JP2001152978A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

蒸発燃料処理装置

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JP2001152978A JP33657899A JP33657899A JP2001152978A JP 2001152978 A JP2001152978 A JP 2001152978A JP 33657899 A JP33657899 A JP 33657899A JP 33657899 A JP33657899 A JP 33657899A JP 2001152978 A JP2001152978 A JP 2001152978A
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考弘 山藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料成分が大気に拡散してしまうのを確実に
抑制することのできる蒸発燃料処理装置の提供を図る。 【解決手段】 キャニスタ2と制御弁20とを燃料タン
ク1内に配置して、キャニスタ2と制御弁20との接続
経路を燃料タンク1内で完結させることにより、燃料成
分が、これらキャニスタ2と制御弁20とを接続するホ
ースや継ぎ手部分等から透過することを防止し、万一、
制御弁20のケース体20Aから透過しても、該燃料成
分が大気中に燃料成分が拡散するのを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料タンク内の蒸発
燃料が大気中に放出されるのを防止する蒸発燃料処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の蒸発燃料処理装置としては、図7
に示すように、燃料タンク1と蒸発燃料を一時的に蓄え
るキャニスタ2とを備え、これら燃料タンク1とキャニ
スタ2とを連通するエバポ通路17に制御弁20を設け
たものが知られている(実用新案登録公報254177
8号参照)。
【0003】この制御弁20としては、図8に示すよう
なダイヤフラム式の制御弁が用いられている。
【0004】この制御弁20は、燃料タンク1に連通し
た第1エバポ通路18aとキャニスタ2に連通した第2
エバポ通路18bとが連通したエバポ室20bと、図外
の大気開放口を介して大気に連通した大気圧室20a
と、これらエバポ室20bと大気圧室20aとを隔成
し、かつ、第2エバポ通路18bを直接開閉するダイヤ
フラム20cと、このダイヤフラム20cを閉弁側に付
勢するスプリング22とを備えている。
【0005】また、第2エバポ通路18bには、燃料タ
ンク1内の負圧値に応じて該第2エバポ通路18bとエ
バポ室20bとを連通・遮断する負圧バルブ23を設け
てある。
【0006】すなわち、この制御弁20は、燃料タンク
1内に蒸発燃料が発生して該燃料タンク1内の圧力が高
まって、エバポ室20bが所定圧以上となると、ダイヤ
フラム20cがその図中上部にあたる大気圧室20aの
大気圧及びスプリング22による圧力に抗して大気圧室
20a側(図中上方)に移動して第2エバポ通路18b
を開放し、また、外気の影響などで燃料タンク1が冷却
され該燃料タンク1内が負圧となると、前記負圧バルブ
23が開いて第2エバポ通路18bとエバポ室20bと
を連通させる。
【0007】従って、前記蒸発燃料処理装置において
は、燃料タンク1内で蒸発燃料が発生して該燃料タンク
内の圧力が、所定の圧力を超えると、制御弁20のダイ
ヤフラム20cの開弁作用により、燃料タンク1内に発
生した蒸発燃料がキャニスタ2に流入し、該キャニスタ
2内に充填した活性炭等の吸着剤によって吸着保持さ
れ、該キャニスタ2に一時的に蓄えられる。
【0008】そして、図外の内燃機関が作動すると、こ
のキャニスタ2に蓄えられていた蒸発燃料が吸気通路3
の負圧により、ドレーン通路7から吸入される外気(清
浄空気)と共に吸引され、パージ通路8から吸気通路3
を経て内燃機関の気筒内にパージガスとして送られる。
【0009】また、外気の影響などで燃料タンク1が冷
却され該燃料タンク1内が負圧となると前記制御弁20
の負圧バルブ23が開き、キャニスタ2に蓄えられてい
