JP2009024561A - 燃料蒸発ガス排出抑止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャニスタ内に残留する燃料蒸発ガスの大気への微小リークを未然に防止し、環境保全をより促進する。
【解決手段】キャニスタ3に、キャニスタ3内に大気を導入或いはキャニスタ3から空気を排出する大気通路8と、ブリーザ通路4の正圧バルブ5と燃料タンク1との間に接続されるリターン通路9とを接続し、リターン通路9に、負圧バルブ10を介装する。そして、燃料タンク1の内圧が規定以上の負圧になったとき、リターン通路9の負圧バルブ10が開弁し、大気ポート38付近に燃料蒸発ガスが拡散した場合でも、燃料タンク1の負圧によってリターンポート39から燃料蒸発ガスを吸入し、燃料タンク1内に回収することで、キャニスタ内に残留する燃料蒸発ガスの大気への微小リークを防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの燃料タンクや燃料配管系から発生する燃料蒸発ガスの大気中への排出を抑制する燃料蒸発ガス排出抑止装置に関する。
一般に、自動車等の車両においては、燃料タンクや燃料配管系で発生する燃料の蒸発ガスを一旦キャニスタ内の活性炭等に吸着させて貯溜し、このキャニスタ内の燃料蒸発ガスを所定の運転条件下でエンジンの吸気通路へ吸入させて混合気と共に燃焼させることで、大気中への排出を抑止する燃料蒸発ガス抑止装置が備えられている。
例えば、特許文献1には、燃料蒸発ガスを燃料タンクからキャニスタに導入させるエアブリーザ通路に正圧バルブ及び負圧バルブを内蔵するツーウェイバルブを設けた燃料蒸発ガス抑止装置が開示されており、この技術では、ツーウェイバルブの正圧バルブに流体圧を作用させるポートを備え、このポートを、キャニスタに貯えられた燃料蒸発ガスをパージするパージ通路に連通させることで、車両の使用時におけるツーウェイバルブのバルブ鳴きを抑制し、且つ大気側のポートの目詰まりを防止するようにしている。
また、特許文献2には、燃料タンクとキャニスタとを連通するエバポ管路の中間部に、大気開口部から導入される大気圧との相対圧によってエバポ管路を開閉する負圧バルブとダイヤフラムからなる正圧バルブとで構成された相対圧式2ウェイバルブを介設すると共に、この相対圧式2ウェイバルブの大気開口部とキャニスタとを連通する通気管路を設け、前記相対圧式2ウェイバルブ内のダイヤフラムを透過した燃料蒸発ガスを通気管路によってキャニスタ内に導入することで、相対圧式2ウェイバルブの大気開口部から透過されるバルブ作動音の低減化を図る技術が開示されている。
特開2002−227728号公報 特開2003−239813号公報
ところで、キャニスタに貯えられた燃料蒸発ガスは、パージによって完全に掃気されるものではなく、時間経過と共にキャニスタ内に残留する燃料蒸発ガスが増加する。このため、燃料蒸発ガスがキャニスタ内の活性炭間で均一化して大気ポート付近まで拡散し、燃料タンクからの燃料蒸発ガス発生により押出され、大気への微小リークにつながる虞がある。
従来、この大気ポートからの燃料蒸発ガスの微小リークを抑制するためには、特許文献1や特許文献2等に開示されているように、蒸発燃料を吸着する活性炭とは別に、大気ポート側に活性炭層等を有するフィルタを用いる必要があり、コスト上昇の要因となるばかりでなく、環境保全の更なる向上を目指す上で必ずしも十分とは言えない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、キャニスタ内に残留する燃料蒸発ガスの大気への微小リークを未然に防止し、環境保全をより促進することのできる燃料蒸発ガス排出抑止装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明による燃料蒸発ガス排出抑止装置は、燃料を貯留する燃料タンクと燃料蒸発ガスを吸着する吸着材を内蔵したキャニスタとを連通するブリーザ通路と、上記ブリーザ通路に介装され、上記燃料タンク内の正圧によって開弁する第1のバルブと、上記キャニスタとエンジンの吸気通路とを連通するパージ通路と、上記パージ通路に介装され、上記キャニスタに貯えられた燃料蒸発ガスを上記吸気通路にパージするためのパージコントロールバルブと、上記キャニスタを大気に連通する大気通路とを備えた燃料蒸発ガス排出抑止装置において、一方が上記ブリーザ通路に対して上記吸着材を挟んで上記大気通路と同じ側で上記キャニスタに連通し、他方が上記燃料タンクに連通するリターン通路と、上記リターン通路に介装され、上記燃料タンク内の負圧によって開弁する第2のバルブとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、キャニスタ内に残留する燃料蒸発ガスの大気への微小リークを未然に防止することができ、環境保全をより促進することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の実施の一形態に係り、図1は燃料蒸発ガス排出抑止装置の全体構成図、図2はキャニスタの断面図である。
