JP5614119B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

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本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
文書に情報画像を付加して印刷する技術がある。
これに関連する技術として、例えば、特許文献1には、プリンタに印刷セキュリティ機能を持たせることにより、受け取った印刷データにデータを付加して印刷したり、あるいは必要な印刷のみを行ったりすることのできる、印刷方法ならびに装置、及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体を提供することを主な課題とし、印刷装置の操作パネルもしくは印刷装置が接続されるホストコンピュータからの指令により、ホストコンピュータにより生成される印刷データに対してセキュリティをかけ、プリンタ内蔵のマイクロプロセッサの制御の下で、印刷用紙の任意位置に印刷装置固有のIDを印刷/セキュリティIDが一致しなかったとき、印刷用紙に対し指定されたパターンを印刷/ホストコンピュータにより生成された印刷データを破棄/セキュリティIDが一致したとき、オペレータに対して更にセキュリティパターンの入力を促し、予め規定されたセキュリティパターンと一致したときのみホストコンピュータにより生成される印刷データを印刷することを特徴とする印刷方法が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、プリンタから印刷物を出力する際、他人に見られてしまうおそれを回避できる印刷システムを提供することを課題とし、印刷システムでは、PCより別ネットワーク上のプリンタに親展プリントを行う場合、両方が理解するプロトコルでネゴシエーションを行い、親展プリントである旨およびドキュメントを引き出す人のユーザIDを指定し、印刷データの転送を行い、印刷データが格納されると、ドキュメントを引き出す人に対して通知を行い、通知されたユーザは適当なときにプリンタに行き、その操作部から自分のユーザIDとそれに対応するパスワードを入力し、パスワード照合の結果、一致した場合、そのユーザ宛ての印刷データのリストを表示し、ユーザが印刷データのリストから所望の印刷データを指定すると、プリンタ内に記憶されている印刷データのプリントアウトを行うことが開示されている。
また、例えば、特許文献3には、プリントサーバを接続したネットワークにおいて、親展印刷を行うこと、及びプリントサーバでの親展印刷データのセキュリティを確保することを課題とし、プリントサーバは親展印刷データを暗号化して印刷データ記憶部に記憶し、一方、プリンタはユーザID及びパスワードを受け付け、これとこれに対応する親展印刷データの送信要求とをプリントサーバへ送信し、このプリンタからのユーザID及びパスワード及び送信要求を受信すると、プリントサーバは対応する親展印刷データを印刷データ記憶部から読み出して復号化し、送信要求を行ったプリンタへ送信し、プリンタはプリントサーバから送信された親展印刷データを受信し、それをプリントすることが開示されている。
また、例えば、特許文献4には、印刷データに加えて印刷出力のセキュリティも確保して、印刷対象のセキュリティのさらなる向上を図ることを課題とし、暗号化されると共にユーザIDが付加された印刷データをプリントクライアント装置から受信する印刷データ受信手段と、前記印刷データを復号化する印刷データ復号化手段と、接続されたカードリーダに挿入されたカードに記憶されたユーザ識別情報に対応するユーザIDと同一のユーザIDが付加された前記印刷データをプリント装置に印刷させる印刷制御手段とを備えることを特徴とするプリントサーバ装置が開示されている。
また、例えば、特許文献5には、印字データの機密性を保護することができると共に、システムの構築性の自由度が高く、しかも、操作性の向上を図ることを課題とし、ファイルサーバにおいて、第1のキューに格納された印刷データのヘッドファイルにはIDのデータを付加し、第2のキューに格納された印刷データのヘッドファイルにはコピー印刷を示すデータを付加し、セキュリティ印刷モードでは、プリントサーバにおいて、IDの入力とパスワードの照合がなければ印刷データをプリント装置へ出力せず、コピー印刷モードでは、コピー印刷を示すデータが付加された印刷データを選択してプリント装置へ出力するものが開示されている。
特開平11−175298号公報 特開平11−249848号公報 特開2004−118232号公報 特開2004−185566号公報 特開平10−021022号公報
本発明は、文書記憶手段に記憶されている印刷記述言語を用いて記述された文書を繰り返して印刷する場合にあっても、同じ印刷媒体識別符号の情報画像を合成してしまうことを防止するようにした画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項の発明は、繰り返して印刷の対象となる文書の画像を記憶する文書記憶手段と、前記文書記憶手段に記憶されている文書の画像を印刷させる指示である印刷指示を受け付ける受付手段と、前記文書記憶手段に記憶されている文書を一意に識別する文書識別符号と印刷媒体を一意に識別する印刷媒体識別符号を表す情報画像を該文書に合成するか否かを表す合成情報とを対応させて記憶する情報記憶手段と、前記受付手段によって印刷指示が受け付けられると、該印刷指示の対象となっている文書の文書識別符号に対応する合成情報が、合成することを表している場合、前記印刷媒体識別符号を表す情報画像を該印刷指示に対応する画像に合成する合成手段と、前記合成手段によって印刷媒体識別符号を表す情報画像が合成された画像を印刷する印刷手段を具備することを特徴とする画像処理装置である。