た蒸発燃料は、燃料タンク1に戻される。
【0010】このようにして制御弁20により、燃料タ
ンク1内を一定圧力に保持させると共に、該燃料タンク
1内に発生した蒸発燃料の大気への放出抑制作用が行わ
れる。
【0011】図7中、16は機関運転条件に応じて開度
を調節するパージコントロールバルブを示し、図8中2
0Aは制御弁のケース体、21aは図外の大気開放口へ
の配管を接続するコネクタを示している。
【0012】また、最近ではキャニスタの蒸発燃料の吸
着効率の向上等を狙って、大型のキャニスタを燃料タン
ク内に配置した特開昭64−00347号公報に示され
るようなものも考えられているが、この場合も、制御弁
は図7に示した例と同様、燃料タンクの外側に配置して
ある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年では、こ
のような制御弁20のケース体20Aやダイヤフラム2
0c等を樹脂材で形成することが一般的であるが、燃料
成分(HC−ハイドロカーボン、等)は、この制御弁2
のケース体20Aやダイヤフラム20c等を形成する樹
脂等を微量ではあるが透過するおそれがあることが分か
ってきた。
【0014】つまり、前記従来の構造によれば、制御弁
20は燃料タンク1の外側に設けた該燃料タンク1とキ
ャニスタ2とを接続するエバポ通路17の途中に設けて
あるため、燃料タンク1の内圧の上昇によりエバポ通路
17内の圧力が大気圧よりも上昇すると、制御弁20に
配管を接続するホースや継ぎ手部分等から蒸発燃料が透
過したり、あるいは、制御弁20の内部に大気圧よりも
高圧力で、かつ高濃度の蒸発燃料が充満すると、これら
制御弁20のケース体20Aやダイヤフラム20cを透
過して、蒸発燃料中に含まれる燃料成分が微量ではある
が、大気開放口を介して大気に連通した大気圧室20a
から大気中に漏れだしてしまうおそれがある。
【0015】特に近年では環境等への配慮から大気中に
蒸発燃料や燃料成分が拡散するのを極力抑制しようとす
る要求が高まってきている折から、微量ではあっても、
このような燃料成分の大気拡散防止を徹底する必要があ
る。
【0016】従って、このような不具合を防止するため
には、これら制御弁20のケース体20Aやダイヤフラ
ム20c等を形成する樹脂素材を耐燃料透過性、耐燃料
浸透性を有する素材で形成する等の対策を講じる必要が
あるが、それではコスト的に不利になってしまうという
新たな問題が生じる。
【0017】そこで、本発明は燃料成分が大気に拡散し
てしまうのを確実に抑制することのできる蒸発燃料処理
装置を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、内燃機関の燃料タンク内で発生した蒸発燃料を一時
的に蓄えるための吸着剤を収容したキャニスタと、前記
燃料タンク内が所定圧以上になると、蒸発燃料を前記キ
ャニスタに供給するように制御する制御弁とを備えた構
造であって、前記キャニスタ及び制御弁を燃料タンク内
に配置したことを特徴としている。
【0019】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載の制御弁は、燃料タンクに連通した第1エバポ通路と
キャニスタに連通した第2エバポ通路とが連通したエバ
ポ室と、大気開放口を介して大気に連通した大気圧室
と、これらエバポ室と大気圧室とを隔成し、かつ、第2
エバポ通路を直接開閉するダイヤフラムとから成ること
特徴としている。
【0020】請求項3の発明にあっては、請求項2に記
載の制御弁の大気開放口をキャニスタ内に開放したこと
を特徴としている。
【0021】請求項4の発明にあっては、請求項2また
は請求項3に記載のキャニスタは、そのケース体内の一
側部にドレーン室とパージ室とを区画して並設して、蒸
発燃料の流通経路がケース体内でU字状となる、Uター
ンフロー構造に構成したことを特徴としている。
【0022】請求項5の発明にあっては、請求項4に記
載の制御弁の大気開放口をキャニスタのドレーン室に開
放したことを特徴としている。
【0023】請求項6の発明にあっては、請求項4に記
載の制御弁の大気開放口をキャニスタのドレーン室に面
した吸着剤層内に開放したことを特徴としている。
【0024】請求項7の発明にあっては、請求項4に記
載の制御弁の大気開放口をキャニスタのパージ室に開放