図1において、符号1は燃料タンクであり、リリーフバルブ付きキャップを備えたフィラーネック2を介して補給される燃料を貯留し、貯留された燃料が図示しない燃料ポンプによってエンジン50に供給される。また、燃料タンク1は、燃料タンク1内で発生する燃料蒸発ガスを貯留するキャニスタ3に、ブリーザ通路4を介して接続されている。
ブリーザ通路4には、第1のバルブとしての正圧バルブ5が介装されている。正圧バルブ5は、燃料タンク1の内圧が所定の正圧以上になると開弁して燃料タンク1からキャニスタ3への流れを許容するチェックバルブであり、この正圧バルブ5の開弁により燃料タンク1とキャニスタ3とが連通し、燃料タンク1内や燃料配管系で発生した燃料蒸発ガスがブリーザ通路4を通してキャニスタ3内に導かれる。
尚、正圧バルブ5は、既存の燃料蒸発ガスパージ系におけるブリーザ通路に介装される2ウェイバルブ、すなわち負圧バルブと正圧バルブとを一体化したバルブを用いることも可能である。
キャニスタ3は、パージ通路6を介してエンジン50の吸気通路に接続されており、パージ通路6に介装されたパージコントロールバルブ7を介して燃料蒸発ガスがエンジン50の吸気通路にパージされる。図1においては、キャニスタ3から延出されるパージ通路6は、エンジン50の吸気マニホルド51の集合部に取り付けられたスロットルボディ52に介装されるスロットルバルブ53の下流側に開口されている。
パージコントロールバルブ7は、エンジン制御装置(ECU)100によりバルブ開度が制御され、このパージコントロールバルブ7の開弁によりキャニスタ3とエンジン50の吸気通路とが連通し、燃料蒸発ガスがスロットルバルブ53からの混合気と共にエンジン50の燃焼室に吸入されて燃焼される。
また、キャニスタ3には、キャニスタ3内に大気を導入或いはキャニスタ3から空気を排出する大気通路8と、正圧バルブ5と燃料タンク1との間のブリーザ通路4に接続されて燃料タンク1に連通されるリターン通路9とが接続されている。リターン通路9は、キャニスタ3内で拡散した燃料蒸発ガスが大気通路8から大気に微小リークすることを防止するための通路であり、第2のバルブとしての負圧バルブ10が介装されている。
負圧バルブ10は、燃料タンク1の内圧が所定の負圧以下になると開弁し、キャニスタ3から燃料タンク1への一方の流れを許容するチェックバルブである。この負圧バルブ10の開弁により、キャニスタ3内で大気側に拡散する微小の燃料蒸発ガスがリターン通路9からブリーザ通路4を通って燃料タンク1内にリターンされる。
尚、リターン通路9は、ブリーザ通路4を経由することなく、直接、キャニスタ3と燃料タンク1とを連通する経路として設けても良い。また、本形態においては、正圧バルブ5と負圧バルブ10とを別体のチェックバルブとして構成した例を示しているが、正圧バルブ5と負圧バルブ10とを一体化し、3ポートのバルブとして構成しても良い。
ここで、キャニスタ3の構成について説明する。図2に示すように、キャニスタ3は、筐体30内に燃料蒸発ガスを吸着する吸着材としての活性炭31を内蔵しており、本形態においては、活性炭31は、プレート状のフィルタ32とホルダー33とで挟持されている。キャニスタ3内の一方のフィルタ32側には、ブリーザ通路4の開口端となるブリーザポート34と、パージ通路6の開口端となるパージポート35とが設けられている。
また、キャニスタ3内の他方のホルダー33側には、活性炭31を押圧固定するスプリング36を収容する空間部が設けられ、この空間部に、ブリーザポート34及びパージポート35に対して活性炭31を挟んで同じ側となるように、フィルタ37を介して大気通路8の開口端となる大気ポート38と、リターン通路9の開口端となるリターンポート39とが設けられている。
ホルダー33は、従来のキャニスタでは大気への燃料蒸発ガスの微小リークを防止すると共に、大気側からの塵芥の侵入を防止するための活性炭層等を有するフィルタとして構成されるものであるが、本形態のキャニスタ3においては、ホルダー33は単なる保持枠でフィルタ機能は必要なく、コスト低減を図ることができる。また、大気ポート38側に設けられるフィルタ37は、大気側からキャニスタ3内に導入される空気を濾過するフィルタである。
