JP3705398B2 - 内燃機関の蒸発燃料制御装置 - Google Patents

内燃機関の蒸発燃料制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3705398B2
JP3705398B2 JP36767997A JP36767997A JP3705398B2 JP 3705398 B2 JP3705398 B2 JP 3705398B2 JP 36767997 A JP36767997 A JP 36767997A JP 36767997 A JP36767997 A JP 36767997A JP 3705398 B2 JP3705398 B2 JP 3705398B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
passage
valve
tank
canister
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP36767997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11193755A (ja
Inventor
武 向井
剛行 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP36767997A priority Critical patent/JP3705398B2/ja
Publication of JPH11193755A publication Critical patent/JPH11193755A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3705398B2 publication Critical patent/JP3705398B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内燃機関の蒸発燃料制御装置に係り、特に燃料タンク内で発生した蒸発燃料(ガス)を吸気系に供給する内燃機関の蒸発燃料制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両において、燃料タンク等から大気中に漏洩する蒸発燃料(ガス)は、炭化水素(HC)を多量に含み大気汚染の原因の一つとなっており、また、燃料の損失にも連がることから、これを防止するための各種の技術が知られている。その代表的なものとして、活性炭などの吸着剤を収容したキャニスタに燃料タンクの蒸発燃料を内燃機関の運転時に離脱(パージ)させて内燃機関に供給する蒸発燃料制御装置(エバポシステム)がある。
【0003】
この蒸発燃料制御装置にあっては、燃料タンク内に連通したエバポ通路と内燃機関の吸気系に連通したパージ通路との間にキャニスタを設け、パージ通路途中には内燃機関の運転状態に応じて吸気系への蒸発燃料量を制御するパージバルブを設け、また、エバポ通路には燃料タンク内のタンク内圧で開動作するリフューエル(給油)ベーパコントロールバルブを設けているものがある。
【0004】
また、このような蒸発燃料制御装置としては、例えば、特開平9−112373号公報、特開平9−209849号公報、特開平7−279788号公報、特開平7−151018号公報、特開平7−224728号公報、特開平9−32671号公報に開示されている。特開平9−112373号公報に記載のものは、
給油時に燃料タンク内の蒸発燃料をキャニスタに導く第1蒸発燃料導管と、第1蒸発燃料導管の中間部に介装されて給油時に開弁する開閉弁と、燃料タンクの液面上昇により閉弁して第1蒸発燃料導管と燃料タンクとの連通を遮断するフロート弁と、非給油時に燃料タンクとキャニスタとを連通させる第2蒸発燃料導管とを備えた蒸発燃料処理装置において、開閉弁及びフロート弁間の第1蒸発燃料導管を連通路を介して第2蒸発燃料導管に連通させたことにより、燃料タンクの液面上昇により閉弁して蒸発燃料導管と燃料タンクとの連通を遮断するフロート弁の貼り付きを防止するものである。特開平9−209849号公報に記載のものは、給油時以外のエンジン停止時で、燃料タンクの燃料蒸気圧が大きくなると、蒸気はベーパ通路からメインキャニスタの吸着剤に入り吸着され、多くの蒸気は、絞りで絞られてサブキャニスタの吸着剤で吸着され、吹き抜けが防止され、また、給油時は開閉弁と一方向弁が開き、蒸気はメインキャニスタの吸着剤層を通過する間に吸着補集され、このとき、通気抵抗を小さくし、給油不能になるのを防止するものである。特開平7−279788号公報に記載のものは、燃料タンクとキャニスタとを連通するベントチューブを設け、このベントチューブ内の過給油防止バルブとベントカットバルブの間の空間と、フィラーチューブ内の上部空間とを連通するオリフィスを設けることにより、過給油防止バルブの大型・重量化を招くことなく、同バルブのストィックを防止し、また、タンク本体内の温度が上昇した場合のフィラーチューブ内の液面上昇を防止するものである。