JP2001006387A - テスト回路を備える半導体装置および半導体装置の試験装置 - Google Patents

テスト回路を備える半導体装置および半導体装置の試験装置

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JP2001006387A
JP2001006387A JP11172940A JP17294099A JP2001006387A JP 2001006387 A JP2001006387 A JP 2001006387A JP 11172940 A JP11172940 A JP 11172940A JP 17294099 A JP17294099 A JP 17294099A JP 2001006387 A JP2001006387 A JP 2001006387A
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Tomoya Kawagoe
知也 河越
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    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11C29/70Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring
    • G11C29/72Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring with optimized replacement algorithms

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  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良メモリセルを冗長メモリセルで置換する
ことが可能なビルトインテスト回路を備えた半導体記憶
装置を提供する。 【解決手段】 内部アドレス信号に応じて、メモリセル
アレイにデータの書込みを行なった後、読出動作におい
て、各メモリセルからの読出データと期待値データの比
較を行なう。スペアロウが2本、スペアコラムが2本設
けられている場合、メモリセル行とメモリセル列を順番
に置換する6通り順序のぞれぞれについて、置換判定部
3100.1〜3100.6が設けられる。各置換判定
部3100.1〜3100.6に対応して設けられる4
組の記憶セル列には、すでに記憶している不良メモリセ
ルの行または列アドレスの少なくとも1方と異なるアド
レスの不良メモリセルが発見された時にのみ、不良アド
レスが書きこまれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置、特
に半導体記憶装置の試験を行なうためのテスト回路を搭
載する半導体装置、ならびにそのテスト回路を搭載して
半導体装置を試験するための試験装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】大部分の半導体記憶装置は、予備のメモ
リセルを備えており、メモリセルの一部に不良のメモリ
セルがある場合、その不良部分を予備のメモリセルと置
換し、不良チップの救済を行なうことが可能となってい
る。
【0003】図19は、このような半導体記憶装置のメ
モリアレイ部8010に対して設けられる冗長回路の構
成を示す概略ブロック図である。
【0004】メモリアレイ部8010中の1つのメモリ
セルが、外部から入力されたロウアドレス信号RA0−
13、コラムアドレス信号CA0−8により選択され
る。この選択された1つのメモリセルに対し、書込動作
においては、データ入出力端子DQ(図示せず)に与え
られたデータの書込が行なわれる、また、読出動作にお
いては、このデータ入出力端子DQに対して、メモリア
レイ部8010からの読出データが出力される。
【0005】ロウデコーダ8020は、入力されたロウ
アドレスに応じて、読出あるいは書込動作を行なう1行
(ロウ)分のメモリセルの選択を行なう。また、コラム
デコーダ8030は、入力されたコラムアドレスにより
1列(コラム)の選択を行い、ロウアドレスにより選択
された1ロウ分のメモリセルのうちから、さらに1つの
メモリセルを選択する。
【0006】図19に示した構成においては、予備のメ
モリセルとして、2つのスペアロウSR1およびSR2
と、2つのスペアコラムSC1およびSC2がそれぞれ
設けられている。スペアロウSR1は、1行分のメモリ
セルSRM1とスペアロウデコーダSRD1からなる。
また、スペアロウSR2は1行分のメモリセルSRM2
と、スペアロウデコーダSRD2からなる。
【0007】また、スペアコラムSC1は、1列分のメ
モリセルSCM1とスペアコラムデコーダSCD1から
なる。スペアコラムSC2は、1列分のメモリセルSC
M2とスペアコラムデコーダSCD2からなる。
【0008】スペアロウデコーダSRD1およびSRD
2は、それぞれその内部に予め不良メモリセルのあるロ
ウアドレスを記録しており、入力されたロウアドレス
と、この不良メモリセルのあるロウアドレスとを比較
し、一致している場合は、対応するスペアのメモリセル
SRM1またはSRM2を選択する。スペアロウメモリ
セルSRM1またはSRM2が選択される場合は、スペ
アロウデコーダSRD1およびSRD2は、ロウデコー
ダ8020を制御して、正規のメモリアレイのメモリセ
ルが選択されないようにする。
【0009】また、スペアコラムデコーダSCD1およ
びSCD2は、その内部に予め不良メモリセルのあるコ
ラムアドレスを記録している。スペアコラムデコーダS
CD1およびSCD2は、入力されたコラムアドレス
と、この記録された不良コラムアドレスとを比較し、一
致している場合は、それぞれ対応するスペアコラムメモ
リセルSCM1またはSCM2を選択する。スペアコラ
ムメモリセルSCM1またはSCM2が選択される場合
は、スペアコラムデコーダSCD1およびSCD2は、
コラムデコーダ8030を制御して、正規のメモリアレ
イのメモリセルが選択されないようにする。
【0010】メモリアレイに不良メモリセルが存在する
場合、そのメモリセルをスペアロウSR1およびSR
2、またはスペアコラムSC1およびSC2のいずれか
で置換し、不良メモリセルの救済を行なう。たとえば、
図19に示すように、メモリアレイ中に不良メモリセル
DBM1からDBM8が存在する場合を考える。
【0011】このとき、不良メモリセルDBM2〜DB
M4は、同一の行アドレスRF2に対応し、不良メモリ
セルDBM3、DBM5〜DBM7は、同一の列アドレ
スCF3に対応しているものとする。
【0012】したがって、図19に示すように、正規メ
モリアレイのロウアドレスRF1およびRF2に対応す
る行を、それぞれスペアロウSR1およびSR2で、コ
ラムアドレスCF3およびCF8に対応する列を、それ
ぞれスペアコラムSC1およびSC2で置換することに
より、メモリアレイ8010を救済することができる。
【0013】図20は、メモリテスタ9000の構成を
示す概略ブロック図である。メモリテスタ9000は、
半導体記憶装置8000の不良メモリセルを検出し、か
つ、スペアロウまたはスペアコラムのどちらで置換すれ
ば半導体装置8000を救済できるかを判断するため
に、冗長解析機能を有している。
【0014】メモリテスタ9000は、信号発生器90
10と比較器9020と、フェイルメモリ9030と、
解析装置9040とを備える。
【0015】信号発生器9010は、テスト動作の書込
み動作において、ロウアドレス信号RA0−13、コラ
ムアドレス信号CA0−8、テスト用書込データTDを
発生し、被測定半導体記憶装置8000に与える。
【0016】なお図示しないが、信号発生器9010
は、その他に制御信号、たとえばライトイネーブル信号
WE、チップセレクト信号/CS、ロウアドレスストロ
ーブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/C
ASなども発生し、被測定半導体記憶装置8000に与
える。
【0017】また、信号発生器9010は、テスト動作
における読出し動作において、書込データTDに対応し
た期待値データEDも発生する。比較器9020は、被
測定半導体記憶装置8000からの出力データと期待値
データEDとを比較し、被測定半導体記憶装置8000
が正しいデータを出力しているかどうかを判定し、その
判定結果をパス/フェイル信号P/Fとして出力する。
【0018】フェイルメモリ9030は、被測定半導体
記憶装置8000のメモリセルと同数の記憶素子を持つ
メモリである。
【0019】フェイルメモリ9030は、信号発生器9
010から出力されるロウアドレス信号RA0−13、
コラムアドレス信号CA0−8で指定された記憶素子
に、比較器9020から出力される判定結果信号P/F
のレベルを記憶する。
【0020】解析装置9040は、フェイルメモリ90
30のデータを読出し、不良メモリをスペアロウ、スペ
アコラムのいずれで置換し救済すればよいかを解析す
る。
【0021】解析装置9040は、救済するべきアドレ
スを、リペア装置、たとえばレーザトリマ装置に出力す
る。レーザトリマ装置は、半導体記憶装置8000中に
設けられたヒューズ素子をトリミングすることで、不良
アドレスの値をプログラミングする。なお、たとえば、
レーザトリマの詳細は、特開平4−330710号公報
に開示されている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来のメモリテスタ9
000では、被測定半導体記憶装置8000のメモリ容
量の増加に併せて、フェイルメモリ9030の容量を増
加させることが必要である。フェイルメモリ9030に
は、高価であって、かつ高速動作が可能なメモリが必要
とされるため、フェイルメモリ9030の容量を増やす
にはコストがかかるという問題がある。
【0023】また、近年、被測定半導体記憶装置800
0、または半導体記憶装置を搭載する半導体装置内に信
号発生器9010を内蔵し、メモリテスタなしでテスト
を行なう、いわゆる内蔵型テスト装置(ビルトインテス
ト装置)を備えた半導体記憶装置または半導体記憶装置
を搭載する半導体装置が製造されている。しかしなが
ら、このようなビルトインテスト装置を備える半導体記
憶装置または半導体装置においては、メモリアレイ中に
不良メモリセルが存在するか否かのテストは行えても、
図20に示したような、冗長解析機能を実現するテスト
をそれ自身で行なうことが困難である。これは、上述の
とおり、不良メモリセルのアドレスを記憶するためのフ
ェイルメモリ9030は、被測定半導体記憶装置または
半導体装置に内蔵される半導体記憶装置と同等の容量が
必要とされるため、事実上このようなフェイルメモリを
半導体記憶装置または半導体装置に搭載することが困難
で、冗長解析を行なうことができないためである。
【0024】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、不良メモリセ
ルを検出し、かつ、この不良メモリセルを冗長メモリセ
ルで置換することが可能なビルトインテスト回路を備え
た半導体記憶装置または半導体記憶装置を搭載する半導
体装置を提供することである。
【0025】この発明の他の目的は、被測定半導体記憶
装置または被測定半導体装置に内蔵される半導体記憶装
置のメモリ容量が増加した場合でも、高速に不良メモリ
セルの検出を行ない、かつ冗長解析を行なうことを簡易
な構成で可能とする試験装置を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体装
置は、各々が記憶データを保持するための複数のメモリ
セルが行列状に配置されるメモリセルアレイを備え、メ
モリセルアレイは、複数の正規メモリセルを含む正規メ
モリセルアレイと、複数の予備メモリセルを含む予備メ
モリセルアレイとを含み、アドレス信号に応じて、メモ
リセルを選択するためのメモリセル選択回路と、選択さ
れたメモリセルとの間で記憶データを授受するためのデ
ータ伝達回路と、正規メモリセル中の不良メモリセルを
検出し、いずれの予備メモリセルで置換するかを決定す
るテスト回路とをさらに備え、テスト回路は、メモリセ
ルを順次選択するためのアドレス信号を生成し、テスト
書込み動作において選択されたメモリセルに書込むテス
トデータと、テスト読出動作においてメモリセルから読
み出されるべき期待値データとを生成する信号生成回路
と、テスト読出動作において、選択されたメモリセルか
らの記憶データと期待値データとを比較する比較回路
と、比較回路の比較結果に応じて、不良メモリセルに対
応する不良アドレスを記憶するためのアドレス記憶回路
と、アドレス記憶回路に保持された不良アドレスに応じ
て、いずれの予備メモリセルで置換するかを判定する判
定回路とを含み、アドレス記憶回路は、順次検出される
不良アドレスのうち、すでに記憶されている不良アドレ
スと異なる不良アドレスを選択的に記憶する。
【0027】請求項2記載の半導体装置は請求項1記載
の半導体装置の構成に加えて、予備メモリセルアレイ
は、m個(m:自然数)の予備メモリセル行と、n個
(n:自然数)の予備メモリセル列とを有し、判定回路
は、m個の予備メモリセル行とn個の予備メモリセル列
とを、不良メモリセルを含む正規メモリセル行または正
規メモリセル列と順次置換するステップの順序の組合せ
のぞれぞれに対応して設けられる複数の置換判定部を含
み、アドレス記憶回路は、複数の置換判定部にぞれぞれ
対応して設けられ、不良アドレスのうちm個の不良行ア
ドレスを記憶するためのm個の記憶セル列と、複数の置
換判定部にぞれぞれ対応して設けられ、不良アドレスの
うちn個の不良列アドレスを記憶するためのn個の記憶
セル列とを含み、各置換判定部は、対応するm個の記憶
セル列とn個の記憶セル列とを、すでに記憶されている
不良行アドレスまたは不良列アドレスとは少なくとも行
アドレスまたは列アドレスのいずれか一方が異なる不良
メモリセルが検出されたときに、対応するステップの順
序に従って活性化する。
【0028】請求項3記載の半導体装置は請求項2記載
の半導体装置の構成に加えて、m個の記憶セル列の各々
は、信号生成回路の生成する行アドレス信号の各ビット
データを受けて、すでに記憶しているビットデータとの
比較を行なう複数の第1の比較記憶セルと、第1の比較
記憶セルの比較結果を伝達する第1の一致検出線と、第
1の比較記憶セルへのビットデータの書込みを指示する
ための第1の書込み選択線とを有し、n個の記憶セル列
の各々は、信号生成回路の生成する列アドレス信号の各
ビットデータを受けて、すでに記憶しているビットデー
タとの比較を行なう複数の第2の比較記憶セルと、第2
の比較記憶セルの比較結果を伝達する第2の一致検出線
と、第2の比較記憶セルへのビットデータの書込みを指
示するための第2の書込み選択線とを有し、置換判定部
は、第1および第2の一致検出線により伝達された比較
結果に基づいて、対応するステップの順序に従って、第
1のおよび第2の書込み選択線を選択的に活性化する。
【0029】請求項4記載の半導体装置は請求項3記載
の半導体装置の構成に加えて、アドレス信号のビットデ
ータは、相補信号として第1および第2の比較記憶セル
にそれぞれ与えられ、記憶セル列の各々は、対応する一
致検出線のレベルをプリチャージするプリチャージ回路
を含み、各第1および第2の比較記憶セルは、第1およ
び第2の入力ノードを有し、対応するビットデータを相
補的に記憶するための双安定素子と、双安定素子の第1
の入力ノードと相補信号の一方とを、第1または第2の
書込み選択線のうちの対応する一方の活性化に応じて結
合する第1のアクセストランジスタと、双安定素子の第
2の入力ノードと相補信号の他方とを、第1または第2
の書込み選択線のうちの対応する一方の活性化に応じて
結合する第2のアクセストランジスタと、相補信号の一
方と第2の入力ノードの電位レベルとに応じて、対応す
る一致検出線を放電する第1の放電回路と、相補信号の
他方と第1の入力ノードの電位レベルとに応じて、対応
する一致検出線を放電する第2の放電回路とを含む。
【0030】請求項5記載の半導体装置は請求項3記載