尚、リターンポート39は、リターン通路9をキャニスタ3外部で大気通路8から分岐させて形成することにより、大気ポート38と兼用させることも可能である。
次に、以上の燃料蒸発ガス抑止装置による燃料蒸発ガスの抑止に係る作用について説明する。
燃料タンク1内で燃料蒸発ガスが発生すると、この燃料蒸発ガスの発生によりタンク内圧が上昇し、正の設定圧に達するとブリーザ通路4の正圧バルブ5が開弁する。この正圧バルブ5の開弁により、燃料タンク1内の燃料蒸発ガスがブリーザ通路4を通ってキャニスタ3に流入し、キャニスタ3内の活性炭31に吸着される。
キャニスタ3の活性炭31に吸着された燃料蒸発ガスは、ECU100により開閉制御されるパージコントロールバルブ7を介してパージ通路6からエンジン50の負圧によりスロットルバルブ53下流側にパージされる。例えば、ECU100は、パージコントロールバルブ7のバルブ開度をデューティ制御し、運転状態に応じた最適なパージ量に制御する。
ここで、燃料蒸発ガスのパージは、キャニスタ3内の活性炭31に吸着させた蒸発ガス中のHC等の粒子を、大気通路8から導入された大気によって脱離し、エンジンで燃焼させるものであるが、活性炭31に吸着された粒子を全て脱離してパージできるわけではなく、活性炭31には吸着した粒子が残留してしまう。このため、エンジン停止後、時間が経過すると、燃料蒸発ガスが活性炭31内部で均一化し、大気ポート38付近まで拡散する虞がある。
一方、燃料タンク1内の燃料温度は、エンジン停止から時間経過と共に低下し、燃料タンク1内の燃料蒸発ガスの液化や燃料体積の収縮が発生し、燃料タンク1内は正圧から負圧に変化し始める。そして、燃料タンク1の内圧が規定以上の負圧となると、リターン通路9の負圧バルブ10が開弁し、大気ポート38付近に燃料蒸発ガスが拡散した場合でも、燃料タンク1の負圧によってリターンポート39から燃料蒸発ガスを吸入し、燃料タンク1内に回収する。
これにより、燃料系から大気に排出される燃料蒸発ガスを、キャニスタに貯留してエンジンの吸気通路へパージして抑止することができるばかりでなく、キャニスタ内に残留して大気ポート付近に拡散する燃料蒸発ガスの大気への微小リークをも未然に防止することができ、環境保全をより一層促進することができる。
尚、本実施の形態においては、ブリーザ通路及びパージ通路と大気通路とがキャニスタに対してそれぞれ反対側に配置される形式のキャニスタを例に取って説明したが、本発明は、パージ通路やブリーザ通路と大気通路とがキャニスタに対して同じ側に配置される形式のキャニスタにも適用可能である。要は、本発明のリターン通路は、パージ通路やブリーザ通路に対して吸着材を挟んで大気通路と同じ側に配置されていれば良い。
燃料蒸発ガス排出抑止装置の全体構成図 キャニスタの断面図
符号の説明
1 燃料タンク
3 キャニスタ
4 ブリーザ通路
5 正圧バルブ
6 パージ通路
7 パージコントロールバルブ
8 大気通路
9 リターン通路
10 負圧バルブ
31 活性炭
50 エンジン
100 エンジン制御装置

Claims (1)

  1. 燃料を貯留する燃料タンクと燃料蒸発ガスを吸着する吸着材を内蔵したキャニスタとを連通するブリーザ通路と、
    上記ブリーザ通路に介装され、上記燃料タンク内の正圧によって開弁する第1のバルブと、
    上記キャニスタとエンジンの吸気通路とを連通するパージ通路と、
    上記パージ通路に介装され、上記キャニスタに貯えられた燃料蒸発ガスを上記吸気通路にパージするためのパージコントロールバルブと、
    上記キャニスタを大気に連通する大気通路と
    を備えた燃料蒸発ガス排出抑止装置において、
    一方が上記ブリーザ通路に対して上記吸着材を挟んで上記大気通路と同じ側で上記キャニスタに連通し、他方が上記燃料タンクに連通するリターン通路と、
    上記リターン通路に介装され、上記燃料タンク内の負圧によって開弁する第2のバルブと
    を備えたことを特徴とする燃料蒸発ガス排出抑止装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11524573B2 (en) 2020-05-14 2022-12-13 Subaru Corporation Fuel storage device

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