請求項の発明は、印刷媒体識別符号を生成する印刷媒体識別符号生成装置に該文書に対応する印刷媒体識別符号の生成を依頼する依頼手段と、前記印刷媒体識別符号生成装置から渡される印刷媒体識別符号を受け取る印刷媒体識別符号受取手段と、前記印刷媒体識別符号受取手段によって受け取られた印刷媒体識別符号を表す情報画像を生成する情報画像生成手段を具備し、前記合成手段は、前記情報画像生成手段によって生成された情報画像を合成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項の発明は、前記印刷媒体識別符号受取手段によって受け取られた印刷媒体識別符号に連続する印刷媒体識別符号を生成する連続印刷媒体識別符号生成手段を具備し、前記依頼手段は、前記印刷媒体識別符号生成装置に生成する印刷媒体識別符号の数を渡し、前記印刷媒体識別符号生成装置は、受け取った数の印刷媒体識別符号を確保し、予め定められた順番の印刷媒体識別符号を前記画像処理装置に渡し、前記印刷媒体識別符号受取手段は、前記印刷媒体識別符号生成装置から予め定められた順番の印刷媒体識別符号を受け取り、前記情報画像生成手段は、前記連続印刷媒体識別符号生成手段によって生成された印刷媒体識別符号を表す情報画像を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置である。
請求項の発明は、コンピュータを、繰り返して印刷の対象となる文書の画像を記憶する文書記憶手段と、前記文書記憶手段に記憶されている文書の画像を印刷させる指示である印刷指示を受け付ける受付手段と、前記文書記憶手段に記憶されている文書を一意に識別する文書識別符号と印刷媒体を一意に識別する印刷媒体識別符号を表す情報画像を該文書に合成するか否かを表す合成情報とを対応させて記憶する情報記憶手段と、前記受付手段によって印刷指示が受け付けられると、該印刷指示の対象となっている文書の文書識別符号に対応する合成情報が、合成することを表している場合、前記印刷媒体識別符号を表す情報画像を該印刷指示に対応する画像に合成する合成手段と、前記合成手段によって印刷媒体識別符号を表す情報画像が合成された画像を印刷する印刷手段として機能させるための画像処理プログラムである。
請求項の画像処理装置によれば、文書記憶手段に記憶されている文書の画像を繰り返して印刷する場合にあっても、同じ印刷媒体識別符号の情報画像を合成してしまうことを防止することができる。
請求項の画像処理装置によれば、印刷媒体識別符号生成装置を用いて印刷媒体識別符号を生成することができる。
請求項の画像処理装置によれば、本構成を有していない場合に比較して、印刷媒体識別符号生成装置との間で受け渡しする情報量を少なくすることができる。
請求項の画像処理プログラムによれば、文書記憶手段に記憶されている文書の画像を繰り返して印刷する場合にあっても、同じ印刷媒体識別符号の情報画像を合成してしまうことを防止することができる。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を実現するシステム構成例を示す説明図である。 文書を記述するPDLのデータ内容の例を示す説明図である。 紙ID生成モジュール内の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 紙ID生成モジュール内の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 文書ID・紙ID合成フラグテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 文書処理モジュールによる処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である画像処理装置は、印刷媒体識別符号を表す情報画像を合成した文書を印刷するものであって、図1の例に示すように、PDL受付モジュール110、PDL記憶モジュール120、印刷指示受付モジュール130、画像生成モジュール140、判断モジュール150、紙ID生成モジュール160、合成モジュール170、印刷モジュール180を有している。
印刷媒体とは、一般的には印刷用紙であるが、印刷可能な紙状の媒体であればよい。紙状の媒体には、紙、プラスチック等を含む。以下、紙の媒体を主に例示して説明する。
印刷媒体識別符号とは、印刷される印刷媒体毎にその印刷媒体を一意に識別する符号である。つまり、本実施の形態(第1の実施の形態、第2の実施の形態を含む)によって印刷された印刷媒体は、その印刷媒体に印刷されている情報画像が表す印刷媒体識別符号によって一意に識別される。印刷媒体識別符号として、具体的には、例えば、一元的に管理されたシーケンシャルな番号であってもよいし、その画像処理装置を一意に識別する画像処理装置識別符号とその画像処理装置が印刷した印刷媒体をカウントした数とを組み合わせた符号であってもよい。なお、同じ文書を複数部数印刷した場合も、その印刷媒体毎に異なる印刷媒体識別符号を表す情報画像が合成されることになる。なお、印刷媒体識別符号を紙ID(IDentification)ともいう。
