JP3132334B2 - 内燃機関の蒸発燃料制御装置 - Google Patents
内燃機関の蒸発燃料制御装置Info
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Description
制御装置に係り、特に内燃機関の停止時や燃料タンクへ
の給油中に蒸発燃料が大気に放出されるのを防止し得る
内燃機関の蒸発燃料制御装置に関する。
に漏洩する蒸発燃料は、炭化水素(HC)を多量に含み
大気汚染の原因の一つとなっており、また、燃料の損失
にも連ながることから、これを防止するための各種の技
術が知られている。その代表的なものとして、活性炭な
どの吸着剤を収容したキャニスタに燃料タンクの蒸発燃
料を内燃機関の運転時に離脱(パージ)させて内燃機関
に供給する蒸発燃料制御装置(エバポシステム)があ
る。
えば、特開平6−17713号公報に開示されている。
この公報に記載のものは、一端側が吸気通路に連通する
とともに他端側が第1分岐通気路と第2分岐通気路とに
分岐して燃料タンクに連通する通気路を設け、通気路に
蒸発燃料を吸着保持するキャニスタを設け、キャニスタ
と吸気通路との間の通気路に開閉弁を設け、第1分岐通
気路に燃料タンク内の圧力が設定圧力以上になると開放
動作されるチェック弁を設け、第2分岐通気路に内燃機
関の運転中に開放動作される制御弁を設け、第1分岐通
気路の燃料タンク内の開口に燃料満量時に閉鎖動作する
フロート弁を設けることにより、給油時における燃料タ
ンク内の圧力を略大気圧にし、これにより、給油時に燃
料タンクから大気に蒸発燃料が放出されることを防止
し、また、たとえ、内燃機関の運転中に給油した場合に
も燃料の過充填を防止するものである。即ち、図13に
示す如く、燃料タンク402とキャニスタ(図示せず)
とを連通する第2分岐通気路404の途中にはタンク内
圧制御弁406が設けられている。このタンク内圧制御
弁406は、ハウジング408内でダイヤフラムによっ
て区画形成されて負圧が作用する圧力作用室410と、
ダイヤフラム412が変位してこのダイヤフラム412
の中央部位が接離することによって第2分岐通気路40
4を開閉する弁座体414が設けられた通路連絡室41
6と、ダイヤフラム412を弁座体414側に押圧する
ように圧力作用室410に設けられたスプリング418
とを有している。なお、符号420はフロート弁、42
2はセパレータ、424は給油管である。
に示す蒸発燃料制御装置においては、蒸発燃料に関する
法律の規制中に、例えば、内燃機関の運転中に燃料タン
クのタンク内圧が所定の10インチ〓Ag以上を越えて
はならない規制がある場合に、内燃機関の運転中にはタ
ンク内圧制御弁が開放状態にしている。従って、内燃機
関の運転中に燃料タンク内に発生した蒸発燃料は、キャ
ニスタ側に容易に流動し、キャニスタに吸着され易くな
る。また、上述の第2分岐通気路は、その径が比較的大
きく、燃料タンクへの給油時に、蒸発燃料をキャニスタ
側に導く機能を有している。
蒸発燃料量が多くなるが、内燃機関の運転中に、内燃機
関側からの吸気管負圧が、パージ通路、キャニスタ、そ
して第2分岐通気路を経て燃料タンク内に作用してしま
う。よって、内燃機関の運転中に、燃料タンクの燃料
は、吸気管負圧の影響と比較的大なる径の第2分岐通気
路とにより、キャニスタ側に流出してしまうという不都
合がある。
述の不都合を除去するために、燃料タンク内に連通した
エバポ通路と内燃機関の吸気系の吸気通路に連通したパ
ージ通路との間に前記内燃機関の停止中に前記燃料タン
ク内で発生して前記エバポ通路に導かれた蒸発燃料を吸
着保持するとともに前記内燃機関の運転中には大気連絡
通路から導入した大気によって吸着保持した蒸発燃料を
離脱して前記パージ通路から前記吸気通路に供給させる
キャニスタを設け、前記パージ通路途中には前記内燃機
関の運転状態に応じて前記吸気通路への蒸発燃料量を制
御するパージ弁を設けた内燃機関の蒸発燃料制御装置に
おいて、前記燃料タンクには燃料量によって上下動する
第1、第2フロート弁を設け、前記燃料タンクと前記キ
ャニスタとを連通するように第1、第2、第3エバポ通
路を設け、前記第1エバポ通路を所定の第1径に形成す
るとともに前記第1フロート弁の上下動によって開閉さ
れるように前記燃料タンクに連通して設け、前記第2エ
バポ通路を前記第1エバポ通路の第1径よりも小なる第