の半導体装置の構成に加えて、m個の記憶セル列の各々
は、第1の書込み選択線のうちの対応する第1の書込み
選択線が活性化されたことを記憶する第1の更新情報記
憶回路をさらに有し、n個の記憶セル列の各々は、第2
の書込み選択線のうちの対応する第2の書込み選択線が
活性化されたことを記憶する第2の更新情報記憶回路を
さらに有し、各置換判定部は、第1および第2の更新情
報記憶回路からの情報と、第1および第2の一致検出線
により伝達された比較結果に基づいて、すでに記憶され
ている不良アドレスと新たに検出された不良アドレスと
が一致しているかを検出する一致判定回路と、一致判定
回路の判定結果と、第1および第2の更新情報記憶回路
からの情報とに基づいて、対応するステップの順序に従
って、第1のおよび第2の書込み選択線を選択的に活性
化する書込み選択回路と、m個の予備メモリセル行およ
びn個の予備メモリセル列に対して置換されるべき不良
アドレスを検出した後に、さらに新たな不良アドレスが
検出されるか否かに応じて、救済可能性を判定する救済
判定回路とを含む。
【0031】請求項6記載の半導体装置は請求項1記載
の半導体装置の構成に加えて、予備メモリセルアレイ
は、m個(m:自然数)の予備メモリセル行と、n個
(n:自然数)の予備メモリセル列とを有し、判定回路
は、m個の予備メモリセル行とn個の予備メモリセル列
とを、不良メモリセルを含む正規メモリセル行または正
規メモリセル列と順次置換するステップの順序の組合せ
のぞれぞれに対応して設けられる複数の置換判定部を含
み、アドレス記憶回路は、複数の置換判定部のうち、順
次置換するステップ中の第i番(i:自然数、1≦i≦
m+n)のステップにおいて、第i番のステップに至る
までの予備メモリセル行と予備列メモリセルとの置換順
序が共通な置換判定部のグループに対応して、第i番の
ステップごとに設けられる複数の記憶セル列とを含み、
各置換判定部は、対応する複数の記憶セル列を、すでに
記憶されている不良行アドレスまたは不良列アドレスと
は少なくとも行アドレスまたは列アドレスのいずれか一
方が異なる不良メモリセルが検出されたときに、対応す
るステップの順序に従って活性化する。
【0032】請求項7記載の半導体装置は請求項6記載
の半導体装置の構成に加えて、複数の記憶セル列のうち
予備メモリセル行との置換に対応する記憶セル列の各々
は、信号生成回路の生成する行アドレス信号の各ビット
データを受けて、すでに記憶しているビットデータとの
比較を行なう複数の第1の比較記憶セルと、第1の比較
記憶セルの比較結果を伝達する第1の一致検出線と、第
1の比較記憶セルへのビットデータの書込みを指示する
ための第1の書込み選択線とを有し、複数の記憶セル列
のうち予備メモリセル列との置換に対応する記憶セル列
の各々は、信号生成回路の生成する列アドレス信号の各
ビットデータを受けて、すでに記憶しているビットデー
タとの比較を行なう複数の第2の比較記憶セルと、第2
の比較記憶セルの比較結果を伝達する第2の一致検出線
と、第2の比較記憶セルへのビットデータの書込みを指
示するための第2の書込み選択線とを有し、置換判定部
は、第1および第2の一致検出線により伝達された比較
結果に基づいて、対応するステップの順序に従って、第
1のおよび第2の書込み選択線を選択的に活性化する。
【0033】請求項8記載の半導体装置は請求項7記載
の半導体装置の構成に加えて、アドレス信号のビットデ
ータは、相補信号として第1および第2の比較記憶セル
にそれぞれ与えられ、記憶セル列の各々は、対応する一
致検出線のレベルをプリチャージするプリチャージ回路
を含み、各第1および第2の比較記憶セルは、第1およ
び第2の入力ノードを有し、対応するビットデータを相
補的に記憶するための双安定素子と、双安定素子の第1
の入力ノードと相補信号の一方とを、第1または第2の
書込み選択線のうちの対応する一方の活性化に応じて結
合する第1のアクセストランジスタと、双安定素子の第
2の入力ノードと相補信号の他方とを、第1または第2
の書込み選択線のうちの対応する一方の活性化に応じて
結合する第2のアクセストランジスタと、相補信号の一
方と第2の入力ノードの電位レベルとに応じて、対応す
る一致検出線を放電する第1の放電回路と、相補信号の
他方と第1の入力ノードの電位レベルとに応じて、対応
する一致検出線を放電する第2の放電回路とを含む。
【0034】請求項9記載の半導体装置は請求項7記載
の半導体装置の構成に加えて、複数の記憶セル列のうち
予備メモリセル行との置換に対応する記憶セル列の各々
は、第1の書込み選択線のうちの対応する第1の書込み
選択線が活性化されたことを記憶する第1の更新情報記
憶回路をさらに有し、複数の記憶セル列のうち予備メモ
リセル列との置換に対応する記憶セル列の各々は、第2
の書込み選択線のうちの対応する第2の書込み選択線が
活性化されたことを記憶する第2の更新情報記憶回路を
さらに有し、各置換判定部は、第1および第2の更新情
報記憶回路からの情報と、第1および第2の一致検出線
により伝達された比較結果に基づいて、すでに記憶され
ている不良アドレスと新たに検出された不良アドレスと
が一致しているかを検出する一致判定回路と、一致判定
回路の判定結果と、第1および第2の更新情報記憶回路
からの情報とに基づいて、対応するステップの順序に従
って、第1のおよび第2の書込み選択線を選択的に活性
化する書込み選択回路と、m個の予備メモリセル行およ
びn個の予備メモリセル列に対して置換されるべき不良
アドレスを検出した後に、さらに新たな不良アドレスが
検出されるか否かに応じて、救済可能性を判定する救済
判定回路とを含む。
【0035】請求項10記載の半導体装置は請求項1記
載の半導体装置の構成に加えて、予備メモリセルアレイ
は、m個(m:自然数)の予備メモリセル行と、n個
(n:自然数)の予備メモリセル列とを有し、アドレス
記憶回路は、(m+n)個の不良行アドレスを記憶する
ための(m+n)個の第1の記憶セル列と、第1の記憶
セル列にそれぞれ対応して設けられ、(m+n)個の不
良列アドレスを記憶するための(m+n)個の第2の記
憶セル列とを含み、判定回路は、第1および第2の記憶
セル列にすでに記憶されている不良行アドレスまたは不
良列アドレスとは少なくとも行アドレスまたは列アドレ
スのいずれか一方が異なる不良メモリセルが検出された
ときに、第1および第2の記憶セル列の次の組に新たに
検出された不良アドレスを記憶させる。
【0036】請求項11記載の半導体装置は請求項10
記載の半導体装置の構成に加えて、アドレス記憶回路
は、(m+n)個の第1の記憶セル列にそれぞれ対応し
て設けられる(m+n)個の第3の記憶セル列と、(m
+n)個の第2の記憶セル列にそれぞれ対応して設けら
れる(m+n)個の第4の記憶セル列とをさらに含み、
判定回路は、各第1の記憶セル列に保持される不良行ア
ドレスと同一の行アドレスを有する不良アドレスの不良
列アドレスに対応するデータを第3の記憶セルのうちの
対応する第3の記憶セル列に記憶させ、各第2の記憶セ
ル列に保持される不良列アドレスと同一の列アドレスを
有する不良アドレスの不良行アドレスに対応するデータ
を第4の記憶セルのうちの対応する第3の記憶セル列に
記憶させる。
【0037】請求項12記載の半導体装置は請求項10
記載の半導体装置の構成に加えて、判定回路は、第1の
記憶セル列に対応して設けられる行置換判定部と、第2
の記憶セル列に対応して設けられる列置換判定部とを含
み、第1の記憶セル列の各々は、信号生成回路の生成す
る行アドレス信号の各ビットデータを受けて、すでに記
憶しているビットデータとの比較を行なう複数の第1の
比較記憶セルと、第1の比較記憶セルの比較結果を伝達
する第1の一致検出線と、第1の比較記憶セルへのビッ
トデータの書込みを指示するための第1の書込み選択線
とを有し、第2の記憶セル列の各々は、信号生成回路の
生成する列アドレス信号の各ビットデータを受けて、す
でに記憶しているビットデータとの比較を行なう複数の
第2の比較記憶セルと、第2の比較記憶セルの比較結果
を伝達する第2の一致検出線と、第2の比較記憶セルへ
のビットデータの書込みを指示するための第2の書込み
選択線とを有し、行置換判定部は、第1の一致検出線に
より伝達された比較結果および列置換判定部の一致検出
結果とに基づいて、第1の書込み選択線を順次活性化
し、列置換判定部は、第2の一致検出線により伝達され
た比較結果および行置換判定部の一致検出結果とに基づ
いて、第2の書込み選択線を順次活性化する。
【0038】請求項13記載の半導体装置の試験装置
は、正規メモリセルアレイとm個(m:自然数)の予備
メモリセル行とn個(n:自然数)の予備メモリセル列
とを有するメモリセルアレイを備えた半導体装置の試験
装置であって、半導体記憶装置のメモリセルを順次選択
するためのアドレス信号を生成し、テスト書込み動作に
おいて選択されたメモリセルに書込むテストデータと、
テスト読出動作においてメモリセルから読み出されるべ
き期待値データとを生成する信号生成装置と、テスト読
出動作において、選択されたメモリセルからの記憶デー
タと期待値データとを比較する比較器と、比較器の比較
結果に応じて、不良メモリセルに対応する不良アドレス
を記憶するためのアドレス記憶回路と、アドレス記憶回
路に保持された不良アドレスに応じて、いずれの予備メ
モリセルで置換するかを判定する判定回路とを含み、ア
ドレス記憶回路は、順次検出される不良アドレスのう
ち、すでに記憶されている不良アドレスと異なる不良ア
ドレスを選択的に記憶する、半導体装置の試験装置。
【0039】請求項14記載の半導体装置の試験装置
は、請求項13記載の半導体装置の試験装置の構成に加
えて、判定回路は、m個の予備メモリセル行とn個の予
備メモリセル列とを、不良メモリセルを含む正規メモリ
セル行または正規メモリセル列と順次置換するステップ
の順序の組合せのぞれぞれに対応して設けられる複数の
置換判定部を含み、アドレス記憶回路は、複数の置換判
定部にぞれぞれ対応して設けられ、不良アドレスのうち
m個の不良行アドレスを記憶するためのm個の記憶セル
列と、複数の置換判定部にぞれぞれ対応して設けられ、
不良アドレスのうちn個の不良列アドレスを記憶するた
めのn個の記憶セル列とを含み、各置換判定部は、対応
するm個の記憶セル列とn個の記憶セル列とを、すでに
記憶されている不良行アドレスまたは不良列アドレスと
は少なくとも行アドレスまたは列アドレスのいずれか一
方が異なる不良メモリセルが検出されたときに、対応す
るステップの順序に従って活性化する。
【0040】請求項15記載の半導体装置の試験装置
は、請求項13記載の半導体装置の試験装置の構成に加
えて、判定回路は、m個の予備メモリセル行とn個の予
備メモリセル列とを、不良メモリセルを含む正規メモリ
セル行または正規メモリセル列と順次置換するステップ
の順序の組合せのぞれぞれに対応して設けられる複数の
置換判定部を含み、アドレス記憶回路は、複数の置換判
定部のうち、順次置換するステップ中の第i番(i:自
然数、1≦i≦m+n)のステップにおいて、第i番の
ステップに至るまでの予備メモリセル行と予備列メモリ
セルとの置換順序が共通な置換判定部のグループに対応
して、第i番のステップごとに設けられる複数の記憶セ
ル列とを含み、各置換判定部は、対応する複数の記憶セ
ル列を、すでに記憶されている不良行アドレスまたは不
良列アドレスとは少なくとも行アドレスまたは列アドレ
スのいずれか一方が異なる不良メモリセルが検出された
ときに、対応するステップの順序に従って活性化する。
【0041】請求項16記載の半導体装置の試験装置
は、請求項13記載の半導体装置の試験装置の構成に加
えて、アドレス記憶回路は、(m+n)個の不良行アド
レスを記憶するための(m+n)個の第1の記憶セル列
と、第1の記憶セル列にそれぞれ対応して設けられ、
(m+n)個の不良列アドレスを記憶するための(m+
n)個の第2の記憶セル列とを含み、判定回路は、第1
および第2の記憶セル列にすでに記憶されている不良行
アドレスまたは不良列アドレスとは少なくとも行アドレ
スまたは列アドレスのいずれか一方が異なる不良メモリ
セルが検出されたときに、第1および第2の記憶セル列
の次の組に新たに検出された不良アドレスを記憶させ
る。
【0042】請求項17記載の半導体装置の試験装置
は、請求項16記載の半導体装置の試験装置の構成に加
えて、アドレス記憶回路は、(m+n)個の第1の記憶
セル列にそれぞれ対応して設けられる(m+n)個の第
3の記憶セル列と、(m+n)個の第2の記憶セル列に
それぞれ対応して設けられる(m+n)個の第4の記憶
セル列とをさらに含み、判定回路は、各第1の記憶セル
列に保持される不良行アドレスと同一の行アドレスを有
する不良アドレスの不良列アドレスに対応するデータを
第3の記憶セルのうちの対応する第3の記憶セル列に記
憶させ、各第2の記憶セル列に保持される不良列アドレ
スと同一の列アドレスを有する不良アドレスの不良行ア
ドレスに対応するデータを第4の記憶セルのうちの対応
する第3の記憶セル列に記憶させる。
【0043】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、本発明
の実施の形態1のダイナミック型半導体記憶装置(以
下、DRAMと呼ぶ)1000の全体構成を示す概略ブ
ロック図である。
【0044】なお、以下の説明で明らかとなるように、
本発明に係るビルトインテスト回路は、図1に示したよ
うなDRAM1000に搭載される場合に限定されるこ
となく、より一般に、半導体装置に搭載される半導体記
憶装置のテストに適用することが可能である。
【0045】図1を参照して、DRAM1000は、行
アドレスストローブ信号/RAS、列アドレスストロー
ブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WE、チップ
イネーブル信号/CE、クロックイネーブル信号CKE
等の制御信号を受ける制御信号入力端子群11と、アド
レス信号A0〜Ai(i:自然数)を受けるアドレス入
力端子群13と、データの入出力を行なうためのデータ
入出力端子群15と、外部電源電位Vccを受けるVc
c端子18と、接地電位Vssを受けるVss端子19
とを備える。
【0046】ここで、制御信号入力端子群11に与えら
れる信号CKEは、チップへの制御信号の入力を可能と
することを指示するための信号である。
【0047】DRAM1000は、さらに、制御信号に
応じてでDRAM1000全体の動作を制御する内部制
御信号を発生するコントロール回路26と、内部制御信
号を伝達する内部制御信号バス72と、アドレス入力端
子群13から外部アドレス信号を受けて、内部アドレス
信号を発生するアドレスバッファ30と、行列状に配置
された複数のメモリセルMCを有するメモリセルアレイ
100とを備える。
【0048】内部アドレス信号とは、たとえば、外部行
アドレス信号RA0−13から生成される互いに相補な
内部行アドレス信号RA0−13および/RA0−13
と、外部列アドレス信号CA0−8から生成される互い
に相補な内部列アドレス信号CA0−8および/CA0
−8とを意味する。
【0049】メモリセルMCは、データを保持するため
のキャパシタと、各行に対応するワード線WLに接続さ
れたゲートを有するアクセストランジスタGMとによっ
て構成される。
【0050】メモリセルアレイ100においては、メモ
リセルの各行に対してワード線WLが設けられ、メモリ
セルの各列に対してビット線BL,/BLが設けられ
る。
【0051】また、図1に示したメモリセルアレイ10
0は、図19に示したメモリセルアレイ部8010と同
様に、正規のメモリセルアレイ100Rと、スペアロウ
SRとスペアコラムSCとを含む。
【0052】メモリセルアレイ100においても、スペ
アロウSRとしては、2本のスペアロウSR1およびS
R2が設けられ、スペアコラムSCとしては、2本のス
ペアコラムSC1およびSC2が設けられているものと
する。
【0053】DRAM1000は、さらに、DRAM1
000の不良メモリセルを検出し、スペアロウSRまた
はスペアコラムSCで置換するためのテスト動作を行な
うビルトインセルフテスト回路(以下、BIST回路と
呼ぶ)2000を備える。
【0054】BIST回路回路2000は、コントロー