情報画像とは、機械可読な態様で情報を表すために体系的に作られた画像コードをいう。具体的には、例えば、1次元バーコード、2次元コード等がある。この他に、角度の異なる斜線でデータを表現するグリフコード(例えば、特開平6−103390号公報、特開平6−75795号公報)等もある。前者の情報画像である1次元バーコード、2次元コード等は、その情報画像の周辺に空白を必要とし、文書内の画像領域(空白のみからなる領域以外の領域をいい、例えば、文字領域、図形領域等)と重ならない位置に合成する必要がある情報画像である。この場合の合成は、貼り付け合成(情報画像と重なる下地の部分は見えなくなってしまう合成)である。後者の情報画像であるグリフコード等は、その情報画像の周辺に空白を必要とせず、文書内の画像領域と重なる位置に合成し得る情報画像である。この場合の合成は、論理和合成(合成した後の下地となった文字領域等も見えている合成)である。したがって、後者の情報画像を合成する面積は、前者の情報画像を合成する面積よりも大きい。例えば、後者の情報画像は文書の一面全体に合成する。
また、後者の情報画像は、不可視又は不可視と同等の情報画像であってもよい。不可視又は不可視と同等の情報画像とは、肉眼ではその情報画像があることを判別できない情報画像又はそれに相当する情報画像のことである。つまり、人に意識されにくい情報画像である。例えば、ある波長の光(例えば、赤外線)でだけ読めるトナーによる印刷等がある。
なお、情報画像が表す情報には、印刷媒体識別符号が少なくとも含まれていればよい。この他に、例えば、情報画像が表す情報として、その文書を一意に識別する文書識別符号、その文書を作成又は印刷指示した利用者のユーザID、その文書を印刷するプリンタを一意に識別するプリンタ識別符号等がある。
PDL受付モジュール110は、PDL記憶モジュール120と接続されている。PDL受付モジュール110は、印刷の対象となる文書であって、印刷記述言語を用いて記述された文書を受け付け、PDL記憶モジュール120に記憶させる。印刷記述言語とは、文書の印刷形式を、ページ単位で指定するために使用されるテキスト整形言語であり、例えば、PDL(Page Description Language)等があり、より具体的には、PostScript等がある。なお、「印刷記述言語を用いて記述された文書」をPDL文書ともいう。PDL文書を受け付けるとは、例えば、PC等の情報処理装置から送信されてきたPDL文書を受信すること等がある。また、文書、文書である画像等を受け付けて、PDL文書に変換するようにしてもよい。例えば、文書である画像を受け付けるとは、スキャナ、カメラ等で画像を読み込むこと、ファックス等で通信回線を介して外部機器から画像を受信すること、ハードディスク(コンピュータに内蔵されているものの他に、ネットワークを介して接続されているもの等を含む)等に記憶されている画像を読み出すこと等が含まれる。
PDL記憶モジュール120は、PDL受付モジュール110、画像生成モジュール140と接続されている。PDL記憶モジュール120は、繰り返して印刷の対象となる文書であるPDL文書を記憶する。ここで、「繰り返して印刷の対象となる」とは、(1)1回の印刷指示で複数部数を印刷する場合、(2)複数回の印刷指示で、同じ文書を印刷する場合、がある。なお、複数回の印刷指示は、連続していてもよいし、時を隔てて行われるものであってもよい。例えば、前述のように、PC等の情報処理装置から送信されてきたPDL文書を記憶しており、このPDL文書は、複数回の印刷指示、複数人の利用者からの印刷指示によって、繰り返して印刷される可能性があるものである。
印刷指示受付モジュール130は、画像生成モジュール140と接続されている。印刷指示受付モジュール130は、PDL記憶モジュール120に記憶されているPDL文書を印刷させる指示である印刷指示を受け付ける。例えば、画像処理装置に備え付けられたタッチパネル等に対する利用者の操作による印刷指示であってもよいし、PC等の情報処理装置から送信されてきた印刷指示であってもよい。
画像生成モジュール140は、PDL記憶モジュール120、印刷指示受付モジュール130、判断モジュール150と接続されている。画像生成モジュール140は、印刷指示受付モジュール130によって印刷指示が受け付けられると、PDL記憶モジュール120に記憶されているPDL文書の印刷記述言語を解釈することによって、印刷する画像を生成する。
図3は、文書を記述するPDLのデータ内容の例を示す説明図である。PDL記憶モジュール120にPDL文書300が記憶されている。このPDL文書300は、図3(b)の例に示すようなPDL310の構造を有している。PDL310は、機器制御情報320、1ページ目の記述321、2ページ目の記述322、N−1ページ目の記述32N−1、Nページ目の記述32Nを有している。機器制御情報320には、このPDL310を解釈する画像処理装置等の機器に対する制御情報が含まれている。例えば、印刷対象である文書を一意に識別する文書識別符号、各紙に異なる紙IDの情報画像を合成することを指示する合成指示等が含まれていてもよい。1ページ目の記述321からNページ目の記述32Nまでは、このPDL文書における各ページの印刷形式を指定した情報であり、この情報を解釈して各ページの印刷用の画像を生成する。