2径に形成するとともに前記第2フロート弁の上下動に
よって開閉されるように前記燃料タンクに連通して設
け、前記第3エバポ通路を前記第1エバポ通路の第1径
よりも小なる第3径に形成するとともに前記燃料タンク
内の上部位に連通して設け、前記内燃機関の停止時で前
記燃料タンクへの給油中には前記燃料タンクのタンク内
圧が第1設定圧に達すると前記第1エバポ通路を開成す
るように開動作するとともに前記燃料タンクの給油管の
給油路に連絡される第1タンク内圧制御弁を設け、前記
内燃機関の停止時で前記燃料タンクへの給油前及び前記
内燃機関の運転中には前記燃料タンクのタンク内圧が第
2設定圧に達すると前記第2エバポ通路を開成するよう
に開動作する第2タンク内圧制御弁を設け、前記内燃機
関の停止時で前記燃料タンクの給油後には前記燃料タン
クのタンク内圧が前記第2設定圧よりも高い第3設定圧
に達すると前記第3エバポ通路を開成するように開動作
する第3タンク内圧制御弁を設けたことを特徴とする。
燃料タンクへの給油前には、燃料タンクのタンク内圧が
第2設定圧に達すると、第2タンク内圧制御弁が開動作
して第2エバポ通路を開成し、一方、第3タンク内圧制
御弁は、燃料タンクのタンク内圧が上述の第2設定圧よ
りも高い第3設定圧にならなければ開動作しないので、
第3エバポ通路を閉成し、また、第1タンク内圧制御弁
は、圧力作用室と通路連絡室とが同一の圧力となるの
で、第1エバポ通路を閉成し、これにより、燃料タンク
のタンク内圧は、第2タンク内圧制御弁によってのみ制
御される。
には、第1タンク内圧制御弁は、圧力作用室に大気圧が
作用することにより、燃料タンクのタンク内圧が第1設
定圧に達すると、開動作して第1エバポ通路を開成し、
一方、第2、第3タンク内圧制御弁が第2、第3エバポ
通路を閉成している。これにより、燃料タンク内の蒸発
燃料は、大なる第1径の第1エバポ通路からキャニスタ
側に円滑に流動し、キャニスタに補集される。一方、こ
の蒸発燃料に含まれていた空気は、大気連絡通路から外
部に排出される。
には、第1、第2フロートによって第1、第2エバポ通
路が閉成されるが、燃料タンクのタンク内圧が第3設定
圧に達すると、第3タンク内圧制御弁が開動作して第3
エバポ通路を開成するので、燃料タンクのタンク内圧が
キャニスタ側に流動し、タンク内圧が第3タンク内圧制
御弁によってのみ制御される。
料量が減少してタンク内圧が低下すると、第1、第2タ
ンク内圧制御弁が閉動作して第1、第2エバポ通路を閉
成するが、燃料タンクのタンク内圧が第2設定圧に達す
ると、第2タンク内圧制御弁が開動作してタンク内圧を
制御する。
への給油中に、燃料タンク内に発生した蒸発燃料をキャ
ニスタに補集させて、蒸発燃料に含まれていた空気のみ
を大気に放出させ、大気汚染を防止することができ、ま
た、蒸発燃料の漏れのチェックをさせる規制にも対処さ
せることができる。
内圧制御弁が第1エバポ通路を閉成したままであり、そ
して、第2タンク内圧制御弁が開動作して比較的小なる
径の第2エバポ通路のみが開成されるので、吸気管負圧
が燃料タンク内に作用するのを回避させ、これにより、
燃料タンク内が負圧になるのを回避させ、よって、燃料
タンクの燃料がキャニスタ側に流出するおそれをなくす
ることができる。
油をした場合でも、燃料が満量になると、第1、第2フ
ロート弁が第1、第2エバポ通路を閉成するので、燃料
タンクとキャニスタ間が遮断され、よって、燃料の過充
填防止を図ることができる。
且つ具体的に説明する。図1〜8は、この発明の第1実
施例を示すものである。図1において、2は車両(図示
せず)に搭載される内燃機関、4は吸気マニホルド、6
は吸気通路、8はサージタンク、10は絞り弁、12は
燃料噴射弁、14はエアクリーナ、16は燃料タンクで
ある。この燃料タンク16には、給油キャップ18が備
えられた給油管(フィラーホース)20が連設されてい
る。この給油管20は、給油路(フィラー通路)22を
形成するものである。
24が備えられている。
と、料量によって上下動する第1フロート弁28及び第
2フロート弁30と、燃料量を検出するレベルゲージ3
2とが設けられている。燃料ポンプ26には、燃料供給
通路34の一端側が連絡して設けられている。この燃料
供給通路34の他端側は、燃料噴射弁12に連絡して設
けられている。この燃料噴射弁12には、燃料圧レギュ