したことを特徴としている。
【0025】請求項8の発明にあっては、請求項4に記
載の制御弁の大気開放口をキャニスタのパージ室に面し
た吸着剤層内に開放したことを特徴としている。
【0026】請求項9の発明にあっては、請求項4に記
載のキャニスタは、そのケース体内の他側部にパージ室
とドレーン室とを連通する連通室を備えていると共に、
該連通室に前記制御弁の大気開放口を開放したことを特
徴としている。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、キャニ
スタと制御弁とを燃料タンク内に配置してあるため、制
御弁、および制御弁と燃料タンク、キャニスタとを接続
する経路を燃料タンク内で完結させることができるの
で、これらの内圧が燃料タンクの内圧の上昇に伴い大気
圧よりも上昇したとしても、燃料成分が、制御弁に配管
等を接続するホースや継ぎ手部分等から透過することを
防止し、万一、制御弁のケース体から透過しても、該燃
料成分は燃料タンク内に拡散するにとどまるので、大気
中に燃料成分が拡散するのを抑制することができる。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて、前記制御弁は、燃料タンクに連通した
第1エバポ通路とキャニスタに連通した第2エバポ通路
とが連通したエバポ室と、大気開放口を介して大気に連
通した大気圧室と、これらエバポ室と大気圧室とを隔成
し、かつ、第2エバポ通路を直接開閉するダイヤフラム
とから構成されているため、簡単な構成で制御弁を形成
することができ、コスト的に有利に得ることができる。
【0029】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
の効果に加えて、前記制御弁の大気開放口をキャニスタ
内に開放してあるため、万一、燃料成分が制御弁のダイ
ヤフラムを透過して大気開放口から漏れたとしても、該
燃料成分はキャニスタ内に拡散するにとどまり、該キャ
ニスタに収容される吸着剤によって吸着保持されるの
で、大気中に蒸発燃料が拡散するのを抑制することがで
きる。
【0030】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
または請求項3の効果に加えて、前記キャニスタは、そ
のケース体内の一側部にドレーン室とパージ室とを区画
して並設して、蒸発燃料の流通経路がケース体内でU字
状となる、Uターンフロー構造に構成してあるため、ケ
ース体内での流通経路を長くすることができ、吸着剤へ
の蒸発燃料の吸着効率を高めることができる。
【0031】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
の効果に加えて、前記制御弁の大気開放口をキャニスタ
のドレーン室に開放してあるため、万一、燃料成分が制
御弁のダイヤフラムを透過して大気開放口から漏れたと
しても、該燃料成分はキャニスタのドレーン室に拡散す
るだけで、該ドレーン室に面した吸着剤等によって吸着
保持されるので、大気中に蒸発燃料が拡散するのを防ぐ
ことができる。
【0032】しかも、キャニスタの大気連通側であるド
レーン室内の圧力は、吸着剤層の抵抗による圧力勾配の
影響を受けにくく、キャニスタ内では最も大気圧に近い
ので、制御弁の制御圧を大気圧に近い値で得ることがで
き、該制御弁の応答性を確保することができる。
【0033】請求項6に記載の発明によれば、請求項4
の効果に加えて、前記制御弁の大気開放口をキャニスタ
のドレーン室に面した吸着剤層内に開放してあるため、
万一、燃料成分が制御弁のダイヤフラムを透過して大気
開放口から漏れたとしても、該燃料成分はキャニスタの
ドレーン室に面した吸着剤層内に拡散するだけで、該吸
着剤によって確実に吸着保持されるので、大気中に蒸発
燃料が拡散するのを防ぐことができる。
【0034】さらに、キャニスタ内で最も大気圧に近い
ドレーン室の近くに開放できるので、燃料成分の吸着効
率を高めつつ、制御弁の制御圧を大気圧に近い値で得る
ことができ、該制御弁の応答性を確保することができ
る。
【0035】請求項7に記載の発明によれば、請求項4
の効果に加えて、前記制御弁の大気開放口をキャニスタ
のパージ室に開放してあるため、万一、燃料成分が制御
弁のダイヤフラムを透過して大気開放口から漏れたとし