ル回路26により制御されて、通常動作時においては、
アドレスバッファ30からの内部行アドレス信号および
内部列アドレス信号を、そのまま行デコーダ、スペアロ
ウデコーダ42、列デコーダ50およびスペアコラムデ
コーダ52にそれぞれ出力する。さらに、BIST回路
2000は、通常動作においては、データ入出力端子群
15から与えられ、入出力バッファ85によりバッファ
処理され、書込ドライバ回路80から出力される書込デ
ータを受けて、そのまま列選択ゲート200に出力す
る。
【0055】これに対して、BIST回路2000は、
テスト動作においては、アドレスバッファ30からの内
部アドレス信号ではなく、BIST回路2000内部で
生成した内部アドレス信号を、行デコーダ40、スペア
ロウデコーダ42、列デコーダ50およびスペアコラム
デコーダ52にそれぞれ与える。さらに、書込ドライバ
80から与えられるデータではなく、BIST回路20
00内部で生成されたテスト用書込データTDを列選択
ゲート200に与えることで、テストデータをメモリセ
ルアレイ100に書込む。
【0056】このようなテスト動作における書込動作が
終了した後、BIST回路2000は、再び内部アドレ
ス信号を生成して、順次書込まれたデータの読出を行な
う。BIST回路2000は、この読出されたデータと
期待値データEDとの比較結果に応じて、正規メモリセ
ルアレイ100R中の不良メモリセル位置を順次検出し
ていき、このような複数の不良メモリセルに対応する複
数の不良行アドレスおよび不良列アドレスを、スペアロ
ウSRおよびスペアコラムSCのどのような組合せで置
換するかを決定する。
【0057】このようなテスト動作中の読出動作が終了
すると、BIST回路2000の決定に従って、スペア
ロウデコーダ42およびスペアコラムデコーダ52は、
それぞれ置換するべき不良行アドレスおよび不良列アド
レスをそれぞれ不揮発的に記憶する。このために、スペ
アロウデコーダ42およびスペアコラムデコーダ52
は、BIST回路2000から指示される置換アドレス
を電気的に書込み読出し可能な不揮発性記憶素子を備え
る構成としてもよい。または、BIST回路2000
は、テスト動作終了後に、このような置換を行うべきア
ドレスを外部に出力する構成としてもよい。この場合
は、この外部に出力された置換アドレスにしたがって、
外部テスタがリペア装置に指示を出し、従来と同様に、
リペア装置がスペアロウデコーダ42、スペアコラムデ
コーダ52のヒューズ素子をトリミングする構成として
もよい。
【0058】BIST回路2000によるこのような冗
長解析が終わった後は、通常の読出動作および書込動作
が行なわれることになる。
【0059】通常の読出動作および書込動作において
は、アドレスバッファ30からの内部行アドレス信号を
デコードした行デコーダ40からの出力に応じて、ワー
ド線ドライバ45は、対応するワード線WLを選択的に
活性化する。このとき、スペアロウデコーダ42は、不
揮発的に記憶している不良行アドレスと、アドレスバッ
ファからの内部行アドレスとが一致した場合、スペアロ
ウSRのワード線WLを活性化し、行デコーダ40に対
しては、行選択動作を行なわない指示を与える。
【0060】一方、アドレスバッファ30からの内部列
アドレス信号をデコードした列デコーダ50の出力に応
じて、列デコーダ50はコラム選択信号を活性化する。
一方、スペアコラムデコーダ52は、アドレスバッファ
30からの内部列アドレス信号が、不揮発的に記憶して
いる不良列アドレスと一致する場合には、スペアコラム
SCに対応するコラム選択信号を活性化し、列デコーダ
50に対しては、選択動作を行なわないように指示す
る。
【0061】コラム選択信号は、コラム選択線54によ
って列選択ゲート200に与えられる。列選択ゲート2
00は、列選択信号に応じてビット線対BL,/BLの
データを増幅するセンスアンプ60と、I/O線76と
を選択的に接続する。
【0062】I/O線76は読出アンプ/書込ドライバ
80および入出力バッファ85を介して、データ入出力
端子15との間で記憶データの伝達を行なう。これによ
り、通常動作においては、データ入出力端子15とメモ
リセルMCとの間で記憶データの授受が行なわれる。
【0063】コントロール回路26は、たとえば、上述
のとおり、BIST回路2000のテスト動作の開始・
終了の制御を行なったり、あるいは外部制御信号の組合
せにより読出動作が指定されている場合は、センスアン
プ60を活性化するための信号SON,ZSOP等のD
RAM1000の内部動作を制御するための内部制御信
号を生成する。
【0064】DRAM1000は、さらに、外部電源電
位Vccおよび接地電位Vssを受けて、ビット線対の
“H”レベル電位に対応し、センスアンプ60に供給さ
れる内部電源電位Vddsを発生する内部電位発生回路
70を備える。
【0065】図2は、図1に示したBIST回路200
0の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0066】BIST回路2000は、コントロール回
路26からの制御に応じて、ビルトインテスト動作を制
御するためのBIST制御部2010とBIST制御部
2010に制御されて、ビルトインテスト動作中に内部
行アドレス信号RA0−13,/RA0−13および内
部列アドレス信号CA0−8,/CA0−8、テスト書
込データTDおよび期待値データEDをそれぞれ生成す
るテスト信号発生器2020と、BIST制御部201
0により制御され、アドレスバッファ30からの内部行
アドレス信号RA0−13,/RA0−13と、テスト
信号発生器からの内部行アドレス信号とを受けて、動作
モードに応じていずれか一方を選択的に行デコーダ40
およびスペアロウデコーダ42に与えるマルチプレクサ
2030と、BIST制御部2010により制御され
て、アドレスバッファ30からの内部列アドレス信号C
A0−8,/CA0−8と、テスト信号発生器2020
からの内部列アドレス信号とを受けて、動作モードに応
じていずれか一方を列デコーダ50およびスペアコラム
デコーダ52に出力するマルチプレクサ2040と、B
IST制御部2010により制御され、書込ドライバ8
0からの書込データWDと、テスト信号発生器2020
からのテスト書込データTDとを受けて、動作モードに
応じていずれか一方を列選択ゲート200に与えるマル
チプレクサ2050と、ビルトインテストモードにおけ
る読出動作において、列選択回路200からの読出デー
タRDと、テスト信号発生器2020からの期待値デー
タEDとを比較し、比較結果の一致/不一致に応じてパ
ス/フェイル信号P/Fを出力する比較器2060と、
ビルトインテストモード中にテスト信号発生器から出力
される内部行アドレス信号および内部列アドレス信号と
を受けて、比較器2060からのパス/フェイル信号P
/Fが活性化(データEDとデータRDとが一致しなか
った場合)するのに応じて、正規メモリセルアレイ10
0R中の不良アドレスを記憶し、かつ、スペアロウSR
およびスペアコラムSCにより置換されるべき不良アド
レスを決定するアドレス置換判定器3000とを含む。
【0067】BIST制御部2010は、アドレス置換
判定器3000の判定結果に応じて、スペアロウデコー
ダ42およびスペアコラムデコーダ52が電気的に書換
え可能な不揮発性記憶素子を備える場合は、これら不揮
発性記憶素子に置換されるべき不良アドレスをプログラ
ムする。または、BIST制御部2010は、アドレス
置換判定器3000の判定結果に応じて、置換されるべ
き不良アドレスを読出しアンプ80、入出力バッファを
介して、入出力端子群15から外部へ出力する。
【0068】図3は、図2に示したアドレス置換判定器
3000の構成を説明するための概略ブロック図であ
る。
【0069】まず、アドレス置換判定器3000の構成
について説明する前に、図1におけるメモリセルアレイ
100中の不良アドレスを、スペアロウSRおよびスペ
アコラムSCで置換する処理手続について簡単にまとめ
ておく。
【0070】以下では、図19に示したメモリセルアレ
イ部8010における不良メモリセルと同一の不良メモ
リセル分布が、メモリセルアレイ100においても発生
しているものとする。
【0071】したがって、以下、図19を再び参照し
て、不良メモリセルDBM1〜DBM8の8個の不良メ
モリセルが存在する場合、順次行アドレスを変化させな
がら、かつ列アドレスを変化させつつ、これら不良メモ
リセルDBM1〜DBM8を検出していくとき、不良メ
モリセルDBM1〜DBM8の順で、不良メモリセルの
存在が検出されていくことになる。
【0072】このとき、2本のスペアロウSR1および
SR2と、2本のスペアコラムSC1とSC2で、これ
ら不良メモリセルに対応する不良アドレスの置換処理を
行なう場合に、スペアロウとスペアコラムをいかなる順
番で、不良メモリセルに対応する正規メモリセル行また
は正規メモリセル列と置換していくかに依存して、すべ
ての不良メモリセルが救済される場合とそうでない場合
とが存在する。
【0073】たとえば、不良メモリセルDBM1(行ア
ドレスRF1,列アドレスCF1)を、スペアロウメモ
リセルSRM1で置換し、不良メモリセルDBM2〜D
BM4(行アドレスはRF2で共通、列アドレスは、そ
れぞれCF2、CF3、CF4)を2番目のスペアロウ
メモリセルSRM2で置換し、不良メモリセルDBM5
〜DBM7(列アドレスはCF5で共通、行アドレス
は、それぞれRF3,RF4,RF5)を1番目のスペ
アコラムメモリセルSCM1で置換し、不良メモリセル
DBM8(行アドレスRF8,列アドレスCF8)を、
2番目のスペアコラムメモリセルSCM2で置換した場
合は、すべての不良メモリセルDBM1〜DBM8を、
2本のスペアロウSR1,SR2および2本のスペアコ
ラムSC1,SC2で置換することが可能である。
【0074】しかしながら、たとえば、不良メモリセル
DBM1を、まず第1のスペアコラムメモリセルSCM
1で置換し、不良メモリセルDBM2を第2のスペアコ
ラムメモリセルSCM2で置換した後に、続いて検出さ
れる3番目の不良メモリセルDBM3を1番目のスペア
ロウメモリセルSRM1で置換し、5番目に現われる不
良メモリセルDBM5を、2番目のスペアロウメモリセ
ルSRM2で置換するという処理を順次行なった場合
は、すべての不良メモリセルを2本のスペアロウおよび
2本のスペアコラムで置換することで救済することはで
きない。
【0075】以上のように、不良メモリセルを順次検出
しつつ、スペアロウまたはスペアコラムで置換する処理
においては、不良メモリセルの正規メモリアレイ中での
分布のみならず、いかなる順序でスペアロウおよびスペ
アコラムの置換処理を行なっていくかに依存して、救済
可能な場合と救済可能でない場合があることになる。
【0076】ここで、スペアロウが2本あり、スペアコ
ラムも2本ある場合、順次検出される不良メモリセル
を、いかなる順序でスペアロウおよびスペアコラムと置
換していくかには、各置換を行なう4つのステップ中に
おいて何番目のステップでスペアロウあるいはスペアコ
ラムとの置換を行なうかにより、以下の6通りの組合せ
がある。
【0077】以下では、スペアロウとの置換を行なう場
合をRで表わし、スペアコラムとの置換を行なう場合を
Cで表わすものとする。
【0078】ケース1:R→R→C→C ケース2:R→C→R→C ケース3:R→C→C→R ケース4:C→R→R→C ケース5:C→R→C→R ケース6:C→C→R→R すなわち、4つのステップのうち、何番目のステップ
で、スペアロウとの置換を行なうかが決定されれば、こ
のような組合せが決定されることになり、このような組
合せの総数は全部で4個(スペアロウ2個+スペアコラ
ム2個)のものから2個を取出す場合の組合せの数
(2+2)2=4!/(2!・2!)=6通りだけあること
になる。ここで、自然数kに対し、k!は、自然数kの
階乗を表す。
【0079】より一般的には、スペアロウがm本、スペ
アコラムがn本ある場合、このような組合せの数は
(m+n)n(m+n)m=(m+n)!/(m!×n!)通
りだけ存在することになる。
【0080】スペアロウ2本およびスペアコラム2本に
より、最終的にすべての不良メモリセルの置換および救
済が可能である場合は、上記6通りの順序のうちに必
ず、完全に救済を行うことが可能なスペアロウおよびス
ペアコラムとの置換処理の順序が存在することになる。
【0081】図3に示されたアドレス置換判定器300
0においては、上述のような6通りの場合をそれぞれ並
列に判定していくことが可能なように、6通りの系統に
ついて並列的に処理をする構成となっている。
【0082】図3を参照して、アドレス置換判定器30
00は、上記ケース1からケース6のそれぞれに対応し
て、不良アドレスの置換処理を行なった場合に、不良ア
ドレスの置換により、救済可能であるかをそれぞれ判定
するための第1から第6の置換判定部3100.1〜3
100.6を備える。
【0083】アドレス置換判定器3000は、さらに、
第1の置換判定部3100.1から第6の置換判定部3
100.6に対応して、各々が2本のスペアロウと置換
するべきロウアドレスを記憶するロウアドレス記憶部R
M1〜RM6と、2本のコラムアドレスと置換されるべ
き列アドレスを記憶するためのコラムアドレス記憶部C
M1〜CM6を備える。
【0084】たとえば、上記ケース1の場合、すなわ
ち、スペアロウによる置換処理を2回続けて行なった
後、スペアコラムによる置換を2回続けて行なう処理に
対応して設けられる第1の置換判定部3100.1に対
応して、ロウアドレス記憶部RM1およびコラムアドレ
ス記憶部CM1がそれぞれ設けられている。
【0085】ロウアドレス記憶部RM1は、第1のスペ
アロウSR1により置換されるべきロウアドレスを記憶
するための記憶セル列MCR11と、第2のスペアロウ
SR2で置換されるべき行アドレスを記憶するための記
憶セル列MCR12とを含む。
【0086】一方、コラムアドレス記憶部CM1は、第
1のスペアコラムSC1により置換されるべき列アドレ
スを記憶するための記憶セル列MCC11と、第2のス
ペアコラムSC2で置換されるべき列アドレスを記憶す
るための記憶セル列MCC12とを含む。
【0087】第1の置換判定部3100.1は、上述の
とおりケース1の場合に対応しているので、対応してい
るロウアドレス記憶部RM1およびコラムアドレス記憶
部CM1中の記憶セル列を、記憶セル列MCR11、記
憶セル列MCR12、記憶セル列MCC11、記憶セル
列MCC12の順序で、パス/フェール信号P/Fが活
性化するごとに、その時点での内部アドレス信号を記憶
セル列に書込むか否かの判定をしていく。
【0088】メモリセル列MCR11、MCR12、M
CC11、MCC12に対応して、プリチャージ回路C
PR11、CPR12、CPC11、CPC12がそれ
ぞれ設けられている。プリチャージ回路CPR11〜C
PC12は、それぞれ、対応する記憶セル列MCR11
〜MCC12に対して設けられている一致判定線MHL
を、信号φに応じて“H”レベルにプリチャージする。
【0089】メモリセル列MCR11およびMCR12
は、それぞれ内部行アドレス信号RA0,/RA0の組
〜信号RA13,/RA13の組の14個の組に対応し
て設けられ、これら信号のレベルを記憶するためのTG
セルを含んでいる。
【0090】同様にして、記憶セル列MCC11および
MCC12は、それぞれ、内部列アドレス信号CA0,
/CA0の組〜信号CA8,/CA8の組に対応してそ
れぞれ設けられ、これら信号レベルを記憶するためのT
Gセルを含んでいる。
【0091】ロウアドレス記憶部RM1およびコラムア
ドレス記憶部CM1中のTGセルは、対応する第1の置
換判定部3100.1からの指示に応じて、書込活性化
線TWLのレベルが活性レベル(“H”レベル)となる
ことに応じて、それぞれ対応する内部行アドレス信号ま
たは内部列アドレス信号のレベルを記憶する。
【0092】一方、予め“H”レベルにプリチャージさ
れている一致判定線MHLのレベルは、記憶セル列が既
に記憶しているアドレス信号のレベルと、その時点でア
ドレス置換判定器3000に与えられている内部アドレ
ス信号RA0,/RA0〜RA13,/RA13または
