JP3395553B2 - 車両用燃料タンク - Google Patents

車両用燃料タンク

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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用燃料タンクに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、燃料タンク内で発生した蒸発
燃料が大気中に放出されるのを阻止するために、燃料タ
ンクの上部空間内の蒸発燃料をチャコールキャニスタに
導いてチャコールキャニスタ内の活性炭に吸着させるよ
うにした内燃機関が知られている。この場合、チャコー
ルキャニスタに導かれる蒸発燃料量が多いとチャコール
キャニスタの容量を大きくしなければならず、したがっ
てチャコールキャニスタを小型化するためには燃料タン
ク内で発生する蒸発燃料量をできるだけ少なくする必要
がある。
【0003】燃料タンク内で発生する蒸発燃料量を低減
するためには燃料タンクの上部空間の容積を低減すれば
よい。そこで、燃料タンクの内部空間を燃料室と空気室
とに密封的に分離する分離膜を具備し、燃料室に燃料注
入管を接続してこの燃料注入管を介し燃料室内に燃料を
注入し、分離膜にほぼ同心状をなす複数の環状の折り目
を形成すると共に分離膜の周縁部を、固定部を介し燃料
タンク内壁面に固定し、それにより分離膜の中央部が燃
料室内の燃料液面に密着して燃料液面と共に上下動する
ようにした車両用燃料タンクが公知である(米国特許第
3701540号明細書参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、給油直後の
ように燃料室内の燃料量が非常に多いときには分離膜が
空気室を画定する燃料タンク内壁面に付着する場合があ
る。ところが、分離膜が燃料タンク内壁面に付着した状
態に維持されると分離膜が燃料液面に密着することがで
きなくなり、もはや蒸発燃料の発生を抑制することがで
きないという問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
1番目の発明によれば、燃料タンクの内部空間を燃料
室と空気室とに密封的に分離する変形可能な分離膜を具
備し、燃料室に燃料注入管を接続して燃料注入管を介し
燃料室内に燃料を注入し、分離膜が燃料室内の燃料量に
応じて変形するようにした車両用燃料タンクにおいて、
燃料タンク内で発生した蒸発燃料を一時的に蓄えるため
のチャコールキャニスタを、分離膜がチャコールキャニ
スタに接触し得るように、空気室内に配置している。す
なわち、チャコールキャニスタによって分離膜が燃料タ
ンク内壁面に付着した状態に維持されるのが阻止され
る。また、2番目の発明によれば1番目の発明におい
て、前記分離膜の周縁部が燃料タンクの内壁面に固定さ
れて分離膜の中央部が燃料室内の燃料量に応じ上下動す
るようになっており、前記チャコールキャニスタを分離
膜の該中央部に対向する空気室内壁面に固定することに
より、分離膜がチャコールキャニスタに接触して分離膜
の動きが該チャコールキャニスタにより規制されるよう
にしている。
【0006】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、車両用燃料タ
ンク1は例えば金属または合成樹脂材料からなる上側部
分2と下側部分3とを具備する。これら上側部分2およ
び下側部分3はそれぞれのフランジ部において互いに密
封的に連結される。上側部分2および下側部分3により
画定される内部空間4内には例えばポリエチレン、ナイ
ロンのように可撓性および燃料不透過性を備えた材料か
らなる分離膜5が配置される。この分離膜5は内部空間
4を上方の空気室6と下方の燃料室7とに分離する。
【0007】分離膜5はその周縁部が固定部8において
燃料タンク1の内壁面に密封的に固定される。すなわ
ち、本実施態様では分離膜5の周縁部は全周にわたっ