判断モジュール150は、画像生成モジュール140、紙ID生成モジュール160、印刷モジュール180と接続されている。判断モジュール150は、印刷対象であるPDL文書の印刷記述言語内に紙IDを表す情報画像をその文書に合成する合成指示が含まれているか否かを判断する。例えば、前述の図3(b)の例に示した機器制御情報320内に合成指示が含まれているか否かを判断する。具体的な処理としては、その合成指示を示す文字列をパターンマッチングで探索する処理等がある。合成指示が含まれていると判断すれば紙ID生成モジュール160による処理を行わせ、合成指示が含まれていないと判断すれば印刷モジュール180による処理を行わせる。
紙ID生成モジュール160は、判断モジュール150、合成モジュール170と接続されている。紙ID生成モジュール160は、判断モジュール150によって合成指示が含まれていると判断された場合、紙IDを生成し、その紙IDを表す情報画像を生成する。生成する紙IDの個数は、印刷する印刷媒体の枚数による。したがって、Nページの文書をM部数印刷する場合は、生成する紙IDの個数は、N×M個である。なお、1枚の印刷媒体に複数ページ(L)を印刷する指示である場合、生成する紙IDの個数は、1枚に印刷するページに応じた個数となる。具体的には、(N×M)/L(小数点以下は切り上げ)個である。例えば、10ページの文書を3部数印刷する場合であって、1枚の印刷媒体に2ページずつ印刷するとき、15(10×3/2)個となる。
図4は、紙ID生成モジュール160内の構成例についての概念的なモジュール構成図である。紙ID生成モジュール160は、紙ID生成依頼モジュール462、紙ID受取モジュール464、情報画像生成モジュール466を有している。
紙ID生成依頼モジュール462は、紙IDを生成する印刷媒体識別符号生成装置に文書に対応する紙IDの生成を依頼する。印刷媒体識別符号生成装置は、この画像処理装置内に具備していてもよいし、通信回線を介して接続されていてもよい。紙IDの生成依頼としては、単なる依頼であってもよいし、紙IDの個数、本画像処理装置を一意に識別する画像処理装置識別符号、文書識別符号等を含めてもよい。
印刷媒体識別符号生成装置は、紙ID生成依頼モジュール462からの依頼を受け付けて、紙IDを生成して、紙ID生成モジュール160内の紙ID受取モジュール464へ渡す。紙IDの生成は、前述のように、例えば、一元的に管理されたシーケンシャルな番号を生成するようにしてもよいし、受け付けた依頼内に含まれている画像処理装置識別符号とその画像処理装置が印刷した印刷媒体をカウントした数とを組み合わせた符号を生成するようにしてもよい。なお、紙ID生成依頼モジュール462からの依頼内に紙IDの個数が含まれている場合は、その個数分の紙IDを生成し、紙ID受取モジュール464へ渡す。
紙ID受取モジュール464は、印刷媒体識別符号生成装置から渡される紙IDを受け取る。紙ID生成依頼モジュール462からの依頼内に紙IDの個数が含まれている場合は、その個数分の紙IDを受け取る。
情報画像生成モジュール466は、紙ID受取モジュール464によって受け取られた紙IDを表す情報画像を生成する。少なくとも紙IDを表す情報画像を、その情報画像のコード体系に基づいて生成する。また、紙ID受取モジュール464が複数の紙IDを受け取った場合は、その個数分の紙IDにそれぞれ対応する情報画像を生成する。
また、図5の例に示す紙ID生成モジュール160のように、異なるモジュール構成であってもよい。図5は、紙ID生成モジュール160内の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
紙ID生成モジュール160は、紙ID生成依頼モジュール462、紙ID受取モジュール464、連続紙ID生成モジュール518、情報画像生成モジュール466を有している。
紙ID生成依頼モジュール462は、紙IDを生成する印刷媒体識別符号生成装置に文書に対応する紙IDの生成を依頼する際に、生成する紙IDの個数も含めて渡す。なお、前述のように、本画像処理装置の画像処理装置識別符号、文書識別符号等を含めてもよい。
印刷媒体識別符号生成装置は、前述のように紙IDを生成する。その場合に、受け取った個数の紙IDを確保し、予め定められた順番の紙IDを紙ID生成モジュール160内の紙ID受取モジュール464に渡す。ここで「紙IDの確保」とは、紙ID生成のための異なる依頼があった場合に、既に確保した紙IDを付与しないようにすることである。つまり、印刷媒体識別符号生成装置は、紙IDの生成そのものは、予め定められた順番の紙IDだけを生成して、他の紙ID((依頼のあった個数−1)の個数)は生成しないようにしてもよい。この場合、実際には依頼のあった個数分だけ、紙IDを生成していないので、その個数分だけの紙IDの確保が必要である。もちろんのことながら、依頼のあった個数全てを生成するようにして、紙IDを確保するようにしてもよい。ただし、紙ID生成モジュール160の紙ID受取モジュール464へ渡すのは、予め定められた順番の紙IDだけである。