内部列アドレス信号CA0,/CA0〜CA8,/CA
8のレベルとが一致している場合には“H”レベルを維
持する。一方、一致していない場合には、一致判定線M
HLのレベルは、“L”レベルとなる。
【0093】さらに、記憶セル列MCR11,MCR1
2,MCC11およびMCC12に対応して、フリップ
フロップ回路SFR11、SFR12、SFC11、S
FC12がそれぞれ設けられている。フリップフロップ
回路SFR11〜SFC12のレベルは、テスト動作が
開始される前に、リセット信号RSTによりリセットさ
れており、対応する記憶セル列の書込選択線TWLが活
性状態(“H”)となることに応じて、セットされる。
【0094】第2の置換判定部3100.2は、ケース
2に対応しており、スペアロウによる置換処理と、スペ
アコラムによる置換を交互に行なう処理に対応して、ロ
ウアドレス記憶部RM2およびコラムアドレス記憶部C
M2がそれぞれ設けられている。第2の置換判定部31
00.2は、対応しているロウアドレス記憶部RM2お
よびコラムアドレス記憶部CM2中の記憶セル列を、記
憶セル列MCR21、記憶セル列MCC21、記憶セル
列MCR22、記憶セル列MCC22の順序で、パス/
フェイル信号P/Fが活性化するごとに、その時点での
内部アドレス信号を記憶セル列に書込むか否かの判定を
していく。その他の構成は、第1の置換判定部310
0.1の構成と同様である。
【0095】第3から第6の置換判定部3100.3〜
3100.6についても、それぞれが、ケース3からケ
ース6に応じて、対応する記憶セル列と記憶セル列への
書込みを行う順序とが異なるのみで、その他の構成は置
換判定部3100.1の構成と同様であるのでその説明
は繰り返さない。
【0096】以上のような構成において、置換判定部3
100.1の動作の大略を述べると以下のとおりであ
る。
【0097】すなわち、たとえば、パス/フェイル信号
P/Fが活性状態となった時点で、第1の置換判定部3
100.1は、記憶セル列MCR11の書込選択線TW
Lを活性状態とする。これに応じて、記憶セル列MCR
11に対応するフリップフロップ回路SFR11のレベ
ルがセットされ、この記憶セル列MCR11へのアドレ
ス信号の書込が既に行なわれたことがデータとして保持
される。
【0098】続いて、再びパス/フェイル信号P/Fが
活性状態となった際に、記憶セル列MCR11中に保持
されている内部行アドレス信号と、この時点での内部行
アドレス信号のレベルとの比較を、それぞれのTGセル
が行ない、その比較結果に応じて、記憶セル列MCR1
1の一致検出線MHLのレベルが駆動される。これに応
じて、第1の置換判定部3100.1は、既に記憶セル
列MCR11に保持されている内部行アドレスと、新た
に検出された不良メモリセルに対応する内部行アドレス
とが一致している場合には、記憶セル列MCR12の活
性化を行なわない。
【0099】これに対して、記憶セル列MCR11に既
に記憶されている内部行アドレスと、新たに発見された
不良メモリセルに対応する内部行アドレスとが一致して
いない場合には、第1の置換判定部3100.1は、2
番目に活性化されるべき記憶セル列MCR12の書込選
択線TWLを活性状態とする。
【0100】すると、2番目の記憶セル列MCR12
に、新たに発見された不良メモリセルに対応する内部行
アドレスが書込まれるとともに、記憶セル列MCR12
に対応するフリップフロップ回路SFR12のレベルが
セット状態とされる。
【0101】以下同様にして、順次不良メモリセルが検
出されるたびに、既に記憶セル列中に保持されている内
部行アドレスあるいは内部列アドレスと、新たに検出さ
れた不良メモリセルに対応する内部行アドレスまたは内
部列アドレスが一致しない場合には、第1の置換判定部
3100.1の対応するケース1の順番に従って、記憶
セル列が活性化されていく。
【0102】一方で、既に記憶セル列中に記憶されてい
る内部行アドレスまたは内部列アドレスと、新たに検出
された不良メモリセルに対応する内部行アドレスまたは
内部列アドレスとが一致する場合には、第1の置換判定
部3100.1は、次の順番に対応する記憶セル列の活
性化は行なわない。
【0103】最終的に、ビルトインテスト中において正
規メモリセルを検査していったときに、順次検出される
すべての不良メモリセルの内部行アドレスおよび内部列
アドレスが、ロウアドレス記憶部MR1およびコラムア
ドレス記憶部CM1中に既に記憶されている内部行アド
レスまたは内部列アドレスと一致しているならば、第1
の置換判定部3100.1に対応した順序で不良メモリ
セルをスペアロウまたはスペアコラムで置換すること
で、すべての不良メモリセルを置換救済することが可能
と判定される。その判定結果は、リペアフェイル信号R
Fとして、アドレス置換判定器3000からBIST制
御部2010に与えられる。
【0104】上述のとおり、第1の置換判定部310
0.1およびそれに対応するロウアドレス記憶部RM1
ならびにコラムアドレス記憶部CM1に対応するのと同
様の構成が、第2の置換判定部3100.2〜第6の置
換判定部3100.6に対応しても設けられている。し
かも、第2の置換判定部3100.2から第6の置換判
定部3100.6のそれぞれが、ケース2からケース6
にそれぞれ対応していることに応じて、各置換判定部
は、対応する順序に従ってロウアドレス記憶部の記憶セ
ル列およびコラムアドレス記憶部の記憶セル列を活性化
していく。
【0105】したがって、図1に示したように、2個の
スペアロウおよび2個のスペアコラムにより、正規メモ
リセルアレイ100R中の不良メモリセルの救済が可能
であるならば、第1の置換判定部3100.1から第6
の置換判定部3100.6のいずれか少なくとも1つか
らのリペアフェイル信号RFは、最後の不良メモリセル
が検出された時点でも、不活性状態(“L”レベル)を
維持していることになる。
【0106】これに応じて、BIST制御部2010
は、リペアフェイル信号RFが不活性状態である置換判
定部に対応するロウアドレス記憶部およびコラムアドレ
ス記憶部に保持されている内部行アドレス信号および内
部列アドレス信号を読み出す。この読み出した内部行ア
ドレス信号および内部列アドレス信号に応じて、スペア
ロウデコーダ42およびスペアコラムデコーダ52に対
して、置換されるべき行アドレスおよび列アドレスをプ
ログラムすることが可能となる。
【0107】以上のとおり、ロウアドレス記憶部RM1
からRM6に対して、記憶セル列は2×6=12個存在
し、コラムアドレス記憶部CM1〜RM6に対して、記
憶セル列が2×6=12個存在し、合計で24個の記憶
セル列が存在していることになる。
【0108】図4は、図3に示したTGセルの構成を示
す回路図である。TGセルは、内部列アドレス信号CA
nまたは内部行アドレス信号RAn(n:自然数、RA
nの場合はn=0〜13、CAnの場合はn=0〜8)
を伝達するためのアドレス信号線ASL1と、2つのイ
ンバータINV1およびINV2により構成される記憶
素子BSEと、記憶素子BSEの記憶ノードn1とアド
レス信号線ASL1とを、信号線TWLのレベルに応じ
て接続するためのNチャネル型アクセストランジスタT
A1と、アドレス信号CAnまたはRAnと相補な内部
アドレス信号/CAnまたは/RAnを伝達するための
アドレス信号線ASL2と、記憶素子BSEの記憶ノー
ドn2とアドレス信号線ASL2との間の接続を、信号
TWLのレベルに応じて接続するためのNチャネル型ア
クセストランジスタTA2と、一致検出線MHLと接地
電位との間に直列に接続されるNチャネルトランジスタ
T11およびT12と、一致検出線MHLと接地電位と
の間に直列に接続されるトランジスタT13およびT1
4とを含む。
【0109】トランジスタT11のゲートは、アドレス
信号線ASL1と接続し、トランジスタT12のゲート
は、記憶素子BSEの記憶ノードn2と接続している。
【0110】トランジスタT13のゲートは、記憶素子
BSEの記憶ノードn1と接続し、トランジスタT14
のゲートはアドレス信号線ASL2と接続している。
【0111】すなわち、書込選択線TWLの活性化に応
じて、記憶素子BSEは、アドレス信号線ASL1およ
びASL2と接続される。一方、記憶素子BSEに保持
されているデータと、アドレス信号線ASL1およびA
SL2上の内部アドレス信号とが一致しない場合には、
一致検出線MHLは、トランジスタT11およびT12
の経路またはトランジスタ13およびT14の経路のい
ずれかを介して、接地電位と接続され放電されることに
なる。
【0112】図5は、図3に示した第1の置換判定部3
100.1の構成を説明するための概略ブロック図であ
る。
【0113】第2の置換判定部3100.2〜第6の置
換判定部3100.6の構成も、接続される記憶セル列
が異なるのみで、その基本的な構成は同様である。
【0114】第1の置換判定部3100.1は、記憶セ
ル列MCR11の一致検出線MHLとフリップフロップ
回路SFR11の出力とが入力ノードと接続するAND
回路3102と、記憶セル列MCR12の一致検出線M
HLと、フリップフロップ回路SFR12の出力とが入
力ノードと接続するAND回路3104と、記憶セル列
MCC11の一致検出線MHLと、フリップフロップ回
路SFC11の出力とが入力ノードと接続するAND回
路3106と、記憶セル列MCC12の一致検出線MH
Lと、フリップフロップ回路SFC12の出力とが入力
ノードと接続するAND回路3108と、AND回路3
102〜3108の出力を受けて、信号MSを出力する
4入力NOR回路3110とを含む。
【0115】以下では、第1の置換判定部3100.1
のAND回路3102〜3108の入力ノードのうち、
一致検出線MHLと接続する入力ノードをそれぞれノー
ドMHa、MHb、MHc、MHdで表わし、フリップ
フロップ回路SFR11〜SFC12の出力と接続する
入力ノードをノードMVa、MVb、MVc、MVdで
表わすことにする。
【0116】第1の置換判定部3100.1はさらに、
ノードMVaのレベルの反転信号、ノードMVbのレベ
ルの反転信号、ノードMVcのレベルの反転信号、ノー
ドMVdのレベルの反転信号と、信号MSと、パス/フ
ェイル信号P/Fとを受けて、これらの信号の論理積
を、記憶セル列MCR11の書込選択線TWLに与える
書込選択信号WEaとして出力する論理ゲート3200
と、ノードMVaのレベルの信号、ノードMVbのレベ
ルの反転信号、ノードMVcのレベルの反転信号、ノー
ドMVdのレベルの反転信号と、信号MSと、パス/フ
ェイル信号P/Fとを受けて、これらの信号の論理積
を、記憶セル列MCR12の書込選択線TWLに与える
書込選択信号WEbとして出力する論理ゲート3202
と、ノードMVaのレベルの信号、ノードMVbのレベ
ルの信号、ノードMVcのレベルの反転信号、ノードM
Vdのレベルの反転信号と、信号MSと、パス/フェイ
ル信号P/Fとを受けて、これらの信号の論理積を、記
憶セル列MCC11の書込選択線TWLに与える書込選
択信号WEcとして出力する論理ゲート3204と、ノ
ードMVaのレベルの信号、ノードMVbのレベルの信
号、ノードMVcのレベルの信号、ノードMVdのレベ
ルの反転信号と、信号MSと、パス/フェイル信号P/
Fとを受けて、これらの信号の論理積を、記憶セル列M
CC12の書込選択線TWLに与える書込選択信号WE
dとして出力する論理ゲート3206とを含む。
【0117】第1の置換判定部3100.1はさらに、
ノードMVaのレベル、ノードMVbのレベル、ノード
MVcのレベル、ノードMVdのレベル、信号MSおよ
びパス/フェイル信号P/Fを受けて、これらの論理積
を出力する6入力AND回路3208と、リセット信号
RSTに応じてリセットされ、AND回路3208の出
力に応じてセットされて、ケース1に対するリペアフェ
イル信号CS1−RFを出力するフリップフロップ回路
3210とを含む。
【0118】次に、図3に示したアドレス置換判定器3
000の動作をより詳しく説明する。
【0119】図6および図7は、アドレス置換判定器3
000の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【0120】以下の説明においても、図19に示した不
良メモリセルDBM1〜DBM8の順序で不良メモリセ
ルが検出された場合について説明する。
【0121】図6には図示しないが、テスト開始前に、
すべてのフリップフロップのクリア動作を行なうために
リセット信号RSTが活性化される。また、図示しない
が、各一致判定動作を行なう前に、信号φに応じて、一
致判定線MHLは“H”レベルにプリチャージされてい
るものとする。
【0122】以下、第1の置換判定部3100.1の動
作と、それに接続された記憶セル列MCR11、MCR
12、MCC11、MCC12の動作について説明す
る。
【0123】第1の置換判定部3100.1は、上述の
とおり、検出された不良メモリセルを、スペアロウ→ス
ペアロウ→スペアコラム→スペアコラムの順に従って置
換していく処理に対応している。
【0124】図6を参照して、第1の置換判定部310
0.1のMSノードのレベル(図6中の信号CS1−M
Sに対応)は、時刻t1において、ノードMVa、MV
b、MVc、MVdのすべてが“L”レベルなので、言
い換えると記憶セル列MCR11、MCR12、MCC
11、MCC12のすべての値が未だ書込動作が行なわ
れていないので、“H”レベルとなっている。
【0125】不良メモリセルDBM1が検出され、信号
P/Fが活性化(“H”レベル)となった時点の時刻t
2で、記憶セル列MCR11に対する書込選択信号WE
aが“H”レベルになり、記憶セル列MCR11に不良
メモリセルDBM1のロウアドレスRF1が書込まれ
る。
【0126】次に、不良メモリセルDBM2の検出時に
は、記憶セル列MCR11に対応するフリップフロップ
回路SFR11からの信号に応じてノードMVaのレベ
ルは“H”レベルとなっているが、記憶セル列MCR1
1に記録されている値と不良メモリセルDBM2のロウ
アドレスが一致しないため、ノードMHaのレベルは
“H”レベルとはならない。このため、第1の置換判定
部3100.1のMSノードは“H”レベルとなり、信
号P/Fが時刻t3で“H”レベルとなるのに応じて、
記憶セル列MCR12に対応した書込選択信号WEbが
“H”レベルとなって、記憶セル列MCR12に不良メ
モリセルDBM2のロウアドレスRF2が書込まれる。
【0127】次に、不良メモリセルDBM3の検出時に
は、記憶セル列MCR12に既に記録されたロウアドレ
スが不良メモリセルDBM3のロウアドレスと一致する
ため、第1の置換判定部3100.1のMSノードは
“L”レベルとなる。そのため、記憶セル列MCC11
に対応する書込選択信号WEcは“L”レベルのままで
あるため、記憶セル列MCC11への書込は行なわれな
い。
【0128】不良メモリセルDBM4の検出時について
も同様に、MSノードが“L”レベルとなるため、記憶
セル列MCC11への内部アドレスの書込は行なわれな
い。
【0129】次に、図7を参照して、不良メモリセルD
BM5の検出時の時刻t4には、既に対応する記憶セル
列に記憶されているいずれの内部行アドレスおよび内部
列アドレスとも不良メモリセルDBM5の内部アドレス
が一致しないため、記憶セル列MCC11へ不良メモリ
セルDBM5の内部コラムアドレスが書込まれる。
【0130】不良メモリセルDBM6およびDBM7の
検出時には、既に記憶セル列MCC11に記録されたコ
ラムアドレスと、不良メモリセルDBM6およびDBM
7のコラムアドレスが一致するため、記憶セル列MCC
12への書込選択信号WEdは活性化されず、記憶セル
列MCC12への内部アドレスの書込は行なわれない。
【0131】不良メモリセルDBM8の検出時の時刻t
5においては、不良メモリセルDBM8のコラムアドレ
スが、既にメモリセル列MCR11、MCR12、MC
C11に記憶されている内部アドレスとは一致しないた
め、不良メモリセルDBM8のコラムアドレスCF8が
記憶セル列MCC12へ書込まれる。
【0132】メモリアレイ中のすべての不良が検出され
た時点(テスト終了時)においても、以上の動作では、
第1の置換判定部3100.1のフリップフロップ回路