て、上側部分2および下側部分3のフランジ部間に把持
されつつ固定されている。また、分離膜5にはほぼ同心
状に配置された複数の環状の折り目が形成される。分離
膜5はこれら折り目に沿って変形可能になっており、そ
の結果後述するように分離膜5の中央部が燃料室7内の
燃料液面に密着して燃料液面と共に上下動可能となって
いる。なお、本実施態様において折り目はほぼ等間隔で
形成されている。さらに、分離膜5の最中央部には折り
目が形成されない平坦部5cが設けられている。
【0008】図1に示されるように、空気室6は空気室
内圧制御弁9およびエアクリーナ10を介して大気に連
通される。空気室内圧制御弁9は互いに並列配置された
正圧リリーフ弁11および大気圧リリーフ弁12を具備
する。正圧リリーフ弁11は空気室6内の圧力が予め定
められた正圧を越えて上昇したときに開弁し、一方大気
圧リリーフ弁12は空気室6内の圧力が大気圧となると
ただちに開弁する。したがって、空気室6内の圧力は正
圧リリーフ弁11の開弁圧と大気圧との間に維持される
ことになる。
【0009】一方、燃料室7には燃料注入管13が接続
される。燃料注入管13の上端開口部には燃料キャップ
14が着脱自在に取り付けられ、この上端開口部に隣接
する燃料注入管13内には燃料キャップ14の挿着時に
燃料キャップ14の外周面と接触するシール部材15
と、給油時に燃料注入管13内に挿入される給油ノズル
の外周面と接触するシール部材16と、通常ばね力によ
って燃料注入管13を遮断している蒸発燃料遮断弁17
とが配置される。
【0010】燃料室7にはさらに、上側部分2のフラン
ジ部よりも外側に突出する下側部分3により画定される
燃料ポンプ室18が接続される。この燃料ポンプ室18
内には燃料ポンプ19と、燃圧レギュレータ20と、燃
料フィルタ21とが配置されており、燃料ポンプ19か
ら吐出された燃料は燃圧レギュレータ20により調圧さ
れた後に燃料供給管22を介して燃料噴射弁(図示しな
い)に供給される。このように燃料室7に連通する燃料
ポンプ室18内に燃圧レギュレータ20を配置すると、
燃料供給管22からの燃料を各燃料噴射弁に分配するた
めの燃料分配管から燃料タンク1まで延びる燃料戻し通
路を設ける必要がなくなり、しかもシリンダヘッド付近
で加熱されて蒸発燃料を含む燃料が燃料タンク1内に戻
ることがなくなるので燃料タンク1内における蒸発燃料
の発生が抑制される。また、燃料タンク1内に燃料ポン
プ19を配置することにより燃料ポンプ19の騒音を低
減することができる。
【0011】さらに図1を参照すると、燃料注入管13
の下端開口部よりも上方でありかつ固定部8の直下方の
燃料室7内に開口する循環管23が燃料注入管13の上
側部分に開口せしめられる。また、燃料ポンプ室18の
上方空間18aは蒸発燃料管24を介して循環管23の
上端開口部よりも上方の燃料注入管13に接続され、こ
の蒸発燃料管24の上端開口部周りの燃料注入管13は
蒸発燃料排出管25を介してチャコールキャニスタ26
に接続される。蒸発燃料排出管25内には、燃料室7内
の燃料が蒸発燃料排出管25を介して燃料室7外部に流
出するのを阻止するための燃料流出防止弁27が配置さ
れる。
【0012】チャコールキャニスタ26は分離膜5の平
坦部5cに対向する位置において上側部分2内壁面に固
定され、したがって空気室6内に配置される。このチャ
コールキャニスタ26は蒸発燃料を吸着可能な活性炭層
31を具備する。活性炭層31の一側にはベーパ拡散室
32が形成され、活性炭層31の他側には空気室33が
形成される。ベーパ拡散室32には蒸発燃料排出管25
とパージ管34とが接続され、空気室33はエアクリー
ナ35を介して大気に連通されている。したがって、燃
料室7内、燃料注入管13内、および燃料ポンプ室18
内で発生した蒸発燃料は蒸発燃料管24および蒸発燃料
排出管25を介しチャコールキャニスタ26に導かれて
活性炭層31に吸着され、斯くして蒸発燃料が大気中に
