複数の2次元符号化画像を生成して送信する場合にはそれぞれの画像サイズが同一でなくてもよい。
ステップS56003では、以下の要素に基づいて、再2次元符号化画像が何ページに分かれるかを計算し、ページ数を決定する(再2次元符号化画像ページ数決定)。
・ ステップS56001で決定した、生成する再2次元符号化画像の解像度
・ ステップS56002で決定した、生成する再2次元符号化画像の画像サイズ
・ 図17に示したヘッダー部54010で必要なデータサイズ
・ 入力となるデータ部54011のデータサイズ
ステップS56004からステップS56006は、1ページ分の再2次元符号化画像の生成を繰り返し行う。ステップS56004では、ステップS56001で決定した再2次元符号化画像の解像度とステップS56002で決定した再2次元符号化画像の画像サイズとヘッダー部54010で必要なデータサイズとから分割データのサイズを決定する。そして、データを分割する(画像データ分割)。
次にステップS56005では、ヘッダー部54010の情報を設定する(ヘッダー情報付加)。ページ番号やデータサイズは、分割データに応じて値を設定する。ステップS56004とステップS56005の処理によって、図17に示すような、再2次元符号化画像生成の入力となるヘッダー付き分割データが生成できる。
次にステップS56006では、ステップS56005で生成したヘッダー付分割データ53004を、ステップS56001で決定した解像度及びステップS56002で決定した画像サイズで2次元符号化処理する。これにより、入力データに対応する2次元符号化画像53005を生成する。生成した再2次元符号化画像は保持し、ステップS56007で画像データすべての2次元符号化が完了したと判定するまでステップS56004からステップS56006の処理を繰り返し行う。ステップS56007で画像データすべての再2次元符号化が完了したら、処理を完了する。
次に図20を用いて、画像を受信する外部装置5105が行う復号処理を説明する。図20の処理は、外部装置5105が画像を受信したときや外部装置5105が受信した画像に対してユーザが復号処理を指示したとき、あるいは外部装置5105が受信した画像を印刷した出力を読み取らせてユーザが指示したときに起動される。
ステップS57001では、受信画像あるいはスキャンした画像に対して2次元符号化画像付かどうかの判定を行う。判定方法は、復号処理を試みて実行できるかどうかで判定する方法や、ユーザに設定させる方法や、画像で示された2次元符号化画像付かどうかの設定で判定する方法、などによって実施可能である。2次元符号化画像付でないと判定された場合には処理を終了し、2次元符号化画像付と判定された場合には、ステップS57002の復号処理へと進む。ステップS57002の復号処理では、画像データに対して復号処理を行い、復号されたデータを得る。
ステップS57003では、復号されたデータが画像データであるかどうかを判定する。画像データであるかは、ファイル名やファイルのヘッダー部などを調べることで判定可能である。画像データである場合には、この画像データに対して更に2次元符号化画像が含まれている可能性があるため、ステップS57001に戻り、さらに2次元符号化画像付であるかどうかを判定し、処理を継続する。一方、ステップS57003で復号されたデータが画像データでないと判定した場合には、再度の復号処理は必要ないため処理を終了する。以上のような処理によって、2次元符号化処理が多重に行われた画像を受信した場合でも、繰り返し復号し元データを復元することができる。
図21は、上記ステップS57002で示した2次元符号化画像の復号処理を示すフローチャートである。図21を用いて、ステップS57002における復号処理の詳細を説明する。
ステップS58001では、1ページの画像に対して2次元符号化画像付かどうかを判定する。判定方法は、ステップS57001と同様である。2次元符号化画像付と判断された場合には、ステップS58002へと進み、2次元符号化画像付ではないと判断された場合には、ステップS58003へと進む。ステップS58002では、2次元符号化画像の復号を実行する。復号によって、符号化されたヘッダー付分割データ53004を得ることができる。ヘッダー付分割データ53004を得ることができたら、ステップS58003へと進む。ステップS58003では、復号処理対象の画像の全ページについて復号処理が完了したかどうかを判定する。全ページの復号処理が完了していればステップS58004へと進む。一方、完了していない場合には、ステップS58001へと戻り、次のページについて2次元符号化画像付かどうかの判定から実行する。ステップS58001からステップS58002を全ページ処理完了するまで繰り返し、その後、ステップS58004へと進む。
ステップS58004では、復号済みデータのヘッダー部をチェックし、正しい分割データがすべて揃っているかどうかを確認する。確認方法は、図17に示した領域54003内のデータサイズの総和のチェックや、領域54004内のページ数、ファイル名がすべて揃っているかなどを確認してチェックする。確認した結果、データサイズが合わなかったり、ページ数が足りないなどの不整合があればエラー終了する。チェックが正常に完了したら、ステップS58005へと進む。ステップS58005では、分割データの結合を行う。結合処理は、領域54004内のページ情報を元に順番にデータ結合を行い、結合したデータをファイルとして保存する。以上のような処理によって、図16に示す一つ以上の2次元符号化画像53005から元画像としての画像53001を得ることができる。
[その他の実施形態]
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成されることはいうまでもない。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって、当該コンピュータは前述した実施形態の機能(処理部)を実現することになる。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能・構成を実現するために必要であり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。また、前述したフローチャートの処理の一部をコンピュータでプログラムを実行することによって実現させ、その他の一部を電子回路等のハードウェアで実現させるようにしても構わない。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行ってもよい。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置を含むシステムの構成例を示す図である。 画像処理装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。 