3210の出力レベルはセットされない。
【0133】第2の置換判定部3100.2〜第6の置
換判定部3100.6についても、それらが接続される
記憶セル列やロウまたはコラム判定を行う順序が第1の
置換判定部3100.1とは異なるが、その動作は第1
の置換判定部3100.1の動作と同様である。
【0134】ただし、各記憶セル列に書込まれるアドレ
スと、8番目の不良メモリセルDBM8が検出された際
にフリップフロップ回路3210の出力がセットされて
いるか否かとについては、各置換判定部によって異なっ
ている。
【0135】テストが終了した後、BIST制御部20
10は、第1の置換判定部3100.1から第6の置換
判定部3100.6のフリップフロップ回路3210の
値に対応するリペアフェイル信号RFを読取る。第1の
置換判定部3100.1から第6の置換判定部310
0.6のうち、リペアフェイル信号RFが“L”レベル
である置換判定部に接続されている記憶セル列であっ
て、かつ、有効な値を保持している記憶セル列、言い換
えると、ノードMVa、MVb、MVc、MVdのう
ち、そのレベルが“H”レベルである記憶セル列に記憶
されている値が、置換するべきアドレスを示す。以上説
明した例では、第1の置換判定部3100.1に対応す
る記憶セル列に記憶されたアドレスまたは第5の置換判
定部3100.5に接続された記憶セル列に記録された
値に基づいて、スペアロウおよびスペアコラムで置換処
理をすればよい。
【0136】以上説明したようなBIST回路2000
の構成では、被測定半導体記憶装置の記憶容量が大きく
なっても、回路規模を小さく抑えることができるため、
半導体記憶装置への内蔵が容易であるという利点があ
る。
【0137】なお、以上の説明では、スペアロウが2
本、スペアコラムが2本の場合を例として説明したが、
スペアロウおよびスペアコラムの数はこれらの値に限定
されることなく、たとえば、スペアロウおよびスペアコ
ラムの本数が増えた場合には、それに応じて、増加する
組み合わせの数だけ置換判定部を設け、かつそれに対応
するロウアドレス記憶部およびコラムアドレス記憶部を
設ければよい。
【0138】さらに、実施の形態1では半導体記憶装置
内部にBIST回路2000が設けられる構成とした
が、この発明はこのような場合に限定されることなく、
半導体記憶装置が、たとえばロジック回路とともにワン
チップ上に集積化されている場合に、この半導体記憶装
置のテストをするためにBIST回路2000が設けら
れる構成となっていてもよい。
【0139】[実施の形態2]実施の形態1では、半導
体記憶装置1000中にBIST回路2000が内蔵さ
れ、このBIST回路2000により、不良メモリセル
の検出および冗長解析が行なわれる構成であった。
【0140】実施の形態2では、BIST回路の置換ア
ドレス判定回路3000が、半導体記憶装置8000内
部ではなく、外部のテスタ中に設けられ、このテスタか
らの制御に応じて、半導体記憶装置8000がテストお
よび冗長解析される場合の構成を示す。
【0141】図8は実施の形態2のテスタ4000の構
成を示す概略ブロック図である。すなわち、図8に示し
た実施の形態2のテスタ4000では、図20に示した
テスタ9000において、フェイルメモリ9030の代
わりに、実施の形態1のアドレス置換判定器3000が
設けられ、これに応じて、解析処理が容易となることに
応じて、解析装置9040が解析装置4040に置換え
られている。
【0142】その他の点は、図20に示した従来のテス
タ9000の構成と同様なので、同一部分には同一符号
を付してその説明は繰返さない。また、半導体記憶装置
8000の構成も、BIST回路2000が設けられて
いないことを除いて、実施の形態1のDRAM1000
の構成と同様であるので、同一部分には同一符号を付し
てその説明は繰返さない。
【0143】テスト動作において、テスタ4000が、
半導体記憶装置8000にアドレス信号RA0−13、
CA0−8を与え、信号発生器9010が、アドレス置
換判定器3000に、内部アドレス信号RA0−13、
/RA0−13、CA0−8、/CA0−8を与える。
【0144】書込み動作では、信号発生器9010がテ
ストデータTDを半導体記憶装置8000に与える。読
出し動作では、比較器9020が、信号発生器9010
からの期待値データEDと半導体記憶装置8000から
の読出しデータRDを比較し、比較結果に応じてパス/
フェイル信号P/Fをアドレス置換判定器3000に出
力する。
【0145】以上のような構成とすると、実施の形態2
のメモリテスタ4000では、従来のメモリテスタ90
00におけるフェイルメモリ9030に比べ、回路規模
の小さなアドレス置換判定器3000により、不良メモ
リセルの検出および冗長解析を行なうことが可能とな
る。そのため、被測定半導体記憶装置の記憶容量が大き
くなっても、容量増加に対応するためのコストの増加が
少ないという利点がある。
【0146】[実施の形態3]実施の形態1の図3に示
したアドレス置換判定器3000の構成では、第1の置
換判定部3100.1から第6の置換判定部3100.
6のそれぞれに対応して、4組ずつの記憶セル列が設け
られる構成となっていた。
【0147】しかしながら、図6および図7で説明した
アドレス置換判定器3000の動作においても明らかな
ように、記憶セル列MCR11、MCR12、〜MCR
61、MCR62ならびにメモリセル列MCC11、M
CC12〜MCC61、MCC62のうちの記憶セル列
には、他の記憶セル列とその記憶するデータが全く同様
に変化するいくつかのグループが存在する。
【0148】実施の形態3では、このような性質を利用
して、記憶セル列の個数を削減し、より回路規模を削減
して、実施の形態1のアドレス置換判定器3000と同
様の動作をすることが可能なアドレス置換判定器500
0を提供する。
【0149】上述したような動作を理解するために、ケ
ース1〜ケース6の各々について、置換処理を行なう各
ステップにおいて、記憶セル列の記憶情報がどのように
変化するかを以下に詳しく考察する。
【0150】図9は、ケース1〜ケース6の各々におい
て、各記憶セル列の状態の変化を説明するための系統図
である。
【0151】図9において、第i番目(i:自然数であ
って、1〜6のいずれかの値)のケースにおいて、第j
番目(j:自然数であって、1〜4のいずれかの値)の
置換処理のステップで行なわれる処理をXijで表わす。
図9においては、スペアロウとの置換が行なわれる場合
はXをRとし、スペアコラムとの置換が行なわれる場合
はXをCで置換えている。
【0152】たとえばケース1では、ステップ1ではス
ペアロウとの置換が行なわれるため、ケース1のステッ
プ1で行なわれる処理はR11となる。他のケースおよび
他の処理ステップにおいても同様である。
【0153】実施の形態1で説明したとおり、順次不良
メモリセルを検出しつつ記憶セル列に順次内部アドレス
信号の書込みを行う場合、まだ内部アドレスの書込まれ
ていない記憶セル列中にアドレスの書込みが行なわれる
ためには、以下の特徴的な条件が満たされる必要があ
る。
【0154】すなわち、ある1つの置換判定部に対応す
る記憶セル列に注目すると、既に記憶されている不良メ
モリセルのロウアドレスまたはコラムアドレスのいずれ
か一つと同一のロウアドレスまたはコラムアドレスを有
する不良メモリセルが新たに検出された場合は、記憶セ
ル列中への内部アドレスの書込は行なわれない。逆に、
記憶セル列中に既に記憶されているロウアドレスまたは
コラムアドレスのいずれかとは異なるアドレスに対応す
る不良メモリセルが検出された場合にのみ、次のステッ
プへ処理が進み、記憶セル列への内部アドレス信号の書
込が行なわれる。
【0155】このことは、あるステップでの処理に注目
してみると、そのステップで書込が行なわれたアドレス
信号は、以後のステップでは書換えられることがないこ
とを意味する。つまり、第j番目のステップについてみ
ると、第j番目以前において、いかなるアドレスの不良
メモリセルが検出されたかに応じて、当該第j番目のス
テップまでの処理が決定され、それ以後の処理によって
は、第j番目までのステップで行なわれた処理(不良メ
モリセルのアドレスの記憶処理)は影響を受けないこと
を意味する。
【0156】言い換えれば、第j番目のステップ以前の
ステップにおいて、スペアロウとの置換およびスペアコ
ラムとの置換が同一の順序で行なわれているケース間で
は、各ケースの第j番目のステップ以前に対応する記憶
セル列では、記憶データは同一の経過を辿って変化する
ため、それらの記憶セル列には全く同じ不良アドレスが
記憶されることになる。
【0157】図9に示した例においては、ケース1〜ケ
ース3はいずれもステップ1ではスペアロウとの置換を
行なう。したがって、ケース1〜ケース3のステップ1
に対応するR11〜R31の処理に対応する記憶セル列の記
憶内容は、それ以降の処理の経過と関係なく全く同じア
ドレス値を記憶することになる。
【0158】ケース4〜ケース6についてもステップ1
で行なわれる処理C41〜C61に対応する記憶セル列の記
憶内容は、それ以後に行なわれる処理の経過とは関わり
なく、全く同一のアドレス値を記憶することになる。
【0159】同様にして、ステップ2においても、ケー
ス2およびケース3に対応する処理C22およびC32の処
理に対応する記憶セル列に保持される不良アドレス値は
それ以後の処理とは関わりなく全く同一の経過を辿るこ
とになる。
【0160】同様のことがケース4およびケース5のス
テップ2の処理R42およびR52に対応する記憶セル列に
ついても当てはまる。
【0161】以上の点を考慮すると、ケース1〜ケース
3のステップ1における処理R11〜R31に対応する記憶
セル列は共通のものとすることが可能であり、ケース4
〜ケース6のステップ1に対応する処理C41からC61
対応する記憶セル列は共通のものとすることが可能であ
る。
【0162】同様に、ケース2およびケース3のステッ
プ2に対応する処理C22およびC32に対応した記憶セル
列も共通の記憶セル列を用いることができる。さらに、
ケース4およびケース5のステップ2の処理に対応する
記憶セル列も同一の記憶セル列を用いればよい。
【0163】処理R11〜処理R31に対応する記憶セル列
をR1とし、処理C41〜C61に対応する記憶セル列をC
1とするように、図9に示したとおりの割当てを行なう
と、ロウアドレス記憶部としては、R1〜R9の9つの
記憶セル列が存在すれば十分であり、コラムアドレス記
憶部においては、C1〜C9の9つの記憶セル列が存在
すれば十分であることがわかる。
【0164】これらの対応関係をまとめると以下のとお
りである。 記憶セル列R1 : 処理R11、R21、R31 記憶セル列C1 : 処理C41、C51、C61 記憶セル列R2 : 処理R12 記憶セル列C2 : 処理C22、C32 記憶セル列R3 : 処理R42、R52 記憶セル列C3 : 処理C62 記憶セル列C4 : 処理C13 記憶セル列R4 : 処理R23 記憶セル列C5 : 処理C33 記憶セル列R5 : 処理R43 記憶セル列C6 : 処理C53 記憶セル列R6 : 処理R63 記憶セル列C7 : 処理C14 記憶セル列C8 : 処理C24 記憶セル列R7 : 処理R34 記憶セル列C9 : 処理C44 記憶セル列R8 : 処理R54 記憶セル列R9 : 処理R64 実施の形態3ではこのような性質を利用して、実施の形
態1における記憶セル列の個数を削減することが可能と
なる。
【0165】図10および図11は、実施の形態3のア
ドレス置換判定器5000の構成を示す図であり、図3
に示した実施の形態1のアドレス置換判定器3000の
構成と対比される図である。
【0166】図10は、アドレス置換判定器5000の
左半平面の構成を示し、図11は、アドレス置換判定器
5000の右半平面の構成を示す。図中、便宜上、左半
平面と右半平面の対応する配線には、同一の符号L1〜
L7を付しており、これらの配線が図10と図11との
境界でつながっていることを示している。
【0167】上述のとおり、ロウアドレス記憶部には、
記憶セル列R1〜R9が設けられ、コラムアドレス記憶
部には記憶セル列C1〜C9が設けられている。
【0168】ケース1からケース3のステップ1の処理
では、記憶セル列R1を共用して用いることが可能とな
るように、第1の置換判定部3100.1、第2の置換
判定部3100.2、第3の置換判定部3100.3か
らの出力信号WEaは、OR回路5010に与えられ、
OR回路5010の出力が記憶セル列R1の書込選択線
TWLに与えられる構成となっている。
【0169】同様にして、ケース4およびケース5の処
理R42および処理R52に対応して記憶セル列R3が共有
されるように、第4の置換判定部3100.4および第
5の置換判定部3100.5からの信号WEbは、OR
回路5020に与えられ、OR回路5020の出力が記
憶セル列R3の書込選択線TWLに与えられる。
【0170】また、ケース4からケース6のステップ1
の処理では、記憶セル列C1を共用して用いることが可
能となるように、第4の置換判定部3100.4、第5
の置換判定部3100.5、第6の置換判定部310
0.6からの出力信号WEaは、OR回路5030に与
えられ、OR回路5030の出力が記憶セル列C1の書
込選択線TWLに与えられる構成となっている。
【0171】同様にして、ケース2およびケース3の処
理C22および処理C32に対応して記憶セル列C2が共有
されるように、第2の置換判定部3100.2および第
3の置換判定部3100.3からの信号WEbは、OR
回路5040に与えられ、OR回路5040の出力が記
憶セル列C2の書込選択線TWLに与えられる。
【0172】その他の点は、実施の形態1のアドレス置
換判定器3000の構成と同様であるので、同一部分に
は同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0173】以上のような構成とすることで、実施の形
態1のアドレス置換判定器3000と同様の動作を、よ
り小さな回路規模で実現することが可能である。
【0174】図12および図13は、図10および図1
1に示したアドレス置換判定器5000の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【0175】以下の説明においても、図19に示した不
良メモリセルDBM1〜DBM8の順序で不良メモリセ
ルが検出された場合について説明する。
【0176】図12には図示しないが、テスト開始前
に、すべてのフリップフロップのクリア動作を行なうた
めにリセット信号RSTが活性化される。また、図示し
ないが、各一致判定動作を行なう前に、信号φに応じ
て、一致判定線MHLは“H”レベルにプリチャージさ
れているものとする。
【0177】以下、第1の置換判定部3100.1の動
作と、それに接続された記憶セル列R1、R2、C4、
C7の動作について説明する。
【0178】第1の置換判定部3100.1は、上述の
とおり、検出された不良メモリセルを、スペアロウ→ス
ペアロウ→スペアコラム→スペアコラムの順に従って置
換していく処理に対応している。
【0179】図12を参照して、第1の置換判定部31
00.1のMSノードのレベル(図12中の信号CS1
−MSに対応)は、時刻t1において、ノードMVa、
MVb、MVc、MVdのすべてが“L”レベルなの
で、言い換えると記憶セル列R1、R2、C4、C7の
すべての値が未だ書込動作が行なわれていないので、
“H”レベルとなっている。
【0180】不良メモリセルDBM1が検出され、信号
P/Fが活性化(“H”レベル)となった時点の時刻t
2で、記憶セル列R1に対する書込選択信号WEaが
“H”レベルになり、記憶セル列R1に不良メモリセル
DBM1のロウアドレスRF1が書込まれる。
【0181】次に、不良メモリセルDBM2の検出時に
は、記憶セル列R1に対応するフリップフロップ回路S
FR1からの信号に応じてノードMVaのレベルは
“H”レベルとなっているが、記憶セル列R1に記録さ
れている値と不良メモリセルDBM2のロウアドレスが
一致しないため、ノードMHaのレベルは“H”レベル
とはならない。このため、第1の置換判定部3100.