放出されるのが阻止される。パージ管34は車両の内燃
機関のスロットル弁下流の吸気通路内に接続されてお
り、この活性炭に吸着された燃料は例えば機関負荷など
の機関運転状態に応じて機関吸気通路内にパージされ
る。なお、図1からわかるようにチャコールキャニスタ
26の横断面は分離膜5の平坦部5cよりも小さく定め
られている。
【0013】ところで、給油をすべきときにはまず燃料
キャップ14が燃料注入管13の上端開口部から取り外
される。燃料キャップ14が取り外されても蒸発燃料遮
断弁17が閉弁状態に保持されているので燃料注入管1
3の上端開口部から蒸発燃料が大気に放出されるのが阻
止されている。次いで、図示しない給油ノズルが燃料注
入管13の上端開口部に挿入され、給油ノズルの先端部
によりばね付勢に抗して蒸発燃料遮断弁17が開弁され
る。この場合、給油ノズルの外周面にシール部材15,
16が接触しているのでこの場合にも燃料注入管13の
上端開口部から蒸発燃料が大気に放出されるのが阻止さ
れている。次いで、給油が開始されると燃料が燃料注入
管13を介して燃料室7内に注入される。
【0014】燃料室7内の燃料量が増大するのに伴って
燃料液面が上昇し、この燃料液面の上昇に伴って分離膜
5も上昇する。この場合分離膜5は燃料液面に密着した
状態に保持され、すなわち燃料室7内の燃料液面上方の
容積をほぼゼロにすることができ、したがって給油時に
燃料タンク1内で発生する蒸発燃料量を低減することが
できる。一方、分離膜5が上昇するのに伴って空気室6
の容積が次第に小さくなり、その結果空気室6内の正圧
が次第に上昇する。この空気室6内の正圧は分離膜5を
燃料室7に向けて付勢し、斯くして分離膜5が燃料液面
に確実に密着せしめられる。なお、空気室6内の圧力が
正圧リリーフ弁11の開弁圧を越えると正圧リリーフ弁
が開弁するので給油時に正圧リリーフ弁11が一旦開弁
した後は空気室6内の圧力は正圧リリーフ弁11の開弁
圧にほぼ維持される。このときの燃料室7内の圧力も正
圧リリーフ弁11の開弁圧にほぼ維持される。
【0015】給油時において燃料室7内の燃料液面が循
環管23の下端開口部に達して循環管23が遮断される
と給油ノズルの先端周りに発生している負圧が急激に増
大する。給油ノズルは給油ノズル周りの燃料注入管13
内にこのような大きな負圧が発生すると給油作用を自動
的に停止するようになっており、このため燃料液面が高
くなって循環管23が燃料により遮断されると給油が停
止される。したがって、循環管23の下端開口部の高さ
によって燃料室7内に注入される燃料量が定められるこ
とになる。本実施態様では図1に示されるように、循環
管23の下端開口部は固定部8に隣接配置されており、
このため燃料液面がほぼ固定部8の高さになるまで給油
が行われる。
【0016】なお、本実施態様では分離膜5の中心面が
ほぼ平坦になるまで給油が行われる。このようにすると
燃料タンク1の内部空間4のほぼすべてを燃料室7とす
ることができ、燃料タンク1内に多量の燃料を蓄えるこ
とができる。給油が完了して給油ノズルが引き抜かれる
と蒸発燃料遮断弁17が再び閉弁される。次いで、燃料
キャップ14が取り付けられる。
【0017】機関の運転が開始されて燃料室7内の燃料
量が減少するとそれに伴って燃料室7内の燃料液面が次
第に低下する。その結果、分離膜5が燃料液面と共に下
降して分離膜5の中心面が燃料室7内に突出するように
なる。この場合、分離膜5は燃料液面に密着した状態に
保持されつつ下降し、したがって給油以外のときにも燃
料タンク1内で発生する蒸発燃料量が低減される。この
ように燃料タンク1において発生する蒸発燃料量を極め
て少なくすることができるとチャコールキャニスタを小
型化することができる。
【0018】分離膜5が下降するのに伴って空気室6の
容積が次第に大きくなり、その結果空気室6内の圧力が
次第に低下する。しかしながら、空気室6内の圧力が大
気圧となると大気圧リリーフ弁12が開弁するので空気
室6内の圧力が大気圧よりも低くなることはない。とこ