操作部150の構成例を示す図である。 LCD表示部2801における初期画面の表示例を示す図である。 ROM113に格納されているソフトウェアの構成例を示す図である。 入力データ(入力情報)を符号化することで2次元符号化データ(符号化画像)を得、これを紙などの記録媒体上に印刷する一連の処理を示した図である。 印刷物804をリーダ部200により読み取り、読み取った画像から上記入力データ801を復元する一連の処理を示した図である。 印刷物890をリーダ部200により原稿画像として読み取り、読み取った原稿画像を外部に送信する一連の処理を示した図である。 符号化画像を含む印刷物804をリーダ部200により原稿画像として読み取った場合に、この符号化画像を外部に送信する一連の処理を示した図である。 画像処理装置100が原稿上に記録された情報を原稿画像として読み取り、読み取った原稿画像を外部に送信するために行う処理のフローチャートである。 画像処理装置100が原稿上に記録された情報を原稿画像として読み取り、読み取った原稿画像を外部に送信するために行う処理の別の実施形態のフローチャートである。 画像処理装置100が原稿上に記録された情報を原稿画像として読み取り、読み取った原稿画像を外部に送信するために行う処理の別の実施形態のフローチャートである。 画像処理装置100が原稿上に記録された情報を原稿画像として読み取り、読み取った原稿画像を印刷出力するために行う処理の実施形態のフローチャートである。 本発明の別の実施形態に係る全体像を示した概念図である。 複合機(MFP)5104及び5105を示すハードウェアブロック図である。 2次元符号化画像付の画像データを再度2次元符号化した画像の概念図である。 再度2次元符号化する場合の入力データの構成を示す図である。 画像入出力装置が2次元符号化画像付の画像データを送信する処理を示すフローチャートである。 再2次元符号化処理を示すフローチャートである。 復号処理を行うかどうかの判定処理を示すフローチャートである。 2次元符号化画像付の画像を復号する処理を示すフローチャートである。

Claims (23)

  1. 画像中に、入力情報を符号化することで得られる第1の符号化画像が含まれている場合には、前記第1の符号化画像を復号することで、前記入力情報を復元する復元手段と、
    前記復元手段により復元された前記入力情報に対して送信解像度に応じた符号化を行うことにより、第2の符号化画像を生成する符号化手段と、
    前記符号化手段により生成された第2の符号化画像を、指定された送信先に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記送信解像度は、前記送信先の機器の能力に応じた解像度であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記送信解像度は、ユーザによって指示された解像度であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記送信解像度は、前記送信で用いる回線の能力に応じた解像度であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像を取得するために設定された読み取り解像度は、前記画像中に含まれている第1の符号化画像を復号化するのに十分な解像度であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像の解像度を変換するか否か判断する判断手段を更に有し、
    前記判断手段で変換すると判断された場合には、前記復元手段で前記入力情報を復元させ、前記符号化手段で前記第2の符号化画像を生成させ、前記送信手段で当該生成された第2の符号化画像を送信させ、
    一方、前記判断手段で変換しないと判断された場合には、前記送信手段は、前記画像を前記送信先に送信させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記送信手段は、前記符号化手段で生成された前記第2の符号化画像で、前記画像内に含まれている前記第1の符号化画像を置換した後、当該第2の符号化画像で置換された原稿画像を前記送信先に送信することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記符号化手段は、複数の符号化画像に分割された前記第2の符号化画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記符号化手段は、前記入力情報が1つの符号化画像に収まらない場合に、複数の符号化画像に分割された前記第2の符号化画像を生成することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記入力情報は、文書ファイル、静止画像ファイル、動画ファイル、音声ファイル、実行ファイル、の少なくとも1つのファイルであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  11. 読み取り手段で読み取った画像中に、入力情報を符号化することで得られる第1の符号化画像が含まれている場合には、前記第1の符号化画像を復号することで、前記入力情報を復元する復元手段と、
    前記復元手段により復元された前記入力情報をメールの添付ファイルとして、指定された送信先にメールで送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  12. 前記送信手段は、前記復元手段が復元した前記入力情報と前記読み取り手段が読み取った画像とを、前記メールの添付ファイルとして、前記送信先に送信させることを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 解像度を設定する設定手段と、
    画像中に、入力情報を符号化することで得られる第1の符号化画像が含まれている場合には、前記第1の符号化画像を復号することで、前記入力情報を復元する復元手段と、
    前記復元手段により復元された前記入力情報に対して前記設定手段によって設定された解像度に応じた符号化を行うことにより、第2の符号化画像を生成する符号化手段と、
    前記符号化手段により生成された第2の符号化画像を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  14. 原稿上に記録された情報を画像として読み取る読み取り手段と、当該読み取り手段が読み取った画像を指定された送信先に送信する送信手段と、を備える画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    前記読み取り手段で読み取った画像中に、入力情報を符号化することで得られる第1の符号化画像が含まれている場合には、前記第1の符号化画像を復号することで、前記入力情報を復元する復元工程と、