1のMSノードは“H”レベルとなり、信号P/Fが時
刻t3で“H”レベルとなるのに応じて、記憶セル列R
2に対応した書込選択信号WEbが“H”レベルとなっ
て、記憶セル列R2に不良メモリセルDBM2のロウア
ドレスRF2が書込まれる。
【0182】次に、不良メモリセルDBM3の検出時に
は、記憶セル列R2に既に記録されたロウアドレスが不
良メモリセルDBM3のロウアドレスと一致するため、
第1の置換判定部3100.1のMSノードは“L”レ
ベルとなる。そのため、記憶セル列C4に対応する書込
選択信号WEcは“L”レベルのままであるため、記憶
セル列C4への書込は行なわれない。
【0183】不良メモリセルDBM4の検出時について
も同様に、MSノードが“L”レベルとなるため、記憶
セル列C4への内部アドレスの書込は行なわれない。
【0184】次に、図13を参照して、不良メモリセル
DBM5の検出時の時刻t4には、既に対応する記憶セ
ル列に記憶されているいずれの内部行アドレスおよび内
部列アドレスとも不良メモリセルDBM5の内部アドレ
スが一致しないため、記憶セル列C4へ不良メモリセル
DBM5の内部コラムアドレスが書込まれる。
【0185】不良メモリセルDBM6およびDBM7の
検出時には、既に記憶セル列C4に記録されたコラムア
ドレスと、不良メモリセルDBM6およびDBM7のコ
ラムアドレスが一致するため、記憶セル列C7への書込
選択信号WEdは活性化されず、記憶セル列C7への内
部アドレスの書込は行なわれない。
【0186】不良メモリセルDBM8の検出時の時刻t
5においては、不良メモリセルDBM8のコラムアドレ
スが、既に記憶セル列R1、R2、C4に記憶されてい
る内部アドレスとは一致しないため、不良メモリセルD
BM8のコラムアドレスCF8が記憶セル列C7へ書込
まれる。
【0187】メモリアレイ中のすべての不良が検出され
た時点(テスト終了時)においても、以上の動作では、
第1の置換判定部3100.1のフリップフロップ回路
3210の出力信号CS1−RFのレベルはセットされ
ない。
【0188】第2の置換判定部3100.2〜第6の置
換判定部3100.6についても、それらが接続される
記憶セル列やロウまたはコラム判定を行う順序が第1の
置換判定部3100.1とは異なるが、その動作は第1
の置換判定部3100.1の動作と同様である。
【0189】ただし、各記憶セル列に書込まれるアドレ
スと、8番目の不良メモリセルDBM8が検出された際
にフリップフロップ回路3210の出力がセットされて
いるか否かとについては、各置換判定部によって異なっ
ている。
【0190】テストが終了した後、BIST制御部20
10は、第1の置換判定部3100.1から第6の置換
判定部3100.6のフリップフロップ回路3210の
値に対応するリペアフェイル信号RFを読取る。第1の
置換判定部3100.1から第6の置換判定部310
0.6のうち、リペアフェイル信号RFが“L”レベル
である置換判定部に接続されている記憶セル列であっ
て、かつ、有効な値を保持している記憶セル列、言い換
えると、ノードMVa、MVb、MVc、MVdのう
ち、そのレベルが“H”レベルである記憶セル列に記憶
されている値が、置換するべきアドレスを示す。以上説
明した例では、第1の置換判定部3100.1に対応す
る記憶セル列に記憶されたアドレスまたは第5の置換判
定部3100.5に接続された記憶セル列に記録された
値に基づいて、スペアロウおよびスペアコラムで置換処
理をすればよい。
【0191】以上説明したようなBIST回路の構成で
は、被測定半導体記憶装置の記憶容量が大きくなって
も、回路規模を小さく抑えることができるため、半導体
記憶装置への内蔵が容易であるという利点がある。
【0192】さらに、実施の形態3では半導体記憶装置
内部にBIST回路が設けられる構成としたが、この発
明はこのような場合に限定されることなく、半導体記憶
装置が、たとえばロジック回路とともにワンチップ上に
集積化されている場合に、この半導体記憶装置のテスト
をするためにBIST回路が設けられる構成となってい
てもよい。
【0193】また、なお、以上の説明では、スペアロウ
が2本、スペアコラムが2本の場合を例として説明した
が、スペアロウおよびスペアコラムの数はこれらの値に
限定されることなく、たとえば、スペアロウおよびスペ
アコラムの本数が増えた場合には、それに応じて、増加
する組み合わせの数だけ置換判定部を設け、かつそれに
対応するロウアドレス記憶部およびコラムアドレス記憶
部を設ければよい。
【0194】一例として、スペアロウが3本で、スペア
コラムが3本である場合の図9に対応する系統図を図1
4に示す。
【0195】スペアロウが3本、スペアコラムが3本で
あるため、置換ステップは全部で6ステップあり、置換
処理を行なう順序は(3+3)3=20通りだけの組合せが
存在する。
【0196】したがって、実施の形態1と同様の構成と
すれば、置換判定部は20個、それに対応する記憶セル
列は6×20=120個必要となる。
【0197】しかしながら実施の形態3と同様の処理を
行なうこととすれば、図14に示すように、ロウアドレ
ス記憶部の記憶セル列はR1〜R34の34個、コラム
アドレス記憶部の記憶セル列は、C1〜C34の34個
の合計64個に減少させることが可能である。
【0198】より一般的に、スペアロウがm本、スペア
コラムがn本存在する場合でも同様に記憶セル列の数を
減少させることが可能となる。
【0199】なお、アドレス置換判定器5000を実施
の形態2のアドレス置換判定回路3000の代わりにテ
スタに用いることも可能である。
【0200】[実施の形態4]図15は実施の形態4の
アドレス置換判定器6000の構成を示す概略ブロック
図である。
【0201】アドレス置換判定器6000も、実施の形
態1のアドレス判定器3000を置換えて動作すること
が可能である。以下では、このような構成について説明
する。
【0202】なお、図15に示すアドレス置換判定器6
000を実施の形態2のアドレス置換判定回路3000
の代わりにテスタに用いることも可能である。
【0203】図15のアドレス置換判定器6000にお
いても、スペアロウが2本で、スペアコラムが2本の場
合の半導体記憶装置の解析を行なう場合に相当する。
【0204】記憶セル列R1〜R4および記憶セル列C
1〜C4の各々は、それぞれ実施の形態3の記憶セル列
R1〜R9、記憶セル列C1〜C9と同様の構成を有す
る。
【0205】図15中のフリップフロップ回路SFR1
〜SFR4、SFC1〜SFC4の各々も、実施の形態
3のフリップフロップ回路SFR1〜SFR9またはS
FC1〜SFC9と同様のものである。
【0206】図16は、図15中の各Cセルの構成を示
す概略ブロック図である。図15中のCセルは、図16
に示すとおり、通常のSRAMと同様の構成を有するメ
モリセルである。すなわち、ワード線CWLが“H”レ
ベルのときに、アクセストランジスタTA1およびTA
2が導通状態となって、ビット線CBLの値と、その相
補のビット線/CBLの値を記憶素子BSEに記憶す
る。記憶素子BSEは、互いの入力ノードと出力ノード
が相互に接続する2つのインバータINV1およびIN
V2を含む。
【0207】再び図15を参照して、Cセルアレイは、
4行×512列の第1のCセルアレイがスペアロウ側
に、4行×8192列の第2のCセルアレイがスペアコ
ラム側にそれぞれ設けられている。
【0208】第1のコラムデコーダ6010は、図2に
示したテスト信号発生器2020で生成されたコラムア
ドレス信号CA0−8により選択される、4行×512
列(スペアロウ側)の第1のCセルアレイの512組の
ビット線対CBL,/CBL中の1組を、比較器206
0からの出力信号P/Fとその反転出力とにそれぞれ接
続する。
【0209】第2のコラムデコーダ6020は、テスト
信号発生器2020で生成された内部行アドレス信号R
A0−13により選択される、4行×8192列(スペ
アコラム側)のCセルの8192組のビット線対CB
L,/CBLのうちの1組を、比較器2060の出力P
/Fおよびその反転信号とに接続する。
【0210】アドレス置換判定器6000は、さらに、
記憶セル列R1〜R4および第1のCセルアレイに対応
して設けられるロウ置換判定部6100.1と、、記憶
セル列C1〜C4および第2のCセルアレイに対応して
設けられるコラム置換判定部6100.2と、ロウ置換
判定部6100.1からのロウリペアフェイル信号RF
Rとコラム置換判定回路6100.2からのコラムリペ
アフェイル信号RFCとを受けて、リペアフェイル信号
RFを生成するOR回路6030とを備える。
【0211】図17は、図15に示したロウ置換判定部
6100.1の構成を説明するための概略ブロック図で
ある。コラム置換判定部6100.2の構成も基本的に
同様である。
【0212】ロウ置換判定部6100.1は、パス/フ
ェイル信号P/Fとコラム置換判定部6100.2から
のミス信号MSとを受けるAND回路6101と、記憶
セル列R1の一致検出線MHLとフリップフロップ回路
SFR1の出力とが入力ノードと接続するAND回路6
102と、記憶セル列R2の一致検出線MHLと、フリ
ップフロップ回路SFR2の出力とが入力ノードと接続
するAND回路6104と、記憶セル列R3の一致検出
線MHLと、フリップフロップ回路SFR3の出力とが
入力ノードと接続するAND回路6106と、記憶セル
列R4の一致検出線MHLと、フリップフロップ回路S
FR4の出力とが入力ノードと接続するAND回路61
08と、AND回路6102〜6108の出力を受け
て、信号MSを出力する4入力NOR回路6110とを
含む。
【0213】以下でも、ロウ置換判定部6100.1の
AND回路6102〜6108の入力ノードのうち、一
致検出線MHLと接続する入力ノードをそれぞれノード
MHa、MHb、MHc、MHdで表わし、フリップフ
ロップ回路SFR1〜SFR4の出力と接続する入力ノ
ードをノードMVa、MVb、MVc、MVdで表わす
ことにする。
【0214】ロウ置換判定部6100.1はさらに、ノ
ードMVaのレベルの反転信号、ノードMVbのレベル
の反転信号、ノードMVcのレベルの反転信号、ノード
MVdのレベルの反転信号と、信号MSと、AND回路
6101の出力信号とを受けて、これらの信号の論理積
を、記憶セル列R1の書込選択線TWLに与える書込選
択信号WEaとして出力する論理ゲート6200と、ノ
ードMVaのレベルの信号、ノードMVbのレベルの反
転信号、ノードMVcのレベルの反転信号、ノードMV
dのレベルの反転信号と、信号MSと、AND回路61
01の出力信号とを受けて、これらの信号の論理積を、
記憶セル列R2の書込選択線TWLに与える書込選択信
号WEbとして出力する論理ゲート6202と、ノード
MVaのレベルの信号、ノードMVbのレベルの信号、
ノードMVcのレベルの反転信号、ノードMVdのレベ
ルの反転信号と、信号MSと、AND回路6101の出
力信号とを受けて、これらの信号の論理積を、記憶セル
列R3の書込選択線TWLに与える書込選択信号WEc
として出力する論理ゲート6204と、ノードMVaの
レベルの信号、ノードMVbのレベルの信号、ノードM
Vcのレベルの信号、ノードMVdのレベルの反転信号
と、信号MSと、AND回路6101の出力信号とを受
けて、これらの信号の論理積を、記憶セル列R4の書込
選択線TWLに与える書込選択信号WEdとして出力す
る論理ゲート6206とを含む。
【0215】ロウ置換判定部6100.1はさらに、ノ
ードMVaのレベル、ノードMVbのレベル、ノードM
Vcのレベル、ノードMVdのレベル、信号MSおよび
AND回路6101の出力信号を受けて、これらの論理
積を出力する6入力AND回路6208と、リセット信
号RSTに応じてリセットされ、AND回路6208の
出力に応じてセットされて、ロウリペアフェイル信号R
FR(コラム置換判定回路6100.2ではコラムリペ
アフェイル信号RFC)を出力するフリップフロップ回
路6210とを含む。
【0216】ロウ置換判定部6100.1は、さらに、
AND回路6102の出力信号とAND回路6101の
出力信号とを受けるAND回路6302と、AND回路
6104の出力信号とAND回路6101の出力信号と
を受けるAND回路6304と、AND回路6106の
出力信号とAND回路6101の出力信号とを受けるA
ND回路6306と、AND回路6108の出力信号と
AND回路6101の出力信号とを受けるAND回路6
308とを含む。
【0217】ロウ置換判定部6100.1は、さらに、
AND回路6302の出力信号と信号WEaとを受け、
信号CEaを出力するOR回路6312と、AND回路
6304の出力信号と信号WEbとを受け、信号CEb
を出力するOR回路6314と、AND回路6306の
出力信号と信号WEcとを受け、信号CEcを出力する
OR回路6316と、AND回路6308の出力信号と
信号WEdとを受け、信号CEdを出力するOR回路6
318とを含む。
【0218】信号CEa、CEb、CEc、CEdは、
それぞれ、第1のCセルアレイのうち、1行目〜4行目
のCセルのワード線にそれぞれ与えられる。
【0219】図18は、図15に示したアドレス置換判
定器6000の動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【0220】図示していないが、テスト開始前にすべて
のフリップフロップのクリア動作を行なう必要がある。
また、すべてのCセルに対して“L”レベルの値を書込
む動作を行なっておく必要もある。
【0221】テストを開始し、不良メモリセルDBM1
の検出時に、時刻t1で信号P/Fが“H”レベルにな
ると、ロウ置換判定部6100.1の信号WEaが
“H”レベルになり、記憶セル列R1に不良メモリセル
DBM1(ロウアドレスRF1、コラムアドレスCF
1)のロウアドレスRF1が書込まれる。また、ロウ置
換判定部6100.1の信号CEa(図18中では、信
号R−MH−CEaで示す)も“H”レベルになり、4
行×512列の1行目のCF1列目のCセルに“H”レ
ベルの値が書込まれる。
【0222】また、コラム置換判定部6100.2の信
号WEaが“H”レベルになり、記憶セル列C1に不良
メモリセルDBM1のコラムアドレスCF1が書込まれ
る。また、コラム置換判定部6100.2の信号CEa
(図18中では、C−MH−CEaで表す)も“H”レ
ベルになり、4行×8192列の1行目のRF1列のC
セルに“H”レベルの値が書込まれる。
【0223】不良メモリセルDBM2(ロウアドレスR
F2、コラムアドレスCF2)の検出時にも同様に、時
刻t2で信号P/Fが活性となり、記憶セル列R2に不
良メモリセルDBM2のロウアドレスRF2が書込ま
れ、4行×512列(スペアロウ側)の2行目のCF2
列のCセルに“H”レベルの値が書込まれる。また、記
憶セル列C2に不良メモリセルDBM2のコラムアドレ
スCF2が書込まれ、4行×8192列(スペアロウ
側)の2行目のRF2列のCセルに“H”レベルの値が
書込まれる。
【0224】不良メモリセルDBM3(ロウアドレスR