レータ36が連設されている。この燃料圧レギュレータ
36には、燃料圧リターン通路38の一端側が連絡して
設けられている。この燃料リターン通路38の他端側
は、燃料タンク16内に開口して設けられている。
は、蒸発燃料制御装置(エバポシステム)40が設けら
れている。
一端側が燃料タンク16内に連通した第1〜第3エバポ
通路42〜46の各他端側と一端側が吸気通路6を構成
するサージタンク8に連通したパージ通路48の他端側
との間には、キャニスタ50が設けられている。
ク16内において第1フロート案内体52内で案内され
て上下動する第1フロート弁28によって開閉されるよ
うに第1フロート案内体52内に連通して設けられてい
る。第2エバポ通路44の一端側は、燃料タンク16内
において第2フロート案内体54内で案内されて上下動
する第2フロート弁30によって開閉されるように第2
フロート案内体54内に連通して設けられている。第3
エバポ通路46は、一端側が燃料タンク16の上部位に
連通して設けられているとともに、他端側が第2エバポ
通路44の途中に連通して設けられている。
所定の第1径D1に形成されている。第2エバポ通路通
路44は、図3に示す如く、第1エバポ通路42の第1
径D1よりも小なる第2径D2に形成されている。第3
エバポ通路46は、第1エバポ通路42の第1径Dより
も小さく、第2エバポ通路44の第2径D2と略同一の
第3径D3に形成されている。
止時で燃料タンク16への給油中に、燃料タンク16の
タンク内圧が所定の第1設定圧に達すると、第1エバポ
通路42を開成するように開動作する第1タンク内圧制
御弁56が設けられている。
に示す如く、第1ハウジング58内で第1区画体である
ダイヤフラム60によって区画形成された圧力作用室6
2と通路連絡室64とが設けられ、また、圧力作用室6
2にはダイヤフラム60を押圧するスプリング66が設
けられ、更に、通路連絡室64でダイヤフラム60の中
央部位が接離することによって第1エバポ通路42を開
閉させる弁座体68が設けられている。圧力作用室62
と給油路22とは、タンク側連絡通路70によって連絡
されている。
止時で燃料タンク16への給油前及び内燃機関2の運転
中に、燃料タンク16のタンク内圧が所定の第2設定圧
(例えば10インチ〓Hg)に達すると、第2エバポ通
路44を開成するように開動作する第2タンク内圧制御
弁72が設けられている。この第2タンク内圧制御弁7
2は、図3に示す如く、チェック弁からなり、第2ハウ
ジング74内で第2区画体76とこの第2区画体76に
設けられた第2チェック体78−1、78−2とを有し
ている。
止時で燃料タンク16の給油後に、燃料タンク16のタ
ンク内圧が上述の第2設定圧よりも高い所定の第3設定
圧に達すると、第3エバポ通路46を開成するように開
動作する第3タンク内圧制御弁80が設けられている。
この第3タンク内圧制御弁80は、図4に示す如く、チ
ェック弁からなり、第3ハウジング82内で第3区画体
84とこの第3区画体84に設けられた第3チェック体
86−1、86−2とを有している。
タンク内圧制御弁80よりもキャニスタ50側の第2エ
バポ通路44に連通されている。
30と第2タンク内圧制御弁72間に検出圧力用通路8
8を介して燃料タンク16のタンク内圧を検出する圧力
センサ90が設けられている。
運転状態に応じて吸気通路6への蒸発燃料量を制御する
パージ弁(ソレノイド弁)92が設けられている。
側とパージ通路48の他端側とは、キャニスタ50の上
部内に並設して開口している。また、このキャニスタ5
0には、主大気連絡通路94の一端側が連通して設けら
れている。この主大気連絡通路94の他端側は、第1分
岐大気連絡通路96と第2分岐大気連絡通路98とに分
岐されている。第1分岐大気連連絡通路96には、この
第1分岐大気連絡通路96を開閉する第1エアカット弁
(ソレノイド弁)100が設けられている。第2分岐大
気連絡通路98には、この第2分岐大気連絡通路98を
開閉する第2エアカット弁(ソレノイド弁)102が設
けられている。
生して第1〜第3エバポ通路42〜44に導かれた蒸発
燃料を吸着保持するとともに、内燃機関2の運転中には
主大気連絡通路94から導入した大気によって吸着保持
した蒸発燃料を離脱してパージ通路48から吸気通路6
に供給させるものである。
センサ90とパージ弁92と第1、第2エアカット弁1