    前記復元工程で復元された前記入力情報に対して送信解像度に応じた符号化を行うことにより、第2の符号化画像を生成する符号化工程と、
    前記符号化工程で生成された第2の符号化画像を、前記送信手段によって前記送信先に送信させる送信制御工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  15. 原稿上に記録された情報を画像として読み取る読み取り手段と、当該読み取り手段が読み取った画像を指定された送信先に送信する送信手段と、を備える画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    前記読み取り手段で読み取った画像中に、入力情報を符号化することで得られる第1の符号化画像が含まれている場合には、前記第1の符号化画像を復号することで、前記入力情報を復元する復元工程と、
    前記復元工程で復元された前記入力情報をファイルとして、前記送信手段によって前記送信先に送信させる送信制御工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  16. 原稿上に記録された情報を画像として読み取る読み取り手段と、当該読み取り手段が読み取った画像を出力する出力手段と、を備える画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    解像度を設定する設定工程と、
    前記読み取り手段で読み取った画像中に、入力情報を符号化することで得られる第1の符号化画像が含まれている場合には、前記第1の符号化画像を復号することで、前記入力情報を復元する復元工程と、
    前記復元工程で復元された前記入力情報に対して前記設定工程で設定された解像度に応じた符号化を行うことにより、第2の符号化画像を生成する符号化工程と、
    前記符号化工程で生成された第2の符号化画像を前記出力手段によって出力させる出力制御工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  17. コンピュータに請求項14乃至16の何れか1項に記載の画像処理方法を実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  18. 画像を読み取って画像データを生成する手段と、
    外部装置に前記画像データを送信する際の送信解像度を決定する送信解像度決定手段と、
    前記画像データに2次元符号化画像が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記画像データに前記2次元符号化画像が含まれていると判定された場合には、前記送信解像度決定手段によって決定した送信解像度で復元可能な2次元符号化画像の解像度を決定する再2次元符号化画像解像度決定手段と、
    前記画像データを、前記再2次元符号化画像解像度決定手段によって決定した解像度で2次元符号化画像に符号化する再2次元符号化画像生成手段と、
    前記再2次元符号化画像生成手段で符号化された2次元符号化画像を、前記外部装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  19. 画像を読み取って画像データを生成する手段と、
    外部装置に前記画像データを送信する際の送信解像度を決定する送信解像度決定手段と、
    前記画像データに2次元符号化画像が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記画像データに前記2次元符号化画像が含まれていると判定された場合には、前記送信解像度決定手段によって決定した送信解像度で復元可能な2次元符号化画像の解像度を決定する再2次元符号化画像解像度決定手段と、
    前記画像データから前記2次元符号化画像を識別して取り出す2次元符号化画像取得手段と、
    前記2次元符号化画像取得手段によって得られた2次元符号化画像を、前記再2次元符号化画像解像度決定手段によって決定した解像度で2次元符号化画像に再符号化する再2次元符号化画像生成手段と、
    前記再2次元符号化画像生成手段で符号化された2次元符号化画像を、前記外部装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  20. 前記再2次元符号化画像生成手段は、
    生成する2次元符号化画像のサイズと、前記再2次元符号化画像解像度決定手段によって決定された解像度と、から、2次元符号化画像のページ数を決定する再2次元符号化画像ページ数決定手段と、
    前記決定されたページ数に基づいて、前記画像データを分割する画像データ分割手段と、
    前記分割した画像データに対して、前記分割した画像データを結合するためのヘッダー情報を付加するヘッダー情報付加手段と、
    を有し、
    前記再2次元符号化画像生成手段は、
    前記ヘッダー情報付加手段によってヘッダー情報が付加された画像データを、前記再2次元符号化画像解像度決定手段によって決定した解像度で2次元符号化画像に符号化することを特徴とする請求項18に記載の画像処理装置。
  21. 前記送信解像度決定手段は、ユーザに設定させた解像度に応じて送信解像度を決定することを特徴とする請求項18に記載の画像処理装置。
  22. 更に、送信先の受信可能解像度を取得する受信可能解像度取得手段を備え、
    前記送信解像度決定手段は、前記受信可能解像度取得手段によって得られた受信可能解像度を送信解像度として決定することを特徴とする請求項18に記載の画像処理装置。
  23. 画像を読み取って画像データを生成する工程と、
    外部装置に前記画像データを送信する際の送信解像度を決定する送信解像度決定工程と、
    前記画像データに2次元符号化画像が含まれているか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程で前記画像データに前記2次元符号化画像が含まれていると判定された場合には、前記送信解像度決定工程で決定した送信解像度で復元可能な2次元符号化画像の解像度を決定する再2次元符号化画像解像度決定工程と、
    前記画像データを、前記再2次元符号化画像解像度決定工程で決定した解像度で2次元符号化画像に符号化する再2次元符号化画像生成工程と、
    前記再2次元符号化画像生成工程で符号化された2次元符号化画像を、前記外部装置に送信する送信工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
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