F3、コラムアドレスCF3)の検出時には、記憶セル
列R2に記憶されたロウアドレスが、不良メモリセルD
BM3のロウアドレスと一致するため、信号WEa、信
号WEb、信号WEc、信号WEdはすべて“L”レベ
ルのままで、記憶セル列R3への書込は行なわれない。
【0225】また、ロウ置換判定部6100.1からの
信号MSが“L”レベルになるため、コラム置換判定部
6100.1への信号PFMが“L”レベルとなり、記
憶セル列C3への書込は行なわれない。ただし、ロウ置
換判定部6100.1の信号CEb(図18中では、信
号R−MH−CEb)は“H”レベルになるため、4行
×512列の2行目のCF3列のCセルに“H”レベル
の値が書込まれる。
【0226】不良メモリセルDBM4の検出時も同様
に、記憶セル列R3、C3への書込は行なわれないが、
4行×512行(スペアロウ側)の2行目のCF4への
Cセルに“H”レベルの値が書込まれる。
【0227】不良メモリセルDBM5(ロウアドレスR
F5、コラムアドレスCF5)の検出時にも同様に、時
刻t3で信号P/Fが活性となり、記憶セル列R3に不
良メモリセルDBM5のロウアドレスRF5が書込ま
れ、4行×512列(スペアロウ側)の3行目のCF5
(=CF3)列のCセルに“H”レベルの値が書込まれ
る。また、記憶セル列C3に不良メモリセルDBM5の
コラムアドレスCF5が書込まれ、4行×8192列
(スペアコラム側)の3行目のRF5列のCセルに
“H”レベルの値が書込まれる。
【0228】不良メモリセルDBM6〜DBM8の検出
時についても、不良メモリセルDBM1〜DBM3のい
ずれかと同じ動作を行なう。
【0229】テスト終了後、被測定半導体記憶装置がリ
ペア可能な場合、BIST制御部2010は、アドレス
置換判定器6000から、R1〜4、C1〜4、フリッ
プフロップの出力値Q、Cセルの値を読取ることで、す
べての不良メモリセルのアドレスについて知ることがで
きる。BIST制御部2010は、その不良メモリセル
のアドレスから被測定半導体記憶装置がリペア可能かど
うかを判定し、これに応じて、スペアロウデコーダ4
2、スペアコラムデコーダ52に置換するべきアドレス
をプログラムできる。アドレス置換判定器6000は、
回路規模が小さいため、半導体記憶装置への内蔵が容易
であるという利点がある。
【0230】また、アドレス置換判定器6000をメモ
リテスタに用いた場合は、テスト終了後、解析装置40
40は、リペアするアドレスをリペア装置に送ることが
できる。
【0231】実施の形態4のアドレス置換判定器600
0を備えたメモリテスタでは、従来のメモリテスタのフ
ェイルメモリに比べ、回路規模が小さい。そのため、被
測定半導体記憶装置の記憶容量が大きくなっても、元の
回路規模が小さいため、容量増加に対応するためのコス
トの増加が少ないという利点がある。
【0232】実施の形態4では、スペアロウ2本、スペ
アコラム2本の場合を例とした。これに応じて、図15
に示した構成では、(2+2)個の置換するべきアドレ
スを記憶させるために、ロウ側では4個の記憶セル列R
1〜R4が必要であり、コラム側でも4個の記憶セル列
C1〜C4が必要となっている。しかし、スペアの数は
何本であっても、記憶セル列R1〜4、C1〜4の数
と、ロウ置換判定部6100.1、コラム置換判定部6
100.2の端子数と、Cセルの数を増やせば対応可能
である。
【0233】また、半導体記憶装置または半導体記憶装
置を備えた装置では、他の用途で使用され、TGセルま
たはCセルと同じ構成のメモリセルを備えているものが
ある。たとえば、キャッシュメモリやキャッシュヒット
/ミスを判定するためのタグメモリなどである。そのよ
うな装置に実施の形態1〜4の回路を内蔵する場合は、
TGセルをタグメモリと共有したり、またはCセルをキ
ャッシュメモリと共有することが可能である。
【0234】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0235】
【発明の効果】請求項1ないし5記載の半導体装置は、
比較的小さな回路規模で不良メモリセルの検出と冗長解
析とを行なうことが可能で、冗長解析機能を有するテス
ト回路を半導体装置自身に搭載することが可能である。
【0236】請求項6ないし9記載の半導体装置は、請
求項1ないし5記載の半導体装置の奏する効果に加え
て、さらに、回路規模の小さなテスト回路を実現するこ
とが可能である。
【0237】請求項10または12記載の半導体装置
は、請求項1ないし5記載の半導体装置の奏する効果に
加えて、さらに、回路規模の小さなテスト回路を実現す
ることが可能である。
【0238】請求項11記載の半導体装置は、請求項1
0記載の半導体装置の奏する効果に加えて、さらに、置
換されるべきすべての不良アドレスに関する情報を獲得
することが可能である。
【0239】請求項13ないし17記載の半導体装置の
試験装置は、被測定半導体記憶装置または被測定半導体
装置に内蔵される半導体記憶装置のメモリ容量が増加し
た場合でも、高速に不良メモリセルの検出を行ない、か
つ冗長解析を行なうことを簡易な構成で実現可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のダイナミック型半導
体記憶装置1000の全体構成を示す概略ブロック図で
ある。
【図2】 図1に示したBIST回路2000の構成を
説明するための概略ブロック図である。
【図3】 図2に示したアドレス置換判定器3000の
構成を説明するための概略ブロック図である。
【図4】 図3に示したTGセルの構成を示す回路図で
ある。
【図5】 図3に示した第1の置換判定部3100.1
の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図6】 アドレス置換判定器3000の動作を説明す
るための第1のタイミングチャートである。
【図7】 アドレス置換判定器3000の動作を説明す
るための第2のタイミングチャートである。
【図8】 実施の形態2のテスタ4000の構成を示す
概略ブロック図である。
【図9】 各記憶セル列の状態の変化を説明するための
系統図である。
【図10】 実施の形態3のアドレス置換判定器500
0の左半平面の構成を示す概略ブロック図である。
【図11】 実施の形態3のアドレス置換判定器500
0の右半平面の構成を示す概略ブロック図である。
【図12】 アドレス置換判定器5000の動作を説明
するための第1のタイミングチャートである。
【図13】 アドレス置換判定器5000の動作を説明
するための第2のタイミングチャートである。
【図14】 スペアロウが3本で、スペアコラムが3本
である場合、各記憶セル列の状態の変化を説明するため
系統図である。
【図15】 実施の形態4のアドレス置換判定器600
0の構成を示す概略ブロック図である。
【図16】 各Cセルの構成を示す概略ブロック図であ
る。
【図17】 図15に示したロウ置換判定部6100.
1の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図18】 アドレス置換判定器6000の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図19】 半導体記憶装置のメモリアレイ部8010
に対して設けられる冗長回路の構成を示す概略ブロック
図である。
【図20】 メモリテスタ9000の構成を示す概略ブ
ロック図である。
【符号の説明】
11 制御信号入力端子群、13 アドレス信号入力端
子群、15 データ入出力端子群、18 外部電源端
子、19 外部接地端子、26 コントロール回路、3
0 アドレスバッファ、40 行デコーダ、42 スペ
アロウデコーダ、45 ワード線ドライバ、50 列デ
コーダ、52 スペアコラムデコーダ、54 コラム選
択線、60 センスアンプ、70 内部電位発生回路、
72 内部制御信号バス、76 データバス、80 読
出アンプ/書込ドライバ、85 入出力バッファ、10
0 メモリセルアレイ、200 列選択ゲート、100
0DARM、2000 BIST回路、3000 アド
レス置換判定部、3100.1〜3100.6 置換判
定部、 RM1〜RM6 ロウアドレス記憶部、CM1
〜CM6 コラムアドレス記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 12/16 310 G06F 12/16 330A 330 G01R 31/28 V H01L 27/04 B 21/822 H01L 27/04 T Fターム(参考) 2G032 AA07 AB02 AB20 AC03 AD05 AE08 AE11 AK11 5B018 GA03 GA06 HA21 HA25 JA04 JA12 JA21 KA13 KA16 NA02 PA03 QA13 RA11 5F038 DF05 DT08 DT14 DT18 EZ20 5L106 CC14 CC17 DD08 DD22 DD23 DD24

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が記憶データを保持するための複数
    のメモリセルが行列状に配置されるメモリセルアレイを
    備え、 前記メモリセルアレイは、 複数の正規メモリセルを含む正規メモリセルアレイと、 複数の予備メモリセルを含む予備メモリセルアレイとを
    含み、 アドレス信号に応じて、前記メモリセルを選択するため
    のメモリセル選択回路と、 選択された前記メモリセルとの間で前記記憶データを授
    受するためのデータ伝達回路と、 前記正規メモリセル中の不良メモリセルを検出し、いず
    れの前記予備メモリセルで置換するかを決定するテスト
    回路とをさらに備え、 前記テスト回路は、 前記メモリセルを順次選択するための前記アドレス信号
    を生成し、テスト書込み動作において選択された前記メ
    モリセルに書込むテストデータと、テスト読出動作にお
    いて前記メモリセルから読み出されるべき期待値データ
    とを生成する信号生成回路と、 前記テスト読出動作において、前記選択されたメモリセ
    ルからの記憶データと前記期待値データとを比較する比
    較回路と、 前記比較回路の比較結果に応じて、不良メモリセルに対
    応する不良アドレスを記憶するためのアドレス記憶回路
    と、 前記アドレス記憶回路に保持された前記不良アドレスに
    応じて、いずれの前記予備メモリセルで置換するかを判
    定する判定回路とを含み、 前記アドレス記憶回路は、順次検出される不良アドレス
    のうち、すでに記憶されている不良アドレスと異なる不
    良アドレスを選択的に記憶する、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記予備メモリセルアレイは、 m個(m:自然数)の予備メモリセル行と、 n個(n:自然数)の予備メモリセル列とを有し、 前記判定回路は、 前記m個の予備メモリセル行と前記n個の予備メモリセ
    ル列とを、前記不良メモリセルを含む正規メモリセル行
    または正規メモリセル列と順次置換するステップの順序
    の組合せのぞれぞれに対応して設けられる複数の置換判
    定部を含み、 前記アドレス記憶回路は、 前記複数の置換判定部にぞれぞれ対応して設けられ、前
    記不良アドレスのうちm個の不良行アドレスを記憶する
    ためのm個の記憶セル列と、 前記複数の置換判定部にぞれぞれ対応して設けられ、前
    記不良アドレスのうちn個の不良列アドレスを記憶する
    ためのn個の記憶セル列とを含み、 各前記置換判定部は、対応する前記m個の記憶セル列と
    前記n個の記憶セル列とを、すでに記憶されている前記
    不良行アドレスまたは前記不良列アドレスとは少なくと
    も行アドレスまたは列アドレスのいずれか一方が異なる
    不良メモリセルが検出されたときに、対応するステップ
    の順序に従って活性化する、請求項1記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記m個の記憶セル列の各々は、 前記信号生成回路の生成する行アドレス信号の各ビット
    データを受けて、すでに記憶しているビットデータとの
    比較を行なう複数の第1の比較記憶セルと、 前記第1の比較記憶セルの比較結果を伝達する第1の一
    致検出線と、 前記第1の比較記憶セルへの前記ビットデータの書込み
    を指示するための第1の書込み選択線とを有し、 前記n個の記憶セル列の各々は、 前記信号生成回路の生成する列アドレス信号の各ビット
    データを受けて、すでに記憶しているビットデータとの
    比較を行なう複数の第2の比較記憶セルと、 前記第2の比較記憶セルの比較結果を伝達する第2の一
    致検出線と、 前記第2の比較記憶セルへの前記ビットデータの書込み
    を指示するための第2の書込み選択線とを有し、 前記置換判定部は、前記第1および第2の一致検出線に
    より伝達された比較結果に基づいて、前記対応するステ
    ップの順序に従って、前記第1のおよび第2の書込み選
    択線を選択的に活性化する、請求項2記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記アドレス信号のビットデータは、相
    補信号として前記第1および第2の比較記憶セルにそれ
    ぞれ与えられ、 前記記憶セル列の各々は、 対応する一致検出線のレベルをプリチャージするプリチ
    ャージ回路を含み、 各前記第1および第2の比較記憶セルは、 第1および第2の入力ノードを有し、対応するビットデ
    ータを相補的に記憶するための双安定素子と、 前記双安定素子の第1の入力ノードと前記相補信号の一
    方とを、前記第1または第2の書込み選択線のうちの対
    応する一方の活性化に応じて結合する第1のアクセスト
    ランジスタと、 前記双安定素子の第2の入力ノードと前記相補信号の他
    方とを、前記第1または第2の書込み選択線のうちの前
    記対応する一方の活性化に応じて結合する第2のアクセ
    ストランジスタと、 前記相補信号の一方と前記第2の入力ノードの電位レベ
    ルとに応じて、前記対応する一致検出線を放電する第1
    の放電回路と、 前記相補信号の他方と前記第1の入力ノードの電位レベ
    ルとに応じて、前記対応する一致検出線を放電する第2
    の放電回路とを含む、請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記m個の記憶セル列の各々は、 前記第1の書込み選択線のうちの対応する第1の書込み
    選択線が活性化されたことを記憶する第1の更新情報記
    憶回路をさらに有し、 前記n個の記憶セル列の各々は、 前記第2の書込み選択線のうちの対応する第2の書込み
    選択線が活性化されたことを記憶する第2の更新情報記
    憶回路をさらに有し、 各前記置換判定部は、 前記第1および第2の更新情報記憶回路からの情報と、
