JP5084959B2 - データ処理装置及びその制御方法 - Google Patents
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このようなイメージスキャナにおける画像データの送信において、ユーザーは操作部から送信プロトコルや送信する画像の解像度、白黒かカラーか、そしてフォーマットなどや送信先を選択する。
以下、図面を参照して本発明をその実施形態に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる複写機を用いたネットワークシステムの構成例を示す図である。
複写機1001は複数枚の原稿を読み取り、その画像を記録紙上にプリントするといった通常の複写を行う機能に加え、読み取った原稿画像をネットワークインターフェイスを介してゼロックス社によって開発されたイーサネット(登録商標)等のローカルエリアネットワーク(以下、LAN)1006に接続された他の機器へ送信する機能を有する。
図4は、本実施形態における、M−TIFFフォーマットの概要図であり、このフォーマットはファイルサーバ送信コンポーネント3007内とメール送信コンポーネント3008内の処理で用いられるデータフォーマットである。
図4、図5で示されたファイルフォーマットは図15及び図16のフローチャートにおけるファイルの変換に適用される。
次に、図4、図5に示したようなマルチページファイルを送信する場合の複写機1001の動作について説明する。
図6はこのファイル送信の操作手順を示すフローチャートである。
このフローチャートは、ROM2003及び/又はHDD2004に格納されたプログラムに基づきCPU2001によって制御される処理の流れを示す。
"Sending"が現在送信処理中で"Waiting"が送信待機中を示す。
次に、上記のようにして原稿上の画像を読み取って得た画像データをM−TIFFに変換し送信する際の処理の流れを図15のフローチャートに基づき説明する。このフローチャートはROM2003及び/又はHDD2004に格納されたプログラムに基づきCPU2001によって制御される処理の流れを示す。
M(M<N)枚目のdataが送信された時のそのジョブのキャンセル通知が来ていた場合は、S16006における、M枚目までのobject noを記述したPages5010を生成して送信し、PDF5000内で使われている全てのobject noとそのobject noが示すPDF内でのオフセット値を記述したCross Reference5011を生成して送信し、Trailer5012を生成して送信して、そのジョブの送信を終了する。
上述の第1の実施形態は複数枚の原稿を各ページ毎に属性情報を有した1つのファイルとして送信させる場合に、途中でキャンセルされても送信できたところまでは受け側で正常なファイルとして扱えるようファイルを確定させるものである。これによって不完全な状態の異常ファイルを送信することによって無駄なメモリ領域を使用してしまうことを防ぐとともに送信をやり直す場合は続きから行えるものであった。
システム構成、複写機1001の構成は図1〜図3に示した通りであるので、ここでの説明は省略する。
図17は、本実施形態における、PDFファイルのデータフォーマット概要を説明する図である。本実施形態において、スキャンした画像を1つのPDFファイルに変換できる上限枚数はMとし、図17では送信すべき画像の総数は2Mであった場合のデータフォーマットを示している。
図21は第2の実施形態による複写機1001の操作手順の流れを示すフローチャートである。このフローチャートはROM2003及び/又はHDD2004に格納されたプログラムに基づきCPU2001によって制御される処理の流れを示す。
ただし、S21003のファイルタイプ設定ではPDFファイルを指定する。またS21005及びS21006ではADFに原稿をセットする場合も原稿台に原稿を置く場合も最後の原稿(ADFの場合は最後の原稿の束)であることを指定するまでは一連の原稿(共通のファイルとされるべき原稿)として扱われる。
S21009で送信終了と判断されたら一連の送信処理を終了する。
次に、ステップS22003において、変換した画像数用の変数jを0に初期化する。
次にステップS22005において、画像を一度に変換できる上限数であるMとjを比較し、jがMより小さければステップS22006に進み、jがM以上、即ち上限に達した場合にはステップS22007に進む。
M枚目までの送信が終了すると、ステップS22007において、1枚目のdata17002のobject noからi枚目のdata17009までのobject noを一回目のPages17010に書き込み、それらの位置情報を一回目のCross Reference17011に書き込み、一回目のTrailer17012を生成して送信し、ステップS22003に戻る。
以上の実施形態では分割の基準として上限ページ数を用いたが、これに限ることなく画像データのデータ量(Mバイト)等としてもよい。
この場合も、ファイルが生成できる原稿画像の量に応じた複数のファイルブロックを形成し、各ブロック間の関連を示す情報を付加して送信するとともに、受信側でこの付加情報を元に一連のファイルとして取り扱うように構成すればよい。
また、上述の第2の実施形態によれば、二回目(最後)のCross Referenceに直前のファイルブロックのPagesの情報を今回のPagesで更新することを表す上表が書き込まれているので、このファイルを受けた側では途中のCross ReferenceやPagesを削除することができ、最終的に形成されるファイルのサイズを小さくかつシンプルにすることができる。