また、「予め定められた順番の紙ID」とは、複数の紙IDには順番があり、そのうちのいずれかの紙IDが判明していれば、他の紙IDを生成することができるようになっており、複数の紙IDにおける予め定められた順番の紙IDが、他の紙IDを生成するための元となる紙IDである。例えば、複数の紙IDの生成依頼があった場合には、その複数の紙ID内では連番とし、最初の紙IDを「予め定められた順番の紙ID」としてもよい。そして、紙ID生成モジュール160内の連続紙ID生成モジュール518は、他の紙IDを「予め定められた順番の紙ID」から順番に生成すればよい。もちろん、他の紙IDの生成規則は、他の規則であってもよい。例えば、最後の紙IDを「予め定められた順番の紙ID」とし、逆順に他の紙IDを生成するようにしてもよい。複数の紙ID内では連番ではなく、2つ置き等であってもよい。ただし、印刷媒体識別符号生成装置と紙ID生成モジュール160内の連続紙ID生成モジュール518では、他の紙IDの生成規則は共通している。
紙ID受取モジュール464は、印刷媒体識別符号生成装置から予め定められた順番の紙IDを受け取る。
連続紙ID生成モジュール518は、紙ID受取モジュール464によって受け取られた紙IDに連続する紙IDを生成する。前述の他の紙IDの生成規則にしたがって、紙IDを生成する。なお、ここで「連続する紙ID」とは、連番であることの他に、前述の他の紙IDの生成規則にしたがうことも含まれる。
情報画像生成モジュール466は、連続紙ID生成モジュール518によって生成された紙IDを表す情報画像を生成する。少なくとも紙IDを表す情報画像を、その情報画像のコード体系に基づいて生成する。もちろんのことながら、連続紙ID生成モジュール518が生成した複数の紙IDの情報画像を、その紙IDにそれぞれ対応させて生成する。
合成モジュール170は、紙ID生成モジュール160、印刷モジュール180と接続されている。合成モジュール170は、判断モジュール150によって合成指示が含まれていると判断された場合、紙ID生成モジュール160によって生成された紙IDを表す情報画像を画像生成モジュール140によって生成された画像に合成する。例えば、1次元バーコード、2次元コード等の情報画像の場合は、その情報画像を貼り付けることができる大きさ以上の空白領域を合成する画像内から検出し、その検出した空白領域にその情報画像を貼り付ける。また、例えば、グリフコード等の情報画像の場合には、画像一面に情報画像を論理和で合成する。
印刷モジュール180は、判断モジュール150、合成モジュール170と接続されている。印刷モジュール180は、合成モジュール170によって紙IDを表す情報画像が合成された画像を印刷媒体に印刷する。また、印刷モジュール180は、判断モジュール150によって合成指示が含まれていないと判断された場合は、画像生成モジュール140によって生成された画像を印刷媒体に印刷する。
図2は、本実施の形態を実現するシステム構成例を示す説明図である。
PC211、PC212、画像処理装置220、紙ID生成装置230は、それぞれ通信回線290を介して接続されている。画像処理装置220は、本実施の形態である前述の画像処理装置に該当する。紙ID生成装置230は、前述の印刷媒体識別符号生成装置に該当する。
PC211、PC212は、PDL文書を画像処理装置220に送信する。なお、PC211等は、プリンタドライバ等を用いてPDL文書を生成する場合に、紙IDを表す情報画像を印刷する文書に合成する合成指示を含めるようにしてもよい。そして、画像処理装置220は、PC211等から送信されたPDL文書をPDL記憶モジュール120に記憶させ、画像処理装置220に備え付けられたタッチパネル等に対する利用者の操作によって、そのPDL文書の印刷指示を受け付けて、PDL文書内に合成指示があれば、各印刷媒体に異なる紙IDを表す情報画像を合成して印刷する。紙ID生成装置230は、画像処理装置220からの依頼にしたがって紙IDを生成する。
図6は、第1の実施の形態である画像処理装置による処理例を示すフローチャートである。
ステップS602では、印刷指示受付モジュール130が、印刷指示を受け付ける。
ステップS604では、画像生成モジュール140が、PDL記憶モジュール120内に記憶されているPDL文書に基づいて、印刷するための画像を生成する。
ステップS606では、判断モジュール150が、そのPDL文書の機器制御情報320内に紙IDの合成指示があるか否かを判断し、ある場合はステップS608へ進み、それ以外の場合はステップS614へ進む。
ステップS608では、紙ID生成モジュール160が、紙IDを生成する。
ステップS610では、紙ID生成モジュール160が、少なくとも紙IDを表す情報画像を生成する。
ステップS612では、合成モジュール170が、情報画像を画像に合成する。
ステップS614では、印刷モジュール180が、情報画像が合成された画像を印刷する。
図7は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
第2の実施の形態である画像処理装置は、紙IDを表す情報画像を合成した文書を印刷するものであって、図7の例に示すように、紙ID合成フラグ記憶モジュール710、印刷指示受付モジュール130、判断モジュール750、紙ID生成モジュール160、合成モジュール770、印刷モジュール180、文書画像記憶モジュール720、文書処理モジュール790を有している。第1の実施の形態はPDL文書を対象としていたが、第2の実施の形態は画像である文書を対象とする。なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略し、異なる部分についてだけ説明を行う。
印刷指示受付モジュール130は、判断モジュール750と接続されている。印刷指示受付モジュール130は、文書画像記憶モジュール720に記憶されている文書の画像を印刷させる指示である印刷指示を受け付ける。