00、102とは、制御手段104に連絡している。
や圧力センサ90等からの各信号を入力して、内燃機関
2の運転中に、燃料噴射弁12を作動して内燃機関2へ
の燃料供給量を制御し、また、第1、第2エアカット弁
100、102を開閉作動して第1、第2分岐大気連絡
通路96、98を開閉させてキャニスタ50に大気を導
入させ又はキャニスタ50からの空気を放出させ、しか
も、パージ弁92を開閉作動してパージ通路48を開閉
させて吸気通路6への蒸発燃料量を制御させるものであ
る。なお、図6において、符号106は給油ガンであ
る。
給油前においては、図5に示す如く、燃料タンク16の
タンク内圧が第2設定圧(例えば10インチ〓Ag)に
達すると、第2タンク内圧制御弁72が開動作してタン
ク内圧が制御される。このとき、第1タンク内圧制御弁
72は、圧力作用室62と通路連絡室64とが同一の圧
力になるので、スプリング66の付勢力によってダイヤ
フラム60を弁座体68に接合させ、第1エバポ通路4
2を閉成している。また、第3タンク内圧制御弁80
は、燃料タンク16のタンク内圧が第2設定圧よりも高
い第3設定圧に達していないので、第3エバポ通路46
を閉成している。これにより、燃料タンク16のタンク
内圧が第2タンク内圧制御弁72で制御され、また、燃
料タンク16内で発生した蒸発燃料がキャニスタ50で
補集されるとともに、蒸発燃料に含んでいた空気が主大
気連絡通路94から外部に排出される。
よって燃料タンク16への給油中においては、図6に示
す如く、第1タンク内圧制御弁56の圧力作用室62に
大気圧が作用し、そして、燃料タンク16のタンク内圧
が第1設定圧に達すると、ダイヤフラム60がスプリン
グ66の付勢力に打ち勝って変位し、よって、第1タン
ク内圧制御弁56が開動作し、第1エバポ通路42を開
成する。このとき、第2、第3タンク内圧制御弁72、
80は、第2、第3エバポ通路44、46を閉成してい
る。これにより、燃料タンク16内で発生した蒸発燃料
は、大径の第1エバポ通路42を経て、キャニスタ50
で補集される。また、蒸発燃料に含んでいた空気は、主
大気連絡通路94から外部に排出される。
給油後には、図7に示す如く、第1、第2フロート弁2
8、30が第1、第2エバポ通路42、44を閉成する
が、燃料タンク16のタンク内圧が第3設定圧に達する
と、第3タンク内圧制御弁80が開動作し、第3エバポ
通路46が開成される。これにより、燃料タンク16内
で発生した蒸発燃料がキャニスタ50で補集されるとと
もに、蒸発燃料に含んでいた空気が主大気連絡通路94
から外部に排出される。
く、燃料タンク内の燃料量が減少してタンク内圧が低下
すると、第1、第3タンク内圧制御弁56、80が閉動
作しており、タンク内圧が第2設定値を越えることによ
る第2タンク内圧制御弁72の開動作によって、燃料タ
ンク16のタンク内圧が制御されるとともに、燃料タン
ク16内で発生した蒸発燃料がキャニスタ50側に流出
される。
ンク16の給油前、給油中、給油後においては、蒸発燃
料をキャニスタ50に補集させることができるので、大
気汚染を防止することができる。
ク内圧制御弁72のみが開動作して細い径の第2エバポ
通路44だけが開成するので、吸気管負圧が燃料タンク
16内に作用するのを防止して、燃料タンク16内が負
圧になるのを回避させ、そして、燃料タンク16内の燃
料がキャニスタ50側に流出するおそれをなくすること
ができる。
ンク16に給油をしたとしても、第1、第2フロート弁
28、30が第1、第2エバポ通路44、46を閉成す
るので、燃料タンク16とキャニスタ50間が遮断さ
れ、燃料の過充填を防止することができる。
40においては、内燃機関2の運転中に通常のエバポ制
御を適正に行うとともに、内燃機関2の停止時や燃料タ
ンク16への給油中に蒸発燃料が大気に放出されるのを
防止させる規制や、パージ弁92及び第1、第2エアカ
ット弁100、102等の弁類を開閉作動させて蒸発燃
料の漏れをチェックさせる規制にも対処させることがで
きる。
すものである。
例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明す
る。
下の点にある。即ち、第2エバポ通路44には、第2タ
ンク内圧制御弁72を迂回するバイパス通路202を設
けるとともに、所要時に、例えば、蒸発燃料の漏れをチ
ェック(OBD−〓の判定)させる場合に、制御手段1