ろで、冒頭で述べたように、分離膜5が上側部分2内壁
面に付着された状態に維持されると分離膜5が燃料液面
から離脱し、分離膜5を設けないのと同じになるのでも
はや蒸発燃料の発生を抑制することができない。そこ
で、本実施態様では空気室6内にチャコールキャニスタ
26を配置して分離膜5が上側部分2内壁面に付着しな
いようにしている。その結果、分離膜5が燃料液面に確
実に密着し、したがって燃料タンク内で発生する蒸発燃
料を低減することができる。
【0019】このように空気室6内にチャコールキャニ
スタ26を配置すると、燃料室7内の燃料量が多いとき
に分離膜5がチャコールキャニスタ26に接触するので
好ましくない分離膜5の水平方向の動きがチャコールキ
ャニスタ26により規制される。また、図1からわかる
ように、チャコールキャニスタ26の底端面が固定部8
よりも下方に位置しているので分離膜5の中心面は常時
燃料室7に向けて突出することになる。したがって、分
離膜5の中心面が空気室6内に突出するいわゆる反転も
阻止することができる。その結果、分離膜5に大きな負
荷が作用するのを阻止することができ、斯くして分離膜
5の耐久性を高めることができる。なお、分離膜5の動
きが規制されるときに分離膜5のうち平坦部5cがチャ
コールキャニスタ26に接触し、しかもこの平坦部5c
の大きさは上述したようにチャコールキャニスタ26の
横断面よりも大きい。したがって、空気室6内に配置し
たチャコールキャニスタ26によって分離膜5が損傷さ
れるのが阻止されている。
【0020】また、チャコールキャニスタ26を空気室
6内に配置することによって、チャコールキャニスタ2
6を配置するための空間を特に設ける必要がなくなる。
すなわち、通常の車両では燃料タンクおよびチャコール
キャニスタが配置される空間は制限されており、したが
ってチャコールキャニスタ26のための空間が不要とな
るとその分燃料タンク1の容積を大きくすることができ
る。したがって、燃料タンク1が収容可能な最大燃料量
を増大させることができる。さらに、蒸発燃料排出管2
5の管長を短くすることもできる。
【0021】ところで、本実施態様では上述したように
空気室6内の圧力は常時大気圧以上に維持されている。
このため、たとえ燃料室7内に最大量の燃料が収容され
ているときでも空気室6は或る程度の容積を有してい
る。また、本実施態様におけるように燃料タンク1が分
離膜5を備えている場合には燃料タンク1内で発生する
蒸発燃料量は少なく、すなわちチャコールキャニスタ2
6が蓄えるべき蒸発燃料量が少ないのでチャコールキャ
ニスタ26自体の容積も小さい。したがって、燃料タン
ク1の内部空間4にチャコールキャニスタ26を収納し
たといっても燃料タンク1に収容可能な最大燃料量が低
減されることはない。
【0022】さらに、このようにチャコールキャニスタ
26を燃料タンク1の内部空間4内に収容することによ
ってチャコールキャニスタ26が大気中の埃や水分など
と接触するのを阻止することができる。したがって、チ
ャコールキャニスタ26を埃や水分から隔離するための
特別な手段を設ける必要がなくなる。特に、本実施態様
ではチャコールキャニスタ26を内部空間4のうち空気
室6内に配置しており、空気室6内には燃料が存在しな
いのでチャコールキャニスタ26を燃料から保護するた
めの特別な手段を設ける必要もなくなる。
【0023】また、チャコールキャニスタ26を内部空
間4内に収容することによって機関運転時に活性炭層3
1を高温に維持することができる。すなわち、通常燃料
タンク1は排気管に隣接配置されており、このため機関
運転時に内部空間の温度が高くなる。一方、内部空間4
の温度は外気温に関わらず概ね一定に維持される。した
がって、機関運転時に活性炭層31が高温に維持される
ことになる。活性炭層31が高温に維持されるとパージ
作用時に活性炭層31に吸着されている蒸発燃料が良好
に離脱せしめられる。その結果、活性炭層31が蒸発燃
料により飽和するのを阻止することができ、したがって