ても、該燃料成分はキャニスタのパージ室に拡散するだ
けで、該キャニスタに充填された吸着剤によって吸着保
持されるので、大気中に蒸発燃料が拡散するのを防ぐこ
とができる。
【0036】しかも、パージ室に開放したことにより、
キャニスタの大気連通側であるドレーン室までの流通経
路を最も長く設定することができるので、高い吸着効果
を得ることができる。
【0037】請求項8に記載の発明によれば、請求項4
の効果に加えて、前記制御弁の大気開放口をキャニスタ
のパージ室に面した吸着剤層内に開放してあるため、万
一、燃料成分が制御弁のダイヤフラムを透過して大気開
放口から漏れたとしても、該燃料成分はキャニスタのパ
ージ室に面した吸着剤層内に拡散するだけで、該キャニ
スタに充填された吸着剤によって確実に吸着保持される
ので、大気中に蒸発燃料が拡散するのを防ぐことができ
る。
【0038】さらに、パージ室の近くに開放できるの
で、キャニスタの大気連通側であるドレーン室までの流
通経路を長く設定することができ、高い吸着効果を得る
ことができる。
【0039】請求項9に記載の発明によれば、請求項4
の効果に加えて、前記キャニスタは、そのケース体の他
側部にパージ室とドレーン室とを連通する連通室を備
え、該連通室に前記制御弁の大気開放口を開放してある
ため、万一、燃料成分が制御弁のダイヤフラムを透過し
て大気開放口から漏れたとしても、該燃料成分はキャニ
スタの連通室に拡散するにとどまり、該キャニスタに充
填された吸着剤によって吸着保持されるので、大気中に
蒸発燃料が拡散するのを防ぐことができる。
【0040】しかも、連通室に開放したことにより、キ
ャニスタの大気連通側であるドレーン室までの流通経路
を所定長確保して、所要の吸着効率を確保すると共に、
吸着剤層の抵抗による圧力勾配の影響を抑え、制御弁の
制御圧を大気圧に近い値で得て、該制御弁の応答性を確
保することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面と共に詳述する。
【0042】図1は、本発明を適用した自動車の内燃機
関の燃料タンク1の一実施形態を示しており、特にこの
第1実施形態は燃料タンク1内にキャニスタ2を配置し
て、前記燃料タンク1内で発生した蒸発燃料等の燃料成
分(HC−ハイドロカーボン、等)を吸着保持し、一時
的に貯留可能としたものである。
【0043】前記キャニスタ2は、そのケース体2Aを
樹脂材で形成して、該ケース体2Aに、大気に連通した
ドレーン室Aと、内燃機関の吸気通路3および燃料タン
ク1内の上部空間Sに連通したパージ室Bと、これらド
レーン室Aとパージ室Bとの経路間に蒸発燃料を吸着保
持する吸着剤4を充填する吸着剤収容室Dとを設けて前
記燃料タンク1とは別体に形成してある。
【0044】前記キャニスタ2の具体的構造は、そのケ
ース体2Aの内部に、上壁から下壁近くに亘って隔壁2
aを垂設してある。また、このケース体2A内には上壁
から所要の間隔をおいてパンチングメタル等から成る透
孔板5を設けてあると共に、下壁から所要の間隔をおい
て、例えば隔壁2aの下端位置に、同じくパンチングメ
タル等から成る透孔板6を設けて、これら対向する透孔
板5,6の間に活性炭等の吸着剤4を充填して前記吸着
剤収容室Dとしてある。
【0045】前記透孔板5および隔壁2aによって仕切
られたケース体2Aの上部空間の一側には、例えば該ケ
ース体2Aの上壁に、後述するドレーン通路7を接続す
るドレーンコネクタ7aを突設して、該上部空間の一側
を前記ドレーン室Aとしてある。一方、該ケース体2A
の上部空間の他側には、例えば該ケース体2Aの上壁
に、後述するパージ通路8を接続するパージコネクタ8
aを設けて、該上部空間の他側を前記パージ室Bとして
ある。また、前述の透孔板6によって仕切られた該ケー
ス体2Aの下部空間は前記吸着剤収容室Dを介して前記
ドレーン室Aとパージ室Bとを連通する連通室Cとして
ある。
【0046】すなわち、この実施形態では、ケース体2
Aの上壁側にこれらドレーン室Aとパージ室Bを区画し
て並列に設け、後述するようにドレーン通路7を介して
ドレーン室Aに吸入された清浄空気を、該ドレーン室A
側の吸着剤4aを通過させ、連通室Cを経由してパージ
室B側の吸着剤4bを経てパージ室Bに吸出させる、い