04によって開作動されてバイパス通路202を開成す
るソレノイド弁204が設けられる。このソレノイド弁
204は、ソレノイド206と弁体208とからなる。
す如く、内燃機関2の運転中で、蒸発燃料の漏れをチェ
ックする場合に、ソレノイド弁204が開作動されてバ
イパス通路202を開成するので、燃料タンク16とキ
ャニスタ50間に抵抗がなくなり、燃料タンク16内で
発生した蒸発燃料をキャニスタ50側に容易に流動させ
て、蒸発燃料の漏れのチェックを容易に行わせることが
できる。
転中で、蒸発燃料の漏れのチェック以外の場合には、ソ
レノイド弁204が閉作動してバイパス通路202を閉
成し、通常のエバポ制御を行わせることができる。
示すものである。
下の点にある。即ち、第2エバポ通路44には、チェッ
ク弁からなる第2タンク内圧制御弁の代りに、内燃機関
2の停止時以外の場合には第2エバポ通路44を開成す
るように制御手段104によって開作動されるソレノイ
ド弁302が設けられる。このソレノイド弁302は、
ソレノイド304と弁体306とからなる。
示す如く、蒸発燃料の漏れをチェックする場合も含めて
エンジン運転中には、ソレノイド弁302が開作動され
ており、通常のエバポ制御や蒸発燃料の漏れのチェック
が行われている。これにより、燃料タンク16とキャニ
スタ50間に抵抗がなくなり、燃料タンク16内で発生
した蒸発燃料がキャニスタ50側に積極的に流出され、
エバポ制御や蒸発燃料の漏れのチェックを容易に行わせ
ることができる。
止時には、ソレノイド弁302が閉作動されて第2エバ
ポ通路44を閉成し、蒸発燃料が第2エバポ通路44か
らキャニスタ650側に流動するのを防止することがで
きる。
発明によれば、燃料タンクには燃料量によって上下動す
る第1、第2フロート弁を設け、燃料タンクとキャニス
タとを連通するように第1、第2、第3エバポ通路を設
け、第1エバポ通路を所定の第1径に形成するとともに
第1フロート弁の上下動によって開閉されるように燃料
タンクに連通して設け、第2エバポ通路を第1エバポ通
路の第1径よりも小なる第2径に形成するとともに第2
フロート弁の上下動によって開閉されるように燃料タン
クに連通して設け、第3エバポ通路を第1エバポ通路の
第1径よりも小なる第3径に形成するとともに燃料タン
ク内の上部位に連通して設け、内燃機関の停止時で燃料
タンクへの給油中には燃料タンクのタンク内圧が第1設
定圧に達すると第1エバポ通路を開成するように開動作
するとともに燃料タンクの給油管の給油路に連絡される
第1タンク内圧制御弁を設け、内燃機関の停止時で燃料
タンクへの給油前及び内燃機関の運転中には燃料タンク
のタンク内圧が第2設定圧に達すると第2エバポ通路を
開成するように開動作する第2タンク内圧制御弁を設
け、内燃機関の停止時で燃料タンクの給油後には燃料タ
ンクのタンク内圧が第2設定圧よりも高い第3設定圧に
達すると第3エバポ通路を開成するように開動作する第
3タンク内圧制御弁を設けたことにより、内燃機関の停
止時や燃料タンクへの給油時に、燃料タンク内に発生す
る蒸発燃料をキャニスタに補集させて、蒸発燃料に含ま
れていた空気のみを大気に放出させ、大気汚染を防止す
ることができ、また、蒸発燃料の漏れのチェックをさせ
る規制にも対処させ得る。
内圧制御弁の動作だけでタンク内圧を制御するので、吸
気管負圧が燃料タンク内に作用するのを防止し、燃料タ
ンク内が負圧になるのを回避させ、よって、燃料タンク
の燃料がキャニスタ側に流出するおそれをなくし得る。
油をした場合でも、燃料の過充填を防止し得る。
ム構成図である。
の構成図である。
の構成図である。
の構成図である。
である。
料の漏れのチェック時の蒸発燃料制御装置の構成図であ
る。
燃料の漏れのチェック時以外の蒸発燃料制御装置の構成
図である。
燃料制御装置の構成図である。
燃料制御装置の構成図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 燃料タンク内に連通したエバポ通路と内
燃機関の吸気系の吸気通路に連通したパージ通路との間
に前記内燃機関の停止中に前記燃料タンク内で発生して
前記エバポ通路に導かれた蒸発燃料を吸着保持するとと
もに前記内燃機関の運転中には大気連絡通路から導入し
た大気によって吸着保持した蒸発燃料を離脱して前記パ
ージ通路から前記吸気通路に供給させるキャニスタを設