特開平7−151018号公報に記載のものは、燃料タンクと蒸発燃料吸着手段とを連通するベーパ通路に、これを開閉するベーパ通路弁を設け、このベーパ通路弁をエンジンの運転により発生する負圧により閉弁し、給油の操作に関連して開口する大気導入弁から大気を導入することにより開弁することにより、ベーパ通路弁をエンジンの運転による負圧を利用して閉弁作動させ、通路面積の大きいベーパ通路を小型のベーパ通路弁で確実に閉塞し、装置のコンパクト化を図り得り、また、給油時にはベーパ通路弁をすみやかに開作動し、燃料タンク内の昇圧を防ぎ、給油の迅速化及び給油パイプから大気への蒸発燃料排出量を抑制するものである。特開平7−224728号公報に記載のものは、燃料タンクとキャニスタを接続する燃料ガス導入通路の途中に、負圧により作動してその経路を連通させる第1の負圧作動弁を設け、この第1の負圧作動弁によりエンジンの起動中は燃料タンク内の燃料ガスをキャニスタ14に供給し、エンジンの停止中は第1の負圧作動弁を閉止してキャニスタへの燃料ガスの供給を停止し、また、燃料の給油中は大気導入手段から第1の負圧作動弁に大気を供給し、この大気により負圧を中和して第1の負圧作動弁を閉止し、これにより、燃料タンクとキャニスタ間の燃料がす導入通路を遮断して、燃料タンクへの燃料の満タン制御を可能とするものである。特開平9−32671号公報に記載のものは、タンク内の制御ユニットに燃料レベルの変化によって駆動される弁組立体を設け、タンクからの気化燃料を活性炭を備えた期待収容容器へと流し、自動シャッタを有する供給ノズルを使用してタンクへの燃料供給中、タンク内の燃料レベルが第1レベル以下の場合は、弁が完全に開放されて、気化燃料を該容器へ自由に流し、より高い第2レベルでは弁がその流れを制限し、燃料供給管内の燃料レベルを上げて自動シャッタを駆動させ、さらに、より高い第3レベルにおいては弁は完全に閉鎖され、気化燃料や液体燃料を一切容器に送らないようにし、また、バッフルが液体燃料を容器へ流れる気化燃料から分離し、また、制御ユニットは圧力逃し弁を設けることにより、燃料タンクに揮発性の燃料を供給する間および車両エンジンの動作中のいずれにおいても、燃料タンクからの気化燃料を回収するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来、蒸発燃料制御装置にあっては、燃料タンクへの給油後、フィラーパイプにフューエルキャップを締め付けていない場合で、夏場のように、燃料の温度上昇が早い条件の下では、燃料の温度上昇に伴って燃料タンクの内に蒸発燃料が発生して燃料タンクのタンク内圧が高くなるので、フィラーパイプ内の液面が上昇し、フューエルキャップを早く締め付けないと、燃料タンク内の液状の燃料が上昇して給油口から外部に流出してしまう不都合があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述の不都合を除去するために、燃料タンク内に連通したエバポ通路と内燃機関の吸気系に連通したパージ通路との間にキャニスタを設け、前記パージ通路途中には前記内燃機関の運転状態に応じて前記吸気系への蒸発燃料量を制御するパージバルブを設けた内燃機関の蒸発燃料制御装置において、前記燃料タンクと前記キャニスタとを連絡する第1エバポ通路を設け、この第1エバポ通路には前記燃料タンクへの給油中に前記燃料タンク内のタンク内圧によって開動作するリフューエルベーパコントロールバルブを設け、このリフューエルベーパコントロールバルブとフィラーパイプで形成されたフィラー通路とを連絡するタンク側連絡通路を設け、このタンク側連絡通路と前記キャニスタとを連絡するキャニスタ側連絡通路を設け、このキャニスタ側連絡通路には連絡通路用開閉バルブを設け、前記燃料タンクと前記キャニスタとを連絡する第2エバポ通路を設け、この第2エバポ通路には前記内燃機関の運転状態によって該第2エバポ通路を開閉する2ウェイソレノイドバルブを設け、この2ウェイソレノイドバルブを迂回するエバポバイパス通路を前記第2エバポ通路に設け、このエバポバイパス通路にはオリフィス付1ウェイチェックバルブを設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明は、特に、夏場において、燃料タンクへの給油後に、燃料タンクの燃料の温度上昇に伴い、燃料タンク内に蒸発燃料が発生してタンク内圧が上昇しても、このタンク内圧の上昇は、蒸発燃料がオリフィスから流れることによって低減されるので、フィラーパイプの液面が短時間で上昇するのを回避させ、液状の燃料が給油口から外部に流出するのを防止することができる。
【0008】
【実施例】
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。図1〜4は、この発明の第1実施例を示すものである。図1において、2は車両(図示せず)に搭載される内燃機関、4は吸気マニホルド、6は吸気通路、8はサージタンク、10は吸気管、12はエアクリーナ、14は排気マニホルド、16は燃料タンクである。
【0009】
燃料タンク16には、燃料を注入させるフィラー通路18を形成するフィラーパイプ20が設けられている。
【0010】
このフイラーパイプ20は、一端側が燃料タンク16のリキッドチャンバ体22内の燃料に浸された、いわゆるリキッドシール方式である。つまり、燃料タンク16への給油時に、蒸発燃料(ガス)がフイラーパイプ20の他端側の給油口24から洩れないように、フィラーパイプ20の一端側を燃料に浸している。このフィラーパイプ20の給油口24には、フューエルキャップ26が設けられている。