活性炭層31の著しい劣化を阻止することができる。
【0024】さらに、チャコールキャニスタ26を内部
空間4に収納してチャコールキャニスタ26および燃料
タンク1を一体化しているので燃料タンク1およびチャ
コールキャニスタ26を車両に搭載するのが容易にな
る。さらに、チャコールキャニスタ26を上側部分2に
取り付けているので燃料タンク1の組立時にチャコール
キャニスタ26を容易に内部空間4内に収納することが
できる。
【0025】図2に別の実施態様を示す。図2を参照す
ると、上側部分2の外壁面上には凹状をなすキャニスタ
受容室40が形成され、このキャニスタ受容室40内に
チャコールキャニスタ26が受容される。したがって、
本実施態様においてチャコールキャニスタ26は燃料タ
ンク1の外部に配置されている。一方、上側部分2の内
壁面上にはこのキャニスタ受容室40により、空気室6
内に突出する突出部41が形成される。この突出部41
は固定部8よりも下方に突出して分離膜5が上側部分2
内壁面に付着するのを阻止する。なお、その他の車両用
燃料タンク1の構成および作用は上述の実施態様と同様
であるので説明を省略する。
【0026】これまで述べてきた実施態様では、固定部
8を燃料タンク1の比較的上方に設けて燃料室7内の燃
料量が減少するのに伴い分離膜5の中心面が燃料室7内
に向け突出するようにしている。しかしながら、固定部
8を燃料タンク1の比較的下方に設けて燃料室7内の燃
料量が増大するのに伴い分離膜5の中心面が空気室6内
に向け突出するようにすることもできる。このようにす
ると、分離膜5がほぼ全面にわたって燃料液面に密着す
るので燃料室7内に形成される空気層の容積を極めて小
さくすることができ、したがって燃料室7内で発生する
蒸発燃料量を極めて少なくすることができる。
【0027】
【発明の効果】分離膜が燃料タンク内壁面に付着した状
態に維持されるのを阻止することができるので燃料タン
ク内で発生する蒸発燃料量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料タンクの側面断面図である。
【図2】別の実施態様を示す燃料タンクの側面断面図で
ある。
【符号の説明】
1…燃料タンク 2…上側部分 3…下側部分 5…分離膜 6…空気室 7…燃料室 8…固定部 13…燃料注入管 26…チャコールキャニスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02M 25/08 B60K 15/02 L A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 37/00 301 B60K 15/03 B60K 15/077 F02M 25/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの内部空間を燃料室と空気室
    とに密封的に分離する変形可能な分離膜を具備し、燃料
    室に燃料注入管を接続して該燃料注入管を介し該燃料室
    内に燃料を注入し、分離膜が燃料室内の燃料量に応じて
    変形するようにした車両用燃料タンクにおいて、燃料タ
    ンク内で発生した蒸発燃料を一時的に蓄えるためのチャ
    コールキャニスタを、分離膜が該チャコールキャニスタ
    に接触し得るように、空気室内に配置した車両用燃料タ
    ンク。
  2. 【請求項2】 前記分離膜の周縁部が燃料タンクの内壁
    面に固定されて分離膜の中央部が燃料室内の燃料量に応
    じ上下動するようになっており、前記チャコールキャニ
    スタを分離膜の該中央部に対向する空気室内壁面に固定
    することにより、分離膜がチャコールキャニスタに接触
    して分離膜の動きが該チャコールキャニスタにより規制
    されるようにした請求項1に記載の車両用燃料タンク。
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