これまで述べた実施形態はオフセット値やCross Reference、Pages、Trailer等を制御することによって途中で処理を終了したファイルをその時点で確定させたり、大量の画像データを分割して送信するものであった。
以下に述べる第3の実施形態はこのオフセット値等を制御する技術を用いて任意の複数の画像データを選択してそれらを結合し1つのファイルに再変換して送信するものである。
図23は第3の実施形態による複写機1001の操作手順の流れを示すフローチャートである。このフローチャートはROM2003及び/又はHDD2004に格納されたプログラムに基づきCPU2001によって制御される処理の流れを示す。
そして、S23003でBox指定を行うために、図10のSend Setting画面で[Store In Box]キーA22を押し、図24のようなStore In Box画面を呼び出す。
ここまでの処理はどの時点に行っても良い。
S23012で送信終了と判断されたら一連の送信処理を終了する。
また、図30、図31のフローチャートはROM2003及び/又はHDD2004に格納されたプログラムに基づきCPU2001が制御する処理の流れを示す。
Claims (9)
- 原稿を読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られた原稿に対応する画像データを複数記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された複数の画像データから、送信する2以上の画像データをユーザに選択させる選択手段と、
前記送信する2以上の画像データのファイル形式として、複数のファイル形式のいずれかをユーザに指定させる指定手段と、
前記選択手段によって選択された2以上の画像データを、前記指定手段によって指定されたファイル形式の1つのファイルに変換する変換手段と、
前記変換手段によって変換された1つのファイルを送信する送信手段とを有し、
前記指定手段は、前記選択手段によって選択された2以上の画像データがモノクロ画像データである場合と、前記選択手段によって選択された2以上の画像データがカラー画像データである場合とで、異なるファイル形式を指定可能であることを特徴とするデータ処理装置。 - 前記送信する2以上の画像データのファイル形式として、複数のファイル形式を表示する表示手段をさらに有し、
前記指定手段は、前記表示手段によって表示された複数のファイル形式の中から、いずれかをユーザに指定させることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 前記指定手段は、前記選択手段によって選択された2以上の画像データがモノクロ画像データである場合に少なくともTIFF形式を指定可能であり、前記選択手段によって選択された2以上の画像データがカラー画像データである場合に少なくともJPEG形式を指定可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のデータ処理装置。
- 前記記憶手段は、前記読取手段によって読み取られた原稿に対応する画像データと、前記読取手段による読み取りをカラーで行ったか、モノクロで行ったかを示す情報を記憶することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
- 前記選択手段によって選択された画像データを送信する宛先をユーザに設定させる設定手段をさらに備え、
前記送信手段は、前記ファイルを前記設定手段によって設定された宛先に送信することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 複数の送信プロトコルの中から画像データの送信に用いる送信プロトコルを選択するプロトコル選択手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
- 前記データ処理装置は、ネットワークを介して外部装置と通信可能であり、
前記選択手段は、送信する画像データを、前記外部装置からのユーザ指示に従って選択することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のデータ処理装置。 - 原稿を読み取る読取手段を備えるデータ処理装置の制御方法であって、
前記読取手段によって読み取られた原稿に対応する画像データを、記憶手段に複数記憶する記憶工程と、
選択手段が、前記記憶手段に記憶された複数の画像データから、送信する2以上の画像データをユーザに選択させる選択工程と、
前記送信する2以上の画像データのファイル形式として、複数のファイル形式のいずれかを、ユーザに指定させる指定工程と、
変換手段が、前記選択工程で選択された2以上の画像データを前記指定工程で指定されたファイル形式の1つのファイルに変換する変換工程と、
送信手段が、前記変換工程で変換された1つのファイルを送信する送信工程とを有し、
前記指定工程では、前記選択工程で選択された2以上の画像データがモノクロ画像データである場合と、前記選択工程で選択された2以上の画像データがカラー画像データである場合とで、異なるファイル形式を指定可能であることを特徴とするデータ処理装置の制御方法。 - 請求項8に記載されたデータ処理装置の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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