紙ID合成フラグ記憶モジュール710は、判断モジュール750、文書処理モジュール790のPDL解析モジュール794と接続されている。紙ID合成フラグ記憶モジュール710は、文書画像記憶モジュール720に記憶されている文書を一意に識別する文書識別符号と合成情報とを対応させて記憶する。合成情報とは、紙IDを表す情報画像をその文書に合成するか否かを表す情報である。例えば、紙ID合成フラグ記憶モジュール710は文書ID・紙ID合成フラグテーブル800を記憶している。図8は、文書ID・紙ID合成フラグテーブル800のデータ構造例を示す説明図である。文書ID・紙ID合成フラグテーブル800は、文書ID欄810、紙ID合成フラグ欄820を有している。文書ID欄810は文書識別符号を記憶する。紙ID合成フラグ欄820は合成情報を記憶する。合成情報としては、例えば、「1」を紙IDを表す情報画像をその文書に合成することを表し、「0」を紙IDを表す情報画像をその文書に合成しないことを表すようにして用いてもよい。また、紙ID合成フラグ記憶モジュール710が記憶する情報は、文書処理モジュール790内のPDL解析モジュール794によって生成された情報である。
判断モジュール750は、紙ID合成フラグ記憶モジュール710、印刷指示受付モジュール130、紙ID生成モジュール160、印刷モジュール180と接続されている。判断モジュール750は、印刷指示受付モジュール130によって印刷指示が受け付けられると、その印刷指示の対象となっている文書の文書識別符号に対応する合成情報が、合成することを表しているか否かを判断する。例えば、前述の図8の例に示した文書ID・紙ID合成フラグテーブル800内の文書識別符号に対応する紙ID合成フラグ欄820内の合成情報が、合成することを表しているか否かを判断する。合成することを表していると判断すれば紙ID生成モジュール160による処理を行わせ、合成することを表していないと判断すれば印刷モジュール180による処理を行わせる。
紙ID生成モジュール160は、判断モジュール750、合成モジュール770と接続されている。紙ID生成モジュール160は、判断モジュール750によって合成することを表していると判断された場合、紙IDを生成し、その紙IDを表す情報画像を生成する。
合成モジュール770は、紙ID生成モジュール160、印刷モジュール180、文書画像記憶モジュール720と接続されている。合成モジュール770は、判断モジュール750によって合成することを表していると判断された場合、紙ID生成モジュール160によって生成された紙IDを表す情報画像を印刷指示に対応する画像に合成する。例えば、1次元バーコード、2次元コード等の情報画像の場合は、その情報画像を貼り付けることができる大きさ以上の空白領域を合成する画像内から検出し、その検出した空白領域にその情報画像を貼り付ける。また、例えば、グリフコード等の情報画像の場合には、画像一面に情報画像を論理和で合成する。
印刷モジュール180は、判断モジュール750、合成モジュール770、文書画像記憶モジュール720と接続されている。印刷モジュール180は、合成モジュール770によって紙IDを表す情報画像が合成された画像を印刷媒体に印刷する。また、印刷モジュール180は、判断モジュール750によって合成情報が合成することを表している場合は、文書画像記憶モジュール720に記憶されている文書の画像を印刷媒体に印刷する。
文書画像記憶モジュール720は、合成モジュール770、印刷モジュール180、文書処理モジュール790と接続されている。文書画像記憶モジュール720は、繰り返して印刷の対象となる文書の画像を記憶する。ここで、「繰り返して印刷の対象となる」の解釈については、第1の実施の形態の説明と同等である。また、文書の画像として、文書処理モジュール790内の文書画像生成モジュール796によって生成されたものを記憶してもよいし、例えば、スキャナ、カメラ等で読み込んだ画像、ファックス等で通信回線を介して外部機器から受信した画像、ハードディスク等から読み出した画像等を記憶してもよい。なお、文書処理モジュール790内の文書画像生成モジュール796以外からの画像を記憶する場合は、合成情報はその画像の文書識別符号と対応させて予め紙ID合成フラグ記憶モジュール710に記憶させておく。
文書処理モジュール790は、紙ID合成フラグ記憶モジュール710、文書画像記憶モジュール720と接続されており、PDL受付モジュール792、PDL解析モジュール794、文書画像生成モジュール796を有している。
PDL受付モジュール792は、第1の実施の形態におけるPDL受付モジュール110と同等の処理を行う。
PDL解析モジュール794は、紙ID合成フラグ記憶モジュール710と接続されており、PDL受付モジュール792によって受け付けられたPDL文書の印刷記述言語内に紙IDを表す情報画像をその文書に合成する合成指示が含まれているか否かを判断して、そのPDL文書の文書識別符号と合成情報との対応情報(例えば、文書ID・紙ID合成フラグテーブル800)を生成する。そして、その生成した対応情報を紙ID合成フラグ記憶モジュール710に記憶させる。例えば、前述の図3(b)の例に示した機器制御情報320内に合成指示が含まれているか否かを判断する。具体的な処理としては、その合成指示を示す文字列をパターンマッチングで探索する処理等がある。合成指示が含まれていると判断すれば、紙IDを表す情報画像をその文書に合成することを表す合成情報を文書識別符号に対応させ、合成指示が含まれていないと判断すれば、紙IDを表す情報画像をその文書に合成しないことを表す合成情報を文書識別符号に対応させる。