【0011】
また、燃料タンク16内には、燃料のレベルゲージ28が設けられている。
【0012】
燃料タンク16には、リフューエルベーパコントロールバルブ30が設けられている。このベーパコントロールバルブ30は、燃料タンク16内の燃料量によって上下動する第1フロートバルブ32と、この第1フロートバルブ32が接離する第1フロート座部34と、第1ハウジング36内でダイヤフラム38によって区画形成された圧力作用室40及び通路連絡室42と、圧力作用室40内でダイヤフラム38を通路連絡室42側に押圧するスプリング44とを有している。
【0013】
また、燃料タンク16には、フューエルカットバルブ46が設けられている。このフューエルカットバルブ46は、燃料量によって上下動する第2フロートバルブ48と、この第2フロートバルブ48が接離する第2フロート座部50と、第2ハウジング52とを有している。
【0014】
リフューエルベーパコントロールバルブ30には、第1エバポ通路54の一端側が連絡している。このエバポ通路54の一端側は、ダイヤフラム38の動作によって開閉される。
【0015】
第1エバポ通路54の他端側には、キャニスタ56が設けられている。このキャニスタ56には、蒸発燃料を吸着保持させる活性炭等の吸着剤が収容されている。
【0016】
また、このキャニスタ56には、パージ通路58の一端側が連絡している。このパージ通路58の他端側は、吸気系のサージタンク8に連絡している。このパージ通路58には、内燃機関2の運転状態によってキャニスタ56からサージタンク8へのパージ量(蒸発燃料量)を制御するパージバルブ60が設けられている。
【0017】
フィラー通路18には、給油口24側から、リストリクタ62と、逆止弁64とが設けられている。リストリクタ62は、給油時に後述する給油ガン104の挿入によって開動作するものである。逆止弁64は、燃料タンク16への給油直後に、フィラー通路18を閉成するものである。
【0018】
リフューエルベーパコントロールバルブ30の圧力作用室40とリストリクタ62の上流側のフイラー通路18とは、タンク側連絡通路66によって連通されている。
【0019】
フューエルカットバルブ46には、第2エバポ通路68の一端側が連絡している。この第2エバポ通路68の他端側は、キャニスタ56に連絡している。この第2エバポ通路68には、内燃機関2の運転状態によって開閉動作される2ウェィソレノイドバルブ70とセパレータ72とが設けられている。
【0020】
また、第2エバポ通路68には、2ウェイソレノイドバルブ70を迂回するように、エバポバイパス通路74が連通されている。つまり、エバポ通路74は、一端側がフューエルカットバルブ46と2ウェイソレノイドバルブ70間の第2エバポ通路68に連通しているとともに、他端側が2ウェイソレノイドバルブ70とセパレータ72間の第2エバポ通路68に連通している。エバポバイパス通路74には、オリフィス付1ウェイバルブ76が設けられている。
【0021】
このオリフィス付1ウェイバルブ76は、オリフィス76aとワンウェイバルブ体76bとを有し、オリフィス76aの両側の圧力差が通常の微小な時に蒸発燃料を容易に往来させることができ、よって、オリフィス76aの両側に少々の圧力差が生じても、オリフィス76aから蒸発燃料が少しずつ洩れるので、圧力差がなかなか生じさせないが、急峻な勾配等でオリフィス76aからの蒸発燃料の洩れが吸収できない程圧力が上昇すると、ワンウェイバルブ体76bのばねの設定値を越えた圧力の間は、オリフィス76aとワンウェイバルブ体76bの通路との双方で、圧力差がなくなるように、比較的大流量の蒸発燃料を通過させるものである。
【0022】
タンク側連絡通路66には、キャニスタ側連絡通路78の一端側が連通している。このキャニスタ側連絡通路78の他端側は、キャニスタ56に連絡するように、2ウェイソレノイドバルブ70とセパレータ72間の第2エバポ通路68に連通している。
【0023】
このキャニスタ側連絡通路78には、連絡通路用開閉バルブ80が設けられている。
【0024】
この連絡通路用開閉弁80は、この第1実施例においては、2ウェイチェックバルブ82からなり、第1ワンウェイバルブ体82aと第2ワンウェイバルブ体82bとを有し、第1、第2ワンウェイバルブ体82a、82bの両側に少々の圧力差があっても、各バルブ体が閉状態なので、蒸発燃料の流動が行なわれず、各バルブ体が開動作した後も、比較的少量の蒸発燃料を通過させるものであり、また、内燃機関2の運転中には、フイラーパイプ20の一端側が燃料タンク16の燃料中に浸されていることから、タンク内圧P2 と大気圧P1 との関係を、P2 ≒P1 となるようにるすものである。
【0025】
また、キャニスタ56には、大気側通路84を形成した大気側チューブ86の一端側が接続されている。この大気側チューブ86の他端側は、車体88側の車体フレームであるクロスメンバ90内にチューブガイド92を介して開口している。このクロスメンバ90には、大気導入口94が形成されている。大気側通路84には、エアカットバルブ96が設けられているとともに、このエアカットバルブ96よりも空気の上流側に空気の塵埃を除去するエアフィルタ98が設けられる。
【0026】