け、前記パージ通路途中には前記内燃機関の運転状態に
応じて前記吸気通路への蒸発燃料量を制御するパージ弁
を設けた内燃機関の蒸発燃料制御装置において、前記燃
料タンクには燃料量によって上下動する第1、第2フロ
ート弁を設け、前記燃料タンクと前記キャニスタとを連
通するように第1、第2、第3エバポ通路を設け、前記
第1エバポ通路を所定の第1径に形成するとともに前記
第1フロート弁の上下動によって開閉されるように前記
燃料タンクに連通して設け、前記第2エバポ通路を前記
第1エバポ通路の第1径よりも小なる第2径に形成する
とともに前記第2フロート弁の上下動によって開閉され
るように前記燃料タンクに連通して設け、前記第3エバ
ポ通路を前記第1エバポ通路の第1径よりも小なる第3
径に形成するとともに前記燃料タンク内の上部位に連通
して設け、前記内燃機関の停止時で前記燃料タンクへの
給油中には前記燃料タンクのタンク内圧が第1設定圧に
達すると前記第1エバポ通路を開成するように開動作す
るとともに前記燃料タンクの給油管の給油路に連絡され
る第1タンク内圧制御弁を設け、前記内燃機関の停止時
で前記燃料タンクへの給油前及び前記内燃機関の運転中
には前記燃料タンクのタンク内圧が第2設定圧に達する
と前記第2エバポ通路を開成するように開動作する第2
タンク内圧制御弁を設け、前記内燃機関の停止時で前記
燃料タンクの給油後には前記燃料タンクのタンク内圧が
前記第2設定圧よりも高い第3設定圧に達すると前記第
3エバポ通路を開成するように開動作する第3タンク内
圧制御弁を設けたことを特徴とする内燃機関の蒸発燃料
制御装置。 - 【請求項2】 前記第2エバポ通路には、前記第2タン
ク内圧制御弁を迂回するバイパス通路と所要時にこのバ
イパス通路を開成するように開作動されるソレノイド弁
とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
内燃機関の蒸発燃料制御装置。 - 【請求項3】 前記第2タンク内圧制御弁は、前記内燃
機関の停止時以外の場合には前記第2エバポ通路を開成
するように開作動されるソレノイド弁からなることを特
徴とする請求項1に記載の内燃機関の蒸発燃料制御装
置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP07099855A JP3132334B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 内燃機関の蒸発燃料制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP07099855A JP3132334B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 内燃機関の蒸発燃料制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08270511A JPH08270511A (ja) | 1996-10-15 |
JP3132334B2 true JP3132334B2 (ja) | 2001-02-05 |
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Family Applications (1)
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JP07099855A Expired - Fee Related JP3132334B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 内燃機関の蒸発燃料制御装置 |
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JP (1) | JP3132334B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP07099855A patent/JP3132334B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08270511A (ja) | 1996-10-15 |
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