文書画像生成モジュール796は、PDL受付モジュール792によって受け付けられたPDL文書の印刷記述言語を解釈することによって、印刷する画像を生成する。そして、生成した文書の画像を文書画像記憶モジュール720に記憶させる。
なお、第2の実施の形態を実現するシステム構成例は、第1の実施の形態で説明した図2の例と同等である。画像処理装置220は、第2の実施の形態である前述の画像処理装置に該当する。
図9は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS902では、印刷指示受付モジュール130が、印刷指示を受け付ける。
ステップS904では、判断モジュール750が、紙IDの情報画像を合成するか否かを文書ID・紙ID合成フラグテーブル800内の印刷対象である文書の文書識別符号に対応する紙ID合成フラグ欄820により判断し、合成を行う場合はステップS906へ進み、合成しない場合はステップS912へ進む。
ステップS906では、紙ID生成モジュール160が、紙IDを生成する。
ステップS908では、紙ID生成モジュール160が、少なくとも紙IDを表す情報画像を生成する。
ステップS910では、合成モジュール770が、情報画像を画像に合成する。
ステップS912では、印刷モジュール180が、情報画像が合成された画像を印刷する。
図10は、文書処理モジュール790による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1002では、PDL受付モジュール792が、PDL文書を受け付ける。
ステップS1004では、PDL解析モジュール794が、PDL文書を解析して、文書ID・紙ID合成フラグテーブル800を生成する。そして、その文書ID・紙ID合成フラグテーブル800を紙ID合成フラグ記憶モジュール710に記憶させる。
ステップS1006では、文書画像生成モジュール796が、PDL文書から文書画像を生成する。そして、その文書画像を文書画像記憶モジュール720に記憶させる。
図11を参照して、本実施の形態の画像処理装置のハードウェア構成例について説明する。図11に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などによって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部1117と、プリンタなどのデータ出力部1118を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)1101は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、画像生成モジュール140、判断モジュール150、紙ID生成モジュール160、合成モジュール170、判断モジュール750、合成モジュール770、文書処理モジュール790等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)1102は、CPU1101が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)1103は、CPU1101の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス1104により相互に接続されている。
ホストバス1104は、ブリッジ1105を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス1106に接続されている。
キーボード1108、マウス等のポインティングデバイス1109は、操作者により操作される入力デバイスである。ディスプレイ1110は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)などがあり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。
HDD(Hard Disk Drive)1111は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU1101によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、PDLで記述された文書、文書の画像、紙ID、情報画像などが格納される。さらに、その他の各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ1112は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体1113に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース1107、外部バス1106、ブリッジ1105、及びホストバス1104を介して接続されているRAM1103に供給する。リムーバブル記録媒体1113も、ハードディスクと同様のデータ記録領域として利用可能である。