    前記第1および第2の一致検出線により伝達された比較
    結果に基づいて、すでに記憶されている不良アドレスと
    新たに検出された不良アドレスとが一致しているかを検
    出する一致判定回路と、 前記一致判定回路の判定結果と、前記第1および第2の
    更新情報記憶回路からの情報とに基づいて、前記対応す
    るステップの順序に従って、前記第1のおよび第2の書
    込み選択線を選択的に活性化する書込み選択回路と、 前記m個の予備メモリセル行および前記n個の予備メモ
    リセル列に対して置換されるべき不良アドレスを検出し
    た後に、さらに新たな不良アドレスが検出されるか否か
    に応じて、救済可能性を判定する救済判定回路とを含
    む、請求項3記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記予備メモリセルアレイは、 m個(m:自然数)の予備メモリセル行と、 n個(n:自然数)の予備メモリセル列とを有し、 前記判定回路は、 前記m個の予備メモリセル行と前記n個の予備メモリセ
    ル列とを、前記不良メモリセルを含む正規メモリセル行
    または正規メモリセル列と順次置換するステップの順序
    の組合せのぞれぞれに対応して設けられる複数の置換判
    定部を含み、 前記アドレス記憶回路は、 前記複数の置換判定部のうち、前記順次置換するステッ
    プ中の第i番(i:自然数、1≦i≦m+n)のステッ
    プにおいて、前記第i番のステップに至るまでの前記予
    備メモリセル行と前記予備列メモリセルとの置換順序が
    共通な置換判定部のグループに対応して、前記第i番の
    ステップごとに設けられる複数の記憶セル列とを含み、 各前記置換判定部は、対応する前記複数の記憶セル列
    を、すでに記憶されている前記不良行アドレスまたは前
    記不良列アドレスとは少なくとも行アドレスまたは列ア
    ドレスのいずれか一方が異なる不良メモリセルが検出さ
    れたときに、対応するステップの順序に従って活性化す
    る、請求項1記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の記憶セル列のうち前記予備メ
    モリセル行との置換に対応する記憶セル列の各々は、 前記信号生成回路の生成する行アドレス信号の各ビット
    データを受けて、すでに記憶しているビットデータとの
    比較を行なう複数の第1の比較記憶セルと、 前記第1の比較記憶セルの比較結果を伝達する第1の一
    致検出線と、 前記第1の比較記憶セルへの前記ビットデータの書込み
    を指示するための第1の書込み選択線とを有し、 前記複数の記憶セル列のうち前記予備メモリセル列との
    置換に対応する記憶セル列の各々は、 前記信号生成回路の生成する列アドレス信号の各ビット
    データを受けて、すでに記憶しているビットデータとの
    比較を行なう複数の第2の比較記憶セルと、 前記第2の比較記憶セルの比較結果を伝達する第2の一
    致検出線と、 前記第2の比較記憶セルへの前記ビットデータの書込み
    を指示するための第2の書込み選択線とを有し、 前記置換判定部は、前記第1および第2の一致検出線に
    より伝達された比較結果に基づいて、前記対応するステ
    ップの順序に従って、前記第1のおよび第2の書込み選
    択線を選択的に活性化する、請求項6記載の半導体装
    置。
  8. 【請求項8】 前記アドレス信号のビットデータは、相
    補信号として前記第1および第2の比較記憶セルにそれ
    ぞれ与えられ、 前記記憶セル列の各々は、 対応する一致検出線のレベルをプリチャージするプリチ
    ャージ回路を含み、 各前記第1および第2の比較記憶セルは、 第1および第2の入力ノードを有し、対応するビットデ
    ータを相補的に記憶するための双安定素子と、 前記双安定素子の第1の入力ノードと前記相補信号の一
    方とを、前記第1または第2の書込み選択線のうちの対
    応する一方の活性化に応じて結合する第1のアクセスト
    ランジスタと、 前記双安定素子の第2の入力ノードと前記相補信号の他
    方とを、前記第1または第2の書込み選択線のうちの前
    記対応する一方の活性化に応じて結合する第2のアクセ
    ストランジスタと、 前記相補信号の一方と前記第2の入力ノードの電位レベ
    ルとに応じて、前記対応する一致検出線を放電する第1
    の放電回路と、 前記相補信号の他方と前記第1の入力ノードの電位レベ
    ルとに応じて、前記対応する一致検出線を放電する第2
    の放電回路とを含む、請求項7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の記憶セル列のうち前記予備メ
    モリセル行との置換に対応する記憶セル列の各々は、 前記第1の書込み選択線のうちの対応する第1の書込み
    選択線が活性化されたことを記憶する第1の更新情報記
    憶回路をさらに有し、 前記複数の記憶セル列のうち前記予備メモリセル列との
    置換に対応する記憶セル列の各々は、 前記第2の書込み選択線のうちの対応する第2の書込み
    選択線が活性化されたことを記憶する第2の更新情報記
    憶回路をさらに有し、 各前記置換判定部は、 前記第1および第2の更新情報記憶回路からの情報と、
    前記第1および第2の一致検出線により伝達された比較
    結果に基づいて、すでに記憶されている不良アドレスと
    新たに検出された不良アドレスとが一致しているかを検
    出する一致判定回路と、 前記一致判定回路の判定結果と、前記第1および第2の
    更新情報記憶回路からの情報とに基づいて、前記対応す
    るステップの順序に従って、前記第1のおよび第2の書
    込み選択線を選択的に活性化する書込み選択回路と、 前記m個の予備メモリセル行および前記n個の予備メモ
    リセル列に対して置換されるべき不良アドレスを検出し
    た後に、さらに新たな不良アドレスが検出されるか否か
    に応じて、救済可能性を判定する救済判定回路とを含
    む、請求項7記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記予備メモリセルアレイは、 m個(m:自然数)の予備メモリセル行と、 n個(n:自然数)の予備メモリセル列とを有し、 前記アドレス記憶回路は、 (m+n)個の不良行アドレスを記憶するための(m+
    n)個の第1の記憶セル列と、 前記第1の記憶セル列にそれぞれ対応して設けられ、
    (m+n)個の不良列アドレスを記憶するための(m+
    n)個の第2の記憶セル列とを含み、 前記判定回路は、 前記第1および第2の記憶セル列にすでに記憶されてい
    る前記不良行アドレスまたは前記不良列アドレスとは少
    なくとも行アドレスまたは列アドレスのいずれか一方が
    異なる不良メモリセルが検出されたときに、前記第1お
    よび第2の記憶セル列の次の組に前記新たに検出された
    不良アドレスを記憶させる、請求項1記載の半導体装
    置。
  11. 【請求項11】 前記アドレス記憶回路は、 前記(m+n)個の第1の記憶セル列にそれぞれ対応し
    て設けられる(m+n)個の第3の記憶セル列と、 前記(m+n)個の第2の記憶セル列にそれぞれ対応し
    て設けられる(m+n)個の第4の記憶セル列とをさら
    に含み、 前記判定回路は、 各前記第1の記憶セル列に保持される不良行アドレスと
    同一の行アドレスを有する不良アドレスの不良列アドレ
    スに対応するデータを前記第3の記憶セルのうちの対応
    する第3の記憶セル列に記憶させ、 各前記第2の記憶セル列に保持される不良列アドレスと
    同一の列アドレスを有する不良アドレスの不良行アドレ
    スに対応するデータを前記第4の記憶セルのうちの対応
    する第3の記憶セル列に記憶させる、請求項10記載の
    半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記判定回路は、 前記第1の記憶セル列に対応して設けられる行置換判定
    部と、 前記第2の記憶セル列に対応して設けられる列置換判定
    部とを含み、 前記第1の記憶セル列の各々は、 前記信号生成回路の生成する行アドレス信号の各ビット
    データを受けて、すでに記憶しているビットデータとの
    比較を行なう複数の第1の比較記憶セルと、 前記第1の比較記憶セルの比較結果を伝達する第1の一
    致検出線と、 前記第1の比較記憶セルへの前記ビットデータの書込み
    を指示するための第1の書込み選択線とを有し、 前記第2の記憶セル列の各々は、 前記信号生成回路の生成する列アドレス信号の各ビット
    データを受けて、すでに記憶しているビットデータとの
    比較を行なう複数の第2の比較記憶セルと、 前記第2の比較記憶セルの比較結果を伝達する第2の一
    致検出線と、 前記第2の比較記憶セルへの前記ビットデータの書込み
    を指示するための第2の書込み選択線とを有し、 前記行置換判定部は、前記第1の一致検出線により伝達
    された比較結果および前記列置換判定部の一致検出結果
    とに基づいて、前記第1の書込み選択線を順次活性化
    し、 前記列置換判定部は、前記第2の一致検出線により伝達
    された比較結果および前記行置換判定部の一致検出結果
    とに基づいて、前記第2の書込み選択線を順次活性化す
    る、請求項10記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 正規メモリセルアレイとm個(m:自
    然数)の予備メモリセル行とn個(n:自然数)の予備
    メモリセル列とを有するメモリセルアレイを備えた半導
    体装置の試験装置であって、 前記半導体記憶装置のメモリセルを順次選択するための
    アドレス信号を生成し、テスト書込み動作において選択
    された前記メモリセルに書込むテストデータと、テスト
    読出動作において前記メモリセルから読み出されるべき
    期待値データとを生成する信号生成装置と、 前記テスト読出動作において、前記選択されたメモリセ
    ルからの記憶データと前記期待値データとを比較する比
    較器と、 前記比較器の比較結果に応じて、不良メモリセルに対応
    する不良アドレスを記憶するためのアドレス記憶回路
    と、 前記アドレス記憶回路に保持された前記不良アドレスに
    応じて、いずれの前記予備メモリセルで置換するかを判
    定する判定回路とを含み、 前記アドレス記憶回路は、順次検出される不良アドレス
    のうち、すでに記憶されている不良アドレスと異なる不
    良アドレスを選択的に記憶する、半導体装置の試験装
    置。
  14. 【請求項14】 前記判定回路は、 前記m個の予備メモリセル行と前記n個の予備メモリセ
    ル列とを、前記不良メモリセルを含む正規メモリセル行
    または正規メモリセル列と順次置換するステップの順序
    の組合せのぞれぞれに対応して設けられる複数の置換判
    定部を含み、 前記アドレス記憶回路は、 前記複数の置換判定部にぞれぞれ対応して設けられ、前
    記不良アドレスのうちm個の不良行アドレスを記憶する
    ためのm個の記憶セル列と、 前記複数の置換判定部にぞれぞれ対応して設けられ、前
    記不良アドレスのうちn個の不良列アドレスを記憶する
    ためのn個の記憶セル列とを含み、 各前記置換判定部は、対応する前記m個の記憶セル列と
    前記n個の記憶セル列とを、すでに記憶されている前記
    不良行アドレスまたは前記不良列アドレスとは少なくと
    も行アドレスまたは列アドレスのいずれか一方が異なる
    不良メモリセルが検出されたときに、対応するステップ
    の順序に従って活性化する、請求項13記載の半導体装
    置の試験装置。
  15. 【請求項15】 前記判定回路は、 前記m個の予備メモリセル行と前記n個の予備メモリセ
    ル列とを、前記不良メモリセルを含む正規メモリセル行
    または正規メモリセル列と順次置換するステップの順序
    の組合せのぞれぞれに対応して設けられる複数の置換判
    定部を含み、 前記アドレス記憶回路は、 前記複数の置換判定部のうち、前記順次置換するステッ
    プ中の第i番(i:自然数、1≦i≦m+n)のステッ
    プにおいて、前記第i番のステップに至るまでの前記予
    備メモリセル行と前記予備列メモリセルとの置換順序が
    共通な置換判定部のグループに対応して、前記第i番の
    ステップごとに設けられる複数の記憶セル列とを含み、 各前記置換判定部は、対応する前記複数の記憶セル列
    を、すでに記憶されている前記不良行アドレスまたは前
    記不良列アドレスとは少なくとも行アドレスまたは列ア
    ドレスのいずれか一方が異なる不良メモリセルが検出さ
    れたときに、対応するステップの順序に従って活性化す
    る、請求項13記載の半導体装置の試験装置。
  16. 【請求項16】 前記アドレス記憶回路は、 (m+n)個の不良行アドレスを記憶するための(m+
    n)個の第1の記憶セル列と、 前記第1の記憶セル列にそれぞれ対応して設けられ、
    (m+n)個の不良列アドレスを記憶するための(m+
    n)個の第2の記憶セル列とを含み、 前記判定回路は、 前記第1および第2の記憶セル列にすでに記憶されてい
    る前記不良行アドレスまたは前記不良列アドレスとは少
    なくとも行アドレスまたは列アドレスのいずれか一方が
    異なる不良メモリセルが検出されたときに、前記第1お
    よび第2の記憶セル列の次の組に前記新たに検出された
    不良アドレスを記憶させる、請求項13記載の半導体装
    置の試験装置。
  17. 【請求項17】 前記アドレス記憶回路は、 前記(m+n)個の第1の記憶セル列にそれぞれ対応し
    て設けられる(m+n)個の第3の記憶セル列と、 前記(m+n)個の第2の記憶セル列にそれぞれ対応し
    て設けられる(m+n)個の第4の記憶セル列とをさら
    に含み、 前記判定回路は、 各前記第1の記憶セル列に保持される不良行アドレスと
    同一の行アドレスを有する不良アドレスの不良列アドレ
    スに対応するデータを前記第3の記憶セルのうちの対応
    する第3の記憶セル列に記憶させ、 各前記第2の記憶セル列に保持される不良列アドレスと
    同一の列アドレスを有する不良アドレスの不良行アドレ
    スに対応するデータを前記第4の記憶セルのうちの対応
    する第3の記憶セル列に記憶させる、請求項16記載の
    半導体装置の試験装置。
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