わゆるUターンフロー構造のキャニスタを構成してい
る。
【0047】ドレーン通路7は、燃料タンク1の上壁を
貫通し、一端を大気に開放したドレーンパイプ9と、こ
のドレーンパイプ9の燃料タンク1内に突出した下端と
前記ドレーン室Aのドレーンコネクタ7aとを接続した
ドレーンホース10とにより構成してあり、この実施形
態では燃料タンク1の外側のドレーンパイプ9を二分し
てホース11で接続してある。
【0048】一方、パージ通路8は、燃料タンク1の上
壁を貫通し、一端が内燃機関の吸気通路3の絞り弁12
の下流に連通したパージパイプ13と、このパージパイ
プ13の燃料タンク1内に突出した他端と前記パージ室
Bのパージコネクタ8aとを接続したパージホース14
とで構成してあり、この実施形態では燃料タンク1の外
側のパージパイプ13を二分してホース15で接続して
ある。
【0049】16は、このパージパイプ13の途中に設
けたパージコントロールバルブで、機関運転条件に応じ
て開度を調整して、内燃機関の吸気通路3に送るパージ
ガスを調整している。
【0050】前記ドレーンパイプ9およびパージパイプ
13は何れも硬質の樹脂材で形成してあり、ドレーン通
路7のホース10,11およびパージ通路8のホース1
4,15は何れも柔軟な樹脂材で形成して、車体振動等
を吸収できるようにしてある。
【0051】17は、パージ室Bの上壁に設けたエバポ
コネクタ17aに接続したエバポチューブ18bと、燃
料タンク1の上部空間Sに設けたエバポカットバルブ1
9に接続したエバポチューブ18aとから成るエバポ通
路で、該エバポ通路17を介して前記上部空間S内に発
生した蒸発燃料をパージ室Bに導いてキャニスタ2に充
填した吸着剤3に吸着させるようにしてある。
【0052】前記エバポカットバルブ19は、燃料タン
ク1内の燃料液面fの揺動により燃料液面下に没した
際、該エバポチューブ18aを遮断して燃料がキャニス
タ2のパージ室B内に侵入しないようにしている。
【0053】20は、このエバポ通路17の途中に設け
た制御弁で、前記燃料タンク1内が所定圧以上になる
と、蒸発燃料を前記キャニスタ2に供給するよう制御
し、燃料タンク1内の圧力を調整している。
【0054】前記制御弁20は、図8に示すように、そ
のケース体20Aを樹脂材により形成してあり、燃料タ
ンク1にエバポカットバルブ19を介して連通した第1
エバポ通路としての前記エバポチューブ18aとキャニ
スタ2に連通した第2エバポ通路としての前記エバポチ
ューブ18bとが連通したエバポ室20bと、大気開放
口21を介して大気に連通した大気圧室20aと、これ
らエバポ室20bと大気圧室20aとを隔成し、かつ、
エバポチューブ18bの開放端を直接開閉するダイヤフ
ラム20cと、このダイヤフラム20cを閉弁側に付勢
するスプリング22とを備えている。
【0055】また、エバポチューブ18bには、燃料タ
ンク1内の負圧値に応じて該エバポチューブ18bとエ
バポ室20bとを連通・遮断する負圧バルブ23を設け
てある。
【0056】特にこの実施形態では、前記大気開放口2
1は、燃料タンク1の上壁を貫通し、一端を大気に開放
したパイプ24と、このパイプ24の燃料タンク1内に
突出した下端と前記制御弁20のコネクタ21aとを接
続したホース25を介して、燃料タンク1の外側に設け
てある。
【0057】26は、前記パージ室Bの上壁に突設され
たコネクタ26aに接続するベント経路で、このベント
経路26は、ベントコネクタ26aに接続したベントチ
ューブ27aと、燃料タンク1の壁部を貫通して、一端
が給油管28の給油口29近傍に連通したベントチュー
ブ27bと、これらベントチューブ27a,27bとの
間に配置したリフューエリングコントロールバルブ30
とを備えている。
【0058】このリフューエリングコントロールバルブ
30は、大気室30aとエバポ室30b,これら大気室
30aとエバポ室30bを隔成するダイヤフラム弁30
cとを備えたコントロールバルブで、このダイヤフラム
弁20cを開弁することによりベントチューブ27aの
開放端を直接開閉するようにしてある。
【0059】また、前記大気室20aは、コネクタ31
とベントチューブ27bとを樹脂製のホース32を介し
て給油管28の給油口29の近傍に連通しており、エバ
ポ室30bはコネクタ33に樹脂製のホース34を介し