レベルゲージ28とパージバルブ60と2ウェイソレノイドバルブ70とエアカットバルブ96とは、制御手段100に連絡している。また、この制御手段100には、燃料タンク16内のタンク内圧を検出するように燃料タンク16に設けられた圧力センサ102が連絡している。
【0027】
なお、図2において、符号104は給油ガンである。
【0028】
次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0029】
図3に示す如く、夏場で、燃料の温度上昇が早い条件の下で、燃料タンク16への給油を行った時に、蒸発燃料が発生して燃料タンク16のタンク内圧P2 が大気圧P1 よりも大きくなり始めると、従来、P2 >P1 の状態がそのまま継続し、給油口24から燃料が流出する場合があったが、この第1実施例においては、タンク内圧P2 が大気圧P1 よりも大きくなり始めると、蒸発燃料がオリフィス76aから洩れ(リーク)るので、図4に示す如く、給油後一定時間経過すると、タンク内圧P2 が大気圧P1 と略同一、つまり、P2 ≒P1 となり、これにより、フューエルキャップ24を締め付けていなくても、燃料が給油口24から外部に流出するのを防止することができる。つまり、給油後に、タンク内圧P2 の上昇によって、フィラー通路18の液面が比較的短時間で上昇して燃料が外部に流出するおそれをなくすることができる。
【0030】
図5は、この発明の第2実施例を示すものである。
【0031】
この第2実施例の特徴とするところは、連絡通路用開閉バルブ80を、オリフィス202aとワンウェイバルブ体202bとからなるオリフィス付1ウェイチェックバルブ202で構成したことにある。このオリフィス付1ウェイチェックバルブ202は、燃料タンク16への給油後に、フューエルキャップ26をフィラーパイプ20に装着した状態での燃料タンク16のタンク内圧とフィラー通路18の圧力のバランスをとるものである。
【0032】
この第2実施例の構成によれば、上述の第1実施例と同じ効果を有するとともに、連絡通路用開閉バルブ80を、オリフィス付1ウェイバルブ76と同じオリフィス付1ウェイチェックバルブ202で構成するので、部品の共通化を図り、部品の種類を少なくすることができる。
【0033】
図6、7は、この発明の第3実施例を示すものである。
【0034】
この第3実施例の特徴とするところは、フィラーパイプ20の一端側の燃料タンク16内への突入寸法Lを短くした構造においては、連絡通路用開閉バルブ80を省略することが可能である。
【0035】
この第3実施例の構成によれば、図7に示す如く、フィラーパイプ20の一端側が燃料タンク16内の上部に開口しているので、燃料タンク16とフィラー通路18とが連通し、P2 ≒P1 となり、よって、連絡通路用開閉バルブ80を省略することができる。
【0036】
これにより、フイラーパイプ20の一端側を燃料タンク16内の上部に位置させた場合に、上述の第1実施例と同じ効果を得るとともに、部品点数の低減を図ることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれば、燃料タンクとキャニスタとを連絡する第1エバポ通路を設け、第1エバポ通路には燃料タンクへの給油中に燃料タンク内のタンク内圧によって開動作するリフューエルベーパコントロールバルブを設け、リフューエルベーパコントロールバルブとフィラーパイプで形成されたフィラー通路とを連絡するタンク側連絡通路を設け、タンク側連絡通路とキャニスタとを連絡するキャニスタ側連絡通路を設け、キャニスタ側連絡通路には連絡通路用開閉バルブを設け、燃料タンクとキャニスタとを連絡する第2エバポ通路を設け、第2エバポ通路には内燃機関の運転状態によって該第2エバポ通路を開閉する2ウェイソレノイドバルブを設け、2ウェイソレノイドバルブを迂回するエバポバイパス通路を第2エバポ通路に設け、エバポバイパス通路にはオリフィス付1ウェイチェックバルブを設けたことにより、特に、夏場において、燃料タンクへの給油後に、燃料タンクの燃料の温度上昇に伴い、燃料タンク内に蒸発燃料が発生してタンク内圧が上昇しても、このタンク内圧の上昇は、蒸発燃料がオリフィスから流れることによって低減されるので、フィラーパイプの液面が短時間で上昇するのを回避させ、液状の燃料が給油口から外部に流出するのを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における蒸発燃料制御装置のシステム構成図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】給油直後の圧力状態を示す図である。
【図4】給油後一定時間経過後の圧力状態を示す図である。
【図5】第2実施例における蒸発燃料制御装置のシステム構成図である。
【図6】第3実施例における蒸発燃料制御装置のシステム構成図である。
【図7】第3実施例における圧力状態を示す図である。
【符号の説明】
2 内燃機関
18 フィラー通路
20 フィラーパイプ
54 第1エバポ通路
56 キャニスタ
58 パージ通路
60 パージバルブ
66 タンク側連絡通路
68 第2エバポ通路
70 2ウェイソレノイドバルブ
74 エバポバイパス通路
76 オリフィス付1ウェイチェックバルブ
78 キャニスタ側連絡通路
80 連絡通路用開閉バルブ
100 制御手段