接続ポート1114は、外部接続機器1115を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート1114は、インタフェース1107、及び外部バス1106、ブリッジ1105、ホストバス1104等を介してCPU1101等に接続されている。通信部1116は、ネットワークに接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部1117は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部1118は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図11に示す画像処理装置のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図11に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図11に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、前述の各種の実施の形態を組み合わせてもよく(例えば、ある実施の形態内のモジュールを他の実施の形態内に適用する、入れ替えする等も含む)、各モジュールの処理内容として背景技術で説明した技術を採用してもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
110…PDL受付モジュール
120…PDL記憶モジュール
130…印刷指示受付モジュール
140…画像生成モジュール
150…判断モジュール
160…紙ID生成モジュール
170…合成モジュール
180…印刷モジュール
462…紙ID生成依頼モジュール
464…紙ID受取モジュール
466…情報画像生成モジュール
518…連続紙ID生成モジュール
710…紙ID合成フラグ記憶モジュール
720…文書画像記憶モジュール
750…判断モジュール
770…合成モジュール
790…文書処理モジュール
792…PDL受付モジュール
794…PDL解析モジュール
796…文書画像生成モジュール

Claims (4)

  1. 繰り返して印刷の対象となる文書の画像を記憶する文書記憶手段と、
    前記文書記憶手段に記憶されている文書の画像を印刷させる指示である印刷指示を受け付ける受付手段と、
    前記文書記憶手段に記憶されている文書を一意に識別する文書識別符号と印刷媒体を一意に識別する印刷媒体識別符号を表す情報画像を該文書に合成するか否かを表す合成情報とを対応させて記憶する情報記憶手段と、
    前記受付手段によって印刷指示が受け付けられると、該印刷指示の対象となっている文書の文書識別符号に対応する合成情報が、合成することを表している場合、前記印刷媒体識別符号を表す情報画像を該印刷指示に対応する画像に合成する合成手段と、
    前記合成手段によって印刷媒体識別符号を表す情報画像が合成された画像を印刷する印刷手段
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 印刷媒体識別符号を生成する印刷媒体識別符号生成装置に該文書に対応する印刷媒体識別符号の生成を依頼する依頼手段と、
    前記印刷媒体識別符号生成装置から渡される印刷媒体識別符号を受け取る印刷媒体識別符号受取手段と、
    前記印刷媒体識別符号受取手段によって受け取られた印刷媒体識別符号を表す情報画像を生成する情報画像生成手段
    を具備し、
    前記合成手段は、前記情報画像生成手段によって生成された情報画像を合成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記印刷媒体識別符号受取手段によって受け取られた印刷媒体識別符号に連続する印刷媒体識別符号を生成する連続印刷媒体識別符号生成手段
    を具備し、
    前記依頼手段は、前記印刷媒体識別符号生成装置に生成する印刷媒体識別符号の数を渡し、
    前記印刷媒体識別符号生成装置は、受け取った数の印刷媒体識別符号を確保し、予め定められた順番の印刷媒体識別符号を前記画像処理装置に渡し、
    前記印刷媒体識別符号受取手段は、前記印刷媒体識別符号生成装置から予め定められた順番の印刷媒体識別符号を受け取り、
    前記情報画像生成手段は、前記連続印刷媒体識別符号生成手段によって生成された印刷媒体識別符号を表す情報画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. コンピュータを、
    繰り返して印刷の対象となる文書の画像を記憶する文書記憶手段と、
    前記文書記憶手段に記憶されている文書の画像を印刷させる指示である印刷指示を受け付ける受付手段と、
    前記文書記憶手段に記憶されている文書を一意に識別する文書識別符号と印刷媒体を一意に識別する印刷媒体識別符号を表す情報画像を該文書に合成するか否かを表す合成情報とを対応させて記憶する情報記憶手段と、
    前記受付手段によって印刷指示が受け付けられると、該印刷指示の対象となっている文書の文書識別符号に対応する合成情報が、合成することを表している場合、前記印刷媒体識別符号を表す情報画像を該印刷指示に対応する画像に合成する合成手段と、
    前記合成手段によって印刷媒体識別符号を表す情報画像が合成された画像を印刷する印刷手段
    として機能させるための画像処理プログラム。
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