て満タン規制用のベントバルブ35を接続して、該ベン
トバルブ35を介して燃料タンク1内に連通している。
【0060】すなわち、このベント経路26は燃料給油
の際、前記ベントバルブ35によって満タン規制される
まで、リフューエリングコントロールバルブ30のダイ
ヤフラム弁30cが開弁し、ベントチューブ27aとエ
バポ室30bとを連通することによって、燃料タンク1
内に発生する蒸発燃料を前記ベントバルブ35からベン
ト室30b,ベントチューブ27aを経由して、キャニ
スタ2のパージ室Bに導き、該パージ室B側の吸着剤3
bに吸着保持させるものであり、いわば、燃料給油中に
おける燃料タンク1の蒸発燃料を該燃料タンク1内にお
いてキャニスタ2により吸着保持するようにしたもので
ある。
【0061】36は給油口キャップ、37は図外の給油
ガンの給油停止用圧力検出パイプである。また、38は
図外の燃料ポンプにより燃料タンク1内の燃料を内燃機
関の燃料供給装置に送るフィードパイプで、該フィード
パイプ38は燃料タンク1の上部に設けた蓋部39で燃
料タンク1に接続されている。40は、蓋部39を装着
する燃料タンク1の開口部をシールするシール部材を示
す。
【0062】なお、図中41,42,43は車体振動
等、揺動吸収用に柔軟な樹脂材で形成した樹脂ホースを
示している。
【0063】以上の実施形態の構造によれば、エバポ室
20bとエバポ通路17は燃料タンク1の内圧の上昇に
伴ってその内圧が大気圧よりも高くなることがあるが、
キャニスタ2と制御弁20とを燃料タンク1内に配置し
てあるため、キャニスタ2と制御弁20とを接続するエ
バポ通路17を燃料タンク1内で完結させることができ
るので、燃料成分が、制御弁20に配管等を接続するホ
ースや継ぎ手部分等から透過したり、万一、制御弁20
のケース体20Aから透過しても、該燃料成分は燃料タ
ンク1内に拡散するにとどまるので、大気中に燃料成分
が拡散するのを抑制することができる。
【0064】しかも、この実施形態によれば、前記制御
弁20は、燃料タンク1の上部空間Sに連通したエバポ
チューブ(第1エバポ通路)18aとキャニスタ2に連
通したエバポチューブ(第2エバポ通路)18bとが連
通したエバポ室20bと、大気開放口21を介して大気
に連通した大気圧室20aと、これらエバポ室20bと
大気圧室20aとを隔成し、かつ、エバポチューブ18
bを直接開閉するダイヤフラム20cとから構成されて
いるため、簡単な構成で制御弁20を形成することがで
き、コスト的に有利に得ることができる。
【0065】また、前記キャニスタ2は、そのケース体
20A内の一側部にドレーン室Aとパージ室Bとを区画
して並設して、蒸発燃料の流通経路がケース体20A内
でU字状となる、Uターンフロー構造に構成してあるた
め、ケース体20A内での流通経路を長くすることがで
き、吸着剤への蒸発燃料の吸着効率を高めることができ
る。
【0066】図2は、本発明の第2実施形態を示すもの
で、この実施形態では、前記第1実施形態における制御
弁20の大気開放口21の大気開放形態の異なる例を示
している。
【0067】すなわち、前記制御弁20の大気開放口2
1は、該制御弁20のコネクタ21aと接続したパイプ
24の一端を、キャニスタ2内、特にこの実施形態では
キャニスタ2のドレーン室A内、に開放するように設け
てある。
【0068】従って、この第2実施形態の構造によれ
ば、前記第1実施形態の効果に加えて、万一、エバポ室
20b側の燃料成分が制御弁20のダイヤフラム20c
を透過して大気開放口21から漏れたとしても、該燃料
成分はキャニスタ2のドレーン室A内に拡散するにとど
まり、該キャニスタ2のドレーン室側に面した吸着剤3
a等によって吸着保持されるので、大気中に蒸発燃料が
拡散するのを抑制することができる。
【0069】しかも、キャニスタ2の大気連通側である
ドレーン室A内の圧力は、吸着剤3層の抵抗による圧力
勾配の影響を受けにくく、キャニスタ3内では最も大気
圧に近いので、制御弁20の制御圧を大気圧に近い値で
得ることができ、該制御弁20の応答性を確保すること
ができる。
【0070】図3は、本発明の第3実施形態を示すもの
で、この実施形態では、前記第1,第2実施形態と、制
御弁20の大気開放口21の大気開放形態の異なる例を
示している。
【0071】すなわち、前記制御弁20の大気開放口2