Claims (2)

  1. 燃料タンク内に連通したエバポ通路と内燃機関の吸気系に連通したパージ通路との間にキャニスタを設け、前記パージ通路途中には前記内燃機関の運転状態に応じて前記吸気系への蒸発燃料量を制御するパージバルブを設けた内燃機関の蒸発燃料制御装置において、前記燃料タンクと前記キャニスタとを連絡する第1エバポ通路を設け、この第1エバポ通路には前記燃料タンクへの給油中に前記燃料タンク内のタンク内圧によって開動作するリフューエルベーパコントロールバルブを設け、このリフューエルベーパコントロールバルブとフィラーパイプで形成されたフィラー通路とを連絡するタンク側連絡通路を設け、このタンク側連絡通路と前記キャニスタとを連絡するキャニスタ側連絡通路を設け、このキャニスタ側連絡通路には連絡通路用開閉バルブを設け、前記燃料タンクと前記キャニスタとを連絡する第2エバポ通路を設け、この第2エバポ通路には前記内燃機関の運転状態によって該第2エバポ通路を開閉する2ウェイソレノイドバルブを設け、この2ウェイソレノイドバルブを迂回するエバポバイパス通路を前記第2エバポ通路に設け、このエバポバイパス通路にはオリフィス付1ウェイチェックバルブを設けたことを特徴とする内燃機関の蒸発燃料制御装置。
  2. 前記連絡通路用開閉バルブは、オリフィス付1ウェイチェックバルブであることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の蒸発燃料制御装置。
JP36767997A 1997-12-26 1997-12-26 内燃機関の蒸発燃料制御装置 Expired - Fee Related JP3705398B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36767997A JP3705398B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 内燃機関の蒸発燃料制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36767997A JP3705398B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 内燃機関の蒸発燃料制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11193755A JPH11193755A (ja) 1999-07-21
JP3705398B2 true JP3705398B2 (ja) 2005-10-12