1は、該制御弁20のコネクタ21aと接続したパイプ
24の一端を、キャニスタ2のドレーン室Aに面した吸
着剤3a層内に開放するように設けてある。
【0072】従って、この第3実施形態の構造によれ
ば、前記第1実施形態の効果に加えて、万一、エバポ室
20b側の燃料成分が制御弁20のダイヤフラム20c
を透過して大気開放口21から漏れたとしても、該燃料
成分はキャニスタ2のドレーン室A側に面した吸着剤3
aが充填された吸着剤収容室Dに拡散するにとどまり、
該吸着剤3aによって確実に吸着保持されるので、大気
中に蒸発燃料が拡散するのを防ぐことができる。
【0073】さらに、キャニスタ2内で最も大気圧に近
いドレーン室Aの近くに開放できるので、燃料成分の吸
着効率を高めつつ、制御弁20の制御圧を大気圧に近い
値で得ることができ、該制御弁20の応答性を確保する
ことができる。
【0074】図4は、本発明の第4実施形態を示すもの
で、この実施形態では、前記第1〜第3実施形態におけ
る制御弁20の大気開放口21の大気開放形態の異なる
例を示している。
【0075】すなわち、前記制御弁20の大気開放口2
1は、該制御弁20のコネクタ21aと接続したパイプ
24の一端を、キャニスタ2のパージ室B内に開放する
ように設けてある。
【0076】従って、この第4実施形態の構造によれ
ば、前記第1実施形態の効果に加えて、万一、エバポ室
20b側の燃料成分が制御弁20のダイヤフラム20c
を透過して大気開放口21から漏れたとしても、該燃料
成分はキャニスタ2のパージ室B内に拡散するにとどま
り、該キャニスタ2に収容される吸着剤3によって吸着
保持されるので、大気中に蒸発燃料が拡散するのを抑制
することができる。
【0077】しかも、パージ室Bに開放したことによ
り、キャニスタ2の大気連通側であるドレーン室Aまで
の吸着流通経路を最も長く設定することができるので、
高い吸着効果を得ることができる。
【0078】図5は、本発明の第5実施形態を示すもの
で、この実施形態では、前記第1〜第4実施形態と、制
御弁20の大気開放口21の大気開放形態の異なる例を
示している。
【0079】すなわち、前記制御弁20の大気開放口2
1は、該制御弁20のコネクタ21aと接続したパイプ
24の一端を、キャニスタ2のパージ室Bに面した吸着
剤3b層内に開放するように設けてある。
【0080】従って、この第5実施形態の構造によれ
ば、前記第1実施形態の効果に加えて、万一、エバポ室
20b側の燃料成分が制御弁20のダイヤフラム20c
を透過して大気開放口21から漏れたとしても、該燃料
成分はキャニスタ2のパージ室Bに面した吸着剤3b層
内に拡散するだけで、該キャニスタ2に充填された吸着
剤3によって確実に吸着保持されるので、大気中に蒸発
燃料が拡散するのを防ぐことができる。
【0081】さらに、パージ室Bの近くに開放できるの
で、キャニスタ2の大気連通側であるドレーン室Aまで
の吸着流通経路を長く設定することができ、高い吸着効
果を得ることができる。
【0082】しかも、前記第4実施形態よりもドレーン
室Aの近くに開放できるので、制御弁20の制御圧を大
気圧に少しでも近い値にすることができ、前記第4実施
形態よりも該制御弁20の応答性を向上することができ
る。
【0083】図6は、本発明の第6実施形態を示すもの
で、この実施形態では、前記第1〜第5実施形態と、制
御弁20の大気開放口21の大気開放形態の異なる例を
示している。
【0084】すなわち、前記制御弁20の大気開放口2
1は、該制御弁20のコネクタ21aと接続したパイプ
24の一端を、キャニスタ2の連通室C内に開放するよ
うに設けてある。
【0085】従って、この第6実施形態の構造によれ
ば、前記第1実施形態の効果に加えて、万一、燃料成分
が制御弁20のダイヤフラム20cを透過して大気開放
口21から漏れたとしても、該燃料成分はキャニスタ2
の連通室Cに拡散するにとどまり、該キャニスタ2に充
填された吸着剤3によって吸着保持されるので、大気中
に蒸発燃料が拡散するのを防ぐことができる。
【0086】しかも、連通室Cに開放したことにより、
キャニスタ2の大気連通側であるドレーン室Aまでの流
通経路を所定長確保して、所要の吸着効率を確保すると
共に、吸着剤3層の抵抗による圧力勾配の影響を抑え、
制御弁20の制御圧を大気圧に近い値で得て、該制御弁
20の応答性を確保することができる。
【0087】なお、前記第1〜第6実施形態では、Uタ
ーンフロー構造のキャニスタ2を燃料タンク1内に縦置
きに配設した例を示したが、キャニスタ2は横置きに設
けても良いことはもちろんである。
【0088】また、前記第1〜第5実施形態に用いられ
るキャニスタは、前述のようなUターン構造のキャニス
タに限られるものではなく、一般的なストレートフロー
タイプのものを用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における蒸発燃料処理装置
の構成図。
【図2】本発明の第2実施形態における蒸発燃料処理装
置の構成図。
【図3】本発明の第3実施形態における蒸発燃料処理装
置の構成図。
【図4】本発明の第4実施形態における蒸発燃料処理装
置の構成図。
【図5】本発明の第5実施形態における蒸発燃料処理装
置の構成図。
【図6】本発明の第6実施形態における蒸発燃料処理装
置の構成図。
【図7】従来の蒸発燃料処理装置の構成図。
【図8】制御弁の説明図。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 キャニスタ 3,3a,3b 吸着剤 18a エバポチューブ(第1エバポ通路) 18b エバポチューブ(第2エバポ通路) 20 制御弁 20a 大気圧室 20b エバポ室 20c ダイヤフラム 21 大気開放口 A ドレーン室 B パージ室 C 連通室

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃料タンク内で発生した蒸発
    燃料を一時的に蓄えるための吸着剤を収容したキャニス
    タと、 前記燃料タンク内が所定圧以上になると、蒸発燃料を前
    記キャニスタに供給するように制御する制御弁とを備え
    た構造であって、 前記キャニスタ及び制御弁を燃料タンク内に配置したこ
    とを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御弁は、燃料タンクに連通した第
    1エバポ通路とキャニスタに連通した第2エバポ通路と
    が連通したエバポ室と、大気開放口を介して大気に連通
    した大気圧室と、これらエバポ室と大気圧室とを隔成
    し、かつ、第2エバポ通路を直接開閉するダイヤフラム
    とから成ること特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御弁の大気開放口をキャニスタ内
    に開放したことを特徴とする請求項2に記載の蒸発燃料
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記キャニスタは、そのケース体内の一
    側部にドレーン室とパージ室とを区画して並設して、蒸
    発燃料の流通経路がケース体内でU字状となる、Uター
    ンフロー構造に構成したことを特徴とする請求項2また
    は請求項3に記載の蒸発燃料処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御弁の大気開放口をキャニスタの
    ドレーン室に開放したことを特徴とする請求項4に記載
    の蒸発燃料処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御弁の大気開放口をキャニスタの
    ドレーン室に面した吸着剤層内に開放したことを特徴と
    する請求項4に記載の蒸発燃料処理装置。
  7. 【請求項7】 前記制御弁の大気開放口をキャニスタの
    パージ室に開放したことを特徴とする請求項4に記載の
    蒸発燃料処理装置。
  8. 【請求項8】 前記制御弁の大気開放口をキャニスタの
    パージ室に面した吸着剤層内に開放したことを特徴とす
    る請求項4に記載の蒸発燃料処理装置。
  9. 【請求項9】 前記キャニスタは、そのケース体内の他
    側部にパージ室とドレーン室とを連通する連通室を備え
    ていると共に、該連通室に前記制御弁の大気開放口を開
    放したことを特徴とする請求項4に記載の蒸発燃料処理
    装置。
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