Family

ID=18489924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36767997A Expired - Fee Related JP3705398B2 (ja) 1997-12-26 1997-12-26 内燃機関の蒸発燃料制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3705398B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10767600B2 (en) 2016-12-22 2020-09-08 Polaris Industries Inc. Evaporative emissions control for a vehicle

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8973558B2 (en) * 2011-02-22 2015-03-10 Ford Global Technologies, Llc Method and system for fuel vapor control
DE112011105486T8 (de) * 2011-08-03 2014-06-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Kraftstofftanksystem
WO2014084103A1 (ja) * 2012-11-27 2014-06-05 トヨタ自動車株式会社 燃料タンク構造
EP2818351B1 (en) * 2013-06-26 2016-04-06 Inergy Automotive Systems Research (Société Anonyme) Method and system for depressurizing a vehicular fuel storage system
JP6399278B2 (ja) * 2013-08-27 2018-10-03 三菱自動車工業株式会社 車両の燃料タンク装置
JP6237996B2 (ja) * 2013-09-25 2017-11-29 三菱自動車工業株式会社 車両の燃料装置
US9885322B2 (en) * 2014-05-27 2018-02-06 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel evaporative emission processing system
WO2016012283A1 (de) * 2014-07-23 2016-01-28 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Tankentlüftungssystem eines kraftfahrzeugs

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10767600B2 (en) 2016-12-22 2020-09-08 Polaris Industries Inc. Evaporative emissions control for a vehicle
US11585300B2 (en) 2016-12-22 2023-02-21 Polaris Industries Inc. Evaporative emissions control for a vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11193755A (ja) 1999-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3678088B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP5961026B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
US5850819A (en) Fuel evaporative emission treatment system
JP3264129B2 (ja) 内燃機関の蒸発燃料制御装置
JP3391202B2 (ja) 内燃機関の蒸発燃料制御装置
KR100986062B1 (ko) 차량용 연료증발가스 재순환 장치
JP3705398B2 (ja) 内燃機関の蒸発燃料制御装置
JP3399429B2 (ja) 燃料タンクの蒸発ガス抑制装置
JP3391326B2 (ja) 燃料タンクの蒸発ガス抑制装置
JPH09203353A (ja) 車両用キャニスタ
JP3262626B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP3391209B2 (ja) 内燃機関の蒸発燃料制御装置
JP3134704B2 (ja) 内燃機関の蒸発燃料制御装置
JP3452103B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2001165003A (ja) 燃料タンク
JP3940001B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP3132334B2 (ja) 内燃機関の蒸発燃料制御装置
JPH11287160A (ja) 蒸発燃料回収装置
JP4001200B2 (ja) 自動車の燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2522651Y2 (ja) 燃料タンクの燃料蒸気排出規制装置
JPS6246839Y2 (ja)
JP2529282Y2 (ja) 燃料蒸発抑制装置
JPH08232777A (ja) 内燃機関の蒸発燃料制御装置
JPS632018B2 (ja)
JPH08189425A (ja) 内燃機関の蒸発燃料処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050215

A521 Written amendment

Effective date: 20050413

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050707

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050720

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080805

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100805

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees